JP2023057482A - 車両制御システム - Google Patents

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隆史 濱田
Takashi Hamada
学 山岡
Manabu Yamaoka
大輔 脇林
Daisuke Wakibayashi
圭一郎 山本
Keiichiro Yamamoto
由佳 峯岸
Yuka Minegishi
明日香 山本
Asuka Yamamoto
なつ美 大崎
Natsumi Osaki
直紀 高田
Naoki Takada
信宏 野中
Nobuhiro Nonaka
慎也 休坂
Shinya Kyusaka
雄太 辻
Yuta Tsuji
良幸 山下
Yoshiyuki Yamashita
友馬 西條
Yuma Saijo
篤史 塚原
Atsushi Tsukahara
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【課題】システム誤作動時、ドライバを含む乗員が直感的に自動停車制御をキャンセルすることができる車両制御システムを提供する。【解決手段】車両制御システム100は、ドライバの異常が判定された場合に、車両1を緊急で自動的に停車させるための自動停車制御を行う自動停車制御モジュールVCM73と、ハザードスイッチ36の操作に基づいて灯火器49をハザード点滅または消灯させるハザード制御モジュールCBCM72とを備え、VCM73は、自動停車制御が実行されている間、CBCM72に灯火器49をハザード点滅させる信号を送信し、VCM73は、自動停車制御が実行されている間にハザードスイッチ36が操作されたとき、CBCM72に灯火器49をハザード点滅させる信号の送信を停止させる信号を送信すると共に、VCM73による自動停車制御を停止する。【選択図】図3

Description

本発明は、走行中においてドライバに異常が発生した時に、車両を緊急で自動停車させる車両制御システムに関する。
この種の技術が、例えば特許文献1、2に開示されている。特許文献1には、自動停車を実行する場合に、自動停車の起動判断の状況や解除判断の状況についての情報を表示させることで、自動停車の起動や解除のタイミングに関連して生じ得るドライバの混乱を軽減する技術が開示されている。また、この特許文献1には、自動停車を起動又は解除するために必要な操作を表示させることが開示されている。
特許文献2には、自動停車を開始及び解除するためのスイッチをタッチパネルに表示させることが開示されている。
特開2018-79717号公報 特開2019-43365号公報
ところで、ドライバの運転不能状態(たとえばドライバの疾患などのドライバ異常)が検知され、自動停車制御が行われる場合、たとえばドライバが正常な運転状態である場合など、自動停車制御を、ドライバを含む乗員の意思で、冗長な操作を行うことなく直感的にキャンセル(停止)することができるシステムが望ましい。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、システム誤作動時、ドライバを含む乗員が直感的に自動停車制御をキャンセルすることができる車両制御システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、車両制御システムであって、ドライバの状態を監視するドライバ監視装置と、車室内の運転席前方に設けられ、ドライバまたは同乗者が車両の灯火器をハザード点滅または消灯させるためのハザードスイッチと、ドライバ監視装置により監視されたドライバの状態に基づき、ドライバの異常が判定された場合に、車両を緊急で自動的に停車させるための自動停車制御を行う自動停車制御モジュールと、ハザードスイッチの操作に基づいて灯火器をハザード点滅または消灯させるよう制御するハザード制御モジュールと、を備え、自動停車制御モジュールは、自動停車制御が実行されている間、ハザード制御モジュールに灯火器をハザード点滅させる信号を送信し、自動停車制御モジュールは、自動停車制御が実行されている間にハザードスイッチが操作されたとき、ハザード制御モジュールに灯火器をハザード点滅させる信号の送信を停止させる信号を送信すると共に、自動停車制御モジュールによる自動停車制御を停止する、ことを特徴としている。
このように構成された本発明においては、自動停車制御が実行されている間、ドライバを含む乗員がハザードスイッチを操作すると車両の自動停車制御が停止される。このとき、ハザードスイッチは、その機能上、ドライバを含む乗員が操作しやすい位置に目立つように配置されるものであり、かつ、自動停車制御中は車両の灯火器がハザード点滅している状態であるので、システム誤作動時(たとえばドライバが正常な状態である場合)、ドライバを含む乗員が直感的に自動停車制御をキャンセルすることができる。すなわち、本発明では、自動停車制御のキャンセルスイッチとしてハザードスイッチを利用している。また、ドライバの運転中の通常行動において、ハザード点滅していれば、まずハザードスイッチを操作しようとするだろうと推測されるので、直感的に自動停車制御をキャンセルすることができるのである。
また、本発明において、好ましくは、さらに、ドライバを含む乗員に対して所定の情報を視覚的及び/又は聴覚的に報知する報知装置を備え、報知装置は、車室前方の中央に配置されたセンターディスプレイを有し、報知装置は、センターディスプレイに、自動停車制御に関する情報を表示する共に、自動停車制御をキャンセルする操作がハザードスイッチの操作であることを示す図形およびまたは文字を表示する。
このように構成された本発明によれば、センターディスプレイに、自動停車制御をキャンセルする操作がハザードスイッチの操作であることの情報が表示されるので、より効果的に、ドライバを含む乗員が直感的に自動停車制御をキャンセルすることができる。また、システム誤作動時、正常なドライバが自動停車制御をキャンセルすることができる一方、システム正常作動時(たとえばドライバが異常な状態である場合)、誤って同乗者がキャンセル操作をしないようにすることができる。
また、本発明において、好ましくは、ハザードスイッチはセンターディスプレイの下方に配置されたモーメンタリ式のスイッチである、請求項2に記載の車両制御システム。
このように構成された本発明によれば、より効果的に、ドライバを含む乗員が直感的に自動停車制御をキャンセルすることができる。
また、本発明において、好ましくは、ハザードスイッチはセンターディスプレイの下方に配置され、報知装置は、車室内のドライバの前方に配置されたメータディスプレイを有し、報知装置は、第1に、メータディスプレイに、自動停車制御に関する情報を表示し、第2に、センターディスプレイに、自動停車制御に関する情報として車両の動作を示す車両の図形およびまたは文字を表示すると共に、自動停車制御をキャンセルする操作がハザードスイッチの操作であることを示す図形およびまたは文字を表示し、第3に、センターディスプレイの表示を強調するための赤色系の色の図形を表示する一方、メータディスプレイの自動停車制御に関する情報を黒白系の色で表示する。
