JP2023078150A - 自動化されたフットウェア・プラットフォームのためのレーシング装置 - Google Patents
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Abstract
Description
式のレーシング・エンジン、レーシング・エンジンに関連するフットウェアの構成要素、
自動化されたレーシング・フットウェア・プラットフォーム、ならびに、関連の組み立て
プロセスのさまざまな態様を説明している。
「自動締め付けシューズ(Automatic tightening shoe)」と
いう標題の特許文献1において、リウ(Liu)は、くつのアッパー部分の上に装着され
る第1の締結具と、クロージャ部材に接続されている第2の締結具とを提供し、第2の締
結具は、締め付けられた状態にクロージャ部材を保つために、第1の締結具と取り外し可
能に係合することができる。リウ(Liu)は、ソールのかかと部分に装着される駆動ユ
ニットを教示している。駆動ユニットは、ハウジング、ハウジングの中に回転可能に装着
されたスプール、1対の引き紐、およびモータ・ユニットを含む。それぞれの紐は、スプ
ールに接続されている第1の端部と、第2の締結具の中の紐孔に対応する第2の端部とを
有している。モータ・ユニットは、スプールに連結されている。リウ(Liu)は、モー
タ・ユニットがハウジングの中のスプールの回転を駆動するように動作可能であり、第1
の締結具に向けて第2の締結具を引っ張るために、スプールの上に引き紐を巻き上げると
いうことを教示している。また、リウ(Liu)は、ガイド・チューブ・ユニットを教示
しており、引き紐がガイド・チューブ・ユニットを通って延在することが可能である。
されたおよび半自動化された締め付けのための改善されたレーシング装置(lacing
apparatus)に対する必要性を認識した。本明細書は、なかでも、フットウェ
ア・プラットフォーム(footwear platform)のレーシング装置部の機
械設計を説明している。以下の例は、本明細書で議論されているレーシング装置およびそ
れを支持するフットウェアの構成要素の非限定的な概要を提供する。
・レーシング装置は、ハウジング構造体と、スプールと、駆動機構とを含むことができる
。ハウジング構造体は、頂部と底部とを含むことができる。スプールは、上面と、上面の
下にあるレース・スプールと、接続ピンを有するスプール軸とを含むことができる。スプ
ールは、ハウジング構造体の前記頂部に取り付けることができる。駆動機構は、スプール
軸上の接続ピンを介してスプールに連結することができる。駆動機構は、フットウェア内
に取り付けられたレース・ケーブルを締め付けるかもしくは緩めるために、スプールを回
転させるように適合されることができる。
て、締め付け状態から弛緩状態への移行を生じさせるために駆動機構を反転させることと
、スプールの弛緩方向への回転を駆動するために接続ピンに係合することとの間に時間差
を生じさせるように適合される駆動機構を含むことができる。
動機構を含むことができる。
例4では、例2および3の主題は、任意に、スプール軸の一部を囲むとともに、接続ピ
ンに係合するギアを有する駆動機構を含むことができる。
に係合するスプールキーを有するギアを任意に含むことができる。
例6では、例2の主題は、任意に、接続ピンと連結し、スプール軸を取り囲むギアの表
面から延びる突起を伴う駆動機構を含むことができる。この例では、突起は、ギアが第1
方向に回転したときに接続ピンの第1の側に係合し、ギアが第2方向に回転したときに前
記接続ピンの第2の側に係合する。
接続ピンの第2の側との係合まで回転するためのトラベル時間によって生成されることが
できる。
ールは、接続ピンが駆動機構に再係合するまで、弛緩方向に自由に回転することができる
。
くすることを含むことができる。
例10では、例1~9のいずれかの主題は、任意に、ハウジング構造体の頂部の第2の
上面と同一平面にあるスプールの上面を含むことができる。
ンジンは、ハウジングと、レース・スプールと、ウォームギアとを含むことができる。ハ
ウジングは、ハウジングの幅にわたって延びる溝によって二分された円形の凹部を有する
上面を含むことができる。溝は、円形の凹部を通してレース・ケーブルをガイドするよう
に構成することができる。レース・スプールは、円形の凹部内に配設することができる。
レース・スプールは、円形の上面と、レース凹部と、スプール軸とを含むことができる。
円形の上面は、レース・スプールを受け入れるためにレース溝部によって二分されてもよ
い。レース凹部は、レース・スプールの中間部にある縮径部と円形の凹部とによって形成
することができる。スプール軸は、円形の凹部内の穴を通って前記ハウジング内に向けて
下向きに延びることができる。ウォームギアは、スプール軸を少なくとも2つの回転位置
に係合させるためにスプールキーを含むことができる。ウォームギアは、駆動機構によっ
て第1方向に駆動されるとレース・スプールにレース・ケーブルを巻き取るとともに、第
2方向に駆動されるとレース・スプールからレース・ケーブルを巻き解くことができる。
ームギアと、第2方向にレース・スプールを駆動するウォームギアとの間の移行中に時間
差を生成するように適合された、プールキーのスプール軸との係合を含むことができる。
プールキーに係合するために、接続ピンを含むように適合させることができる。
例14では、例13の主題は、任意に、ウォームギアが第1方向に駆動されたときにス
プールキーの第1の側に係合し、ウォームギアが第2方向に駆動されたときにスプールキ
ーの第2の側に係合する接続ピンを含むことができる。
ピンに係合した状態から、第2の側で接続ピンに係合した状態まで移行するためのトラベ
ル時間の量である時間差を含むことができる。
取ることと、第2方向にレース・ケーブルを巻き解くこととの間の移行中に、スプールは
、接続ピンがスプールキーに係合するまで、自由に回転することを含むことができる。
ら、スプールを第2方向に駆動するウォームギアに移行させる間の、スプールの第2方向
への回転は、時間差を長くすることを含むことができる。
ンの操作方法を含む主題を説明する。この例では、方法は、締付入力を受け取ることと、
駆動機構に指令することと、接続ピンを係合させることと、弛緩入力を受信することと、
さらに駆動機構に指令することとを含むことができる。レーシング・エンジンへの締付入
力を受け取ることにおいては、レーシング・エンジンの回路を使用することができる。駆
動機構に指令することにおいては、締付入力に基づいてレース・スプールを第1方向に回
転させるために、レーシング・エンジンの回路を使用することができる。弛緩入力に基づ
いてレース・スプールを第1方向に回転させるために、レース・スプールのスプール軸上
の接続ピンを駆動機構の係合部分に係合させることは、レーシング・エンジンの回路を用
いてトリガーすることができる。レーシング・エンジンへの弛緩入力を受信することは、
レーシング・エンジンの回路を使用して、スプールを弛緩させるように駆動機構に指令す
る。駆動機構を弛緩させるように指示すると、駆動機構が反転され、時間差の後に、スプ
ール軸上の接続ピンが駆動機構の係合部分に係合して、弛緩入力に基づいてレース・スプ
ールを第2方向に回転させる。
異なる図の中で同様の構成要素を説明している場合がある。異なる添え字を有する同様の
参照数字は、同様の構成要素の異なる事例を表している場合がある。図面は、一般的に、
例として、限定としてではないが、本文献の中で議論されているさまざまな実施形態を図
示している。
用されている用語の範囲または意味に影響を与えるわけではない。
自己締め付け式シュー・レースの概念は、最初に、1989年公開の映画バック・トゥ
・ザ・フューチャII(Back to the Future II)の中のマーティ
・マクフライ(Marty McFly)によって着用された架空のパワー・レース付き
のNike(登録商標)スニーカによって広く知れわたった。Nike(登録商標)は、
バック・トゥ・ザ・フューチャII(Back to the Future II)か
らの映画用小道具バージョンに外見が似ているパワー・レース付きのスニーカの少なくと
も1つのバージョンをリリースしたが、これらの初期バージョンに用いられた内部機械シ
ステムおよび周囲のフットウェア・プラットフォームは、必ずしも、大量生産または日常
使用に適しているわけではない。付加的に、電動式レーシング・システムに関する以前の
設計は、多くの問題のうちの単にいくつかを強調すると、比較的に、高コストの製造、複
雑さ、組み立ての困難さ、補修のしやすさの欠如、および、弱くまたは壊れやすい機械的
機構などのような問題に悩まされていた。本発明者らは、なかでも、上記に議論されてい
