JP2023048491A - 食べ合わせ判定方法、データベース作成方法、食べ合わせ判定システム、及び、データベース作成システム - Google Patents

食べ合わせ判定方法、データベース作成方法、食べ合わせ判定システム、及び、データベース作成システム Download PDF

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Abstract

Figure 2023048491000001
【課題】日本酒と食品との食べ合わせの相性の判定において正確度が向上され得る食べ合わせ判定方法を提供する。
【解決手段】食べ合わせ判定方法は、日本酒の仮酸味度を取得することと、日本酒の炭酸度を取得することと、仮酸味度と炭酸度とに基づいて日本酒酸味度を演算することと、対応情報を取得することと、演算された日本酒酸味度と対応情報とに基づいて、演算された日本酒酸味度を有する日本酒と食品との相性に関する相性情報を特定することと、を含んでいる。仮酸味度は、日本酒に含まれる成分に応じて推定された日本酒の酸味の程度を示す。日本酒酸味度は、炭酸度が反映された日本酒の酸味の程度を示す。対応情報において、複数種の日本酒の日本酒酸味度と、日本酒酸味度を有する日本酒と相性がよいとされる食品に関する情報とが対応付けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、食べ合わせ判定方法、データベース作成方法、食べ合わせ判定システム、及び、データベース作成システムに関する。
飲食品に対する味覚を推定する味覚センサが知られている。たとえば、特許文献1は、味覚センサを用いた飲食品の味の分析について開示している。この味覚センサは、複数の味覚の各々を定量的に示す。
特開2017-130142号公報
味覚センサによれば、飲食品の成分から味覚を定性的かつ容易に推定できる。しかし、味覚センサによって検知される成分は限られている。このため、飲食品に含まれている成分のうち、既知の味覚センサでは検出されない成分の影響によって、実際に感じられる味と味覚センサの出力結果との間に差異が生じる場合がある。実際に感じされる味は、舌の味蕾による感覚だけでなく、口及び喉における皮膚感覚にも関係していると考えられる。
日本酒は、ワインなどの他のアルコール飲料と異なる特徴を有している。たとえば、日本酒の炭酸度は、他のアルコール飲料と異なる。日本酒においても、炭酸度は、日本酒の種類に応じて大きく異なっている。実際に感じられる味は、口及び喉における皮膚感覚にも関係しているため、炭酸度によっても変化すると考えられる。このため、味覚に関して、味覚センサなどによって他のアルコール飲料と同様の評価を行うと、評価結果と実際の味覚とに乖離が生じる。したがって、日本酒と食品との食べ合わせの相性の判定には、他のアルコール飲料とは異なる独自の手法が要される。本明細書において「食べ合わせの相性」とは、日本酒と食品とを一緒に飲食した場合に、おいしいと感じる関係性をいう。
本発明の一つの態様は、日本酒と食品との食べ合わせの相性の判定において正確度が向上され得る食べ合わせ判定方法を提供することを目的とする。本発明の別の態様は、日本酒と食品との食べ合わせの相性の判定に用いられた場合に、判定の正確度が向上され得るデータベースを作成するデータベース作成方法を提供することを目的とする。本発明のさらに別の態様は、日本酒と食品との食べ合わせの相性の判定において正確度が向上され得る食べ合わせ判定システムを提供することを目的とする。本発明のさらに別の態様は、日本酒と食品との食べ合わせの相性の判定に用いられた場合に、判定の正確度が向上され得るデータベースを作成するデータベース作成システムを提供することを目的とする。
本発明の一つの態様における食べ合わせ判定方法は、日本酒の仮酸味度を取得することと、日本酒の炭酸度を取得することと、仮酸味度と炭酸度とに基づいて日本酒酸味度を演算することと、対応情報を取得することと、演算された日本酒酸味度と対応情報とに基づいて、演算された日本酒酸味度を有する日本酒と食品との相性に関する相性情報を特定することと、を含んでいる。仮酸味度は、日本酒に含まれる成分に応じて推定された日本酒の酸味の程度を示す。日本酒酸味度は、炭酸度が反映された日本酒の酸味の程度を示す。対応情報において、複数種の日本酒の日本酒酸味度と、日本酒酸味度を有する日本酒と食品との相性に関する相性情報とが対応付けられている。
本願発明者は、日本酒と食品との食べ合わせの相性について鋭意研究を行った。その結果、本願発明者は、日本酒の酸味と、日本酒と食品との食べ合わせの相性とが、比較的高い相関性を有していることを見出した。本願発明者は、さらに、日本酒の炭酸度は、日本酒の酸味に深く関係していることを見出した。互いに異なる種類の日本酒の炭酸度の違いは、日本酒と食品との食べ合わせの相性に与える影響が比較的大きいと考えられる。上述の食べ合わせ判定方法において、仮酸味度と炭酸度とに基づいて、炭酸度が反映された日本酒の酸味度を示す日本酒酸味度が演算される。演算された日本酒酸味度と対応情報とに基づいて、演算された日本酒酸味度を有する日本酒と食品との相性に関する相性情報が特定される。対応情報は、複数種の日本酒の日本酒酸味度と、日本酒と食品との相性に関する相性情報とを対応付けている。このため、炭酸度が反映された日本酒の酸味に基づいて、日本酒と食品との食べ合わせの相性が判定され得る。この結果、日本酒と食品との食べ合わせの相性の判定において正確度が向上され得る。
上記一つの態様において、食べ合わせ判定方法は、食品の酸味の程度を示す食品酸味度を取得することをさらに含んでいてもよい。対応情報は、食品酸味度と日本酒酸味度とを対応付けていてもよい。相性情報の特定において、日本酒酸味度と食品酸味度と対応情報とに基づいて、演算された日本酒酸味度を有する日本酒と、取得された食品酸味度を有する食品との相性の程度を示す相性度が、相性情報として特定されてもよい。この場合、仮酸味度と炭酸度と食品酸味度との取得に応じて、日本酒と食品との相性度が出力され得る。したがって、日本酒と食品との食べ合わせの相性が、相性度として正確に示される。
上記一つの態様において、相性情報の特定において、日本酒酸味度と対応情報とに基づいて、上記日本酒酸味度を有する日本酒に対応する食品に関する情報が、相性情報として特定されてもよい。この場合、日本酒の仮酸味度と炭酸度との取得に応じて、取得された仮酸味度及び炭酸度に対応する食品に関する情報が出力され得る。したがって、食べ合わせに関して、演算された日本酒酸味度に対応する食品に関する情報が、正確に示される。
上記一つの態様において、食べ合わせ判定方法は、日本酒の種別情報を取得することをさらに含んでいてもよい。仮酸味度の取得において、日本酒の種別情報が示す日本酒の仮酸味度が取得されてもよい。炭酸度の取得において、日本酒の種別情報が示す日本酒の炭酸度が取得されてもよい。この場合、日本酒の種別情報の取得によって、取得された種別情報が示す日本酒と食品との相性に関する相性情報が特定される。
上記一つの態様において、仮酸味度は、脂質膜の電位変化を測定する味覚センサの日本酒に対する検出結果と、クロマトグラフィに基づく日本酒の成分データとの少なくとも1つに基づく値であってもよい。
本発明の別の態様におけるデータベース作成方法は、複数種の日本酒の種別情報を取得することと、複数種の日本酒の各々について仮酸味度を取得することと、複数種の日本酒の各々について炭酸度を取得することと、複数種の日本酒の各々について仮酸味度と炭酸度とに基づいて日本酒酸味度を演算することと、複数種の日本酒の日本酒酸味度と当該日本酒酸味度を有する日本酒と食品との相性に関する相性情報とが対応付けられている対応情報を取得することと、複数種の日本酒の各々について日本酒酸味度と上記対応情報とに基づいてデータベースを作成することと、を含んでいる。仮酸味度は、各日本酒に含まれる成分に応じて推定された酸味の程度を示す。日本酒酸味度は、炭酸度が反映された日本酒の酸味の程度を示す。データベースにおいて、日本酒の種別情報と食品の種別情報とが、日本酒の種別情報が示す日本酒と食品の種別情報が示す食品との相性に応じて対応付けられている。
このデータベース作成方法において、複数種の日本酒の各々について仮酸味度と炭酸度とに基づいて日本酒酸味度が演算され、複数種の日本酒の各々について日本酒酸味度と上記対応情報とに基づいてデータベースが作成される。データベースにおいて、日本酒の種別情報と食品の種別情報とが、日本酒の種別情報が示す日本酒と食品の種別情報が示す食品との相性に応じて対応付けられている。この場合、日本酒の種別情報、及び、食品の種別情報の少なくとも1つと、このデータベースとに基づいて、日本酒と食品との相性に関する相性情報が正確に特定され得る。
上記別の態様において、仮酸味度は、脂質膜の電位変化を測定する味覚センサの日本酒に対する検出結果と、クロマトグラフィに基づく日本酒の成分データとの少なくとも1つに基づく値であってもよい。
本発明のさらに別の態様における食べ合わせ判定方法は、入力情報を取得することと、入力情報と上記データベース作成方法によって作成されたデータベースとに基づいて、入力情報に関する食べ合わせの相性に関する相性情報を特定することと、を含んでいる。入力情報は、日本酒の種別情報、及び、食品の種別情報の少なくとも1つを示す。
この食べ合わせ判定方法において、日本酒の種別情報、及び、食品の種別情報の少なくとも1つと、このデータベースとに基づいて、日本酒と食品との相性に関する相性情報が正確に特定される。
上記さらに別の態様において、入力情報の取得において、日本酒の種別情報が入力情報として取得されてもよい。相性情報の特定において、取得された日本酒の種別情報が示す日本酒と相性がよいとされる食品の種別情報が相性情報として特定されてもよい。
上記さらに別の態様において、入力情報の取得において、食品の種別情報が入力情報として取得されてもよい。相性情報の特定において、取得された食品の種別情報が示す食品に対応する日本酒の種別情報が相性情報として特定されてもよい。
