JP7065155B2 - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、情報処理装置及びプログラムに関する。
日本では、セルフメディケーション(自主服薬)推進のため、セルフメディケーション税制が導入されている。セルフメディケーション税制は、要指導医薬品及び一般用医薬品のうち医療用から転用された医薬品、いわゆるスイッチOTC(Over The Counter)医薬品(以下、単にOTC医薬品と称する)の購入費用について、所得控除を受けられる制度である。例えば2017年1月1日から2021年12月31日においては、OTC医薬品を一年間に一世帯で購入した金額(消費税込)の合計が12,000円を超えると、その超えた分の金額A(A=合計-12,000円:Aは、88,000円を上限とする)を、所得控除の対象とすることができる。このような税制度に対応するために、消費者はOTC医薬品を購入した際に薬局等から発行されたレシートを管理する必要がある。
このようなレシートの管理には、電子レシートシステムが有効である。電子レシートシステムは、消費者が一取引で購入した商品の販売データを含むレシートデータを、例えばサーバで個々の消費者に関連付けて保存する。そして、消費者が希望する取引のレシートを当該消費者が使用する情報端末で閲覧可能としたものである。
このような電子レシートシステムを利用してセルフメディケーション税制に対処する場合、OTC医薬品の情報を記憶したデータファイルが必要となる。例えばレシートデータを保存するサーバは、保存しているレシートデータから消費者が購入した商品を検出し、その商品の情報がデータファイルに存在するか確認する。そして存在する場合、サーバは、その商品の購買情報をOTC医薬品の購買情報として、消費者別に管理する。サーバは、消費者別に管理されたOTC医薬品の購買情報から、セルフメディケーション税制に対応した確定申告用の帳票を消費者に提供することができる。
OTC医薬品のデータファイルは、製造販売業者等から提供されるOTC医薬品の販売開始、販売中止等の情報を基に、例えば2ヶ月に1回の割合で定期的に更新される。これに対し、店舗で商品が販売される際にPOS端末等によって照会され、各取引のレシートに含まれる各商品のマスタとなる商品ファイルの更新は、より短期間に頻繁に更新される。このため、新たに販売されたOTC医薬品の場合、レシートデータでは、OTC医薬品として扱われていたとしても、前記データファイルには情報が反映されていない場合があり得る。そのような場合、消費者別の管理データから当該OTC医薬品のデータが漏れてしまう。
国際公開第2017/056443号公報
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、レシートデータに基づき、OTC医薬品の情報を記憶するためのデーファイルに情報が反映されていないOTC医薬品を精度よく抽出することができる情報処理装置を提供しようとするものである。
一実施形態において、情報処理装置は、検出手段と、記憶手段と、出力手段と、を備える。検出手段は、レシートデータに含まれる購買商品に関する情報から、当該購買商品が、年間購入額が所定金額範囲の範囲内のときに税控除を受けられる税制の対象商品であることを示す情報を検出する。記憶手段は、購買商品に関する情報から対象商品であることを示す情報が検出された購買商品を識別するデータが、対象商品を識別するデータを記憶した第1記憶部に存在しない場合、当該購買商品を識別するデータを、第1記憶部に対するメンテナンスデータを記憶するための第2記憶部に記憶させる。出力手段は、第2記憶部に記憶された購買商品を識別するデータで作成されるメンテナンスリストの表示データを、表示デバイスを備えた端末に出力する。
電子レシートシステムの概略構成を示す模式図。 レシートデータの構造を示す模式図。 商品マスタファイルの一例を示す模式図。 電子レシート管理サーバの要部回路構成を示すブロック図。 電子レシート管理サーバの補助記憶デバイスに形成される主要なデータファイルを示す模式図。 図5の店舗ファイルに記憶される店舗データの構造を示す模式図。 図5のOTC医薬品設定ファイルに記憶される商品データの構造を示す模式図。 図5のメンテナンスファイルに記憶されるメンテナンスデータの構造を示す模式図。 電子レシート管理サーバのCPUが実行するOTC医薬品に係る購買金額の会員別集計処理の要部手順を示す流れ図。 電子レシート管理サーバのCPUが実行するOTC医薬品に係る購買金額の会員別集計処理の要部手順を示す流れ図。 電子レシート管理サーバのCPUが実行するOTC医薬品チェック処理の要部手順を示す流れ図。 電子レシート管理サーバのCPUが実行するOTC医薬品設定ファイルのメンテナンス処理の要部手順を示す流れ図。 メンテナンス画面SCの一表示例を示す模式図。
以下、レシートデータに基づき、OTC医薬品の情報を記憶するためのデーファイルに情報が反映されていないOTC医薬品を精度よく抽出することができる情報処理装置の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、この実施形態は、図1に示す電子レシートシステム100の電子レシート管理サーバ10に、上記情報処理装置としての機能を設けた場合である。
電子レシートシステム100は、図1に示すように、電子レシート管理サーバ10と、複数のPOS(Point Of Sales)システム20と、インターネット等のネットワーク30と、このネットワーク30に接続された複数の基地局40と、基地局40との間で無線通信が可能な複数の情報端末50と、管理者端末60と、を含む。電子レシート管理サーバ10は、電子レシートサービスを統括する電子レシート管理センタに構築される。POSシステム20は、電子レシートサービスに加盟する店舗にそれぞれ構築される。情報端末50は、電子レシートサービスを受けるために会員登録を行った消費者が使用する。管理者端末60は、電子レシート管理サーバ10の管理者が使用する。
