JP2023045198A - バッテリ提供システム、バッテリ提供システムの制御方法、車両制御装置、及びプログラム - Google Patents

バッテリ提供システム、バッテリ提供システムの制御方法、車両制御装置、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2023045198A
JP2023045198A JP2021153465A JP2021153465A JP2023045198A JP 2023045198 A JP2023045198 A JP 2023045198A JP 2021153465 A JP2021153465 A JP 2021153465A JP 2021153465 A JP2021153465 A JP 2021153465A JP 2023045198 A JP2023045198 A JP 2023045198A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
battery
information
disaster
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2021153465A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7364634B2 (ja
Inventor
敦行 鈴木
Atsuyuki Suzuki
直子 今井
Naoko Imai
光貴 古谷田
Mitsutaka Koyata
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2021153465A priority Critical patent/JP7364634B2/ja
Publication of JP2023045198A publication Critical patent/JP2023045198A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7364634B2 publication Critical patent/JP7364634B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Alarm Systems (AREA)
  • Navigation (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】災害が発生した場合に、車両1に取り付けられたバッテリ2を容易に利用できるようにする。【解決手段】バッテリ提供システム1000は、バッテリが着脱可能な車両1を備え、車両1は、災害が発生したことを示す災害発生情報を取得する車両受信部102と、車両受信部102が災害発生情報を受信した場合、車両1の状態を、バッテリの取り外しが不能なロック状態から、バッテリの取り外しが可能なロック解除状態にするロック解除部103と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、バッテリ提供システム、バッテリ提供システムの制御方法、車両制御装置、及びプログラムに関する。
従来、車両に着脱可能なバッテリを利用する技術が知られている。
例えば、特許文献1は、電動自転車から取り外し可能なバッテリを利用する電源装置であって、電動自転車から取り外されたバッテリが装着され、装着されたバッテリに電気機器に電力を供給する電源装置を開示する。
特開2014-138432号公報
ところで、災害が発生した場合においては、電力不足が懸念されるため、特許文献1記載のようにバッテリを車両から取り外して利用したいとする要望がある。しかしながら、車両の状態がバッテリを取り外し不能な状態であると、車両に取り付けられたバッテリを容易に利用できない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、災害が発生した場合、車両に取り付けられたバッテリを容易に利用できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するための一態様のバッテリ提供システムは、バッテリが着脱可能な車両を備え、前記車両は、災害が発生したことを示す災害発生情報を取得する情報取得部と、前記情報取得部が前記災害発生情報を取得した場合、前記車両の状態を、前記バッテリの取り外しが不能なロック状態から、前記バッテリの取り外しが可能なロック解除状態にするロック解除部と、を備える。
上記バッテリ提供システムにおいて、前記情報取得部は、前記車両の現在位置が、災害が発生した災害発生エリア内である場合、前記災害発生情報を取得し、前記車両の現在位置が、災害が発生した災害発生エリア外である場合、前記災害発生情報を取得しない、構成としてもよい。
上記バッテリ提供システムにおいて、前記ロック解除部は、前記車両が駐車している場合、前記車両の状態を前記ロック解除状態にし、前記車両が駐車していない場合、前記車両の状態を前記ロック解除状態にしない、構成としてもよい。
上記バッテリ提供システムにおいて、前記車両は、前記車両に取り付けられた前記バッテリが水に浸ったか否かを判定するバッテリ判定部を備え、前記ロック解除部は、前記バッテリが水に浸ったと前記バッテリ判定部が判定した場合、前記情報取得部が前記災害発生情報を取得しても前記車両の状態を前記ロック解除状態にしない、構成としてもよい。
上記バッテリ提供システムにおいて、前記車両は、前記ロック解除部が前記車両の状態を前記ロック解除状態にした場合、車両情報をサーバ装置に送信する第1送信部を備え、前記車両情報は、前記車両の現在位置を示す車両現在位置情報、前記車両の種類を示す車種情報、及び前記車両に取り付けられた前記バッテリに係わるバッテリ情報を含む、構成としてもよい。
上記バッテリ提供システムにおいて、災害が発生した災害発生エリア内で前記バッテリを利用する第1利用者が使用する端末装置を備え、前記端末装置は、前記第1送信部が送信した前記車両情報を前記サーバ装置から受信する受信部を備える、構成としてもよい。
上記バッテリ提供システムにおいて、前記受信部は、前記端末装置の現在位置が前記災害発生エリア内である場合、前記車両情報を受信し、前記端末装置の現在位置が前記災害発生エリア外である場合、前記車両情報を受信しない、構成としてもよい。
上記バッテリ提供システムにおいて、前記バッテリ情報は、前記車両に取り付けられた前記バッテリの個数を示す個数情報、前記バッテリの識別情報、及び前記バッテリの充電量を示す充電量情報を含む、構成としてもよい。
上記バッテリ提供システムにおいて、前記情報取得部は、災害が発生した場合に前記車両に取り付けられた前記バッテリの提供を前記車両の第2利用者が許可している場合、前記災害発生情報を取得する、構成としてもよい。
上記バッテリ提供システムにおいて、前記ロック解除部は、前記バッテリが取り付けられる取付室の開口を開閉可能な開閉体を開閉可能な状態にすることで前記車両の状態を前記ロック解除状態にする、構成としてもよい。
上記目的を達成するための別の一態様のバッテリ提供システムの制御方法は、バッテリが着脱可能な車両を備えるバッテリ提供システムの制御方法であって、前記車両が、災害が発生したことを示す災害発生情報を取得した場合、前記車両の状態を、前記バッテリの取り外しが不能なロック状態から、前記バッテリの取り外しが可能なロック解除状態にする。
上記目的を達成するためのさらに別の一態様の車両制御装置は、バッテリが着脱可能な車両を制御する車両制御装置であって、災害が発生したことを示す災害発生情報を取得する情報取得部と、前記情報取得部が前記災害発生情報を取得した場合、前記車両の状態を、前記バッテリの取り外しが不能なロック状態から、前記バッテリの取り外しが可能なロック解除状態にするロック解除部と、を備える。
上記目的を達成するためのさらに別の一態様のプログラムは、バッテリが着脱可能な車両を制御する車両制御装置のプロセッサを、災害が発生したことを示す災害発生情報を取得する情報取得部と、前記情報取得部が前記災害発生情報を取得した場合、前記車両の状態を、前記バッテリの取り外しが不能なロック状態から、前記バッテリの取り外しが可能なロック解除状態にするロック解除部として機能させる。
本発明によれば、災害が発生した場合、車両に取り付けられたバッテリを容易に利用できるという効果を奏する。
図1は、バッテリ提供システムの概要を示す説明図である。 図2は、車両、第1端末装置、及び第2端末装置の構成を示す図である。 図3は、サーバ装置の構成を示す図である。 図4は、車両及びサーバ装置の動作を示すフローチャートである。 図5は、車両、第1端末装置、第2端末装置、及びサーバ装置の動作を示すフローチャートである。 図6は、サーバ装置の構成を示す図である。 図7は、車両及びサーバ装置の動作を示すフローチャートである。
