JP2023069603A - 生体試料測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ラベルが貼付された容器に格納された、複数の成分領域へ分離された生体試料を測定する際に、測定対象とする対象部分を、大型な撮像機構を用いることなく精度よく特定することができる技術を提供する。【解決手段】本開示に係る生体試料測定装置は、面光源からエリアカメラに至る光路上にミラーを配置することによって、生体試料を透過した光を屈折させながら前記エリアカメラへ導き、前記生体試料へ向かって反射して戻る反射光を遮る位置に吸光材料を配置する。【選択図】図1

Description

本開示は、複数の成分領域へ分離された生体試料を測定する装置に関する。
血液検査など臨床検査の効率化を目的に、従来目視確認で実施されていた開栓前(分注前)の生体検体の液量確認作業を自動化する技術が求められている。特に、分注前の血液検体などの生体試料は、遠心分離などによって複数層に分離された構成になっており、このうち分析対象となる試料の液量のみを測定する技術が必要である。また、分注前の生体試料は、識別用のバーコードラベルや、採血管に貼付されて出荷されるプリラベルが貼られていることがあるので、これらのラベルが貼られた状態で測定可能な技術が求められている。
このような生体試料測定装置として、例えば、特許文献1は、複数層に分離した試料に対して、2波長のパルス光を時分割に切り替えて照射し、試料を鉛直方向に走査しながら透過光を測定することにより、複数層に分離した試料の所定領域の高さを検出する技術について開示している。
特許文献2は、検体に赤外光を当てラインセンサで透過光を検出し、その1次微分値に基づいてラベルの境界を求め、検体の血清量を測定する液体検出装置について開示している。また、特許文献2では、光量を変えて透過光の信号を取得することにより、ラベルによる透過光の減衰の有無によらず解析可能としている。
US2012/0013889 特開2004-037322号公報
特許文献1に開示されている技術は、複数の成分により構成される生体試料について、測定対象に対して吸収率が異なる2波長の透過光の信号から、測定対象領域の境界を精度よく特定して液量を測定する液量測定技術に関するものである。しかしながら、特許文献1では、検体(採血管)を長軸方向に鉛直走査しながら測定する必要があり、走査機構の分だけ装置の小型化が難しいという課題がある。
特許文献2記載の技術は、赤外線透過光の信号から微分にもとづく信号処理によって血清の上面と下面を検出して血清量を測定する。しかし、採血管に印字された文字、分離剤中の血球成分、ラベルの色文字などによって赤外線が吸収または散乱され透過光が減衰すると、血清の境界からこれらのノイズを分離することが難しく、血清境界の特定と液量測定の精度が低下してしまうという課題がある。
本開示は、上記のような課題に鑑みてなされたものであり、ラベルが貼付された容器に格納された、複数の成分領域へ分離された生体試料を測定する際に、測定対象とする対象部分を、大型な撮像機構を用いることなく精度よく特定することができる技術を提供することを目的とする。
本開示に係る生体試料測定装置は、面光源からエリアカメラに至る光路上にミラーを配置することによって、生体試料を透過した光を屈折させながら前記エリアカメラへ導き、前記生体試料へ向かって反射して戻る反射光を遮る位置に吸光材料を配置する。
本開示に係る生体試料測定装置によれば、ラベルが貼付された容器に格納された、複数の成分領域へ分離された生体試料を測定する際に、測定対象とする対象部分を、大型な撮像機構を用いることなく精度よく特定することができる。
実施形態1に係る生体試料測定装置100の構成を示す平面図である。 測定対象領域を特定する原理を説明する図である。 測定対象領域を特定する原理を説明する図である。 画像処理部108の構成を示す。 画像処理部108が透過画像から測定対象領域109を特定し、その液量を計算する処理の例を説明したフローチャートである。 エリアカメラ103のワーキングディスタンスについて説明する図である。 生体試料101の容器にラベル107が貼られている例を示す。 生体試料101の容器にラベル107が貼られている例を示す。 再照明に関する課題を説明する図である。 再照明に関する課題を説明する図である。 第2ミラー105からの再照明光を示す図である。 第2ミラー105からの再照明光を防止する手法を説明する図である。 吸収体106の変形例を示す。 ラベル107からの散乱光がエリアカメラ103から反射して生体試料101を再照明することを示す図である。 面照明光源102からの照明光がエリアカメラ103から反射して生体試料101を再照明することを示す図である。 透過光が出射する箇所を面照明光源102が直接照明することを示す図である。 面照明光源102が撮像範囲を直接照明することを防止する手法を説明する図である。 実施形態2に係る生体試料測定装置100の構成を示す平面図である。 実施形態3に係る生体試料測定装置100の構成を示す平面図である。
