JP2023069924A - ラケット - Google Patents

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Kohei Mimura
陽介 山本
Yosuke Yamamoto
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Abstract

【課題】フェースの中心からずれた位置でボールが打撃された場合でも、高い弾道が得られうるラケットの提供。【解決手段】ラケットのグロメット8は、筒部100aを有する。この筒部100aは、ストリング10が通されるための貫通孔24aを有する。この貫通孔24aは、ベース側開口26a、側壁28a及び先端側開口30aを有する。非円形の先端側開口30aをフェースに垂直な仮想の分割面Sで、第一開口部31と、第一開口部31よりもフェースに平行な方向における長さが短い第二開口部32とに分割したとき、フェースに平行な方向における非円形の先端側開口30aの一端部P1から分割面Sに至るまで、フェースに垂直な方向における第一開口部31の内寸が漸次増加する。この筒部100aにおいて、ストリング10が、第一開口部31を通過し、かつベース側開口26aから先端側開口30aに至るまで側壁28aに当接する。【選択図】図5

Description

本開示は、テニス等に使用されるラケットに関する。
テニスラケットは、フレームとストリングとを有している。一般的に、テニスラケットでは、グロメットを介して孔にストリングが通されている。グロメットの形状に関する提案が、特開2015-217192公報に開示されている。
特開2015-217192号公報
テニスプレーヤーは、ラケットのフェースの中心でボールを打撃しようと努力する。しかし、テニスのプレーでは、中心からずれた位置での打撃が、頻繁に発生する。中心よりも下側(地面側)でボールが打撃されると、フェースの角度が変化することに起因して、小さな打ち出し角度でボールが飛行する。この打ち出し角度は、低い弾道を招来する。低い弾道のボールは、ネットを超えにくい。
本開示の目的は、フェースの中心からずれた位置でボールが打撃された場合でも、安定した弾道が得られうるラケットの提供にある。
本開示に係るラケットは、
(1)フレーム、
(2)このフレームに装着されかつ複数の筒部を有するグロメット、
及び
(3)フェースを形成するストリング
を有する。
それぞれの筒部が、ストリングが通されるための貫通孔を有する。この貫通孔が、ベース側開口、側壁及び先端側開口を有する。筒部の少なくとも1つが、非円形の先端側開口を有する。非円形の先端側開口をフェースに垂直な仮想の分割面で、第一開口部と、第一開口部よりもフェースに平行な方向における長さが短い第二開口部とに分割したとき、フェースに平行な方向における非円形の先端側開口の一端部から出発して分割面に至るまで、フェースに垂直な方向における第一開口部の内寸が漸次増加する。非円形の先端側開口を有する筒部において、ストリングが、第一開口部を通過し、かつベース側開口から先端側開口に至るまで側壁に当接する。
本開示に係るラケットでは、フェースの中心からずれた位置でボールが打撃された場合でも、安定した弾道が得られうる。
図1は、本開示の第一実施形態に係るラケットが示された正面図である。 図2は、図1のラケットの一部が示された拡大図である。 図3は、図1のラケットの一部が示された分解図である。 図4は、図3のラケットのグロメットの一部を示された拡大斜視図である。 図5(a)は図4のグロメットの一部を正面から見た拡大断面図であり、図5(b)は図5(a)のB-B線に沿った断面図であり、図5(c)は図5(b)の先端側開口の形状を説明するための図である。 図6(a)は図4のグロメットの一部を正面から見た拡大断面図であり、図6(b)は図6(a)のB-B線に沿った断面図である。 図7は、図1のラケットのトップ近傍を正面から見た拡大断面図である。 図8は、図1のラケットのトップ近傍をラケットの軸方向Yに見た図である。 図9は、図1のラケットがボールと共に示された正面図である。 図10(a)は、図9のラケットのトップ近傍を正面から見た拡大断面図であり、図10(b)は、フェースにボールが接触した際のストリングの動きを説明するための図である。 図11は、比較例1に係るグロメットを説明するための図である。 図12は、比較例2に係るグロメットを説明するための図である。 図13は、本開示の第二実施形態に係るラケットのグロメットの一部が示された図である。 図14は、図13のラケットにおけるフェースにボールが接触した際のストリングの動きを説明するための図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本開示が詳細に説明される。
(第一実施形態)
