JP2023047512A - モータ駆動回路、モータシステム、及び電気機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】モータの回転精度を向上させることができるモータ駆動回路を提供する。
【解決手段】モータ駆動回路(100)は、カウンタ(11)のカウント値に基づきPWM信号を生成するように構成されるPWM信号生成部(10)と、モータ(200)のコイルに発生する逆起電圧のゼロクロスを検出するように構成される検出部(20)と、前記逆起電圧のゼロクロスが到来する到来タイミングを予測するように構成される予測部(30)と、前記予測部によって予測された前記到来タイミングからさかのぼった第1時点以後で前記カウンタのカウント動作を停止させるように構成される停止部(40)と、前記検出部によって前記逆起電圧のゼロクロスが検出されたタイミングで前記カウント値をリセットするように構成されるリセット部(50)と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】モータ駆動回路(100)は、カウンタ(11)のカウント値に基づきPWM信号を生成するように構成されるPWM信号生成部(10)と、モータ(200)のコイルに発生する逆起電圧のゼロクロスを検出するように構成される検出部(20)と、前記逆起電圧のゼロクロスが到来する到来タイミングを予測するように構成される予測部(30)と、前記予測部によって予測された前記到来タイミングからさかのぼった第1時点以後で前記カウンタのカウント動作を停止させるように構成される停止部(40)と、前記検出部によって前記逆起電圧のゼロクロスが検出されたタイミングで前記カウント値をリセットするように構成されるリセット部(50)と、を備える。
【選択図】図1
Description
本明細書中に開示されている発明は、モータ駆動回路、モータシステム、及び電気機器に関する。
ホール素子などのセンサを利用せずに三相ブラシレスモータを駆動するセンサレスのモータ駆動回路が種々開発されている(例えば特許文献1参照)。センサレスのモータ駆動回路は、三相ブラシレスモータのコイルに発生する逆起電圧をモニタし、逆起電圧がモータの中点電圧を等しくなる逆起電圧のゼロクロスを検出することでロータの回転位置情報を得る。
モータ駆動回路の性能の一つに回転精度がある。モータの目標回転数に対してモータの実際の回転数がばらつくと、回転精度が悪化する。従来のモータ駆動回路では、三相ブラシレスモータに供給する駆動電圧の波形によって回転精度が悪化してしまう場合があった。
本明細書中に開示されているモータ駆動回路は、カウンタのカウント値に基づきPWM信号を生成するように構成されるPWM信号生成部と、モータのコイルに発生する逆起電圧のゼロクロスを検出するように構成される検出部と、前記逆起電圧のゼロクロスが到来する到来タイミングを予測するように構成される予測部と、前記予測部によって予測された前記到来タイミングからさかのぼった第1時点以後で前記カウンタのカウント動作を停止させるように構成される停止部と、前記検出部によって前記逆起電圧のゼロクロスが検出されたタイミングで前記カウント値をリセットするように構成されるリセット部と、を備える。
本明細書中に開示されているモータシステムは、モータと、前記モータを駆動するように構成される上記構成のモータ駆動回路と、を備える。
本明細書中に開示されている電気機器は、上記構成のモータシステムを備える。
本明細書中に開示されているモータ駆動回路、モータシステム、及び電気機器によれば、モータの回転精度を向上させることができる。
図1は、実施形態に係るモータシステムの概略構成を示す図である。実施形態に係るモータシステム300は、モータ駆動回路100と、三相ブラシレスモータ200と、を備える。
モータ駆動回路100は、三相ブラシレスモータ200を駆動するように構成される。モータ駆動回路100は、PWM(Pulse Width Modulation)信号生成部10と、検出部20と、予測部30と、停止部40と、リセット部50と、ウィンドウ設定部60と、駆動信号生成部70と、U相スイッチング回路80uと、V相スイッチング回路80vと、W相スイッチング回路80wと、を備える。
三相ブラシレスモータ200は、U相コイルLuと、V相コイルLvと、W相コイルL80wと、を備える。モータ駆動回路100は、U相コイルLuの第1端にU相駆動電圧Vuを供給する。モータ駆動回路100は、V相コイルLvの第1端にV相駆動電圧Vvを供給する。モータ駆動回路100は、W相コイルLwの第1端にW相駆動電圧Vwを供給する。U相コイルLuの第2端、V相コイルLvの第2端、及びW相コイルLwの第2端は共通接続される。U相コイルLuの第2端、V相コイルLvの第2端、及びW相コイルLwの第2端すなわち三相ブラシレスモータ200の中点には、中点電圧Vcomが発生する。なお、三相ブラシレスモータ200の中点に発生する中点電圧Vcomの代わりに、モータ駆動回路100内部の仮想中点に発生する仮想中点電圧を利用してもよい。モータ駆動回路100内部の仮想中点は、同一抵抗値の3つの抵抗をスター結線することによって形成される。
