JP2023071124A - 自転車用ペダルの踏み面調整スペーサ - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの足やシューズを傷めることなくソールが踏力受け面にフィットし、かつ滑り止め効果の高い自転車用ペダルの踏み面調整スペーサを提供する。【解決手段】自転車用ペダル本体に脱着可能なスペーサであって、スペーサ(1a,1b)は、デッキ面からの高さ調整用の弾性材(2a,2b)を備え、弾性材に踏み込み力が加わることにより、踏み込み力に応じて厚さ方向に押し下げられ、ペダル本体7に取付けられたスタッドピン(3a,3b)の先端が、スペーサ(1a,1b)から、より露出することを特徴とする。脱着式スペーサに十分な厚みと弾力性があり、踏力受け面を押し下げ変形して薄くなれば、ペダルに足を載せていない状態において、スペーサがスタッドピン(3a,3b)の露出部分の大半を覆い隠して保護し、ペダルに足を載せた状態において、スタッドピンが突出して滑り止め効果を発揮するようにする。【選択図】図1

Description

本発明は、デッキ面(踏み面)が靴底に沿うように、高さ調節用の脱着式スペーサを備える自転車用ペダルの踏み面調整スペーサに関するものである。
自転車用ペダルには、脱着式スペーサを用いてデッキ面が靴底に沿うように調節可能なものがある。一般的には脱着式スペーサはペダル本体と同様の素材でできており、弾力性を有し変形したりはしない。
これは、自転車用のペダルである以上、駆動力の発生源は使用者の脚力であるため、ペダルの踏力受け面が変形すると、ペダルを踏み込む力が散逸し、駆動力の損失を生むと考えられるからである。したがって、デッキ面からの高さ調整のためのスペーサは、弾性材で作製されないことが一般である。
自転車用ペダルに、スペーサを取り付けて踏力受け面の角度調整を行う技術としては、自転車用ペダルのカント調整機構が知られている(特許文献1を参照)。これは、上面と下面に角度が設けられたスペーサをペダルに固定することで、カント調整を可能にしたものである。しかしながら、特許文献1のスペーサは、角度調整は可能であるが、弾性材を用いるものではなく、滑り止めの効果が得られないという問題がある。
自転車用ペダルに、弾性材を用いたスペーサを取り付ける技術としては、ペダルと、靴の踵との当接部分に弾性材を設ける自転車用ペダルカバーが知られている(特許文献2を参照)。これは、ペダルの周囲を、弾力性を有する柔軟な材料で覆うことにより、踵の高い靴を履いていても、踵を傷つけることなく使用できるものである。
しかしながら、特許文献2の自転車用ペダルカバーは、ペダルの周囲全体を、弾力性を有する柔軟な材料で覆うに過ぎないため、使用時に、ペダルの踏力受け面が変形し、ペダルを踏み込む力が散逸し、駆動力の損失を生むという問題がある。
また、デッキ面の滑り止め効果を強化する技術としては、デッキ面にスタッドピンが設けられたペダルが知られている。これは、本体に設けられた雌螺子部にボルトを螺合することでスタッドピンを形成するものである。この場合、高さ調整のためのスペーサは、スタッドピンを用いてペダル本体に組付け固定することができる。類似の技術としては、例えば、ペダル本体の表面に突出部を形成した自転車用ペダルの滑り止め装置などが知られている(例えば、特許文献3を参照。)。
このような、デッキ面にスタッドピンが設けられたペダルでは、スタッドピンのデッキ面からの突き出し高さが高いものほど滑り止め効果も高く、オフロード走行を前提としたマウンテンバイクでの走行に使用されるものの中にはピンの突き出し高さが5mmを超えるものもある。
しかしながら、スタッドピンは滑り止め効果を発揮する一方で、シューズのソールを傷めたり、ペダルから足を踏み外した際に脚を傷つけたりするという問題がある。
特開2010-162964号公報 実全昭57-133488公報 実全昭59-022088号公報
