JP2023066928A - 会計処理装置、会計処理方法、及び会計処理プログラム - Google Patents

会計処理装置、会計処理方法、及び会計処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】共同事業の共同事業主の共同事業主比率を費目毎に設定できるようにして、共同事業の会計管理を効率化して、業務負担を軽減する会計処理装置、会計処理方法及び会計処理プログラムを提供する。【解決手段】会計処理装置は、対象のプロジェクトについて、費目毎に、自社を含む共同事業主とその共同事業主比率を登録したマスタと、支払依頼入力の際に、マスタの費目毎の共同事業主の共同事業主比率とに従って、対象の支払先の費目について、自社持分金額と他の共同事業主の立替金額を含む支払依頼データを作成する。また、マスタの費目毎の共同事業主の共同事業主比率に従って、当該支払依頼データの他の共同事業主の立替金額を、他の共同事業主毎に按分した持分金額を含む立替金データを作成する支払処理手段を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、会計処理装置、会計処理方法、及び会計処理プログラムに関する。
例えば、不動産開発業界において共同出資による共同事業(JV)が多く行われている。共同事業では、共同事業主比率がプロジェクト単位でしか設定ができなかったため、複数の共同事業主比率で管理が必要なプロジェクトについては、プロジェクトを分けて管理する必要があり、会計管理の業務負担が大きいという課題があった。従来、JVの会計管理システムとして、例えば、特許文献1がある。
特開2017-174419号公報
しかしながら、上記特許文献1では、共同事業の共同事業主比率を費目毎に設定することに関して、何ら記載されていない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、共同事業の共同事業主の共同事業主比率を費目毎に設定できるようにして、共同事業の会計管理を効率化して、業務負担を軽減することが可能な会計処理装置、会計処理装置、及び会計処理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御部を備え、共同事業の会計を管理するための会計処理装置であって、前記制御部は、対象のプロジェクトについて、費目毎に、自社を含む共同事業主(共同事業主コード及び/又は共同事業主名)とその共同事業主比率を登録したマスタにアクセス可能に構成されており、支払依頼入力の際に、前記マスタの費目毎の共同事業主比率に従って、対象の支払先(支払先コード及び/又は支払先名)の費目について、自社持分金額と他の共同事業主の立替金額を含む支払依頼データを作成し、また、前記マスタの費目毎の共同事業主の共同事業主比率に従って、当該支払依頼データの他の共同事業主の立替金額を、他の共同事業主毎に按分した持分金額を含む立替金データを作成する支払処理手段を備えたことを特徴とする会計処理装置であることを特徴とする。
また、本発明の一態様によれば、前記費目は、土地造成費用と建築費用を含むことにしてもよい。
また、本発明の一態様によれば、前記制御部は、さらに、前記支払依頼データに基づいて、支払仕訳を作成し、また、前記立替金データに基づいて、立替仕訳を作成する第1の仕訳作成手段を備えることにしてもよい。
また、本発明の一態様によれば、前記制御部は、さらに、入金承認入力の際に、前記マスタの費目毎の共同事業主の共同事業主比率に従って、対象の入金先(入金先コード及び/又は入金先名)の費目について、自社持分金額と他の共同事業主の預り金額を含む入金データを作成し、また、前記マスタの費目毎の共同事業主の共同事業主比率に従って、当該入金データの他の共同事業主の預り金額を、他の共同事業主毎に按分した持分金額を含む預り金データを作成する入金処理手段を備えることにしてもよい。
また、本発明の一態様によれば、前記費目は、手付金と残金を含むことにしてもよい。
また、本発明の一態様によれば、前記制御部は、さらに、前記入金データに基づいて、入金仕訳を作成し、また、前記預り金データに基づいて、預り金仕訳を作成する第2の仕訳作成手段を備えることにしてもよい。
また、本発明の一態様によれば、前記共同事業は、不動産開発を含むことにしてもよい。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御部を備えた情報処理装置で実行される会計処理方法であって、前記制御部は、対象のプロジェクトについて、費目毎に、自社を含む共同事業主とその共同事業主比率を登録したマスタにアクセス可能に構成されており、前記制御部において実行される、支払依頼入力の際に、前記マスタの費目毎の共同事業主の共同事業主比率に従って、対象の支払先の費目について、自社持分金額と他の共同事業主の立替金額を含む支払依頼データを作成し、また、前記マスタの費目毎の共同事業主の共同事業主比率に従って、当該支払依頼データの他の共同事業主の立替金額を、他の共同事業主毎に按分した持分金額を含む立替金データを作成する支払処理工程を含むことを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御部を備えた情報処理装置が実行するための会計処理プログラムであって、前記制御部は、対象のプロジェクトについて、費目毎に、自社を含む共同事業主とその共同事業主比率を登録したマスタにアクセス可能に構成されており、前記制御部において、支払依頼入力の際に、前記マスタの費目毎の共同事業主の共同事業主比率に従って、対象の支払先の費目について、自社持分金額と他の共同事業主の立替金額を含む支払依頼データを作成し、また、前記マスタの費目毎の共同事業主の共同事業主比率に従って、当該支払依頼データの他の共同事業主の立替金額を、他の共同事業主毎に按分した持分金額を含む立替金データを作成する支払処理工程を実行させるための会計処理プログラムであることを特徴とする。
