JP4802606B2 - ドキュメントの表示を制御する装置、方法、及びプログラム - Google Patents

ドキュメントの表示を制御する装置、方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、秘匿性のあるドキュメントの表示を制御する装置、方法、及びプログラムに関する。
秘匿性のあるドキュメントを利用する場合、当該ドキュメントが他者により閲覧されることがないよう、他者による読み出しを不可とするアクセス権を設定することが一般的に行われる。
また、従来、例えば、他人への情報伝達を目的とした掲示板として用いられるディスプレイ装置であって、所定の認証コードを有する者に対してのみ、その掲示内容を提示するものがあった(特許文献1)。
特開2004−93885号公報
しかしながら、従来、例えば、アクセス権の設定をしたドキュメントであっても、所定の表示部にいったん表示されてしまうと、当該表示部に接近する者は誰でも、当該ドキュメントの表示内容を容易に見ることができるため、当該ドキュメントの秘匿性が失われることがあった。
本発明は、上記課題に鑑みて為されたものであって、ドキュメントの秘匿性を効果的に維持できるドキュメント表示制御装置を提供することをその目的の一つとする。
上記従来の課題を解決するための本発明の一実施形態に係るドキュメント表示制御装置は、表示部へのドキュメントの表示を制御する装置であって、予め規定されている範囲内に立ち入る利用者に関連付けられている認証情報を取得する手段と、前記取得された認証情報が、前記ドキュメントに関連付けられている表示許可条件を満たすか否かを判断する手段と、前記認証情報が前記表示許可条件を満たさない場合に、前記ドキュメントの前記表示部への表示を制限する制限手段と、を含むことを特徴とする。
また、前記表示許可条件は、前記ドキュメントの一部分に関連付けられており、前記制限手段は、前記認証情報が前記表示許可条件を満たさないと判断された場合に、前記ドキュメントのうち、前記一部分の表示を制限することによって、前記ドキュメントの前記表示部への表示を制限する、こととしてもよい。
また、上記従来の課題を解決するための本発明の他の実施形態に係るドキュメント表示制御装置は、表示部への表示を制御する装置であって、予め規定されている範囲内に立ち入る利用者、当該範囲内から退出する利用者、又は当該範囲内に存する利用者、のうち少なくとも一部に関連付けられている認証情報を取得する手段と、前記取得された認証情報に基づいて、前記表示部の表示領域の一部の表示を制御する手段と、を含むことを特徴とする。
また、上記従来の課題を解決するための本発明の一実施形態に係るドキュメント表示制御方法は、コンピュータに、表示部におけるドキュメントの表示を制御させる方法であって、当該コンピュータに、予め規定されている範囲内に立ち入る利用者に関連付けられている認証情報を取得する工程と、前記取得された認証情報が、前記ドキュメントに関連付けられている表示許可条件を満たすか否かを判断する工程と、前記認証情報が前記表示許可条件を満たさない場合に、前記ドキュメントの前記表示部への表示を制限する工程と、を実行させることを特徴とする。
また、上記従来の課題を解決するための本発明の一実施形態に係るプログラムは、コンピュータに、表示部におけるドキュメントの表示を制御させるプログラムであって、当該コンピュータに、予め規定されている範囲内に立ち入る利用者に関連付けられている認証情報を取得する手順と、前記取得された認証情報が、前記ドキュメントに関連付けられている表示許可条件を満たすか否かを判断する手順と、前記認証情報が前記表示許可条件を満たさない場合に、前記ドキュメントの前記表示部への表示を制限する手順と、を実行させることを特徴とする。
以下に、本発明の一実施形態に係るドキュメント表示制御装置について、図面を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態に係るドキュメント表示制御装置1(以下、本装置1と呼ぶ)の主な構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本装置1は、制御部10と、記憶部20と、センサ部30と、ユーザインターフェース部40と、外部インターフェース部50と、出力部60と、を含んで構成されている。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)等によって実現され、記憶部20に格納されているプログラムに従って動作する。この制御部10が行う処理の具体的な内容については、後に詳しく述べる。
記憶部20は、RAM(Random Access Memory)や、ROM(Read Only Memory)等のメモリ素子、並びにハードディスク等によって実現できる。この記憶部20は、制御部10が実行するプログラム(ソフトウェア)を格納している。また、この記憶部20は、制御部10の処理の過程で利用される種々のデータを保持するワークメモリとしても動作する。
センサ部30は、IC(Integrated Circuit)カードの接触型又は非接触型のリーダ/ライタ装置や赤外線センサ等によって実現できる。このセンサ部30は、認証の対象となった利用者が所持しているICカード等から、当該利用者に関連付けられている認証情報を取得して、制御部10に出力する。
ユーザインターフェース部40は、入力用デバイス(キーボード、マウス、タッチパッド等)やタッチパネル等によって実現できる。このユーザインターフェース部40は、利用者からドキュメントの表示命令等の入力を受け入れて、制御部10に出力する。