図1-3に、テニスラケット2が示されている。このテニスラケット2は、フレーム4、グリップ6、グロメット8及びストリング10を有している。このテニスラケット2は、硬式テニスに使用されうる。図面において、矢印Xはテニスラケット2の幅方向を表し、矢印Yはテニスラケット2の軸方向を表す。符号CLで示されているのは、中心線である。テニスラケット2は、中心線CLに対して対称な形状を有する。
フレーム4は、ヘッド12、2つのスロート14及びシャフト16を有している。ヘッド12は、フェース17(後に詳説)の輪郭を形成している。ヘッド12の正面形状は、略楕円である。楕円の長径方向は、テニスラケット2の軸方向Yと一致している。楕円の短径方向は、テニスラケット2の幅方向Xと一致している。それぞれのスロート14の一端は、ヘッド12と連続している。このスロート14は、他端の近傍で他のスロート14と合流している。スロート14は、ヘッド12から延びてシャフト16に至っている。シャフト16は、2つのスロート14が合流する箇所から延びている。シャフト16は、スロート14と連続的にかつ一体的に形成されている。ヘッド12のうち2つのスロート14に挟まれた部分は、ヨーク18である。ヘッド12が、楕円以外の形状を有してもよい。
このフレーム4は、パイプからなる。換言すれば、このフレーム4は中空である。このパイプの材質は、繊維強化樹脂である。この繊維強化樹脂のマトリクス樹脂は、熱硬化樹脂である。典型的な熱硬化樹脂は、エポキシ樹脂である。繊維強化樹脂の典型的な繊維は、カーボン繊維である。この繊維は、長繊維である。
グリップ6は、シャフト16に巻かれたテープによって形成されている。グリップ6は、テニスラケット2がスイングされたときの、プレーヤーの手とテニスラケット2とのスリップを抑制する。
図3に示されるように、このテニスラケット2は、第一グロメット8a、2つの第二グロメット8b及び第三グロメット8cを有している。それぞれのグロメット8は、ベース20と複数の筒部100とを有している。それぞれの筒部100は、ベース20と一体的に形成されている。このグロメット8の典型的な材質は、フレーム4よりも軟質な合成樹脂である。
図3において矢印A1で示されるように、第一グロメット8aは、ヘッド12のトップの近傍に装着される。この装着により、第一グロメット8aのそれぞれの筒部100が、ヘッド12に設けられた孔(図示されず)を貫通する。図3において矢印A2で示されるように、それぞれの第二グロメット8bは、ヘッド12のサイドに装着される。この装着により、第二グロメット8bのそれぞれの筒部100が、ヘッド12に設けられた孔(図示されず)を貫通する。図3において矢印A3で示されるように、第三グロメット8cは、ヨーク18に装着される。この装着により、第三グロメット8cのそれぞれの筒部100が、ヘッド12に設けられた孔(図示されず)を貫通する。
ストリング10は、ヘッド12に張られる。ストリング10は、幅方向X及び軸方向Yに沿って張られる。ストリング10のうち幅方向Xに沿って延在する部分は、横ストリング10aと称される。ストリング10のうち軸方向Yに沿って延在する部分は、縦ストリング10bと称される。複数の横ストリング10a及び複数の縦ストリング10bにより、フェース17(図1参照)が形成される。フェース17は、概してX-Y平面に沿っている。
図4は、図3のテニスラケット2のグロメット8の一部が示された拡大斜視図である。なお、符号CPで示されているのは、テニスラケット2の中心線CLを通過し、テニスラケット2の幅方向Xに垂直な面(以下、「基準面」と称する)である。テニスラケット2は、基準面CPに対して対称な形状を有する。前述の通り、グロメット8は、ベース20と複数の筒部100とを有している。
筒部100は、ストリング10が通されるための貫通孔24(24a,24b)を有している。複数の筒部100は、貫通孔24aの断面形状が略三角形である複数の筒部100aと、貫通孔24bの断面形状が楕円である複数の筒部100bとを含む。
図5(a)は、筒部100aの軸を含む平面に沿った断面図である。図5(b)は、筒部100aの軸に垂直な平面に沿った断面図である。貫通孔24aは、ベース側開口26a、側壁28a及び先端側開口30aを有している。前述の通り、貫通孔24aの断面形状は、略三角形である。貫通孔24aは、ベース側開口26aから先端側開口30aに至るまで、合同な断面形状を有する。従って、先端側開口30aの形状は、略三角形である。
図5(a)及び5(b)には、ストリング10が二点鎖線で示されている。先端側開口30aを有する筒部100aにおいて、ベース側開口26aから略三角形の先端側開口30aに至るまで、ストリング10が側壁28aに当接する。
先端側開口30aの形状について、図5(c)を参照して更に詳しく説明する。図5(c)には、先端側開口30aを貫通孔24aの貫通方向に見たときの先端側開口30aの縁部が太実線で示されている。なお、貫通孔24aの貫通方向は、筒部100aの軸方向に平行である。先端側開口30aは、フェース17に平行な所定の平面(以下、「フェース面」と称する)Rに対し対称な形状である。先端側開口30aの形状は、角丸三角形である。先端側開口30aは、丸みを帯びた3つの頂点部分を有する。フェース面Rは、3つの頂点部分のうちの1つと交差する。なお、頂点部分は、曲線により構成されているが、点でもよい。
