JP2023079878A - 振動減衰装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】二方向において、シートの振動エネルギーを吸収する。【解決手段】振動減衰装置40は、シートフレーム10Aに取り付けられた段付きボルト42と、段付きボルト42が挿通される貫通孔46Aが偏心して設けられ、段付きボルト42の軸方向D及び段付きボルト42の周方向Eに移動可能な錘部材46と、錘部材46の軸方向Dの両側に配置され、錘部材46を軸方向D及び周方向Eに振動可能とするねじりコイルばね50と、を備えている。【選択図】図4

Description

本発明は、振動減衰装置に関する。
車両等のシートに、シートの振動を減衰する振動減衰装置を設けることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、重錘と、この重錘を振動可能に支持する弾性部材とを備えたダイナミックダンパが、重錘の所定方向の移動を規制する移動規制手段を備える技術が開示されている。これにより、ダイナミックダンパにおいて、重錘の所定方向の移動を規制できるようにして、本来制振すべき特定方向の振動に対する制振効果を効率よく発揮できるようにする。
特開2020-111295号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、重錘が一方向に振動する構成であることから、二方向において、シートの振動エネルギーを吸収することができない、という問題がある。
本発明は、上記事実を考慮して、二方向において、シートの振動エネルギーを吸収することができる振動減衰装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明に係る振動減衰装置は、シートフレームに取り付けられた軸部材と、前記軸部材が挿通される貫通孔が偏心して設けられ、前記軸部材の軸方向及び前記軸部材の周方向に移動可能な錘部材と、前記錘部材の前記軸方向の両側に配置され、前記錘部材を前記軸方向及び前記周方向に振動可能とするばね部材と、を備える。
請求項1記載の本発明によれば、錘部材を軸方向及び周方向に振動可能とするばね部材を備えることで、シートが振動した際に、錘部材が軸部材の軸方向及び周方向に振動される。そして、錘部材の固有振動数を、シートの共振周波数に対応するように設定することで、シートの共振に錘部材が共振する。これにより、軸部材の軸方向と軸方向に直交した直交方向におけるシートの振動エネルギーが、錘部材の軸方向と周方向の振動エネルギーに変換される。その結果、軸部材の軸方向及び軸方向に直交した直交方向におけるシートの振動エネルギーが吸収され、シートの振動が効果的に減衰される。
請求項2記載の本発明に係る振動減衰装置では、請求項1に記載の振動減衰装置において、前記錘部材の前記軸方向の両側に配置された前記ばね部材は、前記錘部材に対して、前記軸方向において、互いに逆方向に付勢すると共に、前記周方向において、互いに逆方向に付勢するように設けられている。
請求項2記載の本発明によれば、ばね部材が、錘部材に対して、軸方向において互いに逆方向に付勢するように設けられることで、錘部材とばね部材を固定することなく、錘部材に対して、軸方向にばね力が作用する。また、ばね部材が、錘部材に対して、周方向において互いに逆方向に付勢するように設けられることで、錘部材とばね部材を固定することなく、錘部材に対して、周方向にばね力が作用する。そのため、錘部材に対して、軸方向及び周方向にばね力を常に作用させることができる。その結果、錘部材の軸方向及び周方向の振動を安定させることができる。
請求項3記載の本発明に係る振動減衰装置では、請求項1又は請求項2に記載の振動減衰装置において、前記ばね部材は、螺旋状の圧縮コイル部と、前記圧縮コイル部の両端部から延在する腕部と、を有するねじりコイルばねである。
請求項3記載の本発明によれば、ばね部材を、螺旋状の圧縮コイル部と、圧縮コイル部の両端部から延在する腕部と、を有するねじりコイルばねとすることで、圧縮コイル部によって、錘部材が軸部材の軸方向に振動するように作用させ、圧縮コイル部及び腕部によって、錘部材が軸部材の周方向に振動するように作用させることができる。そのため、簡易な構成で、錘部材を軸部材の軸方向に振動させると共に、錘部材を軸部材の周方向に振動させることができる。その結果、簡易な構成で、軸部材の軸方向及び軸方向に直交した直交方向におけるシートの振動エネルギーを吸収することができる。
