JP4375196B2 - 映像撮像装置 - Google Patents

映像撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4375196B2
JP4375196B2 JP2004308622A JP2004308622A JP4375196B2 JP 4375196 B2 JP4375196 B2 JP 4375196B2 JP 2004308622 A JP2004308622 A JP 2004308622A JP 2004308622 A JP2004308622 A JP 2004308622A JP 4375196 B2 JP4375196 B2 JP 4375196B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
cover
stray light
illumination
imaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004308622A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006121522A (ja
Inventor
裕之 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2004308622A priority Critical patent/JP4375196B2/ja
Publication of JP2006121522A publication Critical patent/JP2006121522A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4375196B2 publication Critical patent/JP4375196B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)
  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)

Description

本発明は、照明手段と、該照明手段により照明光が照射される領域を撮像する撮像手段とを同一の筐体内に備え、共用する光透過性のカバーで両手段を被蔽している映像撮像装置に関するものである。
従来、この種の映像撮像装置としては、所謂ドーム型監視カメラ装置がある。このドーム型監視カメラ装置は、図11(a)に示すようにCCD等撮像素子2aとレンズ2bとを組み合わせて構成される撮像手段たる撮像カメラ2と、この撮像カメラ2の周囲(両側)に配置した複数の発光ダイオード3からなる照明手段とを内部に収納する筐体を兼ねたドーム状の光透過性の樹脂製カバー4をボディ1に被着した構造のものが一般的である。
このような構造の監視カメラ装置では、発光ダイオード3から照射された照明光が、カバー4を介して所定の領域(被写体))を照射し、照射領域で反射した光を撮像カメラ2がカバー4を介して捉えて撮像するようになっているが、発光ダイオード3が照射する照明光がドーム状のカバー4の内側表面4aや、カバー4の内部の構造物で反射して、撮像カメラ2のレンズ2bに入り込むと、照明や反射した内部構造が撮像画像に映り込むという問題がある。そのため図示するようにレンズ2b周辺からカバー2との間で隙間があかないようにレンズフード5を設けて上述の反射による光がレンズ2bに入り込むのを防いでいた。尚この種の監視カメラ装置ではカバー4の被着時にカバー4の内側表面4aとレンズフード5の先端面との間の密着性を出すために、レンズフード5上にゴム、スポンジなどの軟質部材6を付加していた。
また、図11(b)に示すように遮蔽板7をカバー4側に設けた孔40に先端を差し込んでカバー4内へ垂下させ、この遮蔽板7によりカバー4内部での反射による照明光が撮像カメラ2のレンズ2bに入らないように工夫したものや、照明手段を覆うカバーと、撮像手段である撮像カメラとを覆うカバーとを設け、両カバーの間に遮蔽板を設けるものが提供されている(例えば、特許文献1)。
特開2003−8954号公報(図1,図3)
ところで、上述のような図11(a)に示す従来例では、筐体内で反射された照明光が撮影カメラ2へ入り込むのをレンズフード5で防ぐことができるものの、カバー4の肉厚内に入射した光がカバー4の肉厚内で内部反射を起こすことになる。
この内部反射による反射光には内部表面(界面)に臨界角を超えて入射して全反射する光と、臨界角より小さく入射した光の一部が内部表面で反射した光がある。例えば図12(a)に示すようにθ1の角度により臨界角を超えた全反射成分の反射光は、理論上ではカバー4外へ放射しないが、図12(b)に示すように実際にはカバー4の表面の微少な凹凸によって屈折しカバー4外部に放射され、また放射する際に内部表面による反射光となる。これら内部反射によってカバー4の肉厚内を伝搬する反射光が迷光Aとなるのである。
そして図12(a)、(b)に示すよう撮像カメラ2のレンズ2bの前方に位置するカバー4の表面に微少な凹凸8が存在する場合、この凹凸8によってカバー4外へ放射された迷光A’が撮像カメラ2のレンズ2bに入り込み、その結果照明や反射した内部構造が撮像画像に映り込み、画像が鮮明とならないという問題があった。
また、全反射以外での内部反射はカバー4の肉厚内で反射する度に4%程度の光量になるが、高感度の撮像カメラではこの多段反射の影響も問題となる。
つまり、照明手段を備えたドーム型監視カメラのような映像撮像装置では、夜間において照明手段により照明光を被写体に照射し、撮像カメラでは被写体からの僅かな反射光をレンズに集光して撮像素子にて映像を取得するため、被写体から戻ってくる微弱な反射光より、カバーの肉厚内での反射光の方が大きくなって撮像画像にもやがかかる現象が発生し易くなるのである。