図5(c)には、先端側開口30aを、第一開口部31と第二開口部32とにフェース17に平行な方向に分割する仮想の分割面Sが二点鎖線で示されている。分割面Sは、フェース17に垂直な面である。分割面Sは、貫通孔24aの貫通方向に平行である。フェース17に平行な方向における第一開口部31の長さL1は、フェース17に平行な方向における第二開口部32の長さL2よりも長い。
第一開口部31の端部でもあるフェース17に平行な方向における先端側開口30aの一端部を、第一端部P1と称し、第二開口部32の端部でもあるフェース17に平行な方向における先端側開口30aの他端部を、第二端部P2と称する。第一開口部31の長さL1は、フェース17に平行な方向における第一端部P1と分割面Sとの間の長さである。第二開口部32の長さL2は、フェース17に平行な方向における第二端部P2と分割面Sとの間の長さである。
第一開口部31の形状は、フェース17に平行な方向における先端側開口30aの第一端部P1を頂点部分として有する略三角形である。この第一端部P1から出発して分割面Sに至るまで、フェース17に垂直な方向における第一開口部31の内寸Lhは、漸次増加する。本実施形態では、図5(c)に示すように、仮想の分割面Sは、フェース17に垂直な方向における先端側開口30aの内寸が最大となる位置にある。
また、図5(c)に示すように、第一端部P1から分割面Sへ延びる第一開口部31の2つの縁部は、それぞれ、貫通孔24aの貫通方向に見て直線状である2つの直線部33を含む。2つの直線部33は、フェース面Rに対して互いに対称である。フェース17に平行な方向における直線部33の長さL3の、フェース17に平行な方向における第一開口部31の長さL1に対する比(L3/L1)は、0.3以上であり、好ましくは0.5以上であり、更に好ましくは0.7以上である。
また、2つの直線部33の延長線がなす角θは、120度以下であり、好ましくは90度以下である。なお、角θの大きさは、筒部100aごとに異なり得る。これについて詳細は後述する。
図5(a)及び5(b)に二点鎖線で示すように、ストリング10は、第一開口部31(図5(c)参照)を通過するように配置されている。より詳しくは、貫通孔24aの貫通方向に見て、第一端部P1を含む先端側開口30aの丸みを帯びた頂点部分にストリング10が接している。貫通孔24aが、ベース側開口26aから先端側開口30aに至るまで合同な断面形状を有するため、ストリング10が、ベース側開口26aから先端側開口30aに至るまで、側壁28aに当接しうる。図5(a)及び5(b)から明らかなように、フェース17に平行な方向における第一開口部31の長さL1は、ストリング10の直径に比べて十分大きい。また、フェース17に垂直な方向における分割面S近傍の第一開口部31の長さは、ストリング10の直径に比べて十分大きいが、フェース17に垂直な方向における第一端部P1近傍の第一開口部31の長さは、ストリング10の直径に比べて十分に大きくない。筒部100aは、分割面Sへ向かう方向へのストリング10の移動を許容する。
図6(a)は、筒部100bの軸を含む平面に沿った断面図である。図6(b)は、筒部100bの軸に垂直な平面に沿った断面図である。貫通孔24bは、ベース側開口26b、側壁28b及び先端側開口30bを有している。前述の通り、貫通孔24bの断面形状は、楕円である。貫通孔24bは、ベース側開口26bから先端側開口30bに至るまで、合同な断面形状を有する。従って、先端側開口30bの形状は、楕円である。先端側開口30bの楕円の短軸が、フェース17に平行な方向(図6(b)の左右方向)に一致している。
図6(a)及び6(b)には、ストリング10が二点鎖線で示されている。ストリング10は、先端側開口30bの楕円の中央を通過するように配置されている。より詳しくは、貫通孔24bの貫通方向に見て、先端側開口30bの楕円の短軸とストリング10が交差する。例えばストリング10は、ベース側開口26bから先端側開口30bに至るまで、フェース17に平行な方向に側壁28bに当接してもよい。図6(a)及び6(b)から明らかなように、フェース17に垂直な方向における先端側開口30bの内寸は、ストリング10の直径に比べて十分大きい。筒部100bは、主として、フェース17に垂直な方向へのストリング10の移動を許容する。
