JP2023077446A - シート搬送装置、画像処理装置、シート搬送方法 - Google Patents

シート搬送装置、画像処理装置、シート搬送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】厚みのあるシートの画像を読み取る際にユーザーの意図したシートの搬送処理を行うことが可能なシート搬送装置、画像処理装置、及びシート搬送方法を提供すること。【解決手段】画像形成装置100は、原稿を搬送する搬送路における所定の検出位置P1を通過する原稿の厚みが閾値以上であるか否かを判定する判定処理部52と、原稿載置部21から第1搬送路22Aを経由して第1排出部29に至る第1搬送経路と、第1搬送路22Aから分岐して湾曲する湾曲部22Cを含む第2搬送路22Dを経由して第1排出部29とは異なる第2排出部33に至る第2搬送経路とのいずれかに沿って原稿を搬送する搬送制御部53と、原稿の搬送経路が前記第2搬送経路に設定されている場合において、原稿の厚みが前記閾値以上であると判定された場合に、原稿の搬送方法をユーザーに選択させる所定の情報を報知する報知処理部54と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、シート搬送装置、シート搬送装置を備える画像処理装置、及びシート搬送方法に関する。
読取対象の原稿を搬送するシート搬送装置を備える画像処理装置が知られている。また、シート載置部から原稿を下流側に直線的に搬送して第1排出部に排出する第1搬送経路(ストレートパス)と、原稿を前記第1搬送経路から上流側に分岐する湾曲部に搬送して第2排出部に排出する第2搬送経路(U字パス、Uターンパス)とを備える画像読取装置が知られている(特許文献1、2参照)。前記画像読取装置は、閾値以上の厚さを有する原稿を検知すると原稿の搬送を停止させるか、又は搬送経路をU字パスからストレートパスに切り替える。
特開2013-052929号公報 特開2006-282349号公報
しかしながら、従来の技術では、厚みのある原稿を自動的にU字パスからストレートパスに切り替えると、読取処理が完了した後に排出された原稿のページの順番が入れ替わってしまい、ユーザーの意図しない搬送処理が行わる問題が生じる。
本発明の目的は、厚みのあるシートの画像を読み取る際にユーザーの意図したシートの搬送処理を行うことが可能なシート搬送装置、画像処理装置、及びシート搬送方法を提供することにある。
本発明の一の局面に係るシート搬送装置は、判定処理部と搬送制御部と報知処理部とを備える。前記判定処理部は、シートを搬送する搬送路における所定の検出位置を通過するシートの厚みが閾値以上であるか否かを判定する。前記搬送制御部は、シートが載置されるシート載置部から第1搬送路を経由して第1排出部に至る第1搬送経路と、前記第1搬送路から分岐して湾曲する湾曲部を含む第2搬送路を経由して前記第1排出部とは異なる第2排出部に至る第2搬送経路とのいずれかに沿ってシートを搬送する。前記報知処理部は、シートの搬送経路が前記第2搬送経路に設定されている場合において、前記判定処理部によりシートの厚みが前記閾値以上であると判定された場合に、シートの搬送方法をユーザーに選択させる所定の情報を報知する。
本発明の他の局面に係る画像処理装置は、前記シート搬送装置と、画像読取部とを備える。前記画像読取部は、前記シート搬送装置によって搬送されるシートの画像を読み取る。
本発明の他の局面に係るシート搬送方法は、判定ステップと搬送制御ステップと報知ステップとを含む。前記判定ステップでは、シートを搬送する搬送路における所定の検出位置を通過するシートの厚みが閾値以上であるか否かを判定する。前記搬送制御ステップでは、シートが載置されるシート載置部から第1搬送路を経由して第1排出部に至る第1搬送経路と、前記第1搬送路から分岐して湾曲する湾曲部を含む第2搬送路を経由して前記第1排出部とは異なる第2排出部に至る第2搬送経路とのいずれかに沿ってシートを搬送する。前記報知ステップでは、シートの搬送経路が前記第2搬送経路に設定されている場合において、前記判定ステップにおいてシートの厚みが前記閾値以上であると判定された場合に、シートの搬送方法をユーザーに選択させる所定の情報を報知する。
本発明によれば、厚みのあるシートの画像を読み取る際にユーザーの意図したシートの搬送処理を行うことが可能である。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置のシステム構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施形態に係る画像形成装置のADF及び画像読取部の構成を示す図である。 図3は、本発明の実施形態に係る画像形成装置に表示される選択情報の一例を示す図である。 図4は、本発明の実施形態に係る画像形成装置における搬送経路の一例を示す図である。 図5は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で実行される原稿読取処理の一例を示すフローチャートである。 図6は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で実行される原稿読取処理の一例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[画像形成装置100の構成]
