JP2023066927A - 縦型焼鈍炉の炉内点検装置および炉内点検方法 - Google Patents

縦型焼鈍炉の炉内点検装置および炉内点検方法 Download PDF

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【課題】より容易に炉内の点検作業を行うことのできる縦型焼鈍炉の炉内点検装置および炉内点検方法を提供すること。【解決手段】縦型焼鈍炉40の炉内点検装置1は、炉内の通板経路Pに沿って設けられた第一部分21と、第一部分21に対して弛ませた第二部分22と、を有した通板用ロープ20と、通板用ロープ20に着脱可能に取り付けられ、全方位カメラ2と、全方位カメラ2で撮影した映像を送信するアンテナ5と、照明装置3と、を有した点検ユニット10と、アンテナ5から送信された映像を受信する端末装置30と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、縦型焼鈍炉の炉内点検装置および炉内点検方法に関する。
製鉄所の連続焼鈍ラインでは、ペイオフリールから払い出された冷延鋼板は、ウェルダーで先行材に溶接されて、ラインに送り込まれ、縦型焼鈍炉にて焼鈍後、冷却され、テンションリールに巻き取られる。
縦型焼鈍炉の炉内には、鋼板加熱用の熱源、例えばラジアントチューブが高さ方向にも複数配置されている。ラジアントチューブは、その内部に高温気体が流れるため、管自体の曲がりや割れ等の点検作業を定期的に行うことが必要とされるが、一般的に縦型焼鈍炉は高さが数十mで、点検作業は高所作業となり、準備・点検・片付けを含めて多大な時間と費用が掛かっている。
作業員が直接炉内に入り点検作業を行う場合、縦型焼鈍炉の炉頂と炉底間のラジアントチューブを、命綱を付けた作業者が点検者となって損傷状態を目視で点検する。炉内は劣悪な環境で、作業員の負荷が大きいため、作業改善策の一つとして、炉内にカメラを入れて昇降装置で上下させる点検方法が検討されている。
例えば、特許文献1および特許文献2には、全方位カメラや、アンテナ、照明装置等を有した点検ユニットと、点検ユニットを昇降させる専用のロープや、ロープを巻き上げるリールおよび駆動装置等を有した昇降装置と、を備えた縦型焼鈍炉の炉内点検装置が開示されている。
特許第5786549号公報 特許第6624042号公報
しかしながら、上記従来技術のように、点検ユニットを昇降させるための専用のロープやリール、駆動装置等を有した昇降装置をその都度設置して炉内を点検する方法では、準備に時間を要する。また、炉内に大量に配置されたラジアントチューブを点検するには、昇降装置を繰り返し移動させる必要があり、短時間での点検は困難である。また、縦型焼鈍炉の炉頂部分に点検ユニットや昇降装置のロープ等を通すための開口部を設ける必要もある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、より容易に炉内の点検作業を行うことのできる縦型焼鈍炉の炉内点検装置および炉内点検方法を提供することにある。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる縦型焼鈍炉の炉内点検装置は、縦型焼鈍炉の炉内の通板経路に沿って設けられた第一部分と、前記第一部分に対して弛ませた第二部分と、を有した通板用ロープと、前記通板用ロープに着脱可能に取り付けられ、全方位カメラと、前記全方位カメラで撮影した映像を送信するアンテナと、照明装置と、を有した点検ユニットと、前記アンテナから送信された映像を受信する端末装置と、を備える。
また、前記点検ユニットの前記通板用ロープに対する回転を規制する規制部材を備える。
また、前記点検ユニットは、前記全方位カメラの近傍に配置され、前記端末装置または当該端末装置とは別の端末装置から送信された情報を表示する表示装置を有する。