外部インターフェース部50は、USB(Universal Serial Bus)インターフェースやネットワークカード等により実現できる。この外部インターフェース部50は、LAN(Local Area Network)やインターネット等のネットワークに接続され、当該ネットワークを介して、当該ネットワークに接続されたパーソナルコンピュータ等から表示命令等を受け入れて、制御部10に出力する。
出力部60は、スクリーン等の表示部にドキュメントを表示するプロジェクタ装置等によって実現できる。この出力部60は、制御部10から入力される指示に従って、制御部10から入力されるドキュメントをスクリーンに表示する。
次に、制御部10が行う処理の内容について説明する。図2は、制御部10によって行われる主な処理を示す機能ブロック図である。図2に示すように、この制御部10が実行するプログラムは、表示命令受入部11と、処理対象データ生成部12と、認証情報取得部13と、表示許可判断部14と、表示処理部15と、を機能的に含む。
表示命令受入部11は、特定のドキュメントを表示するよう指示する命令を受け入れる。すなわち、この表示命令受入部11は、例えば、記憶部20に保持されている複数のドキュメントのうち、一部のドキュメントを表示するよう指示する命令を、ユーザインターフェース部40又は外部インターフェース部50から受け入れる。
具体的に、例えば、利用者が、ユーザインターフェース部40から、記憶部20に保持されている特定のドキュメントを表示するよう指示する命令を入力した場合には、表示命令受入部11は、当該表示命令をユーザインターフェース部40から受け入れる。
また、例えば、利用者が、外部インターフェース50とLANを介して接続されているサーバコンピュータに保持されている特定のドキュメントを表示するよう指示する命令を、当該サーバコンピュータの入力用デバイスを操作して入力した場合には、表示命令受入部11は、LANを介して当該表示命令を受け入れる。この表示命令受入部11は、受け入れた表示命令を処理対象データ生成部12に出力する。
処理対象データ生成部12は、表示命令受入部11から受け入れた表示命令に係るドキュメント、すなわち、本装置1において表示処理の対象となったドキュメント(以下、対象ドキュメントと呼ぶ)の表示処理の状況を表す処理対象データを生成する。
すなわち、この処理対象データ生成部12は、例えば、対象ドキュメントを特定する識別情報と、当該対象ドキュメントの表示が許可されているか又は制限されているかを表す表示状況情報と、を互いに関連付けた処理対象データを生成する。
具体的に、例えば、記憶部20が、表示処理の対象となり得る複数の候補ドキュメントの各々を特定する識別情報と、当該各候補ドキュメントの表示を許可する条件を表す表示許可条件と、を互いに関連付けたデータテーブル(以下、候補ドキュメントテーブルと呼ぶ)を保持しており、表示命令が当該複数の候補ドキュメントのうち一部のドキュメントを対象ドキュメントとして指定する場合には、処理対象データ生成部12は、当該候補ドキュメントテーブルを参照して、当該表示命令に係る対象ドキュメントを特定する識別情報(以下、対象ドキュメント識別情報と呼ぶ)と、当該対象ドキュメントに関連付けられている表示許可条件と、を表示許可判断部14に出力する。
また、例えば、候補ドキュメントが、当該候補ドキュメントの一部分であって、表示制限処理の対象となり得る部分(以下、制限対象部分と呼ぶ)を含む場合には、記憶部20は、当該制限対象部分を特定する識別情報(以下、対象部分識別情報と呼ぶ)と、当該制限対象部分の表示を許可する条件を表す表示許可条件と、を互いに関連付けた候補ドキュメントテーブルを保持することとしてもよい。
この制限対象部分は、例えば、ドキュメントに含まれるテキスト部分(特定の文字列、キーワード等)、図形、写真等、当該ドキュメントの表示内容のうち少なくとも一部であって、特定の利用者にのみ利用を許可すべきとして予め指定された部分である。
この場合、処理対象データ生成部12は、例えば、候補ドキュメントテーブルを参照して、表示命令に係る対象ドキュメントと、当該対象ドキュメントに含まれる制限対象部分に係る部分識別情報と、当該制限対象部分に係る表示許可条件と、を表示許可判断部14に出力する。
そして、この処理対象データ生成部12は、表示許可判断部14から、後述する対象ドキュメント又は制限対象部分の表示を許可するか否かの判断結果を受け入れて、当該判断結果と、対象ドキュメント識別情報又は部分識別情報と、を互いに関連付けた処理対象データを生成する。
また、この処理対象データ生成部12は、例えば、対象ドキュメント又は制限対象部分が実際に表示されたか否かを表す表示処理結果を表示処理部15から受け入れて、当該表示処理結果と、対象ドキュメント識別情報又は部分識別情報と、を互いに関連付けた処理対象データを生成することとしてもよい。
また、この処理対象データ生成部12は、表示許可判断部14から処理対象データを要求する通知を受け入れた場合には、当該要求に従って、既に生成して保持している処理対象データを、当該表示許可判断部14に出力する。
認証情報取得部13は、表示部に表示されたドキュメントの内容を視認可能な範囲として予め規定されている範囲(以下、規定範囲と呼ぶ)内に立ち入る利用者に関連付けられている認証情報を取得する。
