JP2023074238A - カートリッジホルダ - Google Patents
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Abstract
【課題】容易にカートリッジを適切に取り付ける。【解決手段】カートリッジホルダ1は、収容部101と、第1拘束部102と、第2拘束部12とを備える。収容部101は、カートリッジ2を収容する。第1拘束部102は、カートリッジ2の一端部を拘束する。第2拘束部12は、カートリッジ2の他端部を拘束する。第2拘束部12は、カートリッジ2を収容部101に収容するときに、カートリッジ2に拘束しない位置に移動することが可能である。また、第2拘束部12は、カートリッジ2を収容部101に収容した後に、カートリッジ2の他端部を拘束する位置に移動することが可能である。【選択図】図2
Description
本発明は、カートリッジホルダに関する。
特許文献1には、放電部が組み込まれたカートリッジを備える加湿空気清浄機が開示されている。カートリッジは、加湿空気清浄機の内部に備えられるホルダに取り付けられる。ホルダへのカートリッジの取り付けは、カートリッジをホルダの所定の部位に嵌め込むだけで行うことができる。
しかしながら、特許文献1に開示されているホルダへカートリッジを取り付けるには、ホルダを部分的に弾性変形させなければならない。したがって、ホルダへカートリッジを取り付けるとき、ホルダの弾性変形が不十分であれば、カートリッジをホルダに適切に取り付けることができない。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、容易にカートリッジを適切に取り付けることが可能なカートリッジホルダを提供することにある。
本発明の一局面によれば、カートリッジホルダは、収容部と、第1拘束部と、第2拘束部とを備える。収容部は、カートリッジを収容する。第1拘束部は、カートリッジの一端部を拘束する。第2拘束部は、カートリッジの他端部を拘束する。第2拘束部は、カートリッジを収容部に収容するときに、カートリッジに拘束しない位置に移動することが可能である。また、第2拘束部は、カートリッジを収容部に収容した後に、カートリッジの他端部を拘束する位置に移動することが可能である。
本発明のカートリッジホルダによれば、容易にカートリッジを適切に取り付けることが可能になる。
[実施形態1]
本発明の実施形態1に係るカートリッジホルダ1と、カートリッジ2と、加湿空気清浄機3との関係について図1を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態1に係るカートリッジホルダ1を備える加湿空気清浄機3を示す斜視図である。なお、以下の説明では同一の構成には同一の符号を付してある。したがって、同一の符号が付しているものについての詳細な説明は繰り返さない。
本発明の実施形態1に係るカートリッジホルダ1と、カートリッジ2と、加湿空気清浄機3との関係について図1を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態1に係るカートリッジホルダ1を備える加湿空気清浄機3を示す斜視図である。なお、以下の説明では同一の構成には同一の符号を付してある。したがって、同一の符号が付しているものについての詳細な説明は繰り返さない。
カートリッジホルダ1について説明する前に、カートリッジホルダ1に取り付けられるカートリッジ2について説明する。図1に示すカートリッジ2は、カートリッジホルダ1に収容される筐体状の被収容部21と、被収容部21から突出する放電電極22とを有する。カートリッジ2は、被収容部21と、放電電極22とを有する。被収容部21は、カートリッジホルダ1に収容される。被収容部21は、筐体状である。放電電極22は、被収容部21から突出する。また、カートリッジ2は、放電電極22に供給する電力を受けるコネクタ(図示せず)を有する。コネクタは、被収容部21から、放電電極22とは異なる方向に向かって突出する。コネクタを介して電力を供給された放電電極22は、放電電極22の先端で放電して、放電生成因子を生成する。放電生成因子としては、例えばイオン又は活性種が挙げられる。イオンは、正イオン(例えば、H+(H2O)m(mは任意の整数))又は負イオン(例えば、O2