まず、図1を参照しつつ、本発明の実施形態に係る画像形成装置100の構成について説明する。
画像形成装置100は、原稿から画像を読み取るスキャン機能、及び画像データに基づいて画像を形成するプリント機能とともに、ファクシミリ機能、及びコピー機能などの複数の機能を有する複合機である。画像形成装置100は、本発明の画像処理装置の一例である。なお、本発明の画像処理装置は、スキャナー、ファクシミリ装置、及びコピー機などであってもよい。
図1に示されるように、画像形成装置100は、ADF(Auto Document Feeder)1、画像読取部2、画像形成部3、給紙部4、操作表示部5、記憶部6、及び制御部7を備える。
ADF1は、前記スキャン機能による読取対象の原稿(本発明のシートの一例)を搬送する。
画像読取部2は、前記スキャン機能を実現する。具体的に、画像読取部2は、ADF1によって搬送される原稿から画像を読み取る。また、画像読取部2は、原稿台41(図2参照)に載置された原稿から画像を読み取る。
画像形成部3は、前記プリント機能を実現する。例えば、画像形成部3は、電子写真方式で給紙部4から供給されるシートに画像を形成する。例えば、画像形成部3は、感光体ドラム、帯電ローラー、光走査装置、現像装置、転写ローラー、クリーニング装置、定着装置、及び排紙トレイを備える。
給紙部4は、画像形成部3にシートを供給する。例えば、給紙部4は、給紙カセット、手差しトレイ、シート搬送路、及び複数の搬送ローラーを備える。
操作表示部5は、画像形成装置100のユーザーインターフェイスである。例えば、操作表示部5は、制御部7からの制御指示に応じて各種の情報を表示する液晶ディスプレーなどの表示部、及びユーザーの操作に応じて制御部7に各種の情報を入力する操作キー又はタッチパネルなどの操作部を有する。
記憶部6は、不揮発性の記憶装置である。例えば、記憶部6は、フラッシュメモリー及びEEPROM(登録商標)などの不揮発性メモリー、SSD(Solid State Drive)、又はHDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置である。
制御部7は、画像形成装置100を統括的に制御する。図1に示されるように、制御部7は、CPU11、ROM12、及びRAM13を備える。CPU11は、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。ROM12は、CPU11に各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶装置である。RAM13は、CPU11が実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される揮発性又は不揮発性の記憶装置である。制御部7では、CPU11によりROM12に予め記憶された各種の制御プログラムが実行される。これにより、制御部7は、画像形成装置100を統括的に制御する。
[ADF1及び画像読取部2の構成]
次に、図1及び図2を参照しつつ、ADF1及び画像読取部2の構成について説明する。ここで、図2はADF1及び画像読取部2の構成を示す断面図である。
図2に示されるように、ADF1は、原稿載置部21、筐体22、ピックアップローラー23、給紙ベルト24、分離ローラー25、レジストローラー26、切替部27、第1排出ローラー28、第1排出部29、第1搬送ローラー30、第2搬送ローラー31、第2排出ローラー32、第2排出部33、第1検出部21A、及び第2検出部21Bを備える。
原稿載置部21には、搬送対象の原稿が載置される。ADF1では、原稿載置部21に載置された原稿が図2に示される搬送方向D1へ搬送される。原稿載置部21は、本発明のシート載置部の一例である。
原稿載置部21には、図1に示される第1検出部21Aが設けられている。第1検出部21Aは、原稿載置部21における原稿の存否を検出する。例えば、第1検出部21Aは、原稿載置部21における原稿載置面に設けられた反射型の光センサーである。
また、原稿載置部21には、不図示のリフト板が設けられている。前記リフト板は、原稿載置部21に載置された原稿束をピックアップローラー23との接触位置まで持ち上げる。
筐体22は、原稿の搬送に用いられるローラーなどを収容する。図2に示されるように、筐体22の内部には、原稿を案内する第1搬送路22A、及び第2搬送路22Dが形成されている。第1搬送路22Aは、原稿載置部21から直進して第1排出部29に至る。第2搬送路22Dは、第1搬送路22Aにおける分岐部22B(図2参照)から分岐して湾曲する湾曲部22C(図2参照)を含み、第2排出部33に至る。湾曲部22Cは、筐体22の内部で原稿をUターンさせることが可能な曲率で湾曲する。
ADF1では、原稿載置部21に載置された原稿が、第1搬送路22Aを経由して第1排出部29に至る第1搬送経路(以下、ストレートパスともいう。)、及び、第2搬送路22Dを経由して第2排出部33に至る第2搬送経路(以下、U字パスともいう。)のいずれかの搬送経路に沿って搬送される。
図2に示されるように、筐体22の底部には、開口部22Eが設けられている。開口部22Eは、第2搬送路22Dの一部を外部に露出させる。開口部22Eでは、画像読取部2の第2撮像部43(図1及び図2参照)による、ADF1によって搬送される原稿の画像の読み取りが行われる。