る問題のいくつかまたはすべてを解決する、電動式および非電動式のレーシング・エンジ
ンを収容するために、モジュール式のフットウェア・プラットフォームを開発した。以下
に議論されている構成要素は、それに限定されないが、補修のしやすい構成要素、交換可
能な自動化されたレーシング・エンジン、強固な機械設計、信頼性の高い動作、合理化さ
れた組み立てプロセス、および、小売段階でのカスタマイズを含む、さまざまな利益を提
供する。以下に説明されている構成要素のさまざまな他の利益は、当業者に明らかになる
こととなる。
トウェア・プラットフォームの強固な、補修のしやすい、および交換可能な構成要素を提
供するために、徹底的に開発された。レーシング・エンジンは、モジュール式のフットウ
ェア・プラットフォームの中への小売段階での最終組み立てを可能にする独自の設計要素
を含む。レーシング・エンジン設計は、フットウェア組み立てプロセスの大半が、公知の
組み立て技術を活用することを可能にし、標準的な組み立てプロセスへの独自の適合は、
依然として、現在の組み立て資源を活用することができる。
、レーシング・エンジンを受け入れるための、ミッドソールに固定されたミッドソール・
プレートを含む。ミッドソール・プレートの設計は、購入の時点において可能な限り遅く
、レーシング・エンジンがフットウェア・プラットフォームの中へ落とされることを可能
にする。ミッドソール・プレート、および、モジュール式の自動化されたフットウェア・
プラットフォームの他の態様は、異なるタイプのレーシング・エンジンが相互交換可能に
使用されることを可能にする。たとえば、以下に議論されている電動式レーシング・エン
ジンは、人力レーシング・エンジンと取り替えられ得る。代替的に、足存在センシング特
徴または他の任意の特徴を備えた完全に自動的な電動式レーシング・エンジンが、標準的
なミッドソール・プレートの中に収容され得る。
ール・アクチュエータ・インターフェースを含むことが可能であり、締め付け制御をエン
ド・ユーザに提供し、また、半透明の保護アウトソール材料を通して投射されるLED照
明を通した視覚的なフィードバックを提供する。アクチュエータは、触感的および視覚的
なフィードバックをユーザに提供し、レーシング・エンジンまたは他の自動化されたフッ
トウェア・プラットフォームの構成要素の状態を示すことが可能である。
細な説明の中に開示されているさまざまな発明の排他的または包括的な説明を提供すると
いうことは意図されていない。
以下は、電動式レーシング・エンジン、ミッドソール・プレート、および、プラットフ
ォームのさまざまな他の構成要素を含む、自動化されたフットウェア・プラットフォーム
のさまざまな構成要素について議論している。本開示の多くは、電動式レーシング・エン
ジンに焦点を合わせているが、議論されている設計の機械的な態様の多くは、追加的な能
力またはより少ない能力を備えた人力レーシング・エンジンまたは他の電動式レーシング
・エンジンに適用可能である。したがって、「自動化されたフットウェア・プラットフォ
ーム」の中で使用されているような「自動化された」という用語は、ユーザ入力なしに動
作するシステムをカバーすることだけが意図されているわけではない。むしろ、「自動化
されたフットウェア・プラットフォーム」という用語は、フットウェアのレースを締めた
りまたは保持したりするシステムのための、さまざまな電動機構、および人力の機構、自
動的に作動させられる機構、ならびに、人間により作動させられる機構を含む。
システムの構成要素の分解図の説明図である。図1に図示されている電動式レーシング・
システム1は、レーシング・エンジン10、蓋20、アクチュエータ30、ミッドソール
・プレート40、ミッドソール50、およびアウトソール60を含む。図1は、自動化さ
れたレーシング・フットウェア・プラットフォームの構成要素の基本的な組み立て順序を
図示している。電動式レーシング・システム1は、ミッドソール・プレート40がミッド
ソールの中に固定されることから始める。次に、アクチュエータ30が、アウトソール6
0の中に埋め込まれ得るインターフェース・ボタンとは反対側に、ミッドソール・プレー
トの外側の中の開口部の中へ挿入される。次に、レーシング・エンジン10が、ミッドソ
ール・プレート40の中へ落とされる。例では、レーシング・システム1は、レーシング
・ケーブルの連続的なループの下に挿入され、レーシング・ケーブルは、レーシング・エ
ンジン10の中のスプールと整合させられる(以下に議論されている)。最後に、蓋20
が、ミッドソール・プレート40の中の溝部の中へ挿入され、閉位置へと固定され、ミッ
ドソール・プレート40の中の凹部の中へラッチ係合される。蓋20は、レーシング・エ
ンジン10を捕獲することが可能であり、また、動作の間のレーシング・ケーブルの配列
を維持することを支援することが可能である。
タリングもしくは決定することができる1つもしくは複数のセンサーを含むか、または、
この1つもしくは複数のセンサーとインターフェース接続するように構成されている。1
つまたは複数の足存在センサーからの情報に基づいて、電動式レーシング・システム1を
含むフットウェアは、さまざまな機能を果たすように構成され得る。たとえば、足存在セ
ンサーは、足がフットウェアの中に存在しているかまたは存在していないかについてのバ
イナリー情報を提供するように構成され得る。足存在センサーからのバイナリー信号が、
足が存在しているということを示す場合には、電動式レーシング・システム1が作動させ
られ得、フットウェア・レーシング・ケーブルを自動的に締め付けるかまたは弛緩させる
(すなわち、緩める)ようになっている。例では、フットウェア物品は、プロセッサー回
路を含み、プロセッサー回路は、足存在センサーからの信号を受信または解釈することが
可能である。プロセッサー回路は、任意に、レーシング・エンジン10の中に、または、
レーシング・エンジン10とともに、たとえば、フットウェア物品のソールの中などに、
埋め込まれ得る。
アクチュエータ30の例が、図3A~図3Dを参照して詳細に説明されている。ミッドソ
ール・プレート40の例が、図4A~図4Dを参照して詳細に説明されている。電動式レ
ーシング・システム1のさまざまな追加的な詳細が、本説明の残りの部分の全体を通して
議論されている。
示す説明図および図面である。図2Aは、例示的なレーシング・エンジン10のさまざま
な外部特徴を紹介しており、それは、ハウジング構造体100、ケースねじ108、レー
ス溝110(レース・ガイド・リリーフ110とも称される)、レース溝壁112、レー
ス溝移行部114、スプール凹部115、ボタン開口部120、ボタン121、ボタン膜
シール124、プログラミング・ヘッダー128、スプール130、およびレース溝部1
32を含む。ハウジング構造体100の追加的な詳細が、図2Bを参照して以下に議論さ
れている。
のねじによって、一緒に保持されている。ケースねじ108は、1次駆動機構の近くに位
置決めされており、レーシング・エンジン10の構造的完全性を強化する。また、ケース
ねじ108は、たとえば、外部の繋ぎ目の超音波溶接のためにケースを一緒に保持するな
ど、組み立てプロセスを支援するように機能する。
トウェア・プラットフォームの中へ組み立てられると、レースまたはレース・ケーブルを
受け入れる。レース溝110は、レース溝壁112を含むことが可能である。レース溝壁
112は、面取りされた縁部を含むことが可能であり、動作の間にレース・ケーブルが走
るための滑らかなガイド表面を提供する。レース溝110の滑らかなガイド表面の一部は
、溝移行部114を含むことが可能であり、溝移行部114は、スプール凹部115に通
じるレース溝110の広がった部分である。スプール凹部115は、溝移行部114から
、スプール130の外形にぴったりと合う概して円形の部分の中へ移行している。スプー
ル凹部115は、スプールに巻かれたレース・ケーブルを保つことを支援し、また、スプ
ール130の位置を保つことを支援する。しかし、設計の他の態様は、スプール130の
主要な保持を提供する。この例では、スプール130は、ヨーヨーの半分と同様に形状決
めされており、レース溝部132が、平坦な頂面を通って走っており、スプール軸133
(図2Aには示されていない)が、反対側から下方に延在している。スプール130は、
追加的な図を参照して以下にさらに詳細に説明されている。
は、機構を作動させるためのボタン121がハウジング構造体100を通って延在するこ
とを可能にする。ボタン121は、スイッチ122の作動のための外部インターフェース
を提供しており、それは、以下に議論されている追加的な図に図示されている。いくつか
の例では、ハウジング構造体100は、ボタン膜シール124を含み、ほこりおよび水か
