JP2023078544A - 検査システムおよび検査方法 - Google Patents

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Yoshitomi Sameda
徹 高仲
Toru Takanaka
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勝也 横川
Katsuya Yokogawa
寿治 杉野
Toshiharu Sugino
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Abstract

【課題】 管の検査を効率良く行うことを可能にすること。【解決手段】 実施形態の検査システムは、超音波センサと、撮像装置と、光学系部材と、前記超音波センサが前記光学系部材を介して管の周方向の各部への超音波の送信およびその反射波の受信を行うとともに、前記撮像装置が前記光学系部材を介して前記管の内面の周方向の各部を撮像するように、前記光学系部材を前記管の周方向に回転させるモータとを備え、前記管の長手方向へ移動するセンサヘッドと、前記超音波センサによる送受信の結果から、前記管の周方向および長手方向の各部の厚さを求める管厚演算部と、前記管厚演算部により求められた前記管の周方向および長手方向の各部の厚さを表す画像と、前記撮像装置による撮像の結果から得られる前記管の内面の周方向および長手方向の各部を表す画像とを比較できるように合わせた画像情報を生成する画像統合部とを具備する。【選択図】 図1A

Description

本発明の実施形態は、検査システムおよび検査方法に関する。
水道管などの管は地中にある。そのため、管の検査を行う際には、消火栓などからカメラを管路内に挿入し、カメラなどの撮像装置で撮像された映像を通じて管の錆や堆積物の有無などを調査する。また、管路内にさらに超音波センサを挿入し、超音波センサから管壁に向けて送信する超音波の反射波を検出すれば、管壁の厚さ(管厚)を測定することもできる。
特許第6039599号公報
撮像装置を用いた管路内の撮像と、超音波センサを用いた管厚の測定とは、別々の作業となる。そのため、両方を実施しようとすると、全体の作業量が多くなり、多大な時間を要する。また、管路内の撮像の結果と管厚の測定の結果とを別々に生成しだけでは、双方の結果を十分に活かしているとはいえない。
発明が解決しようとする課題は、管の検査を効率良く行うことを可能にする検査システムおよび検査方法を提供することにある。
実施形態の検査システムは、超音波センサと、撮像装置と、光学系部材と、前記超音波センサが前記光学系部材を介して管の周方向の各部への超音波の送信およびその反射波の受信を行うとともに、前記撮像装置が前記光学系部材を介して前記管の内面の周方向の各部を撮像するように、前記光学系部材を前記管の周方向に回転させるモータとを備え、前記管の長手方向へ移動するセンサヘッドと、前記超音波センサによる送受信の結果から、前記管の周方向および長手方向の各部の厚さを求める管厚演算部と、前記管厚演算部により求められた前記管の周方向および長手方向の各部の厚さを表す画像と、前記撮像装置による撮像の結果から得られる前記管の内面の周方向および長手方向の各部を表す画像とを比較できるように合わせた画像情報を生成する画像統合部とを具備する。
第1の実施形態に係る検査システムの構成の一例を示す図。 図1A中に示されるセンサヘッド2を管1の長手方向から見た構造の一例を示す図。 第1の実施形態による地上装置5の構成の一例を示す図。 超音波が管壁に向けて送信された後に受信される各種の反射波の特徴を示す図。 第1の実施形態による2種類の画像の展開図を合わせた例を示す図。 第1の実施形態による検査システムの動作の一例(その1)を示すフローチャート。 第1の実施形態による検査システムの動作の一例(その2)を示すフローチャート。 図5および図6のそれぞれのステップS19で行われる劣化度の判定に使用される判定基準(指針)の例を示す図。 図5および図6のそれぞれのステップS19で行われる劣化度の判定に使用される判定基準(指針)の例を示す図。 図4に示される第1の画像および第2の画像のそれぞれに、劣化度を示す情報もしくは注意喚起を示す情報を付加した例を示す図。 第2の実施形態に係る検査システムのセンサヘッド2を中心とした構成の一例を示す図。 第2の実施形態による地上装置5の構成の一例を示す図。 第2の実施形態による2種類の画像の展開図を合わせた例を示す図。 第3の実施形態に係る検査システムのセンサヘッド2を中心とした構成の一例を示す図。 図12A中に示されるセンサヘッド2を管1の長手方向から見た構造の一例を示す図。 第3の実施形態による地上装置5の構成の一例を示す図。 第3の実施形態による検査システムの動作の一例を示すフローチャート。 第4の実施形態に係る検査システムのセンサヘッド2を中心とした構成の一例を示す図。 図15A中に示されるセンサヘッド2を管1の長手方向から見た構造の一例を示す図。 第3及び第4の実施形態に適用される複数の超音波センサの配置の変形例を示す図。
以下、図面を参照して、実施の形態について説明する。
<第1の実施形態>
