JP2023065165A - 換気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】換気通路内に結露または凍結が生じた状態となることを抑制できるようにする。【解決手段】換気装置は、換気通路2と、送風部と、加熱部と、排気運転モードで動作可能な制御部とを備え、前記排気運転モードは、排気運転と、乾燥運転とを含み、前記制御部は、前記排気運転中に、前記換気通路2内に結露が生じる条件、または、前記換気通路2内が凍結する条件を満たすとき、前記乾燥運転を行う。【選択図】図1

Description

本開示は、換気装置に関する。
特許文献1には、空気調和機が開示されている。特許文献1に記載の空気調和機は、室内空気をホースを介して室外に排気する排気ファンを備える。特許文献1に記載の空気調和機は、室内温度センサにより検出された室内温度および湿度センサより検出された室内の相対湿度に基づいて露点温度算出部により室内空気の露点温度を算出する。排気ファンの運転時、露点温度算出部により算出された室内空気の露点温度よりも外気温度センサにより検出された外気温度が低いとき、排気ファン制御部が排気ファンの排気量を下げる。
特開2004-263897号公報
冬場のように室内空気の温度に比べて室外空気の温度が低い場合、排気運転を行うと、ホース(換気通路)内で結露または凍結が発生する可能性がある。この場合、排気運転を停止するだけだと、ホース内に水分が残った状態が解消されず、水分がホース内で脈動することで異音(ボコボコ音)が発生する可能性がある。
本開示の目的は、換気通路内に結露または凍結が生じた状態となることを抑制できるようにすることである。
第1の態様は換気装置を対象とする。換気装置は、換気通路(2)と、前記換気通路(2)内に空気を送る送風部(26)と、空気を加熱する加熱部(25)と、排気運転モードで動作可能な制御部(C)とを備え、前記排気運転モードは、前記換気通路(2)を通じて室内の空気を室外に送る排気運転と、前記加熱部(25)により加熱された加熱空気を前記換気通路(2)内に送る乾燥運転とを含み、前記制御部(C)は、前記排気運転中に、前記換気通路(2)内に結露が生じる条件、または、前記換気通路(2)内が凍結する条件を満たすとき、前記乾燥運転を行う。
第1の態様では、換気通路(2)内に結露または凍結が生じた状態となることを抑制できる。
第2の態様は、第1の態様において、前記制御部(C)は、前記乾燥運転後に前記排気運転モードを終了する。
第2の態様では、換気通路(2)内に結露または凍結が生じることを抑制した状態で排気運転モードを終了させることができる。
第3の態様は、第1または第2の態様において、前記換気通路(2)は、前記室内の空気を前記室外に送る排気通路として機能し、かつ、前記室外の空気を前記室内に送る給気通路として機能する。
第3の態様では、換気通路(2)を用いて排気と給気を行うことができるので部品点数を減らすことができる。
第4の態様は、第3の態様において、前記換気通路(2)の状態を、前記排気通路として機能する状態、および、前記給気通路として機能する状態のうちの一方の状態から他方の状態に切り換える切換ダンパ(24)を備える。
第4の態様では、換気通路(2)の状態を容易に切り換えることができる。
第5の態様は、第1~第4の態様のいずれか1つにおいて、前記加熱部(25)は、前記換気通路(2)の前記室外側に設けられ、前記排気運転から前記乾燥運転へ切り換えられると、前記送風部(26)が前記換気通路(2)を通じて前記室外側から前記室内側へ前記加熱空気を送る。
第5の態様では、乾燥運転時に加熱部(25)による加熱空気を換気通路(2)内へ効果的に送ることができる。
第6の態様は、第1~第5の態様のいずれか1つにおいて、前記制御部(C)は、前記乾燥運転の終了後に、前記加熱部(25)による加熱を停止した状態で前記送風部(26)を駆動させる乾燥後運転を行う。
第6の態様では、加熱部(25)の周囲の部品の熱を冷ますことができる。
第7の態様は、第1~第6の態様のいずれか1つにおいて、前記送風部(26)は、ファンを含み、前記乾燥運転時の前記ファンの回転数は、前記排気運転時の前記ファンの回転数以下である。
第7の態様では、乾燥運転時に、加熱部(25)による加熱空気により換気通路(2)内を乾燥させつつ、加熱空気の室内への供給量を抑制できる。その結果、乾燥運転時に、加熱空気により室内の気温が上昇することを抑制できる。
第8の態様は、第6の態様において、前記送風部(26)は、ファンを含み、前記乾燥後運転時の前記ファンの回転数は、前記排気運転時の前記ファンの回転数以下である。
第8の態様では、乾燥後運転時に、室外空気の室内への供給量を抑制できる。その結果、乾燥後運転時に、室内の空気が室外の空気の影響を受けることを抑制できる。
第9の態様は、第1~第8の態様のいずれか1つにおいて、前記制御部(C)は、加湿ロータ(22)に吸着された水分に対して前記加熱部(25)により加熱された空気を送ることで、前記換気通路(2)を通じて前記室内へ前記加湿ロータ(22)から脱離した水分を含む空気を送る加湿運転を行うことが可能であり、前記乾燥運転時の前記加熱部(25)の出力は、前記加湿運転時の前記加熱部(25)の出力よりも小さい。
第9の態様では、乾燥運転時に、加熱部(25)による加熱空気により換気通路(2)内を乾燥させつつ、加熱空気の室内への供給量を抑制できる。その結果、乾燥運転時に、加熱空気により室内の気温が上昇することを抑制できる。
第10の態様は、第1~第9の態様のいずれか1つにおいて、前記換気通路(2)は、前記室外側に設置される出口部(2a)を含み、前記制御部(C)は、前記出口部(2a)の気温を推定し、前記出口部(2a)の気温の推定結果に基づいて前記換気通路(2)内に結露が生じる条件が満たされたか否かを判定する。
第10の態様では、換気通路(2)内に結露が生じる条件が満たされたか否かを精度よく判定できる。
図1は、実施形態に係る空気調和装置の概略の全体構成図である。 図2は、空気調和装置の冷媒配管および空気流れを示す構成図である。 図3は、空調室内機の縦断面図である。 図4は、空気調和装置の主な要素を含むブロック図である。 図5は、切換ダンパが第1状態のときの空気の流れを示す図である。 図6は、切換ダンパが第2状態のときの空気の流れを示す図である。 図7は、切換ダンパが第3状態のときに空気の流れが抑制された状態を示す図である。 図7は、排気運転モード時の制御部の動作を示すフローチャートである。 図8は、排気運転モード時の制御部の動作を示すフローチャートである。 図9は、排気運転モード時の制御部の動作を示すフローチャートである。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本開示は、以下に示される実施形態に限定されるものではなく、本開示の技術的思想を逸脱しない範囲内で各種の変更が可能である。各図面は、本開示を概念的に説明するためのものであるから、理解容易のために必要に応じて寸法、比または数を誇張または簡略化して表す場合がある。
