JP2023062504A - 媒体読取装置およびプログラム - Google Patents

媒体読取装置およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2023062504A
JP2023062504A JP2021172515A JP2021172515A JP2023062504A JP 2023062504 A JP2023062504 A JP 2023062504A JP 2021172515 A JP2021172515 A JP 2021172515A JP 2021172515 A JP2021172515 A JP 2021172515A JP 2023062504 A JP2023062504 A JP 2023062504A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
information
reading
error
medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021172515A
Other languages
English (en)
Inventor
薫 松久
Kaoru Matsuhisa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
Priority to JP2021172515A priority Critical patent/JP2023062504A/ja
Publication of JP2023062504A publication Critical patent/JP2023062504A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)
  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

【課題】本発明が解決しようとする課題は、頻繁に読取エラーが発生するカードの交換の連絡を容易に行うことが可能な媒体読取装置およびプログラムを提供することである。【解決手段】実施形態の媒体読取装置は、媒体に記憶されている情報を読み取る読取機構と、前記読取機構による読取結果により、読取エラーが発生したかを判断するエラー判断手段と、前記エラー判断手段が前記読取エラーを判断した場合に、当該媒体の発行元の連絡先を印字媒体に印字する印字手段と、を備える。【選択図】図7

Description

本発明の実施形態は、媒体読取装置およびプログラムに関する。
従来から、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、量販店等の店舗において、商品の購入時にポイントカードやクレジットカード等の磁気カードが使用されている。これらの磁気カードは、必要な情報を磁化させてカードに記憶させており、媒体読取装置にカードを走査させることでカードに記憶されているカード情報を読み取る。
ところで、磁気カードに磁気的に記憶された情報は、経年劣化により磁力が弱まることがある。磁力が弱まると読取エラーが発生し、媒体読取装置は磁気カードの情報を読み取れなくなる。また、媒体読取装置をリプレースした場合に、新しいカード読取装置との相性もあり、磁力が弱いカードでは今まで読めていた情報が突然読み取れなくなる(読取エラーが発生する)ことがある。このような現象を避けるために、カードの磁気は一定以上の磁力を保持していることが望ましい。
また、例えば情報を内蔵するICチップに記憶させたICカードのような、電気的接点を有するカードの場合、経年劣化により接点での接触不良が発生することがある。このような接触不良を起こしたカードにおいても読取エラーが発生し、IC内に記憶されている情報を読み取れなくなることがある。
そのため、従来は、頻繁に読取エラーを起こしたカードでの取引を中止したり、カードの交換を促すメッセージを報知することを行っている。しかしながら、カードの交換は、カード発行会社で行う必要があるため、容易に交換の連絡をすることはできなかった。
本発明が解決しようとする課題は、頻繁に読取エラーが発生するカードの交換の連絡を容易に行うことが可能な媒体読取装置およびプログラムを提供することである。
実施形態の媒体読取装置は、媒体に記憶されている情報を読み取る読取機構と、前記読取機構による読取結果により、読取エラーが発生したかを判断するエラー判断手段と、前記エラー判断手段が前記読取エラーを判断した場合に、当該媒体の発行元の連絡先を印字媒体に印字する印字手段と、を備える。
図1は、実施形態に係るPOS端末の外観を示す斜視図である。 図2は、POS端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 図3は、エラー回数部の構成を示すメモリマップである。 図4は、連絡先部の構成を示すメモリマップである。 図5は、POS端末の機能構成を示す機能ブロック図である。 図6は、POS端末の制御処理の流れを示すフローチャートである。 図7は、クレジット処理の流れを示すフローチャートである。 図8は、ポイントカード処理の流れを示すフローチャートである。 図9は、POS端末の表示画面の一例を示す図である。 図10は、POS端末の他の表示画面の一例を示す図である。 図11は、POS端末の更に他の表示画面の一例を示す図である。 図12は、POS端末によるレシートへの印字例を示す図である。 図13は、POS端末によるレシートへの他の印字例を示す図である。 図14は、POS端末によるレシートへの更に他の印字例を示す図である。
以下、図面を参照して、実施形態について詳細に説明する。実施形態では、POS端末を媒体読取装置の一例として説明する。また、クレジットカードやポイントカード等の磁気ストライプが形成された磁気カードを、媒体の一例として説明する。なお、以下に説明する実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
POS端末(Point of Sales)1は、商品を販売するスーパーマーケット、コンビニエンスストア、量販店、専門店等の店舗に1台または複数台設置される。POS端末1は、顧客との取引において、顧客が購入する商品の商品データ処理および決済処理を実行する。POS端末1は、取引において販売される商品に付されたバーコード等のシンボルの画像を撮像して対応する商品を特定する商品コードを取得する。商品データ処理とは、POS端末1が、取得した商品コードに基づいて読み出した、当該商品の商品情報(商品名、価格等)に基づいて、当該商品の商品名や価格を表示するとともに、当該商品情報を商品情報部131(図2を参照)に記憶する処理をいう。なお、POS端末1は、商品に付されたシンボルの画像を光学的に読み取って、対応する商品コードを取得するようにしてもよい。またPOS端末1は、商品の画像を撮像して特定された商品の商品コードを取得するようにしてもよい。
