JP2023085052A - テーブル装置 - Google Patents

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Takashi Hirano
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Abstract

【課題】ピッチング方向及びヨーイング方向へのモーメント剛性を向上可能なテーブル装置を提供することにある。【解決手段】第1ガイド機構は、テーブルの裏面に接続される第1スライダと、第1スライダを第1方向に摺動可能に支持する第1レールと、を有し、第2ガイド機構は、テーブルの裏面に接続される第2スライダと、第2スライダを第1方向に摺動可能に支持する第2レールと、を有し、第3ガイド機構は、テーブルの裏面に接続される第3スライダと、第3スライダを第1方向に摺動可能に支持する第3レールと、を有し、テーブルは、第2方向から見たとき、第1方向に開いたV字形状であり、第1方向において、第1スライダ及び第2スライダは、同一位置に配置され、第1方向において、第3スライダは、第1スライダ及び第2スライダから外れた位置に配置される。【選択図】図1

Description

本発明は、テーブル装置に関する。
測定装置や工作機械の分野において、移動可能なテーブルを有するテーブル装置が使用されている。例えば特許文献1には、同一方向に移動する2つのテーブルを有するテーブル装置が開示されている。
特許文献1のテーブル装置は、第1上面を有する第1テーブルと、第1上面に垂直な方向から見た場合に、第1テーブルとX方向に隣り合って配置され、第2上面を有する第2テーブルと、第1テーブルをX方向にガイドする第1ガイド装置と、第2テーブルをX方向にガイドする第2ガイド装置と、を備える。そして、第1テーブルの第1上面と、第2テーブルの第2上面とは同一平面内に並んでおり、第1ガイド装置と第2ガイド装置とは、Y方向に並んで少なくとも一部が同一平面内に配置される。
このような構成により、第1テーブルをX方向にガイドする第1ガイド装置と、第2テーブルをX方向にガイドする第2ガイド装置とが、Y方向にずれて配置されるため、X方向に関する第1テーブルの可動範囲、及びX方向に関する第2テーブルの可動範囲を拡大し、第1テーブルと第2テーブルとを接近可能とされている。
特許文献1のテーブル装置においては、第1テーブルをX方向にガイドする第1ガイド装置が、第1テーブルのY方向一端部を支持する第1ガイド機構のスライダ及びレールと、第1テーブルのY方向の他端部を支持する第2ガイド機構のスライダ及びレールと、を含む。第1テーブルは単純な長方形状であり、第1ガイド機構のスライダと第2ガイド機構のスライダとはX方向において同一位置にあるため、スライダ同士のX方向の距離(所謂スライダスパン)はゼロである。したがって、ピッチング方向及びヨーイング方向へのモーメント剛性の向上は期待できない。
特許第6323069号公報
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ピッチング方向及びヨーイング方向へのモーメント剛性を向上可能なテーブル装置を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) テーブルと、
前記テーブルを第1方向にガイドするガイド装置と、
を備えるテーブル装置であって、
前記テーブルは、前記第1方向に対して垂直である第2方向に向く表面及び裏面を備え、
前記ガイド装置は、
前記テーブルの前記第1方向及び前記第2方向に対して垂直である第3方向の一端部を支持する第1ガイド機構と、
前記テーブルの前記第3方向の他端部を支持する第2ガイド機構と、
前記テーブルの前記第3方向の中間部を支持する第3ガイド機構と、
を有し、
前記第1ガイド機構は、前記テーブルの前記裏面に接続される第1スライダと、前記第1スライダを前記第1方向に摺動可能に支持する第1レールと、を有し、
前記第2ガイド機構は、前記テーブルの前記裏面に接続される第2スライダと、前記第2スライダを前記第1方向に摺動可能に支持する第2レールと、を有し、
前記第3ガイド機構は、前記テーブルの前記裏面に接続される第3スライダと、前記第3スライダを前記第1方向に摺動可能に支持する第3レールと、を有し、
前記テーブルは、前記第2方向から見たとき、前記第1方向に開いたV字形状であり、
