JP2023057207A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録メディア内に抵抗ムラがあったとしても、記録メディアに形成される画像の濃度ムラを抑制できるようにする。【解決手段】画像形成装置は、記録メディアに画像を形成する画像形成部と、画像形成部よりも記録メディアの搬送方向の上流側に備えられた、加熱ローラー及び対向ローラーからなる均し部を備える。そして、画像形成部により記録メディアに画像を形成する前に、均し部により記録メディアを均す均し処理を行う。【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置及び画像形成方法に関する。
画像形成装置で使用される記録メディアには、紙のみからなる一般的な用紙の他に、貼着用の糊(接着剤)を含むラベル用紙と呼ばれるものがある。上述したラベル用紙に用いられる糊は、種類によってはラベル用紙の面内で糊の量(厚さ)にムラが発生していることがある。糊ムラのあるラベル用紙を使用した場合、電子写真方式の画像形成装置では、糊の影響で起こるラベル用紙の抵抗ムラ(電気抵抗のムラ)によって、トナー像の転写時に画像の濃度ムラが発生する恐れがある。
例えば、特許文献1には、転写ローラーの長手方向数か所に円周方向の切り込みを入れることで軸方向の表面抵抗値を上昇させて電流の回り込みを抑制し、用紙に形成される画像の濃度ムラを低減させる技術が記載されている。
特開2000-10423号公報
しかし、特許文献1においては、用紙サイズが小さいことによる用紙外への電流逃げは防げるものの、用紙内の抵抗ムラに対しては効果が小さく、用紙に形成される画像に濃度ムラを引き起こす可能性がある。
本発明の課題は、記録メディア内に抵抗ムラがあったとしても、記録メディアに形成される画像の濃度ムラを抑制できるようにすることである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の画像形成装置は、
記録メディアに画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段よりも前記記録メディアの搬送方向の上流側に備えられ、前記画像形成手段により前記記録メディアに画像を形成する前に前記記録メディアを均す均し手段と、
を備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記均し手段は、前記記録メディアを加熱及び加圧することにより、前記記録メディアを均すものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、
前記均し手段により前記記録メディアに加える温度及び/又は圧力を調整する調整手段を備える。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、
前記均し手段は、前記記録メディアの搬送方向に直交する方向に長尺であり、前記均し手段の長手方向は、前記記録メディアの印刷可能領域に対応する中央部と、当該中央部の外側の両端部と、により構成され、
前記調整手段は、前記均し手段により前記記録メディアに加える温度及び/又は圧力を前記中央部と前記両端部のそれぞれについて個別に調整可能である。
請求項5に記載の発明は、請求項1~4のいずれか一項に記載の発明において、
前記記録メディアは、貼着用の糊を含む。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、
前記均し手段は、前記記録メディアに含まれる糊を均す。
請求項7に記載の発明は、請求項1~6のいずれか一項に記載の発明において、
前記記録メディアの厚さのムラを検知する検知手段を備える。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、
前記検知手段による検知結果に基づいて、前記均し手段により前記記録メディアの均しを実施するか否かを判断する判断手段を備える。
請求項9に記載の発明は、請求項7又は8に記載の発明において、
前記検知手段は、当接部材を前記記録メディアの表面に当接させて前記記録メディアの表面の凹凸を検知することで、前記記録メディアの厚さのムラを検知する。
請求項10に記載の発明は、請求項7又は8に記載の発明において、
前記検知手段は、非接触で前記記録メディアの表面の濃淡を検知することにより、前記記録メディアの厚さのムラを検知する。
請求項11に記載の発明は、請求項1~10のいずれか一項に記載の発明において、
前記記録メディアに形成された画像の濃度ムラ情報を取得する取得手段と、