上記さらに別の態様において、入力情報の取得において、日本酒の種別情報と食品の種別情報とが入力情報として取得され、相性情報の特定において、取得された食品の種別情報が示す食品と、取得された日本酒の種別情報が示す日本酒との相性の程度を示す相性度が相性情報として特定されてもよい。
本発明のさらに別の態様における食べ合わせ判定システムは、仮酸味度取得部と、炭酸度取得部と、酸味度演算部と、対応情報取得部と、相性特定部とを備えている。仮酸味度取得部は、仮酸味度を取得する。仮酸味度は、日本酒に含まれる成分に応じて推定された日本酒の酸味の程度を示す。炭酸度取得部は、日本酒の炭酸度を取得する。酸味度演算部は、仮酸味度と炭酸度とに基づいて、日本酒酸味度を演算する。日本酒酸味度は、炭酸度が反映された日本酒の酸味の程度を示す。対応情報取得部は、対応情報を取得する。対応情報において、複数種の日本酒の日本酒酸味度と相性情報とが対応付けられている。相性特定部は、演算された日本酒酸味度と対応情報とに基づいて、相性情報を特定する。相性情報は、演算された日本酒酸味度を有する日本酒と食品との相性に関する。
この食べ合わせ判定システムにおいて、酸味度演算部は、仮酸味度と炭酸度とに基づいて、炭酸度が反映された日本酒の酸味度を示す日本酒酸味度を演算する。相性特定部は、演算された日本酒酸味度と対応情報とに基づいて、演算された日本酒酸味度を有する日本酒と食品との相性に関する相性情報を特定する。対応情報は、複数種の日本酒の日本酒酸味度と、日本酒と食品との相性に関する相性情報とを対応付けている。このため、炭酸度が反映された日本酒の酸味に基づいて、日本酒と食品との食べ合わせの相性が判定され得る。この結果、日本酒と食品との食べ合わせの相性の判定において正確度が向上され得る。
本発明のさらに別の態様におけるデータベース作成システムは、種別情報取得部と、仮酸味度取得部と、炭酸度取得部と、酸味度演算部と、対応情報取得部と、データベース作成部とを備えている。種別情報取得部は、複数種の日本酒の種別情報を取得する。仮酸味度取得部は、複数種の日本酒の各々について、仮酸味度を取得する。仮酸味度は、各日本酒に含まれる成分に応じて推定された酸味の程度を示す。炭酸度取得部は、複数種の日本酒の各々について、炭酸度を取得する。酸味度演算部は、複数種の日本酒の各々について、仮酸味度と炭酸度とに基づいて、炭酸度が反映された日本酒の酸味の程度を示す日本酒酸味度を演算する。対応情報取得部は、対応情報を取得する。対応情報において、複数種の日本酒酸味度と、日本酒と食品との相性に関する相性情報とが対応付けられている。データベース作成部は、複数種の日本酒の各々について、日本酒酸味度と対応情報とに基づいて、データベースを作成する。データベースにおいて、日本酒の種別情報と食品の種別情報とが、日本酒の種別情報が示す日本酒と食品の種別情報が示す食品との相性に応じて対応付けられている。
このデータベース作成システムにおいて、酸味度演算部は、複数種の日本酒の各々について仮酸味度と炭酸度とに基づいて日本酒酸味度を演算する。データベース作成部は、複数種の日本酒の各々について日本酒酸味度と上記対応情報とに基づいてデータベースを作成する。データベースにおいて、日本酒の種別情報と食品の種別情報とが、日本酒の種別情報が示す日本酒と食品の種別情報が示す食品との相性に応じて対応付けられている。この場合、日本酒の種別情報、及び、食品の種別情報の少なくとも1つと、このデータベースとに基づいて、日本酒と食品との相性に関する相性情報が正確に特定され得る。
本発明のさらに別の態様における食べ合わせ判定システムは、入力情報取得部と、相性特定部とを備える。入力情報取得部は、日本酒の種別情報、及び、食品の種別情報の少なくとも1つを示す入力情報を取得する。相性特定部は、入力情報と、上記データベース作成システムによって作成されたデータベースとに基づいて、入力情報に関する食べ合わせの相性に関する相性情報を特定する。この食べ合わせ判定システムにおいて、日本酒の種別情報、及び、食品の種別情報の少なくとも1つと、このデータベースとに基づいて、日本酒と食品との相性に関する相性情報が正確に特定される。
本発明の一つの態様は、日本酒と食品との食べ合わせの相性の判定において正確度が向上され得る食べ合わせ判定方法を提供する。本発明の別の態様は、日本酒と食品との食べ合わせの相性の判定に用いられた場合に、判定の正確度が向上され得るデータベースを作成するデータベース作成方法を提供する。本発明のさらに別の態様は、日本酒と食品との食べ合わせの相性の判定において正確度が向上され得る食べ合わせ判定システムを提供する。本発明のさらに別の態様は、日本酒と食品との食べ合わせの相性の判定に用いられた場合に、判定の正確度が向上され得るデータベースを作成するデータベース作成システムを提供する。
本実施形態における食べ合わせ判定システムのブロック図である。 食べ合わせ判定方法の一例を示すフローチャートである。 食べ合わせ判定方法に用いられる対応情報の一例を説明するための図である。 酸味度演算処理を示すフローチャートである。 本実施形態の変形例における食べ合わせ判定方法を示すフローチャートである。 本実施形態の変形例における食べ合わせ判定方法に用いられる対応情報の一例を説明するための図である。 本実施形態の変形例における食べ合わせ判定システムのブロック図である。 本実施形態の変形例におけるデータベース作成方法を示すフローチャートある。 本実施形態の変形例におけるデータベース作成方法によって作成されるデータベースの一例を示す図である。 (a)から(c)は、本実施形態の変形例における食べ合わせ判定方法を示すフローチャートである。 食べ合わせ判定システムのハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態が詳細に説明される。図面の説明において、同一又は同等の要素には同一符号が用いられ、重複する説明は省略される。
まず、図1を参照して、本実施形態における食べ合わせ判定システムの機能及び構成を説明する。図1は、食べ合わせ判定システムのブロック図である。食べ合わせ判定システム1は、日本酒と食品との食べ合わせの相性を判定する。「食品」は、原材料、加工された食品、又は、調理された食品を含む。本明細書において、調理された食品を「料理」とも呼ぶ。食べ合わせ判定システム1は、日本酒の炭酸度が反映された日本酒の酸味の程度を示す日本酒酸味度を演算し、演算された日本酒酸味度に基づいて、日本酒と食品との食べ合わせの相性を判定する。たとえば、食べ合わせ判定システム1は、日本酒酸味度と、食品の酸味の程度を示す食品酸味度との関係に基づいて、日本酒と食品との食べ合わせの相性を判定する。以下、「食べ合わせの相性」を単に「相性」ともいう。
食べ合わせ判定システム1は、日本酒の炭酸度に基づいて日本酒酸味度を演算する。炭酸度は、たとえば、日本酒におけるガスの含有量に基づく値である。本実施形態において、炭酸度は、日本酒におけるCOの含有量である。炭酸度は、CO以外の成分を含むガスの含有量であってもよい。
食べ合わせ判定システム1は、入力情報取得部11と、酸味度演算部12と、対応情報取得部13と、相性特定部14と、格納部15と、出力部16とを備えている。食べ合わせ判定システム1は、これらに基づいて、日本酒と食品との相性に関する相性情報を特定し、出力する。相性情報は、たとえば、相性によって食品と対応付けられた日本酒の種別情報、相性によって日本酒と対応付けられた食品の種別情報、及び、日本酒と食品との相性度の少なくとも1つを含んでいる。「日本酒の種別情報」は、日本酒の銘柄、及び、日本酒の酒名の少なくとも1つを含んでおり、さらに、日本酒の販売元、日本酒の製造元、日本酒の主原料である米の品種名、及び、日本酒の主原料である米の精米歩合の少なくとも1つを含んでいてもよい。「食品の種別情報」は、食品の名称、及び、食品の商品名の少なくとも1つを含んでおり、さらに、食品メーカー、及び、食品の主原料の少なくとも1つを含んでいてもよい。食品の名称は、たとえば、料理名を含んでいる。
食べ合わせ判定システム1は、たとえば、日本酒酸味度と食品酸味度とに基づいて、日本酒と食品との相性度を演算し、演算された相性度を出力する。相性度は、たとえば、日本酒と食品との相性を示す指標である。たとえば、相性度は、相性度が高いものから順に、「A」、「B」、「C」、及び、「D」によって表される。相性度は、これら以外の文字によって表されてもよいし、数値、色、記号、又は、グラフなどによって表されてもよい。
入力情報取得部11は、食べ合わせ判定システム1の内部又は外部から入力された情報を取得する。たとえば、入力情報取得部11は、インターネットなどの外部ネットワーク又は内部ネットワークを介して、食べ合わせ判定システム1の外部の記憶領域から入力情報を取得する。入力情報取得部11は、格納部15からも入力情報を取得する。入力情報取得部11は、ユーザから直接的に入力された情報を入力情報として取得してもよい。入力情報は、たとえば、日本酒の種別情報、日本酒の炭酸度、後述する日本酒の仮酸味度、食品の種別情報、及び、食品酸味度を含んでいる。入力情報取得部11は、食品情報取得部21と日本酒情報取得部22とを含んでいる。
食品情報取得部21は、食品情報を取得する。食品情報は、食品に関する情報である。食品情報取得部21は、種別情報取得部31と酸味度取得部32とを含んでいる。種別情報取得部31は、たとえば、ユーザによって直接入力された食品の種別情報を取得する。酸味度取得部32は、食品酸味度を取得する。酸味度取得部32は、たとえば、種別情報取得部31において取得された食品の種別情報が示す食品の食品酸味度を取得する。酸味度は、酸味の程度を示す値である。食品酸味度は、既知の味覚センサの食品に対する検出結果と、各種クロマトグラフィに基づく食品の成分データと、官能試験との少なくとも1つに基づく値である。味覚センサは、脂質膜の電位変化を測定する。味覚センサは、たとえば、酸味に対応する成分が脂質膜に付着することによって生じる電位変化に基づいて酸味の程度を検出する。酸味に対応する成分は、たとえば、塩酸、酢酸、クエン酸、リンゴ酸、及びコハク酸などを含んでいる。