POSシステム20は、複数のPOS端末21とストアサーバ22とプリンタ23とを含み、これらをLAN(Local Area Network)等の通信回線24で接続してなる。POS端末21は、商取引の決済端末として機能する。ストアサーバ22は、各POS端末21で決済された商取引のデータを基に、店舗全体の売上、在庫等を管理する。プリンタ23は、種々の帳票類の印刷に対応したものである。プリンタ23は、印刷専用機であってもよいし、コピー、ファクシミリ等の多機能を備えた複合機であってもよい。
POSシステム20は、電子レシートシステム100の一部を担うために、会員IDの受付機能と、レシートデータの生成機能とを有する。会員IDは、電子レシートサービスを受けるために会員登録を行った消費者に対して発行される個人識別情報である。会員IDの受付機能は、POS端末21が備える。
POSシステム20は、POS端末21において会員IDの入力を受け付けると、その会員IDで識別される消費者に対する商取引の内容を表すレシート印字データを構造化形式に変換して、電子的なレシートデータ25(図2を参照)を作成する。そしてPOSシステム20は、レシートデータ25を会員IDとともにネットワーク30を介して電子レシート管理サーバ10へと出力する。レシート印字データを構造化形式に変換する処理は、POS端末21が行ってもよいし、ストアサーバ22が行ってもよい。レシート印字データを構造化形式に変換する処理をPOS端末21が行う場合、レシートデータ25はPOS端末21からネットワーク30を介して電子レシート管理サーバ10に直接出力されてもよいし、ストアサーバ22を経由して出力されてもよい。レシート印字データを構造化形式に変換する処理をストアサーバ22が行う場合には、レシートデータ25はストアサーバ22からネットワーク30を介して電子レシート管理サーバ10に出力される。なお、レシート印字データを構造化形式に変換する処理については周知の技術であるので、ここでの詳細な説明は省略する。
図2は、レシートデータ25の構造を示す模式図である。レシートデータ25は、会員ID、店舗コード、取引日時、取引番号、商品販売データ及び決済データを含む。商品販売データは、商品コード、分類コード、商品名、単価、点数、金額等を含む。決済データは、決済金額、決済種別、支払情報等を含む。
店舗コードは、各店舗を識別するために店舗毎に設定された一意のコードである。取引日時は、例えばPOS端末21において商取引が開始された時点又は決済された時点の日付と時刻である。取引番号は、商取引毎に発番される一意の番号である。商品コードは、各商品を識別するために商品毎に設定された一意のコードである。分類コードは、各商品の属性に基づく商品分類(食料品、日用品、医療品、衣料品等)を識別するために商品分類毎に設定された一意のコードである。商品名は、対応する商品コードで識別される商品に付された名称であり、単価は、当該商品1点あたりの価格である。点数は、1商取引における同一商品の購買個数であり、金額は、単価に点数を乗算して算出された値である。決済金額は、商取引を決済するために会員が支払う金額である。決済種別は、決済金額に対する支払いの種類(現金、クレジットカード、ポイント、金券等)を特定する情報であり、支払情報は、その決済種別での支払金額である。
図1に説明を戻す。
ストアサーバ22は、商品マスタファイル26を管理する。商品マスタファイル26は、店舗で販売される各商品の基本情報を記憶する。基本情報は、商品コード、分類コード、商品名、単価等の項目を含む。
図3は、商品マスタファイル26の一例を示す模式図である。図3において、商品マスタファイル26Aは、第1店舗のストアサーバ22で管理される。商品マスタファイル26Bは、第2店舗のストアサーバ22で管理される。第1店舗及び第2店舗は、いずれもOTC医薬品を販売する薬店、ドラッグストア、調剤薬局等である。第1店舗と第2店舗とは、それぞれ異なる企業体によって運営される。
図3において、商品コード「2222222222」の商品「医薬品B」は、OTC医薬品である。そして商品マスタファイル26Aにおいては、商品「医薬品B」の商品名の先頭に星マークが付されている。商品マスタファイル26Bにおいては、商品「医薬品B」の商品名の先頭に二重丸マークが付されている。星マークは、第1店舗を運営する企業体がOTC医薬品、すなわち年間購入額が所定金額範囲の範囲内のときに税控除を受けられる税制の対象商品であることを識別するための情報として定めたマークである。同様に、二重丸マークは、第2店舗を運営する企業体が同対象商品であることを識別するための情報として定めたマークである。
因みに、セルフメディケーション税制を導入するにあたり、レシート等の証明書類には、商品名、金額、販売店名、購入日とともに、当該商品がOTC医薬品である旨を明記することが定められている。そして、OTC医薬品である旨を明記する方法として、商品名の前に上記のようなマークを付すとともに、当該マークが付されている商品がOTC医薬品である旨を証明書類に記載する方法、又は、OTC医薬品のみ合計額を分けて記載する方法がある。
再び、図1に説明を戻す。
情報端末50は、少なくとも表示デバイスと、入力デバイスと、無線通信デバイスとを備える。また情報端末50は、Webブラウザを備える。そして電子レシートサービスを受ける消費者は、専用のアプリケーションプログラムである電子レシート閲覧プログラムを情報端末50にインストールする。この電子レシート閲覧プログラムを情報端末50にインストールすることで、会員登録、レシート画像の閲覧及びセルフメディケーション税制に対応した確定申告用の帳票出力等が可能となる。会員登録を行うことで、情報端末50のメモリに形成された電子レシート閲覧プログラムの管理領域に会員IDが設定される。この種の情報端末50としては、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、ノートパソコン等の電子機器が使用される。
