JP2023065817A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】カメラ部を覆うカバーに親水コートを設けつつ、防水性を確保する。【解決手段】撮像装置10は、撮像を行うカメラ部100と、透光性を有し、カメラ部を覆うカバー部材110と、カバー部材の外表面に設けられた親水コート111と、カバー部材を保持する外装部材130と、カバー部材と外装部材との間に配置された防水部材300とを有する。親水コートは、カバー部材の外表面のうち防水部材が当接する部分110aを除いた領域に設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、監視カメラ等の撮像装置に関する。
屋外に設置される監視カメラは、雨水や塵埃から撮像を行うカメラ部を保護するためにカメラ部を覆う透明なカメラカバーを備えている。特許文献1に開示されているように、カメラカバーの外表面には、ここに付着した水滴による光の屈折や拡散によって良好な撮像が妨げられないように、親水性の膜(親水コート)が形成される。親水コートは、一般にディッピング法やスピンコート法を用いて形成される。
また、監視カメラの外装部材とカメラカバーの外表面の周辺部との間には、Oリング等の防水部材が設けられる。防水部材は、外装部材とカメラカバーの外表面(周辺部)に当接することで、これらの間の隙間から雨水がカメラカバー内に侵入することを防止する。
特許第5374661号公報
しかしながら、ディッピング法やスピンコート法では、カメラカバーの外表面のうち親水コート用の塗工液が付着する端部を制御することが難しい。カメラカバーの外表面のうち防水部材が当接する周辺部にも親水コートが形成されると、防水部材と親水コートの間を通った雨水がカメラカバー内に侵入するおそれがある。
本発明は、カメラカバーに親水コートを設けつつ、防水性を確保できるようにした撮像装置を提供する。
本発明の一側面としての撮像装置は、撮像を行うカメラ部と、透光性を有し、カメラ部を覆うカバー部材と、カバー部材の外表面に設けられた親水コートと、カバー部材により保持された外装部材と、カバー部材と外装部材との間に配置された防水部材とを有する。親水コートは、カバー部材の外表面のうち防水部材が当接する部分を除いた領域に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、カバー部材に親水コートを設けつつ、防水性を確保することができる。
実施例1の撮像装置の構成を示す図。 実施例1の撮像装置の部分断面図。 実施例1における親水コートの効果を示す図。 実施例2の撮像装置の部分断面図。 実施例3の撮像装置の部分断面図。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1は、実施例1である撮像装置(監視カメラ)10の構成を示している。撮像装置10は、カメラ部100、パンチルト機構140、不図示の筐体、外装部材130およびカバー部材としてのカメラカバー110を有する。
カメラ部100は、撮像により動画像を生成する。パンチルト機構140は、カメラ部100を支持するともに、パン方向(水平方向)およびチルト方向(上下方向)に回転駆動する。これにより、カメラ部100は、外界のうち撮像する領域をパン回転およびチルト回転により変更することができる。パンチルト機構140は、筐体により支持されている。
外装部材130は、筐体を囲むように配置され、コントローラ122、送受信部120および記憶部121を収容してこれらを外部の雨水や塵埃から保護する。外装部材130は、カメラカバーとともに外観を形成する部材である。コントローラ122は、カメラ部100により生成された動画像を送受信部120を介してネットワークに送出したり、記憶部121に保存したりする。
カメラ部100およびパンチルト機構140は、外装部材130により保持されたカメラカバー110により覆われて外部の雨水や塵埃から保護されている。カメラカバー110は、外界(被写体)からの撮像光をカメラ部100が取り込めるように透光性を有する透明樹脂材料(例えばポリカーボネート)により形成されている。カメラカバー110は、頂点部から周辺部に向かって外内径が増加する半球(ドーム)形状を有する。
図2は、撮像装置10におけるカメラカバー110周辺の構成を示している。カメラカバー110の外表面(以下、カバー外面という)には、親水コート111が設けられている。親水コート111は、シリカ粒子からなる膜であり、微小凹凸とシリカ粒子表面の親水基で水分子を引き寄せることにより親水性能を実現している。