図2に示されるように、テニスラケット2は、第一筒部101、第二筒部102、第三筒部103、第四筒部104、第五筒部105、第六筒部106、第七筒部107、第八筒部108、第九筒部109、第十筒部110、第十一筒部111、第十二筒部112、第十三筒部113、第十四筒部114、第十五筒部115、第十六筒部116、第十七筒部117、第十八筒部118、第十九筒部119、第二十筒部120、第二十一筒部121、第二十二筒部122、第二十三筒部123、第二十四筒部124、第二十五筒部125、第二十六筒部126、第二十七筒部127、第二十八筒部128、第二十九筒部129、第三十筒部130、第三十一筒部131、第三十二筒部132、第三十三筒部133、第三十四筒部134及び第三十五筒部135を有している。図2には、35個の筒部100が示されている。前述の通り、テニスラケット2が中心線CLに対して対称な形状を有するので、このテニスラケット2における筒部100の数は、70である。
図2に示されるように、第一筒部101、第二筒部102、第三筒部103、第四筒部104、第五筒部105、第六筒部106、第七筒部107、第九筒部109、第二十七筒部127、第二十九筒部129、第三十筒部130、第三十一筒部131、第三十二筒部132、第三十三筒部133、第三十四筒部134及び第三十五筒部135には、縦ストリング10bが通されている。第八筒部108、第十筒部110、第十一筒部111、第十二筒部112、第十三筒部113、第十四筒部114、第十五筒部115、第十六筒部116、第十七筒部117、第十八筒部118、第十九筒部119、第二十筒部120、第二十一筒部121、第二十二筒部122、第二十三筒部123、第二十四筒部124、第二十五筒部125、第二十六筒部126及び第二十八筒部128には、横ストリング10aが通されている。
本実施形態では、第二筒部102、第四筒部104及び第六筒部106は、断面形状が略三角形である貫通孔24a(図5参照)を有する。他の筒部100は、断面形状が楕円である貫通孔24b(図6参照)を有する。第二筒部102、第四筒部104及び第六筒部106以外の筒部100が、断面形状が略三角形である貫通孔24aを有してもよい。また、第二筒部102、第四筒部104及び第六筒部106以外の筒部100が、断面形状が略三角形である貫通孔24aを有してもよいし、断面形状が円形である貫通孔を有してもよい。
図7は、図1のラケット2のトップ近傍を正面から見た拡大図である。図8は、図1のラケット2のトップ近傍をラケット2の軸方向Yに見た図である。図7及び8では、フレーム4及び横ストリング10aの図示が省略されている。図7には、ベース20、第一筒部101、第二筒部102、第三筒部103及び第四筒部104が示されている。図8には、ベース20、第一筒部101、第二筒部102、第三筒部103、第四筒部104、第五筒部105、第六筒部106が示されている。第一筒部101、第三筒部103、第五筒部105は、断面形状が楕円である貫通孔24b(図6参照)を有している。第二筒部102、第四筒部104及び第六筒部106は、断面形状が略三角形である貫通孔24a(図5参照)を有している。第二筒部102、第四筒部104及び第六筒部106においてストリング10は、貫通孔24aの側壁28aの、左側(幅方向内側)の壁面に当接している。
図8に示すように、第二筒部102、第四筒部104及び第六筒部106は、略三角形の先端側開口30aを有する点で互いに共通するが、略三角形の形状が若干異なる。具体的には、第二筒部102において、先端側開口30aの縁部が含む2つの直線部33の延長線がなす角θ1は、30度である。第四筒部104において、先端側開口30aの縁部が含む2つの直線部33の延長線がなす角θ2は、60度である。第六筒部106において、先端側開口30aの縁部が含む2つの直線部33の延長線がなす角θ3は、90度である。すなわち、2つの直線部の延長線がなす角θは、ラケット2の中心線CLに近い筒部ほど小さくなる(即ち、θ1<θ2<θ3)。ただし、第二筒部102、第四筒部104及び第六筒部106において、先端側開口30aの縁部が含む2つの直線部33の延長線がなす角は、互いに同じでもよい。
また、第二筒部102、第四筒部104及び第六筒部106の各先端側開口30aにおいて、第一開口部31は、第二開口部32よりもラケット2の中心線CLに近い側に位置する。
図9には、テニスラケット2と共にテニスボールBが示されている。図9には、テニスラケット2とテニスボールBとのインパクトの瞬間が示されている。図9では、テニスボールBは、中心線CLよりも下方(地面Gの側)にて、フェース17と衝突している。この状態でプレーヤーは、テニスラケット2を、前方へ、そして上方へとスイングする。
