JP2023073904A - 自動取引装置、自動取引方法、プログラム - Google Patents

自動取引装置、自動取引方法、プログラム Download PDF

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Koji Kaneda
昌幸 矢島
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Abstract

Figure 2023073904000001
【課題】金融機関に関する媒体の磁気ストライプの不良の発生頻度を減少させることができる自動取引装置を提供すること。
【解決手段】金融機関に関する通帳の磁気ストライプの情報の読取り及び書込みを磁気ヘッド制御部150により行う自動取引装置1は、磁気状態判定部211と、要因判定部212と、要因通知部213と、を備える。磁気状態判定部211は、磁気ヘッド制御部150で読取られた通帳の磁気状態を判定する。要因判定部212は、磁気状態判定部211により判定された磁気状態に基づいて磁気不良の要因を判定する。要因通知部213は、要因判定部212により判定された要因を顧客に通知する。
【選択図】図9

Description

本発明は、自動取引装置、自動取引方法、プログラムに関する。
市場に流通している磁気カードや通帳などは、外部磁石への接近/接触により磁気ストライプの磁気が減衰してしまい、磁気ヘッド制御部での読み取りがエラーとなることがある。特に最近は身の回りのスマートフォン(携帯電話)/タブレットなどの電子機器やそのケース類に磁石を内蔵した製品が多数流通しており、磁気減衰(破壊)のリスクが増大している。具体例として、自動取引装置(ATM)などで磁気減衰された磁気カードや通帳が取引不可となり、金融機関の支店などでクレームに発展するケースも散見されている。
その対策の一つとして、出力が減衰した磁気ストライプに、この磁気ストライプから読取ったデータを再書き込みして磁気出力を復活させる技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2004-318414号公報
しかしながら、磁気カードや通帳の磁気ストライプの不良の要因は、バッグの留め金(磁石)やスマートフォンなどの影響によるものが多い。このため、ATMや金融機関の窓口で磁気ストライプの修復や通帳再発行を実施しても、再度、前述の要因などにより磁気ストライプ不良を発生させることが度々確認される。
このように、磁気ストライプ不良の発生要因は、通帳保有している顧客の管理状態が大きく関わってくることがわかっているものの、磁気カードや通帳などを持っている顧客自身が認識していないため、通帳などの磁気ストライプ不良を何度も発生させてしまう。
その結果、磁気の減衰した通帳などを一律に銀行の窓口などで復旧すると、窓口業務の負担が増大し、銀行業務に支障が出るおそれもある。
本願発明は、上記課題に鑑み、金融機関に関する媒体の磁気ストライプの不良の発生頻度を減少させることができる自動取引装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、金融機関に関する媒体の磁気ストライプの情報の読取り及び書込みを磁気ヘッドにより行う自動取引装置において、前記磁気ヘッドで読取られた前記媒体の磁気状態を判定する磁気状態判定部と、前記磁気状態判定部により判定された前記磁気状態に基づいて磁気不良の要因を判定する要因判定部と、前記要因判定部により判定された前記要因を顧客に通知する要因通知部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、金融機関に関する媒体の磁気ストライプの情報の読取り及び書込みを磁気ヘッドにより行う磁気媒体装置を有する自動取引装置により実行される自動取引方法であって、前記磁気ヘッドで読取られた前記媒体の磁気状態を判定し、前記判定された前記磁気状態に基づいて磁気不良の要因を判定し、前記判定された前記要因を顧客に通知することを特徴とする。
