JP2023067962A - 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、空調機器及び照明装置 - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、空調機器及び照明装置 Download PDF

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勇二 田邉
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健 加藤木
Takeshi Katogi
凌 岩佐
Ryo Iwasa
聡 羽矢▲崎▼
Satoshi HAYASAKI
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Abstract

【課題】 センサ装置の位置を特定する。【解決手段】 情報処理システムは、第1信号を送信することが可能な1つ又は複数の送信機と、第1信号を受信することが可能であり、それぞれ異なる位置に配され、所定の物理量を測定することが可能な複数のセンサ装置と、複数のセンサ装置それぞれで測定される物理量と、送信機それぞれから送信される第1信号に応じた第2信号とを、複数のセンサ装置から取得することが可能な情報処理装置と、を備え、情報処理装置は、送信機が配される位置と、送信機によって送信される第1信号と、第1信号に応じた第2信号とを対応づけた第1対応情報を記憶する記憶部と、記憶部に記憶される第1対応情報に基づいて、送信機のうち、センサ装置から送信される第2信号に応じた第1信号を送信する送信機を特定することにより、その送信機の近くに第2信号を送信するセンサ装置があると推定する推定部と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、空調機器及び照明装置に関する。
従来から、センサ装置の位置を特定する装置が存在する。特許文献1に記載される位置特定装置は、気圧センサと、その気圧センサで測定される気圧の情報を受信するリーダとを備える。リーダは、建物の各階に配される。各リーダに対しては、それぞれの階に配される気圧センサによって測定される気圧の上限と下限とが設定される。リーダは、気圧の上限と下限との間の気圧を測定する気圧センサが、そのリーダが配される階に存在すると特定する。
特開2021-124442号公報
上述した位置特定装置は、気圧を利用して高さ方向の位置を特定するものであり、気圧が測定できない場合には位置を特定することができない。また、物体の位置を特定する場合には、水平方向の位置を特定することが求められる場合もある。
本開示は、センサ装置の位置を特定することが可能な情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、空調機器及び照明装置を提供する。
一態様の情報処理システムは、電力を無線で送電する1つ又は複複数の送信機であって、送信機それぞれで異なる第1信号を送信することが可能な送信機と、送信機によって送電される電力を受電すると共に、第1信号を受信することが可能な受信機を備え、それぞれ異なる位置に配され、所定の物理量を測定することが可能な複数のセンサ装置と、複数のセンサ装置それぞれで測定される物理量と、送信機それぞれから送信される第1信号に応じた第2信号とを、複数のセンサ装置から取得することが可能な情報処理装置と、を備え、情報処理装置は、送信機が配される位置と、送信機によって送信される第1信号と、第1信号に応じた第2信号とを対応づけた第1対応情報を記憶する記憶部と、記憶部に記憶される第1対応情報に基づいて、送信機のうち、センサ装置から送信される第2信号に応じた第1信号を送信する送信機を特定することにより、その送信機の近くに第2信号を送信するセンサ装置があると推定する推定部と、を備える。
一態様によれば、送信機が配される位置と、送信機によって送信される第1信号と、第1信号に応じた第2信号とを対応づけた第1対応情報に基づいて、複数の送信機のうち、センサ装置から送信される第2信号に応じた第1信号を送信する送信機を特定し、その送信機の近くに第2信号を送信するセンサ装置があると推定するので、センサ装置の位置を特定することができる。
一実施形態に係る情報処理システムについて説明するための図である。 一実施形態に係る送信機について説明するためのブロック図である。 アンテナの一例について説明するための図である。 一実施形態に係るセンサ装置について説明するためのブロック図である。 センサ送信部の一例について説明するための図である。 センサ装置が配される椅子の一例について説明するための図である。 センサ受信部の一例について説明するための図である。 一実施形態に係る情報処理装置について説明するためのブロック図である。 一実施形態に係る情報処理方法について説明するためのフローチャートである。 一実施形態の変形例に係るセンサ装置の位置測位の手法の一例を説明するための図である。 一実施形態の変形例に係るセンサ装置の位置測位の手法の他の例を説明するための図である。 一実施形態の変形例に係るセンサ装置の位置測位の手法のまた他の例を説明するための図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。実施形態を説明する全図において、共通の構成要素には同一の符号を付し、繰り返しの説明を省略する。なお、以下の実施形態は、特許請求の範囲に記載された本開示の内容を不当に限定するものではない。また、実施形態に示される構成要素のすべてが、本開示の必須の構成要素であるとは限らない。また、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。
また、以下の説明において、「プロセッサ」は、1以上のプロセッサである。少なくとも1つのプロセッサは、典型的には、CPU(Central Processing Unit)のようなマイクロプロセッサであるが、GPU(Graphics Processing Unit)のような他種のプロセッサでもよい。少なくとも1つのプロセッサは、シングルコアでもよいしマルチコアでもよい。
また、少なくとも1つのプロセッサは、処理の一部又は全部を行うハードウェア回路(例えばFPGA(Field-Programmable Gate Array)又はASIC(Application Specific Integrated Circuit))といった広義のプロセッサでもよい。
また、以下の説明において、「xxxテーブル」といった表現により、入力に対して出力が得られる情報を説明することがあるが、この情報は、どのような構造のデータでもよいし、入力に対する出力を発生するニューラルネットワークのような学習モデルでもよい。従って、「xxxテーブル」を「xxx情報」と言うことができる。
また、以下の説明において、各テーブルの構成は一例であり、1つのテーブルは、2以上のテーブルに分割されてもよいし、2以上のテーブルの全部又は一部が1つのテーブルであってもよい。
また、以下の説明において、「プログラム」を主語として処理を説明する場合があるが、プログラムは、プロセッサによって実行されることで、定められた処理を、適宜に記憶部及び/又はインタフェース部などを用いながら行うため、処理の主語が、プロセッサ(或いは、そのプロセッサを有するコントローラのようなデバイス)とされてもよい。
プログラムは、計算機のような装置にインストールされてもよいし、例えば、プログラム配布サーバ又は計算機が読み取り可能な(例えば非一時的な)記録媒体にあってもよい。また、以下の説明において、2以上のプログラムが1つのプログラムとして実現されてもよいし、1つのプログラムが2以上のプログラムとして実現されてもよい。
また、以下の説明において、種々の対象の識別情報として、識別番号が使用されるが、識別番号以外の種類の識別情報(例えば、英字や符号を含んだ識別子)が採用されてもよい。
また、以下の説明において、同種の要素を区別しないで説明する場合には、参照符号(又は、参照符号のうちの共通符号)を使用し、同種の要素を区別して説明する場合は、要素の識別番号(又は参照符号)を使用することがある。
また、以下の説明において、制御線や情報線は、説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。全ての構成が相互に接続されていてもよい。
[情報処理システム1の概要]
まず、一実施形態に係る情報処理システム1の概要について説明する。
図1は、一実施形態に係る情報処理システム1について説明するための図である。
情報処理システム1は、例えば、送信機100、センサ装置200及び情報処理装置300等を備える。
送信機100は、複数有ってもよい。送信機100は、例えば、センサ装置200に対して、無線で電力を送電すると共に、第1信号を送信する。複数の送信機100それぞれは、例えば、異なる第1信号を送信してもよい。第1信号は、例えば、送信機からセンサ装置に送信される種々の信号であってもよく、予め決められる特定の信号であってもよい。
センサ装置200は、複数有ってもよい。センサ装置200は、送信機100から送信される電力を受電して、所定の物理量を測定する動作を始めとする種々の動作を行ってもよい。センサ装置200は、所定の物理量を情報処理装置300に送信してもよい。
センサ装置200は、送信機100から送信される第1信号を受信して、第1信号に対応する第2信号を情報処理装置300に送信する。センサ装置200は、例えば、送信機100によって送信される第1信号を受信すると、その第1信号を第2信号として情報処理装置300に送信してもよい。又は、センサ装置200は、例えば、送信機100によって送信される第1信号を受信すると、その第1信号に1対1に対応する第2信号を情報処理装置300に送信してもよい。センサ装置200は、例えば、第1信号に1対1に対応する第2信号として、第1信号に応じて予め決められた第2信号を情報処理装置300に送信してもよい。
情報処理装置300は、例えば、サーバ、デスクトップ、ラップトップ及びタブレット等のコンピュータであってもよい。
情報処理装置300は、複数のセンサ装置200それぞれから送信される所定の物理量及び第2信号を受信する。情報処理装置300は、例えば、(第1)対応情報を参照し、第2信号を送信するセンサ装置200の位置を推定する。第1対応情報は、例えば、複数の送信機100それぞれが配される位置と、各送信機100によって送信される第1信号と、第1信号に応じた第2信号とを対応づけた情報等であってもよい。すなわち、まず、情報処理装置300は、第1対応情報に基づいて、複数の送信機100のうち、センサ装置200から送信される第2信号に応じた第1信号を送信する送信機100を特定する。次に、情報処理装置300は、特定した送信機100の近くに、その第2信号を送信するセンサ装置200があると推定する。
[情報処理システム1の詳細]
次に、一実施形態の情報処理システム1の詳細について説明する。
[送信機100]