更に図11(b)に示すようにカバー4の肉厚を貫通させた孔40に遮蔽板7の一部を差し込んで取り付ける構造では、カバー4の部材と、遮蔽板7の部材とを別々に用意しなければならず、部品点数や部品の組み付け工数が増えることによりコスト増加や部品位置設計が煩雑となる可能性がある。また貫通した孔40に遮蔽板7を差し込んだ部分が装置外部から見えるため、外観を損ねデザイン設計上問題があった。更にまた、照明手段を覆うカバーと撮像カメラを覆うカバーを分けて、両カバーの間に遮蔽板を設ける構造の場合にも同様な問題があり、特に部品点数が多く且つ複雑になるので、部品コストも大きくなり、設計自体も更に煩雑となるという問題もあった。
本発明は、上述の点に鑑みて為されたもので、その目的とするところは照明手段と、該照明手段により照明光が照射される領域を撮像する撮像手段とを同一の筐体内に備え、共用する光透過性のカバーで両手段を被蔽している映像撮像装置において、カバーの構造を大きく変更することなく、照明光によってカバーの肉厚内で伝搬する迷光を抑制し、良好な撮像画像を得ることができる映像撮像装置を提供することにある。
上述の目的を達成するために、請求項1の発明では、照明手段と、該照明手段の照明光によって照射される領域を撮像する撮像手段とを同一の筐体内に備え、共用する光透過性のカバーで両手段を被蔽している映像撮像装置において、前記照明手段の照明光の照射時に前記カバーの肉厚内での内部反射によって前記肉厚内を伝搬する迷光を吸収する迷光トラップ手段を備えていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、迷光トラップ手段によりカバーの肉厚内で伝搬する迷光を吸収して抑制することができ、そのため迷光が撮像手段に入り込んで撮像画像に与える影響を低減して、良好な撮像映像を得ることができ、特にカバーへ密着させる構成であるためカバーの構造を変更するための加工やカバーへの組み付け等が不要で製作が容易に行える。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、前記迷光トラップ手段を、前記筐体内に並置された前記照明手段と前記撮像手段との間に位置する前記カバーの内側表面に密着配置した光吸収性ゲル素材により構成していることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、カバーと空気層との間で発生する屈折界面を光吸収性ゲル素材によって無くし、光吸収性ゲル素材の密着位置に到達する迷光をカバーの肉厚内で反射させることなく光吸収性ゲル素材内に進入させて吸収することができ、その結果内部反射によって伝搬する迷光を抑制することができ、また光吸収性ゲル素材を用いるためカバーの構造への変更なしに迷光トラップ手段を設けることができ、カバーの設計、製作後に迷光が生じることが分かった場合にも対処が容易に行える。
請求項3の発明では、請求項2の発明において、前記光吸収性ゲル素材が、前記撮像手段と前記照明手段との間を仕切る延設部を構成していることを特徴とする。
請求項3の発明によれば、迷光トラップ部を構成する光吸収性ゲル素材をカバーの内側表面での反射光や、筐体内での反射光が撮像手段に入り込むのを防ぐレンズフードとして兼用することができ、部品点数の削減が図れる。
請求項4の発明では、請求項1の発明において、前記迷光トラップ手段を、前記筐体内に並置された前記照明手段と前記撮像手段との間に位置する前記カバーの内側表面に塗布した光吸収性塗料により構成していることを特徴する。
請求項4の発明によれば、カバーと空気層との間で発生する屈折界面を光吸収性塗料によって無くし、光吸収性塗料の塗布位置に到達する迷光をカバーの肉厚内で反射させることなく光吸収性塗料内に進入させて吸収することができ、その結果内部反射によって伝搬する迷光を抑制することができ、また光吸収性塗料を用いるためカバーの構造への変更なしに迷光トラップ手段を設けることができ、カバーの設計、製作後に迷光が生じることが分かった場合にも対処が容易に行え、また安価な塗料によって迷光トラップ手段を構成することができるためコストも高くならず、更に塗料を塗布するだけで迷光トラップ手段を形成することができるため、迷光トラップ手段が場所を取らず筐体内での部材配置スペースに余裕がないときなど特に有効である。
請求項5の発明では、照明手段と、該照明手段の照明光によって照射される領域を撮像する撮像手段とを同一の筐体内に備え、共用する光透過性のカバーで両手段を被蔽している映像撮像装置において、前記照明手段の照明光の照射時に前記カバーの肉厚内での内部反射によって前記肉厚内を伝搬する迷光を前記カバー外へ放射させるとともに、前記照明手段方向にカバーの肉厚内で反射させる溝部からなる迷光トラップ手段を前記カバーに備えていることを特徴とする。
請求項5の発明によれば、迷光トラップ手段によりカバーの肉厚内で伝搬する迷光を抑制することができ、そのため迷光が撮像手段に入り込んで撮像画像に与える影響を低減して、良好な撮像映像を得ることができ、またカバーに溝部を形成することで迷光トラップ部を得ることができるため、カバーの構造の大きな変更がなく、しかもカバーの成型時に同時に迷光トラップ手段を形成でき、そのためカバーの設計と同時に迷光トラップ手段の設計が行え且つ同時に製作することができるため、設計・製作コストが安価となる。
請求項6の発明では、請求項5の発明において、前記溝部内に光吸収性ゲル素材を埋め込んであることを特徴とする。
請求項6の発明によれば、溝部内面と空気層との間で発生する屈折界面を光吸収性ゲル素材により無くすことができ、そのため溝部に到達した迷光を光吸収性ゲル素材に進入させて吸収することができるとともに溝部に対応するカバー内面での反射をも無くし、結果迷光を抑制することができ、更に溝部からカバーの肉厚内へ入り込もうとする光も吸収して遮光することができ、その上溝部の形成により構造的に弱くなったカバーの部位を光吸収性ゲル素材によって補強することもできる。
請求項7の発明では、請求項5の発明において、前記溝部内面に光吸収性塗料を塗布していることを特徴とする。
請求項7の発明によれば、溝部内面と空気層との間で発生する屈折界面を光吸収性塗料により無くすことができ、そのため溝部に到達した迷光を光吸収性塗料に進入させて吸収することができるとともに溝部に対応するカバー内面での反射をも無くし、結果迷光を抑制することができ、更に溝部からカバーの肉厚内へ入り込もうとする光も吸収して遮光することができ、その上コストが安価な塗料を用いるからコストも高くならない。