図3(a)に示すように、親水コートが設けられていないカバー外面に水滴Wが付着すると、水滴Wのカバー外面に対する接触角θは40°以上となる。この場合、カメラカバー110に入射してくる光Lが水滴Wで屈折または拡散してカメラ部100に入射するため、カメラ部100の撮像により生成される動画像にぼけや歪みが発生する。
一方、図3(b)に示すように、カバー外面に設けられた親水コート111に水滴Wが付着すると、水滴Wは親水コート111に対する接触角θが30°以下の水膜状となる。この場合、カメラカバー110に入力してくる光Lは水滴Wでほとんど屈折等することなくカメラ部100に入射するため、カメラ部100の撮像により生成される動画像にぼけや歪みはほとんど発生せず、良好な動画像が得られる。このように親水コート111は、水が付着しても光を屈折等させるような水滴になり難くして、カメラカバー110による良好な撮像を可能としている。
また、図2に示すように、外装部材130には、カメラカバー110を外部に露出させるための開口を有する。外装部材130における該開口を囲む周縁部130aとカメラカバー110の周辺部に設けられたフランジ部110aとの間には、これらに当接するゴム製またはシリコーン製の防水部材(Oリング)300が圧縮された状態で設けられている。防水部材300は、外部からの雨水が外装部材130の周縁部130aとカメラカバー110のフランジ部110aとの間の隙間を通ってカメラカバー110内に侵入することを防ぐために設けられている。
本実施例では、カバー外面のうち、パンおよびチルト回転するカメラ部100により取り込まれる外界からの撮像光が透過する撮像領域の外側までの領域を第1領域Aとする。ただし、第1領域Aは、カメラカバー110のうち外装部材130の開口から露出した領域よりも狭い領域である。また、第1領域Aよりも周辺側(防水部材側)の領域を第2領域Bとする。
親水コート111は、第1領域Aに形成され、第2領域Bには形成されていない。すなわち、親水コート111の端部111aが、防水部材300が当接する部分であるフランジ部110aを含む第2領域Bよりも第1領域側の位置に設けられている。
ここで、親水コート111が形成された第1領域Aを撮像領域に一致させると、親水コート111の端部111aに溜まった水滴で撮像光が屈折等し、撮像により得られる動画像の画質に影響する。このため、第1領域Aを撮像領域の外側まで広げる(すなわち端部111aを撮像領域外に設定する)ことで、端部111aに溜まった水滴で撮像光が屈折等することを回避している。
実際の親水コート111の製造方法は、以下の通りである。まず、カバー外面のうち第2領域Bをテープでマスキングして、親水コート用の塗工液を付着させないようにする(第1工程)。次に、マスキングした第2領域B以外の第1領域Aにスピンコートまたはディッピングにより塗工液を付着させて常温乾燥させ、テープを剥した後に100℃前後で焼成することで親水コート111を形成する(第2工程)。
仮に親水コート111が第2領域Bにおけるフランジ部110aにも形成され、防水部材300が親水コート111に当接すると、外部からの雨水が親水コート111において親水性を生む微小凹凸を伝わって又は親水性の官能基物性によりカメラカバー110内に侵入するおそれがある。
これに対して、親水コート111がフランジ部110aに設けられておらず、防水部材300が直接、フランジ部110aに当接すれば、外部からの雨水が親水コート111を伝わってカメラカバー110内に侵入するおそれを低減することができる。しかも、親水コート111が設けられていない第2領域Bでは雨水がはじかれるため、親水コート111の端部111aに水滴が溜まる現象を避けることができる。
本実施例によれば、カメラカバー110に親水コート111を設けつつ、防水性を確保することができ、雨天時でも良好な撮像が可能な撮像装置10を実現することができる。
図4は、実施例2の撮像装置におけるカメラカバー110周辺の構成を示している。本実施例の撮像装置は、カメラカバー110の内側に、カメラ部100が撮像する被写体に対して夜間その他の暗所での撮像用照明光としての赤外光を被写体に照射する赤外光源150を有する。赤外光源150は、カメラ部100のパンおよびチルト回転とともにパンおよびチルト回転する。
本実施例では、カバー外面のうち、実施例1で説明した第1領域Aを含み、かつパンおよびチルトする赤外光源150から被写体に照射される赤外光が透過する照明領域の外側までの領域を第1領域Cとする。ただし、第1領域Cは、カメラカバー110のうち外装部材130の開口から露出した領域である。また、第1領域Cよりも防水部材側の領域を第2領域Bとする。