-(H2O)n(nは任意の整数))又はこれらの組み合わせが挙げられる。活性種としては、ヒドロキシラジカル(・OH)又は水素ラジカル(・H)又は酸素ラジカル(・O)又はヒドロペルオキシラジカル(・HO2)又は過酸化水素(H2O2)又はオゾン(O3)などが挙げられる。放電生成因子は、例えば、菌の作用を抑えて、菌が人体に悪影響を及ぼすのを抑制する効果がある。
カートリッジホルダ1は、カートリッジ2の被収容部21を収容する。被収容部21を収容されたカートリッジ2は、カートリッジホルダ1に拘束されて、カートリッジホルダ1に保持される。すなわち、カートリッジ2は、カートリッジホルダ1に取り付けられる。
加湿空気清浄機3は、筐体状の本体31を有する。本体31の内部には、空気の通る通路(図示せず)、および電力を加湿空気清浄機3の電子部品に配電するための配電回路(図示せず)などが設けられている。本体31の外部側面には、カートリッジ2およびカートリッジホルダ1を、本体31の内部に挿入するための穴であるホルダ挿入穴32が設けられている。カートリッジホルダ1に取り付けられたカートリッジ2は、ホルダ挿入穴32に挿入される。ホルダ挿入穴32に挿入されたカートリッジ2は、放電電極22が空気通路に接し、かつコネクタが配電回路に接続するように配置される。
配電電極は、コネクタを介して、放電電極22に、電力を供給する。電力を供給された放電電極22は、放電電極22の先端で放電して、放電生成因子を生成する。放電生成因子は、放電電極22が空気通路に接しているため、空気通路に拡散される。放電電極22は、放電生成因子を生成することで消耗する。一定程度消耗した放電電極22は、所定量の放電生成因子を生成できなくなる。したがって、一定程度消耗した放電電極22は、交換が必要となる。放電電極22の交換は、カートリッジ2を交換することで行うことができる。カートリッジ2の交換は、カートリッジホルダ1に取り付けられたカートリッジ2を取り外して、交換することによって行うことができる。したがって、加湿空気清浄機3の構造についての知識が乏しくても、放電電極22を交換することができる。
本発明の実施形態1に係るカートリッジホルダ1の詳細について図2および図3を参照して説明する。図2は、本発明の実施形態1に係るカートリッジホルダ1の断面図である。図3は、本発明の実施形態1に係るカートリッジホルダ1の第2拘束部12および第2拘束部12の近傍を示す拡大斜視図である。
本発明の実施形態1に係るカートリッジホルダ1について説明する前に、カートリッジ2の被収容部21について図2を参照して説明する。上述のように、カートリッジ2は、被収容部21と、放電電極22とを有する。放電電極22は、被収容部21から突出する。放電電極22は、被収容部21がカートリッジホルダ1に収容されたとき、カートリッジホルダ1から離れる方向に向かって、被収容部21から突出する。便宜上、カートリッジ2の説明では、図2に示す方向を上下左右方向と定義する。すなわち、被収容部21を基準に、放電電極22が突出する方向を上方向とし、上方向と反対の方向を下方向と定義する。上下方向と直交し、被収容部21の長手方向に沿う方向を左右方向とし、左右方向と直交する方向を前後方向と定義する。
被収容部21は、基部211と、第1被収容端部213と、第2被収容端部214と、下突出部212とを有する。第1被収容端部213は、基部211の一端部である。第2被収容端部214は、基部211の他端部である。下突出部212は、基部211の下部から下方向に突出する。被収容部21は、被収容部21の前後左右方向に対して非対称形状であることが好ましい。被収容部21が前後左右方向に対して非対称形状であれば、カートリッジ2の前後左右方向は、判別しやすい。カートリッジ2の前後左右方向を判別しやすければ、カートリッジホルダ1に対する取り付け姿勢は、容易に判別することができる。