また、決済処理とは、商品データ処理によって商品情報部131に記憶された商品情報等に基づいて、当該取引に係る合計金額の表示、顧客から預かった預り金に基づいて釣銭を計算して表示する処理、釣銭の発行を釣銭機に指示する処理をいう。また、決済処理は、商品データ処理した商品情報や決済情報(合計金額、預り金額、釣銭額等)を印字したレシートを発行する処理を含む。なお、商品情報や決済情報が決済に係る情報である。
POS端末1は、決済処理した商品の商品情報や決済情報を、通信回線を介して図示しないサーバ(例えば店舗サーバ)に送信する。また、POS端末1は、所定期間(例えば一日)の売上を精算した精算情報を、通信回線を介してサーバに送信する。
サーバは、例えば店舗のバックヤードに設置される。サーバは、各POS端末1から受信した商品情報、決済情報、精算情報等を、集中的に管理する。すなわち、サーバは、店舗での売上管理等を行う。また、サーバは、後述する磁気カードを走査した場合のPOS端末1での読取エラーの情報(読取エラーの発生回数)を各POS端末1から受信し、カードID別に累積して記憶する。サーバは、記憶したカードID別の読取エラーの発生回数の情報を各POS端末1に送信する。
図1は、実施形態にかかるPOS端末1を、オペレータ側から見た斜視図である。
POS端末1は、本体4と金銭収納箱5とを有する。金銭収納箱5は、硬貨や紙幣の金銭を収納するドロワを有し、顧客から預かった金銭や商品券等の有価証券類、および顧客に手渡す釣銭等を収納している。
本体4は、操作部21、オペレータ用表示部22、客用表示部23、印字部24、カード読取部25(読取機構)、コードリーダ27等を備えている。操作部21は数字を入力する置数キー等のキーを備えたキーボードである。オペレータ用表示部22は、液晶表示器等で構成され、POS端末1を操作する操作者であるオペレータに商品情報、決済情報等を表示する。客用表示部23は、液晶表示器等で構成され、顧客に商品情報、決済情報等を表示する。
印字部24は、本体4内に収納されたロール状のレシート用紙を引き出して、例えば熱転写型の印字ヘッドを備えたサーマルプリンタ等で商品情報、決済情報等を印字し、レシートとして発行する。カード読取部25は、磁気ヘッド251(図2を参照)を備え、顧客が提示したクレジットカードやポイントカード等の磁気カード(媒体)に磁気的に記憶された、磁気カードをユニークに特定するカードID(すなわち当該磁気カードを携帯する顧客を特定する顧客特定情報)を読み取る。
コードリーダ27は、例えばハンディタイプのコードリーダである。コードリーダ27は、例えば可視光線を使用して商品に付されたシンボルを撮像して読み取る。なお、コードリーダ27は、光学スキャナを用いてシンボルを読み取るようにしてもよい。
ここで磁気カードについて説明する。磁気カードは、磁気を帯びたストライプが帯状に形成されており、ストライプには、カードIDを含む情報が磁気的に記憶される。ストライプに記憶されたカードIDは、磁気カードが作成された当初は所定の磁力を超えた強い磁力で記憶されている。しかしながら当該カードID等の情報を記憶するための磁力は、経年劣化により徐々に弱くなる。磁力が所定値より弱くなると、磁気ヘッド251はストライプに記憶されている情報を磁気的に読み取ることができなくなる。すなわちカード読取部25は磁気カードを読み取ることができず読取エラーとなる。
POS端末1は、読取エラーとなった回数をカウントし、カードID別に累積的に記憶する。なお、サーバに複数台のPOS端末1が接続されている場合は、サーバが読取エラーとなった回数をカードID別に累積的に記憶する。すなわち、サーバは、接続されているすべてのPOS端末1で読取エラーとなった回数を各POS端末1から受信して、当該磁気カードのカードIDに基づいてサーバが集中的に累積記憶する。そして、サーバは、接続されたすべてのPOS端末1に対し、記憶しているカードID別の読取エラーの回数を送信する。各POS端末1は、サーバから送信されたカードID別の読取エラーの回数を受信して記憶する。すなわち、各POS端末1は、サーバが集中記憶するカードID別の読取エラーの回数と同じデータを記憶している。
例えば、カード読取部25に対して10回目の走査で磁気カードの情報が読めた場合、最初の9回は読取エラーを起こしているため、10回目に読めた情報に含まれるカードIDの読取エラーの回数を+9する。なお、最初の1回目の走査で磁気カードの情報が読めた場合、読取エラーの回数はプラスされない。
POS端末1は、記憶しているカードID別の読取エラーの回数に基づいて、磁気カードの磁力が低下している磁気カードを判断する。POS端末1は、記憶しているカードID別の読取エラーの回数が所定回数に達した(あるいは超えた)カードIDの磁気カードについて、ストライプに記憶されている情報の磁力が低下していると判断する。すなわち、記憶しているカードID別の読取エラーの回数が所定回数に達した磁気カードは、頻繁に読取エラーを起こしているため、磁力が低下していると判断する。
POS端末1は、磁気カードの磁力が低下していると判断した場合、当該磁気カードを交換するための情報をレシート用紙に印字して発行する。具体的には、POS端末1は、当該磁気カードの発行元(例えばカード発行会社)への連絡先の情報を印字する。発行元への連絡先の情報とは、例えば発行元の住所、電話番号、メールアドレス、等の一または複数または全部を含む。なお、カードIDに基づいて発行元が一つに特定される場合は、当該発行元の連絡先の情報のみを印字するようにしてもよい。あるいは、磁気カードの種類が特定される(例えばクレジットカードであると特定される)場合、当該店舗が契約しているすべてのクレジット会社に係る連絡先の情報を印字するようにしてもよい。
なお、磁力が低下している磁気カードがポイントカードである場合、ポイントカードは自店舗で発行している場合もあるため、その場合は、自店舗における磁気カードの交換場所を示す情報や交換を促す情報を印字するようにしてもよい。
次に、POS端末1のハードウェア構成について説明する。図2は、POS端末1のハードウェア構成を示すブロック図である。図3に示すように、POS端末1は、プロセッサの一例であるCPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、メモリ部14等を備えている。CPU11は制御主体となる。ROM12は各種プログラムを記憶する。RAM13はプログラムや各種データを展開する。メモリ部14は各種プログラムを記憶する。CPU11、ROM12、RAM13、メモリ部14は、互いにバス15を介して接続されている。CPU11とROM12とRAM13が、制御部100を構成する。すなわち、制御部100は、CPU11がROM12やメモリ部14に記憶されRAM13に展開された制御プログラムに従って動作することによって、後述するPOS端末1に係る制御処理を実行する。