ここで、この規定範囲は、例えば、本装置1において、対象ドキュメントを所定の表示部に表示した場合に、当該表示された対象ドキュメントの内容が利用者に視認されるおそれのある範囲として定められる。具体的に、例えば、会議室内に設置されたスクリーンに、対象ドキュメントを表示する場合には、当該会議室内の全域と当該会議室への出入り口付近の所定範囲とを含む範囲を規定範囲として設定する。なお、この規定範囲は、利用者が表示部における表示内容を実際に視認できるかどうかとは無関係に設定することができる。
認証情報取得部13は、この規定範囲に新たに入って来る利用者、この規定範囲から退出する利用者、又はこの規定範囲内に留まっている利用者、のうち少なくとも一部の利用者に関連付けられている認証情報を取得する。
具体的に、例えば、センサ部30が、いわゆるRFID(Radio Frequency Identification)で用いられる非接触型ICタグに記録されている情報を読み取るリーダ装置の一部として構成される場合には、認証情報取得部13は、規定範囲に入ろうとする新たな利用者が所持しているICタグから当該センサ部30が読み取った当該利用者を特定する識別情報を、認証情報として当該センサ部30から取得する。また、この認証情報取得部13は、同様にして、例えば、規定範囲内に存する利用者が所持しているICタグに記録されている認証情報を取得する。
また、この認証情報取得部13は、認証情報を任意のタイミングで取得することができる。すなわち、この認証情報取得部13は、例えば、予め定められたスケジュールに従って、所定の時間間隔で定期的に認証情報を取得する。また、この認証情報取得部13は、例えば、センサ部30から規定範囲への利用者の出入りを検知した旨の通知を受けたタイミング、ユーザインターフェース部40を介して利用者から認証情報の取得を指示する命令を受け入れたタイミング、表示命令受入部11から表示命令の入力があった旨の通知を受け入れたタイミング、等のタイミングで認証情報を取得する。この認証情報取得部13は、取得した認証情報を表示許可判断部14に出力する。
表示許可判断部14は、処理対象データ生成部12から受け入れた対象ドキュメント識別情報又は部分識別情報と、表示許可条件と、認証情報取得部13から受け入れた認証情報と、に基づいて、当該認証情報が、当該対象ドキュメント識別情報に係る対象ドキュメント又は当該部分識別情報に係る制限対象部分に関連付けられた当該表示許可条件を満たすか否かを判断する。
すなわち、この表示許可判断部14は、例えば、認証情報が、対象ドキュメント又は制限対象部分に係る表示許可条件を満たす場合には、当該対象ドキュメント又は当該制限対象部分の表示を許可し、当該認証情報が当該表示許可条件を満たさない場合には、当該対象ドキュメント又は当該制限対象部分の表示を制限すべきと判断する。
具体的に、この表示許可判断部14は、例えば、表示許可条件が対象ドキュメント又は制限対象部分の利用を許可する複数の利用者の各々を特定する識別情報(以下、許可者識別情報と呼ぶ)を含む場合には、認証情報取得部13から認証情報として受け入れた利用者を特定する識別情報(以下、認証対象識別情報と呼ぶ)が、当該複数の許可者識別情報に含まれるか否かを判断する。
そして、この表示許可判断部14は、認証対象識別情報が、いずれの許可者識別情報にも含まれる場合には、対象ドキュメント又は制限対象部分の表示を許可し、当該認証対象識別情報が、いずれかの許可者識別情報に含まれない場合には、当該認証対象識別情報を含まない許可者識別情報が関連付けられている対象ドキュメント又は制限対象部分の表示を制限すべきと判断する。この表示許可判断部14は、この表示許可の判断結果を処理対象データ生成部12に出力する。
また、この表示許可判断部14は、対象ドキュメント又は制限対象部分の表示を許可すると判断した場合には、表示処理部15に対して、当該対象ドキュメント又は当該制限対象部分を表示するよう指示する。また、この表示許可判断部14は、対象ドキュメント又は制限対象部分の表示を制限すべきと判断した場合には、表示処理部15に対して、当該対象ドキュメント又は当該制限対象部分の表示を制限するよう指示する。
表示処理部15は、表示許可判断部14から受け入れた指示に従って、当該指示に係る対象ドキュメントの表示処理を行う。すなわち、この表示処理部15は、例えば、対象ドキュメント又は制限対象部分を表示するよう指示された場合には、出力部60に、当該対象ドキュメント又は当該制限対象部分を表示させる。
また、この表示処理部15は、例えば、対象ドキュメント又は制限対象部分の表示を制限するよう指示された場合には、出力部60に、当該対象ドキュメント又は当該制限対象部分の表示を制限させる。
ここで、この表示制限処理の内容は、例えば、予め候補ドキュメントテーブルにおいて、各候補ドキュメントに関連付けられて保持されていてもよい。この場合、表示処理部15は、候補ドキュメントテーブルにおいて、表示許可判断部14から表示するよう指示された対象ドキュメント又は制限対象部分に関連付けられている表示制限処理の内容を読み出して、当該表示制限処理を施した当該対象ドキュメント又は当該制限対象部分の表示を行う。
なお、この表示制限処理の内容としては、例えば、対象ドキュメント又は制限対象部分を表示しない(非表示)、又は塗りつぶし、モザイク処理、縮小化等により、当該対象ドキュメント又は当該制限対象部分の表示内容が実質的に視認不可能な態様で表示する等、任意に設定することができる。
また、例えば、この表示制限処理の内容は、利用者がユーザインターフェース部40や外部インターフェース部50を介して制御部10に入力することにより指定されることとしてもよい。この場合、表示処理部15は、利用者から指定された表示制限処理によって、当該対象ドキュメント又は当該制限対象部分の表示を制限する。
