JP2023045302A - 情報処理装置および通信システム - Google Patents

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Hiroki Kawasaki
経明 伊藤
Tsuneaki Ito
博人 中川
Hiroto Nakagawa
悟 池田
Satoru Ikeda
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Abstract

【課題】情報を迅速に伝達できるシステムを提供する。【解決手段】セルラ通信網を利用する第一の通信モジュールと、セルラ通信網以外の無線通信網を利用する第二の通信モジュールを有する情報処理装置が、第二の通信モジュールを介して第一のデータを受信した場合に、第一の通信モジュールが行う通信に関する所定の処理を行う。【選択図】図5

Description

本発明は、移動体通信に関する。
車載されたコンピュータによって情報収集を行うシステムが普及している(例えば、特許文献1参照)。
特開2020-167557号公報
本開示は、情報を迅速に伝達できるシステムを提供することを目的とする。
本開示の実施形態の一態様は、セルラ通信網を利用する第一の通信モジュールと、前記セルラ通信網以外の無線通信網を利用する第二の通信モジュールと、前記第二の通信モジュールを介して第一のデータを受信した場合に、前記第一の通信モジュールが行う通信に関する所定の処理を行う制御部と、を有する、情報処理装置である。
本開示の実施形態の一態様は、第一の通信モジュールおよび第二の通信モジュールを有する移動端末と通信が可能な情報処理装置であって、所定のトリガが発生した場合に、前記第二の通信モジュールを利用して通信を行っている前記移動端末に対して、前記第一の通信モジュールを利用可能にするための第一のデータを送信する制御部を有する、情報処理装置である。
本開示の実施形態の一態様は、セルラ通信網を利用する第一の通信モジュールと、前記セルラ通信網以外の無線通信網を利用する第二の通信モジュールと、を有する第一の装置と、第二の装置と、を含む通信システムであって、前記第二の装置は、所定のトリガが発生した場合に、前記第二の通信モジュールを利用して通信を行っている前記第一の装置に対して、前記第一の通信モジュールを利用可能にするための第一のデータを送信し、前記第一の装置は、前記第一のデータを受信した場合に、前記セルラ通信網へのアタッチを行う、通信システムである。
また、本開示の他の態様は、上記の情報処理装置が実行する方法をコンピュータに実行させるためのプログラム、または、該プログラムを非一時的に記憶したコンピュータ可読記憶媒体である。
本開示によれば、情報を迅速に伝達できるシステムを提供することができる。
第一の実施形態に係る車両システムの概要図。 第一の実施形態に係る車両が有する構成要素を説明する図。 制御部が有する機能モジュールを説明する概要図。 記憶部に記憶されるデータを説明する概要図。 サーバ装置が有する機能モジュールを説明する概要図。 システムの構成要素が行う処理の流れを示したフロー図。 ステップS10で実行される処理のフローチャート。 DCMをセルラ通信網にアタッチする処理のフロー図。 ステップS20で実行される処理のフローチャート。
近年、ネットワーク接続が可能な自動車が普及している。車載された装置がネットワーク接続を提供することで、緊急時にサポートを行うサービスや、セキュリティに関するサービスを提供することができる。斯様な装置は、データコミュニケーションモジュール(DCM)とも呼ばれる。DCMは、セルラ通信や、無線LANなどの通信規格を利用して通信を行うことができる。
DCMが利用する通信規格によっては、通信の機会が均等に与えられないという問題がある。例えば、セルラ通信を行うための通信契約を行っている車両は、走行中において常に通信が可能であるのに対し、当該契約を行っていない車両は、例えば、公衆無線LANのサービスエリア内にない限り、通信を行うことができない。
本開示に係る情報処理装置は、かかる問題を解決する。
本開示の一態様に係る情報処理装置は、セルラ通信網を利用する第一の通信モジュールと、前記セルラ通信網以外の無線通信網を利用する第二の通信モジュールと、前記第二の通信モジュールを介して第一のデータを受信した場合に、前記第一の通信モジュールが行う通信に関する所定の処理を行う制御部と、を有することを特徴とする。
本開示に係る情報処理装置は、典型的には、車両に搭載される通信装置である。
情報処理装置は、第一の通信モジュールと第二の通信モジュールを有している。第一の通信モジュールは、セルラ通信網(移動体通信網)を利用した通信モジュールであり、第二の通信モジュールは、それ以外の無線通信網を利用する通信モジュールである。第二の通信モジュールは、例えば、IEEE802.11、DSRC、ミリ波通信などの通信規格によって、公衆無線LANネットワーク、路車間通信ネットワーク、車車間通信ネットワークなどを利用して通信を行う。
セルラ通信網を利用することで、移動中においても安定した通信を行うことができる。しかし、セルラ通信網を利用するためには、通信契約の締結や利用料金の支払いが必要となるため、車両のユーザは、通信契約を締結しないまま装置を利用する場合がある。
一方、公衆無線LANなどのネットワークは、無料で利用することができるが、アクセスポイントが存在しない場所では通信を行うことができない。さらに、斯様なネットワークが、ハンドオーバーを行えない無線通信規格を利用している場合、車両の移動に伴って通信が途絶する場合がある。