また、本発明にかかる縦型焼鈍炉の炉内点検方法は、上記縦型焼鈍炉の炉内点検装置を用いた縦型焼鈍炉の炉内点検方法であって、前記通板用ロープに前記通板経路に沿って設けられた第一部分に対して弛ませた第二部分を形成する第一ステップと、前記通板用ロープの弛ませた前記第二部分の直上に前記点検ユニットを取り付ける第二ステップと、前記第二部分が上方に移動するように前記通板用ロープを引っ張ることで作業者が手動で前記点検ユニットを上昇させる第三ステップと、前記点検ユニットから送信された映像を前記端末装置で確認しながら炉内を点検する第四ステップと、を含む。
本発明によれば、例えば、縦型焼鈍炉の通板用ロープを活用して作業者が手動で点検ユニットを昇降させることができるようになり、ひいてはより容易に炉内の点検作業を行うことのできる縦型焼鈍炉の炉内点検装置および炉内点検方法を提供することができる。すなわち、縦型焼鈍炉の炉頂に点検ユニットを昇降させるための専用のロープやリール、駆動装置等を有した昇降装置を設置する必要がないため、準備や片付けに要する手間や時間を大幅に低減できる。また、炉頂に上ることも不要となり、ひいては準備、点検、片付けまでの全ての作業を炉底(地上)で行うことができるという利点もある。
図1は、実施形態の縦型焼鈍炉の炉内点検装置の例示的かつ模式的な構成図である。 図2は、実施形態の縦型焼鈍炉の炉内点検装置の点検ユニットの例示的な側面図である。 図3は、図2の点検ユニットの規制部材の例示的な正面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用および効果は、一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によっても実現可能である。また、本発明によれば、構成によって得られる種々の効果(派生的な効果も含む)のうち少なくとも一つを得ることが可能である。
なお、本明細書では、序数は、部品や、部材、部位、位置、方向等を区別するためだけに用いられており、順番や優先度を示すものではない。
[実施形態]
図1は、実施形態の縦型焼鈍炉40の炉内点検装置1の構成図である。図1に示されるように、炉内点検装置1は、例えば、縦型焼鈍炉40の炉内に設けられた複数のラジアントチューブ12を点検するものであり、点検ユニット10と、通板用ロープ20と、端末装置30と、を備えている。
なお、以下の説明では、便宜上、互いに直交する三方向が定義されている。X方向は、縦型焼鈍炉40の前後方向に沿うとともに、点検ユニット10の短手方向に沿う。Y方向は、縦型焼鈍炉40の左右方向に沿うとともに、点検ユニット10の長手方向に沿う。Z方向は、縦型焼鈍炉の上下方向に沿うとともに、点検ユニット10の上下方向に沿う。
図1に示されるように、端末装置30は、例えば、タブレット型のパーソナルコンピュータである。端末装置30は、点検ユニット10から送信されたラジアントチューブ12の映像を受信可能であり、作業者はこの映像からラジアントチューブ12の曲がり具合や割れ具合等の状態を点検することができる。
通板用ロープ20は、縦型焼鈍炉40の炉内に設けられた上部ハースロール11と下部ハースロール13とに掛け回されている。通板用ロープ20は、縦型焼鈍炉40の休止時に炉内から撤去された鋼板が再度通板されやすいように通板経路Pに沿って配策されたものである。通板用ロープ20は、例えば、鋼板の撤去時に鋼板の後端部と接続されて当該鋼板の後端部とともに通板経路Pに沿って移動することで炉内に配策される。
通板経路Pは、X方向に隣接した複数の一対のラジアントチューブ12の間を蛇行するようにジグザグ状に延びている。通板用ロープ20は、通板経路Pにおけるラジアントチューブ12よりも上側で複数の上部ハースロール11を介して下方に折り返されているとともに、通板経路Pにおけるラジアントチューブ12よりも下側で複数の下部ハースロール13を介して上方に折り返されている。
ここで、本実施形態では、通板用ロープ20は、通板経路Pに沿って設けられた第一部分21と、第一部分21に対して弛ませた第二部分22と、を有している。第一部分21は、通板経路P上に位置され、第二部分22は、少なくとも一部が通板経路Pから外れて位置されている。第一部分21は、ベース部分等とも称され、第二部分22は、余長部分等とも称される。