RAM13は、商品情報部131、リトライ回数部132を備える。商品情報部131は、コードリーダ27で読み取ったシンボルから取得した商品コードに基づいて商品データ処理された商品の商品情報(商品名、商品の価格等)を記憶する。リトライ回数部132は、図6で後述するS33で処理する、磁気カードの読み取りのリトライ回数を記憶する。
メモリ部14は、電源を切っても記憶情報が保持されるHDD(Hard Disc Drive)やフラッシュメモリ等の不揮発性メモリで構成される。メモリ部14は、制御プログラム部141、商品マスタ142、エラー回数部143、連絡先部144を備える。制御プログラム部141は、POS端末1を制御するための制御プログラムを記憶する。商品マスタ142は、商品毎に当該商品に係る商品情報(商品名、単価、等)を記憶する。
エラー回数部143は、カードID別に当該磁気カードによって発生した読取エラーの回数を累積的に記憶する。サーバに複数台のPOS端末1が接続されている場合、サーバが各POS端末1において発生した読取エラーの回数を収集してカードID別に累積的に記憶し、サーバはこの情報を各POS端末1に配信する。すなわち、POS端末1に記憶されている読取エラーの回数は、サーバに接続されている各POS端末1の当該磁気カードによって発生した読取エラー回数の合計値である。エラー回数部143については図3で後述する。
連絡先部144は、磁気カードの種類別に、当該磁気カードを交換するための、当該磁気カードの発行元の連絡先の情報(住所、電話番号、メールアドレス、等の1種類または複数種類)を記憶する。連絡先部144については図4で後述する。
また、制御部100は、バス15およびコントローラ16を介して、操作部21、オペレータ用表示部22、客用表示部23、印字部24、カード読取部25、コードリーダ27と接続している。コントローラ16は、制御部100からの指示を受けて、操作部21、オペレータ用表示部22、客用表示部23、印字部24、カード読取部25、コードリーダ27を制御する。以下では、説明の都合上、コントローラ16が行う制御を制御部100が行うとして説明する。
操作部21は、決済キー211、「はい」キー212、「いいえ」キー213、クレジットキー214、ポイントキー215、文字キー216、コードキー217、カード検査キー218を備える。決済キー211は、顧客との取引において決済処理を行う際に操作する。「はい」キー212は、同一(単一)の磁気カードによって連続して所定回数の読取エラーを起こした場合に操作する。「いいえ」キー213は、同一(単一)の磁気カードでは連続して所定回数の読取エラーを起こしていない場合に操作する。クレジットキー214は、連続して所定回数の読取エラーを起こした磁気カードがクレジットカードである場合(図6のS37)に操作する。ポイントキー215は、連続して所定回数の読取エラーを起こした磁気カードがポイントカードである場合(図6のS43)に操作する。文字キー216は、連絡先の情報を文字で印字する場合(図6のS39)(図7のS64)に操作する。コードキー217は、連絡先の情報を例えば二次元コードのようなシンボルで印字する場合(図6のS41)(図7のS66)に操作する。カード検査キー218は、POS端末1において、磁気カードの磁気の状態を検査する場合(図6のS22)に操作するキーである。
オペレータ用表示部22は、商品情報や決済情報等の情報を、POS端末1を操作するオペレータに表示する。客用表示部23商品情報や決済情報等の情報を、取引をしている顧客に表示する。印字部24は、商品情報や決済情報をレシート用紙(印字媒体)に印字し、レシートとして発行する。また印字部24は、図12~図14で後述する、商品情報や決済情報に加え、連絡先の情報をレシート用紙に印字し、レシートとして発行する。
カード読取部25は、磁気ヘッド251を備える。磁気ヘッド251は、走査される磁気カードのストライプに当接して、ストライプに磁気的に記憶されているカードIDを含む情報を読み取る。コードリーダ27は、商品に付されたシンボルの情報を撮像して、または光学的に読み取る。
また、制御部100は、バス15を介して、通信部26と接続している。通信部26は、通信回線を介して、店内に設置された他のPOS端末1やサーバと電気的に接続している。制御部100は、通信部26を介して、当該POS端末1で発生した読取エラーの情報をサーバに送信する。
図3は、エラー回数部143の構成の一部を示すメモリマップである。エラー回数部143は、サーバから配信された情報である。エラー回数部143は、カードID別に、当該磁気カードを走査して各POS端末1で発生した、カード読取部25(磁気ヘッド251)による読取エラーの累計回数を記憶する。
エラー回数部143は、カードID部1431、カード会社部1432、エラー回数部1433、連絡要否部1434を有する。カードID部1431は、磁気カードを特定するカードIDを記憶する。カードIDは、当該磁気カードを携帯する顧客特定情報でもある。カードIDは、当該カードの種類の情報を含む。そのため、カードID部1431に記憶されているカードIDに基づいて、当該磁気カードの種類(実施形態では、クレジットカードであるかポイントカードであるか)を判別することができる。また、カードID部1431に記憶されているカードIDに基づいて、当該磁気カードの発行元(カード発行会社)を特定することができる。カード会社部1432は、カードIDで特定される磁気カードを発行した発行元(カード発行会社)を記憶する。エラー回数部1433は、カードID部1431に記憶されているカードIDの磁気カードを走査して各POS端末1で発生した読取エラーの累計回数を記憶する(POS端末1が1台の場合は、当該POS端末1で発生した読取エラーの累計回数をカードID別に記憶する)。制御部100は、エラー回数部1433に記憶されている読取エラーの累計回数が所定回数(所定回数は、例えば予めメモリ部14に記憶されている)に達している場合(すなわち、所定条件を満足する場合)に、読取エラーの累計回数が所定回数に達していることを示す情報(例えばフラグ情報)を連絡要否部1434に記憶する。正確には、制御部100は、エラー回数部1433に記憶されている読取エラーの累計回数が一定期間(例えば1週間)内に所定回数に達した場合(すなわち、所定条件を満足する場合)に、その旨を示す情報(例えばフラグ情報)を連絡要否部1434に記憶する。すなわち、連絡要否部1434にフラグ情報が記憶されている場合、読取エラーの発生頻度が高いため、当該カードIDで特定される磁気カードは、ストライプに記憶されている情報の磁力が低下している可能性があることを示す。