前記第1方向において、前記第1スライダ及び前記第2スライダは、同一位置に配置され、
前記第1方向において、前記第3スライダは、前記第1スライダ及び前記第2スライダから外れた位置に配置される、
テーブル装置。
(2) 前記テーブル装置は、前記第1方向に互いに隣り合うように配置された複数の前記テーブルを備え、
前記第1ガイド機構は、それぞれの前記テーブルの前記裏面に接続される複数の前記第1スライダを有し、
前記第2ガイド機構は、それぞれの前記テーブルの前記裏面に接続される複数の前記第2スライダを有し、
前記第3ガイド機構は、それぞれの前記テーブルの前記裏面に接続される複数の前記第3スライダを有する、
(1)に記載のテーブル装置。
(3) 前記第1方向に隣り合う前記テーブルは、前記第2方向及び前記第3方向が成す平面において、互いに一部が重なるように配置可能である
(2)に記載のテーブル装置。
(4) 前記テーブル装置は、それぞれの前記テーブルに接続されて前記テーブルを前記第1方向に駆動する複数の駆動装置を備え、
前記複数の駆動装置のうち、前記第1方向で数えて奇数番目の前記テーブルに接続される前記駆動装置は、前記第1ガイド機構と前記第3ガイド機構との間に配置され、
前記複数の駆動装置のうち、前記第1方向で数えて偶数番目の前記テーブルに接続される前記駆動装置は、前記第2ガイド機構と前記第3ガイド機構との間に配置される
(2)又は(3)に記載のテーブル装置。
本発明によれば、その目的は、ピッチング方向及びヨーイング方向へのモーメント剛性を向上可能なテーブル装置を提供することにある。
図1は、本実施形態に係るテーブル装置1を+Z側から見た平面図である。 図2は、第2実施形態に係るテーブル装置100を+Z側から見た平面図である。 図3は、比較例に係るテーブル装置100を+Z側から見た平面図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されない。以下で説明する各実施形態の要件は、適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。以下の説明においては、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部の位置関係について説明する。所定面内の第1軸(X軸)と平行な方向を第1方向(X軸方向)、X軸に垂直である所定面内の第3軸(Y軸)と平行な方向を第3方向(Y軸方向)、X軸及びY軸のそれぞれに垂直である第2軸(Z軸)と平行な方向を第2方向(Z軸方向)とする。X軸は、YZ平面に垂直である。Y軸は、XZ平面に垂直である。Z軸は、XY平面に垂直である。XY平面は、所定面と平行である。本実施形態において、XY平面は、水平面と平行であることとする。Z軸方向は、鉛直方向(重力方向)である。
<第1実施形態>
第1実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係るテーブル装置1を+Z側から見た平面図である。
図1に示すように、テーブル装置1は、複数のテーブル10,20,30をX軸方向(第1方向)にガイドするガイド装置3と、複数のテーブル10,20,30をX軸方向に移動可能な駆動システム5と、を備えている。複数のテーブル10,20,30のうち、X軸方向で-X側から数えて1,2,3番目のテーブルをそれぞれ第1テーブル10、第2テーブル20、及び第3テーブル30と呼ぶ。
第1~第3テーブル10,20,30はそれぞれ、加工物の把持装置や測定プローブ、加工装置等の物体7を支持して移動可能である。第1~第3テーブル10,20,30は、+Z方向を向く表面11,21,31と、表面11,21,31の反対方向(-Z方向)を向く裏面と、を有する。物体7は、第1~第3テーブル10,20,30の表面11,21,31からそれぞれ+Z側に突出した一対の間座19,29,39に載せられる。一対の間座19,29,39はそれぞれ、後述する第1接続部17,27,37と第2接続部18,28,38とに設けられる。なお、図1はテーブル装置1を+Z側から見た平面図であるが、第1~第3テーブル10,20,30上の物体7及び間座19,29,39は、破線で描かれている。表面11,21,31は、間座19,29,39を介して物体7を支持可能である。本実施形態において、表面11,21,31及び裏面のそれぞれは、XY平面と平行である。このように、物体7は間座19,29,39を介して表面11,21,31に支持されるので、ある一つの表面(例えば表面11)に支持された物体7が、隣接する他の表面(例えば表面21)に干渉することが防止される。