第二部分22は、例えば、通板用ロープ20の一端部と他端部との間の途中位置に介在されるとともに、下部ハースロール13の近傍に設けられている。そして、本実施形態では、このように第一部分21に対して弛ませた第二部分22が設けられた通板用ロープ20に点検ユニット10を取り付けることで、作業者が手動で点検ユニット10を昇降できるように構成されている。
図2は、炉内点検装置1の点検ユニット10の側面図である。図2に示されるように、点検ユニット10は、例えば、架台4と、架台4に支持された複数のユニット部品としての全方位カメラ2や、照明装置3、アンテナ5、垂直親綱用グリップジャック6、ロープ7、吊りピース8、規制部材9、表示装置14等を有している。
全方位カメラ2は、架台4のY方向の両端部に設けられている。全方位カメラ2は、例えば、撮像部に魚眼レンズを取り付けたものであり、360°の視野で炉内の撮影が可能である。本実施形態では、全方位カメラ2のうち一方によってY方向の一端部側のX方向に隣接した一対のラジアントチューブ12が点検され、他方によってY方向の他端部側のX方向に隣接した一対のラジアントチューブ12が点検される。
照明装置3は、例えば、LEDライト等であり、架台4のY方向の両端部に設けられた一対の第一照明3aや、架台4のY方向の中央部に設けられた一対の第二照明3b等を有している。本実施形態では、一対の第一照明3aによって全方位カメラ2よりも下方の領域の照度が確保され、一対の第二照明3bによって全方位カメラ2よりも上方の領域の照度が確保されている。
アンテナ5は、例えば、架台4のY方向の中央位置に設けられている。アンテナ5は、全方位カメラ2で撮影した映像を端末装置30に送信可能であり、作業者はリアルタイムで上述した端末装置30にて全方位カメラ2で撮影したラジアントチューブ12の映像を遠隔で確認できる。全方位カメラ2は、全天球カメラ等とも称される。
垂直親綱用グリップジャック6は、架台4の上方に設けられている。垂直親綱用グリップジャック6は、ロープ7や吊りピース8を介して架台4と連結され、かつ当該架台4を吊っている。垂直親綱用グリップジャック6は、点検ユニット10の上端部(頂部)を構成しており、通板用ロープ20に着脱可能に固定される。
表示装置14は、例えば、スマートフォン等であり、架台4のY方向の両端部に設けられている。具体的には、表示装置14は、架台4の全方位カメラ2と規制部材9との間であって全方位カメラ2の近傍に位置されている。表示装置14は、上述した端末装置30や当該端末装置30とは別の端末装置、例えば作業者のスマートフォン等から送信された情報を表示可能である。
本実施形態では、例えば、端末装置30から表示装置14に点検ユニット10の点検箇所に関する情報を送信している。そして、全方位カメラ2でその情報が表示された表示装置14とその周囲のラジアントチューブ12とを一緒に撮影することによって、炉内のどの位置のラジアントチューブ12を撮影したものかが判別できるようにしている。
ここで、本実施形態では、全方位カメラ2や、照明装置3、ロープ7、吊りピース8、規制部材9、表示装置14等のユニット部品は、架台4のY方向中心を通るY方向と直交した仮想対称面に対して、面対称に構成されている。すなわち、架台4のY方向の一端部側のユニット部品とY方向の他端部側のユニット部品とは鏡像関係にある。これにより、点検ユニット10のY方向のバランスが調整されている。
図3は、図2の点検ユニット10の規制部材9の正面図である。図3に示されるように、規制部材9は、例えば、Y方向の視線では、多角形状の枠状に構成されている。規制部材9は、X方向に隣接した一対のラジアントチューブ12の間に位置され、ラジアントチューブ12の側面12aと面している。規制部材9は、合成樹脂材料やゴム等の弾性部材によって構成されている。