次に、連絡先部144について説明する。連絡先部144は、磁気カードの種類(実施形態ではクレジットカードとポイントカード)別に、当該磁気カードの発行元の連絡先の情報を記憶する。
連絡先部144は、連絡先情報部(文字)1441と連絡先情報部(コード)1442を有する。連絡先情報部(文字)1441は、磁気カードの種類別に磁気カードの発行元の連絡先を文字で印字するための情報を記憶する。実施形態では、エリア14411は、当該店舗で使用可能なクレジットカードの発行元の連絡先を文字で印字する情報(発行元の住所、電話番号、メールアドレス、URL等)が記憶される。エリア14412は、当該店舗で使用可能なポイントトカードの交換に係る印字情報(例えば、当該店舗のサービスカウンタの場所を示す情報や、サービスカウンタへ行くことを促す情報)が記憶される。エリア14421は、当該店舗で使用可能なクレジットカードの発行元の連絡先を例えば二次元コード等のシンボルで印字する情報(発行元の住所、電話番号、メールアドレス、URL等を含むシンボルの図形情報)が記憶される。
ここからは、POS端末1の機能構成について説明する。図5は、POS端末1の機能構成を示す機能ブロック図である。制御部100は、ROM12やメモリ部14の制御プログラム部141に記憶された制御プログラムに従うことで、エラー判断手段101、印字手段102、決済手段103として機能する。
エラー判断手段101は、カード読取部25による読取結果により、エラー回数部1433に記憶されている読取エラーの回数が所定回数に達しているかの、所定条件を満たす読取エラーが発生したかを判断する。具体的には、エラー判断手段101は、連絡要否部1434に、フラグ情報が記憶されているかを判断する。エラー判断手段101は、連絡要否部1434に、フラグ情報が記憶されている場合には、所定条件を満たす読取エラーが発生していると判断する。エラー判断手段101は、連絡要否部1434に、フラグ情報が記憶されていない場合には、所定条件を満たす読取エラーが発生していると判断しない。
また、エラー判断手段101は、読取エラーが連続して所定回数発生したか(すなわち、所定回数リトライしたか)を判定する。エラー判断手段101は、読取エラーが連続して所定回数発生した場合には、所定条件を満たす読取エラーが発生していると判断する。エラー判断手段101は、連絡要否部1434に、読取エラーが連続して所定回数発生していない場合には、所定条件を満たす読取エラーが発生していると判断しない。
印字手段102は、エラー判断手段101が所定条件を満たす読取エラーを判断した場合に、当該媒体の発行元に係る連絡先を印字媒体に印字する。具体的には、印字手段102は、エラー判断手段101が所定条件を満たす読取エラーを判断した場合に、連絡先部144に記憶されている連絡先の情報を、印字部24を駆動してレシート用紙(印字媒体)に印字する。この場合、印字手段102は、特定されているカードIDに基づいて、クレジットカードの場合はエリア14411またはエリア14421に記憶されている連絡先の情報を印字する。また、ポイントカードの場合は、発行元に係る連絡先ではなく、エリア14412に記憶されている情報を印字する。
決済手段103は、磁気カードを使用して商品の決済処理を実行する。具体的には、決済手段103は、磁気カードを用いて決済が可能な場合(例えば磁気カードがクレジットカードである場合)、当該磁気カードを使用して決済処理を実行する。
ここからは、POS端末1の制御について説明する。図6~図8は、POS端末1の制御処理の流れを示すフローチャートである。図6に示すように、POS端末1の制御部100は、コードリーダ27が商品に付されたシンボルを読み取ったかを判断する(S11)。シンボルを読み取ったと判断した場合には(S11のYes)、制御部100は、読み取ったコードシンボルを解析して、当該商品を特定する商品コードを取得する(S12)。次に制御部100は、取得した商品コードに基づいて商品マスタ142を検索し、当該商品の商品情報(商品名、価格、等)を取得する。そして制御部100は、当該商品の商品データ処理を実行する(S13)。S13の処理において、制御部100は、商品データ処理したすべての商品を商品情報部131に記憶する。そして制御部100はS11に戻る。
また、シンボルの読み取りではないと判断した場合には(S11のNo)、制御部100は、決済キー211が操作されたかを判断する(S21)。決済キー211が操作されたと判断した場合には(S21のYes)、POS端末1の操作者(オペレータ)は、磁気カードをカード読取部25に挿入して滑らせる走査の動作を行う。磁気ヘッド251は、走査される磁気カードと接触して、ストライプに記憶された情報を読み取る(S31)。そして制御部100は、磁気カードの情報を読み取ったかを判断する(S32)。読取エラーが発生した場合には(S32のNo)、制御部100は、リトライ回数部132に記憶されている(最初は「0」が記憶されている)リトライ回数をプラス1する(S33)。そしてエラー判断手段101は、リトライ回数部132に記憶されているリトライ回数が所定回数に達したか(所定条件を満たしたか)を判断する(S34)。エラー判断手段101が、リトライ回数が所定回数に達していない(所定条件を満たす読取エラーは発生していない)と判断した場合には(S34のNo)、制御部100は、例えば読取エラーが発生したことを操作者に知らせ、磁気カードの再度の走査を促す。操作者が再度磁気カードの走査を行うことでS31の処理を繰り返す。以降、引き続き読取エラーが発生する場合は、S31~S34の処理を繰り返す。
一方、S34においてエラー判断手段101が、リトライ回数が所定回数に達した(すなわち、所定回数連続して読取エラーが発生した、換言すると所定条件を満たす読取エラーが発生した)と判断した場合には(S34のYes)、制御部100は、磁気カードを連続して読取失敗したことを示す磁気カードの読取失敗を表示する(S35)。制御部100は、この読取失敗の表示を、オペレータ用表示部22と客用表示部23のいずれか、または両方に表示する。実施形態では両方に表示する。