請求項8の発明では、請求項1乃至7の何れかの発明において、前記迷光トラップ手段を前記照明手段の照明照射見込み範囲外で且つ前記撮像手段の撮像見込み範囲外に配置していることを特徴とする。
請求項8の発明によれば、照明光の照射や撮像の邪魔になることなく、迷光トラップ手段による迷光抑制が行える。
請求項9の発明では、請求項1乃至8の何れかの発明において、前記迷光トラップ手段を環状に形成するとともに、前記撮像手段を囲繞するように前記照明手段と前記撮像手段との間に配置していることを特徴とする。
請求項9の発明によれば、撮像手段へ到達しようとする周囲からの迷光を抑制することができ、結果抑制効果が向上する。
請求項10の発明では、請求項1又は5の発明において前記カバーの端部に前記迷光トラップ手段を設けていることを特徴とする。
請求項10の発明によれば、撮像手段と照明手段との間のスペースが取れない場合などにおいても、カバーの端部において内部反射しようとする迷光を抑制することが可能となる。
請求項11の発明では、請求項10の発明において、前記迷光トラップ手段を光吸収性ゲル素材により構成していることを特徴とする。
請求項11の発明によれば、カバーの端部においてカバー表面と空気層との間で発生する屈折界面を無くすことができ、そのため端部に到達した迷光を光吸収性ゲル素材によって吸収することができ、またカバーの端面からカバーの肉厚内へ入り込もうとする光の遮光も光吸収性ゲル素材により行え、しかもカバーの端部をボディ等に面接させるような場合に光吸収性ゲル素材によりカバーの端部とボディとの間に密封性を持たせることが可能となり、屋外設置のような場合に雨滴の浸入を防ぐことができる。
請求項12の発明では、請求項10の発明において、前記迷光トラップ手段を光吸収性塗料により構成していることを特徴とする。
請求項12の発明によれば、カバーの端部においてカバー表面と空気層との間で発生する屈折界面を無くすことができ、そのため端部に到達した迷光を光吸収性塗料によって吸収することができ、またカバーの端面からカバーの肉厚内へ入り込もうとする光の遮光も光吸収性塗料により行え、しかもコストが安価な塗料で実現できる。
請求項13の発明では、請求項11又は12の発明において、前記カバーの端面に形成した溝部内に迷光トラップ手段を設けていることを特徴とする。
請求項13の発明によれば、迷光トラップ手段がカバーの端面に露出せず、そのためカバーの端面をボディに面接させる場合にあっては、迷光トラップ手段を構成する光吸収性ゲル素材或いは光吸収性塗料が外気に触れず、そのため迷光トラップ手段の耐久性が向上し、またカバーを回転させることでボディに脱着する構造の場合にあってもカバーの端部とボディとの間の摩擦力で迷光トラップ手段を構成する光吸収性ゲル素材或いは光吸収性塗料が摩耗したり剥がれる恐れもない。
請求項14の発明では、請求項10乃至13の何れかの発明において、前記迷光トラップ手段をカバーの端部の全周に亘って形成したので、迷光の抑制効果を向上させることができる。
請求項15の発明では、請求項10の発明において、前記照明手段と前記撮像手段との間に位置する前記カバーの部位に別の迷光トラップ手段を設けていることを特徴とする。
請求項15の発明によれば、カバーの端部へ伝搬する迷光と、撮像手段へ伝搬する迷光とを夫々に対応する迷光トラップ手段で抑制することができ、迷光の抑制効果を大幅に向上させることができる。
本発明は、迷光トラップ手段によりカバーの肉厚内で伝搬する迷光を抑制することができ、そのため迷光が撮像手段に入り込んで撮像画像に与える影響を低減し、良好な撮像映像を得ることができ、しかもカバーの構造の大きな変更も必要でないという効果がある。
以下本発明を実施形態により説明する。
(実施形態1)
本実施形態はドーム型監視カメラ装置に本発明を採用したものであって、図1(a)に示すように装置の筐体はボディ1と、照明光の波長に対して光透過性を有した樹脂成形品からなるドーム状のカバー4とで構成され、ボディ1に被着されたカバー4の頂部よりやや下方のカバー4の空間内には撮像手段である撮像カメラ2を配置するとともに、図において撮像カメラ2の左右両側に可視光或いは赤外光からなる照明光を照射する照明手段たる発光ダイオード3群を並置してある。
撮像カメラ2は従来と同様にCCD等の撮像素子2aとレンズ2bとで構成されており、カバー4の内側表面4aによって反射される照明光がレンズ2b内に入り込むのを防ぐためにレンズ2bの前端面よりやや先端が突出している環状のレンズフード5を装着している。
そして撮像カメラ2と、両側の発光ダイオード3群との間で且つ発光ダイオード3群の照明照射見込み範囲αの外で且つ撮像カメラ2の撮像見込み範囲(レンズ視野)βの外に位置するカバー4の内側表面4aの部位に光吸収性ゲル素材10を密着配置している。この光吸収性ゲル素材10は、柔軟性で且つ高密着性を有し、しかも多孔質性や、素材内に黒色や灰色の顔料或いは染料を混入することで、照明光の波長に対する光吸収性を有するゲル素材(例えばシリコンオイルを含んだシリコンゲルや水分を含んだハイドロゲル等)からなるもので、後述する迷光Aを抑制する迷光トラップ部9を構成する。尚光吸収性ゲル素材10を撮像カメラ2に並行する形で密着配置しても、或いは撮像カメラ2を囲むように円環状或いは矩形の環状に密着配置しても良い。
次に迷光トラップ部9として光吸収性ゲル素材10が機能する様子を図1(b)によって説明する。
まず発光ダイオード3から照射された照明光の一部はカバー4の肉厚内に入射して全反射等による内部反射によりカバー4の肉厚内を伝搬する迷光Aとなり、例えば撮像カメラ2のレンズ2bの前方に凹凸8が存在している場合、この凹凸8からカバー4外へ放射させてレンズ2b内に入り込んで撮像画像に影響を与えるという問題は上述したが、本実施形態では撮像カメラ2(レンズフード5)と、発光ダイオード3との間のカバー4の内側表面に密着配置された光吸収性ゲル素材10によってカバー4と空気層との間で発生した屈折界面がなくなり、そのためカバー4内において多段で反射して伝搬されてきた迷光Aは密着配置部位に到達すると光吸収性ゲル素材10内に進入することになる。そして光吸収性ゲル素材10内に進入した迷光Aは素材が有する光吸収性によって吸収され、しかもカバー4の肉厚内へ再び反射して入射することもなくなる。つまり撮像カメラ2へ伝搬しようとする迷光Aが抑制され、撮像カメラ2のレンズ2bの前方に凹凸8が存在していても迷光Aがレンズ2b内に入り込むのを防げることになる。
