JP2023121499A - 給湯器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ビス締めによる組み間違いを防止できる給湯器を提供する。【解決手段】給湯器の燃焼ユニット3は、燃焼装置4とガス供給ユニット5で構成され、第1工程と第2工程を含む複数の工程で組付けられる。燃焼装置4とガス供給ユニット5には、第1工程及び第2工程ごとにビス締めされる複数のビス穴が設けられる。燃焼装置4の前壁28には、第1工程でビス締めされるべきビス穴52,54の他に多数のビス穴が設けられる。ビス穴52,54に夫々隣接する位置には識別マーク57,58が設けられる。識別マーク57,58は、第1工程でビス締めされるべきビス穴52,54と、その他のビス穴とを判別する。これにより、同一工程で使用するビス穴を明確化できるので、作業者がビス締めする際に組み間違いを防止できる。【選択図】図6

Description

本発明は、給湯器に関する。
従来、給湯器は燃焼装置を備える(例えば特許文献1参照)。燃焼装置は、インナーケース、支持部材、及び複数のバーナユニットを備える。インナーケースは、前側が開放された箱状である。支持部材はインナーケースの後壁部の内面にスポット溶接等で固定される。複数のバーナユニットは、厚み方向が左右方向となる姿勢で支持部材に取り付けられ、左右方向に並設された状態でインナーケース内に支持される。
特開2020-67218号公報
燃焼装置の組立工程にてビス留めする際に似たようなビス穴が同一面に複数ある部品において、同一工程の中でビス締めすべきビス穴を間違えてしまい、部品の組み間違えを起こすという問題点があった。
本発明の目的は、ビス締めによる組み間違いを防止できる給湯器を提供することである。
請求項1の給湯器は、複数の工程で組み付けられ、当該複数の工程ごとにビス締めされる複数のビス穴が設けられた部品を備え、前記部品には、前記複数の工程のうちその他の部品に同一工程でビス締めされるべきビス穴と、その他のビス穴とを判別する為のマークが設けられたことを特徴とする。
請求項2の給湯器の前記複数のビス穴は、前記部品の同一面に設けられてもよい。
請求項3の給湯器の前記マークは、前記部品において、前記同一工程でビス締めされるべき特定のビス穴に隣接して設けられていてもよい。
請求項4の給湯器の前記マークは前記部品に刻設されていてもよい。
請求項5の給湯器の前記マークは、前記工程ごとに互いに識別可能に設けられていてもよい。
請求項6の給湯器において、前記複数の工程は、前記その他の部品である第1の他部品に前記部品を組み付ける第1工程と、前記第1工程で前記部品を組み付けた前記第1の他部品に、前記第1の他部品とは異なる第2の他部品を組み付ける第2工程とを備え、前記同一工程でビス締めされるべきビス穴とは、前記第1工程でビス締めされるべきビス穴であって、前記その他のビス穴とは、前記第2工程でビス締めされるべきビス穴を含んでもよい。
請求項1の給湯器によれば、マークが部品に設けられているので、同一工程で使用するビス穴を明確化できる。これにより、作業者がビス締めする際に組み間違えするのを防止できる。また、マークがあることで、例えば「このマークの表示があるビス穴を締結する」という作業指導ができる。
請求項2の給湯器によれば、似たような複数のビス穴が部品の同一面に似たような位置に設けられていても、マークが設けられているので、同一工程でビス締めするビス穴を容易に特定できる。
請求項3の給湯器によれば、同一工程でビス締めされるべき特定のビス穴を容易に特定できる。
請求項4の給湯器によれば、マークが部品から消失するのを防止できる。また、プレスの工程を増やすことなくマークを形成できるので、安価に実施できる。
請求項5の給湯器によれば、2つ以上の多工程で組み立てる部品であっても、工程ごとにビス締めするビス穴を間違えずに作業を行える。
請求項6の給湯器によれば、第1工程において、ビス締めされるべきビス穴をマークによって明確化できるので、その他の穴を誤ってビス締めしてしまうことを防止できる。また、第1工程後の部品について、マークを確認することよって、第1工程でビス締めされるべきビス穴が正しくビス締めされているか、その他のビス穴に誤ってビス締めしていないかを目視で容易に判断できる。