図9に、オペレータ用表示部22に表示された磁気カードの読取失敗を表示例を示す。図9において、表示221は、磁気カードの読取に所定回数連続して失敗したことを示す表示である。表示222は、磁気カードの読取を失敗する過程において、同一のカードで失敗したか否かを問い合わせる表示である。また、表示223は、表示222の問合せに対して「はい」と回答する場合に操作するキーの画像である。また、表示224は、表示222の問合せに対して「いいえ」と回答する場合に操作するキーの画像である。オペレータ用表示部22の表面には、タッチパネルで構成された操作部21が設けられており、表示223に対向した位置のタッチパネルを操作すると、「はい」キー212として機能する。また、表示224に対向した位置のタッチパネルを操作すると、「いいえ」キー213として機能する。
制御部100は、「はい」キー212が操作されたか「いいえ」キー213が操作されたかを判断する(S36)。「はい」キー212が操作された場合(同一のカードで読取に失敗した場合)には(S36のYes)、制御部100は図10の画面を表示する。制御部100は、この画面を、オペレータ用表示部22と客用表示部23のいずれか、または両方に表示する。実施形態では両方に表示する。「いいえ」キー213が操作された場合(同一のカードで読取に失敗した場合)には(S36のNo)、制御部100はS31に戻る。
図10において、表示225は、磁気カードのストライプに記憶されている情報の磁力が弱くなっている可能性があることを示すメッセージであり、磁気カードの交換を促すメッセージである。表示226は、交換する磁気カードがポイントカードである場合に操作者が操作するキーの画像である。表示227は、交換する磁気カードがクレジットカードである場合に操作者が操作するキーの画像である。表示226に対向した位置のタッチパネルを操作すると、ポイントキー215として機能する。表示227に対向した位置のタッチパネルを操作すると、クレジットキー214として機能する。
制御部100は、クレジットキー214が操作されたかを判断する(S37)。クレジットキー214が操作されたと判断した場合には(S37のYes)、制御部100は、当該クレジットカードのカードIDの入力を求める。カードIDはクレジットカードの表面等に記載されているため、操作者は例えば操作部21から手入力でカードIDを入力する。次に制御部100は、クレジットカードに係る磁気カードの発行元の連絡先を文字で印字するかシンボルで印字するかの選択画面を表示する(S38)。
図11に、S38で表示した選択画面の一例を示す。図11において、表示228は、クレジットカードの交換を問い合わせることを勧めるメッセージである。表示229は、クレジットカードの交換先を文字で表示させるキーの画像である。表示230は、クレジットカードの交換先をシンボル(コード)で表示させるキーの画像である。表示229に対応した位置のタッチパネルを操作することで、文字キー216として機能する。表示230に対応した位置のタッチパネルを操作することで、コードキー217として機能する。
制御部100は、文字キー216が操作されたかを判断する(S39)。文字キー216が操作されたと判断した場合には(S39のYes)、決済手段103は、手入力されたカードIDに対して、商品情報部131に記憶されている商品情報に基づくクレジットカードでの決済処理を行う(S40)。そして印字手段102は、決済処理した商品の商品情報(決済に係る情報)と決済情報(決済に係る情報)をレシート用紙に印字するとともに、エリア14411に記憶されているクレジットカードに係る連絡先の情報を文字でレシート用紙に印字し、レシートを発行する(S40)。そして制御部100は、処理を終了してS11に戻る。
図12に、S40で発行されたレシートの一例を示す。図12において、レシートLには、購入した商品(決済処理した商品)の商品情報と決済情報を表示する購入商品部231と、交換する磁気カードの連絡先を含むクレジットカード会社の連絡先を文字で印字した連絡先部232が印字される。顧客は、このレシートを受け取り、連絡先部232に記載された連絡先に連絡する。このようにすることで、頻繁に読取エラーが発生するカードの交換の連絡を容易に行うことが可能となる。なお、交換する磁気カードの連絡先を含むクレジットカード会社の連絡先を文字で印字したレシートを受け取ることで、POS端末1での決済時に連絡をしなくても、決済が終わってからレシートを見ながら連絡することができるため、決済待ちをしている後続の顧客に迷惑をかけることがない。
また、S39において、文字キー216が操作ではないと判断した場合には(S39のNo)、制御部100は、コードキー217が操作されたかを判断する(S41)。コードキー217が操作されたと判断した場合には(S41のYes)、決済手段103は、手入力されたカードIDに対して、商品情報部131に記憶されている商品情報に基づくクレジットカードでの決済処理を行う(S42)。そして印字手段102は、決済処理した商品の商品情報と決済情報をレシート用紙に印字するとともに、エリア14421に記憶されているクレジットカードに係る連絡先の情報を含むシンボルの情報を呼び出してシンボルをレシート用紙に印字し、レシートを発行する(S42)。そして制御部100は、処理を終了してS11に戻る。なお、コードキー217の操作ではないと判断した場合には(S41のNo)、制御部100は、S39に戻る。
図13に、S42で発行されたレシートの一例を示す。図13において、レシートLには、購入した商品(決済処理した商品)の商品情報と決済情報を表示する購入商品部231と、交換する磁気カードの連絡先を含むクレジットカード会社の連絡先を含む二次元コード等のシンボルが印字した連絡先部233が印字される。顧客は、このレシートを受け取り、連絡先部233に印字されたシンボルを携帯端末等で撮像してシンボルに含まれる連絡先を当該携帯端末に表示し、当該連絡先に連絡する。このようにすることで、頻繁に読取エラーが発生するカードの交換の連絡を容易に行うことが可能となる。なお、交換する磁気カードの連絡先を含むクレジットカード会社の連絡先を含むシンボルが印字されたレシートを受け取ることで、POS端末1での決済時に連絡をしなくても、決済が終わってからシンボルを撮像して連絡することができるため、決済待ちをしている後続の顧客に迷惑をかけることがない。
また、S37において、クレジットキー214の操作ではないと判断した場合には(S37のNo)、制御部100は、ポイントキー215が操作されたかを判断する(S43)。ポイントキー215が操作されたと判断した場合には(S43のYes)、制御部100は、手入力されたカードIDに対して、商品情報部131に記憶されている商品情報に基づく決済処理を行う(S44)。そして印字手段102は、決済処理した商品の商品情報と決済情報をレシート用紙に印字するとともに、エリア14412に記憶されているポイントカードの交換に係る情報を文字でレシート用紙に印字し、レシートを発行する(S44)。そして制御部100は、処理を終了してS11に戻る。なお、ポイントキー215の操作ではないと判断した場合には(S43のNo)、制御部100は、S37に戻る。
