JP2023077095A - コンバイン - Google Patents
コンバイン Download PDFInfo
- Publication number
- JP2023077095A JP2023077095A JP2021190245A JP2021190245A JP2023077095A JP 2023077095 A JP2023077095 A JP 2023077095A JP 2021190245 A JP2021190245 A JP 2021190245A JP 2021190245 A JP2021190245 A JP 2021190245A JP 2023077095 A JP2023077095 A JP 2023077095A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel tank
- tank
- fuel
- combine
- downward
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Combines (AREA)
- Threshing Machine Elements (AREA)
Abstract
【課題】本発明の課題は、従来技術では、燃料タンクを上方向に取り外すため、脱穀部をいちいち取り外さなければない面倒な作業を強いられていた。これに対し、本発明は、燃料タンクを機体より下方向きに外すことによって脱穀部を取り外すことなく、簡単に行えるようにし、着脱作業の迅速化を図ることを目的とする。【解決手段】 脱穀部(4)の後部近くに燃料タンク(13)を塔載したコンバインにおいて、前記燃料タンク(13)は、機体(14)より下方向きに取り外しできるよう構成する。【選択図】 図6
Description
この発明は、コンバインに塔載する燃料タンクに関する。
特許文献1に開示された技術では、燃料タンクを機体フレームの上方向に外す必要があり、その際には、予め脱穀部を取り外す必要があった。
従来技術では、燃料タンクを上方向に取り外すため、脱穀部をいちいち取り外さなければならない面倒な作業を強いられていた。
これに対し、本発明は、燃料タンクを機体より下方向きに外すことによって脱穀部を取り外すことなく、簡単に行えるようにし、着脱作業の迅速化を目的とする。
この発明は、上記課題を解決すべく次のような技術的手段を講じた。
すなわち、請求項1記載の本発明は、脱穀部(4)の後部近くに燃料タンク(13)を塔載したコンバインにおいて、前記燃料タンク(13)は、機体(14)より下方向きに取り外しできるよう構成してあることを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1において、前記燃料タンク(13)を取り外す時は、一端側が機体(14)より下方に向けて傾いた状態で離隔するよう回動変位し、他端側は機体フレーム(16)の受部(18)上に載せた状態に支持させる構成としてあることを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項1又は請求項2において、前記燃料タンク(13)の取り外し時は、エンジン(E)から燃料タンク(13)に連通するホース類(19),(20)は機体フレーム(16)上部から取り外しできる構成としてあることを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、請求項1又は請求項2又は請求項3において、樹脂材で成形する燃料タンク(13)の固定時は、水平方向の係止ボルト(23)を介して締結可能に構成してあることを特徴とする。
以上要するに、請求項1記載の本発明によれば、燃料タンク13を取り外す際、機体14より下方向きに取り外しできる構成としたので、従来のように上向きに取り外す場合とは異なり、脱穀部を取り外す必要がなく、着脱が簡単に行え、作業の迅速化を図ることができる。
請求項2記載の本発明によれば、請求項1記載の効果に加えて、燃料タンク13を取り外す際、一端側が機体14より下方に向けて傾いた状態で離隔するよう回動変位させるので、タンク内に残っている燃料がこぼれる落ちることがなく、取り外しが可能となる。また、燃料タンクの他端側は、機体フレーム16の受部18上に載せた状態に支持するので、燃料タンク13が下方に一気に落下することを防止できる。
請求項3記載の本発明によれば、請求項1又は請求項2記載の効果に加えて、燃料タンク13の吸入ホース19、戻りホース20類は、機体フレーム16上部から取り外しができるようにしたので、走行フレームの下に潜り込んで作業する必要がなく、機体フレーム16上での作業が簡単に容易に行える。
請求項4記載の本発明によれば、請求項1又は請求項2又は請求項3記載の効果に加えて、燃料タンク13の固定を上下方向ではなく、水平方向の係止ボルト23で固定したので、固定時の過剰な押し付け力を軽減でき、タンク自体の変形を防止できる。