つまり光吸収性ゲル材10がカバー4の肉厚内を伝搬する迷光Aを抑制する迷光トラップ部9として機能するのである。
尚全反射でない約4%の内部反射光については、カバー4の厚みをtとし、迷光Aの反射角をθ1としたとき、光吸収性ゲル素材10の幅を2×tanθ1(=反射波の1周期)以上と設定すれば、理論上除去することが可能である。
また光吸収性ゲル素材10の下面位置をレンズフード5の上端位置よりも下方となるようにその厚みを設定し、カバー4の内側表面4aや筐体内部で反射した照明光がレンズフード5の上端とカバー4の内側表面4aとの隙間からレンズ2bへ入り込むのを防ぐようにしても良い。
上述のように本実施形態では光吸収性ゲル素材10によって迷光Aを抑制しているのであるが、本実施形態のようにカバ−4の内側表面4aに光吸収性ゲル素材10を密着配置する構成では、カバー設計や製作後に迷光が生じることが初めて分かった場合でもカバー4への追加工(構造変更)なしで迷光トラップ部10を実現させることができる。
尚カバー4がドーム状でなく、図1(c)のように平板状の場合にあっても本実施形態の迷光トラップ部9を適用できるのは言うまでもない。
また光吸収性ゲル素材10をカバー4側ではなく撮像カメラ2側に配置し、カバー4の被着時に光吸収性ゲル素材10をカバー4の内側表面4aに密着させるようにしても勿論良い。
更にまたレンズフード5の先端面と光吸収性ゲル素材10とを図1(d)のように密着させ光吸収性ゲル素材10をレンズフード5の一部として利用しても良い。この場合も全反射による迷光Aを抑制することは勿論のこと、カバー4の内側表面4aによる反射光Bや筐体内部での反射光がレンズ2bへ入り込むのを光吸収性ゲル素材10によって防ぐことができる。この場合も光吸収性ゲル素材10をカバー4側ではなくレンズフード5側に配置しても良い。
(実施形態2)
上記実施形態1ではカバー4の内側表面4aや筐体内の構造物で反射した照明光が撮像カメラ2のレンズ2aに入り込むのを防ぐためにレンズフード5を設けているが、本実施形態では、迷光トラップ部9の光吸収性ゲル素材10に遮光部たるレンズフード機能を持たせた点に特徴がある。
つまり図2(a)に示すように迷光トラップ部9を構成する光吸収性ゲル材8の厚さを厚くし、その下端を撮像カメラ2の撮像素子2aの位置に至るような長さとしてレンズ2bと発光ダイオード3との間を遮蔽するようしている。
而して本実施形態では、図2(b)に示すようにカバー4の肉厚内を伝搬する迷光Aの吸収抑制する光吸収性ゲル素材10の役割は実施形態1と同じであるが、発光ダイオード3から照射されてカバー4の内側表面4aで反射した照明光Bや筐体内部での反射光を光吸収性ゲル素材10が遮光してレンズ2bへ入る込むのを防ぐ。つまり光吸収性素材10はレンズフードとしても機能するのである。
尚本実施形態でも光吸収性ゲル素材10をカバー4側ではなく撮像カメラ2側に配置し、カバー4の被着時に光吸収性ゲル素材10をカバー4の内側表面に光吸収性ゲル素材10を密着させるようにしても良い。
(実施形態3)
実施形態1では光吸収性ゲル素材10を用いて迷光トラップ部9を構成しているが、本実施形態では、光吸収性ゲル素材10の代わりに、図3(a)に示すように発光ダイオード3群と撮影カメラ2との間で、照明照射見込み範囲αの外で且つ撮像見込み範囲β外に位置するカバー4の内側表面にカーボンブラックなどの可視光や赤外光などの波長に対する吸収特性を持つ顔料をつや消し黒色塗料(以下光吸収性塗料という)11を塗布し、この光吸収性塗料11によって迷光トラップ部9を構成している。
つまり、光吸収性ゲル素材10と同様にカバー4と空気層との間で発生していた屈折界面をこの光吸収性塗料11でなくし、図3(b)に示すようにカバー4の肉厚内の内部反射により伝搬する迷光Aが光吸収性塗料11の塗布部位に到達すると光吸収性塗料11内に進入させるようになっている。そして光吸収性塗料11内に進入した迷光Aは顔料の波長吸収特性によって吸収され、カバー4の肉厚内へ再び反射して入射することもなくなる。そのため撮像カメラ2方向へ伝搬しようとする迷光Aを抑制することができ、そのため撮像カメラ2のレンズ2bの前方に凹凸8が存在していても迷光Aがレンズ2b内に入り込むのを防げることになる。
つまり本実施形態では、光吸収性塗料11がカバー4の肉厚内を伝搬する迷光Aを抑制する迷光トラップ部9として機能するのである。
尚全反射でない約4%の内部反射光については、実施形態1と同様にカバー4の厚みをtとし、迷光Aの反射角をθ1としたとき、光吸収性ゲル素材10の幅を2×tanθ1(=反射波の1周期)以上と設定すれば、理論上除去することが可能である。
またレンズフード5の上端面の位置を極力カバー4の内側表面4aに近接する位置とすることで、カバー4の内側表面4aによる反射光や筐体内部の反射光の撮像カメラ2のレンズ2bへ入り込むのを防ぐことができる。
また光吸収性塗料11を撮像カメラ2に並行する形で塗布する以外に、撮像カメラ2を囲むように環状に塗布しても勿論良い。更にカバー4がドーム状でない平板状の場合にも本実施形態の迷光トラップ部9を適用できるのは言うまでもない。
以上のように本実施形態の迷光トラップ部9は、光吸収性塗料11を用いて構成しているので、実施形態1と同様にカバー4の設計、製作後に迷光が生じていることが初めて分かっても、カバー4への追加工なしで実現できる上に、塗料という比較的安価な材料で実現できるためコストも安く、更に他の部品のように場所を取らないため内部構造に部品配置の余裕がないときなど利便性が高いという利点がある。
(実施形態4)
実施形態1や2では光吸収性ゲル材10を、また実施形態3では光吸収性塗料11を用いてカバー4と空気層との間で発生していた屈折界面を無くし、迷光Aを抑制するようにしているが、本実施形態では、図4(a)に示すように発光ダイオード3群と撮像カメラ2との間で且つ照明照射の見込み範囲α及び撮像見込み範囲β外のカバー4の内側表面において、断面がV字状の溝部12を発光ダイオード3群の配置方向(図面に対して垂直方向)に形成し、この溝部12により迷光トラップ部9を構成している。
