JP2023072650A - 不動産売買の支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】不動産の売買が含む一連の手続きがワンストップで滞りなく行われるよう支援可能な支援装置を提供する。【解決手段】支援システムにおいて、不動産売買の支援装置1は、手付金を信託者に預けることを支援可能な手付金信託支援部111と、不動産の売買契約を締結することを支援可能な売買契約支援部112と、手付金の信託者から売主への送金を支援可能な手付金送金支援部113と、不動産の情報及び買主の情報を複数の金融機関に送信可能な情報送信部114と、借入金の借入条件を受信可能な借入条件受信部115と、複数の金融機関のうちどの金融機関から借り入れするかの金融機関選択情報を買主から受信可能な金融機関選択情報受信部116と、金銭消費貸借契約及び抵当権設定契約を締結することを支援可能な金消契約等支援部117と、不動産の所有権移転登記と抵当権設定契約に基づく抵当権設定登記とを支援可能な登記支援部118と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、不動産売買の支援装置に関する。
不動産の売買は、売買契約の締結、金融機関からの借り入れ、金銭消費貸借契約(金消契約)及び抵当権設定契約の締結、並びに、不動産の所有権移転登記及び抵当権設定登記等によって例示される一連の手続きを含み、複雑である。
不動産の売買にかかる負担を軽減するため、特許文献1は、売主の端末装置及び/又は買主の端末装置からの不動産取引のエスクロー依頼を受け付けると、不動産取引の対象となる不動産を当該不動産に関わる詳細情報に基づいて評価する評価ステップと、評価ステップによる評価結果に基づいて、不動産の取引内容が所定の基準を満たすか否かを審査する審査ステップと、審査ステップによる審査結果に基づいて不動産取引を代行する代行ステップと、を具備することを特徴とする不動産エスクローシステムによる不動産取引代行方法を開示している。特許文献1に記載の発明によると、第三者であるエスクロー業者が不動産に対して客観的な評価を容易に行うと共に、この評価結果に基づいて不動産取引の代行を行う不動産エスクローシステムの不動産取引代行方法を提供し得る。
特開2004-199499号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、不動産の評価ステップ、審査ステップ、及び代行ステップを実行して不動産に対する客観的な評価に基づく不動産取引の代行を支援し得るにとどまる。
不動産の売買が含む一連の手続きがワンストップで行われないことにより、金融機関、買主、仲介者等の関係者において、これらの手続きの一部又は全部に関する情報が十分に共有されないリスクがある。また、一連の手続きが行われる順序が入れ違うリスクもあり得る。これらのリスクにより、不動産の売買が含む一連の手続きが滞り得る。したがって、特許文献1の技術は、不動産の売買が含む一連の手続きがワンストップで滞りなく行われるよう支援する点において、さらなる改良の余地がある。
本発明は、上述のような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであり、不動産の売買が含む一連の手続きがワンストップで滞りなく行われるよう支援可能な支援装置を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、購入代金のうちの手付金を信託者に預けること、手付金を信託者から売主に送金すること、不動産等の情報を金融機関に送信し、金融機関から借入金の借入条件を受信すること、どの金融機関から借り入れするかの選択を受信すること、金消契約及び抵当権設定契約を締結すること、所有権移転登記等を行うこと、を順に支援することによって上述の課題を解決可能であることを見出し、本発明を完成させるに至った。具体的に、本発明は以下のものを提供する。
第1の特徴に係る発明は、不動産の買主が前記不動産を購入する購入代金のうちの手付金を信託者に預けることを支援可能な手付金信託支援部と、前記買主と前記不動産の売主との間で前記不動産の売買契約を締結することを支援可能な売買契約支援部と、前記売買契約を締結した場合に前記手付金の少なくとも一部の前記信託者から前記売主への送金を支援可能な手付金送金支援部と、前記不動産の情報及び前記買主の情報を複数の金融機関に送信可能な情報送信部と、前記複数の金融機関から、前記購入代金の少なくとも一部である借入金の借入条件を受信可能な借入条件受信部と、前記借入条件を参照して前記複数の金融機関のうちどの金融機関から借り入れするかの金融機関選択情報を前記買主から受信可能な金融機関選択情報受信部と、前記買主と前記買主が選択した金融機関との間での金銭消費貸借契約及び抵当権設定契約を締結することを支援可能な金消契約等支援部と、前記手付金と任意に前記借入金とを用いて前記購入代金が前記売主に支払われたことに応じて前記売買契約に基づく前記不動産の所有権移転登記と前記抵当権設定契約に基づく抵当権設定登記とを支援可能な登記支援部と、を備える、不動産売買の支援装置を提供する。
第1の特徴に係る発明によれば、不動産の売買が含む、手付金の信託、売買契約、手付金の送金、不動産の情報及び買主の情報の送信、借入条件の受信、借入条件を参照した金融機関の選択、金銭消費貸借契約及び抵当権設定契約の締結、並びに、所有権移転登記及び抵当権設定登記を含む一連の手続きが、支援装置においてワンストップで順番に支援される。これにより、支援装置は、不動産の売買が含む一連の手続きが滞りなく行われるよう支援できる。
不動産の売買において金融機関から借入金を借り入れる場合、買主が複数の金融機関と個別に借入条件について連絡を取り、借り入れを行う金融機関を選択することが行われている。このような手順で借り入れを行う場合、買主が複数の金融機関と個別に連絡を取るため、借り入れに関する手続きが煩雑になり、滞り得る。
第1の特徴に係る発明によれば、支援装置は、不動産の情報及び買主の情報を複数の金融機関に送信するため、これら複数の金融機関から、借入金の借入条件を受信できる。そして、借入条件を参照して複数の金融機関のうちどの金融機関から借り入れするかの金融機関選択情報を支援装置が買主から受信することにより、買主は、複数の金融機関と個別に連絡を取ることなく、ワンストップでどの金融機関から借り入れするかを選択できる。これにより、借り入れに関する手続きがワンストップで支援されて簡単になる。したがって、不動産の売買が含む一連の手続きが滞ることが防がれ得る。
そして、支援装置は、買主と買主が選択した金融機関との間での金銭消費貸借契約及び抵当権設定契約を締結することを支援し、手付金と任意に借入金とを用いて購入代金が売主に支払われたことに応じて売買契約に基づく不動産の所有権移転登記と抵当権設定契約に基づく抵当権設定登記とをワンストップで支援できる。これにより、支援装置は、売買契約の締結から手付金の信託・送金だけでなく、借入金の借り入れから抵当権設定登記までをも含む、不動産の売買が含む一連の手続きが滞りなく行われるよう支援できる。
不動産の売買が含む一連の手続きがワンストップで順番に滞りなく行われるよう支援されるため、不動産の買主及び売主等によって例示される不動産の売買に関わる関係者たちの負担が軽減される。また、一連の手続きが行われる順番が入れ違ってしまうなどのミスも防がれ得る。
したがって、第1の特徴に係る発明によれば、不動産の売買が含む一連の手続きがワンストップで滞りなく行われるよう支援可能な支援装置を提供できる。
第2の特徴に係る発明は、第1の特徴に係る発明であって、複数の仲介者に前記売主が売却を希望する不動産の情報を送信可能な不動産情報送信部と、前記仲介者から前記不動産の情報に基づく前記不動産の査定額を受信可能な査定額受信部と、前記査定額を参照して前記複数の仲介者のうちどの仲介者に前記不動産の売却の仲介を依頼するかの仲介者選択情報を前記売主から受信可能な仲介者選択情報受信部と、をさらに備え、前記売買契約支援部は、前記売主が選択した前記仲介者を介して前記買主と前記売主との間で前記不動産の売買契約を締結可能である、支援装置を提供する。
不動産の売買は、売主が、複数の仲介者に売却を希望する不動産の査定を依頼し、査定額を参照して複数の仲介者のうちどの仲介者に不動産の売却の仲介を依頼するか選択する手続きを含み得る。しかしながら、売主が複数の仲介者それぞれと個別に連絡をとって不動産の査定を依頼する場合、手続きが煩雑になり、売主が査定額をなかなか参照できず、不動産の売買が含む一連の手続きが滞り得る。
第2の特徴に係る発明によれば、複数の仲介者に売主が売却を希望する不動産の情報を送信し、仲介者から不動産の情報に基づく不動産の査定額を受信し、査定額を参照して複数の仲介者のうちどの仲介者に不動産の売却の仲介を依頼するかの仲介者選択情報を売主から受信できる。したがって、売主が査定額を参照して仲介者を選択する一連の手続きが支援装置においてワンストップで支援されて簡単になる。これにより、不動産の売買が含む一連の手続きが滞ることが防がれ得る。
したがって、第2の特徴に係る発明によれば、不動産の売買が含む一連の手続きがワンストップで滞りなく行われるよう支援可能な支援装置を提供できる。
第3の特徴に係る発明は、第1又は第2の特徴に係る発明であって、前記買主が購入を希望する不動産の購入条件と前記売主が売却を希望する不動産の売却条件とに基づいて購入を推奨する推奨不動産の情報を前記買主及び/又は前記買主の仲介者に提供可能な推奨不動産情報提供部をさらに備える、支援装置を提供する。
不動産の売買は、買主が購入を希望する不動産を、買主及び/又は買主の仲介者が、不動産の売主が売却を希望する不動産から探し出す手続きを含み得る。しかしながら、買主が売主それぞれと個別に連絡をとって購入条件に合致する不動産を探す場合、手続きが煩雑になり、購入条件に合う売却条件の不動産がなかなか見つからず、不動産の売買が含む一連の手続きが滞り得る。
第3の特徴に係る発明によれば、買主が購入を希望する不動産の購入条件と売主が売却を希望する不動産の売却条件とに基づいて購入を推奨する推奨不動産の情報を買主及び/又は買主の仲介者に提供できる。したがって、推奨不動産の情報を提供する手続きが支援装置においてワンストップで支援されて簡単になる。これにより、不動産の売買が含む一連の手続きが滞ることが防がれ得る。
したがって、第3の特徴に係る発明によれば、不動産の売買が含む一連の手続きがワンストップで滞りなく行われるよう支援可能な支援装置を提供できる。
本発明によれば、不動産の売買が含む一連の手続きがワンストップで滞りなく行われるよう支援可能な支援装置を提供できる。
図1は、実施形態の支援システムSのハードウェア構成及びソフトウェア構成を示すブロック図である。 図2は、売却条件テーブル131の一例である。 図3は、売買契約テーブル132の一例である。 図4は、借入条件テーブル133の一例である。 図5は、支援装置1で実行される支援処理の好ましい流れの一例を示すメインフローチャートである。 図6は、図5のステップS10で実行される売主支援処理の好ましい流れの一例を示すフローチャートである。 図7は、図5のステップS20で実行される売主側仲介者支援処理の好ましい流れの一例を示すフローチャートである。 図8は、図5のステップS30で実行される買主支援処理の好ましい流れの一例を示すフローチャートである。 図9は、図5のステップS50で実行される買主側仲介者支援処理の好ましい流れの一例を示すフローチャートである。 図10は、図5のステップS60で実行される信託者支援処理の好ましい流れの一例を示すフローチャートである。 図11は、図5のステップS70で実行される金融機関支援処理の好ましい流れの一例を示すフローチャートである。 図12は、図5のステップS90で実行される司法書士支援処理の好ましい流れの一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
<支援システムS>
図1は、実施形態の支援システムSのハードウェア構成及びソフトウェア構成を示すブロック図である。以下、図1を用いて、実施形態の支援システムSの好ましい態様の一例を説明する。