前記取得された濃度ムラ情報に基づいて、前記均し手段の制御値を補正する制御手段と、
を備える。
請求項12に記載の発明の画像形成方法は、
記録メディアに画像を形成する画像形成工程と、
前記画像形成工程において前記記録メディアに画像を形成する前に前記記録メディアを均す均し工程と、
を含む。
本発明によれば、記録メディア内に抵抗ムラがあったとしても、記録メディアに形成される画像の濃度ムラを抑制することが可能となる。
画像形成装置の概略構成を示す図である。 画像形成装置の主要な機能構成を示すブロック図である。 均し部を画像形成装置の正面から見たときの模式図である。 均し部の加熱ローラーを上方から見たときの模式図である。 均し部による均し前と均し後のラベル用紙の断面を模式的に示す図である。 検知部を説明するための図である。 ラベル用紙を所定距離走らせたときに検知針により検知された用紙高さの変化を示すグラフの一例を示す図である。 図2の制御部により実行される印刷制御処理の流れを示すフローチャートである。 均し処理の検証実験においてラベル用紙に形成した画像及び濃度ムラの測定点を示す図である。 第2の実施形態における検知部の構成例を示す図である。 第2の実施形態の検知部により撮影される撮影画像の一例を示す図である。
以下、本実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。ただし、発明の範囲は図示例に限定されない。
<第1の実施形態>
[画像形成装置100の構成]
図1は、本発明の実施形態の画像形成装置100を正面から見た全体構成例を示す図である。図2は、画像形成装置100の制御系の主要部を示す図である。画像形成装置100は、ロール状の記録メディア上に画像を形成する装置である。本実施形態では、ロール状のラベル用紙Pに画像を形成する場合を例にとり説明する。
図1に示すように、画像形成装置100は、ラベル用紙Pの通紙方向(用紙搬送方向)に沿って上流側から、給紙装置1、本体部2、画像読取装置3、巻き取り装置4が接続されて構成されている。
給紙装置1は、ラベル用紙Pを本体部2へ給紙する装置である。給紙装置1は、支持軸Xに巻回されたラベル用紙Pを、例えば、繰り出しローラー、給紙ローラー等の複数の搬送ローラー対を経由して、一定の速度で本体部2へ搬送する。給紙装置1の給紙動作は、本体部2が備える制御部21によって制御される。
本体部2は、電子写真プロセス技術を利用した中間転写方式で画像形成を行う。
図2に示すように、本体部2は、制御部21、画像処理部22、画像形成部23、用紙搬送部24、記憶部25、操作表示部26、通信部27、均し部28、検知部29等を備えて構成され、各部はバスにより接続されている。
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備える。制御部21のCPUは、ROMから処理内容に応じたプログラムを読み出してRAMに展開し、展開したプログラムと協働して本体部2の各部や、給紙装置1、画像読取装置3、巻き取り装置4等の動作を集中制御する。本実施形態において、制御部21は、判断手段、制御手段として機能する。また、制御部21は、画像読取装置3との協働により取得手段として機能する。
画像処理部22は、通信部27等を介して入力されたジョブの画像データに、濃度補正処理、ラスタライズ処理、色変換処理、中間調処理等の画像処理を施して画像形成部23に出力する。
画像形成部23は、Y(イエロー)、M(マジェンタ)、C(シアン)、及びK(黒)の色成分に各々対応する4組の露光部2a、感光体2b、現像部2c、帯電部2d、クリーニング部2e、一次転写ローラー2fと、中間転写体201、二次転写ローラー202、定着部203とを備えて構成されている。画像形成部23は、入力された画像データに基づいて、各色の感光体2b上に各色トナー像を形成して順次中間転写体201に一次転写して4色のトナー像を重ね合わせた後、二次転写ローラー202により給紙装置1から給紙されたラベル用紙Pにトナー像を二次転写することにより、ラベル用紙Pに画像を形成する。そして、形成された画像を定着部203によりラベル用紙Pに定着させる。
用紙搬送部24は、複数の搬送ローラー241及びその駆動源等を有し、給紙装置1から搬送されてきたラベル用紙Pを搬送する。
