JP2023078688A - 給湯器 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のバーナユニットを一体的に取り外すことができる給湯器を提供する。【解決手段】燃焼装置は、インナーケース、複数のバーナユニット60、支持部材22を備える。複数のバーナユニット60はバーナ群25を構成する。支持部材22は、下板部24、支持板23、前板部27を備える。支持板23の右板部の下端部には第1右止め部が設けられ、左板部43の下端部には第1左止め部が設けられる。第1右止め部と第1左止め部は、下板部24の上面にネジ止めされる。右板部と左板部43の夫々の前端に設けられた前止め部に前板部27の左右両端部がネジ止めされる。支持部材22はバーナ群25の周囲を取り囲んで支持する。下板部24の後端部には、後延設板部53が設けられる。後延設板部53には後止め部55~57が設けられ、ケース本体21の後壁部33の内面にネジ止めされる。【選択図】図7

Description

本発明は、給湯器に関する。
給湯器は燃焼装置を備える(例えば特許文献1参照)。燃焼装置は、インナーケース、支持部材、及び複数のバーナユニットを備える。インナーケースは、前側が開放された箱状である。支持部材はインナーケースの後壁部の内面にスポット溶接等で固定される。複数のバーナユニットは、厚み方向が左右方向となる姿勢で支持部材に取り付けられ、左右方向に並設された状態でインナーケース内に支持される。
特開2020-67218号公報
燃焼装置の修理、清掃、又は点検時、複数のバーナユニットをインナーケースから抜き出す必要がある。支持部材はインナーケースの後壁部の内面に固定されているので、並設状態を維持したままで複数のバーナユニットをインナーケースから抜き出すことができなかった。
本発明の目的は、複数のバーナユニットを一体的に取り外すことができる給湯器を提供することである。
請求項1の給湯器は、後壁部と、該後壁部の左右両端から前方に延びる一対の側壁部とを備え、前側が開放されたインナーケースと、ガス入口を前側に有し、厚み方向が左右方向となる姿勢で前記左右方向に並設された複数のバーナユニットと、並設された前記複数のバーナユニットを前記インナーケース内に支持する支持部材と、前記インナーケースの前側を閉塞する閉塞部材とを有する燃焼装置を備え、前記支持部材は、前記複数のバーナユニットの下側に配置され、下方から流れる空気を上方に通過させる複数の孔部を備えた下板部と、前記下板部の後端部、左右両端部、及び前端部に夫々立設され、前記各バーナユニットを後方、右方、左方、及び前方から取り囲んで支持する後板部、右板部、左板部、及び前板部とを備え、前記右板部と前記左板部は、前記後板部の左右両端部から前方に一体的に延設され、前記右板部と前記左板部の夫々の下端には、前記下板部の上面に重合し、前記下板部とネジ止めされる右止め部と左止め部が設けられ、前記右板部と前記左板部の夫々の前端には、前記左右方向の内側に延びて前記前板部の左右両端部の夫々に後方から重合し、前記前板部とネジ止めされる前止め部が設けられ、前記下板部の前記後端部には、下方に延びる後延設板部が設けられ、前記後延設板部には、前記インナーケースの前記後壁部の内面にネジ止めされる後止め部が設けられたことを特徴とする。
請求項2の給湯器の前記一対の側壁部の夫々の内面には、前記インナーケースの内側に膨出し且つ前後方向に延びる左右膨出部が設けられ、前記下板部の前記左右両端部には、下方に向けて延びる左右延設板部が設けられ、前記左右延設板部の下端は、前記左右膨出部の上部に当接してもよい。
請求項3の給湯器の前記左右膨出部は、前記インナーケースの内側に向かって膨出し、且つ上部に上方向に向けられた平面部を備え、前記左右延設板部の下端は、前記平面部に当接してもよい。
請求項4の給湯器の前記後止め部は前記左右方向に間隔を空けて複数設けられる共に、前記後延設板部よりも更に下方に延びるように形成され、前記インナーケースの前記後壁部の前記内面において、前記左右方向に前記間隔を空けて隣り合う前記後止め部同士の間には、前記インナーケースの内側に膨出し且つ前記左右方向に延びる後膨出部が設けられ、前記後延設板部の下端が前記後膨出部の上部に当接してもよい。
請求項5の給湯器の前記後止め部は、少なくとも前記後延設板部の前記下端の右端側、中央、左端側の3カ所に設けられ、前記後膨出部は、前記中央の前記後止め部において左右に分断されてもよい。
請求項6の給湯器の前記左右膨出部の前記一対の側壁の夫々の下端からの高さ位置は、前記後膨出部の前記後壁部の下端からの高さ位置よりも高くてもよい。
請求項7の給湯器の前記後膨出部は、前記インナーケースの内側に向かって膨出し、且つ長さ方向に直交する断面がドーム状であってもよい。
請求項8の給湯器の前記下板部の下面には、当該下面を下方から覆うようにして、下方から流れる空気を上方に向けて整流する為の整流部材が固定され、前記整流部材は、前壁、右壁、左壁、後壁、及び複数の孔を有する底壁を備え、上部が開口する箱状に形成され、前記前壁の上端部には、前方に突出する引掛け片が設けられ、前記右壁と前記左壁の夫々の上端部には、左右一対の固定片が設けられ、前記整流部材は、前記下板部の前記前端部に設けられた係止孔に対して、前記引掛け片を下方から引掛けた状態で、当該引掛け片を中心に前記下板部の前記下面側に回動し、前記下板部の前記下面に重合した前記左右一対の固定片が、前記右止め部と前記左止め部と一緒に前記下板部に対してネジで共締めされることによって、前記下板部の前記下面に固定されてもよい。