最初に、第1の実施形態について説明する。
(構成)
図1Aに、第1の実施形態に係る検査システムの構成の一例を示す。また、図1Bに、図1A中に示されるセンサヘッド2を管1の長手方向から見た構造の一例を示す。
本実施形態では、水道管などの管1の検査において、管1の管厚の測定が行われるとともに、管1の内面の撮像が行われる。
図1Aに示される検査システムは、円筒形状のセンサヘッド2と、地上に配置される装置(地上装置)5とを含む。地上装置5は、プロセッサを有する情報処理装置(後述)を含む。センサヘッド2と地上装置5とはケーブルCで接続される。
センサヘッド2は、ケーブルCが接続された状態で例えば消火栓Hの放水口から水で満たされた管1の管路内に挿入された状態で使用される。センサヘッド2は、管1の長手方向へ移動することができる。
センサヘッド2には、スキッドまたはタイヤ21が取り付けられる。スキッドまたはタイヤ21は、センサヘッド2の姿勢を安定した状態に保持しながら管1の長手方向に移動させることを可能にする。センサヘッド2は、例えば水の流れFの方向へ走行させてもよいし、逆の方向に走行させてもよい。センサヘッド2を走行させる方向は、ケーブルCを引く、離す、又は送り出す操作により制御することができる。
センサヘッド2は、回転可能な筒状部材100、超音波の送受信を行う超音波センサ101、撮像を行うカメラ(撮像装置)102、駆動力を生成するモータ103、超音波や光などを反射するミラー(光学系部材)104、重力方向(上下方向)を計測する加速度センサ105などを備える。カメラ102には、照明が備えられる。加速度センサ105により計測された重力方向を示すデータは、ケーブルCを通じて地上装置5内の情報処理装置のプロセッサへ伝えられる。
筒状部材100は、軸受けベアリングに支持される。この筒状部材100には、ミラー104が取り付けられている。
超音波センサ101とカメラ102とは、並ぶように配置される。図1中のPは、超音波センサ101が送受信する超音波の経路を表している。また、図1中のPは、カメラ102の視野範囲を表している。
超音波センサ101の送信部から送信される超音波は、経路Pを通り、ミラー104に反射して、管1の壁面に垂直に入射する。超音波の反射波は、同じ経路を逆方向に進み、ミラー104に反射して、超音波センサ101の受信部に入る。超音波センサ101による受信で得られた信号は、ケーブルCを通じて地上装置5内の情報処理装置のプロセッサへ伝えられる。
カメラ102は、視野範囲Pにおいてミラー104に反射する管1の壁面の領域を撮像する。カメラ102において撮像された画像は、ケーブルCを通じて地上装置5内の情報処理装置のプロセッサへ伝えられる。
モータ103は、軸受けベアリングの一部に噛合するギアGを駆動することにより、筒状部材100を回転させる(すなわち、ミラー104を回転させる)。
モータ103は、超音波センサ101がミラー104を介して管1の周方向の各部への超音波の送信およびその反射波の受信を行うとともに、カメラ102がミラー104を介して管1の内面の周方向の各部を撮像するように、ミラー104を管1の周方向に回転させる。このモータ103からは、当該モータ103の駆動によりミラー104が基準位置から回転する角度(以下、「回転角」と呼ぶ)を示すデータを得ることができる。回転角を示すデータは、原点スイッチやロータリエンコーダを使用することで得られる。この回転角と上記した重力方向とから、超音波が重力方向に対して壁面に入射する方向(重力方向に対するミラー104の方向)を特定することができる。回転角を示すデータは、ケーブルCを通じて地上装置5へ伝えられる。
地上には、地上装置5のほか、ケーブルCを巻くためのリール4や位置計測器3が設けられる。位置計測器3は、ケーブルCに接触するローラ10の回転数からセンサヘッド2が管路内で基準の位置から長手方向へ進入した長さ(以下、「進入長」と呼ぶ)を計測するものである。進入長の計測により、センサヘッド2の管路内の長手方向の位置を特定することができ、さらに超音波センサ101から送信される超音波が壁面に入射する管路内の長手方向の位置を特定することができる。位置計測器3により計測された進入長のデータは、ケーブルCまたは図示しない別のケーブルを通じて情報処理装置のプロセッサへ伝えられる。
なお、進入長は、別の手法で得るようにしてもよい。例えば、位置計測器3は、リール4の回転数を計測することにより進入長を求める機能を有するものであってもよいし、タイヤ21の回転数を計測することにより進入長を求める機能を有するものであってもよい。
管1の各部における管厚の測定は、センサヘッド2を管1の長手方向に移動させながら且つミラー104を管1の周方向に回転させながら連続的に行ってもよいし、あるいは、停止しているときにだけ管厚の測定を行い、その都度、センサヘッド2を管1の長手方向に一定距離だけ移動させたり、ミラー104を管1の周方向に一定角度だけ回転させたりして、再び停止した状態で管厚の測定を行うといった処理を繰り返してもよい。
(地上装置5の構成)