このように構成された本発明によれば、メータディスプレイの自動停車制御に関する情報を黒白系の色で表示させることにより、ドライバが正常な場合に自動停車制御が実行されていることを認識できる。一方、センターディスプレイの表示を強調するための赤色系の色の図形(たとえば、センターディスプレイの表示全体を囲むような赤色系の色の枠図形や、車両を示す図形を囲むように表示する図形)を表示しているので、ドライバの目線をメータディスプレイからセンターディスプレイに誘導させ易くなる。さらに、その目線が誘導されたセンターディスプレイの下方には、ハザードスイッチが配置されているので、システム誤作動時、ドライバは、より直感的にかつより迅速に、ハザードスイッチを操作することができる。
また、本発明において、好ましくは、さらに、ドライバを含む乗員に対して所定の情報を視覚的及び/又は聴覚的に報知する報知装置を備え、報知装置は、ドライバの異常が判定された場合に、通常運転するときには取り得ない姿勢のドライバを示す図形を表示する。
このように構成された本発明によれば、ドライバを含む乗員は、ドライバの異常により自動停車制御が実行されていることを直感的に認識することができる。
また、本発明において、好ましくは、さらに、ドライバを含む乗員に対して所定の情報を視覚的及び/又は聴覚的に報知する報知装置を備え、報知装置は、ドライバの異常が判定され、自動停車制御が実行されている間、センターディスプレイに、ハザード点滅している車両を示す図形を表示し、およびまたは、ドライバを含む乗員が認識可能な大きさの音量でハザード音を出力する。
このように構成された本発明によれば、ドライバを含む乗員は、自動停車制御により灯火器がハザード点滅していることを直感的に認識することができ、それにより、ハザードスイッチを操作すれば自動停車制御をキャンセルすることを直感的に認識することができる。
本発明の車両制御システムによれば、システム誤作動時、ドライバを含む乗員が直感的に自動停車制御をキャンセルすることができる。
本発明の実施形態による車両制御システムが適用された車両の車内空間を示す模式図である。 本発明の実施形態による車両制御システムの概略構成を示すブロック図である。 図2に示す車両制御システムの構成をより詳細に示すブロック図であり、車両が備えるCANの一部の構成を示す図である。 本発明の実施形態による車両制御システムにより実行される自動停車制御を示すフローチャートである。 本実施形態におけるドライバの異常発生時に表示されるメータディスプレイの表示例である。 本実施形態におけるドライバの異常発生時に表示されるセンターディスプレイの表示例である。 本実施形態における自動停車制御がキャンセルされた場合に表示される表示例である。 本実施形態における自動停車制御での減速走行時のセンターディスプレイの表示例である。 本実施形態における自動停車制御での車線変更時のセンターディスプレイの表示例である。 本実施形態における自動停車制御での車両停車時のセンターディスプレイの表示例である。 本実施形態における自動停車制御での車両の路肩への移動時のセンターディスプレイの表示例である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態による車両制御システムについて説明する。
まず、図1乃至図3を参照して、本発明の実施形態による車両制御システムの構成を説明する。図1は、本発明の実施形態による車両制御システムが適用された車両の車内空間を示す模式図であり、図2は、本発明の実施形態による車両制御システムの概略構成を示すブロック図であり、図3は、図2に示す車両制御システムの一部の構成をより詳細に示すブロック図であり、車両が備えるCAN(Controller Area Network)の一部の構成を示す図である。
まず、図1に示すように、車室内には、センターディスプレイ41及びメータディスプレイ(メータ装置)42が組み込まれたインストルメントパネル40や、センターコンソール32などが設けられている。センターディスプレイ41は、運転席及び助手席の前方で且つ車幅方向におけるほぼ中央位置に設けられ、液晶ディスプレイ(LCD)により構成されている。
メータディスプレイ42は、ステアリングホイール60の前方に設けられ、速度、エンジン回転数、ギヤレンジおよび所定の警告表示などが表示される。センターコンソール32には、自動変速機のレンジを切り替えるためのレンジ操作装置33、及び、センターディスプレイ41に表示された種々の選択肢を選択するため等に操作されるセンターコンソール操作装置34が設けられている。たとえば、センターコンソール操作装置34は、ダイヤル式のロータリースイッチにより構成される。また、フロントガラス50上の画像表示領域43aに、ヘッドアップディスプレイ装置(図示せず)による画像が投影される。
また、図1に示すように、センターディスプレイ41の下方には、ドライバまたは同乗者が車両1(図2参照)の灯火器(ターンランプ)49(図2参照)をハザード点滅または消灯させるためのハザードスイッチ36が設けられている。より詳細には、ハザードスイッチ36は、非常点滅表示灯(Hazard warning signal)の作動および停止を切り替えるためのスイッチである。
このハザードスイッチ36は、その機能上、運転者や同乗者が緊急時などに迅速かつ確実に押しやすいよう、車室内の運転席前方かつ車幅方向におけるほぼ中央位置に配置されている。本実施形態において、このハザードスイッチ36は、モーメンタリ式の物理スイッチで構成され、かつ、そのスイッチ内の光源により、車両1の灯火器49と同期して、ハザードスイッチ36上のハザードマークが点滅するよう構成されている。なお、本実施形態は、ハザードスイッチを大型ディスプレイに表示させるタイプの車種にも適用可能である。
次に、図2に示すように、車両制御システム100は、ECU(Electronic Control Unit)などを含むコントローラ10と、コントローラ10の入力側の複数の入力装置と、コントローラ10の出力側の制御対象である複数の装置およびハザードスイッチ36と、を有する。コントローラ10は、1つ以上のプロセッサ(典型的にはCPU)である処理装置(回路)と、各種プログラムを記憶するメモリ(ROM、RAMなど)と、入出力装置などを備えたコンピュータにより構成される。
車両制御システム100は、車両1の走行中にドライバの異常を判定したときに、車両1を緊急で自動的に停車させる自動停車制御を行うように構成されている。
ここで、上述した複数の入力装置には、車内カメラ20、車外カメラ21、レーダ22、車速センサ23、加速度センサ24、ヨーレートセンサ25、操舵角センサ26、アクセルポジションセンサ27、ブレーキセンサ28、車両1の位置を検出するための測位システム30、ナビゲーションシステム31、及びセンターコンソール操作装置34、自動停車スイッチ35、および、ハザードスイッチ36が含まれる。
一方、コントローラ10により制御される複数の装置には、センターディスプレイ41、メータディスプレイ42、HUD43、音声出力装置44、エンジン制御装置46、ブレーキ制御装置47、ステアリング制御装置48が含まれる。また、本実施形態では、コントローラ10により、ハザードスイッチ(ハザードマーク)36の点滅または消灯が制御される。
車内カメラ20は、車室内、特にドライバを撮影し、画像データを出力する。コントローラ10は、車内カメラ20から受信した画像データに基づいて、ドライバの姿勢などを分析して、ドライバが異常であるか否かを判定する。たとえば、コントローラ10は、分析されたドライバの姿勢が、ドライバが車両1を通常運転するときには取り得ない姿勢である場合に、ドライバが異常であると判定する。なお、車内カメラ20は、本発明における「ドライバ監視装置」の一例に相当する。
