JP2023079553A - 端末装置、サーバ、仮想現実空間提供システム、プログラムおよび仮想現実空間提供方法 - Google Patents

端末装置、サーバ、仮想現実空間提供システム、プログラムおよび仮想現実空間提供方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2023079553A
JP2023079553A JP2021193061A JP2021193061A JP2023079553A JP 2023079553 A JP2023079553 A JP 2023079553A JP 2021193061 A JP2021193061 A JP 2021193061A JP 2021193061 A JP2021193061 A JP 2021193061A JP 2023079553 A JP2023079553 A JP 2023079553A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
restricted area
virtual reality
reality space
information
avatar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2021193061A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7158781B1 (ja
Inventor
大樹 半田
Daiki Handa
翔馬 佐藤
Shoma Sato
裕之 東峰
Hiroyuki Tomine
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Cluster Inc
Original Assignee
Cluster Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Cluster Inc filed Critical Cluster Inc
Priority to JP2021193061A priority Critical patent/JP7158781B1/ja
Priority to JP2022159869A priority patent/JP2023080009A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7158781B1 publication Critical patent/JP7158781B1/ja
Priority to US17/994,546 priority patent/US20230169192A1/en
Publication of JP2023079553A publication Critical patent/JP2023079553A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F21/00Security arrangements for protecting computers, components thereof, programs or data against unauthorised activity
    • G06F21/60Protecting data
    • G06F21/604Tools and structures for managing or administering access control systems
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F21/00Security arrangements for protecting computers, components thereof, programs or data against unauthorised activity
    • G06F21/60Protecting data
    • G06F21/62Protecting access to data via a platform, e.g. using keys or access control rules
    • G06F21/6218Protecting access to data via a platform, e.g. using keys or access control rules to a system of files or objects, e.g. local or distributed file system or database
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F21/00Security arrangements for protecting computers, components thereof, programs or data against unauthorised activity
    • G06F21/70Protecting specific internal or peripheral components, in which the protection of a component leads to protection of the entire computer
    • G06F21/82Protecting input, output or interconnection devices
    • G06F21/84Protecting input, output or interconnection devices output devices, e.g. displays or monitors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Bioethics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)

