JP2023065151A - 肘掛けおよびこれを具備する椅子 - Google Patents

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怜大 斧澤
Ryota Onozawa
進 伊藤
Susumu Ito
正 金子
Tadashi Kaneko
健太 塩澤
Kenta Shiozawa
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Abstract

【課題】枠状部を有する肘本体にパネルを装着する際において、固定用のねじを露出させず、外観に優れた肘掛けを提供すること。【解決手段】椅子100の本体に取り付けられ、枠状部62を有する肘本体61と、枠状部62の開口部62Aに装着されるパネル66と、を具備し、開口部62Aの内周面には少なくとも1つの第1係止部である凹部として凹穴65が配設されており、パネル66の外周面には第1係止部と対をなす第2係止部である凸部として段付きねじ69が配設されていることを特徴とする肘掛け60と、これを具備する椅子100である。【選択図】図1

Description

本発明は椅子に取り付けられる肘掛けおよびこれを具備する椅子に関し、より詳細には外観に優れた肘掛けおよびこれを具備する椅子に関する。
従来より、枠状部が形成された肘本体を具備する肘掛けが取り付けられた椅子が知られている。このような肘掛けの変形例として、枠状部の開口部にパネルが取り付けられた構成も知られている。このような枠状部の開口部にパネルを取り付けする際の構成例として特許文献1(特開2001-321242号公報)が出願人により提案されている。
特開2001-321242号公報
特許文献1に開示されている肘掛けは、枠状部の開口部に芯材を掛け渡すようにして取り付けた後、2枚のパネルによって芯材を挟み込んだ状態にして、それぞれのパネルの外表面からねじを用いて芯材にパネルを固定する構成が採用されている。この構成により確実かつ簡単にパネルを着脱することが可能になったが、パネルを芯材に固定するためのねじが露出しており、外観に優れないといった課題がある。
そこで本発明においては、枠状部を有する肘本体にパネルを装着する際において、肘本体とパネルとを固定するためのねじを露出させず、外観に優れた肘掛けおよびこれを具備する椅子の提供を目的としている。
即ち本発明は、椅子の本体に取り付けられ、枠状部を有する肘本体と、前記枠状部の開口部に装着されるパネルと、を具備し、前記開口部の内周面には少なくとも1つの第1係止部が配設されており、前記パネルの外周面には前記第1係止部と対をなす第2係止部が配設されていることを特徴とする肘掛けである。
これにより、肘本体とパネルとを固定するためのねじが不要になるから、パネル表面へのねじの露出がなくなり、外観に優れた肘掛けを提供することができる。
また、前記第1係止部が凹部または凸部であることが好ましく、さらに、前記凹部が切削加工穴であると共に、前記凸部が前記開口部の前記内周面または前記パネルの前記外周面に起立させた段付きねじの太径部分およびねじ頭部分により形成されていることがより好ましい。
これらにより、第1係止部および第2係止部の構成を簡略化することができ、製造コストを低減させることができると共に、係合部の寸法精度を高めることもでき、肘本体へのパネルの装着精度を高めることができる。
また、前記第1係止部および前記第2係止部の配設位置と対向する位置には、前記枠状部の前記外周面から前記枠状部にわたってねじが螺入されていることが好ましく、さらに、前記第1係止部は、前記開口部の前記内周面のうち、下側、前方側または後方側のいずれかに配設され、前記第2係止部は、前記パネルの前記内周面のうち、下側、前方側または後方側のいずれかに配設され、前記ねじは、前記枠状部の前記外周面に装着されるカバーにより被覆されていることがより好ましい。
これらにより、肘本体へのパネルの固定をより強固にすることができる。そして肘本体とパネルとの固定にねじを用いた場合には、肘本体に装着されるカバーによってねじの露出を防止することができ、肘本体とパネルとの固定強度の向上と外観の良好さを両立することができる。
また、前記開口部は、座面側から外側に向けて徐々に縮小する錐台状に形成されていることが好ましい。
また、前記パネルは、前記座面側の面である内側面材の外径寸法と前記外側の面である外側面材の前記外径寸法とが異なっていることが好ましい。
これらにより、肘本体に装着したパネルは固定用のねじを用いなくても通常使用範囲においては肘本体からの脱落を防止することができる。
さらに、本発明の椅子は、上記いずれかに記載された肘掛けを具備していることを特徴とする。