制御部は、第二の通信モジュールを介して第一のデータを受信した場合に、第一の通信モジュールが行う通信に関する所定の処理を行う。所定の処理として、例えば、重要な通信を行わせるために、セルラ回線を一時的に開通させる処理が例示できる。
第一のデータは、典型的には、通信に利用するモジュールを、第二の通信モジュールから第一の通信モジュールに切り替えるべき事象が発生したことを通知するデータである。このようなデータとして、例えば、地震の発生、災害の発生、車両について重要なリコールの発生などを通知するデータがある。
なお、第一の通信モジュールを利用するための契約がユーザによって締結されていない場合、一時的な契約情報を利用して、一時的に第一の通信モジュールをセルラ通信網にア
タッチさせてもよい。
かかる構成によると、災害をはじめとする緊急事態等が発生した場合において、車両に、一時的にセルラ通信網を利用させることが可能になり、安定した通信環境を提供することが可能になる。
本開示の別態様に係る情報処理装置は、前述した第一のデータを送信する装置である。
具体的には、所定のトリガが発生した場合に、第二の通信モジュールを利用して通信を行っている移動端末に対して、第一の通信モジュールを利用可能にするための第一のデータを送信する制御部を有する。
第一のデータは、前述したように、通信モジュールを切り替える旨を指示するデータであってもよいし、第一の通信モジュールを有効化するためのデータ(契約情報など)であってもよい。
所定のトリガとは、例えば、移動端末(車両)に、重要な通信を行わせる必要があると判定された場合に発生するものであってもよい。
以下、本開示の具体的な実施形態について図面に基づいて説明する。各実施形態に記載されているハードウェア構成、モジュール構成、機能構成等は、特に記載がない限りは開示の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(第一の実施形態)
第一の実施形態に係る車両システムの概要について、図1を参照しながら説明する。本実施形態に係る車両システムは、車両10と、サーバ装置20と、を含んで構成される。
車両10は、外部ネットワークとの通信機能を有するコネクティッドカーである。車両10は、DCM(Data Communication Module)100と、車載装置200と、電子制御
ユニット300(Electronic Control Unit,ECUとも称する)を含んで構成される。
なお、図1では、単一のECU300を例示しているが、車両10は、複数のECU300を含んでいてもよい。
DCM100は、外部ネットワークと無線通信を行う装置である。DCM100は、車両10が有するコンポーネント(以下、車両コンポーネント)を、外部ネットワークに接続するためのゲートウェイとして機能する。例えば、DCM100は、車両10が有する車載装置200やECU300に対して、外部ネットワークへのアクセスを提供する。これにより、車載装置200およびECU300は、DCM100を介して、ネットワークに接続された外部装置と通信することができる。
DCM100は、移動体通信網と、ローカルネットワークの二つの通信路を利用して通信が可能に構成される。移動体通信網は、セルラネットワークを利用した通信網(以下、セルラ通信網)であり、利用するためには通信契約が必要である。セルラ通信網を利用した場合、車両10が移動中であっても、外部ネットワークへのアクセスが可能となる。
ローカルネットワークは、例えば、無線LANネットワーク等の、所定のアクセスポイントにおいて提供されるネットワークである。車両10は、アクセスポイントに対する無線通信が可能な範囲においてのみ、外部ネットワークへのアクセスを行うことができる。
DCM100は、セルラ通信網を利用するための契約情報を記憶可能に構成され、ユーザが締結した通信契約に関する有効な契約情報が存在する場合に、セルラ通信網を介した通信を行う。契約情報が存在しない場合、DCM100は、ローカルネットワークのみを
介して外部ネットワークへのアクセスを行う。
車載装置200は、車両の乗員に情報を提供する装置である。車載装置200は、カーナビゲーション装置、インフォテインメント装置、ヘッドユニットとも呼ばれる。車載装置200によって、車両の乗員に対して、ナビゲーションや娯楽の提供を行うことができる。車載装置200は、DCM100を介して、交通情報、道路地図データ、音楽や動画像などをダウンロードしてもよい。
サーバ装置20は、車両10に対して情報提供を行う装置である。本実施形態では、サーバ装置20は、災害に関する情報や、車両の安全に関する情報など、緊急性の高い情報を提供する。災害に関する情報として、例えば、災害の発生状況に関する情報、避難に関する情報、ライフラインに関する情報などがある。また、車両の安全に関する情報として、リコール情報などがある。車両10に搭載されたDCM100は、これらの情報を受信した場合に、当該情報を、車載装置200を介して提供する。
さらに、サーバ装置20は、車両の安全に関するデータを配布可能であってもよい。このようなデータとして、例えば、ECUをアップデートするためのソフトウェア等が挙げられる。
図2は、本実施形態に係る車両10が有する構成要素を説明する図である。本実施形態に係る車両10は、DCM100と、車載装置200と、複数のECU300A,300B…(以下、ECU300と総称する)を含んで構成される。
