JP2023085685A - 操作ユニットおよび画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ディスプレイの角度を変更可能な支持部を備えた操作ユニットにおいて、開いた状態の支持部に過負荷が加わっても、支持部の破損を防止する。【解決手段】ディスプレイと、ディスプレイの表示面が、操作ユニットを配置する配置面に対して、第1の角度または第1の角度より大きい第2の角度をなすように、配置面に当接して操作ユニットを支持する支持部であって、操作ユニットに回転可能に設けられた支持部と、を備え、支持部は、軸部と、軸部が突出して設けられ取付部と、を有し、操作ユニットは、軸部を回転可能に支持する軸受部と、軸線方向において軸受部とは異なる位置に設けられ、支持部を第1の角度から第2の角度に向かう第1の方向へ回転させた際に、操作ユニットが第2の角度となる位置にて取付部に当接して支持部の第1の方向への回転を規制する規制部と、軸線方向において軸受部を介して規制部とは反対側に設けられ、軸部に当接する当接部と、を有する。【選択図】 図14

Description

本発明は、操作ユニットおよび操作ユニットを備える画像形成装置に関する。
複写機等の画像形成装置は、ユーザが動作の切り換えや各動作における詳細な設定等を操作するための操作ユニットを有する。給送ユニットや搬送ユニット、後処理ユニットなどのオプション装置を画像形成装置に連接した画像形成システムにおいても、ユーザは操作ユニットによって各種オプション装置の設定などの作業を行う。
ところで、複数のオプション装置を連接し全長が長い大型の画像形成システムの場合、ユーザは、操作ユニットが設けられている画像形成装置から離れた場所でオプション装置に対する作業を行うことがある。この作業の頻度が多い場合に、画像形成装置まで戻って操作ユニットの操作を行うのは効率が良くない。
そこで、操作ユニットを画像形成装置のみならず、オプション装置にも設置できるものが提案されている(特許文献1)。特許文献1に記載の画像形成装置では、操作ユニットが画像形成装置とケーブルにて接続されており、ケーブル長の許す範囲内において、画像形成装置の天面上のユーザが操作しやすい場所に移動可能に設置される。
特開2010-243977号公報
しかしながら、特許文献1に記載の操作ユニットは、情報を表示する表示パネル(ディスプレイ)がスタンドに固定されている。そのため、ユーザが操作ユニットを操作する時に表示パネルを操作しやすい角度に変更することはできず、操作性に優れた構成とは言い難かった。
また、操作ユニットに、表示パネルの角度を変更可能な開閉式スタンドを設けることが考えられる。しかし、この構成では、開閉式スタンドが開いた状態の操作ユニットの表示パネルに所定の負荷を超える過負荷が加わったときに、スタンドが破損してしまうおそれがあった。
そこで、本発明の目的は、表示パネルの角度を変更可能なスタンドを備えた操作ユニットにおいて、スタンドが開いた状態の操作ユニットの表示パネルに過負荷が加わっても、スタンドの破損を防止することである。
上記目的を達成するための本発明の代表的な構成は、シートに画像を形成する画像形成装置の操作に用いられる操作ユニットであって、画像形成に関する情報を表示するディスプレイと、前記ディスプレイの表示面が、前記操作ユニットを配置する配置面に対して、第1の角度または前記第1の角度より大きい第2の角度をなすように、前記配置面に当接して前記操作ユニットを支持する支持部であって、前記操作ユニットに回転可能に設けられた支持部と、を備え、前記支持部は、回転中心となる軸部と、前記軸部が突出して設けられ、所定の負荷を超える過負荷により弾性変形可能な取付部と、を有し、前記操作ユニットは、前記軸部を回転可能に支持する軸受部と、前記軸部の軸線方向において前記軸受部とは異なる位置に設けられ、前記支持部を前記第1の角度から前記第2の角度に向かう第1の方向へ回転させた際に、前記表示面が前記配置面に対して前記第2の角度となる位置にて前記取付部に当接して前記支持部の第1の方向への回転を規制する規制部と、前記軸線方向において前記軸受部を介して前記規制部とは反対側に設けられ、前記軸部に当接する当接部と、を有し、前記第2の角度となる位置に規制された前記支持部に対して前記過負荷による前記第1の方向への回転力が付与されたときに、前記取付部が前記軸線方向において前記軸部が突出した方向とは逆方向に弾性変形されて前記規制部と前記取付部との当接が解除される、ことを特徴とする。
本発明によれば、第2の角度となる位置に規制された支持部に過負荷による第1の方向への回転力が付与されても、取付部が弾性変形されて規制部と取付部との当接が解除されるため、支持部や規制部の破損を防止することができる。
画像形成システムの斜視図 画像形成システムの断面図 操作ユニットを備えた画像形成装置のブロック図 (a)(b)操作ユニットを配置した画像形成システムの上面図 (a)(b)(c)操作ユニットの説明図 (a)(b)実施例1に係る操作ユニットの斜視図 (a)(b)実施例1に係る操作ユニットの斜視図 (a)(b)(c)実施例1に係る操作ユニットの側面図 (a)(b)(c)実施例1に係る操作ユニットの下面側の斜視図 (a)(b)(c)実施例1に係る操作ユニットの模式断面図 (a)(b)(c)実施例1に係る操作ユニットを下面側から見た時の部分断面図 (a)(b)(c)実施例1に係る操作ユニットの説明図 (a)(b)実施例1に係る操作ユニットの説明図 (a)(b)実施例1に係る操作ユニットの説明図 実施例2に係る操作ユニットの下面側の斜視図 (a)(b)(c)実施例2に係る操作ユニットの側面図 (a)(b)(c)実施例3に係る操作ユニットの斜視図 (a)(b)実施例4に係る操作ユニットの下面側の斜視図 (a)(b)実施例4に係る操作ユニットの下面側の斜視図 (a)(b)実施例5に係る操作ユニットの斜視図
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
〔実施例1〕
図1~図4を用いて、本実施例に係る画像形成システム1ついて説明する。ここで、図1に示すように、画像形成装置2に向かって手前側(正面側、前側)を前方向F、奥側(背面側、後側)を後方向Bと定義する。画像形成装置2に対して後処理装置103が配置されている左側を左方向L、画像形成装置2に対して給送装置105が配置されている右側を右方向Rと定義する。また、ここで定義した左右方向は前後方向に直交する方向である。さらに、ここで定義した前後方向および左右方向に垂直な方向(直交する方向)であって鉛直方向上向き(上側)を上方向U、また、ここで定義した前後方向および左右方向に垂直な方向であって鉛直方向下向き(下側)を下方向Dと定義する。定義した前方向F、後方向B、右方向R、左方向L、上方向U、下方向Dを図2、図4などにも示す。
(画像形成システムの構成)
図1に示すように、本実施例の画像形成システム1は、例えばプリンタである画像形成装置2と、画像形成装置2の左方向L側に隣接して配置され、画像形成されたシートSを積載可能な後処理装置103とを備えている。画像形成装置2の上面には、作業スペースとして使用可能な上面109が設けられている。上面109は、この画像形成装置2が画像形成可能なシートSの最大サイズ(例えば、A3サイズ)より広いようにしている。
