JP2023067039A - 計数装置及び計数方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】照明や光源、照度、被測定物の表面性状といった外乱要素の影響を低減でき、高い精度で対象物の員数を計数することができる、計数装置及び計数方法を提供する。【解決手段】複数の計数対象物の立体を検出する立体検出装置5と、立体検出装置5で取得した3Dデータから任意の断面の2Dデータである断面2D信号データを作成し、断面2D信号データから計数対象物の断面形状を示す対象物2D信号を検出し、検出した対象物2D信号の位置を演算する演算部と、対象物2D信号の位置から、複数の計数対象物の員数を計数する表示制御部と、を備える、計数装置。【選択図】図1

Description

本発明は、計数装置及び計数方法に関する。
従来、例えば、計数対象物を撮像し、撮像して得られた画像に画像処理を施して、計数対象物の員数を計数する計数装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2012-173901号公報
しかしながら、特許文献1のように、計数装置には2Dデータを用いた画像処理によるものがあるが、被計数物の画像自体が様々な外乱(照明や無関係の別光源、照度、被測定物の表面性状などのバラツキ)による撮像結果のバラツキが問題となり、正確な計数を行う事ができないことが多い。結果としてユーザが撮像画像を見てもわかりにくい場合があり、計数結果を十分に修正して正確にすることができない場合がある。
本発明は、上記の問題点にも着目してなされたもので、照明や光源、照度、被測定物の表面性状といった外乱要素の影響を低減でき、高い精度で対象物の員数を計数することができる、計数装置及び計数方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、複数の計数対象物の立体を検出する立体検出装置と、上記立体検出装置で取得した3Dデータから任意の断面の2Dデータである断面2D信号データを作成し、上記断面2D信号データから上記計数対象物の断面形状を示す対象物2D信号を検出し、検出した上記対象物2D信号の位置を演算する演算部と、上記対象物2D信号の位置から、上記複数の計数対象物の員数を計数する表示制御部と、を備える、計数装置が提供される。
本発明の一態様によれば、複数の計数対象物の立体を検出する取得工程と、上記取得工程で取得した3Dデータから任意の断面の2Dデータである断面2D信号データを作成する工程と、上記断面2D信号データから上記計数対象物の断面形状を示す対象物2D信号を検出し、検出した上記対象物2D信号の位置を演算する工程と、上記対象物2D信号の位置から、上記複数の計数対象物の員数を計数する工程と、を備える、計数方法が提供される。
本発明の一態様によれば、照明や光源、照度、被測定物の表面性状といった外乱要素の影響を低減でき、高い精度で対象物の員数を計数することができる、計数装置及び計数方法が提供される。
本発明の実施形態に係る計数システムの構成を示す構成図である。 情報処理装置を示す構成図である。 端末装置を示す構成図である。 計数処理を示すフローチャートである。 計数処理において、3Dデータ及び断面2D信号データの一例を示す説明図であり、(A)は3Dデータを示し、(B)は(A)の破線部の断面における断面2D信号データを示す。 立体検出装置による計数対象物の検出を示す説明図であり、(A)は計数対象物が傾いていない状態を示し、(B)及び(C)は計数対象物が傾いている状態を示す。 立体検出装置による計数対象物の検出の変形例を示す説明図であり、(A)及び(B)は、計数対象物の傾きの方向及び大きさに合わせてレーザー光の照射角度を傾けた状態を示し、(C)及び(D)は計数対象物の傾きよりもレーザー光の照射角度の傾きを大きくした状態を示す。
以下の詳細な説明では、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付し、重複する説明を省略する。各図面は模式的なものであり、現実のものとは異なる場合が含まれる。また、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、構造、配置等を下記のものに特定するものではない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において種々の変更を加えることができる。
