JP2016124698A - シート給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シート収納手段が引き出されて中間レール部に負荷が掛かっても、中間レール部と本体レール部の接触部に位置する従動回転体の傾きを規制し、従動回転体の脱落を防止可能なシート収納手段及び画像形成装置を提供する。【解決手段】シート給送装置に備えた中間レール部301は、上部ガイド面130aと上側対向面301c間で上部ガイド面130aに転動可能に接する上側カセットコロ303aと、下部ガイド面130bと下側対向面301d間で下部ガイド面130bに転動可能に接する下側カセットコロ303bとを有する。本体レール部130は、給紙カセットの引き出し方向に移動する中間レール部301の一部を所定の位置で当接させて停止する停止部132と、停止部132により所定の位置で停止された中間レール部301の上側カセットコロ303aに対応して突出形成されて上側カセットコロ303aの傾きを規制する規制部131とを有する。【選択図】図5

Description

本発明は、装置本体に対して装着及び引き出し可能なシート収納手段を備えたシート給送装置、及びこのシート給送装置を備えた画像形成装置に関する。
従来、複写機、プリンタ等の画像形成装置に用いられるシート給送装置には、積載されたシートを収納する給紙カセット(シート収納手段)が、画像形成装置本体(以下、装置本体という)に対して装着及び引き出し可能に備えられているのが一般的である。給紙カセットは一般に、装置本体に対し装着及び引き出し可能に構成されており、カセット本体に収納されたシートは、ピックアップローラ等を有するシート給送部によって1枚ずつ画像形成部に向けて給送される。
上記シート給送装置では、給紙カセットに収納されたシートが無くなったり、サイズや種類の違う別のシートに変更したりする場合には、給紙カセットを装置本体から引き出し、新たなシートを収納した後、給紙カセットを再び装置本体に挿入する。このシート給送装置では、カセットレールを備えたスライド部をカセット本体に設け、カセット本体を装着及び引き出しする際に、装置本体側の本体レール部とカセットレールとの間に中間レール部を介在させたものがある。これにより、カセット本体の引出量を確保する。また、中間レール部と本体レール部との接触部の摺動抵抗を小さくするためにカセットコロが配置されている。
この構成によると、給紙カセットが装置本体から引き出されて中間レール部の先端部に負荷が掛かった場合、中間レール部と本体レール部との接触部に位置するカセットコロに負荷が大きく掛かると、カセットレール等が破損するおそれがある。また、中間レール部に保持されたカセットコロが本体レール部から脱落するおそれがある。
ここで、中間レール部内に回転軸をカシメてカセットコロを保持することで、カセットコロが傾きにくい構成とし、カセットコロが本体レール部から脱落し難いようにした画像形成装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2006−36491号公報
特許文献1のように中間レール部に各コロを配置した構成において、給紙カセットの省スペース化等のため、本体レール部の高さを高くすると、中間レール部もその上下方向サイズを広く(高く)する必要がある。その場合、装置本体から引き出された給紙カセットにより中間レール部先端に大きな負荷が掛かった際には、中間レール部と本体レール部との接触部に位置するコロ(従動回転体)が傾き易く、中間レール部のコロが本体レール部から脱落するおそれがある。
そこで、本発明は、シート収納手段が引き出されて中間レール部に負荷が掛かっても、中間レール部と本体レール部との接触部における従動回転体の傾きを抑え、従動回転体の脱落を防止可能なシート収納手段及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、シート給送装置において、装着部を有する装置本体と、前記装着部に対し装着及び引き出し可能で且つシートが収納されるシート収納手段と、前記装着部に配置され、上部ガイド面及び下部ガイド面を有する本体レール手段と、前記シート収納手段と前記本体レール手段との間に配置され、前記上部ガイド面に対向する上側対向面及び前記下部ガイド面に対向する下側対向面を有して、前記シート収納手段を前記本体レール手段に対してガイドする中間レール手段と、を備え、前記中間レール手段は、前記上部ガイド面と前記上側対向面との間で前記上部ガイド面に転動可能に接する上側従動回転体を有し、前記本体レール手段は、前記シート収納手段の引き出し方向に移動する前記中間レール手段の一部を所定の位置で当接させて停止する停止手段と、前記上部ガイド面に設けられ、前記停止手段により前記所定の位置で停止された前記中間レール手段の前記上側従動回転体の傾きを規制する規制部と、を有することを特徴とする。
