JP2023073536A - ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 表示器を遮るように配置された物体を検出可能なヘッドアップディスプレイ装置を提供する。【解決手段】 光を発する光源14と、前記光により表示光2を生成する表示部17と、前記光又は前記表示光2を屈折させる屈折部15と、を有し、前記表示光2を反射部3で反射させ、視認者4に虚像V1,V2として表示を行うヘッドアップディスプレイ装置1において、前記表示部17の表示面17a側に配置される中空の筒状部51と、前記筒状部51に配置され、前記表示光2の屈折される方向とは反対方向に屈折される光2aを検出する光検出部6と、を備える。【選択図】図2
Description
本開示は、車両等に搭載されるヘッドアップディスプレイ装置に関する。
従来のヘッドアップディスプレイ装置は、例えば、特許文献1に開示されるように、車両のフロントガラス(風防)の位置付近のインストルメントパネルの上面を下方に凹ませて設けられた凹部に表示器を配置し、この表示器からの表示光をフロントガラスの周縁を覆う着色部分に反射させ、運転者(ドライバ)に虚像で表示を行う。
しかしながら、凹部に物体が落ちた場合、表示光を遮り虚像が表示できないといった問題点があった。更に、運転者が気付き難いといった問題点もあった。
本発明は、上記実状を鑑みてなされたものであり、表示器を遮るように配置された物体を検出可能なヘッドアップディスプレイ装置を提供することを目的とする。
本発明のヘッドアップディスプレイ装置1は、光を発する光源14と、前記光により表示光2を生成する表示部17と、前記光又は前記表示光2を屈折させる屈折部15と、を有し、前記表示光2を反射部3で反射させ、視認者4に虚像V1,V2として表示を行うヘッドアップディスプレイ装置1において、前記表示部17の表示面17a側に配置される中空の筒状部51と、前記筒状部51に配置され、前記表示光2の屈折される方向とは反対方向に屈折される光2aを検出する光検出部6と、を備えることを特徴とする。
本開示のヘッドアップディスプレイ装置の実施形態を添付図面1乃至7に基づいて説明する。本開示のヘッドアップディスプレイ装置は、例えば自動車や二輪車等の車両や、船舶、農業機械、建設機械に搭載されるヘッドアップディスプレイ装置に適用することができる。本実施形態においては、ヘッドアップディスプレイ装置が搭載先としての自動車のインストルメントパネル内に配置される例を用いて説明する。
以下の説明において、「前」、「後」、「上」、「下」、「右」及び「左」は、図1乃至3における定義「Fr.」、「Re.」、「To.」、「Bo.」、「R」、及び「L」に従う。
(第1の実施形態)
ヘッドアップディスプレイ装置1は、所謂ヘッドアップディスプレイ(HUD:Head Up Display)であり、投影部材である車両のフロントガラス(反射部)3に搭載先のインストルメントパネル5内に配置されたヘッドアップディスプレイ装置1の画像を表す表示光2を投影し、自動車の運転席に着座した運転者(視認者)4方向に反射させる。ヘッドアップディスプレイ装置1は、特に、フロントガラス3の周囲に形成される遮光部3aに表示光2を投影、反射し、虚像V1として表示し運転者4に視認させる。
ヘッドアップディスプレイ装置1は、所謂ヘッドアップディスプレイ(HUD:Head Up Display)であり、投影部材である車両のフロントガラス(反射部)3に搭載先のインストルメントパネル5内に配置されたヘッドアップディスプレイ装置1の画像を表す表示光2を投影し、自動車の運転席に着座した運転者(視認者)4方向に反射させる。ヘッドアップディスプレイ装置1は、特に、フロントガラス3の周囲に形成される遮光部3aに表示光2を投影、反射し、虚像V1として表示し運転者4に視認させる。
遮光部3aは、フロントガラス3の周縁に形成される黒セラミックス等からなる黒色等の遮光色からなる不透光性の部分である。遮光部3aは、フロントガラス3を車両に固定する接着剤の太陽光による劣化の防止や、接着剤の隠蔽、意匠性の向上等を目的に形成される。
図2に示すようにヘッドアップディスプレイ装置1は、上ケース(ケース体)11と、下ケース(ケース体)12と、回路基板13と、光源14と、プリズム15と、光学部材16と、表示器(表示部)17と、を少なくとも有する。
上ケース11は、黒色の遮光性の例えばABS(アクリロニトリル ブタジエン スチレン)等の合成樹脂材料からなり、下方が開口した略箱状に形成される。上ケース11は、表示器17と対向する箇所に透光部11aが形成される。透光部11aは、透過性の例えばPMMA(アクリル)等の合成樹脂材料からなる。