各種のクロマトグラフィは、たとえば、イオンクロマトグラフィ、液体クロマトグラフィ、誘導体化を用いたガスクロマトグラフィ質量分析法、及び、ヘッドスペースガスクロマトグラフィ質量分析法の少なくとも1つを含んでいる。イオンクロマトグラフィによれば、主として有機酸の含有量が測定され得る。液体クロマトグラフィによれば、主としてアミノ酸及び糖成分の含有量が測定され得る。誘導体化を用いたガスクロマトグラフィ質量分析法によれば、主として有機酸、アミノ酸、及び糖成分の含有量が測定され得る。たとえば、イオンクロマトグラフィであれば、イオンの価数、イオン半径、疎水性などの性質の違いにより、イオン成分を分離して、各イオン成分量を検出できる。この結果、複数種の有機酸の各々について成分量が測定される。
日本酒情報取得部22は、日本酒情報を取得する。日本酒情報は、日本酒に関する情報である。日本酒情報取得部22は、種別情報取得部33と、炭酸度取得部34と、仮酸味度取得部35とを含んでいる。種別情報取得部33は、日本酒の種別情報を取得する。種別情報取得部33は、たとえば、ユーザによって直接入力された日本酒の種別情報を取得する。
炭酸度取得部34は、日本酒の炭酸度を取得する。炭酸度取得部34は、たとえば、種別情報取得部33において取得された日本酒の種別情報が示す日本酒の炭酸度を取得する。炭酸度取得部34は、予め格納部15に格納されている炭酸度を取得してもよいし、食べ合わせ判定システム1の外部において予め記憶されている炭酸度を取得してもよい。炭酸度取得部34は、ユーザによって直接入力された炭酸度を取得してもよい。
炭酸度は、たとえば、CO測定機によって測定される。たとえば、CO測定機は、ヴァイサラ株式会社のVAISALA GMT222である。炭酸度は、たとえば、日本酒が入った容器にCO測定機を配置した状態で測定される。たとえば、CO測定機は、日本酒に触れないように容器の内部に配置される。たとえば、CO測定機が容器の内部に配置された状態において、容器はラップなどの蓋によって覆われる。この状態において所定時間待機した後に、CO測定機から出力されるCO量が炭酸度として取得される。待機する所定時間は、たとえば、180秒である。
仮酸味度取得部35は、日本酒の仮酸味度を取得する。仮酸味度取得部35は、たとえば、種別情報取得部33において取得された日本酒の種別情報が示す日本酒の仮酸味度を取得する。仮酸味度は、日本酒に含まれる成分に応じて推定された日本酒の酸味の程度を示す値である。仮酸味度は、既知の味覚センサの日本酒に対する検出結果と、上述した各種クロマトグラフィに基づく日本酒の成分データとの少なくとも1つに基づく値である。上述したように味覚センサは、脂質膜の電位変化を測定する。味覚センサは、たとえば、酸味に対応する成分が脂質膜に付着することによって生じる電位変化に基づいて仮酸味度を検出する。仮酸味度は、各種のクロマトグラフィに基づいて測定された日本酒の成分データのみから推定されてもよい。
酸味度演算部12は、仮酸味度取得部35によって取得された仮酸味度と、炭酸度取得部34によって取得された炭酸度とに基づいて、炭酸度が反映された日本酒の酸味の程度を示す日本酒酸味度を演算する。日本酒酸味度は、日本酒を実際に飲んだ場合に感じられる酸味の程度である。たとえば、日本酒酸味度は、日本酒酸味度=k×仮酸味度+k×炭酸度の式によって導き出される。“k”及び“k”は、味覚の重み付け情報である。k”及び“k”は、たとえば、予め格納部15に格納されている。“k”及び“k”は、たとえば、予め官能試験によって導き出される。“k”は、たとえば、0.7であり、“k”は、たとえば0.3である。
対応情報取得部13は、対応情報を取得する。対応情報取得部13によって取得される対応情報は、複数種の日本酒酸味度と、日本酒酸味度を有する日本酒と食品との相性に関する相性情報と、が対応付けられている情報である。換言すれば、対応情報は、複数種の日本酒酸味度と、食品に関する情報とが、日本酒酸味度を有する日本酒と食品との相性に応じて対応付けられている情報である。たとえば、対応情報において、複数種の日本酒の日本酒酸味度と、日本酒酸味度を有する日本酒と相性が良いとされる食品に関する情報とが対応付けられている。対応情報において、複数種の日本酒の日本酒酸味度と、日本酒酸味度を有する日本酒と相性が悪いとされる食品に関する情報とが対応付けられていてもよい。相性情報は、食品の種別情報と食品酸味度と食べ合わせ相性度との少なくとも1つを含んでいる。対応情報は、たとえば、データベースである。対応情報は、予め格納部15に格納されている。
相性特定部14は、酸味度演算部12において演算された日本酒酸味度と、対応情報取得部13において取得された対応情報とに基づいて、酸味度演算部12において演算された日本酒酸味度を有する日本酒と食品との相性に関する相性情報を特定する。相性特定部14は、相性度演算部41と情報特定部42とを含んでいる。
相性度演算部41は、酸味度演算部12において演算された日本酒酸味度と、対応情報取得部13において取得された対応情報とに基づいて、酸味度演算部12において演算された日本酒酸味度を有する日本酒と、酸味度演算部12において演算された日本酒酸味度に対応する食品との相性度を演算する。相性度演算部41は、たとえば、対応情報を参照し、酸味度演算部12において演算された日本酒酸味度に対応する各食品の種別情報の相性度を特定する。相性度演算部41は、たとえば、酸味度演算部12において演算された日本酒酸味度に対応する食品酸味度と、酸味度演算部12において演算された日本酒酸味度と、対応情報取得部13において取得された対応情報とに基づいて、相性度を演算してもよい。相性度の演算は、対応情報を参照して対応する相性度を特定することを含んでいる。
本実施形態の変形例として、相性度演算部41は、酸味度演算部12において演算された日本酒酸味度に対応する食品酸味度と、酸味度演算部12において演算された日本酒酸味度とに基づいて、対応情報を用いずに、相性度を演算してもよい。この場合、相性度演算部41は、予め決められた四則演算等の計算処理によって相性度を演算してもよい。
情報特定部42は、酸味度演算部12において演算された日本酒酸味度と、対応情報取得部13において取得された対応情報とに基づいて、酸味度演算部12において演算された日本酒酸味度に対応する食品の食品情報を特定する。情報特定部42は、たとえば、対応情報を参照し、酸味度演算部12において演算された日本酒酸味度を有する日本酒と相性が良い食品の種別情報を特定する。
格納部15は、種々の情報を予め格納しており、各種の機能部からの情報を格納する。格納部15は、酸味度演算部12において演算された日本酒酸味度を格納する。格納部15は、たとえば、対応情報取得部13において取得される対応情報を予め格納している。格納部15は、さらに、炭酸度取得部34において取得される炭酸度、仮酸味度取得部35において取得される仮酸味度、酸味度取得部32において取得される食品酸味度を予め格納していてもよい。この場合、たとえば、格納部15は、日本酒の種別情報と炭酸度及び仮酸味度とを対応付けて予め格納している。たとえば、格納部15は、食品の種別情報と食品酸味度とを対応付けて予め格納している。
出力部16は、相性特定部14において特定された相性情報を出力する。出力部16は、たとえば、表示部を含み、相性特定部14において特定された相性情報を表示する。出力部16は、食べ合わせ判定システム1の外部に、相性特定部14において特定された相性情報に送信してもよい。
次に、図2、及び、図3を参照して、本実施形態における食べ合わせ判定方法の一例について説明する。図2は、食べ合わせ判定方法の一例を示すフローチャートである。
まず、食品情報取得部21の種別情報取得部31が、食品の種別情報を取得する(処理S1)。たとえば、処理S1において、種別情報取得部31は、ユーザによって入力された食品の種別情報を取得する。
次に、食品情報取得部21の酸味度取得部32が、食品酸味度を取得する(処理S2)。酸味度取得部32は、処理S1において取得された食品の種別情報が示す食品の食品酸味度を取得する。たとえば、酸味度取得部32は、格納部15から食品酸味度を取得する。
次に、日本酒情報取得部22の種別情報取得部33が、日本酒の種別情報を取得する(処理S3)。たとえば、処理S3において、種別情報取得部33は、ユーザによって入力された日本酒の種別情報を取得する。
次に、炭酸度取得部34、仮酸味度取得部35、及び、酸味度演算部12が、酸味度演算処理を行う(処理S4)。酸味度演算処理によって、処理S3において取得された日本酒の種別情報が示す日本酒の日本酒酸味度が演算される。酸味度演算処理については、後述する。
次に、対応情報取得部13が、対応情報を取得する(処理S5)。対応情報取得部13によって取得される対応情報は、たとえば、複数種の日本酒の日本酒酸味度と、食品酸味度と、食べ合わせ相性度とを対応付けている。図3は、処理S5において取得される対応情報の一例を示している。
図3に示されている対応情報において、各日本酒酸味度X~Xと各食品酸味度Y~Y16は、酸味度の範囲を示している。たとえば、日本酒酸味度X~Xの順で、日本酒酸味度が高くなっている。図3に示されている対応情報は、各日本酒酸味度X~Xを有している日本酒との相性度が「A」から「D」の食品について、相性度ごとに、食品酸味度を示している。
たとえば、図3に示されている対応情報において、日本酒酸味度Xと、食品酸味度YからYと、各食品酸味度Y~Yに対応する相性度とが対応付けられている。各食品酸味度Y~Yに対応する相性度は、日本酒酸味度Xを有する日本酒と各食品酸味度Y~Yを有する食品との食べ合わせの相性度である。各食品酸味度Y~Yの順で、日本酒酸味度Xを有する日本酒と相性度が低くなっている。