以下、本発明の一実施形態に係る計数装置及び計数方法について、図面を参照しつつ説明する。本実施形態に係る計数装置は、計数対象物を3Dスキャンし、認識した3Dデータ(立体データ)を任意の場所で切断して得られる断面2D信号データから、断面2D信号データに存在する計数対象物の員数を計数するための計数システムを構成している。また、計数装置は、位置ズレや、欠品等で断面2D信号データ上に全く存在しない(そもそも3Dスキャンできる場所にない)等の理由で。計数できないことや不整合があることを報知するための報知システムも構成している。
図1に示すように、本実施形態に係る計数システム1は、計数装置2を備えている。図1は、計数システム1に、更に、複数の計数対象物3である計数対象物3群を所定方向へ搬送する搬送装置4を備えている例を示している。搬送装置4は、図1に示した搬送装置4とは別の形態の装置でもよく、例えば、図示されている搬送方向とは水平方向に平行な直角方向に搬送する装置であってもよく、ウォーキングビームやローラーを用いて搬送する装置であってもよい。図1では、計数対象物3として、棒鋼を採用した一例を示している。図1では、棒鋼が番線等で結束されて、端面が搬送方向に向くように搬送ベルトに載せられた一例を示している。
なお、本実施形態では、計数対象物3として、棒鋼を用いる例を示したが、他の構成を採用することもできる。例えば計数対象物3として、平形鋼、パイプ、山形鋼又はH形鋼を用いてもよい。なお、複数の計数対象物3は、端面が一方向に向くように、長手方向が揃えられた状態で配され、好ましくは結束などによって一つにまとめられる。
(計数装置)
計数装置2は、立体検出装置5と、情報処理装置6と、端末装置7とを備えている。立体検出装置5と情報処理装置6とは、ケーブル8を介してデータを送受信可能となっている。また、情報処理装置6と端末装置7とは、ケーブル9を介して、データを送受信可能となっている。
(立体検出装置)
立体検出装置5は、計数対象物3の立体を検出する装置であり、例えば3Dスキャナーレーザー光切断方式、光投影法などのスキャニング方式の装置であってもよい。3Dスキャナーの方式は特に限定されないが、例えば、LiDAR(LightDetection and Ranging)等の技術を用いることができる。立体検出装置5は、搬送装置4の所定方向側である搬送方向下流側の位置に配置される。また、立体検出装置5は、左右又は上下に移動可能に設けられ、搬送される計数対象物3群の搬送方向下流側の長手方向端部を、搬送方向下流側端となる正面を中心に3Dスキャンする。つまり、立体検出装置5は、計数対象物3群の端面が配される一端側の立体を検出する。また、立体検出装置5は、計数対象物3群の長手方向端部における長手方向の所定長さLの測定領域を3Dスキャンする。この測定領域の長手方向の所定長さLは、少なくとも全ての計数対象物3の端部(後述のように、断面2D信号データが作成可能な長さの端部)が含まれる範囲として設定され、例えば、計数対象物3群の製造装置や搬送装置などの精度、計数対象物の長さのばらつきに応じて適宜設定される。なお、断面とは、計数対象物3の長手方向に直交する断面である。
また、立体検出装置5によるスキャンの方向や角度は特にここでは定めないが、凹部も正確に測定できるようにスキャンするものとすることが好ましい。これにより、計数対象物3群の立体データを採取することができ、任意の断面より断面2D信号データ(ここでは、一例として棒鋼の束の一つの断面の2Dデータ)を生成する。図1では、立体検出装置5が搬送方向下流側の位置に配置され棒鋼の束の正面を中心に3Dスキャンする構成を一例として示している。立体検出装置5によって検出された3Dデータは情報処理装置6へ送信される。
(情報処理装置)
情報処理装置6は、図2に示すように、記憶装置10と、制御装置11とを備えている。情報処理装置6としては、例えば、パソコンを採用することができる。
記憶装置10は、3Dデータ12、断面2D信号データ12’、推定アルゴリズム用データ13、推定演算プログラムの一例である推定アルゴリズム(以下、「IAL」と記述)製品判定プログラム14、対象物データ15及び処理結果データ16を記憶する。記憶装置10としては、例えばハードディスクドライブや、SSD(SolidState Drive)等の単体或いはこれらの組み合わせを採用できる。