Abstract

【課題】仮想現実空間内の一部の領域の閲覧を制限することができる端末装置、サーバ、仮想現実空間提供システム、方法及びプログラムを提供する。【解決手段】システムにおいて、参加端末は、仮想現実空間情報をサーバから取得する仮想現実空間情報取得部と、アバターの進入が制限される制限領域を示す制限領域情報をサーバから取得する制限領域情報取得部と、アバターの操作情報を取得する操作情報取得部と、制限領域にアバターが進入しようとする状態か否かが判定された進入状態判定結果を取得する進入状態判定結果取得部と、判定結果が制限領域にアバターが進入しようとする状態である場合、進入可否に関する進入可否判定結果を取得する進入可否判定結果取得部と、判定結果が進入可である場合、制限領域内の仮想現実空間情報を閲覧可能とし、判定結果が進入不可である場合、制限領域内の仮想現実空間情報を閲覧不能とする制限領域閲覧制御部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、端末装置、サーバ、仮想現実空間提供システム、プログラムおよび仮想現実空間提供方法に関する。
仮想現実技術は、コンピュータ上に構築された仮想的な世界を人に現実のように視聴させる技術である。この仮想的な世界は、仮想現実空間とも呼ばれる。仮想現実空間のサービスを利用するユーザによる仮想現実空間の視聴は、アバターと呼ばれる仮想キャラクタを仮想現実空間に参加させることにより行われることがある。以下、アバター(仮想キャラクタ)を使用して、仮想現実空間に参加しているユーザのことを「参加者」という。
ところで、参加者等の仮想現実空間を視聴する者の行為によっては、その仮想現実空間を提供する提供者が有する世界観が崩れることがある。そのため、特許文献1には、例えば、視聴者が仮想キャラクタを使用して仮想現実空間内に参加する行為に制限をかける技術が記載されている。
特許第6556301号公報
現実の世界における空間では、特定の建物の中などの、空間内の一部の領域について、許可された人のみがその領域に立ち入って領域内を閲覧することができるように、種々の制限が設けられることがある。仮想現実空間においても、現実の世界におけるそのような制限と同様な制限を設定可能とすることへの要望がある。例えば、仮想現実空間内で有料イベントが開催される場合、イベントの主催者は、その仮想現実空間への参加者のうち、特定の条件を満たした参加者にだけ、イベント会場内への立ち入りを許可してイベントの閲覧を可能にしたいと考えることがある。このように、仮想現実空間内においても、同空間内の一部の領域に対し、参加者による閲覧の制限を設定可能であれば、仮想現実空間の有用性が高まる。
しかし、特許文献1に記載されたような従来の技術では、仮想現実空間への参加自体を制限することはできるが、仮想現実空間内の一部の領域の閲覧を制限することは想定されていないという課題があった。
本発明は、上記課題を解決するものであり、仮想現実空間内の一部の領域の閲覧を制限することができる端末装置、サーバ、仮想現実空間提供システム、プログラムおよび仮想現実空間提供方法を得ることを目的とする。
本発明に係る端末装置は、仮想現実空間の3次元データである仮想現実空間情報をサーバから取得する仮想現実空間情報取得部と、仮想現実空間内に部分的に設定された空間領域であって仮想現実空間に参加するアバターの進入が制限される制限領域を示す制限領域情報をサーバから取得する制限領域情報取得部と、アバターを操作するための操作情報を取得する操作情報取得部と、制限領域にアバターが進入しようとする状態か否かが制限領域情報と操作情報とに基づき判定された結果である進入状態判定結果を取得する進入状態判定結果取得部と、進入状態判定結果が制限領域にアバターが進入しようとする状態であることを示す場合、アバターの制限領域への進入可否に関する判定の結果である進入可否判定結果を取得する進入可否判定結果取得部と、進入可否判定結果が進入可であることを示す場合、制限領域内の仮想現実空間情報を閲覧可能とし、進入可否判定結果が進入不可であることを示す場合、制限領域内の仮想現実空間情報を閲覧不能とする制限領域閲覧制御部を備える。
本発明によれば、仮想現実空間内に部分的に設定された制限領域に進入可であると判定された参加者は、制限領域内の仮想現実空間情報を閲覧可能とし、進入不可であると判定された参加者は、制限領域内の仮想現実空間情報を閲覧不能とする。これにより、本発明に係る端末装置は、仮想現実空間内の一部の領域の閲覧を制限することができる。
実施の形態1に係る仮想現実空間提供システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る参加端末の構成を示すブロック図である。 制限領域の閲覧不能処理の第1例を示す概略図である。 制限領域の閲覧不能処理の第2例を示す概略図である。 制限領域の閲覧不能処理の第3例を示す概略図である。 制限領域の閲覧不能処理の第4例を示す概略図である。 実施の形態1に係るサーバの構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る参加端末の第1変形例の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係るサーバの第1変形例の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係るサーバの第2変形例の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る仮想現実空間提供方法を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る参加端末またはサーバが備える演算部の機能を実現するハードウェア構成を示すブロック図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る仮想現実空間提供システム1の構成を示すブロック図である。図1において、仮想現実空間提供システム1は、参加端末2、サーバ3および管理端末4がネットワーク5を介して接続されたシステムである。ネットワーク5には、既存の電気通信回線を利用でき、例えば、インターネットである。仮想現実空間は、コンピュータ上に構築された仮想的な世界である。仮想現実空間提供システム1は、仮想現実空間のサービスの提供に利用される。参加端末2および管理端末4は、ネットワーク5を介してサーバ3と通信可能な端末装置である。
参加端末2および管理端末4は、例えば、スマートフォン、タブレット端末またはPC(Personal Computer)である。また、参加端末2は、コントローラとともに使用される、通信機能を有したヘッドマウントディスプレイであってもよい。例えば、ヘッドマウントディスプレイを頭部に装着しコントローラを手に持ったユーザは、頭部もしくは手を動かすことまたはコントローラのボタン等を操作することにより、ヘッドマウントディスプレイに表示された仮想現実空間に対する操作が可能である。すなわち、参加端末2は、仮想現実空間を表示して、仮想現実空間に対する操作が可能なデバイスであればよい。なお、図1では、参加端末2および管理端末4をそれぞれ1台のみ示しているが、それぞれが複数台ずつ存在していてもよい。後述する各変形例においても同様である。
サーバ3は、仮想現実空間を管理し、ネットワーク5を介して仮想現実空間のサービスを提供する。より具体的には、サーバ3は、仮想現実空間の3次元データである仮想現実空間情報を管理する。なお、図1では、サーバ3を1台のみ図示しているが、後述するサーバ3の機能は、1台のサーバで実現されてもよいし、複数台のサーバにより実現されてもよい。後述する各変形例においても同様である。
仮想現実空間のサービスを利用するユーザは、参加端末2を使用して、ネットワーク5を介して仮想現実空間に参加し、仮想現実空間内を閲覧することができる。具体的には、ユーザによる仮想現実空間への参加は、アバターと呼ばれる仮想キャラクタを仮想現実空間に参加させることにより行われる。
実施の形態1における仮想現実空間内には、制限領域が設定されている。制限領域は、仮想現実空間内に部分的に設定された空間領域であって当該仮想現実空間に参加するアバターの進入が制限される領域である。制限領域は、仮想現実空間内に、任意の立体形状の領域として設定され得る。制限領域の形状は、直方体状、円筒形状等の単純な形状でもよいし、種々の室内の形状と同じ形状等の複雑な形状であってもよい。制限領域を示すデータは、例えば、制限領域の形状、大きさ、向きおよび位置で定義されるか、または、仮想現実空間内の他のオブジェクト等の形状を示すデータと同様に定義され得る。参加端末2は、制限領域に進入可であると判定されたアバターによる制限領域内の仮想現実空間情報の閲覧を可能とする。一方、参加端末2は、制限領域に進入不可であると判定されたアバターによる制限領域内の仮想現実空間情報の閲覧を不能とする。これにより、参加端末2は、仮想現実空間内の制限領域の閲覧を制限できる。仮想現実空間提供システム1が制限領域へのアバターの進入を制限することの主な目的は、制限領域内の仮想現実空間情報の閲覧を制限することである(以下、制限領域内の仮想現実空間情報の閲覧を、単に「制限領域内の閲覧」のように表現することがある)。したがって、実施の形態1に係る仮想現実空間提供システム1は、制限領域に進入不可であると判定されたアバターについて、例えば、アバターの位置が制限領域内の位置とならないようにすることにより、制限領域内を閲覧不能とすることもあれば、アバターの位置は制限領域内の位置となることを許容したとしても、制限領域内の仮想現実空間情報をアバターから不可視とするための何らかの処理をすることにより、制限領域内を閲覧不能とすることもある。
管理端末4は、仮想現実空間内に制限領域を設定するための制限領域設定用端末装置である。例えば、管理端末4は、制限領域を示す制限領域情報を、ネットワーク5を介してサーバ3に設定する。サーバ3は、ネットワーク5を介して参加端末2に制限領域情報を送信する。参加端末2は、サーバ3から取得した制限領域情報を用いて仮想現実空間内の制限領域を特定する。なお、管理端末4を用いて制限領域情報を設定する設定者は、例えば、仮想現実空間の作成者、仮想現実空間内で開催されるイベントの関係者、特定の許諾者のみが参加可能なように既存の仮想現実空間情報をコピーして作成された仮想現実空間の作成者、または、これらのいずれかに許可された者である。
図2は、参加端末2の構成を示すブロック図である。図2に示すように、参加端末2は、通信部21、演算部22、表示部23、操作部24および記憶部25を備える端末装置である。通信部21は、他の機器と通信を行うための通信インタフェースである。通信部21は、例えば、LTE、3G、4Gまたは5G等の通信方式によるモバイル通信が可能な通信装置であり、ネットワーク5に接続されたサーバ3といった、他の機器との通信を行う。また、通信部21は、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信手段を備えていてもよい。なお、図2では、サーバ3と参加端末2との間のネットワーク5の記載は省略されている。
演算部22は、参加端末2の全体動作を制御する。例えば、仮想現実空間参加用アプリケーションが参加端末2にインストールされている場合、演算部22は、当該仮想現実空間参加用アプリケーションを実行することにより、仮想現実空間にアバターを参加させるための各種の機能を実現する。また、演算部22は、例えば、仮想現実空間参加用アプリケーションがサーバ3において実行されるものであれば、サーバ3からの指示を受けることにより仮想現実空間にアバターを参加させるための各種の機能を実現する。
表示部23は、参加端末2が備える表示装置である。表示部23は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)または有機EL(Electroluminescence)表示装置である。参加端末2がヘッドマウントディスプレイである場合、表示部23のディスプレイ方式は、非透過型である。
操作部24は、表示部23に表示された仮想現実空間画面に対する操作を受け付ける入力装置である。参加端末2がスマートフォンまたはタブレット端末である場合、操作部24は、例えば、表示部23の画面と一体に設けられたタッチパネルである。参加端末2がPCである場合、操作部24は、例えば、マウスまたはキーボードである。参加端末2がヘッドマウントディスプレイである場合、操作部24は、ヘッドマウントディスプレイ、および、ヘッドマウントディスプレイとともに使用されるコントローラである。
記憶部25は、仮想現実空間参加用アプリケーション等のアプリケーションプログラムを記憶して、演算部22の演算処理に利用されるデータを記憶する記憶装置である。記憶部25には、例えば、通信部21により、ネットワーク5を介してサーバ3から受信された仮想現実空間情報および制限領域情報等が記憶される。
演算部22は、仮想現実空間情報取得部221、制限領域情報取得部222、操作情報取得部223、進入状態判定部224、進入状態判定結果取得部225、条件情報取得部226、進入可否判定部227、進入可否判定結果取得部228および制限領域閲覧制御部229を備える。演算部22が、記憶部25に記憶されている仮想現実空間参加用アプリケーションを実行することで、仮想現実空間情報取得部221、制限領域情報取得部222、操作情報取得部223、進入状態判定部224、進入状態判定結果取得部225、条件情報取得部226、進入可否判定部227、進入可否判定結果取得部228および制限領域閲覧制御部229の各機能が実現される。
仮想現実空間情報取得部221は、仮想現実空間情報をサーバ3から取得する。サーバ3は、1または複数の仮想現実空間について、仮想現実空間ごとに仮想現実空間情報を管理している。仮想現実空間情報取得部221は、例えば、通信部21を利用し、1または複数の仮想現実空間を簡易表示するための簡易表示データを、ネットワーク5を介してサーバ3から取得し、簡易表示データを用いて、1または複数の仮想現実空間を表示部23に簡易表示する。ユーザは、操作部24を用いて、表示部23に簡易表示された仮想現実空間の中から所望の仮想現実空間を指定する。仮想現実空間情報取得部221は、通信部21を利用し、指定された仮想現実空間の仮想現実空間情報を、ネットワーク5を介してサーバ3から取得し、取得した仮想現実空間情報を表示部23に出力する。表示部23は、仮想現実空間情報を用いて仮想現実空間を表示する。
