JP2023065777A - 現金処理システム、制御サーバ、方法およびプログラム - Google Patents

現金処理システム、制御サーバ、方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

Figure 2023065777000001
【課題】現金の授受無しに実行される取引の対象となる顧客の幅を広げる。
【解決手段】顧客により操作される現金処理装置、およびオペレータにより操作される情報処理装置と通信する通信部と、前記現金処理装置において媒体から読み取られた識別情報および前記現金処理装置に入金された現金の金額である現金金額が前記通信部により受信されると、前記識別情報および前記現金金額を含む管理情報を記憶する記憶部と、を備え、前記通信部は、前記情報処理装置において媒体から読み取られた識別情報が前記通信部により受信すると、前記記憶部において当該識別情報に対応付けられている前記現金金額を前記情報処理装置に送信する、制御サーバ。
【選択図】図3

Description

本発明は、現金処理システム、制御サーバ、方法およびプログラムに関する。
従来、金融機関の窓口には、現金処理装置及び行員が操作する行員操作端末が設置されている。行員は、例えば顧客から振込先情報および振込資金となる現金を受け取ると、行員操作端末を操作することにより振込取引を実行し、受け取った現金を現金処理装置に入金する。
金融機関における取引に関連して、特許文献1には、行員と顧客とが現金の授受を行わずに窓口で税公金の支払いを行うためのシステムが開示されている。本システムでは、顧客が金融機関に口座を有していることが前提となっており、行員は、顧客の口座残高から税公金の支払いを行い得る。
特開2021-36362号公報
金融機関の窓口で行員と顧客とが現金の授受を行う場合、金額相違のトラブルおよび不正などが発生し得る。また、金融機関の窓口で行員と顧客とが現金の授受を行うことは、行員の事務負担の増加、および窓口の占有時間の長期化による待ち時間の発生に繋がる。上記の特許文献1に記載のシステムでは、行員と顧客が現金の授受を行わない方法が提案されているが、対象となる顧客は金融機関に口座を有する顧客に限られる。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、現金の授受無しに実行される取引の対象となる顧客の幅を広げることが可能な、新規かつ改良された現金処理システム、制御サーバ、方法およびプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、顧客により操作される現金処理装置、オペレータにより操作される情報処理装置、前記現金処理装置および前記情報処理装置と通信する制御サーバを有する現金処理システムであって、前記現金処理装置は、媒体から識別情報を読み取る第1読取部、入金処理として、投入された現金の計数および収納を行う現金処理部、および、前記第1読取部により読み取られた識別情報および前記現金処理部により計数された現金金額を前記制御サーバに送信する第1通信部、を有し、前記制御サーバは、前記現金処理装置から受信した前記識別情報および前記現金金額を含む管理情報を記憶する記憶部、および前記情報処理装置から識別情報が受信された場合、前記記憶部において当該識別情報に対応付けられている前記現金金額を前記情報処理装置に送信する第2通信部、を有し、前記情報処理装置は、媒体から識別情報を読み取る第2読取部、前記第2読取部により読み取られた識別情報を前記制御サーバに送信し、前記制御サーバから前記現金金額を受信する第3通信部、および、前記第3通信部により受信された前記現金金額の範囲内で取引の実行を制御する制御部と、を有する、現金処理システムが提供される。
前記入金処理についての前記管理情報は、前記取引の進捗状態を示す取引状態情報を含み、前記情報処理装置の前記制御部は、前記制御サーバから受信された前記現金金額のうちで、取引が開始されていないことを示す取引状態情報が対応付けられている現金金額を抽出し、当該現金金額の範囲内で前記取引の実行を制御してもよい。
前記第3通信部は、前記取引の完了後に前記取引状態情報の更新を依頼する取引状態更新依頼を前記制御サーバに送信し、前記制御サーバは、前記取引状態更新依頼の受信に基づいて、前記入金処理についての前記管理情報に含まれる前記取引状態情報を、前記取引が完了したことを示す取引状態情報に更新してもよい。
前記現金金額と実行された前記取引の金額に差額がある場合に、前記情報処理装置の前記第3通信部は、前記差額を前記制御サーバに送信し、前記制御サーバの記憶部は、前記識別情報および前記差額を含む管理情報を記憶し、前記制御サーバの前記第2通信部は、前記第1読取部により読み取られた識別情報を含む出金情報取得依頼を前記現金処理装置から受信すると、当該識別情報に対応付けられている前記差額を前記現金処理装置に送信し、前記現金処理装置の前記現金処理部は、前記第1通信部により受信された前記差額に相当する現金の出金処理を行ってもよい。
前記識別情報および前記差額を含む前記管理情報は、さらに前記出金処理の進捗状態を示す出金状態情報を含み、前記情報処理装置の前記現金処理部は、前記第1通信部により受信された前記差額のうちで、前記出金処理が開始されていないことを示す出金状態情報が対応付けられている差額を抽出し、当該差額に相当する現金の出金処理を行ってもよい。
前記現金処理装置の前記第1通信部は、前記出金処理の完了後に前記出金状態情報の更新を依頼する出金状態更新依頼を前記制御サーバに送信し、前記制御サーバは、前記出金状態更新依頼の受信に基づいて、前記識別情報および前記差額を含む前記管理情報に含まれる前記出金状態情報を、前記出金処理が完了したことを示す取引状態情報に更新してもよい。