3Dデータ12は、立体検出装置5から送信される立体検出による立体データである。断面2D信号データ12’は、3Dデータ12の任意の断面の平面データ(2Dデータ)である。
推定アルゴリズム用データ13は、制御装置11のIAL製品判定プログラム14が推定アルゴリズムを調整するために使用する一連のデータである。例えば、推定アルゴリズム用データ13には、計数対象物3群から得られた断面2D信号データ12’を採用できる。推定アルゴリズム用データ13の取得方法としては、例えば、後述する計数処理によって立体検出装置5で取得された対象物2D信号のデータを蓄積する方法、情報処理装置6の管理者に入力させる方法、情報処理装置6に外部のリソースから取得させる方法を採用することができる。また、推定アルゴリズム用データ13として、立体検出装置5で取得された断面2D信号データ12’と、断面2D信号データ12’内の特定の位置に計数対象物3の対象物2D信号が存在するか否かのユーザの入力による判定結果との組み合わせから得たデータを追加できる構成としてもよい。
IAL製品判定プログラム14は、立体検出装置5で取得され断面2D信号データ12’から、計数対象物3の対象物2D信号が存在する位置を演算するために使用するプログラムである。
例えば、制御装置11がIALのアルゴリズムによって構築した推定モデルのプログラムを採用できる。また、外部の計算機がIALのアルゴリズムによって構築した推定モデルのプログラムを外部のリソースから取得して採用するようにしてもよい。
対象物データ15は、計数対象物3群毎に、計数対象物3の本来あるべき員数、計数対象物3の管理番号、計数対象物3のロット番号及び計数対象物3のスペック、生産管理用データ等の各種情報を示すデータである。計数対象物3の本来あるべき員数としては、製造時において計数対象物3群に含ませる計数対象物3の員数の目標値を採用できる。
処理結果データ16は、IAL製品判定プログラム14の処理で得られるデータである。
記憶装置10は、制御装置11の動作に必要な各種データ及びプログラムも記憶する。
制御装置11は、情報処理装置6が備える各機能ブロックをはじめとする情報処理装置6の全体を制御及び管理するプロセッサである。例えば、制御装置11には、パソコンを採用することができる。制御装置11は、端末装置7から計数対象物3の計数の開始を指示する操作が検出されると、記憶装置10から計数用プログラムを読み出し、読み出した計数用プログラムを実行する。そして、計数用プログラムにより、断面2D信号取得部17、演算部18、表示制御部19、不整合判定部20、及び記憶制御部21等を実現する。制御装置11は、断面2D信号取得部17、演算部18、表示制御部19、不整合判定部20、及び記憶制御部21における、後述する計数処理が行われる。
また、制御装置11は、立体検出装置5が取得した3Dデータとそれから生成される断面2D信号データ12’とが送信されると、送信されたデータのそれぞれを撮像データとして記憶装置10に記憶させる。
(端末装置)
端末装置7は、図3に示すように、表示装置22と、入力装置23と、制御装置24とを備えている。端末装置7としては、例えば、端末装置7には、パソコンを採用することができる。
表示装置22は、制御装置24から出力される3Dデータや2Dデータの信号に従って、例えば断面2D信号データ12’などの各種2Dデータや、各種データを表示する。例えば、液晶表示装置、有機EL表示装置を採用することができる。
入力装置23は、ユーザによって操作され、操作内容を示す操作信号を制御装置24に出力する。例えば、入力装置23には、キーボードやマウス、タッチパネルなどを採用することができる。
制御装置24は、情報処理装置6から送信される信号に従って、例えば断面2D信号データ12’などの各種の2Dデータや、その他の各種データを表示装置22に出力する。また、制御装置24は、入力装置23から出力される操作信号を情報処理装置6に送信する。
(計数処理)
次に2D信号取得部17、演算部18、表示制御部19、不整合判定部20、及び記憶制御部21が実行する計数処理について説明する。
図4に示すように、まずステップS101では、2D信号取得部17は、記憶装置10が記憶している3Dデータ12のうちから、図5に示すように、搬送装置4で搬送される計数対象物3群が写っている3Dデータ12を取得する。