以下、例示的な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(1)空気調和装置の構成の概要
空気調和装置(1)は、換気装置の一例である。空気調和装置(1)は、対象空間の空気の温度および湿度を調節する。本例の対象空間は、室内空間(I)である。図1に示すように、空気調和装置(1)は、空調室外機(10)と空調室内機(30)とを有する。空調室外機(10)は室外に設置され、空調室内機(30)は室内に設置される。空気調和装置(1)は、1つの空調室内機(30)と1つの空調室外機(10)とを有するペア式である。空気調和装置(1)は、加湿ユニット(20)を有する。空気調和装置(1)は、空気を加湿する機能を有する。空気調和装置(1)は、室内空間(I)を換気する機能をさらに有する。
図1および図2に示すように、空気調和装置(1)は、ホース(2)と、液連絡管(3)と、ガス連絡管(4)とを有する。空調室内機(30)と加湿ユニット(20)とは、ホース(2)を介して互いに接続される。空調室内機(30)と空調室外機(10)とは、液連絡管(3)およびガス連絡管(4)を介して互いに接続される。これにより、冷媒回路(R)が構成される。冷媒回路(R)には、冷媒が充填される。ただし、冷媒はジフルオロメタンに限定されない。冷媒回路(R)は、蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行う。
ホース(2)は、本発明の換気通路の一例である。
冷媒回路(R)は、主として、圧縮機(12)と、室外熱交換器(14)と、膨張弁(15)と、四方切換弁(16)と、室内熱交換器(34)とを有する。
冷媒回路(R)は、四方切換弁(16)の切り換えに応じて第1冷凍サイクルと第2冷凍サイクルとを行う。第1冷凍サイクルは、室内熱交換器(34)を蒸発器として機能させ、室外熱交換器(14)を放熱器として機能させる冷凍サイクルである。第2冷凍サイクルは、室外熱交換器(14)を放熱器として機能させ、室内熱交換器(34)を蒸発器として機能させる冷凍サイクルである。
(2)詳細構成
(2-1)空調室外機
図2および図4に示すように、空調室外機(10)は、室外ケーシング(11)と、圧縮機(12)と、室外ファン(13)と、室外熱交換器(14)と、膨張弁(15)と、四方切換弁(16)とを有する。
室外ケーシング(11)は、圧縮機(12)、室外ファン(13)、室外熱交換器(14)、膨張弁(15)および四方切換弁(16)を収容する。室外ケーシング(11)には、室外吸込口(11a)と、室外吹出口(11b)とが形成される。室外吸込口(11a)は、室外ケーシング(11)の後側に形成される。室外吸込口(11a)は、室外の空気を吸い込むための開口である。室外吹出口(11b)は、室外ケーシング(11)の前側に形成される。室外吹出口(11b)は、室外熱交換器(14)を通過した空気を吹き出すための開口である。室外ケーシング(11)の内部には、室外吸込口(11a)から室外吹出口(11b)に亘って室外空気通路(11c)が形成される。
圧縮機(12)は、低圧のガス冷媒を吸入して圧縮する。圧縮機(12)は、第1モータ(M1)によって駆動される。圧縮機(12)は、インバータ回路から第1モータ(M1)へ電力が供給される可変容量式の圧縮機である。圧縮機(12)は、第1モータ(M1)の運転周波数(回転数)を調整することで、運転容量が変更可能に構成される。
室外ファン(13)は、室外空気通路(11c)に配置される。室外ファン(13)は、第2モータ(M2)の駆動により回転する。室外ファン(13)により搬送される空気は、室外吸込口(11a)から室外ケーシング(11)内に吸い込まれる。この空気は、室外空気通路(11c)を流れて、室外吹出口(11b)から室外ケーシング(11)の外部に吹き出される。室外ファン(13)は、室外熱交換器(14)を通過させるように室外の空気を搬送する。
室外熱交換器(14)は、室外空気通路(11c)において室外ファン(13)の上流側に配置される。本例の室外熱交換器(14)は、フィンアンドチューブ式の熱交換器である。室外熱交換器(14)は、熱源熱交換器の一例である。室外熱交換器(14)は、その内部を流れる冷媒と、室外ファン(13)によって搬送される室外空気とを熱交換させる。
膨張弁(15)は、減圧機構の一例である。膨張弁(15)は、冷媒を減圧する。膨張弁(15)は、開度が調節可能な電動式の膨張弁である。減圧機構は、感温式の膨張弁、膨張機、キャピラリーチューブなどであってもよい。膨張弁(15)は、冷媒回路(R)の液ラインに接続されていればよく、空調室内機(30)に設けられてもよい。
四方切換弁(16)は、流路切換機構の一例である。四方切換弁(16)は、第1ポート(P1)と、第2ポート(P2)と、第3ポート(P3)と、第4ポート(P4)を有する。第1ポート(P1)は、圧縮機(12)の吐出部に繋がる。第2ポート(P2)は、圧縮機(12)の吸入部に繋がる。第3ポート(P3)は、室外熱交換器(14)のガス端部に繋がる。第4ポート(P4)は、ガス連絡管(4)に繋がる。
四方切換弁(16)は、第1弁状態(図2の実線で示す状態)と、第2弁状態(図2の破線で示す状態)とに切り換えられる。第1弁状態の四方切換弁(16)は、第1ポート(P1)と第3ポート(P3)とを連通させ、且つ第2ポート(P2)と第4ポート(P4)とを連通させる。第2弁状態の四方切換弁(16)は、第1ポート(P1)と第4ポート(P4)とを連通させ、且つ第2ポート(P2)と第3ポート(P3)とを連通させる。
(2-2)加湿ユニット
加湿ユニット(20)は、室外に設置される。本例の加湿ユニット(20)は、空調室外機(10)と一体化される。加湿ユニット(20)は、室外空気中の水分を空調室内機(30)に送る。加湿ユニット(20)は、加湿ケーシング(21)と、加湿ロータ(22)と、第2ファン(23)と、切換ダンパ(24)と、ヒータ(25)と、第1ファン(26)とを有する。
加湿ケーシング(21)は、室外ケーシング(11)に一体に取り付けられている。加湿ケーシング(21)は、加湿ロータ(22)、第2ファン(23)、切換ダンパ(24)、ヒータ(25)、および第1ファン(26)を収容する。加湿ケーシング(21)には、加湿吸込口(21a)と、加湿排気口(21b)と、吸排気口(21c)とが形成される。
加湿吸込口(21a)は、室外の空気を吸い込むための開口である。加湿排気口(21b)は、加湿ロータ(22)に水分を付与した後の空気を排出するための開口である。吸排気口(21c)は、室外の空気を吸い込む、または室内から送られる空気を排出するための開口である。加湿ケーシング(21)の内部には、加湿吸込口(21a)から加湿排気口(21b)まで続く第1通路(27)が形成される。加湿ケーシング(21)の内部には、吸排気口(21c)から接続口(21d)まで続く第2通路(28)が形成される。接続口(21d)には、ホース(2)が接続される。