この発明の実施例を図面に基づき説明する。
図1及び図2は、自脱型コンバインを示すものであり、車体1の下方に左右一対の走行クローラ2,2を備え、刈取穀稈を供給してフイードチエン3により送りながら脱穀処理する脱穀部(脱穀装置)4が車体1の左側に搭載され、脱穀部4の前側には、立毛穀稈を引き起こす引起し装置5、引起し後の穀稈を刈り取る刈刃装置6、刈取後の穀稈を掻き込んで揚上搬送する揚上搬送装置等からなる刈取部7が装備され、車体1の右側には、刈取部7の横側部において操作ボックス8や運転席9(運転席9の下方にはコンバイン各部に動力を伝達するエンジンEが搭載されている)等からなる運転操作部と、その運転操作部の後方で脱穀部4の横側部には、脱穀粒を一時的に貯留するグレンタンク10が装備されている。
グレンタンク10内の穀粒が一杯になると、グレンタンク10の後部に立設された排出揚穀筒11に対し、上下に昇降並びに左右に旋回可能な排出オーガ12によって、外部の所定箇所に排出するようになっている。
図1及び図2は、自脱型コンバインを示すものであり、車体1の下方に左右一対の走行クローラ2,2を備え、刈取穀稈を供給してフイードチエン3により送りながら脱穀処理する脱穀部(脱穀装置)4が車体1の左側に搭載され、脱穀部4の前側には、立毛穀稈を引き起こす引起し装置5、引起し後の穀稈を刈り取る刈刃装置6、刈取後の穀稈を掻き込んで揚上搬送する揚上搬送装置等からなる刈取部7が装備され、車体1の右側には、刈取部7の横側部において操作ボックス8や運転席9(運転席9の下方にはコンバイン各部に動力を伝達するエンジンEが搭載されている)等からなる運転操作部と、その運転操作部の後方で脱穀部4の横側部には、脱穀粒を一時的に貯留するグレンタンク10が装備されている。
グレンタンク10内の穀粒が一杯になると、グレンタンク10の後部に立設された排出揚穀筒11に対し、上下に昇降並びに左右に旋回可能な排出オーガ12によって、外部の所定箇所に排出するようになっている。
エンジンEに連通する樹脂製の燃料タンク13は、脱穀部4の後部近くで該脱穀部4を塔載する機体14上後部に、横長状態に塔載されている。
図3及び図4に示すように、燃料タンク13は、タンクステー15を機体フレーム16サイドから脱着できるようになっており、タンクステー15を取り外すと、燃料タンク13が下方へスムースに脱着できる構成になっている。従って、従来のように上向きに取り外す場合とは異なり、脱穀部4を取り外す必要がなく、着脱が簡単に行え、作業の迅速化を図ることができる。
また、上記のように燃料タンク13を下方に取り外す時、下方への取り外しが容易に行えるよう図5に示すような構成、つまり、燃料タンク13を塔載する部分の機体フレーム16を切除して下方に大きく開放する開放部17を設け、その開放部17を通して燃料タンク13が下方に向けて取り外し易いように構成している。そして、前記開放部17の右端側には、取り外し時の燃料タンク13の右端側を載せた状態で支持する受部18が構成されている。
また、上記のように燃料タンク13を下方に取り外す時、下方への取り外しが容易に行えるよう図5に示すような構成、つまり、燃料タンク13を塔載する部分の機体フレーム16を切除して下方に大きく開放する開放部17を設け、その開放部17を通して燃料タンク13が下方に向けて取り外し易いように構成している。そして、前記開放部17の右端側には、取り外し時の燃料タンク13の右端側を載せた状態で支持する受部18が構成されている。
また、図6に示すように、燃料タンク13を前記開放部17から下方に取り外す時、一端側、つまり、左端側が機体14より下方に向けて傾いた状態で離隔するよう回動変位するようになっており、他端側(右端側)は機体14の機体フレーム16の受部18上に載せた状態に支持させる構成としている。これによると、燃料タンク13を取り外す際、一端側が機体より下方に向けて傾いた状態となるよう回動変位するので、燃料タンク13内に残っている燃料がこぼれ落ちることがなく、取り外しが可能となる。また、燃料タンク13の他端側は、機体フレーム16の受部18上に載せた状態に支持するので、燃料タンク13が下方に一気に落下することを防止できる。
なお、ドレンボルト24は燃料タンク13の後方下部に備えられ、燃料タンク13から燃料を排出する際に、泥が付着しにくい場所からドレンボルト24を取り外すことができる。この構成によって、燃料の排出が快適に行える。
また、図7に示すように、燃料タンク13の取り外し時は、エンジンEと燃料タンク13を連通接続するホース類、つまり、吸入ホース19や戻りホース20、燃料ポンプ21などは、機体フレーム16上部から取り外しできる構成としている。従って、走行フレームの下に、つまり、左右の走行クローラ2,2間に潜り込んで狭い空間での作業が必要なくなり、機体フレーム16上での作業が楽な姿勢で容易に行える。