図14に、S44で発行されたレシートの一例を示す。図14において、レシートLには、購入した商品(決済処理した商品)の商品情報と決済情報を表示する購入商品部231と、交換する磁気カードを再発行してくれる店舗内の場所(例えばサービスカウンタ)や磁気カードの交換を促すメッセージを文字で印字した連絡先部234が印字される。顧客は、このレシートLを受け取り、連絡先部234に記載された場所に向かう。このようにすることで、頻繁に読取エラーが発生するポイントカードの交換の連絡を容易に行うことが可能となる。
また、S32において、磁気カードの情報を読み取れる場合がある。磁気カードの磁力が強いため、一度の情報の読取動作で読み取れる場合、あるいは一度では読み取れず、S32~S34の処理を複数回繰り返して複数回目に読み取れる場合がある。S32において、磁気カードの情報を読み取ったと判断した場合には(S32のYes)、制御部100は、読み取った情報に含まれるカードIDを取得し、当該カードIDに基づいて当該磁気カードがクレジットカードであるかポイントカードであるかを判断する(S51)。当該磁気カードがクレジットカードであると判断した場合には(S51のYes)、制御部100は、クレジットカード処理を実行する(S52)。
図7に、S52で処理されるクレジットカード処理の一例を示す。図7において制御部100は、S33でカウントしたリトライ回数部132に記憶されているリトライ回数を読取エラー回数として、S51で取得したカードIDに対応したエラー回数部1433に記憶されている読取エラーの回数に加算する(S61)。制御部100は、読取エラー回数を加算した結果、エラー回数部1433に記憶されている累計の読取エラー回数が所定回数に達した場合には、連絡要否部1434にフラグ情報を記憶する。
エラー判断手段101は、連絡要否部1434にフラグ情報が記憶されているか(すなわち、所定条件を満たす読取エラーが発生したか)を判断する(S62)。連絡要否部1434にフラグ情報が記憶されている(すなわち、所定条件を満たす読取エラーが発生した)と判断した場合には(S62のYes)、制御部100は、図11に示すように、クレジットカードに係る磁気カードの発行元の連絡先を文字で印字するかシンボルで印字するかの選択画面を表示する(S63)。
次に制御部100は、文字キー216が操作されたかを判断する(S64)。文字キー216が操作されたと判断した場合には(S64のYes)、決済手段103は、S51で取得したカードIDに対して、商品情報部131に記憶されている商品情報に基づくクレジットカードでの決済処理を行う(S65)。そして印字手段102は、決済処理した商品の商品情報と決済情報をレシート用紙に印字するとともに、エリア14411に記憶されているクレジットカードに係る連絡先の情報を文字をレシート用紙に印字し、図12に示すレシートLを発行する(S65)。そして制御部100は、処理を終了してS11に戻る。
顧客は、このレシートLを受け取り、連絡先部232に記載された連絡先に連絡する。このようにすることで、頻繁に読取エラーが発生するカードの交換の連絡を容易に行うことが可能となる。なお、交換する磁気カードの連絡先を含むクレジットカード会社の連絡先を文字で印字したレシートLを受け取ることで、POS端末1で決済時に連絡をしなくても、決済が終わってからレシートLを見ながら連絡することができるため、決済待ちをしている後続の顧客に迷惑をかけることがない。
また、S64において、文字キー216の操作ではないと判断した場合には(S64のNo)、制御部100は、コードキー217が操作されたかを判断する(S66)。コードキー217が操作されたと判断した場合には(S66のYes)、決済手段103は、S51で取得したカードIDに対して、商品情報部131に記憶されている商品情報に基づくクレジットカードでの決済処理を行う(S67)。そして印字手段102は、決済処理した商品の商品情報と決済情報をレシート用紙に印字するとともに、エリア14421に記憶されているクレジットカードに係る連絡先の情報を含むシンボルをレシート用紙に印字し、図13に示すレシートLを発行する(S67)。そして制御部100は、処理を終了してS11に戻る。なお、コードキー217の操作ではないと判断した場合には(S66のNo)、制御部100は、S64に戻る。
顧客は、このレシートLを受け取り、連絡先部233に印字されたシンボルを携帯端末等で撮像して、携帯端末から連絡先に連絡する。このようにすることで、頻繁に読取エラーが発生するカードの交換の連絡を容易に行うことが可能となる。なお、交換する磁気カードの連絡先を含むクレジットカード会社の連絡先を含むシンボルが印字されたレシートLを受け取ることで、POS端末1で決済時に連絡をしなくても、決済が終わってからシンボルを撮像して連絡することができるため、決済待ちをしている後続の顧客に迷惑をかけることがない。
また、S62において、連絡要否部1434にフラグ情報が記憶されていない(すなわち、所定条件を満たす読取エラーは発生していない)と判断した場合には(S62のNo)、制御部100は、商品情報部131に記憶されている商品について決済処理を実行する(S68)。そして制御部100は、決済処理した商品に係る商品情報と決済情報を印字した(磁気カードの発行元の連絡先は印字されない)レシートを発行する(S68)。そして制御部100は、処理を終了してS11に戻る。
図6の説明に戻る。S51において、当該磁気カードがポイントカードであると判断した場合には(S51のNo)、制御部100は、ポイントカード処理を実行する(S53)。
図8に、S53で処理されるポイントカード処理の一例を示す。図8において制御部100は、S33でカウントしたリトライ回数部132に記憶されているリトライ回数を読取エラー回数として、S51で取得したカードIDに対応したエラー回数部1433に記憶されている読取エラーの回数に加算する(S71)。制御部100は、読取エラー回数を加算した結果、エラー回数部1433に記憶されている累計の読取エラー回数が所定回数に達した場合には、連絡要否部1434にフラグ情報を記憶する。
エラー判断手段101は、連絡要否部1434にフラグ情報が記憶されているか(すなわち、所定条件を満たす読取エラーが発生したか)を判断する(S72)。連絡要否部1434にフラグ情報が記憶されている(すなわち、所定条件を満たす読取エラーが発生した)と判断した場合には(S72のYes)、決済手段103は、S51で取得したカードIDに対して、商品情報部131に記憶されている商品情報に基づく決済処理を行う(S73)。そして印字手段102は、決済処理した商品の商品情報と決済情報をレシート用紙に印字するとともに、エリア14412に記憶されているポイントカードの交換に係る情報を文字でレシート用紙に印字し、図14に示すレシートLを発行する(S73)。そして制御部100は、処理を終了してS11に戻る。
