JP2005038254A - 車載情報処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 装置本体が車内に設置したクレードルに簡易な操作で着脱自在とされ装着状態で強固に固定保持され、取外し操作を忘れてもロック状態が保持されて盗難防止を図る。
【解決手段】 携帯型装置本体2を車内に設置したクレードル3に対して着脱自在とし、装着状態において相対して設けたコネクタ部13,21が結合される。クレードル3に、装置本体2側の係合部14と相対係合して装着空間部20内にロックするロック部材28,29を有するロック機構25と、アクセサリ電源と接続されてロック機構25による装置本体2のロック状態を解除するたロック解除機構26とを備える。ロック解除機構26が、アクセサリ電源のオン状態において駆動されるように構成される。
【選択図】 図2
【解決手段】 携帯型装置本体2を車内に設置したクレードル3に対して着脱自在とし、装着状態において相対して設けたコネクタ部13,21が結合される。クレードル3に、装置本体2側の係合部14と相対係合して装着空間部20内にロックするロック部材28,29を有するロック機構25と、アクセサリ電源と接続されてロック機構25による装置本体2のロック状態を解除するたロック解除機構26とを備える。ロック解除機構26が、アクセサリ電源のオン状態において駆動されるように構成される。
【選択図】 図2
Description
本発明は、持ち運びして使用することが可能な装置本体と、車内に設置されて装置本体を着脱自在とするクレードルとから構成される車載情報処理装置に関する。
自動車には、カーオーディオ装置やカーナビゲーション装置等の各種の車載装置が搭載されている。車載装置においては、高価な装置本体部が車外からよく見えるところに設置されることから、車上荒らしの目標となって盗難の被害に遭う虞があった。このため、車載装置においては、装置本体をブラケットから取り外して車外で保管するいわゆるテイクアウト方式や、操作部等の装置本体の一部を取り外して車外で保管するいわゆるデタッチャブルパネル方式等を採用することによって盗難防止を図るようにしている(例えば特許文献1乃至特許文献4)。
また、自動車には、ダッシュボード等にカーバッテリや車載装置と接続したコネクタを設けたクレードルが設置され、このクレードルに装着することによって車内に持ち込んだ例えばパーソナルユース用の携帯型情報端末装置(PDA:Personal Digital Assistant)を使用することが可能とされる。かかるPDAにも、情報信号を記録する圧縮方法によっても異なるが従来の一般的なCD(compact disc)の数千枚分の情報信号等を記録することが可能な大容量記録特性を有するハードディスク等の大容量記憶部を備えたものも提供されており、この大容量記憶部に記憶した情報を利用してカーナビゲーション装置として機能するようにも用いられている。
ところで、盗難防止機構を備える上述した車載装置においては、ユーザが車から離れる都度、装置本体や操作部等を取り外す操作を行ってこれらを持ち運ばなければならならないために使い勝手が悪いといった問題があった。車載装置においては、装置本体等の取外し操作が面倒であることから、ユーザが一時的に車から離れる場合等においてついつい装置本体等をそのままにして降車することで折角の機能が活用されずに盗難の被害に遭ってしまうことがあった。
一方、携帯型情報処理装置においては、車内に設置したクレードルに着脱して車載情報処理装置として用いる場合に、着脱操作が簡便であるとともに、悪路等の走行により負荷される大きな振動や衝撃等に対しても機器本体がクレードルに対して強固に固定されて接続状態を保持するように構成しなければならない。また、PDA等の携帯型情報処理装置においては、さまざまな場所で単独或いはシステム機器との接続が行われて所定の機能動作が奏されるように使用されることから、車内に置き忘れてしまわないようにする対応が必要である。さらに、携帯型情報処理装置においては、万一盗難の被害に遭った場合に、金銭的な被害ばかりでなく情報記憶部に記憶した貴重な情報も失うとともに不正に利用されるといった大きな被害を被ることになる。