第1テーブル10と第2テーブル20と第3テーブル30とは、X軸方向に互いに隣り合うように配置される。第1テーブル10は、第2テーブル20の-X側に配置される。第2テーブル20は、第1テーブル10の+X側且つ第3テーブル30の-X側に配置される。第3テーブル30は、第2テーブル20の+X側に配置される。第1テーブル10は、第2テーブル20の-X側の領域(空間)で移動可能である。第2テーブル20は、第1テーブル10の+X側且つ第3テーブル30の-X側の領域(空間)で移動可能である。第3テーブル30は、第2テーブル20の+X側の領域(空間)で移動可能である。
第1~第3テーブル10,20,30はそれぞれ、Z軸方向から見たとき、X軸方向(+X側)に開いたV字形状である。第1~第3テーブル10,20,30はそれぞれ、後述の第1ガイド機構40の+Z側に配置に配置された第1基部14,24,34(Y軸方向の一端部)と、後述の第2ガイド機構50の+Z側に配置に配置された第2基部15,25,35(Y軸方向の他端部)と、後述の第3ガイド機構60の+Z側に配置に配置された第3基部16,26,36(Y軸方向の中間部)と、を有する。
各第1~第3テーブル10,20,30について、第1基部14,24,34及び第2基部15,25,35は、X軸方向における同一位置に配置される。一方、第3基部16,26,36は、X軸方向において第1基部14,24,34及び第2基部15,25,35から外れた位置、より具体的には、第1基部14,24,34及び第2基部15,25,35よりも-X側の位置に配置される。
さらに、第1~第3テーブル10,20,30はそれぞれ、第1基部14,24,34及び第3基部16,26,36を接続する第1接続部17,27,37と、第2基部15,25,35及び第3基部16,26,36を接続する第2接続部18,28,38と、を有する。第1接続部17,27,37は、-X側に向かうにしたがって、-Y側に傾斜する。第2接続部18,28,38は、-X側に向かうにしたがって、+Y側に傾斜する。
第1~第3テーブル10,20,30はそれぞれ、Z軸方向から見たとき、X軸方向(+X側)に開いたV字形状であるので、図1に示すように、隣り合う第1及び第2テーブル10,20並びに隣り合う第2及び第3テーブル20,30は、YZ平面(第2方向及び第3方向が成す平面)において、互いに一部が重なるように配置可能である。このように配置した場合、第1テーブル10のV字形状の+X側に開いた開口部に、第2テーブル20の第1及び第2接続部27,28並びに第3基部26が入り込む。同様に、第2テーブル20のV字形状の+X側に開いた開口部に、第3テーブル30の第1及び第2接続部37,38並びに第3基部36が入り込む。
第1~第3テーブル10,20,30の表面11,21,31とは、実質的に同じ高さに配置される。表面11,21,31のそれぞれは、平面(平坦)である。表面11,21,31とは、XY平面上に面一に配置される。
ガイド装置3は、第1~第3テーブル10,20,30のY方向一端部(+Y側端部)である第1基部14,24,34を支持する第1ガイド機構40と、第1~第3テーブル10,20,30のY方向他端部(-Y側端部)である第2基部15,25,35を支持する第2ガイド機構50と、第1~第3テーブル10,20,30のY方向中間部である第3基部16,26,36を支持する第3ガイド機構60と、を備える。
第1~第3ガイド機構40,50,60は、Y軸方向に隣り合うように配置される。第1~第3ガイド機構40,50,60は、X軸方向に延び、第1~第3テーブル10,20,30をX軸方向にガイドする。
第1ガイド機構40は、第1~第3テーブル10,20,30の第1基部14,24,34の裏面に接続される3つの第1スライダ41と、これら3つの第1スライダ41をX軸方向に摺動可能に支持する第1レール43と、を有する。
第2ガイド機構50は、第1~第3テーブル10,20,30の第2基部15,25,35の裏面に接続される3つの第2スライダ51と、これら3つの第2スライダ51をX軸方向に摺動可能に支持する第2レール53と、を有する。