制限領域情報取得部222は、制限領域情報をサーバ3から取得する。例えば、サーバ3は、制限領域が設定されている1または複数の仮想現実空間について、仮想現実空間の仮想現実空間情報ごとに制限領域情報を管理している。一つの仮想現実空間内に複数の制限領域が設定されていてもよく、その場合、サーバ3は、一つの仮想現実空間の仮想現実空間情報について複数の制限領域情報を管理する。制限領域情報取得部222は、通信部21を利用し、仮想現実空間情報取得部221が取得した仮想現実空間情報に対応する制限領域情報を、ネットワーク5を介してサーバ3から取得する。そして、制限領域情報取得部222は、サーバ3から取得した制限領域情報を制限領域閲覧制御部229に出力することにより、表示部23に表示されている仮想現実空間内の領域を制限対象とする。
操作情報取得部223は、アバターを操作するための操作情報を取得する。アバターは、表示部23に表示した仮想現実空間内に配置され、操作部24を用いた操作により動作させることができる。操作情報取得部223は、参加者による操作部24を用いた操作を示す操作情報を取得し、操作情報を制限領域閲覧制御部229に出力する。アバターが制限領域に進入しようとする状態であるか否かを判定する場合、操作情報は、この進入状態の判定に用いられる。また、操作情報取得部223は、通信部21を利用し、操作情報を、ネットワーク5を介してサーバ3に送信する。
進入状態判定部224は、制限領域情報と操作情報とに基づき、アバターが制限領域に進入しようとする状態か否かを判定する。アバターが制限領域に進入しようとする状態とは、例えば、アバターの全身が制限領域外に存在している状態からアバターの少なくとも一部が実際に制限領域内に入った状態、または、アバターの全身が接近判定用領域(後述)外に存在している状態からアバターの少なくとも一部が実際に接近判定用領域内に入った状態を意味する。
アバターは、頭、胴体、腕および脚等の各部位を表すオブジェクトと、これらのオブジェクトを接続するボーン(骨格)を表すデータとを含んで構成される。アバターの各部位は、ボーンの動きに合わせて動作する。例えば、進入状態判定部224は、操作情報が示すアバターのボーンの座標が、制限領域情報が示す制限領域内に入ったか否かを判定することにより、アバターが制限領域へ進入しようとする状態か否かを判定する。また、進入状態判定部224は、アバターのボーンの座標が、制限領域の外縁全体から予め定められた距離だけ離れて制限領域を覆うように設定された領域(以下「接近判定用領域」という。)内に入ったか否かを判定することより、アバターが制限領域へ進入しようとする状態か否かを判定してもよい。予め定められた距離は、例えば、制限領域内に設定されている仮想現実空間情報を当該制限領域外から閲覧できる最長の距離である。ボーンの座標を利用してアバターの制限領域への進入状態の判定を行う場合、進入状態判定部224は、例えば、アバターを構成する複数のボーンのうちいずれか一つのボーンの座標が制限領域内(または接近判定用領域内)に入ったことによって、アバターが制限領域内に進入しようとしている状態と判定する。
また、進入状態判定部224は、操作情報が示すアバターの中心座標が、制限領域情報が示す制限領域内に入ったか否かを判定することにより、アバターが制限領域へ進入しようとする状態か否かを判定してもよい。ここで、アバターの中心座標は、例えば、アバターを表す3次元オブジェクトの重心の座標である。また、進入状態判定部224は、アバターの中心座標が、接近判定用領域内に入ったか否かを判定することにより、当該アバターが制限領域へ進入しようとする状態か否かを判定してもよい。
参加端末2は、進入状態判定部224を備えることにより、仮想現実空間内の制限領域にアバターが進入しようとする状態であるか否かを判定することが可能である。また、進入状態判定部224は、操作情報が示すアバターのボーンの座標またはアバターの中心座標(以下、これらを総称して「アバター座標」という。)を用いることにより、アバターが制限領域に進入しようとする状態か否かを正確に判定できる。
進入状態判定結果取得部225は、進入状態判定結果を取得する。また、進入状態判定結果は、制限領域情報と操作情報とに基づき制限領域にアバターが進入しようとする状態か否かが判定された結果である。進入状態判定結果取得部225は、進入状態判定結果を進入状態判定部224から取得する。進入状態判定結果取得部225は、進入状態判定部224から取得した進入状態判定結果を、進入可否判定部227に出力する。
条件情報取得部226は、進入可否を判定するための条件を示す条件情報を、サーバ3から取得する。例えば、サーバ3は、条件情報を制限領域ごとに管理している。条件情報取得部226は、通信部21を利用し、制限領域情報取得部222が取得した制限領域情報に対応する条件情報を、ネットワーク5を介してサーバ3から取得し、取得した条件情報を進入可否判定部227に出力する。
条件情報は、例えば、アバターが制限領域に進入可能な条件を示す情報である。ユーザが参加端末2を用いて自身のアバターを仮想現実空間に参加させる場合、参加端末2には、仮想現実空間のサービスを利用するためのユーザID等のユーザに関する情報も入力される。つまり、参加端末2は、参加端末2を用いてアバターとして仮想現実空間に参加するユーザに関する情報、すなわち、参加者に関する情報を有している。したがって、条件情報は、アバターの制限領域への進入可否を、参加端末2が有する参加者に関する情報を利用して判定できるような条件を示す情報とされ得る。条件情報は、例えば、アバターに対応する参加者が仮想現実空間を作成した作成者であること、参加者が仮想現実空間において開催されるイベントに関するイベント関係者であること、参加者が仮想現実空間を利用するために課金した課金者であること、参加者が仮想現実空間を利用するためのチケットを入手した者であること、または、アバターが制限領域に進入しようとしている時間帯が制限領域の利用可能時間帯であることのうち、少なくとも一つの条件を示す情報である。サーバ3には、例えば、仮想現実空間に設定された制限領域にアバターが進入可能な参加者の条件が登録されており、その条件を示す条件情報が制限領域ごとに管理されている。条件情報取得部226は、サーバ3により制限領域ごとに管理されている条件情報から、仮想現実空間情報取得部221が取得した仮想現実空間情報に対応する制限領域に設定されている条件情報を取得する。
また、条件情報は、アバターが制限領域に進入不可能な条件を示すものであってもよい。この場合の条件情報は、例えば、アバターに対応する参加者が仮想現実空間において過去に不正な行為をした者であること、またはアバターに対応する参加者が不正に制限領域に進入させようとしている者であることのうち、少なくとも一つの条件を示す情報である。例えば、サーバ3は、仮想現実空間内のアバターに対応する参加者が当該仮想現実空間で過去に不正な行為をした者であるか、または、不正に制限領域に進入させようとしている者であるかを検出し、検出した参加者を特定するための情報を条件情報として記憶する。検出した参加者を特定するための情報は、例えば、参加者であるユーザのユーザIDである。条件情報取得部226は、サーバ3により制限領域ごとに管理されている条件情報から、仮想現実空間情報取得部221が取得した仮想現実空間情報に対応する制限領域に設定されている条件情報を取得する。
進入可否判定部227は、上記条件情報に基づいて、アバターの制限領域への進入可否を判定する。例えば、進入可否判定部227は、進入状態判定結果取得部225から進入状態判定結果を取得して、条件情報取得部226から条件情報を取得する。進入状態判定結果が制限領域にアバターが進入しようとする状態であることを示す場合、進入可否判定部227は、制限領域に進入しようとする状態であるアバターに対応する参加者が、条件情報が示す進入可能な参加者であるか否かを判定するか、または、条件情報が示す進入不可能な参加者であるか否かを判定することにより、アバターの制限領域への進入可否を判定する。
進入可否判定結果取得部228は、進入状態判定結果が制限領域にアバターが進入しようとする状態であることを示す場合、当該アバターの制限領域への進入可否に関する判定の結果である進入可否判定結果を取得する。進入可否判定結果取得部228は、進入可否判定結果を進入可否判定部227から取得する。進入可否判定結果取得部228は、取得した進入可否判定結果を、制限領域閲覧制御部229に出力する。
制限領域閲覧制御部229は、進入可否判定結果が進入可であることを示す場合、制限領域内の仮想現実空間情報を閲覧可能とし、進入可否判定結果が進入不可であることを示す場合、制限領域内の仮想現実空間情報を閲覧不能とする。例えば、制限領域閲覧制御部229は、アバターを制限領域の外に押し出す、制限領域内の仮想現実空間情報を他の仮想現実空間情報に差し替える、制限領域内の仮想現実空間情報の一部をマスキングする、制限領域をぼやけさせる、または、制限領域に進入しようとするアバターを制限領域以外の領域に転送することにより、制限領域内の仮想現実空間情報を閲覧不能とする。
図3は、制限領域の閲覧不能処理の第1例を示す概略図である。図3の白抜き矢印の左側に示すように、アバター231は、矢印Aの方向に移動して図示しない制限領域に進入しようとする状態であるものとする。アバター231は、当該制限領域への進入を不可と判定されたアバターである。制限領域閲覧制御部229は、アバター231が制限領域に進入不可と判定された場合、アバター231をさらに制限領域方向に移動させる操作を操作情報が示していても、アバター座標をアバター231が制限領域外の方向に押し出される動きをするような座標に設定する。その結果、図3の白抜き矢印の右側に示すように、アバター231は、制限領域の外縁232付近の位置からさらに制限領域方向に進入しようとしても、矢印Bの方向に押し出されるように動くこととなる。これにより、アバター231に対応する参加者は、制限領域内の仮想現実空間情報を閲覧不能となる。なお、この場合のアバター座標は、サーバ3にも送信される。
図4は、制限領域の閲覧不能処理の第2例を示す概略図である。この第2例は、制限領域の閲覧不能処理として、制限領域内の本来の仮想現実空間情報を、他の仮想現実空間情報に差し替えるものである。
表示部23は、図4の白抜き矢印の左側に示す画面23Aを表示しているものとする。画面23Aには、制限領域内の本来の仮想現実空間情報に基づき、制限領域である部屋の壁に設けられたドア233が表示されている。制限領域閲覧制御部229は、参加者に対応するアバターが画面23Aに示す制限領域に進入不可と判定された場合、図4の白抜き矢印の右側に示すように、例えば、差し替え後の仮想現実空間情報に基づき、画面23Aに示す制限領域を暗転させた画面23Bを表示部23に表示させる。図4に示した画面23Bでは、画面23Aで表示されていたドア等の形状を白の破線で示しているが、実際に表示される画面23Bは、黒色で塗りつぶされた画面であり、ドア等の形状は不可視とされた画面である。参加者は、暗転された制限領域を視認することにより、当該制限領域が進入不可の領域であることを把握できる。また、制限領域閲覧制御部229は、暗転されたドア233が開かないように設定し、アバターを制限領域に進入させないことで、制限領域を閲覧不能とすることができる。また、制限領域閲覧制御部229は、アバターがドア233を開けて制限領域内に入れる設定とした上で、制限領域内を全て暗転表示させることで、制限領域内を閲覧不能とすることもできる。
上記では、差し替え後の仮想現実空間情報が、暗転した画面、つまり、黒色で塗りつぶされた画面を示す情報である例を示したが、これに代えて、差し替え後の仮想現実空間情報は、例えば、白色で塗りつぶされた画面などの黒色以外の色で塗りつぶされた画面、または、本来の仮想現実空間情報とは異なるオブジェクト等が配置された画面を示す情報のいずれかであってもよい。
なお、上記では、制限領域内の本来の仮想現実空間情報を、他の仮想現実空間情報に差し替える例を示したが、これに代えて、制限領域内の仮想現実空間情報の一部にマスク画像を重畳表示すること、つまり、制限領域内の仮想現実空間情報の一部をマスキングすることで、制限領域内を閲覧不能とすることもできる。
図5は、制限領域の閲覧不能処理の第3例を示す概略図である。表示部23は、図5の白抜き矢印の左側に示す画面23Aを表示しているものとする。画面23Aには、制限領域である部屋の壁に設けられたドア233が表示されている。制限領域閲覧制御部229は、参加者に対応するアバターが画面23Aに示す制限領域に進入不可と判定された場合、図5の白抜き矢印の右側に示すように、例えば、画面23Aに示す制限領域をぼかした画面23Cを、表示部23に表示させる。参加者は、ぼかされた制限領域を視認することにより、当該制限領域が進入不可の領域であることを把握できる。また、制限領域閲覧制御部229は、ぼかされたドア233が開かないように設定し、アバターを制限領域に進入させないことで、制限領域を閲覧不能とすることができる。また、制限領域閲覧制御部229は、アバターがドア233を開けて制限領域内に入れる設定とした上で、制限領域内を全てぼかした表示とすることで、制限領域内を閲覧不能とすることもできる。
図6は、制限領域の閲覧不能処理の第4例を示す概略図である。図6に示す仮想現実空間において、制限領域234は、アバター231の進入が不可と判定された領域であり、領域235は、制限領域以外の領域である。例えば、制限領域閲覧制御部229は、アバター231が制限領域234に進入不可と判定された場合、操作情報がアバター231を破線で示した位置に移動させることを示していたとしても、アバター座標をアバター231が矢印Cの方向にある領域235に転送されるような座標に設定する。アバター231は、制限領域234に進入しようとしても、制限領域234以外の領域235に転送される。これにより、アバター231に対応する参加者は、制限領域内の仮想現実空間情報を閲覧不能となる。なお、この場合のアバター座標は、サーバ3にも送信される。
また、仮想現実空間情報取得部221は、仮想現実空間にアバターが参加する前の時点において、サーバ3から、制限領域内の仮想現実空間情報を除いた仮想現実空間情報のみを取得する。仮想現実空間にアバターが参加した後に、進入可否判定結果が進入可であることを示す場合、仮想現実空間情報取得部221は、制限領域内の仮想現実空間情報をサーバ3から取得する。制限領域閲覧制御部229は、アバターが当該制限領域に進入可であることを示す進入可否判定結果である場合に、制限領域内の仮想現実空間情報を、制限領域に進入したアバターに対応する参加者が閲覧可能に設定する。