前記識別情報を出力する出力端末をさらに備えてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、顧客により操作される現金処理装置、およびオペレータにより操作される情報処理装置と通信する通信部と、前記現金処理装置において媒体から読み取られた識別情報および前記現金処理装置に入金された現金の金額である現金金額が前記通信部により受信されると、前記識別情報および前記現金金額を含む管理情報を記憶する記憶部と、を備え、前記通信部は、前記情報処理装置において媒体から読み取られた識別情報が前記通信部により受信すると、前記記憶部において当該識別情報に対応付けられている前記現金金額を前記情報処理装置に送信する、制御サーバが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、顧客により操作される現金処理装置、およびオペレータにより操作される情報処理装置と通信する通信部と、前記現金処理装置において媒体から読み取られた識別情報および前記現金処理装置に入金された現金の金額である現金金額が前記通信部により受信されると、前記識別情報および前記現金金額を含む管理情報を記憶する記憶部と、を備え、前記通信部は、前記情報処理装置において媒体から読み取られた識別情報が前記通信部により受信すると、前記記憶部において当該識別情報に対応付けられている前記現金金額を前記情報処理装置に送信する、制御サーバとして機能させるための、プログラムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、顧客により操作される現金処理装置、およびオペレータにより操作される情報処理装置と通信することと、前記現金処理装置において媒体から読み取られた識別情報および前記現金処理装置に入金された現金の金額である現金金額が受信されると、前記識別情報および前記現金金額を含む管理情報を記憶することと、前記情報処理装置において媒体から読み取られた識別情報が受信すると、当該識別情報に対応付けて記憶されている前記現金金額を前記情報処理装置に送信することと、を含む、コンピュータにより実行される方法が提供される。
以上説明した本発明によれば、現金の授受無しに実行される取引の対象となる顧客の幅を広げることが可能である。
本発明の一実施形態による現金処理システムの一例について説明する図である。 本発明の一実施形態による現金処理装置1の機能構成の一例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による顧客操作端末2の機能構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態によるオペレータ操作端末8の機能構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による制御サーバ3の機能構成を示すブロック図である。 二次元コードの出力から入金処理の流れを示す説明図である。 振込取引の流れを示す説明図である。 釣銭を出金するための出金処理の流れを示す説明図である。 釣銭を出金するための出金処理の流れを示す説明図である。 受付別カウンターの状態遷移の具体例を示す説明図である。 受付別カウンターの状態遷移の具体例を示す説明図である。 受付別カウンターの状態遷移の具体例を示す説明図である。 受付別カウンターの状態遷移の具体例を示す説明図である。 制御サーバのハードウェア構成例を示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。例えば、実質的に同一の機能構成または論理的意義を有する複数の構成を、必要に応じて現金処理装置1A、現金処理装置1Bのように区別する。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、複数の構成要素の各々に同一符号のみを付する。例えば、現金処理装置1A、現金処理装置1Bを特に区別する必要が無い場合には、各現金処理装置を単に現金処理装置1と称する。
<1.概要>
本発明の一実施形態は、現金取引を行う現金処理システムに関する。まず、図1を参照して、本発明の一実施形態による現金処理システムの概要を説明する。なお、以下では本発明の実施形態が金融機関に適用される例を主に説明するが、本発明の実施形態の適用先は多様である。例えば、本発明の実施形態は、スーパーマーケットおよびコンビニエンスストアなどの小売業の店舗、旅行代理店、鉄道および航空などの旅客インフラ業、医療機関、官公庁など、現金の取扱いが生じる業界に適用可能である。
図1は、本発明の一実施形態による現金処理システムの一例について説明する図である。本実施形態による現金処理システムは、例えば図1に示すように、複数の現金処理装置1(現金処理装置1A及び1B)と、顧客操作端末2と、制御サーバ3と、勘定サーバ4と、オペレータ操作端末8と、を含む。
現金処理装置1は、現金の処理を行う装置である。顧客操作端末2は、顧客が操作可能な端末である。制御サーバ3は、現金処理システムに含まれる各装置の動作を制御する装置である。オペレータ操作端末8は、現金処理装置1に関するサービスを顧客に提供するオペレータが操作可能な端末である。現金処理装置1及び顧客操作端末2は、金融機関の店舗等に設置される。その場合、オペレータ操作端末8を操作するオペレータは、例えば金融機関の行員である。本明細書における取引とは、現金処理装置1において実行される現金の処理、及び勘定系の処理を伴う取引であるものとする。
図1においては2台の現金処理装置1が示されているが、現金処理システムは2台に限らず1台以上の現金処理装置1を有していればよい。また、図1においては1台の顧客操作端末2が示されているが、現金処理システムは1台に限らず2台以上の顧客操作端末2を有していてもよい。また、図1に示した2台の現金処理装置1及び1台の顧客操作端末2は、同一店舗等の同一の場所に配置されているものとする。ただし、現金処理システムに含まれる1台以上の現金処理装置1及び1台以上の顧客操作端末2は、同一店舗に限らず、複数店舗を跨いで配置されてもよい。
(顧客操作端末)
顧客操作端末2は、例えば金融機関の店舗等の店頭に設置されたカウンター7に載置される。顧客操作端末2は、ネットワーク5を介して制御サーバ3と接続される。例えば、顧客操作端末2は、顧客からの二次元コードの出力操作を受け付ける。なお、金融機関の店員は、カウンター7の付近に待機して顧客による顧客操作端末2の操作をアシストしてもよい。また、顧客操作端末2は、例えばタブレット端末、スマートフォン、ノートPC、又はデスクトップ型PC等により実現されてもよい。