次に、カートリッジホルダ1について説明する。図2に示すように、カートリッジホルダ1は、ホルダ10と、荷重部材11と、第2拘束部12とを備える。ホルダ10には、荷重部材11が収容される。第2拘束部12は、荷重部材11に当接するように、ホルダ10に取り付けられる。第2拘束部12が取り付けられたホルダ10には、カートリッジ2が収容される。ホルダ10へのカートリッジ2の収容は、第2拘束部12をカートリッジ2と接触しない位置に退避させた状態で行われる。第2拘束部12は、カートリッジ2における被収容部21の第1被収容端部213をホルダ10とで挟む。したがって、カートリッジ2は収容部101に拘束される。したがって、収容部101へのカートリッジ2の拘束は、第2拘束部12の変形を伴わずに行われる。この結果、カートリッジ2は、収容部101に容易に取り付けることができる。
以降、カートリッジ2と接触しない位置に退避させた状態での第2拘束部12の位置を「解除位置」と称する。また、以降、第1被収容端部213をホルダ10とで挟む状態での第2拘束部12の位置を「拘束位置」と称する。
第2拘束部12は、解除位置と、拘束位置との間をホルダ10の長手方向に沿って移動することができる。第2拘束部12の移動は、まずカートリッジホルダ1の操作者が、第2拘束部12を掴む。操作者は、第2拘束部12の移動範囲内で、第2拘束部12を動かすことで行うことができる。また、第2拘束部12の解除位置から拘束位置に向かう移動は、第2拘束部12に当接した荷重部材11によっても行うことが出来る。荷重部材11は、第2拘束部12に対して、解除位置から拘束位置に向かう方向に沿って荷重を加えることによって、第2拘束部12を移動させることができる。
図2および図3に示すように、ホルダ10は、ホルダ基部105と、収容部101と、第1拘束部102と、荷重部材収容部103と、案内部104と、ホルダ保持部106とを有する。ホルダ基部105には、ホルダ10を操作者が保持するためのホルダ保持部106が接続される。また、ホルダ保持部106のホルダ基部105に対して反対側には、荷重部材収容部103が接続される。荷重部材収容部103は、荷重部材11を収容する。荷重部材収容部103には、収容部101の一端が接続される。荷重部材収容部103は、カートリッジ2を収容する。
図2に示すように、収容部101は、カートリッジ2を収容する筐体状の部分である。収容部101の上部には、収容部101の内部および外部を通じるカートリッジ収容口10Bが設けられている。カートリッジ収容口10Bは、カートリッジ2を収容部101の内部に収容するための開口である。収容部101の内部の形状は、カートリッジ2の被収容部21に沿った形状である。上述のように被収容部21が前後左右方向に対して非対称形状である。したがって、カートリッジ2は、カートリッジホルダ1に対して、適切な姿勢でのみ取り付けることができる。適切な姿勢でカートリッジホルダ1に取り付けられたカートリッジ2は、不適切な姿勢でカートリッジホルダ1に取り付けられたカートリッジ2と比較して、カートリッジホルダ1から脱落しくい。したがって、加湿空気清浄機3に取り付けられたカートリッジホルダ1からカートリッジ2が脱落する可能性が低減する。
第1拘束部102は、収容部101の右上端部から左方向に延びる。すなわち、第1拘束部102は、カートリッジ収容口10Bの一部を上方から覆うように延びる。第1拘束部102は、カートリッジ2における被収容部21の第2被収容端部214を収容部101とで挟む。その結果、カートリッジ2は収容部101に拘束される。
図3に示すように、荷重部材収容部103は、荷重部材11を収容する筐体状の部分である。荷重部材収容部103の上部には、荷重部材収容部103の内部および外部を通じる荷重部材収容口10Cが設けられている。荷重部材収容口10Cは、荷重部材11を荷重部材収容部103の内部に収容するための開口である。
荷重部材収容部103の前部には、案内部104が設けられる。また、荷重部材収容部103の後部にも、案内部104(図示せず)が設けられる。案内部104は、第2拘束部12の移動を案内する。移動を案内される第2拘束部12は、移動できる範囲が規制される。その結果、第2拘束部12は、意図しない方向に移動することはない。