本発明における肘掛けおよびこれを具備する椅子の構成によれば、枠状部を有する肘本体にパネルを装着する際において、肘本体とパネルとを固定するためのねじを露出させず、外観に優れた肘掛けおよびこれを具備する椅子を提供することができる。
本実施形態における肘掛けが取り付けられた椅子を示す前方側斜視図である。 本実施形態における肘掛けが取り付けられた椅子を示す後方側斜視図である。 図1に示す椅子から脚支柱、右側の肘掛けおよび背凭れを取り外した状態を示す斜視図である。 図3の左側の肘掛けを取り外した状態における分解図である。 座支持部材の斜視図である。 背凭れ支持部材と背凭れの分解図である。 背取付部の詳細図である。 背フレームの側面図である。 背フレームの前方斜視図である。 背シェルの下側後方からの斜視図である。 本実施形態における肘掛けの肘本体を示す斜視図である。 本実施形態におけるパネルを示す斜視図である。 図12に示すパネルから内側面材と段付きねじを取り外した状態を示す斜視図である。 図11に示す肘本体の開口部への図12に示すパネルの取り付け状況を示す斜視図である。 肘本体とパネルとを固定するねじの取り付け状況を示す斜視図である。 固定ねじを取り付けた状態における肘掛けの内部構造を示す断面図である。 本実施形態における肘掛けの斜視図である。
以下、本発明の構成を図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。なお、本明細書において、前後左右の方向は着座者を中心に定められている。即ち、「前あるいは前方」とは座部30および背凭れ50のそれぞれにおいて椅子100および着座者にとっての前あるいは前方であり、「後あるいは後方」とは同様に椅子100および着座者にとっての後あるいは後方である。また、前後方向と水平面内において直交する方向が座部30および背凭れ50のそれぞれにおいて着座者にとっての左右方向であり、椅子100の幅方向でもある。さらに、「上」および「下」は座部30および背凭れ50のそれぞれにおいて椅子100および着座者にとっての上および下であり、鉛直面内の上と下である。
図1および図2は、本発明の肘掛け60を装着した椅子100の一実施形態を示す。本実施形態における椅子100は、脚支柱10、脚支柱10に取り付けられたメインフレーム20、メインフレーム20に揺動可能に連結された座部30および背凭れ支持部材40、背凭れ支持部材40に取り付けられた背凭れ50および肘掛け60を具備する。背凭れ50にはヘッドレスト55が取り付けられている。肘掛け60は、後ブリッジフレーム41にねじにより着脱可能に取り付けられている。
(脚支柱10)
本実施形態における脚支柱10は、図1および図2に示すように各々の先端部にキャスター11が取り付けられると共に各々の基端部が脚支柱10の下端部に平面視放射状に取り付けられた5本の脚羽根12を有している。また、本実施形態における脚支柱10には、脚支柱10を高さ方向に伸縮させるための昇降機構(図示はせず)が内蔵されている。この昇降機構は、前ブリッジフレーム33の右端部に配設された昇降レバー37の操作により昇降動作の操作が行われる。このようにして形成された脚支柱10の上端部には図1、図3および図4に示すようにメインフレーム20が取り付けられている。
(メインフレーム20)
メインフレーム20は、後方部分に配設されたブラケット21に背凭れ50を取り付けるための背凭れ支持部材40が揺動可能に連結されており、前方部分に配設された前リンク23には座部30を取り付けるための座支持部材31が揺動可能に連結されている。メインフレーム20は、構造物としての機械的剛性(特に捻り剛性等)を高めると共に内側に反力機構(図示省略)を収容するため箱形をなしている。この反力機構は、メインフレーム20の後端側に揺動自在に支持されている背凭れ支持部材40とメインフレーム20の前端側のリンク軸(本実施形態では、反力調整用の操作軸も兼ねている:図示省略)との間に背凭れ50の後傾に連動して背凭れ50を押し戻そうとする力を発生させるものである。
メインフレーム20は、後方下面の筒部29が脚支柱10のガススプリングに嵌合されることにより脚支柱10に支持されている。また、後方上面に立設されたブラケット21には軸孔25が形成されており、この軸孔25に背凭れ回転軸SJ(図1参照)を介して後ブリッジフレーム41の軸受部44が連結されており、座部30と背凭れ支持部材40(背凭れ50)とを揺動自在に支持している。メインフレーム20の前方には、左右一対の前リンク23が配設されている。前リンク23を介して座フレーム32を支持する前ブリッジフレーム33の軸受部33Aが回動自在に連結される。本実施形態のメインフレーム20は、アルミダイキャスト等で一体成形されているが、これに限定されるものではなく、鋼材等を溶接付で箱形あるいはそれ以外の軸承部を有する形状に成形しても良い。また、メインフレーム20の右側側面には、前リンク23の搖動および固定を切替操作するための切替レバー27が配設されている。メインフレーム20の内側には、圧縮コイルばねを含む反力機構が備えられている。この反力機構は特開2021-61967号公報に開示されている公知の構成を採用することができるため、ここでの詳細な説明は省略する。