支援システムSは、不動産売買の支援装置1、並びに、支援装置1とネットワークNを介して接続された各種端末を含んで構成される。各種端末は、例えば、不動産の売主が利用する売主端末2、売主の仲介者(売主側仲介者)が利用する売主側仲介者端末3、不動産の買主が利用する買主端末4、買主の仲介者(買主側仲介者)が利用する買主側仲介者端末5、買主が手付金等を信託する信託者が利用する信託者端末6、買主が借入金を借り入れる金融機関が利用する金融機関端末7、不動産の売買にかかわる司法書士が利用する司法書士端末8等を含む。
〔支援装置1〕
支援装置1は、制御部11、記憶部13、及び通信部14を備える。支援装置1は、不動産売買の支援処理を実現する所定のプログラムを実行可能な計算機及び/又は計算システムであれば特に限定されず、例えば、パーソナルコンピュータ及びサーバ等によって例示される据置型コンピュータ、ネットワークNを介して接続された複数のコンピュータによって実現されるクラウドサーバ等でよい。
[制御部11]
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)等を備える。
制御部11は、所定のプログラムを読み込み、必要に応じて記憶部13及び/又は通信部14と協働することで、支援装置1におけるソフトウェア構成の要素である、手付金信託支援部111、売買契約支援部112、手付金送金支援部113、情報送信部114、借入条件受信部115、金融機関選択情報受信部116、金消契約等支援部117、登記支援部118、不動産情報送信部119、査定額受信部120、仲介者選択情報受信部121、推奨不動産情報提供部122、判別部123等を実現する。
[記憶部13]
記憶部13は、データ及び/又はファイルが記憶される装置であって、ハードディスク、半導体メモリ、記録媒体、及びメモリカード等によるデータのストレージ部を有する。記憶部13は、ネットワークNを介してNAS(Network Attached Storage)、SAN(Storage Area Network)、クラウドストレージ、ファイルサーバ及び/又は分散ファイルシステム等の記憶装置又は記憶システムとの接続を可能にする仕組みを有してもよい。
記憶部13には、マイクロコンピューターで実行される制御プログラム、売却条件テーブル131、売買契約テーブル132、借入条件テーブル133、各種端末の利用者が支援装置1にログインすることを可能とする認証情報、売主が選択した仲介者を識別可能な仲介者選択情報等が記憶されている。
(売却条件テーブル131)
図2は、売却条件テーブル131の一例である。売却条件テーブル131は、売却予定の不動産の情報(以下、単に「物件」とも称する。)、物件を査定した仲介者の仲介者情報、及び物件の売却条件を関連付けて格納する。
売却条件テーブル131が格納する物件は、売却予定の不動産の情報であれば特に限定されず、例えば、売却予定の不動産の売主と売却予定の不動産に関する説明とを関連付けた情報でよい。物件は、売却予定の不動産の売主を識別可能な情報を含むことが好ましい。これにより、物件の売買に関する情報を、売主が利用する売主端末2に送信することが容易になる。
売却条件テーブル131が格納する仲介者情報は、物件を査定した仲介者の情報であれば、特に限定されない。売却条件テーブル131が格納する売却条件は、売却予定の不動産の査定額を含む売却条件であれば特に限定されない。
売却条件テーブル131が物件、仲介者情報、及び売却条件を関連付けて格納することにより、支援装置1は、複数の仲介者に売主が売却を希望する不動産の情報を送信し、仲介者から不動産の情報に基づく不動産の査定額を受信し、受信した査定額を売主に送信する一連の処理を実行できる。これにより、売主は、査定額を参照して複数の仲介者のうちどの仲介者に不動産の売却の仲介を依頼するかの仲介者選択情報を支援装置1に送信できる。
したがって、査定額を参照して仲介者を選択する一連の手続きが支援装置1においてワンストップで支援されて簡単になる。これにより、不動産の売買が含む一連の手続きが滞ることが防がれ得る。
売却条件テーブル131は、売却条件を識別可能な売却条件IDと売却条件とを関連付けて格納可能であることが好ましい。これにより、支援装置1は、売却条件IDを用いて売却条件及び売却条件に関連付けられた各種情報を格納及び/又は取得できる。
図2に示す売却条件テーブル131は、売却条件ID、物件、物件の仲介者、及び物件の売却条件を関連付けて格納している。図2に示す売却条件テーブル131が格納する売却条件ID「C0001」によって識別される各種情報は、以下の情報を含んでいる:
売主「山田様」が売却予定の物件の情報「埼玉一軒家A」、
当該物件の仲介者「○○不動産」、及び、
査定額「3580万円」を含む当該物件の売却条件。
売却条件テーブル131が上述の各種情報を関連付けて格納することにより、支援装置1は、売主が査定額を参照して仲介者を選択する一連の手続きをワンストップで支援し得る。
(売買契約テーブル132)
図3は、売買契約テーブル132の一例である。売買契約テーブル132は、物件の情報、物件の買主の情報、及び物件の購入代金を含む売買契約の情報を格納する。
売買契約の情報が含む物件の情報は、特に限定されず、売却条件テーブル131に格納される物件の情報と同様でよい。売買契約の情報が含む買主及び購入金額の情報は、特に限定されない。
売却条件テーブル131が物件、物件の情報、物件の買主の情報、及び物件の購入代金を含む売買契約を格納することにより、支援装置1は、売主と買主との間で購入代金にて不動産を売買することを支援できる。
したがって、支援装置1は、不動産の売買が含む一連の手続きがワンストップで滞りなく行われるよう支援できる。
売買契約テーブル132は、売買契約を識別可能な売買契約IDと売買契約とを関連付けて格納可能であることが好ましい。これにより、支援装置1は、売買契約IDを用いて売買契約を格納及び/又は取得できる。
図3に示す売買契約テーブル132は、売買契約IDと、物件の情報、物件の買主の情報、及び物件の購入代金を含む売買契約とを関連付けて格納している。図3に示す売買契約テーブル132が格納する売買契約ID「T0001」によって識別される売買契約は、以下の情報を含んでいる:
売主「山田様」が売却予定の物件の情報「埼玉一軒家A」、
当該物件の買主「鈴木様」、及び、
買主が当該物件を購入する購入代金「3580万円」。
売買契約テーブル132が物件の情報、物件の買主の情報、及び物件の購入代金を含む売買契約の情報を格納することにより、支援装置1は、不動産の売買が含む一連の手続きがワンストップで滞りなく行われるよう支援できる。
(借入条件テーブル133)
図4は、借入条件テーブル133の一例である。借入条件テーブル133は、物件の買主、金融機関、並びに、借入金の金額及び金利等を含む借入条件を関連付けた情報を格納する。
売買契約の情報が含む借入条件は、借入金の金額及び金利を含むものであれば特に限定されない。借入条件は、返済期間に関する情報を含むことが好ましい。売買契約の情報が含む買主及び金融機関の情報は、特に限定されない。
借入条件テーブル133が物件の買主、金融機関、並びに、借入金の金額及び金利等を含む借入条件を関連付けた情報を格納することにより、支援装置1は、複数の金融機関から受信した借入金の借入条件を格納できる。そして、借入条件を買主に提供し、買主が借入条件を参照して複数の金融機関のうちどの金融機関から借り入れするかの金融機関選択情報を送信することを支援できる。支援装置1が買主から金融機関選択情報を受信することにより、買主は、複数の金融機関と個別に連絡を取ることなく、ワンストップでどの金融機関から借り入れするかを選択できる。これにより、借り入れに関する手続きがワンストップで支援されて簡単になる。したがって、不動産の売買が含む一連の手続きが滞ることが防がれ得る。
したがって、支援装置1は、不動産の売買が含む一連の手続きがワンストップで滞りなく行われるよう支援できる。
借入条件テーブル133は、借入条件IDと、物件の買主と、金融機関と、並びに、借入金の金額及び金利等を含む借入条件とを関連付けて格納可能であることが好ましい。これにより、支援装置1は、借入条件IDを用いて借入条件等を格納及び/又は取得できる。
図4に示す借入条件テーブル133は、借入条件IDと、物件の買主と、金融機関と、並びに、借入金の金額及び金利等を含む借入条件とを関連付けて格納している。図4に示す借入条件テーブル133が格納する借入条件ID「D0001」によって識別される借入条件は、以下の情報を含んでいる:
物件の買主「鈴木様」、
買主に借入金を貸し付ける金融機関「A銀行」、
借入金の金額「3580万円」及び金利「変動0.475%」を含む借入条件。
借入条件テーブル133が借入条件IDと、物件の買主と、金融機関と、並びに、借入金の金額及び金利等を含む借入条件とを関連付けて格納することにより、支援装置1は、不動産の売買が含む一連の手続きがワンストップで滞りなく行われるよう支援できる。
また、図4に示す借入条件テーブル133は、金融機関それぞれについて、変動金利、固定金利等の各種の金利を含む借入条件を格納している。これにより、買主がどの金融機関から借り入れするかを選択することを支援するのみならず、どの金利で借り入れするかを選択することをも支援し得る。
[通信部14]
通信部14は、支援装置1をネットワークNに接続して各種端末と通信可能にするものであれば特に限定されず、例えば、携帯電話ネットワークに対応した無線装置、IEEE802.11に準拠したWi-Fi(Wireless Fidelity)対応デバイス、及びイーサネット規格に対応したネットワークカード等が挙げられる。
〔売主端末2〕
売主端末2は、ネットワークNを介して支援装置1と通信可能であり、不動産の売主の操作に応じて支援処理に係る各種の情報等を支援装置1に送信可能であり、支援装置1から受信した支援処理に係る各種の情報等を表示可能な端末であれば、特に限定されない。売主端末2は、例えば、スマートフォン及びタブレット端末等によって例示される携帯端末、パーソナルコンピュータ等によって例示される据置型端末等でよい。
〔売主側仲介者端末3〕
売主側仲介者端末3は、ネットワークNを介して支援装置1と通信可能であり、売主側仲介者の操作に応じて支援処理に係る各種の情報等を支援装置1に送信可能であり、支援装置1から受信した支援処理に係る各種の情報等を表示可能な端末であれば、特に限定されず、売主端末2と同様でよい。
〔買主端末4〕
買主端末4は、ネットワークNを介して支援装置1と通信可能であり、買主の操作に応じて支援処理に係る各種の情報等を支援装置1に送信可能であり、支援装置1から受信した支援処理に係る各種の情報等を表示可能な端末であれば、特に限定されず、売主端末2と同様でよい。
〔買主側仲介者端末5〕
買主側仲介者端末5は、ネットワークNを介して支援装置1と通信可能であり、買主側仲介者の操作に応じて支援処理に係る各種の情報等を支援装置1に送信可能であり、支援装置1から受信した支援処理に係る各種の情報等を表示可能な端末であれば、特に限定されず、売主端末2と同様でよい。
〔信託者端末6〕
信託者端末6は、ネットワークNを介して支援装置1と通信可能であり、信託者の操作に応じて支援処理に係る各種の情報等を支援装置1に送信可能であり、支援装置1から受信した支援処理に係る各種の情報等を表示可能な端末であれば、特に限定されず、売主端末2と同様でよい。
〔金融機関端末7〕
金融機関端末7は、ネットワークNを介して支援装置1と通信可能であり、金融機関の操作に応じて支援処理に係る各種の情報等を支援装置1に送信可能であり、支援装置1から受信した支援処理に係る各種の情報等を表示可能な端末であれば、特に限定されず、売主端末2と同様でよい。
〔司法書士端末8〕
司法書士端末8は、ネットワークNを介して支援装置1と通信可能であり、不動産の売買にかかわる司法書士の操作に応じて支援処理に係る各種の情報等を支援装置1に送信可能であり、支援装置1から受信した支援処理に係る各種の情報等を表示可能な端末であれば、特に限定されず、売主端末2と同様でよい。
〔ネットワークN〕
ネットワークNの種類は、支援装置1と上述の各種端末を通信可能にするネットワークであれば特に限定されず、例えば、パーソナルエリアネットワーク、ローカルエリアネットワーク、イントラネット、エクストラネット、インターネット、Wi-Fiネットワーク、携帯電話ネットワーク、あるいはこれらのネットワークを複数組み合わせたネットワーク等が挙げられる。