案内部104は、荷重部材収容部103の前部および後部に設けられる。案内部104は、前後方向に貫通し、長手方向を左右方向とする長穴である。案内部104の長手方向の長さは、第2拘束部12が解除位置から拘束位置まで移動するのに必要な長さに等しい。
荷重部材11は、第2拘束部12に対して、解除位置から拘束位置に向かう方向に荷重を加える部材である。解除位置から拘束位置に向かう方向に荷重を加えられた第2拘束部12は、解除位置から拘束位置に移動する。拘束位置に移動した第2拘束部12は、拘束位置に配置された状態で維持される。荷重部材11は、弾性変形する部材である。本発明の実施形態1では、荷重部材11として、「圧縮コイルばね」を使用している。
荷重部材11は、荷重部材収容部103に収容されたときに、荷重部材11の一端が荷重部材収容部103の内壁に当接する。荷重部材収容部103の内壁は、第2拘束部12の移動方向と交差する方向に形成されている。荷重部材11は、荷重部材11に当接する荷重部材収容部103の内壁と、第2拘束部12とで、圧縮されるように挟まれる。圧縮されるように挟まれた荷重部材11には、圧縮に対する反発力が生じる。反発力は、第2拘束部12に加えられる。反発力を加えられた第2拘束部12は、解除位置から拘束位置に移動する。
好ましくは、荷重部材11の圧縮方向の長さは、荷重部材11と当接する荷重部材収容部103の内壁から、荷重部材11と当接する第2拘束部12までの長さよりも大きい。このように荷重部材11の圧縮方向の長さを設定すると、荷重部材11は、荷重部材収容部103の内壁と、第2拘束部12とから常時圧縮される。よって、第2拘束部12は、解除位置から拘束位置に向かう荷重を、荷重部材11から常時加えられる。荷重部材11から荷重を加えられた第2拘束部12は、拘束位置に配置された状態で維持される。このため、第2拘束部12が拘束位置から解除位置に意図せず移動してホルダ10へのカートリッジ2の拘束が解除されることはない。
第2拘束部12は、フック部121と、荷重受部122と、突出部123と、被案内部124とを有する。フック部121は、板状である。フック部121は、フック部121の先端部127において、カートリッジ2を、収容部101とで挟む。
荷重受部122は、フック部121の基端側下部から下向きに延びる。荷重受部122は、板状である。
突出部123は、フック部121の基端側上部から上方向に突出する。突出部123は、板状である。突出部123は、操作者に掴まれる。突出部123を掴んだ操作者は、第2拘束部12を移動させることができる。
被案内部124は、フック部121の前部から突出する。また、フック部121の後部からも、被案内部124(図示せず)が突出する。フック部121の前部に設けられた被案内部124は、荷重部材収容部103の前部に設けられた案内部104に挿入することができる。また、フック部121の後部に設けられた被案内部124は、荷重部材収容部103の後部に設けられた案内部104に挿入することができる。被案内部124は、案内部104に取り付けられて、案内部104にフック部121の移動を案内させる。
好ましくは、フック部121には、部分的に剛性が低い低剛性部125が設けられる。低剛性部125が設けられることで、フック部121は変形しやすくなる。したがって、低剛性部125が設けられたフック部121は、変形を伴いながらホルダ10に取り付けることができる。低剛性部125は、フック部121を上下方向に貫き、長手方向を左右方向とする2つの長穴である。また、低剛性部125は、突出部123を前後方向に挟むように設けられる。つまり、フック部121は、低剛性部125の長手方向すなわち、左右方向と交差する前後方向に変形しやすい。したがって、低剛性部125が設けられたフック部121は、前後方向への変形を伴いながらホルダ10に取り付けることができる。