また、本発明は、金融機関に関する媒体の磁気ストライプの情報の読取り及び書込みを磁気ヘッドにより行う磁気媒体装置を有する自動取引装置が実行するプログラムであって、前記磁気ヘッドで読取られた前記媒体の磁気状態を判定し、前記判定された前記磁気状態に基づいて磁気不良の要因を判定を判定し、前記判定された前記要因を顧客に通知する処理を実行することを特徴とする。
本発明によれば、金融機関に関する媒体の磁気ストライプの不良の発生頻度を減少させることができる。
本実施形態の自動取引装置を含む自動取引システムの構成例を示すブロック図である。 媒体処理ユニットの構成例を示すブロック図である。 自動取引装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 自動取引装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 自動取引処理の手順を説明するフローチャート(その1)である。 自動取引処理の手順を説明するフローチャート(その2)である。 磁気ヘッド制御部により読み取られた磁気ストライプデータ(MS)の一例を示す図である。 表示ユニットに表示する修復選択画面の一例を示す図である。 表示ユニットに表示する要因通知画面の一例を示す図である。 表示ユニットに表示する要因通知画面の一例を示す図である。
以下、図面に従って本発明の実施形態を説明する。以下では、本実施形態の自動取引装置を含む自動取引システム300について説明する。
図1は、本実施形態の自動取引装置1を含む自動取引システム300の構成例を示すブロック図である。自動取引システム300は、自動取引装置1、ホストコンピュータ2、及び監視装置3を含む。自動取引システム300は、図1に示していない他の装置を含んでいてもよい。自動取引装置1は、ネットワークNを介して、ホストコンピュータ2や監視装置3と通信可能に接続される。
自動取引装置1は、所定のデータが記録された金融機関の通帳や銀行カードを受け付けて磁気減衰による書換処理を行う。なお。以下で、磁気カード及びICチップ付きの磁気カードを、まとめてカードと呼ぶ。また、本実施形態では、通帳やカードの例として主に通帳について説明するがこの限りではなく、磁気ストライプを有するカードにおいても適用可能である。
自動取引装置1は、銀行、その他の金融機関などの店舗に設置され、顧客の操作に基づいて入出金などの取引を行う。
自動取引装置1は、操作者が操作案内表示に従い通帳を挿入口に入れ、キーボードもしくはタッチパネルにて暗証番号を入力し、ネットワークNを介してホストコンピュータ2と通信して、本人であることを確認した後、現金の預け入れ、払い出し、振り込みなどの取引を行う。
ホストコンピュータ2は、自動取引装置1からの電文に従って金融機関に関する処理を実行する装置である。ホストコンピュータ2には、顧客の口座番号ごとに店番、通帳の印字済頁番号、印字済桁数、暗証番号、残高、氏名等の情報が格納されている。監視装置3は、自動取引装置1の挙動をオペレータが監視するための装置である。
自動取引装置1は、主制御部10、媒体処理ユニット20、紙幣ユニット40、硬貨ユニット50及び表示ユニット60を有する。主制御部10は、自動取引装置1全体を統括的に制御する制御部である。媒体処理ユニット20は、挿入された通帳のMS(Magnetic Stripe)からデータを読取る読取装置(不図示)と、通帳に取引内容を印字するプリンタ装置(不図示)を有する。また、媒体処理ユニット20は、カードに記録された情報(磁気ストライプやICメモリ)を読み取り/書き込みを行うカード処理装置と、レシートを印刷し発行するレシート印刷装置を有する。
紙幣ユニット40は、入金された紙幣を搬送して紙幣カセットに格納し、紙幣カセットから紙幣を搬送して出金する。硬貨ユニット50は、入金された硬貨を硬貨カセットに格納し、硬貨カセットから硬貨を出金する。表示ユニット60は、表示部とタッチパネルを有し、顧客に操作ガイドや取引内容を表示し、顧客からの操作入力をタッチパネルで受付ける。
図2は、媒体処理ユニット20の構成例を示すブロック図である。媒体処理ユニット20は、ユニット管理部100、通信部110、記憶部120、媒体R/Wメカ制御部130、媒体R/Wメカ140、磁気ヘッド制御部150、磁気ヘッド回路部160、レシートプリンタ制御部170及びレシートプリントメカ180を有する。