加湿ロータ(22)は、第1通路(27)と第2通路(28)とに亘って配置される。加湿ロータ(22)は空気中の水分を吸着する吸着部材である。加湿ロータ(22)は、例えば、ハニカム構造を有する円盤状の調湿用ロータである。加湿ロータ(22)は、シリカゲル、ゼオライト、アルミナなどの吸着剤を保持する。吸着剤は、空気中の水分を吸着する性質を有する。吸湿剤は、加熱されることにより、吸着した水分を脱離する性質を有する。
加湿ロータ(22)は、第3モータ(M3)の駆動によって回転する。加湿ロータ(22)は、空気中の水分を吸着する吸湿領域(22A)と、空気中に水分を脱離する放湿領域(22B)とを有する。吸湿領域(22A)は、加湿ロータ(22)のうち第1通路(27)に位置する部分によって構成される。放湿領域(22B)は、加湿ロータ(22)のうち第2通路(28)に位置する部分によって構成される。
第1ファン(26)は、第1通路(27)に配置される。第1ファン(26)は、第4モータ(M4)の駆動によって回転する。第1ファン(26)は、第4モータ(M4)の回転数を調整することで、風量を複数段階に切り換え可能に構成される。第1ファン(26)により搬送される空気は、加湿吸込口(21a)から加湿ケーシング(21)内に吸い込まれる。この空気は、第1通路(27)を流れて、加湿排気口(21b)から加湿ケーシング(21)の外部に排出される。第1ファン(26)は、加湿ロータ(22)の吸湿領域(22A)を通過させるように室外の空気を搬送する。第1通路(27)を流れる室外の空気に含まれる水分は、加湿ロータ(22)の吸湿領域(22A)に吸着される。
切換ダンパ(24)は、第2通路(28)に配置される。図5に示すように、切換ダンパ(24)は、ダンパケーシング(29)内に設けられる。ダンパケーシング(29)内には、切換ダンパ(24)の内部の空間(S1)と、切換ダンパ(24)が配置される空間(S2)と、空間(S3)とが設けられる。切換ダンパ(24)は、空間(S2)内をスライド自在に支持され。ダンパケーシング(29)には、空間(S2)とダンパケーシング(29)の外部とを連通する第1出入口(24a)と第2出入口(24b)とが設けられる。第1出入口(24a)は、吸排気口(21c)と連通する。第2出入口(24b)は、加湿ケーシング(21)におけるホース(2)との接続口(21d)と連通する。ダンパケーシング(29)には、空間(S2)と空間(S3)とを連通する空気取入口(24c)と空気吹出口(24d)とが設けられる。切換ダンパ(24)は、空間(S2)内でスライドすることで、第1状態(給気ポジション)と、第2状態(排気ポジション)と、第3状態(全閉ポジション)とのうちのいずれかの状態に切り換えられる。図5に示すように、第1状態の切換ダンパ(24)は、空気を吸い込む入口を第1出入口(24a)とし、空気を排出する出口を第2出入口(24b)とする。図6に示すように、第2状態の切換ダンパ(24)は、空気を吸い込む入口を第2出入口(24b)とし、空気を排出する出口を第1出入口(24a)とする。図7に示すように、第3状態の切換ダンパ(24)は、第1出入口(24a)と第2出入口(24b)との連通を遮断することで、第1出入口(24a)および第2出入口(24b)のうちの一方の出入口から他方の出入口へ空気が流れることを防止する。第3状態の切換ダンパ(24)は、第1状態時に位置する場所と、第2状態時に位置する場所との間に位置する。切換ダンパ(24)の状態は、第5モータ(M5)の駆動によって切り換えられる。
図2及び図4に示すように、ヒータ(25)は、第2通路(28)において吸排気口(21c)と切換ダンパ(24)との間に配置される。ヒータ(25)は、第2通路(28)を流れる空気を加熱する。ヒータ(25)は、出力を可変に構成される。ヒータ(25)を通過する空気の温度は、ヒータ(25)の出力に応じて変化する。ヒータ(25)は、本発明の加熱部の一例である。
第1ファン(26)は、切換ダンパ(24)の第1出入口(24a)と第2出入口(24b)との間に配置される。第1ファン(26)は、第6モータ(M6)の駆動によって回転する。第1ファン(26)は、第6モータ(M6)の回転数を調整することで、風量を複数段階に切り換え可能に構成される。第1ファン(26)により搬送される空気の流れは、切換ダンパ(24)の状態に応じて変化する。図2及び図5に示すように、切換ダンパ(24)が第1状態であるときには、空間(S1)が第2出入口(24b)と連通し、空間(S1)が空気吹出口(24d)を介して空間(S3)と連通し、空間(S3)が空気取入口(24c)を介して空間(S2)と連通する。切換ダンパ(24)が第1状態であるときには、図2の実線矢印及び図5の矢印R1で示すように、第1出入口(24a)から吸い込まれた空気が第2出入口(24b)に流出する。図2及び図5に示すように、切換ダンパ(24)が第2状態であるときには、空間(S1)が第2出入口(24b)と連通し、空間(S1)が空気取入口(24c)を介して空間(S3)と連通し、空間(S3)が空気吹出口(24d)を介して空間(S2)と連通する。切換ダンパ(24)が第2状態であるときには、図2の破線矢印及び図6の矢印R2で示すように、第2出入口(24b)から吸い込まれた空気が第1出入口(24a)に流出する。図2及び図7に示すように、切換ダンパ(24)が第3状態であるときには、空間(S1)が空気吹出口(24d)、空間(S3)および空気取入口(24c)を介して第1出入口(24a)と連通されるが、空間(S1)と第2出入口(24b)との連通が遮断される。切換ダンパ(24)が第3状態であるときには、図2の実線矢印および破線矢印に示すような空気の流動が抑えられ、給排気のためのホース(2)内での空気の流動が抑えられる。
(2-3)空調室内機
図1~図3に示すように、空調室内機(30)は、室内に設置される。空調室内機(30)は、室内空間(I)を形成する部屋の壁(WL)に設置される、壁掛け式である。空調室内機(30)は、室内ケーシング(31)と、室内ファン(32)と、エアフィルタ(33)と、室内熱交換器(34)と、ドレンパン(35)と、風向調節部(36)とを有する。
室内ケーシング(31)は、室内ファン(32)、エアフィルタ(33)、室内熱交換器(34)およびドレンパン(35)を収容する。室内ケーシング(31)には、室内吸込口(31a)と、室内吹出口(31b)とが形成される。室内吸込口(31a)は、室内ケーシング(31)の上側に配置される。室内吸込口(31a)は、室内の空気を吸い込むための開口である。室内吹出口(31b)は、室内ケーシング(31)の下側に配置される。室内吹出口(31b)は、熱交換後の空気または加湿用の空気を吹き出すための開口である。室内ケーシング(31)の内部には、室内吸込口(31a)から室内吹出口(31b)に続く室内空気通路(31c)が設けられている。
室内ファン(32)は、室内空気通路(31c)の略中央部分に配置される。室内ファン(32)は、例えばクロスフローファンである。室内ファン(32)は、第7モータ(M7)の駆動により回転する。室内ファン(32)は、室内の空気を室内空気通路(31c)に取り込んで搬送する。室内ファン(32)により搬送される空気は、室内吸込口(31a)から室内ケーシング(31)内に吸い込まれる。この空気は、室内空気通路(31c)を流れて、室内吹出口(31b)から室内ケーシング(31)の外部に吹き出される。