ユーザは、上面109で図面を広げて製図等の作業を行う。したがって、画像形成システム1が設置されているフロアが水平であると仮定すると、上面109も水平になるように構成されている。加えて、上面109は、可能な限りフラットに構成されている。ここで、後述する図4(a)にて符号1010で示す領域が作業スペースの例である。画像形成システム1が水平に設置されていれば、作業スペース1010も水平をなす。また、この領域は上面109の一部であるのでフラットである。「フラットな面」とは、画像形成システム1の外装の設計上やむを得ず出来てしまう部材同士の接続箇所などを除き、溝などの凹凸を極力なくすように設計されている面のことを言う。作業スペース1010は、最低限A3サイズの用紙を広げることが出来る程度の領域があれば十分であり、この領域においてフラットな面が確保されていればよい。なお、上面109は例えば樹脂製のプレートで構成されており、製造上やむを得ず生じる程度のがたつきやうねりがあっても、「フラットな面である」と考えることとする。また、ここで言う水平とは、数学的な厳密の意味での水平ではなく、実用上、水平とみなすことができる程度の水平、すなわち略水平を含む概念である。
本実施例では、画像形成装置2の一例としてタンデム型のフルカラープリンタについて説明している。但し、本発明はタンデム型の画像形成装置2に限られず、他の方式の画像形成装置であってもよく、また、フルカラーであることにも限られず、モノクロやモノカラーであってもよい。
図2に示すように、画像形成装置2は、画像形成装置本体(以下、装置本体という)10を備えている。また、装置本体10は、トナー供給ユニット20と、シート給送部30と、画像形成部40と、シート搬送部50と、シート排出部60と、電装ユニット70と、操作ユニット80とを備えている。尚、記録材であるシートSは、トナー像が形成されるものであり、具体例として、普通紙、普通紙の代用品である合成樹脂製のシート、厚紙、オーバーヘッドプロジェクタ用シート等がある。
シート給送部30は、装置本体10の下部に配置されており、シートSを積載して収容するシートカセット31と、給送ローラ32とを備え、シートSを画像形成部40に給送する。
画像形成部40は、画像形成ユニット41と、トナーボトル42と、露光装置43と、中間転写ユニット44と、2次転写部45と、定着装置46とを備え、シートSに画像を形成する。
画像形成ユニット41は、イエロー(y)、マゼンタ(m)、シアン(c)、ブラック(k)の4色のトナー画像を形成するための4個の画像形成ユニット41y,41m,41c,41kを備えている。これらは、それぞれ装置本体10に対してユーザにより着脱可能になっている。例えば、画像形成ユニット41yは、トナー画像を形成する感光体ドラム47yと、帯電ローラ48yと、現像スリーブ49yと、不図示のドラムクリーニングブレードと、トナー等とを備えている。また、画像形成ユニット41yには、トナーが充填されたトナーボトル42yからトナーが供給される。また、他の画像形成ユニット41m,41c,41kについては、いずれもトナーの色が異なる他は画像形成ユニット41yと同様の構造となっているので、詳細な説明は省略する。
露光装置43yは、感光体ドラム47yの表面を露光して感光体ドラム47yの表面上に静電潜像を形成する露光手段である。
中間転写ユニット44は、画像形成ユニット41の下方向Dに配置されている。中間転写ユニット44は、駆動ローラ44aや1次転写ローラ44y,44m,44c,44k等の複数のローラと、これらのローラに巻き掛けられた中間転写ベルト44bとを備えている。1次転写ローラ44y,44m,44c,44kは、感光体ドラム47y,47m,47c,47kにそれぞれ対向して配置され、中間転写ベルト44bに当接するようになっている。中間転写ベルト44bに1次転写ローラ44y,44m,44c,44kによって正極性の転写バイアスを印加することにより、感光体ドラム47y,47m,47c,47k上のそれぞれの負極性を持つトナー像が順次中間転写ベルト44bに多重転写される。これにより、中間転写ベルト44bに、フルカラー画像が形成されるようになっている。
2次転写部45は、2次転写内ローラ45aと、2次転写外ローラ45bとを備えている。2次転写外ローラ45bに正極性の2次転写バイアスを印加することによって、中間転写ベルト44bに形成されたフルカラー画像をシートSに転写するようになっている。尚、2次転写内ローラ45aは中間転写ベルト44bの内側で該中間転写ベルト44bを張架しており、2次転写外ローラ45bは中間転写ベルト44bを挟んで2次転写内ローラ45aと対向する位置に設けられている。
定着装置46は、定着ローラ46a及び加圧ローラ46bを備えている。定着ローラ46aと加圧ローラ46bとの間をシートSが挟持搬送されることにより、シートSに転写されたトナー像は加圧加熱されてシートSに定着されるようになっている。
シート搬送部50は、シート給送部30から給送されたシートSを画像形成部40からシート排出部60に搬送するようになっており、2次転写前搬送経路51と、定着前搬送経路52と、排出経路53と、再搬送経路54とを備えている。
シート排出部60は、排出経路53の下流側に配置された排出ローラ対61と、装置本体10の左方向L側の側部に配設された排出口62とを備えている。排出ローラ対61は、排出経路53から搬送されるシートSをニップ部から給送し、排出口62から排出するようになっている。排出口62は、装置本体10の左方向L側に配置された後処理装置103にシートSを給送可能になっている。
図3に示すように、電装ユニット70は、制御部を含む制御基板である画像コントローラ71と、リムーバブル大容量記憶装置であるハードディスクドライブ(以下、HDDという)72とを内蔵している。画像コントローラ71はコンピュータにより構成され、例えばCPU73と、各部を制御するプログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM75と、外部と信号を入出力する入出力回路(I/F)76とを備えている。HDD72は、電子データを保存するためのリムーバブルな大容量記憶装置で、主に画像処理プログラム、デジタル画像データ、デジタル画像データの付帯情報を蓄積することができる。画像形成時には、HDD72から画像データが読み出される。
CPU73は、画像形成装置2の制御全体を司るマイクロプロセッサであり、システムコントローラの主体である。CPU73は、入出力回路76を介して、シート給送部30、画像形成部40、シート搬送部50、シート排出部60、HDD72、操作ユニット80に接続され、各部と信号をやり取りすると共に動作を制御するようになっている。また、画像コントローラ71は、装置本体10に接続された不図示のコンピュータからの指令や、操作ユニット80の操作等により、ユーザが操作や設定を可能になっている。
操作ユニット80は、画像形成装置2の操作に用いられる。操作ユニット80は、装置本体10に対して別体に設けられ、装置本体10の各部を操作可能になっている。操作ユニット80は、ドライバ基板81と、ディスプレイ(液晶タッチパネル)82とを備えている。ディスプレイ82は、装置本体10に補給されたシートSの残量やトナーの残量、これらの消耗品がなくなった時の警告メッセージ、消耗品を補給する時の手順の表示等、ユーザが画像形成装置2を操作するために必要な情報(画像形成に関する情報)を表示するようになっている。また、ディスプレイ82は、シートSのサイズや坪量、画像の濃度調整、出力枚数の設定等、ユーザの操作入力を受け付けるようになっている。本実施例におけるディスプレイ82は液晶タッチパネルである。つまり、ディスプレイ82はユーザによるタッチ操作を受け付け可能である。タッチ操作とは、指先でディスプレイ82をタッチする操作のことであり、フリックやスクロール等の動作を総称する操作である。