前リンク23は、本実施形態の場合、図3に示すように、メインフレーム20を構成する面(側面、下面、上面)とほぼ同一面で構成され、側面から見てメインフレーム20の一部を構成するかのように見えるように、意匠的に配慮されている。例えば、左右の前リンク23の間の空間を軸受部33A等と干渉せずに塞ぐ天井部(図示省略)や底面部(図示省略)を有し、メインフレーム20との間の意匠的な連続性を持たせている。メインフレーム20と前リンク23とは、全体的に先端に向かうにしたがって細くスマートな一つの塊に見える要素の中に、半円弧状に切りかかれたグルーヴによって前リンク23とメインフレーム20とに分けられた部品が存在することとなる。具体的には、例えば先端側が基端側に比べて小径で全体的に先端に向かって細くなる長円形に形成されている。なお、メインフレーム20の上面はメインフレーム上蓋(図示省略)で構成されている。
メインフレーム20と前リンク23の位置関係は、初期位置状態(着座者が存在しない状態)では一軸上に配置されるように設けられている。つまり、前リンク23の前方側先端部と背凭れ回転軸SJを結ぶ線の延長線上にメインフレーム20が延びるように配置されている。これによって、一つの部品であるかのように、かつ意匠的にすっきりとした印象を与えるように見せるデザイン的配慮がなされている。このようにして、座下のメカ部分を小型化・薄型化でき、スペース効率を高めると共に、スマートな見栄えの良い外観とすることができる。
(座部30)
座部30は、特定の構造並びに形状に限定されるものではないが、本実施形態の場合、図3~図5に示すように、インナーシェル35をクッション材36と袋状の張地(図示省略)とで全面的に覆うようにしたいわゆる総ぐるみの座構造物として、座支持部材31を介してメインフレーム20に揺動可能に搭載されている。
本実施形態の座支持部材31は、環状の座フレーム(内側が開口している矩形の枠)32、座フレーム32の前方を支持する前ブリッジフレーム33、座フレーム32の中程よりもやや後方寄りの位置を背凭れ支持部材40に連結させるためのブラケット34を有する。前ブリッジフレーム33の中央部分の軸受部33Aがメインフレーム20の前リンク23に揺動自在に連結されて支持される一方、座フレーム32の後側のブラケット34が背凭れ支持部材40のブラケット47に図示していない回転軸で連結されて揺動自在に支持されている。したがって、座部30は背凭れ50の動きと連動することとなる。
前ブリッジフレーム33は、中央部分が下側に向けて凸状をなし左右上向きに延びる湾曲した翼状のフレームであり、背凭れ支持部材40の後ブリッジフレーム41並びに背シェル取付部42と相俟って、座下に空間をつくる(図3、図4参照)。これによって、座構造物を構成するメッシュやクッションが緩衝することなく鉛直方向に撓むことを可能とする。また、意匠的に軽く見せる効果がある。
ここで、後ブリッジフレーム41に対する座フレーム32の後方のブラケット34の取り付け位置は、後ブリッジフレーム41の背凭れ回転軸(つまり、軸孔25)よりも前方に設けられており、背凭れ支持部材40が後傾する際に座フレーム32(つまり、座部30)を持ち上げられる位置にある。即ち、背凭れ50の後傾に伴って座部30が持ち上げられ、背凭れ50の後傾動に対して、着座者の体重の一部が抵抗として作用する(ロッキング抵抗が体重感応する。)体重感知式反力付与機構(あるいは体重感応式反力付与機構と呼ばれる)を構成するように設けられている。
他方、座構造物は、本実施形態の場合、座り心地の良さを重視して、着座者の体重を均等に分散支持する構造部材としてのメッシュ(図示省略)を張り詰めた環状のインナーシェル(中芯)35と、インナーシェル35のメッシュの上に載せられる例えばウレタンフォーム等のクッション材36と、クッション材36とインナーシェル35とをくるむ張地(図示省略)とで構成され、座フレーム32(アウターシェルに相当する)の上に載せて例えばビス孔39を通して下からビス止めすることで固定されている。本実施形態の張地は、例えば周縁に紐を通す紐通しを有し、紐を引っ張って張地を絞ることでクッション材36とインナーシェル35とをくるむタイプのものであり、紐の端の処理が必要となる。そこで、座フレーム32の上面の中央には、くるみの紐を収めるための環状の紐溝35A(図5参照)が設けられ、図示していない紐を座フレーム32の紐溝35Aに収めて外観に表れないようにしている。もちろん、紐だけでなく、張地の縁そのものを紐溝35A内に収めて外観に表れないようにしても良い。なお、本実施形態の座構造物は、座り心地をよくするために、メッシュとウレタンの二重弾性支持構造としているが、これに特に限られるものではなく、ウレタンだけあるいはメッシュだけで弾力性を持たせるようにしても良い。