つまり、本実施形態では、図4(b)に示すように発光ダイオード8から照射された照明光がカバー4の内部面で全反射する臨界角をθ1とし、溝部12の内側面の傾き角度を図4(c)に示すようにφとした場合、溝部12の位置に到達した全反射による迷光Aの溝部12内への入射角はθ2[|90°−(θ1+φ|)]で臨界角以下となり、その迷光Aの殆どの光量がカバー4外部に光Cとして放射されることになり、また溝部12に対応するカバー4の内側面で反射した光Dも撮像カメラ2と反対方向に反射され、そのため撮像カメラ2側へカバー4内を伝搬する迷光Aが抑制されることになる。つまり溝部12が迷光トラップ部9を構成することになる。
尚レンズフード5の上端面の位置を極力カバー4の内側表面4aに近接する位置とすることで、カバー4の内側表面4aによる反射光や筐体内部の反射光の撮像カメラ2のレンズ2bへ入り込むのを防ぐことができる。
また溝部12は撮像カメラ2に並行する形で形成する以外に、撮像カメラ2を囲むように環状に形成しても勿論良い。更にその断面形状をV字以外にU字状やコの字状に形成しても良い。更に図4(a)、(b)ではカバー4の内側表面4aに溝部12を形成しているが、反対のカバー4の外側表面に形成しても勿論良く、また図4(d)に示すように内側及び外側表面4bに形成しても良い。また溝部12の数としては図4(d)に示すように複数条としても良い。更にカバー4がドーム状でない平板状の場合にも本実施形態の迷光トラップ部9を適用できるのは言うまでもない。
以上のように本実施形態では迷光トラップ部9を溝部12で構成するので、カバー構造にも大きな変更が必要なく、しかもカバー4を成形する際に、溝部12も同時に形成できるため、カバー設計と同時に溝部を設計することで、設計コスト及び製作コストが高くならない。またカバー構造にも大きな変更が必要ない。
(実施形態5)
本実施形態は、実施形態4にて形成した溝部12内に図5に示すように実施形態1で用いた光吸収性ゲル素材と同様な光吸収性ゲル素材10を埋め込み配設し、実施形態4の構成ではカバー4と溝部12内の空気層との間で発生していた屈折界面を光吸収性ゲル素材10で無くした点に特徴がある。尚溝部12の断面形状や形成位置等は実施形態4に準ずる。
本実施形態では、カバー4の肉厚内を伝搬する迷光Aが溝部12の位置に至ると溝部12内の光吸収性ゲル素材10に殆どが進入して吸収され、溝部12に対応するカバー4の内部面での反射が起きなくなる。また光吸収性ゲル素材10で吸収されるため、溝部12外へ光が放射されない。更にカバー4外から溝部12内に進入する光も吸収して遮光することができる。
以上のように本実施形態では、溝部12と光吸収性ゲル素材10とで撮像カメラ2側へ伝搬する迷光Aを抑制する迷光トラップ部9を構成することで、撮像カメラ2のレンズ2bに迷光Aが進入して撮像画像に影響を与えるのを防ぐことができる。
また溝部12の形成によって生じた構造的に弱い部位を光吸収性ゲル素材10で補強することもできる。尚本実施形態においても光吸収性ゲル素材10としては上述のシリコンゲル等を用いることも可能である。
更にカバー4がドーム状でない平板状の場合にも本実施形態の迷光トラップ部9を適用できるのは言うまでもない。
(実施形態6)
実施形態5では溝部12内に光吸収性ゲル素材10を充填しているが、本実施形態では図6に示すように溝部12の内面に上述の光吸収性塗料11を塗布して迷光トラップ部9を構成したものである。尚溝部12の形状などその他の構成条件は実施形態5に準ずるものとする。
本実施形態では、カバー4の肉厚内を伝搬してきた迷光Aが溝部12の位置に至ると溝部12内の光吸収性塗料11に殆どが進入し、溝部12に対応するカバー4の内部面での反射が起きなくなる。また光吸収性塗料11で吸収され、溝部12外へ光が放射されない。
更にカバー4外から溝部12内に進入する光も吸収して遮光することができる。
以上のように本実施形態では、撮像カメラ2側へカバー4の肉厚内を伝搬する迷光Aを溝部12と光吸収性塗料11とで抑制する迷光トラップ部9を構成することで、撮像カメラ2のレンズ2bに迷光Aが進入して撮像画像に影響を与えるのを防ぐことができる。また塗料という比較的安価な材料を用いて実現することができる。
(実施形態7)
上記実施形態1〜6では発光ダイオード3群と撮像カメラ2との間に位置するカバー4の部位に迷光トラップ部9を設けた構成であるが、本実施形態は、発光ダイオード3群と撮像カメラ2との間で迷光トラップ部9を設けるスペースの確保ができない場合に対応したものである。
つまり本実施形態では、図7(a)に示すようにボディ1に対向するドーム状のカバー4の端部全周に、つまりカバー4の端面及びこの端面に隣接するカバー4の内側表面の端部及び外側表面の端部の全周において光吸収性ゲル素材10を密着配置し、カバー4の端部と空気層との間に発生する屈折界面を光吸収性ゲル素材10により無くすことで迷光をAを吸収する迷光トラップ部9を構成している。
而して発光ダイオード3からの照明光がカバー4の肉厚内で全反射により発生する迷光Aは、撮像カメラ2方向に多段反射して伝搬する一方、図7(b)に示すように撮像カメラ2から遠ざかる方向、つまりカバー4の端部方向にも多段反射して伝搬する。そしてカバー4の端部に到達した迷光Aは、カバー4の端部において光吸収性ゲル素材10により屈折界面がなくなっているため、光吸収性ゲル素材10に進入することになる。そのためカバー4の端部での反射は起きず、しかも実施形態1と同様に光吸収性ゲル素材10により吸収され、カバー4内へ再び反射して入る光も生じない。
これにより、撮像カメラ2のレンズ2bに対向するカバー4の位置に凹凸8が存在してこの凹凸8からレンズ2b内に入り込む迷光Aによる光量を抑制することができ、迷光Aの撮像画像への影響を軽減することができる。
上述のように本実施形態では、発光ダイオード3と撮像カメラ2との間に迷光トラップ部9を設けるスペースがない場合でも、カバー4の肉厚内での迷光Aを抑制することができ、しかもカバー4の端部からカバー4内へ入射する光の遮光も図れる。更にカバー4の端部とボディ1との間に光吸収性ゲル素材10によって密封性を持たせ、屋外設置のような場合に筐体内への雨滴の浸入を防ぐこともできる。