[1.バッテリ提供システムの概要]
図1を参照して、本実施形態のバッテリ提供システム1000の概要を説明する。
本実施形態のバッテリ提供システム1000は、災害が発生した場合、災害発生エリアDA内に位置する車両1に取り付けられているバッテリ2を、対応者CPに提供するシステムである。災害発生エリアDAは、災害が発生したエリアである。対応者CPは、発生した災害に対して対応を行う者であり、例えば、災害発生エリアDAを管轄する役場に勤める者である。
対応者CPは、「第1利用者」の一例に対応する。
車両1は、バッテリ2を駆動源とする電動車両である。本実施形態では、車両1として四輪車両を例示するが、車両1は、四輪以外の車両でもよい。車両1は、バッテリ2が着脱可能である。バッテリ2は、可搬型のバッテリである。バッテリ2は、バッテリ2を挿抜するスロットに挿入されることによって車両1に取り付けられる。本実施形態においてバッテリ2が取り付けられる場所は、車両1のエンジンルーム内を例示する。換言すれば、本実施形態のエンジンルームは、バッテリ2が取り付けられる取付室に相当する。
車両1は、車両1の現在位置を示す車両現在位置情報を所定の周期でサーバ装置3に送信する。送信される車両現在位置情報には、送信元の車両1の車両IDが付加されている。車両IDは、車両1の識別情報であって、車両1が備える車両制御装置10に記憶されている。
対応者CPが使用する第1端末装置4は、対応者CPの現在位置として、第1端末装置4の現在位置を示す第1端末現在位置情報を所定の周期でサーバ装置3に送信する。送信される第1端末現在位置情報には、送信元の第1端末装置4を使用する対応者CPの対応者IDが付加されている。対応者IDは、対応者CPの識別情報であって、第1端末装置4に記憶されている。
車両1の所有者OWが使用する第2端末装置5は、所有者OWの現在位置として、第2端末装置5の現在位置を示す第2端末現在位置情報を所定の周期でサーバ装置3に送信する。送信される第2端末現在位置情報には、送信元の第2端末装置5を使用する所有者OWの所有者IDが付加されている。所有者IDは、所有者OWの識別情報であって、第2端末装置5に記憶されている。
第1端末装置は、「端末装置」の一例に対応する。所有者OWは、「第2利用者」の一例に対応する。
サーバ装置3は、通信ネットワークNWを介して、車両現在位置情報、第1端末現在位置情報、及び第2端末現在位置情報を受信する。通信ネットワークNWは、データ通信ネットワークであればよく、例えば公衆回線網を含む広域通信ネットワークである。サーバ装置3は、車両現在位置情報、第1端末現在位置情報、及び第2端末現在位置情報を受信することによって、車両1の現在位置、所有者OWの現在位置、及び対応者CPの現在位置を認識する。
サーバ装置3は、災害が発生したか否かを判定する。サーバ装置3は、例えば、行政機関が管理する装置から災害発生通知を受信した場合、災害が発生したと判定する。サーバ装置3は、災害が発生したと判定した場合、災害発生エリアDAの位置及び範囲を認識する。サーバ装置3は、例えば、行政機関が管理する装置から受信した災害発生通知に災害発生エリアDAの位置及び範囲が含まれる場合、この災害発生通知が示す位置及び範囲を、災害発生エリアDAの位置及び範囲として認識する。サーバ装置3は、車両1に取り付けられたバッテリ2の提供を所有者OWが許可した場合に、災害発生エリアDA内に位置する車両1に災害発生情報を送信する。災害発生情報は、災害が発生したことを示す情報である。
車両1は、サーバ装置3から災害発生情報を受信すると、車両1の状態を、ロック状態からロック解除状態にする。ロック状態とは、車両1に取り付けられたバッテリ2が取り外し不能な状態である。ロック解除状態とは、車両1に取り付けられたバッテリ2の取り外しが可能な状態である。本実施形態において、ロック状態は、ボンネット6の状態がエンジンルームに対して閉状態に固定されている状態であり、ロック解除状態は、ボンネット6の状態がエンジンルームに対して開閉自在な状態である。車両1は、車両1の状態をロック解除状態にすると、車両情報112をサーバ装置3に送信する。車両情報112は、車両現在位置情報、車両1の種類を示す車種情報、及びバッテリ情報を含む。バッテリ情報は、車両1に取り付けられたバッテリ2に係わる情報であり、車両1に取り付けられたバッテリ2の個数を示す個数情報、バッテリ2の識別情報であるバッテリID、及びバッテリ2の充電量を示す充電量情報を含む。
ボンネット6は、「開閉体」の一例に対応する。
サーバ装置3は、車両情報112を車両1から受信すると、災害発生エリアDA内に位置する対応者CPが使用する第1端末装置4に、車両1から受信した車両情報112を送信する。これにより、災害発生エリアDA内に位置する対応者CPは、災害への対応に、車両1に取り付けられたバッテリ2を利用できる。例えば、対応者CPは、避難場所における電力確保のために車両1に取り付けられたバッテリ2を利用できる。
図1において、車両1A、1Bは、災害発生エリアDA内に位置している。図1において、車両1Cは、災害発生エリアDA内に位置していない。そのため、サーバ装置3は、車両1Cに対しては災害発生情報を送信しない。図1において、車両1Aの所有者OW1は、災害発生時にバッテリ2の提供を許可している。そのため、サーバ装置3は、災害発生情報を車両1Aに送信する。車両1Bの所有者OW2は、災害発生時にバッテリ2の提供を許可していない。そのため、サーバ装置3は、災害発生情報を車両1Bに送信しない。
これにより、図1においては、車両1Aの状態がロック解除状態になり、車両1B、1Cの状態がロック解除状態とならない。そのため、図1においては、車両1Aからのバッテリ2の取り外しが可能になる。
図1において、車両1Aは、車両1Aの状態がロック解除状態になると、車両1Aについての車両情報112をサーバ装置3に送信する。サーバ装置3は、車両1Aから車両情報112を受信する。なお、車両1B、1Cは、ロック解除状態にならないため、サーバ装置3に車両情報112を送信しない。
図1では、対応者CP1、CP2の二人の対応者CPを示している。対応者CP1は、災害発生エリアDA内に位置している。対応者CP2は、災害発生エリアDA内に位置していない。よって、図1において、サーバ装置3は、車両1Aから受信した車両情報112を、対応者CP1が使用する第1端末装置4に送信する。
[2.車両、第1端末装置、第2端末装置、及びサーバ装置の構成]
図2は、車両1、第1端末装置4、及び第2端末装置5の構成を示す図である。
バッテリ提供システム1000は、車両1を備える。
車両1は、車両制御装置10、TCU(Telematics Control Unit)11、車両タッチパネル12、ロック機構13、車両GNSS(Global Navigation Satellite System)14、水検知センサ15、ドアロック機構16、及びパワーウィンドウ17を備える。
車両制御装置10は、車両1を制御する装置である。車両制御装置10は、車両1に設けられるタッチパネルである車両タッチパネル12を備え、例えば、ディスプレイオーディオ(DA)と呼ばれる装置、或いはカーナビゲーション装置と呼ばれる装置でもよい。
図2で示すように、車両制御装置10は、CPU(Central Processing Unit)やMPC(Micro-processing unit)等のプロセッサである車両制御プロセッサ100、及びプログラムやデータを記憶するメモリである車両制御メモリ110を備える。
車両制御プロセッサは、「プロセッサ」の一例に対応する。
車両制御プロセッサ100は、車両制御メモリ110が記憶する制御プログラム111を読み出して実行することにより、車両送信部101、車両受信部102、ロック解除部103、記録部104、表示制御部105、バッテリ判定部106、及び駐車判定部107として機能する。
制御プログラム111は、「プログラム」の一例に対応する。車両送信部101は、「第1送信部」の一例に対応する。車両受信部102は、「情報取得部」の一例に対応する。
車両制御メモリ110は、車両制御プロセッサ100が実行するプログラムや、車両制御プロセッサ100に処理されるデータを記憶する。車両制御メモリ110は、車両制御プロセッサ100が実行する制御プログラム111、車両情報112、その他の各種データを記憶する。車両制御メモリ110は、不揮発性の記憶領域を有する。また、車両制御メモリ110は、揮発性の記憶領域を備え、車両制御プロセッサ100のワークエリアを構成してもよい。