操作ユニット80は、装置本体10の電装ユニット70に対してケーブル90により接続されて通電可能になっている。ケーブル90は、信号線90aと電源線90bがまとめられた束線としているが、信号線90aと電源線90bが別々のケーブルであっても良い。信号線90aは、画像コントローラ71の入出力回路76とドライバ基板81とを接続し、電源線90bは、装置本体10の電源12とドライバ基板81とを接続している。
次に、このように構成された画像形成装置2における画像形成動作について図2を用いて説明する。
画像形成動作が開始されると、まず感光体ドラム47y,47m,47c,47kが回転して表面が帯電ローラ48y,48m,48c,48kにより帯電される。そして、露光装置43y,43m,43c,43kにより画像情報に基づいてレーザ光が感光体ドラム47y,47m,47c,47kに対して発光され、感光体ドラム47y,47m,47c,47kの表面上に静電潜像が形成される。この静電潜像にトナーが付着することにより、現像されてトナー画像として可視化され、中間転写ベルト44bに転写される。
一方、このようなトナー像の形成動作に並行して給送ローラ32が回転し、シートカセット31の最上位のシートSを分離しながら給送する。そして、中間転写ベルト44bのトナー画像にタイミングを合わせて、2次転写前搬送経路51を介してシートSが2次転写部45に搬送される。更に、中間転写ベルト44bからシートSに画像が転写され、シートSは、定着装置46に搬送され、ここで未定着トナー像が加熱加圧されてシートSの表面に定着され、排出ローラ対61により排出口62から排出されて後処理装置103に供給される。
(操作ユニットの配置)
ここで、電装ユニット70、操作ユニット80、ケーブル90、カバー101、開口部102の概要について図4(a)および図4(b)を用いて説明する。
電装ユニット70は装置本体10の背面に設けられ、電装ユニット70にケーブル90の一端に設けられたコネクタ(装置本体側接続部、不図示)が接続される。ケーブル90は装置本体10と操作ユニット80とを通信可能に接続する役割を果たす。ケーブル90の他端はコネクタ(操作ユニット側接続部、不図示)が設けられ、操作ユニット80へ接続される。
操作ユニット80は、ケーブル90で装置本体10に接続されているものの、画像形成装置2の上面109に対しては固定されていない。操作ユニット80は、装置本体10に対して別体で設けられ、上面109に対し移動可能に配置される。そのため、ユーザはケーブル90が延びる範囲内であれば、操作ユニット80を上面109上の任意の位置にフリーに配置することができる。このように、ここで言う「フリー」とは、操作ユニット80は例えばビス等で上面109に固定されていない状態、すなわち上面109上で自由に配置位置を変更できる構成のことである。
なお、本実施例においては、装置本体10と操作ユニット80とはケーブル90を介して双方向の通信を行う。そのため、上述したように、操作ユニット80はケーブル90のケーブル長の範囲内で自由に配置を変更することができる。
図4(a)および図4(b)は、上面109上において、操作ユニット80を配置することができる位置について説明するための図である。例えば、図4(a)に示されるように画像形成装置2の上面109の原稿読取装置115寄りのスペースへの配置が可能である。また、図4(b)に示されるように給送装置105の上面106のスペースへの配置も可能である。図4(a)、図4(b)に示していない操作ユニット80の配置であっても後処理装置103の上面104等、画像形成システム1の上面への配置が可能である。また、画像形成システム1の上面以外のスペースであっても画像形成システム近傍へ作業台等を設置し、その上へ操作ユニット80を配置することも可能である(不図示)。
(カバーの取り付け姿勢)
次にカバー101の取り付け姿勢について説明する。
図4(a)に示されるように操作ユニット80を画像形成装置2の上面109の原稿読取装置115寄りでかつ、手前側へ配置する場合は、カバー101は、カバー101に設けられた開口部102が手前側へ配置される第一取り付け姿勢で取り付けられる。電装ユニット70にコネクタ(装置本体側接続部、不図示)により接続されたケーブル90は、カバー101の下側を通過し、カバー101に設けられた開口部102を通って操作ユニット80とコネクタ(操作ユニット側接続部、不図示)により接続される。
図4(b)に示されるように操作ユニット80を給送装置105の上面106へ配置する場合は、カバー101は、カバー101に設けられた開口部102が画像形成装置2の奥側へ配置される第二取り付け姿勢で取り付けられる。電装ユニット70にコネクタ(装置本体側接続部、不図示)により接続されたケーブル90は、カバー101の下側及び開口部102を通らず、画像形成装置2に設けられた本体側開口(不図示)を通過し、操作ユニット80とコネクタ(操作ユニット側接続部、不図示)により接続される。
カバー101の取り付け姿勢を変える理由は、図4(a)のように操作ユニット80を手前側に配置する場合は、開口部102でケーブル90を通して規制するためである。図4(b)のように、開口部102にケーブル90を通さない構成においては、開口部102が装置手前側だと、開口部102にユーザがうっかり部品を落としたりする可能性がある。また見栄えが悪い。よって、ケーブル90を開口部102に通さない構成の場合は、開口部102を装置背面側にして、装置手前側には開口部102が来ないようにして、部品の落下の防止や、見栄えを良好にするためである。
図4(a)、図4(b)に示されていない操作ユニット80の配置であっても、カバー101は第一取り付け姿勢または第二取り付け姿勢のいずれかの姿勢で取り付けられる。また、操作ユニット80の配置位置によっては、カバー101が第二取り付け姿勢の時に、ケーブル90がカバー101の下側を通過せず、開口部102のみを通過してもよい。
(操作ユニットの角度)
図5(a)は操作ユニット80を上方から鉛直方向に沿って見た図、図5(b)は操作ユニット80の底面を見た図、図5(c)は操作ユニット80の側面図である。
図5(a)に示すように操作ユニット80はディスプレイ82を有する。本実施例における操作ユニット80のディスプレイ82は液晶タッチパネルである。つまり、ディスプレイ82はユーザによるタッチ操作を受け付け可能である。タッチ操作とは、指先でディスプレイ82をタッチする操作のことであり、フリックやスクロール等の動作を総称する操作である。操作ユニット80の後方からはケーブル90が延びている。
また、図5(b)に示すように、操作ユニット80の底面には弾性部材の一例であるゴム足85(85a,85b1)が設けられている。ゴム足85(85a,85b1)は、操作ユニット80を上面109に配置した際に上面109に接触する部分(足部)である。ゴム足85は表面の摩擦係数が高い弾性部材で構成されている。本実施例では手前側ゴム足85aが手前側2か所、奥側ゴム足85b1が奥側2か所で合計4か所に設けられている。
図5(c)に示すように、操作ユニット80を配置面としての上面109に置いた時に、ゴム足85が上面109に倣うことでできる面をゴム足面Bとする。操作ユニット80は剛体のため、足部も剛体の場合は、4か所の足部では部品公差上はその内の3か所で平面が構成されることになる。そこで、4か所の足部の場合には、少なくとも2か所以上を弾性体にすることで、足部が設置面に倣うような構成にしている。これにより、ユーザは、上面109上において操作ユニット80を安定的に操作することが可能になる。