尚本実施形態の構成は平板状カバー4にも適用することができる。
(実施形態8)
上記実施形態7では光吸収性ゲル素材10を用いて迷光トラップ部9を構成しているが、図8に示すようにカバー4の端部に上述した光吸収性塗料11を塗布して迷光トラップ部9を構成しても良い。
而して本実施形態でもカバー4の端部での屈折界面が光吸収性塗料11によってなくなっているため、カバー4の端部に到達すした迷光Aは光吸収性塗料11に進入することになる。そのためカバー4の端部での反射は起きず、また光吸収性塗料11により吸収され、カバー4内へ再び反射して入る光も生じない。
これにより、撮像カメラ2のレンズ2bに対向するカバー4の位置に凹凸8が存在してこの凹凸8からレンズ2b内に入り込む迷光Aによる光量を抑制することができ、迷光Aの撮像画像への影響を軽減することができる。
上述のように本実施形態では実施形態7と同様に発光ダイオード3と撮像カメラ2との間に迷光トラップ部9を設けるスペースがない場合でも、カバー4の肉厚内での迷光Aを抑制することができ、しかもカバー4の端部からカバー4内へ入射する光の遮光も図れる。しかもコスト的に安価な光吸収性塗料11によって迷光トラップ部9を構成することができる。
尚本実施形態の構成は平板状カバー4にも適用することができる。
(実施形態9)
ところでドーム型監視カメラ装置ではドーム状のカバー4を回転させてボディ1との脱着を行うものが多いが、実施形態1〜実施形態3のような構成において撮像カメラ2側に光吸収性ゲル素材10や光吸収性塗料11を配置或いは塗布してカバー4の内側表面4aに密着させる構成の場合、カバー4の脱着の際に回転によって摩擦力が光吸収性ゲル素材10や光吸収性塗料11に加わって、ねじれが生じたり摩耗する恐れがある。またカバー端部に光吸収性ゲル素材10や光吸収性塗料11による迷光トラップ部9を設ける場合にもカバー4を回転させたときにボディ1との接触部位に発生する摩擦力でねじれが生じたり剥がれる恐れがある。
そこで本実施形態では、カバー4の端面に図9(a)に示すように全周に亘り例えば断面がコ字状の溝部13(図9(b)参照)を形成し、この溝部13の内周面に光吸収性塗料11を塗布して迷光トラップ部9を構成している。勿論溝部13内に光吸収性ゲル素材を充填しても良い。
而して本実施形態ではカバー4を回転させながらボディ1に脱着する際にボディ1に接触するカバー4の端部に摩擦力が生じても溝部13内の光吸収性塗料11が摩耗したり剥がれることがないのである。また被着した状態ではカバー4の端面はボディ1の面に面接する構成であるため光吸収性塗料11が外気に殆ど接触せず、耐久性が向上する。
また本実施形態では図9(c)に示すようにカバー4の端部に到達した迷光Aが溝部13内の光吸収性塗料11へ進入することになるが、この場合溝部13によって進入できる面積が大きく取れるため、より多くの迷光Aを吸収することができる。
尚溝部13の断面形状としては図示するようなコ字状以外に、V字状やU字状であっても勿論良い。更に光吸収性塗料11を用いる代わりに溝部13に光吸収性ゲル素材を充填して迷光トラップ部9を構成しても同様な作用効果が得られるのは言うまでもない。
また本実施形態の構成は平板状のカバー4に適用させ場合には光吸収性塗料11或いは光吸収性ゲル素材10の耐久性の向上が期待できる。
(実施形態10)
上記実施形態7乃至9は発光ダイオード3群と撮像カメラ2との間で迷光トラップ部9を設けるスペースの確保ができない場合に対応さるためにカバー4の端部に迷光トラップ部9を設けているが、スペースの確保ができる場合には実施形態1乃至6の何れかの迷光トラップ部9を併用しても良い。
本実施形態は、図9に示すように実施形態1における迷光トラップ部9と実施形態7の迷光トラップ部9とを組み合わせたものである。勿論この組み合わせに限定されるものではなく、実施形態1乃至6の何れかの構成と、実施形態7乃至9の何れかの構成とを適宜組み合わせれば良い。
而して本実施形態では、発光ダイオード3から照射された照明光がカバー4の肉厚内で多段に内部反射して撮像カメラ2方向に伝搬される迷光Aと、カバー4の端部方向へ伝搬される迷光Aとが夫々迷光トラップ部9で吸収されることになり、迷光Aの抑制効果が大幅に向上する。
尚実施形態4のような溝部12からなる迷光トラップ部9を組み合わせる場合には、実施形態4と同様に撮像カメラ2と発光ダイオード3群の間のカバー4の内側表面又は外側表面若しくは両面に溝部12を形成しても良いし、カバー4の端部付近の内側表面又は外側表面若しくは両面に溝部12を形成しても良い。
(a)は実施形態1の一部省略した断面図、(b)は実施形態1の迷光トラップ部の動作説明図、(c)は実施形態1の別の構造例の一部省略した断面図、(d)は実施形1の迷光トラップ部が別の例の迷光トラップ部の動作説明図である。 (a)は実施形態2の一部省略した断面図、(b)は実施形態2の迷光トラップ部の動作説明用の一部省略破断した拡大断面図である。 (a)は実施形態3の一部省略した断面図、(b)は実施形態3の迷光トラップ部の動作説明図である。 (a)は実施形態4の一部省略した断面図、(b)は実施形態4の迷光トラップ部の動作説明図、(c)は実施形態1の別の例の一部省略破断した拡大断面図である。 実施形態5の迷光トラップ部の動作説明図である。 実施形態6の迷光トラップ部の動作説明図である。 (a)は実施形態7の一部省略した断面図、(b)は実施形態7の迷光トラップ部の動作説明図である。 実施形態8の迷光トラップ部の動作説明図である。 (a)は実施形態9の一部省略した断面図、(b)は実施形態9の迷光トラップ部を含むカバーの一部拡大断面図、(c)は実施形態9の迷光トラップ部の動作説明図である。 実施形態10の一部省略した断面図である。 (a)は一の従来例の一部省略した断面図、(b)は別の従来例の一部省略した断面図である。 (a)、(b)は一の従来例の課題説明図である。
符号の説明
1 ボディ
2a 撮像素子
2b レンズ
2 撮像カメラ
3 発光ダイオード
4 カバー
5 レンズフード
8 凹凸
9 迷光トラップ部