かかる状況に鑑みて、本発明は、ユーザの足やシューズを傷めることなくソールが踏力受け面にフィットし、かつ滑り止め効果の高い自転車用ペダルの踏み面調整スペーサを提供することを目的とする。
上記課題を解決すべく、本発明の自転車用ペダルの踏み面調整スペーサは、自転車用ペダル本体に脱着可能なスペーサであって、スペーサは、デッキ面からの高さ調整用の弾性材を備え、弾性材に踏み込み力が加わることにより、踏力受け面が踏み込み力に応じて厚さ方向に押し下げられ、ペダル本体に取付けられたスタッドピンの先端が、踏力受け面から、より露出することを特徴とする。
脱着式スペーサに十分な厚みと弾力性があり、踏力受け面を押し下げ、変形して薄くなれば、ペダルに足を載せていない状態において、スペーサがスタッドピンの露出部分の大半を覆い隠して保護し、ペダルに足を載せた状態において、スタッドピンが突出して滑り止め効果を発揮することが可能になる。
本明細書では、デッキ面とは、スペーサを取り付けていないペダル本体において、使用時にユーザの足を当接させる面を指している。また、踏力受け面とは、ペダル本体にスペーサを取り付けた場合に、ユーザの足が当接し、ユーザの足による踏力を受けて上下に可動又は変形する面を指す。
本発明の自転車用ペダルの踏み面調整スペーサにおける弾性材は、シリコーンフォーム、EVA(Ethylene-Vinyl Acetate)フォーム、ポリウレタンフォーム、ポリスチレンフォーム、ポリエチレンフォーム、及び、発砲ゴムの何れか又は組合せであることが好ましい。また、スペーサは、弾性材と硬質性の芯材が一体成型されていることでも構わない。
本発明の自転車用ペダルの踏み面調整スペーサにおいて、スペーサは、弾性材と硬質性部材とから構成され、弾性材が巻きバネ又は板バネで上下可動であってもよい。硬質性部材自体が弾性力を有していなくても、上下可動する巻きバネや板バネのバネ部材と連動して上下可動させることができるため、スペーサは、バネ部材と硬質性部材とから構成されるものでも、踏力受け面を押し下げられるのである。ここで、巻きバネの長手方向はペダル本体の厚さ方向と重なる。
本発明の自転車用ペダルの踏み面調整スペーサにおける弾性材は、ペダル本体の前後に分割し、かつ、ペダル本体の上下に分割され、少なくとも4つに分割されるものであってもよい。これにより、ペダル本体とその回転軸に対して、4つの領域にスペーサが分割されて配置されることができる。
本発明の自転車用ペダルの踏み面調整スペーサにおける弾性材は、硬質性部材に曲げ加工が施され、弾性が付与された硬質性バネ部材であり、ペダル本体の上下を挟むようにコ字状に、前記ペダル本体の前後に1つずつ設けられ、硬質性バネ部材が上下可動であることでもよい。硬質性バネ部材を用いることにより、より少ない部材で滑り止めやソールにフィットさせるスペーサを実現できる。
本発明の自転車用ペダルの踏み面調整スペーサにおける弾性材は、スタッドピンを挿通する第1貫通孔と、留め具を挿通する第2貫通孔が形成され、留め具を用いてペダル本体に取り付けられることでもよい。第1貫通孔と第2貫通孔は、複数の孔が開いているものでよく、必要な強度に応じて、スタッドピンや留め具の本数を自由に設計することでよい。
本発明の自転車用ペダルの踏み面調整スペーサにおける踏力受け面は、弾性材に踏み込み力が無くなると、スタッドピンの先端の元の露出位置まで厚さ方向に押し上げられる。このように、踏み込み力によって変形した厚みに生ずる元の踏力受け面の位置に戻そうとする弾性力が働き、スタッドピンの先端の元の露出位置まで押し上げられる。ユーザが足を載せて踏み込むと、弾性材の上面側(踏力受け面)が下方に押し下げられ、スタッドピンが露出し、踏み込み時の滑り止め効果が向上するが、一方で、ペダルから足を外したりした場合には、弾性材の弾性力により、踏力受け面が押し上げられソール等を傷めることなく安全に使用できることになる。
本発明の自転車用ペダルの踏み面調整スペーサによれば、ユーザの足やシューズを傷めることなくソールが踏力受け面にフィットし、弾性材に踏み込み力が加わることにより、踏み込み力に応じて踏力受け面を厚さ方向に押し下げられるといった効果がある。また、ペダル本体に取付けられたスタッドピンの先端が、スペーサからより露出することにより、滑り止め効果が高められるといった効果がある。
実施例1の自転車用ペダルの外観斜視図 実施例1の自転車用ペダルの説明図 踏み込み前のスペーサのイメージ図 実施例1の自転車用スペーサの説明図(1) 実施例1の自転車用スペーサの説明図(2) 踏み込み後のスペーサのイメージ図 実施例2のスペーサの説明図 実施例3の自転車用ペダルの外観斜視図 実施例3の自転車用ペダルの分解イメージ図 実施例4の自転車用ペダルの外観斜視図 実施例4の自転車用ペダルの分解イメージ図 実施例5の自転車用ペダルの外観斜視図 実施例5の自転車用ペダルの分解イメージ図
以下、本発明の実施形態の一例を、図面を参照しながら詳細に説明していく。なお、本発明の範囲は、以下の実施例や図示例に限定されるものではなく、幾多の変更及び変形が可能である。
図1は、実施例1の自転車用ペダルの外観斜視図を示している。図1に示すように、自転車用ペダル1は、ペダル本体7と、2つのスペーサ1aと、2つのスペーサ1bで構成される。すなわち、ペダル本体7の上面側の前方に1つのスペーサ1aが設けられ、後方に1つのスペーサ1bが設けられる。また、ペダル本体7の下面側の前方に1つのスペーサ1bが設けられ、後方に1つのスペーサ1aが設けられる。したがって、ペダル本体7が180°回転しても常に、ペダル本体7の上面側の前方にスペーサ1aが設けられ、後方にスペーサ1bが設けられることとなる。なお、ここでの上面又は下面とは、あくまでも説明の便宜上のものであり、使用の際に上下が限定されるものではない。
スペーサ1aは、弾性材2a、スタッドピン(3a,3b)及び留め具4から成る。また、スペーサ1bは、弾性材2b、スタッドピン(3a,3b)及び留め具4から成る。弾性材(2a,2b)は、耐候性、耐摩耗性及び耐衝撃性に優れた素材が用いられ、本実施例では、シリコーンフォームが用いられているが、例えば、発泡ゴム、EVAフォームなどを用いてもよい。スタッドピン3aは、頭部が設けられた雄螺子であり、スタッドピン3bは、頭部が設けられない雄螺子である。スタッドピン(3a,3b)が設けられることにより、デッキ面又は踏力受け面の滑り止め効果が強化され、悪路走行にも使用可能である。
図2は、実施例1の自転車用ペダルの説明図を示している。図2に示すように、弾性材2aには、貫通孔8aが5つ、貫通孔8bが2つ設けられている。また、弾性材2bには、貫通孔8aが4つ、貫通孔8bが2つ設けられている。ペダル本体7の上面側には、貫通孔(8a,8b)の数に合わせて、対応する数の雌螺子部8cが設けられている。
ペダル本体7に弾性材2aを取り付ける際には、留め具4を貫通孔8bに挿通した後、雌螺子部8cに螺合する。スタッドピン3bは、ペダル本体7の上面側から取り付けるものであり、貫通孔8aに挿通した上で、雌螺子部8cに螺合する。また、スタッドピン3aは、ペダル本体7の下面側から取り付けるものであり、雌螺子部8cに螺合した上で、貫通孔8aに挿通する。弾性材2bについても、弾性材2aと同様の手順で、ペダル本体7に取り付ける。なお、ペダル本体7の下面側に設けられるスペーサ(1a,1b)の取り付け方についても同様である。このように、スペーサ(1a,1b)は、一般的に入手可能な工具で比較的簡単に脱着でき、取り換えが容易な構造である。
図3は、踏み込み前のスペーサのイメージ図を示している。図3に示すように、スペーサ(1a,1b)において、留め具4は、弾性材(2a,2b)の貫通孔8bに挿通された上で、雌螺子部8cに奥深く螺合されており、弾性材(2a,2b)から露出していない。これに対して、スタッドピン(3a,3b)の先端部は、弾性材(2a,2b)から、やや露出している。しかしながら、弾性材(2a,2b)は、スタッドピン(3a,3b)と略同等の高さを有しているため、ペダル本体7に足を載せていない状態では、弾性材(2a,2b)がスタッドピン(3a,3b)の露出部分の大半を覆い隠して保護し、シューズのソールを傷めたり、ペダルから足を踏み外した際に脚を傷つけたりするといった問題が生じにくい構造である。
図4は、実施例1のスペーサの説明図を示している。図4に示すように、自転車用ペダル1を使用する際には、ペダル本体7にスペーサ(1a,1b)を取り付けた状態でユーザの足を載せて使用する。前述のように、スペーサ(1a,1b)を構成する弾性材(2a,2b)は、シリコーンフォームで形成されているため、シューズ9のソール形状に追従して変形し、上質な使用感や、滑り止め性能が得られる。
図5は、実施例1のスペーサの説明図であり、(1)は踏み込み前、(2)は踏み込み時のスペーサのイメージ図を示している。図5(1)に示すように、弾性材2の表面上にユーザの足が載せられていない状態では、スタッドピン3は、弾性材2により露出部分の大部分が覆い隠されている。これに対して、ユーザの足を弾性材2の表面上に載せたり、更にペダルを踏み込んだりすると、図5(2)に示すように、シューズ9のソールが、踏力受け面10を押し下げ、スタッドピン3の先端がより大きく露出することになる。したがって、ユーザがペダルを漕ぐ際に、自然とスタッドピン3による滑り止め効果が向上することになる。また、ペダルから足を外すと、図5(1)に示すように、スタッドピン3の露出部分が覆い隠され、ソール等を傷めることなく安全に使用できる。
図6は、踏み込み後のスペーサのイメージ図を示している。図6に示すように、自転車用ペダル1に、ユーザの足が載せられ、ペダルが踏み込まれると、前述のように、シューズ9のソールが、弾性材(2a,2b)を押し下げ、スタッドピン(3a,3b)の先端がより大きく露出する。また、ペダルから足を外すと、図3に示すように、スタッドピン(3a,3b)の露出部分が覆い隠され、ソール等を傷めることなく安全に使用できる。
図7は、実施例2のスペーサの説明図であり、(1)は芯材取付イメージ図、(2)は分解イメージ図を示している。図7(1)に示すように、実施例2のスペーサを構成する弾性材(20a,20b)には、金属製の芯材(5a,5b)が埋設されている。弾性材(20a,20b)は、実施例1のスペーサと同様に、シリコーンフォームで形成されているが、金属製の芯材(5a,5b)が埋設されることにより、厚さ方向の変形を阻害しない範囲で堅牢な組付け強度を持たせることができる。
図示しないが、弾性材(20a,20b)の底部には、芯材(5a,5b)を埋設するための凹部が設けられており、図7(2)に示すように、弾性材(20a,20b)の下方から当該凹部に芯材(5a,5b)を嵌め込んで取り付ける。かかる方法と異なり、例えば、弾性材(20a,20b)と芯材(5a,5b)を一体成型することでもよい。
図8は、実施例3の自転車用ペダルの外観斜視図を示している。図8に示すように、実施例3の自転車用ペダル11は、ペダル本体7aと、2つのスペーサ11aと、2つのスペーサ11bで構成される。すなわち、ペダル本体7aの上面側の前方に1つのスペーサ11aが設けられ、後方に1つのスペーサ11bが設けられる。また、ペダル本体7aの下面側の前方に1つのスペーサ11bが設けられ、後方に1つのスペーサ11aが設けられる。したがって、ペダル本体7aが180°回転しても常に、ペダル本体7aの上面側の前方にスペーサ11aが設けられ、後方にスペーサ11bが設けられることとなる。スペーサ11aは、硬質性部材21a、スタッドピン(3a,3b)、留め具4及び巻きバネ6aから成る。また、スペーサ11bは、硬質性部材21b、スタッドピン(3a,3b)、留め具4及び巻きバネ6aから成る。硬質性部材(21a,21b)は、硬質の金属製で形成されており、それ自体の弾性力は低いが、巻きバネ6aが設けられることにより、上方からの負荷に応じて硬質性部材(21a,21b)が上下可動できる。
図9は、実施例3の自転車用ペダルの分解イメージ図を示している。図9に示すように、硬質性部材21aには、貫通孔8aが4つ、貫通孔8bが2つ設けられている。また、硬質性部材21bには、貫通孔8aが3つ、貫通孔8bが2つ設けられている。硬質性部材21aとペダル本体7aの間には、4つの巻きバネ6aが配置されている。また、硬質性部材21bとペダル本体7aの間には、3つの巻きバネ6aが配置されている。ペダル本体7aの上面側には、貫通孔(8a,8b)の数に合わせて、対応する数の雌螺子部8cが設けられている。また、雌螺子部8c以外に、ペダル本体7aの前後に1つずつ雌螺子部8dが設けられている。
ペダル本体7aに硬質性部材21aを取り付ける際には、まずスタッドピン3aを取り付ける。スタッドピン3aは、ペダル本体7aの下面側から雌螺子部8cに螺合した上で、巻きバネ6a及び貫通孔8aに、順に挿通する。その後、ペダル本体7aの上面側から、留め具4を貫通孔8bに挿通した後、雌螺子部8cに螺合する。硬質性部材21bについても、硬質性部材21aと同様の手順で、ペダル本体7aに取り付ける。また、スタッドピン3bは、雌螺子部8dに螺合して取り付ける。なお、ペダル本体7aの下面側に設けられるスペーサ(11a,11b)の取り付け方についても同様である。
実施例3の自転車用ペダル11では、ユーザが足を載せて踏み込むと、硬質性部材(21a,21b)が下方に押し下げられ、スタッドピン3aが露出する。これにより、踏み込み時の滑り止め効果が向上し、また踏み込む力を緩めたり、ペダルから足を外したりした場合には、巻きバネ6aの弾性力により、硬質性部材(21a,21b)が押し上げられ、ソール等を傷めることなく安全に使用できる。また、硬質性部材(21a,21b)の上下動によらず、スタッドピン3bは、先端部が露出した状態となっている。これは、ユーザの足をペダル上から外側に滑り落ちにくくする機能を有している。
図10は、実施例4の自転車用ペダルの外観斜視図を示している。図10に示すように、実施例4の自転車用ペダル12は、ペダル本体7aと、2つのスペーサ12aと、2つのスペーサ12bで構成される。すなわち、ペダル本体7aの上面側の前方に1つのスペーサ12aが設けられ、後方に1つのスペーサ12bが設けられる。また、ペダル本体7aの下面側の前方に1つのスペーサ12bが設けられ、後方に1つのスペーサ12aが設けられる。したがって、ペダル本体7aが180°回転しても常に、ペダル本体7aの上面側の前方にスペーサ12aが設けられ、後方にスペーサ12bが設けられることとなる。
スペーサ12aは、硬質性部材21a、スタッドピン(3a,3b)、留め具4及び板バネ6bから成る。また、スペーサ11bは、硬質性部材21b、スタッドピン(3a,3b)、留め具4及び板バネ(6b,6c)から成る。硬質性部材(21a,21b)は、硬質性の金属製で形成されており、それ自体の弾性力は低いが、板バネ6bが設けられることにより、上方からの負荷に応じて硬質性部材(21a,21b)が上下可動する。
図11は、実施例4の自転車用ペダルの分解イメージ図を示している。図11に示すように、硬質性部材21aには、貫通孔8aが4つ、貫通孔8bが2つ設けられている。また、硬質性部材21bには、貫通孔8aが3つ、貫通孔8bが2つ設けられている。このように、硬質性部材(21a,21b)の構造は、実施例3と同様である。硬質性部材21aとペダル本体7aの間には、2つの板バネ6bが配置されている。また、硬質性部材21bとペダル本体7aの間には、1つの板バネ6bと、1つの板バネ6cが配置されている。板バネ6bには、2つの貫通孔8eと1つの貫通孔8fが設けられている。これに対して、板バネ6cには、1つの貫通孔8eと1つの貫通孔8fが設けられている。ペダル本体7aの上面側には、貫通孔(8a,8b)の数に合わせて、対応する数の雌螺子部8cが設けられている。また、実施例3と同様に、雌螺子部8c以外に、ペダル本体7aの外側には、前後に1つずつ雌螺子部8dが設けられている。ペダル本体7aの下面側も同様の構造である。
ペダル本体7aに硬質性部材21aを取り付ける際には、まずスタッドピン3aを取り付ける。スタッドピン3aは、ペダル本体7aの下面側から雌螺子部8cに螺合した上で、板バネ6bの貫通孔8e及び貫通孔8aに、順に挿通する。その後、ペダル本体7aの上面側から、留め具4を貫通孔8b、板バネ6bの貫通孔8fに挿通した後、雌螺子部8cに螺合する。硬質性部材21bについても、硬質性部材21aと同様の手順で、ペダル本体7aに取り付ける。また、スタッドピン3bは、雌螺子部8dに螺合して取り付ける。なお、ペダル本体7aの下面側に設けられるスペーサ(12a,12b)の取り付け方についても同様である。
実施例4の自転車用ペダル12では、ユーザが足を載せて踏み込むと、硬質性部材(21a,21b)が下方に押し下げられ、スタッドピン3aが露出する。これにより、踏み込み時の滑り止め効果が向上し、また踏み込む力を緩めたり、ペダルから足を外したりした場合には、板バネ6bの弾性力により、硬質性部材(21a,21b)が押し上げられ、ソール等を傷めることなく安全に使用できる。また、硬質性部材(21a,21b)の上下動によらず、スタッドピン3bは、先端部が露出した状態となっている。これは、ユーザの足をペダル上から外側に滑り落ちにくくする機能を有している。
図12は、実施例5の自転車用ペダルの外観斜視図を示している。図12に示すように、実施例5の自転車用ペダル13は、ペダル本体7bと、コ字状のスペーサ(13a,13b)で構成される。すなわち、ペダル本体7bの前方の上下を挟むように、一方のスペーサ13aが設けられ、また、ペダル本体7bの後方の上下を挟むように、他方のスペーサ13bが設けられる。スペーサ13aとスペーサ13bは、何れも同じ構造を有しており、図12においては、スペーサ13bは、スペーサ13aをペダルの回転方向に180°回転させて、ペダル本体7bに取り付けられたことと同様である。スペーサ13aは、硬質性バネ部材22a、スタッドピン(3a,3b)及び留め具4から成る。また、スペーサ13bは、硬質性バネ部材22b、スタッドピン(3a,3b)及び留め具4から成る。
硬質性バネ部材(22a,22b)は、硬質性の金属で形成されており、ペダル本体7bの前方又は後方の上下を挟むようにコ字状に形成され、上方からの負荷に応じて硬質性バネ部材(22a,22b)の上面側が上下可動する。すなわち、硬質性バネ部材(22a,22b)は、それ自体が板バネの役割を果たす構造となっている。
図13は、実施例5の自転車用ペダルの分解イメージ図を示している。図13に示すように、硬質性バネ部材22aには、ペダル7b上面側に貫通孔8aが4つ設けられ、ペダル7b下面側に貫通孔8aが3つ設けられている。また、硬質性バネ部材22aの側部には、留め具4を挿通するための貫通孔8bが2つ設けられている。硬質性バネ部材22aと硬質性バネ部材22bは同じ構造を有しており、硬質性バネ部材22bは、硬質性バネ部材22aをペダルの回転方向に180°回転させて、ペダル本体7bの後方に取り付けられたことと同様である。したがって、硬質性バネ部材22bには、ペダル7b上面側に貫通孔8aが3つ設けられ、ペダル7b下面側に貫通孔8aが4つ設けられている。また、硬質性バネ部材22bの側部にも、留め具4を挿通するための貫通孔8bが2つ設けられている。
ペダル本体7bの上面側には、貫通孔8aの数に合わせて、対応する数の雌螺子部8cが設けられている。ペダル本体7bの下面側も同様である。ペダル本体7bの側部には、貫通孔8bの数に合わせて、対応する数の雌螺子部8cが設けられている。また、ペダル本体7bの上面外側には、前後に1つずつ雌螺子部8dが設けられている。ペダル本体7bの下面側も同様である。
ペダル本体7bに硬質性バネ部材22aを取り付ける際には、まず留め具4を用いてペダル本体7bに硬質性バネ部材22aを固定する。具体的には、留め具4を硬質性バネ部材22aに設けられた貫通孔8bに挿通した後、雌螺子部8cに螺合する。その後、スタッドピン3aを取り付ける。スタッドピン3aは、雌螺子部8cに螺合した後、硬質性バネ部材22aに設けられた貫通孔8aに挿通される。硬質性バネ部材22bについても、硬質性バネ部材22aと同様の手順で、ペダル本体7bに取り付ける。また、スタッドピン3bは、雌螺子部8dに螺合して取り付ける。
実施例5の自転車用ペダル13では、ユーザが足を載せて踏み込むと、硬質性バネ部材(22a,22b)の上面側が下方に押し下げられ、スタッドピン3aの先端部が、より露出する。これにより、踏み込み時の滑り止め効果が向上し、また踏み込む力を緩めたり、ペダルから足を外したりした場合には、硬質性バネ部材(22a,22b)自体の弾性力により、硬質性バネ部材(22a,22b)の上面側が押し上げられ、ソール等を傷めることなく安全に使用できる。留め具4は、貫通孔8bを通して、硬質性バネ部材(22a,22b)をペダル本体7bに固定する役割を果たすと共に、使用時においては、硬質性バネ部材(22a,22b)の支持部としての役割も果たす。
また、硬質性バネ部材(22a,22b)の上下動によらず、スタッドピン3bは、先端部が露出した状態となっている。これは、ユーザの足をペダル上から外側に滑り落ちにくくする機能を有している。
本発明は、自転車用のペダルに有用である。
1,11~13 自転車用ペダル
1a,1b,11a,11b,12a,12b,13a,13b スペーサ
2,2a,2b,20a,20b 弾性材
3,3a,3b スタッドピン
4 留め具
5a,5b 芯材
6a 巻きバネ
6b,6c 板バネ
7,7a,7b ペダル本体
8a,8b 貫通孔
8c,8d 雌螺子部
9 シューズ
10 踏力受け面
21a,21b 硬質性部材
22a,22b 硬質性バネ部材

Claims (9)

  1. 自転車用ペダル本体に脱着可能なスペーサであって、
    前記スペーサは、デッキ面からの高さ調整用の弾性材を備え、
    前記弾性材に踏み込み力が加わることにより、踏力受け面が前記踏み込み力に応じて厚さ方向に押し下げられ、ペダル本体に取付けられたスタッドピンの先端が、前記踏力受け面から、より露出することを特徴とする自転車用ペダルの踏み面調整スペーサ。
  2. 前記弾性材は、シリコーンフォーム、EVA(Ethylene-Vinyl Acetate)フォーム、ポリウレタンフォーム、ポリスチレンフォーム、ポリエチレンフォーム、及び、発砲ゴムの何れか又は組合せであることを特徴とする請求項1に記載の自転車用ペダルの踏み面調整スペーサ。
  3. 前記スペーサは、前記弾性材と硬質性の芯材が一体成型されていることを特徴とする請求項2に記載の自転車用ペダルの踏み面調整スペーサ。
  4. 前記スペーサは、前記弾性材と硬質性部材とから構成され、前記弾性材が巻きバネ又は板バネで上下可動であることを特徴とする請求項1に記載の自転車用ペダルの踏み面調整スペーサ。
  5. 前記弾性材は、前記ペダル本体の前後に分割し、かつ、前記ペダル本体の上下に分割されることを特徴とする請求項1~4の何れかに記載の自転車用ペダルの踏み面調整スペーサ。
  6. 前記弾性材は、硬質性部材に曲げ加工が施され、弾性が付与された硬質性バネ部材であり、
    前記ペダル本体の上下を挟むようにコ字状に、前記ペダル本体の前後に1つずつ設けられ、
    前記硬質性バネ部材が上下可動であることを特徴とする請求項1に記載の自転車用ペダルの踏み面調整スペーサ。
  7. 前記弾性材は、前記スタッドピンを挿通する第1貫通孔と、留め具を挿通する第2貫通孔が形成され、前記留め具を用いて前記ペダル本体に取り付けられることを特徴とする請求項1~6の何れかに記載の自転車用ペダルの踏み面調整スペーサ。
  8. 前記踏力受け面は、前記弾性材に踏み込み力が無くなると、前記スタッドピンの先端の元の露出位置まで厚さ方向に押し上げられることを特徴とする請求項1~7の何れかに記載の自転車用ペダルの踏み面調整スペーサ。
  9. 請求項1~8の何れかの自転車用ペダルの踏み面調整スペーサを備えた自転車用ペダル。
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