第3ガイド機構60は、第1~第3テーブル10,20,30の第3基部16,26,36の裏面に接続される3つの第3スライダ61と、これら3つの第3スライダ61をX軸方向に摺動可能に支持する第3レール63と、を有する。
第1~第3スライダ41、51,61は、第1基部14,24,34や、第2基部15,25,35、第3基部16,26,36のX軸方向及びY軸方向における中央部を支持する。
第1~第3レール43,53,63は、X軸方向に延びる長尺の部材である。第1~第3レール43,53,63は、互いに平行に配置される。
第1~第3ガイド機構40,50,60は、直動ガイド機構(例えばリニアガイド)を含む。第1~第3スライダ41、51,61は、第1~第3レール43,53,63と、第1~第3レール43,53,63を移動可能な第1~第3スライダ41、51,61(スライダブロックと、を含む。第1~第3スライダ41、51,61は、直動型軸受を含んでもよい。本実施形態において、第1~第3スライダ41、51,61は、直動型の転がり軸受を含んでもよい。転がり軸受は、転動体を有する。転動体は、玉及びころの一方又は両方を含んでもよい。すなわち、転がり軸受は、玉軸受及びころ軸受の一方又は両方を含んでもよい。本実施形態において、第1~第3スライダ41、51,61は、直動型玉軸受(linear ball bearing)を含んでもよい。
第1~第3レール43,53,63のY軸方向の両側面には溝(不図示)が形成され、当該溝に配置される転動体(玉)が転がることによって、第1~第3スライダ41、51,61は第1~第3レール43,53,63を円滑に移動可能である。
駆動システム5は、第1~第3テーブル10、20,30に接続されてこれら第1~第3テーブル10、20,30をX軸方向に駆動する第1~第3駆動装置70,80,90を備える。
第1~第3駆動装置70,80,90のうち、X軸方向で数えて奇数番目のテーブルである第1及び第3テーブル10,30に接続される第1及び第3駆動装置70,90は、Y軸方向において第1ガイド機構40と第3ガイド機構60との間に配置される。一方、第1~第3駆動装置70,80,90のうち、X軸方向で数えて偶数番目のテーブルである第2テーブル20に接続される第2駆動装置80は、Y軸方向において第2ガイド機構50と第3ガイド機構60との間に配置される。
本実施形態の第1~第3駆動装置70,80,90は、リニアモータである。第1駆動装置70は、固定子(不図示)と、第1テーブル10の第1接続部17の裏面に固定され、固定子に対して移動する第1可動子71と、を備える。第2駆動装置80は、固定子(不図示)と、第2テーブル20の第2接続部28の裏面に固定され、固定子に対して移動する第2可動子81と、を備える。第3駆動装置90は、固定子(不図示)と、第3テーブル30の第1接続部37の裏面に固定され、固定子に対して移動する第3可動子91と、を備える。
固定子は、複数のコイルを有する。第1~第3可動子71,81,91のそれぞれは、磁石を有する。すなわち、本実施形態において、第1~第3駆動装置70,80,90としてのリニアモータは、ムービングマグネット型のリニアモータである。なお、固定子が磁石を有し、第1~第3可動子71,81,91のそれぞれがコイルを有してもよい。すなわち、第1~第3駆動装置70,80,90としてのリニアモータがムービングコイル型のリニアモータであってもよい。
なお、X軸方向で数えて奇数番目のテーブルである第1及び第3テーブル10,30に接続される第1及び第3駆動装置70,90は、固定子を共用してよい。図示の例では、第1テーブル10に接続された第1可動子71と、第3テーブル30に接続された第3可動子91とが、1つの固定子を共用して同軸上に位置するため、テーブル装置1の小型化を図ることができる。
また、X軸方向で数えて偶数番目のテーブルに接続される駆動装置も、固定子を共用してよい。なお、図示の例ではX軸方向で数えて偶数番目のテーブルに接続される駆動装置が第2駆動装置80の一つであるため、固定子の共用はされていない。
第1~第3駆動装置70~90は、別々に作動可能である。駆動システム5は第1~第3駆動装置70~90により、第1~第3テーブル10,20,30を別々に移動することができる。駆動システム5は、第1~第3テーブル10,20,30を同時に移動してもよい。