ユニット管理部100は、媒体処理ユニット20全体を制御する。通信部110は、主制御部10とユニット管理部100間でのデータの授受を制御する。記憶部120は、制御プログラム、各種データやテーブルを記憶する。
媒体R/Wメカ制御部130は、媒体R/Wメカ140を制御して、通帳やカードなどの媒体の搬送を制御する。媒体R/Wメカ140は、通帳やカードなどの媒体を搬送するモータ、搬送ローラを切換えるマグネット、通帳やカードなどの媒体の搬送位置や速度を検出するセンサなどを有する。
磁気ヘッド制御部150は、磁気ヘッド回路部160を制御して、通帳やカードなどの媒体のMSからのデータの読出しや、MSへのデータの書込みを行う。また、磁気ヘッド制御部150は、読み出した磁気出力を復号してリードデータを生成する。また、磁気ヘッド制御部150は、MSへの再書き込み処理(予防書換えとも呼ぶ)を行う。
磁気ヘッド回路部160は、磁気ヘッド、ピーク検出回路、磁気出力検出回路、タイマ回路及びライトデータ出力回路などを有する。
レシートプリンタ制御部170は、レシートプリントメカ180のモータやプリンタ(インクリボンやサーマルプリンタ)を制御して、用紙の搬送や印字を行う。
図3は、自動取引装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。
自動取引装置1には、CPU(Central Processing Unit)200、RAM(Random Access Memory)202、ROM(Read Only memory)203、バス204、通信部110、記憶部120が設けられる。
CPU201は、ROM203から制御プログラムを読込み、読込んだ制御プログラムに従って、各種制御処理を実行する。RAM202は、制御プログラムや、各種データを一時的に記憶するワークエリアである。RAM202は、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)である。ROM203は、制御プログラムや各種データなどを記憶する不揮発性の記憶部である。ROM203は、例えばファームウェアである。CPU201は、RAM202、ROM203などとバス204で接続される。通信部110及び記憶部120は、前述の通りである。なお、記憶部120は、例えばフラッシュメモリである。すなわち、自動取引装置1の主制御部10は、CPU201などによるソフトウェア処理により実現される。
図4は、自動取引装置1の機能構成の一例を示すブロック図である。自動取引装置1の主制御部10は、磁気状態判定部211、要因判定部212、要因通知部213及び、書き換え部214を備える。自動取引装置1の主制御部10は、図4に示していない他の構成を含んでいてもよい。
磁気状態判定部211は、磁気ヘッド制御部150で読取られた通帳の磁気状態を判定する。例えば、磁気状態判定部211は、磁気ヘッド制御部150で読み取られた通帳の磁気出力波形のピークレベルを検出することにより、通帳の磁気状態を判定する。要因判定部212は、磁気状態判定部211により判定された磁気状態に基づいて磁気不良の要因を判定する。
要因通知部213は、要因判定部212により判定された磁気ストライプの不良の要因を顧客に通知する。例えば、要因通知部213は、要因判定部212により判定された磁気不良の要因に応じて異なる要因を通知する。また、要因通知部213は、要因判定部212により判定された要因を顧客に通知すると共に、自動取引装置1を監視する監視装置3へ通知してもよい。
書き換え部214は、磁気状態判定部211により判定された磁気状態に応じて媒体の磁気減衰による書換処理を行い磁気ストライプの修復を行う。
次に、通帳のMSに対する自動取引処理を具体的に説明する。図5、図6は、自動取引処理の手順を説明するフローチャートである。図5は、自動取引処理の手順を説明するフローチャート(その1)を示し、図6は、自動取引処理の手順を説明するフローチャート(その2)を示す。自動取引処理は、自動取引装置1の主制御部10によって実行される。