仮想現実空間にアバターが参加した後、進入可否判定結果が進入不可であることを示す場合、仮想現実空間情報取得部221は、継続して、制限領域内の仮想現実空間情報を取得する処理を行わない。すなわち、アバターが当該制限領域に進入不可であることを示す進入可否判定結果である場合、サーバ3から制限領域内の仮想現実空間情報が取得されない。この場合、制限領域閲覧制御部229は、アバターに対応する参加者による制限領域内の仮想現実空間情報の閲覧を不能とする。例えば、制限領域内を虚無の空間を設定するか、制限領域内に進入できないようにする。これにより、参加端末2は、進入可否判定結果に基づいて、制限領域内の仮想現実空間情報の閲覧を制御することができる。
図7は、実施の形態1に係るサーバ3の構成を示すブロック図である。図7に示すように、サーバ3は、通信部31、演算部32および記憶部33を備える。通信部31は、ネットワーク5を介して、参加端末2または管理端末4と通信を行う。例えば、通信部31は、LTE、3G、4Gまたは5Gなどの通信方式によるモバイル通信が可能な通信装置である通信部21を有する参加端末2との間で、ネットワーク5を介して通信可能である。演算部32は、サーバ3の全体動作を制御する。演算部32は、仮想現実空間提供用アプリケーションを実行することにより、各種の機能を実現する。
記憶部33は、仮想現実空間提供用アプリケーション、および演算部32の演算処理に用いる情報を記憶する。例えば、記憶部33は、仮想現実空間情報、制限領域情報および条件情報を対応づけて記憶する。また、ネットワーク5を介して参加端末2の仮想現実空間への参加機能を提供するために、サーバ3が、仮想現実空間参加用アプリケーションを実行する場合、記憶部33には、仮想現実空間参加用アプリケーションも記憶される。
演算部32は、仮想現実空間情報送信部321、制限領域情報送信部322、条件情報送信部323、制限領域情報取得部324、権限判定部325および制限領域情報記憶制御部326を備える。演算部32が、仮想現実空間提供用アプリケーションを実行することにより、仮想現実空間情報送信部321、制限領域情報送信部322、条件情報送信部323、制限領域情報取得部324、権限判定部325および制限領域情報記憶制御部326の各機能が実現される。なお、サーバ3は、複数の参加端末2における各参加端末2の表示部23に、他の参加端末2を用いて参加している参加者に対応するアバターを表示するため、各参加端末2から操作情報を取得して、操作情報を取得する取得部も有するが、図7では図示を省略する。
仮想現実空間情報送信部321は、仮想現実空間情報を記憶部33から取得して、仮想現実空間情報を、参加端末2に送信する。記憶部33には、1または複数の仮想現実空間について、仮想現実空間ごとに仮想現実空間情報が記憶されている。仮想現実空間情報送信部321は、参加端末2において指定された仮想現実空間の仮想現実空間情報を記憶部33から取得する。そして、仮想現実空間情報送信部321は、通信部31を利用し、取得した仮想現実空間情報を、ネットワーク5を介して参加端末2に送信する。これにより、参加端末2は、サーバ3から仮想現実空間情報を取得することができる。
制限領域情報送信部322は、制限領域情報を記憶部33から取得して、取得した制限領域情報を参加端末2に送信する。記憶部33には、制限領域が設定されている1または複数の仮想現実空間について、仮想現実空間の仮想現実空間情報ごとに制限領域情報が記憶されている。制限領域情報送信部322は、参加端末2において指定された仮想現実空間についての制限領域情報を記憶部33から取得する。この制限情報は、仮想現実空間情報送信部321が参加端末2に送信する仮想現実空間情報が示す仮想現実空間についての制限情報と同じものである。そして、制限領域情報送信部322は、通信部31を利用し、取得した制限領域情報を、ネットワーク5を介して参加端末2に送信する。これにより、参加端末2は、サーバ3から制限領域情報を取得することができる。
条件情報送信部323は、条件情報を記憶部33から取得して参加端末2に送信する。記憶部33には、制限領域ごとに制限領域情報が記憶されている。例えば、条件情報送信部323は、制限領域情報送信部322が送信した制限領域情報に対応する条件情報を記憶部33から取得し、通信部31を利用し、取得した条件情報を、ネットワーク5を介して参加端末2に送信する。これにより、参加端末2は、サーバ3から条件情報を取得することができる。
制限領域情報取得部324は、管理端末4から制限領域情報を取得するサーバ側制限領域情報取得部である。例えば、管理端末4は、仮想現実空間内の制限領域を示す制限領域情報を管理する。制限領域の設定者は、管理端末4を用いて、当該設定者のID(以下「設定者ID」という。)とともに制限領域情報をサーバ3に送信する。設定者が参加者でもある場合、設定者IDは参加者であるユーザのユーザIDと同じものでもよい。制限領域情報取得部324は、通信部31を利用し、管理端末4から送信された制限領域情報を、ネットワーク5を介して管理端末4から取得する。制限領域情報記憶制御部326は、制限領域情報取得部324が管理端末4から取得した制限領域情報を、仮想現実空間情報と対応付けて記憶部33に記憶させる。これにより、サーバ3は、設定者により設定された制限領域情報を取得することができる。
権限判定部325は、管理端末4から取得した制限領域情報が、制限領域設定権限を有する設定者から送信されたものであるか否かを判定する。例えば、記憶部33には、制限領域設定権限を有する設定者を特定するための設定者IDが記憶されている。権限判定部325は、制限領域情報取得部324が取得した制限領域情報に対応する設定者IDを、記憶部33に記憶されている設定者IDと照合し、これらが合致すると、制限領域設定権限を有する設定者から送信された制限領域情報であると判定する。また、これらが合致しなければ、権限判定部325は、制限領域設定権限を有する設定者から送信された制限領域情報ではないと判定する。権限判定部325は、この判定結果を制限領域情報記憶制御部326に出力する。制限領域情報記憶制御部326は、権限判定部325により制限領域情報が制限領域設定権限を有する設定者から送信されたものであると判定された場合に、管理端末4から取得した制限領域情報を記憶部33に記憶させる。制限領域情報記憶制御部326は、権限判定部325により制限領域情報が制限領域設定権限を有する設定者から送信されたものでないと場合には、管理端末4から取得した制限領域情報を記憶部33には記憶させず破棄する。これにより、サーバ3は、適切な設定者による制限領域情報の設定を受け付けることができる。
なお、制限領域設定権限を有する設定者は、上述のとおり、例えば、仮想現実空間の作成者、仮想現実空間内で開催されるイベントの関係者、特定の許諾者のみが参加可能なように既存の仮想現実空間情報をコピーして作成された仮想現実空間の作成者、または、これらのいずれかに許可された者である。
また、仮想現実空間提供システム1は、設定者が、新規の制限領域の設定または既存の制限領域に関し、当該制限領域への進入可否を判定するための条件を示す条件情報を設定できるものであってもよい。この場合、参加端末2は、制限領域と紐づけた条件情報をサーバ3に送信する。
また、仮想現実空間提供システム1は、設定者が、既存の制限領域の解除を指示できるものであってもよい。この場合、参加端末2は、既存の制限領域と紐づけた当該制限領域の解除を指示する情報をサーバ3に送信する。または、仮想現実空間提供システム1は、新規の制限領域または既存の制限領域について、当該領域が存在する期間を指定する情報を設定できるものであってもよい。この場合、参加端末2は、制限領域と紐づけた存在期間を指定する情報をサーバ3に送信する。サーバ3は、存在期間を指定する情報に基づき、該当する制限領域の設定または解除を行う。
また、サーバ3は、管理端末4から取得した制限領域情報が記憶部に記憶されたか否かの状況を示す情報を、例えば権限判定部325による判定結果とともに、管理端末4に通知してもよい。これにより、設定者は、自身が管理端末4を用いてサーバ3に送信した制限領域情報による制限領域の設定の成否を知ることができる。
図2では、参加端末2が進入状態判定部224および進入可否判定部227を備えた形態を示したが、進入状態判定および進入可否判定のいずれかまたは両方を、サーバが行うものであってもよい。以下、進入状態判定および進入可否判定の両方をサーバが行う形態について説明する。
図8は、参加端末2の第1変形例である参加端末2Aの構成を示すブロック図である。図8において、参加端末2Aは、図9を用いて後述するサーバ3Aに対応する端末装置であり、通信部21、演算部22A、表示部23、操作部24および記憶部25を備える。演算部22Aは、参加端末2Aの全体動作を制御する。例えば、仮想現実空間参加用アプリケーションが参加端末2Aにインストールされている場合、演算部22Aは、当該仮想現実空間参加用アプリケーションを実行することにより、仮想現実空間に参加するための各種の機能を実現する。また、演算部22Aは、例えば、仮想現実空間参加用アプリケーションがサーバ3Aにおいて実行されるものであれば、サーバ3Aからの指示を受けることにより仮想現実空間に参加するための各種の機能を実現する。
演算部22Aは、仮想現実空間情報取得部221、制限領域情報取得部222、操作情報取得部223、進入状態判定結果取得部225、進入可否判定結果取得部228および制限領域閲覧制御部229を備える。演算部22が、記憶部25に記憶された仮想現実空間参加用アプリケーションを実行することにより、仮想現実空間情報取得部221、制限領域情報取得部222、操作情報取得部223、進入状態判定結果取得部225、進入可否判定結果取得部228および制限領域閲覧制御部229の各機能が実現される。
仮想現実空間情報取得部221は、通信部21を利用し、仮想現実空間の仮想現実空間情報を、ネットワーク5を介してサーバ3Aから取得し、仮想現実空間情報を表示部23に出力する。表示部23は、仮想現実空間情報を用いて仮想現実空間を表示する。制限領域情報取得部222は、通信部21を利用し、仮想現実空間情報取得部221が取得した仮想現実空間情報に対応する制限領域情報を、ネットワーク5を介してサーバ3Aから取得する。
操作情報取得部223は、アバターを操作するための操作情報を取得する。操作情報取得部223は、参加者による操作部24を用いた操作を示す操作情報を取得し、操作情報を制限領域閲覧制御部229に出力する。また、操作情報取得部223は、通信部21を利用し、操作情報を、ネットワーク5を介してサーバ3Aに送信する。
進入状態判定結果取得部225は、進入状態判定結果をサーバ3Aから取得する。例えば、進入状態判定結果取得部225は、通信部21を利用し、進入状態判定結果を、ネットワーク5を介してサーバ3Aから取得して進入可否判定結果取得部228に出力する。
進入可否判定結果取得部228は、進入可否判定結果をサーバ3Aから取得する。例えば、進入可否判定結果取得部228は、進入状態判定結果取得部225が取得した進入状態判定結果が制限領域にアバターが進入しようとする状態であることを示す場合、アバターの制限領域への進入可否に関する判定の結果である進入可否判定結果をサーバ3Aから取得する。進入可否判定結果取得部228は、取得した進入可否判定結果を制限領域閲覧制御部229に出力する。制限領域閲覧制御部229は、進入可否判定結果取得部228が取得した進入可否判定結果が進入可であることを示す場合、制限領域内の仮想現実空間情報を閲覧可能とし、進入可否判定結果が進入不可であることを示す場合、制限領域内の仮想現実空間情報を閲覧不能とする。
図9は、サーバ3の第1変形例であるサーバ3Aの構成を示すブロック図である。図9に示すように、サーバ3Aは、通信部31、演算部32Aおよび記憶部33を備える。演算部32Aは、仮想現実空間情報送信部321、制限領域情報送信部322、操作情報取得部327、進入状態判定部328、進入状態判定結果送信部329、進入可否判定部330および進入可否判定結果送信部331を備える。演算部32Aが、仮想現実空間提供用アプリケーションを実行することにより、仮想現実空間情報送信部321、制限領域情報送信部322、操作情報取得部327、進入状態判定部328、進入状態判定結果送信部329、進入可否判定部330および進入可否判定結果送信部331の各機能が実現される。
仮想現実空間情報送信部321は、仮想現実空間情報を記憶部33から取得して、仮想現実空間情報を、参加端末2Aに送信する。仮想現実空間情報送信部321は、参加端末2Aにおいて指定された仮想現実空間の仮想現実空間情報を記憶部33から取得する。そして、仮想現実空間情報送信部321は、通信部31を利用し、取得した仮想現実空間情報を、ネットワーク5を介して参加端末2Aに送信する。これにより、参加端末2Aは、サーバ3Aから仮想現実空間情報を取得することができる。
制限領域情報送信部322は、制限領域情報を記憶部33から取得して、取得した制限領域情報を参加端末2Aに送信する。制限領域情報送信部322は、通信部31を利用し、取得した制限領域情報を、ネットワーク5を介して参加端末2Aに送信する。これにより、参加端末2Aは、サーバ3Aから制限領域情報を取得することができる。
操作情報取得部327は、アバターを操作するための操作情報を参加端末2Aから取得する。例えば、操作情報取得部327は、通信部31を利用し、操作情報を、ネットワーク5を介して参加端末2Aから取得し、操作情報を進入状態判定部328に出力する。進入状態判定部328は、記憶部33から取得した制限領域情報と、操作情報取得部327が取得した操作情報とに基づき、アバターが制限領域に進入しようとする状態か否かを判定するサーバ側進入状態判定部である。
進入状態判定結果送信部329は、通信部31を利用し、進入状態判定部328が判定した進入状態判定結果を、ネットワーク5を介して参加端末2Aに送信する。また、進入状態判定結果送信部329は、進入状態判定部328が判定した進入状態判定結果を進入可否判定部330に出力する。
進入可否判定部330は、記憶部33から取得した条件情報に基づき、アバターの制限領域への進入可否を判定するサーバ側進入可否判定部である。例えば、進入可否判定部330は、進入状態判定結果送信部329から取得した進入状態判定結果が、当該制限領域にアバターが進入しようとする状態であることを示す場合、制限領域に進入しようとする状態であるアバターに対応する参加者が、条件情報が示す進入可能な参加者であるか否かを判定することにより、アバターの制限領域への進入可否を判定する。