このスイングにより、第二筒部102を通された縦ストリング10bに、フェース17に垂直で且つ幅方向外向きの力がかかる。図10(a)には、移動後の縦ストリング10bが示されており、図10(b)には、ボールBの接触方向が矢印B1で示され、フェース17にボールBが接触した際の縦ストリング10bの移動方向が貫通孔24a内の矢印で示されている。縦ストリング10bは、第二筒部102に邪魔されることなく変形し、幅方向外向きに移動する。先端側開口30aにおいて、縦ストリング10bは、ボールBに押されて、ボールBとは反対側の第一開口部31の縁部に沿って分割面Sに向かう方向に移動する。この縦ストリング10bは、その後に復元する。第四筒部104(100a)及び第六筒部106(100a)を通された縦ストリング10bも、同様に、変形し、復元する。これらの縦ストリング10bの変形と復元とにより、テニスラケット2とテニスボールBとの大きな接触時間が達成される。このテニスラケット2により、大きな打ち出し角度で、テニスボールBが打ち出される。このテニスラケット2では、中心線CLよりも下方にてテニスボールBが打撃されたときでも、高い弾道が得られうる。
前述の通りストリング10は、貫通孔24aの側壁28aの、幅方向内側の壁面に当接している。従って、テニスボールBが中心線CLよりも上方にてフェース17と衝突した場合、略三角形である貫通孔24aによる、縦ストリング10bの変形の促進は、得られない。従って、大きな接触時間が得られず、弾道の補正もなされない。このラケット2では、テニスボールBが中心線CLよりも上方にてフェース17と衝突した場合と、テニスボールBが中心線CLよりも下方にてフェース17と衝突した場合との、弾道差が少ない。
また、前述の通り、ストリング10は、ボールBに押されて、ボールBとは反対側の第一開口部31の縁部に沿って分割面Sに向かう方向に移動する。このように、ストリング10の移動方向が規制されるため、打ち出し角度及び飛距離の双方の点で、ばらつきを抑えた安定した弾道が得られうる。また、先端側開口30aは、フェース17に平行な平面に対し対称な形状であるため、フェース17に対しどちらの面からボールBが接触した場合でも、安定した弾道が得られうる。
また、前述の通り、ストリング10は、ボールBに押されて、ボールBとは反対側の第一開口部31の縁部に沿って分割面Sに向かう方向に移動する。このように、ストリング10の移動方向が規制されるため、打ち出し角度及び飛距離の双方の点で、ばらつきを抑えた安定した弾道が得られうる。また、先端側開口30aは、フェース17に平行な平面に対し対称な形状であるため、フェース17に対しどちらの面からボールBが接触した場合でも、安定した弾道が得られうる。
一方、第一筒部101では、先端側開口30bの形状は、短軸が、フェース17に平行な方向に一致する楕円である。従って、テニスボールBからの圧力を受けて、第一筒部101を通された縦ストリング10bは、フェースに垂直な方向へと変形する。この変形を、第一筒部101は阻害しない。ただし、第一筒部101は、フェース17に平行な方向へのストリング10の変形を阻害する。このため、テニスボールBからの圧力を受けて、第一筒部101の貫通孔24bを通されるストリング10と、それに隣接すると第二筒部102の貫通孔24aを通されるストリング10とが、互いに遠ざかる方向に移動する。このため、フェース17にボールBが接触した際に、2つのストリング10の間隔を増大させ、スピンがかかりやすくなる。
なお、第三筒部103の貫通孔24bを通されるストリング10と、第四筒部104の貫通孔24aを通されるストリング10も、テニスボールBからの圧力を受けて、同様に互いの間隔が増大し、第五筒部105の貫通孔24bを通されるストリング10と、第六筒部106の貫通孔24aを通されるストリング10も、テニスボールBからの圧力を受けて、同様に互いの間隔が増大する。
第二筒部102、第四筒部104及び第六筒部106の各第一開口部31の縁部は、フェース17に平行な面に互いに対称な2つの直線部33を含んでいる。そして、第二筒部102、第四筒部104及び第六筒部106において、ラケット2の中心線CLに近い筒部ほど、2つの直線部33の延長線がなす角θが小さくなる(即ち、θ1<θ2<θ3)。これにより、各筒部におけるストリング10の可動方向が適正化される。すなわち、通常、ボールが打撃される位置が、ラケットのフェースの中心から離れるほど、ボールの飛距離が得られにくくなるが、本実施形態のように、ラケット2の中心線CLから離れる筒部ほど、2つの直線部33の延長線がなす角θが大きくなり、ストリング10が打球面に対し垂直方向に動きやすくなる。従って、ラケット2の中心線CLから離れた位置でボールが打撃された際も飛距離を得やすくなる。
設計者が意図する性能をテニスラケット2に付与する目的で、幅方向外側の壁面にストリング10が当接するように、筒部100aが形成されてもよい。
このテニスラケット2では、トップ近傍に位置する筒部100a(第二筒部102、第四筒部104及び第六筒部106)が、断面形状が略三角形である貫通孔24aを有する。ヨーク18に位置する筒部100が、断面形状が略三角形である貫通孔24aを有してもよい。サイドに位置する筒部100が、断面形状が略三角形である貫通孔24aを有してもよい。断面形状が略三角形である貫通孔24aを有する筒部100に、横ストリング10aが通されてもよい。いずれの場合も、所定箇所にテニスボールBが衝突したときの、弾道高さの向上が達成されうる。
