JP2023079589A - 乗用田植機の植付装置 - Google Patents

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【課題】苗載台左右往復移動装置は、植付作業機ケースに内装した構成のものと、植付作業機ケース外に構成したものがある。苗載台左右往復移動装置を内装した構成のものは、螺旋メタルの左右移動を植付作業機ケース外に突出した中空状の移動パイプの両端に固着した移動アームを介して苗載台に設けた移動連結アームと連結し苗載台に左右往復移動を伝える構成となっていて、潤滑性能や防水性能が良く耐久性能に優れている反面、中空状の移動パイプが長く植付作業機ケースも大きく構造も複雑になりコストアップにもなる。苗載台左右往復移動装置を植付作業機ケース外に構成したものは、構造が簡単になり低コストにはなるが、防水性能や潤滑性能に劣り耐久性能にも劣る。本発明は、構造が簡単で耐久性能に優れ低コストとなる台左右往復移動装置にする事を課題とする。【解決手段】苗載台の左右往復移動装置を、螺旋軸を中空状の移動パイプ内に挿入した構成とする。【選択図】図21

Description

本発明は、乗用田植機の植付装置に関するものである。
従来、乗用田植機は、乗用走行車体の後側に設けたリンク装置を介して、苗載台を備えた植付作業機を装着する構成であり、苗載台は無端の螺旋軸と螺旋メタルと螺旋爪により左右往復移動する構造になっている。
苗載台左右往復移動装置は、植付作業機ケースに内装した構成のものと、植付作業機ケース外に構成したものがある。
特許第2864712号 特許第3107537号
苗載台左右往復移動装置を内装した構成のもの(特許2864712の第3図に示す)は、螺旋メタルの左右移動を植付作業機ケース外に突出した中空状の移動パイプの両端に固着した移動アームを介して苗載台に設けた移動連結アームとを連結し苗載台に左右往復移動を伝える構成となっていて、潤滑性能や防水性能が良く耐久性能に優れている反面、中空状の移動パイプが長く植付作業機ケースも大きくなり構造も複雑になりコストアップにもなる。
苗載台左右往復移動装置を植付作業機ケース外に構成したもの(特許3107537の図2に示す)は、構造が簡単になり低コストにはなるが、防水性能や潤滑性能に劣り耐久性能にも劣る。
本発明は、構造が簡単で耐久性能に優れ低コストとなる苗載台左右往復移動装置にする事を課題とする。
走行車体2の後方に設けたリンク装置3を介して植付作業機4を装着する乗用田植機1であって、植付作業機4はリンク装置3のローリングピン408に左右揺動自由に装着されていて、植付作業機4には上端部をステップ16の後端部まで延設した苗載台30を搭載し、苗載台30の下側には植付作業機ケース32と中空状の移動パイプ支持546と中空状の移動パイプカバー547とを密閉状に一体的に箱状にして中空状の移動パイプ545を摺動自在に保持したものに於いて、螺旋軸36を中空状の移動パイプ545内に挿入した構成の苗載台30左右往復移動装置とした。
中空状の移動パイプ545内に螺旋軸36を挿入した構成とする事により構成が簡単になり低コストとなる。又、左右往復移動装置を植付作業機ケース32に内装する事により、潤滑性能や防水性能に優れ耐久性能に優れ品質が安定する。
乗用田植機の側面図。 乗用田植機の平面図。 ステップの側面図。 ステップの平面図。 ステップの背面図。 フレームの側面図。 フレームの平面図。 フレームの背面図。 走行車体の配置側面図。 走行車体の配置平面図。 ミッションケースの伝動図。 リヤーケースの伝動図。 ミッションケースの側面図。 操向作動図。 株間切換・植付クラッチの伝動図。 植付作業機への動力伝達図、植付条と車輪との関係図。 リンク機構の側面図。 リンク機構の平面図。 植付・油圧関連操作図。 植付作業機の側面図。 植付作業機の伝動図。 別のミッションケースの実施例の側面図。 別のミッションケースの実施例の伝動図。 別の前輪操向減速装置の実施例の平面図。
この発明の実施例を図面に基づいて説明する。乗用田植機1は、走行車体2の後方の昇降作動するリンク装置3を介して、6条植えの植付作業機4を装着している。
走行車体2は、左右一対の操向を兼ねた小径の前輪12と、その後方には左右一対の大径の後輪13が設けられていて回転駆動して走行する。