図2に、第1の実施形態による地上装置5の構成の一例を示す。なお、図2には、センサヘッド2側の要素の一部も図示されている。地上装置5は、前述した位置計測器3のほか、送受信回路111、モータ駆動回路113、表示部6、プロセッサ7、メモリ8、および記録部9を含む。表示部6、プロセッサ7、メモリ8、および記録部9は、情報処理装置(コンピュータ)を構成する。
但し、図2は一例を示すものであって、この例に限定されるものではない。地上装置5を構成する要素の一部は、センサヘッド2に設けられてもよい。例えば、送受信回路111、モータ駆動回路113、プロセッサ7、メモリ8、および記録部9の全てまたは一部を、センサヘッド2に設けるようにしてもよい。
送受信回路111は、超音波センサ1に送信周波数および電圧の印加を行う送信回路と、超音波センサ1により受信された反射波の信号を増幅する受信回路と、送受信を切り替える切り替え回路とを含む。
モータ駆動回路113は、モータ103を駆動するとともに、モータ103の駆動によりミラー104が基準位置から回転する回転角のデータを、原点スイッチなどを通じて得る。
プロセッサ7は、回転制御部71、管厚演算部72、画像統合部73、劣化判定部74などの各種の機能を有する。プロセッサ7が有する各種の機能は、例えばコンピュータに実現させるためのプログラムとして構築される。プロセッサ7は、プログラムを実行するときに例えばメモリ8を作業領域に使用する。
回転制御部71は、モータ駆動回路113を制御することで、モータ103により筒状部材100を回転させる(すなわち、ミラー104を回転させる)。
ミラー104を回転させる速度は、測定対象の菅2の径の大きさに応じて調整してもよい。例えば、菅2の径が大きい場合は、ミラー104を回転させる速度を小さくすることで、管厚の測定および管内面の撮像で得られる画像の品質の低下を抑えることができる。
また、回転制御部71は、モータ駆動回路113から得られる回転角のデータと、加速度センサ105から得られる重力方向のデータとから、超音波が重力方向に対して壁面に入射する方向(すなわち、重力方向に対するミラー104の方向)を得る。
管厚演算部72は、超音波センサ101による送受信の結果から管1の周方向および長手方向の各部の厚さを求める。
具体的には、管厚演算部72は、送受信回路111を制御することで、超音波センサ101で受信される反射波(管1の管内面で反射した反射波および管1の管外面で反射した反射波を含む)の信号を取得し、当該信号から管1の厚さを演算して求める。図3に、超音波が管壁に向けて送信された後に受信される各種の反射波の特徴を示す。
図3のグラフにおいて、横軸は超音波送信後の時間を示し、縦軸は受信される反射波の信号レベルを示す。図3のグラフ中の反射波W1,W2,W3は、それぞれ、超音波センサ101からの超音波が管壁に向けて送信された後に当該超音波センサ101で受信される到達時間の異なる反射波である。反射波W1は、管1の管内面で反射した反射波であり、反射波W2は、管1の管外面で反射した反射波であり、反射波W3は、管1の管外面で多重反射した反射波(管1の管外面で反射した後に管1の管内面で反射して再び管1の管外面で反射した反射波など)である。
ここで、超音波センサ101で受信される反射波W1の信号レベルと反射波W2の信号レベルとがそれぞれ一定以上であれば、反射波W1および反射波W2を検出することができ、反射波W1の到達時間と反射波W2の到達時間との時間差Δtから、管1の厚さを測定することが可能になる。
超音波センサ101により受信された時間差を伴う各反射波の信号は、超音波センサ101から送受信回路111を経由して管厚演算部72に伝えられる。
画像統合部73は、管厚演算部72により求められた管1の周方向および長手方向の各部の厚さを表す画像の展開図(第1の画像)と、カメラ102による撮像の結果から得られる管1の内面の周方向および長手方向の各部を表す画像の展開図(第2の画像)とを比較できるように合わせた画像情報を生成する。この場合、画像統合部73は、管1の周方向の位置および管1の長手方向の位置を確認できる情報を上記画像情報に付加した状態で当該画像情報を生成する。画像統合部73においては、管1の周方向の位置は、回転制御部71により得られた加速度センサ105からのデータ、すなわち、加速度センサ105により計測された重力方向に対するミラー104の方向を示すデータから認識される。管1の長手方向の位置は、位置計測器3により計測された進入長を示すデータから認識される。
劣化判定部74は、画像統合部73から得られる第1の画像および第2の画像を対象に、管の厚さ、および、管内面の錆・汚れに応じて劣化度を判定する。
図4に、超音波センサ101による超音波の送受信の結果から得られる管1の周方向および長手方向の各部の厚さを表す画像の展開図(第1の画像)と、カメラ102による撮像の結果から得られる管1の内面の周方向および長手方向の各部を表す画像の展開図(第2の画像)とを合わせた例を示す。
第1の画像および第2の画像は、それぞれ、横軸に管1の長手方向の位置をとり、縦軸に管1の周方向の位置をとった場合の展開図になっている。第1の画像および第2の画像のそれぞれの展開図において、管1の周方向の位置は、回転制御部71により得られた加速度センサ105からのデータ、すなわち、加速度センサ105により計測された重力方向に対するミラー104の方向に相当する。管1の長手方向の位置は、位置計測器3により計測された進入長に相当する。