ディスプレイ82は、コピースタートのためのボタンや用紙サイズの設定画面、印刷枚数の設定画面、トナー残量の表示画面など、画像形成に関する情報を表示可能な表示面820を有する。ここでは、ディスプレイ82の表示面820を、ディスプレイ82がなすパネル面Cとする。本実施例ではディスプレイ82の端部を除く部分に表示面820が設けられているが、ディスプレイ82の全面に画像形成に関する情報や印刷設定のための画面を表示しても構わない。ただし、いずれの場合にせよ、上面109に対する表示面820の傾斜角度は、ディスプレイ82の中央付近(図5(a)における表示面820にあたる領域)が上面109に対してなす角度Aを意味する。言い換えれば、操作ユニット80のなす角度Aは、ゴム足面B(上面109)とパネル面C(表示面820)でなす角度である。
ディスプレイ82には前後方向の押し範囲がある。図5(c)に示すように、ユーザはディスプレイ82を垂直に操作するため、装置手前側押し力F1a、装置奥側押し力F1bとし、それぞれをゴム足85まで延ばした線、すなわち押し方向の線を装置手前側押し方向線K1a、装置奥側押し方向線K1bとする。手前側ゴム足85aの手前側端部をP(手前側ゴム端部と呼ぶ)と奥側ゴム足85b1の奥側端部をM1(奥側ゴム端部と呼ぶ)とする。すると、前側押し方向線K1a、装置奥側押し方向線K1bが手前側ゴム端部Pと奥側ゴム端部M1の間に入るように、手前側ゴム端部Pと奥側ゴム端部M1の配置を設定する。
これにより、ディスプレイ82を押しても、操作ユニット80が手前側ゴム端部Pもしくは、奥側ゴム端部M1を支点として、操作ユニット80が回転して、反対側の、奥側ゴム足85b1もしくは、手前側ゴム足85aが浮いてしまうことがなく、操作性の悪化を防いでいる。
また、操作ユニットの手前側ゴム端部Pを基準とした場合、ゴム足面Bとパネル面Cでなす角度Aが大きくなるに従って奥側ゴム端部M1は奥側に配置する必要があり、操作ユニット80は手前側を基準とすると、奥側に大型化する必要がある。特に操作ユニット80のなす角度Aが45度以上になると、操作ユニットの奥行の拡大比率が大きくなるため、操作ユニット80が大型化して設置場所が限定される。
そこで、操作ユニット80のなす角度Aの上限を45度に設定している。本実施例では、操作ユニットのなす角度Aを0~45度の範囲で設定する。さらに好ましくは、操作ユニット80のなす角度Aを5~45度程度の範囲で設定する。これにより、操作ユニットを大型化することなく、良好な操作性を確保できる。
(操作ユニットのなす角度の変更)
操作ユニット80は長身長ユーザから低身長ユーザまで様々な身長のユーザが触れて操作を行う。ここまで、操作ユニット80を置く画像形成装置2の上面109の床からの高さを所定の高さ(1040mm)に限定した場合、各身長から算出される操作ユニット80のなす角度Aの最適角度は30度としている。しかし、さらに高い身長の長身長ユーザやさらに低い身長の低身長ユーザが操作ユニット80を操作する場合がある。また、ユーザによっては30度よりさらに小さい角度A、もしくは大きい角度Aを好む場合もある。
本実施例ではそのようなユーザを想定して、操作ユニット80のなす角度Aが30度だけではなく、なす角度Aをさらに小さくした一例として15度にも調整可能な操作ユニット80について説明する。
本実施例では、以下に説明する角度調整機構により、操作ユニット80のディスプレイ82がなすパネル面Cが、ゴム足面Bに対して、0~45度の範囲で第1の角度(15度)、または第1の角度より大きい第2の角度(30度)をなすように構成している。
なお、ここでは、操作ユニット80が2つの異なる角度Aに調整可能な構成を例示しているが、これに限定されるものではなく、必要に応じて3つ以上の異なる角度に調整可能な構成としても良い。また、第1の角度を15度、第2の角度を30度に設定しているが、これに限定されるものではなく、適宜設定すれば良い。
図6~図14を用いて、操作ユニット80のなす角度Aの調整機構(角度調整機構と呼ぶ)について説明する。
まず、操作ユニット80の角度調整機構の構成について説明する。図6(a)は操作ユニット80の下面側の斜視図、図6(b)は操作ユニット80の足部86の斜視図、図7(a)は足部86の背面図、図7(b)は足部86を外した状態の操作ユニット80を下面側から見た斜視図である。
操作ユニット80は、角度調整機構として、足部86、軸受88a、突起部88b、規制部88cなどを備えている。
操作ユニット80は、操作ユニット80に回転可能に設けられた足部86を備えている。足部(支持部)86は、ディスプレイ82がなすパネル面Cが、配置面である画像形成装置の上面109(ゴム足面B)に対して、第1の角度または前記第1の角度より大きい第2の角度をなすように、上面109に当接して操作ユニット80を支持する。
図8(a)は足部86を閉じた状態の操作ユニット80の側面図である。図8(a)は足部86を第1の角度(角度Aは15度)となる位置に回転させた状態の操作ユニット80の側面図である。図8(b)は足部86を開いた状態の操作ユニット80の側面図である。図8(b)は足部86を第2の角度(角度Aは30度)となる位置に回転させた状態の操作ユニット80の側面図である。
また図9(a)は足部86を閉じた状態の操作ユニット80の下面側の斜視図である。図9(b)は足部86を閉じた状態と開いた状態の中間状態の操作ユニット80の下面側の斜視図である。図9(c)は足部86を開いた状態の操作ユニット80の下面側の斜視図である。図10(a)は図9(a)におけるA-A断面図、図10(b)は図9(b)におけるB-B断面図、図10(c)は図9(c)おけるC-C断面図である。
図6(b)、図7(a)に示すように、足部86は、回転中心となる軸(軸部)86aと、軸86aが軸線方向(左右方向)に突出して設けられた取付部86eと、を有している。軸86aは、取付部86eの取付面86fに、軸線方向に突出して設けられている。取付部86eは、弾性変形可能に設けられている。ここでは、取付部86eは、軸線方向において、軸86aが設けられた側とは反対側にスリット86dがあるため、軸86aの軸線方向(左右方向)へ撓むことが可能である。言い換えれば、取付部86eは、図6(b)において、軸線方向(左右方向)の長さh1が、軸線方向(左右方向)と直交する上下方向の長さh2より短い板状の構成になっている(h1<h2)。そのため、取付部86eは、軸86aの軸線方向(左右方向)へ撓むことが可能である。後述するが、取付部86eは、所定の負荷を超える過負荷により軸86aの軸線方向(左右方向)へ弾性変形可能となっている。
取付部86eは、第2の角度となる位置(図8(b)に示す位置)にて操作ユニット80の規制部88cに当接する突き当て部86cを有している。足部86が第1の角度から第2の角度へ向かう第1の方向へ回転されたときに、突き当て部86cが規制部88cに当接することで、足部86が第2の角度となる位置に規制される。これにより、操作ユニット80が図8(b)に示す位置に保持される。
ここで、第1の方向は、図10(b)に示す矢印w1方向である。第1の方向は、図10(a)に示す第1の角度となる位置から図10(c)に示す第2の角度となる位置に向けて足部86を回転させる回転方向である。また、第2の方向は、第1の方向とは逆の回転方向であり、図10(b)に示す矢印w2方向である。第2の方向は、図10(c)に示す第2の角度となる位置から図10(a)に示す第1の角度となる位置に向けて足部86を回転させる回転方向である。