第1~第3テーブル10,20,30は、表面11,21,31のX軸方向両端部同士が接近するように移動可能である。第1~第3テーブル10,20,30は、表面11,21,31のX軸方向両端部同士が接触するように移動されてもよい。駆動システム5は、表面11,21,31のX軸方向両端部同士が接近又は接触された状態で、第1~第3テーブル10,20,30をX軸方向に一緒に移動可能である。
以上のように構成された本実施形態のテーブル装置によれば、第1~第3テーブル10,20,30はそれぞれ、Z軸方向から見たとき、X軸方向(+X側)に開いたV字形状であり、X軸方向において、第1スライダ41及び第2スライダ51は、同一位置に配置され、X軸方向において、第3スライダ61は、第1スライダ41及び第2スライダ51から外れた位置に配置される。
したがって、第1~第3テーブル10,20,30においてスライダスパンを確保することができるため、ピッチング方向(Y軸まわりの回転方向)及びヨーイング方向(Z軸まわりの回転方向)の剛性を向上することができる。なお、図1には、第1テーブル10におけるスライダスパンSが示されている。
また、テーブル装置1は、X軸方向に互いに隣り合うように配置された第1~第3テーブル10,20,30を備え、第1ガイド機構40は、それぞれの第1~第3テーブル10,20,30の裏面に接続される複数の第1スライダ41を有し、第2ガイド機構50は、それぞれの第1~第3テーブル10,20,30の裏面に接続される複数の第2スライダ51を有し、第3ガイド機構60は、それぞれの第1~第3テーブル10,20,30の裏面に接続される複数の第3スライダ61を有する。
このように、複数のテーブル10,20,30が設けられる場合は、複数の第1スライダ41が共用の1個の第1レール43上を摺動し、複数の第2スライダ51が共用の1個の第2レール53上を摺動し、複数の第3スライダ61が共用の1個の第3レール63上を摺動する。したがって、テーブル装置1の小型化を図ることができる。
また、第1~第3テーブル10,20,30はそれぞれ、Z軸方向から見たとき、X軸方向(+X側)に開いたV字形状であるので、図1に示すように、隣り合う第1及び第2テーブル10,20並びに隣り合う第2及び第3テーブル20,30は、YZ平面(第2方向及び第3方向が成す平面)において、互いに一部が重なるように配置可能である。このように配置した場合、第1テーブル10のV字形状の+X側に開いた開口部に、第2テーブル20の第1及び第2接続部27,28並びに第3基部26が入り込む。同様に、第2テーブル20のV字形状の+X側に開いた開口部に、第3テーブル30の第1及び第2接続部37,38並びに第3基部36が入り込む。したがって、第1~第3テーブル10,20,30同士を近づけて配置することができる。
テーブル装置1は、それぞれの第1~第3テーブル10,20,30に接続されて第1~第3テーブル10,20,30をX軸方向に駆動する第1~第3駆動装置70,80,90を備え、第1~第3駆動装置70,80,90のうち、X軸方向で数えて奇数番目のテーブル(第1及び第3テーブル10,30)に接続される第1及び第3駆動装置70,90は、第1ガイド機構40と第3ガイド機構60との間に配置され、第1~第3駆動装置70,80,90のうち、X軸方向で数えて偶数番目のテーブル(第2テーブル20)に接続される第2駆動装置80は、第2ガイド機構50と第3ガイド機構60との間に配置される。
したがって、X軸方向に隣り合う第1及び第2テーブル10,20に接続される第1及び第2駆動装置70,80をY軸方向に離間させて配置することができる。これにより第1及び第2駆動装置70,80の第1及び第2可動子71、81を、図1に示すように、YZ平面で重複する位置に配置できるので、第1及び第2テーブル10,20をX軸方向に近づけて配置可能である。同様に、X軸方向に隣り合う第2及び第3テーブル20,30に接続される第2及び第3駆動装置80,90をY軸方向に離間させて配置することができる。これにより第2及び第3駆動装置80,90の第2及び第3可動子81、91を、図1に示すように、YZ平面で重複する位置に配置できるので、第2及び第3テーブル20,30をX軸方向に近づけて配置可能である。
<第2実施形態>