次に、本装置1を用いたドキュメントの表示処理の具体例について説明する。ここでは、本装置1が、図3に示すように、利用者の出入り口としてゲートGが設けられた会議室Rと、当該会議室R内に設置されたスクリーンSと、当該スクリーンSに対象ドキュメントを表示するプロジェクタ装置(図示せず)と、利用者の所持するICカードに記録されている認証情報を読み取るICカードリーダ装置(図示せず)と、を含む会議施設として構成される場合を例として説明する。
この本装置1に含まれるプロジェクタ装置は、図4に示すように、スクリーンSの矩形表示領域Tの一部に1又は複数の対象ドキュメントを表示する。また、本例においては、会議室Rとは別の部屋に設置され、本装置1のプロジェクタ装置とLANを介して接続されたサーバコンピュータ(図示せず)から、特定の指示者が本装置1に対してドキュメントの表示命令を送信する。
また、本装置1は、図5に示すように、複数の候補ドキュメントの各々を特定する識別情報(M1、M2等)と、当該各候補ドキュメントに係る許可者識別情報(A,B等)と、当該各候補ドキュメントに係る表示制限処理の内容(「非表示」又は「塗りつぶし表示」)と、を互いに関連付けた候補ドキュメントテーブルを保持している。
まず、本装置1が、新たな対象ドキュメントの表示命令を受け入れた場合の一例について説明する。図6には、この場合に本装置1が行う主な処理の流れの一例を示す。
図3aに示すように、識別情報A、B、Cでそれぞれ特定される第一利用者(A)、第二利用者(B)、第三利用者(C)の3人の利用者が存する会議室R内において、スクリーンSに何も表示されていない状態(図4a)で、表示命令受入部11は、表示命令を受け入れたか否かを判断する(図6のS100)。
表示命令受入部11が、候補ドキュメントテーブル(図5)に含まれる複数の候補ドキュメントのうち、識別情報M1、M2、M3でそれぞれ特定される、第一ドキュメント(M1)、第二ドキュメント(M2)、第三ドキュメント(M3)の3つのドキュメントを対象ドキュメントとして表示するよう指示する命令を受け入れた場合(図6のS100でYes)、表示命令受入部11は、当該表示命令を処理対象データ処理部12に出力する。また、この表示命令受入部11は、表示命令を受け入れた旨を認証情報取得部13に通知する。なお、表示命令受入部11が表示命令を受け入れない場合(図6のS100でNo)には、本装置1は処理を終了する。
処理対象データ生成部12は、図5に示す候補ドキュメントテーブルを参照して、表示命令受入部11から受け入れた通知に係る各対象ドキュメントに関連付けられている対象ドキュメント識別情報(M1,M2,M3)と、許可者識別情報(A、B等)と、をそれぞれ表示許可判断部14に出力する。
また、認証情報取得部13は、表示命令受入部11からの通知を受けて、会議室R内に存する3人の利用者の各々が携帯しているICカードに記録されている、当該各利用者に関連付けられた識別情報A、B、Cをセンサ部30から取得し(図6のS101)、認証対象識別情報として表示許可判断部14に出力する。
表示許可判断部14は、各認証対象識別情報A、B、Cが、各対象ドキュメントに係る許可者識別情報に含まれるか否かの判断に基づいて、当該各対象ドキュメントの表示を制限すべきか否かを判断する(図6のS102)。
そして、3つの対象ドキュメントのうち、第三ドキュメント(M3)に係る許可者識別情報には、3つの認証対象識別情報A、B、Cのうち、第二利用者に係る識別情報Bが含まれていない(図5)ため、表示許可判断部14は、当該第三ドキュメントの表示を制限すべきと判断する(図6のS102でYes)。
この場合、表示許可判断部14は、図5に示す候補ドキュメントテーブルにおいて、この表示制限処理の対象となった第三ドキュメントに関連付けられている表示制限内容(非表示)で、当該第三ドキュメントの表示を制限するよう表示処理部15に指示する。
表示処理部15は、表示許可判断部14から受け入れた指示に従い、図4bに示すように、第三ドキュメント(M3)をスクリーンSに表示しないこととする表示制限処理を行う(図6のS103)。
一方、3つの対象ドキュメントのうち、第一ドキュメント(M1)に関連付けられている許可者識別情報と、第二ドキュメント(M2)に関連付けられている許可者識別情報とには、それぞれ3つの認証対象識別情報A、B、Cのいずれもが含まれている(図5)ため、表示許可判断部14は、当該2つの対象ドキュメントの表示を許可してよいと判断する(図6のS102でNo)。
この場合、表示許可判断部14は、2つの対象ドキュメントを表示するよう表示処理部15に指示する。表示処理部15は、図4bに示すように、スクリーンSの表示領域Tの一部に2つの対象ドキュメントをそれぞれ表示する(図6のS104)。また、この表示許可判断部14は、対象ドキュメントに係る表示許可の判断結果を処理対象データ生成部12に出力する。
処理対象データ生成部12は、表示許可判断部14から受け入れた判断結果に基づいて、図7に示すように、表示命令の対象となった各対象ドキュメントに係る識別情報(M1、M2、M3)と、許可者識別情報と、表示制限処理の内容と、当該各対象ドキュメントの表示が制限されているか否かを表す表示状況情報と、を互いに関連付けたデータテーブルを処理対象データとして生成する(図6のS105)。