日本酒酸味度Xと、食品酸味度YからYと、各食品酸味度Y~Yに対応する相性度とが対応付けられている。各食品酸味度Y~Yに対応する相性度は、日本酒酸味度Xを有する日本酒と各食品酸味度Y~Yを有する食品との食べ合わせの相性度である。各食品酸味度Y~Yの順で、日本酒酸味度Xを有する日本酒と相性度が低くなっている。
日本酒酸味度Xと、食品酸味度YからY12と、各食品酸味度Y~Y12に対応する相性度とが対応付けられている。各食品酸味度Y~Y12に対応する相性度は、日本酒酸味度Xを有する日本酒と各食品酸味度Y~Y12を有する食品との食べ合わせの相性度である。各食品酸味度Y~Y12の順で、日本酒酸味度Xを有する日本酒と相性度が低くなっている。
日本酒酸味度Xと、食品酸味度Y13からY16と、各食品酸味度Y13~Y16に対応する相性度とが対応付けられている。各食品酸味度Y13~Y16に対応する相性度は、日本酒酸味度Xを有する日本酒と各食品酸味度Y13~Y16を有する食品との食べ合わせの相性度である。各食品酸味度Y13~Y16の順で、日本酒酸味度Xを有する日本酒と相性度が低くなっている。
次に、相性特定部14の相性度演算部41が、食べ合わせの相性度を演算する(処理S6)。相性度演算部41は、処理S2において取得された食品酸味度と、処理S4において演算された日本酒酸味度と、処理S5において取得された対応情報とに基づいて、処理S1において取得された食品の種別情報が示す食品と、処理S3において取得された日本酒の種別情報が示す日本酒との相性の程度を示す相性度を特定する。換言すれば、処理S6において、相性特定部14が、処理S4において演算された日本酒酸味度と処理S5において取得された対応情報とに基づいて、処理S4において演算された日本酒酸味度を有する日本酒と食品との相性に関する相性情報を特定する。
たとえば、相性度演算部41は、処理S2において取得された食品酸味度がYであり、処理S4において演算された日本酒酸味度がXである場合、相性度として「A」を特定する。相性度演算部41は、処理S2において取得された食品酸味度がY11であり、処理S4において演算された日本酒酸味度がXである場合、相性度として「C」を特定する。
次に、出力部16が、相性度を出力する(処理S7)。処理S7において、出力部16は、処理S6において演算された相性度を出力する。
次に、図4を参照して、処理S4における酸味度演算処理を説明する。図4は、酸味度演算処理の一例を示すフローチャートである。
酸味度演算処理が開始されると、日本酒情報取得部22の炭酸度取得部34が日本酒の炭酸度を取得する(処理S11)。炭酸度取得部34は、処理S3において取得された日本酒の種別情報が示す日本酒の炭酸度を取得する。たとえば、炭酸度取得部34は、格納部15から炭酸度を取得する。
次に、日本酒情報取得部22の仮酸味度取得部35が日本酒の仮酸味度を取得する(処理S12)。仮酸味度取得部35は、処理S3において取得された日本酒の種別情報が示す日本酒の仮酸味度を取得する。たとえば、仮酸味度取得部35は、格納部15から仮酸味度を取得する。
次に、酸味度演算部12が、日本酒の炭酸度と日本酒の仮酸味度とに基づいて、日本酒酸味度を演算する(処理S13)。酸味度演算部12は、処理S12において取得された仮酸味度と処理S11において取得された炭酸度とに基づいて、炭酸度が反映された日本酒の酸味の程度を示す日本酒酸味度を演算する。酸味度演算部12は、演算された日本酒酸味度を返す。
以上、食べ合わせ判定方法の一例について説明したが、各処理の順序はこれに限定されない。たとえば、処理S1及び処理S2は、処理S6の前であればいつ実行されてもよい。処理S2は、処理S1の後に実行される。処理S3及び処理S4は、処理S6の前であればいつ実行されてもよい。処理S11と処理S12とは、入れ変わってもよいし、並列して行われてもよい。
本実施形態における食べ合わせ判定方法において、処理S1及び処理S3の少なくとも1つが、実行されなくてもよい。処理S1が実行されない場合、処理S2において、食品酸味度が格納部15又は食べ合わせ判定システム1の外部から直接取得されてもよいし、ユーザによって直接入力されてもよい。処理S3が実行されない場合、処理S11及び処理S12において、炭酸度及び仮酸味度が、格納部15又は食べ合わせ判定システム1の外部から直接取得されてもよいし、ユーザによって直接入力されてもよい。
次に、図5及び図6を参照して、本実施形態における食べ合わせ判定方法の別例について説明する。図5は、本実施形態の変形例における食べ合わせ判定方法を示すフローチャートである。
まず、日本酒情報取得部22の種別情報取得部33が、日本酒の種別情報を取得する(処理S21)。たとえば、処理S21において、種別情報取得部33は、ユーザによって入力された日本酒の種別情報を取得する。
次に、炭酸度取得部34、仮酸味度取得部35、及び、酸味度演算部12が、酸味度演算処理を行う(処理S22)。酸味度演算処理によって、処理S21において取得された日本酒の種別情報が示す日本酒の日本酒酸味度が演算される。処理S22における酸味度演算処理の内容は、処理S4における酸味度演算処理と同一である。換言すれば、処理S22において、処理S11から処理S13が実行される。
次に、対応情報取得部13が、対応情報を取得する(処理S23)。対応情報は、たとえば、複数種の日本酒の日本酒酸味度と、食品の種別情報と、食べ合わせ相性度とを対応付けている。図6は、処理S23において取得される対応情報の一例を示している。
図6に示されている対応情報において、各日本酒酸味度X~Xは、酸味度の範囲を示している。たとえば、日本酒酸味度X~Xの順で、日本酒酸味度が高くなっている。たとえば、図6に示されている対応情報は、各日本酒酸味度X~Xを有している日本酒と相性が良いされる食品の食品情報のみを含んでいる。たとえば、図6に示されている対応情報は、各日本酒酸味度X~Xを有している日本酒との相性度が「A」又は「B」の食品の食品情報のみを含んでいる。
たとえば、図6に示されている対応情報の例において、日本酒酸味度Xと、食品の種別情報αからαと、各種別情報α~αに対応する相性度とが対応付けられている。各種別情報α~αに対応する相性度は、日本酒酸味度Xを有する日本酒と各種別情報α~αが示す食品との食べ合わせの相性度である。日本酒酸味度Xと、食品の種別情報αa+1からαと、各種別情報αa+1~αに対応する相性度とが対応付けられている。各種別情報αa+1~αに対応する相性度は、日本酒酸味度Xを有する日本酒と各種別情報αa+1~αが示す食品との食べ合わせの相性度である。日本酒酸味度Xと、食品の種別情報αb+1からαと、各種別情報αb+1~αに対応する相性度とが対応付けられている。各種別情報αb+1~αに対応する相性度は、日本酒酸味度Xを有する日本酒と各種別情報αb+1~αが示す食品との食べ合わせの相性度である。日本酒酸味度Xと、食品の種別情報αc+1とαc+2と、各種別情報αc+1,αc+2に対応する相性度とが対応付けられている。各種別情報αc+1,αc+2に対応する相性度は、日本酒酸味度Xを有する日本酒と各種別情報αc+1,αc+2が示す食品との食べ合わせの相性度である。
次に、相性特定部14の情報特定部42が、食品情報を特定する(処理S24)。情報特定部42は、処理S22において演算された日本酒酸味度と、処理S23において取得された対応情報とに基づいて、処理S22において演算された日本酒酸味度に対応する食品の食品情報を特定する。情報特定部42は、たとえば、対応情報を参照し、処理S22において演算された日本酒酸味度を有する日本酒と相性が良い食品の種別情報を特定する。換言すれば、処理S24において、相性特定部14が、処理S22において演算された日本酒酸味度と処理S23において取得された対応情報とに基づいて、処理S22において演算された日本酒酸味度を有する日本酒と食品との相性に関する相性情報を特定する。
たとえば、情報特定部42は、処理S22において演算された日本酒酸味度がXである場合、食品の種別情報αa+1~αを特定する。情報特定部42は、処理S22において演算された日本酒酸味度がXである場合、食品の種別情報αc+1,αc+2のみを特定する。
処理S24において、相性度演算部41が、情報特定部42において特定された食品の種別情報と処理S23において取得された対応情報とに基づいて、情報特定部42において特定された食品の種別情報に対応する相性度を演算してもよい。たとえば、処理S22において演算された日本酒酸味度がXである場合、情報特定部42において特定された食品の種別情報αa+1~αと処理S23において取得された対応情報とに基づいて、各種別情報αa+1~αに対応する相性度を特定してもよい。
次に、出力部16が、相性度を出力する(処理S25)。処理S25において、出力部16は、処理S24において特定された食品の種別情報が示す食品の食品情報を出力する。処理S25において出力部16が出力する食品の食品情報は、情報特定部42が特定した食品の種別情報を含んでおり、さらに、相性度演算部41において演算された相性度を含んでいてもよい。たとえば、処理S22において演算された日本酒酸味度がXである場合、出力部16は、情報特定部42において特定された食品の種別情報αa+1~αと、各種別情報αa+1~αに対応する相性度とを出力してもよい。この場合、たとえば、出力部16は、食品の種別情報αa+1と種別情報αa+1に対応する相性度「A」とを対応付けて出力し、食品の種別情報αと種別情報αに対応する相性度「B」とを対応付けて出力する。
以上、本実施形態における食べ合わせ判定方法の別例について説明したが、各処理の順序はこれに限定されない。たとえば、処理S21及び処理S22は、処理S24の前であればいつ実行されてもよい。処理S22は、処理S21の後に実行される。この食べ合わせ判定方法において、処理S21が、実行されなくてもよい。処理S21が実行されない場合、処理S22において、処理S11及び処理S12において、炭酸度及び仮酸味度が、格納部15又は食べ合わせ判定システム1の外部から直接取得されてもよいし、ユーザによって直接入力されてもよい。