らの保護を提供する。この例では、ボタン膜シール124は、最大で数ミル(1ミルは2
5.4マイクロメートル(1000分の1インチ))の厚さの透明プラスチック(または
、同様の材料)であり、この透明プラスチックは、ハウジング構造体100の上面から、
角部を覆って、側面の下へ付着されている。別の例では、ボタン膜シール124は、ボタ
ン121およびボタン開口部120をカバーする、50.8マイクロメートル(2ミル)
の厚さのビニール接着剤付きの膜である。
。この例では、頂部102は、ケースねじ108、レース溝110、レース溝移行部11
4、スプール凹部115、ボタン開口部120、およびボタン・シール凹部126などの
ような、特徴を含む。ボタン・シール凹部126は、ボタン膜シール124のための嵌め
込み部を提供するように解放される頂部102の一部分である。この例では、ボタン・シ
ール凹部126は、頂部104の上面の外側の2、3ミル(1ミルは25.4マイクロメ
ートル)凹んだ部分であり、上面の外側縁部の一部分を覆って、頂部104の側面の一部
分の長さにわたって下へ移行している。
よびグリース隔離壁109などのような、特徴を含む。また、具体的には識別されていな
いが、ケースねじ108を受け入れるためのケースねじベース、および、駆動機構の一部
分を保持するためのグリース隔離壁109の中のさまざまな特徴が図示されている。グリ
ース隔離壁109は、ギヤ・モータおよび密閉型のギヤ・ボックスを含むレーシング・エ
ンジン10の電気的な構成要素から離れるように、駆動機構を取り囲むグリースまたは同
様の化合物を保つように設計されている。この例では、ウォーム・ギヤ150およびウォ
ーム駆動部140は、グリース隔離壁109の中に含有されているが、一方、ギヤ・ボッ
クス144およびギヤ・モータ145などのような、他の駆動に係る構成要素は、グリー
ス隔離壁109の外側にある。さまざまな構成要素の位置決めは、たとえば、図2Bと図
2Cとの比較を通して理解され得る。
素の説明図である。この例では、レーシング・エンジン10は、スプール磁石136、O
リング・シール138、ウォーム駆動部140、ブッシング141、ウォーム駆動キー1
42、ギヤ・ボックス144、ギヤ・モータ145、モータ・エンコーダ146、モータ
回路基板147、ウォーム・ギヤ150、回路基板160、モータ・ヘッダー161、バ
ッテリー接続部162、およびワイヤード充電ヘッダー163をさらに含む。スプール磁
石136は、磁力計(図2Cには示されていない)による検出を通して、スプール130
の移動をトラッキングすることを支援する。Oリング・シール138は、スプール軸13
3の周りにおいてレーシング・エンジン10の中へ侵入し得るほこりおよび湿気をシール
するように機能する。
部140、ウォーム・ギヤ150、ギヤ・モータ145、およびギヤ・ボックス144を
含む。ウォーム・ギヤ150は、ウォーム駆動部140およびギヤ・モータ145の逆転
駆動を阻止するように設計されており、これは、レーシング・ケーブルからスプール13
0を介して入ってくる主要な入力の力が、比較的に大きいウォーム・ギヤおよびウォーム
駆動部の歯の上に分散されるということを意味している。この配置は、フットウェア・プ
ラットフォームの活動的な使用からの動的荷重、または、レーシング・システムを締め付
けることからの締め付け荷重の両方に耐えるのに十分な強度のギヤを含むことを必要とし
ないように、ギヤ・ボックス144を保護する。ウォーム駆動部140は、駆動システム
のより壊れやすい部分、たとえば、ウォーム駆動キー142などを保護することを支援す
る追加的な特徴を含む。この例では、ウォーム駆動キー142は、ギヤ・ボックス144
から出てくる駆動軸を通してピンとインターフェース接続するウォーム駆動部140のモ
ータ端部の中の半径方向のスロットである。この配置は、ウォーム駆動部140が軸線方
向に(ギヤ・ボックス144から離れるように)自由に移動することを可能にし、それら
の軸線方向の荷重をブッシング141およびハウジング構造体100に伝達することによ
って、ウォーム駆動部140がギヤ・ボックス144またはギヤ・モータ145に任意の
軸線方向の力を付与することを防止する。
の例では、レーシング・エンジン10は、ウォーム駆動部140、ブッシング141、ギ
ヤ・ボックス144、ギヤ・モータ145、モータ・エンコーダ146、モータ回路基板
147、およびウォーム・ギヤ150などのような、駆動に係る構成要素を含む。図2D
は、バッテリー170の説明図、および、上記に議論されている駆動に係る構成要素のう
ちのいくつかのよりよい図を加える。
では、ウォーム・ギヤ150は、インデキシング(indexing)・ホイール151
(ジェネバ(Geneva)・ホイール151とも称される)をより良好に図示するため
に除去されている。さらに詳細に以下に説明されているように、インデキシング・ホイー
ル151は、電気的なまたは機械的な故障および位置の喪失の場合に、駆動機構をホーム
に復帰させるための機構を提供する。この例では、レーシング・エンジン10は、また、
ワイヤレス充電インターコネクト165およびワイヤレス充電コイル166を含み、それ
らは、バッテリー170(これは、この図には図示されていない)の下に位置付けされて
いる。この例では、ワイヤレス充電コイル166は、レーシング・エンジン10の底部1
04の外部下面の上に装着されている。
2Fは、スプール130の構造体を図示するだけでなく、どのようにレース溝部132お
よびレース溝110がレース・ケーブル131とインターフェース接続するかということ
を図示するのを支援する。この例に示されているように、レース131は、レース溝11
0を通ってスプール130のレース溝部132の中へ連続的に走っている。また、断面説
明図は、レース凹部135およびスプール中間部を示しており、それらは、レース131
がスプール130の回転によって巻き取られるときに、レース131が巻き重ねられるこ
ととなる場所である。スプール中間部137は、スプール130の上面の下に配設されて
いる、円形の縮径部である。レース凹部135は、スプール130の上部によって形成さ
れており、スプール130の上部は、スプール凹部115、スプール凹部115の側部お
よび床部、ならびにスプール中間部137を実質的に充填するように、半径方向に延在し
ている。いくつかの例では、スプール130の上部は、スプール凹部115を越えて延在
することが可能である。他の例では、スプール130は、スプール凹部115の中に完全
にフィットし、半径方向の上部が、スプール凹部115の側壁まで延在しているが、スプ
ール130がスプール凹部115によって自由に回転することを可能にする。レース13
1は、レーシング・エンジン10を横切って走るとレース溝部132によって捕獲され、
これによってスプール130が回されるときに、レース131がレース凹部135の中の
スプール130の本体部の上に回転させられるようになっている。
スプール軸133を含み、スプール軸133は、Oリング138を通り抜けた後に、ウォ
ーム・ギヤ150と連結する。この例では、スプール軸133は、接続ピン134を介し
て、ウォーム・ギヤに連結されている。いくつかの例では、接続ピン134は、スプール
軸133から1つの軸線方向だけに延在しており、また、ウォーム・ギヤ150の方向が
逆にされるときに、接続ピン134が接触される前に、ウォーム・ギヤ150のほとんど
完全な回転を可能にするように、ウォーム・ギヤの上のキーによって接触されている。ま
た、クラッチ・システムは、スプール130をウォーム・ギヤ150に連結するように実
装され得る。そのような例では、クラッチ機構は、レースを緩める(弛緩させる)ときに
スプール130が自由に回ることを可能にするように作動させられ得る。接続ピン134
がスプール軸133から1つの軸線方向だけに延在している例では、スプールは、ウォー
ム・ギヤ150が逆転駆動されている間に、弛緩プロセスの初期の作動のときに自由に移
動することを許容される。弛緩プロセスの初期部分の間にスプール130が自由に移動す
ることを可能にすることは、レース131のもつれを防止することを支援する。その理由
は、それが、ユーザがフットウェアを緩め始めるための時間を提供し、次にそれによって
、ウォーム・ギヤ150によって駆動される前にレース131を緩める方向に張力を与え
ることとなるからである。
。図2Gは、図2Fと比較して、レーシング・エンジン10のより内側の断面を図示して
おり、それは、回路基板160、ワイヤレス充電インターコネクト165、およびワイヤ
レス充電コイル166などのような、追加的な構成要素を図示している。また、図2Gは