顧客操作端末2は、顧客からの二次元コードの出力操作に基づき、カウンター7に載置され顧客操作端末2と通信接続されたプリンター6に、二次元コードを出力させる。プリンター6は、顧客を識別する顧客識別情報を示す二次元コードを生成し、当該二次元コードを紙状媒体に印刷し、当該二次元コードが印刷された紙状媒体を排出する。なお、プリンター6は、顧客識別情報を他の態様で出力してもよい。例えば、プリンター6は、顧客識別情報を示すバーコードを出力してもよいし、顧客識別情報を示す番号を出力してもよい。顧客は、プリンター6から排出された紙状媒体を受け取った後、現金処理装置1の場所まで移動し、当該紙状媒体に形成された二次元コードを現金処理装置1に読み取らせることで、現金処理装置1における現金取引を開始させる。
プリンター6は、顧客識別情報を出力する出力端末の一例である。ただし、顧客識別情報の出力方法は、顧客識別情報が印刷された紙状媒体を排出することに限定されない。例えば、顧客操作端末2が、出力端末として機能してもよい。顧客操作端末2は、例えば他の媒体の一例であるICカードに顧客識別情報を書き込んで排出してもよいし、同じく他の媒体の一例である顧客が携帯する個人端末(スマートフォン等)に二次元コードを送信してもよい。後者の場合、現金処理装置1は、顧客が携帯する個人端末に表示された二次元コードから顧客識別情報を読み取ってもよいし、近距離通信等により顧客が携帯する個人端末から顧客識別情報を受信してもよい。
なお、本発明の一実施形態では、顧客が取引の実行を希望する場合、所定の用紙に取引情報を記入して、窓口のオペレータに当該用紙を渡すことを想定する。ただし、顧客は顧客操作端末2を操作することにより取引情報を入力してもよい。この場合、プリンター6は、顧客識別情報および取引情報を示す二次元コードを出力し、オペレータ操作端末8は、当該二次元コードから読み取られる取引情報に基づいて取引を実行し得る。
(現金処理装置)
現金処理装置1は、ここでは顧客が操作するセルフ型現金処理装置を想定する。現金処理装置1は、ネットワーク5を介して制御サーバ3と接続される。現金処理装置1は、プリンター6により排出された紙状媒体に形成された二次元コードから顧客識別情報を読み取り、現金の処理を開始する。例えば、現金処理装置1は、顧客が入金処理を選択した場合には顧客から投入された現金を計数および収納する入金処理を実行し、顧客が出金処理を選択した場合には現金を計数および排出する出金処理を実行する。
図1に示すように、現金処理装置1Aは、紙幣処理部142及び硬貨処理部144からなる現金処理部140を有する。紙幣処理部142は紙幣の入出金を行い、硬貨処理部144は硬貨の入出金を行う。また、現金処理装置1Aの上面には、操作入力及び表示の機能を有する操作表示部110と、紙状媒体に形成された二次元コードから顧客識別情報を光学的に読み取る読取部120が設けられる。
また、図1に示すように、現金処理装置1Aの紙幣処理部142には、紙幣の入金及び出金を行う紙幣入出金口11が設けられ、硬貨処理部144には、硬貨の入出金を行う硬貨入出金口19と、誤って投入された貨幣以外の異物を返却する異物返却口22が設けられる。
(オペレータ操作端末)
オペレータ操作端末8は、例えば金融機関の窓口に配置され、金融機関の行員であるオペレータにより操作される。オペレータ操作端末8は、ネットワーク5を介して制御サーバ3と接続される。例えば、オペレータ操作端末8は、オペレータからの操作に基づいて、勘定サーバ4、または他のデバイスなどと通信して、振込および税公金の支払いのための取引を実行する。
(制御サーバ)
制御サーバ3は、金融機関の各店舗に設けられた現金処理装置1、顧客操作端末2、及びオペレータ操作端末8とネットワーク5を介して接続される。制御サーバ3は、接続された各装置に対して動作の指示を行い得る。一例として、制御サーバ3は、現金の処理の実行依頼を現金処理装置1に送信する。
(勘定サーバ)
勘定サーバ4は、取引の勘定系の処理を行う。例えば、勘定サーバ4は、入金取引の実行を依頼された場合には顧客の口座残高に入金金額を加算し、出金取引の実行を依頼された場合には顧客の口座残高から出金金額を減算する。
(ネットワーク)
ネットワーク5は、IEEE等の標準化団体が策定する任意の通信規格に準拠したネットワークである。ネットワーク5は、例えば広域インターネット回線又は金融機関独自の専用回線により構成される。これらの回線は、イーサネットケーブル等の有線通信路、及びWi-Fi(登録商標)等により提供される無線通信路の少なくともいずれか1つを含んでいてよい。
<2.現金処理装置の構成>
以上、本発明の一実施形態による現金処理システムの概要を説明した。続いて、図2を参照し、本発明の一実施形態による現金処理装置1の機能構成を説明する。
図2は、本発明の一実施形態による現金処理装置1の機能構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、現金処理装置1は、制御部100、操作表示部110、読取部120、通信部130、現金処理部140、及び記憶部160を有する。
操作表示部110は、操作の誘導画面及び処理状況を示す画面などを表示する表示部及び顧客が操作入力を行うための入力部としての機能を包含する。表示部としての機能は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置により実現される。また、入力部としての機能は例えばタッチパネルにより実現される。なお、表示部及び操作入力部の機能は分離して構成されてもよい。
読取部120は、第1読取部の一例であり、一次元バーコード又は二次元コードといった符号化された顧客識別情報を光学的に読み取る機能を有する。読取部120は、例えばカメラ又はバーコードリーダにより実現されてもよい。また、顧客識別情報の読み取りをICカードから行う場合、読取部120はカードリーダにより実現されてもよい。また、顧客識別情報の読み取りを無線通信により行う場合、読取部120はNFC(Near Field Communication)等の近距離無線通信が可能な通信インタフェースにより実現されてもよい。
通信部130は、第1通信部の一例であり、ネットワーク5を介して制御サーバ3に接続される。通信部130は、読取部120により読み取られた顧客識別情報を制御サーバ3へ送信したり、現金の処理の実行依頼又は一時停止依頼を制御サーバ3から受信したり、入金処理または出金処理の処理結果を制御サーバ3へ送信したりする。通信部130が用いる通信方式は、有線通信方式であってもよいし、無線通信方式であってもよい。有線通信方式としては、IEEEに則ったイーサネットケーブルを用いる通信方式が挙げられ、無線通信方式としては、IEEEに則ったWiFiを用いる通信方式が挙げられる。