車外カメラ21は、車両1の周囲を撮影し、画像データを出力する。コントローラ10は、車外カメラ21から受信した画像データに基づいて、対象物(例えば、先行車両(前方車両)、後続車両(後方車両)、駐車車両、歩行者、走行路、区画線(車線境界線、白線、黄線)、交通信号、交通標識、停止線、交差点、障害物等)を特定する。なお、コントローラ10は、交通インフラや車々間通信等により、外部から対象物の情報を取得してもよい。これにより、対象物の種類、相対位置、移動方向等が特定される。
レーダ22は、対象物(特に、先行車両、後続車両、駐車車両、歩行者、走行路上の落下物等)の位置及び速度を測定する。レーダ22として、例えばミリ波レーダを用いることができる。レーダ22は、車両1の進行方向に電波を送信し、対象物により送信波が反射されて生じた反射波を受信する。そして、レーダ22は、送信波と受信波に基づいて、車両1と対象物との間の距離(例えば、車間距離)や、車両1に対する対象物の相対速度を測定する。なお、このようなレーダ22に代えて、レーザレーダや超音波センサ等を用いて対象物との距離や相対速度を測定してもよい。また、複数のセンサ類を用いて、位置及び速度測定装置を構成してもよい。
ここで、コントローラ10は、上述した車外カメラ21及びレーダ22によって取得された走行路情報及び障害物情報に基づき、車両1の自動運転制御、具体的には車両1を緊急で自動的に停車させるための自動停車制御を実行する。
走行路情報は、例えば、走行路の形状(直線、カーブ、カーブ曲率)、走行路幅、車線数、車線幅、標識などに規定された走行路の規制情報(制限速度など)、交差点、横断歩道等に関する情報を含んでいる。
また、障害物情報は、車両1の走行路上の障害物(例えば先行車両や後続車両や駐車車両や歩行者などの車両1の走行において障害となり得る対象物)の有無や、障害物の移動方向、障害物の移動速度等に関する情報を含んでいる。
車速センサ23は、車両1の絶対速度を検出し、加速度センサ24は、車両1の加速度を検出する。この加速度は、前後方向の加速度と、横方向の加速度(つまり横加速度)とを含む。なお、加速度には、速度が増加する方向の速度の変化率だけでなく、速度が減少する方向の速度の変化率(つまり減速度)も含む。ヨーレートセンサ25は、車両1のヨーレートを検出する。操舵角センサ26は、車両1のステアリングの回転角度(操舵角)を検出する。
コントローラ10は、車速センサ23が検出した絶対速度、及び、操舵角センサ26が検出した操舵角に基づいて所定の演算を実行することにより、車両1のヨー角を取得する。アクセルポジションセンサ27は、ドライバによるアクセルペダルの踏み込み量(アクセル開度)を検出する。ブレーキセンサ28は、ドライバによるブレーキペダルの操作、具体的には当該ペダルの踏み込み量を検出する。
測位システム30は、GPSシステム及び/又はジャイロシステムであり、車両1の位置(現在車両位置情報)を検出する。ナビゲーションシステム31は、内部に地図情報を格納しており、コントローラ10に地図情報を提供する。コントローラ10は、地図情報及び現在車両位置情報に基づいて、車両1の周囲(特に、進行方向)に存在する道路、交差点、交通信号、建造物等を特定する。地図情報は、コントローラ10内に格納されていてもよい。なお、ナビゲーションシステム31も、上述した走行路情報を取得するものである。
センターコンソール操作装置34は、センターディスプレイ41に表示された種々の選択肢を選択するため等に操作される。
自動停車スイッチ35は、車両1を自動的に停車させるために操作されるスイッチである。この自動停車スイッチ35は、ドライバが自分の異常を感じたときに、ドライバ自身が操作できるような車室内の場所に設けられている。
ハザードスイッチ36は、車両の灯火器(ターンランプ)49をハザード点滅または消灯させるために操作される。本実施形態では、モーメンタリ式の物理スイッチであるので、押し下げる毎に、ハザード点灯と消灯とが切り替えられる。
また、ハザードスイッチ36は、後述するように、自動停車制御が実行されている間に押し下げ操作が行われると、コントローラ10に自動停車制御を停止(キャンセル)させるための信号を送信するように構成されている。
さらに、制御対象としてのハザードスイッチ36は、コントローラ10からの指令を受け、後述する自動停車制御が実行されている間、その内蔵された光源によりハザードマークが点滅し、一方、自動停車装置がキャンセルされると、そのハザードマークの点滅が停止され消灯するよう制御される。
センターディスプレイ41、メータディスプレイ42及びHUD43は、図1で説明した通りである。音声出力装置44は、車室内に音声を出力するスピーカなどにより構成される。ここで、センターディスプレイ41、メータディスプレイ42、HUD43、及び音声出力装置44は、本発明における「報知装置」に相当する。
エンジン制御装置46は、車両1のエンジンを制御する。エンジン制御装置46は、エンジン出力(駆動力)を調整可能な構成部であり、例えば、点火プラグや、燃料噴射弁や、スロットルバルブや、吸排気弁の開閉時期を変化させる可変動弁機構などを含む。コントローラ10は、車両1を加速又は減速させる必要がある場合に、エンジン制御装置46に対して、エンジン出力を変更するために制御信号を送信する。
ブレーキ制御装置47は、車両1のブレーキ装置を制御する。ブレーキ制御装置47は、ブレーキ装置の制動力を調整可能な構成部であり、例えば液圧ポンプやバルブユニットなどを含む。コントローラ10は、車両1を減速させる必要がある場合に、ブレーキ制御装置47に対して、制動力を発生させるために制御信号を送信する。
ステアリング制御装置48は、車両1のステアリング装置を制御する。ステアリング制御装置48は、車両1の操舵角を調整可能な構成部であり、例えば電動パワーステアリング装置の電動モータなどを含む。コントローラ10は、車両1の進行方向を変更する必要がある場合に、ステアリング制御装置48に対して、操舵方向を変更するために制御信号を送信する。
灯火器49は、車両1のフロント部分、ドア付近およびリア部分に配置された複数のターンランプであり、運転者がウインカーレバー(図示せず)を操作すると左右いずれかのターンランプが点滅するものである。また、運転者を含む乗員がハザードスイッチ36を操作すると、その左右両側のターンランプが同時に所定の間隔で点滅する「ハザード点滅」が行われる。
次に、図3により、上述した車両制御システムの構成として、車両が備えるCANの一部の構成を詳細に説明する。
車両が備える車両制御システム100は、車内ネットワークであるCAN(Controller Area Network)200に信号(CAN信号)を流して車両全体を制御するものであるが、以下では、後述する車両制御システム100により自動停車制御(ハザードスイッチ36の制御を含む)が実行されているときのCANの各モジュールの機能やCAN信号の流れを説明する。
図3において、符号36は上述したモーメンタリ式のハザードスイッチを示し、符号71は、インストルパネルESU(IP-ESU)(Install Panel ESU)を示し、符号72は、センターボディ制御モジュール(CBCM)(Center Body Control Module)を示し、符号73は、車両制御モジュール(VCM)(Vehicle Control Module)を示し、符号74は、ランプ制御モジュール(LCM)(Light Control Module)を示し、符号75は、ドアESU(Door ESU)を示し、符号76は、リアESU(Rear ESU)を示す。