室内ファン(32)は、室内熱交換器(34)を通過させるように室内の空気を搬送する。室内吹出口(31b)から吹き出された空気は、室内空間に供給される。室内ファン(32)は、第7モータ(M7)の回転数を調整することで、風量を複数段階に切り換え可能に構成される。
エアフィルタ(33)は、室内空気通路(31c)において室内熱交換器(34)の上流側に配置される。エアフィルタ(33)は、室内熱交換器(34)に供給される空気が実質的に全て通過するように室内ケーシング(31)に取り付けられる。エアフィルタ(33)は、室内吸込口(31a)から吸い込まれる空気中の塵埃を捕集する。
室内熱交換器(34)は、室内空気通路(31c)において室内ファン(32)の上流側に配置される。本例の室内熱交換器(34)は、フィンアンドチューブ式の熱交換器である。室内熱交換器(34)は、その内部の冷媒と、室内ファン(32)によって搬送される室内の空気とを熱交させる。
ドレンパン(35)は、室内熱交換器(34)の前方下側および後方下側に配置される。ドレンパン(35)は、空調室内機(30)の室内ケーシング(31)の内部で発生した結露水を受ける。室内熱交換器(34)のフィンの表面に発生した結露水は、その表面を伝って自重により流下し、ドレンパン(35)で受けられる。
風向調節部(36)は、室内吹出口(31b)から吹き出される空気の風向きを調節する。風向調節部(36)は、フラップ(37)を有する。フラップ(37)は、室内吹出口(31b)の長手方向に沿って延びる長板状に形成される。フラップ(37)は、モータの駆動により回動する。フラップ(37)は、その回動に伴い室内吹出口(31b)を開閉する。
フラップ(37)は、傾斜角度を段階的に変えられるように構成される。本例のフラップ(37)が調節される位置は、6つの位置を含む。これら6つの位置は、閉位置と、5つの開位置とを含む。5つの開位置には、図3に示す略水平吹出位置を含む。閉位置のフラップ(37)は、室内吹出口(31b)を実質的に閉じる。閉位置のフラップ(37)と室内吹出口(31b)との間には、隙間が形成されてもよい。
(2-4)リモートコントローラ
リモートコントローラ(40)は、室内においてユーザが操作可能な位置に配置される。リモートコントローラ(40)は、表示部(41)と入力部(42)とを有する。表示部(41)は、所定の情報を表示する。表示部(41)は、例えば液晶モニタによって構成される。所定の情報は、空気調和装置(1)の運転状態や設定温度などを示す情報である。入力部(42)は、ユーザからの各種設定を行う入力操作を受け付ける。入力部(42)は、例えば物理的な複数のスイッチで構成される。ユーザは、リモートコントローラ(40)の入力部(42)を操作することで、空気調和装置(1)の運転モード、目標温度、目標湿度などを設定できる。
(2-5)センサ
図2に示すように、空気調和装置(1)は、複数のセンサを有する。複数のセンサは、冷媒用のセンサと、空気用のセンサとを含む。冷媒用のセンサは、高圧冷媒の温度や圧力を検出するセンサ、低圧冷媒の温度や圧力を検出するセンサを含む(図示省略)。
空気用のセンサは、外気温度センサ(51)、外気湿度センサ(52)、内気温度センサ(53)、および内気湿度センサ(54)を含む。外気温度センサ(51)は、空調室外機(10)に設けられる。外気温度センサ(51)は、室外空気の温度(室外温度)を検出する。外気湿度センサ(52)は、加湿ユニット(20)に設けられる。外気湿度センサ(52)は、室外空気の湿度(室外湿度)を検出する。本例の外気湿度センサ(52)は、室外空気の相対湿度を検出するが、絶対湿度を検出してもよい。内気温度センサ(53)および内気湿度センサ(54)は、空調室内機(30)に設けられる。内気温度センサ(53)は、室内空気の温度を検出する。内気湿度センサ(54)は、室内空気の湿度を検出する。内気湿度センサ(54)は、室内空気の相対湿度を検出するが、絶対湿度を検出してもよい。
(2-6)制御部
空気調和装置(1)は、制御部(C)を有する。制御部(C)は、冷媒回路(R)の動作を制御する。制御部(C)は、空調室外機(10)、加湿ユニット(20)、および空調室内機(30)の動作を制御する。制御部(C)は、室外制御部(OC)と、室内制御部(IC)と、リモートコントローラ(40)とを含む。室外制御部(OC)は空調室外機(10)に設けられる。室内制御部(IC)は空調室内機(30)に設けられる。室内制御部(IC)および室外制御部(OC)のそれぞれは、MCU(Micro Control Unit,マイクロコントローラユニット)、電気回路、電子回路を含む。MCUは、CPU(Central Processing Unit,中央演算処理装置)、メモリ、通信インターフェースを含む。メモリには、CPUが実行するための各種のプログラムが記憶されている。
室外制御部(OC)には、外気温度センサ(51)の検出値、および外気湿度センサ(52)の検出値が入力される。
室外制御部(OC)は、圧縮機(12)、室外ファン(13)、膨張弁(15)および四方切換弁(16)に接続される。室外制御部(OC)は、空調室外機(10)の運転の実行および停止を行うための制御信号を、圧縮機(12)、室外ファン(13)、膨張弁(15)、および四方切換弁(16)に出力する。室外制御部(OC)は、圧縮機(12)の第1モータ(M1)の運転周波数、室外ファン(13)の第2モータ(M2)の回転数、四方切換弁(16)の状態および膨張弁(15)の開度を制御する。
室外制御部(OC)はさらに、加湿ロータ(22)、第2ファン(23)、切換ダンパ(24)、ヒータ(25)、および第1ファン(26)に接続される。室外制御部(OC)は、加湿ユニット(20)の運転の実行および停止を行うための制御信号を、加湿ロータ(22)、第2ファン(23)、切換ダンパ(24)、第1ファン(26)、およびヒータ(25)に出力する。室外制御部(OC)は、第2ファン(23)の第4モータ(M4)および第1ファン(26)の第6モータ(M6)の回転数と、加湿ロータ(22)および切換ダンパ(24)の動作と、ヒータ(25)の出力とを制御する。
室内制御部(IC)には、内気温度センサ(53)の検出値、および内気湿度センサ(54)の検出値が入力される。
室内制御部(IC)は、リモートコントローラ(40)と通信可能に接続される。室内制御部(IC)は、室内ファン(32)に接続される。室内制御部(IC)は、空調室内機(30)の運転の実行および停止を行うための制御信号を、室内ファン(32)に出力する。室内制御部(IC)は、室内ファン(32)の第7モータ(M7)の回転数を制御する。室内制御部(IC)は、室外制御部(OC)と通信可能に接続される。