〔支援処理のメインフローチャート〕
図5は、支援装置1で実行される支援処理の好ましい流れの一例を示すメインフローチャートである。以下、図5を用いて支援装置1で実行される支援処理の好ましい流れの一例を説明する。
[ステップS1:売主を支援可能か判別]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して判別部123を実行し、不動産の売主を支援可能か判別する処理を実行する(ステップS1)。支援可能ならば、制御部11は、処理をステップS10に移す。支援可能でないならば、制御部11は、処理をステップS2に移す。
判別部123は、売主が売主端末2を介して支援装置1にログインしている場合に支援可能であると判別し、それ以外の場合に支援可能でないと判別する。
[ステップS10:売主支援処理]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、売買契約支援部112、登記支援部118、不動産情報送信部119、査定額受信部120、仲介者選択情報受信部121等を実行し、売主を支援する売主支援処理を実行する(ステップS10)。制御部11は、支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
ステップS10で実行される売主支援処理の好ましい流れについては、のちに図6を用いてより詳細に説明する。
[ステップS2:売主側仲介者を支援可能か判別]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して判別部123を実行し、売主側仲介者を支援可能か判別する処理を実行する(ステップS2)。支援可能ならば、制御部11は、処理をステップS20に移す。支援可能でないならば、制御部11は、処理をステップS3に移す。
判別部123は、売主側仲介者が売主側仲介者端末3を介して支援装置1にログインしている場合に支援可能であると判別し、それ以外の場合に支援可能でないと判別する。
[ステップS20:売主側仲介者支援処理]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、売買契約支援部112、登記支援部118、不動産情報送信部119、査定額受信部120、仲介者選択情報受信部121等を実行し、売主側仲介者を支援する売主側仲介者支援処理を実行する(ステップS20)。制御部11は、支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
ステップS20で実行される売主側仲介者支援処理の好ましい流れについては、のちに図7を用いてより詳細に説明する。
[ステップS3:買主を支援可能か判別]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して判別部123を実行し、買主を支援可能か判別する処理を実行する(ステップS3)。支援可能ならば、制御部11は、処理をステップS30に移す。支援可能でないならば、制御部11は、処理をステップS4に移す。
判別部123は、買主が買主端末4を介して支援装置1にログインしている場合に支援可能であると判別し、それ以外の場合に支援可能でないと判別する。
[ステップS30:買主支援処理]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、手付金信託支援部111、売買契約支援部112、情報送信部114、借入条件受信部115、金融機関選択情報受信部116、金消契約等支援部117、登記支援部118、推奨不動産情報提供部122等を実行し、買主を支援する買主支援処理を実行する(ステップS30)。制御部11は、支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
ステップS30で実行される買主支援処理の好ましい流れについては、のちに図8を用いてより詳細に説明する。
[ステップS4:買主側仲介者を支援可能か判別]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して判別部123を実行し、買主側仲介者を支援可能か判別する処理を実行する(ステップS4)。支援可能ならば、制御部11は、処理をステップS50に移す。支援可能でないならば、制御部11は、処理をステップS5に移す。
判別部123は、買主側仲介者が買主側仲介者端末5を介して支援装置1にログインしている場合に支援可能であると判別し、それ以外の場合に支援可能でないと判別する。
[ステップS50:買主側仲介者支援処理]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、売買契約支援部112、手付金送金支援部113、情報送信部114、金消契約等支援部117、登記支援部118、推奨不動産情報提供部122等を実行し、買主側仲介者を支援する買主側仲介者支援処理を実行する(ステップS50)。制御部11は、支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
ステップS50で実行される買主側仲介者支援処理の好ましい流れについては、のちに図9を用いてより詳細に説明する。
[ステップS5:信託者を支援可能か判別]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して判別部123を実行し、信託者を支援可能か判別する処理を実行する(ステップS5)。支援可能ならば、制御部11は、処理をステップS60に移す。支援可能でないならば、制御部11は、処理をステップS6に移す。
判別部123は、信託者が信託者端末6を介して支援装置1にログインしている場合に支援可能であると判別し、それ以外の場合に支援可能でないと判別する。
[ステップS60:信託者支援処理]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、手付金信託支援部111、手付金送金支援部113等を実行し、信託者を支援する信託者支援処理を実行する(ステップS60)。制御部11は、支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
ステップS60で実行される信託者支援処理の好ましい流れについては、のちに図10を用いてより詳細に説明する。
[ステップS6:金融機関を支援可能か判別]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して判別部123を実行し、金融機関を支援可能か判別する処理を実行する(ステップS6)。支援可能ならば、制御部11は、処理をステップS70に移す。支援可能でないならば、制御部11は、処理をステップS7に移す。
判別部123は、金融機関が金融機関端末7を介して支援装置1にログインしている場合に支援可能であると判別し、それ以外の場合に支援可能でないと判別する。
[ステップS70:金融機関支援処理]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、情報送信部114、借入条件受信部115、金融機関選択情報受信部116、金消契約等支援部117、登記支援部118等を実行し、金融機関を支援する金融機関支援処理を実行する(ステップS70)。制御部11は、支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
ステップS70で実行される金融機関支援処理の好ましい流れについては、のちに図11を用いてより詳細に説明する。
[ステップS7:司法書士を支援可能か判別]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して判別部123を実行し、司法書士を支援可能か判別する処理を実行する(ステップS7)。支援可能ならば、制御部11は、処理をステップS90に移す。支援可能でないならば、制御部11は、支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
判別部123は、司法書士が司法書士端末8を介して支援装置1にログインしている場合に支援可能であると判別し、それ以外の場合に支援可能でないと判別する。
[ステップS90:司法書士支援処理]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、登記支援部118等を実行し、司法書士を支援する司法書士支援処理を実行する(ステップS90)。制御部11は、支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
ステップS90で実行される司法書士支援処理の好ましい流れについては、のちに図12を用いてより詳細に説明する。
〔売主支援処理のフローチャート〕
図6は、図5のステップS10で実行される売主支援処理の好ましい流れの一例を示すフローチャートである。以下、図6を用いて売主支援処理の好ましい流れの一例を説明する。
[ステップS11:不動産の情報を受信したか判別]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、不動産情報送信部119を実行し、売主端末2から不動産の情報を受信したか判別する処理を実行する(ステップS11)。不動産の情報を受信したならば、制御部11は、処理をステップS12に移す。不動産の情報を受信していないならば、制御部11は、処理をステップS13に移す。
[ステップS12:売主側仲介者に不動産情報を提供]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、不動産情報送信部119を実行し、ステップS11で受信した不動産の情報を売主側仲介者端末3に提供する処理を実行する(ステップS12)。制御部11は、売主支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
[ステップS13:査定額を表示可能か判別]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、査定額受信部120を実行し、売主側仲介者端末3から受信した査定額を表示可能か判別する処理を実行する(ステップS13)。査定額を表示可能であれば、制御部11は、処理をステップS14に移す。査定額を表示可能でないならば、制御部11は、処理をステップS15に移す。
[ステップS14:査定額を表示]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、査定額受信部120を実行し、ステップS13で受信した査定額を表示するよう売主端末2に指令する処理を実行する(ステップS14)。制御部11は、売主支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
ステップS14の処理は、受信した査定額を対応する不動産の情報と関連付けて売却条件テーブル131に格納する処理を含む。これにより、支援装置1は、複数の査定額を売却条件テーブル131に格納できる。したがって、支援装置1は、ステップS11で受信した不動産の情報に関する複数の査定額を売却条件テーブル131から取得できる。そして、支援装置1は、取得した複数の査定額を表示するよう、売主端末2に指令できる。
[ステップS15:仲介者選択情報を受信したか判別]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、仲介者選択情報受信部121を実行し、売主端末2から仲介者選択情報を受信しているか判別する処理を実行する(ステップS15)。仲介者選択情報を受信しているならば、制御部11は、ステップS14で格納した不動産情報のうち、仲介者選択情報に対応しない不動産情報を売却条件テーブル131から削除し、処理をステップS16に移す。仲介者選択情報を受信していないならば、制御部11は、売主支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
[ステップS16:売買契約の締結を支援可能か判別]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、売買契約支援部112を実行し、売買契約の締結を支援可能か判別する処理を実行する(ステップS16)。売買契約の締結を支援可能であるならば、制御部11は、処理をステップS17に移す。売買契約の締結を支援可能でないならば、制御部11は、処理をステップS18に移す。