本発明によれば、共同事業の共同事業主の共同事業主比率を費目毎に設定できるようにして、共同事業の会計管理を効率化して、業務負担を軽減することが可能になるという効果を奏する。
図1は、本実施の形態に係る会計処理装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、プロジェクトマスタ、データファイル106bに格納される支払依頼データ、立替金データ、入金データ、預り金データの構造とリレーションの一例を示す図である。 図3は、本実施の形態に係る会計処理装置の制御部の支払処理の全体の流れを説明するためのフローを示す図である。 図4は、本実施の形態に係る会計処理装置の制御部の支払処理の具体例を説明するための図である。 図5は、本実施の形態に係る会計処理装置の制御部の支払処理の具体例を説明するための図である。 図6は、本実施の形態に係る会計処理装置の制御部の支払処理の具体例を説明するための図である。 図7は、本実施の形態に係る会計処理装置の制御部の支払処理の具体例を説明するための図である。 図8は、本実施の形態に係る会計処理装置の制御部の支払処理の具体例を説明するための図である。 図9は、本実施の形態に係る会計処理装置の制御部の支払処理の具体例を説明するための図である。 図10は、本実施の形態に係る会計処理装置の制御部の支払処理の具体例を説明するための図である。 図11は、本実施の形態に係る会計処理装置の制御部の入金処理の全体の流れを説明するためのフローを示す図である。 図12は、本実施の形態に係る会計処理装置の制御部の入金処理の具体例を説明するための図である。 図13は、本実施の形態に係る会計処理装置の制御部の入金処理の具体例を説明するための図である。 図14は、本実施の形態に係る会計処理装置の制御部の入金処理の具体例を説明するための図である。 図15は、本実施の形態に係る会計処理装置の制御部の入金処理の具体例を説明するための図である。 図16は、本実施の形態に係る会計処理装置の制御部の入金処理の具体例を説明するための図である。 図17は、本実施の形態に係る会計処理装置の制御部の入金処理の具体例を説明するための図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は本実施形態により限定されるものではない。
[1.概要]
例えば、不動産開発業界において共同出資による共同事業(JV)が多く行われている。最近のデベロッパー業界の動向として、大型プロジェクトやリスクヘッジの為に共同事業を行うケースも増えている。それに伴い事業形態も複雑になるケースも増えており、様々な共同事業主比率の取り決めに対応が必要なケースが増えている。
共同事業の共同事業主比率(出資比率)を単純に出資者毎に決定するケースも多いが、土地所有者に土地分を多く設定し、開発会社には建物分を多く設定するなど、支出内容ごとに細かく比率を設定するケースも少なくはない。
しかしながら、従来、プロジェクト単位でしか共同事業主比率の設定ができなかったため、複数の共同事業主比率で管理が必要なプロジェクトについては、プロジェクトを分けて手計算で処理を行う必要があった。
そこで、本実施の形態では、JVプロジェクトの共同事業主の共同事業主比率を費目分類毎に設定できるようにして、自社持分と立替分の支払・入金データを自動計算し、それに基づく立替金、預り金仕訳を自動作成することで、JVプロジェクトの会計管理を効率化して、業務負担を軽減する。
[2.構成]
本実施形態に係る会計処理装置の構成の一例について、図1を参照して説明する。図1は、情報処理装置の構成の一例を示すブロック図である。本実施の形態に係る会計処理装置は、例えば、不動産開発の共同事業(JV)の主幹事会社等が好適に使用することができる。
会計処理装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、会計処理装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
会計処理装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。会計処理装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置及び専用線等の有線又は無線の通信回線を介して、会計処理装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、会計処理装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。