電子レシート管理サーバ10は、各店舗のPOSシステム20から出力されるレシートデータ25を一定期間保存する。そして電子レシート管理サーバ10は、情報端末50からの閲覧要求に応答して、レシートデータ25に基づいて作成したレシート画像のデータを、閲覧要求元の情報端末50へと送信する。また電子レシート管理サーバ10は、情報端末50からの作成要求に応答して、セルフメディケーション税制に対応した確定申告用の帳票を作成する。帳票は、例えばPOSシステム20のプリンタ23を介して印刷出力することが可能である。
管理者端末60は、少なくとも表示デバイスと、入力デバイスと、ネットワーク30用の通信ユニットとを備える。管理者端末60は、ネットワーク30を介して電子レシート管理サーバ10とデータ通信が可能である。管理者端末60は、電子レシート管理サーバ10で管理されるデータファイルのメンテナンスに供される。換言すれば、管理者端末60には、上記データファイルのメンテナンスを制御するためのアプリケーションプログラムがインストールされている。メンテナンス対象となるデータファイルについては、後述する。また、メンテナンスの処理手順についても後述する。この種の管理者端末60としては、パソコン、スマートフォン、タブレット端末等が使用される。
図4は、電子レシート管理サーバ10の要部回路構成を示すブロック図である。電子レシート管理サーバ10は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、補助記憶デバイス14、時計部15及び通信ユニット16等を備える。CPU11と、ROM12、RAM13、補助記憶デバイス14、時計部15及び通信ユニット16とは、アドレスバス、データバス等のシステム伝送路17で接続される。
電子レシート管理サーバ10は、CPU11、ROM12、RAM13及び補助記憶デバイス14と、これらを接続するシステム伝送路17とによってコンピュータを構成する。
CPU11は、上記コンピュータの中枢部分に相当する。CPU11は、オペレーティングシステムやアプリケーションプログラムに従って、電子レシート管理サーバ10としての各種の機能を実現するべく各部を制御する。
ROM12は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。ROM12は、上記のオペレーティングシステムやアプリケーションプログラムを記憶する。ROM12は、CPU11が各部を制御するための処理を実行する上で必要なデータを記憶する場合もある。
RAM13は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。RAM13は、CPU11が処理を実行する上で必要なデータを記憶する。またRAM13は、CPU11によって情報が適宜書き換えられるワークエリアとしても利用される。
補助記憶デバイス14は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。補助記憶デバイス14は、上記のオペレーティングシステムやアプリケーションプログラムを記憶する場合がある。また補助記憶デバイス14は、CPU11が各種の処理を行う上で使用するデータ、あるいはCPU11での処理によって生成されたデータを保存する場合がある。補助記憶デバイス14としては、例えばEEPROM(Electric Erasable Programmable Read-Only Memory)、HDD(Hard Disc Drive)、あるいはSSD(Solid State Drive)等を使用できる。
時計部15は、現在の日付及び時刻を計時する。
通信ユニット16は、POSシステム20、情報端末50または管理者端末60とネットワーク30を介して所定のプロトコルによりデータ通信を行う。
かかる構成の電子レシート管理サーバ10は、図5に示すように、補助記憶デバイス14の記憶領域の一部を、会員ファイル141、店舗ファイル142、電子レシートファイル143、月間集計ファイル144、OTC医薬品設定ファイル145及びメンテナンスファイル146として使用する。
会員ファイル141は、電子レシートサービスを受けるために会員登録を行った消費者毎に作成される会員データを記憶するための領域である。会員データは、会員ID、メールアドレス、パスワード等の情報を含む。メールアドレス、パスワードは、会員IDで識別される消費者が情報端末50を操作して任意に設定した情報である。
店舗ファイル142は、電子レシートサービスに加盟する店舗毎に作成される店舗データ142R(図6を参照)を記憶するための領域である。図6に示すように店舗データ142Rは、店舗コード、企業コード、OTC医薬品識別マーク、プリンタアドレス等の情報を含む。企業コードは、店舗コードで識別される店舗を運営する企業体固有の情報である。OTC医薬品識別マークは、店舗コードで識別される店舗を運営する企業体が、OTC医薬品であることを識別するための情報として定めたマークである。プリンタアドレスは、店舗コードで識別される店舗のPOSシステム20に組み込まれたプリンタ23を特定するための通信アドレスである。プリンタ23は、セルフメディケーション税制に対応した確定申告用の帳票を印刷する機器として店舗側から指定されたものである。
電子レシートファイル143は、各POSシステム20からネットワーク30を介して受信したレシートデータ25を会員ID別に一定期間記憶するための領域である。
月間集計ファイル144は、電子レシートサービスを受けるために会員登録を行った消費者毎に年月別に作成される月間集計データを記憶するための領域である。月間集計データは、一か月を単位として商品分類毎にその分類に属する商品の購買金額を合計したデータである。また月間集計データは、一か月を単位としてOTC医薬品の購買金額を合計したデータを含む。