また、第2拘束部12は、表面性状が、収容部101と異なる。ここで、表面性状とは、色または表面粗度などの表面における物理的性質である。第2拘束部12と、収容部101との表面性状が異なれば、操作者は、第2拘束部12と収容部101とを容易に識別することができる。第2拘束部12を容易に識別することができることで、操作者は、カートリッジ2をホルダ10に取り付けるために、操作が必要な箇所を容易に識別することができる。
荷重部材11および第2拘束部12のホルダ10への取り付けについて図2および図3を参照して説明する。図2に示す荷重部材11が荷重部材収容部103に収容された状態で、第2拘束部12は、ホルダ10に取り付けられる。
第2拘束部12のホルダ10への取り付けは、まず荷重部材収容口10Cに荷重受部122を通過させる。次に、フック部121を前後方向(図2における描画面に垂直な方向)に変形させながら荷重部材収容口10Cを通過させる。フック部121を前後方向に変形させるのは、図3に示すフック部121の前部から突出する被案内部124の前端部から、フック部121の後部から突出する被案内部124(図示せず)の後端部までの長さが、荷重部材収容口10Cの前後方向の長さより大きいためである。したがって、荷重部材収容口10Cの前後方向の長さよりも小さくなるように、フック部121を前後方向に変形させなければ、フック部121の被案内部124は、荷重部材収容口10Cを通過できない。被案内部124が荷重部材収容口10Cを通過するとき、上述のように、低剛性部125により、フック部121の前後方向の剛性は相対的に低いため、フック部121の前後方向に小さくする変形は容易に行うことができる。
荷重部材収容口10Cを通過した荷重受部122は、荷重部材11の端部と当接する。この結果、荷重部材11がホルダ10の長手方向に圧縮される。また、荷重部材収容口10Cを通過した被案内部124は、案内部104に挿入される。フック部121の前部および後部に設けられた被案内部124が、荷重部材収容口10Cの前部および後部に設けられた案内部104に挿入されることで、第2拘束部12は、ホルダ10に取り付けられる。
ホルダ10に取り付けられた第2拘束部12は、前述のように、解除位置から拘束位置に向かう方向に沿った荷重を荷重部材11から常時受ける。したがって、操作者が掴んでいない第2拘束部12は、拘束位置に配置される。ホルダ10に取り付けられた第2拘束部12における拘束位置は、第2拘束部12のフック部121の先端が、カートリッジ収容口10Bの一部の上方を覆う位置である。また、被案内部124が案内部104に挿入されることで、第2拘束部12は、ホルダ10に保持されるとともに、第2拘束部12の移動が案内部104の長手方向に沿って案内されかつ制限される。したがって、第2拘束部12は、ホルダ10とで、カートリッジ2を挟んで拘束するとともに、操作者は、第2拘束部12の位置を拘束位置と解除位置との間で容易に切り替えることができる。
本発明の実施形態1に係るカートリッジホルダ1へのカートリッジ2の取り付けについて図4を参照して説明する。図4Aは、本発明の実施形態1に係るカートリッジホルダ1にカートリッジ2を取り付ける前の状態を示す図である。図4Bは、本発明の実施形態に係るカートリッジホルダ1にカートリッジ2を取り付ける途中の状態を示す図である。図4Cは、本発明の実施形態に係るカートリッジホルダ1の収容部101にカートリッジ2を取り付けた後の状態を示す図である。
図4Aに示すように、カートリッジホルダ1にカートリッジ2を取り付けるとき、操作者は、突出部123を掴む。突出部123を掴んだ操作者は、第2拘束部12を解除位置に移動させる。第2拘束部12の解除位置は、前述のように、第2拘束部12がカートリッジ収容口10Bの上方を覆わない位置である。
荷重部材11は、第2拘束部12に対して、解除位置から拘束位置に向かう方向に荷重を加える。図4Bに示すように、荷重部材11の荷重に対抗するため、操作者は、第2拘束部12の位置を解除位置で維持する。第2拘束部12を解除位置で維持する操作者は、カートリッジ2の被収容部21の第2被収容端部214を第1拘束部102の下部に当接させる。被収容部21を第1拘束部102に当接させた操作者は、第1拘束部102を基準に、カートリッジ2を上下左右方向の面に沿って図4Bにおける反時計回りに回転させる。操作者は、被収容部21の下部が、収容部101の内側底部と接触するまで、カートリッジ2を回転させる。それによって、カートリッジ2は、収容部101の内側底部と接触した状態で収容部101に収容される。
