JP2023060982A - 走行制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】走行制御に対するユーザの評価を走行制御に的確に反映させることで、走行制御に対するユーザの満足度を高める。【解決手段】走行制御システム1は、移動体3の外界の状態を検出する外界検出装置17と、移動体3のユーザに対して情報を提示すると共に、ユーザによる情報の入力を受け付ける入出力装置14と、外界検出装置17の検出結果に基づいて移動体3の走行制御を実行すると共に、入出力装置14を制御する制御装置19と、を備え、制御装置19は、制御装置19が実行した走行制御の種類を入出力装置14に表示させると共に、制御装置19が実行した走行制御に対するユーザの評価を入出力装置14に受け付けさせ、入出力装置14が受け付けたユーザの評価に応じて走行制御の設定を変更する。【選択図】図1

Description

本発明は、走行制御システムに関する。
従来、移動体(例えば、車両)の外界の状態を検出する外界検出装置と、外界検出装置の検出結果に基づいて移動体の走行制御を実行する制御装置と、を備えた走行制御システムが知られている。
例えば、特許文献1には、車両の周辺を監視する周辺監視センサと、周辺監視センサの検出結果を用いて車両の走行環境を認識する走行環境認識部と、走行環境認識部が認識する走行環境を用いて自動運転で車両を走行させるための走行計画を生成する走行計画部と、走行計画部が生成する走行計画に沿って車両の走行制御を行う自動運転機能部と、を備えた自動運転システムが開示されている。
国際公開第2021/010396号公報
従来の走行制御システムでは、走行制御に対するユーザの評価を走行制御の設定に的確に反映させることは困難であった。そのため、走行制御に対するユーザの満足度を高めることができない虞があった。
本発明は、以上の背景に鑑み、走行制御に対するユーザの評価を走行制御に的確に反映させることで、走行制御に対するユーザの満足度を高めることを課題とする。
上記課題を解決するために本発明のある態様は、走行制御システム(1)であって、移動体(3)の外界の状態を検出する外界検出装置(17)と、前記移動体のユーザに対して情報を提示すると共に、前記ユーザによる情報の入力を受け付ける入出力装置(14)と、前記外界検出装置の検出結果に基づいて前記移動体の走行制御を実行すると共に、前記入出力装置を制御する制御装置(19)と、を備え、前記制御装置は、前記制御装置が実行した前記走行制御の種類を前記入出力装置に表示させると共に、前記制御装置が実行した前記走行制御に対する前記ユーザの評価を前記入出力装置に受け付けさせ、前記入出力装置が受け付けた前記ユーザの評価に応じて前記走行制御の設定を変更する。
この態様によれば、走行制御に対するユーザの評価を走行制御の設定に的確に反映させることができる。そのため、個々のユーザの感覚に合うように走行制御を実行することができるため、走行制御に対するユーザの満足度を高めることができる。
上記の態様において、前記制御装置は、前記制御装置が実行した前記走行制御に対する前記ユーザの評価を前記入出力装置が受け付けた場合に、前記走行制御の設定変更を許可するか否かに関する前記ユーザの選択を前記入出力装置に受け付けさせ、前記走行制御の設定変更を許可する旨の前記ユーザの選択を前記入出力装置が受け付けた場合に、前記走行制御の設定を変更しても良い。
この態様によれば、走行制御の設定変更の可否をユーザに確認させた上で、走行制御の設定を変更することができる。そのため、ユーザが入出力装置に評価を誤入力した場合に、誤入力された評価が走行制御の設定に反映されるのを抑制することができる。
上記の態様において、前記走行制御システムは、前記移動体を走行させるための駆動力を発生させる駆動源(21)を更に備え、前記制御装置は、前記駆動源が駆動している状態で前記走行制御に対する前記ユーザの評価を前記入出力装置が受け付けた場合に、前記駆動源の次回の駆動時に前記走行制御の設定変更を許可するか否かに関する前記ユーザの選択を前記入出力装置に受け付けさせても良い。
この態様によれば、ユーザが移動体を運転している状態で、走行制御の設定が突然変更されるのを抑制することができる。そのため、走行制御の設定変更に対するユーザの違和感を抑制することができる。
上記の態様において、前記走行制御システムは、前記移動体を走行させるための駆動力を発生させる駆動源(21)を更に備え、前記入出力装置は、前記駆動源の停止操作を受け付け可能に設けられ、前記制御装置は、前記駆動源が駆動している状態で前記走行制御に対する前記ユーザの評価を前記入出力装置が受け付けた場合に、前記入出力装置が前記駆動源の停止操作を受け付けてから前記駆動源が停止するまでの間に、前記走行制御の設定変更を許可するか否かに関する前記ユーザの選択を前記入出力装置に受け付けさせても良い。
この態様によれば、ユーザが移動体を運転している状態で、走行制御の設定が突然変更されるのを抑制することができる。そのため、走行制御の設定変更に対するユーザの違和感を抑制することができる。
上記の態様において、前記走行制御システムは、前記移動体を走行させるための駆動力を発生させる駆動源(21)を更に備え、前記入出力装置は、前記駆動源の停止操作を受け付け可能に設けられ、前記制御装置は、前記駆動源が駆動している状態で前記走行制御に対する前記ユーザの評価を前記入出力装置が受け付けた場合に、前記走行制御に対する前記ユーザの評価を前記入出力装置が受け付けた直後に、前記走行制御の設定変更を許可するか否かに関する前記ユーザの選択を前記入出力装置に受け付けさせても良い。
この態様によれば、走行制御に対するユーザの評価を走行制御の設定に速やかに反映させることができる。そのため、走行制御に対するユーザの満足度を一層高めることができる。
上記の態様において、前記走行制御システムは、前記移動体の外部に設けられ、前記制御装置と無線通信可能な外部装置(4)を更に備え、前記制御装置は、前記走行制御の実行後に、前記走行制御に対する前記ユーザの評価に応じた更新用ソフトウェアを前記外部装置から受信し、前記更新用ソフトウェアによって既存のソフトウェアを更新することで、前記走行制御の設定を変更しても良い。
この態様によれば、走行制御に対するユーザの評価に応じて、走行制御の設定を大規模に変更することができる。そのため、走行制御に対するユーザの満足度を一層高めることができる。