、スプール130およびレース131のインターフェースを取り囲む追加的な詳細を示す
ために使用される。
は、グリース隔離壁109を強調しており、また、どのようにグリース隔離壁109が、
スプール130、ウォーム・ギヤ150、ウォーム駆動部140、およびギヤ・ボックス
145を含む、駆動機構の特定の部分を取り囲むかということを図示している。特定の例
では、グリース隔離壁109は、ウォーム駆動部140をギヤ・ボックス145から分離
している。また、図2Hは、スプール130とレース・ケーブル131との間のインター
フェースの上面図を提供しており、レース・ケーブル131が、スプール130の中のレ
ース溝部132を通って内外方向に走っている。
およびインデックス・ホイール15の一部分の上面の説明図である。インデックス・ホイ
ール151は、腕時計製造およびフィルム映写機において使用される周知のジェネバ・ホ
イールに関するバリエーションである。典型的なジェネバ・ホイールまたは駆動機構は、
たとえば、フィルム映写機において必要とされるように、または、腕時計の秒針を断続的
に移動させるために、連続的な回転移動を断続的な運動に変換する方法を提供する。腕時
計メーカは、機械的な腕時計スプリングの巻き過ぎを防止するために、異なるタイプのジ
ェネバ・ホイールを使用したが、欠けているスロットを備えたジェネバ・ホイール(たと
えば、ジェネバ・スロット157のうちの1つが欠けていることとなる)を使用している
。欠けているスロットは、ジェネバ・ホイールのさらなる割り出しを防止することとなり
、それは、スプリングを巻くことの原因であり、巻き過ぎを防止する。図示されている例
では、レーシング・エンジン10は、ジェネバ・ホイールについてのバリエーション、イ
ンデキシング・ホイール151を含み、インデキシング・ホイール151は、ホームに復
帰する動作において停止機構として作用する小さい停止歯156を含む。図2J~図2M
に図示されているように、標準的なジェネバ歯155は、インデックス歯152がジェネ
バ歯155のうちの1つの隣のジェネバ・スロット157に係合しているときに、ウォー
ム・ギヤ150のそれぞれの回転に関して単純に割り出しする。しかし、インデックス歯
152が停止歯156の隣のジェネバ・スロット157に係合しているときに、より大き
い力が生成され、それは、ホームに復帰する動作において駆動機構を失速させるために使
用され得る。停止歯156は、モータ・エンコーダ146などのような、他の位置決め情
報の喪失の場合にホームに復帰するための機構の公知の場所を生成させるために使用され
得る。
ム・ギヤ150およびインデックス・ホイール151の説明図である。上記に議論されて
いるように、これらの図は、図2Jから始めて図2Mにわたって、ウォーム・ギヤ150
の単一の全回転の間に何が起こるかということを図示している。図2Jでは、ウォーム・
ギヤ150のインデックス歯153は、ジェネバ歯155の第1のジェネバ歯155aと
停止歯156との間で、ジェネバ・スロット157の中に係合されている。図2Kは、第
1のインデックス位置にあるインデックス・ホイール151を図示しており、ウォーム・
ギヤ150によってインデックス歯153がその回転を開始するときに、第1のインデッ
クス位置が維持される。図2Lでは、インデックス歯153は、第1のジェネバ歯155
aの反対側のジェネバ・スロット157に係合し始めている。最後に、図2Mでは、イン
デックス歯153は、第1のジェネバ歯155aと第2のジェネバ歯155bとの間のジ
ェネバ・スロット157の中に完全に係合されている。図2J~図2Mに示されているプ
ロセスは、インデックス歯153が停止歯156に係合するまで、ウォーム・ギヤ150
のそれぞれの回転を続ける。上記に議論されているように、インデックス歯153が停止
歯156に係合するときに、増加した力が、駆動機構を失速させることが可能である。
ング・エンジン10の分解図は、どのようにすべてのさまざまな構成要素が組み合わさる
かということの説明図を提供する。図2Nは、上下逆さまにレーシング・エンジン10を
示しており、底部104は、ページの上部にあり、頂部102は、底辺の近くにある。こ
の例では、ワイヤレス充電コイル166が、底部104の外側(下)に付着されていると
して示されている。また、この分解図は、どのようにウォーム駆動部140が、ブッシン
グ141、駆動軸143、ギヤ・ボックス144、およびギヤ・モータ145とともに組
み立てられるかということの良好な説明図を提供する。この説明図は、ウォーム駆動部1
40の第1の端部においてウォーム駆動キー142の中に受け入れられる駆動軸ピンを含
まない。上記に議論されているように、ウォーム駆動部140は、駆動軸143上をスラ
イドし、ウォーム駆動キー142の中の駆動軸ピンに係合し、ウォーム駆動キー142は
、本質的に、ウォーム駆動部140の第1の端部において駆動軸143に対して横断方向
に走るスロットである。
ェース接続するためのアクチュエータ30を示す説明図および図面である。この例では、
アクチュエータ30は、ブリッジ310、光導体320、後部アーム330、中央アーム
332、および前部アーム334などのような、特徴を含む。また、図3Aは、複数のL
ED340(LED340としても表される)、ボタン121、およびスイッチ122な
どのような、レーシング・エンジン10の関連の特徴を図示している。この例では、後部
アーム330および前部アーム334は、それぞれ、ボタン121を通してスイッチ12
2のうちの1つを別々に作動させることが可能である。また、アクチュエータ30は、リ
セットまたは他の機能のようなものに関して、両方のスイッチ122の作動を同時に可能
にするように設計されている。アクチュエータ30の主要機能は、締め付けるコマンドお
よび緩めるコマンドをレーシング・エンジン10に提供することである。また、アクチュ
エータ30は、光導体320を含み、光導体320は、LED340からフットウェア・
プラットフォームの外部部分(たとえば、アウトソール60)のある外に光を導く。光導
体320は、複数の個々のLED源からの光を分散させ、アクチュエータ30の面にわた
って均一にするように構造化されている。
ーム334は、スイッチ122の過剰作動を防止するためにフランジを含み、フットウェ
ア・プラットフォームの側部への衝撃に対する安全の対策を提供する。また、大きい中央
アーム332は、ボタン121に対するこれらの荷重の伝達を可能にする代わりに、レー
シング・エンジン10の側部に対する衝撃荷重を担うように設計されている。
例示的な構造体、および、ボタン121との係合をさらに図示している。図3Cは、アク
チュエータ30の追加的な上面図であり、後部アーム330および前部アーム334を通
る作動経路を図示している。また、図3Cは、断面線A-Aを示しており、それは、図3
Dに図示されている断面に対応している。図3Dでは、アクチュエータ30は、透過光3
45が点線で示されている状態で、断面で図示されている。光導体320は、LED34
0からの透過光345のための伝送媒体を提供する。また、図3Dは、アクチュエータ・
カバー610および隆起したアクチュエータ・インターフェース615などのような、ア
ウトソール60の態様を図示している。
持するためのミッドソール・プレート40を示す説明図および図面である。この例では、
ミッドソール・プレート40は、レーシング・エンジン用空洞部410、内側レース・ガ
イド420、外側レース・ガイド421、蓋スロット430、前部フランジ440、後部
フランジ450、上面460、下面470、およびアクチュエータ用切欠部480などの
ような、特徴を含む。レーシング・エンジン用空洞部410は、レーシング・エンジン1
0を受け入れるように設計されている。この例では、レーシング・エンジン用空洞部41
0は、横方向および前後方向にレーシング・エンジン10を保つが、レーシング・エンジ
ン10をポケットの中へロックするための任意の作り付けの特徴を含まない。任意に、レ
ーシング・エンジン用空洞部410は、レーシング・エンジン10をレーシング・エンジ
ン用空洞部410の中に確実に保つことができる1つまたは複数の側壁に沿った、戻止部
、タブ、または、同様の機械的な特徴を含むことが可能である。
ケット410の中へ、および、レーシング・エンジン10(存在するとき)の上方へ、レ
ース・ケーブルをガイドするのを支援する。内側の/外側レース・ガイド420,421
は、面取りされた縁部、および、下方に傾斜した複数の傾斜路を含み、レース・ケーブル
をレーシング・エンジン10の上方の所望の位置へガイドするのを支援することが可能で
ある。この例では、内側/外側レース・ガイド420,421は、ミッドソール・プレー
ト40の側部の中に開口部を含み、それらは、典型的なレーシング・ケーブルの直径より