OTC医薬品設定ファイル145は、厚生労働省からセルフメディケーション税制の対象品目として公表されたOTC医薬品の商品データ145R(図7を参照)を記憶するための領域である。図7に示すように商品データ145Rは、商品コード、商品名、有効フラグ等の情報を含む。有効フラグは、商品コードで識別される商品がOTC医薬品として有効であるか否かを識別する2ビットの情報である。例えば有効フラグが“1”のとき、当該商品はOTC医薬品として有効である。例えば有効フラグが“0”のとき、当該商品はOTC医薬品として無効である。OTC医薬品設定ファイル145は、製造販売業者等から厚生労働省に対して提供されるOTC医薬品の販売開始、販売中止等の情報を基に、例えば2ヶ月に1回の割合で定期的に商品データ145Rが更新される。本実施形態において、OTC医薬品設定ファイル145は、メンテナンス対象となるデータファイルである。
メンテナンスファイル146は、そのメンテナンス対象となるOTC医薬品設定ファイル145に対するメンテナンスデータ146R(図8を参照)を記憶するための領域である。図8に示すように、メンテナンスデータ146Rは、商品コード、商品名、ステータス、登録日時及び更新日時を含む。ステータスは、メンテナンスデータ146Rの反映状態を表す情報であり、反映状態には、「未処理」と「登録済」と「登録せず」がある。例えばステータス=0は、反映状態「未処理」を表し、ステータス=1は、反映状態「登録済」を表し、ステータス=9は、反映状態「登録せず」を表す。登録日時は、メンテナンスデータ146Rがメンテナンスファイル146に登録された時点の日時である。更新日時は、メンテナンスデータ146Rの反映状態が更新された時点の日時である。
ここに、OTC医薬品設定ファイル145は第1記憶部を構成し、メンテナンスファイル146は第2記憶部を構成する。
なお、各ファイル141~146に記憶されるデータの項目は、上述した項目に限定されるものではない。他の項目をさらに含んでデータが構成されていてもよい。
次に、電子レシート管理サーバ10のCPU11が実行する主要な情報処理について説明する。始めに、OTC医薬品に係る購買金額の会員別集計処理について、図9及び図10を用いて説明する。なお、図9及び図10に示すとともに以下に説明する処理の内容は一例である。同様な結果を得ることが可能であればその手順及び内容は特に限定されるものではない。
時計部15で計時される時刻が予め定められた時刻になると、CPU11は、図9及び図10の流れ図に示す手順の情報処理を開始する。なお、時刻は任意である。また、1日に定められる時刻は1つとは限らない。2以上の時刻が定められていてもよい。
当該情報処理が開始されると、CPU11は、先ず、図9のAct1として、カウンタnを“0”にリセットする。カウンタnは、例えばRAM13に形成されている。カウンタnをリセットした後、CPU11は、Act2として、そのカウンタnを“1”だけカウントアップする。そしてCPU11は、Act3として、会員ファイル141からn番目(nはカウンタnのカウント値)の会員データを検出する。
CPU11は、Act4として、会員ファイル141からn番目の会員データを検出できたか否かを確認する。検出できた場合(Act4、YES)、CPU11は、Act5として、そのn番目の会員データから会員IDを検出する。
次いでCPU11は、Act6として、電子レシートファイル143を検索して、前回の処理後に電子レシートファイル143に新たに追加されたレシートデータ25を順番に読み込む。そしてCPU11は、Act7として、当該レシートデータ25の会員IDが、Act5の処理で検出した会員IDと一致するか否かを判断する。一致しない場合、CPU11は、Act8として、電子レシートファイル143の検索を終了したか否かを判断する。終了していない場合(Act8、NO)、CPU11は、Act6に戻り、電子レシートファイル143の検索を継続する。
CPU11は、Act5の処理で検出した会員IDを含むレシートデータ25を電子レシートファイル143から読み込むと(Act7、YES)、図10のAct11として、そのレシートデータ25から店舗コードを検出する。そしてCPU11は、Act12として、店舗ファイル142を検索し、Act9の処理で検出した店舗コードを含む店舗データ142Rを取得して、その店舗データ142RからOTC医薬品識別マークを検出する。
次いでCPU11は、Act13として、上記レシートデータ25から商品販売データを順番に検出する。そしてCPU11は、Act14として、その商品販売データに含まれる商品名に、Act10の処理で検出したOTC医薬品識別マークが付加されているか否かを判断する。
CPU11は、商品名にOTC医薬品識別マークが付加された商品販売データを検出すると(Act14、YES)、Act15として、その商品販売データに含まれる商品コードを含む有効な商品データ145RがOTC医薬品設定ファイル145に存在するか否かをチェックする。ここで、有効な商品データ145Rとは、有効フラグが“1”にセットされている商品データ145Rを示す。
該当する商品データ145RがOTC医薬品設定ファイル145に存在する場合(Act16、YES)、Act13の処理で検出された商品販売データは、前回の処理後に会員IDで特定される会員が購入したOTC医薬品のデータである。CPU11は、Act17として、当該商品販売データをRAM13のワークエリアに格納する。その後、CPU11は、Act18へと進む。
一方、商品名にOTC医薬品識別マークが付加されていない場合には(Act14、NO)、CPU11は、Act15乃至Act17の処理をスキップして、Act18へと進む。また、商品名にOTC医薬品識別マークが付加されていたものの、該当する商品データ145RがOTC医薬品設定ファイル145に存在しない場合にも(Act16、NO)、CPU11は、Act17の処理をスキップして、Act18へと進む。
