JP2023067344A

JP2023067344A - 表示装置

Info

Publication number: JP2023067344A
Application number: JP2021178478A
Authority: JP
Inventors: 勝利中村; Katsutoshi Nakamura
Original assignee: Sharp Corp
Current assignee: Sharp Corp
Priority date: 2021-11-01
Filing date: 2021-11-01
Publication date: 2023-05-16
Also published as: US20230135713A1; US11762228B2

Abstract

【課題】本開示は、更なるフレキシブル基板剥がれの防止が可能な表示装置を提供することを目的とする。【解決手段】本開示の表示装置は、前面に表示部を有する表示パネルと、前記表示パネルに接続するフレキシブル基板と、前記表示パネルの後面を支持するパネルシャーシと、を備え、前記パネルシャーシは、前記表示パネルの側端部よりも外側において、前記表示パネルの後面側から前面側に突出するフレキシブル基板誘導部を有し、前記フレキシブル基板誘導部に沿って、前記フレキシブル基板が外側に延在するように設けられていることを特徴とする。【選択図】図２

Description

本開示は、表示装置に関する。

従来から、表示装置において、表示パネルとフレキシブル基板を接続することが行われている。

例えば、特許文献１では、液晶パネルの表示部周囲の端子部が接続されたテープキャリヤパッケージと、上記液晶パネルの上記端子部に対向するバックライトパネルまたはベゼルと上記テープキャリヤパッケージとの間に挟まれて、上記液晶パネルの表示部と上記バックライトパネルまたはベゼルとの間に隙間を形成するスペーサとを備える液晶表示装置が開示されている。特許文献１に記載の液晶表示装置は、スペーサが、液晶パネルの端子部とテープキャリヤパッケージとの接続部の略全域を覆っており、接続部の外縁よりも外方に突出していることにより、ＴＣＰの曲がり始めが、接続部の外縁からスペーサのエッジに変わり、接続部にかかる力の方向を９０°変えることにより接続部の外縁への応力集中を抑えて、テープキャリヤパッケージが端子部から剥がれるのを防止できる。

特開平１１－３３８３６８号公報

しかしながら、品質保証の観点から、更なるフレキシブル基板剥がれ防止が求められる場合がある。

そこで、本開示は上記問題に鑑み、更なるフレキシブル基板剥がれの防止が可能な表示装置を提供することを目的とする。

本開示の一態様では、前面に表示部を有する表示パネルと、前記表示パネルに接続するフレキシブル基板と、前記表示パネルの後面を支持するパネルシャーシと、を備え、前記パネルシャーシは、前記表示パネルの側端部よりも外側において、前記表示パネルの後面側から前面側に突出するフレキシブル基板誘導部を有し、前記フレキシブル基板誘導部に沿って、前記フレキシブル基板が外側に延在するように設けられていることを特徴とする。

以上説明したように本開示によれば、更なるフレキシブル基板剥がれの防止が可能な表示装置を提供することができる。

図１は、本開示に係る表示装置を模式的に示した斜視図である。図２は、図１にフレキシブル基板を接続したときのＡ－Ａ断面図である。図３は、図１にフレキシブル基板を接続したときのＢ－Ｂ断面図である。

以下、図面を参照して、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本開示の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本開示の解決手段として必須であるとは限らない。

図１は、本開示に係る表示装置１００を模式的に示した斜視図である。図２は、図１にフレキシブル基板を接続したときのＡ－Ａ断面図である。図３は図１にフレキシブル基板を接続したときのＢ－Ｂ断面図である。図１から図３に示すように、本開示に係る表示装置１００は、表示パネル１０と、フレキシブル基板２０と、パネルシャーシ３０と、を備える。なお、図１では、本開示に係る表示装置１００の特徴をより理解できるよう、フレキシブル基板２０、パネルシャーシ３０外側のベゼル７０は省略している。

本開示に係る表示装置１００は、例えば、テレビジョン受像機、モニタディスプレイ、又はその他の機器に表示パネルモジュールとして組み込まれる。

本開示に係る表示装置１００に備える表示パネル１０は、前面に表示部１１を有する。表示部１１は、偏光板５１、５２、ＴＦＴ５３（スイッチング素子）、ＣＦ５４（カラーフィルタ）等から構成れており、その他、光学シート５０、バックライト（不図示）を含んでもよい。