記憶部25は、例えば、不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)やハードディスクドライブ等により構成される。記憶部25は、制御部21で実行される各種プログラムやプログラムにより処理の実行に必要なパラメーター(基準の制御値(均し部28の温度、圧力)等)、或いは処理結果等のデータを記憶する。また、記憶部25は、入力されたジョブ情報(ジョブの画像データやジョブの設定情報)等を記憶する。また、記憶部25は、ラベル用紙Pに対して均しの実施が必要であるか否かを示す均しフラグを記憶する。なお、これらのデータ等は制御部21のRAMに記憶されても良い。
操作表示部26は、例えばタッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)で構成され、表示部261及び操作部262として機能する。
表示部261は、制御部21から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面、画像の状態、各機能の動作状況等の表示を行う。
操作部262は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部21に出力する。本実施形態において、操作部262は、調整手段として機能する。
通信部27は、例えばLAN(Local Area Network)カード等の通信制御カードで構成され、LAN、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部装置(例えばパーソナルコンピューター)との間で各種データの送受信を行う。
均し部28は、ラベル用紙Pに画像を形成(転写)する画像形成手段としての二次転写ローラー202よりも用紙搬送方向の上流側に設けられ、ラベル用紙Pが二次転写部に入る前の段階で、ラベル用紙Pに熱及び圧力を加えてラベル用紙Pを均す均し手段である。
図3は、画像形成装置100の正面から均し部28を見たときの模式図、図4は、均し部28の加熱ローラー281を上方から見たときの模式図である。図3に示すように、均し部28は、加熱源283を備える加熱ローラー281と、加熱ローラー281に対抗する対向ローラー282と、を備えて構成されている。加熱ローラー281及び対向ローラー282は、ラベル用紙Pの紙幅方向(用紙搬送方向に直交する方向)に長尺である。加熱ローラー281と対向ローラー282は、図示しないモーター等により回転可能であり、用紙搬送部24とともにラベル用紙Pを用紙搬送方向に搬送する。また、加熱ローラー281と対向ローラー282は、図示しない圧着駆動機構の駆動により圧着および離間が可能である。加熱された加熱ローラー281と対向ローラー282が圧着することにより、ラベル用紙Pがローラー間を通過する際にラベル用紙Pの糊の厚さを均すことができる。
図5は、均し部28による均し前と均し後のラベル用紙Pの断面を模式的に示す図である。図5に示すように、ラベル用紙Pは、剥離紙/剥離フィルムP3と表面基材P1の間に、糊P2が塗布されている。糊P2は、厚みにばらつきがあるが、均し部28により加熱及び加圧を行うことにより、図5に示すように、糊P2の厚さを均すことができる。
図4に示すように、加熱ローラー281の長手方向の中央部281aは高温部、中央部281aの外側の両端部281bは低温部となっている。高温部(中央部281a)は、例えば、ラベル用紙Pの印刷可能領域(ラベル用紙P上の、画像形成部23が画像を形成(印刷)できる領域)に対応する長さとなっており、ラベル用紙Pを均すために高温で加熱(例えば、150℃で加熱)される領域である。低温部(両端部281b)は、低温(例えば、常温)の領域であり、加熱により糊P2がラベル用紙Pからはみ出してローラーに付着するのを抑制するために、加熱ローラー281の長手方向の両端に設けられた領域である。なお、糊P2のはみ出しを防ぐため、両端部281bを設けることが好ましいが、両端部281bを設けなくてもラベル用紙Pを均すことは可能である。
均し部28においてラベル用紙Pに加える温度や圧力の値(基準の制御値)は、ユーザーやサービスマン等により、操作表示部26の操作や通信部27を介して調整可能に構成されている。これらの制御値は、加熱ローラー281の中央部281aと両端部281bのそれぞれに対して個別に調整可能である。なお、温度と圧力の両方が調整可能であってもよいし、いずれか一方のみが調整可能であってもよい。
例えば、厚いラベル用紙Pを用いる場合には、中央部281aの温度設定を上げるか又は圧力を上げることで、ラベル用紙Pを十分に均して画像の濃度ムラを抑制することが可能となる。また、ラベル用紙Pの端部からの糊P2のはみ出しが多い場合には、両端部281bの温度設定を下げるか又は圧力を下げることで、糊P2のはみ出しを抑制することができる。また、両端部281bが印刷可能領域の一部に対応している場合であって、ラベル用紙Pの両端部281bに対応する領域の画像の濃度ムラ抑制が不十分な場合は、両端部281bの温度設定を中央部281aと同等程度に上げるか又は圧力を上げることで、ラベル用紙Pの両端部の画像の濃度ムラを抑制することが可能となる。なお、温度と圧力の両方を調整してもよい。