現金処理部140は、紙幣及び硬貨などの現金の入金処理、及び出金処理を行う。入金処理においては、顧客により投入された現金を計数する計数処理、及び現金を収納部に収納する収納処理などが行われる。出金処理では、収納部からの現金の繰り出し処理、及び繰り出された現金を出金口に搬送する搬送処理などが行われる。
記憶部160は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等から実現される。記憶部160は、例えば、現金処理装置1の動作を制御するための制御プログラム、現金処理装置1の取引時における入力データ、及び表示画面等を格納する。
制御部100は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の電子回路を中心に構成されており、現金処理装置1の各機能部を制御して、各種の処理を実行する。
入金処理および出金処理は、現金処理部140が実行する複数の処理により実現され得る。制御部100は、複数の処理の各々の実行指示を順次に現金処理部140に出力し、現金処理部140が当該実行指示に従って複数の処理を順次に実行する。また、制御部100は、入金処理および出金処理の処理結果を示す情報を通信部130に制御サーバ3へ送信させる制御を行う。
<3.顧客操作端末の構成>
以上、本発明の一実施形態による現金処理装置1の機能構成を説明した。続いて、図3を参照して、本発明の一実施形態による顧客操作端末2の機能構成を説明する。
図3は、本発明の一実施形態による顧客操作端末2の機能構成を示すブロック図である。図3に示したように、本発明の一実施形態による顧客操作端末2は、制御部200、操作表示部210、通信部220、及び記憶部230を有する。
制御部200は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の電子回路を中心に構成されており、顧客操作端末2の各機能部を制御して、各種の取引を実行する。
操作表示部210は、操作の誘導画面及び処理状況を示す画面などを表示する表示部及び顧客が操作入力を行うための入力部としての機能を包含する。表示部としての機能は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置により実現される。また、入力部としての機能は例えばタッチパネルにより実現される。なお、表示部及び操作入力部の機能は分離して構成されてもよい。
通信部220は、ネットワーク5を介して制御サーバ3に接続される。通信部220は、二次元コードの出力指示をプリンター6へ送信して、プリンター6に二次元コードを出力させる。通信部220が用いる通信方式は、有線通信方式であってもよいし、無線通信方式であってもよい。有線通信方式としては、IEEEに則ったイーサネットケーブルを用いる通信方式が挙げられ、無線通信方式としては、IEEEに則ったWiFiを用いる通信方式が挙げられる。
記憶部230は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等から実現される。記憶部230は、例えば、顧客操作端末2の動作を制御するための制御プログラム、及び表示画面等を格納する。
<4.オペレータ操作端末の構成>
以上、本発明の一実施形態による顧客操作端末2の機能構成を説明した。続いて、図4を参照して、本発明の一実施形態によるオペレータ操作端末8の機能構成を説明する。
図4は、本発明の一実施形態によるオペレータ操作端末8の機能構成を示すブロック図である。図4に示したように、本発明の一実施形態によるオペレータ操作端末8は、制御部800、操作表示部810、通信部820、記憶部830および読取部840を有する。
操作表示部810は、オペレータに情報を通知するための画面などを表示する表示部及びオペレータが操作入力を行うための入力部としての機能を包含する。表示部としての機能は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置により実現される。また、入力部としての機能は例えばタッチパネルにより実現される。なお、表示部及び操作入力部の機能は分離して構成されてもよい。
通信部820は、第3通信部の一例であり、ネットワーク5を介して制御サーバ3に接続される。通信部820が用いる通信方式は、有線通信方式であってもよいし、無線通信方式であってもよい。有線通信方式としては、IEEEに則ったイーサネットケーブルを用いる通信方式が挙げられ、無線通信方式としては、IEEEに則ったWiFiを用いる通信方式が挙げられる。
記憶部830は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等から実現される。記憶部830は、例えば、オペレータ操作端末8の動作を制御するための制御プログラム、及び表示画面等を格納する。
読取部840は、第2読取部の一例であり、一次元バーコード又は二次元コードといった符号化された顧客識別情報を光学的に読み取る機能を有する。読取部840は、例えばカメラ又はバーコードリーダにより実現されてもよい。また、顧客識別情報の読み取りをICカードから行う場合、読取部840はカードリーダにより実現されてもよい。また、顧客識別情報の読み取りを無線通信により行う場合、読取部840はNFC等の近距離無線通信が可能な通信インタフェースにより実現されてもよい。
制御部800は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の電子回路を中心に構成されており、オペレータ操作端末8の各機能部を制御して、オペレータの業務を支援する。例えば、制御部800は、顧客が所望する取引の実行を制御する。
<5.制御サーバの構成>
以上、本発明の一実施形態によるオペレータ操作端末8の機能構成を説明した。続いて、図5を参照して、本発明の一実施形態による制御サーバ3の機能構成を説明する。
図5は、本発明の一実施形態による制御サーバ3の機能構成を示すブロック図である。図5に示したように、本発明の一実施形態による制御サーバ3は、制御部300、通信部310、及び記憶部320を有する。
