JP2023073544A - 燃料電池ユニット - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、燃料電池ユニットに関する。
燃料電池(FC)は、複数の単セル(以下、セルと記載する場合がある)を積層した燃料電池スタック(以下、単にスタックと記載する場合がある)で構成され、燃料ガスとしての水素(H2)と酸化剤ガスとしての酸素(O2)を供給し、水素(H2)と酸素(O2)との電気化学反応によって電気エネルギーを取り出す発電装置である。なお、以下では、燃料ガスや酸化剤ガスを、特に区別することなく単に「反応ガス」あるいは「ガス」と呼ぶ場合もある。
燃料電池車両(FCEV:Fuel Cell Electric Vehicle)等の車両に車載されて用いられる燃料電池に関して種々の研究がなされている。
セルの発電電力を補機に供給するために、燃料電池スタックの端子と補機の端子とをバスバーで接続することが知られている。
例えば特許文献1では、弾性部材の伸縮によるターミナルプレートの変位に追従する追従部を有するバスバーを有する、燃料電池ユニットが開示されている。
セルの発電電力を補機に供給するために、燃料電池スタックの端子と補機の端子とをバスバーで接続することが知られている。
例えば特許文献1では、弾性部材の伸縮によるターミナルプレートの変位に追従する追従部を有するバスバーを有する、燃料電池ユニットが開示されている。
また、特許文献2では、燃料電池セルユニット16の上下端部に接続された連接部200A、202Aと、電流取出端子206Aに接続される接続部200B、202Bと、を含み、連接部200A、202Aに設けられ、応力を受けると変形する第1応力緩和部201A、203Aと、下端側の連接部200Aと接続部200Bの間に設けられ、応力を受けると変形する第2応力緩和部201B、203Bとが形成されているバスバー200、202が開示されている。
また、特許文献3では、一端がセルスタックの電極端子104に電気的に接続され、他端が収納容器の外部に位置するブスバー300であって、一端と他端との間における収納容器内にばね機構部306を有するブスバーと、ブスバーと収納容器との隙間を絶縁した状態で密閉すると共に、ブスバーを収納壁に固定する絶縁材部400と、を備える燃料電池モジュールが開示されている。
燃料電池スタックのターミナルプレートと燃料電池スタックに電気的に接続される機器の端子とをバスバーで接続させる場合、セル積層体の長さ寸法の変化に伴うターミナルプレートの変位によって機器の端子に接続するバスバーの端部に応力が掛かることがある。これにより、バスバーと機器の端子の接続を良好に維持できない場合がある。また衝突などの外部入力があったときには、ターミナルプレートがセルと平行に変位する可能性がある。上記先行技術文献の技術では、バスバーの柔軟性が不十分でバスバーに過大な応力が発生した場合、適切な接続を維持できないという問題がある。
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、応力が集中しやすいバスバーの幅方向端部の柔軟性を高めてバスバーに発生する応力を低減することができる燃料電池ユニットを提供することを主目的とする。
本開示においては、燃料電池の単セルが複数個積層されたセル積層体と、前記セル積層体の積層方向の端部に配置された導電性のターミナルプレートと、前記積層方向に伸縮可能であって前記セル積層体及び前記ターミナルプレートを前記積層方向に押圧する弾性部材と、を含む燃料電池スタックと、
前記燃料電池スタックに電気的に接続される機器と、
一端が前記ターミナルプレートと接続され、他端が前記機器の端子と接続される、導電性のバスバーと、を備え、
前記バスバーは、複数の金属板が積層されるとともに、前記ターミナルプレートとの接続部において前記複数の金属板どうしが接合された第1接合部と、前記機器の端子との接続部において前記複数の金属板どうしが接合された第2接合部と、前記第1接合部と前記第2接合部との間において前記複数の金属板どうしが接合されていない非接合部と、を備え、
前記第1接合部と前記非接合部との境界である第1境界線、及び、前記第2接合部と前記非接合部との境界である第2境界線からなる群より選ばれる少なくとも一種の境界線が、前記金属板の幅方向の中央部よりも幅方向の端部のほうが、前記非接合部が大きくなるように形成されている、燃料電池ユニットを提供する。
前記燃料電池スタックに電気的に接続される機器と、
一端が前記ターミナルプレートと接続され、他端が前記機器の端子と接続される、導電性のバスバーと、を備え、
前記バスバーは、複数の金属板が積層されるとともに、前記ターミナルプレートとの接続部において前記複数の金属板どうしが接合された第1接合部と、前記機器の端子との接続部において前記複数の金属板どうしが接合された第2接合部と、前記第1接合部と前記第2接合部との間において前記複数の金属板どうしが接合されていない非接合部と、を備え、
前記第1接合部と前記非接合部との境界である第1境界線、及び、前記第2接合部と前記非接合部との境界である第2境界線からなる群より選ばれる少なくとも一種の境界線が、前記金属板の幅方向の中央部よりも幅方向の端部のほうが、前記非接合部が大きくなるように形成されている、燃料電池ユニットを提供する。
本開示の燃料電池ユニットにおいては、前記第1境界線、及び、前記第2境界線の両方が、前記金属板の幅方向の中央部よりも幅方向の端部のほうが、前記非接合部が大きくなるように形成されていてもよい。
本開示の燃料電池ユニットにおいては、前記非接合部は、少なくとも1つの屈曲部を有してもよい。
本開示の燃料電池ユニットにおいては、前記第1接合部及び前記第2接合部は、少なくとも1つのボルト締結穴を有してもよい。
本開示の燃料電池ユニットにおいては、前記第1接合部及び前記第2接合部の内の少なくとも一方は、3つ以上のボルト締結穴を有し、3つ以上の当該ボルト締結穴は、前記バスバーの長手方向に沿って2列以上に並んで配置され、前記第1境界線、及び、前記第2境界線の各境界線に最も近い第1列の前記ボルト締結穴の数は、それ以外の列の内のボルト締結穴の数が最も多い第n列(nは2以上の整数)の当該ボルト締結穴の数よりも少なく設定され、
前記第1列の少なくとも1つの前記ボルト締結穴は、当該ボルト締結穴の数が最も多い前記第n列の当該ボルト締結穴の内、前記バスバーの幅方向の端部から最も近い位置に配置されている当該ボルト締結穴よりも当該バスバーの幅方向の中央寄りに配置されていてもよい。
前記第1列の少なくとも1つの前記ボルト締結穴は、当該ボルト締結穴の数が最も多い前記第n列の当該ボルト締結穴の内、前記バスバーの幅方向の端部から最も近い位置に配置されている当該ボルト締結穴よりも当該バスバーの幅方向の中央寄りに配置されていてもよい。
本開示の燃料電池ユニットによれば、応力が集中しやすいバスバーの幅方向端部の柔軟性を高めてバスバーに発生する応力を低減することができる。
本開示においては、燃料電池の単セルが複数個積層されたセル積層体と、前記セル積層体の積層方向の端部に配置された導電性のターミナルプレートと、前記積層方向に伸縮可能であって前記セル積層体及び前記ターミナルプレートを前記積層方向に押圧する弾性部材と、を含む燃料電池スタックと、
前記燃料電池スタックに電気的に接続される機器と、