ここで、「ESU」は、電源/電気信号供給ユニット(Electrical Supply Unit)であり、たとえばインストルパネルESU71は、ハザードスイッチ36や、VCM73およびLCM74などに信号を送ると共に、LCM74などに接続された灯火器49を点灯(点滅)させるための電源を供給するものである。
各「モジュール」71~76は、処理装置である回路および入出力装置などで構成されている。
次に、これらの装置やモジュールについて説明する。
まず、図3に示すハザードスイッチ36は、モーメンタリ構造を有しており、運転者を含む乗員の操作をそのスイッチ機構により検出すると共にスイッチ回路のON/OFF状態を生成する。ハザードスイッチ36は、このON/OFF状態を示す信号を、灯火器49の作動及び停止要求として、CANを介して車両の各モジュール/各装置へ伝達する役割を有する。
本実施形態の車両制御システムでは、このハザードスイッチ36を利用して、緊急時運転支援システム、緊急停車支援システムを含むEDAシステム(Emergency Driving Assist)(「車両を緊急で自動停車させる車両制御システム」)による制御の停止要求を車両の各モジュール等へ伝達するようにしている。EDAシステム、緊急時運転支援システムおよび緊急停車支援システムは、本実施形態による自動停車制御を実行するための車両制御システムである。
本実施形態では、特に、自動停車制御が実行されている間にハザードスイッチ36が操作されると、その操作を示すON信号がCAN信号としてインストルメントパネルECU71に伝達される。
次に、インストルパネルECU(IP-ESU)71は、ハザードスイッチ36のON/OFF状態を監視し、その結果をCAN信号により、車両の各モジュールや灯火器49などへ伝達する役割を有する。また、そのCAN信号は、ハザードスイッチ36が押された状態と離された状態の2つの状態をCANに伝達する役割を有する。本実施形態では、IP-ESU71は、ハザードスイッチ36のONを示すCAN信号を受信すると、そのCAN信号をCBCM72に伝達する。
次に、センターボディ制御モジュール(CBCM)72は、ハザードランプシステムの統合制御ユニットであり、IP-ESU71により提供されるCAN信号によって、ハザードスイッチ36の状態を判断し、その時の車両状態に応じて、ハザードランプシステムの作動/停止を判断し、車両の各モジュールへ所定の指示を送信する役割を有する。また、ハザードスイッチ36の状態を判断した結果も、CAN信号によって車両の各モジュール等へ伝達される。
次に、車両制御モジュール(VCM)73は、ドライバ異常時対応システムを含む、先進安全システムの制御を司るコントロールモジュールである。本実施形態では、VCM73は、ハザードスイッチ信号を受信し、自動停車制御の停止を判断する。自動停車制御の停止判定は、上述したEDAシステムによる自動停車制御が実行されているときに、乗員によりハザードスイッチ36が押し下げ操作されたことを受信することで行われる。本実施形態では、VCM73は、ハザードスイッチ36がONである状態を示すCAN信号を受けて、自動停車制御の停止の判断を行う。
また、ハザードスイッチ36が操作されておらず、自動停車制御が実行されているとき、VCM73はCBCM72へ「ハザード要求」(灯火器49をハザード点滅させる要求)を送信する。
次に、LCM74、ドアESU75およびリアESU76は、主に、CBCM72からのハザードランプシステムの作動/停止指示に従い、各ユニットに接続された灯火器49(サイドドアや車両後部に近い「ターンランプ」)を駆動させて点灯/消灯させる役割を有する。灯火器49(図2)は、LCM74によって直接電源が供給されると共に、その点滅タイミングなどが制御される。点灯/消灯させた結果は、CAN信号によって車両の各モジュールなどへ伝達される。
次に、ハザードスイッチ36が操作された場合における図3に示すCANにおけるCAN信号の送受信状態を説明する。
まず、ハザードスイッチ36が押し下げ操作されると、そのハザードスイッチ信号がIP-ESU71に送信される。IP-ESU71は、その信号を受信し、さらに、ハザードスイッチ36が操作された状態であることを示す信号(CAN信号(1))をCBCM72に送信する。
CBCM72は、ハザードスイッチ36が操作された状態であることを示す信号(CAN信号(2))をVCM73へ送信する。
VCM73は、自動停車制御をキャンセル(停止)するか否かの判定を行う。具体的には、VCM73は、CAN信号(2)を受信すると、自動停車制御を停止(キャンセル)させる判定を成立させる。このように自動停車制御の停止判断が成立すると、VCM73は、自動停車制御を停止させるCAN信号(図3には図示せず)を、CANを介して、車両の各装置(センターディスプレイ41やエンジン制御装置46など)に送信する。また、VCM73は、ハザード要求を取り下げる信号(CAN信号(3))をCBCM72へ送信する。
このCAN信号(3)を受信したCBCM72は、灯火器49を制御するLCM74、ドアESU75、リアESU76に対して、灯火器49のハザード点滅の消灯を指示する信号(CAN信号(4))を送信する。
次に、図4乃至図11を参照して、本発明の実施形態による車両制御システム100で実行される自動停車制御について具体的に説明する。図4は、本発明の実施形態による車両制御システムにより実行される自動停車制御を示すフローチャートであり、図5は、本実施形態におけるドライバの異常発生時に表示されるメータディスプレイの表示例であり、図6、図8乃至図11は、それぞれ、本発明の実施形態による自動停車制御中の種々の段階でのセンターディスプレイの表示例であり、図7は、本実施形態における自動停車制御がキャンセルされたときの表示例である。
図4に示すフローチャートに係る処理(S1~S26)は、コントローラ10によって所定の周期で繰り返し実行される。図4において、「S」は各ステップを示す。
まず、図4に示すように、S10において、図2に示した複数の入力装置から各種の情報が取得される。
次に、S11において、ドライバに異常が発生したか否か、すなわち、ドライバが車両1を運転することが困難な状態であるか否かが判定される。たとえば、車内カメラ20により撮影されたドライバの画像より、ドライバの姿勢(ドライバの頭部の姿勢など)が分析され、ドライバが異常であるか否かが判定される。すなわち、S11では、分析されたドライバの姿勢が、ドライバが車両1を通常運転するときには取り得ない姿勢である場合に、ドライバが異常であると判定される。
S11による判定の変形例として、操舵角センサ26により検出された操舵角が通常の走行では取り得ない変化をしている場合に、ドライバが異常であると判定される(この例では、操舵角センサ26は本発明における「ドライバ監視装置」に相当する)。
さらなる変形例では、人のサリエンシーの特性に基づき、ドライバが異常であるか否かが判定される。すなわち、コントローラ10は、ドライバの前方に所定の視覚刺激を提示したときに、ドライバの視線方向が視覚刺激に適切に向かない場合に、ドライバが異常であると判定する。
以上のようなS11の判定の結果、ドライバに異常が発生していない場合(S11でNo)、リターンに戻り、図4に示すフローチャートの繰り返し処理が終了する。
一方、ドライバに異常が発生している場合(S11でYes)には、S12に進み、本実施形態の自動停車制御が開始される。本実施形態では、自動停車制御は、コントローラ10および上述した車両制御モジュール(VCM)73により実行される。