給湯器1の正面図である。 燃焼ユニット3の斜視図である。 燃焼ユニット3の正面図である。 燃焼装置4の斜視図である。 燃焼装置4の正面図である。 燃焼ユニット3の分解斜視図である。 第1工程を示す図である。 第2工程を示す図である。
以下、本発明の実施形態を説明する。以下に記載される装置構成などは、特定的な記載がない限り、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明する為に用いられるものである。
図1~図3を参照し、給湯器1の構成を説明する。図1に示すように、給湯器1は、潜熱回収型のガス給湯器である。給湯器1は筐体2内に、燃焼ユニット3、一次熱交換器6、及び二次熱交換器7等を備える。なお、図1において、筐体2の前面に設けられるカバーは省略する。
図2,図3に示すように、燃焼ユニット3は、燃焼装置4とガス供給ユニット5を備える。燃焼装置4はインナーケース20を備える。インナーケース20は上部が開放された角箱状である(図2参照)。インナーケース20内には、バーナ群25が収容される。バーナ群25は複数の濃淡バーナで構成され、図示外の支持部材により、インナーケース20内に支持される。バーナ群25は、ガスと空気の混合気を燃焼して燃焼排気を発生する。バーナ群25は複数の濃淡バーナで構成される。インナーケース20の下部には、ファン9が取り付けられる(図1参照)。ファン9は、燃焼用空気をバーナ群25に供給する。
図1に示すように、ガス供給ユニット5は板状に形成され、インナーケース20の前面の下側部に固定される。ガス供給ユニット5は、バーナ群25にガスを分配供給する。なお、燃焼装置4とガス供給ユニット5の夫々の具体的構造については後述する。
一次熱交換器6は燃焼装置4の上部に設けられる。燃焼排気は一次熱交換器6内を上方に通過する。一次熱交換器6は燃焼排気と伝熱管6A内を流れる水との熱交換を行い、燃焼排気から顕熱を回収する。二次熱交換器7は一次熱交換器6の上部に設けられる。一次熱交換器6を通過した燃焼排気は、二次熱交換器7内を上方に通過する。二次熱交換器7は燃焼排気と伝熱管(図示略)内を流れる水との熱交換を行い、燃焼排気から潜熱を回収する。
筐体2の上面には、排気筒8が設けられる。排気筒8は、筐体2の上面から上方に突出し、二次熱交換器7を通過した燃焼排気を筐体2外へ排出する。筐体2の下面には、ガス入口11、水入口12、及び湯出口13が設けられる。ガス入口11にはガス管(図示略)が接続される。水入口12には水道管(図示略)が接続される。湯出口13には給湯栓への配管(図示略)が接続される。
筐体2内において、ガス入口11は、ガス管19を介してガス供給ユニット5に接続される。ガス管19は元弁と比例弁等(図示略)を備える。水入口12は給水部14に接続される。給水部14は給水管15を介して、二次熱交換器7の入口に接続される。二次熱交換器7の出口は中継管17を介して、一次熱交換器6の入口と接続する。一次熱交換器6の出口は出湯管18を介して、湯出口13と接続する。給水部14と出湯管18との間には、バイパス管16A,16Bが接続される。バイパス管16A,16Bは一次熱交換器6と二次熱交換器7を介さずに、給水部14から供給される水の一部を、出湯管18を流れる湯水に合流させる。
図4~図6を参照し、燃焼装置4の構造を説明する。図4,図5に示すように、燃焼装置4は、インナーケース20とバーナ組立10を備える。インナーケース20は、ケース本体30と前壁28を備える。ケース本体30は上面と前面が開放された角箱状である。前壁28は、ケース本体30の前面上側を閉塞するように固定される。
ケース本体30の構造を説明する。図6に示すように、ケース本体30は、右壁部31、左壁部32、後壁部33、及び底壁部34を備える。右壁部31と左壁部32の夫々の前端部には、固定片35,36が夫々外向きに折曲形成される。固定片35の上部にはビス穴351が設けられ、固定片35の上下方向中間部よりもやや上側にはビス穴352が設けられ、固定片35の上下方向中間部よりも下側にはビス穴353が設けられる。ビス穴351~353は固定片35を前後方向に貫通する。固定片36の上部にはビス穴361が設けられ、固定片36の上下方向中間部よりもやや上側にはビス穴362が設けられ、固定片36の上下方向中間部よりも下側にはビス穴363が設けられる。固定片35,36には、前壁28とガス供給ユニット5がネジ止めされる。