一端が前記ターミナルプレートと接続され、他端が前記機器の端子と接続される、導電性のバスバーと、を備え、
前記バスバーは、複数の金属板が積層されるとともに、前記ターミナルプレートとの接続部において前記複数の金属板どうしが接合された第1接合部と、前記機器の端子との接続部において前記複数の金属板どうしが接合された第2接合部と、前記第1接合部と前記第2接合部との間において前記複数の金属板どうしが接合されていない非接合部と、を備え、
前記第1接合部と前記非接合部との境界である第1境界線、及び、前記第2接合部と前記非接合部との境界である第2境界線からなる群より選ばれる少なくとも一種の境界線が、前記金属板の幅方向の中央部よりも幅方向の端部のほうが、前記非接合部が大きくなるように形成されている、燃料電池ユニットを提供する。
前記燃料電池スタックに電気的に接続される機器と、
一端が前記ターミナルプレートと接続され、他端が前記機器の端子と接続される、導電性のバスバーと、を備え、
前記バスバーは、複数の金属板が積層されるとともに、前記ターミナルプレートとの接続部において前記複数の金属板どうしが接合された第1接合部と、前記機器の端子との接続部において前記複数の金属板どうしが接合された第2接合部と、前記第1接合部と前記第2接合部との間において前記複数の金属板どうしが接合されていない非接合部と、を備え、
前記第1接合部と前記非接合部との境界である第1境界線、及び、前記第2接合部と前記非接合部との境界である第2境界線からなる群より選ばれる少なくとも一種の境界線が、前記金属板の幅方向の中央部よりも幅方向の端部のほうが、前記非接合部が大きくなるように形成されている、燃料電池ユニットを提供する。
本開示によれば、ばね等の弾性部材によりターミナルプレート位置が可変な燃料電池スタックと、燃料電池スタックのターミナルプレートに電気的に接続された機器と、を備える燃料電池ユニットであって、ターミナルプレートと機器との間がバスバーにより接続され、バスバーの接合部と非接合部との間の境界線は、幅方向(板幅)の中央部よりも端部の方が非接合部が大きくなるように形成されている。
本開示の燃料電池ユニットでは、セルの積層方向にターミナルプレートが変位するが、例えば衝突などの外部入力があったときには、ターミナルプレートがセルと平行に変位する可能性がある。本開示の燃料電池ユニットでは、ターミナルプレートがセルと平行に変位した場合であっても、バスバーの接合部と非接合部との間の境界線の幅方向の端部で発生する応力を抑制し、最大応力を緩和できる。
本開示の燃料電池ユニットでは、セルの積層方向にターミナルプレートが変位するが、例えば衝突などの外部入力があったときには、ターミナルプレートがセルと平行に変位する可能性がある。本開示の燃料電池ユニットでは、ターミナルプレートがセルと平行に変位した場合であっても、バスバーの接合部と非接合部との間の境界線の幅方向の端部で発生する応力を抑制し、最大応力を緩和できる。
本開示の燃料電池ユニットは、燃料電池スタックと、機器と、バスバーと、を少なくとも備える。
燃料電池スタックは、セル積層体と、ターミナルプレートと、弾性部材と、を含み、通常、さらに、インシュレータ(絶縁プレート)、プレッシャプレート、エンドプレート、連結部(テンションプレート)を含む。
セル積層体は、燃料電池の単セルを、水平方向に複数個積層した積層体である。
単セルの積層数は特に限定されず、例えば、2~数百個であってもよい。
単セルは、反応ガスとして燃料ガスと酸化剤ガスの供給を受けて発電する固体高分子形燃料電池である。単セルは、電解質膜の両面に電極とガス拡散層を配置した発電体である膜電極ガス拡散層接合体と、膜電極ガス拡散層接合体を挟持する一対のセパレータと、を備える。
電解質膜は、スルホン酸基を有するフッ素系樹脂材料、及び炭化水素系樹脂材料などで形成された固体高分子膜であり、湿潤状態において良好なプロトン伝導性を有する。
電極は、カーボン担体と、スルホン酸基を有する固体高分子であって湿潤状態で良好なプロトン伝導性を有するアイオノマーと、を含んで構成されている。
カーボン担体には、発電反応を促進させるための触媒(例えば白金、及び白金-コバルト合金など)が担持されている。
ガス拡散層は、ガス透過性を有する導電性部材等であってもよい。
導電性部材としては、例えば、カーボンクロス、及びカーボンペーパー等のカーボン多孔質体、並びに、金属メッシュ、及び、発泡金属などの金属多孔質体等が挙げられる。
セパレータは、ガス不透過の導電性部材等であってもよい。導電性部材としては、例えば、カーボンを圧縮してガス不透過とした緻密質カーボン、及び、プレス成形した金属板等であってもよい。また、セパレータが集電機能を備えるものであってもよい。
各単セルには、反応ガスを流すためのマニホールドが設けられている。マニホールドを流れる反応ガスは、各単セルに設けられたガス流路を介して、各単セルの発電領域に供給される。
単セルの積層数は特に限定されず、例えば、2~数百個であってもよい。
単セルは、反応ガスとして燃料ガスと酸化剤ガスの供給を受けて発電する固体高分子形燃料電池である。単セルは、電解質膜の両面に電極とガス拡散層を配置した発電体である膜電極ガス拡散層接合体と、膜電極ガス拡散層接合体を挟持する一対のセパレータと、を備える。
電解質膜は、スルホン酸基を有するフッ素系樹脂材料、及び炭化水素系樹脂材料などで形成された固体高分子膜であり、湿潤状態において良好なプロトン伝導性を有する。
電極は、カーボン担体と、スルホン酸基を有する固体高分子であって湿潤状態で良好なプロトン伝導性を有するアイオノマーと、を含んで構成されている。
カーボン担体には、発電反応を促進させるための触媒(例えば白金、及び白金-コバルト合金など)が担持されている。
ガス拡散層は、ガス透過性を有する導電性部材等であってもよい。
導電性部材としては、例えば、カーボンクロス、及びカーボンペーパー等のカーボン多孔質体、並びに、金属メッシュ、及び、発泡金属などの金属多孔質体等が挙げられる。
セパレータは、ガス不透過の導電性部材等であってもよい。導電性部材としては、例えば、カーボンを圧縮してガス不透過とした緻密質カーボン、及び、プレス成形した金属板等であってもよい。また、セパレータが集電機能を備えるものであってもよい。
各単セルには、反応ガスを流すためのマニホールドが設けられている。マニホールドを流れる反応ガスは、各単セルに設けられたガス流路を介して、各単セルの発電領域に供給される。
ターミナルプレートは、セル積層体の積層方向の端部に配置される。セル積層体の積層方向の両端部にそれぞれ1枚のターミナルプレート(第1ターミナルプレート、第2ターミナルプレート)が配置されていてもよい。
ターミナルプレートは、導電性を有するものであればよく、例えば緻密性カーボン、銅、及びアルミニウム合金などの導電性部材であってもよい。ターミナルプレートは、単セルで発電した電力を取り出すために用いられる。
ターミナルプレートは、導電性を有するものであればよく、例えば緻密性カーボン、銅、及びアルミニウム合金などの導電性部材であってもよい。ターミナルプレートは、単セルで発電した電力を取り出すために用いられる。
インシュレータ(絶縁プレート)は、セル積層体の積層方向の端部且つターミナルプレートよりも積層方向の外側に配置される。セル積層体の積層方向の両端部且つターミナルプレートよりも積層方向の外側にそれぞれ1枚のインシュレータ(第1インシュレータ、第2インシュレータ)が配置されていてもよい。インシュレータ(絶縁プレート)は、例えばゴム、及び樹脂などの絶縁性部材であってもよい。インシュレータ(絶縁プレート)は、ターミナルプレートと、インシュレータ(絶縁プレート)よりも外側に位置するプレッシャプレート及びエンドプレートと、の間の絶縁を取るために用いられる。