まず、一実施形態に係る送信機100の詳細について説明する。
図2は、一実施形態に係る送信機100について説明するためのブロック図である。
送信機100は、例えば、複数有ってもよい(図1参照)。各送信機100は、例えば、センサ装置200に対して、電力を無線で送電する。複数の送信機100は、例えば、それぞれで異なる第1信号を送信することが可能であってもよい。第1信号は、例えば、種々の信号であってもよく、予め決められる特定の信号であってもよい。送信機100は、例えば、電力を送電する際に、第1信号を送信してもよい。送信機100は、例えば、第1信号を常時送信してもよく、所定のタイミングで第1信号を送信してもよい。所定のタイミングは、例えば、所定の時間毎であってもよく、センサ装置200が新たに配されたタイミングであってもよく、これ以外の任意のタイミングであってもよい。
図2に示すように、複数の送信機100それぞれは、アンテナ104から送電する電力の信号についての方向性結合器103を備えてもよい。すなわち、送信機100は、例えば、位相同期回路(PLL(Phase Locked Loop)回路)101、アンプ回路(Amp.)102、方向性結合器103及びアンテナ104を備えてもよい。位相同期回路101は、例えば、入力される信号の一部を帰還して、位相を同期させた信号を出力する回路であってもよい。アンプ回路102は、例えば、信号を増幅させる回路であってもよい。方向性結合器103は、例えば、アンプ回路102側から入力される信号(進行波)の一部を取り出すと共に、アンテナ104側から入力される信号(反射波)の一部を取り出すことができる機器であってもよい。
[センサ装置200]
次に、一実施形態に係るセンサ装置200の詳細について説明する。
図3は、アンテナ213の一例について説明するための図である。
図4は、一実施形態に係るセンサ装置200について説明するためのブロック図である。
センサ装置200は、例えば、複数有ってもよい。複数のセンサ装置200は、それぞれ異なる位置に配される。各センサ装置200は、例えば、任意の位置に配されてもよく、特定の位置に配されてもよい。センサ装置200は、送信機100によって送電される電力を受電すると共に、第1信号を受信することが可能な受信機を備える。センサ装置200は、所定の物理量を測定することが可能である。
そのようなセンサ装置200は、例えば、センサ通信部210及びセンサ部220等を備える。
センサ通信部210は、センサ受信部211及びセンサ送信部212を備える。
センサ受信部211は、上述した受信機の一実施形態であってもよい。センサ受信部211は、例えば、送信機100から送電される電力を受電してもよい。また、センサ受信部211は、例えば、送信機100から送信される第1信号を受信してもよい。
センサ送信部212は、例えば、センサ部220で測定される所定の物理量を情報処理装置300に送信してもよい。また、センサ送信部212は、例えば、第1信号に応じた第2信号を情報処理装置300に送信してもよい。さらに、センサ送信部212は、例えば、複数のセンサ装置200それぞれを識別する識別情報を情報処理装置300に送信してもよい。識別情報は、例えば、複数のセンサ装置200それぞれで固有の識別内容(例えば、文字、数字及び記号等で構成される内容)を含んでいてもよい。識別内容は、例えば、各センサ装置200に記憶されていてもよい。一例として、識別情報は、第2信号に含まれてもよい。
センサ通信部210(例えば、センサ受信部211等)は、図3に一例を示すアンテナ213を備えてもよく、それ以外の種々のアンテナを備えてもよい。図3に一例を示すアンテナ213は、2枚の平板それぞれの一端を接続し、それぞれの他端に給電点214を設けたタイプである。
センサ部220は、例えば、所定の物理量を測定してもよい。所定の物理量の一例は、温度、湿度、照度及び二酸化炭素等であってもよく、これら以外に種々の物理量であってもよい。
また、センサ部220は、センサ装置200の制御機能を備えてもよい。すなわち、センサ部220は、センサ受信部211(センサ通信部210)で第1信号を受信すると、その第1信号に対応する第2信号を情報処理装置300に送信するようセンサ送信部212(センサ通信部210)を制御してもよい。この場合、センサ部220は、センサ受信部211で第1信号を受信すると、第1信号を第2信号として送信するよう制御してもよい。又は、センサ部220は、例えば、センサ受信部211で第1信号を受信すると、その第1信号に1対1に対応する第2信号を送信するよう制御してもよい。この場合、センサ部220、例えば、第1信号に1対1に対応する第2信号として、第1信号に応じて予め決められた第2信号を送信するよう制御してもよい。
図5は、センサ送信部212の一例について説明するための図である。
図6は、センサ装置200が配される椅子231の一例について説明するための図である。
上述したセンサ装置200のセンサ送信部212は、図5に一例を示すように、複数配されてもよい。なお、図5に例示する場合には、センサ装置200のセンサ送信部212は4つ配されるが、例えば、アンテナ2122等の指向性を考慮して、すなわち例えば、全方向又は一定の方向へ電波を放射できるようにセンサ装置200のセンサ送信部212が1つ以上配されればよい。図5に例示するセンサ装置200のセンサ送信部212は、送信回路(図示せず)が配される筐体2121、その筐体2121に配されるヒートシンク(図示せず)、及び、アンテナ2122等を備える。図5に例示する場合、アンテナ2122は、バーアンテナ等であってもよい。図5に例示するアンテナ2122は、電波放射の指向性を有する。このため、図5に例示する場合には4つのセンサ送信部212を備え、各アンテナ2122を異なる方向に向けることにより、全体として全方向へ電波を放射するようになっている。
図5に例示するセンサ装置200は、図6に例示するように椅子231等に配されてもよい。センサ装置200は、椅子231の床面に接する板面232に配されてもよい。また、椅子231の座面233には、後述するセンサ受信部211(図6には図示せず)等(受信側)が配されてもよい。
図7は、センサ受信部211の一例について説明するための図である。
センサ受信部211は、図7に一例を示すような構成等であってもよい。センサ受信部211は、例えば、情報処理装置300から送信される信号(情報)を受信してもよい。センサ受信部211は、例えば、図6に例示する椅子231の座面233に配されてもよい(図6にはセンサ受信部211は図示せず)。センサ受信部211は、例えば、複数のアンテナ213を備えてもよい。図7に例示する場合には6個のアンテナ213を備えるが、アンテナ213の数はその例示(6個)に限定されることはない。複数のアンテナ213それぞれは、例えば、整流器2111を介してDC線2112によって接続されてもよい。またDC線2112は、例えば、センサ部220に接続されていてもよい。なお、アンテナ213は、図3に例示する構成に限らず、バーアンテナ等を始めとする種々の構成であってもよい。
[情報処理装置300]
次に、一実施形態に係る情報処理装置300の詳細について説明する。
図8は、一実施形態に係る情報処理装置300について説明するためのブロック図である。
情報処理装置300は、複数のセンサ装置200それぞれで測定される物理量と、複数の送信機100それぞれから送信される第1信号に応じた第2信号とを、複数のセンサ装置200から取得することが可能である。
そのような情報処理装置300は、例えば、通信部321、記憶部322、表示部323及び制御部310等を備える。通信部321、記憶部322及び表示部323は、例えば、出力部の一実施形態であってもよい。制御部310は、例えば、取得部311、推定部312、アンテナ制御部313、処理制御部314、受付部315、送信制御部316及び出力制御部317等を備える。制御部310は、例えば、情報処理装置300の演算処理装置等によって構成されてもよい。制御部310(例えば、演算処理装置等)は、例えば、記憶部322等に記憶される各種プログラム等を適宜読み出して実行することにより、各部(例えば、取得部311、推定部312、アンテナ制御部313、処理制御部314、受付部315、送信制御部316及び出力制御部317等)の機能を実現してもよい。
通信部321は、例えば、情報処理装置300の外部にある装置(外部装置)等との間で種々の情報の送受信が可能である。通信部321は、例えば、送信機100、センサ装置200、及び、後述する処理部400との間で通信を行うことが可能である。
記憶部322は、例えば、種々の情報及びプログラムを記憶してもよい。記憶部322の一例は、メモリ、ソリッドステートドライブ及びハードディスクドライブ等であってもよい。
記憶部322は、送信機100が配される位置と、送信機100によって送信される第1信号と、第1信号に応じた第2信号とを対応づけた(第1)対応情報を記憶する。ここで、第1対応情報は、例えば、上述したようにセンサ装置200が第2信号として第1信号を返送する場合、複数の送信機100それぞれが配される位置と、複数の送信機100それぞれから送信される第1信号とを対応付けた情報であってもよい。また、第1対応情報は、例えば、上述したようにセンサ装置200が第1信号に1対1に対応する第2信号を返送する場合、複数の送信機100それぞれが配される位置と、複数の送信機100それぞれから送信される第1信号と、第1信号に1対1に対応する第2信号とを対応付けた情報であってもよい。
表示部323は、例えば、種々の文字、記号及び画像等を表示することが可能である。
取得部311は、複数のセンサ装置200それぞれで測定される物理量と、複数の送信機100それぞれから送信される第1信号に応じた第2信号とを複数のセンサ装置200から取得する。すなわち、取得部311は、例えば、通信部321を介して、複数のセンサ装置200それぞれから物理量及び第2信号を取得する。取得部311は、例えば、通信部321を介して、複数のセンサ装置200それぞれから識別情報を取得してもよい。
推定部312は、記憶部322に記憶される第1対応情報に基づいて、複数の送信機100のうち、取得部311によって取得するセンサ装置200から送信される第2信号に応じた第1信号を送信する送信機100を特定することにより、その送信機100の近くに第2信号を送信するセンサ装置200があると推定する。すなわち、推定部312は、例えば、第1対応情報を参照し、第2信号に1対1に対応する第1信号を特定する。さらに、推定部312は、例えば、第1対応情報を参照し、上述したように特定した第1信号を送信した送信機100を特定する。推定部312は、例えば、センサ装置200から識別情報を取得しているため、第2信号を送信したセンサ装置200を特定することができる。したがって、推定部312は、上述したように特定した送信機100の近くに、第2信号を送信したセンサ装置200があると推定することが可能である。