図4Cに示すように、カートリッジ2が収容部101に収納された後、操作者は、第2拘束部12の解除位置への維持を解除する。すなわち、操作者は、突出部123をはなす。解除位置への維持を解除された第2拘束部12は、荷重部材11から受ける荷重により、拘束位置に移動する。よって、操作者が第2拘束部12を解除位置から拘束位置に移動させることを失念したとしても、第2拘束部12は、荷重部材11により拘束位置に移動する。
拘束位置に移動した第2拘束部12は、被収容部21の第1被収容端部213を収容部101とで挟む。したがって、カートリッジ2は、第2拘束部12および第1拘束部102によって収容部101から上方への移動が拘束される。すなわち、カートリッジ2は、カートリッジホルダ1に取り付けられる。また、荷重部材11が第2拘束部12に加える荷重により、第2拘束部12の位置は拘束位置で維持される。よって、カートリッジ2が第2拘束部12および第1拘束部102によって収容部101よりも上方への移動が拘束される状態が維持される。
以上より、カートリッジ2のカートリッジホルダ1への取り付けは、第1拘束部102および第2拘束部12の弾性的な変形を伴わない。したがって、カートリッジ2をカートリッジホルダ1に取り付けるとき、第1拘束部102および第2拘束部12の弾性変形が不十分でカートリッジ2が不適切にカートリッジホルダ1に取り付けられるということはない。よって、カートリッジホルダ1に、カートリッジ2を容易に適切に取り付けることができる。
また、カートリッジ2をカートリッジホルダ1から取り外す場合について説明する。まず、ユーザーは、突出部123を保持する。突出部123を保持したユーザーは、第2拘束部12を、カートリッジ収容口10Bとカートリッジ2とに上下方向で重複しない位置に向かって移動させる。すなわち、ユーザーは、左方向に向かって、第2拘束部12を移動させる。ユーザーは、第1拘束部102を基準にカートリッジ2を時計方向に回転させる。回転したカートリッジ2は、カートリッジホルダ1から取り外される。以上より、カートリッジ2のカートリッジホルダ1からの取り外しにおいても、第1拘束部102および第2拘束部12の弾性変形を伴わない。したがって、カートリッジホルダ1からカートリッジ2を容易に適切に取り外すことができる。
なお、カートリッジ2は、第1拘束部102および第2拘束部12に拘束される。このため、カートリッジ2の拘束がカートリッジホルダ1の変形を伴う場合、第1拘束部102および第2拘束部12のみが弾性変形する。弾性変形する部位を第1拘束部102および第2拘束部12に限定することで、ホルダ10において弾性変形する範囲が限定される。この結果、カートリッジ2をホルダ10に拘束するために、ホルダ10の広範囲を弾性変形させなければならない場合と比較して、カートリッジ2がホルダ10に不適切に取り付けられるおそれが低減する。
[実施形態2]
本発明の実施形態2に係るカートリッジホルダ1について図5および図6を参照して説明する。図5は、本発明の実施形態2に係るカートリッジホルダ1の断面図である。図6は、本発明の実施形態2に係るカートリッジホルダ1の第2拘束部12、および第2拘束部12近傍を示す斜視図である。
本発明の実施形態2に係るカートリッジホルダ1について図5および図6を参照して説明する。図5は、本発明の実施形態2に係るカートリッジホルダ1の断面図である。図6は、本発明の実施形態2に係るカートリッジホルダ1の第2拘束部12、および第2拘束部12近傍を示す斜視図である。
本発明の実施形態2に係るカートリッジホルダ1は、第2拘束部12の形状だけが、本発明の実施形態1に係るカートリッジホルダ1と異なる。したがって、実施形態2のカートリッジホルダ1については、実施形態1のカートリッジホルダ1と異なる第2拘束部12について説明し、その他の部分についての詳細の説明は省略する。また、図5および図6に示す上下左右前後方向の定義は、図3にて定義した上下左右前後方向の定義と同一である。