<実施の形態1>
本開示の実施形態1において測定する生体試料は、開栓前(分析前)のラベルが貼られた検体であって、遠心分離有無により複数の成分層(典型的には1層~3層)に分離されているものを想定する。測定対象とするのは、複数層に分離した検体のうち、例えば血漿や血清などのような、生化学分析装置などによる分析対象となる(分注対象となる)部分である。
図1は、本開示の実施形態1に係る生体試料測定装置100の構成を示す平面図である。生体試料測定装置100は、生体試料101を測定する装置である。生体試料101は、上記のように構成された試料である。生体試料測定装置100は、生体試料101の測定対象領域を特定し、その液量を測定する。生体試料測定装置100は、面照明光源102、エリアカメラ103、第1ミラー104、第2ミラー105、吸収体106、画像処理部108、を備える。
面照明光源102は、出射する光の波長を2つの波長間で切り替えることができるように構成されており、その光によって生体試料101を照明する。面照明光源102が出射する光は、生体試料101を構成している2以上の成分層を同時に(すなわち2以上の成分層をまたいで)照明することができる。また、成分層によらず、最上部層の上面(試料と空気層の境界)を照射することができる。光の波長を切り替えるとは、必ずしも単一の波長のみを有する光を出射することを要するものではなく、最も強度が強い波長成分を切り替えることができればよい(波長λ1=1550±100nm、波長λ2=970±100nmなど)。成分層が1層または3層である生体試料101において、成分層の層数が測定前にわかっている場合には、2つの波長のどちらかを用いれば足り、波長を切り替える必要はない。理由と波長の選択方法は後述の測定原理において説明する。
エリアカメラ103は、生体試料101を透過した面照明光を撮像することにより、生体試料101の2次元撮像画像を生成する。エリアカメラ103は、面照明光源102が出射する波長帯の光を検出できる感度特性を有する。エリアカメラ103は、例えばInGaAsカメラなどによって構成できる。
第1ミラー104は、生体試料101を透過した透過光を第2ミラー105へ向けて反射する。第2ミラー105は、第1ミラー104から反射してきた透過光を、エリアカメラ103へ向けて反射する。これにより透過光は、生体試料101を透過してからエリアカメラ103に到達するまで2回反射し、その反射にともなって光路は2回屈折することになる。
吸収体106は、生体試料101を透過した透過光を少なくとも部分的に吸収することによってその光量を減衰させる特性を有する。吸収体106のサイズと配置については後述する。
画像処理部108は、エリアカメラ103が取得した撮像画像から、測定対象領域(検体の画像領域)を抽出する。抽出原理については後述する。
図2Aと図2Bは、測定対象領域を特定する原理を説明する図である。図1の構成において、エリアカメラ103は、図2Aおよび図2Bのような、生体試料101の2次元の透過画像を撮像する。
図2Aは生体試料101が3層に分離されている例を示す。図2Bは生体試料101が2層に分離されている例を示す。血餅202は、生体試料101を遠心分離したとき下層にできるものである。分離剤201は、血餅202と測定対象領域109を分離するために混入させるものである。
面照明光源102が出射する第1波長(波長1)と第2波長(波長2)を比較すると、波長1が血餅202を透過するときの透過率と波長2が血餅202を透過するときの透過率はほぼ同じである。したがって、波長1を用いて取得した血餅202の撮像画像と波長2を用いて取得した血餅202の撮像画像との間の差分は、ごく僅かである。分離剤201についても同様に、波長1の透過率と波長2の透過率はほぼ同じであるので、両画像間の差分はごく僅かである。
これに対して、波長1が測定対象領域109を透過するときの透過率と波長2が測定対象領域109を透過するときの透過率は、大きく異なる。したがって、波長1を用いて取得した測定対象領域109の撮像画像と波長2を用いて取得した測定対象領域109撮像画像との間の差分は、顕著である。この差分を識別することにより、測定対象領域109を撮像画像から抽出することができる。
波長1および波長2として採用する波長帯は、図2Aと図2Bが例示するように、測定対象領域109においては顕著な差分が波長間で生じるが、それ以外の部分においては差分がほぼ生じないように、あらかじめ選択しておく必要がある。この条件を満たせば、具体的な波長の数値は任意でよい。すなわち、少なくとも、波長1が測定対象領域109を透過するときの透過率と波長2が測定対象領域109を透過するときの透過率との間の差分は、波長1が測定対象領域109以外を透過するときの透過率と波長2が測定対象領域109以外を透過するときの透過率との間の差分よりも大きければよい。