前輪12の上側には操向や回転駆動しても前輪12と干渉しない位置に平面状のステップ面16aを有するステップ16が設けられている。
後輪13の上部はステップ面16aより高くなるため、局部的に後輪13と干渉しないようにした後輪フェンダー16bで後輪13を覆っている。
前記ステップ面16aの上側にはハンドル11が設けられている。その前方にはエンジン7が設けられ、エンジン7はボンネット15で覆われている。
ハンドル11の後側には、座席台10cの上に操縦者用の座席10が設けられていて、座席台10cの後部もステップ面16aとなっていて補助作業者が安全に移動や苗供給作業できる。
座席10の左右両側で後輪フェンダー16bの前側位置に一対の補助座席10a・10aが補助座席支持10b・10bに回動自由に取り付けられていて、補助作業者が後輪フェンダー16bを跨いで座り楽に安全に苗供給作業をする事が出来る。
前記ステップ16の上側でボンネット15の両側には、左右一対の予備苗枠14が予備苗枠フレーム14aに取り付けられていて多数の予備苗を搭載する事が出来る。
前記ステップ面16aの下側には、フレーム17が設けられていてステップ16で覆われている。
フレーム17は、2本の縦フレーム外101と、2本の縦フレーム内102と、横フレーム前103と、横フレーム後104とで井桁状に構成されている。
縦フレーム外101・101の前端にはエンジン取付プレート108・108を有する前フレーム105が取付けられ、後端には後フレーム支持111・111で支持された後フレーム106と連結されている。
縦フレーム内102・102の後端には、リンク取付ボス118・118を有するリンクフレーム110・110が取付けられ、後フレーム106と連結されている
後フレーム106の左右両端位置には、下垂体のサイドフレーム支持113・113が設けられていて、サイドフレーム112・112は横フレーム後104の左右両端とサイドフレーム支持113・113の下端部とを連絡している。
補助ステップ109・109は、横フレーム前103の両端と横フレーム後104の両端を連結している。
前フレーム105の後方には、エンジン取付プレート108・108を有するエンジンフレーム107が左右の縦フレーム外101・101に連結されていて、エンジン7を取り付ける事ができる。
縦フレーム内102・102の前端はミッションケース取付板115で連結されて、縦フレーム外101・101に設けられたフロントアクスル取付板114・114とで、後述する一体化されたミッションケース18・フロントアクスル21・21を固着する。又、縦フレーム内102・102には、油圧ピストン受板116、リヤーアクスル支持板117・117とで各各連結されていて、後述する油圧シリンダー装置24やリヤーケース22を装着する事ができる。
走行車体2の中央に設けられたハンドル11の前方に設けられたエンジン7の動力は、エンジンプーリー201・エンジンベルト202・HSTプーリー203を介して、ミッションケース18に取り付けられた油圧式無段変速機HST8に入力される。
油圧ポンプ9は、HST軸204から油圧継手205・油圧伝達軸206を介して動力伝達される。
HST8で変速された動力は、HST出力軸207からミッションケース18内部の入力ギヤー211に伝達され、減速ギヤー212を介してチェンジシャフト213に伝達されチェンジギヤー214を回転させる。チェンジギヤー214は、低速214a・作業速214b・高速214cの各歯車を有し、シフター215によって3段に位置変更変されて、変速軸216に設けた低速ギヤー217・作業速ギヤー218・高速ギヤー219の各各に動力伝達する。又、植付作業機4への動力伝達は、チェンジシャフト213に設けられた植付駆動傘歯車220と植付従動傘歯車221により植付作業機出力軸222に伝達される。
高速ギヤー219からデフギヤー231に伝達された動力は、差動歯車装置230を内有するデフケース232が回転させる。差動歯車装置230からの回転は、前輪出力軸233・233から左右一対のフロントアクスル21・21に伝達される。デフケース232端部にはブレーキ装置234が設けられ、ブレーキ軸235の回動により作動する。又、デフギヤー231の端部にはデフロック装置236が設けられ、デフロック軸237の回動により作動する。ブレーキやデフロックの作動は公知の如くペダルにて操作する。