請求項4記載の本発明に係る振動減衰装置では、請求項3に記載の振動減衰装置において、前記ねじりコイルばねは、前記軸方向に圧縮された状態で、かつ、前記周方向に付勢された状態で設けられている。
請求項4記載の本発明によれば、ねじりコイルばねが軸方向に圧縮された状態で配置されることで、錘部材が軸部材の軸方向の一方に移動した際に、一方のねじりコイルばねはさらに圧縮され、他方のねじりコイルばねは伸長されつつも圧縮された状態が維持される。そのため、錘部材が軸方向に振動した際に、ねじりコイルばねが常に錘部材に当接される。さらに、ねじりコイルばねが周方向に付勢された状態で配置されることで、錘部材が軸部材の周方向の一方に移動した際に、一方のねじりコイルばねはさらに付勢され、他方のねじりコイルばねは付勢力が弱まりつつも付勢された状態が維持される。そのため、錘部材が周方向に振動した際に、ねじりコイルばねが常に錘部材に当接される。その結果、錘部材とねじりコイルばねとの間で発生する異音を抑制することができる。
請求項5記載の本発明に係る振動減衰装置では、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の振動減衰装置において、前記錘部材の前記軸方向の一方側に配置される前記ばね部材と、前記錘部材の前記軸方向の他方側に配置される前記ばね部材とは、同じ形状に形成されている。
請求項5記載の本発明によれば、錘部材の軸方向の一方側に配置されるばね部材と、他方側に配置されるばね部材とを同じ形状とすることで、同じばね部材が使用される。そのため、ばね部材の製造コストを削減することができる。
本発明に係る振動減衰装置によれば、二方向において、シートの振動エネルギーを吸収することができる。
本実施形態に係る車両用シートをシート左斜め前方から見た斜視図である。 本実施形態に係る車両用シートのシートフレームをシート左斜め前方から見た斜視図である。 本実施形態に係る振動減衰装置がシートフレームに取り付けられたブラケットに取り付けられた状態を示す斜視図である。 本実施形態に係る振動減衰装置を示す分解斜視図である。 本実施形態に係る振動減衰装置をシート前方から見て示す側面図である。 本実施形態に係る振動減衰装置を示す断面図であり、図3のA-A断面を示す。 本実施形態に係る振動減衰装置の振動モデルを示す模式図である。 本実施形態に係る振動減衰装置の動作を説明する断面図であり、図8(A)は錘部材が一端側に移動した状態を示し、図8(B)は錘部材が他端側に移動した状態を示す。 本実施形態に係る振動減衰装置の動作を説明する側面図であり、図9(A)は錘部材が後側に移動した状態を示し、図9(B)は錘部材が前側に移動した状態を示す。 別の実施形態に係る振動減衰装置がシートフレームに取り付けられたブラケットに取り付けられた状態を示す斜視図である。 別の実施形態に係る振動減衰装置がシートフレームに取り付けられたブラケットに取り付けられた状態を示す斜視図である。
以下、本実施形態に係る振動減衰装置について、図面を参照して説明する。なお、各図中に適宜示される矢印FRはシート前後方向の前方を示し、矢印UPはシート上下方向の上方を示し、矢印RHはシート幅方向の右方を示している。また、矢印Dは、段付きボルトの軸方向を示し、矢印Eは、段付きボルトの周方向を示している。以下、単に前後、上下、左右の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、車両用シートの前後、車両用シートの上下、進行方向を向いた場合の車両用シートの左右を示すものとする。また、単に一端側及び他端側を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、段付きボルトの軸方向に対するものとする。また、図2では、シートフレームを構成するヘッドレストのヘッドレストステーの図示を省略している。
本実施形態の振動減衰装置は、車両に設けられた車両用シートに適用される例を説明する。
[車両用シートの構成]