また足部86は、後述する軸受(軸受部)88aに当接する突起部86bを有している。突起部86bは、取付部86eの取付面86fに、前記軸86aと同じ方向に突出して設けられている。
なお、図7(a)に示すように、軸線方向(左右方向)において、突起部86bの取付面86fから先端までの長さは、軸86aが軸受88aに支持されている長さより短い。言い換えれば、軸線方向において、突起部86bが突出した長さは、軸86aが軸受88aに支持されている長さより短い。
さらに足部86は、ゴム足85b1と、ゴム足85cと、を有している。ゴム足85cは、操作ユニット80が図8(a)に示す第1の角度をなす位置にて、ゴム足85aとともに上面109に接触してゴム足面Bをなす。ゴム足85b1は、操作ユニット80が図8(b)に示す第2の角度をなす位置にて、ゴム足85aとともに上面109に接触してゴム足面Bをなす。
なお、ここではゴム足85cを足部86に設ける構成を例示しているが、これに限定されるものではない。ゴム足85cは、操作ユニット80が図8(a)に示す第1の角度をなす位置にて、ゴム足85aとともに上面109に接触してゴム足面Bをなすゴム足であるため、操作ユニット80側に設ける構成としても良い。
また、本実施例では、画像形成装置の上面109の上に操作ユニット80を置いた時に設置するゴム足85が4点設けられた構成を例示して説明したが、これに限定されるものではなく、例えばゴム足85同士をつなげて2点にしてもよい。
このように足部86には、ゴム足85b1、ゴム足85c、軸86a、突起部86b、突き当て部86c、スリット86d、取付部86eが設けられている。なお、図6(b)には足部86の左右方向の一方側(右方向R)の構成のみ図示し、対向側(左右方向の他方側(左方向L))は図示していない。しかし、図7(a)に示すように、足部86の左右方向の他方側(左方向L)にも、ゴム足85b1、ゴム足85c、軸86a、突起部86b、突き当て部86c、スリット86d、取付部86eが設けられており、左右対称に設けられている。
図7(a)に示すように、操作ユニット80は、軸受(軸受部)88aと、突起部88bと、規制部88cと、ガイド部88dと、当接部88eと、を有している。
軸受部としての軸受88aは、足部86の軸86aを回転可能に支持する。軸受88aは、図12(a)に示すように第2の斜面88a1と、水平面88a2と、第1の斜面88a3と、を有している。後述するが、軸受88aは、図11(a)~図11(c)に示すように、足部86の回転に応じて突起部86bが、軸受88aの斜面88a1、水平面88a2、斜面88a3のいずれかに当接するような位置関係になっている。
水平面88a2は、第1の角度となる位置と第2の角度となる位置との間にて足部86の突起部86bに当接する位置に設けられている。水平面88a2は、突起部86bに当接して、取付部86eを突起部86bが突出した方向とは逆方向に向けて弾性変形させ、この弾性変形を維持し続ける平面である。
第1の斜面88a3は、水平面88a2と第2の角度となる位置との間にて突起部86bに当接する位置に設けられている。第1の斜面88a3は、弾性変形された取付部86eを、水平面88a2から第2の角度となる位置に向けて突起部86bが突出した方向へ復元させる斜面である。第1の斜面88a3は、水平面88a2の前後方向の前側の端部から前側に向けて傾斜している。
第2の斜面88a1は、水平面88a2と第1の角度となる位置との間にて突起部86bに当接する位置に設けられている。第2の斜面88a1は、弾性変形された取付部86eを、水平面88a2から第1の角度となる位置に向けて突起部86bが突出した方向へ復元させる斜面である。第2の斜面88a1は、水平面88a2の前後方向の後側の端部から後側に向けて傾斜している。
突起部88bは、第1の角度となる位置に回転された足部86のゴム足85b1に当接して、足部86を第1の角度となる位置に規制する。ここでは、図10(a)に示すように足部86を閉じた時に、足部86のゴム足85b1が突起部88bに突き当たるので、足部の位置を規制するだけでなく、突き当て時の消音も兼ねた構成となっている。
規制部88cは、足部86を第1の角度から第2の角度に向かう第1の方向へ回転させた際に、操作ユニット80が第2の角度となる位置にて取付部86eの突き当て部86cに当接して、足部86の第1の方向への回転を規制する。規制部88cは、軸86aの軸線方向(左右方向)において軸受88aとは異なる位置に設けられている。規制部88cは、図12(a)~図12(c)に示すように、軸線方向において、軸受88aより内側に設けられている。
当接部88eは、軸86aに当接する当接部である。当接部88eは、軸線方向(左右方向)において軸受88aを介して規制部88cとは反対側に設けられている。当接部88eは、図12(a)~図12(c)に示すように、軸線方向において、軸受88aより外側に設けられている。
ガイド部88dは、図7(b)、図12(a)に示すように、操作ユニット80に突出して設けられた規制部88cの側面に設けられている。ガイド部88dは、第2の角度となる位置にて足部86に対する第1の方向への回転力により規制部88cとの当接が解除された取付部86eを、規制部88cによる規制可能な位置へ案内する。
ガイド部88dは、足部86が第1の方向とは逆方向の第2の方向へ回転されたときに、取付部86eに当接して取付部86eを軸線方向において軸86aが突出した方向とは逆方向に弾性変形させる形状をなす。さらにガイド部88dは、前記当接を解除して取付部86eを規制部88cによる規制可能な位置へ復元させる形状をなす。
このように操作ユニット80には、軸受88a、突起部88b、規制部88c、ガイド部88d、当接部88eが設けられている。なお、図7(b)には操作ユニット80の左右方向の一方側(右方向R)の構成のみ図示し、対向側(左右方向の他方側(左方向L))は図示していない。しかし、操作ユニット80の左右方向の他方側(左方向L)にも、軸受88a、突起部88b、規制部88c、ガイド部88d、当接部88eが設けられており、左右対称に設けられている。
図6(a)に示す操作ユニット80は、図6(b)に示す足部86の軸86aを図7(b)に示す軸受88aに挿入して、足部86を操作ユニット80に組み付けた状態である。軸86aを軸受88aに挿入する時は、図7(a)に示す足部86のスリット86dを利用して、軸86aが設けられた取付部86eを撓ませることで組み付ける。
図6(a)~図7(b)を用いて説明した通り、足部86は軸86aを介して操作ユニット80に取り付けられているため、図8(a)、図8(b)に示すように軸86aを回転中心として開閉可能である。また、図8(a)、図10(a)に示すように足部86を閉じた時はゴム足85b1が突起部88bに突き当たり、図8(c)、図10(c)に示すように足部86を開いた時は突き当て部86cが規制部88cに突き当たる。これにより、足部86の角度が図10(a)に示す位置と図10(c)に示す位置とに規制される。そのため、図8(a)、図8(b)に示すように、操作ユニットの角度Aを、足部86を閉じた時の第1の角度(15度)と開いた時の第2の角度(30度)の2段階に調節できる。
なお、前述したように、図10(a)に示すように足部86が閉じている時にゴム足85b1が突起部88bに突き当たるのは、角度の規制だけでなく、突き当て時の消音も兼ねている。