後輪13への動力は、デフケース232に設けられた一組の後部駆動傘歯車238と後部出力傘歯車239により後部に設けられたリヤーケース22へ出力される。
ミッションケース18の左右両側に設けられたフロントアクスル支持ケース240・240に支持されたフロントアクスル軸241には、各々、前輪出力軸233に設けられたフロントアクスル駆動傘歯車242からフロントアクスル従動傘歯車243を介して動力伝達される。
操向回動ケース245・245には、各々、前輪ケース246が取付られ、フロントアクスル軸241に回動自由に取付られている。前輪ケース246には前輪軸247が設けられ、前輪12を取付ていてハンドル11の操作で操向される。前輪12は、フロントアクスル軸241に設けた前輪駆動傘歯車248から前輪軸247に設けた前輪従動傘歯車249に動力伝達され前輪12が回転する。
ミッションケース18から後部に設けられたリヤーケース22への動力伝達は、ドライブシャフト250にてリヤーケース22内に設けたリヤー入力傘歯車軸251に入力され、リヤー従動傘歯車252を介してリヤー伝動軸253に動力伝達する。
リヤー伝動軸253の両側には左右一対のサイドクラッチ装置254・254を設け、サイドクラッチ軸255・255に伝動する。サイドクラッチ装置はサイドクラッチカム軸260の回動により動力の入り切りができる。リヤーケース22の両側にはリヤーサイドケース256・256を設け、各々、リヤーアクスル上ケース、リヤーアクスル中ケース258、リヤーアクスル下ケース259とからなるリヤーアクスル23・23を取付ている。
後輪13・13は、各々、サイドクラッチ装置254の両側からサイドクラッチ軸255を介して、一組の傘歯車261・262を介して、リヤーアクスル軸263を経て一組の傘歯車264・265により減速されて、後輪軸266・266で回転する。
又、リヤーケース22にはリヤー従動傘歯車252からPTO傘歯車軸267を経て、他の作業機等を装着した時に動力伝達できる。
又、リヤーケース22は、前記、縦フレーム内に設けたリヤーアクスル支持板117・117にリヤーアクスルピン119で揺動自在に取付ら、左右の後輪13・13が揺動する。
ハンドル11の回転は、下端部にピニオンギヤー271を有する回動軸A(本実施例のハンドル軸270)で、ミッションケース18の上部から同ケース内部を貫通し下部の前輪操向減速装置19へ回転を伝える。この事により、ミッションケース18は側面視形状を幅狭くする事ができ、ハンドル11からエンジン7までを近づける事ができ機体全体を短くできる。
機体中央に在るハンドル軸270は、側面視でミッションケース18の上部から油圧伝達軸206とチェンジシャフト213と変速軸216との後側で、デフケース232の前側を通る。この時ハンドル軸270は、チェンジギヤー214の歯先、低速ギヤー217、作業速ギヤー218、デフケース232、後部駆動傘歯車238に干渉しないように配置されている。又、入力ギヤー211とチェンジシャフト213と変速軸216の各各の中心を結ぶ線を略直線としてハンドル軸270と略平行に設けた事により、ミッションケース18は側面視形状がより幅狭くなる。
ハンドル軸270をデフケース232と変速軸216の間を通す事により、ミッションケース18の側面視形状を略L字状とする事で、ミッションケース18の下端部から上端部までの高さを小さく出来るのでミッションケース18はコンパクトに、そして安価になる。
前輪操向減速装置19内に入力したピニオンギヤー271の回転は、カウンター軸272に設けた減速ギヤーA273と減速ギヤーB274を介して減速ギヤーC275に減速伝達されステアリング軸276を回動させ、ステアリングアーム277を揺動させる。
前記、左右一対の操向回動ケース245・245はタイロッドアーム280を有しタイロッド278で連結されていて、片側の操向回動ケース245にはドラッグロッドアーム281を有しステアリングアーム277とドラッグロッド279で連結されていて、ステアリングアーム277の揺動により、前輪12は操向される。