図1及び図2に示されるように、車両用シート10は、乗員が着座するシートクッション12と、乗員の上体を支持するシートバック14と、シートバック14のシート上方側に設けられ乗員の頭部を支持するヘッドレスト16と、車両用シート10の骨組を形成するシートフレーム10Aと、を備えている。シートフレーム10Aは、クッションフレーム18と、シートバックフレーム28と、を備えている。
シートクッション12は、例えば、ウレタンパッドなどの発泡体によって形成されており、図2に示すクッションフレーム18に固定されている。
図2に示されるように、クッションフレーム18のシート幅方向の両端側の下側には、シート前後方向に沿って延在するスライドレール20がそれぞれ設けられている。左右一対のスライドレール20は、スライドレール20の前部にそれぞれ設けられた前側シートブラケット22、及びスライドレール20の後部にそれぞれ設けられた後側シートブラケット24を介して、車体フロア部26に固定されている。そして、左右一対のスライドレール20を介して、車両用シート10が車両前後方向に沿ってスライド可能となっている。
図1に示されるように、シートバック14は、シートクッション12と同様に、例えば、ウレタンパッドなどの発泡体によって形成されており、図2に示すシートバックフレーム28に固定されている。
図2に示されるように、シートバックフレーム28は、シートバックフレーム28の下側に配置されたロアフレーム25と、シートバックフレーム28の上側に配置されたアッパフレーム27と、を備えている。ロアフレーム25には、クッションフレーム18に対して車両前後方向にシートバックフレーム28を傾倒可能にするリクライニング装置29が設けられている。アッパフレーム27には、ヘッドレスト16の不図示のヘッドレストステーが連結される。ロアフレーム25とアッパフレーム27とは、複数のボルト32を介して連結されている。
図2に示されるように、アッパフレーム27の上端を形成する上端部材27Aに不図示の取付金具等によって取り付けられた金属製のブラケット34には、振動減衰装置40が取り付けられている。振動減衰装置40は、シート幅方向の略中央に設けられている。
図3に示されるように、ブラケット34は、L字状に形成され、シート幅方向に延在する第1片34Aと、シート前後方向に延在する第2片34Bと、を有している。第2片34Bの他端側の側面には、他端側に突出した円柱状の凸部34Cが形成されている。
[振動減衰装置の構成]
図4に示されるように、振動減衰装置40は、軸部材としての段付きボルト42と、カラー部材44と、錘部材46と、ばね部材としてのねじりコイルばね50と、を備えている。
(段付きボルト42)
図4及び図6に示されるように、段付きボルト42は、金属製で形成され、軸部42Aと、軸部42Aの一端側に形成された雄ネジ部42Cと、軸部42Aの他端側に形成された頭部42Bと、頭部42Bに形成された凸部42Dと、雄ネジ部42Cの他端側に形成された位置決め部42Eと、を有している。
軸部42Aは、円柱状に形成されている。雄ネジ部42Cは、軸部42Aより小さい外径を有する円柱状で、外周面にネジ山が形成されている。
頭部42Bは、軸部42Aより大きい外径を有する卵形状に形成されている。頭部42Bは、シート斜め上前方に向かって、卵形状の頂が向く姿勢で配置されている。凸部42Dは、頭部42Bの一端側の面から、一端側に向かって突出した円柱状に形成されている。凸部42Dは、軸部42Aから離れた位置に形成されている。凸部42Dは、卵形状の頭部42Bの頂付近に形成されている。凸部42Dは、軸部42Aより、シート斜め上前方に形成されている。
位置決め部42Eは、軸部42Aと雄ネジ部42Cとの間に形成されている。位置決め部42Eは、四角柱状に形成されている。なお、位置決め部42Eは、多角柱状に形成されていてもよい。
(カラー部材44)
カラー部材44は、段付きボルト42の軸部42Aの径方向外側に配置されている。カラー部材44は、樹脂製で、円筒状に形成されている。カラー部材44の内径は、軸部42Aの外径と略同じ大きさに形成されている。カラー部材44に、段付きボルト42の軸部42Aが挿入されて、軸部42Aの外周面がカラー部材44に覆われている。言い換えると、錘部材46と軸部42Aとの間には、カラー部材44が介在されている。また、軸部42Aとコイルばね50との間には、カラー部材44が介在されている。
(錘部材46)