も何倍も幅が広くなっており、他の例では、内側/外側レース・ガイド420,421の
ための開口部は、レーシング・ケーブルの直径よりも2、3倍だけ幅が広くなっているこ
とも可能である。
ンジ440を含み、前部フランジ440は、ミッドソール・プレート40の内側において
はるかに遠くへ延在している。例示的な前部フランジ440は、フットウェア・プラット
フォームのアーチの下に追加的なサポートを提供するように設計されている。しかし、他
の例では、前部フランジ440は、内側において、より顕著でなくてもよい。この例では
、後部フランジ450は、また、内側および外側の両方において、拡張された部分を備え
た特定の輪郭を含む。図示されている後部フランジ450の形状は、レーシング・エンジ
ン10に関して、外側の安定性の強化を提供する。
ル131を捕獲するために、ミッドソール・プレート40の中へ蓋20を挿入することを
図示している。この例では、蓋20は、ラッチ210、蓋レース・ガイド220、蓋スプ
ール凹部230、および蓋クリップ240などのような、特徴を含む。蓋レース・ガイド
220は、内側および外側の両方の蓋レース・ガイド220を含むことが可能である。蓋
レース・ガイド220は、レーシング・エンジン10の適正な部分を通るレース・ケーブ
ル131の配列を維持するのを支援する。また、蓋クリップ240は、内側および外側の
両方の蓋クリップ240を含むことが可能である。蓋クリップ240は、ミッドソール・
プレート40への蓋20の取り付けのための枢動点を提供する。図4Bに図示されている
ように、蓋20は、ミッドソール・プレート40の中へ真っ直ぐ下へ挿入され、蓋クリッ
プ240が、蓋スロット430を介してミッドソール・プレート40に進入する。
れると、蓋20は、前側に移動され、蓋クリップ240のミッドソール・プレート40と
の係合が解除されないように保つ。図4Dは、ラッチ210とミッドソール・プレート4
0の中の蓋ラッチ凹部490との係合によってレーシング・エンジン10およびレース・
ケーブル131を固定するための、蓋クリップ240の周りの蓋20の回転または枢動を
図示している。蓋20は、適切な位置に止められると、レーシング・エンジン10をミッ
ドソール・プレート40の中に固定する。
び関連の構成要素を収容するように構成されている、ミッドソール50およびアウトソー
ル60を示す説明図および図面である。ミッドソール50は、任意の適切なフットウェア
材料から形成され得、また、ミッドソール・プレート40および関連の構成要素を収容す
るためにさまざまな特徴を含む。この例では、ミッドソール50は、プレート凹部510
、前部フランジ凹部520、後部フランジ凹部530、アクチュエータ開口部540、お
よびアクチュエータ・カバー凹部550などのような、特徴を含む。プレート凹部510
は、ミッドソール・プレート40の対応する特徴にマッチするように、さまざまな切欠部
および同様の特徴を含む。アクチュエータ開口部540は、フットウェア・プラットフォ
ーム1の外側からのアクチュエータ30へのアクセスを提供するようにサイズ決めおよび
位置決めされている。アクチュエータ・カバー凹部550は、ミッドソール50の凹んだ
部分であり、その凹んだ部分は、図5Bおよび図5Cに図示されているように、アクチュ
エータ30を保護するための、ならびに、レーシング・エンジン10に対する主要ユーザ
・インターフェースに関して特定の触感および視覚的な見た目を提供するための、成形さ
れたカバーを収容するように適合されている。
60の部分を図示している。図5Bは、例示的なアクチュエータ・カバー610および隆
起したアクチュエータ・インターフェース615の説明図を含み、隆起したアクチュエー
タ・インターフェース615は、アクチュエータ・カバー610の中へ成形されているか
、またはその他の方法で形成されている。図5Cは、アクチュエータ30の光導体320
部分を通してアウトソール60へ透過される光の部分を分散させるための水平方向のスト
リッピングを含む、アクチュエータ610および隆起したアクチュエータ・インターフェ
ース615の追加的な例を図示している。
ており、また、アクチュエータ・カバー610を適用する前の、アクチュエータ開口部5
40の中へのアクチュエータ30の位置決めをさらに図示している。この例では、アクチ
ュエータ・カバー凹部550は、アクチュエータ・カバー610をミッドソール50およ
びアウトソール60に付着させるために、接着剤を受け入れるように設計されている。
0を含むフットウェア組立体1の説明図である。この例では、図6A~図6Cは、レーシ
ング・エンジン10、ミッドソール・プレート40、ミッドソール50、およびアウトソ
ール60を含む、組み立てられた自動化されたフットウェア・プラットフォーム1を透視
した例を示している。図6Aは、自動化されたフットウェア・プラットフォーム1の外側
の側面図である。図6Bは、自動化されたフットウェア・プラットフォーム1の内側の側
面図である。図6Cは、アッパー部分が取り外された状態の、自動化されたフットウェア
・プラットフォーム1の上面図である。上面図は、レーシング・エンジン10、蓋20、
アクチュエータ30、ミッドソール・プレート40、ミッドソール50、およびアウトソ
ール60の相対的な位置決めを実証している。この例では、上面図は、また、スプール1
30、内側レース・ガイド420、外側レース・ガイド421、前部フランジ440、後
部フランジ450、アクチュエータ・カバー610、および隆起したアクチュエータ・イ
ンターフェース615を図示している。
パー70の上面を示す説明図である。この例では、アッパー70は、レース131および
レーシング・エンジン10に加えて、外側レース固定部71、内側レース固定部72、外
側レース・ガイド73、内側レース・ガイド74、およびブリオ(brio)・ケーブル
75を含む。図6Dに図示されている例は、連続的な編織物のアッパー70を含み、斜め
のレースパターンは、重複していない内側および外側のレース経路を伴っている。レース
の経路は、外側レース固定部において開始し、複数の外側レース・ガイド73を通り、レ
ーシング・エンジン10の上を通り、複数の内側レース・ガイド74を通り、内側レース
固定部72に戻るように生成されている。この例では、レース131は、外側レース固定
部71から内側レース固定部72への連続的なループを形成している。内側から外側への
締め付けは、この例では、ブリオ・ケーブル75を通して伝達される。他の例では、レー
ス経路は、アッパー70を横切って内外方向に締め付け力を伝達するために、十字になっ
ているか、または、追加的な特徴を組み込むことが可能である。付加的に、連続的なレー
ス・ループ概念は、中央の(内側の)ギャップを備えたより従来的なアッパーの中へ組み
込まれ得、レース131は、中央のギャップを横切って、行ったり来たり十字になってい
る。
図7は、いくつかの例示的な実施形態に係るレーシング・エンジン10を含む自動化さ
れたフットウェア・プラットフォーム1の組み立てのためのフットウェア組み立てプロセ
スを図示するフローチャートである。この例では、組み立てプロセスは、710において
アウトソール/ミッドソール組立体を取得する工程と、720においてミッドソール・プ
レートを挿入および付着する工程と、730においてレース付きのアッパーを取り付ける
工程と、740においてアクチュエータを挿入する工程と、任意に、745において組立
部品を小売店に出荷する工程と、750においてレーシング・エンジンを選択する工程と
、760においてレーシング・エンジンをミッドソール・プレートの中へ挿入する工程と
、770においてレーシング・エンジンを固定する工程などのような、動作を含む。さら
に詳細に下記に説明されているプロセス700は、説明されているプロセス動作のうちの
いくつかまたはすべてを含むことが可能であり、また、プロセス動作のうちの少なくとも
いくつかは、さまざまな場所(たとえば、小売店と対比して製造工場)において起こるこ
とが可能である。特定の例では、プロセス700を参照して議論されているプロセス動作
のすべては、製造場所の中で完了され得、完了した自動化されたフットウェア・プラット
フォームは、消費者へ、または、購入のための小売場所へ、直接的に送達される。また、
プロセス700は、レーシング・エンジン10の組み立てに関連付けられる組み立て動作
を含むことが可能であり、それらは、図1~図4Dを含むさまざまな図を参照して上記に
図示および議論されている。これらの詳細の多くは、単に簡潔化および明瞭化のために、
以下に提供されるプロセス700の説明を参照して具体的に議論されてはいない。
立体、たとえば、ミッドソール50およびアウトソール60などを取得することから始ま