下ケース12は、黒色の遮光性の例えばABS等の合成樹脂材料からなり、上方が開口した略箱状に形成される。下ケース12は、上ケース11と嵌合し箱状の筐体を形成し、回路基板13,光源14,プリズム(屈折部)15,光学部材16,表示器17を内部に収容する。
回路基板13は、平板状のガラスエポキシ系基材等の硬質プリント基板からなる。回路基板13は、光源14,制御チップ,抵抗,コンデンサ等の各種回路部品を実装し、各種回路部品を配線パターンにより接続して回路を構成する。回路基板13は、ハーネス等の配線部材によって車両の制御部(例えば、ECU(Engine Control Unit))と電気的に接続されている。
光源14は、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)からなり、回路基板13の上面に複数個が実装される。光源14は、制御チップから供給される制御信号に基づいて、発光回路(図示せず)により光を発する。光源14は、プリズム15に向かって光を発する。
プリズム15は、光学部材16の光源14側に配置され、基材15aと、屈折部15bと、からなる。基材15aは、透光性の平板形状の例えばPC(ポリカーボネート)等の合成樹脂シートからなる。屈折部15bは、基材15aの光源14側に透光性の透明樹脂がポッティングなどにより凹凸形状に形成されたものからなる。屈折部15bは、図2に示すように、光源14側が細くなる三角形の連続した形状(ノコギリ歯状)の断面に形成され、三角形は非対称形状により光学的な異方性を持つ。屈折部15bは、この異方性により光源14からの光を屈折させ、この光を所定の角度で表示器17側へ照射する。表示器17を透過した光は、フロントガラス3の方へ照射される。
プリズム15は、ヘッドアップディスプレイ装置1から出射される表示光2の出射方向に応じて設計される。プリズム15は、表示光2がフロントガラス3の遮光部3aで反射して運転者4が視認する際に、最適な角度(高輝度に見える反射角度)となるように、屈折部15bの形状や光学特性等が決定される。ここでは、表示光2は、表示器17の表示面17aの法線方向に対し略20度傾いた角度で出射されるように決定される。
光学部材16は、表示器17とプリズム15の間に配置され、プリズム15から発せられた照明光を拡散させる。光学部材16は、表示器17側に2枚設けられる表面に筋状の凹凸のあるプリズムシートと、その背後に1枚設けられる表面に粒々状の凹凸のある拡散シートと、の計3枚が設けられる。プリズムシートは、表面に凹凸のあるBEF(Brightness Enhancement Film)等の光学フィルムである。光学部材16としての枚数や順序、種類としては、適宜設定して配置するようにしてもよい。
プリズム15は、凹凸形状に形成されるため、形状に応じた暗線(視認した際に見える黒い筋状の線)を生じる。光学部材16は、光を拡散することができるので、この暗線を目立つことが無いようにすることができる。
表示器17は、長方形の上下2枚のガラス基材で液晶材料を挟み込み封入し、その表裏に偏光板を貼り合わせたセグメント状の画素を有するTN(Twisted Nematic:ねじれネマティック)型のネガ(表示文字が、点灯時に透光性、消灯時は遮光性になるモード。背景は点灯時及び消灯時も遮光性)型のセグメントタイプのLCD(Liquid Crystal Display:液晶パネル)からなる。表示器17は、画像としてセグメントで形成される意匠部17bを表示する。意匠部17bは、車両速度意匠と、ギアポジショニング意匠と、残燃料意匠と、インジケータ意匠と、等の車両情報を有する。
車両速度意匠は、単位と複数のセグメントの意匠により自動車の速度値を表示する。ギアポジショニング意匠は、PとRとNとDの意匠によりギアポジションを表示する。残燃料意匠は、FとEと複数の矩形の目盛りの意匠とにより燃料残量を表示する。インジケータ意匠は、ターン等の様々な意匠からなる作動灯や警告灯を表示する。
表示器17は、制御チップから供給される制御信号に基づいて、意匠部17bを切り替える。表示器17は、光源14の発する光が意匠部17bを透過することにより表示光2を生成する。表示光2により形成される虚像V1は、車両速度意匠,ギアポジショニング意匠,残燃料意匠,インジケータ意匠に対応する車両速度表示V11,ギアポジショニング表示V12,残燃料表示V13,インジケータ表示V14を有する表示する。ここで、車両速度表示V11や残燃料表示V13は、ギアポジショニング表示V12やインジケータ表示V14に比べて重要度の高い重要画像である。