Act18では、CPU11は、電子レシートファイル143から読み込んだレシートデータ25から商品販売データを検出し終えたか否かを判断する。検出し終えていない場合(Act18、NO)、CPU11は、Act13の処理に戻る。そしてCPU11は、Act13乃至Act18の処理を前記と同様に繰り返す。
こうして、レシートデータ25から商品販売データを全て検出し終えると(Act18、YES)、CPU11は、図9のAct8に進む。すなわちCPU11は、電子レシートファイル143の検索を終了したか否かを判断する。終了していない場合(Act8、NO)、CPU11は、Act6に戻り、電子レシートファイル143の検索を継続する。
こうして、電子レシートファイル143の検索を終了すると(Act8、YES)、CPU11は、ワークエリアに格納されたOTC医薬品の商品販売データに基づき、会員別の集計処理を行う。すなわちCPU11は、Act5の処理で取得した会員IDで月間集計ファイル144を検索して、当該会員IDが設定された月間集計データに含まれるOTC医薬品の購買金額合計額に、ワークエリアに格納された商品販売データの金額を加算する。
集計処理を終えると、CPU11は、Act2に戻る。すなわちCPU11は、カウンタnをさらに“1”だけカウントアップする。そしてCPU11は、会員ファイル141からn番目の会員データを検出する。
CPU11は、会員ファイル141からn番目の会員データを検出できなかった場合(Act4、NO)、すなわち会員ファイル141に記憶された全ての会員データについてAct5以降の処理を終えたならば、この情報処理を終了する。
次に、POSシステム20からのレシートデータ25を受信する毎にCPU11が実行するOTC医薬品チェック処理について、図11を用いて説明する。なお、図11に示すとともに以下に説明する処理の内容は一例である。同様な結果を得ることが可能であればその手順及び内容は特に限定されるものではない。
CPU11は、Act21としてレシートデータの受信を待機している。通信ユニット16を介してレシートデータ25を受信すると(Act21、YES)、CPU11は、Act22として判定フラグFを“0”にリセットする。判定フラグFは、RAM13に記憶されている。
CPU11は、Act23としてそのレシートデータ25から店舗コードを検出する。そしてCPU11は、Act24として、店舗ファイル142を検索し、Act23の処理で検出した店舗コードを含む店舗データ142RからOTC医薬品識別マークを検出する。
次いでCPU11は、Act25として、そのレシートデータ25から商品販売データを順番に検出する。そしてCPU11は、Act26として、その商品販売データに含まれる商品名に、Act24の処理で検出したOTC医薬品識別マークが付加されているか否かを判断する。OTC医薬品識別マークが付加されていない場合(Act26、NO)、CPU11は、Act33の処理へと進む。
商品名にOTC医薬品識別マークが付加された商品販売データを検出した場合(Act26、YES)、CPU11は、Act27として、その商品販売データに含まれる商品コードを含む有効な商品データ145RがOTC医薬品設定ファイル145に存在するか否かをチェックする。そして存在する場合(Act28、YES)、CPU11は、Act33の処理へと進む。
これに対し、該当する商品データ145RがOTC医薬品設定ファイル145に存在しない場合には(Act28、NO)、CPU11は、Act29として、OTC医薬品識別マークが付加された商品販売データの商品コードと商品名とを含むメンテナンスデータ146Rが既にメンテナンスファイル146に保存されているか否かを確認する。重複するメンテナンスデータ146Rが既にメンテナンスファイル146に保存されている場合(Act29、YES)、CPU11は、Act33の処理へと進む。
これに対し、重複するメンテナンスデータ146Rがメンテナンスファイル146に保存されていない場合(Act29、NO)、CPU11は、Act30として、そのOTC医薬品識別マークが付加された商品販売データの商品コードと商品名とを含むメンテナンスデータ146Rをメンテナンスファイル146に書き込み、保存する。このとき、当該メンテナンスデータ146Rの登録日時及び更新日時は、時計部15で計時されている現在日時とする。
メンテナンスファイル146への書込みを終了すると、CPU11は、Act31として、判定フラグFが“1”にセットされているか否かを確認する。そしてセットされていない場合(Act31、NO)、CPU11は、Act32として、判定フラグFを“1”にセットする。判定フラグFが既に“1”にセットされているか(Act31、NO)、Act32にて“1”にセットした場合、CPU11は、Act33へと進む。
Act33では、CPU11は、レシートデータ25から商品販売データを検出し終えたか否かを判断する。検出し終えていない場合(Act33、NO)、CPU11は、Act25の処理に戻る。そしてCPU11は、Act25乃至Act33の処理を前記と同様に繰り返す。
こうして、レシートデータ25から商品販売データを全て検出し終えると(Act33、YES)、CPU11は、Act34として判定フラグFが“1”にセットされているか否かを確認する。そしてセットされていた場合(Act33、YES)、CPU11は、Act35として、メンテナンスデータ146Rがメンテナンスファイル146に書き込まれたことをメンテナンス担当のオペレータに通知する。具体的にはCPU11は、管理者端末60宛の電子メールを自動的に発信し、この電子メールの本文によって、メンテナンスファイル146に書き込まれたことを通知する。なお、Act34において、判定フラグFが“0”にリセットされていた場合には(Act34、NO)、メンテナンスデータ146Rがメンテナンスファイル146に書き込まれていない。この場合、CPU11は、Act35の処理をスキップする。以上で、CPU11は、レシートデータを受信した後の処理を終了する。