プレッシャプレートは、例えばステンレス、及びアルミニウム合金などの剛性の高い部材であってもよい。プレッシャプレートは、セル積層体の積層方向のインシュレータ(絶縁プレート)と弾性部材との間に配置され、ばね等の弾性部材によってセル積層体に均一に圧縮荷重を付与するために用いられる。
エンドプレートは、セル積層体の積層方向の端部且つターミナルプレート、インシュレータ(絶縁プレート)、プレッシャプレート、及び、弾性部材よりも積層方向の外側に配置される。セル積層体の積層方向の両端部且つターミナルプレート、インシュレータ(絶縁プレート)、プレッシャプレート、及び、弾性部材よりも積層方向の外側にそれぞれ1枚のエンドプレート(第1エンドプレート、第2エンドプレート)が配置されていてもよい。
エンドプレートは、例えばステンレス、及びアルミニウム合金などの剛性の高い部材であってもよい。
エンドプレートは、例えばステンレス、及びアルミニウム合金などの剛性の高い部材であってもよい。
連結部(テンションプレート)は、セル積層体の両端に配置される2枚のエンドプレートの間でエンドプレートにより固定される。これにより、2枚のエンドプレートの間に、セル積層体とターミナルプレートとインシュレータ(絶縁プレート)とプレッシャプレートとが積層される。
連結部(テンションプレート)は、例えばステンレス、及びアルミニウム合金などの剛性の高い部材であってもよい。
連結部(テンションプレート)は、例えばステンレス、及びアルミニウム合金などの剛性の高い部材であってもよい。
弾性部材は、セル積層体の積層方向に伸縮可能であってセル積層体及びターミナルプレートを積層方向に押圧する。弾性部材は、ばね等であってもよい。ばねは、コイルばね、板ばね、及び皿ばね等であってもよい。
機器は、燃料電池スタックに電気的に接続される。機器は、バスバーと接続するための端子を備える。
機器は、例えば燃料電池スタックから供給される電流が流れる補機であり、例えば、燃料電池スタックの出力電圧を昇圧する昇圧コンバータ、燃料電池スタックの出力電圧を降圧する降圧コンバータ、及び、昇圧と降圧のいずれも可能な昇降圧コンバータ等であってもよい。
また、機器は、燃料電池スタックからの直流出力を交流電力に変換するインバータであってもよい。
燃料電池スタックは、コンバータやインバータのような電力変換器を介さずに、モータ、ポンプ、及びコンプレッサ等の電気機器に直接接続されていてもよいため、機器は、モータ、ポンプ、及びコンプレッサ等の電気機器であってもよい。
なお、機器は、例えば燃料電池スタックとは別の燃料電池スタックなどのその他の機器であってもよい。機器が燃料電池スタックとは別の燃料電池スタックの場合では、2つの燃料電池スタックが電気的に直列に接続された燃料電池ユニットとなる。
機器は、機器ケース内に収容されている。機器ケースは、ボルトによって後述するスタックケースに締結固定されている。これにより、スタックケース及び機器ケースで構成された複合ケース内に、機器と、燃料電池スタックに含まれるセル積層体、ターミナルプレート、絶縁プレート、プレッシャプレート、及び弾性部材と、が収容される。
機器は、例えば燃料電池スタックから供給される電流が流れる補機であり、例えば、燃料電池スタックの出力電圧を昇圧する昇圧コンバータ、燃料電池スタックの出力電圧を降圧する降圧コンバータ、及び、昇圧と降圧のいずれも可能な昇降圧コンバータ等であってもよい。
また、機器は、燃料電池スタックからの直流出力を交流電力に変換するインバータであってもよい。
燃料電池スタックは、コンバータやインバータのような電力変換器を介さずに、モータ、ポンプ、及びコンプレッサ等の電気機器に直接接続されていてもよいため、機器は、モータ、ポンプ、及びコンプレッサ等の電気機器であってもよい。
なお、機器は、例えば燃料電池スタックとは別の燃料電池スタックなどのその他の機器であってもよい。機器が燃料電池スタックとは別の燃料電池スタックの場合では、2つの燃料電池スタックが電気的に直列に接続された燃料電池ユニットとなる。
機器は、機器ケース内に収容されている。機器ケースは、ボルトによって後述するスタックケースに締結固定されている。これにより、スタックケース及び機器ケースで構成された複合ケース内に、機器と、燃料電池スタックに含まれるセル積層体、ターミナルプレート、絶縁プレート、プレッシャプレート、及び弾性部材と、が収容される。
バスバーは、複数の金属板が積層されるとともに、ターミナルプレートとの接続部において複数の金属板どうしが接合された第1接合部と、機器の端子との接続部において複数の金属板どうしが接合された第2接合部と、第1接合部と第2接合部との間において複数の金属板どうしが接合されていない非接合部と、を備える。
第1接合部と非接合部との境界である第1境界線、及び、第2接合部と非接合部との境界である第2境界線からなる群より選ばれる少なくとも一種の境界線が、金属板の幅方向の中央部よりも幅方向の端部のほうが、非接合部が大きくなるように形成されている。
本開示の燃料電池ユニットにおいては、第1境界線、及び、第2境界線の両方が、金属板の幅方向の中央部よりも幅方向の端部のほうが、非接合部が大きくなるように形成されていてもよい。
バスバーは、一端がターミナルプレートと接続され、他端が機器の端子と接続される。1枚のターミナルプレートと1つの端子との組み合わせ毎に1つのバスバーが設けられていてもよい。
金属板の材質は、導電性を有するものであればよく、例えば銅、及びアルミニウム合金などの導電率の高い金属であってもよい。
バスバーで使用される金属板の板厚は、特に限定しない。また、金属板の積層枚数は、特に限定しない。積層される金属板の板厚が小さいほど柔軟性が高く、合計の板厚が大きいほど断面積が大きくなるため大電流を流すことができる。積層される金属板の板厚は、例えば0.1mm以上、0.2mm以上、0.5mm以上、0.8mm以上でもよく、また2mm以下、1.5mm以下、1.2mm以下でもよい。積層する金属板の枚数は、例えば2枚以上、3枚以上、4枚以上、5枚以上、10枚以上、20枚以上、50枚以上でもよく、例えば100枚以下でもよい。積層される金属板の板厚及び積層枚数は、燃料電池ユニットが必要な柔軟性、及び流れる電流値(定格電流値等)に応じて適宜選択することができる。
バスバーの接合部での金属板の接合方法は、特に限定されない。バスバーの接合部での金属板の接合方法は、加熱圧着、かしめ、及び溶接など金属板どうしを接合可能な各種技術を適用することができる。
第1接合部と非接合部との境界である第1境界線、及び、第2接合部と非接合部との境界である第2境界線からなる群より選ばれる少なくとも一種の境界線が、金属板の幅方向の中央部よりも幅方向の端部のほうが、非接合部が大きくなるように形成されている。
本開示の燃料電池ユニットにおいては、第1境界線、及び、第2境界線の両方が、金属板の幅方向の中央部よりも幅方向の端部のほうが、非接合部が大きくなるように形成されていてもよい。
バスバーは、一端がターミナルプレートと接続され、他端が機器の端子と接続される。1枚のターミナルプレートと1つの端子との組み合わせ毎に1つのバスバーが設けられていてもよい。