請求項9の給湯器の前記後延設板部は、前記インナーケースの前記後壁部の内面と重合してもよい。
請求項1の給湯器によれば、支持部材を構成する下板部、後板部、右板部、左板部、前板部はネジ止めにより一体化される。作業者が後止め部のネジ止めを解除することで、並設状態を維持した状態の複数のバーナユニットを一体的に、支持部材と共にインナーケース内から外側に容易に引き出せる。これにより、給湯器はメンテナンス性を向上できる。
請求項2の給湯器によれば、左右延設板部が左右膨出部の上部に当接した状態で、支持部材と複数のバーナユニットがインナーケース内に支持されるので、後止め部のネジ止めを解除しても、支持部材と複数のバーナユニットをインナーケース内に仮支持できる。これにより、給湯器は、後止め部のネジ止めを解除したときに、支持部材と複数のバーナユニットが落下するのを防止できる。
請求項3の給湯器によれば、左右膨出部は上部に平面部を備えているので、左右延設板部の下端を下方から安定して支持できる。また、平面部が前後方向に延びているので、左右延設板部を前後方向に安定してガイドできる。
請求項4の給湯器によれば、後延設板部の下端が後膨出部の上部に当接することで、下板部の後端部の高さ位置を規定できる。これにより、下板部の後端部の高さ位置が正しい位置に規定された状態で、後止め部をインナーケースの後板部の内面にネジ止めできる。
請求項5の給湯器によれば、後止め部は左右のみならず、中央にも設けられるので、後延設板部の下端の中央部分を後壁部の内面に固定できる。これにより、後壁部の内面に対して、後延設板部の下端の中央部分が浮いてしまうのを防止できる。
請求項6の給湯器によれば、左右膨出部の高さ位置は、後膨出部の高さ位置よりも高い。これにより、側壁の下端からから上方に離れた位置で、平面部を備えた特殊形状の左右膨出部を板金の絞りに成形によって良好に形成できる。これにより、給湯器は、側壁の下端に絞りに成形による歪みが生じるのを防止できる。
請求項7の給湯器によれば、膨出部は長さ方向に直交する断面がドーム状なので、複数のバーナユニットを支持する支持部材を、インナーケースの前側から収納するとき、仮に後延設板部の下端が後膨出部の上部よりも下方にずれて接触したとしても、ドーム状の表面に沿って上部に誘導されるので、後延設板部の下端を後膨出部の上部に適切に位置決めできる。
請求項8の給湯器によれば、下板部の下面に整流部材が固定されるので、下板部に向けて空気が流れ易くなる。その結果、下板部の複数の孔を介して、複数のバーナユニット側に向けて燃焼用の空気を良好に供給できる。また、整流部材は、左右一対の固定片を、右止め部と左止め部と一緒に下板部に対してネジで共締めできる。これにより、整流部材は、溶接等の面倒な固定方法を使用せずにネジのみで固定できるので、例えばネジ止めを専門に行う作業場のみで、燃焼装置の組み立て作業を行うことができる。また、右止め部と左止め部を固定するネジで共締めなので、固定に使用するネジの本数を削減でき、且つネジ止めの工数を削減できる。
請求項9の給湯器によれば、後延設板部は、インナーケースの後壁部の内面と重合して密着するので、インナーケースの下板部よりも下側の空間に流れる空気が、インナーケースの後壁部の内面と支持部材の後板部との間を介してバーナユニット側に流れるのを防止できる。
給湯器1の正面図である。 燃焼装置4の斜視図である。 燃焼装置4から前壁を取り外した状態の斜視図である。 燃焼装置4の分解斜視図である。 図4とは別角度から見た燃焼装置4の分解斜視図である。 支持板23、下板部24、及び整流部材80の分解斜視図である。 ケース本体21の前側にバーナ組立10を配置した状態の斜視図である。 ケース本体21内にバーナ組立10を途中まで挿入した状態の斜視図である。 ケース本体21内にバーナ組立10を固定した状態の斜視図である。
以下、本発明の実施形態を説明する。以下に記載される装置構成などは、特定的な記載がない限り、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明する為に用いられるものである。以下説明は、図中に矢印で示す左右、前後、上下を使用する。
図1を参照し、給湯器1の構成を説明する。給湯器1は、潜熱回収型のガス給湯器である。給湯器1は筐体2内に、ファン3、燃焼装置4、一次熱交換器5、二次熱交換器6を備える。
燃焼装置4はインナーケース20を備える。インナーケース20は上部が開放された角箱状である(図2参照)。インナーケース20内には、バーナ群25が収容される。バーナ群25は複数のバーナユニット60で構成され、後述の支持部材22(図4参照)により、インナーケース20内に支持される。ファン3はインナーケース20の底壁部34(図2参照)の下面に固定され、インナーケース20内に燃焼用空気を供給する。
インナーケース20の前面には、ガス供給ユニット8が固定され、インナーケース20内の複数のバーナユニット60にガスを分配供給する。インナーケース20内では、複数のバーナユニット60がガスと空気の混合気を燃焼することで燃焼排気が発生する。なお、燃焼装置4の具体的構造は後述する。