車両制御装置10には、TCU11、車両タッチパネル12、ロック機構13、車両GNSS14、水検知センサ15、ドアロック機構16、及びパワーウィンドウ17が接続する。なお、車両制御装置10に接続するデバイスは、これらデバイスに限定されず、例えば車速センサ等の他のデバイスが接続してもよい。
車両タッチパネル12は、タッチパネルであり、文字や画像を表示する液晶表示パネルと、液晶表示パネルへの接触を検出するタッチセンサーとが重畳された構成を有する。車両タッチパネル12は、例えば、車両1のダッシュボードに設置される。
ロック機構13は、ボンネット6の状態を閉状態、すなわちボンネット6がエンジンルームの開口を閉塞する状態に固定する。例えば、ロック機構13は、ボンネット6を上方に持ち上げるアクチュエータの上方への変位を規制する規制部材を備え、この規制部材の状態を規制状態にすることでボンネット6を閉状態に固定する。ロック機構13は、ボンネット6が開状態から閉状態に移行した場合、ボンネット6の状態を閉状態に固定する。上記の例の場合、ロック機構13は、後述するロック解除部103の制御によってボンネット6の閉状態の固定を解除する。ロック機構13が上記の例の構成である場合、ロック機構13は、ロック解除部103の制御に従って、規制部材の状態を規制状態から非規制状態にすることでボンネット6の上方への変位の規制を解除する。
車両GNSS14は、GNSSであり、車両1の現在位置を測位する。車両1が不図示のカーナビゲーションシステムを搭載している場合、車両GNSS14として、カーナビゲーション装置が備えるGPS(Global Positioning System)ユニット等を利用してもよい。
水検知センサ15は、水を検知するセンサである。水検知センサ15は、バッテリ2が挿抜されるスロット内に設けられ、バッテリ2が水に浸ったか否かを検知する。水検知センサ15は、水を検知したか否かに応じて値が異なる検出値を車両制御装置10に出力する。
ドアロック機構16は、ドアをロックする機構である。
パワーウィンドウ17は、車両1が有する各ウィンドウを自動開閉させる機構である。
上述したように、車両制御プロセッサ100は、車両送信部101、車両受信部102、ロック解除部103、記録部104、表示制御部105、バッテリ判定部106、及び駐車判定部107として機能する。
車両送信部101は、TCU11を介して、サーバ装置3にデータを送信する。
車両受信部102は、TCU11を介して、サーバ装置3からデータを受信する。
ロック解除部103は、ロック機構13に信号を送信して、ロック機構13にボンネット6の閉状態の固定を解除させ、車両1の状態をロック状態からロック解除状態にする。
記録部104は、車両1に取り付けられているバッテリ2の個数を示す個数情報を、車両制御メモリ110に記憶されている車両情報112に記録する。記録部104は、車両1に取り付けられたバッテリ2のバッテリIDを、車両制御メモリ110に記憶されている車両情報112に記録する。記録部104は、車両1に取り付けられたバッテリ2の充電量を示す充電量情報を、車両制御メモリ110に記憶されている車両情報112に記録する。
表示制御部105は、各種情報を車両タッチパネル12に表示させる。
バッテリ判定部106は、水検知センサ15が出力する検出値に基づいて、車両1に取り付けられたバッテリ2が水に浸ったか否かを判定する。
駐車判定部107は、車両1が駐車しているか否かを、例えば、以下のようにして判定する。駐車判定部107は、シフト位置センサがP(パーキング)のシフト位置を検知している場合、車両1が駐車していると判定する。駐車判定部107は、シフト位置センサがP(パーキング)以外のシフト位置を検知している場合、車両1が駐車していないと判定する。駐車判定部107は、イグニッションセンサがイグニッション電源オフであると検知した場合、車両1が駐車していると判定し、イグニッションセンサがイグニッション電源オンであると検知した場合、車両1が駐車していないと判定する。駐車判定部107は、アクセサリ電源がオフであると検知した場合、車両1が駐車していると判定し、アクセサリ電源がオンであると検知した場合、車両1が駐車していないと判定する。駐車判定部107は、少なくとも運転席のシートベルトが解除されたことを検知した場合、車両1が駐車していると判定する。例えば、駐車判定部107は、シートベルトの着脱を検出するシートベルトセンサの検出値を取得し、取得した検出値に基づいてシートベルトが解除されたことを検知した場合、車両1が駐車していると判定する。
バッテリ提供システム1000は、第1端末装置4を備える。第1端末装置4は、モバイルデバイス、或いはハンドヘルドコンピュータと呼ばれる携帯型のコンピュータであり、例えばスマートフォンである。
第1端末装置4は、CPUやMPC等のプロセッサである第1端末プロセッサ40、第1端末メモリ41、第1端末通信ユニット42、第1端末タッチパネル43、及び第1端末GNSS44を備える。
第1端末プロセッサ40は、第1端末メモリ41が記憶する第1アプリ411を読み出して実行することにより、第1アプリ実行部400として機能する。第1アプリ411は、第1端末プロセッサ40を第1アプリ実行部400として機能させるアプリケーションプログラムである。
第1アプリ実行部400は、「受信部」の一例である。
第1端末メモリ41は、プログラムやデータを記憶するメモリである。第1端末メモリ41は、第1端末プロセッサ40が実行するプログラムや、第1端末プロセッサ40に処理されるデータを記憶する。第1端末メモリ41は、第1端末プロセッサ40が実行する第1アプリ411、その他の各種データを記憶する。第1端末メモリ41は、不揮発性の記憶領域を有する。また、第1端末メモリ41は、揮発性の記憶領域を備え、第1端末プロセッサ40のワークエリアを構成してもよい。
第1端末通信ユニット42は、アンテナ、RF回路、エンコーダ、デコーダ等を有する無線通信装置を備える。第1端末通信ユニット42は、通信ネットワークNWを介してサーバ装置3と通信する。
第1端末タッチパネル43は、タッチパネルであり、文字や画像を表示する液晶表示パネルと、液晶表示パネルへの接触を検出するタッチセンサーとが重畳された構成を有する。
第1端末GNSS44は、GNSSであり、第1端末装置4の現在位置を測位する。
第1アプリ実行部400は、第1端末通信ユニット42を介して、サーバ装置3と通信する。第1アプリ実行部400は、第1端末GNSS44が測位した第1端末装置4の現在位置を示す第1端末現在位置情報をサーバ装置3に送信する。第1アプリ実行部400は、サーバ装置3からデータを受信し、受信したデータに基づく情報を第1端末タッチパネル43に表示させる。
バッテリ提供システム1000は、第2端末装置5を備える。第2端末装置5は、モバイルデバイス、或いはハンドヘルドコンピュータと呼ばれる携帯型のコンピュータであり、例えばスマートフォンである。
第2端末装置5は、CPUやMPC等のプロセッサである第2端末プロセッサ50、第2端末メモリ51、第2端末通信ユニット52、第2端末タッチパネル53、及び第2端末GNSS54を備える。
第2端末プロセッサ50は、第2端末メモリ51が記憶する第2アプリ511を読み出して実行することにより、第2アプリ実行部500として機能する。第2アプリ511は、第2端末プロセッサ50を第2アプリ実行部500として機能させるアプリケーションプログラムである。第2アプリ511は、第1アプリ411と同じアプリケーションプログラムとして構成されてもよい。
第2端末メモリ51は、プログラムやデータを記憶するメモリである。第2端末メモリ51は、第2端末プロセッサ50が実行するプログラムや、第2端末プロセッサ50に処理されるデータを記憶する。第2端末メモリ51は、第2端末プロセッサ50が実行する第2アプリ511、その他の各種データを記憶する。第2端末メモリ51は、不揮発性の記憶領域を有する。また、第2端末メモリ51は、揮発性の記憶領域を備え、第2端末プロセッサ50のワークエリアを構成してもよい。
第2端末通信ユニット52は、アンテナ、RF回路、エンコーダ、デコーダ等を有する無線通信装置を備える。第2端末通信ユニット52は、通信ネットワークNWを介してサーバ装置3と通信する。
第2端末タッチパネル53は、タッチパネルであり、文字や画像を表示する液晶表示パネルと、液晶表示パネルへの接触を検出するタッチセンサーとが重畳された構成を有する。
第2端末GNSS54は、GNSSであり、第2端末装置5の現在位置を測位する。
第2アプリ実行部500は、第2端末通信ユニット52を介して、サーバ装置3と通信する。第2アプリ実行部500は、第2端末GNSS54が測位した現在位置を示す第2端末現在位置情報をサーバ装置3に送信する。第2アプリ実行部500は、サーバ装置3からデータを受信し、受信したデータに基づく情報を第2端末タッチパネル53に表示させる。
図3は、サーバ装置3の構成を示す図である。