ECU300は、異なる車両コンポーネントを管轄する複数のECUを含んでいてもよい。複数のECUとして、例えば、ボディECU、エンジンECU、ハイブリッドECU、パワートレインECUなどが例示できる。
DCM100は、第一通信モジュール110、第二通信モジュール120、GPSアンテナ130、GPSモジュール140、制御部101、記憶部102、および、通信部103を有して構成される。
第一通信モジュール110は、セルラ通信によって外部との通信を行う通信モジュールである。第一通信モジュール110は、無線信号の入出力を行うアンテナ素子を含んで構成される。本実施形態では、アンテナ素子は、移動体通信(例えば、3G、LTE、5G等)に適合したものである。
第二通信モジュール120は、セルラ通信以外の通信規格によって外部との通信を行う通信モジュールである。第二通信モジュール120が採用可能な通信規格として、例えば、Wi-Fi(登録商標)、DSRC(Dedicated Short Range Communications)、ミリ波通信などを例示することができる。第二通信モジュール120は、第一通信モジュールと同様に、無線信号の入出力を行うアンテナ素子を含んで構成される。なお、アンテナは、複数の物理的なアンテナを含んで構成されてもよい。例えば、マイクロ波やミリ波などの高周波帯の電波を利用した移動体通信を行う場合、通信の安定化を図るため、複数のアンテナを分散して配置してもよい。
GPSアンテナ130は、測位衛星(GNSS衛星とも称する)から送信された測位信号を受信するアンテナである。
GPSモジュール140は、GPSアンテナ130によって受信された信号に基づいて、位置情報を算出するモジュールである。
制御部101は、所定のプログラムを実行することで、DCM100の各種機能を実現する演算ユニットである。制御部101は、例えば、CPU等によって実現されてもよい
制御部101は、外部ネットワークと、車両10が有するコンポーネント(車両コンポーネント)との間でなされる通信を仲介する機能を実行する。例えば、ある車両コンポーネントが、外部ネットワークとの通信を必要とする場合、制御部101は、当該車両コンポーネントから送信されたデータを外部ネットワークに中継する機能を実行する。また、外部ネットワークから送信されたデータを受信し、当該データを適切な車両コンポーネントに転送する機能を実行する。
さらに、制御部101は、自装置に固有な機能を実行することができる。例えば、制御部101は、セキュリティシステムの監視機能や通話機能を実行可能に構成されており、車内で発生したトリガに基づいて、セキュリティ通報や緊急通報等を行うことができる。
記憶部102は、主記憶装置および補助記憶装置を含むメモリ装置である。補助記憶装置には、オペレーティングシステム(OS)、各種プログラム、各種テーブル等が格納され、そこに格納されたプログラムを主記憶装置にロードして実行することによって、後述するような、所定の目的に合致した各機能を実現することができる。
通信部103は、DCM100を車載ネットワークに接続するためのインタフェースユニットである。本実施形態では、車載装置200およびECU300を含む複数の車両コンポーネントが、車載ネットワークのバス400を介して相互に接続される。車載ネットワークの規格として、例えば、CAN(Controller Area Network)を例示することがで
きる。なお、車載ネットワークが、複数の規格を利用するものである場合、通信部103は、通信先の規格に合わせた複数のインタフェース装置を有していてもよい。CAN以外の通信規格として、例えば、イーサネット(登録商標)などを例示することができる。
なお、DCM100は、車両10が有する他のコンポーネントとは独立して動作可能に構成されてもよい。例えば、DCM100に補助バッテリを内蔵し、外部電源によらず単独で動作可能としてもよい。かかる構成によると、交通事故などに起因して、車両10の他のコンポーネントが動作不良(例えば、給電不良など)を起こした場合であっても、緊急通報などを行えるようになる。
次に、制御部101によって実行される機能について説明する。図3は、制御部101が有する機能モジュールを説明する概要図である。制御部101が有する機能モジュールは、ROM等の記憶手段に記憶されたプログラムを制御部101によって実行することで実現することができる。
データ中継部1011は、車両コンポーネント間で送受信されるデータの中継を行う。例えば、車載ネットワークに接続された第一の装置によって送出されたメッセージを受信し、必要に応じて、当該メッセージを、車載ネットワークに接続された第二の装置に転送する処理を実行する。第一および第二の装置は、ECU300であってもよいし、他の車両コンポーネントであってもよい。
また、データ中継部1011は、車両コンポーネントから、外部ネットワークを宛先とするメッセージを受信した場合に、当該メッセージを外部ネットワークに中継する。また、外部ネットワークから送信されたデータを受信し、当該データを適切な車両コンポーネントに転送する。
緊急通報部1012は、車両10に異常事態が発生した場合に、車外のオペレータに対して緊急通報を行う。異常事態の一例として、交通事故や車両故障の発生が挙げられる。緊急通報部1012は、例えば、車内に設けられたコールボタンの押下、エアバッグの展
開といった所定のトリガが発生した場合に、オペレータとの接続を開始し、車両の乗員とオペレータとの間での通話を可能にする。なお、緊急通報時に、緊急通報部1012は、車両の位置情報をオペレータに送信してもよい。この場合、緊急通報部1012は、GPSモジュール140から位置情報を取得してもよい。