図4の例では、第1の画像において、管1の厚さが薄い部分A1が現れている。また、第2の画像において、管1の内面のサビがある部分A2が現れている。
画像統合部73は、図4に示されるような2種類の展開図による画像を、管1の長手方向の位置が揃う形で合わせた画像情報として生成し、当該画像情報を表示部6に表示させるとともに、記録部9に記憶する。
(動作)
次に、図5のフローチャートを参照して、第1の実施形態による検査システムの動作の一例(その1)を説明する。
最初、センサヘッド2およびミラー104は、それぞれ、基準位置にあるものとする。
まず、超音波センサ101により、超音波の送受信がミラー104を介して行われる(ステップS11)。
次に、管厚演算部72により、超音波センサ101で受信された反射波から、管1の厚さが求められる(ステップS12)。
次に、カメラ102により、管1の内面の撮像が行われる(ステップS13)。
次に、画像統合部73により、管厚演算部72により求められた管1の厚さを表す画像、カメラ102により撮像された管1の内面を表す画像、重力方向に対するミラー104の方向を示すデータから得られる管1の周方向の位置のデータ、および、位置計測器3により計測された進入長を示すデータから得られる管1の長手方向の位置のデータが、全測定結果(展開図)のうちの1点に相当する測定結果としてまとめられ、記憶領域に記憶される(ステップS14)。
次に、回転制御部71の制御のもとで、モータ103によりミラー104が所定の角度だけ回転される(ステップS15)。
ここで、ミラー104が基準位置から1回転したか否かが判定される(ステップS16)。
1回転していない場合は、ステップS11からの処理が繰り返えられる。
一方、1回転した場合は、ケーブルCを引く、離す、又は送り出す操作により、センサヘッド2が所定の長さだけ所定の方向に前進させられる(ステップS17)。
ここで、センサヘッド2の位置が検査終了位置に達しているか否かが判定される(ステップS18)。
検査終了位置に達していなければ、ステップS11からの処理が繰り返えられる。
一方、検査終了位置に達した場合は、所定の領域に記憶しておいた個々の測定結果から、管1の周方向および長手方向の各部の厚さを表す画像の展開図(第1の画像)と管1の内面の周方向および長手方向の各部を表す画像の展開図(第2の画像)とを比較できるように合わせた画像情報が生成される。さらに、第1の画像および第2の画像のそれぞれに対し、所定の判定基準(指針)に基づく劣化度が判定される(ステップS19)。劣化度の判定は、例えば、各部分に対して(例えば、管1の内面を予め区分した個々の領域ごとに)行うとともに、管全体に対する総合的な判定を行う。
(動作)
次に、図6のフローチャートを参照して、第1の実施形態による検査システムの動作の一例(その2)を説明する。
最初、センサヘッド2およびミラー104は、それぞれ、基準位置にあるものとする。
ケーブルCを引く、離す、又は送り出す操作により、センサヘッド2を少しずつ前進させる制御が行われるとともに(ステップS21)、回転制御部71の制御のもとで、モータ103によりミラー104を一定の回転速度で少しずつ回転させる制御が行われる(ステップS22)。これにより、管1の内面に対する超音波の照射がらせん状に移動していくことになる。
この後、図5のフローチャートで示したステップS11~S14と同様の処理が行われる。
さらに、この後、図5のフローチャートで示したステップS18,S19と同様の処理が行われる。
図7Aおよび図7Bに、図5および図6のそれぞれのステップS19で行われる劣化度の判定に使用される判定基準(指針)の例を示す。
図7Aは、日本水道協会による水道維持管理指針の例を示したものであり、劣化度が高い順に、I,II,III,IV,Vと定められている。劣化度は、管の呼び径と劣化後の管の厚さによって決められている。図7Bは、呼び径75mm(管厚7.5mm)の場合における劣化後の管厚T(mm)と劣化度I,II,III,IV,Vとの関係を示したものである。劣化度は、管厚Tが小さいほど高くなる。
例えば、呼び径75mm(管厚7.5mm)が、腐食などで劣化して管厚Tが、1.0mm以上1.2mm未満となった場合は、「劣化度II(早急に更新する必要がある)」と判定する。また、画像から、内面の錆・汚れが著しい場合は、「洗浄が必要」と判定する。
図8に、図4に示される第1の画像および第2の画像のそれぞれに、劣化度を示す情報もしくは注意喚起を示す情報を付加した例を示す。
図8の例では、第1の画像において、管1の厚さが薄い部分A1に対して、「劣化度II(早急に更新する必要がある)」というメッセージが表示されている。また、第2の画像において、管1の内面のサビがある部分A2に対して、「洗浄が必要」というメッセージが表示されている。