次に、足部86を第1の角度となる位置または第2の角度となる位置に切り替える時の引き込み力について説明する。図11(a)~図11(c)は足部86の軸86a近傍を操作ユニット80の下面側から見た時の断面図である。図11(a)は足部86を閉じた状態の断面図であり、図10(a)におけるD-D断面図である。図11(b)は足部86が閉じた状態と開いた状態との間の中間状態の断面図であり、図10(b)におけるE-E断面である。図11(c)は足部86を開いた状態の断面図であり、図10(c)におけるF-F断面図である。
図11(a)~図11(c)に示す矢印F,Bおよび矢印L,Rは、操作ユニット80を画像形成装置の上面109に置いた時の方向を示している。前述したように、画像形成装置2に向かって手前側を前方向F、奥側(背側)を後方向B、左側を左方向L、右側を右方向Rとしている。図11(a)~図11(c)に示すように、足部86の突起部86bは、足部86の開閉状態によって、軸受88aの斜面88a1、水平面88a2、斜面88a3のいずれかに当接するような位置関係になっている。
図11(b)に示すように、足部86が閉じた状態でも開いた状態でもない中間状態の時は、足部86の突起部86bが水平面88a2に当接している。そのため、取付部86eは、軸86aが突出した方向とは逆方向である左方向Lへ撓んでおり、右方向Rへの復元力が作用するため、突起部86bが水平面88a2を押す力である水平面押し力Fbが発生する。水平面押し力Fbは水平面88a2に直交する方向に作用するため、突起部86bに前方向Fや後方向Bへの滑り力は発生しない。そのため、突起部86bが水平面88a2に当接している間は、引き込み力は発生しない。
また、前述したように、軸線方向(左右方向)において、突起部86bの取付面86fから先端までの長さは、軸86aが軸受88aに支持されている長さより短い。そのため、突起部86bが軸受88aの水平面88a2に当接して取付部86eが撓んでも、軸86aは軸受88aに支持された状態を維持される。
取付部86eが弾性変形された足部86を、水平面88a2から第1の角度となる位置に向けて第2の方向(図10(b)に示す矢印w2方向)へ回転させる。言い換えれば、足部86を閉じる方向へ回転させる。すると、取付部86eは左方向Lへ撓んでおり、右方向Rへの復元力が作用するため、図11(a)に示すように、突起部86bが第2の斜面88a1を軸線方向に押す力である斜面押し力FaRが発生する。斜面押し力FaRは第2の斜面88a1に作用するため、突起部86bは第2の斜面88a1の傾斜方向の押し力Faによって、開閉角度が規制されるまで第2の斜面88a1を滑り続ける。これにより、突起部86bが第2の斜面88a1を滑る力Faが軸86aを介して足部86を閉じる力(第2の方向への回転力)に変換されるため、足部86の第1の角度となる位置への切り替え時に引き込み力が発生する。
同様に、取付部86eが弾性変形された足部86を、水平面88a2から第2の角度となる位置に向けて第1の方向(図10(b)に示す矢印w1方向)へ回転させる。言い換えれば、足部86を開く方向へ回転させる。すると、取付部86eは左方向Lへ撓んでおり、右方向Rへの復元力が作用するため、図11(c)に示すように、突起部86bが第1の斜面88a3を押す力である斜面押し力FcRが発生する。斜面押し力FcRは第1の斜面88a3に作用するため、突起部86bは第1の斜面88a3の傾斜方向の押し力Fcによって、開閉角度が規制されるまで第1の斜面88a3を滑り続ける。これにより、突起部86bが第1の斜面88a3を滑る力Fcが軸86aを介して足部86を開く力(第1の方向への回転力)に変換されるため、足部86の第2の角度となる位置への切り替え時に引き込み力が発生する。
(操作ユニットのパネル面に過負荷が加わった時の足部の挙動)
次に、操作ユニット80のパネル面Cに過負荷が加わった時の足部86の挙動について説明する。図8(b)に示すように、足部86が開いた状態の操作ユニット80のパネル面Cに所定の負荷を超える過負荷が加わる。例えば、過負荷として、ディスプレイ82の一般的な操作力1.5N(所定の負荷)を超える非常に強い力が加わる。すると、第2の角度となる位置に規制された足部86に、第1の方向(図10(b)に示す矢印w1方向)への回転力である、足部86をさらに開こうとする力がかかる。このような場合、足部86の突き当て部86cを通して操作ユニット80側の規制部88cに過負荷が伝わり、規制部88cが破損する可能性がある。
そこで、本実施例の操作ユニット80は、前述したような過負荷を想定して、足部86の開閉角度を規制する規制部88cの破損を防止する機能を搭載している。
足部86が開いた状態の操作ユニット80のパネル面Cに過負荷が加わった時の破損防止の挙動について、図12(a)~図12(c)、図13(a)、図13(b)、図14(a)、図14(b)を用いて説明する。
図12(a)は足部を除く操作ユニット80の軸受周辺の斜視図である。図12(b)、図12(c)は足部86を含む操作ユニット80の軸受周辺の断面図であり、図12(a)におけるG-G断面図である。図13(a)、図14(a)は足部86が第2の位置に規制された状態の操作ユニット80の軸受周辺の説明図である。図13(b)、図14(b)は足部86の規制が解除された状態の操作ユニット80の軸受周辺の説明図である。
図13(a)、図14(a)は足部86が開いた状態(第2の角度をなす位置)の規制部88c近傍の斜視図である。図13(b)、図14(b)は足部86が開いた状態の操作ユニット80のパネル面Cに過負荷が加わった時の規制部88c近傍の斜視図である。
また図8(c)は足部86が開いた状態の操作ユニット80のパネル面Cに過負荷が加わり、足部86の突き当て部86cが開閉角度を規制する規制部88cから外れた状態の操作ユニット80の側面図である。
操作ユニット80において、規制部88cは、図12(b)および図12(c)に示すように、軸86aの軸線方向(左右方向)において軸受88aとは異なる位置に設けられている。また、当接部88eは、軸線方向において軸受88aを介して規制部88cとは反対側に設けられている。軸受88aを介して、規制部88cは軸線方向の内側に、当接部88eは外側に設けられている。
さらに図12(b)に示すように、軸線方向と交差する方向において、第2の角度となる位置にて突き当て部86cが当接する規制部88cの第1の当接部x1と、軸86aが当接する当接部88eの第2の当接部x2とが、軸86aが接触する軸受88aの接触部x3を介して対向する位置関係にある。
図13(a)、図14(a)に示すように、足部86が図10(c)に示すように開いた状態では、足部86の突き当て部86cが開閉角度を規制する規制部88cに突き当たり、第2の角度となる位置に規制されている。一方、図13(b)、図14(b)に示すように、足部86が開いた状態の操作ユニット80のパネル面Cに過負荷が加わった時は、足部86の取付部86eが左方向Lへ大きく撓む。
詳しくは、図10(c)に示す第2の角度となる位置に規制された足部86は、操作ユニット80に対して所定の負荷を超える過負荷が付与されたときに、以下のように動作する。第2の角度となる位置に規制された足部86に対して、前記過負荷による前記第1の方向への回転力が、図10(c)に示す矢印w1方向に付与される。このとき、取付部86eの突き当て部86cが規制部88cから下方向Dの反力を受け、さらに軸86aが当接部88eから上方向Uの力を受ける。そして、軸86aが接触する軸受88aの接触部x3を支点とした、下方向Dの反力と上方向Uの力により、取付部86eが左方向Lに撓む。すなわち、取付部86eが軸線方向において軸86aが突出した方向とは逆方向に弾性変形される。これにより、図12(c)に示すように規制部88cと取付部86eとの当接が解除され、操作ユニット80は、図8(c)に示す状態となる。