規制部材9のX方向の幅は、一対のラジアントチューブ12の間の隙間と略同じか僅かに狭く設定されている。そして、本実施形態では、作業者が手動で点検ユニット10を昇降させる際に、規制部材9とラジアントチューブ12の側面12aとが当接することによって、点検ユニット10が通板用ロープ20に対してZ方向に延びる軸回りに回転するのが抑制されている。
次に、縦型焼鈍炉40の炉内点検方法の一例について説明する。まず、図1に示されるように、通板用ロープ20に通板経路Pに沿って設けられた第一部分21に対して弛ませた第二部分22を形成する(ステップS1)。第二部分22は、例えば、作業者がラジアントチューブ12の点検する列の下部ハースロール13の近傍で通板用ロープ20を下方に引っ張ることによって形成する。ステップS1は、第一ステップの一例である。
次に、通板用ロープ20の弛ませた第二部分22の直上に点検ユニット10を取り付ける(ステップS2)。点検ユニット10は、上述した垂直親綱用グリップジャック6を介して通板用ロープ20に着脱可能に固定される。ステップS2は、第二ステップの一例である。
次に、第二部分22が上方に移動するように通板用ロープ20を引っ張ることで作業者が手動で点検ユニット10を上昇させる(ステップS3)。具体的には、図1に示されるように、作業者が点検ユニット10を取り付けた列とは隣の列の通板用ロープ20を地上から下方に引っ張ることで、点検ユニット10を上昇させる。ステップS3は、第三ステップの一例である。
この時、点検ユニット10は、総重量が6kg程度なので作業者1名が人力で通板用ロープ20を引っ張ることにより点検ユニット10の昇降が可能である。また、通板用ロープ20を点検ユニット10の転落防止用の安全装置、例えばグリップチャックやロリップ等に固定することで、作業者が通板用ロープ20から手を離したとしても点検ユニット10の落下を防止することができる。
次に、点検ユニット10から送信された映像を端末装置30で確認しながら炉内を点検する(ステップS4)。すなわち、点検ユニット10を昇降させながら全方位カメラ2で炉内を撮影し、点検作業を行なう。二台の全方位カメラ2の映像は、端末装置30で地上にいる作業者によってリアルタイムで確認でき、この映像を確認しながら、順に点検を実施する。ステップS4は、第四ステップの一例である。
そして、ラジアントチューブ12の別の列を点検する場合には、点検ユニット10を通板用ロープ20から一度取外し、通板用ロープ20の弛ませた第二部分22を測定したいラジアントチューブ12の列に調整し、再度ステップS2からステップS4の手順で実施する。このように、本実施形態によれば、作業者は、ラジアントチューブ12の点検作業の全てを地上で行うことができる。
以上のように、本実施形態では、縦型焼鈍炉40の炉内点検装置1は、炉内の通板経路Pに沿って設けられた第一部分21と、第一部分21に対して弛ませた第二部分22と、を有した通板用ロープ20と、通板用ロープ20に着脱可能に取り付けられ、全方位カメラ2と、全方位カメラ2で撮影した映像を送信するアンテナ5と、照明装置3と、を有した点検ユニット10と、アンテナ5から送信された映像を受信する端末装置30と、を備える。
このような構成によれば、例えば、縦型焼鈍炉40の通板用ロープ20を活用して作業者が手動で点検ユニット10を昇降させることができるようになり、ひいてはより容易に炉内の点検作業を行うことのできる縦型焼鈍炉40の炉内点検装置1を提供することができる。すなわち、縦型焼鈍炉40の炉頂に点検ユニット10を昇降させるための専用のロープやリール、駆動装置等を有した昇降装置を設置する必要がないため、準備や片付けに要する手間や時間を大幅に低減できる。また、炉頂に上ることも不要となり、ひいては準備(段取り)、点検、片付けまでの全ての作業を炉底(地上)で行うことができるという利点もある。
また、本実施形態では、炉内点検装置1は、点検ユニット10の通板用ロープ20に対する回転を規制する規制部材9を備える。