次いで、ステップS102に移行して、演算部18は、ステップS101で取得された3Dデータ12から、検出用の2Dデータとして断面2D信号データ12’を求める。具体的には、立体検出装置5から得られた、同一の計数対象物3群が正面側から取得された3Dデータの任意の断面の2Dデータである断面2D信号データ12’のデータを取得する。図5では、断面2D信号データ12’として、棒鋼の束の端面が正面側(搬送方向下流側)から取得した3Dデータの任意の断面の2Dデータを一例として示している。
また、ステップS102では、異なる位置における断面を複数個(n個)設定し、n個の断面2D信号データ12’が取得されてもよい。断面2D信号データ12’を複数とすることで、冗長性が増し、計数処理の信頼性を向上させることができる。なお、断面2D信号データ12’としては、計数対象物3の正面から取得された3Dデータの任意の断面の2Dデータから得たものが用いられる。さらに、ステップS102では、計数対象物3群に含まれる全ての計数対象物3の断面が断面2D信号データ12’に含まれるように、断面位置が設定されることが好ましい。つまり、搬送方向下流側の端面が最も奥側(搬送方向上流側)にある計数対象物3の断面が含まれるような位置に断面が設定されることが好ましい。
また、飛び出した棒鋼の影になる棒鋼が存在すると、影になった棒鋼のカウント確率(精度)が低下する。そのため、後述の整合判定等を適切に行うことができるように、図5に示すように、3Dデータ12からの断面2D信号データ12’の検出を、予め定めた所定の平面(断面)で行うことで、断面2D信号データ12’を得る。
さらに、ステップS103に移行して、演算部18が、ステップS102で取得した断面2D信号データ12’に基づきIAL判定処理を行う。IAL判定処理では、IALによって構築された推定調整済アルゴリズムのプログラムを用いて、断面2D信号データ12’から計数対象物3の断面を示す2Dデータである対象物2D信号を検出する。つまり、断面2D信号データ12’から計数対象物3の断面形状を示す2Dデータを対象物2D信号として検出する。続いて、断面2D信号データ12’から検出した対象物2D信号の位置を求める。なお、ステップS102にてn個の断面2D信号データ12’が取得された場合、n個の2Dデータ毎に、対象物2D信号を検出し、検出した対象物2D信号の位置を求める処理が行われる。また、IALは多層構造のニューラルネットワークを利用して、データの特徴量を自動で計算及び学習する技術である深層学習であってもよい。
推定モデルのアルゴリズムには、記憶装置10が記憶している推定アルゴリズム用データ13を用いるようにしてもよい。また、外部の計算機により別の推定アルゴリズム用データを用いて推定モデルを調整させてもよい。
なお、本実施形態では、記憶装置10が記憶している推定アルゴリズム用データ13を用いて推定モデルの調整を行うとしたが、他の構成を採用することもできる。例えば、外部のリソースから取得した推定アルゴリズム用データ13を用いて推定モデルの推定を行う構成としてもよい。
その後、ステップS104に移行して、表示制御部19が、ステップS103でIAL判定処理を行った2Dデータについて、カウント処理する。カウント処理では、IAL判定処理により得られた対象物2D信号から、計数対象物3の員数を計数する。また、カウント処理により得られた計数の結果を計数結果ともいう。なお、ステップS103にて複数の断面2D信号データ12’について処理が行われた場合、対象物2D信号の位置を求めた複数の断面2D信号データ12’それぞれについて、カウント処理が行われる。また、ステップS104にて、n個の断面2D信号データ12’に対してカウント処理が行われた場合において、得られた計数の結果をそれぞれ、第1計数結果~第n計数結果という。
次いで、ステップS105に移行して、不整合判定部20は、ステップS104により得られた計数結果が、本来あるべき員数と同じであるか否かの整合性を判定する(整合性チェック)。
ステップS105にて計数結果が本来あるべき員数と同じでないと判定された場合、ステップS106に移行して、表示制御部19が、立体データの対象物2D信号の計数結果と本来あるべき員数との整合がとれていないことを示す情報(不整合情報)を表示装置22に表示する。ステップS105では、例えば、表示装置22の表示画面に、ステップS101で取得した断面2D信号を表示させ、その表示画面の例えば角部付近に不整合情報(例えば、「計数結果NG」などの文字)を表示させる。なお、この表示では、例えば、「第1計数結果NG」のように、具体的にどの計数結果であるべき員数との整合が取れていないかを具体的に表示するようにしてもよい。