上記の態様において、前記制御装置は、前記制御装置が実行した前記走行制御に対する前記ユーザの評価を受け付けるための評価受付画面(61)を前記入出力装置に表示させ、前記評価受付画面は、前記制御装置が実行した前記走行制御に対する評価項目を表示する複数の項目表示欄(64)と、前記評価項目に対する評価を多段階に調節可能な状態で表示する複数の評価表示欄(65)と、を含んでも良い。
この態様によれば、評価受付画面において複数の評価項目に対するユーザの詳細な評価を一括で受け付けることができる。そのため、走行制御に対するユーザの評価を走行制御の設定により的確に反映させることができる。
上記の態様において、前記制御装置は、前記制御装置が実行した前記走行制御に対する前記ユーザの評価を受け付けるための評価受付画面(41)を前記入出力装置に表示させ、前記評価受付画面は、前記制御装置が実行した前記走行制御に対する評価内容を表示する複数の選択肢画像(44)を含んでも良い。
この態様によれば、評価受付画面において様々な評価内容を同時に表示することができる。そのため、走行制御に対するユーザの評価を走行制御の設定により的確に反映させることができる。
上記の態様において、前記制御装置は、前記移動体の走行時において前記走行制御に対する前記ユーザの評価の受付を前記入出力装置に禁止し、前記移動体の停止時において前記走行制御に対する前記ユーザの評価の受付を前記入出力装置に許可しても良い。
この態様によれば、移動体の走行時においてユーザが走行制御に対する評価を入出力装置に入力するのを抑制することができる。
上記の態様において、前記制御装置は、前記移動体の前記走行制御として前記移動体の加減速制御及び/又は操舵制御を実行し、前記入出力装置が受け付けた前記加減速制御及び/又は前記操舵制御に対する前記ユーザの評価に応じて、前記加減速制御及び/又は前記操舵制御の設定を変更しても良い。
この態様によれば、加減速制御及び/又は操舵制御に対するユーザの評価を加減速制御及び/又は操舵制御の設定に的確に反映させることができる。
以上の態様によれば、走行制御に対するユーザの評価を走行制御に的確に反映させることで、走行制御に対するユーザの満足度を高めることができる。
本発明の第1実施形態に係る走行制御システムを示すブロック図 本発明の第1実施形態に係る評価受付画面を示す説明図 本発明の第1実施形態に係る選択受付画面を示す説明図 本発明の第1実施形態に係る設定変更制御を示すフローチャート 本発明の第2実施形態に係る設定変更制御を示すフローチャート 本発明の第3実施形態に係る設定変更制御を示すフローチャート 本発明の第4実施形態に係る設定変更制御を示すフローチャート 本発明の第5実施形態に係る評価受付画面を示す説明図
(第1実施形態)
以下、図1~図4を参照しつつ、本発明の第1実施形態について説明する。
<走行制御システム1>
まず、図1を参照しつつ、走行制御システム1の構成について説明する。走行制御システム1は、車両3(移動体の一例)と、ソフトウェアサーバ4(外部装置の一例)と、データサーバ5(外部装置の一例)と、開発者端末6と、を含む。
<車両3>
車両3は、例えば、4輪自動車である。車両3は、駆動装置11と、ブレーキ装置12と、ステアリング装置13と、HMI14(Human Machine Interface:入出力装置の一例)と、運転操作子15と、ナビゲーション装置16と、外界センサ17(外界検出装置の一例)と、車両センサ18と、制御装置19と、を含む。以下、車両3の構成要素について順番に説明する。
駆動装置11は、車両3に駆動力を付与する装置である。駆動装置11は、車両3を走行させるための駆動力を発生させる内燃機関21(駆動源の一例:以下、「エンジン21」と称する)と、エンジン21の駆動力を変速して車輪に伝達する自動変速機22と、を含む。なお、他の実施形態では、駆動装置11は、エンジン21の代わりに電動モータを含んでいても良いし、エンジン21と電動モータの両方を含んでいても良い。
ブレーキ装置12は、車両3に制動力を付与する装置である。例えば、ブレーキ装置12は、ブレーキロータにパッドを押し付けるブレーキキャリパと、ブレーキキャリパに油圧を供給する電動シリンダと、を含む。
ステアリング装置13は、車輪の舵角を変える装置である。例えば、ステアリング装置13は、車輪を転舵するラックアンドピニオン機構と、ラックアンドピニオン機構を駆動する電動モータと、を含む。
HMI14は、車両3の乗員(車両3のユーザの一例)に対して情報を提示すると共に、乗員による情報の入力を受け付ける装置である。HMI14は、車両3の内部に設置されている。HMI14は、タッチパネル24と、始動/停止スイッチ25と、走行制御スイッチ26と、を含む。タッチパネル24は、乗員に対して各種画面を表示すると共に、乗員による各種画面に対する入力操作を受け付ける。始動/停止スイッチ25は、乗員によるエンジン21の始動操作及び停止操作を受け付ける。走行制御スイッチ26は、走行制御の開始操作、終了操作、及び設定変更操作を受け付ける。
運転操作子15は、乗員による運転操作を受け付ける装置である。運転操作子15は、乗員による操舵操作を受け付けるステアリングホイールと、乗員による加速操作を受け付けるアクセルペダルと、乗員による制動操作を受け付けるブレーキペダルと、乗員によるシフト操作(自動変速機22のシフトレンジを変更する操作)を受け付けるシフト部材と、を含む。
ナビゲーション装置16は、車両3の目的地への経路案内等を行う装置である。ナビゲーション装置16は、地図情報を記憶している。ナビゲーション装置16は、人工衛星(測位衛星)から受信したGNSS信号(例えば、GPS信号)に基づいて車両3の現在位置(緯度及び経度)を特定する。ナビゲーション装置16は、地図情報と車両3の現在位置と乗員がタッチパネル24に入力した車両3の目的地とに基づいて、車両3の目的地までの経路を設定する。
外界センサ17は、車両3の外界の状態を検出する装置である。例えば、外界センサ17は、複数のカメラ28と、複数のレーダ29と、複数のライダ30(LiDAR)と、を含む。カメラ28は、車両3の周囲に存在する物標(前走車等の周辺車両、歩行者、道路上の構造物、区画線等)の画像を撮影する。レーダ29は、ミリ波等の電波を車両3の周囲に発射し、その反射波を捉えることにより、車両3の周囲に存在する物標の位置を検出する。ライダ30は、赤外線等の光を車両3の周囲に照射し、その反射光を捉えることにより、車両3の周囲に存在する物標の位置を検出する。