ピックアップローラー23は、原稿載置部21の上側に設けられる。ピックアップローラー23は、前記リフト板によって持ち上げられた原稿束における最上部の原稿の表面(上面)と接触して、当該原稿を搬送方向D1へ搬送する。
給紙ベルト24は、第1搬送路22Aに設けられる。給紙ベルト24は、ピックアップローラー23によって搬送方向D1へ搬送される原稿の表面と接触して、当該原稿を搬送方向D1の下流側へ搬送する。
分離ローラー25は、給紙ベルト24の下側で給紙ベルト24と接触して設けられる。分離ローラー25は、給紙ベルト24との接触位置へ搬送される複数枚の原稿のうち、給紙ベルト24と接触する原稿を、当該原稿の下側の原稿から分離する。
レジストローラー26は、第1搬送路22Aにおける給紙ベルト24よりも搬送方向D1の下流側に設けられる。レジストローラー26は、給紙ベルト24によって搬送される原稿と接触して、当該原稿を搬送方向D1の下流側へ搬送する。
切替部27は、第1搬送路22Aにおけるレジストローラー26よりも搬送方向D1の下流側の分岐部22Bに設けられる。切替部27は、レジストローラー26によって搬送される原稿と接触して、当該原稿を第1搬送路22Aにおける分岐部22Bよりも下流側及び第2搬送路22Dのいずれかに案内するガイド部材である。具体的に、切替部27は、原稿を第1搬送路22Aにおける分岐部22Bよりも下流側へ案内する第1姿勢と、第2搬送路22Dへ案内する第2姿勢との間で姿勢変化可能に設けられる。切替部27は、図1に示される駆動部27Aから供給される駆動力を受けて姿勢変化する。例えば、駆動部27Aはモーターである。
第1排出ローラー28は、第1搬送路22Aにおける分岐部22Bよりも搬送方向D1の下流側に設けられる。第1排出ローラー28は、切替部27によって第1搬送路22Aにおける分岐部22Bよりも下流側へ案内された原稿と接触して、当該原稿を第1排出部29に排出する。第1排出部29には、第1排出ローラー28によって排出された原稿が積載される。
第1搬送ローラー30は、第2搬送路22Dの湾曲部22Cに設けられる。第1搬送ローラー30は、切替部27によって第2搬送路22Dへ案内された原稿と接触して、当該原稿を搬送方向D1の下流側へ搬送する。
第2搬送路22Dにおける第1搬送ローラー30よりも搬送方向D1の下流側には、開口部22Eが形成されている。開口部22Eでは、画像読取部2の第2撮像部43(図1及び図2参照)により、開口部22Eを通過する原稿の画像が読み取られる。
第2搬送ローラー31は、第2搬送路22Dにおける開口部22Eよりも搬送方向D1の下流側に設けられる。第2搬送ローラー31は、第1搬送ローラー30によって搬送される原稿と接触して、当該原稿を搬送方向D1の下流側へ搬送する。
第2排出ローラー32は、第2搬送路22Dにおける第2搬送ローラー31よりも搬送方向D1の下流側に設けられる。第2排出ローラー32は、第2搬送ローラー31によって搬送される原稿と接触して、当該原稿を第2排出部33に排出する。第2排出部33には、第2排出ローラー32によって排出された原稿が積載される。
第2検出部21Bは、第1搬送路22Aにおける分岐部22Bよりも原稿載置部21側の検出位置P1(図2参照)に設けられ、検出位置P1を通過する原稿の厚みを検出する。第2検出部21Bは、例えば、透過型の光センサー、又は超音波センサーで構成される。例えば、前記超音波センサーは、検出位置P1を通過する原稿の厚みに応じた電圧値を検出(計測)する。前記超音波センサーは、例えば、第1搬送路22Aを挟んで対向して配置される発信部及び受信部を有する。前記発信部は第1搬送路22Aに向けて超音波を発信し、前記受信部は前記発信部から発信された超音波を受信する。前記超音波センサーは、前記受信部で受信された超音波の強度に応じた電気信号を出力する。前記超音波センサーから出力される電気信号(電圧値)は、制御部7に入力される。制御部7の判定処理部52は、前記超音波センサーから取得する電圧値に基づいて原稿の厚みを判定する。
図1及び図2に示されるように、画像読取部2は、原稿台41、第1撮像部42、第2撮像部43、及び第3撮像部44を備える。
原稿台41には、読取対象の原稿が載置される。原稿台41は、画像形成装置100の筐体の上部に設けられる。ADF1は、原稿台41に対して開閉可能に設けられており、原稿台41の第1コンタクトガラス411に載置された原稿の一方の面を支持する原稿カバーを兼ねている。
図2に示されるように、原稿台41は、第1コンタクトガラス411、第2コンタクトガラス412、及びガイド部材413を備える。第1コンタクトガラス411には、第2撮像部43によって画像が読み取られる原稿が載置される。第2コンタクトガラス412、及びガイド部材413は、ADF1が原稿台41に対して閉じられた状態である場合に、筐体22の開口部22Eと対向して第2搬送路22Dの一部を形成する。第2コンタクトガラス412は、第2撮像部43から開口部22Eへ向けて射出される光、及び原稿で反射した光を透過させる。ガイド部材413は、第2コンタクトガラス412よりも搬送方向D1の下流側で原稿を第2搬送ローラー31へ案内する。