インストルメントパネル5は、下方に凹んだ凹部(筒状部)51を有する。凹部51は、表示器17に対応するように左右方向に長い中空の長方形断面の筒状に形成された凹みであり、前壁51aと、後壁51bと、側壁51cと、底孔51dと、からなる。前壁51aは、フロントガラス3側の立壁であり、フロントガラス3に連なるように形成される。後壁51bは、前壁51aと対向する、運転者4側の立壁である。側壁51cは、前壁51aと後壁51bとを繋ぐ立壁である。底孔51dは、下方の底部に開いた矩形の孔である。
表示器17は、表示面17a側が底孔51dに対向するように、凹部51の下方に配置される。このように形成され、表示光2は、凹部51を通過し、フロントガラス3の遮光部3aに反射し、虚像V1として運転者4に視認される。
しかしながら、図4に示すように、例えば、ヘッドアップディスプレイ装置1は、物体Bがこの凹部51に落下して表示光2を遮り、車両速度表示V11等の表示が欠けると、運転者4に車両の速度を正しく表示できなくなるといった問題点があった。また、運転者4は、物体Bが小さい時は、虚像V1の表示の欠けも小さくなることから、凹部51への物体Bの落下に気付けないといった問題点があった。また、凹部51は、インストルメントパネル5の運転者4からは奥まったフロントガラス3側に配置されていると共に、狭い開口なので、運転者4は物体Bを取ることが難しい。よって、運転者4は、自動車修理工場に行かなければならないので、凹部51への物体Bの落下を早期に発見する必要があるといった問題点があった。
そこで、本開示は上記の問題点に対処するものであり、図2に示すように、ヘッドアップディスプレイ装置1は、前壁孔(孔部)51eと、光検出器(光検出部)6と、を有する。
前壁孔51eは、凹部51の前壁51aに筒状に開いた孔である。前壁孔51eは、図3に示すように、5個の孔が左右方向に並んで配置される。前壁孔51eは、漏れ光2aを通過させる。
漏れ光2aは、表示光2が屈折される方向とは反対方向の前壁孔51eの方へ屈折される光である。具体的には、表示光2が表示器17の表示面17aの法線方向に対し略20度の方向に屈折されるとすると、漏れ光2aは、表示器17の表示面17aの法線方向に対し略マイナス20度の方向に屈折される光である。つまり、屈折部15bは、光源14からの光を、フロントガラス3の方へ屈折させ表示光2となる光と、前壁孔51eの方へ屈折させ漏れ光2aとなる光と、に分ける。漏れ光2aは、光源14からの光の略10%程度の光であって、ヘッドアップディスプレイ装置の表示には使用しない不要光である。
光検出器6は、センサ基板61と、光センサ62と、からなる。センサ基板61は、回路基板13同様の硬質プリント基板からなり、5個の光センサ62を実装する。光検出器6は、前壁51aの外側(凹部51の内側(表示光2の通過する側)とは反対側)に配置及び固定される。センサ基板61は、ハーネス等によって車両の制御部と電気的に接続されている。
光センサ62は、例えば、フォトダイオードを適用することができ、5個の前壁孔51eそれぞれに配置される。光検出器6は、前壁孔51eを通過した漏れ光2aの照度を検出して照度データを車両の制御部に出力する。
光検出器6は、光源14の点灯、及び、表示器17の駆動と同時に駆動する。光検出器6は、図2に示すように、表示器17が駆動している間に閾値以上の光(漏れ光2a)を検出すると正常と判断し、特定の処理を行わない。図4に示すように、凹部51に物体Bが落下すると、光検出器6は、表示器17が駆動している間に検知する光(漏れ光2a)が物体B等に遮られて閾値以下にある状態を所定の時間継続して検知し異常と判断し、運転者4に音や表示による警告を実行する処理を行う。
警告は、ヘッドアップディスプレイ装置1以外の、例えば、メータ7などの表示装置に「ヘッドアップディスプレイ部に異物混入の可能性が有ります。ディーラーに連絡してください。」等を表示したり、メータ7に装備されるスピーカーで同様の内容の音声を発したりすることで行われる。
尚、ヘッドアップディスプレイ装置1は、この光検出器6の駆動を常時行うものではなく、省電力のために特定の期間だけ行うものであってもよい。例えば、車両の電源が入れられて(ACC(アクセサリー)のON時又は、IGN(イグニッション)のON時)から1時間だけ行うものであってもよい。
このように形成されることにより、ヘッドアップディスプレイ装置1は、凹部51に物体Bが落ちて表示光2を遮り虚像V1が表示できないといった場合に、光検出器6により異常を素早く運転者4に報知することができる。
(第2の実施形態)