セキュリティ管理部1013は、セキュリティ監視処理を行う。セキュリティ管理部1013は、例えば、車両の電子ロックを管轄するECU300から受信したデータに基づいて、正規の手順によらずに車両が解錠されたことを検知し、所定の装置に対してセキュリティ通報を送信する。なお、セキュリティ通報には、車両の位置情報が含まれていてもよい。この場合、セキュリティ管理部1013は、GPSモジュール140から位置情報を取得してもよい。セキュリティ管理部1013は、自車両のセキュリティに問題が生じたと判定した場合に、位置情報を取得し、取得した位置情報を、予め指定された外部装置に周期的に送信するようにしてもよい。
リモートコントロール部1014は、車両10の外部から送信されたリクエストに基づいて、車両10が有するコンポーネントの動作を制御する。リモートコントロールの対象となるコンポーネントは、典型的には、カーエアコンをはじめとする空調機器であるが、これ以外であってもよい。例えば、シートヒーター、ステアリングヒーター、デフロスタなどをリモートコントロールの対象としてもよい。リモートコントロール部1014は、例えば、外部ネットワークから、車両10の空調を動作させるための指令を受信し、当該指令に基づいて、複数の空調機器のうちのいずれかを動作させる。
情報提供部1015は、サーバ装置20によって送信された情報を受信し、これを乗員に提供する。サーバ装置20が提供する情報は、典型的には、前述したような、緊急性の高い情報であるが、情報提供部1015は、これ以外の情報を受信し、出力してもよい。緊急性の高い情報を受信した場合、情報提供部1015は、車載装置200を介して、メッセージ、画像、音声などを出力する。この際、既存の処理に割り込みをかけてもよい。例えば、ナビゲーション案内を提供中に、緊急性の高い情報を受信した場合、ナビゲーションを中断し、受信した情報の出力を行ってもよい。
更新部1016は、自装置(DCM100)、または、車両10が有する電子制御ユニット(ECU300)が利用するソフトウェアの更新を行う。例えば、更新部1016は、複数のECU300に記憶されたファームウェアのバージョンを管理し、新しいファームウェアが外部装置によって提供された場合に、ネットワーク経由でこれをダウンロードし、対象の装置に適用する処理を実行する。
なお、ここでは、DCM100が提供する機能として、緊急通報機能、セキュリティ機能、リモートコントロール機能、情報提供機能、ソフトウェア更新機能を挙げたが、DCM100が有する機能はこれ以外であってもよい。例えば、運転診断を行う機能、運転者の状態監視を行う機能、エネルギーマネジメントを行う機能などをDCM100に持たせることもできる。
回線管理部1017は、DCM100が利用する通信回線を管理する。
ここで、DCM100が利用可能な通信回線について説明する。図1に示したように、DCM100は、セルラ通信網を利用した通信経路と、ローカルネットワークを利用した通信経路のいずれかによって外部ネットワークとの通信を行うことができる。
回線管理部1017は、セルラ通信の有効な契約情報がある場合に、自装置をセルラ通信網へアタッチさせる。有効な契約情報がない場合、回線管理部1017は、ローカルネットワークのみに接続を行う。
なお、セルラ通信網とローカルネットワークの双方が利用可能な場合、回線管理部1017は、ローカルネットワークを優先して通信を行う。
前述したように、セルラ通信網を利用するための通信契約が締結されていない場合、DCM100は、ローカルネットワークのみを利用して通信を行う。しかし、ローカルネットワークのみを利用した場合、災害時や、緊急のメッセージを伝送する必要が生じた場合において、情報の伝送に遅延が生じるおそれがある。さらに、緊急時に車両の乗員がオペレータと通話ができないことによって、二次被害が生じるおそれもある。
そこで、本実施形態では、サーバ装置20から緊急事態の発生を通知するメッセージ(以下、緊急メッセージ)が送信された場合に、回線管理部1017が、限定された条件下においてのみ使用可能な契約情報を利用して、セルラ回線を一時的に開通させる。これにより、DCM100に重要な通信を行わせることが可能になる。具体的な方法については後述する。
図3Bは、記憶部102に記憶されるデータを説明する図である。
記憶部102は、ユーザ契約情報102Aおよび限定契約情報102Bを記憶可能に構成される。これらの契約情報は、セルラ通信の契約者に固有な識別子と、電話番号をそれぞれ含む。
ユーザ契約情報102Aは、ユーザが締結している通信契約に関する情報である。有効なユーザ契約情報102Aが記憶されている場合、回線管理部1017は、当該ユーザ契約情報を利用してセルラ通信網へのアタッチを行う。
限定契約情報102Bは、緊急事態の発生が通知されている状況下において、限定的に使用される通信契約に関する情報である。当該通信契約は、例えば、車両のメーカーによって通信会社と締結される。有効なユーザ契約情報102Aが記憶されていない場合であっても、前述した状況下においては、DCM100が、限定的にセルラ通信を行うことができる。
図2に戻り、車載装置200について説明する。