ステップS107では、記憶制御部21が、入力装置23を介してユーザが入力した判定結果などを記憶装置に記憶させる。すなわち、3Dデータ12及び断面2D信号データ12’が記憶装置10に記憶される。さらに、記憶制御部21が、ステップS104での計数結果、計数対象物3の本来あるべき員数、計数対象物3の管理番号、計数対象物3のロット番号、計数対象物3のスペック及び計数対象物3の生産管理用データを記憶装置10に記憶させる。そして、ステップS107が終了すると、計数処理が終了する。
以上説明したように、本実施形態に係る計数装置2は、計数対象物3を立体検出する立体検出装置5より得られた3Dデータ12の断面2D信号データ12’から、計数対象物3の断面形状を示す対象物2D信号を検出し、検出した計数対象物3の対象物2D信号が存在する位置を演算する。これにより、ユーザは、不整合のあるデータについて、取得した2Dデータや3Dデータの不整合情報が判定された箇所を調べればよく、ユーザの負荷を軽減可能な計数装置2を提供できる。
また、立体検出から得た断面の2Dデータから員数を計数するので、被検出物の表面性状の影響がなく、精度よく検出できる。ここで、従来の技術では、被検出物の端部表面だけの情報から信号処理して計数するような方法であるのに対して、本実施形態では、立体としての情報から信号処理して計数するため、情報量が多く、情報に冗長性があり、各段に精度の高い計数をおこなうことが可能となる。従ってユーザは、任意の断面上の計数対象物3の計数結果の不一致箇所を調べればよく、計数処理に伴うユーザの負荷が軽減可能となる。
さらに、本実施形態に係る計数装置2では、表示制御部19は、更に、計数対象物3の本来あるべき員数、計数対象物3の管理番号、計数対象物3のロット番号、計数対象物3のスペック及び生産管理用データの少なくともいずれか一つを表示装置22に表示させてもよい。これにより、本来あるべき員数等の各種情報をユーザに把握させることができる。
さらに、本実施形態に係る計数装置2では、複数の断面2D信号データについて計数処理を行った場合、表示制御部19は、任意の方向(例えば、搬送方向下流側)から断面2D信号データ12’を連続して表示装置22に表示させてもよい。また、断面2D信号データ12’の表示に合わせて、対象物2D信号や計数結果、不整合情報などを表示させてもよい。このようにすることで、ユーザは、対象物2D信号が計数対象物3を示しているのか否かを認識し易くなる。
さらに、本実施形態に係る計数方法は、立体検出装置5、演算部18及び表示制御部19を備える計数装置2で実行される。そして、立体検出装置5が、計数対象物3の3Dデータを取得する取得工程の後に、取得した3Dデータを基に上述の計数処理が行われることで、計数対象物3の員数が計数される。これにより、ユーザの負荷を軽減することができる。
(変形例)
なお、本発明を諸図面や実施形態に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。したがって、これらの変形や修正は、本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部やステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
具体的には、例えば、上記実施形態では、計数システム1は、独立した情報処理装置6を備えると説明したが、例えば、情報処理装置6は複数に分割されていてもよい。また、情報処理装置6は、立体検出装置5や表示装置22の少なくともいずれかに包含されていてもよい。
また、例えば、不整合判定部20が、断面2D信号データ12’を、製品の形状のバラツキ分析や、生産量、生産能率、歩留まり、異常検出等の分析に使用するようにしてもよい。具体的には、不整合判定部20が、断面2D信号データ12’から得られる対象物2D信号を用いて、製品の断面形状や寸法、員数等を求めることで、例えば、製品の形状のバラツキ分析、計数対象物3の形状不良の有無の判定、生産量や生産能率、歩留まり、異常検出等の分析を行ってもよい。また、得られた断面2D信号データ12’を、所定の搬送される製品毎の情報に活用可能な任意の用途に使用してもよい。さらに、これらの分析や判定が不整合判定部20以外の機能で行われてもよい。