ユニット管理部100は、顧客からの通帳挿入を通帳センサ(不図示)によって検知し、通帳挿入を検知すると通帳を自動取引装置1の内部に引き込んで通帳の挿入を受け付ける(ステップS101)。磁気ヘッド制御部150は、通帳の磁気ストライプデータ(MS)を読み込む(ステップS102)。磁気ヘッド制御部150は、読み取った磁気ストライプデータ(MS)を記憶部120に格納する。格納された磁気ストライプデータ(MS)は、リードデータとも呼ばれる。
主制御部10は、読み取った磁気ストライプデータ(MS)に基づいて通帳の磁気ストライプ(MS)の磁気状態を判定する(ステップS103)。主制御部10は、読み取った磁気ストライプデータが閾値t1、t2の範囲外であるか、読み取った磁気ストライプデータが少なくとも一部の区間z1において欠損していないか等に基づき、通帳の磁気ストライプ(MS)の磁気状態の判定を行う。
図7は、磁気ヘッド制御部150により読み取られた磁気ストライプデータ(MS)の一例を示す図である。一点鎖線のt1、t2は閾値を表す。図7(1)は、正常時の磁気ヘッドストライプデータの出力波形を示す。図7(2)は、読み取った磁気ストライプデータの出力の一部が閾値t1、t2未満である出力波形を示す。図7(3)は、読み取った磁気ストライプデータの出力の全部が閾値t1、t2未満である出力波形を示す。図7(4)は、読み取った磁気ストライプデータの出力の少なくとも一部の区間z1が欠損している出力波形を示す。
図7(2)に示すように、読み取った磁気ストライプデータの出力の少なくとも一部が閾値未満であるか、図7(3)に示すように読み取った磁気ストライプデータの出力の全体が閾値t1、t2の範囲外である場合には、主制御部10は、磁気状態が衰弱していると判定する。すなわち、磁気状態が衰弱している場合は、テレビ、携帯電話(スマートフォン)などの電化製品の影響により、磁気ストライプデータの出力が衰弱している。磁気ストライプデータの出力が衰弱している場合には、磁気ストライプ不良と判定される。
図7(4)に示すように、読み取った磁気ストライプデータの出力の少なくとも一部の区間z1において欠損している場合には、主制御部10は、磁気状態が欠損していると判定する。すなわち、磁気状態が欠損している場合は、通帳の磁気ストライプ(MS)に磁石や硬いものが接触することにより、磁気ストライプデータの少なくとも一部が削り取られ欠損している。磁気ストライプデータの出力の少なくとも一部の区間z1が欠損している場合には、磁気ストライプ不良と判定される。
主制御部10は、ステップS103で判定された磁気状態に基づいて磁気不良の要因を判定する(ステップS104)。ステップS103の判定の結果、図7(2)や図7(3)に示すように、磁気状態が衰弱していると判定された場合には、主制御部10は、テレビ、携帯電話(スマートフォン)などの電化製品の存在を要因として判定する。また、ステップS103の判定の結果、図7(4)に示すように、磁気状態の少なくとも一部の区間z1が欠損していると判定された場合には、主制御部10は、磁気ストライプ(MS)に対する固いものの接触を要因として判定する。
主制御部10は、ステップS103の磁気状態の判定の結果、磁気ストライプ不良であるか否かを判定する(ステップS105)。磁気ストライプ不良ではない場合(S105:NO)、自動取引装置1は、通常取引を行う(ステップS106)。その後、主制御部10は、自動取引処理を終了する。
磁気ストライプ不良ではない場合とは、例えば、図7(1)に示すように、磁気ストライプデータの出力が閾値t1、t2の範囲外であり、かつ、欠損する区間が存在しない場合などをいう。磁気ストライプ不良である場合(S105:YES)、主制御部10は、自動取引装置1から通帳を排出し顧客に通帳を返却する(ステップS107)。そして、主制御部10は、表示ユニット60に修復選択画面を表示する(ステップS108)。図8は、表示ユニット60に表示する修復選択画面400の一例を示す図である。
修復選択画面400には、メッセージ401、ボタン402、ボタン403、ボタン404が含まれる。修復選択画面400には、図5に示していない他のメッセージやボタンが含まれていてもよい。