車載装置200は、車両10の乗員に情報を提供する装置であって、カーナビゲーションシステム、インフォテインメントシステム、ヘッドユニットとも呼ばれる。車載装置200は、車両の乗員に対して、ナビゲーションや娯楽の提供を行うことができる。また、車載装置200は、車両10の外部ネットワークと通信することで、交通情報、道路地図データ、音楽や動画像などをダウンロードする機能を有していてもよい。また、車載装置200は、スマートフォン等と連携する装置であってもよい。
また、車載装置200は、DCM100のフロントエンドとしても機能する。例えば、車載装置200は、DCM100が所定の処理(例えば、緊急通報)を実行する際に、当該処理に関連した情報の入出力(例えば、オペレータの呼び出し状況の表示など)を行う。また、情報提供部1015が情報を受信した場合に、当該情報を出力する。
車載装置200は、CPUやGPU等のプロセッサ、RAMやROM等の主記憶装置、EPROM、ハードディスクドライブ、リムーバブルメディア等の補助記憶装置を有するコンピュータとして構成することができる。補助記憶装置には、オペレーティングシステム(OS)、各種プログラム、各種テーブル等が格納され、そこに格納されたプログラムを実行することによって、後述するような、所定の目的に合致した各機能を実現することができる。ただし、一部または全部の機能はASICやFPGAのようなハードウェア回路によって実現されてもよい。
車載装置200は、制御部201、記憶部202、通信部203、および入出力部20
4を有して構成される。
制御部201は、車載装置200の制御を司る手段である。制御部201は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)等の情報処
理ユニットによって構成される。
制御部201は、車両の乗員に対して情報の提供を行う。提供される情報として、例えば、交通情報、ナビゲーション情報、音楽や映像、ラジオ放送、デジタルテレビ放送などがある。制御部201は、入出力部204を介して情報の出力を行う。
記憶部202は、情報を記憶する手段であり、RAM、磁気ディスクやフラッシュメモリなどの記憶媒体により構成される。記憶部202には、制御部201にて実行される各種プログラム、当該プログラムが利用するデータ等が記憶される。
通信部203は、車載装置200を車載ネットワークのバス400に接続する通信インタフェースである。
入出力部204は、ユーザが行った入力操作を受け付け、ユーザに対して情報を提示する手段である。具体的には、タッチパネルとその制御手段、液晶ディスプレイとその制御手段から構成される。タッチパネルおよび液晶ディスプレイは、本実施形態では一つのタッチパネルディスプレイからなる。また、入出力部204は、音声を出力するためのスピーカ等を有していてもよい。
ECU300は、車両10が有するコンポーネントを制御する電子制御ユニットである。車両10に含まれるECU300は複数あってもよい。複数のECU300は、例えば、エンジン系統、電装系統、パワートレイン系統など、それぞれ異なる系統のコンポーネントを制御する。ECU300は、規定されたメッセージを生成し、車載ネットワークを介して周期的に送受信する機能を有する。
また、ECU300は、DCM100を介して外部ネットワークと通信することで、所定のサービスを提供することができる。所定のサービスとして、例えば、リモートサービス(例えば、リモート空調サービス)、セキュリティ監視サービス、スマートホームと連携するサービス、自動駐車サービス(駐車区画と建物のエントランスの間を自動走行するサービス)などが挙げられる。
ECU300は、DCM100と同様に、CPUやGPU等のプロセッサ、RAMやROM等の主記憶装置、EPROMやディスクドライブ、リムーバブルメディア等の補助記憶装置を有するコンピュータとして構成することができる。
ネットワークバス400は、車載ネットワークを構成する通信バスである。なお、本例では、一つのバスを例示しているが、車両10は、二つ以上の通信バスを有していてもよい。複数の通信バスは、DCM100や、複数の通信バスを取りまとめるゲートウェイによって互いに接続されていてもよい。
次に、サーバ装置20について説明する。図4は、第一の実施形態におけるサーバ装置20の概要図である。
サーバ装置20は、CPUやGPU等のプロセッサ、RAMやROM等の主記憶装置、EPROM、ハードディスクドライブ、リムーバブルメディア等の補助記憶装置を有するコンピュータとして構成することができる。
サーバ装置20は、制御部21、記憶部22、および、通信部23を有して構成される。
制御部21は、サーバ装置20が行う制御を司る演算装置である。制御部21は、CPUなどの演算処理装置によって実現することができる。
制御部21は、機能モジュールとしてデータ提供部211およびメッセージ送信部212を有して構成される。各機能モジュールは、記憶されたプログラムをCPUによって実行することで実現してもよい。
データ提供部211は、車両10(DCM100)に対して情報提供を行う。提供される情報は、例えば、災害に関する情報など、緊急性の高い情報を含んでいてもよい。なお、本実施形態では、サーバ装置20が緊急性の高い情報を提供する例を挙げるが、サーバ装置20は、DCM100や車載装置200に対して他の情報(例えば、交通情報やナビゲーション関連情報など)を提供する装置を兼ねていてもよい。
メッセージ送信部212は、DCM100に対して、緊急事態の発生を通知するメッセージ(緊急メッセージ)と、緊急事態の解除を通知するメッセージ(解除メッセージ)を送信する。