図4及び図6に示されるように、錘部材46は、カラー部材44の径方向外側に配置されている。錘部材46は、金属製で、軸方向Dに延在した四角柱状に形成されている。錘部材46は、軸方向Dに貫通した貫通孔46Aを有している。貫通孔46Aは、軸方向Dから見て、錘部材46の重心に対して偏心した位置に形成されている。
貫通孔46Aには、段付きボルト42及びカラー部材44が挿通されている。錘部材46は、カラー部材44を介して、段付きボルト42の軸方向Dに移動可能であって、段付きボルト42の周方向Eに回転可能に設けられている。言い換えると、錘部材46は、カラー部材44を介して、段付きボルト42を軸として、軸方向Dと周方向Eに移動可能に設けられている。
錘部材46は、他端側の端面に設けられた凸部46Bと、一端側の端面に設けられた凸部46Cと、を備えている。
凸部46Bは、他端側の端面から他端側に向かって突出した円柱状に形成されている。凸部46Bは、貫通孔46Aより、シート斜め下前方に形成されている。凸部46Bは、凸部42Dより、シート下方に形成されている。
凸部46Cは、一端側の端面から一端側に向かって突出した円柱状に形成されている。凸部46Cは、貫通孔46Aより、シート斜め上前方に形成されている。
(ねじりコイルばね50)
図4及び図6に示されるように、ねじりコイルばね50は、カラー部材44の径方向外側に配置されている。ねじりコイルばね50は、錘部材46の軸方向Dの他端側に設けられた第1ねじりコイルばね52と、錘部材46の軸方向Dの一端側に設けられた第2ねじりコイルばね54と、で構成されている。
図4及び図5に示されるように、第1ねじりコイルばね52は、螺旋状の圧縮コイル部52Aと、圧縮コイル部52Aの両端部から延在する腕部52Bと、を有している。
圧縮コイル部52Aは、素線間に隙間を作って密着させないように螺旋状に形成されている。圧縮コイル部52Aは、カラー部材44の外周を取り巻くように配置されている。圧縮コイル部52Aは、内側に段付きボルト42の軸部42A及びカラー部材44が挿通可能な大きさに形成されている。圧縮コイル部52Aの外径は、錘部材46の貫通孔46Aの内径より大きく形成されている。
一端側の腕部52Bは、圧縮コイル部52Aの一端側の端部から、シート下方に向けて延在して形成されている。他端側の腕部52Bは、圧縮コイル部52Aの他端側の端部から、シート上方に向けて延在して形成されている。
第1ねじりコイルばね52は、軸方向Dに圧縮された状態で、錘部材46の他端側の端面と、頭部42Bの一端側の端面との間に配置されている。第1ねじりコイルばね52は、周方向Eに付勢された状態で、他端側の腕部52Bが凸部42Dに引っ掛かり、一端側の腕部52Bが凸部46Bに引っ掛かっている。
第2ねじりコイルばね54は、螺旋状の圧縮コイル部54Aと、圧縮コイル部54Aの両端部から延在する腕部54Bと、を有し、第1ねじりコイルばね52と同じ形状に形成されている。
図5に示されるように、第2ねじりコイルばね54は、軸方向Dに圧縮された状態で、錘部材46の一端側の端面と、第2片34Bの他端側の側面との間に配置されている。第2ねじりコイルばね54は、周方向Eに付勢された状態で、他端側の腕部54Bが凸部46Cに引っ掛かり、一端側の腕部54Bが凸部34Cに引っ掛かっている。
錘部材46は、第1ねじりコイルばね52によって一端側に付勢され、第2ねじりコイルばね54によって他端側に付勢されている。第1ねじりコイルばね52及び第2ねじりコイルばね54には、弾性エネルギ(付勢力)が蓄積されている。これにより、錘部材46は、段付きボルト42の軸部42Aの軸方向Dの略中央部に配置される。
錘部材46は、第1ねじりコイルばね52によって周方向Eの一方に付勢され、第2ねじりコイルばね54によって周方向Eの他方に付勢されている。第1ねじりコイルばね52及び第2ねじりコイルばね54には、弾性エネルギ(付勢力)が蓄積されている。これにより、錘部材46は、第1ねじりコイルばね52及び第2ねじりコイルばね54による付勢力が軸方向D及び周方向Eに作用する、いわゆる強制振動となる。
このように配置された第1ねじりコイルばね52と第2ねじりコイルばね54は、錘部材46に対して、軸方向Dにおいて、互いに逆方向に付勢すると共に、周方向Eにおいて、互いに逆方向に付勢するように作用する。そして、第1ねじりコイルばね52と第2ねじりコイルばね54によって、錘部材46は、軸方向D及び周方向Eに振動可能となっている。