本発明によると、シート収納手段が引き出されて中間レール部に負荷が掛かっても、規制部により中間レール部と本体レール部の接触部に位置する従動回転体の傾きを抑え、従動回転体の脱落を防止することが可能になる。
本発明の実施形態に係るシート給送装置を備えた画像形成装置としてのレーザビームプリンタを示す概略断面図。 本実施形態に係る装置本体の外観を示す斜視図。 本実施形態に係る給紙カセット及び引き込み装置の外観を示す斜視図。 (a)はカセットユニットの一部を左側面から見た状態で示す断面図、(b)はカセットレールユニット近傍を示す断面図。 カセットユニットを引き出した際の中間レール部先端及びその近傍を示す斜視図。 上側カセットコロが本体レール部の規制部で支えられた状態を示す断面図。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。まず、図1を用いて、本発明の実施形態に係るシート給送装置を備えた画像形成装置について説明する。なお、図1は、本実施形態に係る画像形成装置としてのレーザビームプリンタを正面から見た状態で示す概略断面図である。
[画像形成装置]
図1に示すように、画像形成装置であるフルカラーのレーザビームプリンタ(以下、プリンタという)1は、画像形成装置本体(以下、装置本体という)1aを備えている。この装置本体1aは、装置各部を制御する制御手段としての制御部18と、画像形成部28と、定着手段としての定着部20と、装置本体1aの上方に略水平に配置された上部装置としての画像読取装置2とを有している。
装置本体1aには、画像読取装置2の下方にシート排出用の排出空間Sが設けられている。排出空間Sの下方にはトナーカートリッジ15が配置され、装置本体1aの下部には、複数(本実施形態では4つ)のシート給送装置29が配置されている。
画像形成部28は、4ドラムフルカラー方式を採用しており、レーザスキャナ10と、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の4色のトナー画像を形成する4個のプロセスカートリッジ11とを有している。
ここで、各プロセスカートリッジ11は、感光体としての感光ドラム12と、帯電手段としての帯電器13と、現像手段としての現像器14と、クリーニング手段としてのクリーナ(不図示)とを有している。また、画像形成部28は、プロセスカートリッジ11の上方に中間転写ユニット41を有している。
中間転写ユニット41は、駆動ローラ16a及びテンションローラ16bに巻き掛けられた像担持体としての中間転写ベルト16を有している。また、中間転写ユニット41は、中間転写ベルト16の内側に配置され、感光ドラム12に対向した位置で中間転写ベルト16の内面に当接する1次転写ローラ19を有している。中間転写ベルト16は、フィルム状部材から構成され、各感光ドラム12に当接しており、不図示の駆動部によって駆動される駆動ローラ16aにより矢印方向に回転させられる。
1次転写ローラ19から中間転写ベルト16に正極性の転写バイアスが印加されることにより、感光ドラム12上の負極性を持つ各色トナー像が順次中間転写ベルト16に多重転写される。これにより、中間転写ベルト上にはカラー画像が形成される。駆動ローラ16aと対向する位置には、中間転写ベルト上に形成されたカラー画像をシートPに転写する2次転写ローラ17が配置されている。なお、駆動ローラ16aとこれに圧接する2次転写ローラ17とで形成される2次転写ニップ部Nにより2次転写部が構成されている。
2次転写ローラ17のシート搬送方向の下流には定着部20が配置され、定着部20の上方には、第1排出ローラ対25a、第2排出ローラ対25b、及び反転排出部としての両面反転部42が配置されている。両面反転部42は、正逆転可能なシート反転搬送ローラとしての反転ローラ対26、及び第1面に画像が形成されたシートを再度、画像形成部28に搬送する再搬送通路R等を有している。なお、画像形成部28と、2次転写ニップ部Nと、定着部20とにより、後述のシート給送装置29により送り出されたシートPに画像を形成する画像形成手段27が構成される。
上記構成において、画像読取装置2で読み取られた画像情報又は不図示のパーソナルコンピュータ(PC)等の外部機器から入力された画像情報は、画像処理された後、電気信号に変換されて画像形成部28のレーザスキャナ10に伝送される。
そして、画像形成部28では、各プロセスカートリッジ11の感光ドラム12の表面をレーザスキャナ10から射出されたイエロー、マゼンタ、シアン及びブラック成分色の画像情報に対応するレーザ光により走査する。これにより、帯電器13によって表面が所定の極性及び電位に一様に帯電されている感光ドラム12の表面が順次露光され、各プロセスカートリッジ11の感光ドラム上に、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの静電潜像が順次形成される。