第2撮像部43は、第1コンタクトガラス411、及び第2コンタクトガラス412の下側に設けられる。第2撮像部43は、図2における紙面奥行き方向に長尺であって、図2における紙面左右方向に沿って移動可能に設けられる。第2撮像部43は、第2コンタクトガラス412の下側に配置された状態で、ADF1によって搬送される原稿の表面(本発明の第1面の一例)の画像を読み取る。具体的に、第2撮像部43は、CIS(Contact Image Sensor)、及び当該CISを収容する筐体を備える。第2撮像部43は、原稿の表面から読み取った画像に対応するアナログ信号を出力する。第2撮像部43から出力されるアナログ信号は、不図示のアナログフロントエンド回路でデジタル信号(画像データ)に変換されて制御部7に入力される。
第1撮像部42は、第1搬送路22Aにおける分岐部22Bよりも搬送方向D1の下流側であって第1排出ローラー28よりも搬送方向D1の上流側に設けられる。第1撮像部42は、切替部27によって第1搬送路22Aにおける分岐部22Bよりも下流側へ案内された原稿の表面の画像を読み取る。具体的に、第1撮像部42は、CISである。第1撮像部42は、原稿の表面から読み取った画像に対応するアナログ信号を出力する。第1撮像部42から出力されるアナログ信号は、前記アナログフロントエンド回路でデジタル信号(画像データ)に変換されて制御部7に入力される。
第3撮像部44は、第1搬送路22Aにおける分岐部22Bよりも搬送方向D1の上流側であってレジストローラー26よりも搬送方向D1の下流側に設けられる。第3撮像部44は、レジストローラー26によって搬送される原稿の裏面の画像を読み取る。具体的に、第3撮像部44は、CISである。第3撮像部44は、原稿の裏面から読み取った画像に対応するアナログ信号を出力する。第3撮像部44から出力されるアナログ信号は、前記アナログフロントエンド回路でデジタル信号(画像データ)に変換されて制御部7に入力される。
ところで、従来、閾値以上の厚さを有する原稿を検知すると原稿の搬送を停止させるか、又は搬送経路をU字パスからストレートパスに切り替える画像読取装置が知られている。
しかしながら、上述の画像読取装置では、厚みのある原稿を自動的にU字パスからストレートパスに切り替えると、読取処理が完了した後に排出された原稿のページの順番が入れ替わってしまい、ユーザーの意図しない搬送処理が行わる問題が生じる。
これに対し、本発明の実施形態に係る画像形成装置100では、以下に説明するように、厚みのある原稿の画像を読み取る際にユーザーの意図した原稿の搬送処理を行うことが可能である。
[制御部7の構成]
次に、図1を参照しつつ、制御部7の構成についてより詳しく説明する。
図1に示されるように、制御部7は、取得処理部51、判定処理部52、搬送制御部53、及び報知処理部54を含む。
具体的に、ROM12には、CPU11に後述の原稿読取処理(図5及び図6参照)を実行させるための原稿読取プログラムが予め格納されている。そして、制御部7は、ROM12に格納された前記原稿読取プログラムを実行することにより、取得処理部51、判定処理部52、搬送制御部53、及び報知処理部54として機能する。ここで、ADF1、及び制御部7を備える装置が、本発明のシート搬送装置の一例である。
なお、前記原稿読取プログラムは、CD、DVD、及びフラッシュメモリーなどのコンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されており、前記記録媒体から読み取られて記憶部6などの記憶装置に格納されてもよい。また、取得処理部51、判定処理部52、搬送制御部53、及び報知処理部54は、集積回路(ASIC)などの電子回路で構成されたものであってもよい。
取得処理部51は、原稿載置部21に載置される原稿の搬送経路が前記第1搬送経路及び前記第2搬送経路のいずれであるかを示す搬送経路情報を取得する。上述したように、前記第1搬送経路は、第1搬送路22Aを経由して第1排出部29に至る搬送経路であり、前記第2搬送経路は、第2搬送路22Dを経由して第2排出部33に至る搬送経路である(図2参照)。
例えば、制御部7は、操作表示部5に表示される受付画面において、原稿の搬送経路について、ユーザーからストレートパス(前記第1搬送経路)及びU字パス(前記第2搬送経路)のいずれかを選択する操作を受け付ける。例えば、ユーザーは、厚みの厚い原稿を読み取らせたい場合、複数の原稿を含む原稿束を短時間で読み取らせたい場合などに、ストレートパスを選択する。また例えば、ユーザーは、厚みの薄い原稿を読み取らせたい場合、排出される原稿束のページの順番を原稿載置部21に載置される原稿束のページの順番と一致させたい場合などに、U字パスを選択する。
取得処理部51は、ユーザーがストレートパスを選択した場合に、搬送経路が前記第1搬送経路を示す搬送経路情報を取得し、ユーザーがU字パスを選択した場合に、搬送経路が前記第2搬送経路を示す搬送経路情報を取得する。なお、ユーザーは、前記受付画面において、原稿の排出先を前記第1排出部29及び前記第2排出部33のいずれかを選択してもよい。ユーザーは、原稿載置部21に原稿を載置して、前記受付画面において、原稿の搬送経路などを選択した後、画像読取指示を行う。
また、画像形成装置100では、取得処理部51が省略されてもよい。この場合、画像形成装置100は、搬送経路を予めストレートパス又はU字パスに設定する。
判定処理部52は、原稿の厚みを判定する。具体的に、判定処理部52は、検出位置P1を通過する原稿の厚みが予め設定された閾値以上であるか否かを判定する。例えば、原稿載置部21から搬送された原稿が検出位置P1に到達すると(図2参照)、第2検出部21Bが原稿の厚みを検出する。判定処理部52は、第2検出部21Bから取得する検出結果(電圧値)に基づいて、原稿の厚みが閾値以上であるか否かを判定する。前記閾値は、例えば電圧値が設定される。また、前記閾値は、前記第2搬送経路において原稿を損傷させることなく搬送(Uターン)させることが可能な上限値に設定される。判定処理部52は、搬送される原稿ごとに厚みを判定する。