なお、上述したセンサ装置200は、例えば、複数の送信機100から送信される第1信号それぞれを受信することが可能であってもよい。この場合、センサ装置200は、複数の第1信号それぞれに対応する第2信号を情報処理装置300に送信してもよい。また、センサ装置200は、複数の第1信号それぞれを受信する際の各第1信号の電波強度に関する情報を第2信号に含ませてもよい。
取得部311は、例えば、通信部321を介して、1つのセンサ装置200(複数のセンサ装置200それぞれ)から複数の第1信号に対応する第2信号を取得してもよい。
推定部312は、例えば、送信機100から送信される第1信号の電波強度が予め決められていると、センサ装置200によって第1信号を受信する際の第1信号の電波強度に基づいて送信機100からセンサ装置200までの距離を推定することが可能である。すなわち、推定部312は、例えば、第1信号の送信距離に応じて第1信号の電波強度が減衰すると仮定すると、送信機100が第1信号を送信する際の電波強度と、センサ装置200が第1信号を受信する際の電波強度とに基づいて、送信機100からセンサ装置200までの距離を推定することが可能である。
ここで、推定部312は、例えば、1つのセンサ装置200(複数のセンサ装置200それぞれ)で異なる送信機100それぞれから送信される第1信号を複数受信する場合、複数の送信機100それぞれとセンサ装置200との距離を推定することが可能である。すなわち、推定部312は、例えば、複数の送信機100それぞれとセンサ装置200との複数の距離と、第1対応情報に記録される送信機100の位置とに基づいて、センサ装置200の位置を推定することが可能である。
アンテナ制御部313は、推定部312によって推定されるセンサ装置200の位置に対して、送信機100のアンテナ104の指向性が向くよう制御するアンテナ制御部313を備えてもよい。すなわち、アンテナ制御部313は、アンテナ104に指向性がある場合には、アンテナ104から送信される電力及び第1信号の電波強度が相対的に強くなるように、その電波強度が強くなる方向をセンサ装置200に向けるようにアンテナ104の向きを制御してもよい。この場合、アンテナ制御部313は、例えば、種々の方法及び機器を利用して、アンテナ104の向きを制御してもよい。
アンテナ制御部313は、推定部312によって推定されるセンサ装置200の位置に基づいて、そのセンサ装置200に最も近い送信機100のアンテナ104を制御してもよい。アンテナ制御部313は、例えば、推定部312によってセンサ装置200の位置が推定される場合、そのセンサ装置200の位置から最も近い送信機100のアンテナ104がそのセンサ装置200に向くように制御してもよい。この場合、アンテナ制御部313は、第1対応情報に記録される送信機100の位置を参照して、センサ装置200の位置から最も近い送信機100を特定してもよい。
処理制御部314は、推定部312によって位置が推定されるセンサ装置200によって測定される物理量に基づいて、そのセンサ装置200が配される位置に対して所定の処理を行うよう処理部400を制御してもよい。
具体的な一例として、処理部400は、エアコン(空調機器)であってもよい。
この場合、センサ装置200は、温度センサを備えてもよい。センサ装置200は、温度センサによって、物理量として温度を測定する。
処理制御部314は、温度センサによって測定される温度が変化する場合、その温度センサが配される位置の温度を調整するような制御信号をエアコンに送出することで、エアコンを制御してもよい。処理制御部314は、温度センサによって測定される温度が上昇(下降)する場合、その温度を測定したセンサ装置200が配される位置の温度が下降する(上昇する)ように、エアコンを制御してもよい。すなわち、処理制御部314は、例えば、センサ装置200が配される位置にエアコンの風向が向くように、エアコンを制御してもよい。この場合、処理制御部314は、例えば、エアコンの風向と、そのエアコンが配される環境の種々の位置とを予め対応付けた第1処理対応情報を利用してもよい。第1処理対応情報は、例えば、記憶部322に記憶されていてもよい。
さらに、個々のセンサ装置200の配置位置と、この配置位置における目標温度とを対応付けた第1処理対応情報を予め用意しておき、センサ装置200(温度センサ)により測定された温度が、センサ装置200の配置位置に対応付けられた目標温度に近付くように、エアコンを制御してもよい。エアコンの制御は、エアコンから吹き出される温度と風向とにより行えばよい。
好ましくは、制御信号は、温度センサであるセンサ装置200が測定した温度と、推定部312により推定されたセンサ装置200の位置との組み合わせであることが好ましい。
エアコンは、通常、エアコン本体に温度センサを有し、エアコン本体の温度センサが測定した温度(これは通常エアコン本体近傍の温度である)に基づいて、自身の制御を行う。ここに、エアコンの制御は、エアコンから吹き出される温度調整された風の温度と、温度調整された風の風向により行われる。情報処理装置300から制御信号を受け入れたエアコンは、好ましくは、エアコン本体に備えられた温度センサが測定した温度に基づく制御よりも、制御信号に基づく制御を行う。ビル、家屋のフロアや部屋に設けられるエアコンは、冷風/温風を素早くフロア等内に行き渡らせる観点から、天井近くまたは天井に設けられることが多い。従って、フロア等の居住者とエアコンの設置位置との間には相当の距離(言い換えれば高度差)が存在する。冷気はフロアの床付近に滞留し、暖気はフロアの天井付近に滞留する。従って、エアコンに設けられた温度センサが測定した温度と、居住者の体感温度との間には避けられない温度差が生じる。一方、センサ装置200はフロア等の居住者の近傍に配置することができるので、居住者の体感温度に近い温度を測定することができる。よって、制御信号に基づく制御を優先して行うことで、居住者に対して素早い温度制御が行え、かつ、居住者により快適な温度制御を行えるとともに、効率的な温度制御を行うことができ、省エネ効果も高くなる。
制御信号に基づくエアコンの制御手法に特段の限定はないが、制御信号が温度センサであるセンサ装置200が測定した温度と、推定部312により推定されたセンサ装置200の位置との組み合わせである場合、複数のセンサ装置200が測定した温度の平均値によりエアコンの制御を行ってもよいし、特定のセンサ装置200が測定した温度とそれ以外のセンサ装置200が測定した温度との間に有意な差がある場合、この差を解消するようにエアコンの制御を行ってもよい。さらに、情報処理装置300がフロア等の温度分布マップを生成し、エアコンがこの温度分布マップを参照して、できるだけ均一な温度分布となるように制御をしてもよい。
ここに、エアコンのリモコンに温度センサを設けてこの温度センサが測定した温度に基づいてエアコンを制御する手法も考えられるが、リモコンには通常自身の位置を通知する手段を備えておらず、従って、リモコンが備える温度センサが測定した温度に基づいてどのような制御を行えば適切であるかが不明確である。また、複数のリモコンを有する構成はあまり現実的でない。また、物体が発する熱線に基づいてエアコン本体が周囲の温度分布を計測する手段を備えている場合もあるが、エアコンから見通しがよい場所における温度を間接的に計測できる可能性はあるものの、例えばフロア内の設備により隠れてしまうような場所の温度測定は困難である。
また具体的な一例として、処理部400は、照明装置であってもよい。
この場合、センサ装置200は、照度センサを備えてもよい。センサ装置200は、照度センサによって、物理量として環境下の明るさを測定する。
処理制御部314は、照度センサによって測定される照度が変化する場合、その照度センサが配される位置の明るさを調整するような制御信号を照明装置に送出することで、照明装置を制御してもよい。処理制御部314は、照度センサによって測定される照度が低下(上昇)する場合、その照度を測定してセンサが配される位置付近の照明装置を明るくする(点灯する)よう(暗くする(消灯する)よう)に、照明装置を制御してもよい。この場合、処理制御部314は、例えば、照明装置と、その照明装置が配される環境の種々の位置とを予め対応付けた第2処理対応情報を利用してもよい。第2処理対応情報は、例えば、記憶部322に記憶されていてもよい。
エアコンと同様に、照明装置に対しても、個々のセンサ装置200の配置位置と、この配置位置における目標照度とを対応付けた第2処理対応情報を予め用意しておき、センサ装置200(温度センサ)により測定された照度が、センサ装置200の配置位置に対応付けられた目標照度に近付くように、照明装置を制御してもよい。なお、照明装置の制御の詳細はエアコンの制御の詳細と同様であるので、ここでの説明は省略する。
これにより、温度センサの場合と同様に、センサ装置200はフロア等の居住者の近傍に配置することができるので、居住者の体感照度に近い照度を測定することができる。よって、制御信号に基づく制御を優先して行うことで、居住者に対して素早い照度制御が行え、かつ、居住者により快適な照度制御を行えるとともに、効率的な照度制御を行うことができ、省エネ効果も高くなる。つまり、照度センサが配される位置の照度に基づいて、その照度センサが配される付近の環境の照度をきめ細かくかつ照度センサ近傍に所在する人にとって適切なものに調整することができる。
また、センサ装置200は、赤外線式などの人感センサを備えてもよい。例えば赤外線式の人感センサであれば、センサ装置200は、人感センサによって、物理量としてセンサ装置200周辺の赤外線量を測定する。
人感センサによる測定結果に基づいて、エアコンや照明装置を制御することができる。これにより、人感センサが配される位置の人が発する赤外線の感知結果に基づいて、その人感センサが配される付近の環境の温度、照度をきめ細かくかつ人感センサ近傍に所在する人にとって適切なものに調整することができる
さらに、センサ装置200は、センサ装置200近傍の居住者により操作可能なボタンを有していてもよい。一例として、センサ装置200により測定される物理量の数値等の状態にかかわらず、センサ装置200近傍の居住者が温度制御、照度制御等の処理部400による処理を希望する場合、処理制御部314は、ボタンが押されたセンサ装置200近傍の制御を処理部400に指示する。一例として、ボタンが押されたセンサ装置200近傍の温度制御、照度制御等を優先して行うようにエアコン、照明装置に指示する。優先して行うバリエーションとしては、ボタンが押されたセンサ装置200近傍の温度、照度が目標温度等に素早く到達するような制御、また、ボタンが押されたセンサ装置200近傍の温度、照度の制御を優先しない(温度制御、照度制御等をあまりして欲しくない)制御などが挙げられる。
なお、センサ装置200として温度センサ、照度センサの例で説明したが、制御対象は湿度センサであってもよく、CO2センサでも、VOC(揮発性有機化合物)センサであってもよい。
受付部315は、複数の方向性結合器103それぞれによって測定される所定の特性を受け付けてもよい。すなわち、受付部315は、例えば、通信部321を介して、複数の送信機100それぞれに配される方向性結合器103についての所定の特性を受け付けてもよい。所定の特性は、例えば、入力波と反射波とに基づく挿入損失等であってもよい。