第1の実施形態によれば、超音波センサ101による超音波の送受信の結果から得られる管1の周方向および長手方向の各部の厚さを表す画像の展開図(第1の画像)と、ミラー104を利用したカメラ102による撮像の結果から得られる管1の内面の周方向および長手方向の各部を表す画像の展開図(第2の画像)とを統合させた画像情報において、第1の画像および第2の画像のそれぞれに、劣化度を示す情報もしくは注意喚起を示す情報などを付加した状態で、当該画像情報を表示部6などに表示させることができる。これにより、カメラ102を用いた管路内の撮像および超音波センサ101を用いた管厚の測定の両方を活かして管の検査を効率良く行うことができる。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態について説明する。以下では、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
(構成)
図9に、第2の実施形態に係る検査システムのセンサヘッド2を中心とした構成の一例を示す。ここでは、図1Aも適宜参照する。第2の実施形態に係る検査システム全体の構成は、センサヘッド2の構成を除き、図1Aに示されるものと同じである。
第2の実施形態が第1の実施形態と異なる点は、センサヘッド2に、カメラ102が備えられる代わりに、レーザ距離計106が備えられる点にある。
すなわち、第1の実施形態では、撮像装置の一例としてカメラを使用する例を示したが、第2の実施形態では、カメラ以外の撮像装置としてレーザ距離計106を使用する例を示す。ここでは、レーザ距離計106も、撮像装置のうちの一つとみなすものとする。レーザ距離計106は、管1の内面の凹凸形状を測定する。
レーザ距離計106は、超音波センサ101と並ぶように配置される。図9中のPは、レーザ距離計106が投光するレーザの経路を表している。
レーザ距離計106の投光部から投光されるレーザは、経路Pを通り、ミラー104に反射して、管1の壁面に垂直に入射する。管1の壁面で反射したレーザは、同じ経路を逆方向に進み、ミラー104に反射して、レーザ距離計106の受光部に入る。レーザ距離計106で得られた信号は、ケーブルCを通じて地上装置5内の情報処理装置のプロセッサ7へ伝えられる。
(地上装置5の構成)
図10に、第2の実施形態による地上装置5の構成の一例を示す。
図10に示されるように、レーザ距離計106で得られた信号は、プロセッサ7の画像統合部75に送られる。
画像統合部75は、管厚演算部72により求められた管1の周方向および長手方向の各部の厚さを表す画像の展開図(第1の画像)と、レーザ距離計106による撮像の結果から得られる管1の内面の周方向および長手方向の各部の凹凸形状を表す画像の展開図(第2の画像)とを比較できるように合わせた画像情報を生成する。
図11に、超音波センサ101による超音波の送受信の結果から得られる管1の周方向および長手方向の各部の厚さを表す画像の展開図(第1の画像)と、レーザ距離計106による撮像の結果から得られる管1の内面の周方向および長手方向の各部の凹凸形状を表す画像の展開図(第2の画像)とを合わせた例を示す。
第1の画像および第2の画像は、それぞれ、横軸に管1の長手方向の位置をとり、縦軸に管1の周方向の位置をとった場合の展開図になっている。
図11の例では、第1の画像において、管1の厚さが薄い部分B1が現れている。また、第2の画像において、管1の内面の凹凸が大きい部分B2が現れている。凹凸の大きさは、第2の画像から知得することが可能である。例えば、管1の内面の凹凸が1mm以上の部分は錆が多い部分、管1の下側内面で凸凹が測定された部分は堆積物がある、などの診断が可能である。
画像統合部75は、図11に示されるような2種類の展開図による画像を、管1の長手方向の位置が揃う形で合わせた画像情報として生成し、当該画像情報を表示部6に表示させるとともに、記録部9に記憶する。
(動作)
なお、第2の実施形態による検査システムの動作は、図5、図6に示したものと同様となるため、その説明を省略する。
第2の実施形態によれば、超音波センサ101による超音波の送受信の結果から得られる管1の周方向および長手方向の各部の厚さを表す画像の展開図(第1の画像)と、ミラー104を利用したレーザ距離計106による撮像の結果から得られる管1の内面の周方向および長手方向の各部を表す画像の展開図(第2の画像)とを統合させた画像情報において、第1の画像および第2の画像のそれぞれに、劣化度を示す情報もしくは注意喚起を示す情報などを付加した状態で、当該画像情報を表示部6などに表示させることができる。これにより、レーザ距離計106を用いた管路内の撮像および超音波センサ101を用いた管厚の測定の両方を活かして管の検査を効率良く行うことができる。
<第3の実施形態>
次に、第3の実施形態について説明する。以下では、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
(構成)
図12Aに、第3の実施形態に係る検査システムのセンサヘッド2を中心とした構成の一例を示す。また、図12Bに、図12A中に示されるセンサヘッド2を管1の長手方向から見た構造の一例を示す。ここでは、図1Aも適宜参照する。第3の実施形態に係る検査システム全体の構成は、センサヘッド2の構成を除き、図1Aに示されるものと同じである。
第3の実施形態では、第1の実施形態とは異なり、センサヘッド2に、筒状部材100、モータ103、ミラー104などは備えられない。