すなわち、図7に示す処理対象データにおいて、第一ドキュメント(M1)と第二ドキュメント(M2)に係る対象ドキュメント識別情報には、表示中である(すなわち、表示が制限されていない)ことを表す表示状況情報が関連付けられ、第三ドキュメント(M3)に係る対象ドキュメント識別情報には、表示が制限されていることを表す表示状況情報がそれぞれ関連付けられている。
また、表示許可判断部14は、対象ドキュメントに係る表示許可の判断結果を、外部インターフェース部50から、LANを介して、表示命令受入部11に表示命令を送信したサーバコンピュータに出力する。この結果、サーバコンピュータから表示命令を入力した指示者は、当該表示命令において表示を指示した3つの対象ドキュメントのうち、第一ドキュメントと第二ドキュメントとは当該指示どおり表示されたが、第三ドキュメントについては表示が制限されたことを確認できる。
次に、会議室Rへの入室者がある場合の一例について説明する。図8は、この場合に本装置1が行う主な処理の流れの一例を示す。
この場合、センサ部30は、規定範囲内(会議室R内)に新たに入ってくる利用者があるか否かを判断する(図8のS200)。そして、このセンサ部30は、図3bに示すように、識別情報Dにより特定される新たな第四の利用者(D)がゲートGの前に到着したことを検出した場合には、新たな入室者があると判断して(図8のS200でYes)、その旨を認証情報取得部13に通知する。
認証情報取得部13は、センサ部30からの通知を受けて、第四利用者が携帯しているICカードに記録されている、当該第四利用者を特定する識別情報D(以下、入室者識別情報と呼ぶ)を、センサ部30から取得して(図8のS201)、表示許可判断部14に出力する。なお、認証情報取得部13がセンサ部30から新たな入室者がある旨の通知を受け入れない場合(図8のS200でNo)には、本装置1は処理を終了する。
表示許可判断部14は、処理対象データ生成部12が既に生成して保持している処理対象データ(図7)を参照して、認証情報取得部13から受け入れた入室者識別情報Dが、表示が制限されていない2つの対象ドキュメントに係る許可者識別情報の各々に含まれるか否かを判断し、当該判断結果に基づいて、当該各対象ドキュメントの表示を制限すべきか否かを判断する(図8のS202)。
そして、この表示許可判断部14は、スクリーンSに表示されている第一ドキュメントと第二ドキュメントとのうち、第二ドキュメントに係る許可者識別情報に、入室者識別情報Dが含まれていない(図7)ため、当該第二ドキュメントの表示を制限すべきと判断する(図8のS202でYes)。
この場合、表示許可判断部14は、処理対象データにおいて、新たに表示制限の対象となった第二ドキュメントに関連付けられている表示制限内容(塗りつぶし)で、当該第二ドキュメントの表示を制限するよう表示処理部15に指示する。
表示処理部15は、表示許可判断部14から受け入れた指示に従い、スクリーンSの表示領域Tの一部に視認可能に表示されていた(図4b)第二ドキュメントを、図4cに示すように、当該第二ドキュメントの表示内容が視認不可能となるような塗りつぶし表示に変更する表示制限処理を行う(図8のS203)。なお、表示中のいずれの対象ドキュメントに係る許可者識別情報にも入室者識別情報が含まれ、表示許可判断部14が新たな表示制限処理を行う必要はないと判断した場合(図8のS202でNo)は、本装置1は第四利用者の入室を許可し(図8のS205)、処理を終了する。また、この表示許可判断部14は、この判断結果を処理対象データ生成部12に出力する。また、この表示許可判断部14は、この判断結果を、外部インターフェース部50からサーバコンピュータに出力して指示者に通知する。
表示対象データ生成部12は、表示許可判断部14から受け入れた判断結果に基づいて、図7に示す処理対象データのうち、新たに表示が制限された第二ドキュメントの表示状況情報を「表示制限中」に変更するよう当該処理対象データを更新する(図8のS204)。
また、本装置1においては、会議室Rに入室しようとする第四利用者(D)の認証処理に基づく対象ドキュメントの表示処理が完了したタイミングで、ゲートGを開き(図3c)、当該第四利用者(D)の当該会議室Rへの入室を許可する(図8のS205)。この結果、会議室Rにおいては、図3dに示すように、4人の利用者が、制限されることなく表示されている第一ドキュメントと制限的に表示されている第二ドキュメントと(図4c)を見ながら会議を行うこととなる。
次に、会議室Rからの退室者がある場合の一例について説明する。図9は、この場合に本装置1が行う主な処理の流れの一例を示す。
この場合、センサ部30は、規定範囲内(会議室R内)から出て行く利用者があるか否かを判断する(図9のS300)。そして、このセンサ部30は、図3eに示すように、第四利用者(D)がゲートGから会議室Rを出て行ったことを検出した場合には、退室者があったと判断し(図9のS300でYes)、その旨を認証情報取得部13に通知する。
認証情報取得部13は、この第四利用者が退室した後に会議室R内に存する全ての利用者、すなわち、第一利用者、第二利用者、第三利用者の各々が携帯しているICカードから読み出された、当該各利用者に関連付けられている識別情報(以下、在室者識別情報と呼ぶ)を、センサ部30から取得して(図9のS301)、表示許可判断部14に出力する。なお、認証情報取得部13がセンサ部30から退室者がある旨の通知を受け入れない場合(図9のS300でNo)には、本装置1は処理を終了する。
表示許可判断部14は、処理対象データ生成部12が保持している最新の(更新済みの)処理対象データを参照して、認証情報取得部13から受け入れた各在室者識別情報が、表示が制限されている各対象ドキュメントに係る許可者識別情報に含まれるか否かを判断し、当該判断結果に基づいて、当該各対象ドキュメントの表示制限を解除できるか否かを判断する(図9のS302)。