一次熱交換器5は燃焼装置4の上部に設けられる。燃焼排気は一次熱交換器5内を上方に通過する。一次熱交換器5は燃焼排気と伝熱管5A内を流れる水との熱交換を行い、燃焼排気から顕熱を回収する。二次熱交換器6は一次熱交換器5の上部に設けられる。一次熱交換器5を通過した燃焼排気は、二次熱交換器6内を上方に通過する。二次熱交換器6は燃焼排気と伝熱管(図示略)内を流れる水との熱交換を行い、燃焼排気から潜熱を回収する。
筐体2の上面には、排気筒7が設けられる。排気筒7は、筐体2の上面から上方に突出し、二次熱交換器6を通過した燃焼排気を筐体2外へ排出する。筐体2の下面には、ガス入口11、水入口12、及び湯出口13が設けられる。ガス入口11にはガス管(図示略)が接続される。水入口12には水道管(図示略)が接続される。湯出口13には給湯栓への配管(図示略)が接続される。
筐体2内において、ガス入口11は、ガス管19を介してガス供給ユニット8に接続される。ガス管19は元弁と比例弁等(図示略)を備える。水入口12は給水部14に接続される。給水部14は給水管15を介して、二次熱交換器6の入口に接続される。二次熱交換器6の出口は中継管17を介して、一次熱交換器5の入口と接続する。一次熱交換器5の出口は出湯管18を介して、湯出口13と接続する。給水部14と出湯管18との間には、バイパス管16A,16Bが接続される。バイパス管16A,16Bは一次熱交換器5と二次熱交換器6を介さずに、給水部14から供給される水の一部を、出湯管18を流れる湯水に合流させる。
図2~図5を参照し、燃焼装置4の構成を説明する。図2に示すように、燃焼装置4は、インナーケース20とバーナ組立10を備える。インナーケース20は、ケース本体21と前壁28を備える。ケース本体21は上面と前面が開放された角箱状である。前壁28は、正面視左右方向に長い矩形状である。前壁28は、ケース本体21の前面上側を閉塞するように固定される。バーナ組立10はバーナ群25を一体的に支持するユニット(図6参照)である。バーナ組立10は、ケース本体21内に前側から挿入されてネジ止めされる(図3参照)。
ケース本体21の構造を説明する。図4,図5に示すように、ケース本体21は、右壁部31、左壁部32、後壁部33、及び底壁部34(図2,図3参照、図4,図5では省略)を備える。右壁部31と左壁部32は、後壁部33の左右両端から前方に延びる。それ故、右壁部31、左壁部32、及び後壁部33は一体的に構成される。右壁部31と左壁部32の夫々の前端部には、固定片311,321(図3参照)が夫々外向きに折曲形成される。固定片311,321には、前壁28(図2参照)とガス供給ユニット8がネジ止めされる(図1,図2参照)。
図2,図3に示すように、底壁部34は、ケース本体21の開口する下部を下側から閉塞するように固定される。底壁部34とバーナ組立10の底面(後述の下板部24の下面)との間には、空気室101が形成される。底壁部34の下面の左後方部には、開口部(図示略)が設けられる。その開口部を下側から覆うようにしてファン3が固定される(図1参照)。ファン3から送風される燃焼用空気は開口部を通じて、空気室101内に流入する。
右壁部31の内面で且つ下端部よりもやや上側には、右膨出部35が設けられる。右膨出部35は前後方向に略水平に延びる。右膨出部35は左右方向の内側(左側)に向かって膨出し、長さ方向に直交する断面は略三角形状である。右膨出部35の上面には、平面部351が設けられる。平面部351は平面視前後方向に延びる細長い矩形状である。左壁部32の内面で且つ下端部よりもやや上側には、右膨出部35と同一高さ位置に、左膨出部36が設けられる。左膨出部36は右膨出部35と左右対称形状である。左膨出部36の上面にも、平面部361が設けられる。なお、右膨出部35と左膨出部36は、板金のプレス成形により形成される。
後壁部33の内面には、過熱防止板39が取り付けられる。過熱防止板39は、後壁部33の内面の上側部分を覆い且つ隙間を空けた状態で取り付けられる。過熱防止板39の下方には、凹部335が後ろ向きに突設される。凹部335は正面視左右方向に長い矩形状である。後壁部33の内面で且つ下端部よりもやや上側には、第1後膨出部37と第2後膨出部38が左右方向に設けられる。第1後膨出部37は、後壁部33の内面の右側で且つ下端部よりもやや上側に設けられ、正面視左右方向に延びる。第1後膨出部37は内側(前側)に向かって膨出し、長さ方向に直交する断面は前方に向かって略円弧状に膨出する略ドーム形状である。第2後膨出部38は、後壁部33の内面の左側で且つ第1後膨出部37と同一高さ位置に設けられる。第2後膨出部38は、第1後膨出部37と同一形状である。
第1後膨出部37の左端部と、第2後膨出部38の右端部との間には、所定の隙間が形成される。所定の隙間とは、バーナ組立10の後述の後止め部56を配置可能な長さの隙間を意味する。なお、第1後膨出部37と第2後膨出部38も、板金のプレス成形により形成される。第1後膨出部37の右端部の右側には、固定孔331が設けられる。第1後膨出部37の左端部と第2後膨出部38の右端部との間には、固定孔332が設けられる。第2後膨出部38の左端部の左側には、固定孔333が設けられる。固定孔331~333は互いに同一高さ位置に設けられ、後壁部33を前後方向に貫通する。