自動停車制御が開始されると、まず、コントローラ10、特に、VCM73(図3)は、CBCM72へハザード要求を送信する。すなわち、VCM73は、灯火器49をハザード点滅させるよう指示するCAN信号を、CBCM72を介して、LCM74、ドアESU75およびリアESU76に送信し、灯火器49をハザード点滅させる。このハザード点滅により、「車両1が自動停車制御モードが行われ、自動停車制御での車両1の挙動となる」ことを車両1の周囲に知らせる。
また、自動停車制御モードが開始されたとき、ADAS(Advanced driver-assistance systems)警告音が音声出力装置44から数回出力され、かつ、図5および図6に示すような表示が提供される。
さらに、S12において、音声出力装置44からドライバを含む乗員が確実に認識可能な大きさの音量で疑似ハザード音を出力して、自動停車制御が実行されていることを報知し、これにより、キャンセル操作としてのハザードスイッチ36の押し下げ操作をより早く行えるようにしている。この疑似ハザード音(ウインカーの点滅音や車両の警報ホーンの音を所定間隔で出力させるなど)は、自動停車制御が停止するまで継続して出力される。
図5は、S12の処理により報知される、ドライバの異常発生時に表示されるメータディスプレイ42の表示例である。図5に示すように、メータディスプレイ42には、速度計や燃料系などの通常の表示に対し、その中央に黒色系の色の表示領域Aを表示させると共に、「ドライバ異常検知」「緊急停車します」とのハイライト表示の黒色系の色の図形文字を表示させる。
また、図6は、S12の処理により報知される、ドライバの異常発生時に表示されるセンターディスプレイ41の表示例である。
図6に示すように、センターディスプレイ41には、その左側の領域(第1の領域)A1に、「ドライバ異常を検知しました」との図形文字G1、「まもなく緊急停止します」との図形文字G2、および、自動停車制御により実際に車両の各制御が行われるまでの時間経過を示す「バー表示」のグラフィックG3が表示される。さらにその下方には、通常運転するときには取り得ない姿勢のドライバのグラフィック(図形)として、ドライバが疾患状態であり、前傾してステアリングにもたれかかっているグラフィックG4が表示される。
また、センターディスプレイ41の右側の領域(第2の領域)A2には、「キャンセルするにはハザードスイッチ押下」との図形文字G5が表示されると共に、ハザードスイッチを押下しているグラフィックG6が表示される。さらに、このグラフィックG6の背景の一部領域(図6で示す楕円形の部分)G7は、その周囲とは異なる赤色系の色で点滅表示され、これにより、ドライバの目線を誘導するようにしている。なお、領域A2に表示されたハザードスイッチの意匠(図形)において、ハザードスイッチ自体やハザードマークを点滅表示させるようにしてもよい。さらに、センターディスプレイ41には、センターディスプレイ41内の表示全体を囲むような赤色系の枠図形G8が表示され、これにより、ドライバの目線を誘導するようにしている。
次に、S13に進み、ハザードスイッチ36が押し下げ操作されたか否かが判定される。ハザードスイッチ36が押し下げられた場合(S13でYes)、S14に進み、自動停車制御がキャンセル(制御停止)される。
ここで、S13およびS14における、ハザードスイッチ36による自動停車制御のキャンセル制御の処理を図3により詳細に説明する。
まず、ドライバを含む乗員がハザードスイッチ36を押し下げ操作すると(S13でYes)、S14において、図3に示すように「ハザードスイッチ信号」がCANを介してIP-ESU71に送信される。S14では、さらに、IP-ESU71は、送信されたハザードスイッチ信号に基づいて、ハザードスイッチ36が操作されたことを示す信号(CAN信号(1))をCANを介してCBCM72に送信する。
S14では、さらに、CBCM72は、ハザードスイッチ36が操作された状態であることを示す信号(CAN信号(2))をVCM73へ送信し、VCM73は、そのCAN信号(2)に基づき、自動停車制御を停止(キャンセル)する判定を成立させて、自動停車制御を停止させるCAN信号を生成する。VCM73は、このCAN信号を、CANを介して、車両の各装置(センターディスプレイ41やエンジン制御装置46など)に送信する。このような処理により、S14では、自動停車制御が停止される。
S14では、さらに、VCM73は、ハザード要求を取り下げる信号(CAN信号(3))をCBCM72へ送信し、このCAN信号(3)を受信したCBCM72は、灯火器49を制御するLCM74、ドアESU75、リアESU76に対して、灯火器4のハザード点滅の消灯指示を示す信号(CAN信号(4))を送信して、ハザード点滅していた灯火器49を消灯させる。
また、S14では、自動停車制御の停止に伴い、図7に示すような自動停車制御のキャンセル表示がなされる。図7(A)は、センターディスプレイ41による表示例を示し、図7(B)は、メータディスプレイ42における速度計の部分のみを示す表示例を示し、図7(C)は、HUD画像43aを示している。特に、図7(A)に示すように、センターディスプレイ41には、自動停車制御がキャンセルされたことが一定時間報知される。一方、図7(B)および図7(C)に示すように、ドライバに通常の運転を速やかに行わせるため、速度計などの必要な情報は通常表示となる。
次に、図4のフローチャートの説明に戻る。
S13において、ハザードスイッチ36が押し下げされていないと判定された場合(S13でNo)には、S15に進み、ドライバの異常が判定されてから所定時間(数秒程度)が経過したか否かが判定される。所定時間が経過した場合(S15でYes)には、S16に進む。一方、所定時間が経過していない場合(S15でNo)には、S12に戻る。この場合には、コントローラ10は、所定時間が経過するまで(S15)、または、ハザードスイッチ36が操作されるまで(S13)、S12~S15の処置を繰り返す。
次に、S16では、図8に示すような表示が提供される。図8は、S16の処理により報知される、自動停車制御での減速走行時のセンターディスプレイ41の表示例である。図8に示すように、センターディスプレイ41の左側の領域A1には、「ドライバ異常時対応システム作動中」との図形文字G10、および、「50km/hまで減速します」との図形文字G11が表示される。さらにその下方には、路面および車線のグラフィックG12と共に、車線上を走行している車両のグラフィック(図形)G13が表示される。本実施形態では、車両のグラフィックG13のターンランプがハザード点滅するよう明滅表示される。また、車両のグラフィックG13の周囲には、車両G13を円形で囲みかつ車両G13の周りで回転するようにして、ドライバの目線が車両G13に向くよう強調するグラフィックG14が表示される。
また、センターディスプレイ41の右側の領域A2には、上述した図6と同様に「キャンセルするにはハザードスイッチ押下」との図形文字G5が表示されると共に、ハザードスイッチを押下しているグラフィックG6が表示される。上述したグラフィックG6の背景の一部領域G7の点滅は終了してもよいし、点滅表示を継続させるようにしてもよい。さらに、センターディスプレイ41には、図6と同様にセンターディスプレイ41内の表示全体を囲むような赤色系の枠図形G8が表示される。