上記測定原理を用いることにより、生体試料101が複数の成分層に分離されている場合において、測定対象領域109を特定することができる。画像処理部108はこの原理にしたがって、測定対象領域109を特定する。成分層の数は問わないが、血漿や血清などの典型的な生体試料においては、1層~3層に分離されている。いずれの場合においても測定対象領域109を精度よく特定できる。
成分層が1層の生体試料101と成分層が3層の生体試料101について、成分層の数があらかじめ測定前にわかっている場合には、1波長のみの透過画像を用いて測定可能である。図2Аのように3層となっている場合は、測定対象領域109の上下に位置する分離剤201や空気層と測定対象領域109との間の吸収率の差がある波長を選べばよい。1層の場合には、測定対象領域109の上部の空気層と、測定対象領域109の吸収率との間に差がある波長を選べばよい。
図3Аは、画像処理部108の構成を示す。画像処理部108は、エリアカメラ103が取得した各波長の撮像画像を解析する。画像処理部108は、画像取得部1081、測定対象領域特定部1082、液量計算部1083を備える。画像取得部1081は、エリアカメラ103が撮像する2波長の透過画像それぞれを取得する。測定対象領域特定部1082は、各波長の撮像画像を比較することにより、測定対象領域109を特定する。液量計算部1083は、測定対象領域109の液量を計算する。
図3Bは、画像処理部108が透過画像から測定対象領域109を特定し、その液量を計算する処理の例を説明したフローチャートである。以下図3Bの各ステップについて説明する。
(図3B:ステップS301)
測定対象領域特定部1082は、波長1と波長2それぞれの撮像画像を取得する。本フローチャートにおいては、図2A~図2Bにおいて説明した手順にしたがって測定対象領域109を特定できれば足りるので、露光時間は例えば規定値としてあらかじめ定めておいたものを用いればよい。
(図3B:ステップS302)
測定対象領域特定部1082は、波長1における撮像画像と波長2における撮像画像との間の差分画像を計算する。本ステップは、図2A~図2Bにおいて説明した差分画像を計算するものであり、各画像のピクセル値の差分を計算することによって差分画像を取得できる。計算手順としては例えば以下が挙げられる:(a)波長1画像-波長2画像;(b)波長2画像-波長1画像;(c)(波長1画像-波長2画像)/(波長1画像+波長2画像)。
(図3B:ステップS302:補足)
生体試料101の成分層の数が1層や3層である場合において、波長を切り替えることなく1波長の透過画像を解析する場合は、本ステップを省き、S305のエッジ検出などの処理を用いて各層の境界を特定する。
(図3B:ステップS303)
測定対象領域特定部1082は、測定対象領域109を検出するための閾値を設定する。閾値は例えばピクセル値=0とすることもできるし、試料ごとに適切な閾値を設定してもよい。
(図3B:ステップS304)
測定対象領域特定部1082は、差分画像のうちピクセル値が閾値以上である部分を、測定対象領域109として抽出する。
(図3B:ステップS305:その1)
測定対象領域特定部1082は、測定対象領域109のエッジ(高さ)を検出する。エッジ検出手法としては例えば以下を用いることができる:(a)鉛直方向の輝度勾配(傾き)や微分値などをベースとしたエッジ検出アルゴリズム;(b)抽出した測定対象領域109のピクセル値を水平方向に積算して1次元化し、垂直方向における信号の傾き、微分値、分散値などを用いて、垂直方向におけるエッジを特定する。特定結果は、撮像画像上の座標値として保存することができる。すなわち、水平方向における画素値の統計を水平方向の特徴量として計算し、鉛直方向に沿ってその特徴量を比較することにより、測定対象領域109の上下エッジを特定できる。
(図3B:ステップS305:その2)
液量計算部1083は、本ステップの結果を用いて、測定対象領域109の液量を計算できる。例えば、各層の境界を特定した後、ピクセルピッチ、抽出した画素数、生体試料101の容器内径の情報を用いて、該当する領域の液量を計算する。
図4は、エリアカメラ103のワーキングディスタンスについて説明する図である。図2のように生体試料101の透過画像から液量を測定するためには、生体試料101の各層の境界を撮像できる、長軸方向の視野を確保する必要がある。そのためには、ワーキングディスタンス(生体試料101からエリアカメラ103のレンズまでの距離)を十分に確保する必要がある。