この後、静電潜像をイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの各色トナーにより現像して可視化すると共に、1次転写ローラ19に印加した1次転写バイアスにより、各感光ドラム上の各色トナー像を中間転写ベルト16に順次重ね合わせて転写する。これにより、中間転写ベルト16上にトナー画像が形成される。
一方、シート給送装置29から送り出されたシートPは、レジストレーションローラ対40を通過し、2次転写ニップ部Nへ送られる。ここで、レジストレーションローラ対40は、シートPが突き当られてループを形成することにより、シートPの先端をニップ部に倣わせて斜行を補正する。2次転写ニップ部Nでは、画像形成部28で形成されたトナー像がシートP上に一括して2次転写される。
引き続き、このようにトナー像を2次転写されたシートPは、定着部20に搬送されて加熱及び加圧され、トナー像をカラー画像として定着される。この後、カラー画像が定着されたシートPは、第1排出ローラ対25aによって排出空間Sに排出され、排出空間Sの積載部23に積載される。
シート給送装置29には、シートPを収容する給紙カセット30と、給紙カセット30に収容されているシートPを下流の引き抜きローラ対21に向けて送り出すシート給送部24とが配置されている。シート給送部24は、給紙カセット30におけるシート給送方向の下流上部に配置され、ピックアップローラ62と、フィードローラ60及びリタードローラ61で構成される分離ローラ対22とを有している。
ピックアップローラ62は、フィードローラ60を中心に回動可能なアーム(不図示)により回動可能に支持され、給紙カセット30内に収納されたシートPに圧接して回転することでシートPを送り出す。なお、給紙カセット30は、装置本体1aに設けられた収納空間(装着部)Spに対し装着及び引き出し可能で且つシートPが収納されるシート収納手段を構成する。
画像形成動作が開始されると、シートPはシート給送部24により給紙カセット30から1枚ずつ分離給送される。ピックアップローラ62により送り出されたシートPは、フィードローラ60により搬送されるが、シートが重送した場合には、2枚目以降のシートはリタードローラ61で給紙カセット30側に戻される。これらフィードローラ60及びリタードローラ61から構成される分離ローラ対22によって分離搬送されたシートPは、引き抜きローラ対21によってさらに下流側へ送られ、レジストレーションローラ対40に搬送される。
[給紙カセットの装着及び引き出し構成]
次に、本実施形態に係るシート給送装置29において給紙カセット30を装置本体1a内に移動させる構成等について説明する。
まず、装置本体1a内の収納空間Spにおける装着完了位置に向けて給紙カセット30を装着する動作について、図2及び図3を参照して説明する。なお、図2は、本実施形態に係る装置本体1aの外観を示す斜視図であり、図3は、本実施形態に係る給紙カセット30及び引き込み装置80の外観を示す斜視図である。図1において給紙カセット30は上下方向に4段配置されていたが、図2では便宜上、3段配置されている構成として記載している。
図2及び図3に示すように、装置本体1a内の収納空間(装着部)Spに対し、給紙カセット30の上下方向(矢印Z)は、中間レールユニット310の下側カセットコロ303b(図5参照)が本体レール部130に乗ることで位置決めされる。つまり、中間レールユニット310の上下方向の移動は、中間レールユニット310の中間レール部301が本体レール部130の上部ガイド面130a及び下部ガイド面130bによって規制される。また、給紙カセット30は、中間レールユニット310と反対の側部に設けられたカセットレール部128が本体レール部129に挿入されることにより上下方向の移動を規制される。なお、本体レール部130は、収納空間Spに配置され、上部ガイド面130a及び下部ガイド面130bを有する本体レール手段を構成する。
また、給紙カセット30の副走査方向(矢印Xの方向)は、給紙カセット30の対向面74に備え付けられている位置決めボス190(図3)が、装置本体1aに設けられた位置決め孔(不図示)に挿入されることで位置決めされる。さらに、給紙カセット30の主走査方向(矢印Yの方向)は、位置決め部9aが装置本体1aの本体フレームに当接することで位置決めされる。
給紙カセット30は、装置本体1aの収納空間Sp内に配置された引き込み装置80によって、装置本体1aの収納空間Sp内の装着完了位置に向けて引き込まれる。カセット本体30aの対向面74には被引き込みピン73が取り付けられており、この被引き込みピン73が引き込み装置80によって引き込まれて給紙カセット30が装着完了位置に移動する。なお、装着完了位置とは、給紙カセット30が装着されてシートの給送が可能な位置である。