メッセージ401には、磁気ストライプ不良のため通帳の取り扱いができない旨を顧客に通知する文言が表示されている。ボタン402、ボタン403、ボタン404は、顧客に通帳修復の選択の有無を受け付けるボタンである。
ボタン402は、通帳の修復を受け付けるボタンが対応し、ボタン403は、通帳の修復を受け付ける(補助付)ボタンが対応し、ボタン404は、通帳の修復を受け付けないボタンが対応する。補助付とは、磁気ストライプ不良の要因を監視装置3に通知する補助を行う機能を意味する。
すなわち、ボタン402と、ボタン403は、ともに通帳の修復を受け付ける機能を有する点で共通する。但し、主制御部10は、ボタン402の選択が受け付けられた場合には、磁気ストライプ不良の要因を顧客のみに通知するのに対し、ボタン403の選択が受け付けられた場合には、磁気ストライプ不良の要因を顧客と監視装置3の双方に通知する点で相違する。
主制御部10は、修復選択画面400に表示されたボタン402、ボタン403、ボタン404に基づき通帳の磁気ストライプ不良の修復を受け付けたか否かを判定する(ステップS109)。
通帳の磁気ストライプ不良の修復を受け付けてない場合(ステップS109:NO)、すなわち、修復選択画面400に表示されたボタン404の選択が受け付けられた場合には、主制御部10は、表示ユニット60に要因通知画面500を表示して磁気ストライプ不良の要因を通知する(ステップS110)。図9は、表示ユニット60に表示する要因通知画面500の一例を示す図である。要因通知画面500には、メッセージ501、メッセージ502が表示されている。
メッセージ501には、通帳の磁気ストライプ不良が発生していることを顧客に通知する文言が記載されている。メッセージ502には、磁気ストライプ不良が発生した要因が記載されている。
要因通知画面500を表示することにより、テレビ、携帯電話(スマートフォン)などの電化製品の影響の要因により、通帳の磁気ストライプ不良が発生したということを顧客に通知することができる。
要因通知画面500のメッセージ502を見た顧客に対し、再び磁気ストライプ不良が発生しないよう通帳を取り扱うことを促すことができ、磁気ストライプ不良が何度も発生してしまう事態を未然に防ぐことができる。これにより、磁気ストライプの不良の発生頻度を減少させることができ、金融機関に対する顧客の満足度を向上することができる。更に、自動取引装置1が通帳やカードなどの媒体の磁気ストライプ不良を修復する時間を削減し、自動取引装置1の稼働率をあげることができる。ステップS110の処理が終了すると自動取引処理は終了となる。
通帳の磁気ストライプ不良の修復を受け付けた場合(ステップS109:YES)、すなわち、修復選択画面400に表示されたボタン402またはボタン403の選択が受け付けられた場合には、主制御部10は、監視装置3への通知の選択を受け付けたか否かを判定する(ステップS111)。この処理では、主制御部10は、修復選択画面400に表示されたボタン403の選択が受け付けられたか否かに応じて、監視装置3への通知の選択を受け付けたか否かを判定する。
監視装置3への通知の選択を受け付けていない場合(ステップS111:NO)、すなわち、修復選択画面400に表示されたボタン402の選択が受け付けられた場合には、処理はステップS113に進む。
監視装置3への通知の選択を受け付けた場合(ステップS111:YES)、すなわち、修復選択画面400に表示されたボタン403の選択が受け付けられた場合には、主制御部10は、監視装置3にステップS104で判定した要因を通知する(ステップS112)。
従来、監視装置3には磁気ストライプデータや磁気ストライプ不良の要因は通知されなかった。このため、監視装置3にいるオペレータは、磁気ストライプ不良により取引ができない顧客から電話などで問い合わせがあった場合であっても、要因を特定できないため、顧客に対し適切なアドバイスを送ることができなかった。これに対し、本実施形態においては、磁気ストライプ不良が発生した場合には、自動取引装置1から磁気ストライプ不良の要因が通知されるため、監視装置3のオペレータは磁気ストライプ不良の要因を的確に把握することができる。このため、磁気ストライプ不良が発生した顧客から問い合わせがあった場合であっても、磁気ストライプ不良が再び発生しないよう顧客に対し適切なアドバイスを行うことができる。しいては、金融機関に対する顧客満足度を向上することができる。