親水コート111は、第1領域Cに形成され、第2領域Bには形成されていない。すなわち、本実施例でも、親水コート111の端部111aが、防水部材300が当接するフランジ部110aを含む第2領域Bよりも第1領域側の位置に設けられている。
親水コート111を第1領域Cに設けることで、撮像領域に水滴が付着してもカメラ部100より良好な動画像が得られる。一方、第1領域Cを照明領域に一致させると、親水コート111の端部111aに溜まった水滴で赤外光源150からの赤外光が乱反射してカメラ部100の撮像に影響するおそれがある。このため、第1領域Cを照明領域の外側まで広げる(すなわち端部111aを照明領域外に設定する)ことで、端部111aに溜まった水滴で乱反射した赤外光が撮像に影響することを回避している。
本実施例によれば、カメラカバー110に親水コート111を設けつつ、防水性を確保することができ、雨天時かつ暗い環境でも良好な撮像が可能な撮像装置を実現することができる。
図5は、実施例3の撮像装置におけるカメラカバー110周辺の構成を示している。本実施例において、カメラカバー110上の親水コート111は、実施例1で説明した第1領域Aよりも防水部材側の第2領域B内まで設けられ、フランジ部110a付近に端部111aを有する。すなわち、親水コート111の端部111aは、外装部材130の開口よりも防水部材側に位置している。これにより、端部111aの位置は、外部から見て外装部材130により隠れた位置になる。
本実施例でも、第1領域Aに水滴が付着してもカメラ部100より良好な動画像が得られる。しかも、親水コート111を外部から見て外装部材130により隠れた位置まで形成することで、親水コート111の端部111aに溜まった水滴が外部から見えて撮像装置の外観の品位が損なわれることを回避することができる。
本実施例によれば、カメラカバー110に親水コート111を設けつつ、防水性を確保することができ、雨天時でも良好な撮像が可能で、良好な外観の撮像装置を実現することができる。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
10 撮像装置
100 カメラ部
110 カメラカバー
110a フランジ部
130 外装部材
111 親水コート
300 防水部材

Claims (6)

  1. 撮像を行うカメラ部と、
    透光性を有し、前記カメラ部を覆うカバー部材と、
    前記カバー部材の外表面に設けられた親水コートと、
    前記カバー部材を保持する外装部材と、
    前記カバー部材と前記外装部材との間に配置された防水部材とを有し、
    前記親水コートは、前記外表面のうち前記防水部材が当接する部分を除いた領域に設けられていることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記親水コートは、前記外表面のうち前記カメラ部により取り込まれる撮像光が透過する領域の外側まで設けられていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記カバー部材の内側に、該カバー部材を通して照明光を照射する光源が配置されており、
    前記親水コートは、前記外表面のうち前記カメラ部により取り込まれる撮像光が透過し、かつ前記照明光が透過する領域の外側まで設けられていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記親水コートの端部が、外部から見て前記外装部材により覆われた位置にあることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の撮像装置。
  5. 前記カバー部材は、樹脂により形成され、
    前記防水部材は、ゴムまたはシリコーンにより形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の撮像装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の撮像装置の製造方法であって、
    前記カバー部材の外表面のうち前記防水部材が当接する部分を含む領域をマスキングする第1工程と、
    マスキングされた領域以外の領域にスピンコートまたはディッピングにより前記親水コートの塗工液を付着させて焼成する第2工程とを有することを特徴とする製造方法。
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