検知部29は、均し部28よりも用紙搬送方向の上流側に設けられ、均し部28により均し処理を行う前工程で、ラベル用紙Pの糊P2の厚さのムラを検知して制御部21に出力する検知手段である。
検知部29は、例えば、図6に示すように、ラベル用紙Pの通過時にラベル用紙Pの表面に当接して押圧する検知針291(当接部材)を備え、ラベル用紙Pが検知針291の下を通過する際の検知針291の高さに基づいてラベル用紙Pの表面の凹凸を検知することで、糊P2の厚さのムラを検知する。糊P2の厚さが均一(ムラがない)であれば、ラベル用紙Pの表面も均一となり、糊P2の厚さが不均一(ムラがある)であれば、ラベルPの表面も不均一となる。なお、検知部29では、ラベル用紙Pの厚さのムラを検知しているため、表面基材P1や剥離紙P3等の、糊P2以外の厚さのムラも拾ってしまうことになるが、これらは糊ムラ同様に抵抗ムラとなるため、問題はない。
図7は、ラベル用紙Pを所定距離(例えば、8mm)走らせたときに検知針291により検知された用紙高さの変化を示すグラフの一例である。検知部29は、図7に示すように、検知された用紙高さの平均高さAveの値から最も高いピークRpの値までの距離(差分)と、最も低いピークRvの値までの距離(差分)を足し合わせた値であるRzを算出し、制御部21に出力する。
なお、検知針291は、ラベル用紙Pにおける印刷可能領域外(画像領域外)に当接するように設けたり、ラベル用紙Pの搬送速度を抑えたりすることで、ラベル用紙Pに傷がつくことを回避することができる。検知針291の代わりにコロのような当接部材を検知部29としてもよい。
画像読取装置3は、本体部2により画像が形成されたラベル用紙Pを読み取って読取画像を取得する。画像読取装置3は、光源321、レンズ322、CCD(Charge Coupled Device)ラインセンサー323、背景部材324等を備えて構成され、本体部2から搬送されたラベル用紙Pを光学的に走査し、ラベル用紙Pからの反射光をレンズ322によりCCDラインセンサー323の受光面上に結像させて光電変換して読取画像を生成し、制御部21に出力する。
巻き取り装置4は、画像読取装置3から搬送されてきたラベル用紙Pを、複数の搬送ローラー対(例えば、繰り出しローラー、排紙ローラー)を経由して、一定の速度で支持軸Yに巻き取る装置である。巻き取り装置4の巻き取り動作は、本体部2が備える制御部21によって制御される。
[画像形成装置100の動作]
次に、画像形成装置100における、ラベル用紙Pの均し処理に関する動作について説明する。
(均し実施要否判断処理)
画像形成装置100の制御部21は、所定のタイミングが到来すると、上述の検知部29を用いて、均し実施要否判断処理を実行する。例えば、制御部21は、ラベル用紙Pのロールが交換された際、またはジョブの実行が指示された際などに、均し実施要否判断処理を実行する。いずれのタイミングで均し実施要否判断処理を実行するかは、操作表示部26等からユーザーが設定可能である。
均し実施要否判断処理において、制御部21は、用紙搬送部24によりラベル用紙Pを搬送させながら検知針291をラベル用紙Pに当接させ、検知針291によりラベル用紙Pが用紙搬送方向に所定距離分(例えば、8mm程度)移動する間のラベル用紙Pの高さを検知させてRzを取得する。そして、制御部21は、Rzが所定の閾値(例えば、3μm)以上である場合に、均しの実施が必要であると判断し、記憶部25における均しフラグをONに設定する。Rzが所定の閾値未満の場合は、均しの実施は不要であると判断し、記憶部25における均しフラグをOFFに設定する。
(印刷制御処理)
通信部27からジョブ情報を受信することによりジョブの実行が指示されると、制御部21は、図8に示す印刷制御処理を実行する。ジョブの実行が指示された際に均し実施要否判断処理を実行する設定となっている場合は、均し実施要否判定処理の実行後、印刷制御処理を実行する。印刷制御処理は、制御部21のROMに記憶されているプログラムとCPUとの協働により実行される。以下、図8を参照して印刷制御処理について説明する。
まず、制御部21は、記憶部25に記憶されている均しフラグを参照し、均しの実施が必要であるか否かを判断する(ステップS1)。
制御部21は、均しフラグがONである場合は、均しの実施が必要であると判断し、均しフラグがOFFである場合は、均しの実施が不要であると判断する。