なお、本実施形態の場合、前ブリッジフレーム33と座フレーム32ならびに後ブリッジフレーム41と背シェル取付部42とは一体成形されているが、場合によっては別体に成形して連結するようにしても良い。
(昇降レバー37)
前ブリッジフレーム33の右端の座フレーム32に向けて立ち上がる壁部には、脚支柱10のガスシリンダのバルブの開閉を操作する昇降レバー37が嵌め込まれる空所38が設けられている。これにより、座支持部材31のフレーム形状の合理化と共に昇降レバー37の取り付け位置もスマートに配置されるものとなる。また、操作ワイヤーWの取り回しも前ブリッジフレーム33に沿ってレイアウトさせることができる。しかも、フレーム自体にレバー受け(ボックス状のもの)をつくったりするのではなく、前ブリッジフレーム33の空所38に独立した昇降レバー37を収めるようにして装備するので、部品コストや組立コストを下げることができる。なお、操作ワイヤーWの先端の玉部分WTは、リンクホルダー(図示省略)に揺動自在に支持されているL形のリンク(いわゆるベルクランク;図示省略)の一方の辺の上端の玉受け部に係留され、操作ワイヤーWの引っ張りで他方の辺でガスシリンダのバルブを押しさげるように設けられている。
(背凭れ支持部材40)
背凭れ支持部材40は、図3および図6に示すように、後ブリッジフレーム41と環状の背シェル取付部42(内側が開口している矩形の枠)とを有している。後ブリッジフレーム41は、中央部分が下側に向けて凸状をなし左右上向きに延びる湾曲した翼状のフレームであり、後方の環状の背シェル取付部42と相俟って、座部30の後部の座下に空間をつくる。これによって、図示していない座構造物を構成するメッシュやクッションが緩衝することなく鉛直方向に撓むことを可能とする。また、意匠的に軽く見せる効果がある。
さらに、後ブリッジフレーム41の最下部である中央には、図3および図6に示すようにメインフレーム20の後端のブラケット21の背凭れ回転軸SJを挿通させて揺動自在に連結するための軸受部44と、斜め下前方へ向けて垂下してばね式の背凭れ反力機構の一方のばねマウント(図示省略)を受け支えるアーム部45とを備えており、背凭れ50が後傾する際にばね式の背凭れ反力機構の一方のばねマウントを前方へ押し出させるばね式の背凭れ反力機構を構成するように設けられている。また、後ブリッジフレーム41の上面の両端には、座フレーム32の後方のブラケット34を揺動自在に取り付けるための取付部であるブラケット47が備えられている。
ここで、ブラケット47の位置は、図3および図6に示すように、軸受部(つまり、背凭れ回転軸である軸孔25)44よりも前方、つまり後ブリッジフレーム41が後傾する際に座部30を持ち上げる位置に設けられている。例えば、背凭れ支持部材40は、後ブリッジフレーム41の軸受部(換言すれば、背凭れ回転軸である軸孔25)44が背凭れ50を後傾させる際に座部30を持ち上げる位置となるように、軸受部(つまり、背凭れ回転軸である軸孔25)44を中心にしたとき、後ブリッジフレーム41が斜め上前方に迫り出すように傾斜し、且つ後ブリッジフレーム41の後方の背シェル取付部42が斜め上後ろに向けて迫り出す傾斜した形状とされている。なお、背シェル取付部42の外周面には、背シェル51を後方から差し込むためのフランジ43が後方ならびに左右両側に向けて突出するように背シェル取付部42を囲むように形成されている。
また、後ブリッジフレーム41の両端には、図3および図6に示すように、肘掛け60を取付けるための肘取付座48が設けられている。この肘取付座48は、肘掛け60が無いときには凹部となって露出するのでこれを覆い隠すカバー、即ち後ブリッジフレーム41の外殻面と同一に繋がる面で構成されたカバーで塞がれている。しかして、背凭れ支持部材40は、後ブリッジフレーム41、軸受部44、アーム部45、背シェル取付部42、座フレーム取付部(ブラケット47)、肘取付座48を一つに集約した合理的な構造にされている。
(背凭れ50)
背凭れ50は、特定の構造ならびに形状に限定されるものではない。本実施形態の背凭れ50は、図6に示すように、背シェル51と背くるみ材(図示省略)とで構成され、背シェル51をクッション材54と袋状の張地(図示省略)とで全面的に覆うようにしたいわゆる総ぐるみ構造が採用されている。ヘッドレスト55は、本体部55Aと固定部55Bとを有し、固定部55Bで背シェル51を構成する背板52の背面側にねじにより固定されている。ヘッドレスト55の背面側は格子形状に形成されており、機械的強度と計量化を両立している。このようにして形成された背凭れ50は、背凭れ支持部材40を介してメインフレーム20に揺動可能に搭載されている。