る。ミッドソール50は、プロセス700の間または前に、アウトソール60に付着され
得る。720において、プロセス700は、ミッドソール・プレート、たとえば、ミッド
ソール・プレート40などを、プレート凹部510の中へ挿入することを続け、いくつか
の例では、ミッドソール・プレート40は、下面の上に接着剤の層を含み、ミッドソール
・プレートをミッドソールの中へ付着させる。他の例では、接着剤は、ミッドソール・プ
レートの挿入の前に、ミッドソールに塗布される。いくつかの例では、プレート凹部51
0の中へのミッドソール・プレート40の組み立ての後に、接着剤が熱活性化させられ得
る。さらなる他の例では、ミッドソールは、ミッドソール・プレートとの締り嵌めによっ
て設計されており、それは、自動化されたフットウェア・プラットフォームの2つの構成
要素を固定するために接着剤を必要としない。さらに他の例では、ミッドソール・プレー
トは、締り嵌めおよび接着剤などのような締結具の組み合わせを通して固定される。
レース付きのアッパー部分がミッドソールに取り付けられることを続ける。レース付きの
アッパー部分の取り付けは、任意の公知のフットウェア製造プロセスを通して行われ、レ
ーシング・エンジン10などのようなレーシング・エンジンとのその後の係合のために、
ミッドソール・プレートの中への下側レース・ループの位置決めを伴う。たとえば、ミッ
ドソール・プレート40が挿入されている状態でレース付きのアッパーをミッドソール5
0に取り付けると、下側レース・ループが、内側レース・ガイド420および外側レース
・ガイド421と整合するように位置決めされ、それらは、組み立てプロセスにおいて後
に挿入されるときに、レーシング・エンジン10と係合するようにレース・ループを適正
に位置決めする。アッパー部分の組み立てが、図8A~図8Bを参照してより詳細に以下
に議論されており、それは、組み立ての間にどのようにレース・ループが形成され得るか
ということを含む。
をミッドソール・プレートの中へ挿入することを続ける。任意に、アクチュエータの挿入
は、動作730におけるアッパー部分の取り付けの前に行われ得る。例では、ミッドソー
ル・プレート40のアクチュエータ用切欠部480の中へのアクチュエータ30の挿入は
、アクチュエータ30とアクチュエータ用切欠部480との間のスナップ・フィットを伴
う。任意に、プロセス700は、745において、自動化されたフットウェア・プラット
フォームの組立部品を小売場所または同様の販売場所へ出荷することを続ける。プロセス
700の中の残りの動作は、特別なツールまたは材料なしで実施され得、それは、自動化
されたフットウェアの組立部品およびレーシング・エンジン・オプションのあらゆる組み
合わせを製造して目録を作る必要なしに、小売段階で販売される製品のフレキシブルなカ
スタマイズを可能にする。たとえ、2つだけの異なるレーシング・エンジン・オプション
が存在するとしても(たとえば、完全に自動化されたもの、および、手動で作動させられ
るもの)、小売段階においてフットウェア・プラットフォームを構成する能力は、融通性
を強化し、レーシング・エンジンの補修を容易にすることを可能にする。
つだけのレーシング・エンジンが利用可能であるケースでは、任意の動作である場合があ
る。例では、レーシング・エンジン10(電動式レーシング・エンジン)が、動作710
~740から組立部品の中への組み立てのために選ばれる。しかし、上述のように、自動
化されたフットウェア・プラットフォームは、完全に自動的な電動式レーシング・エンジ
ンから人力手動で作動させられるレーシング・エンジンまで、さまざまなタイプのレーシ
ング・エンジンを収容するように設計されている。動作710~740において築かれる
組立部品は、アウトソール60、ミッドソール50、およびミッドソール・プレート40
などのような構成要素とともに、モジュール式のプラットフォームを提供し、幅広い範囲
の任意の自動化に係る構成要素を収容する。
・プレートの中へ挿入することを続ける。たとえば、レーシング・エンジン10は、レー
シング・エンジン用空洞部410を通って走るレース・ループの下にレーシング・エンジ
ン10が滑り込まされた状態で、ミッドソール・プレート40の中へ挿入され得る。レー
シング・エンジン10が適切な場所にある状態で、および、レーシング・エンジンのスプ
ール、たとえば、スプール130などの中にレース・ケーブルが係合されている状態で、
蓋(または、同様の構成要素)が、ミッドソール・プレートの中へ据え付けられ、レーシ
ング・エンジン10およびレースを固定することが可能である。レーシング・エンジン1
0を固定するために蓋20をミッドソール・プレート40の中へ据え付けることの例が、
図4B~図4Dに図示され、上記に議論されている。蓋がレーシング・エンジンの上に固
定された状態で、自動化されたフットウェア・プラットフォームは完成しており、活動的
な使用の準備ができている。
備のためのフットウェア・アッパーの組み立てのための組み立てプロセス800を概して
図示する1組の説明図およびフローチャートを含む。
ェア・プラットフォームの中への最終的な組み立てのために、フットウェア組立体のレー
ス付きのアッパー部分を組み立てる一連の組み立て動作を視覚的に示している。図8Aに
図示されているプロセス800は、図8Bを参照してさらに以下に議論されている動作を
含む。この例では、プロセス800は、動作810から開始し、それは、編物のアッパー
およびレース(レース・ケーブル)を取得する工程を伴う。次に、動作820において、
編物のアッパーの第1の半分に、レースが付けられる。この例では、アッパーにレースを
通す工程は、レース・ケーブルを複数のレース穴に通す工程、および、アッパーの前部に
一方の端部を固定する工程を伴う。次に、動作830において、レース・ケーブルは、ア
ッパーを支持する治具の下を通って、反対側に取り回される。いくつかの例では、治具は
、所望のレース・ループ長さを生成させるために、特定の経路を形成する溝または形状を
含む。次いで、動作840において、治具の周りにレースの下側ループを維持しながら、
アッパーの他方の半分にレースが付けられる。また、動作840の図示されているバージ
ョンは、レースを締め付ける工程を含むことが可能であり、それは、図8Bの中の動作8
50である。860において、レースは、固定および切り落とされ、870において、治
具が取り外され、下側レース・ループがアッパー部分の下にある状態で、レース付きの編
物のアッパーを残す。
するフローチャートである。この例では、プロセス800は、810においてアッパーお
よびレース・ケーブルを取得する工程と、820においてアッパーの第1の半分にレース
を通す工程と、830においてレース治具の下にレースを通す工程と、840においてア
ッパーの第2の半分にレースを通す工程と、850においてレーシングを締め付ける工程
と、860においてアッパーを完成させる工程と、870においてレース治具を取り外す
工程などのような動作を含む。
ーブルを取得することによって始まる。アッパーを取得することは、プロセス800の他
の動作を通して使用されるレース治具の上にアッパーを設置することを含むことが可能で
ある。上述のように、レース治具の1つの機能は、特定のフットウェア・アッパーに関し
て繰り返し可能なレース・ループを発生させるための機構を提供することであることが可
能である。特定の例では、治具は、シューズのサイズに依存する可能性があり、一方、他
の例では、治具は、複数のサイズおよび/またはアッパー・タイプに対応することが可能
である。820において、プロセス800は、アッパーの第1の半分にレース・ケーブル
を通すことによって続く。レーシング動作は、アッパーの中に埋め込まれている一連のレ
ース穴または同様の特徴にレース・ケーブルを通すことを含むことが可能である。また、
820におけるレーシング動作は、レース・ケーブルの一方の端部(たとえば、第1の端
部)をアッパーの一部分に固定することを含むことが可能である。レース・ケーブルを固
定することは、レース・ケーブルの第1の端部をアッパーの固定部分に縫い付けること、
結んで留めること、または、その他の方法で終端させることを含むことが可能である。
レース・ケーブルの自由端部を通すことを続ける。この例では、レース治具は、アッパー
がミッドソール/アウトソール組立体と接合された後に、レーシング・エンジンとの最終
的な係合のために、アッパーの下に適正なレース・ループを生成させるために使用される
(上記の図7の議論を参照)。レース治具は、溝部または同様の特徴を含み、プロセス8
00の続いて起こる動作の間にレース・ケーブルを少なくとも部分的に保つことが可能で
ある。