車両センサ18は、各種の車両状態を検出するセンサである。例えば、車両センサ18は、車輪の回転速度を検出する車輪速センサ32を含む。更に、車両センサ18は、車両3の加速度を検出する加速度センサ、車両3の鉛直軸回りの角速度を検出するヨーレートセンサ、車両3の向きを検出する方位センサ等を含んでも良い。
制御装置19は、各種処理を実行するように構成されたコンピュータからなる電子制御装置(ECU)である。制御装置19は、演算処理装置(CPU、MPU等のプロセッサ)と、記憶装置(ROM、RAM等のメモリ)と、を含む。演算処理装置は、記憶装置から必要なソフトウェアを読み取り、読み取ったソフトウェアに従って所定の演算処理を実行する。制御装置19は、1つのハードウェアとして構成されていてもよく、複数のハードウェアからなるユニットとして構成されていてもよい。制御装置19は、CAN(Controller Area Network)等の通信ネットワークによって車両3の各構成要素に接続されており、車両3の各構成要素を制御する。
制御装置19は、機能部として、外界認識部34と、走行制御部35と、表示制御部36と、更新制御部37と、記憶部38と、を含む。制御装置19の各機能部の少なくとも一部は、LSI、ASIC、FPGA等のハードウェアによって実現されてもよく、ソフトウェア及びハードウェアの組み合わせによって実現されてもよい。
外界認識部34は、外界センサ17の検出結果に基づいて、車両3の外界の状態を認識する。例えば、外界認識部34は、外界センサ17の検出結果に基づいて、車両3の周囲に存在する物標と、車両3の走行地域の天候と、車両3の走行路面の状態と、を認識する。外界認識部34は、車両3の走行地域の天候を認識する際に、外界センサ17の検出結果に加えて、気象情報サーバ(図示せず)から受信した気象情報を利用すると良い。外界認識部34は、車両3の走行路面の状態を認識する際に、外界センサ17の検出結果に加えて、車輪速センサ32の検出結果を利用すると良い。外界認識部34は、車両3の外界の状態を認識する際に、ナビゲーション装置16が受信したGNSS信号に基づいて車両3の現在位置を特定すると良い。
走行制御部35は、外界認識部34が認識した車両3の外界の状態に基づいて、車両3の走行制御を実行する。走行制御部35が実行する走行制御は、先進運転支援システム(ADAS:Advanced Driver Assistance Systems)に対応する走行制御(SAEの自動運転レベル1~2に相当する走行制御)を含む。更に、走行制御部35が実行する走行制御は、自動運転(AD:Autonomous Driving)に対応する走行制御(SAEの自動運転レベル3以上に相当する走行制御)を含んでいても良い。
走行制御部35は、ADASに対応する走行制御として、複数種類の走行制御を実行可能に設けられている。例えば、走行制御部35は、ADASに対応する走行制御として、前走車追従制御(加減速制御の一例)と、車線維持制御(操舵制御の一例)と、を実行可能に設けられている。
前走車追従制御は、車間距離維持機能付き定速走行制御(ACC:Adaptive Cruise Control)を含む。前走車追従制御において、走行制御部35は、車両3とその前走車との間の車間距離(以下、単に「車間距離」と称する)が所定の範囲に維持されるように、駆動装置11及びブレーキ装置12を制御する。走行制御部35は、前走車追従制御における車間距離の設定を複数段階に切り換え可能に設けられている。
車線維持制御は、車線維持支援制御(LKA;Lane Keeping Assistance)を含む。車線維持制御において、走行制御部35は、区画線によって区画される車線内の基準位置(例えば、車線の幅方向中央付近)を車両3が走行するように、ステアリング装置13を制御する。
走行制御部35は、乗員による走行制御スイッチ26に対する走行制御の開始操作に応じて走行制御を開始し、乗員による走行制御スイッチ26に対する走行制御の終了操作に応じて走行制御を終了する。走行制御部35は、乗員による走行制御スイッチ26に対する走行制御の設定変更操作に応じて走行制御の設定を変更する。
表示制御部36は、タッチパネル24を制御する。例えば、表示制御部36は、車両3の走行状態や乗員によるタッチパネル24に対する入力操作等に基づいて、タッチパネル24に画面を切り換えさせる。
更新制御部37は、車両3の走行制御のためのソフトウェアの更新を制御する。例えば、更新制御部37は、車両3の走行制御のための更新用ソフトウェアをソフトウェアサーバ4から受信(ダウンロード)し、更新用ソフトウェアによって既存のソフトウェアを更新する。
記憶部38は、車両3の走行データを記憶する。本明細書中において、「車両3の走行データ」には、外界センサ17の検出結果(例えば、カメラ28が撮影した物標の画像やレーダ29又はライダ30が検出した物標の位置)と、車両センサ18の検出結果(例えば、車輪速センサ32が検出した車輪速)と、が含まれる。
以下、説明の便宜上、制御装置19の各機能部を区別せずに、単に「制御装置19」と記載することにする。
<ソフトウェアサーバ4>
ソフトウェアサーバ4は、車両3の外部に設けられている。ソフトウェアサーバ4は、演算処理装置(CPU、MPU等のプロセッサ)と、記憶装置(ROM、RAM等のメモリ)と、を含むコンピュータである。ソフトウェアサーバ4は、インターネット等の無線通信ネットワークNを介して車両3の制御装置19に接続されており、車両3の制御装置19と無線通信可能に設けられている。
ソフトウェアサーバ4は、車両3の走行制御のための更新用ソフトウェアを記憶している。ソフトウェアサーバ4は、無線通信によって車両3の制御装置19に更新用ソフトウェアを送信するように構成されている。つまり、ソフトウェアサーバ4は、OTA(Over The Air)によるソフトウェア更新に対応している。
<データサーバ5>
データサーバ5は、車両3の外部に設けられている。データサーバ5は、演算処理装置(CPU、MPU等のプロセッサ)と、記憶装置(ROM、RAM等のメモリ)と、を含むコンピュータである。データサーバ5は、インターネット等の無線通信ネットワークNを介して車両3の制御装置19に接続されており、車両3の制御装置19と無線通信可能に設けられている。