金属板の材質は、導電性を有するものであればよく、例えば銅、及びアルミニウム合金などの導電率の高い金属であってもよい。
バスバーで使用される金属板の板厚は、特に限定しない。また、金属板の積層枚数は、特に限定しない。積層される金属板の板厚が小さいほど柔軟性が高く、合計の板厚が大きいほど断面積が大きくなるため大電流を流すことができる。積層される金属板の板厚は、例えば0.1mm以上、0.2mm以上、0.5mm以上、0.8mm以上でもよく、また2mm以下、1.5mm以下、1.2mm以下でもよい。積層する金属板の枚数は、例えば2枚以上、3枚以上、4枚以上、5枚以上、10枚以上、20枚以上、50枚以上でもよく、例えば100枚以下でもよい。積層される金属板の板厚及び積層枚数は、燃料電池ユニットが必要な柔軟性、及び流れる電流値(定格電流値等)に応じて適宜選択することができる。
バスバーの接合部での金属板の接合方法は、特に限定されない。バスバーの接合部での金属板の接合方法は、加熱圧着、かしめ、及び溶接など金属板どうしを接合可能な各種技術を適用することができる。
燃料電池ユニットは例えば以下の方法によって製造される。スタックケース内に燃料電池スタックを構成するセル積層体、第1ターミナルプレート、第2ターミナルプレート、及びばね等を収容する。第1バスバーの端部を第1ターミナルプレートに結合し、第2バスバーの端部を第2ターミナルプレートに結合する。機器を収容する機器ケースをスタックケースに結合する。その後、第1バスバーの端部を機器の第1端子に結合し、第2バスバーの端部を機器の第2端子に結合する。
図1は、燃料電池スタックと昇圧コンバータの組立体である、燃料電池ユニットの一例を示す概略構成図である。
燃料電池スタック0は、燃料電池の単セル1を複数積層し、積層方向両端に、ターミナルプレート2,3、インシュレータ(絶縁プレート)4,5、プレッシャプレート6、エンドプレート7,8等を備える。
プレッシャプレート6とエンドプレート8との間には、ばね(弾性部材)9を備えている。一端のエンドプレート8は連結部(テンションプレート)10,11と一体となってスタックケース13を構成し、他端のエンドプレート7にボルト12で締結して固定される。ばね9の反力により、単セル1を含むセル積層体には、積層方向に圧縮荷重が付与されている。
上述の燃料電池スタック0では、ばね9を有することにより、セル積層体にかかる圧縮荷重を一定の範囲内に維持することができ、発電性能やシール性能を維持しやすい。
単セル1を含むセル積層体は、燃料電池の運転時または停止時の環境に応じて積層方向に寸法変化する。例えば高温時には各部品が膨張し、低温時には収縮する。また、単セル1内部の相対湿度が高いときには、単セル1内の電解質膜が吸水し膨張する。また、セル積層体に長期間圧縮荷重を付与し続けると、セル積層体中の樹脂部品等がわずかにクリープし、セル積層体の積層方向長さが小さくなる。上述のように、セル積層体の厚さが変化するため、ターミナルプレート3の位置が図1の左右方向に変位する。
燃料電池スタック0は、単セル1のセル積層体、ターミナルプレート2,3、ばね9を含んで構成され、燃料電池スタック0の一側面には昇圧コンバータ21が接続されている。
バスバー41は、燃料電池スタック0のターミナルプレート2と昇圧コンバータ21の端子台22との間を電気的に接続し、ターミナルプレート2、端子台22のそれぞれと、ボルト締結されている。また、バスバー42は、燃料電池スタック0のターミナルプレート3と昇圧コンバータ21の端子台23との間を電気的に接続し、ターミナルプレート3、端子台23のそれぞれと、ボルト締結されている。
上述の構成において、ターミナルプレート3の位置は図1の左右方向に変位するが、端子台23の位置は固定されているため、バスバー42の長さが伸縮することが期待される。本実施形態のバスバー42は、複数の金属板が積層され、ターミナルプレート3との接続部で複数の金属板どうしが接合された第1接合部と、端子台23との接続部で複数の金属板どうしが接合された第2接合部と、第1接合部と第2接合部との間で複数の金属板どうしが接合されていない非接合部と、を備える。
上記構成により、第1接合部と第2接合部では、1枚の厚板として機能して高い剛性を有するため、ターミナルプレート3、端子台23のそれぞれとの接続が容易になり、また、非接合部では複数の金属板がそれぞれ独立した薄板として振る舞うため変形しやすく、高い柔軟性を得ることができる。
燃料電池スタック0は、燃料電池の単セル1を複数積層し、積層方向両端に、ターミナルプレート2,3、インシュレータ(絶縁プレート)4,5、プレッシャプレート6、エンドプレート7,8等を備える。
プレッシャプレート6とエンドプレート8との間には、ばね(弾性部材)9を備えている。一端のエンドプレート8は連結部(テンションプレート)10,11と一体となってスタックケース13を構成し、他端のエンドプレート7にボルト12で締結して固定される。ばね9の反力により、単セル1を含むセル積層体には、積層方向に圧縮荷重が付与されている。
上述の燃料電池スタック0では、ばね9を有することにより、セル積層体にかかる圧縮荷重を一定の範囲内に維持することができ、発電性能やシール性能を維持しやすい。
単セル1を含むセル積層体は、燃料電池の運転時または停止時の環境に応じて積層方向に寸法変化する。例えば高温時には各部品が膨張し、低温時には収縮する。また、単セル1内部の相対湿度が高いときには、単セル1内の電解質膜が吸水し膨張する。また、セル積層体に長期間圧縮荷重を付与し続けると、セル積層体中の樹脂部品等がわずかにクリープし、セル積層体の積層方向長さが小さくなる。上述のように、セル積層体の厚さが変化するため、ターミナルプレート3の位置が図1の左右方向に変位する。
燃料電池スタック0は、単セル1のセル積層体、ターミナルプレート2,3、ばね9を含んで構成され、燃料電池スタック0の一側面には昇圧コンバータ21が接続されている。
バスバー41は、燃料電池スタック0のターミナルプレート2と昇圧コンバータ21の端子台22との間を電気的に接続し、ターミナルプレート2、端子台22のそれぞれと、ボルト締結されている。また、バスバー42は、燃料電池スタック0のターミナルプレート3と昇圧コンバータ21の端子台23との間を電気的に接続し、ターミナルプレート3、端子台23のそれぞれと、ボルト締結されている。
上述の構成において、ターミナルプレート3の位置は図1の左右方向に変位するが、端子台23の位置は固定されているため、バスバー42の長さが伸縮することが期待される。本実施形態のバスバー42は、複数の金属板が積層され、ターミナルプレート3との接続部で複数の金属板どうしが接合された第1接合部と、端子台23との接続部で複数の金属板どうしが接合された第2接合部と、第1接合部と第2接合部との間で複数の金属板どうしが接合されていない非接合部と、を備える。
上記構成により、第1接合部と第2接合部では、1枚の厚板として機能して高い剛性を有するため、ターミナルプレート3、端子台23のそれぞれとの接続が容易になり、また、非接合部では複数の金属板がそれぞれ独立した薄板として振る舞うため変形しやすく、高い柔軟性を得ることができる。
なお、図1では、一端のエンドプレート8は連結部(テンションプレート)10,11と一体となってスタックケース13を構成する場合を例に示したが、この場合に限られない。スタックケース13と、エンドプレート8及び連結部10,11などの燃料電池スタックを構成する部品と、が別々の部品であってもよい。