第3の実施形態では、センサヘッド2に、広角レンズ(光学系部材)107が備えられる。広角レンズ107は、センサヘッド2の例えば先頭近傍に配置される。カメラ102は、広角レンズ107の近傍に配置される。図12A中の経路Pは、カメラ102の視野範囲を表している。
カメラ102は、視野範囲Pにおいて広角レンズ107を通して見える管1の壁面の領域を撮像する。広角レンズ107は、管1の全周の内面を撮影することを可能にする。カメラ102において撮像された画像は、ケーブルCを通じて地上装置5内の情報処理装置のプロセッサ7へ伝えられる。
超音波センサ101は、1つではなく、複数備えられる。すなわち、複数の超音波センサ101-1,101-2,101-3,101-4,101-5,101-6が、センサヘッド2の外周に備えられ、それぞれが周方向に一定の間隔をおいて配置される。図12A中のPは、各超音波センサが送受信する超音波の経路を表している。各超音波センサの送信部から送信される超音波は、管1の壁面に垂直に入射するようになっている。超音波センサによる受信で得られた信号は、ケーブルCを通じて地上装置5内の情報処理装置のプロセッサへ伝えられる。
(地上装置5の構成)
図13に、第3の実施形態による地上装置5の構成の一例を示す。
図13に示されるように、カメラ102で得られた信号は、第1の実施形態の場合と同様、プロセッサ7の画像統合部73に送られる。
第3の実施形態では、第1の実施形態(図2等)とは異なり、センサヘッド2側にモータ103を設ける必要がないため、モータ駆動回路113を設ける必要がない。これに伴い、プロセッサ7には、回転制御部71は備えられない。
画像統合部73は、加速度センサ105により計測された重力方向を示すデータを用いて、例えば管1の上下方向に対応する超音波センサを認識することができ、また、カメラ102で撮像された画像の上下方向も認識することができる。
画像統合部73は、管厚演算部72により求められた管1の周方向および長手方向の各部の厚さを表す画像の展開図(第1の画像)と、カメラ102による撮像の結果から得られる管1の内面の周方向および長手方向の各部を表す画像の展開図(第2の画像)とを比較できるように合わせた画像情報を生成する。
なお、管厚測定のために各超音波センサが超音波を送受信している管1の領域と、カメラ102が撮像する管1の領域とは、一定以上離れており、同一のタイミングで別々の領域の情報を得ている(同じ領域の情報を別々のタイミングで得ている)ことになるが、位置計測器3の情報と広角レンズ107の画角とから、第1の画像と第2の画像との間で管1の長手方向の位置を揃えることができる。
(動作)
次に、図14のフローチャートを参照して、第3の実施形態による検査システムの動作の一例を説明する。
最初、センサヘッド2は、それぞれ、基準位置にあるものとする。
ケーブルCを引く、離す、又は送り出す操作により、センサヘッド2を少しずつ前進させる制御が行われる(ステップS21)。
次に、複数の超音波センサ101-1,101-2,101-3,101-4,101-5,101-6により、超音波の送受信が行われる(ステップS31)。
次に、管厚演算部72により、各超音波センサ101で受信された反射波から、管1の全周について厚さが求められる(ステップS32)。
次に、カメラ102により、管1の内面の撮像が行われる(ステップS33)。
次に、画像統合部73により、管厚演算部72により求められた管1の全周の厚さを表す画像、カメラ102により撮像された管1の全周の内面を表す画像、管1の周方向の位置のデータ、および、管1の長手方向の位置のデータが、全測定結果(展開図)のうちの一部に相当する測定結果としてまとめられ、記憶領域に記憶される(ステップS34)。
ここで、センサヘッド2の位置が検査終了位置に達しているか否かが判定される(ステップS18)。
検査終了位置に達していなければ、ステップS11からの処理が繰り返えられる。
一方、検査終了位置に達した場合は、所定の領域に記憶しておいた個々の測定結果から、管1の周方向および長手方向の各部の厚さを表す画像の展開図(第1の画像)と管1の内面の周方向および長手方向の各部を表す画像の展開図(第2の画像)とを比較できるように合わせた画像情報が生成される。さらに、第1の画像および第2の画像のそれぞれに対し、所定の判定基準(指針)に基づく劣化度が判定される(ステップS19)。劣化度の判定は、例えば、各部分に対して(例えば、管1の内面を予め区分した個々の領域ごとに)行うとともに、管全体に対する総合的な判定を行う。
第3の実施形態によれば、複数の超音波センサ101による超音波の送受信の結果から得られる管1の周方向および長手方向の各部の厚さを表す画像の展開図(第1の画像)と、広角レンズ107を利用したカメラ102による撮像の結果から得られる管1の内面の周方向および長手方向の各部を表す画像の展開図(第2の画像)とを統合させた画像情報において、第1の画像および第2の画像のそれぞれに、劣化度を示す情報もしくは注意喚起を示す情報などを付加した状態で、当該画像情報を表示部6などに表示させることができる。これにより、カメラ102を用いた管路内の撮像および複数の超音波センサ101を用いた管厚の測定の両方を活かして管の検査を効率良く行うことができる。