さらに、不整合判定部20は、整合性チェックを行う際に、複数の断面2D信号データ12’の連続性及び近似性の少なくとも一方を判定し、この判定結果に基づいて信頼性を評価してもよい。具体的には、複数の断面2D信号データ12’にそれぞれ含まれる複数の対象物2D信号について、対象物2D信号の並びや位置、大きさの連続性や近似性を、同じ測定チャンス内で異なる断面2D信号データ12’間で評価することで、複数の断面2D信号データ12’の連続性や近似性を判定する。そして、連続性や近似性が高いと判定される場合に、整合性の判定結果の信頼性が高くなるように整合性チェックを行ってもよい。また、ステップS103のIAL判定処理を行う際に、複数の断面2D信号データ12’の連続性及び近似性の少なくとも一方を判定するようにしてもよい。この場合、例えば、上記実施形態のように検出された対象物2D信号について、連続性及び近似性の少なくとも一方を判定し、連続性及び近似性の少なくとも一方が高い対象物2D信号データを、ステップS103で最終的に検出する対象物2D信号データとしてもよい。
さらに、上記実施形態では、計数対象物3群の搬送方向下流側の端部をスキャンして、計数処理を行うとしたが、本発明はかかる例に限定されない。計数処理を行うのは、計数対象物3群の搬送方向上流側の端部でもよく、計数対象物3群の長手方向の両端部であってもよい。
さらに、上記実施形態に加えて、一つの3Dデータ12に対して複数の断面2D信号データ12’を作成して複数の計数結果を求めた場合、不整合判定部20が複数の計数結果から、データの信頼性評価を行ってもよい。この場合、例えば、複数の計数結果に対してそれぞれ整合性チェックを行い、複数の計数結果のうち不整合となる計数結果の割合を求め、この割合に基づいて整合性の判定結果の信頼性を評価してもよい。
さらに、上記実施形態では、立体検出装置5が、左右又は上下に移動可能に設けられるとしたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、立体検出装置5は、レーザー光切断方式の装置である場合に、スキャン方向に対するレーザー光の照射角度を調整可能なように構成されてもよい。計数対象物3の傾きが小さい場合には、図6(A)に示すように、スキャン方向(図6の左右方向)に垂直な方向に対して垂直な方向、且つ傾きがない状態における計数対象物3の延在方向と平行な方向(図6の上下方向であり、計数対象物3群の延在方向ともいう。)にレーザー光を照射させることで、計数対象物3の長手方向端部を精度よく3Dスキャンすることができる。しかし、図6(B),(C)に示すように、計数対象物3群の延在方向に対する計数対象物3の傾きα,βが大きい場合には、スキャン方向に応じて左右方向の一方の側面が検出できなくなり、3Dスキャンの精度が落ちる可能性がある。このため、図7(A),(B)に示すように、計数対象物3の傾きの方向及び大きさに合わせてレーザー光の照射角度を傾けることで、計数対象物3の傾きが大きな場合でも計数対象物3の長手方向端部を精度よく3Dスキャンすることができる。なお、図7(C),(D)に示すように、レーザー光の照射角度の傾きθα,θβが計数対象物3の傾きα,βに対して大きくなり過ぎると、図6(B),(C)で説明した場合と反対側となる側面が検出できなくなり、3Dスキャンの精度が落ちる可能性がある。また、レーザー光の照射角度を計数対象物3の傾きと反対側に傾けた場合(例えば、図7(A)の計数対象物3の傾きに対して図7(B)の照射角度に傾けた場合)には、一方の側面が検出できなくなり、3Dスキャンの精度が落ちる可能性がある。このため、3Dスキャンの精度が低い場合には、異なる照射角度で複数回の3Dスキャンを行うことで、計数対象物3群の長手方向端部を精度よく検出することができる。また、照射角度を計数対象物3群の延在方向と平行な方向に設定して3Dスキャンをし、得られた3Dデータ12に大きな凹部が有る場合には、照射角度を変更して再度3Dスキャンをして3Dデータ12を補足するようにしてもよい。この場合、凹部の形状や数、大きさに応じて、異なる照射角度での3Dスキャンを複数回行ってもよい。なお、この変形例は、光を照射するスキャニング方式の立体検出装置5であれば、レーザー光切断方式に限らず光投影法などの他のスキャニング方式においても適用することができる。
1 計数システム
2 計数装置
3 計数対象物