進入可否判定結果送信部331は、通信部31を利用し、進入可否判定部330が判定した進入可否判定結果を、ネットワーク5を介して参加端末2Aに送信する。これにより、参加端末2Aは、サーバ3Aから進入可否判定結果を取得することができる。
第1変形例では、進入状態判定および進入可否判定の両方をサーバが行い、いずれの判定も参加端末は行わない形態を示した。しかし、図8に示した参加端末2Aは、図2に示した参加端末2が備える進入可否判定部227を備えていてもよく、進入可否判定部330は、参加端末2で行われた進入可否判定結果を再判定してもよい。例えば、参加端末2Aが進入可否判定部227を備える場合、参加端末2Aは、アバターの制限領域への進入可否を判定すると、通信部21を利用し、進入可否判定結果を、ネットワーク5を介してサーバ3Aに送信する。進入可否判定部330は、記憶部33から取得した条件情報に基づき、アバターの制限領域への進入可否を再度判定する。この後、進入可否判定結果送信部331は、通信部31により、ネットワーク5を介して、進入可否判定部330が再度判定した進入可否判定結果を、参加端末2Aに送信する。これにより、アバターの制限領域への進入可否の判定精度を高めることができる。例えば、参加端末だけ進入可否判定を行う場合、ユーザが仮想現実空間参加用アプリケーションを不正に改造して、参加端末による進入可否の正しい判定ができないようにし、不正に制限領域内を閲覧するおそれがある。このような場合でも、サーバ3A側で進入可否判定を行えるようにすることで、進入可否判定をより確実に行うことができる。また、参加端末2Aは、サーバ3Aから、上記進入可否判定結果を取得することができるため、上記のような不正な改造があったとしても、制限領域の閲覧制御をより的確に行うことができる。
また、参加端末とサーバの両方で進入状態判定を行う形態でもよい。この場合、アバターの進入状態の判定精度を高めることができ、また、不正改造へのより的確な対応が可能となる。
また、サーバは、以下のように構成されていてもよい。
図10は、サーバ3の第2変形例であるサーバ3Bの構成を示すブロック図である。図10に示すように、サーバ3Bは、通信部31、演算部32Bおよび記憶部33を備える。演算部32Bは、仮想現実空間情報送信部321、制限領域情報送信部322、操作情報取得部327、進入状態判定部328、進入状態判定結果送信部329、進入可否判定部330、進入可否判定結果送信部331、進入済判定部332、不正検出部333、および不正参加者記憶制御部334を備える。演算部32Bが、仮想現実空間提供用アプリケーションを実行することにより、仮想現実空間情報送信部321、制限領域情報送信部322、操作情報取得部327、進入状態判定部328、進入状態判定結果送信部329、進入可否判定部330、進入可否判定結果送信部331、進入済判定部332、不正検出部333、および不正参加者記憶制御部334の各機能が実現される。
仮想現実空間情報送信部321は、仮想現実空間情報を記憶部33から取得して、仮想現実空間情報を、参加端末2Aおよび2Bに送信する。参加端末2Bは、参加端末2Aと同一の構成を有した他の端末装置である。例えば、記憶部33には、仮想現実空間情報が仮想現実空間ごとに記憶されている。仮想現実空間情報送信部321は、参加端末2Aおよび2Bにおいて指定された仮想現実空間の仮想現実空間情報を記憶部33から取得し、通信部31を利用し、仮想現実空間情報を、ネットワーク5を介して参加端末2Aおよび2Bに送信する。これにより、参加端末2Aおよび2Bは、サーバ3Bから仮想現実空間情報を取得することができる。なお、ここでは、参加端末2Aおよび2Bにおいて、同一の仮想現実空間が指定されているものとする。
仮想現実空間情報送信部321は、仮想現実空間にアバターが参加する前に、制限領域内の仮想現実空間情報を除いた仮想現実空間情報を参加端末2Aおよび2Bに送信する。例えば、進入可否判定部330が、参加端末2Aを用いた参加者に対応するアバターおよび参加端末2Bを用いた参加者に対応するアバターが仮想現実空間に参加した後、両アバターが共通の制限領域に進入しようとする状態において、両アバターについて当該制限領域に進入可と判定したものとする。この場合、仮想現実空間情報送信部321は、制限領域内の仮想現実空間情報を記憶部33から取得して、参加端末2Aおよび2Bに送信する。
また、進入可否判定部330が、参加端末2Aを用いた参加者に対応するアバターおよび参加端末2Bを用いた参加者に対応するアバターが仮想現実空間に参加した後、両アバターが共通の制限領域に進入しようとする状態において、参加端末2Bを用いた参加者に対応するアバターについては制限領域に進入可と判定し、参加端末2Aを用いた参加者に対応するアバターについては制限領域に進入不可と判定したものとする。この場合、仮想現実空間情報送信部321は、制限領域内の仮想現実空間情報を記憶部33から取得して参加端末2Bに送信するが、参加端末2Aには送信しない。これにより、サーバ3Bは、制限領域に進入可と判定された参加者に対してのみ当該制限領域内の仮想現実空間情報を閲覧可能とすることができる。
制限領域情報送信部322は、制限領域情報を記憶部33から取得して、制限領域情報を参加端末2Aおよび2Bに送信する。例えば、制限領域情報送信部322は、通信部31を利用し、取得した制限領域情報を、ネットワーク5を介して参加端末2Aおよび2Bに送信する。これにより、参加端末2Aおよび2Bは、サーバ3Bから制限領域情報を取得することができる。
操作情報取得部327は、アバターを操作するための操作情報を参加端末2Aおよび2Bから取得する。例えば、操作情報取得部327は、通信部31を利用し、操作情報を、ネットワーク5を介して参加端末2Aおよび2Bから取得し、操作情報を進入状態判定部328に出力する。進入状態判定部328は、記憶部33から取得した制限領域情報と、操作情報取得部327が取得した操作情報とに基づき、アバターが制限領域に進入しようとする状態か否かを判定する。
進入状態判定結果送信部329は、通信部31を利用し、進入状態判定部328が判定した進入状態判定結果を、ネットワーク5を介して参加端末2Aおよび2Bに送信する。また、進入状態判定結果送信部329は、進入状態判定部328が判定した進入状態判定結果を、進入可否判定部330に出力する。
進入済判定部332は、制限領域に進入不可と判定されたアバターが制限領域に進入しようとする状態を超えて制限領域に進入したか否かを判定する。例えば、進入済判定部332は、操作情報が示すアバター座標が、制限領域情報が示す制限領域内に入ったか否かを判定することにより、アバターが制限領域に進入しようとする状態を超えて制限領域に進入したか否かを判定する。
例えば、参加端末2Aを用いた参加者に対応するアバターおよび参加端末2Bを用いた参加者に対応するアバターが仮想現実空間に参加した後に、両アバターが共通の制限領域に進入しようとする状態において、参加端末2Aを用いた参加者に対応するアバターについて当該制限領域に進入不可と判定され、参加端末2Bを用いた参加者に対応するアバターについては当該制限領域に進入可と判定されたものとする。進入済判定部332は、両アバターが制限領域に進入したと判定した場合には、制限領域に進入不可と判定されたアバターである参加端末2Aを用いた参加者に対応するアバターを、他の参加端末2Bに表示させるための情報を送信しない。これにより、サーバ3Bは、参加端末2Aの参加者に対応するアバターが制限領域に不正に進入した場合であっても、参加端末2Aの参加者に対応するアバターを、他の参加端末2Bの表示部23に表示させないようにする制御が可能である。
不正検出部333は、制限領域に進入不可と判定されたアバターが制限領域内の仮想現実空間情報を不正に閲覧している状態を検出する。例えば、不正検出部333は、進入可否判定結果を用いて、制限領域に進入不可と判定されたアバターを特定し、当該アバターについての操作情報に基づき、当該アバターに対応する参加者が、制限領域内の仮想現実空間情報を不正に閲覧している状態か否かを検出する。不正参加者記憶制御部334は、不正検出部333が不正に閲覧している状態を検出した場合、制限領域に進入不可と判定されたアバターに対応する参加者の情報を記憶部33に記憶させる。
これにより、サーバ3Bは、制限領域内の仮想現実空間情報を不正に閲覧している参加者を特定し記憶することができる。
例えば、ユーザが仮想現実空間参加用アプリケーションを不正に改造して、正しい制限領域閲覧制御が行えないようにし、参加端末側かサーバ側のいずれかまたは両方において進入不可と判定されているにもかかわらず、不正に制限領域内を閲覧するおそれもある。この場合、サーバ3Bが進入可否判定を行っても、一時的な不正閲覧を防止することはできないが、上述のように、サーバ3Bが進入不可と判定した結果と、その後の操作情報のアバター座標とから、参加者であるユーザが不正閲覧を行っている状態を、サーバ3Bは検出可能である。この検出結果に基づき、サーバ3Bが不正閲覧を行ったユーザを記憶部33に記憶しておくことにより、その後の当該ユーザによる仮想現実空間のサービスの利用を禁止または制限することができる。
図11は、実施の形態1に係る仮想現実空間提供方法を示すフローチャートである。
仮想現実空間情報取得部221が、仮想現実空間情報をサーバから取得する(ステップST1)。制限領域情報取得部222が、制限領域情報をサーバから取得する(ステップST2)。操作情報取得部223が、アバターを操作するための操作情報を取得する(ステップST3)。進入状態判定結果取得部225が、制限領域にアバターが進入しようとする状態か否かが制限領域情報と操作情報とに基づき判定された結果である進入状態判定結果を取得する(ステップST4)。進入可否判定結果取得部228が、進入状態判定結果が制限領域にアバターが進入しようとする状態であることを示す場合、アバターの制限領域への進入可否に関する判定の結果である進入可否判定結果を取得する(ステップST5)。制限領域閲覧制御部229が、進入可否判定結果が進入可であることを示す場合、制限領域内の仮想現実空間情報を閲覧可能とし、進入可否判定結果が進入不可であることを示す場合、制限領域内の仮想現実空間情報を閲覧不能とする(ステップST6)。これにより、仮想現実空間内に設定された領域の閲覧を制限することができる。
図12は、参加端末2または2A、あるいはサーバ3、3Aまたは3Bが備える演算部の機能を実現するハードウェア構成を示すブロック図である。図12において、参加端末2または2Aの機能は演算部22または22Aにより実現される。演算部22または22Aは、ハードウェア構成として、通信インタフェース100、入出力インタフェース101、プロセッサ102およびメモリ103を有する。
演算部22が備える仮想現実空間情報取得部221、制限領域情報取得部222、操作情報取得部223、進入状態判定部224、進入状態判定結果取得部225、条件情報取得部226、進入可否判定部227、進入可否判定結果取得部228および制限領域閲覧制御部229の各機能は、これらのハードウェア構成により実現される。演算部22Aが備える仮想現実空間情報取得部221、制限領域情報取得部222、操作情報取得部223、進入状態判定結果取得部225、進入可否判定結果取得部228および制限領域閲覧制御部229の各機能は、これらのハードウェア構成により実現される。
通信インタフェース100は、通信部21により、ネットワーク5を介してサーバ3、3Aまたは3Bから受信されたデータをプロセッサ102へ出力し、プロセッサ102が生成したデータを、ネットワーク5を介してサーバ3、3Aまたは3Bへ送信する。プロセッサ102は、入出力インタフェース101を介して表示部23の表示を制御し、操作部24から操作情報を取得する。
参加端末2が備える仮想現実空間情報取得部221、制限領域情報取得部222、操作情報取得部223、進入状態判定部224、進入状態判定結果取得部225、条件情報取得部226、進入可否判定部227、進入可否判定結果取得部228および制限領域閲覧制御部229の各機能を実現するためのアプリケーションプログラムは記憶部25に記憶される。また、参加端末2Aが備える仮想現実空間情報取得部221、制限領域情報取得部222、操作情報取得部223、進入状態判定結果取得部225、進入可否判定結果取得部228および制限領域閲覧制御部229の各機能を実現するためのアプリケーションプログラムは記憶部25に記憶される。記憶部25は、例えば、スマートフォンに搭載された半導体メモリである。
プロセッサ102は、入出力インタフェース101を介して、記憶部25に記憶されたアプリケーションプログラムを読み出してメモリ103にロードし、ロードしたプログラムを実行する。これにより、プロセッサ102は、参加端末2または2Aの各機能を実現する。メモリ103は、例えば、RAM(Random Access Memory)である。
また、サーバ3、3Aまたは3Bの機能は、演算部32、32Aまたは32Bによって実現される。演算部32、32Aまたは32Bは、演算部22または22Aと同様に、ハードウェア構成として、通信インタフェース100、入出力インタフェース101、プロセッサ102およびメモリ103を有する。
演算部32が備える仮想現実空間情報送信部321、制限領域情報送信部322、条件情報送信部323、制限領域情報取得部324、権限判定部325および制限領域情報記憶制御部326の各機能は、これらのハードウェア構成によって実現される。
演算部32Aが備える仮想現実空間情報送信部321、制限領域情報送信部322、操作情報取得部327、進入状態判定部328、進入状態判定結果送信部329、進入可否判定部330および進入可否判定結果送信部331の各機能は、これらのハードウェア構成によって実現される。
演算部32Bが備える仮想現実空間情報送信部321、制限領域情報送信部322、操作情報取得部327、進入状態判定部328、進入状態判定結果送信部329、進入可否判定部330、進入可否判定結果送信部331、進入済判定部332、不正検出部333、および不正参加者記憶制御部334の各機能は、これらのハードウェア構成によって実現される。