主制御部10は、カードの挿入を受け付けるとともに(ステップS113)、暗証番号の入力を受け付ける(ステップS114)。
主制御部10は、通帳上の情報の入力を受け付ける(ステップS115)。通帳上の情報とは、通帳に記載されている、店番、口座番号、印字済頁番号、印字済桁数の情報などである。通帳上の情報は、ホストコンピュータ2のマスタデータに格納されている情報と同期されている。
主制御部10は、通帳の挿入を受け付ける(ステップS116)。主制御部10は、通帳修復電文をホストコンピュータ2へ送信する(ステップS117)。通帳修復電文には、ステップS114で受け付けた暗証番号及び、ステップS115で受け付けた通帳上の情報が含まれる。
通帳修復電文を受信したホストコンピュータ2は、通帳修復電文に含まれる通帳上の情報や暗証番号がホストコンピュータ2マスタデータに格納されている情報と一致するか否かを判断して、通帳の本人確認や通帳の妥当性チェックを行う。ホストコンピュータ2は、帳上の情報や暗証番号がホストコンピュータ2マスタデータに格納されている情報と一致する場合には、修復許可電文を自動取引装置1へ送信し、不一致の場合には、修復不許可電文を自動取引装置1へ送信する。
自動取引装置1の主制御部10は、ホストコンピュータ2から修復許可電文を受信したか否かを判定する(ステップS118)。修復不許可電文を受信した場合(ステップS118:NO)には、主制御部10は、通帳を排出して顧客に返却する(ステップS119)。この処理が終了すると自動取引処理は終了となる。すなわち、通帳上の情報や暗証番号がホストコンピュータ2のマスタデータに格納されている情報と一致しない場合には、通帳の本人確認や妥当性チェックが行われていないと判断して、通帳の磁気ストライプの修復は行わずに処理を終了する。
修復許可電文を受信した場合(ステップS118:YES)には、主制御部10は、通帳の磁気ストライプ(MS)の書き換えを行い、磁気ストライプの修復を行う(ステップS120)。その後、主制御部10は、通帳を排出して顧客に返却する(ステップS121)。
そして、主制御部10は、表示ユニット60に要因通知画面600を表示して磁気ストライプ不良の要因を通知する(ステップS122)。図10は、表示ユニット60に表示する要因通知画面600の一例を示す図である。要因通知画面600には、メッセージ601、メッセージ602が表示されている。
メッセージ601には、磁気ストライプ不良が発生していた通帳の磁気を修復したことを顧客に通知する文言が記載されている。メッセージ602には、磁気ストライプ不良が発生した要因が記載されている。
要因通知画面600を表示することにより、磁石を通帳の磁気ストライプ(MS)と接触させた要因により、通帳の磁気ストライプ不良が発生したということを顧客に通知することができる。
要因通知画面600のメッセージ602を見た顧客に対し、再び磁気ストライプ不良が発生しないよう通帳を取り扱うことを促すことができ、金融機関に関する媒体の磁気ストライプの不良の発生頻度を減少させることができる。また、磁気ストライプ不良が何度も発生してしまう事態を未然に防ぐことで、金融機関に対する顧客の満足度を向上することができる。更に、自動取引装置1が通帳やカードなどの媒体の磁気ストライプ不良を修復する時間を削減し、自動取引装置1の稼働率をあげることができる。ステップS110の処理が終了すると自動取引処理は終了となる。この処理が終了すると自動取引処理は終了となる。
なお、本発明は上述した実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階でのその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施形態に示される全構成要素を適宜組み合わせても良い。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。このような、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用ができることはもちろんである。