次に、図7、図8、図9、及び、図10(a)から図10(c)を参照して、本実施形態の変形例における食べ合わせ判定システム、及び、食べ合わせ判定方法について説明する。図7は、本実施形態の変形例における食べ合わせ判定システムのブロック図である。図8は、本実施形態の変形例における食べ合わせ判定方法を示すフローチャートである。
本変形例は、概ね、上述した実施形態と類似又は同じである。上述した実施形態および変形例においては、日本酒と食品との相性情報を特定する際に、炭酸度と仮酸味度とに基づいて日本酒酸味度が演算される。本変形例においては、日本酒と食品との相性情報を特定する際に、予め演算された日本酒酸味度に基づいて作成されたデータベースを用いて相性情報が特定される。この点において、本変形例は、上述した実施形態と相違する。以下、上述した実施形態と変形例との相違点を主として説明する。
食べ合わせ判定システム1Aは、データベースを作成した後に、作成されたデータベースを用いて食べ合わせ判定を行う。食べ合わせ判定システム1Aは、入力情報取得部11Aと、酸味度演算部12Aと、対応情報取得部13Aと、相性特定部14Aと、格納部15Aと、出力部16Aと、データベース作成部50とを備えている。食べ合わせ判定システム1Aは、データベース作成システム2Aを備えている。データベース作成システム2Aは、入力情報取得部11Aと、酸味度演算部12Aと、対応情報取得部13Aと、格納部15Aと、データベース作成部50とを備え、これらによって構成されている。
入力情報取得部11Aは、入力情報取得部11と同様の構成を有しており、入力情報を取得する。入力情報取得部11Aにおいて取得される入力情報は、日本酒の種別情報、及び、食品の種別情報の少なくとも1つを含んでいる。入力情報取得部11Aは、データベース作成システム2Aとしてデータベースを作成する場合には、データベースの作成に用いられる入力情報を取得する。入力情報取得部11Aは、データベース作成システム2Aにおいて作成されたデータベースを用いて食べ合わせの判定を行う場合には、食べ合わせの判定に用いられる入力情報を取得する。入力情報取得部11Aは、食品情報取得部21Aと日本酒情報取得部22Aとを含んでいる。食品情報取得部21Aは、複数種の食品に関する情報を取得する。日本酒情報取得部22Aは、複数種の日本酒に関する情報を取得する。
食品情報取得部21Aは、種別情報取得部31Aと酸味度取得部32Aとを含んでいる。種別情報取得部31Aは、データベース作成システム2Aとしてデータベースを作成する場合には、データベースの作成に用いられる複数種の食品の種別情報を取得する。この場合、種別情報取得部31Aは、たとえば、複数種の食品の種別情報を逐次取得する。種別情報取得部31Aは、データベース作成システム2Aにおいて作成されたデータベースを用いて食べ合わせの判定を行う場合には、食べ合わせの判定を行う食品の種別情報を取得する。種別情報取得部31Aは、たとえば、データベース作成システム2Aとしてデータベースを作成する場合には、複数種の食品の種別情報を逐次取得する。
酸味度取得部32Aは、データベース作成システム2Aとしてデータベースを作成する場合に、種別情報取得部31Aにおいて取得された各種別情報が示す食品の食品酸味度を取得する。換言すれば、酸味度取得部32Aは、種別情報取得部31Aにおいて取得された種別情報が示す複数種の食品の各々について、食品酸味度を取得する。この場合、酸味度取得部32Aは、たとえば、各種別情報が示す食品の食品酸味度を逐次取得する。酸味度取得部32Aは、データベース作成システム2Aにおいて作成されたデータベースを用いて食べ合わせの判定を行う場合には、食品酸味度を取得しない。
日本酒情報取得部22Aは、種別情報取得部33Aと、炭酸度取得部34Aと、仮酸味度取得部35Aとを含んでいる。種別情報取得部33Aは、データベース作成システム2Aとしてデータベースを作成する場合には、複数種の日本酒の種別情報を取得する。この場合、種別情報取得部33Aは、たとえば、データベースを作成に用いられる複数種の日本酒の種別情報を逐次取得する。種別情報取得部33Aは、データベース作成システム2Aにおいて作成されたデータベースを用いて食べ合わせの判定を行う場合には、食べ合わせの判定を行う日本酒の種別情報を取得する。
炭酸度取得部34Aは、データベース作成システム2Aとしてデータベースを作成する場合に、種別情報取得部33Aにおいて取得された各種別情報が示す日本酒の炭酸度を取得する。換言すれば、炭酸度取得部34Aは、種別情報取得部33Aにおいて取得された種別情報が示す複数種の日本酒の各々について、炭酸度を取得する。この場合、炭酸度取得部34Aは、たとえば、各種別情報が示す日本酒の炭酸度を逐次取得する。炭酸度取得部34Aは、データベース作成システム2Aにおいて作成されたデータベースを用いて食べ合わせの判定を行う場合には、炭酸度を取得しない。
仮酸味度取得部35Aは、データベース作成システム2Aとしてデータベースを作成する場合に、種別情報取得部33Aにおいて取得された各種別情報が示す日本酒の仮酸味度を取得する。換言すれば、仮酸味度取得部35Aは、種別情報取得部33Aにおいて取得された種別情報が示す複数種の日本酒の各々について、仮酸味度を取得する。仮酸味度取得部35Aによって取得されたる複数の仮酸味度は、複数種の日本酒の各々に含まれる成分に応じて推定された酸味の程度を示している。この場合、仮酸味度取得部35Aは、たとえば、各種別情報が示す日本酒の仮酸味度を逐次取得する。仮酸味度取得部35Aは、データベース作成システム2Aにおいて作成されたデータベースを用いて食べ合わせの判定を行う場合には、仮酸味度を取得しない。
酸味度演算部12Aは、データベース作成システム2Aとしてデータベースを作成する場合に、仮酸味度取得部35Aによって取得された仮酸味度と、炭酸度取得部34Aによって取得された炭酸度とに基づいて、炭酸度が反映された日本酒の酸味の程度を示す日本酒酸味度を演算する。この場合、酸味度演算部12Aは、たとえば、各種別情報が示す日本酒の日本酒酸味度を逐次取得する。酸味度演算部12Aは、データベース作成システム2Aにおいて作成されたデータベースを用いて食べ合わせの判定を行う場合には、日本酒酸味度を演算しない。
対応情報取得部13Aは、対応情報を取得する。対応情報取得部13Aは、データベース作成システム2Aとしてデータベースを作成する場合に、複数種の日本酒酸味度と、相性情報とが対応付けられている対応情報を取得する。この相性情報は、日本酒酸味度を有する日本酒と食品との相性に関する。対応情報取得部13Aは、データベース作成システム2Aとしてデータベースを作成する場合に、たとえば、図3又は図6に示した対応情報を取得する。対応情報取得部13Aは、データベース作成システム2Aにおいて作成されたデータベースを用いて食べ合わせの判定を行う場合には、データベース作成システム2Aにおいて作成されたデータベースを対応情報として取得する。
データベース作成部50は、酸味度演算部12Aにおいて演算された日本酒酸味度と対応情報取得部13Aにおいて取得された対応情報とに基づいて、データベースを作成する。データベースは、複数種の日本酒の各々について、日本酒の種別情報と食品の種別情報とが、日本酒の種別情報が示す日本酒と食品の種別情報が示す食品との相性に応じて対応付けている。データベース作成部50は、酸味度演算部12Aにおいて演算された日本酒酸味度と、酸味度取得部32Aにおいて取得された食品酸味度と、対応情報取得部13Aにおいて取得された対応情報とに基づいて、データベースを作成してもよい。
相性特定部14Aは、データベース作成システム2Aにおいて作成されたデータベースを用いて食べ合わせの判定を行う場合に、相性情報を特定する。相性特定部14Aは、入力情報取得部11Aによって取得された入力情報と、データベース作成システム2Aによって作成されたデータベースとに基づいて、当該入力情報に関する食べ合わせの相性に関する相性情報を特定する。相性特定部14Aは、たとえば、日本酒情報取得部22Aにおいて取得された日本酒の種別情報と、対応情報取得部13Aにおいて取得された対応情報とに基づいて、日本酒情報取得部22Aにおいて取得された日本酒の種別情報が示す日本酒と食品との相性に関する相性情報を特定する。相性特定部14Aは、データベース作成システム2Aにおいて作成されたデータベースを対応情報として、相性情報を特定する。相性特定部14Aは、相性度演算部41Aと情報特定部42Aとを含んでいる。
相性度演算部41Aは、たとえば、日本酒情報取得部22Aにおいて取得された日本酒の種別情報と、対応情報取得部13Aにおいて取得された対応情報とに基づいて、当該日本酒の種別情報が示す日本酒と、当該日本酒の種別情報に対応する食品との相性度を特定する。相性度演算部41Aは、たとえば、食品情報取得部21Aにおいて取得された食品の種別情報と、対応情報取得部13Aにおいて取得された対応情報とに基づいて、当該食品の種別情報が示す食品と、当該食品の種別情報に対応する日本酒との相性度を特定する。相性度演算部41Aは、たとえば、食品情報取得部21Aにおいて取得された食品の種別情報と、日本酒情報取得部22Aにおいて取得された日本酒の種別情報と、対応情報取得部13Aにおいて取得された対応情報とに基づいて、当該食品の種別情報が示す食品と、当該日本酒の種別情報に対応する日本酒との相性度を特定してもよい。相性度演算部41Aは、対応情報として、データベース作成システム2Aにおいて作成されたデータベースを用いる。