通信部310は、第2通信部の一例であり、現金処理装置1、顧客操作端末2、及びオペレータ操作端末8などの外部装置と通信する。一例として、通信部310は、制御部300からの制御に従い、現金処理装置1及び勘定サーバ4に取引の実行依頼を送信する。例えば、依頼された取引が出金処理である場合には、通信部310は、出金処理の実行依頼を現金処理装置1に送信する。
記憶部320は、制御サーバ3の動作に用いられる多様なデータ及びソフトウェアなどを記憶する。特に、本発明の一実施形態による記憶部320は、管理情報の一例として受付別カウンターを記憶する。受付別カウンターは、取引ごとに生成されるカウンターであり、取引の進捗状態および処理過程などを示す。受付別カウンターについては、図10~図13を参照して詳細に後述する。
制御部300は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の電子回路を中心に構成されており、制御サーバ3の各機能部を制御して、各種の取引を実行する。制御部300は、上述した受付別カウンターの生成および更新、通信部310による通信などを制御する。
<6.処理の流れ>
以上、本発明の一実施形態による現金処理システムの構成を説明した。続いて、図6~図9を参照しながら、本発明の一実施形態による現金処理システムの処理の流れを説明する。図6~図9では、顧客が4500円を振り込む振込取引のために、現金処理システムにおいて5000円を入金する入金処理が実行され、振込取引が実行された後に、500円の釣銭を出金する出金取引が実行される流れが示されている。顧客は金融機関に口座を持っていなくてもよい。
(二次元コードの出力~入金処理)
図6は、二次元コードの出力から入金処理の流れを示す説明図である。図6に示したように、まず、顧客による操作に基づいて顧客操作端末2がプリンター6に二次元コードの出力依頼を送信すると(S01)、プリンター6が顧客識別情報を示す二次元コードを作成し(S02)、当該二次元コードを紙状媒体に印刷し、二次元コードが印刷された紙状媒体を排出する(S03)。顧客は、紙状媒体を受け取り、現金処理装置1の前に移動する。
顧客が紙状媒体を現金処理装置1の読取部120にかざすと(S04)、現金処理装置1の読取部120が紙状媒体の二次元コードから顧客識別情報を読み取る(S05)。さらに、顧客は、振込資金を入金するために、現金処理装置1の操作表示部110を操作して入金処理を選択する(S06)。続いて、現金処理装置1は、顧客識別情報を含む取引開始依頼を制御サーバ3に送信する(S07)。
制御サーバ3は、取引開始依頼の受信に基づき、今回の顧客による今回の取引に対応する受付番号を採番する(S08)。さらに、制御サーバ3は、管理情報として、当該受付番号を含む受付別カウンターを生成する(S09)。ここで、図10を参照し、受付別カウンターの具体例を説明する。
図10~図13は、受付別カウンターの状態遷移の具体例を示す説明図である。図10~図13に示したように、受付別カウンターは、受付番号、端末識別情報、顧客識別情報、取引合計、現金金額、差額、取引開始日時、取引終了日時などの情報を含む。受付番号はS08で採番された番号であり、端末識別情報は制御サーバ3の識別情報であり、顧客識別情報は取引開始依頼に含まれていた顧客識別情報である。取引合計は取引が行われた金額または取引が予定されている金額の合計であり、現金金額は現金処理装置1において入金または出金された現金の合計であり、差額は取引合計と現金金額の差分である。取引開始日時は取引が開始された日時であり、取引終了日時は取引が終了した日時である。S09において受付別カウンターが生成された時点においては、図10の上段に示したように、取引合計、現金金額および差額は0であり、取引終了日時は空欄になっている。
また、受付別カウンターは、図10~図13に示したように、勘定処理カウンターおよび現金処理カウンターを含む。勘定処理カウンターはオペレータ操作端末8との間で引き継ぐべき情報を保持するカウンターであり、現金処理カウンターは現金処理装置1において実行された処理の内容を保持するカウンターである。具体的には、勘定処理カウンターは、枝番、取引金額および取引状態を含む。取引金額は取引が行われた金額または取引が予定されている金額であり、取引状態は、取引の進捗状態を示す取引状態情報である。現金処理カウンターは、枝番、キャッシャー識別子、現金金額および金種内訳を含む。現金金額は現金処理装置1において入金または出金された現金の金額であり、金種内訳は現金処理装置1において入金または出金された現金の金種別枚数の内訳である。S09において受付別カウンターが生成された時点においては、図10の上段に示したように、勘定処理カウンターおよび現金処理カウンターは空欄になっている。
図6において、制御サーバ3は、受付別カウンターを生成すると、現金処理装置1に取引開始応答を送信する(S10)。続いて、現金処理装置1が制御サーバ3に入金準備依頼を送信すると(S11)、制御サーバ3が入金準備処理を行う(S12)。入金準備処理は、制御サーバ3の状態を、制御サーバ3から現金処理装置1に入金依頼を出せる状態にするための処理である。制御サーバ3は、入金準備処理を行った後、入金準備が終了したことを示す入金準備応答を現金処理装置1に送信し(S13)、さらに、入金処理の実行を依頼する入金依頼を現金処理装置1に送信する(S14)。
そして、現金処理装置1が入金依頼に基づいて、顧客により投入された現金の計数および収納を含む入金処理を実行し(S15)、計数された現金金額、すなわち入金金額を含む入金応答を制御サーバ3に送信する(S16)。ここでは、入金金額が5000円であったとする。
制御サーバ3は、受信した入金応答に基づいて、受付別カウンターを更新する(S17)。具体的には、図10の中段に示したように、現金金額を5000、差額を5000に更新し、現金処理カウンター内の各項目に値を追加する。
さらに、制御サーバ3は、現金処理装置1から取引状態の更新を依頼するステータス更新依頼を受信すると(S18)、図10の下段に示したように、勘定処理カウンター内の各項目に値を追加する(S19)。取引状態は、振込取引が開始されていない状態であることを示す「未処理」である。その後、制御サーバ3は、取引状態を更新したことを示すステータス更新応答を現金処理装置1に送信する(S20)。
(振込取引)