[ステップS17:売買契約の締結を支援]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、売買契約支援部112を実行し、売買契約の締結を支援する処理を実行する(ステップS17)。制御部11は、売主支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
売買契約の締結を支援する処理は、ステップS11で受信した不動産の情報を含む広告に関する情報を売主端末2に送信する処理を含むことが好ましい。これにより、支援装置1は、ステップS11で受信した不動産の情報を含む広告の提供を支援できる。不動産の売買に関する広告の提供を支援するため、支援装置1は、不動産の売買に関する一連の手続きがワンストップで行われるよう支援できる。
売買契約の締結を支援する処理が広告に関する情報を送信する処理を含む場合、売買契約の締結を支援する処理は、広告の掲載先の指定を支援する処理を含むことが好ましい。広告の掲載先の指定を支援する処理は、特に限定されず、例えば、複数の掲載先を売主端末2に送信し、送信先の端末から掲載先を選択する情報を受信する処理等でよい。不動産の売買に関する広告掲載先の指定を支援するため、支援装置1は、不動産の売買に関する一連の手続きがワンストップで行われるよう支援できる。
売買契約の締結を支援する処理は、ステップS17で締結を支援する売買契約に関する不動産の内見を支援する処理を含むことが好ましい。不動産の内見を支援する処理は、特に限定されない。不動産の内見を支援する処理は、買主端末4及び/又は買主側仲介者端末5から受信した内見日を売主端末2に送信し、売主端末2から内見日における内見を承諾する情報を受信する処理を含むことが好ましい。これにより、支援装置1は、内見を調整する手続きを支援できる。
売買契約の締結を支援する処理は、買主端末4及び/又は買主側仲介者端末5から受信した不動産の購入条件を売主端末2に送信する処理を含むことが好ましい。これにより、支援装置1は、購入条件を調整する手続きを支援できる。売買契約の締結を支援する処理が受信した不動産の購入条件を売主端末2に送信する処理を含む場合、売買契約の締結を支援する処理は、売主端末2から購入条件における売買契約の締結を承認する情報を受信する処理を含むことが好ましい。これにより、支援装置1は、購入条件を調整する手続きをよりいっそう支援できる。
売買契約の締結を支援する処理は、ステップS17で締結を支援する売買契約上の重要な事項を説明する情報を売主端末2に送信する処理を含むことが好ましい。これにより、支援装置1は、売買契約上の重要な事項の説明(「重説」とも称する。)を支援できる。
売買契約の締結を支援する処理は、ステップS17で締結を支援する売買契約の契約日を売主端末2に送信し、契約日を確認したことの情報を売主端末2から受信する処理を含むことが好ましい。これにより、支援装置1は、売買契約の契約日を調整する手続きを支援できる。
売買契約の締結を支援する処理は、ステップS17で締結を支援する売買契約の契約書を出力可能な情報を売主端末2に送信する処理を含むことが好ましい。これにより、支援装置1は、売買契約の締結を支援できる。
[ステップS18:登記を支援可能であるか判別]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、登記支援部118を実行し、登記を支援可能であるか判別する処理を実行する(ステップS18)。登記を支援可能であるならば、制御部11は、処理をステップS19に移す。登記を支援可能でないならば、制御部11は、売主支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
[ステップS19:登記を支援]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、登記支援部118を実行し、登記を支援する処理を実行する(ステップS19)。制御部11は、売主支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
登記を支援する処理は、ステップS17で締結を支援した売買契約に関する不動産の売却資金及び/又は諸費用の入金に関する情報を売主端末2に送信する処理を含むことが好ましい。これにより、支援装置1は、売主に売却資金及び/又は諸費用の入金を通知する手続きを支援できる。
登記を支援する処理は、ステップS17で締結を支援した売買契約に関する不動産の鍵が送付されたことに関する情報を売主端末2に送信する処理を含むことが好ましい。これにより、支援装置1は、売主に鍵が送付されたことを通知する手続きを支援できる。
〔売主側仲介者支援処理のフローチャート〕
図7は、図5のステップS20で実行される売主側仲介者支援処理の好ましい流れの一例を示すフローチャートである。以下、図7を用いて売主側仲介者支援処理の好ましい流れの一例を説明する。
[ステップS21:不動産の情報を提供可能か判別]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、不動産情報送信部119を実行し、売主側仲介者端末3にステップS11で受信した不動産の情報を売主側仲介者端末3に提供可能か判別する処理を実行する(ステップS21)。提供可能であれば、制御部11は、処理をステップS22に移す。提供可能でなければ、制御部11は、処理をステップS23に移す。
[ステップS22:不動産の情報を提供]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、不動産情報送信部119を実行し、ステップS21で提供可能と判別した不動産の情報を売主側仲介者端末3に提供する処理を実行する(ステップS22)。制御部11は、売主側仲介者支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
[ステップS23:査定額を受信可能か判別]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、査定額受信部120を実行し、ステップS22で提供した不動産の情報に関する査定額を売主側仲介者端末3から受信可能か判別する処理を実行する(ステップS23)。提供可能であれば、制御部11は、処理をステップS24に移す。提供可能でなければ、制御部11は、処理をステップS25に移す。
[ステップS24:査定額を格納]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、査定額受信部120を実行し、ステップS23で受信した査定額を売却条件テーブル131に格納する処理を実行する(ステップS24)。制御部11は、売主側仲介者支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
[ステップS25:仲介者として選択されたか判別]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、売買契約支援部112を実行し、ステップS14で査定額を表示した売主に仲介者として選択されたか判別する処理を実行する(ステップS25)。選択されたならば、制御部11は、処理をステップS26に移す。選択されていないのであれば、制御部11は、売主側仲介者支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
仲介者として選択されたか判別する処理は、仲介者として選択された場合に、売主と売主側仲介者との媒介契約の契約書を出力可能な情報を売主側仲介者端末3に送信する処理を含むことが好ましい。これにより、支援装置1は、売主と売主側仲介者とが媒介契約を締結することを支援できる。
[ステップS26:売買契約の締結を支援可能か判別]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、売買契約支援部112を実行し、ステップS14で査定額を表示した売主がステップS22で提供した不動産の情報に関する売買契約の締結を支援可能か判別する処理を実行する(ステップS26)。支援可能であれば、制御部11は、処理をステップS27に移す。支援可能でなければ、制御部11は、処理をステップS28に移す。
売買契約の締結を支援可能か判別する処理は、当該不動産の買主が当該不動産を購入する購入条件について、当該不動産の売主の確認を得られていない場合に売買契約の締結を支援可能でないと判別する処理を含むことが好ましい。当該不動産の売主の確認を判別する処理は、例えば、購入条件を売主側仲介者端末3に送信し、売主側仲介者端末3から受信した指令に応じて購入条件を売主端末2に送信し、売主端末2から購入条件を確認したかの情報を受信する一連の処理等を含む。これにより、支援装置1は、当該不動産の売主の確認を得られている場合にのみ売買契約の締結を支援できる。
売買契約の締結を支援可能か判別する処理は、当該不動産の買主が手付金を入金したことの確認を得られていない場合に売買契約の締結を支援可能でないと判別する処理を含むことが好ましい。これにより、支援装置1は、手付金の入金確認を得られている場合にのみ売買契約の締結を支援できる。
[ステップS27:売買契約の締結を支援]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、売買契約支援部112を実行し、売買契約の締結を支援する処理を実行する(ステップS27)。制御部11は、売主側仲介者支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
売買契約の締結を支援する処理は、ステップS27で締結を支援する売買契約に関する不動産の内見を支援する処理を含むことが好ましい。不動産の内見を支援する処理は、特に限定されない。不動産の内見を支援する処理は、買主端末4及び/又は買主側仲介者端末5から受信した内見日を売主側仲介者端末3に送信し、売主側仲介者端末3から内見日における内見を承諾する情報を受信する処理を含むことが好ましい。これにより、支援装置1は、内見を調整する手続きを支援できる。
売買契約の締結を支援する処理は、ステップS11で受信した不動産の情報を含む広告作成を支援可能な情報を売主側仲介者端末3に送信する処理を含むことが好ましい。これにより、支援装置1は、ステップS11で受信した不動産の情報を含む広告の作成を支援できる。不動産の売買に関する広告の作成を支援するため、支援装置1は、広告の作成を含む、不動産の売買に関する一連の手続きがワンストップで行われるよう支援できる。
売買契約の締結を支援する処理が広告作成を支援可能な情報を送信する処理を含む場合、売買契約の締結を支援する処理は、広告の掲載先の指定を支援する処理を含むことが好ましい。広告の掲載先の指定を支援する処理は、特に限定されず、例えば、複数の掲載先を売主端末2に送信し、送信先の端末から掲載先を選択する情報を受信する処理等でよい。不動産の売買に関する広告掲載先の指定を支援するため、支援装置1は、不動産の売買に関する一連の手続きがワンストップで行われるよう支援できる。
[ステップS28:登記を支援可能であるか判別]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、登記支援部118を実行し、ステップS27で支援した売買契約に基づく所有権移転登記と抵当権設定契約に基づく抵当権設定登記を支援可能であるか判別する処理を実行する(ステップS28)。支援可能であれば、制御部11は、処理をステップS29に移す。支援可能でなければ、制御部11は、売主側仲介者支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
[ステップS29:登記を支援]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、登記支援部118を実行し、ステップS27で支援した売買契約に基づく所有権移転登記と抵当権設定契約に基づく抵当権設定登記を支援する処理を実行する(ステップS29)。制御部11は、売主側仲介者支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