図2は、ターミナルプレート3、端子台23、バスバー42のみを記載した分解斜視図である。
ターミナルプレート3、端子台23のそれぞれには、ナットがかしめ、または溶接等により接合されており、ターミナルプレート3とバスバー42との間は、図2の上方からボルト締結され、端子台23とバスバー42との間は、図2の右方からボルト締結されている。
ターミナルプレート3は、一部が単セル1のセル積層体から突出して、単セル1に直交する向きに折り曲げられ、ここにバスバー42が接続される。また、端子台23のバスバー42との接続面は、単セル1と平行になっている。
ターミナルプレート3の突出部が単セル1に直交するように折り曲げられていることで、ターミナルプレート3の突出部高さを低く抑えることができ、また端子台23との接続面が単セル1と平行であることにより、昇圧コンバータ21の外側からボルト締結しやすい構成になっている。
ここで、ターミナルプレート3は、一般には上述の通り、セルの積層方向である図2の左右方向に変位するが、例えば燃料電池に車両衝突など大きな外部荷重入力があった場合には、ターミナルプレート3がセルと平行に(例えば紙面と垂直方向に)ずれる場合がある。
ターミナルプレート3、端子台23のそれぞれには、ナットがかしめ、または溶接等により接合されており、ターミナルプレート3とバスバー42との間は、図2の上方からボルト締結され、端子台23とバスバー42との間は、図2の右方からボルト締結されている。
ターミナルプレート3は、一部が単セル1のセル積層体から突出して、単セル1に直交する向きに折り曲げられ、ここにバスバー42が接続される。また、端子台23のバスバー42との接続面は、単セル1と平行になっている。
ターミナルプレート3の突出部が単セル1に直交するように折り曲げられていることで、ターミナルプレート3の突出部高さを低く抑えることができ、また端子台23との接続面が単セル1と平行であることにより、昇圧コンバータ21の外側からボルト締結しやすい構成になっている。
ここで、ターミナルプレート3は、一般には上述の通り、セルの積層方向である図2の左右方向に変位するが、例えば燃料電池に車両衝突など大きな外部荷重入力があった場合には、ターミナルプレート3がセルと平行に(例えば紙面と垂直方向に)ずれる場合がある。
図3は、バスバー42の詳細図である。
バスバー42は、板厚1mmの銅板(金属板)が3枚積層されている。
バスバー42のターミナルプレート3との接続部では、3枚の銅板どうしが互いに加熱圧着された第1接合部421を備え、また端子台23との接続部では、3枚の銅板どうしが互いに加熱圧着された第2接合部422を備える。なお、第1接合部421と第2接合部422との間は、3枚の銅板どうしが接合されておらず、この部分を非接合部423と定義する。非接合部423では、3枚の銅板がそれぞれ独立して変形することができ、柔軟性が高い構成になっている。図3において、第1接合部421と非接合部423との境界線である第1境界線427、及び第2接合部422と非接合部423との境界線である第2境界線428を、それぞれ破線で示している。
それぞれの境界線は、バスバーの長手方向と直交し幅方向の端部間を接続する1本の線分ではなく、金属板の幅方向中央部よりも両端部の方が非接合部423のエリアが広くなるように屈曲して形成されている。
バスバー42は、板厚1mmの銅板(金属板)が3枚積層されている。
バスバー42のターミナルプレート3との接続部では、3枚の銅板どうしが互いに加熱圧着された第1接合部421を備え、また端子台23との接続部では、3枚の銅板どうしが互いに加熱圧着された第2接合部422を備える。なお、第1接合部421と第2接合部422との間は、3枚の銅板どうしが接合されておらず、この部分を非接合部423と定義する。非接合部423では、3枚の銅板がそれぞれ独立して変形することができ、柔軟性が高い構成になっている。図3において、第1接合部421と非接合部423との境界線である第1境界線427、及び第2接合部422と非接合部423との境界線である第2境界線428を、それぞれ破線で示している。
それぞれの境界線は、バスバーの長手方向と直交し幅方向の端部間を接続する1本の線分ではなく、金属板の幅方向中央部よりも両端部の方が非接合部423のエリアが広くなるように屈曲して形成されている。
本開示の燃料電池ユニットにおいては、非接合部は、複数の金属板が折り曲げられた少なくとも1つの屈曲部を有してもよい。屈曲部の数は、3つ以上であってもよく、4つ以上であってもよい。非接合部が屈曲部を有することにより、ターミナルプレートの位置が変化したときに、バスバーがその変化に追従して変形し易い。
図3において、非接合部423は3つの屈曲部を有し、第1接合部421に近い方から順に、第1屈曲部424、第2屈曲部425、第3屈曲部426を備える。第3屈曲部426は、第2接合部422から最も近い屈曲部である。非接合部423が屈曲部を有することによって、バスバー42の柔軟性が向上し、屈曲部の数が多いほど柔軟性が更に向上する。図3においては、各屈曲部では隣接する平面どうしが鋭利に曲げられているが、実際の製品では、それぞれの面を円弧で滑らかにつなぐように曲げられるのが一般的である。
ここで、前述のように、ターミナルプレート3は図3の矢印で示すように図3の左右方向に変位する。また、車両衝突などの外部入力が発生したときは、ターミナルプレート3が紙面の垂直方向に変位する場合がある。ターミナルプレート3が変位した場合、バスバー42の主に非接合部423が変形しながら、ターミナルプレート3及び端子台23との接続状態を維持する。
図3において、非接合部423は3つの屈曲部を有し、第1接合部421に近い方から順に、第1屈曲部424、第2屈曲部425、第3屈曲部426を備える。第3屈曲部426は、第2接合部422から最も近い屈曲部である。非接合部423が屈曲部を有することによって、バスバー42の柔軟性が向上し、屈曲部の数が多いほど柔軟性が更に向上する。図3においては、各屈曲部では隣接する平面どうしが鋭利に曲げられているが、実際の製品では、それぞれの面を円弧で滑らかにつなぐように曲げられるのが一般的である。
ここで、前述のように、ターミナルプレート3は図3の矢印で示すように図3の左右方向に変位する。また、車両衝突などの外部入力が発生したときは、ターミナルプレート3が紙面の垂直方向に変位する場合がある。ターミナルプレート3が変位した場合、バスバー42の主に非接合部423が変形しながら、ターミナルプレート3及び端子台23との接続状態を維持する。
図4は、比較例のバスバー52を示す図である。
バスバー52は、第1接合部521、第2接合部522、非接合部523を備え、第1接合部521と非接合部523との第1境界線527、第2接合部522と非接合部523との第2境界線528のそれぞれが屈曲しておらず、バスバーの長手方向と直交して幅方向の端部間を接続する1本の線分である。
図5は、比較例のバスバー52について、ターミナルプレート3が単セル1の積層方向及び単セル1の幅と平行な方向の両方に変位したときに発生する応力をCAE(Computer Aided Engineering)解析した結果を示す図である。応力の分布を、コンターで示しており、図5の丸で囲まれた第2境界線528の端部付近で局所的に応力が高くなり、応力の最大値が発生している。最大応力が過大になると、バスバーが塑性変形を起こしたり、バスバーの一部が破断したりする恐れがある。