このように構成された振動減衰装置40は、図3及び図6に示されるように、ブラケット34の第2片34Bに取り付けられる。第2片34Bには、板厚方向に貫通した矩形の貫通孔34Dが形成されている。貫通孔34Dに、段付きボルト42の位置決め部42Eが挿入されることで、振動減衰装置40がブラケット34に対して位置決めされる。
段付きボルト42の雄ネジ部42Cに、第2片34Bを介して、ワッシャー62及びナット64を装着することで、振動減衰装置40がブラケット34に取り付けられている。振動減衰装置40は、段付きボルト42の軸方向Dが、シート幅方向に沿うよう、ブラケット34に取り付けられている。振動減衰装置40は、ブラケット34を介して、シートフレーム10Aの上端側に配置された上端部材27Aに取り付けられている。
なお、振動減衰装置40は、着座した乗員の頭部を支持するヘッドレスト16の不図示のヘッドレストステーに設けることもできる。
[錘部材の固有振動数]
錘部材46の軸方向Dの固有振動数は、車両用シート10のシート幅方向の共振周波数と同じになるように設定され、錘部材46の周方向Eの固有振動数は、車両用シート10のシート前後方向の共振周波数と同じになるように設定されている。
図7に示されるように、第1ねじりコイルばね52のばね定数k及び第2ねじりコイルばね54のばね定数kが、車両用シート10のシート幅方向の共振周波数と、錘部材46の軸方向Dの固有振動数とが同じになるように設定されている。例えば、自由振動において、錘部材46の質量をMとし、ばね定数をkとすると、錘部材46の周波数(固有振動数)fは、式(1)で求められる。本実施形態では、強制振動であるため、錘部材46の固有振動数fは、式(2)で求められる。つまり、車両用シート10のシート幅方向の共振周波数に、錘部材46の軸方向Dの固有振動数fが設定されるように、第1ねじりコイルばね52のばね定数k及び第2ねじりコイルばね54のばね定数kを設定する。
また、第1ねじりコイルばね52のばね定数k及び第2ねじりコイルばね54のばね定数kが、車両用シート10のシート前後方向の共振周波数と、錘部材46の周方向Eの固有振動数が同じになるように設定されている。つまり、車両用シート10のシート前後方向の共振周波数に、錘部材46の周方向Eの固有振動数fが設定されるように、第1ねじりコイルばね52のばね定数k及び第2ねじりコイルばね54のばね定数kを設定する。
[振動減衰装置の動作]
アイドリング時や走行時に車両に振動が発生すると、車体フロア部26を介して、車両用シート10が振動する。車両用シート10がシート幅方向において共振周波数で振動すると、図8(A)に示されるように、錘部材46がカラー部材44に沿って軸方向Dの一端側に移動する。この際、第2ねじりコイルばね54は圧縮され、第1ねじりコイルばね52は伸長するものの圧縮された状態が維持される。次いで、図8(B)に示されるように、錘部材46がカラー部材44に沿って軸方向Dの他端側に移動する。この際、第1ねじりコイルばね52は圧縮され、第2ねじりコイルばね54は伸長するものの圧縮された状態が維持される。
このようにして、第1ねじりコイルばね52及び第2ねじりコイルばね54によって、錘部材46は、カラー部材44に沿って軸方向Dに往復移動して共振する。すなわち、車両用シート10のシート幅方向における共振周波数の振動による振動エネルギーは、錘部材46が移動する運動エネルギーに変換される。その結果、車両用シート10のシート幅方向における共振周波数の振動による振動エネルギーは吸収され、車両用シート10のシート幅方向の振動は減衰される。
車両用シート10がシート前後方向おいて共振周波数で振動すると、図9(A)に示されるように、錘部材46が、カラー部材44を介して、段付きボルト42の軸部42Aを軸として、シート後側に回転移動する。この際、第1ねじりコイルばね52は、付勢力が強まり、第2ねじりコイルばね54は、付勢力は弱まるものの、付勢された状態が維持される。
次いで、図9(B)に示されるように、錘部材46が、カラー部材44を介して、段付きボルト42の軸部42Aを軸として、シート前側に回転移動する。この際、第2ねじりコイルばね54は、付勢力が強まり、第1ねじりコイルばね52は、付勢力は弱まるものの、付勢された状態が維持される。