このテニスラケット2では、前述の通り、第二筒部102、第四筒部104及び第六筒部106が、断面形状が略三角形である貫通孔24aを有する。このテニスラケット2は、中心線CLに対して対称な形状を有するので、2個の第二筒部102、2個の第四筒部104、及び2個の第六筒部106を有する。従って、断面形状が略三角形であってかつ幅方向内側の壁面にストリング10bが当接する貫通孔24aを有する筒部100aの総数Nは、6個である。総数Nは、6個でなくてもよく、例えば2個以上16個以下が好ましく、4個以上12個以下が好ましい。
(評価試験)
貫通孔24aの断面形状が略三角形である筒部100aを有するラケット2の効果を、他のラケットと比較することによって評価する評価試験を行った。評価試験では、まず実施例、比較例1及び比較例2の3種類のラケットを製作した。
実施例のラケットとして、上記実施形態で説明された第二筒部102、第四筒部104及び第六筒部106と同様に、貫通孔24aの断面形状が略三角形である第二筒部、第四筒部及び第六筒部を有するラケットを製作した。
図11に、比較例1のラケットにおける第二筒部200を示す。第二筒部200が有する貫通孔201の断面形状は、円形である。貫通孔201は、ベース側開口から先端側開口に至るまで、合同な断面形状を有する。貫通孔201の径は、ストリング10の直径に比べて若干大きい程度であり、ストリング10は、貫通孔201内でほとんど移動できない。比較例1において、第四筒部及び第六筒部が有する各貫通孔の形状は、第二筒部200の貫通孔201の断面形状と同じである。
図12に、比較例2のラケットにおける第二筒部300を示す。第二筒部300の貫通孔301の断面形状は、円形である。貫通孔301は、ベース側開口から先端側開口に至るまで、合同な断面形状を有する。貫通孔301の径は、ストリング10の直径に比べて十分に大きい。貫通孔301の径は、ストリング10の直径の2倍以上である。筒部300においてストリング10は、貫通孔301の側壁の、幅方向内側の壁面に当接している。筒部300は、貫通孔201内での幅方向内側へのストリング10の移動を規制し、それ以外の方向へのストリング10の移動は特に規制しない。比較例2において、第四筒部及び第六筒部が有する各貫通孔の形状は、第二筒部200の貫通孔201の断面形状と同じである。
また、実施例、比較例1及び比較例2の各ラケットにおいて、第二筒部、第四筒部及び第六筒部以外の筒部の貫通孔は、互いに同じ円形の断面形状とした。具体的には、第二筒部、第四筒部及び第六筒部以外の筒部の貫通孔は、図11に示す貫通孔201と同じ形状とした。
以上のような実施例、比較例1及び比較例2の3種類のラケットを製作した後、各ラケットを使ってプレーヤーにラリーを行わせた。そして、各ラケットを使用したときの弾道を追尾計測し、ボールの打ち出し角度の平均値とその標準偏差を算出し、また、ボールの飛距離とその標準偏差を算出した。算出結果を表1に示す。
Figure 2023069924000002


表1に示すように、実施例の打ち出し角度の平均値は、比較例1及び比較例2の打ち出し角度の各平均値に比べて大きかった。また、実施例の飛距離の平均値は、比較例1及び比較例2の飛距離の各平均値に比べて長かった。このことから、実施例のラケットが、比較例1及び比較例2のラケットに比べて、打ち出し角度及び飛距離の双方の点で優れていることが確認された。
また、実施例の打ち出し角度の平均値の標準偏差は、比較例1及び比較例2の打ち出し角度の平均値の標準偏差に比べて小さく、また、実施例の飛距離の平均値の標準偏差は、比較例1及び比較例2の飛距離の平均値の標準偏差に比べて小さかった。このことから、実施例のラケットが、比較例1及び比較例2のラケットに比べて、打ち出し角度及び飛距離の双方の点で、ばらつきを抑えた安定した弾道が得られることが確認された。
(第二実施形態)
図13は、第二実施形態に係るテニスラケットのグロメット40の一部を示す。このテニスラケットの、グロメット40以外の構造は、図1-12に示されたテニスラケット2のそれと同じである。以下の説明において、グロメット40の構造のうち、第一実施形態と同じ構造については、同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
グロメット40は、ベース20と筒部100とを有している。筒部100は、ストリング10が通されるための貫通孔24を有している。貫通孔24は、ベース側開口から先端側開口に至るまで、合同な断面形状を有する。複数の筒部100は、第一実施形態で説明された断面形状の貫通孔24a,24cを有する筒部100a,100cを有する。貫通孔24a,24cの断面形状は、いずれも第一実施形態で説明された貫通孔24aと同じ略三角形である。ただし、貫通孔24a,24cは、略三角形の向きが互いに異なる。