均しの実施が必要であると判断した場合(ステップS1;YES)、制御部21は、基準の制御値に基づいて、加熱源283により加熱した加熱ローラー281と対向ローラー282を圧着させる(ステップS2)。これにより、ラベル用紙Pは二次転写ローラー202に入る前に(ラベル用紙Pに画像形成する前に)、ラベル用紙Pの糊P2の厚さを均すことが可能となる。
次いで、制御部21は、ジョブを開始し(ステップS3)、用紙搬送部24によりラベル用紙Pを所定の速度で搬送して画像形成部23によりラベル用紙P上にジョブの画像データに基づく画像を形成させる(ステップS4)。
次いで、制御部21は、ジョブが終了したか否かを判断する(ステップS5)。すなわち、ジョブの最終の画像データに基づく画像形成が終了したか否かを判断する。
ジョブが終了していないと判断した場合(ステップS5;NO)、制御部21は、画像が形成されたラベル用紙Pを画像読取装置3に読み取らせ、ラベル用紙P上に形成された画像(出力画像)の読取画像を取得する(ステップS6)。
なお、画像読取装置3で読み取られる読取画像は、画像領域だけでなく、ラベル用紙Pの領域も含んでいてもよい。
次いで、制御部21は、取得した読取画像とジョブの画像データとの比較に基づいて、出力画像の濃度ムラ情報を取得し(ステップS7)、取得した濃度ムラ情報に基づいて、均し部28で使用する制御値の補正が必要であるか否かを判断する(ステップS8)。
例えば、制御部21は、ジョブの画像データにおいてベタで印刷すべき領域を特定し、読取画像においてその特定した領域内における色差(例えば、CIEDE2000のΔE00)を濃度ムラ情報として取得する。そして、濃度ムラ情報が所定の第1の閾値以上、例えば、ΔE00が6以上である場合は、使用する制御値を記憶部25に記憶されている基準の制御値の10%増の値に補正する必要があると判断する。使用する制御値がすでに基準の制御値の10%増に設定されている場合は、補正の必要はないと判断する。また、例えば、濃度ムラ情報が所定の第2の閾値以上第1の閾値未満、例えば、ΔE00が3以上6未満である場合は、使用する制御値を記憶部25に記憶されている基準の制御値に補正する必要があると判断する。使用する制御値がすでに基準の制御値に設定されている場合は、補正の必要はないと判断する。また、例えば、濃度ムラ情報が所定の第2の閾値未満である場合、例えば、ΔE00が3未満である場合は、使用する制御値を記憶部25に記憶されている基準の制御値の10%減の値に補正する必要があると判断する。使用する制御値がすでに基準の制御値の10%減に設定されている場合は、補正の必要はないと判断する(第1の閾値>第2の閾値)。
均し部28の制御値の補正が必要であると判断した場合(ステップS8;YES)、制御部21は、均し部28で使用する制御値(例えば、温度及び圧力)を補正し(ステップS9)、ステップS4に戻る。
均し部28の制御値の補正が必要ではないと判断した場合(ステップS8;NO)、制御部21は、ステップS4に戻る。
なお、画像形成部23は、ステップS6~S9を実施している間も並行して作像を行い、搬送されてきたラベル用紙Pに画像形成を行う。また、画像読取装置3は、ステップS4~S5、ステップS7~S8が実行されている間も並行して搬送されてきたラベル用紙Pに形成された画像の読み取りを行う。また、制御部21は、画像読取装置3から読取画像が送信されると、ステップS4~S6の処理が行われている間も並行してステップS7~S9の処理を行う。
ステップS5において、ジョブが終了したと判断した場合(ステップS5;YES)、制御部21は、印刷制御処理を終了する。
一方、ステップS1において、均しの実施が不要であると判断した場合(ステップS1;NO)、制御部21は、ジョブを開始し(ステップS10)、用紙搬送部24によりラベル用紙Pを所定の速度で搬送して画像形成部23によりラベル用紙P上にジョブの画像データに基づく画像を形成させる(ステップS11)。ジョブが終了したと判断するまで(ステップS12;NO)、制御部21は、ステップS11を繰り返し実行する。ジョブが終了したと判断すると(ステップS12;YES)、制御部21は、印刷制御処理を終了する。
印刷制御処理終了後、制御部21は、加熱ローラー281と対向ローラー282が圧着しているか否かを判断し、圧着している場合は離間させる。
(均し処理の検証)
ここで、上記実施形態における効果を検証するため、検証実験を行った。