通信インタフェース100は、通信部31により、ネットワーク5を介して参加端末2または2Aから受信されたデータをプロセッサ102へ出力し、プロセッサ102が生成したデータを、ネットワーク5を介して参加端末2または2Aへ送信する。プロセッサ102は、入出力インタフェース101を介して、記憶部33に対するデータの読み書きを制御する。
以上のように、実施の形態1に係る参加端末2または2Aは、仮想現実空間情報をサーバ3から取得する仮想現実空間情報取得部221と、制限領域情報をサーバ3から取得する制限領域情報取得部222と、アバターを操作するための操作情報を取得する操作情報取得部223と、制限領域にアバターが進入しようとする状態か否かが判定された進入状態判定結果を取得する進入状態判定結果取得部225と、進入状態判定結果が制限領域にアバターが進入しようとする状態であることを示す場合、アバターの制限領域への進入可否に関する判定の結果である進入可否判定結果を取得する進入可否判定結果取得部228と、進入可否判定結果が進入可であることを示す場合、制限領域内の仮想現実空間情報を閲覧可能とし、進入可否判定結果が進入不可であることを示す場合、制限領域内の仮想現実空間情報を閲覧不能とする制限領域閲覧制御部229とを備える。このように、仮想現実空間内に部分的に設定された制限領域に進入可であると判定された参加者は、制限領域内の仮想現実空間情報を閲覧可能とされ、進入不可であると判定された参加者は、制限領域内の仮想現実空間情報を閲覧不能とされる。これにより、参加端末2または2Aは、仮想現実空間内の一部の領域の閲覧を制限することができる。
実施の形態1に係る参加端末2は、条件情報をサーバ3から取得する条件情報取得部226と、条件情報に基づいて進入可否を判定する進入可否判定部227とを備える。進入可否判定結果取得部228は、進入可否判定結果を進入可否判定部227から取得する。これにより、参加端末2は、アバターの制限領域への進入可否を判定することができる。
実施の形態1に係る参加端末2または2Aにおいて、条件情報は、アバターが制限領域に進入可能な条件を示すものであって、アバターに対応する参加者が仮想現実空間を作成した作成者であること、参加者が仮想現実空間において開催されるイベントに関するイベント関係者であること、参加者が仮想現実空間を利用するために課金した課金者であること、参加者が仮想現実空間を利用するためのチケットを入手した者であること、または、アバターが制限領域に進入しようとしている時間帯が制限領域の利用可能時間帯であることのうち、少なくとも一つの条件を示す情報である。これにより、アバターが制限領域に進入可能な条件に基づいて、アバターの制限領域への進入可否を判定することができる。
実施の形態1に係る参加端末2または2Aにおいて、条件情報は、アバターが制限領域に進入不可能な条件を示すものであって、アバターに対応する参加者が仮想現実空間において過去に不正な行為をした者であること、または、アバターに対応する参加者が不正に制限領域に進入させようとしている者であることのうち、少なくとも一つの条件を示す情報である。これにより、アバターが制限領域に進入不可能な条件に基づいて、アバターの制限領域への進入可否を判定することができる。
実施の形態1に係る参加端末2Aにおいて、進入可否判定結果取得部228は、進入可否判定結果を、サーバ3から取得する。これにより、参加端末2Aは、制限領域にアバターが進入しようとする状態か否かが制限領域情報と操作情報とに基づき判定された結果である進入状態判定結果を取得することができる。
実施の形態1に係る参加端末2において、アバターが制限領域に進入しようとする状態か否かを判定する進入状態判定部224を備える。進入状態判定結果取得部225は、進入状態判定結果を進入状態判定部224から取得する。これにより、参加端末2は、仮想現実空間内の制限領域にアバターが進入しようとする状態であるか否かを判定できる。
実施の形態1に係る参加端末2において、進入状態判定部224は、操作情報が示すアバターのボーンの座標またはアバターの中心座標が、制限領域情報が示す制限領域内に入ったか否かまたは制限領域から予め定められた距離以下に近づいたか否かを判定することにより、アバターが制限領域へ進入しようとする状態か否かを判定する。これにより、進入状態判定部224は、仮想現実空間内の制限領域にアバターが進入しようとする状態であるか否かを正確に判定できる。
実施の形態1に係る参加端末2Aにおいて、進入状態判定結果取得部225は、進入状態判定結果をサーバ3から取得する。これにより、参加端末2Aは、アバターの制限領域への進入可否に関する判定の結果である進入可否判定結果を取得することができる。
実施の形態1に係る参加端末2または2Aにおいて、制限領域閲覧制御部229は、アバターを当該制限領域の外に押し出す、前記制限領域内の仮想現実空間情報を他の仮想現実空間情報に差し替える、前記制限領域内の仮想現実空間情報の一部をマスキングする、制限領域をぼやけさせる、または、制限領域に進入しようとするアバターを制限領域以外の領域に転送することにより、制限領域内の前記仮想現実空間情報を閲覧不能とする。これにより、参加端末2または2Aは、進入可否判定結果に基づいて、制限領域内の仮想現実空間情報の閲覧を制御することができる。
実施の形態1に係る参加端末2または2Aにおいて、仮想現実空間情報取得部221は、仮想現実空間にアバターが参加する前に、サーバ3から、制限領域内の仮想現実空間情報を除いた仮想現実空間情報を取得する。制限領域閲覧制御部229は、仮想現実空間にアバターが参加した後、進入可否判定結果が進入可であることを示す場合に、制限領域内の仮想現実空間情報を取得することによって、制限領域内の仮想現実空間情報を閲覧可能とし、進入可否判定結果が進入不可であることを示す場合、サーバから制限領域内の仮想現実空間情報を取得しないことによって、制限領域内の仮想現実空間情報を閲覧不能とする。これにより、参加端末2または2Aは、進入可否判定結果に基づいて、制限領域内の仮想現実空間情報の閲覧を制御することができる。
実施の形態1に係るサーバ3、3Aまたは3Bは、仮想現実空間情報を記憶部33から取得して、参加端末2または2Aに送信する仮想現実空間情報送信部321と、制限領域情報を記憶部33から取得して参加端末2または2Aに送信する制限領域情報送信部322とを備える。これにより、参加端末2または2Aは、サーバ3、3Aまたは3Bから、仮想現実空間情報および制限領域情報を取得することができる。
実施の形態1に係るサーバ3は、アバターの制限領域への進入可否を判定するための条件を示す条件情報を記憶部33から取得して参加端末2に送信する条件情報送信部323を備える。これにより、参加端末2は、サーバ3から条件情報を取得することができる。
実施の形態1に係るサーバ3Aまたは3Bは、条件情報を記憶部33から取得し、条件情報に基づいてアバターの制限領域への進入可否を判定する進入可否判定部330と、進入可否判定部330による判定結果である進入可否判定結果を、参加端末2Aに送信する進入可否判定結果送信部331を備える。これにより、参加端末2Aは、進入可否判定結果を取得することができる。
実施の形態1に係るサーバ3Aは、アバターを操作するための操作情報を参加端末2Aから取得する操作情報取得部327と、制限領域情報と操作情報とに基づきアバターが制限領域に進入しようとする状態か否かを判定する進入状態判定部328と、進入状態判定部328による判定結果である進入状態判定結果を参加端末2Aに送信する進入状態判定結果送信部329とを備える。これにより、参加端末2Aは、進入状態判定結果を取得することができる。
実施の形態1に係るサーバ3Bは、制限領域に進入不可と判定されたアバターが制限領域に進入しようとする状態を超えて制限領域に進入したか否かを判定する進入済判定部332を備える。制限領域に進入不可と判定された、参加端末2Aの参加者に対応するアバターが制限領域に進入したと判定された場合、参加端末2Aとは異なる他の参加端末2Bには、制限領域に進入不可と判定されたアバターを表示させるための情報を送信しない。これにより、サーバ3Bは、参加端末2Aの参加者に対応するアバターが制限領域に不正に進入しても、参加端末2Aの参加者に対応するアバターを、他の参加端末2Bの表示部23に表示させない制御が可能である。
実施の形態1に係るサーバ3Bにおいて、仮想現実空間情報送信部321は、仮想現実空間にアバターが参加する前に、制限領域内の仮想現実空間情報を除いた仮想現実空間情報を参加端末2Aに送信する。仮想現実空間にアバターが参加した後、アバターが制限領域に進入しようとする状態において、参加端末2Aの参加者について制限領域に進入可と判定された場合に、仮想現実空間情報送信部321は、制限領域内の仮想現実空間情報を参加端末2Aに送信し、参加端末2Aの参加者について制限領域に進入不可と判定された場合、制限領域内の仮想現実空間情報を参加端末2Aに送信しない。これにより、サーバ3Bは、制限領域に進入可と判定された参加者に対してのみ、当該制限領域内の仮想現実空間情報を閲覧可能とすることができる。
実施の形態1に係るサーバ3Bは、制限領域に進入不可と判定されたアバターが制限領域内の仮想現実空間情報を不正に閲覧している状態を検出する不正検出部333と、不正に閲覧している状態が検出された場合、制限領域に進入不可と判定されたアバターに対応する参加者の情報を記憶部33に記憶させる不正参加者記憶制御部334を備える。これにより、サーバ3Bは、制限領域内の仮想現実空間情報を不正に閲覧している参加者を特定し記憶することができる。
実施の形態1に係るサーバ3は、管理端末4から制限領域情報を取得する制限領域情報取得部324と、管理端末4から取得した制限領域情報を仮想現実空間の仮想現実空間情報と対応付けて記憶部33に記憶させる制限領域情報記憶制御部326とを備える。これにより、サーバ3は、管理端末4からの制限領域情報の設定を受け付けることができる。
実施の形態1に係るサーバ3は、管理端末4から取得した制限領域情報が、制限領域設定権限を有する設定者から送信されたものであるか否かを判定する権限判定部325を備える。制限領域情報記憶制御部326は、管理端末4から取得した制限領域情報が制限領域設定権限を有する設定者から送信されたものである場合、管理端末4から取得した制限領域情報を記憶部33に記憶させる。これにより、サーバ3は、適切な設定者による制限領域情報の設定を受け付けることができる。
実施の形態1に係る仮想現実空間提供システム1は、少なくとも参加端末2または2Aとサーバ3とを備える。これにより、仮想現実空間提供システム1は、仮想現実空間内の一部の領域の閲覧を制限することができる。
実施の形態1に係る仮想現実空間参加用アプリケーションを、コンピュータに実行させることで、コンピュータを参加端末2または2Aとして機能させることができる。これにより、参加端末2または2Aを実現することができる。
実施の形態1に係る仮想現実空間提供用アプリケーションを、コンピュータに実行させることで、コンピュータをサーバ3、3Aまたは3Bとして機能させることができる。これにより、サーバ3、3Aまたは3Bを実現することができる。
実施の形態1に係る仮想現実空間提供方法は、仮想現実空間情報取得部221が、仮想現実空間情報をサーバ3から取得するステップと、制限領域情報取得部222が、制限領域情報をサーバ3から取得するステップと、操作情報取得部223が、アバターを操作するための操作情報を取得するステップと、進入状態判定結果取得部225が、制限領域にアバターが進入しようとする状態か否かが制限領域情報と操作情報とに基づき判定された結果である進入状態判定結果を取得するステップと、進入可否判定結果取得部228が、進入状態判定結果が制限領域にアバターが進入しようとする状態であることを示す場合、アバターの前記制限領域への進入可否に関する判定の結果である進入可否判定結果を取得するステップと、制限領域閲覧制御部229が、進入可否判定結果が進入可であることを示す場合、制限領域内の仮想現実空間情報を閲覧可能とし、進入可否判定結果が進入不可であることを示す場合、制限領域内の仮想現実空間情報を閲覧不能とするステップとを備える。これにより、仮想現実空間内の一部の領域の閲覧を制限することができる。
なお、実施の形態の任意の構成要素の変形もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
1 仮想現実空間提供システム、2,2A,2B 参加端末、3,3A,3B サーバ、4 管理端末、5 ネットワーク、21,31 通信部、22,22A,32,32A,32B 演算部、23 表示部、23A~23C 画面、24 操作部、25,33 記憶部、100 通信インタフェース、101 入出力インタフェース、102 プロセッサ、103 メモリ、221 仮想現実空間情報取得部、222,324 制限領域情報取得部、223,327 操作情報取得部、224,328 進入状態判定部、225 進入状態判定結果取得部、226 条件情報取得部、227,330 進入可否判定部、228 進入可否判定結果取得部、229 制限領域閲覧制御部、231 アバター、232 制限領域の外縁、233 ドア、234 制限領域、235 領域、321 仮想現実空間情報送信部、322 制限領域情報送信部、323 条件情報送信部、325 権限判定部、326 制限領域情報記憶制御部、329 進入状態判定結果送信部、331 進入可否判定結果送信部、332 進入済判定部、333 不正検出部、334 不正参加者記憶制御部。
本発明に係る端末装置は、仮想現実空間の3次元データである仮想現実空間情報をサーバから取得する仮想現実空間情報取得部と、仮想現実空間情報とは異なる情報であり、仮想現実空間内に任意の立体形状として部分的に設定され空間領域であって仮想現実空間に参加するアバターの進入が制限される制限領域の3次元データである制限領域情報をサーバから取得する制限領域情報取得部と、アバターを操作するための操作情報を取得する操作情報取得部と、制限領域にアバターが進入しようとする状態か否かが制限領域情報と操作情報とに基づき判定された結果である進入状態判定結果を取得する進入状態判定結果取得部と、進入状態判定結果が制限領域にアバターが進入しようとする状態であることを示す場合、アバターの制限領域への進入可否に関する判定の結果である進入可否判定結果を取得する進入可否判定結果取得部と、進入可否判定結果が進入可であることを示す場合、制限領域内の仮想現実空間情報を閲覧可能とし、進入可否判定結果が進入不可であることを示す場合、制限領域内の仮想現実空間情報を閲覧不能とする制限領域閲覧制御部を備える。