送信制御部316は、受付部315によって受け付ける所定の特性が悪くなる変化が生じた場合、その特性が変化した方向性結合器103が接続される送信機100の送信電力を、特性の変化が生じない場合に比べて弱くするよう制御してもよい。送信制御部316は、例えば、方向性結合器103の挿入損失等が相対的に悪化するような変化が生じた場合、アンテナ104から相対的に近くに物体があると推定することが可能である。この場合、送信制御部316は、送信機100から送電される電力を相対的に弱くするよう、その送信機100を制御してもよい。
この場合、例えば、アンテナ104の近くに人物が居た場合、及び、アンテナ104の近くを人物が通過した場合には、一時的に、方向性結合器103の所定の特性(例えば、挿入損失等)が悪くなる可能性がある。ここで、アンテナ104の近くに人物が居る場合の具体的な一例は、アンテナ104の近くで人物が作業している場合、及び、アンテナ104の近くで複数の人物が話としている場合等である。このため、送信制御部316は、方向性結合器103の所定の特性が悪くなるような変化が生じた場合には、人物が近くにいると推定して、所定の時間、送信電力を弱くするよう送信機100を制御してもよい。所定の時間は、例えば、1分、3分、5分、8分及び10分等の種々の時間であってもよい。送信制御部316は、所定の時間が経過した後は、送信電力をもとに戻すように制御してもよい。
また、送信制御部316は、所定の時間が経過した後も所定の特性が悪い状態が維持される場合には、物体が近くにあると推定して、送信電力をもとに戻すように制御してもよい。
出力制御部317は、例えば、推定部312によって推定されるセンサ装置200の位置を出力するよう出力部を制御してもよい。出力部は、例えば、通信部321、記憶部322及び表示部323等であってもよい。
すなわち、出力制御部317は、例えば、推定部312によって推定されるセンサ装置200の位置に関する情報を外部(外部装置)に送信するよう通信部321を制御してもよい。この場合、外部装置は、例えば、サーバ(図示せず)、及び、情報処理装置300を使用するユーザが使用するユーザ端末(図示せず)等であってもよい。ユーザ端末は、例えば、デスクトップ、ラップトップ、タブレット及びスマートフォン等であってもよい。
出力制御部317は、例えば、推定部312によって推定されるセンサ装置200の位置に関する情報を記憶するよう記憶部322を制御してもよい。
出力制御部317は、例えば、推定部312によって推定されるセンサ装置200の位置を表示するよう表示部323を制御してもよい。
また、出力制御部317は、例えば、推定部312によって推定されるセンサ装置200の位置に限らず、情報処理装置300の各部によって生成される種々の情報を出力するよう出力部を制御してもよい。
[情報処理方法]
次に、一実施形態に係る情報処理方法について説明する。
図9は、一実施形態に係る情報処理方法について説明するためのフローチャートである。
ステップST101において、送信機100は、センサ装置200に対して、電力を無線で送電すると共に、第1信号を送信する。複数のセンサ装置200それぞれは、例えば、異なる第1信号を送信してもよい。
ステップST102において、センサ装置200は、ステップST101で送電される電力を受電すると、物理量を測定して情報処理装置300に送信すると共に、ステップST101で送信される第1信号に応じた第2信号を情報処理装置300に送信する。
ステップST103において、情報処理装置300は、ステップST102で送信される物理量及び第2信号を取得する。
ステップST104において、情報処理装置300は、記憶部322に記憶される第1対応情報に基づいて、ステップST103で取得する第2信号に応じた第1信号を送信する送信機100を特定し、その送信機100の近くに、ステップST102で第2信号を送信するセンサ装置200があると推定する。
また、情報処理装置300は、1つのセンサ装置200で複数の第1信号を受信する場合、複数の送信機100それぞれとセンサ装置200との距離を推定してもよい。推定部312は、例えば、複数の送信機100それぞれとセンサ装置200との複数の距離と、第1対応情報に記録される送信機100の位置とに基づいて、三角測量により、センサ装置200の位置を推定することが可能である。
ステップST105において、情報処理装置300は、ステップST105で推定されるセンサ装置200の位置に対して、送信機100のアンテナ104の指向性が向くよう制御する。一例として、情報処理装置300は、ステップST105で推定されるセンサ装置200の位置に基づいて、そのセンサ装置200に最も近い送信機100のアンテナ104を制御してもよい。
ステップST106において、情報処理装置300は、ステップST105で位置が推定されるセンサ装置200によって測定される物理量に基づいて、そのセンサ装置200が配される位置に対して所定の処理を行うよう処理部400を制御してもよい。物理量の一例は、温度及び照度等であってもよい。処理部400の一例は、エアコン及び照明装置等であってもよい。
すなわち、情報処理装置300は、センサ装置200によって測定される温度が変化する場合、その温度センサが配される位置の温度を調整するようエアコンを制御してもよい。
また、情報処理装置300は、センサ装置200によって測定される照度が変化する場合、その照度センサが配される位置の明るさを調整するよう照明装置を制御してもよい。
ステップST107において、送信機100は、方向性結合器103で取得される所定の特性を情報処理装置300に送信する。所定の特性の一例は、挿入損失等であってもよい。
ステップST108において、情報処理装置300は、ステップST107における方向性結合器103の所定の特性を受け付ける。
ステップST109において、情報処理装置300は、ステップST108で受け付ける所定の特性が悪くなる変化が生じた場合、その特性が変化した方向性結合器103が接続される送信機100の送信電力を、特性の変化が生じない場合に比べて弱くするよう制御する。この場合、情報処理装置300は、所定の時間、送信電力を弱くするよう送信機100を制御してもよい。
[一実施形態の効果]
以上説明したように、一実施形態の情報処理システム1によれば、無線送電の対象であるセンサ装置200の位置を推定し、好ましくは特定することができる。
一実施形態の情報処理システム1においては、送信機100及びセンサ装置200はそれぞれ複数設けられている。そして、複数のセンサ装置200を設けることにより、ビル内のオフィスや住居などのように、センサ装置200が設けられた空間に人が多数居住している場合において、この人の近傍にセンサ装置200を配置することができる。センサ装置200そのものが物理量を測定するために必要な電力は決して大電力ではなく、従って、送信機100から無線送電によりセンサ装置200による物理量測定のための電力を十分に供給することができる。そして、上述したように、センサ装置200により測定された物理量に基づいて、エアコンや照明装置などの制御を行うことができる。すなわち、オフィス内等に居住する人の近傍の物理量をセンサ装置200により測定し、この人が快適な空間を実現できるようにエアコン等を制御することができる。
エアコンの温度制御や照明装置の照度制御は、エアコン等が設置された場所における温度等により基づいて行われることが一般的である。しかしながら、エアコン等が設置された場所における温度と、人が居住する場所における温度との間には一定の差が生じる。これは主に距離の問題と、さらには高低差の問題とによるものである。従来のエアコン制御は、いわば人がいない場所を最適化するための温度制御であると言える。
一実施形態の情報処理システム1によれば、センサ装置200を人の近傍に配置することができるので、センサ装置200が設けられた空間に居住する人に対して快適性を向上させる温度制御等をきめ細かく、かつ確実に行うことができる。
[変形例]
上述した一実施形態では、情報処理装置300が、複数のセンサ装置200それぞれで測定される物理量と、複数の送信機100それぞれから送信される第1信号に応じた第2信号とを、複数のセンサ装置200から取得していた。このとき、送信機100が、数のセンサ装置200それぞれで測定される物理量を表す信号と、複数の送信機100それぞれから送信される第1信号に応じた第2信号とを取得(受信)し、送信機100が、取得した物理量を表す信号と第2信号とを情報処理装置300に送出してもよい。上述したように、送信機100は方向性結合器103を有しているので、アンプ回路102から入力される信号を送電電力信号としてアンテナ104からセンサ装置200に送信し、一方、センサ装置200から送信された物理量を表す信号と第2信号とをアンテナ104で受信したものを受信信号として取り入れてもよい。
送信機100からセンサ装置200への送電信号及び第1信号の周波数帯域及びプロトコル、また、センサ装置200から送信機100及び/または情報処理装置300への前記物理量を表す信号及び第2信号の周波数帯域及びプロトコルは、周知のものから適宜選択することができる。以下に一例を説明するが、一実施形態及び変形例に開示された情報処理システム1において採用可能な周波数帯域及びプロトコルは例示されたものに限定されない。
まず、送信機100から送信される送電信号は、一例として、所定の電力を有する連続波(CW)であってもよい。また、送電信号の周波数帯域は、送信機100とセンサ装置200との間の距離を考慮して、例えば900MHz帯域である。例示した周波数帯域より高周波数の帯域であると、送信機100とセンサ装置200の距離を短くしないと、センサ装置200が動作可能な所定の電力を給電できない可能性があるので、実用的範囲を考慮する(一例として送信機100とセンサ装置との間の距離が数mであるとか)ことで適切な周波数帯域を決定することができる。
この際、情報処理システム1が設置された国の法律等により、所定の電力を有する送電信号を間欠的に行う制限が生じることがある。一例として、送信機100からの送電信号が、日本の電波法に規定する無線局の規定に該当する場合(免許の有無は問わない)、電波法に基づいて送電信号に対して一定の休止期間を設ける必要が生じる場合がある。この場合、ある程度の時間軸上で考えると、送電信号は連続波とは言えない。そこで、本実施形態の情報処理システム1では、間欠的である送電信号が第1信号を兼ねるものであると考える。但し、休止期間を設けることが肝要であり、この休止期間はわずかであれば足りるので、送信機100から送信される送電信号は略継続的な連続波であると見なすことができる。
送電信号を第1信号であると考えた場合、第1信号は複数の送信機100それぞれで異ならない可能性がある。つまり、複数の送信機100それぞれで休止期間を同期させるかどうかは設計事項であり、本実施形態の情報処理システム1において必須ではない。当然、複数の送信機100それぞれで休止期間を意図的に異ならせ、この休止期間の時間軸上での差異により個々の送信機100をセンサ装置200で識別する構成を採用することも可能である。