したがって、本発明は、装置本体が車内に設置したクレードルに対して簡易な操作で着脱自在とされるとともに装着した状態で強固に固定保持され、ユーザによる取外し操作が行われなかった場合でもその固定状態が保持されて盗難防止が図られるようにした車載情報処理装置を提供することを目的に提案されたものである。
上述した目的を達成する本発明にかかる車載情報処理装置は、持ち運び使用される装置本体を車内に設置したクレードルに対して着脱自在としてなり、装着状態においてそれぞれに相対して設けたコネクタ部が結合される。車載情報処理装置は、クレードルに、装着された装置本体側の係合部と相対係合することによりこの装置本体を装着空間部内に装着した状態でロックするロック部材を有するロック機構と、アクセサリ電源と接続されて係合部と係合したロック部材を駆動してロック機構による装置本体のロック状態を解除するたロック解除機構とを備える。車載情報処理装置は、ロック解除機構が、アクセサリ電源のオン状態において駆動されるように構成される。車載情報処理装置は、車内に持ち込んで装着空間部内に装着した装置本体が、クレードルを介してカーバッテリから電源を供給されて所定の機能動作が奏されるようになる。
以上詳細に説明したように本発明にかかる車載情報処理装置によれば、車内に持ち込んでクレードルの装着空間部に装着した装置本体が、係合部に対してロック部材が相対係合するロック機構によりしっかりと固定保持されることで、自動車の走行等に伴って大きな振動や衝撃等が加えられた場合でも装置本体の脱落や係合状態にある接続部の外れ等の発生が防止される。車載情報処理装置によれば、クレードルに対して装置本体を装着したままでユーザがエンジンを切りキーを抜いて降車した場合でも、ロック機構による装置本体のロック状態が保持される。したがって、車載情報処理装置によれば、不心得者が車内に不正に侵入してクレードルから装置本体を取り外して持ち去ろうとしても、装置本体のロック状態が保持されることで盗難を防止する。
以下、本発明の実施の形態として図面に示した車載情報処理装置の詳細について説明する。車載情報処理装置1は、図1及び図2に示すように、PDAからなる装置本体2と、自動車の車内に設置されたクレードル3とから構成される。車載装置1は、車内に持ち込まれた装置本体2がクレードル3に装着され、このクレードル3を介してバッテリ4からの電源を供給されて適宜の機能モードで使用することが可能とされるとともに例えば車内に設置されたカーオーディオ装置5と接続されることによりこれに機能を付加する。
車載情報処理装置1においては、詳細を後述するように装置本体2がクレードル3に装着することによって自動的にロック状態に保持されるようにする。車載情報処理装置1においては、キースイッチボックス6に差し込んだキー7が図1に示すようにアクセサリ電源ポジションACCの位置又はアクセサリ電源もON状態となる電源ON位置においてロック状態が解除されるようにして、クレードル3から装置本体2を取り外すことを可能とする。なお、車載情報処理装置1は、装置本体2として、PDAばかりでなく例えば携帯型のカーナビゲーション装置等にも適用することが可能である。
装置本体2は、ユーザが手軽に持ち運び自在な重さと大きさの筐体10を有しており、この筐体10の前面に液晶モニタ11の表示画面が配されるとともに、電源スイッチや各種の機能モードの設定操作等を行う操作ボタンが配列された入力操作部12が設けられている。装置本体2は、筐体10の底面側からクレードル3に対して装着操作が行われ、この底面部に詳細を後述するコネクタ13が設けられている。装置本体2には、筐体10の両側面部に、詳細を後述するようにクレードル3に対する装着状態が保持されるようにする係合部14A,14B(以下、個別に説明する場合を除いて係合部14と総称する。)が設けられている。
装置本体2は、詳細を省略するが、制御処理部と、音響情報や画像情報等を記憶する大容量記憶部と、記憶情報等を出力する出力部と、無線による通信を行う通信部と、周辺機器等との接続が行われる接続部或いは入力操作部や電源部を備えている。装置本体2は、電源部に二次電池を内蔵し、適宜持ち運びされるとともに通信部や接続部を介してパーソナルコンピュータや他の情報機器等と接続されて情報等の授受を行う。