また、S16において、「3分以内に安全な場所まで自動で停車します。」、「時速50kmまで減速中です。」などの音声メッセージが、音声出力装置44から出力される。説明を省略するが、以下の各ステップにおいても、車両の挙動に応じた同様の音声メッセージが出力される。
また、S16では、自動停車制御による車両1の制御が開始される。自動停車制御による車両の制御は、上述したように、車両1を所定の制限時間(例えば3分)以内に安全な場所に自動的に停車させるようにするための制御である。
S16の処理で実行される車両1の自動停車制御は、車両1を所定の減速度で徐々に減速させるものであり、本実施形態では、所定の減速度で、車両を50km/h程度まで減速させた後、さらに、10km/h程度まで減速させる。具体的には、ブレーキ制御装置47を介して車両1のブレーキ装置を制御することで、車両1を10km/h程度まで減速させる。
また、車両1の自動停車制御の実行中、車両1の灯火器49のハザード点滅に加え、車両1のホーン吹鳴やブレーキランプの点滅を行って、自動停車制御中であることを車外に報知する。
次に、S16の処理の後、S17に進み、S13と同様に、ハザードスイッチ36が押し下げ操作されたか否かが判定される。ハザードスイッチ36が押し下げられた場合(S17でYes)には、S14に進み、自動停車制御がキャンセル(制御停止)される。S17およびS14における、ハザードスイッチ36による自動停車制御のキャンセル制御の処理は、上述したとおりである。
次に、S17において、ハザードスイッチ36が押し下げ操作されていないと判定された場合(S17でNo)は、S18に進む。
S18では、所定の車速以下(たとえば10km/h以下)において、車両1を路肩で停車させるために車線変更を行う必要があるか否かが判定される。すなわち、たとえば、車両1が現在走行している車線に路肩が繋がっていない場合、路肩が繋がっている車線へと車両1を移動させる必要があると判定される。また、たとえば、車両1が片側一車線の道路を走行している場合には、自車線が路肩に繋がっているため、車線変更を行う必要はないと判定され、一方、車両1が片側二車線以上の道路において最も左側以外の車線を走行している場合には、自車線が路肩に繋がっていないため、車線変更を行う必要があると判定される。コントローラ10は、車外カメラ21やナビゲーションシステム31によって取得された走行路情報に基づき、このような判定を行う。
S18において、車線変更を行う必要があると判定された場合(S18でYes)は、車線変更を試行すべく、S19に進む。
一方、車線変更を行う必要がない場合(S18でNo)は、S19、S20の処理を実行せずにS22に進む。S22以降の処理は後述する。
次に、S18において、車線変更が必要であると判定された場合は、S19に進み、車線変更を行うことが可能であるか否かが判定される。具体的には、コントローラ10は、車外カメラ21及び/又はレーダ22によって取得された障害物情報に基づき、移動先の左車線を走行する周辺車両と自車両1との衝突余裕時間(TTC:Time To Collision)を求め、この衝突余裕時間が所定値以上である場合に、車線変更を行うことが可能であると判定する。ただし、自車両1が走行している場所が車線変更禁止の場所である場合には、車線変更を行うことが不可能であると判定する。S19において、車線変更を行うことが可能であると判定された場合(S19でYes)は、S20に進む。
S20では、図9に示すような表示が提供され、かつ、自動停車制御による車両1の車線内への車線変更制御が実行される。図9は、S20の処理により報知される、自動停車制御での車線変更時のセンターディスプレイ41の表示例である。
図9に示すように、センターディスプレイ41の左側の領域A1には、引き続き図形文字G10が表示され、また、「車線変更します」との図形文字G21が表示される。さらにその下方には、路面および車線のグラフィックG22と共に、車線変更している車両のグラフィック(図形)G23が表示される。
また、このS20では、車線変更しようとする方向を示す矢印のグラフィックG25が表示されると共に、車両のグラフィックG23のターンランプの一方を点滅表示させ、これらにより、ドライバを含む乗員が車線変更する方向を認識できるようにしている(図9の例では左折方向の車線変更)。さらに、車両のグラフィックG23の周囲に、図8と同様に車両を円形で囲みかつ車両G23の周りで回転するグラフィックG24が表示される。
また、センターディスプレイ41の右側の領域A2には、上述した図6と同様に「キャンセルするにはハザードスイッチ押下」との図形文字G5が表示されると共に、ハザードスイッチを押下しているグラフィックG6が表示される。上述したグラフィックG6の背景の一部領域G7の点滅は終了してもよいし、点滅表示を継続させるようにしてもよい。さらに、センターディスプレイ41には、引き続きセンターディスプレイ41内の表示全体を囲むような赤色系の枠図形G8が表示される。
次に、S20の処理で実行される車両1の車線変更の自動停車制御では、コントローラ10は、ステアリング制御装置48を介して車両1の操舵制御を行って、車両1の進行方向を変更させることで車両1を車線変更させる。
ここで、S19において、車線変更が可能ではないと判定された場合(S19でNo)は、S21の車線内での停車制御に進む。S21では、図10に示すような表示が提供され、かつ、自動停車制御による車両1の車線内への停車制御が実行される。図10は、S21の処理により報知される、自動停車制御での車両停車時のセンターディスプレイの表示例である。
図10に示すように、センターディスプレイ41には、引き続き図形文字G10が表示され、また、「停車しました」との図形文字G31が表示される。さらにその下方には、路面および車線のグラフィックG32と共に、停車してハザード点滅している車両のグラフィック(図形)G33が表示される。さらに、センターディスプレイ41には、引き続きセンターディスプレイ41内の表示全体を囲むような赤色系の枠図形G8が表示される。
一方、このS21では、車両1が停車しているので、上述したキャンセル操作のグラフィックG5~G7を表示させず、代わりに、自動停車制御のキャンセル操作が、セレクトレバーをPレンジに入れることを示す文字図形G34が表示される。
次に、S21の処理で実行される車両1の自動停車制御では、コントローラ10は、基本的に車線内で車両1が停止するよう、ステアリング制御装置48を介して車両1の操舵制御を行い、ブレーキ制御装置47を介して車両1のブレーキ装置を制御し、さらに、エンジン制御装置46を介してエンジンの動作を停止させる。
次に、S20の処理の後、S22に進み、上述したS13、S17と同様に、ハザードスイッチ36が押し下げ操作されたか否かが判定される。ハザードスイッチ36が押し下げられた場合(S22でYes)は、S14に進み、自動停車制御がキャンセル(制御停止)される。S22およびS14における、ハザードスイッチ36による自動停車制御のキャンセル制御の処理は、上述したとおりである。
次に、S22において、ハザードスイッチ36が押し下げ操作されていないと判定された場合(S22でNo)は、S23に進み、車両1を安全な場所に停車させることができる路肩が存在するか否かが判定される。コントローラ10は、車外カメラ21やナビゲーションシステム31によって取得された走行路情報に基づき、この判定を行う。