入出力インターフェース部108には、入力装置112及び出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、及びマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
記憶部106には、各種のデータベース、テーブル、及びファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、及び光ディスク等を用いることができる。記憶部106は、プロジェクトマスタ106aと、データファイル106bと、を備えている。図2は、プロジェクトマスタ106aと、データファイル106bに格納される支払依頼データ、立替金データ、入金データ、預り金データの構造とリレーションの一例を示す図である。
プロジェクトマスタ106aは、費目別に共同事業主比率(「共同事業比率」、「出資比率」ともいう)を設定するためのマスタである。プロジェクトマスタ106aは、例えば、図2に示すように、プロジェクトコード、プロジェクト枝番、費目コード、費目名、行番号、共同事業主コード、共同事業主名、共同事業主比率を関連づけて登録するテーブル等で構成することができる。
支払依頼データは、例えば、図2に示すように、プロジェクトコード、プロジェクト枝番、支払先コード、支払先名、支払依頼番号、支払行番号、費目コード、費目名、税抜金額、消費税額、自社持分税込金額、自社持分税抜金額、自社持分消費税額、JV立替金税込金額、JV立替金税抜金額、JV立替金消費税額を含んでいてもよい。
立替金データは、例えば、図2に示すように、プロジェクトコード、プロジェクト枝番、支払依頼番号、支払行番号、共同事業主コード、共同事業主名、共同事業主比率、総額税込金額、総額税抜金額、総額消費税額、持分税込金額、持分税抜金額、持分消費税額を含んでいてもよい。
入金データは、例えば、図2に示すように、プロジェクトコード、プロジェクト枝番、入金先コード、入金先名、入金番号、入金行番号、費目コード、費目名、税込金額、税抜金額、消費税額、自社持分税込金額、自社持分税抜金額、自社持分消費税額、JV預り金税込金額、JV預り金税抜金額、JV預り金消費税額を含んでいてもよい。
預り金データは、例えば、図2に示すように、プロジェクトコード、プロジェクト枝番
入金番号、入金行番号、共同事業主コード、共同事業主名、共同事業主比率、総額税込金額、総額税抜金額、総額消費税額、持分税込金額、持分税抜金額、持分消費税額を含んでいてもよい。
制御部102は、会計処理装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。
制御部102は、記憶部106に格納されている、プロジェクトマスタ106a及びデータファイル106bにアクセス可能に構成されている。なお、これらのマスタ・ファイルは、他の場所(例えば、サーバ200)に設けられていてもよく、制御部102がアクセス可能な構成であればよい。
制御部102は、機能概念的に、マスタメンテ部102aと、支払処理部102bと、入金処理部102cと、仕訳作成部(第1の仕訳作成手段、第2の仕訳作成手段)102dと、画面表示制御部102eと、を備えている。
マスタメンテ部102aは、例えば、モニタ114に表示されるマスタメンテ画面上でのオペレータの操作等に応じて、プロジェクトマスタ106aに対して、データの入力・追加・変更・削除等の編集を行って、データを設定するためのものである。
支払処理部102bは、支払依頼入力の際に、プロジェクトマスタ106aの費目毎の共同事業主の共同事業主比率に従って、対象の支払先の費目について、自社持分金額と他の共同事業主の立替金額を含む支払依頼データを作成してデータファイル106bに登録する。また、支払処理部102bは、プロジェクトマスタ106aの費目毎の共同事業主の共同事業主比率に従って、当該支払依頼データの他の共同事業主の立替金額を、他の共同事業主毎に按分した持分金額を含む立替金データを作成してデータファイル106bに登録する。費目は、土地造成費用と建築費用を含むことにしてもよい。
入金処理部102cは、入金承認入力の際に、プロジェクトマスタ106aの費目毎の共同事業主の共同事業主比率に従って、対象の入金先の費目について、自社持分金額と他の共同事業主の預り金額を含む入金データを作成してデータファイル106bに登録する。また、入金処理部102cは、プロジェクトマスタ106aの費目毎の共同事業主の共同事業主比率に従って、当該入金データの他の共同事業主の預り金額を、他の共同事業主毎に按分した持分金額を含む預り金データを作成して、データファイル106bに登録する。費目は、手付金と残金を含むことにしてもよい。
仕訳作成部102dは、支払依頼データに基づいて、支払仕訳を作成してデータファイル106bに登録してもよい。また、仕訳作成部102dは、立替金データに基づいて、立替仕訳を作成してデータファイル106bに登録してもよい。
仕訳作成部102dは、入金データに基づいて、入金仕訳を作成してデータファイルに登録してもよい。また、仕訳作成部102dは、預り金データに基づいて、預り金仕訳を作成してデータファイル106bに登録してもよい。
画面表示制御部102eは、例えば、モニタ114に表示する各種画面(例えば、マスタメンテ画面、支払依頼入力画面、部屋別入金承認入力画面等)の表示及びその入力の受付を制御する。
[3.具体例]