そこで、本実施形態においては、前述の図3で示したように、第1境界線427、第2境界線428のそれぞれが、バスバーの長手方向と直交して幅方向の端部間を接続する1本の線分ではなく、金属板の幅方向中央部よりも両端部の方が非接合部423のエリアが広くなるように屈曲して形成されている。
これにより、応力の極大値が発生する位置を移動させて、応力集中を緩和でき、最大応力値を小さくすることができる。つまり、ターミナルプレート3の変位が大きい場合でも最大応力が小さく、柔軟性の高いバスバーとなる。
なお、図3で示す実施形態において、第1境界線427、第2境界線428のそれぞれが屈曲しているが、どちらか一方のみの境界線が屈曲していても良い。例えば図5に示すように、第2境界線の端部で応力が大きくなることが分かっている場合には、第2境界線のみを屈曲させ、第1境界線はバスバーの長手方向と直交し幅方向の端部間を接続する線分であっても良い。
バスバー52は、第1接合部521、第2接合部522、非接合部523を備え、第1接合部521と非接合部523との第1境界線527、第2接合部522と非接合部523との第2境界線528のそれぞれが屈曲しておらず、バスバーの長手方向と直交して幅方向の端部間を接続する1本の線分である。
図5は、比較例のバスバー52について、ターミナルプレート3が単セル1の積層方向及び単セル1の幅と平行な方向の両方に変位したときに発生する応力をCAE(Computer Aided Engineering)解析した結果を示す図である。応力の分布を、コンターで示しており、図5の丸で囲まれた第2境界線528の端部付近で局所的に応力が高くなり、応力の最大値が発生している。最大応力が過大になると、バスバーが塑性変形を起こしたり、バスバーの一部が破断したりする恐れがある。
そこで、本実施形態においては、前述の図3で示したように、第1境界線427、第2境界線428のそれぞれが、バスバーの長手方向と直交して幅方向の端部間を接続する1本の線分ではなく、金属板の幅方向中央部よりも両端部の方が非接合部423のエリアが広くなるように屈曲して形成されている。
これにより、応力の極大値が発生する位置を移動させて、応力集中を緩和でき、最大応力値を小さくすることができる。つまり、ターミナルプレート3の変位が大きい場合でも最大応力が小さく、柔軟性の高いバスバーとなる。
なお、図3で示す実施形態において、第1境界線427、第2境界線428のそれぞれが屈曲しているが、どちらか一方のみの境界線が屈曲していても良い。例えば図5に示すように、第2境界線の端部で応力が大きくなることが分かっている場合には、第2境界線のみを屈曲させ、第1境界線はバスバーの長手方向と直交し幅方向の端部間を接続する線分であっても良い。
本開示の燃料電池ユニットにおいては、第1接合部及び第2接合部は、少なくとも1つのボルト締結穴を有してもよい。ボルト締結穴の数は、特に限定されず、バスバーの幅及び定格電流値等に応じて、適宜選択することができる。
図6は、バスバー42の第2接合部422付近を、締結ボルトの挿入方向から見た図である。図6において、第2接合部422のエリアを斜線でハッチングしており、非接合部423には、ハッチングしていない。
図6に示すように、バスバー42の第2接合部422と非接合部423との第2境界線428は、金属板の幅方向中央部では図6において水平に延びる線分であり、両端部が図6の上方に向かって折れ曲がっている。言い換えれば、金属板(バスバー)の幅方向の中央部よりも端部の方が非接合部423のエリアが大きくなるように、第2境界線428が形成されている。比較例のバスバー52において、最大応力が発生していた地点が非接合部となり変形しやすくなることで、局所的な応力の集中を抑制し、周囲に応力を分散して、最大応力を抑制することができる。
また、バスバー42では、第2接合部422の中央付近にボルト締結穴が設定されている。ボルト締結穴周辺では、適切にボルト締結するために、ボルト座面に相当するエリア(ボルト穴を中心とする2点鎖線の円で囲まれた範囲)を接合しておいてもよいが、図6の構成であれば、ボルト座面を接合しつつ、幅方向の端部の非接合部のエリアを広げることができ、応力の集中を緩和することができる。
図6は、バスバー42の第2接合部422付近を、締結ボルトの挿入方向から見た図である。図6において、第2接合部422のエリアを斜線でハッチングしており、非接合部423には、ハッチングしていない。
図6に示すように、バスバー42の第2接合部422と非接合部423との第2境界線428は、金属板の幅方向中央部では図6において水平に延びる線分であり、両端部が図6の上方に向かって折れ曲がっている。言い換えれば、金属板(バスバー)の幅方向の中央部よりも端部の方が非接合部423のエリアが大きくなるように、第2境界線428が形成されている。比較例のバスバー52において、最大応力が発生していた地点が非接合部となり変形しやすくなることで、局所的な応力の集中を抑制し、周囲に応力を分散して、最大応力を抑制することができる。
また、バスバー42では、第2接合部422の中央付近にボルト締結穴が設定されている。ボルト締結穴周辺では、適切にボルト締結するために、ボルト座面に相当するエリア(ボルト穴を中心とする2点鎖線の円で囲まれた範囲)を接合しておいてもよいが、図6の構成であれば、ボルト座面を接合しつつ、幅方向の端部の非接合部のエリアを広げることができ、応力の集中を緩和することができる。
<第2実施形態>
第2実施形態は、バスバー42の代わりに、境界線の形状が第1実施形態と異なるバスバー62が使用される。その他の点は第1実施形態と同じであるため、説明を割愛する。
図7は、バスバー62の第2接合部622付近を、締結ボルトの挿入方向から見た図である。図7において、第2接合部622のエリアを斜線でハッチングしており、非接合部623には、ハッチングしていない。
図7に示すように、バスバー62の第2接合部622と非接合部623との第2境界線628は、金属板の幅方向中央部では図6において水平に延びる線分であり、両端部が図6の上方に向かって円弧状に曲がっている。言い換えれば、金属板(バスバー)の幅方向の中央部よりも端部の方が非接合部623のエリアが大きくなるように、第2境界線628が形成されている。第1実施形態の場合、最大応力点が境界線の曲げ点に移動し、なお高い応力が発生する可能性があるが、境界線の幅方向中央部と幅方向端部との間を滑らかに接続することにより、周囲に応力を分散して、最大応力を抑制することができる。
境界線の曲がり方は特に限定されず、金属板(バスバー)の幅方向の中央部よりも端部の方が非接合部のエリアが広くなるように曲げられていれば良い。
第2実施形態は、バスバー42の代わりに、境界線の形状が第1実施形態と異なるバスバー62が使用される。その他の点は第1実施形態と同じであるため、説明を割愛する。
図7は、バスバー62の第2接合部622付近を、締結ボルトの挿入方向から見た図である。図7において、第2接合部622のエリアを斜線でハッチングしており、非接合部623には、ハッチングしていない。