このようにして、第1ねじりコイルばね52及び第2ねじりコイルばね54によって、錘部材46は、周方向Eに振り子の運動となって共振する。すなわち、車両用シート10のシート前後方向における共振周波数の振動による振動エネルギーは、錘部材46が移動する運動エネルギーに変換される。その結果、車両用シート10のシート前後方向における共振周波数の振動による振動エネルギーは吸収され、車両用シート10のシート前後方向の振動は減衰される。
[本実施形態の作用及び効果]
次に、本実施形態の振動減衰装置40の作用及び効果について説明する。
本実施形態の振動減衰装置40は、シート幅方向に延在するように、シートフレーム10Aに取り付けられた段付きボルト42と、段付きボルト42が挿通される貫通孔46Aが偏心して設けられ、段付きボルト42の軸方向D及び段付きボルト42の周方向Eに移動可能な錘部材46と、錘部材46の軸方向Dの両側に配置され、錘部材46を軸方向D及び周方向Eに振動可能とするねじりコイルばね50と、を備えている。
錘部材46を軸方向Dに振動可能とするねじりコイルばね50を備えることで、車両用シート10がシート幅方向に振動した際に、錘部材46が段付きボルト42の軸方向Dに振動される。そして、錘部材46の固有振動数を、車両用シート10の共振周波数に対応するように設定することで、車両用シート10の共振に錘部材46が共振する。これにより、シート幅方向における車両用シート10の振動エネルギーが、錘部材46の軸方向Dの振動エネルギーに変換される。その結果、シート幅方向における車両用シート10の振動エネルギーが吸収され、車両用シート10の振動が効果的に減衰される。
しかも、ねじりコイルばね50によって、錘部材46を周方向Eにも振動可能とすることで、車両用シート10がシート前後方向に振動した際に、錘部材46が段付きボルト42の周方向Eに振動される。そして、錘部材46の固有振動数を、車両用シート10の共振周波数に対応するように設定することで、車両用シート10の共振に錘部材46が共振する。これにより、シート前後方向における車両用シート10の振動エネルギーが、錘部材46の周方向Eの振動エネルギーに変換される。その結果、シート前後方向における車両用シート10の振動エネルギーが吸収され、車両用シート10の振動が効果的に減衰される。
すなわち、シート幅方向とシート前後方向の二方向における車両用シート10の振動エネルギーを吸収することができる。
さらに、錘部材46に段付きボルト42が挿通される貫通孔46Aが偏心して設けられることで、車両用シート10が振動した際に、段付きボルト42を支点として、錘部材46に振り子の振動が発生される。そのため、車両用シート10の振動が、錘部材46の振り子の振動に容易に変換される。その結果、シート前後方向における車両用シート10の振動エネルギーが十分に吸収され、車両用シート10の振動が効果的に減衰される。
本実施形態の振動減衰装置40では、錘部材46の軸方向Dの両側に配置された第1ねじりコイルばね52と第2ねじりコイルばね54とは、錘部材46に対して、軸方向Dにおいて、互いに逆方向に付勢すると共に、周方向Eにおいて、互いに逆方向に付勢するように設けられている。
第1ねじりコイルばね52と第2ねじりコイルばね54とが、錘部材46に対して、軸方向Dにおいて互いに逆方向に付勢するように設けられることで、錘部材46と第1ねじりコイルばね52及び第2ねじりコイルばね54を固定することなく、錘部材46に対して、軸方向Dにばね力が作用する。また、第1ねじりコイルばね52と第2ねじりコイルばね54とが、錘部材46に対して、周方向Eにおいて互いに逆方向に付勢するように設けられることで、錘部材46と第1ねじりコイルばね52及び第2ねじりコイルばね54を固定することなく、錘部材46に対して、周方向Eにばね力が作用する。
そのため、錘部材46に対して、軸方向D及び周方向Eにばね力を常に作用させることができる。その結果、第1ねじりコイルばね52のばね定数k及び第2ねじりコイルばね54のばね定数kを安定させ、錘部材46の軸方向D及び周方向Eの振動を安定させることができる。さらに、錘部材46の軸方向D及び周方向Eの振動を安定させることで、異音の発生を抑制することができる。
本実施形態の振動減衰装置40では、第1ねじりコイルばね52と第2ねじりコイルばね54は、螺旋状の圧縮コイル部52A,54Aと、圧縮コイル部52A,54Aの両端部から延在する腕部52B,54Bと、を有する。