図1~図17を参照して、本実施の形態に係る会計処理装置100の制御部102の処理の具体例を説明する。
(3-1.支払処理)
図3は、本実施の形態に係る会計処理装置100の制御部102の支払処理の全体の流れを説明するためのフローを示す図である。図3を参照して、本実施の形態に係る会計処理装置100の制御部102の支払処理の全体の処理の流れを説明する。
図3において、マスタメンテ部102aは、プロジェクト登録処理を実行する(ステップS11)。具体的には、プロジェクト登録処理では、マスタメンテ部102aは、例えば、モニタ114に表示されるマスタメンテ画面上でのオペレータの操作等に応じて、プロジェクトマスタ106aのデータを設定する。プロジェクトマスタ106aでは、費目別の共同事業主比率を設定する。費目は、土地造成費用と建築費用を含むことにしてもよい。
支払処理部102bは、支払依頼入力処理を実行する(ステップS12)。具体的には、まず、支払依頼入力処理では、支払処理部102bは、支払依頼入力の際に、プロジェクトマスタ106aの費目毎の共同事業主の共同事業主比率に従って、対象の支払先の費目について、自社持分金額と他の共同事業主の立替金額を含む支払依頼データを作成してデータファイル106bに登録する。
つぎに、支払依頼入力処理では、支払処理部102bは、プロジェクトマスタ106aの費目毎の共同事業主の共同事業主比率に従って、当該支払依頼データの他の共同事業主の立替金額を、他の共同事業主毎に按分した持分金額を含む立替金データを作成してデータファイル106bに登録する。
仕訳作成部102dは、仕訳連携データ作成処理を実行する(ステップS13)。具体的には、仕訳連携データ作成処理では、仕訳作成部102dは、支払依頼データに基づいて、支払仕訳を作成してデータファイル106bに登録する。支払仕訳は、仕掛不動産/未払金としてもよい。
また、仕訳連携データ作成処理では、仕訳作成部102dは、立替金データに基づいて、立替仕訳を作成してデータファイル106bに登録してもよい。立替仕訳は、立替科目/仕掛不動産としてもよい。
図4~図10は、本実施の形態に係る会計処理装置100の制御部102の支払処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。図4~図10を参照して、本実施の形態に係る会計処理装置100の制御部102の支払処理の具体例を説明する。
(S11:プロジェクト登録処理)
図4及び図5は、プロジェクト登録処理を説明するための図である。マスタメンテ部102aは、マスタメンテ部102aは、例えば、モニタ114に表示されるマスタメンテ画面上でのオペレータの操作等に応じて、プロジェクトマスタ106aのデータを設定する。プロジェクトマスタ106aでは、費目別の共同事業主比率を設定する。費目は、土地造成費用と建築費用を含むことにしてもよい。
図4は、プロジェクトマスタ106aの登録例を示す図である。土地造成費用と建築費用の共同事業主比率を費目コードに分けて登録する。図5は、プロジェクトマスタ106aにデータを登録するためのマスタメンテ画面の一例を示す図である。
図4に示すプロジェクトマスタ106aの例では、プロジェクトコード「1000000001」、プロジェクト枝番「0001」について、1行目は、費目コード「10001」、費目名「土地造成費用」、行番号「1」、共同事業主名「自社」、共同事業主比率「70」、2行目は、費目コード「10001」、費目名「土地造成費用」、行番号「2」、共同事業主コード「T000000001」、共同事業主名「共同事業主A」、共同事業主比率「20」、3行目は、費目コード「10001」、費目名「土地造成費用」、行番号「3」、共同事業主コード「T000000002」、共同事業主名「共同事業主B」、共同事業主比率「10」となっている。
また、4行目は、費目コード「20001」、費目名「建築費用」、行番号「1」、共同事業主名「自社」、共同事業主比率「50」、5行目は、費目コード「20001」、費目名「建築費用」、行番号「2」、共同事業主コード「T000000001」、共同事業主名「共同事業主A」、共同事業主比率「30」、5行目は、費目コード「20001」、費目名「建築費用」、行番号「3」、共同事業主コード「T000000002」、共同事業主名「共同事業主B」、共同事業主比率「20」となっている。
(S12:支払依頼入力処理)
図6及び図7は、支払依頼入力処理を説明するための図である。支払処理部102bは、支払依頼入力の際に、例えば、モニタ114に表示される支払依頼入力画面上でのオペレータの操作等に応じて、プロジェクトマスタ106aの費目毎の共同事業主の共同事業主比率に従って、対象の支払先の費目について、自社持分金額と他の共同事業主の立替金額を含む支払依頼データを作成してデータファイル106bに登録する。具体的には、支払依頼入力画面で、税込金額を入力した際に、プロジェクトコード、プロジェクト枝番、費目コードをキーとして、プロジェクトマスタ106aから共同事業主比率を取得し、税込金額に共同事業主比率を乗算して自社持分金額や他の共同事業主の立替金額を自動計算する。
図6は、支払依頼データの例を示す図である。プロジェクトマスタ106aの費目毎の共同事業主の共同事業主比率に従って、支払先の費目毎に、自社持分と他の共同事業主の立替金の各金額データを作成する。図7は、支払依頼入力画面の表示例を示す図である。