ここで、モータ駆動回路100の各部について説明する。
PWM信号生成部10は、カウンタ11(図3参照)のカウント値に基づきPWM信号を生成するように構成される。PWM信号のデューティは、U相駆動電圧Vu、V相駆動電圧Vv、及びW相駆動電圧Vwそれぞれが電気角360°で1周期の正弦波状電圧になるように三相ブラシレスモータ200の目標回転数及び目標トルクに応じて設定される。
検出部20は、三相ブラシレスモータ200のU相コイルLuに発生する逆起電圧のゼロクロスを検出するように構成される。より詳細には、検出部20は、三相ブラシレスモータ200の機械角360°毎に三相ブラシレスモータ200のU相コイルLuに発生する逆起電圧のゼロクロスを検出するように構成される。
なお、本実施形態とは異なり、検出部20が例えば三相ブラシレスモータ200の電気角360°毎に三相ブラシレスモータ200のU相コイルLuに発生する逆起電圧のゼロクロスを検出することも可能である。しかしながら、三相ブラシレスモータ200の機械角360°毎に上記逆起電圧のゼロクロスを検出することで、検出部20の検出結果が三相ブラシレスモータ200のロータの着磁位置ばらつきの影響を受けることを防止することができる。
検出部20の出力信号Sbemfは、三相ブラシレスモータ200のU相コイルLuに発生する逆起電圧のゼロクロスを検出したタイミングでHIGHレベルからLOWレベルに遷移する(図2参照)。また、検出部20の出力信号Sbemfは、三相ブラシレスモータ200のU相コイルLuに発生する逆起電圧のゼロクロスを検出したタイミングから三相ブラシレスモータ200のロータが機械角で180°回転したと推定されるタイミングで、LOWレベルからHIGHレベルに遷移する(図2参照)。
予測部30は、三相ブラシレスモータ200のU相コイルLuに発生する逆起電圧のゼロクロスが到来する到来タイミングを予測するように構成される。
具体的には、予測部30は、検出部20の過去の検出結果から上記の到来タイミングを予測するように構成される。例えば、予測部30は、検出部20による(n-1)回目の検出タイミングと検出部20によるn回目の検出タイミングとの間隔を計測し、n回目の検出タイミングから上記間隔が経過するタイミングを上記の到来タイミングとすることができる。また、例えば、予測部30は、検出部20による(n-3)回目の検出タイミングと検出部20による(n-2)回目の検出タイミングとの第1間隔、検出部20による(n-2)回目の検出タイミングと検出部20による(n-1)回目の検出タイミングとの第2間隔、検出部20による(n-1)回目の検出タイミングと検出部20によるn回目の検出タイミングとの第3間隔を計測し、n回目の検出タイミングから上記第1~第3間隔の平均値が経過するタイミングを上記の到来タイミングとすることができる。
停止部40は、予測部30によって予測された上記の到来タイミングからさかのぼった第1時点以後でカウンタ11(図3参照)のカウント動作を停止させるように構成される。
停止部40は三相ブラシレスモータ200の回転精度を向上させるために用いられるため、モータ駆動回路100が三相ブラシレスモータ200を一定の目標回転数で駆動させるときに、停止部40は動作する。これにより、モータ駆動回路100が三相ブラシレスモータ200を一定の目標回転数で駆動させるときにモータの回転精度を向上させることができる。逆に、モータ駆動回路100が三相ブラシレスモータ200の回転を加速又は減速させるときには、停止部40が動作しないようにすればよい。
リセット部50は、検出部20によって三相ブラシレスモータ200のU相コイルLuに発生する逆起電圧のゼロクロスが検出されたタイミングでカウンタ11(図3参照)のカウント値をリセットするように構成される。
リセット部50は三相ブラシレスモータ200の回転精度を向上させるために用いられるため、モータ駆動回路100が三相ブラシレスモータ200を一定の目標回転数で駆動させるときに、リセット部50は動作する。これにより、モータ駆動回路100が三相ブラシレスモータ200を一定の目標回転数で駆動させるときにモータの回転精度を向上させることができる。
ウィンドウ設定部60は、三相ブラシレスモータ200のU相コイルLuに発生する逆起電圧をモニタするのにU相駆動電圧Vuが邪魔にならないように、U相駆動電圧Vuを出力するU相スイッチング回路80uのスイッチングを停止するウィンドウ(図2参照)を設定する。つまり、ウィンドウの期間においてU相は駆動しない。