図7は、振込取引の流れを示す説明図である。振込先および振込金額などが記入された振込用紙および二次元コードが印刷された紙状媒体を持って顧客が窓口に行き、顧客がオペレータに振込用紙および紙状媒体を渡すと、オペレータがオペレータ操作端末8に紙状媒体をかざし、オペレータ操作端末8の読取部840が紙状媒体の二次元コードから顧客識別情報を読み出す(S21)。そして、オペレータ操作端末8は、当該顧客識別情報を含む入金情報取得依頼を制御サーバ3に送信する(S22)。
オペレータ操作端末8は、入金情報取得依頼に含まれる顧客識別情報を含む受付カウンターを検索し(S23)、当該受付カウンターに含まれる勘定処理カウンターにおける取引金額および取引状態を含む入金情報を入金情報取得応答としてオペレータ操作端末8に送信する(S24)。
そして、オペレータ操作端末8は、制御サーバ3から受信された入金情報から、取引状態が未処理である入金情報を抽出する(S25)。さらに、オペレータ操作端末8が制御サーバ3にステータス更新依頼を送信し(S26)、制御サーバ3は、図11の上段に示すように勘定処理カウンター内の取引状態を処理中に更新し(S27)、取引状態を更新したことを示すステータス更新応答をオペレータ操作端末8に送信する(S28)。ここで、振込金額は4500円であるが、本システムでは取引金額には入金金額と同じ5000円を設定する。
続いて、オペレータが振込用紙に記入された情報に基づいてオペレータ操作端末8を操作し、オペレータ操作端末8が図示しないホストサーバと通信することにより、振込取引を実行する(S29)。ここで、オペレータ操作端末8は、S25で抽出した入金情報に含まれる取引金額の範囲内で振込取引を実行する。その後、オペレータ操作端末8が制御サーバ3にステータス更新依頼を送信し(S30)、制御サーバ3が図11の下段に示すように勘定処理カウンター内の取引状態を完了に更新し(S31)、取引状態を更新したことを示すステータス更新応答をオペレータ操作端末8に送信する(S32)。
さらに、オペレータ操作端末8が取引終了依頼を制御サーバ3に送信し(S33)、制御サーバ3が取引を終了し(S34)、取引終了応答をオペレータ操作端末8に送信する(S35)。
(釣銭出金)
図8および図9は、釣銭を出金するための出金処理の流れを示す説明図である。本動作例では、顧客が5000円を入金し、4500円の振込が行われたので、差額である500円を釣銭として顧客に返却すべきである。図8に示したように、オペレータ操作端末8は、当該差額である500円を算出し(S36)、取引開始依頼を制御サーバ3に送信する(S37)。
制御サーバ3は、取引開始依頼の受信に基づき、今回の顧客による今回の取引に対応する受付番号を採番する(S38)。さらに、制御サーバ3は、管理情報として、当該受付番号を含む受付別カウンターを生成する(S39)。具体的には、制御サーバ3は、図12の上段に示した受付別カウンターを生成する。なお、当該受付別カウンターに含まれる顧客識別情報は、S07において受信された取引開始依頼に含まれていた顧客識別情報である。
制御サーバ3は、受付別カウンターを生成すると、オペレータ操作端末8に取引開始応答を送信する(S40)。続いて、オペレータ操作端末8がS36で釣銭として算出した差額を含む出金情報登録依頼を制御サーバ3に送信し(S41)、制御サーバ3が受付別カウンターに出金情報を登録し(S42)、出金情報登録応答をオペレータ操作端末8に送信する(S43)。S42においては、図12の中段に示すように、勘定処理カウンター内の取引金額に500円が登録され、取引状態に未処理が登録され、金種通知内訳に100円硬貨:5枚が登録され得る。
その後、顧客が現金処理装置1の前に移動し、二次元コードが印刷された紙状媒体を現金処理装置1にかざすと、現金処理装置1の読取部120が紙状媒体の二次元コードから顧客識別情報を読み取る(S44)。そして、現金処理装置1は、当該顧客識別情報を含む出金情報取得依頼を制御サーバ3に送信する。
制御サーバ3は、出金情報取得依頼に含まれる顧客識別情報を含む出金処理についての受付カウンターを検索し(S46)、当該受付カウンターにおける勘定処理カウンター内の取引金額、取引状態および金種内訳を含む出金情報を出金情報取得応答として現金処理装置1に送信する(S47)。
その後、オペレータ操作端末8は、制御サーバ3から受信した出金情報のうちで未処理である取引状態に対応付けられている取引金額を抽出し(S48)、制御サーバ3にステータス更新依頼を送信する(S49)。制御サーバ3は、ステータス更新依頼の受信に基づいて図12の下段に示すように勘定処理カウンターにおける取引状態を処理中に更新し(S50)、ステータス更新応答をオペレータ操作端末8に送信する(S51)。
さらに、オペレータ操作端末8が制御サーバ3に出金準備依頼を送信すると(S52)、制御サーバ3が出金準備処理を行う(S53)。出金準備処理は、制御サーバ3の状態を、制御サーバ3から現金処理装置1に出金依頼を出せる状態にするための処理である。制御サーバ3は、出金準備処理を行った後、出金準備が終了したことを示す出金準備応答を現金処理装置1に送信し(S54)、さらに、出金処理の実行を依頼する出金依頼を現金処理装置1に送信する(S55)。
現金処理装置1は、出金依頼の受信に基づき、S48で抽出した取引金額に相当する現金を計数し、計数された現金を顧客に払い出し、顧客が現金を受け取る(S56)。そして、現金処理装置1は、出金金額および金種内訳を含む出金情報を含む出金情報応答を制御サーバ3に送信する(S57)。
制御サーバ3は、図13の上段に示したように、出金情報応答に基づいて受付別カウンター内の現金処理カウンターに値を追加する(S58)。さらに、制御サーバ3は、現金処理装置1から取引状態の更新を依頼するステータス更新依頼を受信すると(S59)、図13の下段に示したように、勘定処理カウンター内の取引状態を取引が完了したことを示す「完了」に更新し(S60)、ステータス更新応答を現金処理装置1に送信する(S61)。
さらに、現金処理装置1が取引終了依頼を制御サーバ3に送信し(S62)、制御サーバ3が取引を終了し(S63)、取引終了応答を現金処理装置1に送信する(S64)。
<6.作用効果>
以上説明した本発明の一実施形態によれば、多様な作用効果が得られる。例えば、本発明の一実施形態によれば、金融機関の窓口のオペレータが顧客との間で現金の授受を行うことなく、振込および税公金の納付などの取引を行うことが可能である。さらに、本発明の一実施形態は、顧客識別情報を示す二次元コードを出力し、当該顧客識別情報を用いて受付別カウンターを更新するので、金融機関に口座を有していない顧客も上記の現金の授受無しに実行される取引の対象とすることが可能である。