このような構成によれば、例えば、作業者が手動で点検ユニット10を昇降させる際に、規制部材9によって点検ユニット10が通板用ロープ20に対して回転するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、点検ユニット10は、全方位カメラ2の近傍に配置され、端末装置30または当該端末装置30とは別の端末装置から送信された情報を表示する表示装置14を有している。
このような構成によれば、例えば、端末装置30から点検箇所に関する情報を表示装置14に送信し、全方位カメラ2でその情報が表示された表示装置14と点検対象としてのラジアントチューブ12とを一緒に撮影することによって、炉内のどの位置を撮影したものかを明確化することができる。
また、本実施形態では、縦型焼鈍炉40の炉内点検方法は、通板用ロープ20に通板経路Pに沿って設けられた第一部分21に対して弛ませた第二部分22を形成するステップS1(第一ステップ)と、通板用ロープ20の弛ませた第二部分22の直上に点検ユニット10を取り付けるステップS2(第二ステップ)と、第二部分22が上方に移動するように通板用ロープ20を引っ張ることで作業者が手動で点検ユニット10を上昇させるステップS3(第三ステップ)と、点検ユニット10から送信された映像を端末装置30で確認しながら炉内を点検するステップS4(第四ステップ)と、を含む。
このような構成によれば、例えば、縦型焼鈍炉40の通板用ロープ20を活用して作業者が手動で点検ユニット10を昇降させることができるようになり、ひいてはより容易に炉内の点検作業を行うことのできる縦型焼鈍炉40の炉内点検方法を提供することができる。
以上、本発明の実施形態が例示されたが、上記実施形態は一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。また、各構成や、形状等のスペック(構造や、種類、方向、形式、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数、配置、位置、材質等)は、適宜に変更して実施することができる。
1…炉内点検装置
2…全方位カメラ
3…照明装置
5…アンテナ
9…規制部材
10…点検ユニット
14…表示装置
20…通板用ロープ
21…第一部分
22…第二部分
30…端末装置
40…縦型焼鈍炉
P…通板経路
S1…第一ステップ
S2…第二ステップ
S3…第三ステップ
S4…第四ステップ

Claims (4)

  1. 縦型焼鈍炉の炉内の通板経路に沿って設けられた第一部分と、前記第一部分に対して弛ませた第二部分と、を有した通板用ロープと、
    前記通板用ロープに着脱可能に取り付けられ、全方位カメラと、前記全方位カメラで撮影した映像を送信するアンテナと、照明装置と、を有した点検ユニットと、
    前記アンテナから送信された映像を受信する端末装置と、
    を備えた、縦型焼鈍炉の炉内点検装置。
  2. 前記点検ユニットの前記通板用ロープに対する回転を規制する規制部材を備えた、請求項1に記載の縦型焼鈍炉の炉内点検装置。
  3. 前記点検ユニットは、前記全方位カメラの近傍に配置され、前記端末装置または当該端末装置とは別の端末装置から送信された情報を表示する表示装置を有した、請求項1または2に記載の縦型焼鈍炉の炉内点検装置。
  4. 請求項1~3のうちいずれか一つに記載の縦型焼鈍炉の炉内点検装置を用いた縦型焼鈍炉の炉内点検方法であって、
    前記通板用ロープに前記通板経路に沿って設けられた第一部分に対して弛ませた第二部分を形成する第一ステップと、
    前記通板用ロープの弛ませた前記第二部分の直上に前記点検ユニットを取り付ける第二ステップと、
    前記第二部分が上方に移動するように前記通板用ロープを引っ張ることで作業者が手動で前記点検ユニットを上昇させる第三ステップと、
    前記点検ユニットから送信された映像を前記端末装置で確認しながら炉内を点検する第四ステップと、
    を含む、縦型焼鈍炉の炉内点検方法。
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