言い換えれば、足部86は、第2の角度となる位置にて第1の方向への回転力により取付部86eと規制部88cとの当接が解除されると、図8(c)に示す状態となる。このとき、足部86は、操作ユニット80から上面109に突出しない位置まで回転される。
図8(c)に示すように、足部86の突き当て部86cが開閉角度を規制する規制部88cから外れた状態の操作ユニット80は、足部86が手前側ゴム足85aと接地点89で形成される面Dから突出しない。この状態でパネル面Cに過負荷をかけても足部86には力がかからないため、足部86の開閉角度を規制する規制部88cの破損を防止することができる。
また、操作ユニット80が第2の角度となる位置に規制された状態から前記当接が解除される際に、軸86aが軸受88aに支持される軸線方向の長さは、規制部88cが取付部86eとの当接を維持する軸線方向の長さより長い。これにより、足部86は、突き当て部86cと規制部88cとの規制が解除されても、軸86aの軸受88aへのかかり量が0以下にならない。そのため、足部86は操作ユニット80から外れない。
そして、突き当て部86cが規制部88cから外れた状態の足部86を閉じる方向に戻すと、取付部86eがガイド部88dにガイドされる。これにより、取付部86eがガイド部88dに沿って左方向Lへ撓み、足部86の突き当て部86cが規制部88cに再度突き当たり、現状復帰する。
また本実施例の場合、足部86の突き当て部86cが規制部88cから外れる時は、足部86が現状復帰しやすいように、軸86aの軸受88aへのかかり量を0以下にせず、足部86が操作ユニット80から外れない構成であったが、かかり量が0以下になって足部86が操作ユニット80から外れてもよい。
本実施例によれば、第2の角度となる位置に規制された足部86に過負荷による第1の方向への回転力が付与されても、取付部86eが弾性変形されて規制部88cと取付部86eとの当接が解除される。そのため、足部86や規制部88cの破損を防止することができる。
また、足部86が規制部88cから外れた後は、足部86を閉じる方向に戻すと、足部がガイド部88dに案内されて、足部86の突き当て部86cが規制部88cに再度突き当たり、現状復帰する。
〔実施例2〕
前述した実施例1では、操作ユニット80の角度Aのうち、第1の角度を15度、第2の角度を30度としたが、本実施例では、操作ユニットの角度Aのうち、第1の角度を0度とし、第2の角度を20度としている。
図15および図16(a)~図16(c)を用いて本実施例の操作ユニットについて説明する。なお、本実施例の操作ユニットにおいて同等の機能を有する部材には同一符号を付している。
図15は足部86が閉じた状態の操作ユニット80の下面側の斜視図である。図16(a)は足部86が閉じた状態の操作ユニット80の側面図である。図16(a)は第1の角度をなす位置の操作ユニットの側面図であり、第1の角度として0度を例示している。図16(b)は足部86が開いた状態の操作ユニット80の側面図である。図16(b)は第2の角度をなす位置の操作ユニットの側面図であり、第2の角度として20度を例示している。図16(c)は足部86の突き当て部(不図示)が開閉角度を規制する規制部(不図示)から外れた状態の操作ユニット80の側面図である。
前述した実施例1では、装置前面側に立ったユーザが操作ユニット80の前面がどの方向か認識しやすいように、操作ユニットの角度Aの下限は5度が望ましいと説明した。しかし、操作ユニット80のパネル面Cに操作ユニット80の機能を補足する文字等が印刷されていて操作ユニット80の向きが認識しやすければ、図15および図16(a)~図16(c)に示すように、操作ユニット80の角度Aの下限は0度であってもよい。
なお、前述した実施例1では、ゴム足85cを足部86に設けた構成を例示したが、本実施例では、ゴム足85cを操作ユニット80に設けた構成を例示している。
上述したように、操作ユニットのなす角度(ディスプレイ82の表示面820(パネル面C)と、配置面である上面109(ゴム足面B)とがなす角度)は、0~45度の範囲であれば、第1の角度および第2の角度を変えても、前述した実施例1と同様の効果が得られる。
〔実施例3〕
図17(a)は操作ユニット80の下面側の斜視図、図17(b)は足部86の斜視図、図17(c)は足部86を外した状態の操作ユニット80を下面側から見た斜視図である。なお、本実施例の操作ユニットにおいて同等の機能を有する部材には同一符号を付している。
前述した実施例1では、操作ユニット80に対する足部86の組み付けや、足部86の開閉時の引き込み力を発生させるために、足部86にスリット86dを設けて、取付部86eが撓む構成を例示して説明した。しかし、図17(a)~図17(c)に示すように、操作ユニット80の軸受88a近傍にスリット88gを設けて、操作ユニット280の軸受88a近傍が右方向R(同形状の対向部は左方向L)へ撓む構成にしてもよい。
言い換えれば、本実施例の操作ユニット80は、軸受88a、規制部88c、および当接部88eが設けられ、所定の負荷を超える過負荷により弾性変形可能な第2の取付部88hを有している。
この構成により、第2の角度となる位置に規制された足部86に対して過負荷による第1の方向への回転力が付与されたときに、第2の取付部88hが軸線方向において軸86aが突出した方向に弾性変形される。これにより、規制部88cと取付部86eとの当接が解除され、前述した実施例と同様の効果が得られる。
〔実施例4〕
前述した実施例1では、足部86が1つの構成を例示してした。しかし、図18(a)~図19(b)に示すように、足部86を複数に分離した構成としてもよい。言い換えれば、本実施例の操作ユニット80は、複数の足部386が回転可能に設けられている。なお、本実施例の操作ユニットにおいて同等の機能を有する部材には同一符号を付している。
図18(a)は足部86が閉じた状態の操作ユニット80の下面側の斜視図(操作ユニットの角度Aは0度)である。図18(b)は足部86が閉じた状態と開いた状態の中間状態の操作ユニット80の下面側の斜視図である。図19(a)は足部86が開いた状態の操作ユニット80の下面側の斜視図(操作ユニットの角度Aは20度)である。図19(b)は足部86の突き当て部が開閉角度を規制する突起部から外れた状態の操作ユニット80の下面側の斜視図である。
上述したように、複数の足部86を回転可能に設けた構成にしても、前述した実施例1と同様の効果が得られる。
〔実施例5〕
図20(a)は足部86の斜視図、図20(b)は足部86を外した状態の操作ユニット80を下面側から見た斜視図である。図20(b)の伸縮式突起部86gは内側から左方向Lへバネで付勢されている。右方向Rへその付勢力に勝る押す力が発生すると、伸縮式突起部86gは操作ユニット80内に収まる。図20(a)に示す足部86の軸86aを図20(b)の軸受88aに挿入して、足部86が操作ユニット80に組み付いた状態にする。すると、足部86の複数の穴86hは、図20(b)で示した伸縮式突起部486gに係合し、この位置に応じて足部86の開閉角度が規制される。
前述した実施例1では、足部86の開閉角度の規制は、突起部88bに足部86を突き当て、または規制部88cに突き当て部86cを突き当てる構成を例示して説明した。しかし、図20(a)、図20(b)に示すように内側からバネで付勢された伸縮式突起部86gとそれに係合する複数の穴86hを設けて、操作ユニット80の軸受88a近傍と足部86の双方が撓まない構成にしてもよい。