制御処理部は、CPU(Central Processing Unit)やROM(read-only memory)或いはRAM(random-access memory)等を備えており、予め定めたプログラムに基づいて装置本体2の全体の制御動作や構成各部の動作を制御するコントローラ機能や構成各部から出力された制御信号等の処理機能等を奏する。制御処理部には、例えば電源部の二次電池によってバックアップされたSRAM(static random-access memory)やフラッシュメモリ等の不揮発性メモリ(non-volatile memory)も備えられる。制御処理部は、電源供給が切れた場合でも、不揮発性メモリに記憶した情報等が保持されるようにする。
装置本体2は、例えばハードディスク(hard disc)や光ディスクを有する大容量記憶部に大容量で記憶した各種の情報等が有効に利用される。装置本体2は、この大容量記憶部に記憶された情報等とともに、筐体10に設けた図示しないスロットに装填された読み出し専用光ディスク(CD-ROM:compact disc read-only memory)や多目的デジタル光ディスク(DVD:digital versatile disc)等の光ディスクやメモリ素子等の外部記憶媒体に記憶した各種の情報等が有効に利用される。装置本体2は、クレードル3に装着して用いることにより、大容量記憶部や外部記録媒体に記憶したカーナビゲーション情報や音楽、映画或いはゲーム等の多数のコンテンツ等の利用を可能とする。
装置本体2は、出力部に液晶モニタ11とスピーカとを有して大容量記憶部に記憶したコンテンツ等を再生出力するとともに、通信部や接続部を介して提供された外部情報を再生出力する。装置本体2は、クレードル3に装着して用いることによって、上述したコンテンツ等を例えばカーオディオ装置5のスピーカ或いはテレビ受信機により再生出力することを可能とする。装置本体2は、液晶モニタ11がいわゆるタッチパネル画面装置からなり、電源投入によって表示された初期画面に表示された機能選択用のアイコン(icon)がタッチされることによって制御処理部が動作し、各部の機能設定が行われるとともに所定の画面への切換が行われる。
装置本体2は、入力操作部が上述したようにモニタの表示画面と、例えば筐体10に適宜設けた複数の操作ボタンを有する入力操作部12或いはリモートコントローラ等によって構成され、機能モード切換、再生情報の選択、ボリュームの調整等の適宜の入力操作が行われる。装置本体2は、例えばカーナビゲーション機能モードに設定した状態で、入力操作部によりルート設定操作や画面に出力された地図のスクロール操作等が行われる。
装置本体2は、通信部或いは自動車に設けたGPSアンテナにより、人工衛星から送信されたGPS信号(L1帯のC/Aコード:corrective action code)を受信するとともに、適宜に設けた自立航行センサの出力とに基づいてGPS受信ユニットにおいて現在位置の緯度・経度情報の割り出し等の処理を行う。装置本体2は、現在位置情報に基づいてカーナビゲーション情報をモニタやスピーカから出力する。なお、カーナビゲーション情報は、例えば道路地図の画像情報や地名等の検索情報、自動経路計算等に用いられる交通規制情報、これらの情報を受信したGPS信号と自立航行センサの出力とにより算出した現在位置情報に基づいて地図上に表示する際の道路リンク情報(POI情報:point of interest情報)等の各種の情報からなる。
装置本体2には、上述したように接続部を介して外部機器との間において制御信号や情報信号等の授受を行うために、筐体10に上述したコネクタ13が設けられている。装置本体2は、詳細を後述するようにクレードル3に装着されることにより、コネクタ13がクレードル3側のコネクタ21と結合される。なお、装置本体2は、クレードル接続用のコネクタと外部機器接続用のコネクタとを独立して筐体10に設けるようにしてもよい。
コネクタ13は、図1に示すようにクレードル3に対する装着面を構成する筐体10の底面に設けた雌型構造のコネクタからなる。コネクタ13は、詳細を省略するが情報信号や制御信号の授受を行う複数個のピン端子15や電源端子16等を有する多ピン構造のコネクタからなる。コネクタ13は、装置本体2の携帯性を損なわせないようにするため、例えば筐体4の底面に設けた開口部内に配置されている。なお、装置本体2は、未使用時にコネクタ13の開口部を開閉自在な蓋体を筐体10に設けるようにしてもよい。