サーバ装置3は、CPUやMPC等のプロセッサであるサーバプロセッサ30、プログラムやデータを記憶するメモリであるサーバメモリ31、及びサーバ通信ユニット32を備える。
サーバプロセッサ30は、サーバメモリ31が記憶する制御プログラム311を読み出して実行することにより、サーバ送信部301、サーバ受信部302、登録部303、災害発生判定部304、第1特定部305、第2特定部306、及び現在位置更新部307として機能する。
サーバメモリ31は、メモリであって、サーバプロセッサ30が実行するプログラムや、サーバプロセッサ30に処理されるデータを記憶する。サーバメモリ31は、サーバプロセッサ30が実行する制御プログラム311、対応者DB(database)312、車両DB313、所有者DB314、その他の各種データを記憶する。サーバメモリ31は、不揮発性の記憶領域を有する。また、サーバメモリ31は、揮発性の記憶領域を備え、サーバプロセッサ30のワークエリアを構成してもよい。
対応者DB312には、対応者CPごとに、対応者CPの情報を有するレコードが格納されている。この対応者CPの情報は、対応者CPの識別情報である対応者IDや、第1端末装置4と通信するための通信情報、第1端末現在位置情報を含む。
車両DB313には、車両1ごとに、車両1の情報を有するレコードが格納されている。車両1の情報は、車両1の識別情報である車両IDと、車両1と通信するための通信情報と、車両現在位置情報とを含む。
所有者DB314は、所有者OWごとに、所有者OWの情報を有するレコードが格納されている。所有者OWの情報は、所有者OWの識別情報である所有者IDと、所有者OWが所有する車両1の車両IDと、第2端末現在位置情報と、提供許可情報と、第2端末装置5と通信するための通信情報を含む。提供許可情報は、災害が発生した場合のバッテリ2の提供を許可するか否かを示す情報である。
サーバ通信ユニット32は、アンテナ、RF回路、エンコーダ、デコーダ等を有する無線通信装置を備える。サーバ通信ユニット32は、通信ネットワークNWを介して、車両1、第1端末装置4、及び第2端末装置5と通信する。
上述した通り、サーバプロセッサ30は、サーバ送信部301、サーバ受信部302、登録部303、災害発生判定部304、第1特定部305、第2特定部306、及び現在位置更新部307として機能する。
サーバ送信部301は、サーバ通信ユニット32を介して、車両1、第1端末装置4、及び第2端末装置5にデータを送信する。
サーバ受信部302は、サーバ通信ユニット32を介して、車両1、第1端末装置4、及び第2端末装置5からデータを受信する。
登録部303は、災害が発生した場合のバッテリ2の提供を許可するか否かの情報を、所有者OWごとに登録する。登録部303の登録の詳細については、後述する。
災害発生判定部304は、災害が発生したか否かを判定する。災害発生判定部304は、例えば、サーバ装置3が、行政機関が管理する装置から災害発生通知を受信した場合、災害が発生したと判定する。
第1特定部305は、バッテリ2の提供を許可した所有者OWの車両1であって、且つ、災害発生エリアDA内に位置する車両1を特定する。第1特定部305は、所有者DB314を参照し、許可を示す提供許可情報に対応付く車両IDを特定する。次いで、第1特定部305は、車両DB313を参照して、特定した車両IDを含むレコードのうち、車両現在位置情報が示す現在位置が災害発生エリアDA内の位置を示すレコードを特定する。これにより、第1特定部305は、バッテリ2の提供を許可した所有者OWの車両1であって、且つ、災害発生エリアDA内に位置する車両1を特定する。
第2特定部306は、災害発生エリアDA内に位置する対応者CPを特定する。第2特定部306は、第1端末現在位置情報が示す現在位置が災害発生エリアDA内の位置を示すレコードを対応者DB312から特定することで、災害発生エリアDA内に位置する対応者CPを特定する。
現在位置更新部307は、各種のデータベースに記録されている現在位置を更新する。
現在位置更新部307は、サーバ受信部302が車両現在位置情報を受信した場合、車両DB313に記録されている車両現在位置情報を、サーバ受信部302が受信した車両現在位置情報に更新する。サーバ受信部302が受信する車両現在位置情報には、送信元の車両1の車両IDが付加されている。現在位置更新部307は、付加されている車両IDが一致するレコードの車両現在位置情報を、サーバ受信部302が受信した車両現在位置情報に更新する。
現在位置更新部307は、サーバ受信部302が第1端末現在位置情報を受信した場合、対応者DB312に記録されている第1端末現在位置情報を、サーバ受信部302が受信した第1端末現在位置情報に更新する。サーバ受信部302が受信する第1端末現在位置情報には、送信元の第1端末装置4を使用する対応者CPの対応者IDが付加されている。現在位置更新部307は、付加されている対応者IDが一致するレコードの第1端末現在位置情報を、サーバ受信部302が受信した第1端末現在位置情報に更新する。
現在位置更新部307は、サーバ受信部302が第2端末現在位置情報を受信した場合、所有者DB314に記録されている第2端末現在位置情報を、サーバ受信部302が受信した第2端末現在位置情報に更新する。サーバ受信部302が受信する第2端末現在位置情報には、送信元の第2端末装置5を使用する所有者OWの所有者IDが付加されている。現在位置更新部307は、付加されている所有者IDが一致するレコードの第2端末現在位置情報を、サーバ受信部302が受信した第2端末現在位置情報に更新する。
[3.車両、第1端末装置、第2端末装置、及びサーバ装置の動作]
次に、車両1、第1端末装置4、第2端末装置5、及びサーバ装置3の動作について説明する。
まず、登録部303の登録に係わる動作について説明する。
図4は、車両1及びサーバ装置3の動作を示すフローチャートである。図4において、フローチャートFAは車両1の動作を示し、フローチャートFBはサーバ装置3の動作を示す。
フローチャートFBで示すように、登録部303は、提供許可設定情報を生成する(ステップSB1)。提供許可設定情報は、災害発生時におけるバッテリ2の提供を許可するか否かの設定に係わる情報である。
サーバ送信部301は、ステップSB1で生成された提供許可設定情報を車両1に送信する(ステップSB2)。ステップSB2において、サーバ送信部301は、許可を示さない提供許可情報のレコードに記録された車両IDが示す車両1に、提供許可設定情報を送信する。
車両1の車両制御装置10の車両受信部102は、サーバ装置3から提供許可設定情報を受信する(ステップSA1)。
次いで、表示制御部307は、提供許可設定画面を車両タッチパネル12に表示させる(ステップSA2)。提供許可設定画面は、災害発生時におけるバッテリ2の提供を許可するか否かを設定する画面であり、許可するための許可ボタンと、許可しないための不許可ボタンとを有する。
表示制御部307は、許可ボタンが操作されたか不許可ボタンが操作されたかを判定する(ステップSA3)。
表示制御部307が、許可ボタンが操作されたと判定した場合(ステップSA3:許可ボタン)、車両送信部101は、バッテリ2の提供を許可することを示す許可情報をサーバ装置3に送信する(ステップSA4)。ステップSA4で送信される許可情報には、送信元の車両1の車両IDが付加される。
一方、表示制御部307が、不許可ボタンが操作されたと判定した場合(ステップSA3:不許可ボタン)、車両制御プロセッサ100は、本処理を終了する。
フローチャートFBで示すように、サーバ装置3のサーバ受信部302は、許可情報を車両1から受信する(ステップSB3)。
次いで、登録部303は、所有者DB314を参照し、許可情報に付加された車両IDを有するレコードの提供許可情報を、許可を示す情報に更新する(ステップSB4)。
次に、災害が発生した場合の動作について説明する。
図5は、車両1、第1端末装置4、第2端末装置5、及びサーバ装置3の動作を示すフローチャートである。図5において、フローチャートFCは第2端末装置5の動作を示し、フローチャートFDは車両1の動作を示し、フローチャートFEは第1端末装置4の動作を示し、フローチャートFFはサーバ装置3の動作を示す。
フローチャートFDの主体である車両1は、バッテリ2の提供を許可している所有者OWが所有する車両1である。フローチャートFDの開始時点では、車両1の状態は、ロック状態である。
フローチャートFFで示すように、サーバ装置3の災害発生判定部304は、災害が発生したか否かを判定する(ステップSF1)。
災害発生判定部304は、災害が発生していないと判定した場合(ステップSF1:NO)、再度、ステップSF1の処理を行う。