第1ねじりコイルばね52と第2ねじりコイルばね54が、螺旋状の圧縮コイル部52A,54Aと、圧縮コイル部52A,54Aの両端部から延在する腕部52B,54Bと、を有することで、圧縮コイル部52A,54Aによって、錘部材46が段付きボルト42の軸方向Dに振動するように作用させ、圧縮コイル部52A,54A及び腕部52B,54Bによって、錘部材46が段付きボルト42の周方向Eに振動するように作用させることができる。そのため、簡易な構成で、錘部材46を段付きボルト42の軸方向Dに振動させると共に、錘部材46を段付きボルト42の周方向Eに振動させることができる。その結果、簡易な構成で、シート幅方向とシート前後方向における車両用シート10の振動エネルギーを吸収することができる。
本実施形態の振動減衰装置40では、第1ねじりコイルばね52と第2ねじりコイルばね54は、軸方向Dに圧縮された状態で、かつ、周方向Eに付勢された状態で設けられている。
第1ねじりコイルばね52と第2ねじりコイルばね54が軸方向Dに圧縮された状態で配置されることで、錘部材46が段付きボルト42の軸方向Dの一方に移動した際に、第1ねじりコイルばね52はさらに圧縮され、第2ねじりコイルばね54は伸長されつつも圧縮された状態が維持される。そのため、錘部材46が軸方向Dに振動した際に、第1ねじりコイルばね52と第2ねじりコイルばね54が常に錘部材46に当接される。その結果、錘部材46と第1ねじりコイルばね52及び第2ねじりコイルばね54との間で発生する異音を抑制することができる。
さらに、第1ねじりコイルばね52と第2ねじりコイルばね54が周方向Eに付勢された状態で配置されることで、錘部材46が段付きボルト42の周方向Eの一方に移動した際に、第1ねじりコイルばね52は、さらに付勢され、第2ねじりコイルばね54は、付勢力が弱まりつつも付勢された状態が維持される。そのため、錘部材46が周方向Eに振動した際に、第1ねじりコイルばね52と第2ねじりコイルばね54が常に錘部材46に当接される。その結果、錘部材46と第1ねじりコイルばね52及び第2ねじりコイルばね54との間で発生する異音を抑制することができる。
すなわち、錘部材46が段付きボルト42の軸方向Dに移動する場合と、錘部材46が段付きボルト42の周方向Eに移動する場合の両方の場合について、錘部材46と第1ねじりコイルばね52及び第2ねじりコイルばね54との間で発生する異音を抑制することができる。
本実施形態の振動減衰装置40では、錘部材46の軸方向Dの一方側に配置される第1ねじりコイルばね52と、錘部材46の軸方向Dの他方側に配置される第2ねじりコイルばね54とは、同じ形状に形成されている。
錘部材の軸方向Dの一方側に配置される第1ねじりコイルばね52と、他方側に配置される第2ねじりコイルばね54とを同じ形状とすることで、同じばね部材が使用される。そのため、ばね部材の製造コストを削減することができる。
本実施形態の振動減衰装置40は、着座した乗員の上体を支持するシートバック14、又は着座した乗員の頭部を支持するヘッドレスト16に設けられている。
ところで、車両用シート10は、車体フロア部26に対し、スライドレール20及びシートブラケットを介して、車両前後方向に沿ってスライド可能に取付けられている。つまり、車両用シート10の下端は、スライドレール20によって支持されているため、車両用シート10において、シートクッション12の振動と比較して、シートバック14やヘッドレスト16は自由端となり、振動が大きくなる。このため、シートクッション12よりも振動が大きいシートバック14又はヘッドレスト16に、振動減衰装置40を設けることで、車両用シート10の振動エネルギーを効果的に吸収し、車両用シート10の振動を減衰させる減衰効率を向上させることができる。
本実施形態の車両用シート10では、振動減衰装置40は、シートバック14の骨格を構成するシートバックフレーム28の上端側に設けられている。
ところで、シートバック14は、ヘッドレスト16よりも外形が大きい分、振動減衰装置40を設置するためのスペースを確保しやすい。シートバック14の骨格を構成するシートバックフレーム28の上端側に振動減衰装置40を設けることで、振動減衰装置40を設置するためのスペースを十分に確保することができる。