装置本体2には、上述したように筐体10の両側面にそれぞれ係合部14が設けられている。係合部14は、図3に示すように筐体10の背面側に形成され、側面に沿って底面に開放されて形成された凹部からなる。係合部14は、凹部の溝壁が底面から上方に向かって次第に側面側へと傾斜するガイド壁を構成するとともに、所定の高さ位置において段部を介して係合凹部14a,14bを形成してなる。なお、係合部14は、かかる形状に限定されるものでは無く、装置本体2をクレードル3に対して固定保持する適宜の構造であればよい。
車載情報処理装置1においては、上述した装置本体2がユーザによって車内に持ち込まれて、クレードル3に装着される。クレードル3は、自動車のダッシュボードやコンソールボックス等に容易に取り外しができない適宜の構造、例えば専用の工具を用いてボルトを締め付ける等の構造によって固定される。クレードル3には、筐体10の底面の外形形状とほぼ等しい開口形状を有して装置本体2が装着される装着空間部20が設けられている。
クレードル3には、装着空間部20の底面に位置して装置本体2側のコネクタ13と対向するようにして設けられ、複数個の接続端子22や電源端子23を有する雄型コネクタ21が設けられている。コネクタ21は、装着空間部20に装置本体2が装着されることによって、図2に示すように相対する接続端子22とピン端子15及び電源端子23,16とがそれぞれ嵌合して装置本体2側のコネクタ13と結合される。コネクタ21は、詳細を省略するが各接続端子がCPUからなる制御部24と接続されるとともに、電源端子23が電源ボックスの電源供給端子8及びアース端子9とそれぞれ接続される。
クレードル3は、上述したように装着空間部20に装着された装置本体2を自動的にロックして保持するロック機構25と、このロック機構25を解除して装置本体2の取り外しを可能とするロック解除機構26とを備える。ロック機構25は、図3に示すようにそれぞれ基端を支軸30に揺動自在に支持された一対の第1のロック部材28及び第2のロック部材29と、これらロック部材28,29に掛け合わせたスプリング31と、装着空間部20の底面に設けられて装着された装置本体2に対して押出し方向の弾性力を作用する複数のイジェクトスプリング32とを備える。
ロック機構25は、第1のロック部材28と第2のロック部材29とが、スプリング31の弾性力によって先端に形成したロック部28a,29aにそれぞれ装着空間部20内への突出習性を付与して支持する。ロック機構25は、装置本体2がクレードル3の装着空間部20内に押し込まれると、各ロック部材28,29のロック部28a,29aが係合部14とそれぞれ係合する。ロック機構25は、装置本体2を装着空間部20内にさらに押し込むにしたがってロック部28a,29aが係合部14の溝壁に沿って次第に両側へと移動することにより、ロック部材28,29が次第に拡いていく。
ロック機構25においては、ロック部28a,29aが相対する係合凹部14a,14bとそれぞれ対向する位置に達すると、スプリング31の弾性力によってそれぞれ係合凹部14a,14b内に落ち込んで相対係合する。クレードル3は、ロック機構25の上述した動作によって、装着空間部20内に装着された装置本体2を第1のロック部材28と第2のロック部材29とによって自動的にロック状態に保持する。
なお、ロック機構25は、第1のロック部材28と第2のロック部材29とを備える上述した構造に限定されるものでは無いことは勿論である。ロック機構25は、装置本体2の係合部14の構造とともに種々展開され、要すれば装置本体2を装着空間部20内に装着した状態において自動的にロック状態とするとともにこのロック状態が保持される構造であればよい。
クレードル3は、イジェクトボタン33を押圧操作することによって装着空間部20内に装着された装置本体2の取り出しが行われるようにする。クレードル3は、この装置本体2の取出し操作が、上述したようにキー7がアクセサリ電源ポジションACCの位置にありアクセサリ電源端子34を介して供給される電源によってロック解除機構26の駆動動作が可能とされることによりロック状態が解除されるようにする。