一方、災害発生判定部304が、災害が発生したと判定した場合(ステップSF1:YES)、第1特定部305は、現在位置が災害発生エリアDA内に含まれる車両1であって、且つ、バッテリ2の提供を許可している所有者OWが所有する車両1を特定する(ステップSF2)。
第1特定部305は、ステップSF2で車両1を特定できたか否かを判定する(ステップSF3)。
第1特定部305がステップSF2で車両1を特定できなかったと判定した場合(ステップSF3:NO)、サーバプロセッサ30は、本処理を終了する。
一方、第1特定部305がステップSF2で車両1を特定できたと判定した場合(ステップSF3:YES)、サーバ送信部301は、第1特定部305が特定した車両1に災害発生情報を送信する(ステップSF4)。
次いで、サーバ送信部301は、第1特定部305が特定した車両1の所有者OWが使用する第2端末装置5に、車両エリア内情報を送信する(ステップSF5)。車両エリア内情報は、所有する車両1が災害発生エリアDA内に位置することを示す情報である。
フローチャートFCで示すように、第2端末装置5の第2アプリ実行部500は、車両エリア内情報をサーバ装置3から受信する(ステップSC1)。
次いで、第2アプリ実行部500は、所有する車両1が災害発生エリアDA内であることを示す情報を第2端末タッチパネル53に表示させる(ステップSC2)。例えば、第2アプリ実行部500は、「車両が災害発生エリア内に位置しています」との情報を第2端末タッチパネル53に表示させる。
フローチャートFDで示すように、車両1の車両制御装置10の車両受信部102は、災害発生情報を受信する(ステップSD1)。
駐車判定部107は、車両1が駐車しているか否かを判定する(ステップSD2)。
駐車判定部107が車両1が駐車していないと判定した場合(ステップSD2:NO)、車両制御プロセッサ100は、本処理を終了する。
一方、駐車判定部107が車両1が駐車していると判定した場合(ステップSD2:YES)。バッテリ判定部106は、車両1に取り付けられているバッテリが水に浸ったか否かを判定する(ステップSD3)。なお、ステップSD2の肯定判定を行ったとき、車両1のイグニッションがオフであればイグニッションをオンにしてもよい。
バッテリ判定部106が、バッテリ2が水に浸ったと判定した場合(ステップSD3:YES)、車両制御プロセッサ100は、本処理を終了する。すなわち、ロック解除部103は、車両1の状態をロック解除状態にしない。これにより、水に浸ったバッテリ2を利用しようとして、対応者CPが当該バッテリ2に触れて感電してしまうことを回避できる。
バッテリ判定部106が、バッテリ2が水に浸っていないと判定した場合(ステップSD3:NO)、表示制御部105は、バッテリ2が取り外し可能であることを示す情報を車両タッチパネル12に表示させる(ステップSD4)。例えば、表示制御部105は、「災害が発生したので、バッテリを解放」との情報を車両タッチパネル12に表示させる。
次いで、ロック解除部103は、車両1の状態をロック解除状態にする(ステップSD5)。なお、車両制御プロセッサ100は、車両の状態をロック解錠状態に移行すると共に、ドアロック機構16のロックを解除してもよいし、パワーウィンドウ17によって各ウィンドウを開状態にしてもよい。
次いで、車両送信部101は、車両制御メモリ110に記憶された車両情報112をサーバ装置3に送信する(ステップSD6)。なお、ステップSD6の送信を行った後、車両制御装置10は、車両1のイグニッションをオフにしてもよい。
フローチャートFFで示すように、サーバ装置3のサーバ受信部302は、車両情報112を車両1から受信する(ステップSF6)。
次いで、第2特定部306は、災害発生エリアDA内に位置する対応者CPを特定する(ステップSF7)。
第2特定部306は、ステップSF7で対応者CPを特定できたか否かを判定する(ステップSF8)。
第2特定部306がステップSF7で対応者CPを特定できなかったと判定した場合(ステップSF8:NO)、サーバプロセッサ30は、本処理を終了する。
一方、第2特定部306がステップSF7で対応者CPを特定できたと判定した場合(ステップSF8:YES)、サーバ送信部301は、第2特定部306が特定した対応者CPの第2端末装置5に、ステップSF6で受信した車両情報112を送信する(ステップSF9)。
フローチャートFEで示すように、第2端末装置5の第2アプリ実行部500は、サーバ装置3から車両情報112を受信する(ステップSE1)。
次いで、第2アプリ実行部500は、受信した車両情報112を第2端末タッチパネル53に表示させる(ステップSE2)。
車両情報112は、車両現在位置情報を含む。そのため、対応者CPは、バッテリ2を取り外しできる車両1がどこに位置するかを容易に把握でき、速やかにバッテリ2を利用できる。
車両情報112は、車種情報を含む。そのため、対応者CPは、バッテリ2を取り外しできる車両1がどのような車両であるかを容易に把握でき、速やかにバッテリ2を利用できる。
車両情報112は、バッテリ情報を含む。そのため、対応者CPは、車両1に取り外し可能なバッテリ2が何個あって、どのバッテリ2がどのくらい充電されているかを容易に把握できる。
[4.第2の実施形態]
第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態のバッテリ提供システム1000の各部の構成について、上述した実施形態の各部と同じ構成については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
上述した実施形態は、車両1の所有者OWがバッテリ2の提供を許可している場合、サーバ装置3が災害発生情報を車両1に送信し、車両1の所有者OWがバッテリ2の提供を許可していない場合、サーバ装置3が災害発生情報を当該車両1に送信しない構成である。第2の実施形態では、バッテリ2の提供を許可していない所有者OWが所有する車両1にも、サーバ装置3が車両1に災害発生情報を送信する。
図6は、第2の実施形態のサーバ装置3の構成を示す図である。
第2の実施形態の第1特定部305は、上述の実施形態の第1特定部305と同様、バッテリ2の提供を許可した所有者OWの車両1であって、且つ、災害発生エリアDA内に位置する車両1を特定する。また、第2の実施形態の第1特定部305は、バッテリ2の提供を許可していない所有者OWの車両1であって、且つ、災害発生エリアDA内に位置する車両1を特定する。第2の実施形態の第1特定部305は、所有者DB314を参照し、不許可を示す提供許可情報(許可を示さない提供許可情報)に対応付く車両IDを特定する。次いで、第2の実施形態の第1特定部305は、車両DB313を参照して、特定した車両IDを含むレコードのうち、車両現在位置情報が示す現在位置が災害発生エリアDA内の位置を示すレコードを特定する。これにより、第2の実施形態の第1特定部305は、バッテリ2の提供を許可していない所有者OWの車両1であって、且つ、災害発生エリアDA内に位置する車両1を特定する。
第2の実施形態のサーバプロセッサ30は、さらに所有者判定部308として機能する。
所有者判定部308は、第1特定部305が特定した車両1の所有者OWが、所有する車両1から所定距離以上離れているか否かを判定する。所有者判定部308は、第1特定部305が特定した車両1の車両IDを有するレコードを、車両DB313と所有者DB314から特定する。そして、所有者判定部308は、特定した2つのレコードに含まれる現在位置の情報に基づいて、第1特定部305が特定した車両1の所有者OWが、所有する車両1から所定距離以上離れているか否かを判定する。
図7を参照して、第2の実施形態における車両1及びサーバ装置3の動作について説明する。図7において、フローチャートFGは車両1の動作を示し、フローチャートFHはサーバ装置3の動作を示す。フローチャートFGの主体の車両1は、バッテリ2の提供を許可していない所有者OWが所有する車両1である。バッテリ2の提供を許可している所有者OWの車両1に係わる車両1及びサーバ装置3の動作は、上述した実施形態の動作を行う。
フローチャートFHで示すように、サーバ装置3の災害発生判定部304は、災害が発生したか否かを判定する(ステップSH1)。災害発生判定部304は、災害が発生していないと判定した場合(ステップSH1:NO)、再度、ステップSH1の処理を行う。
一方、災害発生判定部304が、災害が発生したと判定した場合(ステップSH1:YES)、第1特定部305は、バッテリ2の提供を許可していない所有者OWの車両1であって、且つ、災害発生エリアDA内に位置する車両1を特定する(ステップSH2)。
第1特定部305は、ステップSH2で車両1を特定できたか否かを判定する(ステップSH3)。