顧客は、このレシートLを受け取り、連絡先部232に記載された情報に基づいて、例えばポイントカードをサービスカウンタ持参する。このようにすることで、頻繁に読取エラーが発生するカードの交換の連絡を容易に行うことが可能となる。なお、交換するポイントカードの交換に係る文字で印字したレシートLを受け取ることで、POS端末1における決済時に連絡をしなくても、決済が終わってからレシートLを見ながら連絡することができるため、決済待ちをしている後続の顧客に迷惑をかけることがない。
また、S72において、連絡要否部1434にフラグ情報が記憶されていない(すなわち、所定条件を満たす読取エラーは発生していない)と判断した場合には(S72のNo)、決済手段103は、商品情報部131に記憶されている商品について決済処理を実行する(S74)。そして制御部100は、決済処理した商品に係る商品情報と決済情報を印字した(磁気カードの発行元の連絡先は印字されない)レシートを発行する(S74)。そして制御部100は、処理を終了してS11に戻る。
図6の説明に戻る。S21において、決済キー211の操作ではないと判断した場合には(S21のNo)、制御部100は、カード検査キー218が操作されたかを判断する(S22)。実施形態のPOS端末1は、決済処理とは別に、磁気カードによる読取エラーの発生の有無を検査する機能を有する。このような機能は、例えば専用のソフトウェアをPOS端末1にインストールすることで得ることができる。
カード検査キー218が操作されたと判断した場合には(S22のYes)、制御部100は、その後、図6のS31~S53の処理、図7の処理、図8の処理を実行する。ただし、カード検査キー218が操作されたと判断した場合には、S40、S42、S44、S65、S67、S68、S73、S74において、決済処理は実行しない。そのため、図12、図13、図14において、商品情報や決済情報の印字(すなわち、購入商品部231の印字)は行わない。例えばカード検査キー218が操作されたことを示す情報(例えばフラグ情報)をRAM13等に記憶しておき、決済処理をする前に当該フラグ情報が記憶されているかを判断することで、S40、S42、S44、S65、S67、S68、S73、S74において、決済処理をしないように制御する。
また、このようなPOS端末1は、予め決済機能を禁止させ、店舗の所定の場所に設置してもよい。顧客は、自身でカード検査キー218を操作して磁気カードを走査させて、自身が保有する磁気カードの読取エラーの有無を確認する。
以上説明したように、実施形態のPOS端末1は、磁気カードに記憶されている情報を読み取るカード読取部25と、当該カード読取部25による読取結果により、所定条件を満たす読取エラーが発生したかを判断するエラー判断手段101と、エラー判断手段101が所定条件を満たす読取エラーを判断した場合に、当該磁気カードの発行元に係る連絡先をレシート用紙に印字する印字手段102と、を備える。
このような実施形態のPOS端末1は、保有している磁気カードの磁力が弱くなった場合に、レシート用紙に当該磁気カードの発行元の連絡先を印字する。そのため、頻繁に読取エラーが発生するカードの交換の連絡を容易に行うことが可能となる。
以上、本発明の実施形態やその変形例を説明したが、この実施形態および変形例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態やその変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、実施形態では、クレジットカードとポイントカードを磁気カードの一例として説明した。しかしながらこれに限らず、磁気カードは他のカード(例えばデビットカードや電子マネーカード)であってもよい。
また、実施形態では、磁気カードを媒体の一例として説明した。しかしながらこれに限らず、例えばICカードのように、電気的に媒体は情報を記憶するカードであってもよい。また、媒体は、カードに限定されるものではない。
また、実施形態では、エラー判断手段101は、読取れなかった場合のリトライ回数が所定回数連続した場合、また読取エラーを起こした累計の回数が所定回数に達し他場合に、所定条件を満たす読取エラーが発生したと判断した。しかしながらこれに限らず、エラー判断手段101は、例えば1回あるいは数回でも読取エラーが発生した場合に(すなわち、所定条件を満たさない場合であっても)読取エラーが発生したと判断してもよい。
また、実施形態では、レシート用紙に連絡先を印字する際に、当該店舗が契約しているすべてのカード発行会社の連絡先を印字するようにした。しかしながらこれに限らず、例えば、取得したカードIDで特定されるカード会社の連絡先のみを印字するようにしてもよい。
また、実施形態では、POS端末1を媒体読取装置の一例として説明した。しかしながらこれに限らず、例えば、POS端末1に接続され、POS端末1から送信された情報に基づいてクレジットカード等の媒体を用いて決済処理を行う決済端末を媒体読取装置としてもよい。また、店舗の所定位置にPOS端末1とは別に設置された、媒体を走査したり挿入して当該媒体による読取エラーの発生の有無を検査するための、決済機能を有さない端末装置を、媒体読取装置としてもよい。
また、実施形態では、レシート用紙に印字する連絡先を文字で印字するかシンボルで印字するかを選択できるようにした。しかしながらこれに限らず、例えば、カードID別に予め文字で印字するかシンボルで印字するかの情報を記憶し、印字する際に記憶した形で印字を行うようにしてもよい。
また、実施形態では、サーバに接続された複数台のPOS端末1で発生した読取エラーの数を集計して、各POS端末1に送信するようにした。しかしながらこれに限らず、1台のPOS端末1の場合は、当該POS端末1で発生した読取エラーの数をカウントするようにしてもよい。当該1台のPOS端末1は、サーバと接続していても接続していなくてもよい。
なお、実施形態のPOS端末1で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、実施形態のPOS端末1で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、実施形態のPOS端末1で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