ここに、CPU11を主体とする電子レシート管理サーバ10のコンピュータは、図11のAct21乃至Act26の処理を実行することにより、検出手段を構成する。また、同コンピュータは、図11のAct27乃至Act30の処理を実行することにより、記憶手段を構成する。また、同コンピュータは、図11のAct31乃至Act32の処理を実行することにより、通知手段を構成する。
かくして、商品名にマークが付与された商品販売データの商品コードと商品名とを含む商品データ145RがOTC医薬品設定ファイル145に存在しない場合に、その商品販売データに係るメンテナンスデータ146Rがメンテナンスファイル146に記憶される。
一般に、製造販売業者等からOTC医薬品の販売開始に関する情報が提供されると、各店舗では、商品マスタファイル26が更新される。また、電子レシート管理センタにおいても、OTC医薬品設定ファイル145が更新される。しかし、商品マスタファイル26が更新されるタイミングとOTC医薬品設定ファイル145が更新されるタイミングは同期していない。このため、上述したように、商品名にマークが付与された商品販売データの商品コードと商品名とを含む商品データ145RがOTC医薬品設定ファイル145に存在しない場合が生じ得る。このような場合、本実施形態では、その商品コードと商品名とを含むメンテナンスデータ146Rがメンテナンスファイル146に記憶される。
次に、CPU11が実行するOTC医薬品設定ファイル145のメンテナンス処理について、図12を用いて説明する。なお、図12に示すとともに以下に説明する処理の内容は一例である。同様な結果を得ることが可能であればその手順及び内容は特に限定されるものではない。
メンテナンスデータ146Rがメンテナンスファイル146に書き込まれたことを通知する電子メールを確認した管理者端末60のオペレータは、管理者端末60を操作して、メンテナンス用のアプリケーションプログラムを起動する。この起動により、管理者端末60から電子レシート管理サーバ10に宛てて、メンテナンスコマンドが送信される。
電子レシート管理サーバ10のCPU11は、図12のAct41として、メンテナンスコマンドを待機している。そしてCPU11は、通信ユニット16を介してメンテナンスコマンドを受信したことを検知すると(Act41、YES)、ACT42として、メンテナンスファイル146に保存されたメンテナンスデータ146Rに基づき、メンテナンスリストの表示データを作成する。メンテナンスリストは、反映状態が「未処理」のメンテナンスデータ146Rのリストである。CPU11は、Act43として、この表示データを管理者端末60に送信するように、通信ユニット16を制御する。この制御により、メンテナンスリストの表示データがネットワーク30を介して管理者端末60へと送信される。この表示データを受信した管理者端末60では、表示デバイスにメンテナンス画面SC(図13を参照)が表示される。
図13は、メンテナンス画面SCの一例である。図13に示すように、メンテナンス画面SCには、メンテナンスリストLと、登録ボタンB1と、中止ボタンB2とが表示される。メンテナンスリストLは、メンテナンスデータ146Rを構成する商品コード及び商品名と、登録日時、更新日時、反映状態を一覧にしたものである。登録日時は、図11のAct30において、メンテナンスファイル146に書き込まれたときの日時である。更新日時は、反映状態が更新されたときの日時である。メンテナンスリストLには、各商品コードと対応付けて、チェックボックスCBが表示されている。
メンテナンス画面SCを確認したオペレータは、メンテナンスリストLのなかからOTC医薬品として公表されている商品を選択し、対応するチェックボックスCBにチェックを入れる。そしてオペレータは、登録ボタンB1を入力する。登録ボタンB1が入力されると、管理者端末60から電子レシート管理サーバ10に宛てて、登録コマンドが送信される。登録コマンドには、メンテナンスリストLにおいて、対応するチェックボックスCBにチェックが入れられた商品コードと商品名との対データが含まれる。なお、登録ボタンB1を入力することなくメンテナンス業務を終了する場合には、オペレータは中止ボタンB2を入力する。中止ボタンB2が入力されると、管理者端末60から電子レシート管理サーバ10に宛てて、中止コマンドが送信される。
メンテナンスリストの表示データを送信した電子レシート管理サーバ10のCPU11は、Act44として中止コマンドを受信したか否かを確認する。中止コマンドを受信していない場合(Act44、NO)、CPU11は、Act45として登録コマンドを受信したか否かを確認する。登録コマンドを受信していない場合(Act45、NO)、CPU11は、Act44に戻る。かくしてCPU11は、Act44及びAct45の処理により、中止コマンド又は登録コマンドを受信するのを待ち受ける。
この待ち受け状態において、通信ユニット16を介して中止コマンドを受信したことを検知した場合には(Act44、YES)、CPU11は、この処理を終了する。
一方、登録コマンドを受信したことを検知した場合には(Act45、YES)、CPU11は、Act46として、その登録コマンドから商品コードと商品名との対データを検出する。そしてCPU11は、この対データを含むOTC医薬品の商品データ145Rを作成し、OTC医薬品設定ファイル145に追加する。このとき、商品データ145Rの有効フラグは、有効状態を示す“1”にセットする。
こうして、登録コマンドに含まれていた対データの商品コードと商品名とを含む商品データ145RをOTC医薬品設定ファイル145に追加し終えたならば、CPU11は、Act47として、メンテナンスデータ146Rのステータスを更新する。具体的には、OTC医薬品設定ファイル145に追加されたメンテナンスデータ146Rについては、反映状態を「未処理」から「登録済」にも更新する。一方、OTC医薬品設定ファイル145に追加されなかったメンテナンスデータ146Rについては、反映状態を「未処理」から「登録せず」に更新する。また、以上で、CPU11は、この処理を終了する。