図6に示す支払依頼データの例では、1行目の支払先コード「S000000001」、支払先「○○建設」、支払先依頼No「0001」、行番号「1」、費目コード「10001」、費目名「土地造成費用」、税込金額「10,000,000」については、プロジェクトマスタ106aの費目「1000000001:土地造成費用」の共同事業主比率が、自社:70%、他の共同事業主:30%(=共同事業主A:20%+共同事業主B:10%)となっているので、自社持分税込金額は、10,000,000×70%=7,000,000となり、JV立替金税込金額は、10,000,000×30%=3,000,000となる。
2行目の支払先コード「S000000002」、支払先「□□建設」、支払先依頼No「0001」、行番号「2」、費目コード「20001」、費目名「建築費用」、税込金額「22,000,000」については、プロジェクトマスタ106aの費目「1000000002:建築費用」の共同事業主比率が、自社:50%、他の共同事業主:50%(=共同事業主A:30%+共同事業主B:20%)となっているので、自社持分税込金額は、22,000,000×50%=11,000,000となり、JV立替金税込金額は、22,000,000×50%=11,000,000となる。
3行目の支払先コード「S000000003」、支払先「△△建設」、支払先依頼No「0001」、行番号「3」、費目コード「20001」、費目名「建築費用」、税込金額「33,000,000」については、プロジェクトマスタ106aの費目「1000000002:建築費用」の共同事業主比率が、自社:50%、他の共同事業主:50%(=共同事業主A:30%+共同事業主B:20%)となっているので、自社持分税込金額は、33,000,000×50%=16,500,000となり、JV立替金税込金額は、33,000,000×50%=16,500,000となる。
つぎに、支払処理部102bは、プロジェクトマスタ106aの費目毎の共同事業主の共同事業主比率に従って、当該支払依頼データの他の共同事業主の立替金額を、他の共同事業主毎に按分した持分金額を含む立替金データを作成してデータファイル106bに登録する。
図8は、立替金データの一例を示す図である。プロジェクトマスタ106aの費目毎の共同事業主の共同事業主比率に従って、支払先の費目毎に、他の共同事業主の各持分金額データを作成する。
図8に示す立替金データの1、2行目については、支払先依頼No「0001」、行番号「1」(支払先「○○建設」、費目「土地造成費用」)については、共同事業主名「共同事業主A」の持分税込金額は、10,000,000×20%=2,000,000、共同事業主名「共同事業主B」の持分税込金額は、10,000,000×10%=1,000,000となる。
3、4行目については、支払先依頼No「0001」、行番号「2」(支払先「□□建設」、費目「建築費用」)については、共同事業主名「共同事業主A」の持分税込金額は、22,000,000×30%=6,600,000、共同事業主名「共同事業主B」の持分税込金額は、22,000,000×20%=4,400,000となる。
5、6行目については、支払先依頼No「0001」、行番号「3」(支払先「△△建設」、費目「建築費用」)については、共同事業主名「共同事業主A」の持分税込金額は、33,000,000×30%=9,900,000、共同事業主名「共同事業主B」の持分税込金額は、33,000,000×20%=6,600,000となる。
(S13:仕訳連携データ作成処理)
図9及び図10は、仕訳連携データ作成処理を説明するための図である。仕訳作成部102dは、支払依頼データに基づいて、支払仕訳を作成してデータファイル106bに登録する。支払仕訳は、仕掛不動産/未払金としてもよい。仕訳作成部102dは、立替金データに基づいて、立替仕訳を作成してデータファイル106bに登録する。立替金仕訳は、立替金/仕掛不動産としてもよい。
図9は、支払仕訳及び立替金仕訳の一例を示す図である。支払仕訳は、支払先及び費目毎に作成され、借方科目「仕掛不動産」、貸方科目「未払金」、金額は、支払総額金額となっており、明細適用で費目/支払先を指定する。
立替仕訳は、支払先、費目、及び共同事業者毎に作成され、借方科目「立替金」、貸方科目「仕掛不動産」、金額は、持分金額となっており、明細適用で費目/支払先を指定する。
図10は、費目マスタメンテ画面の一例を示しており、上記「仕掛不動産」科目については、費目マスタの「仕掛段階発生科目」にて設定可能としてもよい。
(3-2.入金処理)
図11は、本実施の形態に係る会計処理装置100の制御部102の入金処理の全体の流れを説明するためのフローを示す図である。図11を参照して、本実施の形態に係る会計処理装置100の制御部102の入金処理の全体の処理の流れを説明する。
図11において、マスタメンテ部102aは、プロジェクト登録処理を実行する(ステップS21)。具体的には、プロジェクト登録処理では、マスタメンテ部102aは、マスタメンテ部102aは、例えば、モニタ114に表示されるマスタメンテ画面上でのオペレータの操作等に応じて、プロジェクトマスタ106aのデータを設定する。プロジェクトマスタ106aでは、費目別の共同事業主比率を設定する。費目は、手付金と残金を含むことにしてもよい。
