JP2023049554A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数の削減を図ったコネクタを提供することができる。【解決手段】インナーハウジング4が、電源線L1に接続される電源端子2を収容する端子収容部41を有し、電源端子2に係止するランス413が端子収容部41に設けられる。アウターハウジング5が、通信線L2に接続される通信端子3を収容する端子収容部51と、インナーハウジング4を収容するインナーハウジング収容部52と、インナーハウジング収容部52に収容されたインナーハウジング4において電源端子2の嵌合方向相手側コネクタ側を覆い、相手側コネクタの端子が挿入される挿入孔531が形成されたフロント部53と、を有する。端子収容部51、インナーハウジング収容部52、フロント部53が樹脂により一体成形されている。【選択図】図1

Description

本発明は、コネクタに関する。
電源線に接続された電源端子を収容するコネクタとしては、特許文献1に記載されたものが知られている。また、上述した電源端子を収容するコネクタと、通信線に接続された電源端子を収容するコネクタと、は別体に設けられていた。このため、部品点数が多くなるという問題があった。また、電源端子を収容するコネクタとしては、特許文献1に記載されたものが開示されている。
特開2019-87391号公報
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、部品点数の削減を図ったコネクタを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、下記を特徴としている。
電源線に接続される電源端子を収容する第1収容部を有し、前記電源端子に係止するランスが前記第1収容部に設けられたインナーハウジングと、
通信線に接続される通信端子を収容する第2収容部と、前記インナーハウジングを収容する第3収容部と、前記第3収容部に収容された前記インナーハウジングにおいて前記電源端子の嵌合方向相手側コネクタ側を覆い、前記相手側コネクタの端子が挿入される挿入孔が形成されたフロント部と、を有し、前記第2収容部、前記第3収容部及び前記フロント部が樹脂により一体成形されたアウターハウジングと、を備えた、
コネクタであること。
本発明によれば、部品点数の削減を図ったコネクタを提供することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明のコネクタの一実施形態を示す分解斜視図である。 図2は、図1に示すコネクタの断面図である。 図3は、図1に示すインナーハウジングの前方斜視図である。 図4は、図1に示すインナーハウジングの後方斜視図である。 図5は、図3及び図4に示すインナーハウジングに収容される電源端子の斜視図である。 図6は、図1に示すアウターハウジングの前方斜視図である。 図7は、図1に示すアウターハウジングの後方斜視図である。 図8は、図1に示すスペーサの前方斜視図である。 図9は、図1に示すコネクタの組み立て手順を示す斜視図である。 図10は、図1に示すコネクタの組み立て手順を示す斜視図である。 図11は、図1に示すコネクタの組み立て手順を示す斜視図である。 図12は、図1に示すコネクタの組み立て手順を示す斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るコネクタ1について説明する。本実施形態のコネクタ1は、図11に示すように、電源線L1に接続される電源端子2と、通信線L2に接続される通信端子3と、が収容されている。電源線L1には電源が供給され、通信線L2には通信信号が供給される。
以下、説明の便宜上、図1等に示すように、「前後方向」、「左右方向」、「上下方向」、「前」、「後」、「上」、「下」、「右」及び「左」を定義する。「前後方向」、「左右方向」及び「上下方向」は、互いに直交している。前後方向は、コネクタ1と相手側コネクタ(図示省略)との嵌合方向と一致し、前側が相手側コネクタ、後側がコネクタ1となる。
コネクタ1は、図1及び図2に示すように、インナーハウジング4と、アウターハウジング5と、スペーサ6と、を備えている。これらインナーハウジング4、アウターハウジング5及びスペーサ6は、合成樹脂により構成され、それぞれ別体に設けられている。
上記インナーハウジング4の詳細について説明する前に、インナーハウジング4に収容される電源端子2について図5を参照して説明する。本実施形態では、電源端子2は、10個設けられている。複数の電源端子2は、同じ形状、同じ大きさに設けられている。電源端子2は、雌型の端子金具であって、金属板材に折り曲げ加工等を施すことで所定の形状に形成されている。電源端子2は、相手側コネクタの端子が挿入される箱部21と、電源線L1の芯線をかしめる芯線かしめ部22と、電源線L1の被覆部をかしめる被覆かしめ部23と、を有している。箱部21、芯線かしめ部22、被覆かしめ部23は、この順で電源端子2の前から後ろに向かって連なって設けられている。