このように、給紙カセット30は、引き込み装置80によって、装置本体1a内の収納空間Spにおける装着完了位置に収納される。給紙カセット30が装置本体1aの装着完了位置に収納されていくとき、図2に示されるプッシュスイッチを用いたシートサイズ検知素子ユニット600を押す力や、直動型ダンパ100による減衰力などによる抵抗力を受ける。さらに、給紙カセット30を装着させる際に、図1に示されるシート給送部24に設けられたピックアップローラ62を待機位置から給送可能な位置まで移動させるため力が必要であり、前記抵抗力にこの移動させる力が加わる。引込力を、これらの抵抗力等よりも大きな力にすることで、給紙カセット30の位置決め部9aが本体フレームに当接するまで引き込み可能となり、引き込み開始後に停止することなく装置本体1aに対して位置決めされる。
図3に示すように、カセットユニット31は、給紙カセット30のカセット本体30aと、カセット本体30aの左側面に配置される中間レールユニット310とから構成されている。給紙カセット30には、中間レール部301が給紙カセット30の収納空間Spへの装着方向(矢印Eの方向)に直交する幅方向(矢印XCの方向)における一方の側壁部30bにスライド可能に支持されている。また、給紙カセット30には、中間レールユニット310と反対の側壁部30cにカセットレール部128が設けられている。
中間レールユニット310は、カセット本体30aにおける装着方向(矢印Eの方向)の左側面に、矢印D、E方向にスライド可能に設けられた中間レール部301を有している。中間レール部301がカセット本体30aに対して矢印D、E方向にスライドすることで、装置本体1aに対してカセット本体30aを引き出す量を増加させている。これにより、カセット本体30aのサイズをコンパクト化しながらも、シートPのセット性を向上させている。
また、カセット本体30a内には、シートの幅方向を規制する一対の側端規制部材200が配置され、シートの後端を規制する後端規制部材201が配置されている。一対の側端規制部材200及び後端規制部材201はそれぞれ、カセット本体30aにおける底部にて摺動可能となるように設けられている。なお、図3中の矢印XCは給紙カセット30の幅方向を示し、矢印ZCは上下方向を示している。
ここで、図4(a)は、カセットユニット31におけるカセット本体30aを左側面から見た(図3の矢印A方向に見た)状態で示す断面図である。図3及び図4(a)に示すように、カセット本体30aの一方の側壁部30bには、カセット本体30aの長手方向にレールガイド部309が延設されており、このレールガイド部309に中間レール部301がスライド可能に支持されている。レールガイド部309では、先端側にカセット内部コロ304aが回転可能に支持され、後端側にカセット内部コロ304bが回転可能に支持されている。
中間レール部301の後端側に備えられたスライド部301eは、レールガイド部309の上下に位置してその内面をカセット内部コロ304aによって転動支持されている。また、中間レール部301のスライド部301e内面における複数箇所には、滑らかな形状の突起部301aが設けられている。中間レール部301が、スライド部301e内面をカセット内部コロ304a,304bに転動支持されると共に、スライド部301e内面の突起部301aをレールガイド部309に摺動させるように構成されている。これにより、中間レール部301とカセット本体30aとの摺動抵抗が低減されて、操作性が向上されている。
中間レール部301とレールガイド部309との上下位置は、中間レール部301が、レールガイド部309に備えられたカセット内部コロ304a,304bと接触することによって決められる。このように、上下にカセット内部コロ304a,304bが配置されることで、大きなガタを設けることなく、カセット本体30aに対して円滑に摺動させることができる。
ここで、図4(b)は、中間レールユニット310及びその周辺を断面して示す断面図である。中間レールユニット310とカセット本体30aとの左右方向位置は、レールガイド部309の左側面に設けられた側面リブ309aに対し中間レール部301内面が当接することによって決められる。
本実施形態では、図4(b)に示すように、本体レール部130の上下方向の高さを比較的大きくすることで、本体レール部130に対し、幅方向(同図の左右方向)でのカセット本体30aをオーバーラップ可能にして、小スペース化に寄与している。
本体レール部130の上下方向の高さを大きくしたことで、カセット本体30aの左側壁330の高さ(上下方向の高さ寸法)を大きくすることができ、これにより、カセット本体30aの剛性を確保することができる。このため、装置本体1aから引き出された際のカセット本体30aのカセット左側壁330等の破損を防止することができる。ここで、本体レール部130の高さが低いと、カセット左側壁330の高さも小さくなり、強度が低下してしまうため、補強板金追加等の、補強が必要になってしまう。