入金処理部102cは、部屋別入金承認入力処理を実行する(ステップS22)。具体的には、部屋別入金承認入力処理では、まず、入金処理部102cは、入金承認入力の際に、プロジェクトマスタ106aの費目毎の共同事業主の共同事業主比率に従って、対象の入金先の費目について、自社持分金額と他の共同事業主の預り金額を含む入金データを作成してデータファイル106bに登録する。
部屋別入金承認入力処理では、つぎに、入金処理部102cは、プロジェクトマスタ106aの費目毎の共同事業主の共同事業主比率に従って、当該入金データの他の共同事業主の預り金額を、他の共同事業主毎に按分した持分金額を含む預り金データを作成して、データファイル106bに登録する。
仕訳作成部102dは、仕訳連携データ作成処理を実行する(ステップS23)。具体的には、仕訳連携データ作成処理では、仕訳作成部102dは、入金データに基づいて、入金仕訳を作成してデータファイルに登録する。また、仕訳作成部102dは、預り金データに基づいて、預り金仕訳を作成してデータファイル106bに登録する。
図12~図17は、本実施の形態に係る会計処理装置100の制御部102の入金処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。図12~図17を参照して、本実施の形態に係る会計処理装置100の制御部102の入金処理の具体例を説明する。
(S21:プロジェクト登録処理)
図12は、プロジェクト登録処理を説明するための図である。マスタメンテ部102aは、マスタメンテ部102aは、例えば、モニタ114に表示されるマスタメンテ画面上でのオペレータの操作等に応じて、プロジェクトマスタ106aのデータを設定する。プロジェクトマスタ106aでは、費目別の共同事業主比率を設定する。費目は、手付金と残金を含むことにしてもよい。
図12は、プロジェクトマスタ106aの登録例を示す図である。手付金と残金の共同事業主比率を費目コードに分けて登録する。図12に示すプロジェクトマスタ106aの例では、プロジェクトコード「1000000001」、プロジェクト枝番「0001」について、1行目は、費目コード「30001」、費目名「手付金」、行番号「1」、共同事業主名「自社」、共同事業主比率「70」、2行目は、費目コード「30001」、費目名「手付金」、行番号「2」、共同事業主コード「T000000001」、共同事業主名「共同事業主A」、共同事業主比率「20」、3行目は、費目コード「30001」、費目名「手付金」、行番号「3」、共同事業主コード「T000000002」、共同事業主名「共同事業主B」、共同事業主比率「10」となっている。
また、4行目は、費目コード「40001」、費目名「残金」、行番号「1」、共同事業主名「自社」、共同事業主比率「50」、5行目は、費目コード「40001」、費目名「残金」、行番号「2」、共同事業主コード「T000000001」、共同事業主名「共同事業主A」、共同事業主比率「30」、6行目は、費目コード「40001」、費目名「残金」、行番号「3」、共同事業主コード「T000000002」、共同事業主名「共同事業主B」、共同事業主比率「20」となっている。
(S22:部屋別入金承認入力処理)
図13及び図14は、部屋別入金承認入力処理を説明するための図である。入金処理部102cは、例えば、モニタ114に表示される部屋別入金承認入力画面上でのオペレータ等の操作に応じて、入金承認入力の際に、プロジェクトマスタ106aの費目毎の共同事業主の共同事業主比率に従って、対象の入金先の費目について、自社持分金額と他の共同事業主の預り金額を含む入金データを作成してデータファイル106bに登録する。具体的には、部屋別入金承認入力画面において、税込金額を入力した際に、プロジェクトコード、プロジェクト枝番、費目コードをキーとして、プロジェクトマスタ106aから共同事業主比率を取得し、税込金額に共同事業主比率を乗算して自社持分金額や他の共同事業主の預り金額を自動計算する。
図13は、入金データの例を示す図である。プロジェクトマスタ106aの費目毎の共同事業主の共同事業主比率に従って、入金先の費目毎に、自社持分と他の共同事業主の預り金の各金額データを作成する。図14は、部屋別入金承認入力画面の表示例を示す図である。
図14に示す入金データの1行目の入金先コード「K000000001」、入金先名「山田太郎」、入金No「N0001」、行番号「1」、費目コード「30001」、費目名「手付金」、税込金額「10,000,000」については、プロジェクトマスタ106aの費目「手付金」の共同事業主比率が、自社:70%、他の共同事業主:30%(=共同事業主A:20%+共同事業主B:10%)となっているので、自社持分税込金額は、10,000,000×70%=7,000,000となり、JV預り金税込金額は、10,000,000×30%=3,000,000となる。
2行目の入金先コード「K000000001」、入金先名「山田太郎」、入金No「N0002」、行番号「1」、費目コード「30001」、費目名「手付金」、税込金額「20,000,000」については、プロジェクトマスタ106aの費目「30001:手付金」の共同事業主比率が、自社:70%、他の共同事業主:30%(=共同事業主A:20%+共同事業主B:10%)となっているので、自社持分税込金額は、20,000,000×70%=14,000,000となり、JV立替金税込金額は、20,000,000×30%=6,000,000となる。