<第4の実施形態>
次に、第4の実施形態について説明する。以下では、第3の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
(構成)
図15Aに、第4の実施形態に係る検査システムのセンサヘッド2を中心とした構成の一例を示す。また、図15Bに、図15A中に示されるセンサヘッド2を管1の長手方向から見た構造の一例を示す。ここでは、図1Aも適宜参照する。第4の実施形態に係る検査システム全体の構成は、センサヘッド2の構成を除き、図1Aに示されるものと同じである。
第4の実施形態が第3の実施形態と異なる点は、センサヘッド2に、広角レンズ107が備えられる代わりに、円錐ミラー108が備えられる点にある。円錐ミラー108は、センサヘッド2の例えば先頭近傍に配置される。カメラ102は、円錐ミラー108の近傍に配置される。図15A中の経路Pは、カメラ102の視野範囲を表している。
カメラ102は、視野範囲Pにおいて円錐ミラー108に反射して見える管1の壁面の領域を撮像する。円錐ミラー108は、管1の全周の内面を撮影することを可能にする。カメラ102において撮像された画像は、ケーブルCを通じて地上装置5内の情報処理装置のプロセッサ7へ伝えられる。
(地上装置5の構成)
第4の実施形態による地上装置5の構成は、図13に示したものと同様となる。
第3の実施形態では、管厚測定のために各超音波センサが超音波を送受信している管1の領域と、カメラ102が撮像する管1の領域とは、一定以上離れており、同一のタイミングで別々の領域の情報を得ている形態であった。これに対し、第4の実施形態では、各超音波センサが超音波を送受信している領域に対し、カメラ102は円錐ミラー108を介して同じ領域の情報を同一のタイミングで得ることができる。そのため、第1の画像と第2の画像との間で管1の長手方向の位置を揃える調整が容易である。
(動作)
第4の実施形態による検査システムの動作は、図14に示したものと同様となるため、その説明を省略する。
第4の実施形態によれば、複数の超音波センサ101による超音波の送受信の結果から得られる管1の周方向および長手方向の各部の厚さを表す画像の展開図(第1の画像)と、円錐ミラー108を利用したカメラ102による撮像の結果から得られる管1の内面の周方向および長手方向の各部を表す画像の展開図(第2の画像)とを統合させた画像情報において、第1の画像および第2の画像のそれぞれに、劣化度を示す情報もしくは注意喚起を示す情報などを付加した状態で、当該画像情報を表示部6などに表示させることができる。これにより、カメラ102を用いた管路内の撮像および複数の超音波センサ101を用いた管厚の測定の両方を活かして管の検査を効率良く行うことができる。
<変形例>
次に、第3及び第4の実施形態に対する変形例について説明する。
図16に、第3及び第4の実施形態に適用される複数の超音波センサの配置の変形例を示す。
第3の実施形態および第4の実施形態では、複数の超音波センサ101-1,101-2,101-3,101-4,101-5,101-6が、センサヘッド2の外周に備えられ、それぞれが周方向に一定の間隔をおいて配置される場合を例示した。本変形例では、これら複数の超音波センサ101-1,101-2,101-3,101-4,101-5,101-6のそれぞれが、更なる複数個の超音波センサ101-1a,101-1b,101-1c,…101-6a,101-6b,101-6cとして構成されており、当該複数個の超音波センサ101-1a,101-1b,101-1c,…101-6a,101-6b,101-6cのそれぞれは、互いに異なる方向への超音波の送信およびその反射波の受信を行うように配置されている。
すなわち、センサヘッド2の中心が管1の中心からずれた場合でも管内面に超音波がほぼ垂直に当たる超音波センサが存在するように、センサヘッド2の全周に、複数個の超音波センサ101を様々な方向に傾けて並べて設置する。
図13中に示される管厚演算部72は、複数個の超音波センサの受信波を得ることになるが、管1の内面の垂直方向から超音波の当たる方向が著しくずれる場合は反射波が得られないので、それらのデータは使用せずに、菅1の全周の厚さを測定することができる。
本変形例によれば、第3及び第4の実施形態で得られる効果に加えて、センサヘッド2の中心が管1の中心からずれた場合でも菅1の全周の厚さを測定することが可能になる。
以上詳述したように、少なくとも1つの実施形態によれば、管の検査を効率良く行うことが可能になる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…管、2…センサヘッド、3…位置計測器、4…リール、5…地上装置、6…表示部、7…プロセッサ、8…メモリ、9…記録部、10…ローラ、21…スキッドまたはタイヤ、71…回転制御部、72…管厚演算部、73…画像統合部、74…劣化判定部、75…画像統合部、101…超音波センサ、102…カメラ、103…モータ、104…ミラー、105…加速度センサ、106…レーザ距離計、107…広角レンズ、108…円錐ミラー、111…送受信回路、113…モータ駆動回路。