図8に示す実施例では、樹脂材で成形する燃料タンク13を固定するにあたり、機体フレーム16に対し、つまり、機体フレーム16より突設する支持ステー22に対し上下方向ではなく、水平方向(横方向)の係止ボルト23を介して締結した構成としてある。これによると、係止ボルト23による締結固定は水平方向のため、燃料タンク13にかかる押し付け力が小さくて済み、過剰な押し付け力が加わらないため、燃料タンク13自体の変形を防止できる。
次に、別実施例について説明する。
図9、図10、図11、図12において、4次規制コモンレール式エンジンE搭載の燃料供給に関し、燃料品質確保のため、樹脂製燃料タンク(以下単に樹脂タンクとも云う)25、フッ素ガード燃料ホース26、専用燃料フィルタ27を塔載したコンバインにおいて、樹脂タンク25は、その上下部を他の面より上凸部25aと下凸部25bとに突出成形しており、燃料タンク25内の燃料が減少した際は下凸部25bに燃料が集中して流れ込むように構成する。そして、凸部形状25a、25bの前方方向に直線的に吸入ホース19及び戻りホース20からなる燃料ホース、専用燃料フィルタ27、フッ素ガード燃料ホース26、燃料ポンプ21、エンジンEへの燃料吸入部28を配置した構成としている。この配置により燃料経路は短縮され、樹脂タンク25からエンジン燃料吸入部28への早期燃料輸送が可能であり、性能が安定化し、しかも、燃料供給部品の簡素化(ホース短縮化)、部品軽量化も図ることができる。
なお、図面は省略しているが、上記構成のものにおいて、エンジンE後方底部に設置したエンジンEからグレンタンク10の排出ラセン駆動ギヤボックスの取付部を周辺フレームより凹部を形成して下に組付けた構成とし、前記駆動ギヤボックスの取付部強度向上と、エンジン底部後方にあるオイルフィルタ交換空間を設けた構成とすることで、駆動ギヤボックスの取付部強度向上による耐久性向上、伝動安定化、エンジンメンテナンス性能向上を図ることができる。
また、図12例のように、樹脂タンク25を機体14の後端から後方下方へ取り外しできるようにし、樹脂タンク25の下方には、後方へ脱着可能なために走行クローラ2のない作業スペース30を形成、つまり、走行クローラ2後端より後方空間を利用した構成としている。従って、樹脂タンク25の取り外し作業が、走行クローラ2,2間後方の廣い空間を利用して容易に行え、樹脂タンク25のメンテナンスや交換を容易に行うことができる。
なお、図7及び図11と、図9で吸入ホース19と戻りホース20が左右逆に配置されているものが図示されているが、本発明の範囲を逸脱しないものであれば左右どちらに配置しても良い。
以下、樹脂タンク25に係る別実施例について記載する。
次に、図面は省略しているが、樹脂タンク25の配置構成にあって、脱穀部4の後側下方に配置していて、下方から取り外しが可能な構成において、樹脂タンク25のガードを兼ねた下側を覆うカバーが機体右側のメインビーム中心で開閉する構成とすることで、交換時に樹脂タンク25が持ち上げ易くなり、構成が簡単になる。
樹脂タンク25を脱穀部4の後側下方に配置していて、下方から取り外しが可能で、樹脂タンク25のカバーのロックを機体左側からの差し引きで行え、作業が容易に行えるように構成する。これによると、交換時に樹脂タンク25を持ち上げ易く構成が複雑にならない。
樹脂タンク25を脱穀部4の後側下方に配置していて、下方から取り外しできる構成において、燃料タンク25のカバーのロックを機体左側からの差し引きで行え、作業が容易に行えるよう構成することができ、また、前記カバーが一旦下降した後、左にスライドし外れる構成をとることもできる。
樹脂タンク25を脱穀部4の後側下方に配置し、下方から取り外しできる構成において、脱穀部4後部の排ワラカッタを開き、脱穀部右側のカバーを外した箇所にレバーを有し、そのレバーを上下させることで、樹脂タンク25が上下にジャッキアップできる構成、更には、樹脂タンク25四隅に上下するためのウオームシャフトを通し樹脂タンク台座毎上下させて脱着を容易にし、1人作業でも交換が容易にできる構成、機体左側のロックを外し、モータで上下する構成であっても1人作業で交換が容易にできる。
また、樹脂タンク25を下方から取り外しできる構成において、樹脂タンク25下のメインビームを取り外し、樹脂タンク下部カバーを外すようにすることで、メンテナンス、交換が容易となる。その際、樹脂タンク25上部にインサートボルトを一体化することで、カバーを外した後、下方への落下を防ぐことができる。
また、樹脂タンク25を脱穀部4の後側下方に配置し、下方から取り外しできる構成において、樹脂タンク25下のメインビーム左後部を取り外し、機体前側支点で後方に向かって開閉する構成、更には、機体左側の樹脂タンクガイドを扇状にし、樹脂タンク25毎開閉する構成、機体フレーム16の後側ビームと平行に配置されたアームで固定ボルトを外すと機体下方に下降する構成とすることで、いづれも、1人作業であっても交換が容易にできる。