上記のように、右膨出部35、左膨出部36、第1後膨出部37、及び第2後膨出部38は、板金のプレス成形により形成される。第1後膨出部37と第2後膨出部38は、長さ方向に直交する断面が略ドーム状の一般的な膨出形状である。これに対し、右膨出部35と左膨出部36は、長さ方向に直交する断面が略三角形状であることから、第1後膨出部37及び第2後膨出部38と異なる特殊な膨出形状である。仮にそのような右膨出部35と左膨出部36を、右壁部31と左壁部32の夫々の下端部の近傍にプレス成形で形成しようとした場合、略ドーム状の一般的な膨出形状を形成する場合と比較して、右壁部31と左壁部32の夫々の下端部の近傍に歪みを生じる可能性がある。そこで、本実施形態では、後壁部33の下端から第1後膨出部37と第2後膨出部38の夫々の下端までの長さをH1とし、右壁部31及び左壁部32の夫々の下端から右壁部31及び左壁部32の夫々の下端までの長さをH2とした場合、H2がH1よりも長くなるように設計する。つまり、右膨出部35と左膨出部36の高さ位置を、第1後膨出部37と第2後膨出部38の高さ位置よりも高くしている。これにより、右壁部31と左壁部32の夫々の下端から上方に離れた位置で、特殊形状の右膨出部35と左膨出部36を形成できるので、右壁部31と左壁部32の夫々の下端部にプレス成形による歪みが生じるのを防止できる。
図4~図6を参照し、バーナ組立10の構成を説明する。図4,図5に示すように、バーナ組立10は、支持部材22、バーナ群25、パッキン26、前板部27を備える。図6に示すように、支持部材22は、支持板23、下板部24、及び整流部材80を備える。
支持板23の形状を説明する。支持板23は、後板部41、右板部42、及び左板部43を備え、平面視前方に向けて開口する略U字状に形成される。後板部41は正面視横長矩形状である。後板部41の中央には、嵌合部44が後ろ向きに突設される。嵌合部44は、正面視左右方向に長い矩形状であり、後壁部33の凹部335に前方から嵌合する。後板部41の上端部には、複数の支持片411が左右方向に等間隔で夫々前向きに折曲形成される。後板部41の下端部にも、複数の支持片412が左右方向に等間隔で夫々前向きに折曲形成される。
右板部42と左板部43は、バーナ群25が収まる左右幅を有し、ケース本体21の右壁部31と左壁部32の内側で、右壁部31及び左壁部32と平行に延びる。右板部42と左板部43は、前後方向の中間部位で外向きに折曲されて左右の間隔が広がった後、前向きに折曲される。右板部42の前半部位は、右板部42の内面に当接する。左板部43の前半部位は、左板部43の内面に当接する。右板部42の後半部位は、バーナ群25の最右側のバーナユニット60の右面に当接する。左板部43の後半部位は、バーナ群25の最左側のバーナユニット60の左面に当接する。
右板部42の後半部位の下端部には、右方に突出する第1右止め部47が設けられる。第1右止め部47には、固定孔471が設けられる。右板部42の前半部位の下端部には、左方に突出する第2右止め部48が設けられる。第2右止め部48には、固定孔481が設けられる。左板部43の後半部位の下端部には、左方に突出する第1左止め部49が設けられる。第1左止め部49には固定孔491が設けられる。左板部43の前半部位の下端部には、右方に突出する第2左止め部50が設けられる。第2左止め部50には固定孔511が設けられる。右板部42の前端部には、前止め部45が左方に向けて折曲形成される。左板部43の前端部には、前止め部46が右方に向けて折曲形成される。
下板部24の形状を説明する。下板部24は、平面視左右方向に長い矩形状である。下板部24には、複数の孔部500が前後左右に所定間隔で形成される。下板部24の右端側の後側には、固定孔511が設けられる。下板部24の右端側の前側には、固定孔512が設けられる。下板部24の左端側の後側には、固定孔513が設けられる。下板部24の左端側の前側には、固定孔514が設けられる。下板部24の右端部には、下曲げ片51が設けられる。下曲げ片51は下方に突出する。下板部24の左端部には、下曲げ片52が設けられる。下曲げ片52は下方に突出する。下曲げ片51,52は側面視前後方向に長い略矩形状である。下板部24の前端側には、左右一対の係止孔541,542が設けられる。係止孔541,542は左右方向に離間し、平面視矩形状である。
図5に示すように、下板部24の後端部には、後延設板部53が設けられる。後延設板部53は、下板部24の後端部から下方に突出し、正面視左右方向に長い略矩形状である。後延設板部53は、下曲げ片51,52よりも下方に延びる。後延設板部53の下端部の右端部、中央部、及び左端部には、後止め部55,56,57が夫々設けられる。後止め部55,56,57は、後延設板部53の下端よりさらに下方に正面視略半円状に突出する。後止め部55,56,57の夫々の中央には、固定孔551,561,571が夫々設けられる。