ここに、CPU11を主体とする電子レシート管理サーバ10のコンピュータは、図12のAct45及びAct46の処理を実行することにより、追加手段を構成する。また同コンピュータは、図12のAct42およびAct43の処理を実行することにより、受付手段を構成する。
このように本実施形態の電子レシート管理サーバ10によれば、各店舗のPOSシステム20から受信したレシートデータに基づき、OTC医薬品設定ファイル145に情報が反映されていないOTC医薬品を精度よく抽出することができる。
また、電子レシート管理サーバ10によれば、OTC医薬品設定ファイル145に情報が反映されていないOTC医薬品が抽出されたことを、メンテナンス担当のオペレータに通知することができる。
また、電子レシート管理サーバ10によれば、メンテナンス担当のオペレータからの指示に応じて、OTC医薬品設定ファイル145に情報が反映されていないOTC医薬品の情報をOTC医薬品設定ファイル145に追加することができる。したがって、OTC医薬品に係る購買金額の会員別集計処理が開始される前に、OTC医薬品設定ファイル145に欠落していた情報を追加することによって、電子レシート管理サーバ10は、消費者別のOTC医薬品の購買情報を精度よく管理することができる。
ところで、各店舗で商品マスタファイル26を更新する際に、誤ってOTC医薬品以外の商品にマークを付与してしまう場合があり得る。その場合、本実施形態においては、OTC医薬品でない商品のデータがメンテナンスファイル146に記憶される。しかし、本実施形態では、電子レシート管理サーバ10がメンテナンスファイル146に記憶されたデータを基にメンテナンスリストLを作成し、このメンテナンスリストLを管理者端末60の表示デバイスに表示させて、OTC医薬品設定ファイル145に追加するか否かの選択を受け付けるようにしている。したがって、誤ってOTC医薬品以外の商品に係るデータがOTC医薬品設定ファイル145に追加されるのを未然に防ぐことができる。
次に、本実施形態の変形列について説明する。
前記実施形態では、電子レシート管理サーバ10に、上記情報処理装置としての機能を設けた場合を示した。この点に関しては、電子レシート管理サーバ10以外のコンピュータ機器に上記情報処理装置としての機能を設けてもよい。この場合、情報処理装置としての機能を有するコンピュータ機器は、電子レシート管理サーバ10と通信手段を介して接続するとともに、メンテナンスファイル146を備える。そしてコンピュータ機器は、電子レシート管理サーバ10で受信したレシートデータ25を取込み、図11及び図12の流れ図に示した情報処理を実行する。そうすることにより、OTC医薬品設定ファイル145に情報が反映されていないOTC医薬品を精度よく抽出できるコンピュータ機器を実現することができる。このようなコンピュータ機器は、例えば管理者端末60であってもよい。
前記実施形態では、店舗ファイル142に記憶される店舗データにOTC医薬品識別マークを含ませた。そして電子レシート管理サーバ10は、レシートデータに含まれる店舗コードで店舗ファイル142を検索して、その店舗で使用されるマークを取得するようにした。この点に関しては、次のようにしてもよい。すなわち、レシートデータには、OTC医薬品の商品名に付加されるマークとともに、そのマークが付されている商品がOTC医薬品である旨のテキストが含まれる。そこで、電子レシート管理サーバ10は、このテキストを解析してマークを取得する。こうすることにより、店舗ファイル142において、店舗毎にOTC医薬品識別マークを記憶する必要はなくなる。
なお、前記実施形態では、店舗ファイル142において店舗を単位としてOTC医薬品識別マークを設定する場合を示したが、店舗を運営する企業体を単位としてOTC医薬品識別マークを設定してもよい。この場合、レシートデータ25に企業体を識別する企業体コードを含ませる。そして、各企業体の企業体コード別にOTC医薬品識別マークを一元的に管理するデータファイルを電子レシート管理サーバ10に設ける。こうすることにより、企業体を単位としてOTC医薬品識別マークを設定することができる。また、同データファイルに店舗コードを組み入れることにより、企業体コードと店舗コードとの組み合わせによってOTC医薬品識別マークを設定することも可能となる。
また、購買商品がOTC医薬品であることを示す情報は、必ずしもマークでなくてもよい。レシートデータに含まれる商品販売データに、OTC医薬品であることを示すマーク以外の情報を含ませてもよい。
前記実施形態では、メンテナンス画面SCを確認したオペレータが、メンテナンスリストLのなかからOTC医薬品として公表されている商品に対応するチェックボックスCBにチェックを入れるようにした。この点に関しては、デフォルトとしてチェックボックスCBにチェックが入っており、OTC医薬品以外の商品に対応したチェックボックスCBからチェックを外すようにしてもよい。
前記実施形態では、年間購入額が所定金額範囲の範囲内のときに税控除を受けられる税制の対象商品をOTC医薬品とした。対象商品は、必ずしもOTC医薬品に限定されるものではない。同様の税制対象商品に対して、本実施形態は同様に適用できるものである。