箱部21は、底壁211と、一対の側壁212,212と、天井壁213と、を有する四角筒状に設けられ、内側に相手側コネクタの端子が挿入される。一対の側壁212,212は、底壁211の左右方向両側から上方に向かって立設される。天井壁213は、一対の側壁212,212の上端間に架け渡されている。天井壁213の後端かつ左側には、スタビライザ214が上方へ突出して形成されている。スタビライザ214は、天井壁213の一部を切り起こして形成される。また、天井壁213においてスタビライザ214よりも前側には、後述するランス413に係止される係止孔215が設けられている。係止孔215は、天井壁213を貫通して設けられている。
芯線かしめ部22は、箱部21の底壁211の後端に連なる底壁(図示せず)と、底壁の左右方向両側から上方に立ち上げられた一対のかしめ片221,221と、を有している。この底壁(図示せず)に芯線を搭載して、一対のかしめ片221,221の先端を芯線に向けてかしめることにより、芯線と電源端子2とを電気的に接続することができる。
被覆かしめ部23は、芯線かしめ部22の底壁の後端に連なる底壁(図示せず)と、底壁の左右方向両側から上方に立ち上げられた一対のかしめ片231,231と、を有している。この底壁に被覆部を搭載して、一対のかしめ片231,231の先端を被覆部に向けてかしめることにより、被覆部を電源端子2に固定することができる。
通信端子3は、本実施形態では、1個設けられている。通信端子3は、図11に示すように、電源端子2とは異なる形状に設けられている。通信端子3は、雌型の端子金具であって、金属板材に折り曲げ加工等を施すことで所定の形状に形成されている。
次に、インナーハウジング4について説明する。インナーハウジング4は、図2~図4に示すように、電源端子2が収容される第1収容部としての端子収容部41と、相手側コネクタと係止する係止部42と、が樹脂により一体成形されている。端子収容部41は、図3及び図4に示すように、略直方体状に設けられ、電源端子2を収容する端子収容室411が複数設けられている。端子収容室411は、端子収容部41を前後方向に貫通して設けられている。本実施形態では、端子収容室411は、10個設けられ、上下に2段、左右方向に5つ並べて設けられている。
また、端子収容部41の前後方向の略中央には、後述するスペーサ6を収容するスペーサ収容室412が設けられている。スペーサ収容室412は、後述するスペーサ6の本体部61が嵌め込まれて収容される第1収容室412Aと、スペーサ6の係止部62が嵌め込まれて収容される第2収容室412Bと、を有している。第1収容室412Aは、端子収容部41の下面から最上段の端子収容室411まで切り欠いて設けられ、下方向に開口412Cが設けられている。また、第1収容室412Aは、端子収容部41を左右方向に貫通して設けられている。
第2収容室412Bは、第1収容室412Aよりも前方に設けられ、端子収容部41の左右側壁を窪まして設けられている。この左右側壁の窪んだ部分には、スペーサ6を係止する係止突起412Dが設けられている。係止突起412Dは、左右方向に向かって突出して設けられている。図示しないが、係止突起412Dは、上下に並べて2つ設けられ、下側がスペーサ6を仮係止する突起となり、上側がスペーサ6を本係止する突起となる。
また、図2に示すように、端子収容部41のスペーサ収容室412より前方には、電源端子2の係止孔215に係止して、端子収容室411の後方開口から電源端子2が抜けるのを防止するランス413が設けられている。ランス413は、上方かつ前方に向かって突出し、後端が端子収容室411の内壁に支持された片持ち梁状に設けられ、前端が上下方向に可撓に設けられる。
係止部42は、図3及び図4に示すように、係止アーム421と、係止突起422と、を有している。係止アーム421は、前後方向に延在し、前端が端子収容部41の上面に支持された片持ち梁状に設けられている。これにより、係止アーム421の後端側は、上下方向に可撓に設けられる。係止突起422は、係止アーム421の上面から突出して設けられ、相手側コネクタに係止する。
次に、アウターハウジング5について説明する。アウターハウジング5は、図6及び図7に示すように、通信端子3が収容する端子収容部51と、電源端子2及び通信端子3の嵌合方向が同じになるように、インナーハウジング4を収容するインナーハウジング収容部52と、インナーハウジング収容部52に収容されたインナーハウジング4の前側を覆い、相手側コネクタの端子の挿入孔531が形成されたフロント部53と、が樹脂により一体に設けられている。
端子収容部51は、前後方向両側が開口された四角筒状に設けられている。インナーハウジング収容部52は、端子収容部51と左右方向に並べて設けられている。インナーハウジング収容部52は、インナーハウジング4の左右を挟む右側壁521及び左側壁522と、右側壁521及び左側壁522を連結する連結部523及び連結部524と、を有している。右側壁521は、四角筒状の端子収容部51の左側壁から構成されている。右側壁521及び左側壁522は、左右方向に離間して設けられている。