ロック解除機構26は、第1のロック部材28と第2のロック部材29とをスプリング31の弾性力に抗して駆動させる。ロック解除機構26は、例えば第1のロック部材28を係止する駆動カム35と、アクセサリ電源端子34から電源が供給されて駆動カム35を回転駆動するロック解除モータ36とを備える。駆動カム35は、図3に示すように第1のロック部材28の基端に対向位置され、ロック部28aが装着空間部20内に突出した状態に保持する。駆動カム35は、装置本体2の取出し操作に伴ってロック解除モータ36が動作すると、第1のロック部材28を図3において反時計方向へと回転させる。
ロック解除機構26は、駆動カム35によって第1のロック部材28と第2のロック部材29とを互いに拡がる方向に駆動することにより、係合凹部14a,14bからロック部28a,29aを後退させて装置本体2のロック状態を解除させる。クレードル3は、ロック解除機構26の上述した動作によってロック機構25により装着空間部20内に保持されていた装置本体2をイジェクトスプリング32の弾性力によって突き出し、取り出しを可能とする。なお、ロック解除機構26は、ロック解除モータ36が駆動カム35を駆動する場合においてのみ駆動されることから、通常状態で電力を消費することは無い。
クレードル3は、ロック解除機構26についても、上述した構造に限定されないことは勿論である。クレードル3は、例えばロック解除機構26が単にロック機構25による第1のロック部材28と第2のロック部材29のロック状態を解除するようにして、これら第1のロック部材28と第2のロック部材29をイジェクトボタン33によって駆動するようにしてよい。また、ロック解除機構26は、ロック解除モータ36によって駆動カム35を駆動するようにしたが、例えばウォームやピニオンを有する歯車機構を介して第1のロック部材28と第2のロック部材29の駆動機構を構成してもよい。さらに、ロック解除機構26は、例えば第1のロック部材28と第2のロック部材29を係止及び開放する位置に移動される制御レバーとプランジャとによって構成するようにしてもよい。
クレードル3は、図2に示すように、制御部24と、モータ制御部37と、メモリ38と、アクセサリ電源検出部39と、ロック解除スイッチ40等からなる制御回路によりロック解除モータ36の動作制御を行う。制御部24は、装置本体2とカーオーディオ装置5との情報授受の制御動作を行うとともに、ロック解除機構26の動作制御を行う。モータ制御部37は、制御部24から出力された制御信号に基づいてロック解除モータ36の起動・停止動作を制御する。メモリ38は、モータ制御部37の制御動作のプログラムを格納し、制御部24に制御信号を出力する。
アクセサリ電源検出部39は、キー7がアクセサリ電源ポジションACCの位置にありバッテリからアクセサリ電源端子34に電源が供給されているオン状態と、キー7が抜かれてアクセサリ電源端子34に電源が供給されていないオフ状態とを検出する。アクセサリ電源検出部39は、アクセサリ電源端子34のオン状態を検出することによって制御部24に対して検出信号を出力する。
ロック解除スイッチ40は、装置本体2を装着空間部20から取り外す場合にユーザによって押圧操作されるイジェクトボタン33によって閉成される。ロック解除スイッチ40は、制御部24に対してイジェクトボタン33が押圧操作された旨の検出信号を出力する。また、制御部24には、アクセサリ電源検出部39から出力されるアクセサリ電源端子34のオン状態の検出信号と、ロック解除スイッチ40から出力されるイジェクトボタン33の押圧操作の検出信号とが入力される。
制御部24は、メモリ38から呼び出した制御プログラムに基づいて、モータ制御部37に対して制御信号を出力する。モータ制御部37は、この制御信号に基づいてロック解除モータ36に起動指令を行い、ロック解除モータ36がアクセサリ電源端子34から供給された電源によって駆動されるようにする。
なお、クレードル3は、アクセサリ電源検出部39によって検出されたアクセサリ電源端子34のオン状態においてイジェクトボタン33により開閉されるロック解除スイッチ40の動作を有効にしてロック解除モータ36が起動されるようにしたが、かかる構成に限定されるものでは無い。クレードル3は、例えばアクセサリ電源検出部39によるアクセサリ電源端子34のオフ状態の検出で、イジェクトボタン33を機械的にロックするようにしてもよい。