また、表示パネル１０は、自発光型の表示パネルであり、有機発光ダイオード素子を用いた有機ＥＬパネルとすることもできる。

さらに、図２に示すように、ＴＦＴ５３は、ＣＦ５４の端部よりも外側に延在することによりＴＦＴ５３の後面の一部が外部に露出した露出部１３を有しており、接続部１５が露出部１３に形成される。

本開示に係る表示装置１００に備えるフレキシブル基板２０は、表示パネル１０に接続する。フレキシブル基板２０は、一方が表示パネル１０と接続し、他方が表示パネル１０に入力する信号を生成する信号生成基板６２と接続する。また、フレキシブル基板２０は、ドライバ６１を有している。

また、フレキシブル基板２０は、表示パネル１０の周辺部の第２部位３６に奥方向と手前方向に間隔を置いて配される。

信号生成基板６２は、接続部材６４及び端子６３を介してタイミングコントロール基板６５と接続する。信号生成基板６２は、コンデンサ、抵抗、及びダイオード等の電子部品を実装したプリント回路基板であり、ソース基板等が挙げられる。

本開示に係る表示装置１００に備えるパネルシャーシ３０は、クッション材６０等を介して表示パネル１０の端部近傍の後面を支持する。そして、表示パネル１０の端部近傍の前面をベゼル７０が支持する。

本開示に係る表示装置１００は、バックライトシャーシ８０を備える。バックライトシャーシ８０は、略箱型をなし、光学部材群、反射シートを備える。

また、パネルシャーシ３０は、アルミニウム又は鉄等の熱伝導率の高い金属により構成されている。

パネルシャーシ３０は、図１から図３に示すように、表示パネル１０の側端部１２よりも外側において、表示パネル１０の後面側から前面側に突出するフレキシブル基板誘導部４０を有している。そして、フレキシブル基板誘導部４０に沿って、フレキシブル基板２０がパネルシャーシ３０の外側に延在するように設けられている。

フレキシブル基板誘導部４０が無い場合、フレキシブル基板２０やフレキシブル基板２０と接続する信号生成基板６２の重さで、フレキシブル基板２０が表示パネル１０から剥がれやすくなる。

そこで、フレキシブル基板誘導部４０を有することで、表示パネル１０との接続部１５からフレキシブル基板誘導部４０に沿ってフレキシブル基板２０が外側に延在するように設けられているので、フレキシブル基板２０とフレキシブル基板誘導部４０とで摩擦力が生じ、フレキシブル基板２０が表示パネル１０との接続部１５から剥がれることを防止できる。

このように、本開示に係る表示装置１００に備える表示パネル１０は、フレキシブル基板誘導部４０を有するので、表示パネル１０が後面からＴＦＴ５３、ＣＦ５４の順に配置されている構造において、フレキシブル基板剥がれをより防止することができる。

さらに、図２及び図３に示すような表示パネル１０が後面からＣＦ５４、ＴＦＴ５３の順に配置されている高輝度対応の構造において、フレキシブル基板２０がＴＦＴ５３の後面に接続するので、フレキシブル基板剥がれがより発生しやすくなるが、本開示に係る表示装置１００に備える表示パネル１０は、フレキシブル基板誘導部４０を有するので、接続部１５が表示パネル１０の後面に設けられていても、フレキシブル基板剥がれをより防止することができる。

前者の構造の場合よりも図２及び図３に示すような後者の構造の場合の方が、フレキシブル基板剥がれ防止効果をより発揮することができる。

フレキシブル基板誘導部４０は、表示パネル１０の側端部１２に当接しないこととしてもよい。図１に示すように、フレキシブル基板誘導部４０を有する箇所は、フレキシブル基板２０を引き出す箇所のため、表示パネル１０の側端部１２（パネルの横方向の端で、側面の部分）の全面と当接せず、フレキシブル基板２０を通すための隙間Ｓ（間隔）があけられている。

パネルシャーシ３０は、図１及び図３に示すように、表示パネル１０の周辺部の第１部位３５において、表示パネル１０の後面側から前面側に突出し、表示パネル１０の側面に当接して表示パネル１０の面方向への動きを規制する表示パネル規制部４５を有する。面方向とは、図１における左方向と右方向及び奥方向と手前方向を示す。そして、パネルシャーシ３０は、図１及び図２に示すように、表示パネル１０の周辺部の第２部位３６において、フレキシブル基板誘導部４０を有する。