図5に示すように、実施形態2の第2拘束部12は、実施形態1の第2拘束部12に傾斜部126と、接続部材128とを加えたものである。
図6に示すように、傾斜部126は、フック部121の右上端部、すなわちカートリッジ2を収容部101とで挟む部分に設けられる。本実施形態では、傾斜部126は2つ設けられる。2つの傾斜部126は、前後方向に間隔をあけて、フック部121の右上端部に配置される。傾斜部126は、右方向、すなわち荷重部材11が第2拘束部12に荷重を加える方向に対して、収容部101に向かって下向きに傾斜する形状である。傾斜部126に当接するカートリッジ2は、傾斜部126の形状に沿って移動することができる。したがって、カートリッジ2は、収容部101に向かって移動することができる。
接続部材128は、一方の傾斜部126と、他方の傾斜部126とを接続する。これにより一方の傾斜部126に荷重が加えられた場合、他方の傾斜部126は、接続部材128を介して、一方の傾斜部126に加えられた荷重の一部を受ける。これにより、荷重を加えられた傾斜部126の変形は抑制される。つまり、傾斜部126は、荷重部材11が第2拘束部12に荷重を加える方向に対して、収容部101に向かって下向きに傾斜する形状を維持する。この結果、傾斜部126に当接するカートリッジ2は、収容部101に向かって移動することができる。なお、本実施形態では、傾斜部126は、2つとして説明した。しかし、傾斜部126の個数は、1または3以上であっても構わない。
本発明の実施形態2に係るカートリッジホルダ1へのカートリッジ2の取り付けについて図7を参照して説明する。図7Aは、本発明の実施形態2に係るカートリッジホルダ1にカートリッジ2を取り付ける前の状態を示す図である。図7Bは、本発明の実施形態2に係るカートリッジホルダ1にカートリッジ2を取り付ける途中の状態を示す図である。図7Cは、本発明の実施形態2に係るカートリッジホルダ1にカートリッジ2を取り付けた後の状態を示す図である。
図7Aに示すように、カートリッジホルダ1にカートリッジ2を取り付けるとき、第2拘束部12は、荷重部材11から解除方向から拘束位置方向に向かう荷重を加えられている。したがって、第2拘束部12は、拘束位置に配置されている。
図7Bに示すように、まず操作者は、被収容部21の第2被収容端部214を第1拘束部102の下部に当接させる。操作者は、第1拘束部102を基準にカートリッジ2を、上下左右方向の面に沿って図7Bにおける反時計回りに回転させる。
操作者が回転させるカートリッジ2は、被収容部21の第1被収容端部213が、傾斜部126と接触する。傾斜部126は、収容部101に向かって傾斜した形状であるので、カートリッジ2の回転に伴い、フック部121は、カートリッジ2に押される。カートリッジ2に押圧されたフック部121は、荷重部材11の力に抗してカートリッジ2から逸れる方向、すなわち左方向に移動する。したがって、カートリッジ2を収容部101に収容する操作者は、第2拘束部12に触れることなく、第2拘束部12を移動させることができる。
回転するカートリッジ2は、収容部101の内側底部に接触することで、収容部101に収容される。なお、第2拘束部12は、操作者が突出部123を保持して操作することで移動させることもできる。
図7Cに示すように、カートリッジ2が収容部101に収納された後、第2拘束部12は、カートリッジ2からの押圧力を受けなくなる。したがって、第2拘束部12は、荷重部材11から加えられる荷重により拘束位置に移動する。拘束位置に移動した第2拘束部12が、収容部101とで被収容部21の第1被収容端部213を挟む。したがって、カートリッジ2は、第2拘束部12および第1拘束部102によって収容部101から上方への移動が拘束される。すなわち、カートリッジ2は、カートリッジホルダ1に取り付けられる。また、カートリッジ2のカートリッジホルダ1からの取り外しは、実施形態1の場合と同様の手順にて行う。