必要なワーキングディスタンスは、レンズの焦点距離、必要な視野、センササイズを用いて求められる。必要な視野を、採血管(検体容器)の長さである100mmとし、焦点距離を8mm、センササイズを6.4 mm(長辺)とすると、ワーキングディスタンスは125mとなる。つまり、生体試料全体を撮像するには、生体試料101とエリアカメラ103を125mm離して配置する必要がある。
図1においては、ミラーを2枚用い、透過光の光路を折り返している。このように光路を屈折させる構成とすることにより、生体試料測定装置100のエリアサイズを抑制しつつ、十分なワーキングディスタンスを確保することができる。また、ミラーの配置によって生体試料測定装置100のサイズを用途に応じて変えることができる。
面照明光源102は、生体試料101の最外形とエリアカメラ103の中心を結んだ線によって挟まれる領域のサイズがあるのが望ましい。したがって、図4の紙面上下方向における面照明光源102のサイズは、図4に示す最外形を結んだ線によって挟まれた領域のサイズを確保することが望ましい。例えば、ワーキングディスタンス125mm、採血管の長さ100mm、照明とエリアカメラまでの距離を150mmとすると、三角形の相似の関係から面照明光源102の高さ(図4の紙面上下方向のサイズ)は、120mmとするのが望ましい。
図5Aと図5Bは、生体試料101の容器にラベル107が貼られている例を示す。図5Aは容器の側面図、図5Bは上面図である。生体試料101の容器(例えば採血管)には、バーコードラベルやプリラベルなどが貼られていることがある。このような場合であっても、測定対象領域109を精度よく特定することが求められる。
生体試料101の向きを制御する機構を持たない場合、ラベルが照明側にある場合(図5B(1))と、照明と反対側にある場合(図5B(2))がある。どちらの場合にも同じ精度で測定対象領域を特定することが求められる。
図6Aと図6Bは、再照明に関する課題を説明する図である。図5のようなラベルの条件においては、透過光の再照明に関する課題が生じる。図1のようにミラーを2枚用いて小型化を図る場合、生体試料101から散乱・透過した光が第2ミラー105から反射し、図6А実線のような光路を介して、面照明光源102の反対側の試料面を照明する再照明光が生じる。
このとき、図5B(1)のように、ラベル107が照明側にあり、第1ミラー104側にラベル107がない場合には、図6B(1)のような透過画像が得られる。このような条件では、測定対象領域の特定に十分な境界のコントラストが得られる。一方で、図5B(2)のようにラベル107が第1ミラー104側にある場合には、再照明光がラベル107によって反射し、生体試料101の透過光とラベル107による反射光の両方が撮像されることになる。白色などの反射率の高いラベル107の場合、ラベル107を反射する光があると、図6B(2)のようにラベル像が得られる。このようなラベル107の反射光は、測定対象領域109の特定に必要な透過光のコントラストを低下させる。
同様の再照明に関する課題は、面照明光源102がエリアカメラ103を直接照射し(図6Aの面照明光源102からエリアカメラ103に対して向かう矢印)、エリアカメラ103から反射された光が生体試料101を照明する(図6Aのエリアカメラ103から生体試料101へ向かう矢印)ことによっても生じる。
このように、同一の生体試料101であっても、生体試料101の向き(ラベル107の向き)が変わることによって得られる画像が異なる。さらに、再照明光によるコントラストの低下が顕著である場合には、測定対象領域109の特定精度が低下する。つまり、生体試料101の向きによって解析精度が低下するということになる。このような課題を解決するために、本実施形態1においては、吸収体106のサイズと配置を以下のように構成する。
図7Aは、第2ミラー105からの再照明光を示す図である。点線は、エリアカメラ103が生体試料101の画像を取得するため必要な有効光束の光路を示す。1点鎖線は、第2ミラー105の法線が生体試料101と重なる線を示す。1点鎖線のパスが有効である(すなわち透過光がこのパスを介して生体試料101へ到達することができる)と、ラベル107において散乱された光が第2ミラー105から反射してラベル107を再照明する再照明光が発生する。
図7Bは、第2ミラー105からの再照明光を防止する手法を説明する図である。上述の通り、解析に必要な視野とエリアカメラ103のセンササイズおよびレンズの焦点距離からワーキングディスタンスは決まっているので、エリアカメラ103と生体試料101との間の距離を変えることによって再照明光を防止することはできない。そこで、ワーキングディスタンスを維持したまま、第1ミラー104と第2ミラー105とを生体試料101から離すとともに、エリアカメラ103と第2ミラー105との間の間隔を短くする。これによりワーキングディスタンスを維持したまま、図7Bのような配置関係となる。