連結部523は、左右方向に延在して設けられ、左右方向両端が右側壁521及び左側壁522の上面後端に連結されている。連結部524は、図7に示すように、左右方向に延在して設けられ、左右方向両端が右側壁521及び左側壁522の下面後端に連結されている。即ち、インナーハウジング収容部52は、後側が開口され、この後側の開口からインナーハウジング4が収容される。また、インナーハウジング収容部52は、上下方向が開口され、インナーハウジング4が収容されると、上方に設けられた係止部42と、下方に設けられたスペーサ収容室412の開口412Cが露出する。
フロント部53は、図2に示すように、インナーハウジング4の前方を覆い、インナーハウジング4に収容された電源端子2の前端と係止して、端子収容室411の前方開口から電源端子2が抜けるのを防止する。また、フロント部53は、図6及び図7に示すように、前後方向に垂直な壁部から構成され、前後方向に貫通する複数の挿入孔531が設けられている。複数の挿入孔531は各々、図2に示すように、インナーハウジング4の端子収容室411に連通する。複数の挿入孔531は、図2に示すように、後側に向かうに従って孔が小さくなるテーパ部532と、テーパ部532の後側に設けられ、電源端子2の前端が嵌合される嵌合部533と、を有している。
嵌合部533は、テーパ部532の後端の孔よりも大きく設けられ、テーパ部532と嵌合部533との境界には、前後方向に垂直な段差面が設けられている。この段差面に電源端子2の前端が当接される。フロント部53は、左右方向両端が右側壁521及び左側壁522の前端に連結されている。
次に、スペーサ6について説明する。スペーサ6は、端子収容部41への電源端子2の挿入を許可する仮係止位置と、端子収容部41に収容された電源端子2に係止して、端子収容室411の後方開口から電源端子2が抜けるのを防止する本係止位置と、の双方でインナーハウジング4に係止する。スペーサ6は、図8に示すように、電源端子2のスタビライザ214に係止する本体部61と、インナーハウジング4に係止する一対の係止部62,62と、を有している。本体部61は、直方体状に設けられ、上下方向を仕切る第1仕切壁611と、左右方向を仕切る第2仕切壁622と、を有する。
第1仕切壁611は、上下方向に垂直に配置され、上下方向に並べて配置される。本実施形態では、第1仕切壁611は、2つ設けられている。第2仕切壁622は、左右方向に垂直に配置され、第1仕切壁611間に左右方向に並べて配置される。また、第2仕切壁622は、上端が上側の第1仕切壁611よりも上方に突出して設けられている。本実施形態では、第2仕切壁612は、6つ設けられている。
上下の第1仕切壁611、第2仕切壁612により囲まれた空間は、図2に示すように、スペーサ6がインナーハウジング4に収容されると、前後方向がインナーハウジング4の下段の端子収容室411と連通する。上側の第1仕切壁611、第2仕切壁612の上端によって形成された溝は、図2に示すように、スペーサ6がインナーハウジング4に収容されると、前後方向がインナーハウジング4の上段の端子収容室411と連通する。
一対の係止部62,62は、本体部61の左右方向両端から前側に向かって突出して設けられている。一対の係止部62,62には、互いに近づく方向に向かって突出する係止突起621が設けられている。
次に、上述した構成のコネクタ1の組み立て手順について図9~図12を参照して説明する。まず、部品工場において図9に示すように、アウターハウジング5のインナーハウジング収容部52の後側開口からインナーハウジング4を挿入する。インナーハウジング4の前面がフロント部53の後面に当接する位置まで、インナーハウジング4を挿入すると、インナーハウジング4がアウターハウジング5に係止される。
次に、図10に示すように、インナーハウジング4のスペーサ収容室412の下側開口412Cからスペーサ6を挿入する。スペーサ6を挿入すると、スペーサ6の係止突起621が下側の係止突起412Dに上下方向に係止して、スペーサ6が仮係止される。このとき、図11に示すように、スペーサ6は、アウターハウジング5及びインナーハウジング4の下面よりも下側に突出する。このように、スペーサ6が仮係止された状態で、コネクタ1が部品工場からワイヤハーネス工場へ搬送される。
次に、ワイヤハーネス工場において、図11に示すように、アウターハウジング5の端子収容部51に通信端子3を収容すると共に、インナーハウジング4の端子収容部41に設けた端子収容室411に電源端子2を収容する。このとき、通信端子3は、筒状の端子収容部51の後方開口から前後方向前側に向かって挿入する。電源端子2も、端子収容室411の後方開口から前後方向前側に向かって挿入する。このとき、電源端子2は、スタビライザ214を下方に向けて挿入する。前後方向が、電源端子2及び通信端子3の挿入方向に一致する。
電源端子2を端子収容室411の後方開口から前方に向かって挿入すると、電源端子2がスペーサ6に達する。仮係止位置ではスペーサ6は、電源端子2の前方への挿入を許容する。さらに挿入すると、電源端子2の前端がランス413に達し、ランス413を下側に撓ませる。その後、電源端子2の前端がフロント部53に達すると、電源端子2の前端が挿入孔531の嵌合部533に嵌合する。このとき、係止孔215にランス413が挿入され、ランス413が上方に復元する。これより、電源端子2を後方に向けて引っ張ってもランス413と係止孔215の前方縁部とが係止して、電源端子2が抜け落ちることがない。