底壁部34の下面の左後方部には、開口部(図示略)が設けられる。その開口部を下側から覆うようにしてファン9が固定される(図1参照)。ファン9から送風される燃焼用空気は開口部を通じて、ケース本体30内に流入する。底壁部34の前端部には、上方に突出する固定片38が設けられる。固定片38は正面視左右方向に延びる略矩形状に形成される。固定片38の左右方向中間部よりも右側にはビス穴381が設けられ、左右方向中間部よりも左側にはビス穴382が設けられる。
バーナ組立10の構造を説明する。バーナ組立10は、バーナ群25、支持部材(図示略)、及び前板部27を備える。バーナ群25は複数の濃淡バーナで構成され、厚み方向が左右方向となる姿勢で左右方向に並設される。支持部材はバーナ群25を一体的に支持する。前板部27は、バーナ群25の前側に取り付けられる。前板部27には、上下一組の開口部271,272が左右方向に複数並設される。開口部271,272は、濃淡バーナの前側に設けられた淡側導入口(図示略)、及び濃側導入口(図示略)の夫々に対応する。前板部27の上端部には、上側固定片273が設けられる。上側固定片273は正面視左右方向に長い略矩形状に形成される。上側固定片273の左右方向中央部よりもやや右側にはビス穴275が設けられ、左右方向中央部よりも左側にはビス穴276が設けられる。バーナ組立10は、ケース本体30内に前側から挿入されてネジ止めされる。
前壁28の構造を説明する。前壁28は、正面視左右方向に長い矩形状であり、ケース本体30の前面上側を閉塞するように固定される。前壁28の左右方向の略中央には、点火用の放電電極55と炎検出用電極としてのフレームロッド56が固定される。前壁28の右端部の上下には、ビス穴41,42が設けられ、左端部の上下には、ビス穴43,44が設けられる。ビス穴41~44は、前壁28をケース本体30の固定片35,36の上側部に固定する為の穴である。
前壁28の下端部には、6個のビス穴45~50が右側から左側にかけて順に互いに間隔を空けて設けられる。ビス穴46と47の間には、2つのビス穴51,52が横並びに間隔を空けて設けられる。ビス穴51はビス穴46の左側に位置し、ビス穴52はビス穴47の右側で且つ放電電極55の下方に位置する。ビス穴49の右側にはビス穴53が設けられる。ビス穴49と50の間にはビス穴54が設けられる。
これら4つのビス穴51~54は、ビス穴45~50よりも小さく、互いに同一サイズ及び同一形状のビス穴である。これら4つのビス穴51~54のうち、2つのビス穴52と54は、後述の第1工程でビス締めされる第1ビス穴である。それ故、ビス穴52の右側で且つ隣接する位置には識別マーク57が刻設され、ビス穴54の左側で且つ隣接する位置には識別マーク58が刻設される。識別マーク57はビス穴52を右側から指し示す為に「<」の形状となっている。識別マーク58はビス穴54を左側から指し示す為に「>」の形状となっている。識別マーク57,58は第1ビス穴であることを示す。
ガス供給ユニット5の構造を説明する。ガス供給ユニット5は、本体部60、裏板部62を備える。本体部60は板状に形成され、矩形状部601と下方延設部602を備える。矩形状部601は正面視横長の略矩形状に形成され、左下角部には、略L字状の切欠き部603が設けられる。下方延設部602は、矩形状部601の右下角部から下方に延設される。下方延設部602の前面には、上下方向に延びる凸状部64が設けられる。
矩形状部601の前面の下端部には、左右方向に延びる凸状部65が設けられる。矩形状部601の前面における凸状部65の上側には、右から順に4つの凸状部66~69が設けられる。凸状部66~69は正面視略T字状に形成され、左右両側の凸状部66と69の左右方向の幅が広く、その間の凸状部67と68の左右方向の幅はそれらに比べて狭くなっている。これら6つの凸状部64~69は、本体部60の前面から前側に膨出する。