登記を支援する処理は、売買契約上の重要な事項の説明を支援する処理を含むことが好ましい。これにより、支援装置1は、売買契約上の重要な事項の説明を支援できる。
登記を支援する処理は、契約日の通知を支援する処理を含むことが好ましい。契約日の通知を支援するため、支援装置1は、契約日の通知を含む不動産の売買に関する一連の手続きがワンストップで行われるよう支援できる。
登記を支援する処理は、ステップS29において支援される登記に関する鍵の送付を支援する処理を含むことが好ましい。これにより、売主側仲介者は、買主及び/又は買主側仲介者に鍵を送付する処理をよりいっそう容易に行い得る。鍵の送付を支援する処理は、例えば、鍵の送付を行ったか確認する処理、送付した鍵が送付先に届いたことを通知する処理等を含む。
登記を支援する処理は、ステップS29において支援される登記に関する不動産の売却資金及び/又は諸費用の入金に関する情報を売主側仲介者端末3に送信する処理を含むことが好ましい。これにより、支援装置1は、売主側仲介者に売却資金及び/又は諸費用の入金を通知する手続きを支援できる。
〔買主支援処理のフローチャート〕
図8は、図5のステップS30で実行される買主支援処理の好ましい流れの一例を示すフローチャートである。以下、図8を用いて買主支援処理の好ましい流れの一例を説明する。
[ステップS31:購入条件を受信したか判別]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、推奨不動産情報提供部122を実行し、買主端末4から購入条件を受信したか判別する処理を実行する(ステップS31)。受信していれば、制御部11は、処理をステップS32に移す。受信していなければ、制御部11は、処理をステップS33に移す。購入条件は、不動産の購入条件であれば特に限定されない。
[ステップS32:推奨不動産情報を提供]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、推奨不動産情報提供部122を実行し、ステップS31で受信した購入条件に基づいて買主端末4に推奨不動産情報を提供する処理を実行する(ステップS32)。制御部11は、買主支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
推奨不動産情報を提供する処理は、売却条件テーブル131が格納する物件のうち、ステップS25で選択された仲介者に対応する物件から購入条件に当てはまる物件の情報を提供する処理を含むことが好ましい。これにより、買主が購入を希望する不動産の購入条件と売主が売却を希望する不動産の売却条件とに基づいて購入を推奨する推奨不動産の情報を提供できる。
[ステップS33:購入依頼を受信したか判別]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、手付金信託支援部111を実行し、買主端末4からステップS32で提供された推奨不動産情報に含まれる物件のいずれかを購入する購入依頼を受信したか判別する処理を実行する(ステップS33)。受信していれば、制御部11は、処理をステップS34に移す。受信していなければ、制御部11は、処理をステップS35に移す。
購入依頼を受信したか判別する処理は、買主側仲介者を選定することを支援する処理を含むことが好ましい。これにより、買主側仲介者を選定することを含む不動産の売買に関する一連の手続きがワンストップで行われるよう支援できる。買主側仲介者を選定することを支援する処理は、買主側仲介者からの仲介提案を買主端末4へ送信する処理、買主側仲介者を選定する情報を買主端末4から受信する処理等を含む。
また、買主側仲介者を選定することを支援する処理は、買主と買主側仲介者との媒介契約に関する契約書を出力可能な情報を買主端末4及び/又は買主側仲介者端末5に送信する処理を含んでもよい。これにより、買主側仲介者を選定して行われる媒介契約の締結が支援される。
購入依頼を受信したか判別する処理は、買主が内見を行うことを支援する処理を含むことが好ましい。これにより、買主が内見を行うことを含む不動産の売買に関する一連の手続きがワンストップで行われるよう支援できる。買主が内見を行うことを支援する処理は、買主端末4から内見依頼情報を受信する処理、受信した内見依頼情報を売主端末2等に送信する処理、売主端末2から内見日における内見を承諾する情報を受信した場合に買主端末4に承諾する情報を送信する処理等を含む。
[ステップS34:手付金を預けることを支援]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、手付金信託支援部111を実行し、買主が信託者に手付金を預けることを支援する処理を実行する(ステップS34)。制御部11は、買主支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
手付金を預けることを支援する処理は、特に限定されず、信託者に手付金を預ける入金日を買主端末4から受信する処理、オンライン送金等によって例示される従来技術の金銭を預ける手段を用いる処理等によって例示される各種の処理の1以上を含む処理でよい。これにより、手付金を預けることを含む不動産の売買に関する一連の手続きがワンストップで行われるよう支援できる。
手付金を預けることを支援する処理は、なかでも、信託者に手付金を預ける入金日を買主端末4から受信する処理を含むことが好ましい。これにより、支援装置1は、入金日を信託者端末6等に送信し、入金日における入金の確認を支援できる。
[ステップS35:売買契約を締結可能か判別]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、売買契約支援部112を実行し、ステップS33で受信した購入依頼に関する売買契約を締結可能か判別する処理を実行する(ステップS35)。可能であれば、制御部11は、処理をステップS36に移す。可能でなければ、制御部11は、処理をステップS37に移す。
売買契約を締結可能か判別する処理は、買主が契約条件を確認したことの情報を受信していない場合に売買契約を締結可能でないと判別する処理を含むことが好ましい。これにより、買主が契約条件を確認した場合にのみ売買契約を締結可能であると判別できる。
売買契約を締結可能か判別する処理は、買主が契約候補日を確認したことの情報を受信していない場合に売買契約を締結可能でないと判別する処理を含むことが好ましい。これにより、買主が契約候補日を確認した場合にのみ売買契約を締結可能であると判別できる。
[ステップS36:売買契約の締結を支援]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、売買契約支援部112を実行し、買主が売買契約を締結することを支援する処理を実行する(ステップS36)。制御部11は、買主支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
買主が売買契約を締結することを支援する処理は、売買契約の締結に関する情報を買主端末4に送信する処理を含むことが好ましい。これにより、買主は、売買契約の締結に関する情報を確認できる。
買主が売買契約を締結することを支援する処理は、売買契約を締結したことの情報を買主端末4から受信する処理を含むことが好ましい。これにより、支援装置1は、売買契約が締結された場合に行われる各種の手続きを支援できる。
[ステップS37:買主の情報を受信したか判別]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、情報送信部114を実行し、買主端末4から買主の情報を受信したか判別する処理を実行する(ステップS37)。受信したのであれば、制御部11は、処理をステップS38に移す。受信していなければ、制御部11は、処理をステップS39に移す。
買主の情報は、金融機関から借入金を借り入れるときの審査に必要な各種情報を少なくとも含む。これにより、支援装置1は、審査に必要な各種情報を金融機関端末7に送信し、審査を行って得られた借入条件を金融機関端末7から受信できる。
[ステップS38:金融機関に情報を送信]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、情報送信部114を実行し、ステップS37で受信した情報を金融機関に送信する処理を実行する(ステップS38)。制御部11は、買主支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
情報を金融機関に送信する処理は、ステップS37で受信した情報に応じて送信先の金融機関を選択する処理を含むことが好ましい。これにより、買主が借り入れを行うことに適した金融機関に情報を送信できる。
情報を金融機関に送信する処理は、ステップS37で受信した情報を金融機関から借入金を借り入れるときの審査に用いる書式で出力可能な情報を買主端末4に送信する処理を含んでもよい。これにより、支援装置1は、金融機関から借入金を借り入れるときの審査に用いる書式で出力した審査書類等を金融機関に送付することを支援できる。
[ステップS39:借入条件が格納されているか判別]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、借入条件受信部115を実行し、借入条件テーブル133に表示可能な借入条件が格納されているか判別する処理を実行する(ステップS39)。格納されていれば、制御部11は、処理をステップS40に移す。格納されていなければ、制御部11は、処理をステップS41に移す。
[ステップS40:借入条件を表示]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、借入条件受信部115を実行し、借入条件テーブル133に格納されている借入条件を表示するよう買主端末4に指令する処理を実行する(ステップS40)。制御部11は、買主支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
[ステップS41:金融機関選択情報を受信したか判別]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、金融機関選択情報受信部116を実行し、ステップS40で借入条件の表示を指令した買主端末4から金融機関選択情報を受信したか判別する処理を実行する(ステップS41)。受信していれば、制御部11は、処理をステップS42に移す。受信していなければ、制御部11は、処理をステップS43に移す。
金融機関選択情報は、ステップS40で表示を指令した借入条件に関する複数の金融機関のうちどの金融機関から借り入れするかの選択情報であれば、特に限定されない。ステップS40で表示を指令した借入条件が1つの金融機関について複数の借入条件を含む場合、金融機関選択情報は、借入条件を指定する情報をさらに含むことが好ましい。これにより、買主は、借り入れを行う金融機関だけでなく、借入条件をも選択できる。
[ステップS42:金融機関との契約締結を支援]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、金消契約等支援部117を実行し、ステップS40で借入条件の表示を指令した買主端末4を利用する買主と、ステップS41で選択された金融機関との間での金銭消費貸借契約及び抵当権設定契約を締結することを支援する処理を実行する(ステップS42)。制御部11は、買主支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
金銭消費貸借契約及び抵当権設定契約を締結することを支援する処理は、金銭消費貸借契約及び抵当権設定契約に関する契約書を出力可能な情報を買主端末4に送付する処理を含むことが好ましい。これにより、支援装置1は、金銭消費貸借契約及び抵当権設定契約に関する契約書を用いた契約締結を支援できる。