情報特定部42Aは、日本酒情報取得部22Aにおいて取得された日本酒の種別情報と、対応情報取得部13Aにおいて取得された対応情報とに基づいて、当該日本酒の種別情報に対応する食品の食品情報を特定する。この場合、情報特定部42Aは、たとえば、対応情報を参照し、日本酒情報取得部22Aにおいて取得された日本酒の種別情報が示す日本酒と相性が良い食品の種別情報を特定する。情報特定部42Aは、食品情報取得部21Aにおいて取得された食品の種別情報と、対応情報取得部13Aにおいて取得された対応情報とに基づいて、当該食品の種別情報に対応する日本酒情報を特定する。この場合、情報特定部42Aは、たとえば、対応情報を参照し、食品情報取得部21Aにおいて取得された食品の種別情報が示す食品と相性が良い日本酒の種別情報を特定する。情報特定部42Aは、対応情報として、データベース作成システム2Aにおいて作成されたデータベースを用いる。
格納部15Aは、格納部15と同様に、種々の情報を予め格納しており、各種の機能部からの情報を格納する。格納部15Aは、データベース作成システム2Aにおいて作成されたデータベースを格納する。格納部15Aは、たとえば、データベース作成システム2Aにおけるデータベースの作成に用いられる対応情報を予め格納している。格納部15Aは、さらに、データベース作成システム2Aにおけるデータベースの作成に用いられる炭酸度、仮酸味度、及び、食品酸味度を予め格納していてもよい。この場合、たとえば、格納部15Aは、日本酒の種別情報と炭酸度及び仮酸味度とを対応付けて予め格納している。たとえば、格納部15Aは、食品の種別情報と食品酸味度とを対応付けて予め格納している。
出力部16Aは、相性特定部14Aにおいて特定された相性情報を出力する。出力部16Aは、たとえば、表示部を含み、相性特定部14Aにおいて特定された相性情報を表示する。出力部16Aは、食べ合わせ判定システム1Aの外部に、相性特定部14Aにおいて特定された相性情報に送信してもよい。
次に、図8及び図9を参照して、本変形例におけるデータベース作成方法の一例について説明する。図8は、データベース作成方法の一例を示すフローチャートである。
まず、食品情報取得部21Aの種別情報取得部31Aが、食品の種別情報を取得する(処理S41)。たとえば、処理S41において、種別情報取得部31Aは、食べ合わせ判定システム1Aの外部から食品の種別情報を取得する。
次に、食品情報取得部21Aの酸味度取得部32Aが、食品酸味度を取得する(処理S42)。酸味度取得部32Aは、処理S41において取得された食品の種別情報が示す食品の食品酸味度を取得する。たとえば、酸味度取得部32Aは、食べ合わせ判定システム1Aの外部から食品酸味度を取得する。
次に、食品情報取得部21Aは、全ての種類の食品情報が取得されたか否かを判断する(処理S43)。食品情報取得部21Aが全ての種類の食品情報が取得されていないと判断した場合(処理S43のNO)、処理は処理S41に戻り、直前の種別情報とは異なる食品の種別情報を取得する。食品情報取得部21Aが全ての種類の食品情報が取得されたと判断した場合(処理S43のYES)、処理は処理S44に進む。食品情報取得部21Aは、たとえば、予め決められた数の食品の種別情報とこれらの種別情報に対応する食品酸味度とが取得された場合に、全ての種類の食品情報が取得されたと判断する。食品情報取得部21Aは、食品情報が取得されない場合に、全ての種類の食品情報が取得されたと判断してもよい。
処理S43において、食品情報取得部21Aが全ての種類の食品情報が取得されたと判断した場合(処理S43のYES)、対応情報取得部13Aが対応情報を取得する(処理S44)。対応情報取得部13Aは、たとえば、図3に示した対応情報を取得する。
処理S44が終了すると、日本酒情報取得部22Aの種別情報取得部33Aが、日本酒の種別情報を取得する(処理S45)。たとえば、処理S45において、種別情報取得部33Aは、食べ合わせ判定システム1Aの外部から日本酒の種別情報を取得する。
処理S45が終了すると、炭酸度取得部34A、仮酸味度取得部35A、及び、酸味度演算部12Aが、酸味度演算処理を行う(処理S46)。酸味度演算処理によって、処理S45において取得された日本酒の種別情報が示す日本酒の日本酒酸味度が演算される。
処理S46が終了すると、データベース作成部50が、食品の種別情報と日本酒の種別情報とを対応付ける(処理S47)。データベース作成部50は、処理S46において演算された日本酒酸味度と処理S44において取得された対応情報とに基づいて、処理S45において取得された日本酒の種別情報と、処理S41から処理S43において取得された複数種の食品の種別情報の少なくとも1つとが、対応付けられたデータベースを作成する。データベース作成部50は、日本酒の種別情報が示す日本酒と食品の種別情報が示す食品との相性に応じて、処理S45において取得された日本酒の種別情報と、処理S41から処理S43において取得された複数種の食品の種別情報の少なくとも1つとを対応付ける。
たとえば、データベース作成部50は、処理S42において取得された食品酸味度と処理S46において演算された日本酒酸味度と図3に示されている対応情報とに基づいて、処理S41において取得された食品の種別情報が示す食品と、処理S45において取得された日本酒の種別情報が示す日本酒との相性度を特定する。データベース作成部50は、処理S41において取得された食品の種別情報と、処理S45において取得された日本酒の種別情報と、特定された相性度とを対応付けて格納部15Aに格納し、データベースを作成する。この場合、データベース作成部50は、処理S45において取得された日本酒の種別情報が示す日本酒との相性度が閾値以上の食品の種別情報のみをデータベースに含めるようにしてもよい。たとえば、データベース作成部50は、処理S45において取得された日本酒の種別情報が示す日本酒との相性度が「A」及び「B」の食品の食品情報のみをデータベースに含める。
処理S47が終了すると、データベース作成部50が、全ての種類の日本酒の種別情報に対して、処理S46における対応付けが行われたか否かを判断する(処理S48)。換言すれば、データベース作成部50が全ての種類の日本酒の種別情報に対して対応付けが行われていないと判断した場合(処理S48のNO)、処理は処理S44に戻り、直前の種別情報とは異なる日本酒の種別情報が取得される。処理S45から処理S48が繰り返されることによって、複数種の日本酒の種別情報が取得され、データベースが作成される。特に、処理S46が繰り返されることによって、複数種の日本酒の各々について仮酸味度が取得され、複数種の日本酒の各々について炭酸度が取得され、複数種の日本酒の各々について日本酒炭酸度が演算される。
データベース作成部50が全ての種類の日本酒の種別情報に対して対応付けが行われたと判断した場合(処理S48のYES)、一連の処理が終了される。この結果、データベースの作成が完了する。データベース作成部50は、たとえば、予め決められた数の日本酒の種別情報に対して対応付けが行われた場合に、全ての種類の日本酒の種別情報に対して対応付けが行われたと判断する。データベース作成部50は、日本酒の種別情報が取得されない場合に、全ての種類の日本酒の種別情報に対する対応付けが行われたと判断してもよい。
たとえば、処理S41から処理S48によって図9に示されているようなデータベースが作成される。図9は、データベース作成部50によって作成されるデータベースの一例を示している。図9に示されている例において、日本酒の各種別情報β~βと、食品の種別情報γ~γと、日本酒と食品との相性度とが対応付けられている。
たとえば、日本酒の種別情報βと、食品の種別情報γ~γと、各種別情報γ~γに対応する相性度とが対応付けられている。各種別情報γ~γに対応する相性度は、日本酒の種別情報βが示す日本酒と、食品の種別情報γ~γが示す食品との食べ合わせの相性度である。日本酒の種別情報βと、食品の種別情報γd+1~γと、各種別情報γd+1~γに対応する相性度とが対応付けられている。各種別情報γd+1~γに対応する相性度は、日本酒の種別情報βが示す日本酒と、食品の種別情報γd+1~γが示す食品との食べ合わせの相性度である。日本酒の種別情報βと、食品の種別情報γf+1~γと、各種別情報γf+1~γに対応する相性度とが対応付けられている。各種別情報γf+1~γに対応する相性度は、日本酒の種別情報βが示す日本酒と、食品の種別情報γf+1~γが示す食品との食べ合わせの相性度である。
異なる日本酒の種別情報に対応する食品の種別情報には、共通の食品を示す種別情報が含まれていてもよい。たとえば、食品の種別情報γ~γと食品の種別情報γd+1~γとの間には、共通の食品を示す種別情報が含まれていてもよい。食品の種別情報γd+1~γと、食品の種別情報γf+1~γとの間には、共通の食品を示す種別情報が含まれていてもよい。食品の種別情報γ~γと、食品の種別情報γf+1~γとの間には、共通の食品を示す種別情報が含まれていてもよい。
以上、データベース作成方法の一例について説明したが、各処理の順序はこれに限定されない。たとえば、処理S44は、処理S47の前であればいつ実行されてもよい。処理S45及び処理S46は、処理S41及び処理S42の前に実行されてもよい。
次に、図10(a)から図10(c)を参照して、データベース作成部50によって作成されたデータベースを用いた、食べ合わせ判定方法の一例について説明する。図10(a)から図10(c)は、それぞれ、食べ合わせ判定方法の一例を示すフローチャートである。図10(a)から図10(c)に示されている食べ合わせ判定方法において、日本酒の種別情報、及び、食品の種別情報の少なくとも1つを示す入力情報が取得され、入力情報と上述したデータベースとに基づいて、入力情報に関する食べ合わせの相性に関する相性情報が特定される。
図10(a)に示されている食べ合わせ判定方法においては、取得された日本酒の種別情報に対応する食品の食品情報が出力される。図10(b)に示されている食べ合わせ判定方法においては、取得された食品の種別情報に対応する日本酒の日本酒情報が出力される。図10(c)に示されている食べ合わせ判定方法において、取得された日本酒の種別情報が示す日本酒と、取得された食品の種別情報が示す食品との相性度が出力される。以下、各食べ合わせの判定方法を詳細に説明する。