下方延設部602の下端部には、入口部63が設けられる。入口部63には、ガス管19の終端が接続される。下方延設部602の内部には、入口部63から矩形状部601に向かって上方に延びる第1ガス流路(図示略)が設けられる。凸状部64は第1ガス流路に対応する位置に設けられる。矩形状部601の内部には、第1ガス流路の上端部から左方向に延びる第2ガス流路(図示略)と、第2ガス流路から上方に分岐する4本の第1~第4流路(図示略)とが設けられる。第1~第4流路は、右側から左側にかけて順に設けられる。第2ガス流路と第1~第4流路の夫々との間には電磁弁(図示略)が夫々設けられる。各電磁弁は制御部(図示略)の制御により、第2ガス流路と第1~第4流路との間の通路を夫々開閉する。
凸状部65は第2ガス流路に対応する位置に設けられる。凸状部65~69は、第1~第4流路に夫々対応する位置に設けられる。矩形状部601の後面には、第1~第4流路を流れたガスを各濃淡バーナに向けて供給する複数の供給口(図示略)が設けられる。複数の供給口は、前板部27に左右方向に並設された複数の開口部271,272に対応する位置に設けられる。
矩形状部601の右端部の上下方向中間部よりもやや上側には、ビス穴71が設けられる。矩形状部601の略中央部であって、凸状部66と67の間にはビス穴72が設けられ、凸状部68と69の間にはビス穴73が設けられる。矩形状部601の上端部の左右方向中央部よりもやや右側には、ビス穴74が設けられ、左右方向中央部よりも左側には、ビス穴75が設けられる。そして、矩形状部601及び下方延設部602には、さらに多数の穴77が設けられる。なお、図6と図8において、ガス供給ユニット5の本体部60には多数の穴77が設けられるが、見易さを考慮して一箇所の穴のみ符号77を指している。
裏板部62は本体部60の後面に固定され、矩形状部601の形状に合わせて左右方向に長い略矩形状に形成される。裏板部62の左端部は、矩形状部601の左端部より左方に突出する。その左方に突出した部分において、上下方向略中央部にはビス穴76が設けられる。
上記構成の本体部60において、ビス穴71~76は後述の第2工程でビス締めされる第2ビス穴である。それ故、ビス穴71の左側で且つ隣接する位置には識別マーク81が刻設され、ビス穴72の下側で且つ隣接する位置には識別マーク82が刻設され、ビス穴73の下側で且つ隣接する位置には識別マーク83が刻設され、ビス穴74の左側で且つ隣接する位置には識別マーク84が刻設され、ビス穴75の右側で且つ隣接する位置には識別マーク85が刻設される。そして、矩形状部601の左端部であって、裏板部62の左端部に設けられたビス穴76の右側で且つ隣接する位置には、識別マーク86が刻設される。識別マーク81~86は「△」形状の一頂点を対応するビス穴に向けて配置することによって、第2ビス穴であることを示す。
図6~図8を参照し、燃焼ユニット3の組立工程を説明する。なお、本実施形態では、燃焼ユニット3の組立工程のうち、燃焼装置4に前壁28を固定する第1工程と、燃焼装置4にガス供給ユニット5を固定する第2工程について説明する。
図6,図7を参照し、第1工程について説明する。作業者は、ケース本体30の内側にバーナ組立10が固定された状態で、ケース本体30の開口する前面の上側部に、前壁28を位置決めする。このとき、前壁28の右端側のビス穴41,42は、ケース本体30の右側の固定片35のビス穴351,352に相対し、左端側のビス穴43,44は、ケース本体30の左側の固定片36のビス穴361,362に相対する。さらに、前壁28のビス穴52は、前板部27の上側固定片273に設けられた右側のビス穴275に相対し、前壁28のビス穴54は、前板部27の上側固定片273に設けられた左側のビス穴276に相対する。
ここで、前壁28において、第1工程でビス締めする第1ビス穴は、4つのビス穴41~44に加えて、2つのビス穴52と53である。しかしながら、前壁28の同一平面である前面の下端部には、2つのビス穴52と53以外に、ビス穴45~50、ビス穴51,54が左右方向に混在して並んでいる。そこで、本実施形態では、識別マーク57,58を確認することで、作業者は、ビス穴52と53が第1工程でビス締めすべき第2ビス穴であることを一目で区別できる。