第2実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。図2は、第2実施形態に係るテーブル装置100を+Z側から見た平面図である。なお、図2においては、物体7及び間座19,29,39の図示を省略しているが、物体7及び間座19,29,39は第1実施形態(図1参照)と同様に設けられる。
駆動システム5は、第1~第3テーブル10、20,30に接続されてこれら第1~第3テーブル10、20,30をX軸方向に駆動する第1~第3駆動装置70,80,90を備える。
第1~第3駆動装置70,80,90のうち、X軸方向で数えて奇数番目のテーブルである第1及び第3テーブル10,30に接続される第1及び第3駆動装置70,90は、Y軸方向において第1ガイド機構40と第3ガイド機構60との間に配置される。さらに、第1及び第3駆動装置70,90は、Y軸方向において離間して配置される。一方、第1~第3駆動装置70,80,90のうち、X軸方向で数えて偶数番目のテーブルである第2テーブル20に接続される第2駆動装置80は、Y軸方向において第2ガイド機構50と第3ガイド機構60との間に配置される。
本実施形態における第1~第3駆動装置70,80,90は、ボールねじである。第1駆動装置70は、第1テーブル10の第1接続部17の裏面に固定され、X軸方向に延びる第1ねじ軸73に対して移動する第1ナット75を備える。第2駆動装置80は、第2テーブル20の第2接続部28の裏面に固定され、X軸方向に延びる第2ねじ軸83に対して移動する第2ナット85を備える。第3駆動装置90は、第3テーブル30の第1接続部37の裏面に固定され、X軸方向に延びる第3ねじ軸93に対して移動する第3ナット95を備える。
第1~第3ねじ軸73,83,93は、それぞれアクチュエータ(不図示)の作動によりX軸まわりで回転し、第1~第3ナット75,85,95及びこれら第1~第3ナット75,85,95が接続されている第1~第3テーブル10,20,30がX軸方向に移動(直線移動)する。
以上のように構成した本実施形態のテーブル装置1によっても、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
なお、第1~第3駆動装置70,80,90としては、上述したリニアモータやボールねじに限定されず、タイミングベルトやラック・アンド・ピニオンによる駆動機構を採用しても構わない。
<比較例>
図3は、比較例に係るテーブル装置100を+Z側から見た平面図である。テーブル装置100は、複数のテーブル110,120,130をX軸方向(第1方向)にガイドするガイド装置103を備えている。複数のテーブル110,120,130のうち、X軸方向で数えて1,2,3番目のテーブルをそれぞれ第1テーブル110、第2テーブル120、及び第3テーブル130と呼ぶ。
第1~第3テーブル110,120,130は、+Z方向から見て単純な矩形状であり、X軸方向よりもY軸方向に長い。第1~第3テーブル110,120,130は、それぞれ物体107を支持する。なお、図3はテーブル装置100を+Z側から見た平面図であるが、第1~第3テーブル110,120,130上の物体107は、破線で描かれている。
ガイド装置103は、第1~第3テーブル110,120,130のY方向一端部(+Y側端部)を支持する第1ガイド機構140と、第1~第3テーブル110,120,130のY方向他端部(-Y側端部)を支持する第2ガイド機構150と、を備える。
第1~第2ガイド機構140,150は、Y軸方向に隣り合うように配置される。第1~第2ガイド機構140,150は、第1~第3テーブル110,120,130をX軸方向にガイドする。
第1ガイド機構140は、第1~第3テーブル110,120,130の裏面に接続される3つの第1スライダ141と、これら3つの第1スライダ141をX軸方向に摺動可能に支持する第1レール143と、を有する。
第2ガイド機構150は、第1~第3テーブル110,120,130の裏面に接続される3つの第2スライダ151と、これら3つの第2スライダ151をX軸方向に摺動可能に支持する第2レール153と、を有する。
このような比較例に係るテーブル装置100によっても第1~第3テーブル110,120,130のX軸方向におけるピッチを短くすることで、多くのテーブルを配置することが可能である。しかしながら、第1~第3テーブル110,120,130は単純な矩形状であり、X軸方向において、第1スライダ141及び第2スライダ151は、同一位置に配置されている。したがって、第1~第3テーブル110,120,130においてスライダスパンが確保できず、ピッチング方向及びヨーイング方向の剛性を向上することができない。