上述したように構成しても、前述した実施例1と同様の効果が得られる。
A …角度
B …ゴム足面
C …パネル面
x1 …第1の当接部
x2 …第2の当接部
x3 …接触部
1 …画像形成システム
2 …画像形成装置
10 …装置本体
80 …操作ユニット
82 …ディスプレイ
85a,85b1,85c …ゴム足
86 …足部
86a …軸
86b …突起部
86c …突き当て部
86d …スリット
86e …取付部
86f …取付面
86g …伸縮式突起部
86h …穴
88a …軸受
88a1 …第2の斜面
88a2 …水平面
88a3 …第1の斜面
88b …突起部
88c …規制部
88d …ガイド部
88e …当接部
88h …第2の取付部
109 …上面

Claims (12)

  1. シートに画像を形成する画像形成装置の操作に用いられる操作ユニットであって、
    画像形成に関する情報を表示するディスプレイと、
    前記ディスプレイの表示面が、前記操作ユニットを配置する配置面に対して、第1の角度または前記第1の角度より大きい第2の角度をなすように、前記配置面に当接して前記操作ユニットを支持する支持部であって、前記操作ユニットに回転可能に設けられた支持部と、を備え、
    前記支持部は、
    回転中心となる軸部と、
    前記軸部が突出して設けられ、所定の負荷を超える過負荷により弾性変形可能な取付部と、を有し、
    前記操作ユニットは、
    前記軸部を回転可能に支持する軸受部と、
    前記軸部の軸線方向において前記軸受部とは異なる位置に設けられ、前記支持部を前記第1の角度から前記第2の角度に向かう第1の方向へ回転させた際に、前記表示面が前記配置面に対して前記第2の角度となる位置にて前記取付部に当接して前記支持部の第1の方向への回転を規制する規制部と、
    前記軸線方向において前記軸受部を介して前記規制部とは反対側に設けられ、前記軸部に当接する当接部と、を有し、
    前記第2の角度となる位置に規制された前記支持部に対して前記過負荷による前記第1の方向への回転力が付与されたときに、前記取付部が前記軸線方向において前記軸部が突出した方向とは逆方向に弾性変形されて前記規制部と前記取付部との当接が解除される、ことを特徴とする操作ユニット。
  2. 前記操作ユニットは、前記軸線方向と交差する方向において、前記規制部が前記取付部に当接する第1の当接部と、前記当接部が前記軸部に当接する第2の当接部とが、前記軸受部の前記軸部との接触部を介して対向する位置関係にある、ことを特徴とする請求項1に記載の操作ユニット。
  3. 前記支持部は、前記第2の角度となる位置にて前記第1の方向への回転力により前記取付部と前記規制部との当接が解除されると、前記操作ユニットから前記配置面に突出しない位置まで回転される、ことを特徴とする請求項1または2に記載の操作ユニット。
  4. 前記操作ユニットは、前記第2の角度となる位置にて前記第1の方向への回転力により前記規制部との当接が解除された前記取付部を、前記規制部による規制可能な位置へ案内するガイド部を有する、ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の操作ユニット。
  5. 前記ガイド部は、前記支持部が前記第1の方向とは逆方向の第2の方向へ回転されたときに、前記取付部に当接して前記取付部を前記軸線方向において前記軸部が突出した方向とは逆方向に弾性変形させ、前記当接を解除して前記取付部を前記規制部による規制可能な位置へ復元させる形状をなす、ことを特徴とする請求項4項に記載の操作ユニット。
  6. 前記操作ユニットが前記第2の角度となる位置に規制された状態から前記当接が解除される際に、前記軸部が前記軸受部に支持される軸線方向の長さは、前記規制部が前記取付部との当接を維持する軸線方向の長さより長い、ことを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の操作ユニット。
  7. 前記取付部は、前記軸部と同じ方向に突出して設けられ、前記軸受部に当接する突起部を有し、
    前記軸受部は、前記第1の角度となる位置と前記第2の角度となる位置との間にて前記突起部に当接し、前記取付部を前記軸線方向において前記突起部が突出した方向とは逆方向に向けて弾性変形させる平面と、弾性変形された前記取付部を前記平面から前記第2の角度となる位置に向けて前記突起部が突出した方向へ復元させる第1の斜面と、弾性変形された前記取付部を前記平面から前記第1の角度となる位置に向けて前記突起部が突出した方向へ復元させる第2の斜面と、を有する、ことを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の操作ユニット。
  8. 前記ディスプレイの表示面が、前記操作ユニットを配置する配置面に対して、0~45度の範囲で前記第1の角度または前記第1の角度より大きい第2の角度をなす、ことを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の操作ユニット。
  9. 前記操作ユニットは、前記画像形成装置に対してケーブルにより接続される、ことを特徴とする請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の操作ユニット。
  10. 前記操作ユニットは、複数の前記支持部が回転可能に設けられている、ことを特徴とする請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の操作ユニット。
  11. シートに画像を形成する画像形成装置の操作に用いられる操作ユニットであって、
    画像形成に関する情報を表示するディスプレイと、
    前記ディスプレイの表示面が、前記操作ユニットを配置する配置面に対して、第1の角度または前記第1の角度より大きい第2の角度をなすように、前記配置面に当接して前記操作ユニットを支持する支持部であって、前記操作ユニットに回転可能に設けられた支持部と、を備え、
    前記支持部は、
    回転中心となる軸部と、
    前記軸部が突出して設けられた取付部と、を有し、
    前記操作ユニットは、
    前記軸部を回転可能に支持する軸受部と、
    前記軸部の軸線方向において前記軸受部とは異なる位置に設けられ、前記支持部を前記第1の角度から前記第2の角度に向かう第1の方向へ回転させた際に、前記表示面が前記配置面に対して前記第2の角度となる位置にて前記取付部に当接して前記支持部の第1の方向への回転を規制する規制部と、
    前記軸線方向において前記軸受部を介して前記規制部とは反対側に設けられ、前記軸部に当接する当接部と、
    前記軸受部、前記規制部、および前記当接部が設けられ、所定の負荷を超える過負荷により弾性変形可能な第2の取付部と、を有し、
    前記第2の角度となる位置に規制された前記支持部に対して前記過負荷による前記第1の方向への回転力が付与されたときに、前記第2の取付部が前記軸線方向において前記軸部が突出した方向に弾性変形されて前記規制部と前記取付部との当接が解除される、ことを特徴とする操作ユニット。
  12. シートに画像を形成する画像形成部と、
    請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載の操作ユニットと、を備えることを特徴とする画像形成装置。
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