また、センサ装置200から送信機100及び/または情報処理装置300に送信される、物理量を表す信号及び第2信号の周波数帯域は、これら信号の送信プロトコルによって定められてもよい。一例として、これら信号のプロトコルが無線LAN(IEEE802.11)規格により定められたものであれば、信号の周波数帯域は2.4GHzである。同様に、信号のプロトコルがBluetooth(登録商標)規格により定められたものであれば、やはり信号の周波数帯域は2.4GHzである。さらに、信号のプロトコルがUWB(Ultra Wide Band:超広帯域無線)であるならば、マイクロ波帯及び準ミリ波帯において各国が定めた特定の周波数帯域となる。さらに、信号のプロトコルがRFID(Radio Frequency Identification)であるならば、送信機100とRFタグであるセンサ装置200(のセンサ通信部210)との間の距離や通信方式により適切な周波数帯域が選択される。
このように、センサ装置200から送信機100及び/または情報処理装置300に送信される、物理量を表す信号及び第2信号のプロトコルは、データ送受信が可能なプロトコル、特に、比較的短距離(例えば数m)での通信が可能な既知のプロトコルが好適に適用される。一例として、無線LAN、Bluetooth、UWB、RFIDなどが挙げられる。
さらに、これら信号が送信機100により受信される場合、送信機100と情報処理装置300との間の通信も必要である。送信機100と情報処理装置300との間は、有線方式のネットワークにより接続されていてもよいし、送信機100とセンサ装置200との間の通信で用いられている各種無線方式により接続されていてもよい。無線方式の場合、送信機100、情報処理装置300それぞれに無線送受信部を有することが好ましい。
送信機100からの送電信号の送出タイミングと、センサ装置200からの物理量を表す信号の送出タイミングとは同時であってもよい。つまり、送信機100が送電信号を送出するのと同時にセンサ装置200が物理量を表す信号を送出してもよい。当然、送信機100からの送電信号と第1信号との送出タイミングとセンサ装置200からの物理量を表す信号及び第2信号の送出タイミングとが同時であってもよい。
RFID、特にパッシブタグと呼ばれるRFIDタグを用いた場合、RFIDから送信される信号は、RFIDリーダ/ライタからの送信信号の反射波(バックスキャッター)を用いている。従って、本実施形態でいうところの、送信機100からの送電信号とセンサ装置200からの物理量等の信号とを同時に行うことは困難である。さらに、バックスキャッターを用いた通信であると、同一周波数帯による信号の送受信となり、信号の送受信を同時に行うことの技術的困難性が高い。この点、本実施形態の情報処理システム1では、送信機100からの送電信号の周波数帯域と、センサ装置200からの物理量を表す信号等の周波数帯域とを異ならせることができるので、これら信号の送受信を同時に行うことの技術的困難性は低い。
上述したように、情報処理装置300の記憶部322は、(第2)対応情報を記憶する。第2対応情報は、送信機100とセンサ装置200との間の距離と、第1信号に応じた第2信号とを対応づけた情報である。第2対応情報の詳細は、情報処理装置300の推定部312が、送信機100とセンサ装置200との間の距離をどのようにして検出するかによって定まる。
送信機100とセンサ装置200との間の距離を検出する手法としては、センサ装置200からの電波の電波強度(Received Signal Strength Indication)に基づく手法、センサ装置200からの電波の到来角度に基づく手法、及び、センサ装置200からの電波の到来時間に基づく手法などが挙げられる。
電波の電波強度に基づく手法は、次のような手法である。センサ装置200が発信する電波の電波強度が第2対応情報として与えられており、送信機100及び/または情報処理装置300が受信したセンサ装置200からの電波強度を推定部312が検出する。フリスの伝達公式により、センサ装置200からの電波は、送信機100及び/または情報処理装置300までの距離の2乗に反比例して減衰することが知られているので、このフリスの伝達公式を用いて、推定部312はセンサ装置200から送信機100及び/または情報処理装置300までの距離を求めることができる。このような手法は、無線LAN(IEEE802.11)において多用されている。
次に、電波の到来角度に基づく手法は、次のような手法である。送信機100及び/または情報処理装置300が、センサ装置200からの電波を複数のアンテナで受信する構成を採用すれば、それぞれのアンテナでの受信時間の差に基づいて、推定部312がセンサ装置200からの電波の到来角度を求めることができる。そして、複数の送信機100及び/または情報処理装置300により同一のセンサ装置200からの電波の到来角度を求めることにより、推定部312はセンサ装置200から送信機100及び/または情報処理装置300までの距離を求めることができる。このような手法は、Bluetooth 5.0においてAoA(Angle of Arrival)として規定されている。なお、センサ装置200が複数のアンテナを有していれば、AoD(Angle of Departure)を用いることもできる。このとき、第2対応情報は、電波の受信時間の差と到来角度との関係を示すテーブルである。
さらに、電波の到来時間に基づく手法は次のような手法である。センサ装置200から送信される電波の送信タイミングが一定の周期を持ち(例えばクロックに基づくなど)、送信機100及び/または情報処理装置300はこのクロックと同期するクロックを持つものとする。推定部312は、送信機100及び/または情報処理装置300がセンサ装置200から電波を受信したタイミングから、センサ装置200からの電波の到来時間、つまり、センサ装置200から電波が送信された時間と送信機100及び/または情報処理装置300が電波を受信した時間との差分を求める。そして、推定部312は、この時間の差分に基づいて、センサ装置200から送信機100及び/または情報処理装置300までの距離を求めることができる。このような手法は、電波のプロトコルとしてUWBを採用した場合において用いられている。この場合、第2対応情報は、電波の到来時間と距離との関係を示すテーブルである。
以上説明した手法により、推定部312は、電波を送信したセンサ装置200と送信機100及び/または情報処理装置300との間の距離を算出することができ、算出した距離に基づいて、第2信号を送信したセンサ装置200に最も近い距離を有する送信機100を特定することができる。そして、推定部312は、特定した送信機100の近くに、第2信号を送信するセンサ装置200があると推定する。 加えて、推定部312は、上述した手法により算出した、センサ装置200と送信機100及び/または情報処理装置300との間の距離を、同一のセンサ装置200と複数の送信機100及び/または情報処理装置300について求めることで、センサ装置200の位置を求めることができる。以下、図10~図12を参照して、センサ装置200の位置を求める手法について説明する。
センサ装置200の位置を求める手法としては、いわゆる三角測量による手法、チェックインと呼ばれる手法、フィンガープリントによる手法などが挙げられる。
三角測量による手法については既に説明したが、図10を用いて改めて詳細に説明する。三角測量は、少なくとも2つの送信機100及び/または情報処理装置300とセンサ装置200との間の距離、好ましくは、3つ以上の送信機100及び/または情報処理装置300とセンサ装置200との間の距離が求まっていることを前提とする。図10に示す例では、3つの送信機100それぞれについて、センサ装置200との間の距離が推定部312により求められたものとする。この距離を円500でそれぞれ示す。なお、図10では送信機100とセンサ装置200との間の距離として図示しているが、情報処理装置300とセンサ装置200との間の距離であってもよい。それぞれの送信機100とセンサ装置200との間の距離の関係から、センサ装置200は3つの円500の交点510に存在することが推定される。このようにして、送信機100及び/または情報処理装置300とセンサ装置200との間の距離を推定部312が求めることができる。
チェックインと呼ばれる手法について、図11を参照して説明する。チェックインでは、所定の距離に対応する電波強度の値を予め閾値として定めておく。推定部312は、特定の送信機100について、センサ装置200から送信される電波の電波強度をモニタリングし、この電波強度が予め定めた閾値以上になったら、特定の送信機100とセンサ装置200とが、この電波強度に対応する距離であると判定する。図11では、閾値に対応する距離を円600で表している。そして、複数の送信機100について同様の判定を行うことで、送信機100及び/または情報処理装置300とセンサ装置200との間の距離を推定部312が求めることができる。なお、図11でも送信機100とセンサ装置200との間の距離として図示しているが、情報処理装置300とセンサ装置200との間の距離であってもよい。
フィンガープリントと呼ばれる手法について、図12を参照して説明する。例えば、図12に示すように、複数(図12では3つ)の送信機100が、センサ装置200が配置される部屋700等の屋根付近に設置されているものとする。また、センサ装置200は部屋700の床面付近の平面710上に配置されているものとする。この平面710を所定の複数の区画720に区切り、各区画720にセンサ装置200が配置されていた場合の、それぞれの送信機100が受信するセンサ装置200からの電波の電波強度を予め求めておく。この際、各区画720における電波強度は実測値であってもよいし、理論計算(送信機100とセンサ装置200との間の距離がわかれば計算することはできる)で求めてもよい。そして、推定部312は、複数の送信機100で検出したセンサ装置200の電波の電波強度を検出し、区画720に割り当てられた電波強度の値の組の中から、合致するあるいは最も値の近い電波強度が割り当てられた区画720を求め、この区画720にセンサ装置200が位置しているものと推定する。なお、図12でも送信機100とセンサ装置200との間の距離として図示しているが、情報処理装置300とセンサ装置200との間の距離であってもよい。
以上、推定部312の動作について種々説明したが、本実施形態において、推定部312は送信機100に設けられていてもよいし、送信機100及び情報処理装置300に設けられた送受信部に設けられていてもよい。このように、本実施形態の情報処理システム1において、図1等に示す送信機100と情報処理装置300とを含めて情報処理装置と考えることができる。
従って、変形例の情報処理システム1によっても、一実施形態の情報処理システム1と同様の効果を得ることができる。