図7Bにおいては、1点鎖線の光路上に吸収体106を配置することにより、吸収体106が再照明光を遮断する。すなわち吸収体106のサイズと配置位置は、第2ミラー105から反射した透過光が生体試料101(より具体的にはラベル107)を再照明することがないように遮るように構成されている。これにより、図6Aで説明した再照明の課題を解消できる。
吸収体106は、第1ミラー104から第2ミラー105へ向かって反射する透過光を遮らないように配置することが望ましい。図7Bにおいては、吸収体106の右端が、第1ミラー104の左端と第2ミラー105の左端を結ぶ直線と重ならないように、吸収体106が配置されている。これにより、吸収体106は有効光束の点線のパスを妨げることなく、再照明光の1点鎖線のパスのみを遮断することが可能となる。
図7Bの配置は、以下の利点も有する。図4のような従来の面照明光源102とエリアカメラ103の配置関係においては、面照明光源102に対して電力を供給する配線は図面の左へ向かって延伸し、エリアカメラ103に対して電力を供給する配線は図面の右へ向かって延伸するので、これらを収容するためのスペースサイズが大きくなる。これに対して図7Bの配置関係は、いずれの配線も図面の左へ向かって延伸するので、これらを収容するためのスペースサイズを抑制できる。換言すると、面照明光源102が光を出射する方向とエリアカメラ103が光を受光する際の光の方向が互いに平行であり、かつ同じ向きに向いているように、面照明光源102とエリアカメラ103を配置することが望ましい。
図8は、吸収体106の変形例を示す。吸収体106の形状は必ずしも平面状でなくともよく、例えば図8に示すように1箇所以上において屈折することにより折り曲げた形状になっていてもよい(すなわち、1点鎖線の光路を遮る2以上の部分を有してもよい)。吸収体106を折り曲げた場合、有効光束の点線のパスと吸収体106との間の間隔を空けやすくなる。間隔を空けたとしても、折り曲げた部分のうち少なくともいずれかが1点鎖線を遮れば足りるからである。これにより、部品の位置ずれなどを考慮した製品設計が容易となる効果が得られる。
図9は、ラベル107からの散乱光がエリアカメラ103から反射して生体試料101を再照明することを示す図である。1点鎖線は、生体試料101の最外形とエリアカメラ103の最外形を互いに結ぶパスを示したものである。このパスが有効である(すなわち、ラベル107からの散乱光がエリアカメラ103において反射し、このパスを介して生体試料101へ到達することができる)と、ラベル107において散乱された光が生体試料101を再照明する。吸収体106はそのパスを妨げるように配備するとよい。
具体的には、図9における、(a)生体試料101(検体容器)の左側側面(第1側面)とエリアカメラ103の左側側面(第2側面)の両方に対して接する接線(左側の1点鎖線)、(b)生体試料101の右側側面(第3側面)とエリアカメラ103の右側側面(第4側面)の両方に対して接する接線(右側の1点鎖線)、によって挟まれた領域を、吸収体106が遮断するように配置すればよい。
図10は、面照明光源102からの照明光がエリアカメラ103から反射して生体試料101を再照明することを示す図である。1点鎖線は、面照明光源102の発光面の両端とエリアカメラ103の最外形を互いに結ぶパスを示したものである。このパスが有効である(すなわち、面照明光源102からの照明光がエリアカメラ103に対して直接入射することができる)と、エリアカメラ103から反射した照明光が生体試料101を再照明する可能性がある。
この反射光は、吸収体106において散乱した光よりも光量が強いので、このパスにも吸収体106を配備することが望ましい。図9の1点鎖線のパスを遮断できていれば図10において生体試料101が照明光によって再照明されることはないが、光学部品を保持する機構部品により複数回反射してラベル107を再照明する可能性がある。図10の1点鎖線のパスも完全に排除することにより、このような複数回反射するようなパスも防止することができる。
具体的には、図10における、(a)面照明光源102の発光面の一端とエリアカメラ103の左側側面(第5側面)の両方に対して接する接線(左側の1点鎖線)、(b)面照明光源102の発光面の他端とエリアカメラ103の右側側面(第6側面)の両方に対して接する接線(右側の1点鎖線)、によって挟まれた領域を、吸収体106が遮断するように配置すればよい。