本実施形態の背凭れ50は、背シェル51に柔軟性のある背板52を中央に配置し、その両側を剛性のある背フレーム53で支えるようにして背総くるみで覆う構成にしている。具体的には、本実施形態の背シェル51は、図6に示すように、左右一対の剛性を備えた背フレーム53と柔軟性のある背板52とで構成されて、強度に対して合理的な部品構成とされている。
本実施形態における背凭れ50は、図6に示すように、側面視において前方に向けて凸となる形状(即ち、くの字状)に形成されると共に、平面視において後方に向けて凸となるように湾曲した形状をなしている。そして、背シェル51の下端部の背取付座56が背凭れ支持部材40の背シェル取付部42のフランジ43に嵌合されてねじ止めされることで、連続した側面視L形とされる。ねじ止めは、環状の背シェル取付部42の内側からねじ(図示省略)をねじ込むことで、外観に表れずに背シェル51の前方へ突出するコ形の背取付座56と背シェル取付部42とが連結されて一体化されている。これによって、本実施形態では、背凭れ支持部材40と背凭れ50の背シェル51とが連続した側面視L形のすっきりとした外観で構成される。
背シェル51の背取付座56(即ち、背凭れ支持部材40の背シェル取付部42に嵌合される部分)は、図7に示すように、前方に折れ曲がった側面視L形を成すと共に両側の背フレーム53部分が中央の背板52よりもさらに前方に迫り出して背シェル取付部42を囲うような平面視コ字形を成し、背シェル取付部42に対し左右両側と背面との3方向から挟み込むように差し込まれて強固に背シェル取付部42に連結する構造が採られている。
背フレーム53は構造物としての機械的剛性を担保するため、例えばPA6-GF(ポリアミド6)等のガラス繊維入り強化ナイロン等で成形されることが好ましい。他方、背板52は、背凭れ50としての凭れ心地をよくするためにある程度の柔軟性を有することが好ましく、例えばPP(ポリプロピレン)等のオレフィン樹脂等で成形することが好ましい。つまり、背凭れ50としての強度は両側の背フレーム53で担保しつつ背凭れ50としての柔らかさは中央の背板52で担保するようにしている。
本実施形態の背フレーム53は、例えば図6~図9に示すように、縦長形状をしており、背板52の左右両側下部例えば背板52の大半例えば背支点(着座者の腰部に押し当てられる部分)よりも上の領域まで宛がわれることが好ましい。これによって、背シェル51の補強部材としての機能を発揮させることができる。他方、背板52は所望とされる形状、例えば背フレーム53が宛がわれる部分を含めて補強のための縁部を設けた正面視略矩形に形成されている。
背板52と両側の背フレーム53とは背凭れ50の前面側表面と平行な凹凸の嵌合とビスによる嵌合部位のビス止めとによって連結され一体化されている。そして、この状態で、背凭れ支持部材40の後部の環状の背シェル取付部42に取り付けられている。なお、図中の符号52Cはねじ孔である。
これら背フレーム53と背板52との連結箇所を強固なものとすると共に凹凸の少ない滑らかで連続的なものとするため、例えば図6~図9に示すように背板52の両側縁部に段差52Aが設けられている。この段差52Aが部分的に背フレーム53と重畳する部分(つまり、フランジ52B)を形成する一方、背フレーム53の背板52側に面する内側の側面に、背板52のフランジ52Bを嵌合させる溝53Aを形成する横断面U形の嵌合部53Bを形成している。このようにして、背板52と背フレーム53は、フランジ52Bと溝53Aとを嵌合させて一体化されている。背フレーム53は、背板52と重畳する嵌合部53BがU形の断面構造でL形に折り曲げられる形状とすることで剛性がさらに強くなる。しかも、溝53Aに背板52のフランジ52Bを嵌合させることで剛性がさらに高められている。また、本実施形態の背凭れ50は、背板52のフランジ52Bを嵌合させる溝53Aを形成するU形の嵌合部53Bの一方の縁部分に背板52の後側に回り込む後支え部53Cを内側に向けて迫り出させて(つまり、長さを変えることにより)いる。これにより、背板52と前後方向に重畳する部分が設けられ、更なる強度増大を図っている。なお、本実施形態の背凭れ50は、背シェル51を全面的に覆うようにしたいわゆる総ぐるみ構造によって、背板52のフランジ52Bと背フレーム53の溝53Aとの嵌合部分は隠蔽される。
他方、背シェル51の背取付座56には、背凭れ支持部材40の背シェル取付部42に向けて対向するようにフランジ用溝56Aが形成されている。例えば、図6~図10に示すように、中央に背シェル取付部42のフランジ43を嵌合させるためのフランジ用溝56Aを有すると共にその上下に張地の端(つまり、縁)に縫い付けられた係止部材例えばPP(ポリプロピレン樹脂)コードごと張地を挟み込むための表側張地用溝56B,裏側張地用溝56Cをそれぞれ設けている。