作業者は、前壁28のビス穴41~44を介して、ビス穴351,352,361,362に対してビス91~94を夫々締結する。さらに、識別マーク57,58で識別されたビス穴52と54を介して、ビス穴275と276に対してビス95と96を夫々締結する。ケース本体30の開口する前面の上側部に前壁28が固定されることにより、第1工程が終了し、燃焼装置4が完成する(図4,図5参照)。このように、似たような穴が近くに並んで混在していても、第1工程でビス締めすべきビス穴52と54を容易に見つけることができるので、ビス穴の間違いによるケース本体30に対する前壁28の組み間違いを防止できる。
図8を参照し、第2工程について説明する。第1工程が終了すると、作業者は第2工程を行う。作業者は、前壁28が固定されたケース本体30の前面の下側部に対して、ガス供給ユニット5を位置決めする。このとき、ガス供給ユニット5のビス穴71は、ケース本体30の右側の固定片35のビス穴353に相対し、ビス穴72は、ケース本体30の固定片38のビス穴381に相対し、ビス穴73は、ケース本体30の固定片38のビス穴382に相対し、ビス穴74は、前壁28のビス穴51に相対し、ビス穴75は、前壁28のビス穴53に相対し、ビス穴76は、ケース本体30の左側の固定片36のビス穴363に相対する。
ここで、ガス供給ユニット5において、第2工程でビス締めする第2ビス穴は、6つのビス穴71~76である。しかしながら、ガス供給ユニット5の同一平面である前面には、これらビス穴71~76以外に、多数の穴77が至るところに混在して配置されている。そこで、本実施形態では、識別マーク81~86を確認することで、作業者は、ビス穴71~76が第2工程でビス締めすべき第2ビス穴であることを一目で区別できる。
作業者は、ガス供給ユニット5のビス穴71~76を介して、ビス穴353,381,382,ビス穴51,53、ビス穴363に対してビス101~106を夫々締結する。ケース本体30の前面の下側部にガス供給ユニット5が固定されることにより、第2工程が終了し、燃焼ユニット3が完成する(図2,図3参照)。このように、似たような穴が近くに並んで混在していても、第2工程でビス締めすべきビス穴71~76を容易に見つけることができるので、ビス穴の間違いによるケース本体30及び前壁28に対するガス供給ユニット5の組み間違いを防止できる。
なお、第1ビス穴を示す識別マーク57,58の形状と、第2ビス穴を示す識別マーク81~86の形状とは互いに異なっている。これにより、第1工程と第2工程を含む多工程で組み立てる燃焼ユニット3において、作業に慣れていない初心者であっても、第1工程でビス締めする第1ビス穴と、第2工程でビス締めする第2ビス穴とを間違えずにビス締めできるので、スムーズに作業を進めることができる。
また、前壁28に設けられる識別マーク57,58、及びガス供給ユニット5に設けられる識別マーク81~86は何れも刻設なので、これら識別マークが部品から消失するのを防止できる。また、前壁28及びガス供給ユニット5の製造におけるプレスの工程を増やすことなく識別マークを形成できるので、安価に実施できる。
上記説明において、前壁28、及びガス供給ユニット5の本体部60は本発明の「部品」の一例である。ビス穴52,54、及びビス穴71~76は、本発明の「同一工程でビス締めされるべきビス穴」の一例である。識別マーク57,58,81~86は本発明の「マーク」の一例である。また、前壁28を本発明の「部品」の一例、燃焼装置4を本発明の「第1の他部品」の一例、本体部60を本発明の「第2の他部品」の一例とした場合、前壁28に設けられるビス穴52,54が、本発明の「同一工程でビス締めされるべきビス穴」の一例であり、識別マーク57,58が本発明の「マーク」の一例である。
以上説明したように、本実施形態の給湯器1の燃焼ユニット3は、燃焼装置4とガス供給ユニット5で構成され、第1工程と第2工程を含む複数の工程で組付けられる。そして、燃焼装置4とガス供給ユニット5には、少なくとも第1工程及び第2工程ごとにビス締めされる複数のビス穴が設けられる。例えば、燃焼装置4の前壁28には、第1工程でビス締めされるべきビス穴52,54の他に多数のビス穴が設けられる。ビス穴52,54に夫々隣接する位置には、識別マーク57,58が設けられる。識別マーク57,58は、第1工程でビス締めされるべきビス穴52,54と、その他のビス穴とを判別する。これにより、同一工程で使用するビス穴を明確化できるので、作業者がビス締めする際に組み間違いを防止できる。また、識別マーク57,58があることで、例えば作業者に対して、「このマークの表示があるビス穴を締結する」という作業指導ができる。