データサーバ5は、無線通信によって車両3の制御装置19から車両3の走行データを受信し、受信した車両3の走行データを記憶する。なお、図示を省略するが、データサーバ5は、無線通信によって複数の他車両の制御装置からも他車両の走行データを受信し、受信した他車両の走行データを記憶する。
<開発者端末6>
開発者端末6は、車両3の外部に設けられている。開発者端末6は、車両3の開発を行う開発者によって所持されている。開発者端末6は、演算処理装置(CPU、MPU等のプロセッサ)と、記憶装置(ROM、RAM等のメモリ)と、を含むコンピュータである。開発者端末6は、インターネット等の無線通信ネットワークNを介してデータサーバ5に接続されており、データサーバ5と無線通信可能に設けられている。
<評価受付画面41>
次に、図2を参照しつつ、制御装置19がタッチパネル24に表示させる評価受付画面41について説明する。
評価受付画面41は、制御装置19が実行した走行制御に対する乗員の評価を受け付けるための画面である。評価受付画面41は、種類表示欄43と、複数のアイコン44(選択肢画像の一例)と、評価終了ボタン45と、を含む。
種類表示欄43は、制御装置19が実行した走行制御の種類(前走車追従制御、車線維持制御等)を表示する。なお、種類表示欄43は、制御装置19が実行した走行制御の種類と共に、「評価を選択して下さい。」といった乗員の評価を促すメッセージを表示すると良い。
各アイコン44は、制御装置19が実行した走行制御に対する評価内容を表示する。選択されたアイコン44(図2の上段中央部のアイコン44)は、選択されていないアイコン44(図2の上段中央部以外のアイコン44)と異なる色彩で表示されると良い。
複数のアイコン44が表示する評価内容は、制御装置19が実行した走行制御の種類に応じて変化すると良い。例えば、制御装置19が実行した走行制御の種類が加減速制御(前走車追従制御等)であった場合、複数のアイコン44が表示する評価内容は、加減速に関する評価内容(「突然の減速があった」等)を含むと良い。一方で、制御装置19が実行した走行制御の種類が操舵制御(車線維持制御等)であった場合、複数のアイコン44が表示する評価内容は、操舵制御に関する評価内容(「突然の旋回があった」等)を含むと良い。
複数のアイコン44が表示する評価内容は、走行制御中の車両センサ18の検出結果に応じて変化すると良い。例えば、走行制御中に車両センサ18が閾値以上の減速度を検出した場合、複数のアイコン44が表示する評価内容は、減速度に関する評価内容(「減速度が強かった」等)を含むと良い。一方で、走行制御中に車両センサ18が閾値以上の加速度を検出した場合、複数のアイコン44が表示する評価内容は、加速度に関する評価内容(「加速度が強かった」等)を含むと良い。
評価終了ボタン45は、制御装置19が実行した走行制御に対する評価を終了するための評価終了操作を受け付ける。なお、他の実施形態では、評価受付画面41の表示が開始されてから所定時間経過後に評価受付画面41の表示を終了することで、評価終了ボタン45の表示を省略しても良い。
<選択受付画面51>
次に、図3を参照しつつ、制御装置19がタッチパネル24に表示させる選択受付画面51について説明する。
選択受付画面51は、走行制御の設定変更を許可するか否かに関する乗員の選択を受け付けるための画面である。選択受付画面51は、変更内容確認欄53と、許可ボタン54と、禁止ボタン55と、を含む。変更内容確認欄53には、走行制御の設定変更の内容を確認するメッセージ(「車間距離を長くしますか?」等)が表示される。許可ボタン54は、走行制御の設定変更の許可操作を受け付ける。禁止ボタン55は、走行制御の設定変更の禁止操作を受け付ける。
<設定変更制御>
次に、図4を参照しつつ、制御装置19が実行する設定変更制御について説明する。設定変更制御は、ADASに対応する走行制御(以下、単に「走行制御」と称する)の設定を変更するための制御である。なお、設定変更制御の開始時において、エンジン21は停止しているものとする。
設定変更制御が開始されると、制御装置19は、始動/停止スイッチ25がエンジン21の始動操作を受け付けたか否かを判定する(ステップST1)。始動/停止スイッチ25がエンジン21の始動操作を受け付けていないと判定した場合(ステップST1:No)、制御装置19は、ステップST1の判定がYesになるまでステップST1の判定を繰り返す。
一方で、始動/停止スイッチ25がエンジン21の始動操作を受け付けたと判定した場合(ステップST1:Yes)、制御装置19は、スタータモータ(図示せず)を回転させることでエンジン21を始動させる(ステップST2)。
エンジン21が始動すると、制御装置19は、乗員による運転操作子15に対する運転操作に応じて車両3の走行を開始する(ステップST3)。
車両3の走行が開始されると、制御装置19は、乗員による走行制御スイッチ26に対する操作に応じて車両3の走行制御を実行する(ステップST4)。以下、ステップST4において制御装置19が実行した車両3の走行制御のことを「実行走行制御」と称する。
次に、制御装置19は、車両3が停止しているか否かを判定する(ステップST5)。例えば、制御装置19は、車速がゼロである場合に車両3が停止していると判定し、車速がゼロでない場合に車両3が停止していないと判定する。又は、制御装置19は、自動変速機22のシフトレンジがPレンジ(駐車レンジ)になっている場合に車両3が停止していると判定し、自動変速機22のシフトレンジがPレンジになっていない場合に車両3が停止していないと判定する。車両3が停止していないと判定した場合(ステップST5:No)、制御装置19は、ステップST5の判定がYesになるまでステップST5の判定を繰り返す。
一方で、車両3が停止していると判定した場合(ステップST5:Yes)、制御装置19は、車両3が停止していると判定した直後に、実行走行制御に対する乗員の評価をタッチパネル24に受け付けさせる(ステップST6)。具体的には、制御装置19は、タッチパネル24に評価受付画面41(図2参照)を表示させる。評価受付画面41において一又は複数のアイコン44が選択され、評価終了ボタン45が評価終了操作を受け付けると、実行走行制御に対する乗員の評価の受付が終了する。