また、実施形態のPOS端末1で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
1 POS端末
11 CPU
21 操作部
22 オペレータ用表示部
23 客用表示部
24 印字部
25 カード読取部
100 制御部
101 エラー判断手段
102 印字手段
103 決済手段
131 商品情報部
132 リトライ回数部
143 エラー回数部
144 連絡先部
211 決済キー
214 クレジットキー
215 ポイントキー
216 文字キー
217 コードキー
218 カード検査キー
231 購入商品部
232 連絡先部
233 連絡先部
234 連絡先部
251 磁気ヘッド
1431 カードID部
1432 カード会社部
1433 エラー回数部
1434 連絡要否部
1441 連絡先情報部(文字)
1442 連絡先情報部(コード)
L レシート
特開平8-161448号公報

Claims (6)

  1. 媒体に記憶されている情報を読み取る読取機構と、
    前記読取機構による読取結果により、読取エラーが発生したかを判断するエラー判断手段と、
    前記エラー判断手段が前記読取エラーを判断した場合に、当該媒体の発行元の連絡先を印字媒体に印字する印字手段と、
    を備えた媒体読取装置。
  2. 前記エラー判断手段は、同一の前記媒体に対して読取エラーの発生数の累積が所定回数に達したことを示す所定条件を満たす読取エラーが発生したかを判断し、
    前記印字手段は、前記エラー判断手段が前記所定条件を満たす前記読取エラーを判断した場合に前記連絡先を印字する、
    請求項1に記載の媒体読取装置。
  3. 前記媒体を使用して商品の決済処理を実行する決済手段を備え、
    前記印字手段は、決済処理した決済に係る情報とともに前記連絡先を印字する、
    請求項1または2に記載の媒体読取装置。
  4. 前記印字手段は、前記連絡先の情報を含む、携帯端末が読み取り可能な二次元コードを印字する、
    請求項1乃至3のいずれか一に記載の媒体読取装置。
  5. 前記媒体は前記情報を磁気的に記憶し、
    前記読取機構は、前記媒体に記憶された前記情報を読み取る磁気ヘッドを備える、
    請求項1乃至4のいずれか一に記載の媒体読取装置。
  6. 媒体読取装置としてのコンピュータを、
    媒体に記憶されている情報を読み取る読取機構と、
    前記読取機構による読取結果により、読取エラーが発生したかを判断するエラー判断手段と、
    前記エラー判断手段が前記読取エラーを判断した場合に、当該媒体の発行元の連絡先を印字媒体に印字する印字手段と、
    して機能させるためのプログラム。
JP2021172515A 2021-10-21 2021-10-21 媒体読取装置およびプログラム Pending JP2023062504A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021172515A JP2023062504A (ja) 2021-10-21 2021-10-21 媒体読取装置およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021172515A JP2023062504A (ja) 2021-10-21 2021-10-21 媒体読取装置およびプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023062504A true JP2023062504A (ja) 2023-05-08

Family

ID=86269793

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021172515A Pending JP2023062504A (ja) 2021-10-21 2021-10-21 媒体読取装置およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023062504A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6392719B2 (ja) チェックアウトシステム、会計機、及び制御プログラム
JP6374366B2 (ja) チェックアウトシステム
US20230334455A1 (en) Cashless payment transaction processing device and method
JP6542443B2 (ja) チェックアウトシステム
US20190188748A1 (en) Product registration device and product registration method
JP2023062504A (ja) 媒体読取装置およびプログラム
JP6938320B2 (ja) 商品販売データ処理装置およびプログラム
JP2018181383A (ja) チェックアウトシステム、会計機、及び制御プログラム
EP3876174A1 (en) Sales data processing apparatus and method
JP5457310B2 (ja) 商品コード読取装置及びプログラム
JP2005056268A (ja) 課税対象文書の重複発行を防止するpos端末装置
JP2019160341A (ja) チェックアウトシステム、アンケート方法
US20090063337A1 (en) Payment terminal, payment system and computer-readable medium
JP2020013445A (ja) 情報生成装置、情報提示装置、印刷装置、情報表示装置及び自動取引装置
JP7488139B2 (ja) 情報処理装置およびプログラム
JP6850933B2 (ja) 販売データ処理装置およびプログラム
JP7336560B2 (ja) 商品データ処理装置、プログラム
JP6936368B2 (ja) チェックアウトシステム、会計機、及び制御プログラム
JP7024033B2 (ja) 決済装置及びその制御プログラム
JP6652598B2 (ja) チェックアウトシステム、決済装置、チェックアウト処理方法及び制御プログラム
JP5994883B2 (ja) 決済端末及びプログラム
JP5338768B2 (ja) 決済システム、決済端末及びプログラム
JP2017207905A (ja) 販売データ処理装置およびプログラム
JP5708727B2 (ja) 決済端末及びプログラム
JP2023082264A (ja) 会計装置およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240614