本実施形態の背シェル51は、左右の背フレーム53と中央の背板52との3部品に分割され、それぞれ型抜き方向が一方向となるので金型構造がスライド型等を用いずとも済み、金型構造を簡単にしてコストがかからないものにできる。
また、背シェル51に被せる総くるみに対して張力を付与しながら固定することができる位置、例えば総くるみを上から被せる本実施形態の場合には、上辺とは反対側の辺、即ち下辺側のコ形の背取付座56の内側面には張地の端・縁が固定されるように設けられている(図7参照)。例えば、背シェル51の底辺(背板52の底辺)の外側の面には、薄板状の係止部材を備える張地の縁を嵌め込む2条の張地用溝、即ち総くるみの開口部の表側張地の縁を差し込む表側張地用溝56Bと裏側張地の縁を差し込む裏側張地用溝56Cとが上下に並べて形成されている。この張地固定構造は、張地に引っ張り力が付与されても係止部材が張地用溝に引っ掛かって張地用溝から抜け出ないようにするものである。
また、表側張地用溝56Bと裏側張地用溝56Cとの間には、背シェル取付部42のフランジ43が差し込まれるフランジ用溝56Aが形成されている。このフランジ用溝56Aの途中には、フランジ用溝56Aを横切る縦リブ56Dが形成され(つまりフランジ用溝56Aが断続的に形成され)、且つ縦リブ56Dには背シェル取付部42をビス止めするための雌ねじ56Eが設けられている。他方、背シェル取付部42のフランジ43は、フランジ用溝56Aに設けた縦リブ56Dと干渉せずにフランジ43がフランジ用溝56A内に挿入可能に設けられるように、周方向に断続的に形成されている。したがって、背総くるみの縁を隠して張地の収め型をすっきりさせると共に、張地を強固に挟み付けて固定の強度も確保できる。
表側張地用溝56Bと裏側張地用溝56Cは、本実施形態の場合、背シェル51のコ形の背取付座56の内周面に設けられているが、これに特に限られるものではなく、総くるみに対してテンションをかけながら装着できる位置であれば固定可能であることから、いかなる位置でも設けることができる。例えば、背シェル51の上辺でも良いし、側方でも良い。また、背シェル51を用いるのではなく、図示していない背枠(中が空洞の枠体)に被せられて固定されることもある。
(反力機構:体重感応式)
本実施形態の椅子100は、反力機構として、背凭れ50が後傾するときにばねを圧縮して反力を得るばねを用いた反力機構と、背凭れ50を後傾させるときに座フレーム32を持ち上げるように連動させることにより背凭れ50のロッキングに対する抵抗を使用者の体重に比例させる(感応させる)体重感応式(あるいは感知式)反力付与機構とを併用している。このような反力付与機構の構成は公知の構成を採用することができるので、ここでの詳細な説明は省略する。
(肘掛け60)
椅子100の本体としての背凭れ支持部材40の肘取付座48には肘掛け60が取り付けられている。本実施形態における肘掛け60は、肘本体61に設けられた枠状部62にパネル66が装着されたものである。以下に、図11~図17を参照しながら本実施形態における肘掛け60の構造について説明する。なお、肘掛け60は座部30の左右位置にそれぞれ取り付けられているが、互いに対称な構成であるので、ここでは一方の肘掛け60についてのみ説明を行うものとする。図11に示すように、肘本体61は枠状部62と、枠状部62と一体に形成された連結アーム63とを有している。本実施形態における枠状部62の開口部62Aはいわゆる逆台形状をなしているが、開口部62Aの形状は特に限定されるものではない。本実施形態における開口部62Aは、内側開口面62Xよりも外側開口面62Yの方が小さくなっている錐台状に形成されている。また、開口部62Aの下側内周面には、第1係止部である凹部としての凹穴65が所要間隔をあけて2箇所に形成されている。このような凹穴65は、フライス盤に代表される工作機械によって加工された切削加工穴とすることができるが、切削加工穴に限定されるものではない。
次に枠状部62の開口部62Aに装着するパネル66について説明する。図12は本実施形態におけるパネル66の斜視図である。図13は、図12に示すパネル66から内側面材67と第2係止部である凸部としての段付きねじ69を取り外した状態を示す斜視図である。本実施形態におけるパネル66は、開口部62Aの輪郭線に沿って配設された4枚の芯材64A~64Dを内側面材67と外側面材68とにより芯材64A~64Dを厚さ方向に挟持させている。芯材64A~64Dと内側面材67および外側面材68は接着剤等の公知の手法によって一体化されている。内側面材67および外側面材68はいずれも基板と装飾版との積層体に形成されている。このようにして形成されたパネル66の外周面には凹穴65の配設位置に対応する2箇所に第2係止部である凸部としての段付きねじ69が立設されている。ここでは、段付きねじ69の太径部分の全範囲およびねじ頭部分がパネル66の外周面から露出するように段付きねじ69を下側の芯材64Aに立設している。