そして、この表示許可判断部14は、表示が制限されている第二ドキュメントと第三ドキュメントとのうち、第二ドキュメント(M2)に関連付けられている許可者識別情報に、3つの在室者識別情報の全てが含まれる(図7)ため、当該第二ドキュメントの表示を再び許可してよい、すなわち、当該第二ドキュメントの表示制限を解除してよいと判断する(図9のS302でYes)。
この場合、表示許可判断部14は、この再び表示が許可された第二ドキュメントの表示制限を解除するように表示処理部15に指示する。表示処理部15は、表示許可判断部14から受け入れた指示に従い、当該指示に係る第二ドキュメントの表示制限(塗りつぶし)を解除して(図9のS303)、図4dに示すように、当該第二ドキュメントを再びスクリーンSの一部に、その表示内容を視認可能に表示する。なお、3つの在室者識別情報のうち少なくとも一つが、表示が制限されている各対象ドキュメントに係る許可者識別情報に含まれていない場合には、表示許可判断部14は表示制限を解除できる対象ドキュメントはないと判断し(図9のS302でNo)、本装置1は処理を終了する。この表示許可判断部14は、この判断結果を、外部インターフェース部50からサーバコンピュータに出力するとともに、処理対象データ生成部12にも出力する。
表示対象データ生成部12は、受け入れた判断結果に基づいて、保持している処理対象データのうち、表示の制限が解除された第二ドキュメントの表示状況情報を「表示中」(表示制限なし)に変更するよう処理対象データを更新する(図9のS304)。
また、さらに、その後、図3fに示すように、センサ部30が第二利用者の退室を検出した場合には、センサ部30は退室者があったと判断して(図9のS300でYes)、その旨を認証情報取得部13に通知する。
この場合、認証情報取得部13は、この第二利用者(B)が退室した後に、センサ部30が、会議室R内に存する全ての利用者、すなわち、第一利用者(A)及び第三利用者(C)の各々が携帯しているICカードに記録されている当該各利用者に関連付けられている識別情報(在室者識別情報)をセンサ部30から取得して(図9のS301)、表示許可判断部14に出力する。
表示許可判断部14は、処理対象データ生成部12が保持している処理対象データを参照して、認証情報取得部13から受け入れた各在室者識別情報が、表示が制限されている第一ドキュメントに係る許可者識別情報に含まれるか否かを判断し、当該判断結果に基づいて、当該第一ドキュメントの表示制限を解除できるか否かを判断する(図9のS302)。
そして、この表示許可判断部14は、この第一ドキュメントに関連付けられている許可者識別情報に、2つの在室者識別情報の両方が含まれる(図7)ため、当該第一ドキュメントの表示制限を解除してよいと判断する(図9のS302でYes)。
この場合、表示許可判断部14は、新たに表示が許可された第一ドキュメントの表示制限を解除するように表示処理部15に指示する。表示処理部15は、表示許可判断部14から受け入れた指示に従い、第一ドキュメントの表示制限(非表示)を解除して(図9のS303)、図4eに示すように、当該第一ドキュメントをスクリーンSの一部に新たに表示する。
なお、この場合も、表示許可判断部14は、この判断結果をサーバコンピュータと処理対象データ生成部12とに出力し、表示対象データ生成部12は、表示の制限が新たに解除された第一ドキュメントの表示状況情報を「表示中」に変更するよう処理対象データを更新する(図9のS304)。
また、本装置1は、図10に示すように、複数の候補ドキュメントの各々を特定する識別情報(M1、M2等)と、当該各候補ドキュメントの一部であって表示制限の対象となり得る制限対象部分を特定する部分識別情報(X、P等)と、当該各制限対象部分に係る許可者識別情報(A,B等)と、当該各制限対象部分に係る表示制限処理の内容(「非表示」又は「塗りつぶし」)と、を互いに関連付けた候補ドキュメントテーブルを保持していることとしてもよい。
この場合、例えば、図11に示すように、候補ドキュメントテーブルに含まれる複数の候補ドキュメントのうち、第一ドキュメント(M1)は、制限対象部分として特定のキーワードを含む文字列Xと写真Pとを含み、第二ドキュメント(M2)は、制限対象部分として文字列Yと図形Qとを含む。
この場合、表示許可判断部14は、対象ドキュメントの表示を許可するか否かの判断処理(図6のS102)や対象ドキュメントの表示制限を解除するか否かの判断処理(図8のS202、図9のS302)において、認証の対象となった利用者の識別情報が、各制限対象部分に関連付けられている許可者識別情報(図10)に含まれるか否かを判断する。
すなわち、例えば、図3aに示すように、第一利用者(A)、第二利用者(B)、第三利用者(C)の3人の利用者が存する会議室R内において、表示命令受入部11が、図11に示す第一ドキュメント(M1)と第二ドキュメント(M2)とを新たにスクリーンSに表示するよう指示する命令を受け入れた場合には、表示許可判断部14は、認証情報取得部13から受け入れた各認証対象識別情報A、B、Cの各々が、当該第一ドキュメント又は第二ドキュメントに含まれる各制限対象部分に関連付けられた許可者識別情報に含まれるか否かを判断する(図6のS102)。