整流部材80の形状を説明する。図6に示すように、整流部材80は、底壁81、右壁82、左壁83、前壁84、及び後壁85を備え、上部が開口する浅底箱状に形成される。底壁81は平面視左右方向に長い矩形状であり、中央部に複数の孔811を備える。前壁84には、左右方向に並ぶ複数の孔841が設けられる。後壁85にも、左右方向に並ぶ複数の孔851が設けられる。右壁82、左壁83、前壁84、及び後壁85の夫々の上端部には、当接片82A,83A,84A,及び85Aが外方に向けて折曲形成される。
前壁84の当接片84Aの前端部には、左右一対の引掛け片86,87が設けられる。引掛け片86は右側、引掛け片87は左側に位置する。引掛け片86,87は前方に突出する。右壁82の当接片82Aの後部には、右方に突出する固定片88が設けられる。固定片88には、固定孔881が設けられる。左壁83の当接片83Aの後部には、左方に突出する固定片89が設けられる。固定片89には、固定孔891が設けられる。整流部材80は、下板部24の下面を覆うように取り付けられる。なお、整流部材80の取り付け方法は後述する。
ファン3から送風される空気は、下板部24の開口部(図示略)を通じて空気室101内に流入する。空気室101内の空気は、整流部材80の底壁81の複数の孔811によって上方に整流される。空気室101内の空気の一部は、前壁84の複数の孔841、及び後壁85の複数の孔851を通じて、整流部材80内に流入する。上方に整流された空気は、下板部24の複数の孔部500を介して、バーナ群25側にバランスよく供給される。
バーナ群25の構成を説明する。バーナ群25は複数のバーナユニット60を備える。バーナユニット60は周知の濃淡バーナであり、淡側導入口61、濃側導入口62、混合部63、及び炎孔部64を備える。淡側導入口61は、前方に開口して燃料ガスと一次空気が導入される下側の開口である。濃側導入口62は淡側導入口61の直上に配置され、燃料ガスが導入される上側の開口である。混合部63は淡側導入口61と濃側導入口62の下流側に設けられ、内部が導入口毎に分離される。炎孔部64は混合部63の上端に開口し、中央の淡炎孔及びその左右両側の濃炎孔からなる。複数のバーナユニット60は、厚み方向が左右方向となる姿勢で前記左右方向に並設される。
パッキン26と前板部27の形状を説明する。パッキン26は、正面視左右方向に長い矩形状に形成される。パッキン26には、上下一組の開口部261,262が左右方向に複数並設される。開口部261,262は、淡側導入口61,濃側導入口62の夫々に対応する。前板部27は金属板であり、正面視横長の略矩形状に形成される。前板部27には、上下一組の開口部271,272が左右方向に複数並設される。開口部271,272は、バーナユニット60の淡側導入口61,濃側導入口62の夫々に対応する。前板部27の上端部には、複数の支持片273が左右方向に等間隔で夫々後ろ向きに折曲形成される。
図6を参照し、下板部24への支持板23と整流部材80の固定方法を説明する。先ず、下板部24の上面に、支持板23を配置する。第1右止め部47、第2右止め部48、第1左止め部49、及び第2左止め部50は、下板部24の上面に重合する。次いで、第2右止め部48の固定孔481を、下板部24の固定孔512に位置決めし、上方からネジ72で締結する。さらに、第2左止め部50の固定孔511を、下板部24の固定孔514に位置決めし、上方からネジ74で締結する。これにより、下板部24の上面に支持板23の前側部分が固定される。このとき、第1右止め部47の固定孔471は、下板部24の固定孔511上に位置決めされ、第1左止め部49の固定孔481は、下板部24の固定孔512上に位置決めされる。
次いで、下板部24の前端側の係止孔541,542に対して、整流部材80の引掛け片86,87を下方から差し入れて引掛ける。その状態で、引掛け片86,87を中心に、整流部材80を下板部24の下面側に向けて上方に回動させる。固定片88,89は、下板部24の下面に重合する。固定片88,89の固定孔881,891は、下板部24の固定孔511,503と相対する。第1右止め部47の固定孔471、下板部24の固定孔511、及び固定片88の固定孔881が上下方向に並ぶので、上方からネジ71を締結する。つまり、下板部24の上下面に対して、第1右止め部47と固定片88をネジ71で共締めする。さらに、第1左止め部49の固定孔481、下板部24の固定孔513、及び固定片89の固定孔891が上下方向に並ぶので、上方からネジ73を締結する。つまり、下板部24の上下面に対して、第1左止め部49と固定片89をネジ73で共締めする。
このように、整流部材80は、溶接等の面倒な固定方法を使用せずにネジ71と73のみで固定できる。これにより、固定に使用するネジの本数を削減でき、且つネジ止めの工数を削減できる。このようにして、下板部24の上面に支持板23が固定され、下面に整流部材80が固定される。
図4,図5を参照し、バーナ組立10の組み立て方法を説明する。先ず、支持部材22の下板部24の上面に、複数のバーナユニット60を左右方向に順に配置する。このとき、各バーナユニット60の後端部を、支持板23の後板部41に設けられた左右方向に隣り合う支持片411同士の間のスリット、及び支持片412同士の間のスリットに挿入して係合させる。バーナ群25は、右板部42の後半部位と左板部43の後半部位の間に挟持される。これにより、バーナ群25が下板部24の上面に配置される。