3行目の入金先コード「K000000002」、入金先名「佐藤花子」、入金No「N0003」、行番号「1」、費目コード「40001」、費目名「残金」、税込金額「30,000,000」については、プロジェクトマスタ106aの費目「40001:残金」の共同事業主比率が、自社:50%、他の共同事業主:50%(=共同事業主A:30%+共同事業主B:20%)となっているので、自社持分税込金額は、30,000,000×50%=15,000,000となり、JV立替金税込金額は、30,000,000×50%=15,000,000となる。
つぎに、入金処理部102cは、プロジェクトマスタ106aの費目毎の共同事業主の共同事業主比率に従って、当該入金データの他の共同事業主の預り金額を、他の共同事業主毎に按分した持分金額を含む預り金データを作成して、データファイル106bに登録する。
図15は、預り金データの一例を示す図である。プロジェクトマスタ106aの費目毎の共同事業主の共同事業主比率に従って、入金先の費目毎に、他の共同事業主の各持分金額データを作成する。
図15に示す預り金データの1、2行目については、入金No「N0001」、行番号「1」(入金先「山田太郎」、費目「手付金」)については、共同事業主名「共同事業主A」の持分税込金額は、10,000,000×20%=2,000,000、共同事業主名「共同事業主B」の持分税込金額は、10,000,000×10%=1,000,000となる。
3、4行目については、入金No「N0002」、行番号「1」(入金先「山田太郎」、費目「手付金」)については、共同事業主名「共同事業主A」の持分税込金額は、20,000,000×20%=4,000,000、共同事業主名「共同事業主B」の持分税込金額は、20,000,000×10%=2,000,000となる。
5、6行目については、入金No「N0003」、行番号「1」(入金先「佐藤花子」、費目「残金」)については、共同事業主名「共同事業主A」の持分税込金額は、30,000,000×30%=9,000,000、共同事業主名「共同事業主B」の持分税込金額は、30,000,000×20%=6,000,000となる。
(S23:仕訳連携データ作成処理)
図16及び図17は、仕訳連携データ作成処理を説明するための図である。仕訳作成部102dは、入金データに基づいて、入金仕訳を作成してデータファイルに登録する。入金仕訳は、普通預金/前受金としてもよい。また、仕訳作成部102dは、預り金データに基づいて、預り金仕訳を作成してデータファイル106bに登録する。預り金仕訳は、前受金/預り金としてもよい。
図16は、入金仕訳及び預り金仕訳の一例を示す図である。入金仕訳は、入金先及び費目毎に作成され、借方科目「普通預金」、貸方科目「前受金」、金額は、支払総額金額となっており、明細摘要で費目/入金先を指定する。
預り金仕訳は、入金先、費目、及び共同事業者毎に作成され、借方科目「前受金」、貸方科目「預り金」、金額は、持分金額となっており、明細摘要で費目/入金先を指定する。
図17は、費目マスタメンテ画面の一例を示しており、上記「前受金」科目については、費目マスタの「契約前入金科目」にて設定可能としてもよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、対象のプロジェクトについて、費目毎に、自社を含む共同事業主とその共同事業主比率を登録したプロジェクトマスタ106aと、支払依頼入力の際に、プロジェクトマスタ106aの費目毎の共同事業主の共同事業主比率に従って、対象の支払先の費目について、自社持分金額と他の共同事業主の立替金額を含む支払依頼データを作成し、また、プロジェクトマスタ106aの費目毎の共同事業主の共同事業主比率に従って、当該支払依頼データの他の共同事業主の立替金額を、他の共同事業主毎に按分した持分金額を含む立替金データを作成する支払処理部102bと、を備えているので、共同事業の共同事業主の共同事業主比率を費目毎に設定できるようにして、共同事業の会計管理を効率化して、業務負担を軽減することが可能になる。
[4.国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)への貢献]
本実施形態により、業務効率化や企業の適切な経営判断を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標8及び9に貢献することが可能となる。
また、本実施形態により、廃棄ロス削減や、ペーパレス・電子化を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標12、13及び15に貢献することが可能となる。
また、本実施形態により、統制、ガバナンス強化に寄与することができるので、SDGsの目標16に貢献することが可能となる。