そして、この場合、第一ドキュメントに含まれる2つの制限対象部分X、Pと第二ドキュメントに含まれる2つの制限対象部分Y、Qのうち、制限対象部分Xに係る許可者識別情報には、3つの認証対象識別情報A、B、Cのうち、第二利用者に係る識別情報Bが含まれない(図10)ため、表示許可判断部14は、当該制限対象部分Xの表示を制限すべきと判断する(図6のS102でYes)。
この結果、表示処理部15は、候補ドキュメントテーブル(図10)において、表示制限の対象として決定された制限対象部分Xに関連付けられている表示制限内容(塗りつぶし)に従い、図12aに示すように、当該制限対象部分Xを視認不可能に塗りつぶして表示することにより、一部の制限対象部分Xの表示が制限された第一ドキュメントと、いずれの制限対象部分の表示も制限されていない第二ドキュメントと、をスクリーンSの一部に表示する。
また、この場合、処理対象データ生成部12は、図13に示すように、表示許可判断部14から受け入れた表示許可の判断結果に基づいて、表示命令の対象となった各対象ドキュメントに係る識別情報(M1、M2)と、当該各対象ドキュメントに含まれる制限対象部分に係る部分識別情報(X、P等)と、当該各制限対象部分に係る許可者識別情報(A,B等)と、当該各制限対象部分に係る表示制限処理の内容(「非表示」又は「塗りつぶし」)と、当該各制限対象部分の表示が制限されているか否かを表す表示状況情報と、を互いに関連付けたデータテーブルを処理対象データとして生成する。
また、その後、例えば、図3bに示すように、第四の利用者(D)が会議室Rに入室しようとする場合には、表示許可判断部14は、処理対象データ生成部12が保持している処理対象データ(図13)を参照して、認証情報取得部13から受け入れた入室者識別情報Dが、表示が制限されていない各制限対象部分に係る許可者識別情報に含まれるか否かを判断し、当該判断結果に基づいて、当該各制限対象部分の表示を制限すべきか否かを判断する(図8のS202)。
そして、表示許可判断部14は、スクリーンSに表示されている第一ドキュメントに含まれる制限対象部分Pに係る許可者識別情報と、第二ドキュメントに含まれる2つの制限対象部分のうち、一方の制限対象部分Yに係る許可者識別情報とには、入室者識別情報Dが含まれていない(図13)ため、当該2つの制限対象部分P、Yの表示を制限すべきと判断する(図8のS202でYes)。
この場合、表示処理部15は、図12bに示すように、候補ドキュメントテーブル(図10)において、新たな表示制限の対象として決定された制限対象部分P、Yに関連付けられている表示制限内容に従い、第一ドキュメントのうち制限対象部分Pを非表示とし、第二ドキュメントのうち制限対象部分Yを塗りつぶし表示とする表示制限処理を行う。また、表示対象データ生成部12は、新たに表示が制限された制限対象部分P、Yの表示状況情報を「表示制限中」に変更するよう処理対象データを更新する。
また、例えば、図3eに示すように、その後、第四利用者(D)が会議室Rから退室した場合には、表示許可判断部14は、処理対象データ生成部12が保持している処理対象データを参照して、第四利用者が退室後に取得された在室者識別情報A、B、Cが、当該表示が制限されている各制限対象部分に係る許可者識別情報に含まれるか否かを判断し、当該判断結果に基づいて、当該各制限対象部分の表示制限を解除できるか否かを判断する(図9のS302)。
そして、表示許可判断部14は、表示が制限されている3つの制限対象部分X、P、Yのうち、2つの制限対象部分P、Yに関連付けられている許可者識別情報に、3つの在室者識別情報の全てが含まれる(図13)ため、当該2つの制限対象部分P、Yの表示制限を解除してよいと判断する(図9のS302でYes)。この場合、表示処理部15は、図12cに示すように、制限対象部分P、Yの表示制限を解除して、当該制限対象部分P、Yを再び視認可能に表示する。
また、さらに、例えば、図3fに示すように、第二利用者(B)が会議室Rから退室した場合には、表示許可判断部14は、処理対象データ生成部12が保持している処理対象データを参照して、第二利用者が退室後に取得された2つの在室者識別情報A、Cが、表示が制限されている制限対象部分Xに係る許可者識別情報に含まれるか否かを判断し、当該判断結果に基づいて、当該各制限対象部分の表示制限を解除できるか否かを判断する。
そして、表示許可判断部14は、表示が制限されている制限対象部分Xに関連付けられている許可者識別情報に、2つの在室者識別情報A、Cの両方が含まれる(図13)ため、当該制限対象部分Xの表示制限を解除してよいと判断する。この場合、表示処理部15は、図12dに示すように、制限対象部分Xの塗りつぶしによる制限を解除して、当該制限対象部分Xを新たに第一ドキュメント上に視認可能に表示する。
なお、本発明に係るドキュメント表示制御装置は、上述の例に限られない。すなわち、例えば、認証情報として各利用者に関連付けられているセキュリティレベルを用いることとしてもよい。この場合、例えば、取得された利用者のセキュリティレベルが所定の閾値以上であれば対象ドキュメントの表示を許可するとの表示許可条件を用いることができる。また、例えば、認証情報として、指紋や網膜等の各利用者に固有のパターンを用いることもできる。この場合、例えば、取得された利用者の指紋パターンが、予め対象ドキュメントに関連付けて登録されている指紋パターンと一致すると判断された場合に、当該対象ドキュメントの表示を許可するとの表示許可条件を用いることができる。