図11Aは、透過光が出射する箇所を面照明光源102が直接照明することを示す図である。面照明光源102の発光面が大きい場合、エリアカメラ103が撮影する生体試料101上の領域が、面照明光源102によって直接照らされる。すなわち、生体試料101からの透過光が生体試料101から出射する箇所を、面照明光源102が直接照明することになる。1点鎖線はそのような直接照明のパスを示す。このパスも再照明光と同じく、測定対象領域109のコントラストを低下させる要因となる。
図11Bは、面照明光源102が撮像範囲を直接照明することを防止する手法を説明する図である。面照明光源102の発光面が生体試料101と同じサイズの場合、エリアカメラ103が撮影する生体試料101上の領域が直接照らされることを防止することができる。したがって、面照明光源102の発光面は、生体試料101と同等のサイズに形成するのが望ましい。
ただし部品の位置ずれを考慮して、面照明光源102の発光面を生体試料101よりその位置ずれ分だけ大きくする場合がある。この場合、発光面は図11Bのように生体試料101よりもわずかに大きくなるので、図11Аの1点鎖線と同様の直接照明パスが発生してしまう。そこで、部品位置ずれを考慮して発光面のサイズを生体試料101よりもわずかに大きくするとともに、エリアカメラ103で撮影した画像のうち直接照明光が入らない範囲に限定して画像処理部108が撮像画像を解析する、などの工夫をすることが望ましい。
他方で面照明光源102の発光面の平面サイズ(図11Aの上下方向におけるサイズまたは図4の奥行方向におけるサイズ)は、ある程度のサイズが必要である。具体的には図4で説明したように、生体試料101の最外形とエリアカメラ103の中心を結んだ線によって挟まれる領域のサイズがあることが望ましい。例えば、ワーキングディスタンス1mm、検体容器の幅16mm、面照明光源102からエリアカメラ103までの距離を150mmとすると、三角形の相似の関係から発光面の平面サイズは19.2mmとなる。
図11Aが示すように、発光面が検体容器よりも大きいと検体容器のエッジに直接照明光が当たるので、その部分を画像処理部108による解析範囲から除外する。これにより発光面の幅を上記計算の通り19.2mmに設定することができる。したがって、直接照明光の防止とワーキングディスタンスの観点から必要な発光面サイズを両立することができる。上述したようにワーキングディスタンス125mmのエリアカメラ103を想定すれば、発光面の外形は、120×19.2mm程度に設定するのが最良であるといえる。
<実施の形態1:まとめ>
本実施形態1に係る生体試料測定装置100は、生体試料101を透過した透過光をエリアカメラ103(生体試料101の2次元画像を撮影するカメラ)によって撮影し、さらに透過光を屈折させてエリアカメラ103へ導く第1ミラー104と第2ミラー105を備える。エリアカメラ103を用いた光学系によって、生体試料101の鉛直方向走査などのような大型な機構を不要とすることができる。さらに、2枚のミラーを用いた光学系によって、ワーキングディスタンスを維持しつつ、生体試料測定装置100のサイズや配線方向の設計自由度を向上させることができる。これにより、生体試料測定装置100を小型化することができる。例えば既存の遠心機などの製品に対して生体試料測定装置100をオプションとして追加的に搭載することができる。生体試料測定装置100は、もちろんオプション搭載するだけでなく、独立とした装置としても使用可能である。
本実施形態1に係る生体試料測定装置100は、(a)第2ミラー105から反射して生体試料101へ向かう光、(b)生体試料101から散乱してエリアカメラ103に対して入射し、さらにエリアカメラ103から反射して生体試料101へ戻る光、(c)面照明光源102がエリアカメラ103を直接照射し、さらにエリアカメラ103から反射して生体試料101へ向かう光、などを吸収体106によって遮断する。これにより測定対象領域109の画像コントラストが再照明によって低下することを防止できる。特にラベル107が貼られた生体試料101において、この防止効果を顕著に発揮することができる。
<実施の形態2>
図12は、本開示の実施形態2に係る生体試料測定装置100の構成を示す平面図である。実施形態1で説明した構成を採用することにより、生体試料測定装置100を十分小型化し、既存の遠心分離機などの装置に対して追加オプションとして生体試料測定装置100を搭載することができる。すなわち、比較的小型な筐体1202内部に生体試料測定装置100の各部品を搭載可能である。また、第1ミラー104と第2ミラー105の配置を調整することにより、筐体1202内に搭載可能なように、生体試料測定装置100の各部品の配置やサイズを調整することもできる。
生体試料測定装置100は、生体試料101を導入するための搬入口1201を備えてもよい。生体試料101の搬入経路に応じて、第1ミラー104と第2ミラー105の配置を変えてもよい。