[5.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、会計処理装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、会計処理装置100が備える処理機能、特に制御部にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて会計処理装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、会計処理装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、及び、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、及び、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、会計処理装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、会計処理装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
100 会計処理装置
102 制御部
102a マスタメンテ部
102b 支払処理部
102c 入金処理部
102d 仕訳作成部
102e 画面表示制御部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a プロジェクトマスタ
106b データファイル
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク

Claims (9)

  1. 制御部を備え、共同事業の会計を管理するための会計処理装置であって、
    前記制御部は、
    対象のプロジェクトについて、費目毎に、自社を含む共同事業主とその共同事業主比率を登録したマスタにアクセス可能に構成されており、
    支払依頼入力の際に、前記マスタの費目毎の共同事業主の共同事業主比率に従って、対象の支払先の費目について、自社持分金額と他の共同事業主の立替金額を含む支払依頼データを作成し、また、前記マスタの費目毎の共同事業主の共同事業主比率に従って、当該支払依頼データの他の共同事業主の立替金額を、他の共同事業主毎に按分した持分金額を含む立替金データを作成する支払処理手段を備えたことを特徴とする会計処理装置。
  2. 前記費目は、土地造成費用と建築費用を含むことを特徴とする請求項1に記載の会計処理装置。
  3. 前記制御部は、さらに、
    前記支払依頼データに基づいて、支払仕訳を作成し、また、前記立替金データに基づいて、立替仕訳を作成する第1の仕訳作成手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の会計処理装置。
  4. 前記制御部は、さらに、
    入金承認入力の際に、前記マスタの費目毎の共同事業主の共同事業主比率に従って、対象の入金先の費目について、自社持分金額と他の共同事業主の預り金額を含む入金データを作成し、また、前記マスタの費目毎の共同事業主の共同事業主比率に従って、当該入金データの他の共同事業主の預り金額を、他の共同事業主毎に按分した持分金額を含む預り金データを作成する入金処理手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の会計処理装置。
  5. 前記費目は、手付金と残金を含むことを特徴とする請求項4に記載の会計処理装置。
  6. 前記制御部は、さらに、
    前記入金データに基づいて、入金仕訳を作成し、また、前記預り金データに基づいて、預り金仕訳を作成する第2の仕訳作成手段を備えたことを特徴とする請求項4に記載の会計処理装置。
  7. 前記共同事業は、不動産開発を含むことを特徴とする請求項1~6のいずれか1つに記載の会計処理装置。
  8. 制御部を備えた情報処理装置で実行される会計処理方法であって、
    前記制御部は、
    対象のプロジェクトについて、費目毎に、自社を含む共同事業主とその共同事業主比率を登録したマスタにアクセス可能に構成されており、
    前記制御部において実行される、
    支払依頼入力の際に、前記マスタの費目毎の共同事業主の共同事業主比率に従って、対象の支払先の費目について、自社持分金額と他の共同事業主の立替金額を含む支払依頼データを作成し、また、前記マスタの費目毎の共同事業主の共同事業主比率に従って、当該支払依頼データの他の共同事業主の立替金額を、他の共同事業主毎に按分した持分金額を含む立替金データを作成する支払処理工程を含むことを特徴とする会計処理方法。
  9. 制御部を備えた情報処理装置が実行するための会計処理プログラムであって、
    前記制御部は、
    対象のプロジェクトについて、費目毎に、自社を含む共同事業主とその共同事業主比率を登録したマスタにアクセス可能に構成されており、
    前記制御部において、
    支払依頼入力の際に、前記マスタの費目毎の共同事業主の共同事業主比率に従って、対象の支払先の費目について、自社持分金額と他の共同事業主の立替金額を含む支払依頼データを作成し、また、前記マスタの費目毎の共同事業主の共同事業主比率に従って、当該支払依頼データの他の共同事業主の立替金額を、他の共同事業主毎に按分した持分金額を含む立替金データを作成する支払処理工程を実行させるための会計処理プログラム。
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