現金の授受無しに取引を実行することにより、金額相違トラブル、不正、オペレータの事務負担、および窓口の占有による待ち時間などの発生を抑制することが可能である。
また、受付別カウンターを用いて取引の進捗状態を管理することにより、各取引の状態を随時に紹介することが可能である。
また、本発明の一実施形態によれば、顧客に釣銭を返却する際にも、オペレータが顧客との間で現金の授受を行うことなく、現金処理装置1から釣銭を出金することが可能である。
<7.ハードウェア構成>
以上、本発明の一実施形態を説明した。上述した受付別カウンターの管理および通信測などの情報処理は、ソフトウェアと、以下に説明する制御サーバ3のハードウェアとの協働により実現される。
図14は、制御サーバ3のハードウェア構成を示したブロック図である。制御サーバ3は、CPU(Central Processing Unit)901と、ROM(Read Only Memory)902と、RAM(Random Access Memory)903と、ホストバス904と、を備える。また、制御サーバ3は、ブリッジ905と、外部バス906と、インタフェース907と、入力装置908と、表示装置909と、音声出力装置910と、ストレージ装置(HDD)911と、ドライブ912と、ネットワークインタフェース915とを備える。
CPU901は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って制御サーバ3内の動作全般を制御する。また、CPU901は、マイクロプロセッサであってもよい。ROM902は、CPU901が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM903は、CPU901の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバス904により相互に接続されている。これらCPU901、ROM902およびRAM903とソフトウェアとの協働により、上述した制御部300の機能が実現され得る。
ホストバス904は、ブリッジ905を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス906に接続されている。なお、必ずしもホストバス904、ブリッジ905および外部バス906を分離構成する必要はなく、1つのバスにこれらの機能を実装してもよい。
入力装置908は、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイクロフォン、センサー、スイッチおよびレバーなどユーザが情報を入力するための入力手段と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、CPU901に出力する入力制御回路などから構成されている。制御サーバ3のユーザは、該入力装置908を操作することにより、制御サーバ3に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
表示装置909は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)装置、プロジェクター装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置およびランプなどの表示装置を含む。また、音声出力装置910は、スピーカおよびヘッドホンなどの音声出力装置を含む。
ストレージ装置911は、本実施形態にかかる制御サーバ3の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置である。ストレージ装置911は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含んでもよい。ストレージ装置911は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid Strage Drive)、あるいは同等の機能を有するメモリ等で構成される。このストレージ装置911は、ストレージを駆動し、CPU901が実行するプログラムや各種データを格納する。
ドライブ912は、記憶媒体用リーダライタであり、制御サーバ3に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ912は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記憶媒体24に記録されている情報を読み出して、RAM903またはストレージ装置911に出力する。また、ドライブ912は、リムーバブル記憶媒体24に情報を書き込むこともできる。
ネットワークインタフェース915は、例えば、ネットワーク5に接続するための通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。また、ネットワークインタフェース915は、無線LAN(Local Area Network)対応通信装置であっても、有線による通信を行うワイヤー通信装置であってもよい。
なお、上述した制御サーバ3のハードウェア構成は、顧客操作端末2およびオペレータ操作端末8などの他の装置にも適用可能である。
<8.補足>
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、本明細書の現金処理システムの処理における各ステップは、必ずしもシーケンス図またはフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、現金処理システムの処理における各ステップは、フローチャートとして記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
また、現金処理装置1、顧客操作端末2、制御サーバ3およびオペレータ操作端末8などに内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアに、上述した現金処理装置1、顧客操作端末2、制御サーバ3およびオペレータ操作端末8の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた非一時的な記憶媒体も提供される。