次いで、バーナ群25の前側に対し、パッキン26を前側から配置する。そして、前板部27の背面の右端部を、右板部42の前止め部45の前面に当接させ、前板部27の背面の左端部を、左板部43の前止め部46の前面に当接させ、4本のネジ79で固定する。このとき、各バーナユニット60の前端部を、前板部27の上端部に設けられた左右方向に隣り合う支持片273同士の間のスリットに挿入して係合させる。これにより、支持板23に対して前板部27が固定され、バーナ組立10が完成する(図7参照)。バーナ組立10は、下板部24の上面において、支持板23と前板部27により、バーナ群25を後方、右方、左方、及び前方から支持する。
図7~図9を参照し、ケース本体21内へのバーナ組立10の取り付け方法を説明する。図7に示すように、先ずケース本体21の前側にバーナ組立10を配置し、ケース本体21内にバーナ組立10を挿入する。このとき、右板部42の下曲げ片51の下端部を、右膨出部35の平面部351に当接し、左板部43の下曲げ片52の下端部を、左膨出部36の平面部361に当接する。この状態で、バーナ組立10を後方に押し込む。すると、図8に示すように、下曲げ片51,52は、平面部351,361上を後方にスライドする。これにより、バーナ組立10は、平面部351,361によって、ケース本体21の奥側にガイドされる。バーナ組立10は、下曲げ片51,52が平面部351,361に上方から係止した状態なので、手を離しても落下しない。
ここで、仮に右膨出部35と左膨出部36について、第1後膨出部37及び第2後膨出部38と同様の一般的な略ドーム状の膨出形状とした場合、右板部42の下曲げ片51及び左板部43の下曲げ片52の夫々の下端部が、右膨出部35及び左膨出部36の夫々の円弧状の上部に当接するので、下曲げ片51,52を下方から安定して支持することができない。また、バーナ組立10が不安定な状態で後方にガイドされることになるので、バーナ組立10の姿勢が傾いてしまうと、下曲げ片51,52の何れか一方が対応する右膨出部35又は左膨出部36の上部から滑り落ちる可能性もある。
そこで、本実施形態では、右膨出部35及び左膨出部36を、夫々の上部に平面部351,361を備えた特殊な膨出形状としたことで、右板部42の下曲げ片51の下端部、及び左板部43の下曲げ片52の下端部を下方から安定して支持できる。さらに、平面部351,361が前後方向に延びているので、下曲げ片51,52の夫々の下端部を前後方向に安定してガイドできる。
そして、後延設板部53の背面は、ケース本体21の後壁部33の内面と当接する。このとき、後板部41の嵌合部44は、後壁部33の凹部335と嵌合する。さらに、後延設板部53の下端部は、第1後膨出部37及び第2後膨出部38の夫々の上部に当接する。後止め部55は、第1後膨出部37の右端部の右側に配置される。後止め部55の固定孔551は、後壁部33の固定孔331と相対する。後止め部56は、第1後膨出部37の左端部と第2後膨出部38の右端部との間に配置される。後止め部56の固定孔561は、後壁部33の固定孔332と相対する。後止め部57は、第2後膨出部38の左端部の左側に配置される。後止め部57の固定孔571は、後壁部33の固定孔333と相対する。このとき、バーナ組立10は所定の高さ位置に仮支持された状態となる。
バーナ組立10をケース本体21内に挿入する際、後延設板部53の下端部が、第1後膨出部37及び第2後膨出部38の夫々の上部よりも下側に接触する場合がある。上記の通り、第1後膨出部37及び第2後膨出部38の夫々の長さ方向に直交する断面は、前方に向かって略円弧状に膨出するドーム状である。これにより、後延設板部53の下端部は、バーナ組立10が後方に押し込まれるにつれて、第1後膨出部37及び第2後膨出部38の夫々の表面を上部に向けて摺動する。つまり、後延設板部53の下端部は、第1後膨出部37及び第2後膨出部38の夫々の上部に誘導されて自動的に位置決めされる。
そして、バーナ組立10が所定の高さ位置に仮支持された状態で、固定孔551と331に対し、前方からネジ75を締結する。固定孔561と332に対し、前方からネジ76を締結する。固定孔571と333に対し、前方からネジ77を締結する。これにより、後止め部55~57がケース本体21の後壁部33の内面に固定されるので、バーナ組立10がケース本体21内に固定され、バーナ組立10の取り付けが完了する。
図9に示すように、ケース本体21内にバーナ組立10が固定された状態において、後延設板部53の背面は、後壁部33の内面と重合して密着する。下曲げ片51の右面、及び右板部42の前半部位の右面は、ケース本体21の右壁部31の内面と重合して密着する。下曲げ片52の左面、及び左板部43の前半部位の左面は、ケース本体21の左壁部32の内面と重合して密着する。これらにより、空気室101内の空気がケース本体21の内面を伝ってバーナ群25側に漏れるのを防止できる。
また、燃焼装置4は、後止め部55~57を、後延設板部53の下端部から更に下方に突出させることで、下板部24よりも下側の空気室101内に配置させている。これにより、仮に後止め部55~57において、ネジ75~77を締結した部分から空気が漏れたとしても、ケース本体21の外側に漏れるだけで、バーナ群25側には流れない。従って、バーナ群25における良好なガス燃焼に影響を与えない。