リモートコントローラ(40)は、室内制御部(IC)と通信可能に接続される。リモートコントローラ(40)は、入力部(42)でのユーザの操作に応じて、空気調和装置(1)の運転を指示する指示信号を室内制御部(IC)に送信する。室内制御部(IC)は、リモートコントローラ(40)からの指示信号を受信すると、その指示信号を室外制御部(OC)に送信する。室内制御部(IC)は、その指示信号に従い、空調室内機(30)の上述した各機器の動作を制御する。室外制御部(OC)が、室内制御部(IC)からの指示信号を受信すると、空調室外機(10)および加湿ユニット(20)の上述した各機器の動作を制御する。
(3)運転動作
空気調和装置(1)が実行する運転モードは、冷房運転モード、暖房運転モード、加湿運転モード、給気運転モード、および排気運転モードを含む。制御部(C)は、リモートコントローラ(40)からの指示信号に基づいて、これらの運転を実行させる。
(3-1)冷房運転モード
冷房運転モードは、蒸発器とした室内熱交換器(34)により室内の空気を冷却する冷房運転を含む。冷房運転での設定温度は、冷房運転の開始時または冷房運転中にリモートコントローラ(40)から指示される。冷房運転では、制御部(C)が、圧縮機(12)、室外ファン(13)、および室内ファン(32)を運転させる。制御部(C)は、四方切換弁(16)を第1弁状態に設定する。制御部(C)は、膨張弁(15)の開度を適宜調節する。冷房運転では、圧縮した冷媒が室外熱交換器(14)で放熱し、室内熱交換器(34)で蒸発する第1冷凍サイクルが行われる。
冷房運転では、内気温度センサ(53)で検出する室内温度が設定温度に収束するように、制御部(C)が室内熱交換器(34)の目標蒸発温度を調節する。制御部(C)は、室内熱交換器(34)の冷媒の蒸発温度が目標蒸発温度に収束するように、圧縮機(12)の回転数を制御する。冷房運転では、室内ファン(32)により搬送された空気が室内熱交換器(34)を通過する際に冷却される。室内熱交換器(34)によって冷却された空気は、空調室内機(30)の室内吹出口(31b)から室内空間(I)へ供給される。
(3-2)暖房運転モード
暖房運転モードは、放熱器とした室内熱交換器(34)により室内の空気を加熱する暖房運転を含む。暖房運転での設定温度は、暖房運転の開始時または暖房運転中にリモートコントローラ(40)から指示される。暖房運転では、制御部(C)が、圧縮機(12)、室外ファン(13)、および室内ファン(32)を運転させる。制御部(C)は、四方切換弁(16)を第2弁状態に設定する。制御部(C)は、膨張弁(15)の開度を適宜調節する。暖房運転では、圧縮機(12)で圧縮した冷媒が室内熱交換器(34)で放熱し、室外熱交換器(14)で蒸発する第2冷凍サイクルが行われる。
暖房運転では、内気温度センサ(53)によって検出される室内温度が設定温度に収束するように、制御部(C)が室内熱交換器(34)の目標凝縮温度を調節する。制御部(C)は、室内熱交換器(34)の冷媒の凝縮温度が目標凝縮温度に収束するように、圧縮機(12)の回転数を制御する。暖房運転では、室内ファン(32)により搬送された空気が室内熱交換器(34)を通過する際に加熱される。室内熱交換器(34)で加熱された空気は、空調室内機(30)の室内吹出口(31b)から室内空間(I)へ供給される。
(3-3)加湿運転モード
加湿運転モードは、加湿ユニット(20)により室内の空気を加湿する加湿運転を含む。加湿運転では、図2の実線の矢印で示すように、室外空気がホース(2)を通じて空調室内機(30)へ送られる。加湿運転では、制御部(C)が、ヒータ(25)、加湿ロータ(22)および第2ファン(23)を運転させる。制御部(C)は、第1ファン(26)を運転させる。制御部(C)は、切換ダンパ(24)を第1状態に設定する。
加湿運転において、第2ファン(23)によって搬送される室外の空気が加湿ロータ(22)の吸湿領域(22A)を通過し、室外の空気に含まれる水分が加湿ロータ(22)の吸湿領域(22A)に吸着される。加湿ロータ(22)の吸湿領域(22A)として水分を吸着した部分は、加湿ロータ(22)の回転により第2通路(28)に移動して、放湿領域(22B)を構成する。加湿ロータ(22)の放湿領域(22B)には、ヒータ(25)で加熱された室外の空気が通過し、加湿ロータ(22)から加熱された空気へと水分の脱離が生じる。加湿運転では、加湿ロータ(22)で水分が付与された高湿度の空気が、ホース(2)を通じて空調室内機(30)に送られ、空調室内機(30)の室内吹出口(31b)から室内空間(I)へ供給される。なお、加湿運転モードの際、加湿運転と同時に暖房運転が行われてもよい。
(3-4)給気運転モード
給気運転モードは、室外の空気を室内に供給する給気運転を含む。給気運転では、図2の実線の矢印で示すように、室外空気がホース(2)を通じて空調室内機(30)へ送られる。給気運転では、制御部(C)がヒータ(25)、加湿ロータ(22)、および第2ファン(23)を停止させ、第1ファン(26)を運転させる。給気運転では、制御部(C)は、切換ダンパ(24)を第1状態に設定する(図5参照)。給気運転において、第1ファン(26)によって搬送される室外の空気は、ホース(2)を通じて空調室内機(30)に送られ、空調室内機(30)の室内吹出口(31b)から室内空間(I)へ供給される。なお、給気運転モードの際、給気運転と同時に冷房運転または暖房運転が行われてもよい。
(3-5)排気運転モード
排気運転モードは、排気運転と、排気後運転と、乾燥運転と、乾燥後運転とを含む。
排気運転は、室内の空気を室外に排出する運転である。排気運転では、図2の破線の矢印で示すように、室内空気がホース(2)を介して加湿ユニット(20)へ送られる。排気運転では、制御部(C)がヒータ(25)、加湿ロータ(22)、および第2ファン(23)を停止させ、第1ファン(26)を運転させる。排気運転では、制御部(C)は、切換ダンパ(24)を第2状態に設定する(図6参照)。排気運転において、第1ファン(26)によって搬送される室内の空気は、ホース(2)を通じて加湿ユニット(20)に送られ、加湿ユニット(20)の吸排気口(21c)から室外へ排出される。なお、排気運転モードの際、排気運転と同時に冷房運転または暖房運転が行われてもよい。排気運転時の第1ファン(26)の回転数(単位時間当たりの回転数)は、例えば、4010rpm以上、7000rpm以下である。排気運転時の第1ファン(26)のファンタップは、空調室内機(30)の室内ファン(32)のファンタップに対応して決定され、例えば、室内デシベル+2デシベル程度で管理される。
排気後運転は、室内の空気を室外に排出する排出動作の終了時に行われる運転である。排気後運転では、制御部(C)が第1ファン(26)を低速で回転させつつ排気運転を行う。排気後運転時の第1ファン(26)の回転数は、排気運転時の第1ファン(26)の回転数以下(例えば、排気運転時の第1ファン(26)の最低回転数の同じ)である。