Claims (15)

  1. 照明手段と、該照明手段の照明光によって照射される領域を撮像する撮像手段とを同一の筐体内に備え、共用する光透過性のカバーで両手段を被蔽している映像撮像装置において、前記照明手段の照明光の照射時に前記カバーの肉厚内での内部反射によって前記肉厚内を伝搬する迷光を吸収する迷光トラップ手段を前記カバーの表面に密着配置していることを特徴とする映像撮像装置。
  2. 前記迷光トラップ手段を、前記筐体内に並置された前記照明手段と前記撮像手段との間に位置する前記カバーの内側表面に密着配置した光吸収性ゲル素材により構成していることを特徴とする請求項1記載の映像撮像装置。
  3. 前記光吸収性ゲル素材が、前記撮像手段と前記照明手段との間を仕切る延設部を構成していることを特徴とする請求項2記載の映像撮像装置。
  4. 前記迷光トラップ手段を、前記筐体内に並置された前記照明手段と前記撮像手段との間に位置する前記カバーの内側表面に塗布した光吸収性塗料により構成していることを特徴する請求項1記載の映像撮像装置。
  5. 照明手段と、該照明手段の照明光によって照射される領域を撮像する撮像手段とを同一の筐体内に備え、共用する光透過性のカバーで両手段を被蔽している映像撮像装置において、前記照明手段の照明光の照射時に前記カバーの肉厚内での内部反射によって前記肉厚内を伝搬する迷光を前記カバー外へ放射させるとともに、前記照明手段方向にカバーの肉厚内で反射させる溝部からなる迷光トラップ手段を前記カバーに備えていることを特徴とする映像撮像装置。
  6. 前記溝部内に光吸収性ゲル素材を埋め込んであることを特徴とする請求項5記載の映像撮像装置。
  7. 前記溝部内面に光吸収性塗料を塗布していることを特徴とする請求項5記載の映像撮像装置。
  8. 前記迷光トラップ手段を前記照明手段の照明照射見込み範囲外で且つ前記撮像手段の撮像見込み範囲外に配置していることを特徴とする請求項1乃至7の何れか記載の映像撮像装置。
  9. 前記迷光トラップ手段を環状に形成するとともに、前記撮像手段を囲繞するように前記照明手段と前記撮像手段との間に配置していることを特徴とする請求項1乃至8の何れか記載の映像撮像装置。
  10. 前記カバーの端部に前記迷光トラップ手段を設けていることを特徴とする請求項1又は5記載の映像撮像装置。
  11. 前記迷光トラップ手段を光吸収性ゲル素材により構成していることを特徴とする請求項10記載の映像撮像装置。
  12. 前記迷光トラップ手段を光吸収性塗料により構成していることを特徴とする請求項10記載の映像撮像装置。
  13. 前記カバーの端面に形成した溝部内に迷光トラップ手段を設けていることを特徴とする請求項11又は12記載の映像撮像装置。
  14. 前記迷光トラップ手段をカバーの端部の全周に亘って形成したことを特徴とする請求項10乃至13の何れか記載の映像撮像装置。
  15. 前記照明手段と前記撮像手段との間に位置する前記カバーの部位に別の迷光トラップ手段を設けていることを特徴とする請求項10記載の映像撮像装置。
JP2004308622A 2004-10-22 2004-10-22 映像撮像装置 Expired - Fee Related JP4375196B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004308622A JP4375196B2 (ja) 2004-10-22 2004-10-22 映像撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004308622A JP4375196B2 (ja) 2004-10-22 2004-10-22 映像撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006121522A JP2006121522A (ja) 2006-05-11
JP4375196B2 true JP4375196B2 (ja) 2009-12-02