駆動信号生成部70は、PWM信号Spwm及びウィンドウに基づきU相駆動信号を生成し、U相駆動信号をU相スイッチング回路80uに出力する。U相スイッチング回路80uは、U相駆動信号に応じて、PWM信号SpwmがHIGHレベルのときにハイサイドスイッチをオンにしローサイドスイッチをオフにする。また、U相スイッチング回路80uは、U相駆動信号に応じて、PWM信号SpwmがLOWレベルのときにU相スイッチング回路80uのハイサイドスイッチをオフにしローサイドスイッチをオンにする。ただし、ウィンドウの期間では、駆動信号生成部70は、U相駆動信号に応じて、PWM信号Spwmのレベルにかかわらず、ハイサイドスイッチ及びローサイドスイッチをともにオフにする。
駆動信号生成部70は、PWM信号Spwmに基づきV相駆動信号を生成し、V相駆動信号をV相スイッチング回路80vに出力する。V相スイッチング回路80vから出力されるV相駆動電圧Vvは、U相駆動電圧Vuから電気角で120°ずれており、且つ、U相駆動電圧Vuに存在するウィンドウがない電圧である。
駆動信号生成部70は、PWM信号Spwmに基づきW相駆動信号を生成し、W相駆動信号をW相スイッチング回路80vに出力する。W相スイッチング回路80wから出力されるW相駆動電圧Vwは、U相駆動電圧Vuから電気角で240°ずれており、且つ、U相駆動電圧Vuに存在するウィンドウがない電圧である。
図3は、PWM信号生成部10の一構成例を示す図である。図3に示す構成例では、PWM信号生成部10は、カウンタ11と、基準値生成部12と、比較部13と、を備える。
カウンタ11は、カウントダウン動作において、クロック周期毎にカウント値CNTを1つずつ減少させる。カウンタ11は、カウント値CNTが0に達すると、又は、リセット部50によってリセットされると、次のクロック周期において、カウント値CNTを初期値に戻す。
基準値生成部12は、基準値REFを生成する。基準値REFは、U相駆動電圧Vu、V相駆動電圧Vv、及びW相駆動電圧Vwそれぞれが電気角360°で1周期の正弦波状電圧になるように三相ブラシレスモータ200の目標回転数及び目標トルクに応じて設定される。
比較部13は、カウント値CNTと基準値REFとを比較する。カウント値CNTが基準値REFを超えているとき、比較部13は、PWM信号SpwmをLOWレベルにする。一方、カウント値CNTが基準値REFを超えていないとき、比較部13は、PWM信号SpwmをHIGHレベルにする。
図4は、PWM信号Spwmの波形等を示す図である。より詳細には、図4は、モータ駆動回路100が三相ブラシレスモータ200を一定の目標回転数で駆動させているときのPWM信号Spwmの波形等を示す図であって、且つ、予測部30によって予測される三相ブラシレスモータ200のU相コイルLuに発生する逆起電圧のゼロクロスが到来する到来タイミングの前後でのPWM信号Spwmの波形等を示す図である。
なお、図4において、カウント値CNTは、便宜上アナログ値のように図示しているが、実際にはデジタル値である。
予測部30は、三相ブラシレスモータ200のロータ1回転毎に、三相ブラシレスモータ200のU相コイルLuに発生する逆起電圧のゼロクロスが到来する到来タイミングTM1を予測する。
停止部40は、到来タイミングTM1から所定時間A1[μsec]さかのぼった第1時点t1において、タイミングパルス信号Detect RangeをHIGHレベルにする。タイミングパルス信号Detect Rangeは停止部40において用いられる信号である。タイミングパルス信号Detect RangeがHIGHレベルであるときは、PWM信号Spwmも強制的にHIGHレベルとなる。
停止部40は、タイミングパルス信号Detect RangeがHIGHレベルであって、カウント値CNTが所定値(0<所定値<初期値)に達する時点t2で、カウンタ11のカウント動作を停止させる。
そして、リセット部50は、検出部20によって三相ブラシレスモータ200のU相コイルLuに発生する逆起電圧のゼロクロスが検出されたタイミングTM2でカウンタ11のカウント値をリセットする。
リセット部50でのカウント値のリセットにより、検出部20によって三相ブラシレスモータ200のU相コイルLuに発生する逆起電圧のゼロクロスが検出されたタイミングTM2から開始される三相ブラシレスモータ200のロータの各回転駆動は、同じ各相駆動電圧の波形を用いて開始することができる。