加熱ローラー及び対向ローラーとしては、シリコンゴム製のローラーを用いた。加熱ローラーは、中央部240mmを150℃、両端部40mmを常温とした。ラベル用紙は、厚さ35μmのものを用いた。実験では、ラベル用紙に対して上述の加熱ローラー及び対向ローラーを総圧2000Nとなるように当接させた後、そのラベル用紙に図9に示すような幅250mm、長さ420mmのベタ画像Gを形成し、端部の4点(M1~M4)と中央の点(M5)の5点のそれぞれの平均の濃度を測定し、測定した平均濃度の最大差分をCIEDE2000によって定められるΔE00により算出した。また、比較例として、均し処理を行わずにラベル用紙に同様の画像を形成して同様の測定を行い、ΔE00を算出した。その結果、均し処理を行わない場合、ΔE00が6.0であったのに対し、均し処理を行うことによりΔE00が4.0に低減した。
以上より、画像形成前に、ラベル用紙Pに対して予め均し処理を行っておくことにより、濃度ムラを抑制できることが検証できた。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
第1の実施形態では、ラベル用紙Pの糊P2の厚さムラを検知する手段として、ラベル用紙Pに接触してラベル用紙Pの表面の凹凸を検知する検知針291を用いる場合を例にとり説明したが、第2の実施形態では、ラベル用紙Pに非接触な手段によりラベル用紙Pの糊P2の厚さムラを検知する例について説明する。
なお、第2の実施形態における構成は、検知部29が異なる他は第1の実施形態で説明したものと同様であるので、以下、第2の実施形態における検知部29(検知部29Aと呼ぶ)の構成について説明し、その他の構成については第1の実施形態の説明を援用する。
図10は、検知部29Aの構成例を示す図である。図10に示すように、検知部29Aは、用紙搬送経路を挟んで設けられた光源292と撮影部293(CCDセンサ等)を有している。光源292は、ラベル用紙Pに対して光(例えば、1万5000ルクス程度の強い光)を照射し、撮影部293は、ラベル用紙Pを透過した光源292の透過光を撮影して撮影画像を取得する。この撮影画像では、ラベル用紙Pの厚いところが黒く、薄いところは白く映る(図11参照)。すなわち、検知部29Aは、ラベル用紙Pの面内の厚さのムラ、すなわち、糊P2のムラを濃淡画像として取得することができる。
第2の実施形態の均し実施要否判断処理において、制御部21は、光源292からラベル用紙Pに光を照射させ、撮影部293によりラベル用紙Pの撮影画像を取得させる。そして、制御部21は、取得された撮影画像をグレースケール化し、撮影画像中に存在する最大の階調値と最小の階調値の差(階調差)が所定の閾値(例えば200)以上である場合に、均しの実施が必要であると判断し、記憶部25における均しフラグをONに設定する。階調差が所定の閾値未満の場合は、均しの実施は不要であると判断し、記憶部25における均しフラグをOFFに設定する。
第2の実施形態における印刷制御処理は、第1の実施形態と同様であるので説明を援用する。
このように、第2の実施形態では、非接触で均し処理の実施可否を判断することが可能となる。
以上説明したように、画像形成装置100によれば、ラベル用紙Pに画像を形成する画像形成部23と、画像形成部23の二次転写ローラー202よりもラベル用紙Pの搬送方向の上流側に備えられた、加熱ローラー281及び対向ローラー282からなる均し部28を備える。そして、画像形成部23によりラベル用紙Pに画像を形成する前に、均し部28によりラベル用紙Pを均す均し処理を行う。
したがって、ラベル用紙P内に抵抗ムラがあったとしても、ラベル用紙Pに形成される画像の濃度ムラを抑制することが可能となる。
また、ラベル用紙Pに加える温度及び/又は圧力は操作表示部26等により調整することができるので、より精度よく濃度ムラを抑制することが可能となる。
また、ラベル用紙Pに加える温度及び/又は圧力は、加熱ローラー281の中央部281aと両端部281bのそれぞれについて個別に調整可能であるので、より精度よく濃度ムラを抑制することが可能となる。
また、ラベル用紙Pの厚さのムラを検知する検知部29を備え、検知部29による検知結果に基づいて、制御部21は、均し部28によりラベル用紙Pの均しを実施するか否かを判断するので、ラベル用紙Pの厚さにムラがある場合にのみ、均し処理を実施することができ、均し部28の消耗を抑えることができる。
また、ラベル用紙Pに形成された画像の濃度ムラ情報を取得する取得し、取得された濃度ムラ情報に基づいて、均し部28の制御値を補正するので、より精度よく濃度ムラを抑制することが可能となる。
なお、上記した実施形態は本発明の好適な一例であり、これに限定されない。