このようにして形成されたパネル66の厚さ寸法は、枠状部62の厚さ寸法と同一に形成されている。また、枠状部62の開口部62Aが内側開口面62Xよりも外側開口面62Yの方が小さくなっている錐台状に形成されていることに合わせて、内側面材67の外径寸法と外側面材68の外径寸法を異ならせ、パネル66も錐台状に形成されている。このように枠状部62の開口部62Aに装着するパネル66についても開口部62Aの形状に合わせた形状に形成されているため、枠状部62へのパネル66の装着精度を高めることができる。
次に、パネル66は、図14に示すようにして内側開口面62Xの側からパネル66を傾斜させた状態にして、矢印Aに示すようにして開口部62Aに形成された凹穴65に段付きねじ69のねじ頭部分および太径部分を差し込む。この後、矢印Bに示すようにしてパネル66の内側面が内側開口面62Xと面一になるようにパネル66を起立させながらパネル66を開口部62Aに嵌め込むようにして装着する。本実施形態のパネル66のように第2係止部である凸部として段付きねじ69を採用することで、パネル66の下側外周面からの段付きねじ69の突出高さを容易にそろえることができ、枠状部62の開口部62Aへのパネル66の装着精度を高めることができる。なお、本実施形態においては第2係止部である凸部として段付きねじ69を用いているが、通常のねじを採用することももちろん可能である。この場合、芯材64Aへのねじの螺入深さをそろえるために、ねじの外周面の所要高さ位置に目印を付しておくことが好ましい。
肘本体61にパネル66が装着された後は、図15に示すように、枠状部62の外周面側から上側の芯材64Bに固定ねじ80を用いて枠状部62とパネル66とを固定することが好ましい。図16は、固定ねじ80を取り付けた状態における肘掛け60の内部構造を示している。図16に示すように、枠状部62の開口部62Aに装着されたパネル66は、枠状部62の下側内周面に形成された凹穴65にパネル66の下側外周面に立設した段付きねじ69の太径部分とねじ頭部分が進入した状態になっている。また、凹穴65および段付きねじ69が配設されている側と対向する側に固定ねじ80による固定が行われており、枠状部62とパネル66とが強固に固定されている。なお、第1係止部である凹部としての凹穴65および第2係止部である凸部としての段付きねじ69の配設位置と固定ねじ80を螺入させる位置は互いに向かい合う位置関係が好ましいが、この配設位置関係に限定されるものではない。
本実施形態においては、枠状部62の外表面部分に固定ねじ80が露出することになるが、枠状部62の上面には、肘置き90が取り付けられるため、枠状部62の上面に固定ねじ80が取り付けられていても外観を悪化させてしまうことはない。このようにして図17に示すような肘掛け60を組み立てることができる。このようにして形成された肘掛け60は、肘本体61の連結アーム63を背凭れ支持部材40の後ブリッジフレーム41に形成された差込穴(図示はせず)に差し込み、後ブリッジフレーム41の底面からねじ留めにより固定することができる。
以上に本発明にかかる肘掛け60が装着された椅子100について詳細に説明したが、本発明の肘掛け60は、以上の実施形態に限定されるものではない。例えば、以上の実施形態においては、肘掛け60を椅子100の背凭れ支持部材40の肘取付座48に取り付けた形態を例示しているが、肘掛け60は、椅子100の本体に取り付けられていればよい。椅子100の本体としては、座受(座フレーム32)や背凭れ支持部材40を例示することができる。
また、本発明にかかる肘掛け60は、椅子100の本体に予め装着されている通常の(第1係止部を有さない)肘本体61にパネル66を後付けする際においても好適である。この場合、椅子100から肘本体61を取り外し、肘本体61の枠状部62の内周面にフライス盤等により第1係止部である凹部としての凹穴65を切削加工すれば、本実施形態で用いたパネル66を後付けすることができる。肘本体61にはカバーとしての肘置き90が装着されているので、肘本体61とパネル66とを固定する固定ねじ80を肘本体61の外周面から取り付けても、固定ねじ80の上に肘置き90を装着することにより固定ねじ80を隠すことができ、肘掛け60の外観を良好な状態にすることが可能である。