次に、中間レールユニット310の中間レール部301について、図5を参照して詳細に説明する。なお、図5は、給紙カセット30を装置本体1aから引き出した位置での本体レール部130及びその周辺を示す斜視図である。
図5に示す中間レール部301は、給紙カセット30と本体レール部130との間に配置された中間レール手段を構成している。この中間レール部301は、本体レール部130の上部ガイド面130aに対向する上側対向面301cと、本体レール部130の下部ガイド面130bに対向する下側対向面301dとを有して、給紙カセット30を本体レール部130に対してガイドする。
中間レール部301は、上部ガイド面130aと上側対向面301cとの間で上部ガイド面130aに接して転動可能に支持された上側カセットコロ(上側従動回転体)303aを有している。また、中間レール部301は、下部ガイド面130bと下側対向面301dとの間で下部ガイド面130bに接して転動可能に支持された下側カセットコロ(下側従動回転体)303bとを有している。
このような中間レール部301への上側カセットコロ303a及び下側カセットコロ303bの支持構造により、幅狭にされた本体レール部130に適正に収納することができ、小スペース配置を低コストで実現することが可能になる。このため、前述したように、本体レール部130の上下方向の高さが大きくなり、幅方向でのカセット本体30aを本体レール部130に対しオーバーラップさせることが可能になる。これにより、カセット本体30aのカセット左側壁330(図4(b)参照)の高さを大きくすることができ、給紙カセット30の高剛性化が可能になる。
上側カセットコロ303aはその回転軸306が、上側保持手段としての上側保持部材302aにより両持ち状態で上側対向面301cに支持されている。また、下側カセットコロ303bはその回転軸307が、下側保持手段としての下側保持部材302bにより両持ち状態で下側対向面301dに支持されている。
このため、給紙カセット30が引き出されて中間レール部先端に負荷が掛かったとしても、両持ち支持された上側カセットコロ303aが、上部ガイド面130aと上側対向面301cとの間で中間レール部301先端部を堅固に支えることができる。これと共に、両持ち支持された下側カセットコロ303bが、下部ガイド面130bと下側対向面301dとの間で中間レール部先端のやや上流側を堅固に支えることができる。これにより、停止部132に係合爪部134を係合させて停止された給紙カセット30にて、後部下方に作用する荷重を確実に支えて、中間レール部301等の破損を回避することができる。また、下側対向面301dは、中間レール部301側面の一部を切り起こしするだけで、容易に形成することができる。
以上のように、中間レール部先端の上部及び下部には、それぞれ上側カセットコロ303a及び下側カセットコロ303bを有した上側保持部材302a及び下側保持部材302bが備え付けられている。このため、中間レール部301に直接的に回転軸を支持してコロを保持した構成に比べて、中間レール部301の上下方向の高さ寸法を小さくしながらも、上下方向のスペースの広い本体レール部130に確実に対応させることができる。この構成を採用せずに、高さのある本体レール部130に対応する場合には、中間レール部301そのものの高さを高くする必要があり、材料が嵩み、コストアップを招いてしまう。
また、上側保持部材302aは、給紙カセット30の装着方向(矢印Eの方向)の下流側にて上側カセットコロ303aを支持し、下側保持部材302bは、給紙カセット30の装着方向の上流側にて下側カセットコロ303bを支持している。これにより、停止部132に係合爪部134を係合させて停止された給紙カセット30にて、後部下方に作用する荷重を確実に支えることができる。
本体レール部130は、給紙カセット30の引き出し方向(矢印Dの方向)に移動する中間レール部301の一部である係合爪部134を所定の位置(図5に示す位置)で当接させて停止する停止手段としての停止部132を有している。さらに、本体レール部130は、停止部132により所定の位置で停止している中間レール部301の上側カセットコロ303aの傾き(図6参照)を規制するように上部ガイド面130aに突出形成された規制部131を有している。この規制部131は、上部ガイド面130aから下方に突出する凸形状(凸部)であり、上部ガイド面130aに一体に形成してもよいし、上部ガイド面130aに螺子等の固定手段により取り付けてもよい。なお、螺子等の固定手段で固定する構成であれば、規制部131の位置を調整することが可能となる。