[付記]
上述した情報処理装置300の各部は、コンピュータの演算処理装置等の機能として実現されてもよい。すなわち、情報処理装置300の取得部311、推定部312、アンテナ制御部313、処理制御部314、受付部315、送信制御部316及び出力制御部317(制御部310)は、コンピュータの演算処理装置等による取得機能、推定機能、アンテナ制御機能、処理制御機能、受付機能、送信制御機能及び出力制御機能(制御機能)としてそれぞれ実現されてもよい。
情報処理プログラムは、上述した各機能をコンピュータに実現させることができる。情報処理プログラムは、例えば、メモリ、ソリッドステートドライブ、ハードディスクドライブ又は光ディスク等の、コンピュータで読み取り可能な非一時的な記録媒体に記録されていてもよい。
また、上述したように、情報処理装置300の各部は、コンピュータの演算処理装置等で実現されてもよい。その演算処理装置等は、例えば、集積回路等によって構成される。このため、情報処理装置300の各部は、演算処理装置等を構成する回路として実現されてもよい。すなわち、情報処理装置300の取得部311、推定部312、アンテナ制御部313、処理制御部314、受付部315、送信制御部316及び出力制御部317(制御部310)は、コンピュータの演算処理装置等を構成する取得回路、推定回路、アンテナ制御回路、処理制御回路、受付回路、送信制御回路及び出力制御回路(制御回路)として実現されてもよい。
また、情報処理装置300の通信部321、記憶部322及び表示部323(出力部)は、例えば、演算処理装置等の機能を含む通信機能、記憶機能及び表示機能(出力機能)として実現されもよい。また、情報処理装置300の通信部321、記憶部322及び表示部323(出力部)は、例えば、集積回路等によって構成されることにより通信回路、記憶回路及び表示回路(出力回路)として実現されてもよい。また、情報処理装置300の通信部321、記憶部322及び表示部323(出力部)は、例えば、複数のデバイスによって構成されることにより通信装置、記憶装置及び表示装置(出力装置)として構成されてもよい。
情報処理システム1は、上述した複数の各部のうち1又は任意の複数を組み合わせることが可能である。
本開示では、「情報」の文言を使用しているが、「情報」の文言は「データ」と言い換えることができ、「データ」の文言は「情報」と言い換えることができる。
[本実施形態の態様及び効果]
次に、本実施形態の一態様及び各態様が奏する効果について説明する。なお、本実施形態は以下に記載する各態様に限定されることはなく、上述した各部を適宜組み合わせて実現されてもよい。また、以下に記載する効果は一例であり、各態様が奏する効果は以下に記載するものに限定されることはない。
(態様1)
一態様の情報処理システムは、電力を無線で送電する1つ又は複数の送信機であって、送信機それぞれで異なる第1信号を送信することが可能な送信機と、送信機によって送電される電力を受電すると共に、第1信号を受信することが可能な受信機を備え、それぞれ異なる位置に配され、所定の物理量を測定することが可能な複数のセンサ装置と、複数のセンサ装置それぞれで測定される物理量と、送信機それぞれから送信される第1信号に応じた第2信号とを、複数のセンサ装置から取得することが可能な情報処理装置と、を備え、情報処理装置は、送信機が配される位置と、送信機によって送信される第1信号と、第1信号に応じた第2信号とを対応づけた第1対応情報を記憶する記憶部と、記憶部に記憶される第1対応情報に基づいて、送信機のうち、センサ装置から送信される第2信号に応じた第1信号を送信する送信機を特定することにより、その送信機の近くに第2信号を送信するセンサ装置があると推定する推定部と、を備える。
これにより、情報処理システムは、センサ装置の位置を推定することができる。また一例として、情報処理システムは、複数の送信機それぞれから送信される第1信号を利用して、三角測量を行うことにより、センサ装置の位置を特定することができる。
(態様2)
一態様の情報処理システムは、電力を無線で送電する1つ又は複数の送信機であって、第1信号を送信することが可能な送信機と、送信機によって送電される電力を受電すると共に、第1信号を受信することが可能な受信機を備え、それぞれ異なる位置に配され、所定の物理量を測定することが可能な複数のセンサ装置と、複数のセンサ装置それぞれで測定される物理量を表す信号と、送信機それぞれから送信される第1信号に応じた第2信号とを、複数のセンサ装置から取得することが可能な情報処理装置と、を備え、情報処理装置は、送信機とセンサ装置との間の距離と、第1信号に応じた第2信号とを対応づけた第2対応情報を記憶する記憶部と、記憶部に記憶される第2対応情報に基づいて、送信機のうち、第2信号を送信するセンサ装置に最も近い距離を有する送信機を特定することにより、当該送信機の近くに第2信号を送信するセンサ装置があると推定する推定部と、を備える。
これにより、情報処理システムは、センサ装置と情報処理装置との間の距離を推定することができる。また一例として、情報処理システムは、複数の送信機それぞれから送信される第2信号を利用して、三角測量を行うことにより、センサ装置の位置を特定することができる。
(態様3)
一態様の情報処理システムでは、情報処理装置は、推定部によって推定されるセンサ装置の位置に対して、送信機のアンテナの指向性が向くよう制御するアンテナ制御部を備えることとしてもよい。
これにより、情報処理システムは、送信機からセンサ装置に対して、電力及び第1信号を効率的に送信することができる。
(態様4)
一態様の情報処理システムでは、アンテナ制御部は、推定部によって推定されるセンサ装置の位置に基づいて、そのセンサ装置に最も近い送信機のアンテナを制御することとしてもよい。
これにより、情報処理システムは、送信機からセンサ装置に対して、電力及び第1信号を効率的に送信することができる。
(態様5)
一態様の情報処理システムでは、情報処理装置は、推定部によって位置が推定されるセンサ装置によって測定される物理量に基づいて、そのセンサ装置が配される位置に対して所定の処理を行うよう処理部を制御する処理制御部を備えることとしてもよい。
これにより、情報処理システムは、センサ装置が配される環境下の物理量を利用して、そのセンサ装置が配される位置(付近の位置)の環境に対して処理を行うことができる。
(態様6)
一態様の情報処理システムでは、処理部は、エアコンであり、センサ装置は、温度センサを備え、処理制御部は、温度センサによって測定される温度が変化する場合、その温度センサが配される位置の温度を調整するようエアコンを制御することとしてもよい。
これにより、情報処理システムは、センサ装置が配される位置の温度に基づいて、そのセンサ装置が配される付近の環境の温度を調整することができる。
(態様7)
一態様の情報処理システムでは、処理制御部は、センサ装置の配置位置と、この配置位置における目標温度とを対応付けた第1処理対応情報を有し、個々の温度センサにより測定された温度が、センサ装置の配置位置に対応付けられた目標温度に近付くようにエアコンを制御することとしてもよい。
これにより、情報処理システムは、センサ装置が配される位置の温度に基づいて、そのセンサ装置が配される付近の環境の温度をよりきめ細かくかつセンサ装置近傍に所在する人にとって快適なものに調整することができる。
(態様8)
一態様の情報処理システムでは、処理部は、照明装置であり、センサ装置は、照度センサを備え、処理制御部は、照度センサによって測定される照度が変化する場合、その照度センサが配される位置の明るさを調整するよう照明装置を制御することとしてもよい。
これにより、情報処理システムは、センサ装置が配される位置の照度に基づいて、そのセンサ装置が配される付近の環境の照度を調整することができる。
(態様9)
一態様の情報処理システムでは、処理制御部は、センサ装置の配置位置と、この配置位置における目標照度とを対応付けた第2処理対応情報を有し、個々の照度センサにより測定された照度が、センサ装置の配置位置に対応付けられた目標照度に近付くように照明装置を制御することとしてもよい。
これにより、情報処理システムは、センサ装置が配される位置の照度に基づいて、そのセンサ装置が配される付近の環境の照度をきめ細かくかつセンサ装置近傍に所在する人にとって適切なものに調整することができる。
(態様10)
一態様の情報処理システムでは、送信機それぞれは、送信機のアンテナから送電する電力の信号についての方向性結合器を備え、情報処理装置は、方向性結合器それぞれによって測定される所定の特性を受け付ける受付部と、受付部によって受け付ける所定の特性が悪くなる変化が生じた場合、その特性が変化した方向性結合器が接続される送信機の送信電力を、特性の変化が生じない場合に比べて弱くするよう制御する送信制御部と、を備えることとしてもよい。
これにより、情報処理システムは、例えば、送信機の付近に人物が居る場合等、その送信機から送電される電力を弱くすることができる。すなわち、情報処理システムは、例えば、人物が送信電力から悪影響を受けることを抑制することができる。
(態様11)
一態様の情報処理システムでは、送信制御部は、所定の時間、送信電力を弱くするよう送信機を制御することとしてもよい。
これにより、情報処理システムは、例えば、送信機の付近に人物が居る場合等、その送信機から送電される電力を一時的に弱くすることができる。
(態様12)
一態様の情報処理システムでは、送信機が複数設けられてもよく、記憶部に記憶される第2対応情報は、送信機とセンサ装置との間の距離と、第1信号に応じた第2信号の信号強度とを対応づけた情報であってもよく、推定部は、複数の送信機が受信した複数の第2信号の信号強度を求め、複数の信号強度と第2対応情報とに基づいて、複数の送信機のうち、第2信号を送信するセンサ装置に最も近い距離を有する送信機を特定してもよい。
これにより、情報処理システムは、センサ装置に最も近い距離を有する送信機をより正確に特定することができる。
(態様13)
一態様の情報処理システムでは、送信機が3つ以上設けられてもよく、推定部は、少なくとも3つ以上の送信機が受信した複数の第2信号の信号強度を求め、複数の信号強度と第2対応情報とに基づいて、複数の送信機のうち、第2信号を送信するセンサ装置に最も近い距離を有する送信機を特定するとともに、送信機に最も近い距離を有するセンサ装置が配置された位置を特定してもよい。
これにより、情報処理システムは、センサ装置から送信される第2信号を利用してセンサ装置の位置を特定することができる。
(態様14)
一態様の情報処理システムでは、推定部は、送信機が受信した第2信号の信号強度を求め、信号強度と第2対応情報とに基づいて、信号強度が予め定めた閾値以上であるか否かに基づいて、複数の送信機のうち、第2信号を送信するセンサ装置に最も近い距離を有する送信機を特定してもよい。
これにより、情報処理システムは、センサ装置に最も近い距離を有する送信機をより正確に特定することができる。
(態様15)