図7に示すように、バスバー62の第2接合部622と非接合部623との第2境界線628は、金属板の幅方向中央部では図6において水平に延びる線分であり、両端部が図6の上方に向かって円弧状に曲がっている。言い換えれば、金属板(バスバー)の幅方向の中央部よりも端部の方が非接合部623のエリアが大きくなるように、第2境界線628が形成されている。第1実施形態の場合、最大応力点が境界線の曲げ点に移動し、なお高い応力が発生する可能性があるが、境界線の幅方向中央部と幅方向端部との間を滑らかに接続することにより、周囲に応力を分散して、最大応力を抑制することができる。
境界線の曲がり方は特に限定されず、金属板(バスバー)の幅方向の中央部よりも端部の方が非接合部のエリアが広くなるように曲げられていれば良い。
<第3実施形態>
第3実施形態は、端子台23に締結されるボルトの本数が異なるバスバー72が使用される。その他の点は第1実施形態と同じであるため、説明を割愛する。
本開示の燃料電池ユニットにおいては、第1接合部及び第2接合部の内の少なくとも一方は、3つ以上のボルト締結穴を有していてもよい。
3つ以上の当該ボルト締結穴は、バスバーの長手方向に沿って2列以上に並んで配置されていてもよい。
第1境界線、及び、第2境界線の各境界線に最も近い第1列のボルト締結穴の数は、それ以外の列の内のボルト締結穴の数が最も多い第n列(nは2以上の整数)の当該ボルト締結穴の数よりも少なく設定されていてもよい。
第1列の少なくとも1つのボルト締結穴は、当該ボルト締結穴の数が最も多い第n列の当該ボルト締結穴の内、バスバーの幅方向の端部から最も近い位置に配置されている当該ボルト締結穴よりも当該バスバーの幅方向の中央寄りに配置されていてもよい。これにより非接合部の範囲が広がるように、境界線の端部を屈曲させ易くすることができる。
第1列のすべてのボルト締結穴は、当該ボルト締結穴の数が最も多い第n列の当該ボルト締結穴の内、バスバーの幅方向の端部から最も近い位置に配置されている当該ボルト締結穴よりも当該バスバーの幅方向の中央寄りに配置されていてもよい。これにより非接合部の範囲が広がるように、境界線の端部をより屈曲させ易くすることができる。
第3実施形態は、端子台23に締結されるボルトの本数が異なるバスバー72が使用される。その他の点は第1実施形態と同じであるため、説明を割愛する。
本開示の燃料電池ユニットにおいては、第1接合部及び第2接合部の内の少なくとも一方は、3つ以上のボルト締結穴を有していてもよい。
3つ以上の当該ボルト締結穴は、バスバーの長手方向に沿って2列以上に並んで配置されていてもよい。
第1境界線、及び、第2境界線の各境界線に最も近い第1列のボルト締結穴の数は、それ以外の列の内のボルト締結穴の数が最も多い第n列(nは2以上の整数)の当該ボルト締結穴の数よりも少なく設定されていてもよい。
第1列の少なくとも1つのボルト締結穴は、当該ボルト締結穴の数が最も多い第n列の当該ボルト締結穴の内、バスバーの幅方向の端部から最も近い位置に配置されている当該ボルト締結穴よりも当該バスバーの幅方向の中央寄りに配置されていてもよい。これにより非接合部の範囲が広がるように、境界線の端部を屈曲させ易くすることができる。
第1列のすべてのボルト締結穴は、当該ボルト締結穴の数が最も多い第n列の当該ボルト締結穴の内、バスバーの幅方向の端部から最も近い位置に配置されている当該ボルト締結穴よりも当該バスバーの幅方向の中央寄りに配置されていてもよい。これにより非接合部の範囲が広がるように、境界線の端部をより屈曲させ易くすることができる。
図8は、バスバー72の第2接合部722付近を、締結ボルトの挿入方向から見た図である。図8において、第2接合部722のエリアを斜線でハッチングしており、非接合部723には、ハッチングしていない。
図8に示すように、バスバー72は、端子台23との締結点(ボルト締結穴)が3点あり、それぞれの締結座面を2点鎖線で示している。ここで締結点(ボルト締結穴)は、バスバー72の長手方向に沿って2列に並んでおり、バスバー72の第2接合部722と非接合部723との第2境界線728に近い列は遠い列よりも締結点(ボルト締結穴)の数が少なく設定されている。また、第2境界線728に近い列の締結点(ボルト締結穴)の位置は、遠い列の締結点(ボルト締結穴)の位置よりも幅方向の中央寄りに設定されている。
一方、図9は、バスバー82の第2接合部付近を、締結ボルトの挿入方向から見た図である。図9では、バスバー82の第2接合部822と非接合部823との第2境界線828に近い列に遠い列よりも締結点(ボルト締結穴)が多く設定されている。また、第2境界線828に近い列の締結点(ボルト締結穴)の位置は、遠い列の締結点(ボルト締結穴)の位置よりも幅方向の端部寄りに設定されている。
図8の場合の方が、図9の場合よりも非接合部の範囲が広がるように境界線の端部を屈曲させ易い。図8のバスバー72のように締結点(ボルト締結穴)を配置することで、締結点(ボルト締結穴)を増やした場合であっても、第2境界線728の端部を、非接合部723の範囲が広がるように屈曲させやすくなる。
図8に示すように、バスバー72は、端子台23との締結点(ボルト締結穴)が3点あり、それぞれの締結座面を2点鎖線で示している。ここで締結点(ボルト締結穴)は、バスバー72の長手方向に沿って2列に並んでおり、バスバー72の第2接合部722と非接合部723との第2境界線728に近い列は遠い列よりも締結点(ボルト締結穴)の数が少なく設定されている。また、第2境界線728に近い列の締結点(ボルト締結穴)の位置は、遠い列の締結点(ボルト締結穴)の位置よりも幅方向の中央寄りに設定されている。
一方、図9は、バスバー82の第2接合部付近を、締結ボルトの挿入方向から見た図である。図9では、バスバー82の第2接合部822と非接合部823との第2境界線828に近い列に遠い列よりも締結点(ボルト締結穴)が多く設定されている。また、第2境界線828に近い列の締結点(ボルト締結穴)の位置は、遠い列の締結点(ボルト締結穴)の位置よりも幅方向の端部寄りに設定されている。
図8の場合の方が、図9の場合よりも非接合部の範囲が広がるように境界線の端部を屈曲させ易い。図8のバスバー72のように締結点(ボルト締結穴)を配置することで、締結点(ボルト締結穴)を増やした場合であっても、第2境界線728の端部を、非接合部723の範囲が広がるように屈曲させやすくなる。
<第4実施形態>
第4実施形態は、バスバー42、62等とはターミナルプレートとの接続部の向きが異なるバスバー92が使用される。その他の点は第1実施形態と同じであるため、説明を割愛する。バスバーの接続部の向きは、特に限定されず、スタックケースの形状、燃料電池ユニットの組み立て手順等に応じて適宜変更してもよい。
図10は、バスバー92を図1と同じ向きから見た模式図である。
図11は、バスバー92を第2接合部922のボルト締結方向から見た図である。
図10に示すように、バスバー92のターミナルプレート3、及び端子台23との接続面は単セル1と平行であり、燃料電池の周囲の環境の変化等によりターミナル3が図10の左右方向(矢印の向き)に変位する。また、車両衝突などが発生した場合には、ターミナルプレート3が図10の紙面と垂直方向に変位する場合もあり、このとき、第1接合部921と非接合部923との境界である第1境界線927と、第2接合部922と非接合部923との境界である第2境界線928の、それぞれの幅方向の端部で応力が高くなることが考えられる。