[ステップS43:登記を支援可能であるか判別]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、登記支援部118を実行し、ステップS36で締結を支援した売買契約に関する不動産の所有権移転登記と抵当権設定契約に基づく抵当権設定登記とを支援可能であるか判別する処理を実行する(ステップS43)。可能であれば、制御部11は、処理をステップS44に移す。可能でなければ、制御部11は、買主支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
登記を支援可能であるか判別する処理は、売主条件が成就したと確認されていない場合に登記を支援可能でないと判断する処理を含むことが好ましい。これにより、売主条件が成就した場合にのみ、登記を支援できる。
[ステップS44:登記を支援]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、登記支援部118を実行し、ステップS36で締結を支援した売買契約に関する不動産の所有権移転登記と抵当権設定契約に基づく抵当権設定登記とを支援する処理を実行する(ステップS44)。制御部11は、買主支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
登記を支援する処理は、諸費用に関する情報を買主端末4に送信し、諸費用を確認したことの情報を買主端末4から受信する処理を含むことが好ましい。これにより、諸費用を確認することを含む不動産の売買に関する一連の手続きがワンストップで行われるよう支援できる。
登記を支援する処理は、費用入金日を買主端末4から受信する処理を含むことが好ましい。これにより、費用入金日を確認することを含む不動産の売買に関する一連の手続きがワンストップで行われるよう支援できる。
登記を支援する処理は、鍵の受け取りを完了したことの情報を買主端末4から受信する処理を含むことが好ましい。これにより、支援装置1は、鍵の受け取りを確認することを含む不動産の売買に関する一連の手続きがワンストップで行われるよう支援できる。
登記を支援する処理は、登記完了に関する情報を買主端末4から受信する処理を含むことが好ましい。これにより、支援装置1は、登記完了を確認することを含む不動産の売買に関する一連の手続きがワンストップで行われるよう支援できる。
買主支援処理は、買主が購入する不動産への引越しを支援する処理を含むことが好ましい。これにより、支援装置1は、買主の引越しを含む不動産の売買に関する一連の手続きがワンストップで行われるよう支援できる。引越しを支援する処理は、引越しの見積を買主端末4に送信する処理、見積に基づいて選択された引越し業者の情報を買主端末4から受信する処理を含む一連の処理を含むことが好ましい。
買主支援処理は、買主が購入する不動産に関する保険契約を支援する処理を含むことが好ましい。これにより、支援装置1は、保険契約を含む不動産の売買に関する一連の手続きがワンストップで行われるよう支援できる。保険契約を支援する処理は、保険提案を買主端末4に送信する処理、保険提案に基づいて選択された保険会社の情報を買主端末4から受信する処理を含む一連の処理を含むことが好ましい。
〔買主側仲介者支援処理のフローチャート〕
図9は、図5のステップS50で実行される買主側仲介者支援処理の好ましい流れの一例を示すフローチャートである。以下、図9を用いて買主側仲介者支援処理の好ましい流れの一例を説明する。
買主側仲介者支援処理は、買主側仲介者と買主との間で媒介契約を締結することを支援する処理を含むことが好ましい。これにより、支援装置1は、買主側仲介者と買主との間で媒介契約を締結することを含む不動産の売買に関する一連の手続きがワンストップで行われるよう支援できる。媒介契約を締結することを支援する処理は、買主端末4から送信された情報に基づいて媒介依頼を買主側仲介者端末5に送信する処理、媒介契約書を出力可能な情報を買主側仲介者端末5に送信する処理、媒介契約締結に関する情報を買主側仲介者端末5から受信する処理、を含む一連の処理を含むことが好ましい。
[ステップS51:金融機関に情報を送信可能であるか判別]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、情報送信部114を実行し、金融機関に買主の情報を送信可能であるか判別する処理を実行する(ステップS51)。可能であれば、制御部11は、処理をステップS52に移す。可能でなければ、制御部11は、処理をステップS53に移す。
金融機関に買主の情報を送信可能であるか判別する処理は、ステップS37で買主の情報を受信したと判別された場合に買主の情報を送信可能であると判別する処理を含むことが好ましい。これにより、支援装置1は、ステップS37で買主の情報を判別した場合に金融機関への情報送信を支援できる。
[ステップS52:金融機関への情報送信を支援]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、情報送信部114を実行し、ステップS37で受信した買主の情報を金融機関へ送信することを支援する処理を実行する(ステップS52)。制御部11は、買主側仲介者支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
金融機関への情報送信を支援する処理は、ステップS37で受信した情報を金融機関から借入金を借り入れるときの審査に用いる書式で出力可能な情報を買主側仲介者端末5に送信する処理を含んでもよい。これにより、支援装置1は、金融機関から借入金を借り入れるときの審査に用いる書式で出力した審査書類等を金融機関に送付することを支援できる。
[ステップS53:売買契約の締結を支援可能か判別]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、売買契約支援部112を実行し、売買契約の締結を支援可能か判別する処理を実行する(ステップS53)。可能であれば、制御部11は、処理をステップS54に移す。可能でなければ、制御部11は、処理をステップS55に移す。
売買契約を締結可能か判別する処理は、買主が契約条件を確認したことの情報を受信していない場合に売買契約を締結可能でないと判別する処理を含むことが好ましい。これにより、買主が契約条件を確認した場合にのみ売買契約を締結可能であると判別できる。
売買契約を締結可能か判別する処理は、買主が契約候補日を確認したことの情報を受信していない場合に売買契約を締結可能でないと判別する処理を含むことが好ましい。これにより、買主が契約候補日を確認した場合にのみ売買契約を締結可能であると判別できる。
[ステップS54:売買契約の締結を支援]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、売買契約支援部112を実行し、売買契約の締結を支援する処理を実行する(ステップS54)。制御部11は、買主側仲介者支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
売買契約の締結を支援する処理は、買主が内見を行うことを支援する処理を含むことが好ましい。これにより、買主が内見を行うことを買主側仲介者が仲介することを含む不動産の売買に関する一連の手続きがワンストップで行われるよう支援できる。買主が内見を行うことを支援する処理は、買主端末4から受信した内見依頼情報を買主側仲介者端末5に送信する処理、受信した内見依頼情報を売主端末2等に送信する処理、売主端末2から内見日における内見を承諾する情報を受信した場合に買主側仲介者端末5に承諾する情報を送信する処理、買主側仲介者端末5から内見を承諾する情報を確認したことの情報を受信した場合に買主端末4に内見を承諾する情報を送信する処理等を含む。
[ステップS55:金融機関との契約締結を支援可能であるか判別]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、金消契約等支援部117を実行し、買主と金融機関との契約締結を支援可能であるか判別する処理を実行する(ステップS55)。可能であれば、制御部11は、処理をステップS56に移す。可能でなければ、制御部11は、処理をステップS57に移す。
金融機関との契約締結を支援可能であるか判別する処理は、ステップS41において金融機関選択情報を受信したと判別されていない場合に金融機関との契約締結を支援可能でないと判別する処理を含むことが好ましい。これにより、金融機関が選択されている場合にのみ金融機関との契約締結を支援できる。
[ステップS56:金融機関との契約締結を支援]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、金消契約等支援部117を実行し、買主と金融機関との間で金銭消費貸借契約及び抵当権設定契約を締結することを支援する処理を実行する(ステップS56)。制御部11は、買主側仲介者支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
金銭消費貸借契約及び抵当権設定契約を締結することを支援する処理は、ステップS41で受信した金融機関選択情報を買主側仲介者端末5に送信する処理を含むことが好ましい。これにより、買主側仲介者は、選択された金融機関を確認できる。
金銭消費貸借契約及び抵当権設定契約を締結することを支援する処理は、金銭消費貸借契約及び抵当権設定契約に関する契約書を出力可能な情報を買主側仲介者端末5に送付する処理を含むことが好ましい。これにより、支援装置1は、金銭消費貸借契約及び抵当権設定契約に関する契約書を用いた契約締結を支援できる。
金銭消費貸借契約及び抵当権設定契約を締結することを支援する処理は、買主が契約候補日を確認したことの情報を受信していない場合にこれらの契約を締結可能でないと判別する処理を含むことが好ましい。これにより、買主が契約候補日を確認した場合にのみこれらの契約を締結可能であると判別できる。
[ステップS57:登記仲介を支援可能であるか判別]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、登記支援部118を実行し、登記仲介を支援可能であるか判別する処理を実行する(ステップS57)。可能であれば、制御部11は、処理をステップS58に移す。可能でなければ、制御部11は、買主側仲介者支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
登記仲介を支援可能であるか判別する処理は、売主条件が成就したと確認されていない場合に登記仲介を支援可能でないと判断する処理を含むことが好ましい。これにより、売主条件が成就した場合にのみ、登記仲介を支援できる。
[ステップS58:登記仲介を支援]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、登記支援部118を実行し、登記仲介を支援する処理を実行する(ステップS58)。制御部11は、買主側仲介者支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
登記仲介を支援する処理は、諸費用に関する情報を買主側仲介者端末5から受信し、当該情報を受信した買主端末4から諸費用を確認したことの情報を受信した場合に買主側仲介者端末5に所定の確認通知を行う処理を含むことが好ましい。これにより、諸費用を買主に提供し、確認することを含む不動産の売買に関する一連の手続きがワンストップで行われるよう支援できる。
登記仲介を支援する処理は、鍵を預かったことの情報を買主側仲介者端末5から受信する処理を含むことが好ましい。これにより、支援装置1は、鍵の預かりを買主に通知することを含む不動産の売買に関する一連の手続きがワンストップで行われるよう支援できる。
登記仲介を支援する処理は、登記完了に関する情報を買主側仲介者端末5から受信する処理を含むことが好ましい。これにより、支援装置1は、登記完了を確認することを含む不動産の売買に関する一連の手続きがワンストップで行われるよう支援できる。
買主側仲介者支援処理は、引越しを支援する処理を含むことが好ましい。これにより、支援装置1は、買主側仲介者が買主の引越しを支援することを含む不動産の売買に関する一連の手続きがワンストップで行われるよう支援できる。引越しを支援する処理は、引越しの見積を買主側仲介者端末5から受信する処理、見積に基づいて選択された引越し業者の情報を買主側仲介者端末5へ送信する処理を含む一連の処理を含むことが好ましい。