図10(a)に示されている食べ合わせの判定方法において、まず、種別情報取得部33Aが、日本酒の種別情報を取得する(処理S51)。処理S51において、日本酒の種別情報が上述した入力情報として取得される。
次に、対応情報取得部13Aが、対応情報を取得する(処理S52)。処理S52において取得される対応情報は、データベース作成部50において作成されたデータベースである。
次に、相性特定部14Aが、食品情報を特定する(処理S53)。処理S53において、処理S51において取得された日本酒の種別情報が示す日本酒と相性が良いとされる食品の種別情報が相性情報として特定される。処理S53において、相性特定部14Aの情報特定部42Aが、処理S52において取得された対応情報を参照して、処理S51において取得された日本酒の種別情報に対応する食品の種別情報を食品情報として特定する。相性特定部14Aの相性度演算部41Aが、処理S52において取得された対応情報を参照して、情報特定部42Aにおいて特定された食品の種別情報に対応する相性度を食品情報として演算する。たとえば、処理S51において取得された日本酒の種別情報がβである場合、相性特定部14Aは、情報特定部42Aにおいて特定された食品の種別情報γd+1~γと、種別情報βと各種別情報γd+1~γとに対応する相性度とを特定してもよい。この場合、たとえば、相性特定部14Aは、食品の種別情報γd+1~γと、種別情報γd+1~γに対応する相性度「A」とを対応付けて、食品情報として特定する。
次に、出力部16Aが、食品情報を出力する(処理S54)。出力部16Aは、処理S53において特定された食品情報を出力する。
図10(b)に示されている食べ合わせの判定方法において、まず、種別情報取得部31Aが、食品の種別情報を取得する(処理S61)。処理S61において、食品の種別情報が入力情報として取得される。
次に、対応情報取得部13Aが、対応情報を取得する(処理S62)。処理S62において取得される対応情報は、データベース作成部50において作成されたデータベースである。
次に、相性特定部14Aが、日本酒情報を特定する(処理S63)。処理S63において、処理S61において取得された食品の種別情報が示す食品と相性が良いとされる日本酒の種別情報が相性情報として特定される。処理S63において、相性特定部14Aの情報特定部42Aが、処理S62において取得された対応情報を参照して、処理S61において取得された食品の種別情報に対応する日本酒の種別情報を日本酒情報として特定する。相性特定部14Aの相性度演算部41Aが、処理S62において取得された対応情報を参照して、情報特定部42Aにおいて特定された日本酒の種別情報に対応する相性度を日本酒情報として演算する。たとえば、処理S61において取得された食品の種別情報がγである場合、相性特定部14Aは、情報特定部42Aにおいて特定された日本酒の種別情報βと、種別情報βと種別情報γとに対応する相性度とを特定してもよい。この場合、たとえば、相性特定部14Aは、日本酒の種別情報βと、種別情報βに対応する相性度「A」とを対応付けて、日本酒情報として特定する。
次に、出力部16Aが、日本酒情報を出力する(処理S64)。出力部16Aは、処理S63において特定された日本酒情報を出力する。
図10(c)に示されている食べ合わせの判定方法において、まず、種別情報取得部31Aが、食品の種別情報を取得する(処理S71)。次に、種別情報取得部33Aが、日本酒の種別情報を取得する(処理S72)。処理S71及び処理S72において、日本酒の種別情報と食品の種別情報とが入力情報として取得される。
次に、対応情報取得部13Aが、対応情報を取得する(処理S73)。処理S73において取得される対応情報は、データベース作成部50において作成されたデータベースである。
次に、相性特定部14Aが、食べ合わせ相性度を特定する(処理S74)。処理S74において、処理S71において取得された食品の種別情報が示す食品と、処理S72において取得された日本酒の種別情報が示す日本酒との相性の程度を示す相性度が相性情報として特定される。処理S74において、相性特定部14Aの相性度演算部41Aが、処理S73において取得された対応情報を参照して、処理S71において取得された食品の種別情報と処理S72において取得された日本酒の種別情報とに対応する相性度を演算する。たとえば、処理S71において取得された食品の種別情報がγであり、処理S72において取得された日本酒の種別情報がβである場合、相性特定部14Aは、種別情報βと種別情報γとに対応する相性度「A」を特定する。
次に、出力部16Aが、相対度を出力する(処理S75)。出力部16Aは、処理S75において特定された相対度を出力する。
次に、図11を参照して、食べ合わせ判定システム1,1A及びデータベース作成システム2Aのハードウェア構成について説明する。図11は、食べ合わせ判定システム1,1A及びデータベース作成システム2Aのハードウェア構成の一例を示す図である。図11に示されている例において、食べ合わせ判定システム1Aとデータベース作成システム2Aとは、一体に構成されている。食べ合わせ判定システム1Aとデータベース作成システム2Aとは、互いに分離して構成されていてもよい。
食べ合わせ判定システム1,1A及びデータベース作成システム2Aは、たとえば、システム100を含んでいる。システム100は、プロセッサ101と、主記憶装置102と、補助記憶装置103と、通信装置104と、入力装置105と、出力装置106とを備えている。システム100は、これらのハードウェアと、プログラム等のソフトウェアとにより構成された1又は複数のコンピュータを含んでいる。食べ合わせ判定システム1,1A及びデータベース作成システム2Aは、ハードウェアと協働して実現されている。
システム100が、複数のコンピュータによって構成される場合には、これらのコンピュータはローカルで接続されてもよいし、インターネット又はイントラネットなどの通信ネットワークを介して接続されてもよい。この接続によって、論理的に1つの食べ合わせ判定システム1Aとデータベース作成システム2Aとが構築される。
プロセッサ101は、オペレーティングシステム及びアプリケーション・プログラムなどを実行する。主記憶装置102は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)により構成される。たとえば、入力情報取得部11,11A、酸味度演算部12,12A、対応情報取得部13,13A、相性特定部14,14A、及び、出力部16,16Aの少なくとも一部は、プロセッサ101及び主記憶装置102によって実現される。
補助記憶装置103は、ハードディスク及びフラッシュメモリなどにより構成される記憶媒体である。補助記憶装置103は、一般的に主記憶装置102よりも大量のデータを記憶する。たとえば、格納部15,15Aの少なくとも一部は、補助記憶装置103によって実現される。
通信装置104は、ネットワークカード又は無線通信モジュールにより構成される。たとえば、入力情報取得部11,11A、及び、出力部16,16Aの少なくとも一部は、通信装置104によって実現される。入力装置105は、キーボード、マウス、及び、タッチパネルなどにより構成される。たとえば、入力情報取得部11,11Aの少なくとも一部は、入力装置105によって実現される。出力装置106は、ディスプレイ及びプリンタなどにより構成される。たとえば、出力部16,16Aの少なくとも一部は、出力装置106によって実現される。たとえば、出力装置106は、表示装置を含んでいる。
補助記憶装置103は、予め、プログラム及び処理に必要なデータを格納している。プログラムは、食べ合わせ判定システム1,1A又はデータベース作成システム2Aの各機能要素をコンピュータに実行させる。このプログラムによって、たとえば、上述した処理S1から処理S7、処理S11から処理S13、処理S21から処理S25、処理S41から処理S48、処理S51から処理S54、処理S61から処理S64、又は、処理S71から処理S75がコンピュータにおいて実行される。このプログラムは、たとえば、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリなどの有形の記録媒体に記録された上で提供されてもよい。このプログラムは、データ信号として通信ネットワークを介して提供されてもよい。
次に、本実施形態又は変形例における食べ合わせ判定方法、データベース作成方法、食べ合わせ判定システム、及び、データベース作成システムの作用効果について説明する。
上述した食べ合わせ判定方法及び食べ合わせ判定システム1において、仮酸味度と炭酸度とに基づいて、炭酸度が反映された日本酒の酸味度を示す日本酒酸味度が演算される。演算された日本酒酸味度と対応情報とに基づいて、演算された日本酒酸味度を有する日本酒と食品との相性に関する相性情報が特定される。対応情報は、複数種の日本酒の日本酒酸味度と、日本酒と食品との相性に関する相性情報とを対応付けている。このため、炭酸度が反映された日本酒の酸味に基づいて、日本酒と食品との食べ合わせの相性が判定され得る。この結果、日本酒と食品との食べ合わせの相性の判定において正確度が向上され得る。
上述した食べ合わせ判定方法及び食べ合わせ判定システム1において、食品酸味度が取得され、対応情報は食品酸味度と日本酒酸味度とを対応付けている。日本酒酸味度と食品酸味度と対応情報とに基づいて、演算された日本酒酸味度を有する日本酒と取得された食品酸味度を有する食品との相性の程度を示す相性度が、相性情報として特定される。この場合、仮酸味度と炭酸度と食品酸味度との取得に応じて、日本酒と食品との相性度が出力され得る。したがって、日本酒と食品との食べ合わせの相性が、相性度として正確に示される。
上述した食べ合わせ判定方法及び食べ合わせ判定システム1において、演算された日本酒酸味度と対応情報とに基づいて、上記日本酒酸味度を有する日本酒に対応する食品に関する情報が、相性情報として特定される。この場合、日本酒の仮酸味度と炭酸度との取得に応じて、取得された仮酸味度及び炭酸度に対応する食品に関する情報が出力され得る。したがって、食べ合わせに関して、演算された日本酒酸味度に対応する食品に関する情報が、正確に示される。たとえば、演算された日本酒酸味度と相性が良い食品の食品情報が正確に示され得る。