なお、情報処理装置の譲渡は一般に、プログラムがROM12又は補助記憶デバイス14に記憶された状態にて行われる。しかしこれに限らず、プログラムがROM12又は補助記憶デバイス14に記憶されていない状態で譲渡されてもよい。そしてこの場合は、情報処理装置が備える書き込み可能な記憶デバイスに、この情報処理装置とは個別に譲渡されたプログラムがユーザなどの操作に応じて書き込まれる。プログラムの譲渡は、リムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介した通信により行うことができる。記録媒体は、CD-ROM,メモリカード等のようにプログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能であれば、その形態は問わない。また、プログラムのインストールやダウンロードにより得る機能は、装置内部のOS(オペレーティング・システム)等と協働してその機能を実現させるものであってもよい。
この他、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]レシートデータに含まれる購買商品に関する情報から、当該購買商品が、年間購入額が所定金額範囲の範囲内のときに税控除を受けられる税制の対象商品であることを示す情報を検出する検出手段と、前記購買商品に関する情報から前記対象商品であることを示す情報が検出された購買商品を識別するデータが、前記対象商品を識別するデータを記憶した第1記憶部に存在しない場合、当該購買商品を識別するデータを第2記憶部に記憶させる記憶手段と、を具備する情報処理装置。
[2]前記購買商品を識別するデータが前記第2記憶部に記憶されたことを外部に通知する通知手段、をさらに具備する付記[1]記載の情報処理装置。
[3]前記第2記憶部に記憶された前記購買商品を識別するデータを前記第1記憶部に追加する追加手段、をさらに具備する付記[1]又は[2]記載の情報処理装置。
[4]前記第2記憶部に記憶された前記購買商品を識別するデータを前記第1記憶部に追加するか否かを受け付ける受付手段、をさらに具備し、前記追加手段は、前記追加することを受け付けた前記購買商品を識別するデータを前記第1記憶部に追加する、付記[3]記載の情報処理装置。
[5]前記検出手段は、前記購買商品に関する情報に含まれる商品名に所定のマークが付与されているか確認し、付与されている場合、そのマークを前記対象商品であることを示す情報として検出する、付記[1]乃至[4]のうちいずれか1項記載の情報処理装置。
[6]コンピュータを、レシートデータに含まれる購買商品に関する情報から、当該購買商品が、年間購入額が所定金額範囲の範囲内のときに税控除を受けられる税制の対象商品であることを示す情報を検出する検出手段、及び、前記購買商品に関する情報から前記対象商品であることを示す情報が検出された購買商品を識別するデータが、前記対象商品を識別するデータを記憶した第1記憶部に存在しない場合、当該購買商品を識別するデータを第2記憶部に記憶させる記憶手段、として機能させるためのプログラム。
10…電子レシート管理サーバ、20…POSシステム、21…POS端末、22…ストアサーバ、23…プリンタ、25…レシートデータ、26…商品マスタファイル、30…ネットワーク、40…基地局、50…情報端末、60…管理者端末、100…電子レシートシステム、141…会員ファイル、142…店舗ファイル、143…電子レシートファイル、144…月間集計ファイル、145…OTC医薬品設定ファイル、146…メンテナンスファイル。

Claims (6)

  1. レシートデータに含まれる購買商品に関する情報から、当該購買商品が、年間購入額が所定金額範囲の範囲内のときに税控除を受けられる税制の対象商品であることを示す情報を検出する検出手段と、
    前記購買商品に関する情報から前記対象商品であることを示す情報が検出された購買商品を識別するデータが、前記対象商品を識別するデータを記憶した第1記憶部に存在しない場合、当該購買商品を識別するデータを、前記第1記憶部に対するメンテナンスデータを記憶するための第2記憶部に記憶させる記憶手段と、
    前記第2記憶部に記憶された前記購買商品を識別するデータで作成されるメンテナンスリストの表示データを、表示デバイスを備えた端末に出力する出力手段と、を具備する情報処理装置。
  2. 前記購買商品を識別するデータが前記第2記憶部に記憶されたことを前記端末に通知する通知手段、
    をさらに具備する請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記第2記憶部に記憶された前記購買商品を識別するデータを前記第1記憶部に追加する追加手段、
    をさらに具備する請求項1又は2記載の情報処理装置。
  4. 前記出力手段により前記端末に出力された前記表示データの作成に用いられた前記購買商品を識別するデータを前記第1記憶部に追加するか否かを受け付ける受付手段、をさらに具備し、
    前記追加手段は、前記追加することを受け付けた前記購買商品を識別するデータを前記第1記憶部に追加する、請求項3記載の情報処理装置。
  5. 前記検出手段は、前記購買商品に関する情報に含まれる商品名に所定のマークが付与されているか確認し、付与されている場合、そのマークを前記対象商品であることを示す情報として検出する、請求項1乃至4のうちいずれか1項記載の情報処理装置。
  6. コンピュータを、
    レシートデータに含まれる購買商品に関する情報から、当該購買商品が、年間購入額が所定金額範囲の範囲内のときに税控除を受けられる税制の対象商品であることを示す情報を検出する検出手段、
    前記購買商品に関する情報から前記対象商品であることを示す情報が検出された購買商品を識別するデータが、前記対象商品を識別するデータを記憶した第1記憶部に存在しない場合、当該購買商品を識別するデータを、前記第1記憶部に対するメンテナンスデータを記憶するための第2記憶部に記憶させる記憶手段、及び、
    前記第2記憶部に記憶された前記購買商品を識別するデータで作成されるメンテナンスリストの表示データを、表示デバイスを備えた端末に出力する出力手段、
    として機能させるためのプログラム。
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