緊急メッセージは、例えば、地震や水災などの緊急事態が発生した場合、または、緊急事態の発生が見込まれる場合に送信されてもよいし、車両のリコール情報など、重要な情報を配布すべきタイミングに先立って送信されてもよい。
緊急メッセージは、DCM100に対して、限定契約情報102Bを用いてセルラ通信網への接続を行わせるための指示と捉えることもできる。緊急メッセージを送信することで、DCM100は、通信契約の有無にかかわらず、セルラ通信を一時的に行うことが可能になる。
解除メッセージは、車両10が重要な通信を行う必要がなくなったタイミングで送信される。例えば、緊急メッセージが、気象警報の発令等に伴って送信されたものである場合、当該警報の解除をもって解除メッセージを送信するようにしてもよい。
記憶部22は、主記憶装置と補助記憶装置を含んで構成される。主記憶装置は、制御部21によって実行されるプログラムや、当該制御プログラムが利用するデータが展開されるメモリである。補助記憶装置は、制御部21において実行されるプログラムや、当該制御プログラムが利用するデータが記憶される装置である。
通信部23は、サーバ装置20をネットワークに接続するための通信インタフェースである。通信部23は、例えば、ネットワークインタフェースボードや、無線通信のための無線通信インタフェースを含んで構成される。
次に、サーバ装置20が、DCM100に対してセルラ通信網への接続を行わせる処理の概要について説明する。図5は、当該処理の概要を示したフロー図である。図示したフローは、サーバ装置20が、重要な通信を車両10に行わせる必要があると判定した場合に開始される。
重要な通信を車両10に行わせる必要があると判定された場合、サーバ装置20は、管理下にある複数の車両10に対して緊急メッセージを送信する。緊急メッセージは、例えば、ローカルネットワークを経由してDCM100に伝送される。
車両10(DCM100)は、緊急メッセージに応答して、セルラ通信の準備を行う(ステップS10)。本ステップでは、DCM100が有効なユーザ契約情報102Aの有
無を判定し、有効なユーザ契約情報を有していない場合、限定契約情報102Bを用いてセルラ通信の準備を行う。これにより、ユーザが個別に通信契約を行っていない場合であっても、セルラ通信の回線を開通させることが可能になる。
セルラ通信の回線が開通すると、DCM100が有する各機能モジュールは、セルラ通信網を介して通信を行うことができる(ステップS20)。これにより、例えば、緊急通報部1012は、オペレータとの通話機能を常時提供することが可能になる。また、情報提供部1015は、重要な情報を待ち受けることが可能になる。また、更新部1016は、ファームウェアの重要なアップデートを行うためのデータを受信することが可能になる。
なお、セルラ通信網を介してDCM100が通信を行う相手は、サーバ装置20であってもよいし、外部ネットワーク上の他の装置(例えば、緊急通報を受け付ける装置など)であってもよい。
サーバ装置20が、重要な通信を車両10に行わせる必要が無くなったと判定した場合、解除メッセージがサーバ装置20からDCM100へ送信される。DCM100は、解除メッセージを受信した場合に、限定契約情報102Bの利用を終了させる(ステップS30)。これにより、DCM100がセルラ通信網からデタッチされる。
図6は、ステップS10における処理をより詳細に示したフローチャートである。図示した処理は、DCM100が有する回線管理部1017によって実行される。
まず、ステップS101で、サーバ装置20が送信した緊急メッセージを受信する。緊急メッセージは、セルラ通信網、ローカルネットワークのいずれかを介して受信される。
ステップS102では、緊急メッセージを受信したのがセルラ回線であるか否かを判定する。ここで肯定判定となった場合、既にセルラ通信が可能であることを意味するため、処理は終了する。ここで否定判定となった場合、処理はステップS103へ遷移する。
ステップS103では、セルラ通信に係る通信契約があるか否かを判定する。例えば、記憶部102に、ユーザ契約情報102Aが記憶されている場合、本ステップは肯定判定となる。ここで、セルラ通信に係る通信契約がある場合、処理はステップS104へ遷移し、ユーザ契約情報102Aを用いてセルラ通信網へのアタッチを行う旨を決定する。なお、既にセルラ通信網へのアタッチが行われている場合、本ステップはスキップしてもよい。
セルラ通信に係る通信契約が無い場合、処理はステップS105へ遷移し、限定契約情報102Bを用いてセルラ通信網へのアタッチを行う旨を決定する。
次に、セルラ通信網へのアタッチを行う処理について説明する。
図7は、DCM100が有する第一通信モジュール110が、自装置をセルラ通信網にアタッチする処理を説明する図である。
まず、ステップS201で、契約情報を取得し、当該契約情報を含むアタッチ要求を生成する。生成されたアタッチ要求は、セルラ通信網に含まれる制御ノードであるMME(Mobility Management Entity)に送信される。
ステップS202では、MMEが、アタッチ要求に含まれる契約情報を、加入者情報を管理するノードであるHSS(Home Subscriber Server)に送信し、認証を依頼する。認証が成功すると、端末の位置登録が実行される。
ステップS203では、MMEが、APN(Access Point Name)情報に基づいてサー
ビングゲートウェイ(SGW)を特定し、SGWに対してベアラ設定を要求する。また、SGWからの応答に基づいて、無線ベアラ設定要求をDCM100に送信する。DCM100がこれに応答すると、セルラ通信網を介した通信が開始される。