なお、判定処理部52は、原稿の搬送経路が前記第2搬送経路(U字パス)に設定されている場合に判定処理を実行し、原稿の搬送経路が前記1搬送経路(ストレートパス)に設定されている場合に判定処理を省略してもよい。
搬送制御部53は、取得処理部51により取得される搬送経路情報に従って、原稿載置部21に載置された原稿を、前記第1搬送経路及び前記第2搬送経路のいずれかに沿って搬送する。なお、原稿載置部21に複数の原稿を含む原稿束が載置された場合には、搬送制御部53は、原稿束の原稿各々を前記第1搬送経路及び前記第2搬送経路のいずれかに沿って順次搬送する。このように、搬送制御部53は、取得処理部51により取得される搬送経路情報に従って、搬送経路を前記第1搬送経路及び前記第2搬送経路のいずれかに設定する。
報知処理部54は、原稿の搬送経路が前記第2搬送経路(U字パス)に設定されている場合において、判定処理部52により原稿の厚みが閾値以上であると判定された場合に、原稿の搬送方法をユーザーに選択させる所定の情報を報知する。
ここでは、搬送制御部53が搬送経路を前記第2搬送経路に設定したものとする。搬送経路が前記第2搬送経路に設定されると、原稿載置部21に載置された原稿は、分岐部22Bによって湾曲部22Cに案内されて第2搬送路22Dを経由して第2排出部33に排出される。また、原稿が前記第2搬送経路を搬送される間に、第3撮像部44が原稿の裏面の画像を読み取り、第2撮像部43が原稿の表面の画像を読み取る。なお、画像読取部2が原稿の片面(表面)のみ読み取る場合、すなわち予め原稿の読取モードが片面読取モードに設定されている場合、第3撮像部44の読取処理は省略される。
ここで、搬送経路が前記第2搬送経路に設定されている場合において、判定処理部52が、原稿の厚みが閾値以上であると判定すると、搬送制御部53は、原稿の搬送処理を停止する。この場合、原稿は、第1搬送路22Aにおける分岐部22Bよりも上流側で停止する。そして、報知処理部54は、原稿の搬送経路をユーザーに選択させる選択情報(選択画面)を表示させる。
例えば図3に示すように、報知処理部54は、操作表示部5に、厚みが厚い原稿を検知したことを示す選択画面(エラー画面)を表示させる。また、報知処理部54は、前記選択画面において、閾値以上の厚みを有する原稿のみを前記第1搬送経路(ストレートパス)に搬送させる旨の第1選択情報F1と、全ての原稿を前記第1搬送経路(ストレートパス)に搬送させる旨の第2選択情報F2と、原稿の搬送処理を中止(キャンセル)する旨の第3選択情報F3とを表示させる。
さらに、報知処理部54は、前記選択画面において、原稿載置部21に載置された原稿のページの順番と第1排出部29及び第2排出部33のそれぞれに排出される原稿のページの順番とが変化することを示す警告情報K1を、第1選択情報F1に対応付けて表示させる。
第1選択情報F1、第2選択情報F2、及び第3選択情報F3のそれぞれは、ユーザーがタッチ操作可能な選択ボタンとして機能する。すなわち、第1選択情報F1は、閾値以上の厚みを有する原稿のみを前記第1搬送経路(ストレートパス)に搬送させる指示をユーザーから受け付ける受付部として機能する。また、第2選択情報F2は、全ての原稿を前記第1搬送経路(ストレートパス)に搬送させる指示をユーザーから受け付ける受付部として機能する。また、第3選択情報F3は、原稿の搬送処理及び読取処理を中止(キャンセル)する指示をユーザーから受け付ける受付部として機能する。第1選択情報F1には、警告情報K1が含まれる(図3参照)。
ユーザーは、操作表示部5において、第1選択情報F1、第2選択情報F2、及び第3選択情報F3のいずれかを選択する。搬送制御部53は、ユーザーにより選択される選択情報に応じて搬送処理を実行する。
例えばユーザーが第1選択情報F1(図3参照)を選択した場合、搬送制御部53は、原稿の搬送処理を再開して、以降の原稿について、前記閾値以上の厚みを有する原稿を前記第1搬送経路(ストレートパス)に搬送し(図4の実線)、前記閾値未満の厚みを有する原稿を前記第2搬送経路(U字パス)に搬送する(図4の点線)。この場合、前記閾値以上の厚みを有する原稿については、前記第1搬送経路を搬送される間に第1撮像部42が原稿の表面の画像を読み取り、前記閾値未満の厚みを有する原稿については、前記第2搬送経路を搬送される間に第2撮像部43が原稿の表面の画像を読み取る。なお、予め原稿の読取モードが両面読取モードに設定されている場合には、各原稿について、第3撮像部44が原稿の裏面の画像を読み取る。
また、ユーザーが第1選択情報F1を選択した場合には、前記閾値以上の厚みを有する原稿は第1排出部29に排出され、前記閾値未満の厚みを有する原稿は第2排出部33に排出される。このため、原稿載置部21に載置された原稿のページの順番と第1排出部29及び第2排出部33のそれぞれに排出される原稿のページの順番とが変化する可能性がある。この点、上記構成によれば、警告情報K1が第1選択情報F1に対応付けて表示されるため、ユーザーは、搬送処理及び読取処理が再開される前に、原稿の順番が変わることを把握することができる。