乾燥運転は、ホース(2)内を乾燥させるための運転である。乾燥運転では、図2の実線の矢印で示すように、室外空気がヒータ(25)により加熱された後、ホース(2)を通じて空調室内機(30)へ送られる。乾燥運転では、制御部(C)がヒータ(25)を運転している状態を確保しつつ給気運転を行う。乾燥運転では、ヒータ(25)により加熱された空気(加熱空気)をホース(2)内に送るために、排気運転のときとは逆方向(室内への給気方向)に空気が流れる。乾燥運転時の第1ファン(26)の回転数は、例えば、4010rpm以上、4630rpm以下である。乾燥運転時の第1ファン(26)の回転数は、ヒータ(25)により加熱された空気が室内に供給されることで室内環境が悪化する(室内の気温が上がる)ことを抑制する観点から、排気運転と比べて低めの値に設定される。乾燥運転では、ヒータ(25)の出力が、所定範囲(例えば、200W以上、300W以下)の大きさに設定され、加湿運転時のヒータ(25)の出力(例えば、850W以下以上、1100W以下)よりも低く設定される。乾燥運転時のヒータ(25)の出力は、ヒータ(25)により加熱された空気が室内に供給されることで室内環境が悪化することを抑制する観点から、加湿運転時のヒータ(25)の出力よりも低く設定される。
乾燥後運転は、乾燥運転時にヒータ(25)からの発熱により昇温したヒータ(25)周りの部品を冷ますための運転である。乾燥後運転では、制御部(C)がヒータ(25)を停止している状態を確保しつつ給気運転を行う。乾燥後運転時の第1ファン(26)の回転数は、排気運転時の第1ファン(26)の回転数以下(例えば、排気運転時の第1ファン(26)の最低回転数と同じ)である。
(4)排気運転モード時の制御部の動作
図4および図7に示すように、ステップS10において、ユーザーは、空気調和装置(1)の排気運転モードを開始する指示を、入力部(42)から入力する。これにより、排気運転モードが開始される。
ステップS20において、制御部(C)は、排気運転を開始する。制御部(C)は、排気運転を開始する際、切換ダンパ(24)を第3状態(全閉ポジション)から第2状態(排気ポジション)に変更する。本実施形態では、第1状態である給気ポジションには切換ダンパ(24)の位置を確認するためのリミットスイッチが設けられ、排気運転が開始される際、切換ダンパ(24)が第3状態、第1状態、および第2状態の順番に変更される。なお、排気運転が開始される際、切換ダンパ(24)が第3状態から第2状態に直接に変更される構成であってもよい。
排気運転が開始されると、図2の破線の矢印で示すように、室内空気がホース(2)を通じて加湿ユニット(20)に送られ、加湿ユニット(20)の吸排気口(21c)から室外へ排出される。
ステップS30において、制御部(C)は、ホース(2)内に結露、凍結条件が満たされているか否かを判定する。凍結、結露条件は、ホース(2)内に結露が生じる条件(結露条件)と、ホース(2)内に凍結が生じる条件(凍結条件)とを示す。
<結露条件>
制御部(C)は、ホース(2)の出口部(2a)(図1および図2参照)の気温を推定し、出口部(2a)の気温の推定結果に基づいて結露条件が満たされたか否かを判定する。制御部(C)は、推定した出口部(2a)の気温が、室内空気の露点温度以下のときは結露条件が満たされたと判定し、室内空気の露点温度よりも大きいときは結露条件が満たされていないと判定する。室内空気の露点温度は、内気温度センサ(53)(図2参照)により検出される室内空気の温度に基づいて制御部(C)により算出される。
制御部(C)が結露条件が満たされたか否かを判定する際に、出口部(2a)の気温の推定結果を用いる理由について説明する。排気運転時において、ホース(2)を通じて高温の室内から低温の室外へ空気が送られる際、ホース(2)内においては、出口部(2a)まで送られた空気が外気の影響を最も長い間受けているので、出口部(2a)の気温が最も低くなる。ホース(2)が短い場合、ホース(2)内の風量が多い場合等には、出口部(2a)の気温が外気温度まで下がらず、外気温度よりも高くなる。外気温度が室内空気の露点温度以下の状態であっても、ホース(2)が短い場合、ホース(2)内の風量が多い場合等には、出口部(2a)の気温が外気温度よりも高くなることで、室内空気の露点温度以下まで下がらず、室内空気の露点温度よりも高くなる。この場合、外気温度が室内空気の露点温度以下の状態であるにも関わらず、ホース(2)内に結露が生じることが抑制される。本実施形態では、外気温度が室内空気の露点温度以下であっても、ホース(2)内の気温が室内空気の露点温度以下まで下がっていない状況において、ホース(2)内に結露が生じる条件が満たされていないという実態に則した推定をできるようにするために、制御部(C)がホース(2)内に結露が生じる条件が満たされたか否かを判定する際に、ホース(2)内で最も気温が低くなる出口部(2a)の気温の推定結果を用いる。このように、出口部(2a)の気温の推定結果を用いることで、外気温度を用いる構成(外気温度が室内空気の露点温度以下のときはホース(2)内に結露が生じる条件が満たされたと判定する構成)と比べて、ホース(2)内に結露が生じる条件が満たされたと判定するタイミングを遅らせることができ、ホース(2)内に結露が生じることを抑制しつつ、排気運転を長時間行うことができる。
制御部(C)が出口部(2a)の気温を推定する際に用いるパラメータについて説明する。制御部(C)は、実測結果と上記パラメータとの相関より得られた所定の演算式またはテーブルを含む相関情報を用いて、出口部(2a)の気温を推定する。制御部(C)は、上記相関情報に上記パラメータの値を入力することで、出口部(2a)の気温の推定値を出力する。上記相関情報は制御部(C)のメモリに記憶されている。上記パラメータは、例えば、室内加湿吹出温度(内気温度センサ(53)の検出結果)と、外気温度(外気温度センサ(51)の検出結果)と、第1ファン(26)の回転数と、ホース(2)の長さとを含む。室内加湿吹出温度は、排気運転時のホース(2)の入口部(2b)(図1~図3参照)の温度として扱われる。入口部(2b)は室内ケーシング(31)内において左右方向に延在する拡散ダクトに接続され、当該拡散ダクトが室内ケーシング(31)内で室内吸込口(31a)から室内吹出口(31b)に向かうように形成される風路上において室内熱交換器(34)の上流側に配置される。当該拡散ダクトには、当該拡散ダクトの内部と外部とを連通する複数の開口が形成される。当該複数の開口を通じて、室内ケーシング(31)内とホース(2)内との間で空気が流通する。外気温度は、排気運転時のホース(2)の周囲の温度として扱われる。第1ファン(26)の回転数が低い程、ホース(2)内の風量が小さくなり、ホース(2)内の空気が外気温度の影響を受けやすくなるので、ホース(2)の入口部(2b)と出口部(2a)との温度差が大きくなる。ホース(2)が長くなる程、空気がホース(2)を通過するのに要する時間が長くなり、外気温度の影響を受けやすくなるので、ホース(2)の入口部(2b)と出口部(2a)との温度差が大きくなる。
<凍結条件>
制御部(C)は、切換ダンパ(24)周囲の温度を検出する温度センサを設け、当該温度センサの検出値である室外吹出温度が0℃以下になると凍結条件が満たされたと判定し、室外吹出温度が0℃以下にならないと凍結条件が満たされていないと判定する。