さらに、カウント値CNTが所定値に達する時点t2から検出部20によって三相ブラシレスモータ200のU相コイルLuに発生する逆起電圧のゼロクロスが検出されるタイミングTM2までの間、PWM信号SpwmをHIGHレベルに固定することができる。上述したリセット部50でのカウント値のリセット及び上述したPWM信号SpwmのHIGHレベル固定により、三相ブラシレスモータ200のロータの各回転駆動間での各相駆動電圧の波形の再現性を高めることができる。
これにより、三相ブラシレスモータ200の回転精度を向上させることができる。
また、本実施形態では、カウント値CNTが所定値(0<所定値<初期値)に達する時点t2でカウンタ11のカウント動作を停止させているので、PWM信号Spwmの意図しないレベル遷移を防止することができる。これにより、三相ブラシレスモータ200の回転精度を確実に向上させることができる。
なお、所定時間A1[μsec]は、PWM信号Spwmの周期より長くすることが望ましい。これにより、検出部20によって逆起電圧のゼロクロスが検出されるタイミングの直前において、PWM信号Spwmを比較的長い期間HIGHレベルに固定することができる。これにより、三相ブラシレスモータ200の回転精度をより一層向上させることができる。
実施形態に係るモータシステム300(以下、「モータシステム300」と略す)は、例えば図5に示すハードディスク装置400に搭載される。 図5に示すハードディスク装置400は、モータシステム300と、ボイスコイルモータ310と、磁気ディスク320と、スイングアーム330と、磁気ヘッド340と、筐体350と、を備える。モータシステム300、ボイスコイルモータ310、磁気ディスク320、スイングアーム330、及び磁気ヘッド340は、筐体350の内部に収容される。モータシステム300は、スピンドルモータとして利用される。
磁気ディスク320は、表面に磁性体を有した硬質のディスクである。磁気ディスク320は、複数枚数でも、単数枚数でもよい。モータシステム300は、磁気ディスク320を高速に回転させる。磁気ヘッド340は、磁界を発生させることで磁気ディスク320に対してデータの読み書きを行う。磁気ヘッド340は、スイングアーム330の先端に取り付けられる。
スイングアーム330は、回転する磁気ディスク320に対して軸周りに揺動する。ボイスコイルモータ310は、スイングアーム330を駆動するアクチュエータである。ボイルコイルモータ310は、電流が流されるコイルとマグネットとの磁界作用により駆動される。なお、当然の事ながら、モータシステム300は、ハードディスク装置400以外の電気機器、例えばファン、プリンタ等に搭載されてもよい。
本発明の構成は、上記実施形態のほか、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
例えば、上述した実施形態では、U相のみで逆起電圧のゼロクロスが検出されたが、U相、V相、W相それぞれにおいて逆起電圧のゼロクロスが検出されてもよい。
また例えば、上述した実施形態では、カウンタがカウントダウン動作を行ったが、カウンタがカウントアップ動作を行うようにしてもよく、カウンタがカウントダウン動作及びカウントアップ動作の双方を順に行うようにしてもよい。
また例えば、上述した実施形態では、いわゆる180°通電であったためウィンドウが設定されたが、例えばいわゆる120°通電である場合にはウィンドウが設定されなくてもよい。
以上説明したモータ駆動回路(100)は、カウンタ(11)のカウント値に基づきPWM信号を生成するように構成されるPWM信号生成部(10)と、モータ(200)のコイルに発生する逆起電圧のゼロクロスを検出するように構成される検出部(20)と、前記逆起電圧のゼロクロスが到来する到来タイミングを予測するように構成される予測部(30)と、前記予測部によって予測された前記到来タイミングからさかのぼった第1時点以後で前記カウンタのカウント動作を停止させるように構成される停止部(40)と、前記検出部によって前記逆起電圧のゼロクロスが検出されたタイミングで前記カウント値をリセットするように構成されるリセット部(50)と、を備える構成(第1の構成)である。
上記第1の構成であるモータ駆動回路は、モータの回転精度を向上させることができる。
上記第1の構成であるモータ駆動回路において、前記停止部は、前記カウント値が所定値に達した第2時点で前記カウント動作を停止させるように構成される構成(第2の構成)であってもよい。
上記第2の構成であるモータ駆動回路は、PWM信号の意図しないレベル遷移を防止することができる。これにより、モータの回転精度を確実に向上させることができる。
上記第1又は第2の構成であるモータ駆動回路において、前記予測部は、前記検出部の過去の検出結果から前記到来タイミングを予測するように構成される構成(第3の構成)であってもよい。
上記第3の構成であるモータ駆動回路では、予測部が到来タイミングを簡単に予測することができる。