実行走行制御に対する乗員の評価の受付が終了すると、制御装置19は、始動/停止スイッチ25がエンジン21の停止操作を受け付けたか否かを判定する(ステップST7)。始動/停止スイッチ25がエンジン21の停止操作を受け付けていないと判定した場合(ステップST7:No)、制御装置19は、ステップST7の判定がYesになるまでステップST7の判定を繰り返す。なお、始動/停止スイッチ25がエンジン21の停止操作を受け付ける前に車両3の走行制御が再度実行された場合(ステップST4)、制御装置19は、ステップST5、ステップST6を再度実行すると良い。
一方で、始動/停止スイッチ25がエンジン21の停止操作を受け付けたと判定した場合(ステップST7:Yes)、制御装置19は、エンジン21を停止させる(ステップST8)。
次に、制御装置19は、始動/停止スイッチ25がエンジン21の始動操作を受け付けたか否かを再度判定する(ステップST9)。始動/停止スイッチ25がエンジン21の始動操作を受け付けていないと判定した場合(ステップST9:No)、制御装置19は、ステップST9の判定がYesになるまでステップST9の判定を繰り返す。
一方で、始動/停止スイッチ25がエンジン21の始動操作を受け付けたと判定した場合(ステップST9:Yes)、制御装置19は、スタータモータ(図示せず)を回転させることでエンジン21を再度始動させる(ステップST10)。
エンジン21が始動すると、制御装置19は、走行制御の設定変更を許可するか否かに関する乗員の選択をタッチパネル24に受け付けさせる(ステップST11)。具体的には、制御装置19は、選択受付画面51(図3参照)をタッチパネル24に表示させる。
選択受付画面51において許可ボタン54が走行制御の設定変更の許可操作を受け付けた場合、即ち、走行制御の設定変更を許可する旨の乗員の選択をタッチパネル24が受け付けた場合(ステップST11:Yes)、制御装置19は、ステップST6でタッチパネル24が受け付けた実行走行制御に対する乗員の評価に応じて走行制御の設定を変更する(ステップST12)。具体的には、制御装置19は、評価受付画面41におけるアイコン44の選択に応じて走行制御の設定を変更する。
例えば、評価受付画面41において「車間距離が短かった」というアイコン44が選択された場合、制御装置19は、車間距離を現在の設定値よりも1段階長くすると良い。逆に、評価受付画面41において「車間距離が長かった」というアイコン44が選択された場合、制御装置19は、車間距離を現在の設定値よりも1段階短くすると良い。
例えば、評価受付画面41において「突然の減速があった」というアイコン44が選択された場合、乗員が認識していない物標を外界センサ17が検出したことで車両3が減速したと推定される。このような場合、制御装置19は、外界センサ17の検出感度(検出レベル)を調整すると良い。一方で、評価受付画面41において「減速度が強かった」というアイコン44が選択された場合、外界センサ17が検出した物標を乗員が認識していたが、車両3の減速度が乗員の想定以上に強かったと推定される。このような場合、制御装置19は、減速制御の制御ゲインを調整すると良い。
走行制御の設定変更が完了すると、制御装置19は、乗員による運転操作子15に対する運転操作に応じて車両3の走行を開始する(ステップST13)。以上により、設定変更制御が終了する。
なお、選択受付画面51において禁止ボタン55が走行制御の設定変更の禁止操作を受け付けた場合、即ち、走行制御の設定変更を禁止する旨の乗員の選択をタッチパネル24が受け付けた場合(ステップST11:No)、制御装置19は、走行制御の設定を変更することなく車両3の走行を開始する(ステップST13)。以上により、設定変更制御が終了する。
<開発者端末6へのデータ送信>
制御装置19は、設定変更制御のステップST6においてタッチパネル24が受け付けた乗員の評価に関するデータ(以下、「評価データ」と称する)を記憶する。更に、制御装置19は、走行制御が実行された期間及びその期間の前後の所定の期間における車両データを記憶する。制御装置19は、これらの評価データ及び車両データをデータサーバ5に送信(アップロード)する。
データサーバ5は、制御装置19から受信した評価データ及び車両データを保存する。なお、データサーバ5は、車両3以外の他車両の制御装置からも評価データ及び車両データを受信し、受信した評価データ及び車両データを保存する。
開発者端末6は、開発者による開発者端末6に対する操作に応じて、データサーバ5にデータ要求信号を送信する。データサーバ5は、開発者端末6から受信したデータ要求信号に対応する評価データ及び車両データを開発者端末6に送信する。開発者端末6を所持する開発者は、データサーバ5から受信した評価データ及び車両データを解析し、その解析結果を走行制御のためのソフトウェアの開発に利用する。
<効果>
本実施形態では、制御装置19は、実行走行制御の種類をタッチパネル24に表示させると共に、実行走行制御に対する乗員の評価をタッチパネル24に受け付けさせ、タッチパネル24が受け付けた乗員の評価に応じて走行制御の設定を変更している。これにより、走行制御に対する乗員の評価を走行制御の設定に的確に反映させることができる。そのため、個々の乗員の感覚に合うように走行制御を実行することが可能となり、走行制御に対する乗員の満足度を高めることができる。
特に、制御装置19は、乗員による走行制御スイッチ26に対する操作とは無関係に、走行制御の設定を変更している。そのため、乗員が走行制御スイッチ26に対する走行制御の設定変更操作に不慣れな場合や、乗員が走行制御スイッチ26に対する走行制御の設定変更操作を知らない場合であっても、乗員の評価を走行制御の設定に的確に反映させることができる。
また、場合によっては、走行制御に対してある特定の評価を行った乗員の車両3についてのみ、走行制御の設定を変更することもできる。これにより、乗員の評価に応じた走行制御を個別に提供することができる。
また、データサーバ5は、車両3の制御装置19から受信した評価データ及び車両データを開発者端末6に送信している。これにより、乗員が車両3の走行時に感じた問題点が開発者によって共有されやすくなり、乗員が車両3の走行時に感じた問題点が解決される可能性を高めることができる。また、評価データだけでなく車両データも開発者端末6に送信することで、開発者は、乗員が評価を行った時点における車両3の挙動を解析することができる。そのため、乗員が車両3の走行時に感じた問題点が解決される可能性を更に高めることができる。