また、本実施形態においては、第1係止部を枠状部62の下側内周面に配設した形態について例示しているが、枠状部62の内周面への第1係止部の配設箇所は下側内周面に限定されず、上側内周面、前方内周面、後方内周面のいずれであってもよい。特に枠状部62の上側内周面に第1係止部を配設した場合、枠状部62とパネル66とを固定する固定ねじ80は枠状部62の下側外周面から取り付けられることになる。よって、固定ねじ80を隠すためのカバーを装着せずとも通常状態の使用状況下であれば、肘掛け60の外観を良好な状態にすることができる点で特に好適である。そして、本実施形態における肘掛け60は、第1係止部である凹部としての凹穴65を肘本体61の枠状部62に配設し、第2係止部である凸部としての段付きねじ69をパネル66の外周面に配設した形態を例示しているがこの形態に限定されるものではない。この形態の変形例としては、パネル66の外周面に第1係止部としての凹部を配設し、肘本体61の枠状部62の内周面に第2係止部としての凸部を配設した形態を採用することもできる。
また、本実施形態における肘掛け60においては、4枚の芯材64A~64Dを用いた形態を例示しているが、枠状に形成した枠状芯材(図示はせず)の形態を採用することもできる。そして、本実施形態における肘掛け60は、第2係止部である凸部として段付きねじ69を用いた形態を例示しているがこの形態に限定されるものではない。また、第2係止部としての凸部は、枠状芯材の外周面に枠状芯材と一体形成した形態を採用することもできる。
さらには、以上に説明した本実施形態の構成に対し、明細書中に記載されている選択可能な構成部分については、その構成を省略した形態を採用することもできる。また、明細書中に記載した変形例や、他の公知の構成を適宜組み合わせた形態を採用することもできる。
10:脚支柱
11:キャスター,12:脚羽根
20:メインフレーム
21:ブラケット,22:前ブリッジフレーム,23:前リンク,25:軸孔,
27:切替レバー,29:筒部
30:座部
31:座支持部材,32:座フレーム,33:前ブリッジフレーム,33A:軸受部,
34:ブラケット,35:インナーシェル,35A:紐溝,36:クッション材,
37:昇降レバー,38:空所,39:ビス孔
40:背凭れ支持部材
41:後ブリッジフレーム,42:背シェル取付部,43:フランジ,44:軸受部,
45:アーム部,47:ブラケット,48:肘取付座
50:背凭れ
51:背シェル,52:背板,52A:段差,52B:フランジ,
53:背フレーム,53A:溝,53B:嵌合部,53C:後支え部,
54:クッション材,
55:ヘッドレスト,55A:本体部,55B:固定部,
56:背取付座,
56A:フランジ用溝,56B:表側張地用溝,56C:裏側張地用溝,
56D:縦リブ,56E:雌ねじ
60:肘掛け
61:肘本体,62:枠状部,62A:開口部,
62X:内側開口面,62Y:外側開口面,
63:連結アーム,64A―64D:芯材,65:凹穴,66:パネル,
67:内側面材,68:外側面材,69:段付きねじ
80:固定ねじ
90:肘置き
100:椅子
SJ:背凭れ回転軸
W:操作ワイヤー
WT:玉部分

Claims (8)

  1. 椅子の本体に取り付けられ、枠状部を有する肘本体と、
    前記枠状部の開口部に装着されるパネルと、を具備し、
    前記開口部の内周面には少なくとも1つの第1係止部が配設されており、
    前記パネルの外周面には前記第1係止部と対をなす第2係止部が配設されていることを特徴とする肘掛け。
  2. 前記第1係止部が凹部または凸部であることを特徴とする請求項1記載の肘掛け。
  3. 前記凹部が切削加工穴であると共に、前記凸部が前記開口部の前記内周面または前記パネルの前記外周面に起立させた段付きねじの太径部分およびねじ頭部分により形成されていることを特徴とする請求項2記載の肘掛け。
  4. 前記第1係止部および前記第2係止部の配設位置と対向する位置には、前記枠状部の前記外周面から前記枠状部にわたってねじが螺入されていることを特徴とする請求項1~3のうちのいずれか一項に記載の肘掛け。
  5. 前記第1係止部は、前記開口部の前記内周面のうち、下側、前方側または後方側のいずれかに配設され、
    前記第2係止部は、前記パネルの前記内周面のうち、下側、前方側または後方側のいずれかに配設され、
    前記ねじは、前記枠状部の前記外周面に装着されるカバーにより被覆されていることを特徴とする請求項4記載の肘掛け。
  6. 前記開口部は、座面側から外側に向けて徐々に縮小する錐台状に形成されていることを特徴とする請求項1~5のうちのいずれか一項に記載の肘掛け。
  7. 前記パネルは、前記座面側の面である内側面材の外径寸法と前記外側の面である外側面材の前記外径寸法とが異なっていることを特徴とする請求項6記載の肘掛け。
  8. 請求項1~7のうちのいずれか一項に記載の肘掛けを具備することを特徴とする椅子。
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