制御部(C)により結露、結露条件が満たされたと判定されると(ステップS30で、Yes)、処理がステップS40へ移行する。制御部(C)により結露、結露条件が満たされていないと判定されると(ステップS30で、No)、処理がステップS80へ移行する。結露、凍結条件が満たされることは、結露条件および凍結条件のうちの少なくとも1つの条件が満たされることを示す。結露、凍結条件が満たされないことは、結露条件および凍結条件の両方の条件が満たされないことを示す。
ステップS40において、制御部(C)は、排気運転を終了し、乾燥運転を開始する。
ステップS50において、制御部(C)は、乾燥運転を開始してから第1所定時間が経過したか否かを判定する。第1所定時間は、例えば、5分である。制御部(C)により第1所定時間が経過したと判定されると(ステップS50で、Yes)、処理がステップS60へ移行する。制御部(C)により第1所定時間が経過していないと判定されると(ステップS50で、No)、処理がステップS190へ移行する。
ステップS60において、制御部(C)は、乾燥運転を終了し、乾燥後運転を開始する。
ステップS70において、制御部(C)は、乾燥後運転を開始してから第2所定時間が経過したか否かを判定する。第2所定時間は、例えば、30秒である。制御部(C)により第2所定時間が経過したと判定されると(ステップS70で、Yes)、処理がステップS80へ移行する。制御部(C)により第2所定時間が経過していないと判定されると(ステップS70で、No)、ステップS70に示す処理が繰り返される。
ステップS80において、制御部(C)は、ヒータ(25)および第1ファン(26)を停止させると共に、切換ダンパ(24)を第3状態(全閉ポジション)にすることで排気運転を終了し、排気運転モードを終了する。ステップS80が終了すると、処理が終了する。
図4および図9に示すように、ステップS90において、制御部(C)は、入力部(42)から運転モード変更指示または停止指示が入力されたか否かを判定する。運転モード変更指示は、空気調和装置(1)の運転モードを排気運転モードから排気運転モード以外の運転モードに変更する指示である。停止指示は、空気調和装置(1)を停止させる指示である。制御部(C)により運転モード変更指示または停止指示が入力されたと判定された場合(ステップS90で、Yes)、処理がステップS100へ移行する。制御部(C)により運転モード変更指示または停止指示が入力されていないと判定された場合(ステップS90で、No)、処理がステップS30へ移行する。
ステップS100において、制御部(C)は、ホース(2)内に結露、凍結条件が満たされているか否かを判定する。制御部(C)により結露、結露条件が満たされたと判定されると(ステップS100で、Yes)、処理がステップS150へ移行する。制御部(C)により結露、結露条件が満たされていないと判定されると(ステップS100で、No)、処理がステップS110へ移行する。
ステップS100において、ステップS30(図8参照)とは別に、結露、凍結条件が満たされているか否かの判定(結露、凍結判定)が行われる理由は、排気運転開始直後はガードタイマによりステップS30の結露、凍結判定が行われないように設定されている場合において、ガードタイマ中に結露、凍結判定が行われるようにするためである。
ステップS110において、制御部(C)は、排気運転を終了し、排気後運転を開始する。
ステップS120において、制御部(C)は、排気後運転を開始してから第3所定時間が経過したか否かを判定する。第3所定時間は、例えば、30秒である。制御部(C)により第3所定時間が経過したと判定されると(ステップS120で、Yes)、処理がステップS130へ移行する。制御部(C)により第3所定時間が経過していないと判定されると(ステップS120で、No)、ステップS120に示す処理が繰り返される。
ステップS130において、制御部(C)は、排気後運転を終了し、排気運転モードを終了する。
ステップS140において、制御部(C)は、ステップS90において入力部(42)から入力された処理を行う。ステップS90において入力部(42)から運転モード変更指示が入力された場合、制御部(C)は、空気調和装置(1)の運転モードを入力部(42)から入力された運転モードに変更する。ステップS90において入力部(42)から停止指示が入力された場合、制御部(C)は空気調和装置(1)を停止させる。ステップS140が終了すると、処理が終了する。
ステップS150において、制御部(C)は、排気運転を終了し、乾燥運転を開始する。
ステップS160において、制御部(C)は、乾燥運転を開始してから第1所定時間が経過したか否かを判定する。制御部(C)により第1所定時間が経過したと判定されると(ステップS160で、Yes)、処理がステップS170へ移行する。制御部(C)により第1所定時間が経過していないと判定されると(ステップS160で、No)、ステップS160に示す処理が繰り返される。
ステップS170において、制御部(C)は、乾燥運転を終了し、乾燥後運転を開始する。
ステップS180において、制御部(C)は、乾燥後運転を開始してから第2所定時間が経過したか否かを判定する。制御部(C)により第2所定時間が経過したと判定されると(ステップS180で、Yes)、処理がステップS130へ移行する。制御部(C)により第2所定時間が経過していないと判定されると(ステップS180で、No)、ステップS180に示す処理が繰り返される。
図4および図10に示すように、ステップS190において、制御部(C)は、空気調和装置(1)の運転モードを給気運転モードに変更する指示が入力部(42)から入力されたか否かを判定する。制御部(C)により給気運転モードに変更する指示が入力されたと判定されると(ステップS190で、Yes)、処理がステップS200へ移行する。制御部(C)により給気運転モードに変更する指示が入力されていないと判定されると(ステップS190で、No)、処理がステップS50へ移行する。
ステップS200において、制御部(C)は、乾燥運転を開始してから第1所定時間が経過したか否かを判定する。制御部(C)により第1所定時間が経過したと判定されると(ステップS200で、Yes)、処理がステップS210へ移行する。制御部(C)により第1所定時間が経過していないと判定されると(ステップS200で、No)、ステップS200に示す処理が繰り返される。
ステップS210において、制御部(C)は、乾燥運転を終了し、乾燥後運転を開始する。
ステップS220において、制御部(C)は、乾燥後運転を開始してから第2所定時間が経過したか否かを判定する。制御部(C)により第2所定時間が経過したと判定されると(ステップS220で、Yes)、処理がステップS230へ移行する。制御部(C)により第2所定時間が経過していないと判定されると(ステップS220で、No)、ステップS220に示す処理が繰り返される。
ステップS230において、制御部(C)は、乾燥後運転を終了し、排気運転モードを終了する。