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる。また、上記の実施形態で示す各構成要素の形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の構成から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本発明の実施形態では、カートリッジ2は、放電電極22を有すると説明した。しかし、カートリッジ2は、使用により交換が必要となる部分を有すれば、放電電極22を有さなくても構わない。
本発明のカートリッジホルダ1は、加湿空気清浄機3に取り付けられると説明した。しかし、カートリッジホルダ1は、加湿機能を有しない空気清浄機、イオン発生機、空気調和機、換気装置、乾燥機、除湿機、ファンヒータその他の使用により交換が必要となるカートリッジ2を有する機器に取り付けるものであればよい。
本発明は、カートリッジホルダを提供するものであり、産業上の利用可能性を有する。
1 カートリッジホルダ
10 ホルダ
101 収容部
102 第1拘束部
104 案内部
11 荷重部材
12 第2拘束部
121 フック部
123 突出部
126 傾斜部
2 カートリッジ
3 加湿空気清浄機
10 ホルダ
101 収容部
102 第1拘束部
104 案内部
11 荷重部材
12 第2拘束部
121 フック部
123 突出部
126 傾斜部
2 カートリッジ
3 加湿空気清浄機
Claims (8)
- カートリッジを収容する収容部と、
前記カートリッジの一端部を拘束する第1拘束部と、
前記カートリッジの他端部を拘束する第2拘束部と
を備え、
前記第2拘束部は、前記カートリッジを前記収容部に収容するときに、前記カートリッジに拘束しない位置に移動し、前記カートリッジを前記収容部に収容した後に、前記他端部を拘束する位置に移動することが可能である、カートリッジホルダ。 - 前記第2拘束部が前記拘束する位置に移動する方向に、前記第2拘束部に対して荷重を加える荷重部材をさらに備える、請求項1に記載のカートリッジホルダ。
- 前記第2拘束部の移動を案内する案内部をさらに備える、請求項2に記載のカートリッジホルダ。
- 前記第2拘束部は、
前記収容部から離れる方向に突出する突出部を有する、請求項2または請求項3に記載のカートリッジホルダ。 - 前記第2拘束部は、
前記荷重部材が荷重を加える方向に対して、前記収容部に向かって傾斜した傾斜部をさらに有し、
前記傾斜部は、前記カートリッジが前記収容部に収容されるとき、前記カートリッジに押されて、前記第2拘束部を前記カートリッジと接触しない方向に移動させる、請求項2から請求項4の何れか一項に記載のカートリッジホルダ。 - 前記カートリッジは、前記収容部に収容される被収容部を有し、
前記被収容部は、非対称形状であり、
前記収容部は、前記被収容部に沿った形状である、請求項1から請求項5の何れか一項に記載のカートリッジホルダ。 - 前記第2拘束部の表面の性状が、前記収容部の表面の性状と異なる、請求項1から請求項6の何れか一項に記載のカートリッジホルダ。
- 前記カートリッジは、放電生成因子を生成する放電電極を有する、
前記請求項1から請求項7の何れか一項に記載のカートリッジホルダ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021187085A JP2023074238A (ja) | 2021-11-17 | 2021-11-17 | カートリッジホルダ |
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Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2023074238A (ja) |
-
2021
- 2021-11-17 JP JP2021187085A patent/JP2023074238A/ja active Pending
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