本発明の一実施形態に係るドキュメント表示処理装置についての構成ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る制御部についての機能ブロック図である。 本発明の一実施形態において会議施設として構成されるドキュメント表示処理装置の一例についての説明図である。 本発明の一実施形態において表示部に表示されるドキュメントの一例についての説明図である。 本発明の一実施形態に係る候補ドキュメントテーブルの一例についての説明図である。 本発明の一実施形態に係るドキュメント表示処理装置が行う処理の一例についてのフロー図である。 本発明の一実施形態に係る処理対象データの一例についての説明図である。 本発明の一実施形態に係るドキュメント表示処理装置が行う処理の他の例についてのフロー図である。 本発明の一実施形態に係るドキュメント表示処理装置が行う処理のさらに他の例についてのフロー図である。 本発明の一実施形態に係る候補ドキュメントテーブルの他の例についての説明図である。 本発明の一実施形態において表示処理の対象となったドキュメントの一例についての説明図である。 本発明の一実施形態において表示部に表示されるドキュメントの他の例についての説明図である。 本発明の一実施形態に係る処理対象データの他の例についての説明図である。
符号の説明
1 ドキュメント表示処理装置、10 制御部、11 表示命令受入部、12 処理対象データ生成部、13 認証情報取得部、14 表示許可判断部、15 表示処理部、20 記憶部、30 センサ部、40 ユーザインターフェース部、50 外部インターフェース部、60 出力部。

Claims (5)

  1. 予め規定されている範囲内の出入り口に設置されたゲートの開閉を制御し、前記予め規定されている範囲内に設置された表示部におけるドキュメントの表示を制御するドキュメント表示制御装置であって、
    前記予め規定されている範囲内に立ち入る利用者に関連付けられている認証情報を取得する手段と、
    前記取得された認証情報が、前記表示部に表示されているドキュメントに関連付けられている表示許可条件を満たすか否かを判断する手段と、
    前記認証情報が前記表示許可条件を満たさない場合に、前記ドキュメントの前記表示部への表示を制限する制限手段と、
    前記制限手段によって前記表示部への表示を制限した後に、前記ゲートを開き、前記利用者の前記予め規定されている範囲内への立ち入りを許可する許可手段と、
    を含むことを特徴とするドキュメント表示制御装置。
  2. 前記表示許可条件は、前記ドキュメントの一部分に関連付けられており、
    前記制限手段は、前記認証情報が前記表示許可条件を満たさないと判断された場合に、前記ドキュメントのうち、前記一部分の表示を制限することによって、前記ドキュメントの前記表示部への表示を制限する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のドキュメント制御処理装置。
  3. 予め規定されている範囲内の出入り口に設置されたゲートの開閉を制御し、前記予め規定されている範囲内に設置された表示部への表示を制御する装置であって、
    前記予め規定されている範囲内に立ち入る利用者、当該範囲内から退出する利用者、又は当該範囲内に存する利用者、のうち少なくとも一部に関連付けられている認証情報を取得する手段と、
    前記取得された認証情報に基づいて、前記表示部の表示領域の一部の表示を制御する手段と、
    前記予め規定されている範囲内に立ち入る利用者がいる場合には、前記表示を制御する手段によって前記表示部への表示を制御した後に、前記ゲートを開き、前記新たな利用者の前記予め規定されている範囲内への立ち入りを許可する許可手段と、
    を含むことを特徴とするドキュメント表示制御装置。
  4. コンピュータに、予め規定されている範囲内の出入り口に設置されたゲートの開閉を制御させ、前記予め規定されている範囲内に設置された表示部におけるドキュメントの表示を制御させる方法であって、当該コンピュータに、
    前記予め規定されている範囲内に立ち入る利用者に関連付けられている認証情報を取得する工程と、
    前記取得された認証情報が、前記表示部に表示されているドキュメントに関連付けられている表示許可条件を満たすか否かを判断する工程と、
    前記認証情報が前記表示許可条件を満たさない場合に、前記ドキュメントの前記表示部への表示を制限する工程と、
    前記制限手段によって前記表示部への表示を制限した後に、前記ゲートを開き、前記利用者の前記予め規定されている範囲内への立ち入りを許可する工程と、
    を実行させることを特徴とするドキュメント表示制御方法。
  5. コンピュータに、予め規定されている範囲内の出入り口に設置されたゲートの開閉を制御させ、前記予め規定されている範囲内に設置された表示部におけるドキュメントの表示を制御させるプログラムであって、当該コンピュータに、
    前記予め規定されている範囲内に立ち入る利用者に関連付けられている認証情報を取得する手順と、
    前記取得された認証情報が、前記表示部に表示されているドキュメントに関連付けられている表示許可条件を満たすか否かを判断する手順と、
    前記認証情報が前記表示許可条件を満たさない場合に、前記ドキュメントの前記表示部への表示を制限する手順と、
    前記制限手段によって前記表示部への表示を制限した後に、前記ゲートを開き、前記利用者の前記予め規定されている範囲内への立ち入りを許可する手順と、
    を実行させることを特徴とするドキュメント表示制御プログラム。
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