なお、開発者端末6は、データサーバ5から受信した評価データ及び車両データを乗員の識別情報(例えば、乗員のID)と紐付けて管理すると良い。これにより、車両3の走行制御が実行され、乗員が走行制御に対する評価を行うたびに、評価データ及び車両データを乗員ごとに更新することができる。これにより、開発者端末6は、乗員の運転の好みや運転の傾向をデータとして保持することができる。そのため、乗員の運転の好みや運転の傾向に応じた走行制御の設定変更を乗員に提案しやすくなり、乗員ごとに走行制御の設定を最適化することができる。
また、制御装置19は、走行制御の設定変更を許可する旨の乗員の選択をタッチパネル24が受け付けた場合に、走行制御の設定を変更している。これにより、走行制御の設定変更の可否を乗員に確認させた上で、走行制御の設定を変更することができる。そのため、乗員がタッチパネル24に評価を誤入力した場合に、誤入力された評価が走行制御の設定に反映されるのを抑制することができる。
また、制御装置19は、エンジン21が駆動している状態で走行制御に対する乗員の評価をタッチパネル24が受け付けた場合に、エンジン21の次回の駆動時に走行制御の設定変更を許可するか否かに関する乗員の選択をタッチパネル24に受け付けさせている。これにより、乗員が車両3を運転している状態で、走行制御の設定が突然変更されるのを抑制することができる。そのため、走行制御の設定変更に対する乗員の違和感を抑制することができる。
また、評価受付画面41は、実行走行制御に対する評価内容を表示する複数のアイコン44を含んでいる。これにより、評価受付画面41において様々な評価内容を同時に表示することができる。そのため、走行制御に対する乗員の評価を走行制御の設定により的確に反映させることができる。
特に、評価受付画面41は、減速処理に関して「突然の減速があった」というアイコン44と「減速度が強かった」というアイコン44を同時に表示している。つまり、評価受付画面41は、同一の制御処理に関して複数のアイコン44を同時に表示している。これにより、実行走行制御に対する乗員の感じ方の微妙な差異を走行制御の設定に反映させることができる。
また、制御装置19は、車両3の走行時において走行制御に対する乗員の評価の受付をタッチパネル24に禁止し、車両3の停止時において走行制御に対する乗員の評価の受付をタッチパネル24に許可している。これにより、車両3の走行時において乗員が走行制御に対する評価をタッチパネル24に入力するのを抑制することができる。
また、制御装置19は、車両3の走行制御として車両3の加減速制御及び操舵制御を実行し、タッチパネル24が受け付けた加減速制御及び操舵制御に対する乗員の評価に応じて、加減速制御及び操舵制御の設定を変更している。これにより、加減速制御及び操舵制御に対する乗員の評価を加減速制御及び操舵制御の設定に的確に反映させることができる。なお、他の実施形態では、制御装置19は、車両3の走行制御として車両3の加減速制御又は操舵制御のいずれか一方のみを実行しても良い。
(第2実施形態)
次に、図5を参照しつつ、本発明の第2実施形態について説明する。なお、制御装置19が実行する設定変更制御以外は、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
<設定変更制御>
第2実施形態に係る設定変更制御のステップST21~ステップST27は、第1実施形態に係る設定変更制御のステップST1~ステップST7と同様であるため、説明を省略する。
ステップST27において始動/停止スイッチ25がエンジン21の停止操作を受け付けたと判定した場合(ステップST27:Yes)、制御装置19は、走行制御の設定変更を許可するか否かに関する乗員の選択をタッチパネル24に受け付けさせる(ステップST28)。
走行制御の設定変更を許可する旨の乗員の選択をタッチパネル24が受け付けたと判定した場合(ステップST28:Yes)、制御装置19は、ステップST26でタッチパネル24が受け付けた実行走行制御に対する乗員の評価に応じて、走行制御の設定を変更する(ステップST29)。走行制御の設定の変更が完了すると、制御装置19は、エンジン21を停止させる(ステップST30)。以上により、設定変更制御が終了する。
一方で、走行制御の設定変更を禁止する旨の乗員の選択をタッチパネル24が受け付けたと判定した場合(ステップST28:No)、制御装置19は、走行制御の設定を変更することなくエンジン21を停止させる(ステップST30)。以上により、設定変更制御が終了する。
以上のように、第2実施形態では、制御装置19は、エンジン21が駆動している状態で走行制御に対する乗員の評価をタッチパネル24が受け付けた場合に、始動/停止スイッチ25がエンジン21の停止操作を受け付けてからエンジン21が停止するまでの間に、走行制御の設定変更を許可するか否かに関する乗員の選択をタッチパネル24に受け付けさせている。これにより、乗員が車両3を運転している状態で、走行制御の設定が突然変更されるのを抑制することができる。そのため、走行制御の設定変更に対する乗員の違和感を抑制することができる。
(第3実施形態)
次に、図6を参照しつつ、本発明の第3実施形態について説明する。なお、制御装置19が実行する設定変更制御以外は、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
<設定変更制御>
第3実施形態に係る設定変更制御のステップST31~ステップST36は、第1実施形態に係る設定変更制御のステップST1~ステップST6と同様であるため、説明を省略する。
ステップST36において実行走行制御に対する乗員の評価の受付が終了すると、制御装置19は、この評価の受付が終了した直後に、走行制御の設定変更を許可するか否かに関する乗員の選択をタッチパネル24に受け付けさせる(ステップST37)。
走行制御の設定変更を許可する旨の乗員の選択をタッチパネル24が受け付けたと判定した場合(ステップST37:Yes)、制御装置19は、ステップST36でタッチパネル24が受け付けた実行走行制御に対する乗員の評価に応じて、走行制御の設定を変更する(ステップST38)。走行制御の設定の変更が完了すると、制御装置19は、始動/停止スイッチ25がエンジン21の停止操作を受け付けたか否かを判定する(ステップST39)。