本開示に係る表示装置の第2の実施形態を図5に基づいて説明する。前述した第1の実施形態と同一部分、均等部箇所については同一符号を付して説明する。
本開示に係る表示装置の第2の実施形態を図5に基づいて説明する。前述した第1の実施形態と同一部分、均等部箇所については同一符号を付して説明する。
表示器17は固定された意匠部17bを有するセグメントタイプのLCDであったが、本実施形態では、表示器17は、同箇所に種々の意匠を表示するフルカラーのTFT(Thin Film Transistor)型のLCDからなる。表示器17は、少なくとも第1の実施形態と同様の種類の意匠を表示する。また、表示器17は、車両の電源が入れられると虚像V2に検査用表示V21を表示する。検査用表示V21は、矩形の単色に発光する画像である。
このように形成されることにより、運転者4は、凹部51に物体Bが落ちて表示光2を遮ると、一部が欠けた検査用表示V21を視認することになるので、凹部51への物体Bの悪化を察知することができる。また、ヘッドアップディスプレイ装置1は、運転者4が検査用表示V21の異常に気付かなかった場合でも、光検出器6により異常を素早く運転者4に報知することができる。
(第3の実施形態)
本開示に係る表示装置の第2の実施形態を図6に基づいて説明する。前述した第2の実施形態と同一部分、均等部箇所については同一符号を付して説明する。
本開示に係る表示装置の第2の実施形態を図6に基づいて説明する。前述した第2の実施形態と同一部分、均等部箇所については同一符号を付して説明する。
前壁孔51eは5個であったが、本実施形態では、前壁孔51eは、重要画像の車両速度表示V22と残燃料表示V23に対応する箇所の2箇所のみ形成され、光センサ62はこの位置にのみ配置される。このように形成されることにより、ヘッドアップディスプレイ装置1は、光センサ62の個数の削減などにより、光検出器6のコストを低減することができる。
(第4の実施形態)
本開示に係る表示装置の第4の実施形態を図7に基づいて説明する。前述した第3の実施形態と同一部分、均等部箇所については同一符号を付して説明する。
本開示に係る表示装置の第4の実施形態を図7に基づいて説明する。前述した第3の実施形態と同一部分、均等部箇所については同一符号を付して説明する。
プリズム15は光学部材16の光源14側に配置されていたが、本実施形態では、透光部11aと表示器17の間に配置される。屈折部15bは、表示器17を透過した光を屈折させ、この光をフロントガラス3の方へ照射する。このように形成されることで、プリズム15は、第1の実施形態と同様に、表示光2を運転者4が視認する際に最適な角度となるようにフロントガラス3の方へ照射することができる。
本実施形態では、上ケース11は、前壁51aの方へ延びた延出部11bを有する。前壁孔51eは前壁51aに形成されていたが、本実施形態では、延出部11bに筒状に開いた孔である延出部孔(孔部)11eとなる。延出部孔11eは、漏れ光2aを通過させる。光センサ62は、延出部孔11eのそれぞれに配置される。光検出器6は前壁51aの外側に固定されていたが、本実施形態では、延出部11bと固定部材18との間に挟持固定され、延出部11bの外側に配置される。
センサ基板61は車両の制御部と電気的に接続されていたが、本実施形態では、センサ基板61は、ハーネス等によってヘッドアップディスプレイ装置1の回路基板13の制御部と電気的に接続されている。つまり、光検出器6は、ヘッドアップディスプレイ装置1と一体に形成される。
延出部孔11eは、透光性の合成樹脂(例えばアクリルなど)を成形した導光部材63を有し、漏れ光2aを集光して光センサ62へ導く。このように形成されることで、ヘッドアップディスプレイ装置1は、より漏れ光2aの検出精度を向上させることができる。
(変形例)
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、ヘッドアップディスプレイ装置1が、表示光2をフロントガラス3の遮光部3aに投影するヘッドアップディスプレイ装置1の例を説明したが、フロントガラス3の透明箇所に投影し、運転者4に実像、虚像を視認させるヘッドアップディスプレイ装置であってもよい。また、フロントガラス3の運転者4側に設けられた例えば、透明又は、不透明な反射部(所謂コンバイナ)に投影するものであってもよい。
プリズム15は、光学部材16の光源14側や、透光部11aと表示器17の間に配置されていたが、表示器17と光学部材16の間に配置されてもよい。プリズム15は、透光性の合成樹脂を成形した所謂導光体であってもよい。