Claims (23)

  1. 仮想現実空間の3次元データである仮想現実空間情報を、サーバから取得する仮想現実空間情報取得部と、
    前記仮想現実空間内に部分的に設定された空間領域であって前記仮想現実空間に参加するアバターの進入が制限される制限領域を示す制限領域情報を、前記サーバから取得する制限領域情報取得部と、
    前記アバターを操作するための操作情報を取得する操作情報取得部と、
    前記制限領域に前記アバターが進入しようとする状態か否かが前記制限領域情報と前記操作情報とに基づき判定された結果である進入状態判定結果を取得する進入状態判定結果取得部と、
    前記進入状態判定結果が前記制限領域に前記アバターが進入しようとする状態であることを示す場合、前記アバターの前記制限領域への進入可否に関する判定の結果である進入可否判定結果を取得する進入可否判定結果取得部と、
    前記進入可否判定結果が進入可であることを示す場合、前記制限領域内の前記仮想現実空間情報を閲覧可能とし、前記進入可否判定結果が進入不可であることを示す場合、前記制限領域内の前記仮想現実空間情報を閲覧不能とする制限領域閲覧制御部と、を備えた
    ことを特徴とする端末装置。
  2. 前記進入可否を判定するための条件を示す条件情報を前記サーバから取得する条件情報取得部と、
    前記条件情報に基づいて前記進入可否を判定する進入可否判定部と、を備え、
    前記進入可否判定結果取得部は、前記進入可否判定結果を前記進入可否判定部から取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記条件情報は、前記アバターが前記制限領域に進入可能な条件を示すものであって、前記アバターに対応する参加者が前記仮想現実空間を作成した作成者であること、前記参加者が前記仮想現実空間において開催されるイベントに関するイベント関係者であること、前記参加者が前記仮想現実空間を利用するために課金した課金者であること、前記参加者が前記仮想現実空間を利用するためのチケットを入手した者であること、または、前記アバターが前記制限領域に進入しようとしている時間帯が前記制限領域の利用可能時間帯であることのうち、少なくとも一つの条件を示す情報である
    ことを特徴とする請求項2に記載の端末装置。
  4. 前記条件情報は、前記アバターが前記制限領域に進入不可能な条件を示すものであって、前記アバターに対応する参加者が前記仮想現実空間において過去に不正な行為をした者であること、または、前記アバターに対応する参加者が不正に前記制限領域に進入させようとしている者であることのうち、少なくとも一つの条件を示す情報である
    ことを特徴とする請求項2に記載の端末装置。
  5. 前記進入可否判定結果取得部は、前記進入可否判定結果を前記サーバから取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  6. 前記制限領域情報と前記操作情報とに基づき前記アバターが前記制限領域に進入しようとする状態か否かを判定する進入状態判定部を備え、
    前記進入状態判定結果取得部は、前記進入状態判定結果を前記進入状態判定部から取得する
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の端末装置。
  7. 前記進入状態判定部は、前記操作情報が示す前記アバターのボーンの座標または前記アバターの中心座標が、前記制限領域情報が示す制限領域内に入ったか否かまたは前記制限領域から予め定められた距離以下に近づいたか否かを判定することにより、当該アバターが前記制限領域へ進入しようとする状態か否かを判定する
    ことを特徴とする請求項6に記載の端末装置。
  8. 前記進入状態判定結果取得部は、前記進入状態判定結果を前記サーバから取得する
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の端末装置。
  9. 前記制限領域閲覧制御部は、前記アバターを当該制限領域の外に押し出す、前記制限領域内の仮想現実空間情報を他の仮想現実空間情報に差し替える、前記制限領域内の仮想現実空間情報の一部をマスキングする、前記制限領域をぼやけさせる、または、前記制限領域に進入しようとする前記アバターを前記制限領域以外の領域に転送することにより、前記制限領域内の前記仮想現実空間情報を閲覧不能とする
    ことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の端末装置。
  10. 前記仮想現実空間情報取得部は、前記仮想現実空間に前記アバターが参加する前に、前記サーバから、前記制限領域内の前記仮想現実空間情報を除いた前記仮想現実空間情報を取得するものであり、
    前記制限領域閲覧制御部は、前記仮想現実空間に前記アバターが参加した後、前記進入可否判定結果が進入可であることを示す場合に、前記制限領域内の前記仮想現実空間情報を取得することによって、前記制限領域内の前記仮想現実空間情報を閲覧可能とし、前記進入可否判定結果が進入不可であることを示す場合に、前記サーバから前記制限領域内の前記仮想現実空間情報を取得しないことによって、前記制限領域内の前記仮想現実空間情報を閲覧不能とする
    ことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の端末装置。
  11. 仮想現実空間の3次元データである仮想現実空間情報を記憶部から取得して端末装置に送信する仮想現実空間情報送信部と、
    前記仮想現実空間内に部分的に設定された空間領域であって前記仮想現実空間に参加するアバターの進入が制限される制限領域を示す制限領域情報を、前記記憶部から取得して前記端末装置に送信する制限領域情報送信部と、を備えた
    ことを特徴とするサーバ。
  12. 前記アバターの前記制限領域への進入可否を判定するための条件を示す条件情報を前記記憶部から取得して、前記端末装置に送信する条件情報送信部、を備えた
    ことを特徴とする請求項11に記載のサーバ。
  13. 前記アバターの前記制限領域への進入可否を判定するための条件を示す条件情報を前記記憶部から取得し、前記条件情報に基づいて前記アバターの前記制限領域への進入可否を判定するサーバ側進入可否判定部と、
    前記サーバ側進入可否判定部による判定結果である進入可否判定結果を前記端末装置に送信する進入可否判定結果送信部と、を備えた
    ことを特徴とする請求項11に記載のサーバ。
  14. 前記アバターを操作するための操作情報を前記端末装置から取得する操作情報取得部と、
    前記制限領域情報と前記操作情報とに基づき前記アバターが前記制限領域に進入しようとする状態か否かを判定するサーバ側進入状態判定部と、
    前記サーバ側進入状態判定部による判定結果である進入状態判定結果を前記端末装置に送信する進入状態判定結果送信部と、を備えた
    ことを特徴とする請求項11から請求項13のいずれか1項に記載のサーバ。
  15. 前記制限領域に進入不可と判定された前記アバターが前記制限領域に進入しようとする状態を超えて前記制限領域に進入したか否かを判定する進入済判定部、を備え、
    前記制限領域に進入不可と判定された前記アバターが前記制限領域に進入したと判定された場合、前記端末装置とは異なる他の端末装置には、前記制限領域に進入不可と判定された前記アバターを前記他の端末装置に表示させるための情報を送信しない
    ことを特徴とする請求項11から請求項14のいずれか1項に記載のサーバ。
  16. 前記仮想現実空間情報送信部は、前記仮想現実空間に前記アバターが参加する前に、前記制限領域内の前記仮想現実空間情報を除いた前記仮想現実空間情報を前記端末装置に送信するものであり、前記仮想現実空間に前記アバターが参加した後、前記アバターが前記制限領域に進入しようとする状態において、前記制限領域に進入可と判定された場合に、前記制限領域内の前記仮想現実空間情報を前記端末装置に送信し、前記制限領域に進入不可と判定された場合に、前記制限領域内の前記仮想現実空間情報を前記端末装置に送信しない
    ことを特徴とする請求項11から請求項15のいずれか1項に記載のサーバ。
  17. 前記制限領域に進入不可と判定された前記アバターが前記制限領域内の前記仮想現実空間情報を不正に閲覧している状態を検出する不正検出部と、
    前記不正に閲覧している状態が検出された場合、前記制限領域に進入不可と判定された前記アバターに対応する参加者の情報を前記記憶部に記憶させる不正参加者記憶制御部と、を備えた
    ことを特徴とする請求項11から請求項16のいずれか1項に記載のサーバ。
  18. 前記仮想現実空間における前記制限領域を設定する制限領域設定用端末装置から、前記制限領域情報を取得するサーバ側制限領域情報取得部と、
    前記制限領域設定用端末装置から取得した前記制限領域情報を前記仮想現実空間の前記仮想現実空間情報と対応付けて前記記憶部に記憶させる制限領域情報記憶制御部と、を備えた
    ことを特徴とする請求項11から請求項17のいずれか1項に記載のサーバ。
  19. 前記制限領域設定用端末装置から取得した前記制限領域情報が、制限領域設定権限を有する設定者から送信されたものであるか否かを判定する権限判定部を備え、
    前記制限領域情報記憶制御部は、前記制限領域設定用端末装置から取得した前記制限領域情報が制限領域設定権限を有する設定者から送信されたものである場合に、前記制限領域設定用端末装置から取得した前記制限領域情報を前記記憶部に記憶させる
    ことを特徴とする請求項18に記載のサーバ。
  20. 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の端末装置と、
    前記サーバと、を備えた
    ことを特徴とする仮想現実空間提供システム。
  21. コンピュータを、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の端末装置として機能させるためのプログラム。
  22. コンピュータを、請求項11から請求項19のいずれか1項に記載のサーバとして機能させるためのプログラム。
  23. 仮想現実空間情報取得部が、仮想現実空間の3次元データである仮想現実空間情報を、サーバから取得するステップと、
    制限領域情報取得部が、前記仮想現実空間内に部分的に設定された空間領域であって前記仮想現実空間に参加するアバターの進入が制限される制限領域を示す制限領域情報を、前記サーバから取得するステップと、
    操作情報取得部が、前記アバターを操作するための操作情報を取得するステップと、
    進入状態判定結果取得部が、前記制限領域に前記アバターが進入しようとする状態か否かが前記制限領域情報と前記操作情報とに基づき判定された結果である進入状態判定結果を取得するステップと、
    進入可否判定結果取得部が、前記進入状態判定結果が前記制限領域に前記アバターが進入しようとする状態であることを示す場合、前記アバターの前記制限領域への進入可否に関する判定の結果である進入可否判定結果を取得するステップと、
    制限領域閲覧制御部が、前記進入可否判定結果が進入可であることを示す場合、前記制限領域内の前記仮想現実空間情報を閲覧可能とし、前記進入可否判定結果が進入不可であることを示す場合、前記制限領域内の前記仮想現実空間情報を閲覧不能とするステップと、を備えた
    ことを特徴とする仮想現実空間提供方法。
JP2021193061A 2021-11-29 2021-11-29 端末装置、サーバ、仮想現実空間提供システム、プログラムおよび仮想現実空間提供方法 Active JP7158781B1 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021193061A JP7158781B1 (ja) 2021-11-29 2021-11-29 端末装置、サーバ、仮想現実空間提供システム、プログラムおよび仮想現実空間提供方法
JP2022159869A JP2023080009A (ja) 2021-11-29 2022-10-04 端末装置、サーバ、仮想現実空間提供システム、プログラムおよび仮想現実空間提供方法
US17/994,546 US20230169192A1 (en) 2021-11-29 2022-11-28 Terminal device, server, virtual reality space providing system, program, and virtual reality space providing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021193061A JP7158781B1 (ja) 2021-11-29 2021-11-29 端末装置、サーバ、仮想現実空間提供システム、プログラムおよび仮想現実空間提供方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022159869A Division JP2023080009A (ja) 2021-11-29 2022-10-04 端末装置、サーバ、仮想現実空間提供システム、プログラムおよび仮想現実空間提供方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP7158781B1 JP7158781B1 (ja) 2022-10-24
JP2023079553A true JP2023079553A (ja) 2023-06-08