S23において所望の路肩が存在すると判定された場合(S23でYes)は、S24に進む。S24では、図11に示すような表示が提供され、かつ、自動停車制御による車両1の路肩への移動制御が開始される。図11は、S24の処理により報知される、自動停車制御での車両の路肩への移動時のセンターディスプレイ41の表示例である。
図11に示すように、センターディスプレイ41の左側の領域A1には、引き続き図形文字G10が表示され、また、「道路端に車両を寄せます」との図形文字G41が表示される。さらにその下方には、路面および車線のグラフィックG42と共に、路肩に向けて停車しようとしている車両のグラフィック(図形)G43が表示される。
また、このS24では、停車しようとする路肩の方向を示す矢印のグラフィックG45を表示すると共に、車両のグラフィックG43のターンランプの一方を点滅表示させ、これらにより、ドライバを含む乗員が停車する路肩の方向を認識できるようにしている(図11の例では左折方向の路肩への移動)。さらに、車両のグラフィックG43の周囲に、図8および図9と同様に、車両G43を円形で囲みかつ車両G43の周りで回転するグラフィックG44が表示される。
また、センターディスプレイ41の右側の領域A2には、上述した図6、図8、図9と同様に「キャンセルするにはハザードスイッチ押下」との図形文字G5が表示されると共に、ハザードスイッチを押下しているグラフィックG6が表示される。上述したグラフィックG6の背景の一部領域G7の点滅は終了してもよいし、点滅表示を継続させるようにしてもよい。さらに、センターディスプレイ41には、引き続きセンターディスプレイ41内の表示全体を囲むような赤色系の枠図形G8が表示される。
次に、S24の処理で実行される車両1の路肩への移動の自動停車制御では、コントローラ10は、ステアリング制御装置48を介して車両1の操舵制御により、車両1の進行方向を変更して車両1を路肩に移動させる。
次に、S25に進み、上述したS13、S17、S22と同様に、ハザードスイッチ36が押し下げ操作されたか否かが判定される。ハザードスイッチ36が押し下げられた場合(S25でYes)は、S14に進み、自動停車制御がキャンセル(制御停止)される。S25およびS14における、ハザードスイッチ36による自動停車制御のキャンセル制御の処理は、上述したとおりである。
次に、S25において、ハザードスイッチ36が押し下げ操作されていないと判定された場合(S25でNo)は、S26の停車制御に進む。S26では、上述した図10と同様の表示が提供され、かつ、自動停車制御による車両1の路肩での停車制御が実行される。
このS25では、コントローラ10は、ブレーキ制御装置47を介して車両1のブレーキ装置を制御すると共に、エンジン制御装置46を介してエンジンの動作を停止させることで、車両1を停止させる。
次に、キャンセルスイッチとしてハザードスイッチ36を利用する作用効果を説明する。
まず、本発明では、誤って「ドライバ異常」と検知された場合、ドライバが出来るだけ早くかつ確実にキャンセルできる手段として、ハザードスイッチ36を利用している。すなわち、ハザードスイッチは、その機能上、操作し易い位置に配置されているものであり、また、ドライバの運転中の通常行動において、ハザード点滅していれば、まずハザードスイッチを操作しようとするだろうと推測されるので、自動停車制御のキャンセルスイッチとしてハザードスイッチを利用することは有効なのである。
一方、たとえば、運転者が、パニックになって誤ってハザードスイッチを押そうとすることも考えられるが、本発明の実施形態では、このような誤った操作を防止するために、センターディスプレイ41に、システムの作動状態(なぜハザードSWが点滅しているか)とキャンセル方法を直感的に理解できるように、以下のような観点(第1~第6の観点)に基づいて、上述した図6、図8~図11のような画像を表示するようにしている。
第1に、何のシステムが作動しているかをドライバがより早く認知するために、システムの作動対象である疾患状態のドライバのグラフィック(図形、意匠)を表示するようにしている。
第2に、ドライバに「どのようにしてシステムを停止させることができるか」をより早く認知させるため、キャンセル方法であるハザードスイッチ36を押下しているグラフィック(図形、意匠)を目立つように表示するようにしている。
第3に、システム誤作動時、正常な状態のドライバがキャンセルでき、かつ、システム正常作動時、誤って同乗者がキャンセルしないために、ドライバおよび助手席の同乗者どちらからも視認可能な位置に配置されているセンターディスプレイ41に、システムをキャンセルする方法を表示するようにしている。
第4に、システム誤作動時、正常な状態のドライバが、より早くかつ確実にキャンセル操作を実行できるようにするため、センターディスプレイ41の表示として誘目性の高い赤色系の色を用いて、センターディスプレイ41へより早くドライバの目線を移動させるようにしている。
第5に、システム作動による車両の制御状態(減速や車線変更など)を表示し、これにより、同乗者が、「車両が自動で安全に停車しようとしている」ということを理解することができ、また、ドライバも、落ち着き、安心することができるようにしている。たとえば、仮に運転者の反応がない場合などであっても、同乗者は、「車両の挙動が、車両側(システム側)で制御されたものである」ことを理解し、安心させることができる。
第6に、ハザードスイッチ36がキャンセルスイッチを兼ねるため、プッシュロック式ではなく、モーメンタリ式を採用し、かつ、ONまたはOFFの状態を示すために、ONのときは点滅させるようにしている。
次に、本発明の実施形態による車両制御システム100の作用効果を説明する。
本実施形態では、車両1の車両制御システム100は、ドライバ監視装置により監視されたドライバの状態に基づき、ドライバの異常が判定された場合に、車両1を緊急で自動的に停車させるための自動停車制御を行う自動停車制御モジュールVCM73と、ハザードスイッチ36の操作に基づいて灯火器49をハザード点滅または消灯させるよう制御するハザード制御モジュールCBCM72と、を備え、自動停車制御モジュールVCM73は、自動停車制御が実行されている間、ハザード制御モジュールCBCM72に灯火器49をハザード点滅させる信号を送信し、自動停車制御モジュールVCM73は、自動停車制御が実行されている間にハザードスイッチ36が操作されたとき、ハザード制御モジュールCBCM72に灯火器49をハザード点滅させる信号の送信を停止させる信号を送信すると共に、自動停車制御モジュールVCM73による自動停車制御を停止する。
このような本実施形態によれば、自動停車制御が実行されている間、ドライバを含む乗員がハザードスイッチ36を操作すると車両1の自動停車制御が停止される。このとき、ハザードスイッチ36は、その機能上、ドライバを含む乗員が操作しやすい位置に目立つように配置されるものであり、かつ、自動停車制御中は車両1の灯火器49がハザード点滅している状態であるので、システム誤作動時(たとえばドライバが正常な状態である場合)、ドライバを含む乗員が直感的に自動停車制御をキャンセルすることができる。すなわち、本実施形態では、自動停車制御のキャンセルスイッチとしてハザードスイッチを利用している。また、ドライバの運転中の通常行動において、ハザード点滅していれば、まずハザードスイッチを操作しようとするだろうと推測されるので、直感的に自動停車制御をキャンセルすることができるのである。