一方、サーバ装置20がDCM100に対して解除メッセージを送信すると、DCM100は、限定契約情報を用いた、セルラ通信網へのアタッチを停止する。
解除メッセージは、例えば、以下の条件を満たした場合に送信される。
(1)所定の緊急事態下にないと判定された場合
例えば、地震発生から所定の時間が経過したり、気象警報等が解除されたような場合である。
(2)重要な通信が完了したと判定された場合
例えば、リコール情報の送信や、ECUのファームウェア送信が完了したような場合である。
図8は、解除メッセージを受信したDCM100が、ステップS30において実行する処理を詳細に示したフローチャートである。
まず、ステップS301で、サーバ装置20が送信した解除メッセージを受信する。解除メッセージは、セルラ回線を介して受信される。
ステップS302では、自装置が、限定契約情報を利用してセルラ通信網へのアタッチを行っているか否かを判定する。ここで否定判定となった場合、処理は終了する。ここで肯定判定となった場合、処理はステップS303へ遷移し、セルラ通信網からのデタッチを実行する。
これにより、限定契約情報を利用したセルラ通信が終了する。
以上説明したように、本実施形態に係るDCM100は、所定の状況下において限定利用される契約情報(限定契約情報)を記憶しており、緊急メッセージを受信した場合において、限定契約情報を用いてセルラ通信網へのアタッチを行う。かかる形態によると、緊急性の高い通信を行わせるべき期間において、車両10をセルラ通信網に接続させ、データの送受信を行わせることが可能になる。
例えば、DCM100がローカルネットワークのみを利用している場合、車両の移動開始とともに通信が途絶してしまうが、DCM100をセルラ通信網に接続させることで、データの送受信を継続させることができる。
(第一の実施形態の変形例)
第一の実施形態では、DCM100が利用する通信規格の一つとしてセルラ通信を例示したが、DCM100が利用する通信規格はこれ以外であってもよい。例えば、DCM100は、第一の通信チャネルと、第一の通信チャネルよりも通信範囲が狭い第二の通信チャネルを利用して通信を行うものであってもよい。
また、第一の実施形態では、サーバ装置20が全ての車両10に対して緊急メッセージを送信したが、サーバ装置20が、複数の車両について通信契約の有無を把握している場合、通信契約の無い車両に対してのみ緊急メッセージを送信するようにしてもよい。また、緊急メッセージを送信した車両に対してのみ、解除メッセージを送信するようにしてもよい。
また、第一の実施形態では、サーバ装置20が緊急メッセージを送信し、DCM100がこれに応答して限定契約情報の利用を開始したが、緊急メッセージに限定契約情報を含ませてもよい。
また、第一の実施形態では、解除メッセージに応答してDCM100がセルラ通信網からのデタッチを行ったが、デタッチを行う処理は、他のトリガに基づいて実行されてもよい。例えば、緊急メッセージの受信から所定の期間が経過した場合や、必要なデータの受
信が完了したとDCM100が判定した場合に、デタッチを実行してもよい。なお、DCM100は、必要なデータについての詳細情報を、サーバ装置20から事前に受信してもよい。
(他の変形例)
上記の実施形態はあくまでも一例であって、本開示はその要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施しうる。
例えば、本開示において説明した処理や手段は、技術的な矛盾が生じない限りにおいて、自由に組み合わせて実施することができる。
また、1つの装置が行うものとして説明した処理が、複数の装置によって分担して実行されてもよい。あるいは、異なる装置が行うものとして説明した処理が、1つの装置によって実行されても構わない。コンピュータシステムにおいて、各機能をどのようなハードウェア構成(サーバ構成)によって実現するかは柔軟に変更可能である。
本開示は、上記の実施形態で説明した機能を実装したコンピュータプログラムをコンピュータに供給し、当該コンピュータが有する1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行することによっても実現可能である。このようなコンピュータプログラムは、コンピュータのシステムバスに接続可能な非一時的なコンピュータ可読記憶媒体によってコンピュータに提供されてもよいし、ネットワークを介してコンピュータに提供されてもよい。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、例えば、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクドライブ(HDD)等)、光ディスク(CD-ROM、DVDディスク・ブルーレイディスク等)など任意のタイプのディスク、読み込み専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気カード、フラッシュメモリ、光学式カード、電子的命令を格納するために適した任意のタイプの媒体を含む。
10・・・車両
20・・・サーバ装置
100・・DCM
200・・・車載装置
300・・・ECU
101,201,21・・・制御部
102,202,22・・・記憶部
103,203,23・・・通信部
104,204・・・入出力部
110・・・第一通信モジュール
120・・・第二通信モジュール
130・・・GPSアンテナ