ところが、本実施形態のバスバー92は、図11に示すように、第1境界線921と第2境界線922のそれぞれが、幅方向の中央部よりも端部の方が非接合部923のエリアが広がるように形成されている。
これにより、第1境界線927、第2境界線928のそれぞれの端部で、応力集中により応力が過大になることを抑制できる。
第4実施形態は、バスバー42、62等とはターミナルプレートとの接続部の向きが異なるバスバー92が使用される。その他の点は第1実施形態と同じであるため、説明を割愛する。バスバーの接続部の向きは、特に限定されず、スタックケースの形状、燃料電池ユニットの組み立て手順等に応じて適宜変更してもよい。
図10は、バスバー92を図1と同じ向きから見た模式図である。
図11は、バスバー92を第2接合部922のボルト締結方向から見た図である。
図10に示すように、バスバー92のターミナルプレート3、及び端子台23との接続面は単セル1と平行であり、燃料電池の周囲の環境の変化等によりターミナル3が図10の左右方向(矢印の向き)に変位する。また、車両衝突などが発生した場合には、ターミナルプレート3が図10の紙面と垂直方向に変位する場合もあり、このとき、第1接合部921と非接合部923との境界である第1境界線927と、第2接合部922と非接合部923との境界である第2境界線928の、それぞれの幅方向の端部で応力が高くなることが考えられる。
ところが、本実施形態のバスバー92は、図11に示すように、第1境界線921と第2境界線922のそれぞれが、幅方向の中央部よりも端部の方が非接合部923のエリアが広がるように形成されている。
これにより、第1境界線927、第2境界線928のそれぞれの端部で、応力集中により応力が過大になることを抑制できる。
0:燃料電池スタック
1:単セル
2,3:ターミナルプレート
4,5:インシュレータ(絶縁プレート)
6:プレッシャプレート
7,8:エンドプレート
9:ばね(弾性部材)
10,11:連結部(テンションプレート)
12:ボルト
13:スタックケース
21:昇圧コンバータ
22,23:端子台(接続端子)
24:コンバータケース
41,42,52,62,72,82,92:バスバー
421,521,921:第1接合部
422,522,622,722,822,922:第2接合部
423,523,623,723,823,923:非接合部
424:第1屈曲部
425:第2屈曲部
426:第3屈曲部
427,527,927:第1境界線
428,528,628,728,828,928:第2境界線
1:単セル
2,3:ターミナルプレート
4,5:インシュレータ(絶縁プレート)
6:プレッシャプレート
7,8:エンドプレート
9:ばね(弾性部材)
10,11:連結部(テンションプレート)
12:ボルト
13:スタックケース
21:昇圧コンバータ
22,23:端子台(接続端子)
24:コンバータケース
41,42,52,62,72,82,92:バスバー
421,521,921:第1接合部
422,522,622,722,822,922:第2接合部
423,523,623,723,823,923:非接合部
424:第1屈曲部
425:第2屈曲部
426:第3屈曲部
427,527,927:第1境界線
428,528,628,728,828,928:第2境界線
Claims (5)
- 燃料電池の単セルが複数個積層されたセル積層体と、前記セル積層体の積層方向の端部に配置された導電性のターミナルプレートと、前記積層方向に伸縮可能であって前記セル積層体及び前記ターミナルプレートを前記積層方向に押圧する弾性部材と、を含む燃料電池スタックと、
前記燃料電池スタックに電気的に接続される機器と、
一端が前記ターミナルプレートと接続され、他端が前記機器の端子と接続される、導電性のバスバーと、を備え、
前記バスバーは、複数の金属板が積層されるとともに、前記ターミナルプレートとの接続部において前記複数の金属板どうしが接合された第1接合部と、前記機器の端子との接続部において前記複数の金属板どうしが接合された第2接合部と、前記第1接合部と前記第2接合部との間において前記複数の金属板どうしが接合されていない非接合部と、を備え、
前記第1接合部と前記非接合部との境界である第1境界線、及び、前記第2接合部と前記非接合部との境界である第2境界線からなる群より選ばれる少なくとも一種の境界線が、前記金属板の幅方向の中央部よりも幅方向の端部のほうが、前記非接合部が大きくなるように形成されている、燃料電池ユニット。 - 前記第1境界線、及び、前記第2境界線の両方が、前記金属板の幅方向の中央部よりも幅方向の端部のほうが、前記非接合部が大きくなるように形成されている、
請求項1に記載の燃料電池ユニット。 - 前記非接合部は、少なくとも1つの屈曲部を有する、請求項1又は2に記載の燃料電池ユニット。
- 前記第1接合部及び前記第2接合部は、少なくとも1つのボルト締結穴を有する、請求項1~3のいずれか一項に記載の燃料電池ユニット。
- 前記第1接合部及び前記第2接合部の内の少なくとも一方は、3つ以上のボルト締結穴を有し、3つ以上の当該ボルト締結穴は、前記バスバーの長手方向に沿って2列以上に並んで配置され、前記第1境界線、及び、前記第2境界線の各境界線に最も近い第1列の前記ボルト締結穴の数は、それ以外の列の内のボルト締結穴の数が最も多い第n列(nは2以上の整数)の当該ボルト締結穴の数よりも少なく設定され、
前記第1列の少なくとも1つの前記ボルト締結穴は、当該ボルト締結穴の数が最も多い前記第n列の当該ボルト締結穴の内、前記バスバーの幅方向の端部から最も近い位置に配置されている当該ボルト締結穴よりも当該バスバーの幅方向の中央寄りに配置されている、請求項4に記載の燃料電池ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021186067A JP2023073544A (ja) | 2021-11-16 | 2021-11-16 | 燃料電池ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021186067A JP2023073544A (ja) | 2021-11-16 | 2021-11-16 | 燃料電池ユニット |
Publications (1)
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JP2023073544A true JP2023073544A (ja) | 2023-05-26 |
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ID=86425646
Family Applications (1)
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JP2021186067A Pending JP2023073544A (ja) | 2021-11-16 | 2021-11-16 | 燃料電池ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2023073544A (ja) |
-
2021
- 2021-11-16 JP JP2021186067A patent/JP2023073544A/ja active Pending
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