一態様の情報処理システムでは、送信機が3つ以上設けられてもよく、記憶部に記憶される第2対応情報は、センサ装置が配置される位置と、第1信号に応じた第2信号の信号強度とを対応づけた情報であってもよく、推定部は、少なくとも3つ以上の送信機が受信した複数の第2信号の信号強度を求め、複数の信号強度と第2対応情報とに基づいて、複数の送信機のうち、第2信号を送信するセンサ装置に最も近い距離を有する送信機を特定するとともに、送信機に最も近い距離を有するセンサ装置が配置された位置を特定してもよい。
これにより、情報処理システムは、センサ装置から送信される第2信号の信号強度を利用してセンサ装置の位置を特定することができる。
(態様16)
一態様の情報処理システムでは、送信機が複数設けられてもよく、記推定部は、複数の送信機が受信した複数の第2信号の到来角を求め、複数の到来角と第2対応情報とに基づいて、複数の送信機のうち、第2信号を送信するセンサ装置に最も近い距離を有する送信機を特定してもよい。
これにより、情報処理システムは、センサ装置から送信される第2信号の到来角を利用して、センサ装置に最も近い距離を有する送信機をより正確に特定することができる。
(態様17)
一態様の情報処理システムでは、推定部を送信機に設けてもよい。
これにより、情報処理システムは、情報処理装置の構成を簡略化することができる。
(態様18)
一態様の情報処理システムでは、送信機から送信される送電信号を第1信号としてもよい。
これにより、情報処理システムは、送信機の構成を簡略化することができる。
(態様19)
一態様の情報処理システムでは、送電信号は所定の電力を有する略連続的な無線周波数信号であり、かつ、この無線周波数信号が所定の周期で間欠的に送信機から送信されてもよい。
これにより、情報処理システムは、センサ装置に対して安定的に電力供給ができるとともに、送信機とセンサ装置との間の間隔を広く取ることができる。
(態様20)
一態様の情報処理システムでは、第1信号の周波数帯域と第2信号の周波数帯域とが異なってもよい。
これにより、第1信号と第2信号とを同時に送受信する技術的困難性を低くすることができる。
(態様21)
一態様の情報処理システムでは、送信機から送信される送電信号と同時に、センサ装置が物理量と第2信号とを送信してもよい。
これにより、送信機及びセンサ装置は、自身が定めるタイミングで送電信号及び物理量と第2信号とを送信することができる。
(態様22)
一態様の情報処理装置は、電力を無線で送電する1つ又は複数の送信機であって、送信機それぞれで異なる第1信号を送信することが可能な送信機が配される位置と、送信機によって送信される第1信号と、第1信号に応じた第2信号とを対応づけた第1対応情報を記憶する記憶部と、送信機によって送電される電力を受電すると共に、第1信号を受信することが可能な受信機を備え、それぞれ異なる位置に配され、所定の物理量を測定することが可能な複数のセンサ装置であって、測定される物理量と、送信機それぞれから送信される第1信号に応じた第2信号とを、複数のセンサ装置から取得する取得部と、記憶部に記憶される第1対応情報に基づいて、送信機のうち、取得部によって取得するセンサ装置から送信される第2信号に応じた第1信号を送信する送信機を特定することにより、その送信機の近くに第2信号を送信するセンサ装置があると推定する推定部と、を備える。
これにより、情報処理装置は、上述した一態様の情報処理システムと同様の効果を奏することができる。
(態様23)
一態様の情報処理方法では、電力を無線で送電する1つ又は複数の送信機であって、送信機それぞれで異なる第1信号を送信することが可能な送信機が配される位置と、送信機によって送信される第1信号と、第1信号に応じた第2信号とを対応づけた第1対応情報を記憶する記憶部を備えるコンピュータが、送信機によって送電される電力を受電すると共に、第1信号を受信することが可能な受信機を備え、それぞれ異なる位置に配され、所定の物理量を測定することが可能な複数のセンサ装置であって、測定される物理量と、送信機それぞれから送信される第1信号に応じた第2信号とを、複数のセンサ装置から取得する取得ステップと、記憶部に記憶される第1対応情報に基づいて、送信機のうち、取得ステップによって取得するセンサ装置から送信される第2信号に応じた第1信号を送信する送信機を特定することにより、その送信機の近くに第2信号を送信するセンサ装置があると推定する推定ステップと、を実行する。
これにより、情報処理方法は、上述した一態様の情報処理システムと同様の効果を奏することができる。
(態様24)
一態様の情報処理プログラムでは、コンピュータに、電力を無線で送電する1つ又は複数の送信機であって、送信機それぞれで異なる第1信号を送信することが可能な送信機が配される位置と、送信機によって送信される第1信号と、第1信号に応じた第2信号とを対応づけた第1対応情報を記憶する記憶機能と、送信機によって送電される電力を受電すると共に、第1信号を受信することが可能な受信機を備え、それぞれ異なる位置に配され、所定の物理量を測定することが可能な複数のセンサ装置であって、測定される物理量と、送信機それぞれから送信される第1信号に応じた第2信号とを、複数のセンサ装置から取得する取得機能と、記憶機能に記憶される第1対応情報に基づいて、送信機のうち、取得機能によって取得するセンサ装置から送信される第2信号に応じた第1信号を送信する送信機を特定することにより、その送信機の近くに第2信号を送信するセンサ装置があると推定する推定機能と、を実現させる。
これにより、情報処理プログラムは、上述した一態様の情報処理システムと同様の効果を奏することができる。
(態様25)
一態様の空調機器は、空間内の所定の位置に配置された複数の温度センサにより測定された温度に基づいて制御を行う空調機器であって、複数の温度センサはそれぞれ所定の配置位置に配置され、温度センサによって測定される温度が変化する場合、当該温度センサが配される位置の温度を調整する制御信号を受け入れ、この制御信号に基づいて制御する。
これにより、空調機器とは、温度センサが配される位置の温度に基づいて、その温度センサが配される付近の環境の温度を調整することができる。
(態様26)
一態様の空調機器では、温度センサの配置位置と、この配置位置における目標温度とを対応付けた第1処理対応情報に基づいて、個々の温度センサにより測定された温度が、温度センサの配置位置に対応付けられた目標温度に近付くような制御信号を受け入れることとしてもよい。
これにより、空調機器とは、温度センサが配される位置の温度に基づいて、その温度センサが配される付近の環境の温度をよりきめ細かくかつ温度センサ近傍に所在する人にとって快適なものに調整することができる。
(態様27)
一態様の照明装置は、空間内の所定の位置に配置された複数の照度センサにより測定された照度に基づいて制御を行う照明装置であって、複数の照度センサはそれぞれ所定の配置位置に配置され、照度センサによって測定される照度が変化する場合、当該照度センサが配される位置の明るさを調整する制御信号を受け入れ、この制御信号に基づいて制御する。
これにより、照明装置は、照度センサが配される位置の照度に基づいて、その照度センサが配される付近の環境の照度を調整することができる。
(態様28)
一態様の照明装置では、照度センサの配置位置と、この配置位置における目標照度とを対応付けた第2処理対応情報を有し、個々の照度センサにより測定された照度が、照度センサの配置位置に対応付けられた目標照度に近付くような制御信号を受け入れることとしてもよい。
これにより、照明装置は、照度センサが配される位置の照度に基づいて、その照度センサが配される付近の環境の照度をきめ細かくかつ照度センサ近傍に所在する人にとって適切なものに調整することができる。
1 情報処理システム
100 送信機
101 位相同期回路
102 アンプ回路
103 方向性結合器
200 センサ装置
210 センサ通信部
211 センサ受信部
212 センサ送信部
213 アンテナ
214 給電点
220 センサ部
300 情報処理装置
310 制御部
311 取得部
312 推定部
313 アンテナ制御部
314 処理制御部
315 受付部
316 送信制御部
317 出力制御部
321 通信部
322 記憶部
323 表示部
400 処理部

Claims (28)

  1. 電力を無線で送電する1つ又は複数の送信機であって、前記送信機それぞれで異なる第1信号を送信することが可能な前記送信機と、
    前記送信機によって送電される電力を受電すると共に、前記第1信号を受信することが可能な受信機を備え、それぞれ異なる位置に配され、所定の物理量を測定することが可能な複数のセンサ装置と、
    複数の前記センサ装置それぞれで測定される前記物理量と、前記送信機それぞれから送信される前記第1信号に応じた第2信号とを、複数の前記センサ装置から取得することが可能な情報処理装置と、を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記送信機が配される位置と、前記送信機によって送信される前記第1信号と、前記第1信号に応じた前記第2信号とを対応づけた第1対応情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶される前記第1対応情報に基づいて、前記送信機のうち、前記センサ装置から送信される前記第2信号に応じた前記第1信号を送信する前記送信機を特定することにより、当該送信機の近くに前記第2信号を送信する前記センサ装置があると推定する推定部と、
    を備える情報処理システム。
  2. 電力を無線で送電する1つ又は複数の送信機であって、第1信号を送信することが可能な前記送信機と、
    前記送信機によって送電される電力を受電すると共に、前記第1信号を受信することが可能な受信機を備え、それぞれ異なる位置に配され、所定の物理量を測定することが可能な複数のセンサ装置と、
    複数の前記センサ装置それぞれで測定される前記物理量を表す信号と、前記送信機それぞれから送信される前記第1信号に応じた第2信号とを、複数の前記センサ装置から取得することが可能な情報処理装置と、を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記送信機と前記センサ装置との間の距離と、前記第1信号に応じた前記第2信号とを対応づけた第2対応情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶される前記第2対応情報に基づいて、前記送信機のうち、前記第2信号を送信する前記センサ装置に最も近い前記距離を有する前記送信機を特定することにより、当該送信機の近くに前記第2信号を送信する前記センサ装置があると推定する推定部と、
    を備える情報処理システム。
  3. 前記情報処理装置は、前記推定部によって推定される前記センサ装置の位置に対して、前記送信機のアンテナの指向性が向くよう制御するアンテナ制御部を備える
    請求項1または2に記載の情報処理システム。