第1特定部305がステップSH2で車両を特定できなかったと判定した場合(ステップSH3:NO)、サーバプロセッサ30は、本処理を終了する。
一方、第1特定部305がステップSH2で車両1を特定できたと判定した場合(ステップSH3:YES)、所有者判定部308は、特定した車両1の所有者OWが、所有する車両1から所定距離以上離れているか否かを判定する(ステップSH4)。
所有者判定部308が、特定した車両1の所有者OWが、所有する車両1から所定距離以上離れていないと判定した場合(ステップSH4:NO)、サーバプロセッサ30は、本処理を終了する。
一方、所有者判定部308が、特定した車両1の所有者OWが、所有する車両1から所定距離以上離れていると判定した場合(ステップSH4:YES)、サーバ送信部301は、ステップSH2で特定した車両1に災害発生情報を送信する(ステップSH5)。
フローチャートFGで示すように、車両1の車両制御装置10の車両受信部102は、災害発生情報をサーバ装置3から受信する(ステップSG1)。
次いで、ロック解除部103は、車両制御メモリ110に特定のエラーコードが記録されているか否かを判定する(ステップSG2)。この特定のエラーコードは、車両1の走行不能に係わるエラーコードである。
ロック解除部103が、車両制御メモリ110に特定のエラーコードが記録されていないと判定した場合(ステップSG2:NO)、車両制御プロセッサ100は、本処理を終了する。
一方、ロック解除部303は、車両制御メモリ110に特定のエラーコードが記録されていると判定した場合(ステップSG2:YES)、車両1の状態をロック解除状態にする(ステップSG3)。なお、車両制御プロセッサ100は、車両の状態をロック解錠状態に移行すると共に、ドアロック機構16のロックを解除してもよいし、パワーウィンドウ17によって各ウィンドウを開状態にしてもよい。
第2の実施形態によれば、バッテリ2の提供が許可されていない車両でも、当該車両1が走行不能である場合に車両1からのバッテリ2の取り外しが可能になる。よって、第2の実施形態によれば、災害が発生した場合に利用できるバッテリ2の数を増やすことが可能になる。
[5.他の実施形態]
上述した各実施形態では、第1利用者として対応者CPを例示したが、第1利用者は対応者CPに限定されず、災害発生エリアDA内でバッテリ2を利用する利用者であればよい。対応者CP以外の第1利用者としては、災害発生エリアDA内に住む住人が例に挙げられる。
上述した各実施形態では、第2利用者として所有者OWを例示したが、第2利用者は所有者OWに限定されず、車両1の利用者であればよい。所有者OW以外の第2利用者としては、車両1の乗員が例に挙げられる。
上述した各実施形態では、バッテリ2が取り付けられる取付室としてエンジンルームを例示し、開閉体としてボンネット6を例示した。しかしながら、取付室は、エンジンルームに限定されず、例えば荷室でもよい。取付室が荷室の場合、開閉体は、荷室の扉でもよい。取付室が荷室である場合、ロック機構13は、荷室の扉を閉状態に規制する規制部材を備え、規制部材を規制状態にすることで荷室の扉の状態を閉状態に固定する。ロック解除部103は、ロック機構13に信号を送信することで、ロック機構13に、荷室の扉の閉状態の固定を解除させる。
上述した各実施形態では、ロック解除部103は、開閉体の閉状態の固定を解除することで、車両1の状態をロック状態からロック解除状態にする構成を例示した。しかしながら、ロック解除部103は、スロットからのバッテリ2の挿抜を規制する規制部材の状態を規制状態から規制解除状態にすることで、車両1の状態をロック状態からロック解除状態にする構成でもよい。
上述した各実施形態では、情報取得部として車両受信部102を例示し、車両1がサーバ装置3から災害発生情報を取得する構成を例示した。しかしながら、情報取得部は、サーバ装置3以外から災害発生情報を取得してもよい。例えば、情報取得部は、車両1の車載カメラの撮影結果から災害発生情報を取得してもよい。
図2、図3、及び図6は、車両1、サーバ装置3、第1端末装置4、及び第2端末装置5の機能構成を、主な処理内容により区分して示した概略図であり、車両1、サーバ装置3、第1端末装置4、及び第2端末装置5の構成を限定するものではない。例えば、車両制御プロセッサ100が備える構成要素の処理を、1つのハードウェアユニットにより実行してもよいし、複数のハードウェアユニットにより実行してもよい。サーバプロセッサ30、第1端末プロセッサ40、及び第2端末プロセッサ50についても同様である。また、図2、図3、及び図6に示した各処理は、1つのプログラムにより実行されてもよいし、複数のプログラムにより実行されてもよい。
車両制御プロセッサ100が実行する制御プログラム111は、可搬型の情報記録媒体に制御プログラム111を記録させた状態で実現することも可能である。情報記録媒体は、ハードディスク等の磁気的記録媒体、CD等の光学的記録媒体、USB(Universal Serial Bus)メモリやSSD(Solid State Drive)等の半導体記憶デバイスが挙げられるが、その他の記録媒体を用いることも可能である。車両制御装置10は、情報記録媒体から制御プログラム111を読み出して実行してもよい。第1アプリ411、第2アプリ511、及び制御プログラム311についても同様である。
図4、図5、及び図7に示す動作のステップ単位は、車両1、サーバ装置3、第1端末装置4、及び第2端末装置5の動作の理解を容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものであり、処理単位の分割の仕方や名称によって限定されることはない。処理内容に応じて、さらに多くのステップ単位に分割してもよい。また、1つのステップ単位がさらに多くの処理を含むように分割してもよい。また、そのステップの順番は適宜に入れ替えてもよい。
[6.上記実施形態によりサポートされる構成]
上記実施形態は、以下の構成をサポートする。
(構成1)バッテリが着脱可能な車両を備え、前記車両は、災害が発生したことを示す災害発生情報を取得する情報取得部と、前記情報取得部が前記災害発生情報を取得した場合、前記車両の状態を、前記バッテリの取り外しが不能なロック状態から、前記バッテリの取り外しが可能なロック解除状態にするロック解除部と、を備える、バッテリ提供システム。
構成1のバッテリ提供システムによれば、災害が発生した場合、車両の状態が、バッテリの取り外しが可能な状態になる。よって、災害が発生した場合、車両に取り付けられたバッテリを容易に利用できるようになる。
(構成2)前記情報取得部は、前記車両の現在位置が、災害が発生した災害発生エリア内である場合、前記災害発生情報を取得し、前記車両の現在位置が、災害が発生した災害発生エリア外である場合、前記災害発生情報を取得しない、構成1に記載のバッテリ提供システム。
構成2のバッテリ提供システムによれば、災害発生エリア内に位置する車両1の状態をロック解除状態にできるため、不必要に車両1がロック解除状態になることを防止できる。
(構成3)前記ロック解除部は、前記車両が駐車している場合、前記車両の状態を前記ロック解除状態にし、前記車両が駐車していない場合、前記車両の状態を前記ロック解除状態にしない、構成1又は2に記載のバッテリ提供システム。
構成3のバッテリ提供システムによれば、災害が発生した場合、使用される可能性の低い車両の状態をロック解除状態にできる。
(構成4)前記車両は、前記車両に取り付けられた前記バッテリが水に浸ったか否かを判定するバッテリ判定部を備え、前記ロック解除部は、前記バッテリが水に浸ったと前記バッテリ判定部が判定した場合、前記情報取得部が前記災害発生情報を取得しても前記車両の状態を前記ロック解除状態にしない、構成1から3のいずれか一項に記載のバッテリ提供システム。
構成4のバッテリ提供システムによれば、水に浸ったバッテリが車両から取り外されることを防止できるため、利用者が水に浸ったバッテリを利用しようとして感電してしまうことを回避できる。
(構成5)前記車両は、前記ロック解除部が前記車両の状態を前記ロック解除状態にした場合、車両情報をサーバ装置に送信する第1送信部を備え、前記車両情報は、前記車両の現在位置を示す車両現在位置情報、前記車両の種類を示す車種情報、及び前記車両に取り付けられた前記バッテリに係わるバッテリ情報を含む、構成1から4のいずれか一項に記載のバッテリ提供システム。
構成5のバッテリ提供システムによれば、バッテリを取り出し可能な車両についての車両情報を、サーバ装置が受信できる。そのため、サーバ装置が、バッテリを取り出し可能な車両についての車両情報を、配信や記録等の種々の処理に利用できるようになる。
(構成6)災害が発生した災害発生エリア内で前記バッテリを利用する第1利用者が使用する端末装置を備え、前記端末装置は、前記第1送信部が送信した前記車両情報を前記サーバ装置から受信する受信部を備える、構成5に記載のバッテリ提供システム。