また、給湯器1の左右方向の幅が長い場合、後延設板部53の左右方向の幅が長くなる。仮に後延設板部53の中央の後止め部56が無ければ、ケース本体21の後壁部33の内面に対して後延設板部の下端の中央部分は浮き易くなる。本実施形態の給湯器1では、左右両側の後止め部55,57のみならず、中央にも後止め部56を設けているので、後延設板部53の下端部の中央部分を後壁部33の内面に固定できる。これにより、後壁部33の内面に対して後延設板部53の下端部の中央部分が浮いてしまうのを防止でき、確実に密着させることができる。
なお、ケース本体21からバーナ組立10を取り外す場合、図9に示す状態において、ケース本体21内の空気室101に対して正面から工具を差し入れ、3つの後止め部55~57からネジ75~76を順に取り外す。上記の通り、下曲げ片51,52の夫々の下端部は、ケース本体21内の右膨出部35及び左膨出部36の夫々の平面部351,361と当接し、後延設板部53の下端部は、第1後膨出部37及び第2後膨出部38の夫々の上部と当接した状態である。それ故、バーナ組立10を下から手で支えなくても、バーナ組立10は落下しない。
そして、図8,図7の順に示すように、バーナ組立10を手前側に引き出す。バーナ組立10は右膨出部35及び左膨出部36により仮支持された状態で前方に案内されるので、バーナ組立10を容易に引き出すことができる。このように、本実施形態の給湯器1では、並設状態のバーナ群25をケース本体21内に一体的に取り付けたり、取り外したりすることができるので、メンテナンス性を向上できる。
以上説明したように、本実施形態の給湯器1は、筐体2内に燃焼装置4を備える。燃焼装置4は、インナーケース20、複数のバーナユニット60、支持部材22、及び前壁28を備える。インナーケース20は、右壁部31、左壁部32、及び後壁部33を備え、前側が開放される。右壁部31と左壁部32は、後壁部33の左右両端から前方に延びる。複数のバーナユニット60は、淡側導入口61と濃側導入口62を前側に有し、厚み方向が左右方向となる姿勢で左右方向に並設され、バーナ群25を構成する。支持部材22は、バーナ群25をインナーケース20内に支持する。前壁28は、インナーケース20の前側を閉塞する。
支持部材22は、下板部24と支持板23を備える。下板部24は、バーナ群25の下側に配置され、下方から流れる空気を上方に通過させる複数の孔部500を備える。支持板23は、後板部41、右板部42、左板部43、及び前板部27を備える。後板部41、右板部42、左板部43、及び前板部27は、下板部24の後端部、左右両端部、及び前端部に夫々立設され、バーナ群25を後方、右方、左方、及び前方から取り囲んで支持する。右板部42と左板部43は、後板部41の左右両端部から前方に一体的に延設される。右板部42と左板部43の夫々の下端部には、下板部24の上面に重合し、下板部24とネジ止めされる第1右止め部47と第1左止め部49が設けられる。右板部42と左板部43の夫々の前端には、前止め部45,46が設けられる。前止め部45,46は、左右方向の内側に延びて前板部27の左右両端部の夫々に後方から重合し、前板部27とネジ止めされる。下板部24の後端部には、下方に延びる後延設板部53が設けられる。後延設板部53には、後止め部55~57が設けられる。後止め部55~57は、インナーケース20の後壁部33の内面にネジ止めされる。
上記構成を備える給湯器1によれば、支持部材22を構成する下板部24と支持板23はネジ止めにより一体化される。作業者が後止め部55~57のネジ止めを解除することで、並設状態を維持した状態のバーナ群25を一体的に、支持部材22と共にインナーケース20内から外側に容易に引き出せる。これにより、給湯器1はメンテナンス性を向上できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。給湯器1は潜熱回収型であるが、熱交換器が一つの顕熱回収型であってもよい。
支持板23の第1右止め部47と第1左止め部49は、左右方向の内側に向けて延びるが、外側に向けて延びていてもよい。
ケース本体21の後壁部33の内面に設けられた第1後膨出部37と第2後膨出部38は省略してもよい。ケース本体21の後壁部33の内面に設ける後膨出部について、本実施形態は、中央で分断された二つの第1後膨出部37と第2後膨出部38を備えるが、後膨出部の数については限定しない。一つよりも複数が好ましい。複数にすることで、各膨出部同士の間にも、後延設板部53の後止め部56を配置できるので、後壁部33の内面に対する後延設板部53の密着性を向上できる。
右膨出部35及び左膨出部36は長さ方向に直交する断面が略三角形の特殊形状であるが、膨出形状については特に限定しない。例えば、第1後膨出部37及び第2後膨出部38と同様の断面形状であってもよい。その場合、右膨出部35及び左膨出部36の夫々の高さ位置は、第1後膨出部37及び第2後膨出部38の夫々の高さ位置と同じであってもよい。
整流部材80は省略してもよい。整流部材80は、前壁84の上端部に2つの引掛け片86,87を備えるが、2つ以上であってもよい。