また、本実施形態によれば、センターディスプレイ41に、自動停車制御に関する情報G1~G4、G10~G14、G20~G25、G31~G34、G41~G45が表示される共に、自動停車制御をキャンセルする操作がハザードスイッチの操作であることを示す図形G6、G7および文字G5が表示されるので、より効果的に、ドライバを含む乗員が直感的に自動停車制御をキャンセルすることができる。また、システム誤作動時、正常なドライバが自動停車制御をキャンセルすることができる一方、システム正常作動時(たとえばドライバが異常な状態である場合)、誤って同乗者がキャンセル操作をしないようにすることができる。
また、本実施形態によれば、ハザードスイッチ36はセンターディスプレイ41の下方に配置されたモーメンタリ式のスイッチであるので、より効果的に、ドライバを含む乗員が直感的に自動停車制御をキャンセルすることができる。特に、ロータリースイッチ34で複数の操作を行うよりも非常に有効なのである。
また、本実施形態によれば、第1に、メータディスプレイ42に、自動停車制御に関する情報Aを表示し、第2に、センターディスプレイ41に、自動停車制御に関する情報として車両の動作を示す車両の図形G12~G14、G22~G25、G32~G34、G42~G45、および、文字G11、G21、G31、G41を表示すると共に、自動停車制御をキャンセルする操作がハザードスイッチの操作であることを示す図形G6、G7および文字G5を表示し、第3に、センターディスプレイ41の表示を強調するための赤色系の色の図形G8を表示する一方、メータディスプレイ42の自動停車制御に関する情報Aを黒白系の色で表示する。
このように、メータディスプレイ42の自動停車制御に関する情報を黒白系の色で表示させることにより、ドライバが正常な場合に自動停車制御が実行されていることを認識できる。一方、センターディスプレイ41の表示を強調するための赤色系の色の図形(たとえば、センターディスプレイの表示全体を囲むような赤色系の色の枠図形G8や、車両を示す図形を囲むように表示する図形G14、G24、G44)を表示しているので、ドライバの目線をメータディスプレイ42からセンターディスプレイ41に誘導させ易くなる。さらに、その目線が誘導されたセンターディスプレイ41の下方には、ハザードスイッチ35が配置されているので、システム誤作動時、ドライバは、より直感的にかつより迅速に、ハザードスイッチ36を操作することができる。
また、本実施形態によれば、センターディスプレイ41は、ドライバの異常が判定された場合に、通常運転するときには取り得ない姿勢のドライバを示す図形G4を表示すので、ドライバを含む乗員は、ドライバの異常により自動停車制御が実行されていることを直感的に認識することができる。
また、本実施形態によれば、センターディスプレイ41は、ドライバの異常が判定され、自動停車制御が実行されている間、ハザード点滅している車両を示す図形G13、G23、G33、G34を表示し、およびまたは、ドライバを含む乗員が認識可能な大きさの音量でハザード音を出力するので、ドライバを含む乗員は、自動停車制御により灯火器がハザード点滅していることを直感的に認識することができ、それにより、ハザードスイッチ36を操作すれば自動停車制御をキャンセルすることを直感的に認識することができる。
1 車両
10 コントローラ
36 ハザードスイッチ
41 センターディスプレイ
42 メータディスプレイ
49 灯火器(ターンランプ)
71 インストルパネルESU(IP-ESU)
72 センターボディ制御モジュール(CBCM)
73 車両制御モジュール(VCM)
74 ランプ制御モジュール(LCM)
75 ドアESU
76 リアESU
100 車両制御システム
200 CAN
A メータディスプレイにおける表示領域
A1 センターディスプレイにおける第1の表示領域
A2 センターディスプレイにおける第2の表示領域
G 種々のグラフィック、文字図形、意匠、図形

Claims (6)

  1. 車両制御システムであって、
    ドライバの状態を監視するドライバ監視装置と、
    車室内の運転席前方に設けられ、ドライバまたは同乗者が車両の灯火器をハザード点滅または消灯させるためのハザードスイッチと、
    上記ドライバ監視装置により監視されたドライバの状態に基づき、ドライバの異常が判定された場合に、車両を緊急で自動的に停車させるための自動停車制御を行う自動停車制御モジュールと、
    上記ハザードスイッチの操作に基づいて上記灯火器をハザード点滅または消灯させるよう制御するハザード制御モジュールと、を備え、
    上記自動停車制御モジュールは、上記自動停車制御が実行されている間、上記ハザード制御モジュールに上記灯火器をハザード点滅させる信号を送信し、
    上記自動停車制御モジュールは、上記自動停車制御が実行されている間に上記ハザードスイッチが操作されたとき、上記ハザード制御モジュールに上記灯火器をハザード点滅させる信号の送信を停止させる信号を送信すると共に、上記自動停車制御モジュールによる上記自動停車制御を停止する、ことを特徴とする車両制御システム。
  2. さらに、ドライバを含む乗員に対して所定の情報を視覚的及び/又は聴覚的に報知する報知装置を備え、
    上記報知装置は、車室前方の中央に配置されたセンターディスプレイを有し、
    上記報知装置は、上記センターディスプレイに、上記自動停車制御に関する情報を表示する共に、上記自動停車制御をキャンセルする操作がハザードスイッチの操作であることを示す図形およびまたは文字を表示する、請求項1に記載の車両制御システム。
  3. 上記ハザードスイッチは上記センターディスプレイの下方に配置されたモーメンタリ式のボタンである、請求項2に記載の車両制御システム。
  4. 上記ハザードスイッチは上記センターディスプレイの下方に配置され、
    上記報知装置は、車室内のドライバの前方に配置されたメータディスプレイを有し、
    上記報知装置は、
    第1に、上記メータディスプレイに、上記自動停車制御に関する情報を表示し、
    第2に、上記センターディスプレイに、上記自動停車制御に関する情報として車両の動作を示す車両の図形およびまたは文字を表示すると共に、上記自動停車制御をキャンセルする操作がハザードスイッチの操作であることを示す図形およびまたは文字を表示し、
    第3に、上記センターディスプレイの上記表示を強調するための赤色系の色の図形を表示する一方、上記メータディスプレイの上記自動停車制御に関する情報を黒白系の色で表示する、請求項2または請求項3に記載の車両制御システム。
  5. さらに、ドライバを含む乗員に対して所定の情報を視覚的及び/又は聴覚的に報知する報知装置を備え、
    上記報知装置は、ドライバの異常が判定された場合に、通常運転するときには取り得ない姿勢のドライバを示す図形を表示する、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の車両制御システム。
  6. さらに、ドライバを含む乗員に対して所定の情報を視覚的及び/又は聴覚的に報知する報知装置を備え、
    上記報知装置は、ドライバの異常が判定され、上記自動停車制御が実行されている間、上記センターディスプレイに、ハザード点滅している車両を示す図形を表示し、およびまたは、ドライバを含む乗員が認識可能な大きさの音量でハザード音を出力する、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の車両制御システム。
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