ステップS240において、制御部(C)は、給気運転モードを開始する。ステップS240が終了すると、処理が終了する。
(5)効果
以上のように、制御部(C)は、排気運転中に、ホース(2)内に結露が生じる条件、または、ホース(2)内が凍結する条件を満たすとき乾燥運転を行う。これにより、乾燥運転によりホース(2)内を乾燥させることができるので、ホース(2)内に結露または凍結が生じた状態となることを抑制できる。その結果、ホース(2)内に水分が残り、当該水分がホース内で脈動することで異音(ボコボコ音)が発生することを抑制できる。
また、制御部(C)がホース(2)内に結露が生じる条件が満たされたか否かを判定する際に、ホース(2)の出口部(2a)の気温の推定結果を用いることで、ホース(2)内に結露が生じる直前の状態になるまで排気運転を継続でき、さらに、制御部(C)が排気運転を停止するときも乾燥運転を行うことでホース(2)内の異音対策も効果的に行うことができる。
また、ホース(2)は、室内の空気を室外に送る排気通路として機能し、かつ、室外の空気を室内に送る給気通路として機能する。これにより、ホース(2)を用いて排気と給気を行うことができるので部品点数を減らすことができる。
また、ヒータ(25)がホース(2)の室外側(空調室外機(10))に設けられ、排気運転から乾燥運転へ切り換えられると、第1ファン(26)がホース(2)を通じて室外側から室内側へ加熱空気を送る。これにより、排気運転時と乾燥運転時とでホース(2)内で空気を逆方向に流すことで、ヒータ(25)がホース(2)の室外側に配置されていても、乾燥運転時にヒータ(25)による加熱空気をホース(2)内へ効果的に送ることができる。
以上、実施形態および変形例を説明したが、特許請求の範囲の趣旨および範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう(例えば、下記(A)~(C))。また、以上の実施形態、変形例、その他の実施形態は、本開示の対象の機能を損なわない限り、適宜組み合わせたり、置換したりしてもよい。
(A)本実施形態では、ホース(2)内に送られる空気を加熱する加熱部にはヒータ(25)が含まれる。しかし、本発明はこれに限定されない。加熱部には室内熱交換器(34)が含まれていてもよい。加熱部は、室内側(空調室内機(30))に設けられてもよい。
(B)本実施形態では、ステップS30およびステップS100(図8および図9参照)において、結露条件および凍結条件の両方について満たされているが否かが判定される。しかし、本発明はこれに限定されない。ステップS30およびステップS100において、結露条件および凍結条件のうちのいずれか一方の条件がみたされているか否かが判定されるように構成してもよい。この場合、ステップS30およびステップS100において、結露条件および凍結条件のうちの他方の条件が満たされているか否かを判定する処理が不要になり、一方の条件が満たされると、Yesと判定され、一方の条件が満たされないと、Noと判定される。
(C)以上に述べた「第1」、「第2」、「第3」…という記載は、これらの記載が付与された語句を区別するために用いられており、その語句の数や順序までも限定するものではない。
以上に説明したように、本開示は、換気装置について有用である。
C 制御部
1 空気調和装置(換気装置)
2 ホース(換気通路)
2a 出口部
22 加湿ロータ
24 切換ダンパ
25 ヒータ(加熱部)
26 第1ファン(送風部)

Claims (10)

  1. 換気通路(2)と、
    前記換気通路(2)内に空気を送る送風部(26)と、
    空気を加熱する加熱部(25)と、
    排気運転モードで動作可能な制御部(C)と
    を備え、
    前記排気運転モードは、
    前記換気通路(2)を通じて室内の空気を室外に送る排気運転と、
    前記加熱部(25)により加熱された加熱空気を前記換気通路(2)内に送る乾燥運転と
    を含み、
    前記制御部(C)は、前記排気運転中に、前記換気通路(2)内に結露が生じる条件、または、前記換気通路(2)内が凍結する条件を満たすとき、前記乾燥運転を行う、換気装置。
  2. 請求項1において、
    前記制御部(C)は、前記乾燥運転後に前記排気運転モードを終了する、換気装置。
  3. 請求項1、又は請求項2において、
    前記換気通路(2)は、前記室内の空気を前記室外に送る排気通路として機能し、かつ、前記室外の空気を前記室内に送る給気通路として機能する、換気装置。
  4. 請求項3において、
    前記換気通路(2)の状態を、前記排気通路として機能する状態、および、前記給気通路として機能する状態のうちの一方の状態から他方の状態に切り換える切換ダンパ(24)を備える、換気装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項において、
    前記加熱部(25)は、前記換気通路(2)の前記室外側に設けられ、
    前記排気運転から前記乾燥運転へ切り換えられると、前記送風部(26)が前記換気通路(2)を通じて前記室外側から前記室内側へ前記加熱空気を送る、換気装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項において、
    前記制御部(C)は、前記乾燥運転の終了後に、前記加熱部(25)による加熱を停止した状態で前記送風部(26)を駆動させる乾燥後運転を行う、換気装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項において、
    前記送風部(26)は、ファンを含み、
    前記乾燥運転時の前記ファンの回転数は、前記排気運転時の前記ファンの回転数以下である、排気装置。
  8. 請求項6において、
    前記送風部(26)は、ファンを含み、
    前記乾燥後運転時の前記ファンの回転数は、前記排気運転時の前記ファンの回転数以下である、排気装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項において、
    前記制御部(C)は、加湿ロータ(22)に吸着された水分に対して前記加熱部(25)により加熱された空気を送ることで、前記換気通路(2)を通じて前記室内へ前記加湿ロータ(22)から脱離した水分を含む空気を送る加湿運転を行うことが可能であり、
    前記乾燥運転時の前記加熱部(25)の出力は、前記加湿運転時の前記加熱部(25)の出力よりも小さい、換気装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか1項において、
    前記換気通路(2)は、前記室外側に設置される出口部(2a)を含み、
    前記制御部(C)は、前記出口部(2a)の気温を推定し、前記出口部(2a)の気温の推定結果に基づいて前記換気通路(2)内に結露が生じる条件が満たされたか否かを判定する、換気装置。
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