また、第1工程において、ビス締めされるべきビス穴52,54を識別マーク57,58によって明確化できるので、その他のビス穴を誤ってビス締めしてしまうことを防止できる。また、第1工程後の前壁28において、識別マーク57,58を確認することよって、ビス穴52,54が正しくビス締めされているか、その他のビス穴に誤ってビス締めしていないかを目視で容易に判断できる。これにより、第2工程を行う前に、誤ってビス締めしたビス穴からビスを外し、ビス締めされるべきビス穴52,54に正しくビス締めし直すことができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。前壁28に設けられる識別マーク57,58、及びガス供給ユニット5に設けられる識別マーク81~86は何れも刻設であるが、その他の方法で設けてもよく、例えば印刷、又は識別マークのシール等を貼り付けてもよい。また、識別マーク57,58及び識別マーク81~86の夫々の形状は上記実施形態と異なる形状であってもよく、対象のビス穴が他の対象外のビス穴と識別可能であればよい。ま上記実施形態のような記号の他、矢印でもよく、文字であってもよい。識別マーク57,58と識別マーク81~86は別工程でビス締めされるビス穴を識別するので、互いに異なる形状であるのが望ましいが、同一であってもよい。また、工程ごとに識別マークの色を変えてもよい。
また、上記実施形態では、説明の便宜上、燃焼ユニット3の製造工程のうち第1工程と第2工程の夫々においてビス締めされる第1ビス穴及び第2ビス穴と、それらに隣接して設けられる識別マークについて説明したが、その他の工程においても同一工程でビス締めされるビス穴に隣接して識別マークを設けるとよい。
給湯器1は潜熱回収型の給湯器であるが、熱交換器が一つの顕熱回収型の給湯器であってもよい。
1 給湯器
3 燃焼ユニット
4 燃焼装置
5 ガス供給ユニット
20 インナーケース
28 前壁
30 ケース本体
52,54 ビス穴
57,58 識別マーク
60 本体部
71~76 ビス穴
77 穴
81~86 識別マーク

Claims (6)

  1. 複数の工程で組み付けられ、当該複数の工程ごとにビス締めされる複数のビス穴が設けられた部品を備え、前記部品には、前記複数の工程のうちその他の部品に同一工程でビス締めされるべきビス穴と、その他のビス穴とを判別する為のマークが設けられたこと
    を特徴とする給湯器。
  2. 前記複数のビス穴は、前記部品の同一面に設けられたこと
    を特徴とする請求項1に記載の給湯器。
  3. 前記マークは、前記部品において、前記同一工程でビス締めされるべき特定のビス穴に隣接して設けられたこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載の給湯器。
  4. 前記マークは前記部品に刻設されたこと
    を特徴とする請求項1から3の何れか一に記載の給湯器。
  5. 前記マークは、前記工程ごとに互いに識別可能に設けられたこと
    を特徴とする請求項1から4の何れか一に記載の給湯器。
  6. 前記複数の工程は、
    前記その他の部品である第1の他部品に前記部品を組み付ける第1工程と、
    前記第1工程で前記部品を組み付けた前記第1の他部品に、前記第1の他部品とは異なる第2の他部品を組み付ける第2工程と
    を備え、
    前記同一工程でビス締めされるべきビス穴とは、前記第1工程でビス締めされるべきビス穴であって、
    前記その他のビス穴とは、前記第2工程でビス締めされるべきビス穴を含むこと
    を特徴とする請求項1から5の何れか一に記載の給湯器。
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