買主側仲介者支援処理は、買主が保険契約を締結することを支援する処理を含むことが好ましい。これにより、支援装置1は、保険契約を含む不動産の売買に関する一連の手続きがワンストップで行われるよう支援できる。保険契約を支援する処理は、保険提案を買主側仲介者端末5から受信する処理、保険提案に基づいて選択された保険会社の情報を買主側仲介者端末5へ送信する処理を含む一連の処理を含むことが好ましい。
〔信託者支援処理のフローチャート〕
図10は、図5のステップS60で実行される信託者支援処理の好ましい流れの一例を示すフローチャートである。以下、図10を用いて信託者支援処理の好ましい流れの一例を説明する。
[ステップS61:手付金を預かったか判別]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、手付金信託支援部111を実行し、手付金を預かったか判別する処理を実行する(ステップS61)。手付金を預かっていれば、制御部11は、処理をステップS62に移す。手付金を預かっていなければ、制御部11は、信託者支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
手付金を預かったか判別する処理は、ステップS34において買主端末4から受信した入金日に手付金の入金確認を行うよう求める情報を信託者端末6に送信し、入金確認に関する情報を信託者端末6から受信したときに手付金を預かっていると判別する処理を含むことが好ましい。これにより、支援装置1は、信託者が入金日より前に入金確認を行う労力等を費やすことなく入金確認を行うことを支援できる。
[ステップS62:手付金を送金可能か判別]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、手付金送金支援部113を実行し、手付金を送金可能か判別する処理を実行する(ステップS62)。送金可能であれば、制御部11は、処理をステップS63に移す。送金可能でなければ、制御部11は、信託者支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
手付金を送金可能か判別する処理は、買主端末4から手付償還依頼を受信した場合に手付金を送金可能であると判別する処理を含むことが好ましい。これにより、支援装置1は、手付償還に関する手続きを支援できる。
手付金を送金可能か判別する処理は、売買契約を締結した場合に手付金を送金可能であると判別する処理を含むことが好ましい。これにより、支援装置1は、売買契約が成立したときに手付金を送金する手続きを支援できる。
手付金を送金可能か判別する処理は、決済金が入金されたことが確認された場合に手付金を送金可能であると判別する処理を含むことが好ましい。これにより、支援装置1は、決済金が入金され、売買契約を履行可能であるときに手付金を送金する手続きを支援できる。
[ステップS63:手付金の送金を支援]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、手付金送金支援部113を実行し、信託者から売主への手付金の送金を支援する処理を実行する(ステップS63)。制御部11は、信託者支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
手付金の送金を支援する処理は、信託者端末6に手付金の送金を依頼する情報を送信する処理を含むことが好ましい。これにより、信託者からの送金がよりいっそう確実に行われることを支援できる。
〔金融機関支援処理のフローチャート〕
図11は、図5のステップS70で実行される金融機関支援処理の好ましい流れの一例を示すフローチャートである。以下、図11を用いて金融機関支援処理の好ましい流れの一例を説明する。
[ステップS71:金融機関への情報を表示可能であるか判別]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、情報送信部114を実行し、ステップS37で受信された買主から金融機関への情報を表示可能であるか判別する処理を実行する(ステップS71)。表示可能であれば、制御部11は、処理をステップS72に移す。表示可能でなければ、制御部11は、処理をステップS73に移す。
[ステップS72:金融機関への情報を表示]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、情報送信部114を実行し、ステップS37で受信された買主から金融機関への情報を表示するよう金融機関端末7に指令する処理を実行する(ステップS72)。制御部11は、金融機関支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
[ステップS73:借入条件を受信したか判別]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、借入条件受信部115を実行し、金融機関端末7から借入条件を受信したか判別する処理を実行する(ステップS73)。受信していれば、制御部11は、処理をステップS74に移す。受信していなければ、制御部11は、処理をステップS75に移す。
[ステップS74:借入条件を格納]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、借入条件受信部115を実行し、ステップS73で受信された借入条件を借入条件テーブル133に格納する処理を実行する(ステップS74)。制御部11は、金融機関支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
[ステップS75:金融機関として選択されたか判別]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、金融機関選択情報受信部116を実行し、ステップS41で受信した金融機関選択情報によって買主が借入金を借り入れる金融機関として選択されたか判別する処理を実行する(ステップS75)。選択されていれば、制御部11は、処理をステップS76に移す。選択されていなければ、制御部11は、処理をステップS77に移す。
金融機関として選択されたか判別する処理は、買主の本申込依頼が確認された場合に借り入れを行う金融機関として選択されたと判別する処理を含むことが好ましい。これにより、金融機関は、本申込があった場合にのみ買主に借入金を貸し付けることができる。
[ステップS76:買主との契約締結を支援]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、金消契約等支援部117を実行し、買主と金融機関との間で金銭消費貸借契約及び抵当権設定契約を締結することを支援する処理を実行する(ステップS76)。制御部11は、金融機関支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
買主との契約締結を支援する処理は、金銭消費貸借契約及び抵当権設定契約を締結する予定日を金融機関端末7に送信し、予定日を確認したことの情報を金融機関端末7から受信する処理を含むことが好ましい。これにより、支援装置1は、買主との契約を締結する予定日を管理することを支援できる。
[ステップS77:登記を支援可能であるか判別]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、登記支援部118を実行し、登記を支援可能であるか判別する処理を実行する(ステップS77)。支援可能であれば、制御部11は、処理をステップS78に移す。支援可能でなければ、制御部11は、処理をステップS79に移す。
登記を支援可能であるか判別する処理は、売主条件の成就等の登記の実行トリガーが成立したと確認されていない場合に登記を支援可能でないと判断する処理を含むことが好ましい。これにより、登記の実行トリガーが成立した場合にのみ、登記を支援できる。
[ステップS78:登記を支援]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、登記支援部118を実行し、登記を支援する処理を実行する(ステップS78)。制御部11は、金融機関支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
登記を支援する処理は、売買契約に基づく不動産の所有権移転登記と抵当権設定契約に基づく抵当権設定登記と関する業務を行う司法書士にこれらの登記に関する業務を依頼する登記依頼情報を記憶部13に格納する処理を含むことが好ましい。これにより、支援装置1は、司法書士に登記に関する業務を依頼する手続きを含む不動産の売買に関する一連の手続きがワンストップで行われるよう支援できる。
[ステップS79:登記支援が完了したか判別]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、登記支援部118を実行し、登記支援が完了したか判別する処理を実行する(ステップS79)。完了したと判別されているならば、制御部11は、処理をステップS80に移す。完了したと判別されていないならば、制御部11は、金融機関支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
登記支援が完了したか判別する処理は、司法書士端末8から登記が完了したとの情報を受信している場合に登記支援が完了したと判別する処理を含むことが好ましい。これにより、司法書士が登記を完了したとの情報を支援装置1に送信した場合に、登記支援が完了したと判別できる。
[ステップS80:登記支援完了を通知]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、登記支援部118を実行し、登記支援完了を金融機関端末7に通知する処理を実行する(ステップS80)。制御部11は、金融機関支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
登記支援完了を通知することにより、支援装置1は、登記支援の実行完了を金融機関に通知する手続きを含む不動産の売買に関する一連の手続きがワンストップで行われるよう支援できる。
〔司法書士支援処理のフローチャート〕
図12は、図5のステップS90で実行される司法書士支援処理の好ましい流れの一例を示すフローチャートである。以下、図12を用いて司法書士支援処理の好ましい流れの一例を説明する。
[ステップS91:登記依頼情報を表示可能か判別]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、登記支援部118を実行し、ステップS78で格納された登記依頼情報を表示可能か判別する処理を実行する(ステップS91)。表示可能であれば、制御部11は、処理をステップS92に移す。表示可能でなければ、制御部11は、処理をステップS93に移す。
登記依頼情報を表示可能か判別する処理は、記憶部13に登記依頼が格納されている場合に登記依頼情報を表示可能であると判別する処理を含むことが好ましい。これにより、司法書士が利用する司法書士端末8に登記依頼情報を表示できる。
[ステップS92:登記依頼情報を表示]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、登記支援部118を実行し、ステップS78で格納された登記依頼情報を表示するよう司法書士端末8に指令する処理を実行する(ステップS92)。制御部11は、司法書士支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
登記依頼情報を表示する処理は、所有権移転登記及び抵当権設定登記に関する売買契約日及び面談希望日を司法書士端末8に表示するよう指令する処理を含むことが好ましい。これにより、支援装置1は、司法書士がこれらの日付を確認することを支援できる。
[ステップS93:登記を支援可能か判別]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、登記支援部118を実行し、登記を支援可能であるか判別する処理を実行する(ステップS93)。支援可能であれば、制御部11は、処理をステップS94に移す。支援可能でなければ、制御部11は、司法書士支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