例えば、上記実施形態においては、ラベル用紙Pの糊P2の厚さを均すことにより出力画像の濃度ムラを抑制する場合を例にとり説明したが、ラベル用紙以外の他の記録メディアを用いる場合においても、均し部28により印刷前に記録メディア(記録メディアの厚さ)を均すことにより、記録メディア内の抵抗ムラを抑制することができるので、同様に出力画像の濃度ムラを抑制することができる。
また、上記実施形態では、ロール状の記録メディアに本発明を適用した場合を例にとり説明したが、枚葉紙などのカットされた用紙に本発明を適用した場合にも、同様の効果を奏することができる。
また、上記実施形態では、記録メディア上に形成された画像の濃度ムラ情報を取得するために、画像読取装置3を用いることとして説明したが、測色計を用いることとしてもよい。
その他、画像形成装置の細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
100 画像形成装置
1 給紙装置
2 本体部
21 制御部
22 画像処理部
23 画像形成部
24 用紙搬送部
25 記憶部
26 操作表示部
27 通信部
28 均し部
281 加熱ローラー
282 対向ローラー
283 加熱源
29 検知部
291 検知針
292 光源
293 撮影部
3 画像読取装置
4 巻き取り装置

Claims (12)

  1. 記録メディアに画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段よりも前記記録メディアの搬送方向の上流側に備えられ、前記画像形成手段により前記記録メディアに画像を形成する前に前記記録メディアを均す均し手段と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記均し手段は、前記記録メディアを加熱及び加圧することにより、前記記録メディアを均すものである請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記均し手段により前記記録メディアに加える温度及び/又は圧力を調整する調整手段を備える請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記均し手段は、前記記録メディアの搬送方向に直交する方向に長尺であり、前記均し手段の長手方向は、前記記録メディアの印刷可能領域に対応する中央部と、当該中央部の外側の両端部と、により構成され、
    前記調整手段は、前記均し手段により前記記録メディアに加える温度及び/又は圧力を前記中央部と前記両端部のそれぞれについて個別に調整可能である請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記記録メディアは、貼着用の糊を含む請求項1~4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記均し手段は、前記記録メディアに含まれる糊を均す請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記記録メディアの厚さのムラを検知する検知手段を備える請求項1~6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記検知手段による検知結果に基づいて、前記均し手段により前記記録メディアの均しを実施するか否かを判断する判断手段を備える請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記検知手段は、当接部材を前記記録メディアの表面に当接させて前記記録メディアの表面の凹凸を検知することで、前記記録メディアの厚さのムラを検知する請求項7又は8に記載の画像形成装置。
  10. 前記検知手段は、非接触で前記記録メディアの表面の濃淡を検知することにより、前記記録メディアの厚さのムラを検知する請求項7又は8に記載の画像形成装置。
  11. 前記記録メディアに形成された画像の濃度ムラ情報を取得する取得手段と、
    前記取得された濃度ムラ情報に基づいて、前記均し手段の制御値を補正する制御手段と、
    を備える請求項1~10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  12. 記録メディアに画像を形成する画像形成工程と、
    前記画像形成工程において前記記録メディアに画像を形成する前に前記記録メディアを均す均し工程と、
    を含む画像形成方法。
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