また、例えばユーザーが第2選択情報F2(図3参照)を選択した場合、搬送制御部53は、原稿の搬送処理を再開して、以降の全ての原稿を前記第1搬送経路(ストレートパス)に搬送する(図4の実線)。この場合、全ての原稿について、前記第1搬送経路を搬送される間に第1撮像部42が原稿の表面の画像を読み取る。なお、予め原稿の読取モードが両面読取モードに設定されている場合には、各原稿について、第3撮像部44が原稿の裏面の画像を読み取る。
なお、図示はしていないが、他の実施形態として、報知処理部54は、第2選択情報F2において、原稿の搬送経路を前記第2搬送経路から前記第1搬送経路に切り替えると原稿載置部21に載置されたシートのページの順番と第1排出部29に排出される原稿のページの順番とが入れ替わることを示す警告情報を表示させてもよい。
また、例えばユーザーが第3選択情報F3(図3参照)を選択した場合、搬送制御部53は、原稿の搬送処理を中止する。ユーザーは、厚みが厚い原稿の読取処理を望まない場合に、第3選択情報F3(キャンセルボタン)を選択して原稿の読取処理を中止することができる。
[原稿読取処理]
以下、図5及び図6を参照しつつ、画像形成装置100において制御部7により実行される原稿読取処理の手順の一例とともに、本発明のシート搬送方法について説明する。ここで、ステップS11、S12・・・は、制御部7により実行される処理手順(ステップ)の番号を表している。なお、前記原稿読取処理は、操作表示部5において画像読取指示(例えばスキャン指示)が行われた場合に実行される。
ここでは、搬送経路が前記第2搬送経路(U字パス)に設定されているものとする。具体的に、制御部7は、駆動部27Aを駆動させて切替部27の姿勢を、第2搬送路22Dへ案内する前記第2姿勢に設定する。
<ステップS11>
まず、ステップS11において、制御部7は、原稿の厚みを取得する。具体的に、制御部7は、第2検出部21Bから原稿の厚みを示す検出結果(電圧値)を取得する。
<ステップS12>
ステップS12において、制御部7は、原稿の厚みが閾値以上であるか否かを判定する。原稿の厚みが閾値以上の場合(S12:Yes)、制御部7は処理をステップS13に移行させ、原稿の厚みが閾値未満の場合(S12:No)、制御部7は処理をステップS21に移行させる。ステップS12の処理は、本発明の判定ステップの一例であり、制御部7の判定処理部52により実行される。
<ステップS13>
ステップS13において、制御部7は、操作表示部5に、閾値以上の厚みを有する原稿を検知したことを示す選択画面(図3参照)を表示させる。
また、制御部7は、前記選択画面において、閾値以上の厚みを有する原稿のみを前記第1搬送経路(ストレートパス)に搬送させる旨の第1選択情報F1と、全ての原稿を前記第1搬送経路(ストレートパス)に搬送させる旨の第2選択情報F2と、原稿の搬送処理を中止(キャンセル)する旨の第3選択情報F3とを表示させる。
さらに、制御部7は、前記選択画面において、原稿載置部21に載置された原稿のページの順番と第1排出部29及び第2排出部33のそれぞれに排出される原稿のページの順番とが変化することを示す警告情報K1を、第1選択情報F1に対応付けて表示させる。ステップS13の処理は、本発明の報知ステップの一例であり、制御部7の報知処理部54により実行される。
<ステップS14>
ステップS14において、制御部7は、第1選択情報F1が選択されたか否かを判定する。すなわち、制御部7は、閾値以上の厚みを有する原稿のみを前記第1搬送経路(ストレートパス)に搬送させる指示をユーザーから受け付けたか否かを判定する。第1選択情報F1が選択された場合(S14:Yes)、制御部7は処理をステップS15に移行させる。第1選択情報F1が選択されない場合(S14:No)、制御部7は処理をステップS21(図6参照)に移行させる。ステップS14の処理は、本発明の判定ステップの一例であり、制御部7の判定処理部52により実行される。
<ステップS15>
ステップS15において、制御部7は、搬送経路を前記第2搬送経路から前記第1搬送経路に切り替える。
例えば、制御部7は、駆動部27Aを駆動させて切替部27の姿勢を、原稿を第1搬送路22Aにおける分岐部22Bよりも下流側へ案内する前記第1姿勢に設定する。ステップS15の処理は、本発明の搬送制御ステップの一例であり、制御部7の搬送制御部53により実行される。
<ステップS16>
ステップS16において、制御部7は、画像読取処理を実行する。
具体的に、制御部7は、搬送処理を停止された原稿の画像を読み取る。例えば、制御部7は、前記第1搬送経路を搬送される原稿の表面の画像を第1撮像部42により読み取る。なお、予め原稿の読取モードが両面読取モードに設定されている場合は、前記第1搬送経路において、第3撮像部44を用いて原稿の裏面の画像を読み取る。
<ステップS17>
ステップS17において、制御部7は、画像読取処理が終了したか否かを判定する。例えば、制御部7は、原稿載置部21に原稿が存在しない場合に画像読取処理が終了したと判定する。制御部7は、原稿載置部21に原稿が存在する場合、画像読取処理が終了していない判定する。画像読取処理が終了すると(S17:Yes)、制御部7は、処理をステップS43に移行させる。画像読取処理が終了していない場合(S17:No)、制御部7は、処理をステップS18に移行させる。
<ステップS18>
ステップS18において、制御部7は、次に原稿載置部21から搬送された原稿の厚みを取得する。
<ステップS19>