構成6のバッテリ提供システムによれば、バッテリを取り出し可能な車両についての車両情報を、第1利用者が認識できるようになる。よって、災害発生エリア内でバッテリを利用する利用者が、車両に取り付けられたバッテリをより容易に利用できる。
(構成7)前記受信部は、前記端末装置の現在位置が前記災害発生エリア内である場合、前記車両情報を受信し、前記端末装置の現在位置が前記災害発生エリア外である場合、前記車両情報を受信しない、構成6に記載のバッテリ提供システム。
構成7のバッテリ提供システムによれば、災害発生エリア内に位置する端末装置が車両情報を受信できるため、不必要に端末装置が車両情報を受信してしまうことを防止できる。
(構成8)前記バッテリ情報は、前記車両に取り付けられた前記バッテリの個数を示す個数情報、前記バッテリの識別情報、及び前記バッテリの充電量を示す充電量情報を含む、構成5から7のいずれか一項に記載のバッテリ提供システム。
構成8のバッテリ提供システムによれば、車両から取り外し可能なバッテリが何個あって、どのバッテリがどのくらい充電されているかを第1利用者が容易に把握できる。
(構成9)前記情報取得部は、災害が発生した場合に前記車両に取り付けられた前記バッテリの提供を前記車両の第2利用者が許可している場合、前記災害発生情報を取得する、構成1から8のいずれか一項に記載のバッテリ提供システム。
構成9のバッテリ提供システムによれば、第2利用者が望んでいないにも係わらず、車両の状態がバッテリの取り外しが可能な状態になることを防止できる。
(構成10)前記ロック解除部は、前記バッテリが取り付けられる取付室の開口を開閉可能な開閉体を開閉可能な状態にすることで前記車両の状態を前記ロック解除状態にする、構成1から9のいずれか一項に記載のバッテリ提供システム。
構成10によれば、開閉体の状態を開閉可能な状態にすることによってロック解除状態にすることで、バッテリを取り出し易い態様で車両の状態をロック解除状態にできる。よって、災害が発生した場合、車両に取り付けられたバッテリをより容易に利用できる。
(構成11)バッテリが着脱可能な車両を備えるバッテリ提供システムの制御方法であって、前記車両が、災害が発生したことを示す災害発生情報を取得した場合、前記車両の状態を、前記バッテリの取り外しが不能なロック状態から、前記バッテリの取り外しが可能なロック解除状態にする、バッテリ提供システムの制御方法。
構成11のバッテリ提供システムの制御方法によれば、構成1のバッテリ提供システムと同様の効果を奏する。
(構成12)バッテリが着脱可能な車両を制御する車両制御装置であって、災害が発生したことを示す災害発生情報を取得する情報取得部と、前記情報取得部が前記災害発生情報を取得した場合、前記車両の状態を、前記バッテリの取り外しが不能なロック状態から、前記バッテリの取り外しが可能なロック解除状態にするロック解除部と、を備える、車両制御装置。
構成12の車両制御装置によれば、構成1のバッテリ提供システムと同様の効果を奏する。
(構成13)バッテリが着脱可能な車両を制御する車両制御装置のプロセッサを、災害が発生したことを示す災害発生情報を取得する情報取得部と、前記情報取得部が前記災害発生情報を取得した場合、前記車両の状態を、前記バッテリの取り外しが不能なロック状態から、前記バッテリの取り外しが可能なロック解除状態にするロック解除部として機能させる、プログラム。
構成13のプログラムによれば、構成1のバッテリ提供システムと同様の効果を奏する。
1、1A、1B、1C…車両、2…バッテリ、3…サーバ装置、4…第1端末装置(端末装置)、5…第2端末装置、6…ボンネット(開閉体)、10…車両制御装置、11…TCU、12…車両タッチパネル、13…ロック機構、14…車両GNSS、15…水検知センサ、16…ドアロック機構、17…パワーウィンドウ、30…サーバプロセッサ、31…サーバメモリ、32…サーバ通信ユニット、40…第1端末プロセッサ、41…第1端末メモリ、42…第1端末通信ユニット、43…第1端末タッチパネル、44…第1端末GNSS、50…第2端末プロセッサ、51…第2端末メモリ、52…第2端末通信ユニット、53…第2端末タッチパネル、54…第2端末GNSS、100…車両制御プロセッサ(プロセッサ)、101…車両送信部、102…車両受信部(情報取得部)、103…ロック解除部、104…記録部、105…表示制御部、106…バッテリ判定部、107…駐車判定部、110…車両制御メモリ、111…制御プログラム(プログラム)、112…車両情報、301…サーバ送信部、302…サーバ受信部、303…登録部、304…災害発生判定部、305…第1特定部、306…第2特定部、307…現在位置更新部、308…所有者判定部、311…制御プログラム、400…第1アプリ実行部(受信部)、312…対応者DB、313…車両DB、314…所有者DB、411…第1アプリ、500…第2アプリ実行部、511…第2アプリ、1000…バッテリ提供システム、CP、CP1、CP2…対応者(第1利用者)、DA…災害発生エリア、NW…通信ネットワーク、OW、OW1、OW2…所有者(第2利用者)。

Claims (13)

  1. バッテリが着脱可能な車両を備え、
    前記車両は、
    災害が発生したことを示す災害発生情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部が前記災害発生情報を取得した場合、前記車両の状態を、前記バッテリの取り外しが不能なロック状態から、前記バッテリの取り外しが可能なロック解除状態にするロック解除部と、を備える、
    バッテリ提供システム。
  2. 前記情報取得部は、
    前記車両の現在位置が、災害が発生した災害発生エリア内である場合、前記災害発生情報を取得し、
    前記車両の現在位置が、災害が発生した災害発生エリア外である場合、前記災害発生情報を取得しない、
    請求項1に記載のバッテリ提供システム。
  3. 前記ロック解除部は、
    前記車両が駐車している場合、前記車両の状態を前記ロック解除状態にし、
    前記車両が駐車していない場合、前記車両の状態を前記ロック解除状態にしない、
    請求項1又は2に記載のバッテリ提供システム。
  4. 前記車両は、前記車両に取り付けられた前記バッテリが水に浸ったか否かを判定するバッテリ判定部を備え、
    前記ロック解除部は、前記バッテリが水に浸ったと前記バッテリ判定部が判定した場合、前記情報取得部が前記災害発生情報を取得しても前記車両の状態を前記ロック解除状態にしない、
    請求項1から3のいずれか一項に記載のバッテリ提供システム。
  5. 前記車両は、前記ロック解除部が前記車両の状態を前記ロック解除状態にした場合、車両情報をサーバ装置に送信する第1送信部を備え、
    前記車両情報は、前記車両の現在位置を示す車両現在位置情報、前記車両の種類を示す車種情報、及び前記車両に取り付けられた前記バッテリに係わるバッテリ情報を含む、
    請求項1から4のいずれか一項に記載のバッテリ提供システム。
  6. 災害が発生した災害発生エリア内で前記バッテリを利用する第1利用者が使用する端末装置を備え、
    前記端末装置は、
    前記第1送信部が送信した前記車両情報を前記サーバ装置から受信する受信部を備える、
    請求項5に記載のバッテリ提供システム。
  7. 前記受信部は、
    前記端末装置の現在位置が前記災害発生エリア内である場合、前記車両情報を受信し、
    前記端末装置の現在位置が前記災害発生エリア外である場合、前記車両情報を受信しない、
    請求項6に記載のバッテリ提供システム。
  8. 前記バッテリ情報は、前記車両に取り付けられた前記バッテリの個数を示す個数情報、前記バッテリの識別情報、及び前記バッテリの充電量を示す充電量情報を含む、
    請求項5から7のいずれか一項に記載のバッテリ提供システム。
  9. 前記情報取得部は、
    災害が発生した場合に前記車両に取り付けられた前記バッテリの提供を前記車両の第2利用者が許可している場合、前記災害発生情報を取得する、
    請求項1から8のいずれか一項に記載のバッテリ提供システム。
  10. 前記ロック解除部は、前記バッテリが取り付けられる取付室の開口を開閉可能な開閉体を開閉可能な状態にすることで前記車両の状態を前記ロック解除状態にする、
    請求項1から9のいずれか一項に記載のバッテリ提供システム。
  11. バッテリが着脱可能な車両を備えるバッテリ提供システムの制御方法であって、
    前記車両が、
    災害が発生したことを示す災害発生情報を取得した場合、前記車両の状態を、前記バッテリの取り外しが不能なロック状態から、前記バッテリの取り外しが可能なロック解除状態にする、