4 搬送装置
5 立体検出装置
6 情報処理装置
7 端末装置
8,9 ケーブル
10 記憶装置
11 制御装置
12 3Dデータ
12’ 断面2D信号データ
13 推定アルゴリズム用データ
14 IAL製品判定プログラム
15 対象物データ
16 処理結果データ
17 2D信号取得部
18 演算部
19 表示制御部
20 不整合判定部
21 記憶制御部
22 表示装置
23 入力装置
24 制御装置

Claims (14)

  1. 複数の計数対象物の立体を検出する立体検出装置と、
    前記立体検出装置で取得した3Dデータから任意の断面の2Dデータである断面2D信号データを作成し、前記断面2D信号データから前記計数対象物の断面形状を示す対象物2D信号を検出し、検出した前記対象物2D信号の位置を演算する演算部と、
    前記対象物2D信号の位置から、前記複数の計数対象物の員数を計数する表示制御部と、
    を備える、計数装置。
  2. 前記演算部は、前記3Dデータから複数の断面2D信号データを作成し、前記複数の断面2D信号データにおける前記対象物2D信号の位置をそれぞれ演算し、
    前記表示制御部は、前記複数の断面2D信号データにおける、前記複数の計数対象物の員数をそれぞれ計数する、請求項1に記載の計数装置。
  3. 前記表示制御部による計数結果が本来あるべき員数と同じであるか否かの整合性を判定し、前記複数の断面2D信号データに対する複数の前記整合性の判定結果に基づいて、判定結果の信頼性を評価する、不整合判定部をさらに備える、請求項2に記載の計数装置。
  4. 前記不整合判定部は、前記複数の断面2D信号データの連続性及び近似性の少なくとも一方を判定し、前記連続性及び前記近似性の少なくとも一方を判定結果に基づいて前記信頼性を評価する、請求項3に記載の計数装置。
  5. 前記表示制御部による計数結果が本来あるべき員数と同じであるか否かの整合性を判定する、不整合判定部をさらに備える、請求項1又は2に記載の計数装置。
  6. 表示装置をさらに備え、
    前記表示制御部は、計数結果、前記断面2D信号データ及び前記対象物2D信号データの少なくともいずれか一つを前記表示装置に表示する、請求項1~5のいずれか1項に記載の計数装置。
  7. 表示装置をさらに備え、
    前記表示制御部は、前記複数の断面2D信号データを前記表示装置に連続して表示する、請求項2~4のいずれか1項に記載の計数装置。
  8. 前記表示制御部は、前記計数対象物の本来あるべき員数、前記計数対象物の管理番号、前記計数対象物のロット番号、前記計数対象物のスペック及び前記計数対象物の生産管理用データの少なくともいずれか一つを前記表示装置にさらに表示する、請求項6又は7に記載の計数装置。
  9. 前記複数の計数対象物は、端面が一方向を向くように配され、
    前記立体検出装置は、少なくとも前記複数の計数対象物の前記端面が配される一端側の前記立体を検出する、請求項1~8のいずれか1項に記載の計数装置。
  10. 前記対象物2D信号を用いて、前記計数対象物の形状不良の有無を判定する、請求項1~9のいずれか1項に記載の計数装置。
  11. 前記3Dデータ、前記断面2D信号データ、前記計数対象物の本来あるべき員数、前記計数対象物の管理番号、前記計数対象物のロット番号、前記計数対象物のスペック及び前記計数対象物の生産管理用データの少なくともいずれか一つを記憶する、記憶装置をさらに備える、請求項1~10のいずれか1項に記載の計数装置。
  12. 前記立体検出装置は、3Dスキャナーである、請求項1~11のいずれか1項に記載の計数装置。
  13. 前記立体検出装置は、光を照射して前記複数の計数対象物の立体を検出し、前記光の照射角度が調整可能に構成される、請求項1~11のいずれか1項に記載の計数装置。
  14. 複数の計数対象物の立体を検出する取得工程と、
    前記取得工程で取得した3Dデータから任意の断面の2Dデータである断面2D信号データを作成する工程と、
    前記断面2D信号データから前記計数対象物の断面形状を示す対象物2D信号を検出し、検出した前記対象物2D信号の位置を演算する工程と、
    前記対象物2D信号の位置から、前記複数の計数対象物の員数を計数する工程と、
    を備える、計数方法。
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