前記、減速ギヤーC275には、偏心位置にクランクピン290が設けられていてローラー291が回動自由に取付られている。減速ギヤーC275の前方にはサイドクラッチ作動カム292を有するサイドクラッチ作動カム軸293を設け、クランクピン290の揺動によりサイドクラッチ作動カム292を一定角度揺動させる事ができ、後述するサイドクラッチ装置254に無理なく作動を伝える。これらの作動機構を前輪操向減速装置19に内装することにより耐久性が向上する。サイドクラッチ作動カム292の揺動は、サイドクラッチ作動カム軸260に取付られたサイドクラッチプレート294を揺動させる。サイドクラッチプレート294の左右両側位置には、各々、サイドクラッチロッド295が取付られていて、後輪13に動力伝達するサイドクラッチ装置254を作動させるサイドクラッチカム軸260に取付られたサイドクラッチアーム296に連結して、サイドクラッチカム軸260を回転させ動力を入、切する事が出来る。
ミッションケース18内で変速された動力は植付作業機出力軸222から継手223を介して株間切換機構25の株間入力軸302に伝達され下部切換ケース301内に入力され、株間入力ギヤー303から株間従動ギヤー304を介して株間シフト軸305を回転させる。
株間シフト軸305の回転は、株間駆動ギヤー306を介して株間入力軸302に遊合して支持されている株間出力ギヤー307に減速伝達される。株間出力軸ギヤー307は噛合い爪を有し、株間クラッチケース311にベアリング308で支持されている。
株間従動ギヤー304は株間シフターA309で3段にシフトされ、株間駆動ギヤー306は株間シフターB310で2段にシフトされるので、6段に切換できる。株間切換機構25に示すように、株間入力軸302に株間入力ギヤー303と株間出力307を設け、株間シフト軸305には株間従動ギヤー304と株間駆動ギヤー306を設けることにより構造が簡単になる。
株間クラッチケース311内には公知の定位置停止機構26が内設されている。定位置停止機構26への伝動は、株間出力ギヤー307に設けた爪307Aと植付クラッチ313に設けた爪313Aとの噛合いにより植付クラッチ軸312に伝達される。
植付クラッチ軸312は一端が株間入力軸302に軸受けされ、他端はベアリング315で軸受されていて構成が簡単である。
植付クラッチ313はカム面313Bを有しスプリング314で押されていて、定位置停止軸316のカム面313Bへの作用・非作用により、爪307Aと313Bとを離・合させ、動力は植付作業機伝達軸317に伝達される。
植付作業機4を昇降作動するリンク装置3は、前記、フレーム17の後端部に設けたリンク取付ボス118・118に上下に揺動自在に取付られている。
リンク装置3は、1本の上リンク401と2本の下リンク403の前端はリンク取付ボス118・118に回動自由に取り付けられ、後端には後リンク404を回動自由に取り付けた略平行四辺形にリンク構成されていて、植付作業機4は略水平に上下動する。
油圧シリンダー装置24のピストン405はフレーム17の油圧ピストン受板116に摺動自由に支持され、シリンダー406は上リンク401に設けたシリンダー取付板402にシリンダーピン407で連結され、油圧シリンダー装置の伸縮作動により緩衝スプリング408を介してリンク装置3を揺動させる。
後リンク404にはローリングピン408を設け、植付作業機4をローリング自在に取付ることができる。
従来、公知の油圧シリンダー装置の取付は、シリンダー側を基部とし、緩衝スプリングを有していてピストンを摺動自在に保持するホルダーをリンク側に連結する方式が一般的であった。本実施例は、ピストン側を図示の如く基部とする事により構成を簡単にする事ができる。
植付作業機4の昇降や、植付の作動、停止はレバー植付431の操作で行うことができ、植付レバーガイド432には、公知の如く植付、下降、固定、上昇の位置が設定されている。
レバー植付431には植付作動アーム433と油圧作動ローラー435を有する油圧作動アーム434が設けられている。
レバー植付431を植付位置にすると、植付作動アーム433が、植付クラッチアーム436に設けた植付アームローラー437を押してアーム支点ピン438を回動中心にして、前記、定位置停止機構26に設けた定位置停止軸316を引き上げ、植付作業を開始させると共に、油圧作動ローラー435が支点ピン438を回動支点とするバルブプレート439を介して、公知の油圧バルブ装置27のスプールバルブ440を作動させる。