の第2の半分にレースを通す。第2の半分にレースを通すことは、アッパーの第2の半分
の上の第2の一連のレース穴または同様の特徴にレース・ケーブルを通すことを含むこと
が可能である。850において、プロセス800は、下側レース・ループがレーシング・
エンジンとの適正な係合のために適正に形成されることを保証するために、さまざまなレ
ース穴を通して、レース治具の周りに、レース・ケーブルを締め付ける。レース治具は、
適正なレース・ループ長さを取得するのを支援し、異なるレース治具は、フットウェアの
異なるサイズまたはスタイルに関して使用され得る。レーシング・プロセスは、860に
おいてレース・ケーブルの自由端部がアッパーの第2の半分に固定されることによって完
成される。また、アッパーの完成は、追加的な切り落とし動作または縫合動作を含むこと
が可能である。最後に、870において、プロセス800は、レース治具からのアッパー
の取り外しによって完了する。
ースを固定するための機構を図示する図面である。この例では、レーシング・エンジン1
0のスプール130は、レース溝部132の中にレース・ケーブル131を受け入れる。
図9は、フェルールを備えたレース・ケーブル、および、フェルールを受け入れるための
凹部を含むレース溝部を備えたスプールを含む。この例では、フェルールは、凹部の中へ
スナップ(たとえば、締り嵌め)し、レース・ケーブルをスプールの中に保つのを支援す
る。他の例示的なスプール、たとえば、スプール130などは、凹部を含まず、自動化さ
れたフットウェア・プラットフォームの他の構成要素が、スプールのレース溝部の中にレ
ース・ケーブルを保つために使用される。
グ・システムの構成要素を図示するブロック図である。システム1000は、電動式レー
シング・システムの基本的な構成要素を図示しており、たとえば、インターフェース・ボ
タン、足存在センサー、プロセッサー回路を備えたプリント回路基板組立体(PCA)、
バッテリー、充電コイル、エンコーダ、モータ、トランスミッション、およびスプールな
どを含む。この例では、インターフェース・ボタンおよび足存在センサーは、回路基板(
PCA)と通信しており、また、回路基板(PCA)は、バッテリーおよび充電コイルと
通信している。また、エンコーダおよびモータは、回路基板におよび互いに接続されてい
る。トランスミッションは、モータをスプールに連結し、駆動機構を形成する。
、プロセッサー回路は、ボタンから、および/または、足存在センサーから、および/ま
たは、バッテリーから、および/または、駆動機構から、および/または、エンコーダか
ら、情報を受信するように構成され得、また、たとえば、他の機能の中でも、フットウェ
アを締め付けるかもしくは緩めるために、または、センサー情報を取得するかまたは記録
するなどのために、コマンドを駆動機構に発行するようにさらに構成され得る。
図11A~図11Dは、いくつかの例示的な実施形態に係る電動式レーシング・エンジ
ンのためのモータ制御スキーム1100を示す説明図である。この例では、モータ制御ス
キーム1100は、レース巻き取りの観点から合計トラベルをセグメントに分割すること
を伴い、セグメントは、レース・トラベル(たとえば、一方の端にある「ホーム/緩い」
位置と、他方の端にある最大締め付けとの間)の連続体の上の位置に基づいて、サイズが
変化している。モータが、ラジアル・スプールを制御しており、モータ軸の上のラジアル
・エンコーダを介して主に制御されることとなるので、セグメントは、スプール・トラベ
ルの角度の観点からサイズ決めされ得る(それは、エンコーダ・カウントの観点から見る
ことも可能である)。連続体の「緩い」側において、セグメントは、たとえば、10度の
スプール・トラベルなど、より大きくなっていることが可能である。その理由は、レース
移動の量が、重要ではないからである。しかし、レースが締め付けられるにつれて、レー
ス・トラベルのそれぞれのインクリメントが、所望の量のレース締め付けを取得するため
にますます重要になる。モータ電流などのような、他のパラメータが、レース締め付けま
たは連続体位置の二次的な対策として使用され得る。図11Aは、締め付け連続体に沿っ
た位置に基づいて、異なるセグメント・サイズの説明図を含む。
ァイルの表を構築するために締め付け連続体位置を使用することを図示している。次いで
、運動プロファイルは、ユーザ入力ボタンからの特定の入力へ変換され得る。運動プロフ
ァイルは、スプール運動のパラメータ、たとえば、加速度(Accel(度/秒/秒))
、速度(Vel(度/秒))、減速度(Dec(度/秒/秒))、および、移動の角度(
Angle(度))などを含む。図11Cは、経時的な速度のグラフの上にプロットされ
ている例示的な運動プロファイルを示している。
例示的なユーザ入力を図示するグラフィックである。
その他の注意事項
本明細書を通して、複数の事例は、単一の事例として記述される構成要素、操作、また
は構造を実装することができる。1つ以上の方法の個々の操作が別々の操作として図示さ
れ説明されているが、1つ以上の個々の操作が同時に実行されてもよく、操作が図示の順
序で実行される必要はない。例示的な構成において別々の構成要素として提示される構造
および機能は、結合された構造または構成要素として実装されてもよい。同様に、単一の
構成要素として提示される構造および機能は、別個の構成要素として実装されてもよい。
これらおよび他の変形、修正、追加および改良は、本明細書の主題の範囲内に入る。
のより広い範囲から逸脱することなく、これらの実施形態に対して様々な修正および変更
を行うことができる。本発明の主題のそのような実施形態は、便宜上のためだけに、そし
て本出願の範囲を任意の単一の開示または発明の概念に自発的に限定しようとするもので
はなく、実際に開示されている。
に十分詳細に記載されている。本開示の範囲から逸脱することなく、構造的および論理的
な置換および変更を行うことができるように、他の実施形態を使用し、そこから誘導する
ことができる。従って、開示は限定的な意味で解釈されるべきではなく、様々な実施形態
の範囲は、開示される主題が権利を与えられる均等物の全範囲を含む。
れ得る。さらに、複数の例が、本明細書で説明されるリソース、動作、または構造に対し
て単一の例として提供されてもよい。さらに、様々なリソース、操作、モジュール、エン
ジン、およびデータストア間の境界は、いくぶん恣意的であり、特定の動作は、特定の例
示的な構成の状況で示されている。機能の他の割り当てが想定されており、本開示の様々
な実施形態の範囲内に入る可能性がある。一般に、構成例において別個のリソースとして
提示される構造および機能は、結合された構造またはリソースとして実装されてもよい。
同様に、単一のリソースとして提示される構造および機能性は、別個のリソースとして実
装されてもよい。これらおよび他の変形、修正、追加および改良は、添付の特許請求の範
囲によって表される本開示の実施形態の範囲内に含まれる。したがって、明細書および図
面は、限定的ではなく例示的なものとみなされるべきである。
々な順列または組み合わせで組み合わせることもできる。
上記の詳細な説明は、詳細な説明の一部を形成する添付の図面の参照を含む。図面は、
例示として、本発明を実施することができる特定の実施形態を示す。これらの実施形態は
、本明細書では「実施例」または「例」とも呼ばれる。そのような実施例は、図示または
説明されたものに加えて要素を含むことができる。しかしながら、本発明者らは、図示ま
たは記載された要素のみが提供される実施例も企図する。さらに、本発明者らは、特定の
例(またはその1つまたは複数の態様)に関して、または示されたまたは記載された要素
(またはその1つまたは複数の態様)の任意の組み合わせまたは置換を使用する例を企図
するか、または他の例(またはその1つまたは複数の態様)を示す。
合、この文書の使用が制御される。
本明細書では、特許文献において一般的であるように、構成要素等を単数で記載する場
合、「少なくとも1つの」または「1以上の」という他の記載または使用とは別に、1つ
または複数を含む。本明細書において、特に断りのない限り、「または」は非排他的に用
いられ、例えば「AまたはB」というときには、「AではあるがBではない」、「Bでは
あるがAではない」、および「AおよびB」を含む。本明細書では、「含む(inclu
ding)」という用語は、「備える(comprising)」と同義で使用される。
以下の請求項において、「含む」「備える」の後に構成を列挙する場合、その他の構成が
加えられてもよい。システム、装置、物品、組成物、配合物、またはプロセスにおいて、
列挙された構成に他の構成が追加されたとしても、それらは依然としてその請求の範囲内
にある。
語は単に区別のために使用され、それらが付されたものに順番に係る要件を課すことを意