    バッテリ提供システムの制御方法。
  12. バッテリが着脱可能な車両を制御する車両制御装置であって、
    災害が発生したことを示す災害発生情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部が前記災害発生情報を取得した場合、前記車両の状態を、前記バッテリの取り外しが不能なロック状態から、前記バッテリの取り外しが可能なロック解除状態にするロック解除部と、を備える、
    車両制御装置。
  13. バッテリが着脱可能な車両を制御する車両制御装置のプロセッサを、
    災害が発生したことを示す災害発生情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部が前記災害発生情報を取得した場合、前記車両の状態を、前記バッテリの取り外しが不能なロック状態から、前記バッテリの取り外しが可能なロック解除状態にするロック解除部として機能させる、
    プログラム。
JP2021153465A 2021-09-21 2021-09-21 バッテリ提供システム、バッテリ提供システムの制御方法、車両制御装置、及びプログラム Active JP7364634B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021153465A JP7364634B2 (ja) 2021-09-21 2021-09-21 バッテリ提供システム、バッテリ提供システムの制御方法、車両制御装置、及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021153465A JP7364634B2 (ja) 2021-09-21 2021-09-21 バッテリ提供システム、バッテリ提供システムの制御方法、車両制御装置、及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2023045198A true JP2023045198A (ja) 2023-04-03
JP7364634B2 JP7364634B2 (ja) 2023-10-18

Family

ID=85777005

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021153465A Active JP7364634B2 (ja) 2021-09-21 2021-09-21 バッテリ提供システム、バッテリ提供システムの制御方法、車両制御装置、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7364634B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006341833A (ja) * 2005-06-08 2006-12-21 Koji Shimizu ウインドソーラーカーのバッテリ
JP2014082046A (ja) * 2012-10-15 2014-05-08 Toyobo Co Ltd シェルター、シェルター用電源
JP2014138432A (ja) * 2013-01-15 2014-07-28 Full Time System:Kk 電源装置及び電源ユニット
JP2019108080A (ja) * 2017-12-20 2019-07-04 トヨタ自動車株式会社 電子鍵制御システム
JP2020200736A (ja) * 2019-06-13 2020-12-17 株式会社エンビジョンAescエナジーデバイス 制御装置、制御方法、およびプログラム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006341833A (ja) * 2005-06-08 2006-12-21 Koji Shimizu ウインドソーラーカーのバッテリ
JP2014082046A (ja) * 2012-10-15 2014-05-08 Toyobo Co Ltd シェルター、シェルター用電源
JP2014138432A (ja) * 2013-01-15 2014-07-28 Full Time System:Kk 電源装置及び電源ユニット
JP2019108080A (ja) * 2017-12-20 2019-07-04 トヨタ自動車株式会社 電子鍵制御システム
JP2020200736A (ja) * 2019-06-13 2020-12-17 株式会社エンビジョンAescエナジーデバイス 制御装置、制御方法、およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP7364634B2 (ja) 2023-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6608399B2 (en) Vehicle universal docking station and electronic feature modules
US7321814B2 (en) Vehicle condition monitoring system
US20150268348A1 (en) Cell-phone-based vehicle locator and "path back" navigator
CN106657204A (zh) 终端、车辆和用于控制其的方法
CN105916742A (zh) 用于激活车辆组件的车辆系统
JP2010202043A (ja) 車両用消費電力低減装置
US11590898B2 (en) Smart vault with security system affix to rear or front of license plate location outside any vehicle to enable remote access to cars
JP2006348537A (ja) 電子キーシステム
JP2007060348A (ja) 可動電子機器の動作制御装置
US20080249780A1 (en) Voice guidance system for vehicle
CN101350123A (zh) 声音引导系统
US10351100B1 (en) Securing a vehicle on authorized user change
JP2010112931A (ja) リセットシステム、当該システムで用いられる携帯機、通信機、及び方法
JP2017027546A (ja) 駐車位置案内システム
US10940832B1 (en) Identifying suspicious events relating to a vehicle
JP2006195879A (ja) 個人所有物の置き忘れ防止装置および置き忘れ警告方法
JPH09159581A (ja) 自動車の状態に関する情報の収集システムおよび車載用電子機器
JP7364634B2 (ja) バッテリ提供システム、バッテリ提供システムの制御方法、車両制御装置、及びプログラム
JP2006341768A (ja) 車両用スマートエントリーシステム
EP2489015B1 (en) Telematic appliance for vehicles
JPH10184120A (ja) 車両の情報伝達方法、イグニッションキー、及びキーホルダー
JP2002318684A (ja) 自動車内の機能要素またはコントロール類に関する説明情報を供給する情報システム
KR101179737B1 (ko) 텔레매틱스 시스템의 부팅 장치 및 방법
WO2017013685A1 (en) Apparatus for automatic alerting in case of crash of a means of transportation
JP2005038254A (ja) 車載情報処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230404

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230601

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230905

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231005

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7364634

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150