1 給湯器
2 筐体
4 燃焼装置
20 インナーケース
22 支持部材
24 下板部
27 前板部
28 前壁
31 右壁部
32 左壁部
33 後壁部
35 右膨出部
36 左膨出部
37 第1後膨出部
38 第2後膨出部
41 後板部
42 右板部
43 左板部
45,46 前止め部
47 第1右止め部
49 第1左止め部
51,52 下曲げ片
53 後延設板部
55~57 後止め部
60 バーナユニット
61 淡側導入口
62 濃側導入口
80 整流部材
81 底壁
82 右壁
83 左壁
84 前壁
85 後壁
86,87 引掛け片
88,89 固定片
351,361 平面部
500 孔部
541,542 係止孔
811 孔

Claims (9)

  1. 後壁部と、該後壁部の左右両端から前方に延びる一対の側壁部とを備え、前側が開放されたインナーケースと、
    ガス入口を前側に有し、厚み方向が左右方向となる姿勢で前記左右方向に並設された複数のバーナユニットと、
    並設された前記複数のバーナユニットを前記インナーケース内に支持する支持部材と、
    前記インナーケースの前側を閉塞する閉塞部材と
    を有する燃焼装置を備え、
    前記支持部材は、
    前記複数のバーナユニットの下側に配置され、下方から流れる空気を上方に通過させる複数の孔部を備えた下板部と、
    前記下板部の後端部、左右両端部、及び前端部に夫々立設され、前記各バーナユニットを後方、右方、左方、及び前方から取り囲んで支持する後板部、右板部、左板部、及び前板部と
    を備え、
    前記右板部と前記左板部は、前記後板部の左右両端部から前方に一体的に延設され、
    前記右板部と前記左板部の夫々の下端には、前記下板部の上面に重合し、前記下板部とネジ止めされる右止め部と左止め部が設けられ、
    前記右板部と前記左板部の夫々の前端には、前記左右方向の内側に延びて前記前板部の左右両端部の夫々に後方から重合し、前記前板部とネジ止めされる前止め部が設けられ、
    前記下板部の前記後端部には、下方に延びる後延設板部が設けられ、
    前記後延設板部には、前記インナーケースの前記後壁部の内面にネジ止めされる後止め部が設けられたこと
    を特徴とする給湯器。
  2. 前記一対の側壁部の夫々の内面には、前記インナーケースの内側に膨出し且つ前後方向に延びる左右膨出部が設けられ、
    前記下板部の前記左右両端部には、下方に向けて延びる左右延設板部が設けられ、
    前記左右延設板部の下端は、前記左右膨出部の上部に当接すること
    を特徴とする請求項1に記載の給湯器。
  3. 前記左右膨出部は、前記インナーケースの内側に向かって膨出し、且つ上部に上方向に向けられた平面部を備え、
    前記左右延設板部の下端は、前記平面部に当接すること
    を特徴とする請求項2に記載の給湯器。
  4. 前記後止め部は前記左右方向に間隔を空けて複数設けられる共に、前記後延設板部よりも更に下方に延びるように形成され、
    前記インナーケースの前記後壁部の前記内面において、前記左右方向に前記間隔を空けて隣り合う前記後止め部同士の間には、前記インナーケースの内側に膨出し且つ前記左右方向に延びる後膨出部が設けられ、
    前記後延設板部の下端が前記後膨出部の上部に当接すること
    を特徴とする請求項2又は3に記載の給湯器。
  5. 前記後止め部は、少なくとも前記後延設板部の前記下端の右端側、中央、左端側の3カ所に設けられ、
    前記後膨出部は、前記中央の前記後止め部において左右に分断されること
    を特徴とする請求項4に記載の給湯器。
  6. 前記左右膨出部の前記一対の側壁の夫々の下端からの高さ位置は、前記後膨出部の前記後壁部の下端からの高さ位置よりも高いこと
    を特徴とする請求項5に記載の給湯器。
  7. 前記後膨出部は、前記インナーケースの内側に向かって膨出し、且つ長さ方向に直交する断面がドーム状であること
    を特徴とする請求項4から6の何れか一に記載の給湯器。
  8. 前記下板部の下面には、当該下面を下方から覆うようにして、下方から流れる空気を上方に向けて整流する為の整流部材が固定され、
    前記整流部材は、前壁、右壁、左壁、後壁、及び複数の孔を有する底壁を備え、上部が開口する箱状に形成され、
    前記前壁の上端部には、前方に突出する引掛け片が設けられ、
    前記右壁と前記左壁の夫々の上端部には、左右一対の固定片が設けられ、
    前記整流部材は、前記下板部の前記前端部に設けられた係止孔に対して、前記引掛け片を下方から引掛けた状態で、当該引掛け片を中心に前記下板部の前記下面側に回動し、前記下板部の前記下面に重合した前記左右一対の固定片が、前記右止め部と前記左止め部と一緒に前記下板部に対してネジで共締めされることによって、前記下板部の前記下面に固定されていること
    を特徴とする請求項1から7の何れか一に記載の給湯器。
  9. 前記後延設板部は、前記インナーケースの前記後壁部の内面と重合すること
    を特徴とする請求項1から8の何れか一に記載の給湯器。
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