E エンジン
4 脱穀部
13 燃料タンク
14 機体
16 機体フレーム
18 受部
19 吸入ホース
20 戻りホース
23 係止ボルト
4 脱穀部
13 燃料タンク
14 機体
16 機体フレーム
18 受部
19 吸入ホース
20 戻りホース
23 係止ボルト
Claims (4)
- 脱穀部(4)の後部近くに燃料タンク(13)を塔載したコンバインにおいて、前記燃料タンク(13)は、機体(14)より下方向きに取り外しできるよう構成してあることを特徴とするコンバイン。
- 前記燃料タンク(13)を取り外す時は、一端側が機体(14)より下方に向けて傾いた状態で離隔するよう回動変位し、他端側は機体(14)の機体フレーム(16)の受部(18)上に載せた状態に支持させる構成としてあることを特徴とする請求項1記載のコンバイン。
- 前記燃料タンク(13)の取り外し時は、エンジン(E)から燃料タンク(13)に連通するホース類(19),(20)は機体フレーム(16)上部から取り外しできる構成としてあることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のコンバイン。
- 樹脂材で成形する燃料タンクの固定時は、水平方向の係止ボルト(23)を介して締結可能に構成してあることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3記載のコンバイン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021190245A JP2023077095A (ja) | 2021-11-24 | 2021-11-24 | コンバイン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021190245A JP2023077095A (ja) | 2021-11-24 | 2021-11-24 | コンバイン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023077095A true JP2023077095A (ja) | 2023-06-05 |
Family
ID=86610450
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021190245A Pending JP2023077095A (ja) | 2021-11-24 | 2021-11-24 | コンバイン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2023077095A (ja) |
-
2021
- 2021-11-24 JP JP2021190245A patent/JP2023077095A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2014136862A1 (ja) | コンバイン | |
JP7458447B2 (ja) | コンバイン | |
JP2023077095A (ja) | コンバイン | |
JP2001037314A (ja) | コンバイン | |
JP2012147735A (ja) | コンバイン | |
JP5320804B2 (ja) | コンバイン | |
JPH0767354B2 (ja) | コンバインにおけるキヤビン装置 | |
JP4247569B2 (ja) | コンバイン | |
JPH0549330A (ja) | コンバインのオイルタンク支持装置 | |
JP2014087294A (ja) | コンバイン | |
JP7267170B2 (ja) | コンバイン | |
JP7068833B2 (ja) | 収穫機 | |
JP5391571B2 (ja) | コンバイン | |
JP3986450B2 (ja) | コンバインの穀粒タンク | |
JP2011130679A (ja) | コンバインの運転部構造 | |
JP3178889B2 (ja) | コンバイン | |
JP2005270112A (ja) | コンバイン | |
JPH083240Y2 (ja) | コンバイン | |
JPH0114100Y2 (ja) | ||
JP2005199816A (ja) | 収穫機 | |
JP4323640B2 (ja) | コンバインのオイルクーラー配置構造 | |
JP2001054312A (ja) | コンバイン | |
JP2014183804A (ja) | コンバイン | |
JPH0633796Y2 (ja) | コンバインの水平姿勢制御装置 | |
JPH09295529A (ja) | 作業車輌の操縦席 |