表示パネル１０の後面側から前面側に突出するフレキシブル基板誘導部４０の突出長ｌは、表示パネル１０の後面側から前面側に突出する表示パネル規制部４５の突出長Ｌよりも小さいことが好ましい。つまり、ｌ＜Ｌである。フレキシブル基板誘導部４０を有する箇所は、フレキシブル基板２０を引き出すために、それ以外の箇所である表示パネル規制部４５の突出長Ｌよりも小さくなっている。つまり、フレキシブル基板誘導部４０の凸の高さが表示パネル規制部４５の凸の高さよりも低くなっているので、パネルシャーシ３０の端部は切り欠きを有した形状になっている。

フレキシブル基板誘導部４０の先端は、図２に示すように、接続部１５よりも前面側に位置することが好ましい。つまり、フレキシブル基板誘導部４０の突出長ｌは、パネルシャーシ３０の３１から接続部１５までの距離ｄよりも大きいことが好ましい。このようにすれば、フレキシブル基板２０が図２のような断面視においてＵ字状になり、フレキシブル基板誘導部４０とフレキシブル基板２０との摩擦力が向上するので、フレキシブル基板剥がれをより防止することができる。

フレキシブル基板誘導部４０の先端は、テーパー形状とすることが好ましい。このようにすれば、フレキシブル基板誘導部４０とフレキシブル基板２０との摩擦力が向上するので、フレキシブル基板剥がれをより防止することができる。

フレキシブル基板２０は、一方が表示パネル１０と接続し、他方が信号生成基板６２と接続する。係る構造ではそれらの自重でよりフレキシブル基板２０が剥がれやすくなるが、本開示に係る表示装置１００に備える表示パネル１０は、フレキシブル基板誘導部４０を有するので、係る構造においてもフレキシブル基板剥がれを防止することができる。

以上より、本開示に係る表示装置１００によれば、更なるフレキシブル基板剥がれを防止することができる。

なお、上記のように本開示の各実施形態及び各実施例について詳細に説明したが、本開示の新規事項及び効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは、当業者には、容易に理解できるであろう。従って、このような変形例は、全て本開示の範囲に含まれるものとする。

例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義又は同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また、表示装置の構成、動作も本開示の各実施形態及び各実施例で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。

１０表示パネル、１１表示部、１２表示パネルの側端部、１５接続部、２０フレキシブル基板、３０パネルシャーシ、３１パネルシャーシの平坦部、３５第１部位、３６第２部位、４０フレキシブル基板誘導部、４５パネル規制部、５０光学シート、５１、５２偏光板、５３ＴＦＴ、５４ＣＦ、６０クッション材、６１ドライバ、６２信号生成基板、６３端子、６４接続部材、６５タイミングコントロール基板、７０ベゼル、８０バックライトシャーシ、１００表示装置、
ｄパネルシャーシの平坦部から接続部までの距離、Ｓ隙間、Ｌ表示パネル規制部の突出長、ｌフレキシブル基板誘導部の突出長

Claims

前面に表示部を有する表示パネルと、
前記表示パネルに接続するフレキシブル基板と、
前記表示パネルの後面を支持するパネルシャーシと、
を備え、
前記パネルシャーシは、前記表示パネルの側端部よりも外側において、前記表示パネルの後面側から前面側に突出するフレキシブル基板誘導部を有し、
前記フレキシブル基板誘導部に沿って、前記フレキシブル基板が外側に延在するように設けられていることを特徴とする表示装置。
前記フレキシブル基板誘導部は、前記表示パネルの側端部に当接しないことを特徴とする請求項１に記載の表示装置。
前記パネルシャーシは、
前記表示パネルの周辺部の第１部位において、前記表示パネルの後面側から前面側に突出し、前記表示パネルの側面に当接して前記表示パネルの面方向への動きを規制する表示パネル規制部を有し、
前記表示パネルの周辺部の第２部位において、前記フレキシブル基板誘導部を有することを特徴とする請求項１又は２に記載の表示装置。
前記フレキシブル基板誘導部の前記表示パネルの後面側から前面側に突出する突出長は、前記表示パネル規制部の前記表示パネルの後面側から前面側に突出する突出長よりも小さいことを特徴とする請求項３に記載の表示装置。
前記表示パネルと前記フレキシブル基板とが接続する接続部は、前記表示パネルの後面に設けられていることを特徴とする請求項１～４のいずれか１項に記載の表示装置。
前記フレキシブル基板誘導部の先端は、テーパー形状であることを特徴とする請求項１～５のいずれか１項に記載の表示装置。
前記フレキシブル基板は、一方が前記表示パネルと接続し、他方が前記表示パネルに入力する信号を生成する信号生成基板と接続することを特徴とする請求項１～６のいずれか１項に記載の表示装置。