次に、図12に示すように、スペーサ6をさらに上側に向かって挿入すると、スペーサ6の係止突起621が上側の係止突起412Dに上下方向に係止して、スペーサ6が本係止される。本係止位置では、インナーハウジング4とスペーサ6の下面とが同一平面上となる。この時、図2に示すように、スペーサ6の第1仕切壁611とスタビライザ214とが前後方向に並んで係止して、電源端子2とコネクタ1との係止をより強固にすることができる。
上述したフロント部53と、ランス413が形成されたインナーハウジング4と、は金型の抜きの関係で樹脂により一体成形することができず、別体に設ける必要がある。そこで、本実施形態によれば、アウターハウジング5は、端子収容部51、インナーハウジング収容部52及びフロント部53を有し、これら端子収容部51、インナーハウジング収容部52及びフロント部53が樹脂により一体形成されている。よって、通信端子3を収容する端子収容部51と、インナーハウジング収容部52及びフロント部53と、を別々に設ける必要がなく、部品点数の削減を図ることができる。
上述した実施形態によれば、スペーサ6を設けることにより、より強固に電源端子2を係止することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上述した実施形態では、端子収容部51と、インナーハウジング収容部52及びフロント部53と、は左右方向に並べて一体形成されていたが、これに限ったものではない。端子収容部51と、インナーハウジング収容部52及びフロント部53と、は上下方向に並べて一体に形成されていてもよい。
また、上述した実施形態では、インナーハウジング4には、スペーサ6が係止されていたが、これに限ったものではない。スペーサ6は、必須ではなく、なくてもよい。
ここで、上述した本発明に係るコネクタの実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]~[2]に簡潔に纏めて列記する。
[1]
電源線(L1)に接続される電源端子(2)を収容する第1収容部(41)を有し、前記電源端子(2)に係止するランス(413)が前記第1収容部(41)に設けられたインナーハウジング(4)と、
通信線(L2)に接続される通信端子(3)を収容する第2収容部(51)と、前記インナーハウジング(4)を収容する第3収容部(52)と、前記第3収容部(52)に収容された前記インナーハウジング(4)において前記電源端子(2)の嵌合方向相手側コネクタ側を覆い、前記相手側コネクタの端子が挿入される挿入孔(531)が形成されたフロント部(53)と、を有し、前記第2収容部(51)、前記第3収容部(52)及び前記フロント部(53)が樹脂により一体成形されたアウターハウジング(5)と、を備えた、
コネクタ(1)。
上記[1]の構成によれば、アウターハウジング(5)は、第2収容部(51)、第3収容部(52)及びフロント部(53)を有し、これら第2収容部(51)、第3収容部(52)及びフロント部(53)が樹脂により一体形成されている。よって、通信端子(3)を収容する第2収容部(51)と、第3収容部(52)及びフロント部(53)と、を別々に設ける必要がなく、部品点数の削減を図ることができる。
[2]
[1]に記載のコネクタ(1)において、
前記第1収容部(41)への前記電源端子(2)の挿入を許容する仮係止位置と、前記第1収容部(41)内に収容された前記電源端子(2)に係止する本係止位置と、の双方の位置で前記インナーハウジング(4)に係止するスペーサ(6)をさらに備えた
コネクタ(1)。
上記[6]の構成によれば、スペーサ(6)を設けることにより、より強固に電源端子(2)を係止することができる。
1 コネクタ
2 電源端子
3 通信端子
4 インナーハウジング
5 アウターハウジング
6 スペーサ
41 端子収容部(第1収容部)
51 端子収容部(第2収容部)
52 インナーハウジング収容部(第3収容部)
53 フロント部
531 挿入孔
413 ランス
L1 電源線
L2 通信線

Claims (2)

  1. 電源線に接続される電源端子を収容する第1収容部を有し、前記電源端子に係止するランスが前記第1収容部に設けられたインナーハウジングと、
    通信線に接続される通信端子を収容する第2収容部と、前記インナーハウジングを収容する第3収容部と、前記第3収容部に収容された前記インナーハウジングにおいて前記電源端子の嵌合方向相手側コネクタ側を覆い、前記相手側コネクタの端子が挿入される挿入孔が形成されたフロント部と、を有し、前記第2収容部、前記第3収容部及び前記フロント部が樹脂により一体成形されたアウターハウジングと、を備えた、
    コネクタ。
  2. 請求項1に記載のコネクタにおいて、
    前記第1収容部への前記電源端子の挿入を許容する仮係止位置と、前記第1収容部内に収容された前記電源端子に係止する本係止位置と、の双方の位置で前記インナーハウジングに係止するスペーサをさらに備えた
    コネクタ。
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