1 現金処理装置
100 制御部
110 操作表示部
120 読取部
130 通信部
140 現金処理部
160 記憶部
2 顧客操作端末
200 制御部
210 操作表示部
220 通信部
230 記憶部
3 制御サーバ
300 制御部
310 通信部
320 記憶部
8 オペレータ操作端末
800 制御部
810 操作表示部
820 通信部
830 記憶部
840 読取部

Claims (10)

  1. 顧客により操作される現金処理装置、オペレータにより操作される情報処理装置、前記現金処理装置および前記情報処理装置と通信する制御サーバを有する現金処理システムであって、
    前記現金処理装置は、
    媒体から識別情報を読み取る第1読取部、
    入金処理として、投入された現金の計数および収納を行う現金処理部、および、
    前記第1読取部により読み取られた識別情報および前記現金処理部により計数された現金金額を前記制御サーバに送信する第1通信部、
    を有し、
    前記制御サーバは、
    前記現金処理装置から受信した前記識別情報および前記現金金額を含む管理情報を記憶する記憶部、および
    前記情報処理装置から識別情報が受信された場合、前記記憶部において当該識別情報に対応付けられている前記現金金額を前記情報処理装置に送信する第2通信部、
    を有し、
    前記情報処理装置は、
    媒体から識別情報を読み取る第2読取部、
    前記第2読取部により読み取られた識別情報を前記制御サーバに送信し、前記制御サーバから前記現金金額を受信する第3通信部、および、
    前記第3通信部により受信された前記現金金額の範囲内で取引の実行を制御する制御部と、
    を有する、現金処理システム。
  2. 前記入金処理についての前記管理情報は、前記取引の進捗状態を示す取引状態情報を含み、
    前記情報処理装置の前記制御部は、前記制御サーバから受信された前記現金金額のうちで、取引が開始されていないことを示す取引状態情報が対応付けられている現金金額を抽出し、当該現金金額の範囲内で前記取引の実行を制御する、請求項1に記載の現金処理システム。
  3. 前記第3通信部は、前記取引の完了後に前記取引状態情報の更新を依頼する取引状態更新依頼を前記制御サーバに送信し、
    前記制御サーバは、前記取引状態更新依頼の受信に基づいて、前記入金処理についての前記管理情報に含まれる前記取引状態情報を、前記取引が完了したことを示す取引状態情報に更新する、請求項2に記載の現金処理システム。
  4. 前記現金金額と実行された前記取引の金額に差額がある場合に、前記情報処理装置の前記第3通信部は、前記差額を前記制御サーバに送信し、
    前記制御サーバの記憶部は、前記識別情報および前記差額を含む管理情報を記憶し、
    前記制御サーバの前記第2通信部は、前記第1読取部により読み取られた識別情報を含む出金情報取得依頼を前記現金処理装置から受信すると、当該識別情報に対応付けられている前記差額を前記現金処理装置に送信し、
    前記現金処理装置の前記現金処理部は、前記第1通信部により受信された前記差額に相当する現金の出金処理を行う、請求項1~3のいずれか一項に記載の現金処理システム。
  5. 前記識別情報および前記差額を含む前記管理情報は、さらに前記出金処理の進捗状態を示す出金状態情報を含み、
    前記情報処理装置の前記現金処理部は、前記第1通信部により受信された前記差額のうちで、前記出金処理が開始されていないことを示す出金状態情報が対応付けられている差額を抽出し、当該差額に相当する現金の出金処理を行う、請求項4に記載の現金処理システム。
  6. 前記現金処理装置の前記第1通信部は、前記出金処理の完了後に前記出金状態情報の更新を依頼する出金状態更新依頼を前記制御サーバに送信し、
    前記制御サーバは、前記出金状態更新依頼の受信に基づいて、前記識別情報および前記差額を含む前記管理情報に含まれる前記出金状態情報を、前記出金処理が完了したことを示す取引状態情報に更新する、請求項5に記載の現金処理システム。
  7. 前記識別情報を出力する出力端末をさらに備える、請求項1~6のいずれか一項に記載の現金処理システム。
  8. 顧客により操作される現金処理装置、およびオペレータにより操作される情報処理装置と通信する通信部と、
    前記現金処理装置において媒体から読み取られた識別情報および前記現金処理装置に入金された現金の金額である現金金額が前記通信部により受信されると、前記識別情報および前記現金金額を含む管理情報を記憶する記憶部と、
    を備え、
    前記通信部は、前記情報処理装置において媒体から読み取られた識別情報が前記通信部により受信すると、前記記憶部において当該識別情報に対応付けられている前記現金金額を前記情報処理装置に送信する、制御サーバ。
  9. コンピュータを、
    顧客により操作される現金処理装置、およびオペレータにより操作される情報処理装置と通信する通信部と、
    前記現金処理装置において媒体から読み取られた識別情報および前記現金処理装置に入金された現金の金額である現金金額が前記通信部により受信されると、前記識別情報および前記現金金額を含む管理情報を記憶する記憶部と、
    を備え、
    前記通信部は、前記情報処理装置において媒体から読み取られた識別情報が前記通信部により受信すると、前記記憶部において当該識別情報に対応付けられている前記現金金額を前記情報処理装置に送信する、制御サーバとして機能させるための、プログラム。
  10. 顧客により操作される現金処理装置、およびオペレータにより操作される情報処理装置と通信することと、
    前記現金処理装置において媒体から読み取られた識別情報および前記現金処理装置に入金された現金の金額である現金金額が受信されると、前記識別情報および前記現金金額を含む管理情報を記憶することと、
    前記情報処理装置において媒体から読み取られた識別情報が受信すると、当該識別情報に対応付けて記憶されている前記現金金額を前記情報処理装置に送信することと、
    を含む、コンピュータにより実行される方法。
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