具体的には、図11に示すように、筒部100cの貫通孔24cは、フェース17に垂直な線に対して、筒部100aの貫通孔24aと線対称な断面形状を有する。すなわち、貫通孔24aと貫通孔24cとは、互いに向きが異なるが合同な断面形状を有する。複数の筒部100aと複数の筒部100cとが、交互に配置されている。
図11に示された筒部100a,100cにおいて、先端側開口の縁部が含む2つの直線部の延長線がなす角は、いずれも同じであるが、複数の筒部100a,100cにおいて、先端側開口の縁部が含む2つの直線部の延長線がなす角が互いに異なってもよい。また、2つの直線部の延長線がなす角も適宜設定可能である。
本実施形態では、第一実施形態と異なり、また、筒部100a,100cにおいて、第一開口部31は、第二開口部32よりもラケット2の中心線CLに近い側に位置しなくてもよい。例えば、互いに隣接する筒部100a,100cのうちの一方の筒部において、第一開口部31が第二開口部32よりもラケット2の中心線CLに近い側に位置する場合、筒部100a,100cのうちの他方の筒部において、第一開口部31が第二開口部32よりもラケット2の中心線CLに遠い側に位置しうる。
グロメット40は、ヘッド12のトップの近傍に装着される。ただし、グロメット40は、ヘッド12のサイドに装着されてもよいし、ヨーク18に装着されてもよい。
図14は、図13のラケットにおけるフェースにボールが接触した際のストリング10の動きを説明するための図である。図14には、互いに隣接する1つの筒部100aと1つの筒部100cが示されている。
本実施形態でも、第一実施形態と同様に、打ち出し角度及び飛距離の双方を増大させる効果を奏する。また、本実施形態でも、第一実施形態と同様に、打ち出し角度及び飛距離の双方のばらつきを抑えた安定した弾道が得られるという効果を奏する。
さらに、本実施形態では、筒部100aの貫通孔24aを通されるストリング10と、それに隣接すると筒部100cの貫通孔24aを通されるストリング10とが、互いに遠ざかる方向に移動する。このため、フェースにボールが接触した際に、隣接する2つのストリング10の間隔の最大値を増大させる。従って、スピンがかかりやすくなる。
(その他の実施形態)
上記本実施形態では、仮想の分割面Sは、フェース17に垂直な方向における先端側開口30aの内寸が最大となる位置に配置されていたが、仮想の分割面Sの位置は、これに限定されない。分割面は、フェースに平行な方向における第一開口部の長さが、フェースに平行な方向における第二開口部の長さよりも長く、かつ、フェースに平行な方向における第一開口部の一端部から出発して分割面に至るまで、フェースに垂直な方向における第一開口部の内寸が漸次増加するという条件を満たす位置に任意に設定しうる。
貫通孔は、ベース側開口から先端側開口に至るまで、合同な断面形状を有していたが、貫通孔は、ベース側開口から先端側開口に至るまで、断面形状は合同でなくてもよい。例えば貫通孔は、上記実施形態で説明された略三角形状の先端側開口、及び、円形などの略三角形状以外の形状のベース側開口を有してもよい。例えば貫通孔の断面形状は、先端側開口が上記実施形態で説明された略三角形状であり、ベース側開口に向かうに従って連続的にまたは段階的に変わってもよい。
上記第一実施形態では、先端側開口30bの楕円の短軸が、フェース17に平行な方向(図6(b)の左右方向)に一致していたが、先端側開口30bの楕円の短軸が、フェース17に平行な方向(図6(b)の左右方向)に交差してもよい。先端側開口30bは、円形でもよい。この場合、先端側開口30bは、例えば図11に示すような、ストリングの移動をほとんど許容しない開口でもよいし、例えば図12に示すような、ストリングの移動を許容する開口でもよい。
第一開口部と第二開口部を含む先端側開口の形状は、略三角形以外でなくてもよい。先端側開口は、例えば、略三角形の第一開口部と、略三角形の第一開口部よりもフェースに平行な方向における長さが短い略三角形の第二開口部とにより構成される略四角形でもよい。また、先端側開口の形状は、扇形であってもよい。先端側開口の形状は、フェースに平行な面に対して非対称でなくてもよい。
本開示(1)は、フレーム、このフレームに装着されかつ複数の筒部を有するグロメット、及びフェースを形成するストリングを備えており、それぞれの筒部が、上記ストリングが通されるための貫通孔を有しており、上記貫通孔が、ベース側開口、側壁及び先端側開口を有しており、上記筒部の少なくとも1つが、非円形の先端側開口を有しており、上記非円形の先端側開口を上記フェースに垂直な仮想の分割面で、第一開口部と、上記第一開口部よりも上記フェースに平行な方向における長さが短い第二開口部とに分割したとき、上記フェースに平行な方向における上記非円形の先端側開口の一端部から出発して上記分割面に至るまで、上記フェースに垂直な方向における上記第一開口部の内寸が漸次増加し、上記非円形の先端側開口を有する筒部において、上記ストリングが、上記第一開口部を通過し、かつ上記ベース側開口から上記先端側開口に至るまで上記側壁に当接している、ラケットである。