  4. 前記アンテナ制御部は、前記推定部によって推定される前記センサ装置の位置に基づいて、当該センサ装置に最も近い前記送信機のアンテナを制御する
    請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 前記情報処理装置は、前記推定部によって位置が推定される前記センサ装置によって測定される前記物理量に基づいて、当該センサ装置が配される位置に対して所定の処理を行うよう処理部を制御する処理制御部を備える
    請求項1~4のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  6. 前記処理部は、エアコンであり、
    前記センサ装置は、温度センサを備え、
    前記処理制御部は、前記温度センサによって測定される温度が変化する場合、当該温度センサが配される位置の温度を調整するよう前記エアコンを制御する
    請求項5に記載の情報処理システム。
  7. 前記処理制御部は、前記センサ装置の配置位置と、この配置位置における目標温度とを対応付けた第1処理対応情報を有し、個々の前記温度センサにより測定された温度が、前記センサ装置の配置位置に対応付けられた目標温度に近付くように前記エアコンを制御する
    請求項6に記載の情報処理システム。
  8. 前記処理部は、照明装置であり、
    前記センサ装置は、照度センサを備え、
    前記処理制御部は、前記照度センサによって測定される照度が変化する場合、当該照度センサが配される位置の明るさを調整するよう前記照明装置を制御する
    請求項5に記載の情報処理システム。
  9. 前記処理制御部は、前記センサ装置の配置位置と、この配置位置における目標照度とを対応付けた第2処理対応情報を有し、個々の前記照度センサにより測定された照度が、前記センサ装置の配置位置に対応付けられた目標照度に近付くように前記照明装置を制御する
    請求項8に記載の情報処理システム。
  10. 前記送信機それぞれは、前記送信機のアンテナから送電する電力の信号についての方向性結合器を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記方向性結合器それぞれによって測定される所定の特性を受け付ける受付部と、
    前記受付部によって受け付ける所定の特性が悪くなる変化が生じた場合、当該特性が変化した前記方向性結合器が接続される前記送信機の送信電力を、前記特性の変化が生じない場合に比べて弱くするよう制御する送信制御部と、
    を備える請求項1~9のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  11. 前記送信制御部は、所定の時間、前記送信電力を弱くするよう前記送信機を制御する
    請求項10に記載の情報処理システム。
  12. 前記送信機は複数設けられ、
    前記記憶部に記憶される前記第2対応情報は、前記送信機と前記センサ装置との間の前記距離と、前記第1信号に応じた前記第2信号の信号強度とを対応づけた情報であり、
    前記推定部は、複数の前記送信機が受信した複数の前記第2信号の前記信号強度を求め、前記複数の信号強度と前記第2対応情報とに基づいて、複数の前記送信機のうち、前記第2信号を送信する前記センサ装置に最も近い前記距離を有する前記送信機を特定する
    請求項2に記載の情報処理システム。
  13. 前記送信機は3つ以上設けられ、
    前記推定部は、少なくとも3つ以上の前記送信機が受信した複数の前記第2信号の前記信号強度を求め、前記複数の信号強度と前記第2対応情報とに基づいて、複数の前記送信機のうち、前記第2信号を送信する前記センサ装置に最も近い前記距離を有する前記送信機を特定するとともに、前記送信機に最も近い前記距離を有する前記センサ装置が配置された位置を特定する
    請求項12に記載の情報処理システム。
  14. 前記推定部は、前記送信機が受信した前記第2信号の信号強度を求め、前記信号強度と前記第2対応情報とに基づいて、前記信号強度が予め定めた閾値以上であるか否かに基づいて、前記送信機のうち、前記第2信号を送信する前記センサ装置に最も近い前記距離を有する前記送信機を特定する
    請求項2に記載の情報処理システム。
  15. 前記送信機は3つ以上設けられ、
    前記記憶部に記憶される前記第2対応情報は、前記センサ装置が配置される位置と、前記第1信号に応じた前記第2信号の信号強度とを対応づけた情報であり、
    前記推定部は、少なくとも3つ以上の前記送信機が受信した複数の前記第2信号の前記信号強度を求め、前記複数の信号強度と前記第2対応情報とに基づいて、複数の前記送信機のうち、前記第2信号を送信する前記センサ装置に最も近い前記距離を有する前記送信機を特定するとともに、前記送信機に最も近い前記距離を有する前記センサ装置が配置された位置を特定する
    請求項2に記載の情報処理システム。
  16. 前記送信機は複数設けられ、
    前記推定部は、複数の前記送信機が受信した複数の前記第2信号の到来角を求め、前記複数の到来角と前記第2対応情報とに基づいて、複数の前記送信機のうち、前記第2信号を送信する前記センサ装置に最も近い前記距離を有する前記送信機を特定する
    請求項2に記載の情報処理システム。
  17. 前記推定部を前記送信機に設けたことを特徴とする請求項2、12~16のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  18. 前記送信機から送信される送電信号は前記第1信号である、請求項1または2に記載の情報処理システム。
  19. 前記送電信号は所定の電力を有する略連続的な無線周波数信号であり、かつ、この無線周波数信号が所定の周期で間欠的に前記送信機から送信されることで、前記送電信号が前記第1信号となる、請求項18に記載の情報処理システム。
  20. 前記第1信号の周波数帯域と前記第2信号の周波数帯域とが異なる、請求項19に記載の情報処理システム。
  21. 前記送信機から送信される送電信号と同時に、前記センサ装置が前記物理量と前記第2信号とを送信する、請求項1、2または18のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  22. 電力を無線で送電する1つ又は複数の送信機であって、前記送信機それぞれで異なる第1信号を送信することが可能な前記送信機が配される位置と、前記送信機によって送信される前記第1信号と、前記第1信号に応じた第2信号とを対応づけた第1対応情報を記憶する記憶部と、
    前記送信機によって送電される電力を受電すると共に、前記第1信号を受信することが可能な受信機を備え、それぞれ異なる位置に配され、所定の物理量を測定することが可能な複数のセンサ装置であって、測定される前記物理量と、前記送信機それぞれから送信される前記第1信号に応じた前記第2信号とを、複数の前記センサ装置から取得する取得部と、
    前記記憶部に記憶される前記第1対応情報に基づいて、前記送信機のうち、前記取得部によって取得する前記センサ装置から送信される前記第2信号に応じた前記第1信号を送信する前記送信機を特定することにより、当該送信機の近くに前記第2信号を送信する前記センサ装置があると推定する推定部と、
    を備える情報処理装置。
  23. 電力を無線で送電する1つ又複数の送信機であって、前記送信機それぞれで異なる第1信号を送信することが可能な前記送信機が配される位置と、前記送信機によって送信される前記第1信号と、前記第1信号に応じた第2信号とを対応づけた第1対応情報を記憶する記憶部を備えるコンピュータが、
    前記送信機によって送電される電力を受電すると共に、前記第1信号を受信することが可能な受信機を備え、それぞれ異なる位置に配され、所定の物理量を測定することが可能な複数のセンサ装置であって、測定される前記物理量と、前記送信機それぞれから送信される前記第1信号に応じた前記第2信号とを、複数の前記センサ装置から取得する取得ステップと、
    前記記憶部に記憶される前記第1対応情報に基づいて、前記送信機のうち、前記取得ステップによって取得する前記センサ装置から送信される前記第2信号に応じた前記第1信号を送信する前記送信機を特定することにより、当該送信機の近くに前記第2信号を送信する前記センサ装置があると推定する推定ステップと、
    を実行する情報処理方法。
  24. コンピュータに、
    電力を無線で送電する1つ又は複数の送信機であって、前記送信機それぞれで異なる第1信号を送信することが可能な前記送信機が配される位置と、前記送信機によって送信される前記第1信号と、前記第1信号に応じた前記第2信号とを対応づけた第1対応情報を記憶する記憶機能と、
    前記送信機によって送電される電力を受電すると共に、前記第1信号を受信することが可能な受信機を備え、それぞれ異なる位置に配され、所定の物理量を測定することが可能な複数のセンサ装置であって、測定される前記物理量と、前記送信機それぞれから送信される前記第1信号に応じた前記第2信号とを、複数の前記センサ装置から取得する取得機能と、
    前記記憶機能に記憶される前記第1対応情報に基づいて、前記送信機のうち、前記取得機能によって取得する前記センサ装置から送信される前記第2信号に応じた前記第1信号を送信する前記送信機を特定することにより、当該送信機の近くに前記第2信号を送信する前記センサ装置があると推定する推定機能と、
    を実現させる情報処理プログラム。
  25. 空間内の所定の位置に配置された複数の温度センサにより測定された温度に基づいて制御を行う空調機器であって、
    複数の前記温度センサはそれぞれ所定の配置位置に配置され、
    前記温度センサによって測定される温度が変化する場合、当該温度センサが配される位置の温度を調整する制御信号を受け入れ、この制御信号に基づいて制御する
    空調機器。
  26. 前記温度センサの配置位置と、この配置位置における目標温度とを対応付けた第1処理対応情報に基づいて、個々の前記温度センサにより測定された温度が、前記温度センサの配置位置に対応付けられた目標温度に近付くような前記制御信号を受け入れる
    請求項25に記載の空調機器。
  27. 空間内の所定の位置に配置された複数の照度センサにより測定された照度に基づいて制御を行う照明装置であって、
    複数の前記照度センサはそれぞれ所定の配置位置に配置され、
    前記照度センサによって測定される照度が変化する場合、当該照度センサが配される位置の明るさを調整する制御信号を受け入れ、この制御信号に基づいて制御する
    照明装置。
  28. 前記照度センサの配置位置と、この配置位置における目標照度とを対応付けた第2処理対応情報を有し、個々の前記照度センサにより測定された照度が、前記照度センサの配置位置に対応付けられた目標照度に近付くような前記制御信号を受け入れる
    請求項27に記載の照明装置。
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