レバー植付431を下降位置にすると、植付作動アーム433は植付クラッチローラー437に非作用となり植付作業を停止させると共に、植付作業機4を下降させる。レバー植付431を固定位置にすると、植付作業機4は下降しなくなる。レバー植付431を上昇位置にすると、植付作業機4は上昇する。
バルブプレート439には、油圧作動ローラー435と接当するカム面441が設けられていて、レバー植付431の位置により、油圧バルブ装置27から油圧シリンダー装置24への油圧吐出量を変える事ができる。植付位置では植付作業機4の昇降動制御を安定させる為に吐出量を少なくし、下降位置や上昇位置では植付作業機4の昇降動を速くする為に吐出量を多くする。この事により、植付作業機4の昇降は、植付作業時には遅く、旋回時には速くでき、効率の良い作業が出来る。
植付作業機4の田面追従制御は、公知の技術の如く、感度調節レバー450に取り付けた感知ワイヤー451のインナーワイヤー452で、センターフロート28と支点ピン438を回動支点とする感知プレート453を連結し、感度調整レバー450を感度調整レバーガイド454の溝位置変更により、センターフロート28の仰角が変更され、田面追従性能が変わる。
この時、植付クラッチアーム436とバルブプレート439と感知プレート453の回動支点を同一の支点ピン438にした事で、構成が簡単で作動が確実になる。
植付作業機4は、公知の田植機が有する回転式の植付装置31を具備している6条植えの構成となっており、走行車体2の後方のリンク装置3のローリングピン408に左右揺動自由に装着されている。上方には前記、走行車体2のステップ16の後端近くまで上端が延設された苗載台30を備えていて、下方には田面を均平にして植付作業機4を安定保持する油圧制御の感知を兼ねたセンターフロート28と、左右一対のサイドフロート29・29を備え、田面に接地し滑走する。
植付作業機4への動力は、植付作業機伝動軸317から植付作業機ケース32内の植付入力軸501に入力され、植付入力傘歯車502と植付従動傘歯車503を介して植付駆動軸504に伝達される。
植付駆動軸504の動力は、植付装置駆動ギヤー505からカウンターギヤーA506とカウンターギヤーB507を介して安全クラッチギヤー508に伝達される。
左右に傾斜爪を設けた安全クラッチギヤー508の動力は、安全クラッチ爪509と安全クラッチスプリング510とで構成された一定トルクを伝達する安全クラッチ装置33から左右の安全クラッチ軸左511と安全クラッチ軸右512に伝達される。
安全クラッチ装置33の左側は4条の植付の、右側は2条の植付の破損を安全に防止する簡単な構成となっている。
植付作業機ケース32の左側面には植付ケース34を設け、更にサイドフレーム左513を介して植付ケース34を配設している。又、右側面にはサイドフレーム右514を介して植付ケース34を配設している。
中央の植付ケース34の内部には、安全クラッチ軸左511からの動力を、爪を有する駆動爪中央515を介して爪を有する駆動スプロケット516に伝えられ、チェーン517と従動スプロケット518を介して植付軸519に伝達される。
駆動スプロケット516には、公知の如く、定位置停止が可能な傾斜カム面を有していて、植付停止ピン520の作用で爪の噛合いを離して定位置で動力が断たれる構造となっている。
左側の植付ケース34には、継手を兼ねた駆動爪中央515から植付伝動軸左521を介して駆動爪外523に伝達され、右側の植付ケース34には、植付継手524と植付伝動軸右522を介して駆動爪外523に伝達される。
各植付ケース34の両側には、回転ケース525に2個の移植具526・526を有する植付装置31を設けている。
植付駆動軸504の動力は、公知の技術である苗横取回数変更装置35を介して、公知の無端の螺旋軸36に伝達する。尚、苗横取回数の変更は横取変更シフター541で行う。
螺旋軸36は、植付作業機ケース32に片側のみベアリング542で軸方向の位置変更不可能にして取付られている。
苗載台30の往復横移動は、公知の技術の如く螺旋軸36と、螺旋メタル543と、螺旋爪544との構成で行われる。
螺旋メタル543には中空状の移動パイプ545が一体的に固着されていて、中空状の移動パイプ545はサイドフレーム左513に取付られている移動パイプ支持546に外周を摺動自由に軸支されている。植付作業機ケース32から移動パイプ支持546に亘り中空の移動パイプカバー547を設けて防水、防漏油している。