以上、本発明の振動減衰装置を上記実施形態に基づき説明してきた。しかし、具体的な構成については、この実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更などは許容される。
上記実施形態では、振動減衰装置40は、段付きボルト42の軸方向Dが、シート幅方向に沿うように、ブラケット34に取り付けられている例を示した。しかし、図10に示されるように、振動減衰装置40は、段付きボルト42の軸方向Dが、シートバック14が起立した起立姿勢において、シート前後方向に沿うように、ブラケット34の第1片34Aに取り付けられていてもよい。この場合でも、車両用シート10のシート幅方向とシート前後方向の振動に対して減衰させることができる。
図12に示されるように、振動減衰装置40は、段付きボルト42の軸方向Dが、シート幅方向、シート前後方向及びシート上下方向の成分を含む方向に沿うように、ブラケット134に取り付けられていてもよい。この場合、車両用シート10では、車両用シート10のシート幅方向、シート前後方向及びシート上下方向の成分を含む振動に対して減衰させることができる。
上記実施形態では、ばね部材をねじりコイルばね50とする例を示した。しかし、ばね部材は、この態様に限定されるものではなく、錘部材46に対して、段付きボルト42の軸方向D及び周方向Eにばね力を作用させるものであればよい。例えば、ばね部材としては、錘部材46に対して軸方向Dにばね力を作用させるものと、錘部材46に対して周方向Eにばね力を作用させるものとを別体にして設けることもできる。
上記実施形態では、錘部材46を四角柱状に形成されている例を示した。しかし、錘部材は、この態様に限定されるものではなく、円柱状や多角柱状に形成することもできる。
上記実施形態では、車両用シート10に振動減衰装置40を1つ設ける例を示した。しかし、振動減衰装置は、車両用シート10に複数設けることもできる。
上記実施形態では、振動減衰装置40は、シート幅方向の略中央であって、アッパフレーム27の上端に設けられる例を示した。しかし、振動減衰装置40は、シート幅方向の右側又は左側に設けられても良いし、ヘッドレストステー、ロアフレーム25又はクッションフレーム18に設けられてもよい。
上記実施形態では、本発明の振動減衰装置を車両用シートに適用する例を示した。しかし、本発明の振動減衰装置は、列車、航空機、船舶その他の乗り物のシートに適用することができる。
10 車両用シート
10A シートフレーム
40 振動減衰装置
42 段付きボルト(軸部材の一例)
46 錘部材
46A 貫通孔
50 ねじりコイルばね(ばね部材の一例)
52 第1ねじりコイルばね(ばね部材の一例)
52A 圧縮コイル部
52B 腕部
54 第2ねじりコイルばね(ばね部材の一例)
54A 圧縮コイル部
54B 腕部
D 軸方向
E 周方向

Claims (5)

  1. シートフレームに取り付けられた軸部材と、
    前記軸部材が挿通される貫通孔が偏心して設けられ、前記軸部材の軸方向及び前記軸部材の周方向に移動可能な錘部材と、
    前記錘部材の前記軸方向の両側に配置され、前記錘部材を前記軸方向及び前記周方向に振動可能とするばね部材と、
    を備える振動減衰装置。
  2. 前記錘部材の前記軸方向の両側に配置された前記ばね部材は、前記錘部材に対して、前記軸方向において、互いに逆方向に付勢すると共に、前記周方向において、互いに逆方向に付勢するように設けられている
    請求項1に記載の振動減衰装置。
  3. 前記ばね部材は、螺旋状の圧縮コイル部と、前記圧縮コイル部の両端部から延在する腕部と、を有するねじりコイルばねである
    請求項1又は請求項2に記載の振動減衰装置。
  4. 前記ねじりコイルばねは、前記軸方向に圧縮された状態で、かつ、前記周方向に付勢された状態で設けられている
    請求項3に記載の振動減衰装置。
  5. 前記錘部材の前記軸方向の一方側に配置される前記ばね部材と、前記錘部材の前記軸方向の他方側に配置される前記ばね部材とは、同じ形状に形成されている
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の振動減衰装置。
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