登記を支援可能であるか判別する処理は、入金が確認される等の登記の実行トリガーが成立したと確認されていない場合に登記を支援可能でないと判断する処理を含むことが好ましい。これにより、登記の実行トリガーが成立した場合にのみ、登記を支援できる。
[ステップS94:登記を支援]
制御部11は、記憶部13及び通信部14と協働して、登記支援部118を実行し、登記を支援する処理を実行する(ステップS94)。制御部11は、司法書士支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
登記を支援する処理は、登記に関する業務の実行を依頼する情報を司法書士端末8に送信する処理を含むことが好ましい。これにより、支援装置1は、司法書士に業務の実行を依頼する手続きを支援できる。
<支援システムSの使用例>
本実施形態における支援システムSの使用例を説明する。
〔不動産の情報を入力〕
不動産の売主は、売主端末2を介して支援装置1にログインする。売主は、売却を希望する不動産の情報を、売主端末2を介して支援装置1に送信する。支援装置1は、売主端末2から不動産の情報を受信し、記憶部13に格納する。
〔査定額を入力〕
不動産の売主側仲介者は、売主側仲介者端末3を介して支援装置1にログインする。売主側仲介者は、売主側仲介者端末3が支援装置1から受信した不動産の情報を用いて、当該不動産を査定し、査定額を決める。売主側仲介者は、売主側仲介者端末3を介して支援装置1に査定額を送信する。支援装置1は、売主側仲介者端末3から査定額を受信し、売却条件テーブル131に格納する。
〔仲介者を選択〕
売主は、売主端末2を介して支援装置1にログインする。支援装置1は、売却条件テーブル131に格納されている複数の査定額を売主端末2に送信する。売主は、売主端末2を介して査定額を受信する。売主は、査定額を送信した売主側仲介者から不動産の売却の仲介を依頼する売主側仲介者を選択する。売主は、どの売主側仲介者に不動産の売却の仲介を依頼するかの仲介者選択情報を、売主端末2を介して支援装置1に送信する。支援装置1は、売主端末2から仲介者選択情報を受信し、記憶部13に格納する。
〔媒介契約を支援〕
売主側仲介者は、売主側仲介者端末3を介して支援装置1にログインする。支援装置1は、媒介契約の契約書を出力可能な情報を売主側仲介者端末3に送信する。売主側仲介者は、当該情報を用いて媒介契約の契約書を出力し、売主と媒介契約を締結する。
〔広告作成を支援〕
支援装置1は、不動産の情報を含む広告作成を支援可能な情報を売主側仲介者端末3に送信する。売主側仲介者は、当該情報を用いて広告を作成する。
〔購入条件を入力〕
不動産の買主は、買主端末4を介して支援装置1にログインする。買主は、購入を希望する不動産の購入条件を、買主端末4を介して支援装置1に送信する。支援装置1は、買主端末4から購入条件を受信する。支援装置1は、売却条件テーブル131に格納された売却条件と購入条件とに基づいて、推奨不動産情報を買主端末4に送信する。
〔不動産の内見を行う〕
買主は、買主端末4を介して支援装置1にログインする。買主は、買主端末4を介して内見依頼情報を支援装置1に送信する。支援装置1は、内見依頼情報を受信し、記憶部13に格納する。
売主は、売主端末2を介して支援装置1にログインする。売主は、売主端末2を介して内見依頼情報を支援装置1から受信する。売主は、内見日における内見を承諾する情報を、売主端末2を介して支援装置1に送信する。
買主は、買主端末4を介して支援装置1にログインする。買主は、買主端末4を介して内見を承諾する情報を支援装置1から受信する。買主は、内見を行う。
〔購入依頼を入力〕
買主は、推奨不動産情報に基づいて購入を希望する不動産を選択し、当該不動産の購入依頼を、買主端末4を介して支援装置1に送信する。支援装置1は、買主端末4から購入依頼を受信し、購入依頼に基づく売買契約情報を売買契約テーブル132に格納する。支援装置1は、信託者に手付金を預ける入金日の入力を求める情報を買主端末4に送信する、買主は、買主端末4を介して入金日を支援装置1に送信する。支援装置1は、入金日を受信し、記憶部13に格納する。
〔手付金入金を確認〕
信託者は、信託者端末6を介して支援装置1にログインする。支援装置1は、入金日を信託者端末6に送信する。信託者は、信託者端末6を介して入金日を受信し、手付金の入金を確認する。
〔契約日通知及び重説〕
売主は、売主端末2を介して支援装置1にログインする。支援装置1は、売買契約上の重要な事項を説明(重説)に関する情報を売主端末2に送信する。売主は、重説の情報を、売主端末2を介して支援装置1から受信する。売主は、重説を確認したことの情報を、売主端末2を介して支援装置1に送信する。支援装置1は、当該情報を受信し、記憶部13に格納する。
支援装置1は、売買契約を行う契約日を売主端末2に送信する。売主は、契約日を、売主端末2を介して支援装置1から受信する。売主は、契約日を確認したことの情報を、売主端末2を介して支援装置1に送信する。支援装置1は、当該情報を受信し、記憶部13に格納する。
買主は、買主端末4を介して支援装置1にログインする。支援装置1は、売買契約を行う契約日を買主端末4に送信する。買主は、契約日を、買主端末4を介して支援装置1から受信する。買主は、契約日を確認したことの情報を、買主端末4を介して支援装置1に送信する。支援装置1は、当該情報を受信し、記憶部13に格納する。
〔売買契約を締結〕
買主は、売買契約の締結に関する情報を、買主端末4を介して支援装置1から受信する。買主は、売買契約を締結し、売買契約を締結したことの情報を、買主端末4を介して支援装置1に送信する。支援装置1は、当該情報を受信し、記憶部13に格納する。
〔借入金の借入〕
買主は、借入金の借り入れの審査に用いられる買主の情報を、買主端末4を介して支援装置1に送信する。支援装置1は、当該情報を受信し、記憶部13に格納する。
金融機関は、金融機関端末7を介して支援装置1にログインする。支援装置1は、買主の情報を金融機関端末7に送信する。金融機関は、金融機関端末7を介して買主の情報を受信する。金融機関は、借入金の貸付に関する借入条件を、金融機関端末7を介して支援装置1に送信する。支援装置1は、借入条件を受信し、借入条件テーブル133に格納する。
買主は、買主端末4を介して支援装置1にログインする。支援装置1は、借入条件を買主端末4に送信する。買主は、買主端末4を介して借入条件を受信する。買主は、どの金融機関から借り入れするかの金融機関選択情報を、買主端末4を介して支援装置1に送信する。支援装置1は、当該情報を受信し、記憶部13に格納する。
金融機関は、金融機関端末7を介して支援装置1にログインする。金融機関選択情報によって選択された金融機関は、金融機関端末7を介して支援装置1から選択されたことの情報を受信する。そして、金融機関は、買主と金融機関との間で金銭消費貸借契約及び抵当権設定契約を締結して、買主への借入金の貸付を行う。
〔購入代金の入金〕
買主は、買主端末4を介して支援装置1にログインする。買主は、購入代金の入金に関する情報を、買主端末4を介して支援装置1に送信する。支援装置1は、当該情報を受信し、記憶部13に格納する。買主は、不動産の鍵を受け取ったことの情報を、買主端末4を介して支援装置1に送信する。支援装置1は、当該情報を受信し、記憶部13に格納する。
売主は、売主端末2を介して支援装置1にログインする。支援装置1は、買主が鍵を受け取ったことの情報を売主端末2に送信する。売主は、当該情報を、売主端末2を介して支援装置1から受信する。
〔所有権移転登記及び抵当権設定登記〕
司法書士は、司法書士端末8を介して支援装置1にログインする。支援装置1は、所有権移転登記及び抵当権設定登記に関する業務を依頼する登記依頼情報を司法書士端末8に送信する。司法書士は、司法書士端末8を介して登記依頼情報を受信し、所有権移転登記及び抵当権設定登記に関する業務を行う。
実施形態及び使用例において示すとおり、実施形態の支援装置1によれば、不動産の売買が含む、手付金の信託、売買契約、手付金の送金、不動産の情報及び買主の情報の送信、借入条件の受信、借入条件を参照した金融機関の選択、金銭消費貸借契約及び抵当権設定契約の締結、並びに、所有権移転登記及び抵当権設定登記を含む一連の手続きが、支援装置1においてワンストップで支援される。
これにより、売却条件、購入条件、購入代金、契約日、売買に関する一連の手続きの進捗状況等によって例示される不動産の売買に関する情報が、売買の関係者の間で適切に共有される。したがって、支援装置1は、不動産の売買が含む一連の手続きが滞りなく行われるよう支援できる。
したがって、実施形態の支援装置1によれば、不動産の売買が含む一連の手続きがワンストップで滞りなく行われるよう支援できる。
なお、本発明の思想の範疇において、当業者であれば各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。例えば、前述の実施の形態に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除若しくは設計変更を行ったもの、又は、工程の追加、省略若しくは条件変更を行ったものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含まれる。
S 支援システム
1 支援装置
11 制御部
111 手付金信託支援部
112 売買契約支援部
113 手付金送金支援部
114 情報送信部
115 借入条件受信部
116 金融機関選択情報受信部
117 金消契約等支援部
118 登記支援部
119 不動産情報送信部
120 査定額受信部
121 仲介者選択情報受信部
122 推奨不動産情報提供部
123 判別部
13 記憶部
131 売却条件テーブル
132 売買契約テーブル
133 借入条件テーブル
14 通信部
2 売主端末
3 売主側仲介者端末
4 買主端末
5 買主側仲介者端末
6 信託者端末
7 金融機関端末
8 司法書士端末
N ネットワーク

Claims (3)

  1. 不動産の買主が前記不動産を購入する購入代金のうちの手付金を信託者に預けることを支援可能な手付金信託支援部と、
    前記買主と前記不動産の売主との間で前記不動産の売買契約を締結することを支援可能な売買契約支援部と、
    前記売買契約を締結した場合に前記手付金の少なくとも一部の前記信託者から前記売主への送金を支援可能な手付金送金支援部と、
    前記不動産の情報及び前記買主の情報を複数の金融機関に送信可能な情報送信部と、
    前記複数の金融機関から、前記購入代金の少なくとも一部である借入金の借入条件を受信可能な借入条件受信部と、
    前記借入条件を参照して前記複数の金融機関のうちどの金融機関から借り入れするかの金融機関選択情報を前記買主から受信可能な金融機関選択情報受信部と、
    前記買主と前記買主が選択した金融機関との間での金銭消費貸借契約及び抵当権設定契約を締結することを支援可能な金消契約等支援部と、
    前記手付金と任意に前記借入金とを用いて前記購入代金が前記売主に支払われたことに応じて前記売買契約に基づく前記不動産の所有権移転登記と前記抵当権設定契約に基づく抵当権設定登記とを支援可能な登記支援部と、
    を備える、不動産売買の支援装置。
  2. 複数の仲介者に前記売主が売却を希望する不動産の情報を送信可能な不動産情報送信部と、
    前記仲介者から前記不動産の情報に基づく前記不動産の査定額を受信可能な査定額受信部と、
    前記査定額を参照して前記複数の仲介者のうちどの仲介者に前記不動産の売却の仲介を依頼するかの仲介者選択情報を前記売主から受信可能な仲介者選択情報受信部と、
    をさらに備え、
    前記売買契約支援部は、前記売主が選択した前記仲介者を介して前記買主と前記売主との間で前記不動産の売買契約を締結可能である、請求項1に記載の支援装置。
  3. 前記買主が購入を希望する不動産の購入条件と前記売主が売却を希望する不動産の売却条件とに基づいて購入を推奨する推奨不動産の情報を前記買主及び/又は前記買主の仲介者に提供可能な推奨不動産情報提供部をさらに備える、請求項1又は2に記載の支援装置。
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