本実施例のように、螺旋軸36を中空状の移動パイプ545内に挿入して、螺旋軸36の片側をベアリング542で支持し、中空状の移動パイプ545をの移動パイプ支持546で支持する構成とする事により、構造が簡単になると共に、安価になる。
中空状の移動パイプ545の外端には、移動アーム548が固着されていて、苗送装置37を有する苗載台30に設けた移動連結アーム549とで連結され、苗載台30は往復横移動する事ができる。
螺旋軸36の外側端からは、苗送継手571を介して苗送アーム573を有する苗送軸572に回転を伝えている。苗送軸572の外側端はサイドフレーム右514に設けた苗送軸支持574で支持されている。苗載台30が左右横移動両端に来た時に、苗送アーム573が苗送装置37にもうけた苗送従動アーム575を定量回動させ、苗送装置37は一定量回転作動する。
本実施例の6条植の乗用田植機1は、左右一対の前輪12・12と左右一対の後輪13・13と植付条との平面視の配置は、前輪12・12は植付条2条跨ぎにしていて、後輪13・13は植付条4条跨ぎの異なるトレッドにしているので、小回りが効き旋回性能が良い。又、直進時に前輪12の轍跡を後輪13が通らないので、湿田走行性能が良い。
前後輪異トレッド方式の欠点は、乗用田植機1をトラックに積み込む時に歩み板を4枚必要とする事であった。本実施例では、前輪12・12の外幅を中4条の植付に支障の無い程度(S2=5cm程度)に近づけ、後輪13・13の内幅を中4条の植付に支障の無い程度(S1=5cm程度)に近づける事により、片側の前輪12と後輪13は1枚の歩み板で積み込みできる。この時、後輪13のラグ13aを外側片ラグにすると、ラグ跡で中4条の植付部の田面を傷めない、又、トラックに積み込みもやりやすい。
ミッションケース18の別の実施例では、ミッションケース18aの上部に前輪操向減速装置19aを設けた形態のものを示している。
ハンドル11の回転は、下端部にピニオンギヤー271aを有するハンドル軸270aから、ミッションケース18aの上部に設けた前輪操向減速装置19aの内部に伝えられ、ピニオンギヤー271aと扇形減速ギヤー282を介して減速されて回動軸A(本実施例のステアリング軸276a)に伝えられる。ステアリング軸276aはミッションケース18aの内部を貫通し同ケース下部のステアリングアーム277を揺動させ、前輪操向リンク装置20を作動させる。
機体中央部に在るステアリング軸276aは、側面視でミッションケース18aの上部から油圧伝達軸206・チェンジシャフト213・変速軸216の前側を通る。この時ステアリング軸276aは、チェンジギヤー214の歯先と、低速ギヤー217と、作業速ギヤー218とに干渉しないようにされている。又、入力ギヤー211とチェンジシャフト213と変速軸216との各各の中心を結ぶ線を略直線としてハンドル軸270と略平行に設けた事により、ミッションケース18aは側面視形状を幅狭くする事ができ、前輪からエンジン7までの距離を短くでき機体全体を短くできる。
1:乗用田植機 2:走行車体 3:リンク装置 4:植付作業機 16:ステップ
30:苗載台 31:植付装置 32:植付作業機ケース 36:螺旋軸
408:ローリングピン 545:移動パイプ 546:移動パイプ支持
547:移動パイプカバー


































Claims (1)

  1. 走行車体(2)の後方に設けたリンク装置(3)を介して植付作業機(4)を装着する乗用田植機(1)であって、植付作業機(4)はリンク装置(3)のローリングピン(408)に左右揺動自由に装着されていて、植付作業機(4)には上端部をステップ(16)の後端部まで延設した苗載台(30)を搭載し、苗載台(30)の下側には植付作業機ケース(32)と中空状の移動パイプ支持(546)と中空状の移動パイプカバー(547)とを密閉状に一体的に箱状にして中空状の移動パイプ(545)を摺動自在に保持したものに於いて、螺旋軸(36)を中空状の移動パイプ(545)内に挿入した構成の苗載台(30)左右往復移動装置。





























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