一方で、走行制御の設定変更を禁止する旨の乗員の選択をタッチパネル24が受け付けたと判定した場合(ステップST37:No)、制御装置19は、走行制御の設定を変更することなく、始動/停止スイッチ25がエンジン21の停止操作を受け付けたか否かを判定する(ステップST39)。
第3実施形態に係る設定変更制御のステップST39~ステップST40は、第1実施形態に係る設定変更制御のステップST7~ステップST8と同様であるため、説明を省略する。
以上のように、第3実施形態では、制御装置19は、エンジン21が駆動している状態で走行制御に対する乗員の評価をタッチパネル24が受け付けた場合に、走行制御に対する乗員の評価をタッチパネル24が受け付けた直後に、走行制御の設定変更を許可するか否かに関する乗員の選択をタッチパネル24に受け付けさせている。これにより、走行制御に対する乗員の評価を走行制御の設定に速やかに反映させることができる。そのため、走行制御に対する乗員の満足度を一層高めることができる。
(第4実施形態)
次に、図7を参照しつつ、本発明の第4実施形態について説明する。なお、制御装置19が実行する設定変更制御以外は、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
<設定変更制御>
第4実施形態に係る設定変更制御のステップST41~ステップST48は、第1実施形態に係る設定変更制御のステップST1~ステップST8と同様であるため、説明を省略する。
ステップST48においてエンジン21が停止すると、制御装置19は、ステップST46でタッチパネル24が受け付けた実行走行制御に対する乗員の評価に応じた更新用ソフトウェアをソフトウェアサーバ4から受信(ダウンロード)する(ステップST49)。
更新用ソフトウェアの受信が完了すると、制御装置19は、受信した更新用ソフトウェアによって既存のソフトウェアを更新する(ステップST50)。つまり、制御装置19は、OTAによってソフトウェアを更新する。これにより、走行制御の設定が変更される。
ソフトウェアの更新が完了すると、制御装置19は、始動/停止スイッチ25がエンジン21の始動操作を受け付けたか否かを再度判定する(ステップST51)。第4実施形態に係る設定変更制御のステップST51~ステップST52は、第1実施形態に係る設定変更制御のステップST9~ステップST10と同様であるため、説明を省略する。
ステップST52においてエンジン21が始動すると、制御装置19は、乗員に対する更新通知をタッチパネル24に表示させる(ステップST53)。更新通知は、「ソフトウェアの更新が完了しました」といったソフトウェアの更新完了を通知するメッセージを含むと良い。
更新通知の表示が終了すると、制御装置19は、乗員による運転操作子15に対する運転操作に応じて車両3の走行を開始する(ステップST54)。これにより、設定変更制御が終了する。
以上のように、第4実施形態では、制御装置19は、走行制御の実行後に、走行制御に対する乗員の評価に応じた更新用ソフトウェアをソフトウェアサーバ4から受信し、更新用ソフトウェアによって既存のソフトウェアを更新することで、走行制御の設定を変更している。これにより、走行制御に対する乗員の評価に応じて、走行制御の設定を大規模に変更することができる。そのため、走行制御に対する乗員の満足度を一層高めることができる。
なお、上記の第4実施形態では、制御装置19は、エンジン21の停止後にOTAによるソフトウェア更新を実行している。一方で、他の実施形態では、制御装置19は、エンジン21の停止前(例えば、ステップST46で実行走行制御に対する乗員の評価を受け付けた直後)にOTAによるソフトウェア更新を実行しても良い。
また、上記の第4実施形態では、制御装置19は、更新用ソフトウェアをソフトウェアサーバ4から一括で受信している。一方で、他の実施形態では、制御装置19は、更新用ソフトウェアをソフトウェアサーバ4から分割して受信しても良い。
(第5実施形態)
次に、図8を参照しつつ、本発明の第5実施形態について説明する。なお、制御装置19がタッチパネル24に表示させる評価受付画面61以外は、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
<評価受付画面61>
評価受付画面61は、制御装置19が実行した走行制御に対する乗員の評価を受け付けるための画面である。評価受付画面61は、種類表示欄63と、複数の項目表示欄64と、複数の評価表示欄65と、評価終了ボタン66と、を含む。なお、第5実施形態に係る評価受付画面61の種類表示欄63及び評価終了ボタン66は、第1実施形態に係る評価受付画面41の種類表示欄43及び評価終了ボタン45と同様であるため、説明を省略する。
各項目表示欄64は、制御装置19が実行した走行制御に対する評価項目(例えば、「突然の減速があった」等)を表示する。各項目表示欄64が表示する評価項目は、制御装置19が実行した走行制御の種類及び車両センサ18の検出結果に応じて変化すると良い。
各評価表示欄65は、各項目表示欄64と対応しており、各項目表示欄64の下方に設けられている。各評価表示欄65は、評価目盛り67と、評価目盛り67上に設けられた評価点68と、を含む。評価点68は、制御装置19が実行した走行制御に対する乗員の評価を示す。評価点68は、乗員のタッチパネル24に対する所定の操作(例えば、スワイプ操作)に応じて評価目盛り67に沿って移動する。これにより、評価項目に対する評価が多段階に調節される。
以上のように、第5実施形態では、評価受付画面61は、制御装置19が実行した走行制御に対する評価項目を表示する複数の項目表示欄64と、評価項目に対する評価を多段階に調節可能な状態で表示する複数の評価表示欄65と、を含んでいる。これにより、評価受付画面61において複数の評価項目に対する乗員の詳細な評価を一括で受け付けることができる。そのため、走行制御に対する乗員の評価を走行制御の設定により的確に反映させることができる。
<その他の変形例>
上記各実施形態では、乗員をユーザの一例としている。一方で、他の実施形態では、乗員以外の者(即ち、車両3の外部に居る者)をユーザの一例としても良い。