Family

ID=36538975

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004308622A Expired - Fee Related JP4375196B2 (ja) 2004-10-22 2004-10-22 映像撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4375196B2 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4591464B2 (ja) * 2007-03-26 2010-12-01 パナソニック電工株式会社 カメラ付きドアホン子器
KR101271730B1 (ko) 2007-08-29 2013-06-04 삼성테크윈 주식회사 감시카메라
EP2503523B1 (en) * 2011-03-23 2013-03-20 Axis AB Dome window and surveillance camera device comprising such a dome window
JP2016114659A (ja) * 2014-12-11 2016-06-23 ソニー株式会社 照明レンズ、撮像モジュール及び電子機器
RU2601678C2 (ru) * 2014-12-15 2016-11-10 Самсунг Электроникс Ко., Лтд. Портативное устройство для измерения хромофоров в коже и способ применения устройства
WO2016157625A1 (ja) * 2015-03-31 2016-10-06 富士フイルム株式会社 カメラ用ドームカバー及びカバー付きカメラ
JP6583914B2 (ja) * 2015-09-11 2019-10-02 鈴木 良雄 カメラ設置システム及び自動販売機
JP6761488B2 (ja) 2017-01-31 2020-09-23 富士フイルム株式会社 3次元情報検出装置
WO2020218323A1 (ja) * 2019-04-23 2020-10-29 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 植物体撮像装置、及び植物体撮像方法
JP2020115081A (ja) * 2020-05-11 2020-07-30 三菱電機株式会社 冷蔵庫
WO2022234786A1 (ja) * 2021-05-07 2022-11-10 i-PRO株式会社 監視カメラ
JPWO2022249752A1 (ja) * 2021-05-26 2022-12-01

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006121522A (ja) 2006-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4375196B2 (ja) 映像撮像装置
TWI582706B (zh) 指紋辨識裝置
US8973752B2 (en) Flash isolation for device covers
CN110753169B (zh) 具有2部件元件的照相机
US7929045B2 (en) Solid-state image pickup device and electronic apparatus including same
KR101457138B1 (ko) 난반사 및 미광 차단 수단을 구비한 돔형 감시카메라
WO2017008693A1 (zh) 一种摄像装置及其保护罩
US8148671B2 (en) Proximity-type imaging device and imaging filter
US20080309807A1 (en) Solid-state image pickup device and electronic apparatus including same
JP2006091249A (ja) カメラ
TWI537668B (zh) 影像監控設備
CN107291160B (zh) 盖板组件及包含其的移动终端
KR101907101B1 (ko) 멀티스크린 디스플레이 장치용 베젤이 보이지 않는 투광커버
KR20210112792A (ko) 조명광의 난반사를 방지하는 팬 모션 카메라
WO2010085437A1 (en) Low stray light veiling glare objective lens for night vision systems
EP2685310B1 (en) Dome camera for low light conditions
CN209659422U (zh) 一种保护罩和摄像机
CN111510522B (zh) 屏幕边框、显示屏模组和终端
KR101215401B1 (ko) 보호덮개를 구비한 씨씨티비 카메라
WO2017090230A1 (ja) 撮像装置
KR101406157B1 (ko) Cctv 카메라의 윈도우 조립체
JP2017163296A (ja) カメラ装置
US9709709B2 (en) Optical lampshade and related camera device capable of decreasing noise of optical reflection
KR102001164B1 (ko) 난반사 차단 기능을 구비한 돔형 감시 카메라
KR101065012B1 (ko) Cctv 카메라의 윈도우 조립체

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070518

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090807

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090818

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090831

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120918

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130918

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees