JP2013135702A - 靴底構造 - Google Patents

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博道 後藤
Atsushi Nakamura
篤史 仲村
Mitsuhiko Morimoto
光彦 森本
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Abstract

【課題】屈曲性を良くし、屈曲後の戻りをサポートして推進力を高め、歩行性に優れた靴底構造を提供する。
【解決手段】アウトソールの爪先部に隣接する踏付け部に内側から外側に少なくとも2本の外溝2、3を形成し、アウトソールの接足面側に積層されたミッドソール又はアウトソールの接足面側に前記2本の溝2,3の間に位置して少なくとも1本の内溝4を形成したことを特徴とする靴底構造。
【選択図】図1

Description

本発明は、スポーツシューズ、特にゴルフシューズに適用して好適な靴底構造に関する。
従来のスポーツシューズの一般的な靴底構造としては、クッション性の良い発泡樹脂から成るミッドソールと、耐磨耗性の良いゴムから成るアウトソールとをプレスして貼り合わせたコンプレッションソールと呼ばれるものが広く知られている。このような靴底構造では、靴底の厚みが増し、屈曲性が低下してしまうという欠点があった。
そこで、ミッドソールとアウトソールを積層した靴底構造において、靴底の屈曲性を良好にして歩行時に歩き易くするとともに、運動機能を充分発揮できるようにし、また保形性も良いものが開発された。これは、特許文献1(特開2001−57901)に記載されたように、アウトソールとして、爪先部と踏付け部の間、及び踏付部と不踏部との間に隙間が形成されるように前後方向に3分割したものを使用することにより、屈曲性を高めたものである。そして、このような隙間に凹溝を形成したものも開示されている。
ゴルフシューズの靴底構造の従来例としては、特許文献2(特開2001−224404)に記載のものが知られている。これも歩行時におけるソールの屈曲性に優れ、快適な歩行性を得ることを目的とするものである。
これは、図6に示すように、アウトソールとより柔軟なミッドソールとが積層され、底面に滑り止め突起が設けられたソールにおいて、アウトソールをソール本体の爪先部に存在する爪先部アウトソール100、踵部に存在する踵部アウトソール101、中央部内側に存在する中央部内側アウトソール102、及び中央部外側に存在する中央部外側アウトソール103に分割形成したものである。
爪先部アウトソール100と中央部内側アウトソール102及び中央部外側アウトソール103との間には柔軟なミッドソール200により溝201が形成されている。そのため、上記溝201によって歩行時におけるソール前側の屈曲性が良くなり、歩行時に爪先部アウトソール100によって地面を確実にとらえることができる。この場合、溝201の側端部201Aは、ソールの爪先側先端から30〜70mm離れた個所に位置することが望ましい。また、溝201の幅は5〜15mmとすることが適当である。さらに、本例では爪先部アウトソール100の幅方向ほぼ中央部に、ソール本体300のほぼ長手方向に沿って延びる溝202によって歩行時における爪先部アウトソール100の屈曲性が良くなり、歩行性がより向上している。また、中央部内側アウトソール102と中央部外側アウトソール103との間にも溝203が形成されている。さらに、アウトソールには、複数の滑り止め突起(金属鋲や茸状スタッド、ラバーポイント等)が設けてある。そして、ゴルフシューズとしての機能性の面から、アウトソールの材質の硬度は、JIS−A硬度で、60〜70が好ましいとされている。
さらに別のゴルフシューズの従来例としては、特許文献3(特開平8−214910)に記載のものが知られている。これは、発泡ウレタンや発泡EVA、発泡ラバー等の軟質材料で形成され、クッション性、屈曲性に優れるソール本体にスパイク鋲やスパイクピン取付ナットを保持する硬質ウレタン製の保持板を挿入した構造のものでは、接地面側に発泡材料が使用されているため、耐磨耗性、耐亀裂成長性等の耐久性の面で、接地面側に硬質素材(例えば硬質ウレタン)を用いたものに対して劣るとともに高級感も得られないという欠点を解消するものである。この従来例では、アウトソールを硬質樹脂で形成し、その硬度を、JIS−A硬度80〜99、またはショアD硬度45〜70とし、このようなアウトソールの踏み付け部の中央部に開口部を穿設し、開口部の外甲側と内甲側を架橋する桟を設けアウトソールの上面及び開口部に軟質樹脂からなるミッドソールを積層充填し一体化したものである。
特開2001−57901号公報 特開2001−224404号公報 特開平8−214910号公報
特許文献1ないし3に共通する「靴底の屈曲性」を良くすることは、本発明と同一目的であるが、これら従来例のいずれも、屈曲した後のアウトソールの戻り、すなわち歩行時の推進力を高め、さらに歩行性を良くしようとする工夫はなかった。
そこで、本発明は、靴底の屈曲性を向上させるとともに、屈曲後の戻る作用を高めて歩行時の推進力も得られる靴底構造を提供することを目的とするものである。
上述の目的を達成するため、本発明は、アウトソールの爪先部に隣接する踏付け部に内側から外側に少なくとも2本の外溝を形成し、アウトソールの接足面側に積層されたミッドソール又はアウトソールの接足面側に、前記2本の溝の間に位置する少なくとも1本の内溝を形成したものである。
本発明によれば、アウトソールの爪先部に隣接する踏付け部に内側から外側に少なくとも2本の外溝を形成し、アウトソールの接足面側に積層されたミッドソール又はアウトソールの接足面側に、前記2本の溝の間に位置する少なくとも1本の内溝を形成したので、外溝により靴底の屈曲性が良好になるとともに、内溝により屈曲後の戻り作用も強く働き、歩行時の推進力も備え、歩行性に優れたものとなる。特に、アウトソールに硬質な材料を用いた靴では、上述した作用、効果が得られる。
アウトソールの底面略図 アウトソールあるいはミッドソールの内面略図 図1のX−Y切断端図面 図4はミッドソールとインソールを備えた靴底の断面図 溝の幅と深さを説明する図 内溝の他の実施態様を示す断面図 内溝のさらに他の実施態様を示す断面図 従来例を示す底面図
以下に本発明の実施形態を図面を参照にして説明する。
図1は、アウトソール1の底面略図であり、この靴底がゴルフシューズに適用される場合は、図8と同様のスパイクや突起が形成される。スパイクは、金属鋲やソフトスパイクのいずれでもよい。(JIS−A)硬度70〜95程度とする。このアウトソール1は、先端側から爪先部、踏付け部、土踏まず部、踵部と呼ばれる部分からなり、踏付け部に体の内側から外側にかけて少なくとも2本の外溝2,3を形成してある。これらの外溝2、3は、3本以上形成することもできる。これらの外溝2,3の間に位置するように、アウトソール1の接足面側に少なくとも1本の内溝4を形成してある(図2参照)。
図2において、表面がアウトソール1の接足面側に積層されたミッドソール5であるとき、ミッドソール5の外周縁から立ち上がって巻き上げ部7を形成してある。この巻上げ部7に図示しない甲被部を接着して取付けるようになっている。
図3は、図1のX−Y切断端面図であり、アウトソール1の表面に形成された2つの外溝2、3の間隔sを10〜80mmとし、例えば靴のサイズ26cmの場合、sを45mmとし、アウトソール1の接足面側に形成された内溝4をこれら外溝2,3間の中間に形成した。しかし、これに限定されず、外溝2,3間の中間ではなく、外溝2,3のいずれかに寄っていてもよい。図3では、外溝2,3も内溝4も、同じアウトソール1の両面に形成したが、アウトソール1の接足面側に形成された内溝4とともに、アウトソール1に積層されたミッドソール5にも同様の内溝4を形成することもできる。すなわち、後述する図4において、外溝2,3の間に位置してアウトソールの接足面側に図3のような内溝4を形成することもできる。すなわち、2ヶの内溝4を形成することになる。
図4では、外溝2,3の断面形状を、図3のような三角形状ではなく、U字状としたものを示し、かつ内溝4をミッドソール5の接足面側にのみ形成したものを示す。この内溝4を2つの外溝2,3の中間位置に形成してある。なお、上述したように、アウトソール1にも内溝4を形成することもできる。ミッドソール5の接足面側にはインソール6を設けてある。
図5は、外溝2,3あるいは内溝4の開口幅wと深さdを説明するものであり、アウトソール1として硬度70〜95の硬質材料を用いた場合、外溝2,3の幅wは、2〜10mm、靴のサイズ26cmの場合、wを5mmとし、内溝4の幅は、2〜10mm、靴のサイズ26cmの場合、内溝幅を5mmとし、外溝2,3の深さdは、2〜10mm、靴のサイズ26cmの場合、dは5mmとし、内溝4の深さdは、2〜10mm、靴のサイズ26cmの場合、dを5mmとするのが好ましい。この場合、内溝4も硬質材料からなるアウトソール1に形成した。図4に示すような靴底構造では、アウトソール1を硬質材料、ミッドソール5をアウトソール1よりも軟らかい材料で形成した場合、外溝2,3のw=2〜10mm(26cmサイズで5mm)、d=2〜10mm(26cmサイズで5mm)、内溝4のw=2〜10mm(26cmサイズで5mm)とし、d=2〜10mm(26cmサイズで5mm)とすることが好ましい
図6は、内溝4の開口縁に内方へ突出する突条部4A,4Bを対向配置して形成したものを示し、外溝2,3の箇所で靴底が内側に屈曲した後、突条部4A、4Bがぶつかり、その反作用で屈曲した靴底を元に戻そうと作用し、歩行時の推進力を一層高めるものである。このような突条部4A、4Bが形成されていない図3及び図4の構造においても、歩行時に靴底が屈曲すると、内溝4が閉じ、このときの反動で屈曲した靴底を元に戻そうとする力が働き、推進力を高める。
図7は、歩行時の推進力を得るために、アウトソール1よりも復元力の強い、バネ性を備えた弾性材料4Cを内溝4内に充填した例を示すものである。歩行時に外溝2,3の箇所で靴底が屈曲すると、内溝4が閉じようとしてこの弾性材料4Cを縮小させるが、すぐに弾性材料4Cが復元して推進力に変換されることとなる。屈曲し易さは、外溝2,3の部分、溝なし部分、内溝4の部分の順に屈曲し易くなっている弾性材料4Cとしては、硬質の熱可塑性ポリウレタンが好適に用いられる。
なお、外溝2,3をへの字状に形成することにより、靴底の踏付け部は、外側から着地して内側の着地へ移動し、屈曲も外側から内側へ進行し、歩行をスムースに行える。また、外溝2,3の幅wは、外側から内側にかけて同一幅でも良いが、部分的に幅の広さに変化を持たせてもよい。
上述した靴底構造を備える靴の全体の屈曲強度は、4kgf〜30kgfの範囲内であり、外溝2,3は、拇指球に対応する位置の前後に配置されている。屈曲強度とは、靴の爪先部を固定した状態で踵を所定の角度まで屈曲させたときにかかる力を表すものである。また、ミッドソール5は、複数の層から形成されていてもよく、複数層で構成されたミッドソール5のいずれかの層に内溝4が形成されていてもよい。
1 アウトソール
2,3 外溝
4 内溝

Claims (5)

  1. アウトソールの爪先部に隣接する踏付け部に内側から外側に少なくとも2本の外溝を形成し、
    アウトソールの接足面側に積層されたミッドソール又はアウトソールの接足面側に、前記2本の溝の間に位置する少なくとも1本の内溝を形成したことを特徴とする靴底構造。
  2. 前記2本の外溝は、拇指球に対応する位置の前後に形成されることを特徴とする請求項1に記載の靴底構造。
  3. 前記2本の外溝は、途中から外側にかけて踵部側へ傾斜するようにへの字形状になるように形成してあることを特徴とする請求項1又は2に記載の靴底構造。
  4. 前記靴底構造を備える靴の屈曲強度が、4kgf〜30kgfの範囲内であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の靴底構造。
  5. 請求項1ないし4のいずれかの靴底構造をゴルフシューズに用いたことを特徴とする靴底構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018011769A (ja) * 2016-07-21 2018-01-25 株式会社 Akaishi 靴底、履物及び履物の靴底の変形方法
CN113645870A (zh) * 2019-01-29 2021-11-12 莱因哈特有限责任公司 一种鞋底装置

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