図しない。
たはコンピュータで実施することができる。いくつかの例は、上記の例で説明した方法を
実行するように電子デバイスを構成するように動作可能な命令でコード化された、コンピ
ュータが読み取り可能な媒体または機械で読み取り可能な媒体を含むことができる。その
ような方法の実装には、マイクロコード、アセンブリ言語コード、高水準言語コードなど
のコードを含めることができる。そのようなコードは、様々な方法を実行するためのコン
ピュータ可読命令を含むことができる。コードは、コンピュータプログラム製品の一部を
形成することができる。さらに、一例では、コードは、実行中または他の時など、1つま
たは複数の揮発性、非一時的、または不揮発性の有形のコンピュータで読み取り可能な媒
体に有形に格納することができる。これらの具体的なコンピュータで読み取り可能な媒体
の例には、ハードディスク、リムーバブル磁気ディスク、取り外し可能な光ディスク(例
えば、コンパクトディスクおよびデジタルビデオディスク)、磁気カセット、メモリカー
ドまたはスティック、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM
)などが含まれる。
その1つまたは複数の態様)は、互いに組み合わせて使用されてもよい。上記の説明を検
討することにより、当業者によって、他の実施形態を使用することができる。読者が技術
的開示の性質を迅速に確認できるように、要約書が含まれていればそれが含まれる。請求
の範囲または意味を解釈または制限するために使用しないように理解されたい。また、上
記の説明では、様々な特徴をグループ化して、開示を合理化することができる。これは、
クレームされていない開示された特徴がクレームに不可欠であることを意図していると解
釈されるべきではない。むしろ、本発明の主題は、開示された特定の実施形態のすべての
特徴よりも少なくてもよい。したがって、添付の特許請求の範囲は、実施形態または実施
形態としての詳細な説明に組み込まれ、各請求項は、別個の実施形態として独立して立証
され、そのような実施形態は、様々な組み合わせまたは順列で互いに組み合わせることが
できる。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲を参照して、そのような特許請求の範囲
が権利を与えられる等価物の全範囲とともに決定されるべきである。
Claims (18)
- 頂部と底部とを含むハウジング構造体と、
上面と、前記上面の下にあるレース・スプールと、接続ピンを有するスプール軸とを含
むスプールであって、前記ハウジング構造体の前記頂部に取り付けられたスプールと、
前記スプール軸上の前記接続ピンを介して前記スプールに連結された駆動機構であって
、フットウェア内に取り付けられたレース・ケーブルを締め付けるかもしくは緩めるため
に、前記スプールを回転させるように適合される駆動機構と、
を備えるフットウェア・レーシング装置。 - 前記スプール軸上の前記接続ピンと連結する前記駆動機構は、締め付け状態から弛緩状
態への移行を生じさせるために前記駆動機構を反転させることと、前記スプールの弛緩方
向への回転を駆動するために前記接続ピンに係合することとの間に時間差を生じさせるよ
うに適合される、
請求項1に記載のフットウェア・レーシング装置。 - 前記駆動機構は、前記接続ピンと係合するためのスプールキーを有する、
請求項2に記載のフットウェア・レーシング装置。 - 前記駆動機構は、前記スプール軸の一部を囲むとともに、前記接続ピンに係合するギア
を有する、
請求項2に記載のフットウェア・レーシング装置。 - 前記ギアは、前記ギアの回転トラベルの間に前記スプール軸上の前記接続ピンに係合す
るスプールキーを有する、
請求項4に記載のフットウェア・レーシング装置。 - 前記接続ピンと連結する前記駆動機構は、前記スプール軸を取り囲むギアの表面から延
びる突起を伴い、
前記突起は、前記ギアが第1方向に回転したときに前記接続ピンの第1の側に係合し、
前記ギアが第2方向に回転したときに前記接続ピンの第2の側に係合する、
請求項2に記載のフットウェア・レーシング装置。 - 前記時間差は、前記突起が前記接続ピンの第1の側との係合から前記接続ピンの第2の
側との係合まで回転するためのトラベル時間によって生成される、
請求項6に記載のフットウェア・レーシング装置。 - 前記締め付け状態と前記弛緩状態との間の移行する間、前記スプールは、前記接続ピン
が前記駆動機構に再係合するまで、前記弛緩方向に自由に回転する、
請求項2に記載のフットウェア・レーシング装置。 - 前記スプールの前記弛緩方向への回転は、前記時間差を長くすることができる、
請求項8に記載のフットウェア・レーシング装置。 - 前記スプールの前記上面が、前記ハウジング構造体の前記頂部の第2の上面と同一平面
にある、
請求項1~9のうち何れか一項に記載のフットウェア・レーシング装置。 - 上面を含むハウジングであって、前記上面が前記ハウジングの幅にわたって延びる溝に
よって二分された円形の凹部を含み、前記溝が前記円形の凹部を通してレース・ケーブル
をガイドするように構成された、ハウジングと、
前記円形の凹部内に配設されたレース・スプールであって、
前記レース・スプールを受け入れるためにレース溝部によって二分された円形の上面
と、
前記レース・スプールの中間部にある縮径部と前記円形の凹部とによって形成された
レース凹部と、
前記円形の凹部内の穴を通って前記ハウジング内に向けて下向きに延びるスプール軸
と、
を有するレース・スプールと、
前記スプール軸を少なくとも2つの回転位置に係合させるためにスプールキーを含むウ
ォームギアであって、駆動機構によって第1方向に駆動されると前記レース・スプールに
レース・ケーブルを巻き取るとともに、第2方向に駆動されると前記レース・スプールか
らレース・ケーブルを巻き解くウォームギアと、
を備えるレーシング・エンジン。 - 前記スプールキーの前記スプール軸との係合は、前記第1方向に前記レース・スプール
を駆動する前記ウォームギアと、前記第2方向に前記レース・スプールを駆動する前記ウ
ォームギアとの間の移行中に時間差を生成するように適合されている、
請求項11に記載のレーシング・エンジン。 - 前記スプール軸は、前記ウォームギア上の前記スプールキーに係合するように適合され
た接続ピンを含む、
請求項11または12に記載のレーシング・エンジン。 - 前記ウォームギアが第1方向に駆動されたときに、前記接続ピンは前記スプールキーの
第1の側に係合し、前記ウォームギアが第2方向に駆動されたときに、前記接続ピンが前
記スプールキーの第2の側に係合する、
請求項13に記載のレーシング・エンジン。 - 前記時間差は、少なくとも、前記スプールキーが、前記第1の側で前記接続ピンに係合
した状態から、前記第2の側で前記接続ピンに係合した状態まで移行するためのトラベル
時間の量である、
請求項14に記載のレーシング・エンジン。 - 前記第1方向にレース・ケーブルを巻き取ることと、前記第2方向にレース・ケーブル
を巻き解くこととの間の移行中に、前記スプールは、前記接続ピンが前記スプールキーに
係合するまで、自由に回転する、
請求項12に記載のレーシング・エンジン。 - 前記スプールを第1方向に駆動する前記ウォームギアから、前記スプールを前記第2方
向に駆動する前記ウォームギアに移行させる間の、前記スプールの前記第2方向への回転
は、前記時間差を長くすることができる、
請求項16に記載のレーシング・エンジン。 - 自動化されたフットウェア・プラットフォームの中のレーシング・エンジンの操作方法
であって、
前記レーシング・エンジンの回路を使用して、前記レーシング・エンジンへの締付入力
を受け取ることと、
前記レーシング・エンジンの回路を使用して、前記締付入力に基づいてレース・スプー
ルを第1方向に回転させるように駆動機構に指令することと、
前記駆動機構への指令に応じて、前記締付入力に基づいて前記レース・スプールを前記
第1方向に回転させるために、前記レース・スプールのスプール軸上の接続ピンを前記駆
動機構の係合部分に係合させることと、
前記レーシング・エンジンの回路を使用して、前記レーシング・エンジンへの弛緩入力
を受信することと、
前記レーシング・エンジンの回路を使用して、前記レース・スプールを弛緩させるよう
に前記駆動機構に指令することと、
前記駆動機構への弛緩指令に応じて、前記駆動機構を反転させて、時間差の後に、前記
スプール軸上の前記接続ピンを前記駆動機構の前記係合部分に係合させて、前記弛緩入力
に基づいて前記レース・スプールを第2方向に回転させることと、
を含む、方法。
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