140・・・GPSモジュール

Claims (20)

  1. セルラ通信網を利用する第一の通信モジュールと、
    前記セルラ通信網以外の無線通信網を利用する第二の通信モジュールと、
    前記第二の通信モジュールを介して第一のデータを受信した場合に、前記第一の通信モジュールが行う通信に関する所定の処理を行う制御部と、
    を有する、情報処理装置。
  2. 前記所定の処理は、前記セルラ通信網へのアタッチを行う処理である、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記制御部は、所定のトリガが発生した場合に、前記セルラ通信網からのデタッチを行う、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記トリガは、前記制御部が前記第二の通信モジュールを介して第二のデータを受信した場合に発生する、
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記第一のデータは、緊急事態の発生を通知する情報を含み、
    前記第二のデータは、緊急事態の解除を通知する情報を含む、
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記トリガは、前記制御部が前記第一の通信モジュールを介して所定のデータの受信を完了した場合に発生する、
    請求項3に記載の情報処理装置。
  7. 前記制御部は、前記第一の通信モジュールが利用する第一の契約情報および第二の契約情報を取得可能に構成される、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記第一の契約情報は、ユーザが結んでいる通信契約に関する情報であり、
    前記第二の契約情報は、限定された状況下において有効となる通信契約に関する情報である、
    請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記所定の処理は、前記第二の契約情報を用いて前記セルラ通信網へのアタッチを行う処理である、
    請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記制御部は、有効な前記第一の契約情報が取得できないことを条件として、前記所定の処理を行う、
    請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 第一の通信モジュールおよび第二の通信モジュールを有する移動端末と通信が可能な情報処理装置であって、
    所定のトリガが発生した場合に、前記第二の通信モジュールを利用して通信を行っている前記移動端末に対して、前記第一の通信モジュールを利用可能にするための第一のデータを送信する制御部を有する、
    情報処理装置。
  12. 前記第二の通信モジュールは、ハンドオーバーが行えない無線通信網を利用する通信モジュールである、
    請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 前記第一の通信モジュールは、セルラ通信網を利用する通信モジュールである、
    請求項11または12に記載の情報処理装置。
  14. 前記第一のデータは、前記移動端末に、前記セルラ通信網へのアタッチを行わせる指示を含む、
    請求項13に記載の情報処理装置。
  15. 前記第一のデータは、前記移動端末に、限定された状況下において有効となる契約情報を用いて前記セルラ通信網へのアタッチを行わせる指示を含む、
    請求項13に記載の情報処理装置。
  16. 前記第一のデータは、限定された状況下において有効となる契約情報を含み、前記制御部は、前記移動端末に、前記契約情報を用いて、前記セルラ通信網へのアタッチを行わせる、
    請求項13に記載の情報処理装置。
  17. セルラ通信網を利用する第一の通信モジュールと、前記セルラ通信網以外の無線通信網を利用する第二の通信モジュールと、を有する第一の装置と、
    第二の装置と、
    を含む通信システムであって、
    前記第二の装置は、
    所定のトリガが発生した場合に、前記第二の通信モジュールを利用して通信を行っている前記第一の装置に対して、前記第一の通信モジュールを利用可能にするための第一のデータを送信し、
    前記第一の装置は、
    前記第一のデータを受信した場合に、前記セルラ通信網へのアタッチを行う、
    通信システム。
  18. 前記第一の装置は、前記第一のデータを受信した場合に、限定された状況下において有効となる契約情報を用いて、前記セルラ通信網へのアタッチを行う、
    請求項17に記載の通信システム。
  19. 前記第一の装置は、前記第一のデータを受信し、かつ、前記第一の装置のユーザが結んでいる通信契約が存在しない場合に、限定された状況下において有効となる契約情報を用いて、前記セルラ通信網へのアタッチを行う、
    請求項17に記載の通信システム。
  20. 前記第二の装置は、第二のトリガが発生した場合に、前記第一の装置に対して第二のデータを送信し、
    前記第一の装置は、前記第二のデータを受信した場合に、前記セルラ通信網からのデタッチを行う、
    請求項17または18に記載の通信システム。
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