Family

ID=83721051

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021193061A Active JP7158781B1 (ja) 2021-11-29 2021-11-29 端末装置、サーバ、仮想現実空間提供システム、プログラムおよび仮想現実空間提供方法
JP2022159869A Pending JP2023080009A (ja) 2021-11-29 2022-10-04 端末装置、サーバ、仮想現実空間提供システム、プログラムおよび仮想現実空間提供方法

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022159869A Pending JP2023080009A (ja) 2021-11-29 2022-10-04 端末装置、サーバ、仮想現実空間提供システム、プログラムおよび仮想現実空間提供方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20230169192A1 (ja)
JP (2) JP7158781B1 (ja)

Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11250278A (ja) * 1998-03-02 1999-09-17 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 仮想空間内における仮想共有表示方法およびその表示プログラムを記録した記録媒体
JP2002140278A (ja) * 2000-10-31 2002-05-17 Sony Corp 情報処理装置および方法、並びに記録媒体
JP2004248145A (ja) * 2003-02-17 2004-09-02 Megachips System Solutions Inc 多地点通信システム
JP2007115117A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 Pc Net Kk コンテンツ提供サーバー及びコンテンツ視聴システム
JP2015181240A (ja) * 2012-10-10 2015-10-15 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 会議サーバ、会議サーバの制御方法、およびプログラム
WO2018092384A1 (ja) * 2016-11-21 2018-05-24 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
JP2018085571A (ja) * 2016-11-21 2018-05-31 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
JP2018114198A (ja) * 2017-01-20 2018-07-26 株式会社カプコン ゲームプログラム及びゲームシステム
JP2018181256A (ja) * 2017-04-21 2018-11-15 株式会社ミクシィ 頭部装着ディスプレイ装置、認証方法、及び認証プログラム
JP2019128683A (ja) * 2018-01-22 2019-08-01 システムインテリジェント株式会社 オフィス用バーチャルリアリティシステム、及びオフィス用バーチャルリアリティプログラム
JP2020103796A (ja) * 2018-12-28 2020-07-09 株式会社バンダイナムコエンターテインメント ゲームシステム及びプログラム
JP6933849B1 (ja) * 2020-09-03 2021-09-08 株式会社Abal 体感型インターフェースシステム、及び、動作体感システム
JP6936913B1 (ja) * 2020-12-18 2021-09-22 エヌエイチエヌ コーポレーション プログラムおよび設定方法
JP2021197695A (ja) * 2020-06-17 2021-12-27 Kddi株式会社 情報端末装置、遠隔コミュニケーション支援方法及びプログラム

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3829722B2 (ja) * 2002-01-23 2006-10-04 ソニー株式会社 情報処理装置および方法、並びにプログラム
US20040143852A1 (en) * 2003-01-08 2004-07-22 Meyers Philip G. Systems and methods for massively multi-player online role playing games
PL1877919T3 (pl) * 2005-04-28 2016-05-31 Arenanet Llc System i sposób wybiórczej dystrybucji informacji
US8397168B2 (en) * 2008-04-05 2013-03-12 Social Communications Company Interfacing with a spatial virtual communication environment
US8049756B2 (en) * 2007-10-30 2011-11-01 Brian Mark Shuster Time-dependent client inactivity indicia in a multi-user animation environment
US8241131B2 (en) * 2008-09-26 2012-08-14 International Business Machines Corporation Avatar protection within a virtual universe
US8411092B2 (en) * 2010-06-14 2013-04-02 Nintendo Co., Ltd. 2D imposters for simplifying processing of plural animation objects in computer graphics generation
KR101505060B1 (ko) * 2010-08-24 2015-03-26 한국전자통신연구원 가상 현실 연동 서비스 제공 시스템 및 그 방법
JP6319952B2 (ja) * 2013-05-31 2018-05-09 任天堂株式会社 情報処理プログラム、情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法
JP2018097160A (ja) * 2016-12-14 2018-06-21 セイコーエプソン株式会社 表示システム、表示装置、及び、表示装置の制御方法
KR102316327B1 (ko) * 2017-04-04 2021-10-22 엘지전자 주식회사 가상 공간의 캡쳐 방법 및 그 전자장치
US11348099B2 (en) * 2018-07-01 2022-05-31 Artema Labs, Inc. Systems and methods for implementing blockchain-based content engagement platforms utilizing media wallets
JP6556301B1 (ja) * 2018-07-25 2019-08-07 株式会社バーチャルキャスト コンテンツ配信サーバ、仮想キャラクタ提供サーバ、コンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法及びプログラム
JP7250463B2 (ja) * 2018-09-19 2023-04-03 株式会社バンダイナムコエンターテインメント ゲームシステム、ゲーム提供方法及びプログラム
JP7269730B2 (ja) * 2018-12-28 2023-05-09 株式会社バンダイナムコエンターテインメント ゲームシステム、ゲーム提供方法及びプログラム
CN111265850B (zh) * 2020-01-17 2021-07-09 腾讯科技(深圳)有限公司 虚拟操作对象的控制方法和装置、存储介质及电子装置
US11788851B2 (en) * 2020-06-11 2023-10-17 Apple Inc. User interfaces for customized navigation routes
US11481931B2 (en) * 2020-07-07 2022-10-25 Qualcomm Incorporated Virtual private space for extended reality

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11250278A (ja) * 1998-03-02 1999-09-17 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 仮想空間内における仮想共有表示方法およびその表示プログラムを記録した記録媒体
JP2002140278A (ja) * 2000-10-31 2002-05-17 Sony Corp 情報処理装置および方法、並びに記録媒体
JP2004248145A (ja) * 2003-02-17 2004-09-02 Megachips System Solutions Inc 多地点通信システム
JP2007115117A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 Pc Net Kk コンテンツ提供サーバー及びコンテンツ視聴システム
JP2015181240A (ja) * 2012-10-10 2015-10-15 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 会議サーバ、会議サーバの制御方法、およびプログラム
JP2018085571A (ja) * 2016-11-21 2018-05-31 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
WO2018092384A1 (ja) * 2016-11-21 2018-05-24 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
JP2018114198A (ja) * 2017-01-20 2018-07-26 株式会社カプコン ゲームプログラム及びゲームシステム
JP2018181256A (ja) * 2017-04-21 2018-11-15 株式会社ミクシィ 頭部装着ディスプレイ装置、認証方法、及び認証プログラム
JP2019128683A (ja) * 2018-01-22 2019-08-01 システムインテリジェント株式会社 オフィス用バーチャルリアリティシステム、及びオフィス用バーチャルリアリティプログラム
JP2020103796A (ja) * 2018-12-28 2020-07-09 株式会社バンダイナムコエンターテインメント ゲームシステム及びプログラム
JP2021197695A (ja) * 2020-06-17 2021-12-27 Kddi株式会社 情報端末装置、遠隔コミュニケーション支援方法及びプログラム
JP6933849B1 (ja) * 2020-09-03 2021-09-08 株式会社Abal 体感型インターフェースシステム、及び、動作体感システム
JP6936913B1 (ja) * 2020-12-18 2021-09-22 エヌエイチエヌ コーポレーション プログラムおよび設定方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP7158781B1 (ja) 2022-10-24
US20230169192A1 (en) 2023-06-01
JP2023080009A (ja) 2023-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8751534B2 (en) Method and apparatus for managing file
US9781176B2 (en) Managing permissions in collaborative workspaces using visual representations of clients
JP4802606B2 (ja) ドキュメントの表示を制御する装置、方法、及びプログラム
KR20190007735A (ko) 전자 장치 및 이의 정보 표시
KR20140109130A (ko) 암호 설정 방법 및 장치와, 락 해제 방법 및 장치
WO2018092545A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
CN111290695B (zh) 基于优先级控制的终端控制方法、装置和终端
CN109213945B (zh) 基于云的文档的许可管理
KR20120086794A (ko) 마커를 분할해서 공유하는 증강 현실 시스템 및 그 방법
CN112136099A (zh) 来自远程设备的直接输入
CN106030555A (zh) 隐私区
US20220012923A1 (en) Techniques for enabling multiple mutually untrusted applications to concurrently generate augmented reality presentations
CN113301506A (zh) 信息共享方法、装置、电子设备及介质
CN107423000B (zh) 打印方法以及会议系统
CN112612570B (zh) 一种查看应用程序被遮挡区域的方法及系统
JP7158781B1 (ja) 端末装置、サーバ、仮想現実空間提供システム、プログラムおよび仮想現実空間提供方法
JP2015082729A (ja) 携帯端末
EP3585040A1 (en) Information processing device, information processing method, and program
JP2019117483A (ja) 情報処理装置、制御方法、及びプログラム
CN112163200A (zh) 图片处理方法、装置及电子设备
EP3445077B1 (en) Unlocking mobile terminal in augmented reality
JP7237393B1 (ja) 情報処理装置、プログラムおよび情報処理方法
CN116341006A (zh) 3d数据系统、服务器以及处理3d数据的方法
JP2018063718A (ja) 管理サーバ、情報処理端末、制御方法、及びプログラム
CN114826799A (zh) 信息获取方法、装置、终端及存储介质

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211129

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20211129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220411

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220705

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220802

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220906

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221004

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7158781

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150