上記各実施形態では、制御装置19は、設定変更制御においてADAS(先進運転支援システム)に対応する走行制御の設定を変更している。一方で、他の実施形態では、制御装置19は、設定変更制御においてAD(自動運転)に対応する走行制御の設定を変更しても良いし、設定変更制御においてADASに対応する走行制御の設定とADに対応する走行制御の設定を両方変更しても良い。
上記各実施形態では、車両3の内部に設置されたHMI14を入出力装置の一例としている。一方で、他の実施形態では、車両3と通信可能に設けられた通信機器(例えば、スマートフォン、タブレットPC、携帯電話、PDA等)を入出力装置の一例としても良い。つまり、入出力装置は必ずしも車両3の内部に設置されていなくても良い。
上記各実施形態では、車両3(例えば、自動車)を移動体の一例としている。一方で、他の実施形態では、自動車以外の車両3(二輪車等)を移動体の一例としても良いし、車両3以外の移動体(セグウェイ、船舶、航空機等)を移動体の一例としても良い。
以上で具体的な実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態や変形例に限定されることなく、幅広く変形実施することができる。
1 :走行制御システム
3 :車両(移動体の一例)
4 :ソフトウェアサーバ(外部装置の一例)
14 :HMI(入出力装置の一例)
17 :外界センサ(外界検出装置の一例)
19 :制御装置
21 :エンジン(駆動源の一例)
41 :評価受付画面
44 :アイコン(選択肢画像の一例)
61 :評価受付画面
64 :項目表示欄
65 :評価表示欄

Claims (10)

  1. 走行制御システムであって、
    移動体の外界の状態を検出する外界検出装置と、
    前記移動体のユーザに対して情報を提示すると共に、前記ユーザによる情報の入力を受け付ける入出力装置と、
    前記外界検出装置の検出結果に基づいて前記移動体の走行制御を実行すると共に、前記入出力装置を制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記制御装置が実行した前記走行制御の種類を前記入出力装置に表示させると共に、前記制御装置が実行した前記走行制御に対する前記ユーザの評価を前記入出力装置に受け付けさせ、前記入出力装置が受け付けた前記ユーザの評価に応じて前記走行制御の設定を変更する走行制御システム。
  2. 前記制御装置は、前記制御装置が実行した前記走行制御に対する前記ユーザの評価を前記入出力装置が受け付けた場合に、前記走行制御の設定変更を許可するか否かに関する前記ユーザの選択を前記入出力装置に受け付けさせ、前記走行制御の設定変更を許可する旨の前記ユーザの選択を前記入出力装置が受け付けた場合に、前記走行制御の設定を変更する請求項1に記載の走行制御システム。
  3. 前記移動体を走行させるための駆動力を発生させる駆動源を更に備え、
    前記制御装置は、前記駆動源が駆動している状態で前記走行制御に対する前記ユーザの評価を前記入出力装置が受け付けた場合に、前記駆動源の次回の駆動時に前記走行制御の設定変更を許可するか否かに関する前記ユーザの選択を前記入出力装置に受け付けさせる請求項2に記載の走行制御システム。
  4. 前記移動体を走行させるための駆動力を発生させる駆動源を更に備え、
    前記入出力装置は、前記駆動源の停止操作を受け付け可能に設けられ、
    前記制御装置は、前記駆動源が駆動している状態で前記走行制御に対する前記ユーザの評価を前記入出力装置が受け付けた場合に、前記入出力装置が前記駆動源の停止操作を受け付けてから前記駆動源が停止するまでの間に、前記走行制御の設定変更を許可するか否かに関する前記ユーザの選択を前記入出力装置に受け付けさせる請求項2に記載の走行制御システム。
  5. 前記移動体を走行させるための駆動力を発生させる駆動源を更に備え、
    前記入出力装置は、前記駆動源の停止操作を受け付け可能に設けられ、
    前記制御装置は、前記駆動源が駆動している状態で前記走行制御に対する前記ユーザの評価を前記入出力装置が受け付けた場合に、前記走行制御に対する前記ユーザの評価を前記入出力装置が受け付けた直後に、前記走行制御の設定変更を許可するか否かに関する前記ユーザの選択を前記入出力装置に受け付けさせる請求項2に記載の走行制御システム。
  6. 前記移動体の外部に設けられ、前記制御装置と無線通信可能な外部装置を更に備え、
    前記制御装置は、前記走行制御の実行後に、前記走行制御に対する前記ユーザの評価に応じた更新用ソフトウェアを前記外部装置から受信し、前記更新用ソフトウェアによって既存のソフトウェアを更新することで、前記走行制御の設定を変更する請求項1~5のいずれか1項に記載の走行制御システム。
  7. 前記制御装置は、前記制御装置が実行した前記走行制御に対する前記ユーザの評価を受け付けるための評価受付画面を前記入出力装置に表示させ、
    前記評価受付画面は、前記制御装置が実行した前記走行制御に対する評価項目を表示する複数の項目表示欄と、前記評価項目に対する評価を多段階に調節可能な状態で表示する複数の評価表示欄と、を含む請求項1~6のいずれか1項に記載の走行制御システム。
  8. 前記制御装置は、前記制御装置が実行した前記走行制御に対する前記ユーザの評価を受け付けるための評価受付画面を前記入出力装置に表示させ、
    前記評価受付画面は、前記制御装置が実行した前記走行制御に対する評価内容を表示する複数の選択肢画像を含む請求項1~6のいずれか1項に記載の走行制御システム。
  9. 前記制御装置は、前記移動体の走行時において前記走行制御に対する前記ユーザの評価の受付を前記入出力装置に禁止し、前記移動体の停止時において前記走行制御に対する前記ユーザの評価の受付を前記入出力装置に許可する請求項1~8のいずれか1項に記載の走行制御システム。
  10. 前記制御装置は、前記移動体の前記走行制御として前記移動体の加減速制御及び/又は操舵制御を実行し、前記入出力装置が受け付けた前記加減速制御及び/又は前記操舵制御に対する前記ユーザの評価に応じて、前記加減速制御及び/又は前記操舵制御の設定を変更する請求項1~9のいずれか1項に記載の走行制御システム。
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