また、停止部132は、給紙カセット30の装着方向における下側カセットコロ303bの上流側にて中間レール部301を下側から支持する支持従動回転体としての下側支持コロ133を有している。このため、中間レール部301の下側を、下側カセットコロ303bと共に下側支持コロ133によっても支えることができるので、中間レール部301のスライド動作をより安定化できる。
次に、本実施形態によるカセットユニット31を装置本体1aから引き出しする際の操作等について図2、図5及び図6を参照して説明する。なお、図6は、上側カセットコロ303aが本体レール部130の規制部131で支えられた状態を示す断面図である。
即ち、ユーザがカセットユニット31を装置本体1aから引き出した際には、最初にカセット本体30aが引き出されて、中間レールユニット310は動作しない。その後、カセット本体30aが中間レール部301に接触し、カセット本体30aが中間レールユニット310を伴って引き出されていく。
その後、中間レール部301側の係合爪部134が、本体レール部130側の停止部132に当接することで、中間レール部301は停止される。その後、カセット本体30aのみが中間レール部301に対して移動し、カセット本体30aが中間レール部301の後端部に接触するまで、カセット本体30aは引き出される。
そして、ユーザがカセット本体30a内にシートPを積載する等の作業を行う際、給紙カセット30先端には上下方向の負荷がかかる。中間レール部301には、シートの重量に加えてユーザの操作力が加わるため、中間レール部301は、極めて強い負荷に対して耐える必要がある。
本実施形態の構成では、中間レール部301の上部と下部に上側保持部材302a及び下側保持部材302bを夫々配置し、上側保持部材302a及び下側保持部材302bに上側カセットコロ303a及び下側カセットコロ303bを夫々支持している。これにより、中間レール部に回転軸を直接支持してカセットコロを保持する構成に比べて、上側保持部材302aの側面が支持されないため、負荷を受けた際に上側カセットコロ303aが傾くおそれがある。そのため、本実施形態では、上述の規制部131を上部ガイド面130aに設けて、上側保持部材302aの傾き防止の構成としている。
以下、傾き防止の構成について、図4(b)及び図6を参照して説明する。なお、図6は、カセットコロ303が本体レール部130の規制部131によって支持された様子を示す、中間レール部301をそのレール長手方向に見た状態を示す断面図である。
図6に示すように、上側カセットコロ303aの傾き防止のために、本体レール部130の上側カセットコロ303aの図6の右側部に、絞り形成された規制部131が設けられている。そのため、カセットユニット31が装置本体1aから引き出されると、上記コロ303aが負荷を受けた際に本体レール部外側へ傾く可能性があるが、傾いたとしても所定角度傾くと規制部131に当接することで、本体レール部130から脱落せずに保持される。したがって、上側カセットコロ303aが傾いたときに規制部131に当接して所定角度以上の傾きを規制されるため、上側カセットコロ303aが大きく傾くことがない。この所定角度は、上側カセットコロ303aの傾きにより回転軸306が変形等の破損を防止しない角度であり、かつ、上側カセットコロ303aが円滑に回転してカセットユニット31を円滑に引き出せる角度である。
なお、上側カセットコロ303aの傾き防止に、絞り形状である規制部131を採用した理由は、以下のようなものである。即ち、曲げ形状では、側面からの負荷に対して弱く、曲げ部の強度を確保するためには、厚い板材にする等の対策が必要であり、コストアップと小スペース配置の観点から望ましくない。絞り高さは1mm程度あれば十分な機能を発揮するが、曲げ形状では、形状を設けるために大きくなりやすく、図4(b)に示したカセット左側壁330と本体レール部130との隙間Laが小さくなって、互いに接触する可能がある。そのため、本体レール部130の高さまたはカセット本体30aのカセット左側壁330の高さを小さくする必要があり、強度やスペースの点で問題を生じるおそれがある。
このような問題を解消可能な絞り形成による規制部131により、以下のような効果を得ることができる。即ち、カセットユニット31を装置本体1aから引き出した量によって、上側カセットコロ303aはカセット本体30aから距離が離れていき、より脱落の可能性が高まる。しかし、規制部131を、給紙カセット30が装置本体1aから引き出された際の、上側カセットコロ303aの近傍に位置する部位のみに設けることで、シンプルな構成でありながら十分に効果が発揮できる。つまり、想定される負荷がかかった際に、上側カセットコロ303aが本体レール部130から脱落する範囲のみに設けられた規制部131により、上側カセットコロ303aの傾きを確実に抑え、本体レール部130からの脱落を確実に防止できる。