上述した食べ合わせ判定方法及び食べ合わせ判定システム1において、日本酒の種別情報が取得される。仮酸味度の取得において、日本酒の種別情報が示す日本酒の仮酸味度が取得される。炭酸度の取得において、日本酒の種別情報が示す日本酒の炭酸度が取得される。この場合、日本酒の種別情報の取得によって、取得された種別情報が示す日本酒と食品との相性に関する相性情報が特定される。
上述したデータベース作成方及びデータベース作成システム2Aにおいて、複数種の日本酒の各々について仮酸味度と炭酸度とに基づいて日本酒酸味度が演算され、複数種の日本酒の各々について日本酒酸味度と上記対応情報とに基づいてデータベースが作成される。データベースにおいて、日本酒の種別情報と食品の種別情報とが、日本酒の種別情報が示す日本酒と食品の種別情報が示す食品との相性に応じて対応付けられている。この場合、日本酒の種別情報、及び、食品の種別情報の少なくとも1つと、このデータベースとに基づいて、日本酒と食品との相性に関する相性情報が正確に特定され得る。
上述した食べ合わせ判定方法及び食べ合わせ判定システム1Aにおいて、入力情報が取得される。入力情報と上記データベース作成方法によって作成されたデータベースとに基づいて、入力情報に関する食べ合わせの相性に関する相性情報が特定される。この場合、日本酒の種別情報、及び、食品の種別情報の少なくとも1つと、このデータベースとに基づいて、日本酒と食品との相性に関する相性情報が正確に特定される。
上述した食べ合わせ判定方法及び食べ合わせ判定システム1Aにおいて、たとえば、入力情報の取得において、日本酒の種別情報が入力情報として取得される。相性情報の特定において、取得された日本酒の種別情報が示す日本酒と相性がよいとされる食品の種別情報が相性情報として特定される。
上述した食べ合わせ判定方法及び食べ合わせ判定システム1Aにおいて、たとえば、入力情報の取得において、食品の種別情報が入力情報として取得される。相性情報の特定において、取得された食品の種別情報が示す食品に対応する日本酒の種別情報が相性情報として特定される。
上述した食べ合わせ判定方法及び食べ合わせ判定システム1Aにおいて、たとえば、入力情報の取得において、日本酒の種別情報と食品の種別情報とが入力情報として取得される。相性情報の特定において、取得された食品の種別情報が示す食品と、取得された日本酒の種別情報が示す日本酒との相性の程度を示す相性度が相性情報として特定される。
1,1A…食べ合わせ判定システム、2A…データベース作成システム、11,11A…入力情報取得部、12,12A…酸味度演算部、13,13A…対応情報取得部、14,14A…相性特定部、34,34A…炭酸度取得部、35,35A…仮酸味度取得部、50…データベース作成部。

Claims (14)

  1. 日本酒に含まれる成分に応じて推定された前記日本酒の酸味の程度を示す仮酸味度を取得することと、
    前記日本酒の炭酸度を取得することと、
    前記仮酸味度と前記炭酸度とに基づいて、前記炭酸度が反映された前記日本酒の酸味の程度を示す日本酒酸味度を演算することと、
    複数種の前記日本酒酸味度と、前記日本酒酸味度を有する日本酒と食品との相性に関する相性情報と、が対応付けられている対応情報を取得することと、
    演算された前記日本酒酸味度と前記対応情報とに基づいて、演算された前記日本酒酸味度を有する日本酒と食品との相性に関する前記相性情報を特定することと、を含んでいる、食べ合わせ判定方法。
  2. 食品の酸味の程度を示す食品酸味度を取得することをさらに含み、
    前記対応情報は、前記食品酸味度と前記日本酒酸味度とを対応付けており、
    前記相性情報の特定において、前記日本酒酸味度と前記食品酸味度と前記対応情報とに基づいて、演算された前記日本酒酸味度を有する日本酒と、取得された前記食品酸味度を有する食品との相性の程度を示す相性度が、前記相性情報として特定される、請求項1に記載の食べ合わせ判定方法。
  3. 前記相性情報の特定において、前記日本酒酸味度と前記対応情報とに基づいて、演算された前記日本酒酸味度を有する日本酒に対応する食品に関する情報が前記相性情報として特定される、請求項1に記載の食べ合わせ判定方法。
  4. 前記日本酒の種別情報を取得することをさらに含み、
    前記仮酸味度の取得において、前記日本酒の種別情報が示す日本酒の前記仮酸味度が取得され、
    前記炭酸度の取得において、前記日本酒の種別情報が示す日本酒の前記炭酸度が取得される、請求項1から3のいずれか一項に記載の食べ合わせ判定方法。
  5. 前記仮酸味度は、脂質膜の電位変化を測定する味覚センサの前記日本酒に対する検出結果と、クロマトグラフィに基づく前記日本酒の成分データとの少なくとも1つに基づく値である、請求項1から4のいずれか一項に記載の食べ合わせ判定方法。
  6. 複数種の日本酒の種別情報を取得することと、
    前記複数種の日本酒の各々について、各前記日本酒に含まれる成分に応じて推定された酸味の程度を示す仮酸味度を取得することと、
    前記複数種の日本酒の各々について、炭酸度を取得することと、
    前記複数種の日本酒の各々について、前記仮酸味度と前記炭酸度とに基づいて、前記炭酸度が反映された前記日本酒の酸味の程度を示す日本酒酸味度を演算することと、
    複数種の前記日本酒酸味度と、前記日本酒酸味度を有する日本酒と食品との相性に関する相性情報と、が対応付けられている対応情報を取得することと、
    前記複数種の日本酒の各々について、前記日本酒酸味度と前記対応情報とに基づいて、前記日本酒の種別情報と前記食品の種別情報とが、前記日本酒の種別情報が示す日本酒と前記食品の種別情報が示す食品との相性に応じて対応付けられたデータベースを作成することと、を含んでいる、データベース作成方法。
  7. 前記仮酸味度は、脂質膜の電位変化を測定する味覚センサの前記日本酒に対する検出結果と、クロマトグラフィに基づく前記日本酒の成分データとの少なくとも1つに基づく値である、請求項6に記載のデータベース作成方法。
  8. 日本酒の種別情報、及び、食品の種別情報の少なくとも1つを示す入力情報を取得することと、
    前記入力情報と、請求項6又は7に記載のデータベース作成方法によって作成された前記データベースとに基づいて、前記入力情報に関する食べ合わせの相性に関する相性情報を特定することと、を含んでいる、食べ合わせ判定方法。
  9. 前記入力情報の取得において、前記日本酒の種別情報が前記入力情報として取得され、
    前記相性情報の特定において、取得された前記日本酒の種別情報が示す日本酒と相性がよいとされる食品の種別情報が前記相性情報として特定される、請求項8に記載の食べ合わせ判定方法。
  10. 前記入力情報の取得において、前記食品の種別情報が前記入力情報として取得され、
    前記相性情報の特定において、取得された前記食品の種別情報が示す食品に対応する日本酒の種別情報が前記相性情報として特定される、請求項9に記載の食べ合わせ判定方法。
  11. 前記入力情報の取得において、前記日本酒の種別情報と前記食品の種別情報とが前記入力情報として取得され、
    前記相性情報の特定において、取得された前記食品の種別情報が示す食品と、取得された前記日本酒の種別情報が示す日本酒との相性の程度を示す相性度が前記相性情報として特定される、請求項8に記載の食べ合わせ判定方法。
  12. 日本酒に含まれる成分に応じて推定された前記日本酒の酸味の程度を示す仮酸味度を取得する仮酸味度取得部と、
    前記日本酒の炭酸度を取得する炭酸度取得部と、
    前記仮酸味度と前記炭酸度とに基づいて、前記炭酸度が反映された前記日本酒の酸味の程度を示す日本酒酸味度を演算する酸味度演算部と、
    複数種の前記日本酒酸味度と、前記日本酒酸味度を有する日本酒と食品との相性に関する相性情報と、が対応付けられている対応情報を取得する対応情報取得部と、
    演算された前記日本酒酸味度と前記対応情報とに基づいて、演算された前記日本酒酸味度を有する日本酒と食品との相性に関する前記相性情報を特定する相性特定部と、を備える、食べ合わせ判定システム。
  13. 複数種の日本酒の種別情報を取得する種別情報取得部と、
    前記複数種の日本酒の各々について、各前記日本酒に含まれる成分に応じて推定された酸味の程度を示す仮酸味度を取得する仮酸味度取得部と、
    前記複数種の日本酒の各々について、炭酸度を取得する炭酸度取得部と、
    前記複数種の日本酒の各々について、前記仮酸味度と前記炭酸度とに基づいて、前記炭酸度が反映された前記日本酒の酸味の程度を示す日本酒酸味度を演算する酸味度演算部と、
    複数種の前記日本酒酸味度と、前記日本酒酸味度を有する日本酒と食品との相性に関する相性情報と、が対応付けられている対応情報を取得する対応情報取得部と、
    前記複数種の日本酒の各々について、前記日本酒酸味度と前記対応情報とに基づいて、前記日本酒の種別情報と前記食品の種別情報とが、前記日本酒の種別情報が示す日本酒と前記食品の種別情報が示す食品との相性に応じて対応付けられたデータベースを作成するデータベース作成部と、を備える、データベース作成システム。
  14. 日本酒の種別情報、及び、食品の種別情報の少なくとも1つを含む入力情報を取得する入力情報取得部と、
    前記入力情報と、請求項13に記載のデータベース作成システムによって作成された前記データベースとに基づいて、前記入力情報に関する食べ合わせの相性に関する前記相性情報を特定する相性特定部と、を備える、食べ合わせ判定システム。
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