1 :自動取引装置
2 :ホストコンピュータ
3 :監視装置
10 :主制御部
20 :媒体処理ユニット
40 :紙幣ユニット
50 :硬貨ユニット
60 :表示ユニット
100 :ユニット管理部
110 :通信部
120 :記憶部
130 :媒体R/Wメカ制御部
140 :媒体R/Wメカ
150 :磁気ヘッド制御部
160 :磁気ヘッド回路部
170 :レシートプリンタ制御部
180 :レシートプリントメカ
201 :CPU
202 :RAM
203 :ROM
204 :バス
211 :磁気状態判定部
212 :要因判定部
213 :要因通知部
214 :書き換え部
300 :自動取引システム
400 :修復選択画面
401 :メッセージ
402 :ボタン
403 :ボタン
404 :ボタン
500 :要因通知画面
501 :メッセージ
502 :メッセージ
600 :要因通知画面
601 :メッセージ
602 :メッセージ
N :ネットワーク

Claims (9)

  1. 金融機関に関する媒体の磁気ストライプの情報の読取り及び書込みを磁気ヘッドにより行う自動取引装置において、
    前記磁気ヘッドで読取られた前記媒体の磁気状態を判定する磁気状態判定部と、
    前記磁気状態判定部により判定された前記磁気状態に基づいて磁気不良の要因を判定する要因判定部と、
    前記要因判定部により判定された前記要因を顧客に通知する要因通知部と、
    を備えることを特徴とする自動取引装置。
  2. 請求項1に記載の自動取引装置であって、
    前記磁気状態判定部により判定された前記磁気状態に応じて前記媒体の磁気減衰による書換処理を行う書き換え部を更に備える
    ことを特徴とする自動取引装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の自動取引装置であって、
    前記磁気状態判定部は、磁気出力波形のピークレベルを検出することにより、前記媒体の前記磁気状態を判定する
    ことを特徴とする自動取引装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のうち何れかに記載の自動取引装置であって、
    前記要因通知部は、前記要因判定部により判定された前記磁気不良の前記要因に応じて異なる要因を通知する
    ことを特徴とする自動取引装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のうち何れか1項に記載の自動取引装置であって、
    前記要因通知部は、前記要因判定部により判定された前記要因を前記顧客に通知すると共に、前記自動取引装置を監視する監視装置へ通知する
    ことを特徴とする自動取引装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のうち何れか1項に記載の自動取引装置であって、
    前記媒体は、通帳であることを特徴とする自動取引装置。
  7. 請求項1乃至請求項5のうち何れか1項に記載の自動取引装置であって、
    前記媒体は、銀行カードであることを特徴とする自動取引装置。
  8. 金融機関に関する媒体の磁気ストライプの情報の読取り及び書込みを磁気ヘッドにより行う磁気媒体装置を有する自動取引装置により実行される自動取引方法であって、
    前記磁気ヘッドで読取られた前記媒体の磁気状態を判定し、
    前記判定された前記磁気状態に基づいて磁気不良の要因を判定し、
    前記判定された前記要因を顧客に通知する
    ことを特徴とする自動取引方法。
  9. 金融機関に関する媒体の磁気ストライプの情報の読取り及び書込みを磁気ヘッドにより行う磁気媒体装置を有する自動取引装置が実行するプログラムであって、
    前記磁気ヘッドで読取られた前記媒体の磁気状態を判定し、
    前記判定された前記磁気状態に基づいて磁気不良の要因を判定を判定し、
    前記判定された前記要因を顧客に通知する
    処理を実行することを特徴とするプログラム。
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