本実施形態においては、最もカセットユニット31を引き出した位置から±10mmの範囲に規制部131を設けている。これにより、上側カセットコロ303aが図6のように傾いても、規制部131に当接することで、傾きがそれ以上進行することを防ぎ、上側カセットコロ303aが本体レール部130から脱落することを防止することができる。そして、確実に給紙カセット30の装置本体1a内部から引き出し及び装置本体1a内部への装着を行うことができる。
以上の本実施形態によると、給紙カセット30が引き出されて中間レール部301に大きな負荷が掛かっても、中間レール部301と本体レール部130の接触部に位置する上側カセットコロ303aの傾きを規制し、その脱落を確実に防止することができる。このため、本体レール部130の高さを高くしたことで生まれたスペースを利用し、給紙カセット30の高剛性化と小スペース配置とを実現しながら、中間レール部301の高さを本体レール部130の高さに応じて高くすることができる。本体レール部130の上下方向の高さが大きくされることで、カセット本体30aの左側壁330の高さを大きくすることが可能で、カセット本体30aの剛性が確保でき、小スペースな配置構成を低コストで実現することが可能になる。
1…画像形成装置/1a…装置本体/27…画像形成手段/29…シート給送装置/30…給紙カセット(シート収納手段)/30b…一方の側壁部/130…本体レール部(本体レール手段)/130a…上部ガイド面/130b…下部ガイド面/131…規制部/132…停止部(停止手段)/133…下側支持コロ(支持従動回転体)/134…係合爪部(中間レール手段の一部)/301…中間レール部(中間レール手段)/301c…上側対向面/301d…下側対向面/302a…上側保持部材(上側保持手段)/302b…下側保持部材(下側保持手段)/303a…上側カセットコロ(上側従動回転体)/303b…下側カセットコロ(下側従動回転体)/306,307…回転軸/P…シート/Sp…収納空間(装着部)

Claims (6)

  1. 装着部を有する装置本体と、
    前記装着部に対し装着及び引き出し可能で且つシートが収納されるシート収納手段と、
    前記装着部に配置され、上部ガイド面及び下部ガイド面を有する本体レール手段と、
    前記シート収納手段と前記本体レール手段との間に配置され、前記上部ガイド面に対向する上側対向面及び前記下部ガイド面に対向する下側対向面を有して、前記シート収納手段を前記本体レール手段に対してガイドする中間レール手段と、を備え、
    前記中間レール手段は、
    前記上部ガイド面と前記上側対向面との間で前記上部ガイド面に転動可能に接する上側従動回転体を有し、
    前記本体レール手段は、
    前記シート収納手段の引き出し方向に移動する前記中間レール手段の一部を所定の位置で当接させて停止する停止手段と、
    前記上部ガイド面に設けられ、前記停止手段により前記所定の位置で停止された前記中間レール手段の前記上側従動回転体の傾きを規制する規制部と、を有する、
    ことを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記規制部は、前記上側従動回転体が傾いたときに当接して所定角度以上の傾きを規制するために、前記中間レール手段が停止したときに前記上側従動回転体に対応して配置された凸部である、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
  3. 前記下部ガイド面と前記下側対向面との間で前記下部ガイド面に転動可能に接する下側従動回転体と、
    前記シート収納手段の装着方向の下流側において前記上側対向面に取り付けられ、前記上側従動回転体の回転軸を両持ち支持する上側保持部材と、
    前記上側従動回転体より前記装着方向の上流側にて前記下側対向面に取り付けられ、前記下側従動回転体の回転軸を両持ち支持する下側保持部材と、を備える、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート給送装置。
  4. 前記本体レール手段は、前記シート収納手段の装着方向における前記下側従動回転体の上流側に前記中間レール手段を下側から支持する支持従動回転体を有する、
    ことを特徴とする請求項3に記載のシート給送装置。
  5. 前記中間レール手段は、前記シート収納手段の装着方向に直交する幅方向における一方の側壁部にスライド可能に支持されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか1項に記載のシート給送装置と、
    前記シート給送装置により送り出されたシートに画像を形成する画像形成手段と、を備えた、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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