本開示(2)は、上記第一開口部の形状が、上記非円形の先端側開口の上記一端部を頂点部分として有する略三角形である、本開示(1)に記載のラケットである。
本開示(3)は、上記第一開口部は、上記第二開口部よりも上記ラケットの中心線に近い側に位置する、本開示(1)または(2)に記載のラケットである。
本開示(4)は、上記一端部から上記分割面へ延びる上記第一開口部の縁部は、上記貫通孔の貫通方向に見て直線状である直線部を含み、上記フェースに平行な方向における上記直線部の長さの、上記フェースに平行な方向における上記第一開口部の長さに対する比が、0.3以上である、本開示(1)から本開示(3)のいずれかとの任意の組合せのラケットである。
本開示(5)は、上記非円形の先端側開口を有する筒部に、縦ストリングが通されている、本開示(1)から本開示(4)のいずれかとの任意の組合せのラケットである。
本開示(6)は、上記非円形の先端側開口を有する筒部が、上記フレームのトップの近傍に配置されている、本開示(5)に記載のラケットである。
請求項4に記載のラケット。
本開示(7)は、上記非円形の先端側開口を有する複数の筒部が、上記フレームのトップの近傍に配置されており、上記非円形の先端側開口を有する複数の筒部の各々に対応する上記第一開口部の縁部は、上記フェースに平行な面に互いに対称な、上記貫通孔の貫通方向に見てそれぞれ直線状である2つの上記直線部を含み、上記非円形の先端側開口を有する複数の筒部において、上記ラケットの中心線に近い筒部ほど、上記2つの直線部の延長線がなす角が小さくなる、本開示(1)から本開示(6)のいずれかとの任意の組合せのラケットである。
本開示に係るラケットは、ソフトテニス、スカッシュ、バドミントン等の種々の競技において用いられうる。
2・・・テニスラケット
4・・・フレーム
6・・・グリップ
8、40・・・グロメット
8a・・・第一グロメット
8b・・・第二グロメット
8c・・・第三グロメット
10・・・ストリング
10a・・・横ストリング
10b・・・縦ストリング
12・・・ヘッド
20・・・ベース
24a、24b、24c・・・貫通孔
26a、26b・・・ベース側開口
28a、28b・・・側壁
30a、30b・・・先端側開口
100、101-135、100a、100b・・・筒部
200、300・・・筒部
201、301・・・貫通孔
S・・・分割面

Claims (7)

  1. フレーム、このフレームに装着されかつ複数の筒部を有するグロメット、及びフェースを形成するストリングを備えており、
    それぞれの筒部が、上記ストリングが通されるための貫通孔を有しており、
    上記貫通孔が、ベース側開口、側壁及び先端側開口を有しており、
    上記筒部の少なくとも1つが、非円形の先端側開口を有しており、
    上記非円形の先端側開口を上記フェースに垂直な仮想の分割面で、第一開口部と、上記第一開口部よりも上記フェースに平行な方向における長さが短い第二開口部とに分割したとき、上記フェースに平行な方向における上記非円形の先端側開口の一端部から出発して上記分割面に至るまで、上記フェースに垂直な方向における上記第一開口部の内寸が漸次増加し、
    上記非円形の先端側開口を有する筒部において、上記ストリングが、上記第一開口部を通過し、かつ上記ベース側開口から上記先端側開口に至るまで上記側壁に当接している、ラケット。
  2. 上記第一開口部の形状が、上記非円形の先端側開口の上記一端部を頂点部分として有する略三角形である、請求項1に記載のラケット。
  3. 上記第一開口部は、上記第二開口部よりも上記ラケットの中心線に近い側に位置する、請求項1または2に記載のラケット。
  4. 上記一端部から上記分割面へ延びる上記第一開口部の縁部は、上記貫通孔の貫通方向に見て直線状である直線部を含み、
    上記フェースに平行な方向における上記直線部の長さの、上記フェースに平行な方向における上記第一開口部の長さに対する比が、0.3以上である、請求項1から3のいずれかに記載のラケット。
  5. 上記非円形の先端側開口を有する筒部に、縦ストリングが通されている、請求項1から4のいずれかに記載のラケット。
  6. 上記非円形の先端側開口を有する筒部が、上記フレームのトップの近傍に配置されている、請求項5に記載のラケット。
  7. 上記非円形の先端側開口を有する複数の筒部が、上記フレームのトップの近傍に配置されており、
    上記非円形の先端側開口を有する複数の筒部の各々に対応する上記第一開口部の縁部は、上記フェースに平行な面に互いに対称な、上記貫通孔の貫通方向に見てそれぞれ直線状である2つの上記直線部を含み、
    上記非円形の先端側開口を有する複数の筒部において、上記ラケットの中心線に近い筒部ほど、上記2つの直線部の延長線がなす角が小さくなる、請求項1から6のいずれかに記載のラケット。
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