なお、本発明は、上記各実施形態に例示したものに限定されるものではなく、適宜変更、改良等が可能である。
例えば、上述の実施形態ではテーブルの個数は三つとしたが、テーブルの個数はこれに限られない。テーブルの個数を変更した場合は、それぞれのテーブルを支持する第1~第3ガイド機構40,50,60の第1~第3スライダ41,51,61の個数も、テーブルの個数と同様となるように変更すればよい。
1 テーブル装置
3 ガイド装置
5 駆動システム
10,20,30 テーブル
11,21,31 表面
14,24,34 第1基部(一端部)
15,25,35 第2基部(他端部)
16,26,36 第3基部(中間部)
17,27,37 第1接続部
18,28,38 第2接続部
40 第1ガイド機構
41 第1スライダ
43 第1レール
50 第2ガイド機構
51 第2スライダ
53 第2レール
60 第3ガイド機構
61 第3スライダ
63 第3レール
70 第1駆動装置
71 第1可動子
73 第1ねじ軸
75 第1ナット
80 第2駆動装置
81 第2可動子
83 第2ねじ軸
85 第2ナット
90 第3駆動装置
91 第3可動子
93 第3ねじ軸
95 第3ナット
S スライダスパン

Claims (4)

  1. テーブルと、
    前記テーブルを第1方向にガイドするガイド装置と、
    を備えるテーブル装置であって、
    前記テーブルは、前記第1方向に対して垂直である第2方向に向く表面及び裏面を備え、
    前記ガイド装置は、
    前記テーブルの前記第1方向及び前記第2方向に対して垂直である第3方向の一端部を支持する第1ガイド機構と、
    前記テーブルの前記第3方向の他端部を支持する第2ガイド機構と、
    前記テーブルの前記第3方向の中間部を支持する第3ガイド機構と、
    を有し、
    前記第1ガイド機構は、前記テーブルの前記裏面に接続される第1スライダと、前記第1スライダを前記第1方向に摺動可能に支持する第1レールと、を有し、
    前記第2ガイド機構は、前記テーブルの前記裏面に接続される第2スライダと、前記第2スライダを前記第1方向に摺動可能に支持する第2レールと、を有し、
    前記第3ガイド機構は、前記テーブルの前記裏面に接続される第3スライダと、前記第3スライダを前記第1方向に摺動可能に支持する第3レールと、を有し、
    前記テーブルは、前記第2方向から見たとき、前記第1方向に開いたV字形状であり、
    前記第1方向において、前記第1スライダ及び前記第2スライダは、同一位置に配置され、
    前記第1方向において、前記第3スライダは、前記第1スライダ及び前記第2スライダから外れた位置に配置される、
    テーブル装置。
  2. 前記テーブル装置は、前記第1方向に互いに隣り合うように配置された複数の前記テーブルを備え、
    前記第1ガイド機構は、それぞれの前記テーブルの前記裏面に接続される複数の前記第1スライダを有し、
    前記第2ガイド機構は、それぞれの前記テーブルの前記裏面に接続される複数の前記第2スライダを有し、
    前記第3ガイド機構は、それぞれの前記テーブルの前記裏面に接続される複数の前記第3スライダを有する、
    請求項1に記載のテーブル装置。
  3. 前記第1方向に隣り合う前記テーブルは、前記第2方向及び前記第3方向が成す平面において、互いに一部が重なるように配置可能である
    請求項2に記載のテーブル装置。
  4. 前記テーブル装置は、それぞれの前記テーブルに接続されて前記テーブルを前記第1方向に駆動する複数の駆動装置を備え、
    前記複数の駆動装置のうち、前記第1方向で数えて奇数番目の前記テーブルに接続される前記駆動装置は、前記第1ガイド機構と前記第3ガイド機構との間に配置され、
    前記複数の駆動装置のうち、前記第1方向で数えて偶数番目の前記テーブルに接続される前記駆動装置は、前記第2ガイド機構と前記第3ガイド機構との間に配置される
    請求項2又は3に記載のテーブル装置。
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