搬入経路としては、図12のように装置側面に搬入口(開口)を用意して検体を出し入れする方法や、装置上部に開口を用意して上部から検体を出し入れする方法などがある。生体試料101を把持・移動する方法としては、容器のキャップ領域を把持する把持機構によって把持・移動させる方法や、容器をホルダにのせてベルトコンベア方式で移動させる方法などがある。
<実施の形態3>
図13は、本開示の実施形態3に係る生体試料測定装置100の構成を示す平面図である。本実施形態3に係る生体試料測定装置100は、第2ミラー105を備えていない。したがって第1ミラー104は、透過光をエリアカメラ103へ向けて直接反射させる。測定対象領域109を特定する手法は実施形態1~2と同様である。本実施形態3においても、吸収体106によって、再照明光などを遮断することが望ましい。
1点鎖線は、生体試料101において散乱した光がエリアカメラ103を照らすパスを示している。2点鎖線は、面照明光源102がエリアカメラ103を直接照らすパスを示している。どちらのパスもエリアカメラ103において散乱反射して生体試料101を再照明する。1点鎖線については図9で説明したように吸収体106を配置することにより再照明光を遮断できる。2点鎖線については図10で説明したように吸収体106を配置することにより反射光を遮断できる。
本実施形態3においても、第1ミラー104から反射してエリアカメラ103へ向かう有効光束を吸収体106が遮らないように、吸収体106を配置することが望ましい。したがって図13における吸収体106の右端は、第1ミラー104の左端とエリアカメラ103の撮像面左端とを結ぶ直線と重ならないように配置されている。
本実施形態3に係る生体試料測定装置100は、実施形態1で説明したミラー2枚の場合に比べてシンプルな構成にすることが可能である。ミラーを1枚にすることにより、ミラー2枚の場合と比較すると生体試料測定装置100のサイズは大きくなるが、スペースに余裕がある場合は、本実施形態3の構成も有用である。
<本開示の変形例について>
本開示に係る生体試料測定装置100は、実施形態2で説明したように既存装置の追加オプションとして既存装置内に搭載することもできるし、生体試料測定装置100単独で使用することもできる。
100:生体試料測定装置
101:生体試料
102:面照明光源
103:エリアカメラ
104:第1ミラー
105:第2ミラー
106:吸収体
107:ラベル
108:画像処理部
109:測定対象領域
201:分離剤
202:血餅

Claims (15)

  1. 複数の成分領域へ分離された生体試料を測定する生体試料測定装置であって、
    前記生体試料に対して光を照射する面光源、
    前記生体試料を透過した前記光を用いて前記生体試料の2次元の撮像画像を生成する撮像器、
    前記生体試料を透過した前記光を反射する第1ミラー、
    前記第1ミラーから反射された前記光を前記撮像器へ向けて反射する第2ミラー、
    前記光を吸収する吸収体、
    を備え、
    前記吸収体は、前記第2ミラーを反射した前記光が前記生体試料へ向かって戻る反射経路上において前記光を遮る位置に配置されている
    ことを特徴とする生体試料測定装置。
  2. 前記吸収体は、前記第1ミラーから前記第2ミラーへ向かって反射する前記光を、前記第1ミラーと前記第2ミラーとの間における前記光の経路上において妨げることがない位置に配置されている
    ことを特徴とする請求項1記載の生体試料測定装置。
  3. 前記吸収体は、少なくとも1箇所において折り曲げられた形状を有することにより、前記光を遮る第1部分と、前記光を遮る第2部分とを備える
    ことを特徴とする請求項1記載の生体試料測定装置。
  4. 前記吸収体は、前記生体試料と前記撮像器との間の空間のうち少なくとも第1範囲において前記光を遮断する位置に配置されており、
    前記第1範囲は、
    前記生体試料を収容した容器の第1側面と前記撮像器の第2側面に対して接する第1接線、
    前記容器の前記第1側面とは反対側の第3側面と前記撮像器の前記第2側面とは反対側の第4側面に対して接する第2接線、
    によって挟まれた領域である
    ことを特徴とする請求項1記載の生体試料測定装置。
  5. 前記吸収体は、前記面光源と前記撮像器との間の空間のうち少なくとも第2範囲において前記光を遮断する位置に配置されており、
    前記第2範囲は、
    前記面光源の発光面の一端と前記撮像器の第5側面に対して接する第3接線、
    前記発光面の他端と前記撮像器の前記第5側面とは反対側の第6側面に対して接する第4接線、
    によって挟まれた領域である
    ことを特徴とする請求項1記載の生体試料測定装置。