ステップS19において、制御部7は、原稿の厚みが閾値以上であるか否かを判定する。原稿の厚みが閾値以上の場合(S19:Yes)、制御部7は処理をステップS16に移行させ、原稿の厚みが閾値未満の場合(S19:No)、制御部7は処理をステップS20に移行させる。ステップS19の処理は、本発明の判定ステップの一例であり、制御部7の判定処理部52により実行される。
<ステップS20>
ステップS20において、制御部7は、搬送経路を前記第1搬送経路から前記第2搬送経路に切り替える。
例えば、制御部7は、駆動部27Aを駆動させて切替部27の姿勢を、第2搬送路22Dへ案内する前記第2姿勢に設定する。ステップS20の処理は、本発明の搬送制御ステップの一例であり、制御部7の搬送制御部53により実行される。ステップS20の後、制御部7は、処理をステップS16に移行させる。ステップS16に戻ると、制御部7は、前記第2搬送経路を搬送される原稿の表面の画像を第2撮像部43により読み取る。
このように、ユーザーが第1選択情報F1(図3参照)を選択した場合、制御部7は、前記閾値以上の厚みを有する原稿(S19:Yes)を前記第1搬送経路(ストレートパス)に搬送し(図4の実線)、前記閾値未満の厚みを有する原稿(S19:No)を前記第2搬送経路(U字パス)に搬送する(図4の点線)。この場合、前記閾値以上の厚みを有する原稿については、前記第1搬送経路を搬送される間に第1撮像部42が原稿の表面の画像を読み取り、前記閾値未満の厚みを有する原稿については、前記第2搬送経路を搬送される間に第2撮像部43が原稿の表面の画像を読み取る。なお、原稿の読取モードが両面読取モードに設定されている場合には、各原稿について、第3撮像部44が原稿の裏面の画像を読み取る。原稿束の全ての原稿について読取処理が完了すると(S17:Yes)、制御部7は、処理をステップS43に移行させる。
<ステップS21>
ステップS21(図6参照)において、制御部7は、第2選択情報F2が選択されたか否かを判定する。すなわち、制御部7は、全ての原稿を前記第1搬送経路(ストレートパス)に搬送させる指示をユーザーから受け付けたか否かを判定する。第2選択情報F2が選択された場合(S21:Yes)、制御部7は処理をステップS22に移行させる。第2選択情報F2が選択されない場合(S21:No)、制御部7は処理をステップS31に移行させる。ステップS21の処理は、本発明の判定ステップの一例であり、制御部7の判定処理部52により実行される。
<ステップS22>
ステップS22において、制御部7は、画像読取処理を実行する。
具体的に、制御部7は、搬送処理を停止された原稿の画像を読み取る。例えば、制御部7は、前記第1搬送経路を搬送される原稿の表面の画像を第1撮像部42により読み取る。なお、予め原稿の読取モードが両面読取モードに設定されている場合は、前記第1搬送経路において、第3撮像部44を用いて原稿の裏面の画像を読み取る。
<ステップS23>
ステップS23において、制御部7は、画像読取処理が終了したか否かを判定する。例えば、制御部7は、原稿載置部21に原稿が存在しない場合に画像読取処理が終了したと判定する。制御部7は、原稿載置部21に原稿が存在する場合、画像読取処理が終了していない判定する。画像読取処理が終了すると(S23:Yes)、制御部7は、処理をステップS43(図5参照)に移行させる。画像読取処理が終了していない場合(S23:No)、制御部7は、処理をステップS22に移行させる。
このように、ユーザーが第2選択情報F2(図3参照)を選択した場合、制御部7は、全ての原稿を前記第1搬送経路(ストレートパス)に搬送する(図4の実線)。この場合、全ての原稿について、前記第1搬送経路を搬送される間に第1撮像部42が原稿の表面の画像を読み取る。なお、原稿の読取モードが両面読取モードに設定されている場合には、各原稿について、第3撮像部44が原稿の裏面の画像を読み取る。原稿束の全ての原稿について読取処理が完了すると(S23:Yes)、制御部7は、処理をステップS43(図5参照)に移行させる。
<ステップS31>
ステップS31において、制御部7は、第3選択情報F3(図3参照)が選択されたか否かを判定する。すなわち、制御部7は、搬送処理及び読取処理をキャンセルする指示をユーザーから受け付けたか否かを判定する。第3選択情報F3が選択された場合(S31:Yes)、制御部7は前記画像読取処理が終了する(図5参照)。第3選択情報F3が選択されない場合(S31:No)、制御部7は、処理をステップS14(図5参照)に移行させる。ステップS31の処理は、本発明の判定ステップの一例であり、制御部7の判定処理部52により実行される。
<ステップS43>
ステップS43(図5参照)において、制御部7は、画像読取処理により読み取られた画像データを、ユーザーが設定した出力先に出力する。以上のように、制御部7は、原稿束の原稿各々について、上述の各処理を実行する。
以上説明したように、画像形成装置100は、原稿を搬送する搬送路における所定の検出位置P1を通過する原稿の厚みが閾値以上であるか否かを判定する。また、画像形成装置100は、原稿載置部21から第1搬送路22Aを経由して第1排出部29に至る第1搬送経路と、第1搬送路22Aから分岐して湾曲する湾曲部22Cを含む第2搬送路22Dを経由して第1排出部29とは異なる第2排出部33に至る第2搬送経路とのいずれかに沿って原稿を搬送する。