1 ヘッドアップディスプレイ装置
11 上ケース(ケース体)
11a 透光部
11b 延出部
11e 延出部孔(孔部)
12 下ケース(ケース体)
13 回路基板
14 光源
15 プリズム
15a 基材
15b 屈折部
16 光学部材
17 表示器(表示部)
17a 表示面
17b 意匠部
18 固定部材
2 表示光
2a 漏れ光
3 フロントガラス(反射部)
3a 遮光部
4 運転者(視認者)
5 インストルメントパネル
51 凹部
51a 前壁
51b 後壁
51c 側壁
51d 底孔
51e 前壁孔(孔部)
6 光検出器(光検出部)
61 センサ基板
62 光センサ
63 導光部材
7 メータ
B 物体
V1 虚像
V11 車両速度表示
V12 ギアポジショニング表示
V13 残燃料表示
V14 インジケータ表示
V2 虚像
V21 検査用表示
V22 車両速度表示
V23 残燃料表示
11 上ケース(ケース体)
11a 透光部
11b 延出部
11e 延出部孔(孔部)
12 下ケース(ケース体)
13 回路基板
14 光源
15 プリズム
15a 基材
15b 屈折部
16 光学部材
17 表示器(表示部)
17a 表示面
17b 意匠部
18 固定部材
2 表示光
2a 漏れ光
3 フロントガラス(反射部)
3a 遮光部
4 運転者(視認者)
5 インストルメントパネル
51 凹部
51a 前壁
51b 後壁
51c 側壁
51d 底孔
51e 前壁孔(孔部)
6 光検出器(光検出部)
61 センサ基板
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63 導光部材
7 メータ
B 物体
V1 虚像
V11 車両速度表示
V12 ギアポジショニング表示
V13 残燃料表示
V14 インジケータ表示
V2 虚像
V21 検査用表示
V22 車両速度表示
V23 残燃料表示
Claims (8)
- 光を発する光源と、
前記光により表示光を生成する表示部と、
前記光又は前記表示光を屈折させる屈折部と、を有し、
前記表示光を反射部で反射させ、視認者に虚像として表示を行うヘッドアップディスプレイ装置において、
前記表示部の表示面側に配置される中空の筒状部と、
前記筒状部に配置され、前記表示光の屈折される方向とは反対方向に屈折される光を検出する光検出部と、
を備えることを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置。 - 前記反射部は、車両のフロントガラスであり、
前記筒状部は、前記車両のインストルメントパネルに形成される凹部であり、
前記表示光は、前記フロントガラスの周縁に形成される遮光部に投影されることを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置。 - 前記屈折部は、前記表示部と前記光源の間に配置されることを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
- 前記屈折部の前方に光学部材が配置されることを特徴とする請求項3に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
- 前記光検出部は、前記筒状部の前記反射部側に配置されることを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
- 前記表示部は、重要度の高い重要画像を有し、
前記光検出部は、前記重要画像に対応する箇所に配置されることを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置。 - 前記表示部は、検査用表示を表示することを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
- 前記光検出部は、前記表示部を収容するケース体に配置されることを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021186056A JP2023073536A (ja) | 2021-11-16 | 2021-11-16 | ヘッドアップディスプレイ装置 |
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2021
- 2021-11-16 JP JP2021186056A patent/JP2023073536A/ja active Pending
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