Claims (8)

  1. 超音波センサと、
    撮像装置と、
    光学系部材と、
    前記超音波センサが前記光学系部材を介して管の周方向の各部への超音波の送信およびその反射波の受信を行うとともに、前記撮像装置が前記光学系部材を介して前記管の内面の周方向の各部を撮像するように、前記光学系部材を前記管の周方向に回転させるモータと
    を備え、前記管の長手方向へ移動するセンサヘッドと、
    前記超音波センサによる送受信の結果から、前記管の周方向および長手方向の各部の厚さを求める管厚演算部と、
    前記管厚演算部により求められた前記管の周方向および長手方向の各部の厚さを表す画像と、前記撮像装置による撮像の結果から得られる前記管の内面の周方向および長手方向の各部を表す画像とを比較できるように合わせた画像情報を生成する画像統合部と
    を具備する検査システム。
  2. 管の周方向の各部への超音波の送信およびその反射波の受信を行う複数の超音波センサと、
    撮像装置と、
    前記撮像装置が前記管の内面の周方向の各部を撮像することを可能にする光学系部材と
    を備え、前記管の長手方向へ移動するセンサヘッドと、
    前記超音波センサによる送受信の結果から、前記管の周方向および長手方向の各部の厚さを求める管厚演算部と、
    前記管厚演算部により求められた前記管の周方向および長手方向の各部の厚さを表す第1の画像と、前記撮像装置による撮像の結果から得られる前記管の内面の周方向および長手方向の各部を表す第2の画像とを比較できるように合わせた画像情報を生成する画像統合部と
    を具備する検査システム。
  3. 前記複数の超音波センサのそれぞれは、更なる複数個の超音波センサとして構成されており、当該複数個の超音波センサのそれぞれは、互いに異なる方向への超音波の送信およびその反射波の受信を行う、
    請求項2に記載の検査システム。
  4. 前記画像統合部は、前記管の周方向の位置および長手方向の位置を確認できる情報を前記画像情報に付加した状態で当該画像情報を生成する、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の検査システム。
  5. 前記センサヘッドにおいて重力方向を計測する加速度センサと、
    前記モータを駆動するとともに、前記モータの駆動により前記光学系部材が基準位置から回転する回転角の情報を得るモータ駆動回路と、
    さらに具備し、
    前記画像統合部は、前記重力方向および前記回転角の情報を用いて、前記撮像装置により撮像される前記管の周方向の位置を認識する、
    請求項1に記載の検査システム。
  6. 前記センサヘッドに繋がれるケーブルに接触するローラ、または前記ケーブルを巻くリール、または前記センサヘッドに設けられるタイヤと、
    前記ローラの回転数、または前記リールの回転数、または前記タイヤの回転数から、前記センサヘッドが管路内で基準の位置から長手方向へ進入した長さを示す進入長を計測する位置計測器と、
    さらに具備し、
    前記画像統合部は、前記進入長の情報を用いて、前記撮像装置により撮像される前記管の長手方向の位置を認識する、
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載の検査システム。
  7. 超音波センサと、撮像装置と、光学系部材と、モータとを備え、管の長手方向へ移動するセンサヘッドにおいて、前記超音波センサが前記光学系部材を介して前記管の周方向の各部への超音波の送信およびその反射波の受信を行うとともに、前記撮像装置が前記光学系部材を介して前記管の内面の周方向の各部の撮像を行うように、前記モータにより、前記光学系部材を前記管の周方向に回転させることと、
    管厚演算部により、前記超音波センサによる送受信の結果から、前記管の周方向および長手方向の各部の厚さを求めることと、
    画像統合部により、前記管の周方向および長手方向の各部の厚さを表す画像と、前記撮像装置による撮像の結果から得られる前記管の内面の周方向および長手方向の各部を表す画像とを比較できるように合わせた画像情報を生成することと
    を含む、検査方法。
  8. 複数の超音波センサと、撮像装置と、光学系部材とを備え、管の長手方向へ移動するセンサヘッドにおいて、前記複数の超音波センサが前記管の周方向の各部への超音波の送信およびその反射波の受信を行うとともに、前記撮像装置が前記光学系部材を介して前記管の内面の周方向の各部を撮像することと、
    管厚演算部により、前記超音波センサによる送受信の結果から、前記管の周方向および長手方向の各部の厚さを求めることと、
    画像統合部により、前記管の周方向および長手方向の各部の厚さを表す第1の画像と、前記撮像装置による撮像の結果から得られる前記管の内面の周方向および長手方向の各部を表す第2の画像とを比較できるように合わせた画像情報を生成することと
    を含む、検査方法。
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