  6. 前記生体試料測定装置はさらに、前記成分領域のうち測定対象とする対象部分を前記撮像画像から特定する画像処理部を備え、
    前記面光源は、前記生体試料を透過した前記光が前記生体試料から出射される箇所のうち少なくとも一部を直接照射することができる面サイズを有し、
    前記画像処理部は、前記撮像画像のうち、前記一部を透過した前記光から生成した部分を用いることなく、前記対象部分を特定する
    ことを特徴とする請求項1記載の生体試料測定装置。
  7. 前記生体試料測定装置はさらに、前記成分領域のうち測定対象とする対象部分を前記撮像画像から特定する画像処理部を備え、
    前記撮像器は、前記生体試料を透過した前記光が有する第1波長成分を用いて、前記生体試料の第1撮像画像を生成し、
    前記撮像器は、前記生体試料を透過した前記光が有する第2波長成分を用いて、前記生体試料の第2撮像画像を生成し、
    前記画像処理部は、前記第1撮像画像における前記第1波長成分を用いて生成された部分と、前記第2撮像画像における前記第2波長成分によって生成された部分との間の差分を計算し、
    前記画像処理部は、前記差分が閾値以上となる部分を特定することにより、前記対象部分の範囲を特定する
    ことを特徴とする請求項1記載の生体試料測定装置。
  8. 前記生体試料測定装置はさらに、前記生体試料を前記生体試料測定装置に対して導入する搬入口を備える
    ことを特徴とする請求項1記載の生体試料測定装置。
  9. 前記面光源の発光方向と前記撮像器の受光方向は互いに平行であり、
    前記面光源が前記光を出射する向きと、前記撮像器が前記光を受け取るときの前記光の向きは、互いに反対である
    ことを特徴とする請求項1記載の生体試料測定装置。
  10. 前記生体試料測定装置は、ラベルが貼られた容器に収容された前記生体試料を測定する
    ことを特徴とする請求項1記載の生体試料測定装置。
  11. ラベルが貼られた容器に収容されかつ複数の成分領域へ分離された生体試料を測定する生体試料測定方法であって、
    前記生体試料に対して面照明光源から光を照射するステップ、
    前記生体試料を透過した前記光を用いて撮像器によって前記生体試料の2次元の撮像画像を生成するステップ、
    前記生体試料を透過した前記光を第1ミラーによって反射するステップ、
    前記第1ミラーから反射された前記光を第2ミラーによって前記撮像器へ向けて反射するステップ、
    前記光を吸収する吸収体によって前記光を吸収するステップ、
    を有し、
    前記吸収体は、前記第2ミラーを反射した前記光が前記生体試料へ向かって戻る反射経路上において前記光を遮る位置に配置されている
    ことを特徴とする生体試料測定方法。
  12. 複数の成分領域へ分離された生体試料を測定する生体試料測定装置であって、
    前記生体試料に対して光を照射する面光源、
    前記生体試料を透過した前記光を用いて前記生体試料の2次元の撮像画像を生成する撮像器、
    前記生体試料を透過した前記光を前記撮像器へ向けて反射するミラー、
    前記光を吸収する吸収体、
    を備え、
    前記吸収体は、前記生体試料から散乱または透過した前記光が前記撮像器から反射して前記生体試料へ向かって戻る反射経路上において前記光を遮る位置に配置されている
    ことを特徴とする生体試料測定装置。
  13. 前記吸収体は、前記ミラーから前記撮像器へ向かって反射する前記光を、前記ミラーと前記撮像器との間における前記光の経路上において妨げることがない位置に配置されている
    ことを特徴とする請求項12記載の生体試料測定装置。
  14. 前記吸収体は、前記生体試料と前記撮像器との間の空間のうち少なくとも第1範囲において前記光を遮断する位置に配置されており、
    前記第1範囲は、
    前記生体試料を収容した容器の第1側面と前記撮像器の第2側面に対して接する第1接線、
    前記容器の前記第1側面とは反対側の第3側面と前記撮像器の前記第2側面とは反対側の第4側面に対して接する第2接線、
    によって挟まれた領域である
    ことを特徴とする請求項12記載の生体試料測定装置。
  15. 前記吸収体は、前記面光源と前記撮像器との間の空間のうち少なくとも第2範囲において前記光を遮断する位置に配置されており、
    前記第2範囲は、
    前記面光源の発光面の一端と前記撮像器の第5側面に対して接する第3接線、
    前記発光面の他端と前記撮像器の前記第5側面とは反対側の第6側面に対して接する第4接線、
    によって挟まれた領域である
    ことを特徴とする請求項12記載の生体試料測定装置。
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