また、画像形成装置100は、原稿の搬送経路が前記第2搬送経路に設定されている場合において、原稿の厚みが前記閾値以上であると判定された場合に、原稿の搬送方法をユーザーに選択させる所定の情報を報知する。具体的に、画像形成装置100は、操作表示部5において、閾値以上の厚みを有する原稿のみを前記第1搬送経路(ストレートパス)に搬送させる旨の第1選択情報F1と、全ての原稿を前記第1搬送経路(ストレートパス)に搬送させる旨の第2選択情報F2と、原稿の搬送処理を中止(キャンセル)する旨の第3選択情報F3とを表示させる。
また、画像形成装置100は、原稿載置部21に載置された原稿のページの順番と第1排出部29及び第2排出部33のそれぞれに排出される原稿のページの順番とが変化することを示す警告情報K1を、第1選択情報F1に対応付けて表示させる。
これにより、ユーザーは、閾値以上の厚みを有する原稿が検知された場合に、希望する搬送方法を選択することができる。また、ユーザーは、第1選択情報F1を選択すると原稿のページの順番が変化してしまうことを事前に把握することができる。よって、厚みのある原稿の画像を読み取る際にユーザーの意図した原稿の搬送処理を行うことが可能となる。また、原稿の厚みに応じて搬送経路を切り替えることができるため、原稿及び搬送路の損傷を防ぐことができる。
1 ADF
2 画像読取部
3 画像形成部
4 給紙部
5 操作表示部
6 記憶部
7 制御部
21 原稿載置部
21A 第1検出部
21B 第2検出部
22 筐体
22A 第1搬送路
22B 分岐部
22C 湾曲部
22D 第2搬送路
27 切替部
27A 駆動部
29 第1排出部
33 第2排出部
42 第1撮像部
43 第2撮像部
44 第3撮像部
51 取得処理部
52 判定処理部
53 搬送制御部
54 報知処理部
100 画像形成装置

Claims (8)

  1. シートを搬送する搬送路における所定の検出位置を通過するシートの厚みが閾値以上であるか否かを判定する判定処理部と、
    シートが載置されるシート載置部から第1搬送路を経由して第1排出部に至る第1搬送経路と、前記第1搬送路から分岐して湾曲する湾曲部を含む第2搬送路を経由して前記第1排出部とは異なる第2排出部に至る第2搬送経路とのいずれかに沿ってシートを搬送する搬送制御部と、
    シートの搬送経路が前記第2搬送経路に設定されている場合において、前記判定処理部によりシートの厚みが前記閾値以上であると判定された場合に、シートの搬送方法をユーザーに選択させる所定の情報を報知する報知処理部と、
    を備えるシート搬送装置。
  2. 前記判定処理部によりシートの厚みが前記閾値以上であると判定された場合に、
    前記搬送制御部は、シートの搬送処理を停止し、
    前記報知処理部は、シートの搬送経路をユーザーに選択させる選択情報を表示させる、
    請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記報知処理部は、前記閾値以上の厚みを有するシートのみを前記第1搬送経路に搬送させる旨の第1選択情報を表示させ、
    前記搬送制御部は、ユーザーにより前記第1選択情報が選択された場合に、シートの搬送処理を再開して、前記閾値以上の厚みを有するシートを前記第1搬送経路に搬送し、前記閾値未満の厚みを有するシートを前記第2搬送経路に搬送する、
    請求項2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記報知処理部は、さらに、前記シート載置部に載置されたシートのページの順番と前記第1排出部及び前記第2排出部のそれぞれに排出されるシートのページの順番とが変化することを示す警告情報を前記第1選択情報に対応付けて表示させる、
    請求項3に記載のシート搬送装置。
  5. 前記報知処理部は、全てのシートを前記第1搬送経路に搬送させる旨の第2選択情報を表示させ、
    前記搬送制御部は、ユーザーにより前記第2選択情報が選択された場合に、シートの搬送処理を再開して、全てのシートを前記第1搬送経路に搬送する、
    請求項2又は3に記載のシート搬送装置。
  6. 前記報知処理部は、シートの搬送処理を中止する旨の第3選択情報を表示させ、
    前記搬送制御部は、ユーザーにより前記第3選択情報が選択された場合に、シートの搬送処理を中止する、
    請求項2~5のいずれかに記載のシート搬送装置。
  7. 請求項1~6のいずれかに記載のシート搬送装置と、
    前記シート搬送装置によって搬送されるシートの画像を読み取る画像読取部と、
    を備える画像処理装置。
  8. シートを搬送する搬送路における所定の検出位置を通過するシートの厚みが閾値以上であるか否かを判定する判定ステップと、
    シートが載置されるシート載置部から第1搬送路を経由して第1排出部に至る第1搬送経路と、前記第1搬送路から分岐して湾曲する湾曲部を含む第2搬送路を経由して前記第1排出部とは異なる第2排出部に至る第2搬送経路とのいずれかに沿ってシートを搬送する搬送制御ステップと、
    シートの搬送経路が前記第2搬送経路に設定されている場合において、前記判定ステップにおいてシートの厚みが前記閾値以上であると判定された場合に、シートの搬送方法をユーザーに選択させる所定の情報を報知する報知ステップと、
    を含むシート搬送方法。
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