上記第1~第3いずれかの構成であるモータ駆動回路において、前記検出部は、前記モータの機械角360°毎に前記逆起電圧のゼロクロスを検出するように構成される構成(第4の構成)であってもよい。
上記第4の構成であるモータ駆動回路では、検出部の検出結果がモータのロータの着磁位置ばらつきの影響を受けることを防止することができる。これにより、モータの回転精度をより一層向上させることができる。
上記第1~第4いずれかの構成であるモータ駆動回路において、前記モータを一定の目標回転数で駆動させるときに前記停止部及び前記リセット部が動作する構成(第5の構成)であってもよい。
上記第5の構成であるモータ駆動回路では、モータを一定の目標回転数で駆動させるときにモータの回転精度を向上させることができる。
上記第1~第5いずれかの構成であるモータ駆動回路において、前記到来タイミングから前記第1時点までさかのぼる時間の長さは前記PWM信号の周期より長い構成(第6の構成)であってもよい。
上記第6の構成であるモータ駆動回路では、検出部によって逆起電圧のゼロクロスが検出されるタイミングの直前において、PWM信号のレベルを比較的長い期間固定することができる。これにより、モータの回転精度をより一層向上させることができる。
以上説明したモータシステム(300)は、前記モータ(200)と、前記モータを駆動するように構成される上記第1~第6いずれかの構成であるモータ駆動回路と、を備える構成(第7の構成)である。
上記第7の構成であるモータシステムは、モータの回転精度を向上させることができる。
以上説明した電気機器(400)は、上記第7の構成であるモータシステムを備える構成(第8の構成)である。
上記第8の構成である電気機器は、モータの回転精度を向上させることができる。
10 PWM信号生成部
20 検出部
30 予測部
40 停止部
50 リセット部
60 ウィンドウ設定部
70 駆動信号生成部
80u U相スイッチング回路
80v V相スイッチング回路
80w W相スイッチング回路
100 モータ駆動回路
200 三相ブラシレスモータ
300 実施形態に係るモータシステム
310 ボイスコイルモータ
320 磁気ディスク
330 スイングアーム
340 磁気ヘッド
350 筐体
400 ハードディスク装置
Lu、Lv、Lw U相コイル、V相コイル、W相コイル
20 検出部
30 予測部
40 停止部
50 リセット部
60 ウィンドウ設定部
70 駆動信号生成部
80u U相スイッチング回路
80v V相スイッチング回路
80w W相スイッチング回路
100 モータ駆動回路
200 三相ブラシレスモータ
300 実施形態に係るモータシステム
310 ボイスコイルモータ
320 磁気ディスク
330 スイングアーム
340 磁気ヘッド
350 筐体
400 ハードディスク装置
Lu、Lv、Lw U相コイル、V相コイル、W相コイル
Claims (8)
- カウンタのカウント値に基づきPWM信号を生成するように構成されるPWM信号生成部と、
モータのコイルに発生する逆起電圧のゼロクロスを検出するように構成される検出部と、
前記逆起電圧のゼロクロスが到来する到来タイミングを予測するように構成される予測部と、
前記予測部によって予測された前記到来タイミングからさかのぼった第1時点以後で前記カウンタのカウント動作を停止させるように構成される停止部と、
前記検出部によって前記逆起電圧のゼロクロスが検出されたタイミングで前記カウント値をリセットするように構成されるリセット部と、
を備える、モータ駆動回路。 - 前記停止部は、前記カウント値が所定値に達した第2時点で前記カウント動作を停止させるように構成される、請求項1に記載のモータ駆動回路。
- 前記予測部は、前記検出部の過去の検出結果から前記到来タイミングを予測するように構成される、請求項1又は請求項2に記載のモータ駆動回路。
- 前記検出部は、前記モータの機械角360°毎に前記逆起電圧のゼロクロスを検出するように構成される、請求項1~3のいずれか一項に記載のモータ駆動回路。
- 前記モータを一定の目標回転数で駆動させるときに前記停止部及び前記リセット部が動作する、請求項1~4のいずれか一項に記載のモータ駆動回路。
- 前記到来タイミングから前記第1時点までさかのぼる時間の長さは前記PWM信号の周期より長い、請求項1~5のいずれか一項に記載のモータ駆動回路。
- 前記モータと、
前記モータを駆動するように構成される請求項1~6のいずれか一項に記載のモータ駆動回路と、を備える、モータシステム。 - 請求項7に記載のモータシステムを備える、電気機器。
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