以上のように構成された車載情報処理装置1において、装置本体2のクレードル3に対する着脱操作を図4を参照して以下説明する。車載情報処理装置1においては、ユーザによって装置本体2が車内に持ち込まれて設置したクレードル3に対する装着操作が行われる(s−1)。車載情報処理装置1においては、装着空間部20内に押し込まれる装置本体2によって、ロック機構25の第1のロック部材28と第2のロック部材29とが回動動作される(s−2)。
車載情報処理装置1においては、装置本体2が装着空間部20内に所定位置まで押し込まれると、係合部14の係合凹部14a,14bに対して相対する第1のロック部材28のロック部28aと第2のロック部材29のロック部29aとが係合することによって、装置本体2がクレードル3に対してロック状態で保持される(s−3)。
車載情報処理装置1においては、この状態で装置本体2側のコネクタ13とクレードル3側のコネクタ21とが結合され、クレードル3を介して装置本体2に対してバッテリ4からの電源が供給されるとともにカーオディオ装置5との接続が行われる。車載情報処理装置1においては、装置本体2がクレードル3にしっかりと固定されることにより、自動車の走行等に伴って大きな振動や衝撃等が加えられた場合でも装置本体2がクレードル3から脱落したり、コネクタ133,21が外れることは無い。
車載情報処理装置1においては、例えばユーザが運転を終えて自動車から降りる際に、装置本体2をクレードル3から取り外す操作が行われる(s−4)。車載情報処理装置1においては、ユーザによってイジェクトボタン33が押圧操作される(s−5)。車載情報処理装置1においては、イジェクトボタン33によってロック解除スイッチ40が閉成されて制御部24に対して取外し操作の検出信号が出力される。
車載情報処理装置1においては、取外し操作の検出信号に基づいて制御部24からアクセサリ電源検出部39に対してアクセサリ電源端子34のオン/オフ状態の検出動作が指示される(s−6)。車載情報処理装置1においては、上述したようにキー7がアクセサリ電源ポジションACCの位置にある場合にバッテリ4から電源が供給されてアクセサリ電源端子34がオン状態であり、また例えばキー7が抜かれてしまった場合にはアクセサリ電源端子34がオフ状態となっている。
車載情報処理装置1においては、アクセサリ電源検出部39からアクセサリ電源端子34のオン検出信号が出力された場合に、ロック解除機構26が動作されてロック機構25による装置本体2のロック状態を解除する(s−7)。車載情報処理装置1においては、制御部24からモータ制御部37に制御信号が出力されてロック解除モータ36を駆動させる。車載情報処理装置1においては、ロック解除モータ36によって駆動された駆動カム35が第1のロック部材28と第2のロック部材29とを回動させて装置本体2のロック状態を解除する。
車載情報処理装置1においては、イジェクトスプリング32の弾性力によって装着空間部20から突き出された装置本体2が、クレードル3から取り外されてユーザにより車外へと持ち出される(s−8)。したがって、車載情報処理装置1は、高価でありかつ大容量記憶部に貴重な情報等を記憶した装置本体2が車内に残されていないために、盗難防止が図られるようになる。
一方、車載情報処理装置1においては、アクセサリ電源検出部39からアクセサリ電源端子34のオフ検出信号が出力された場合には、ロック機構25による装置本体2のロック状態が保持されるようにする(s−9)。車載情報処理装置1においては、制御部24からモータ制御部37への制御信号が出力されないために第1のロック部材28と第2のロック部材29とによる装置本体2のロック状態が保持される。
車載情報処理装置1においては、上述したように装置本体2がロック機構25によりクレードル3に対してしっかりとロックされた状態にある。したがって、車載情報処理装置1においては、ユーザが装置本体2をクレードル3に装着した状態のまま降車した場合において、万一車内に侵入した不心得者が装置本体2をクレードル3から取り外して持ち去ろうとしてもこれを阻止する。
なお、車載情報処理装置1においては、例えばアクセサリ電源検出部39によるアクセサリ電源端子34のオフ検出状態でイジェクトボタン33が不正操作された場合に、警報信号を出力するようにしてもよい。また、車載情報処理装置1においては、クレードル3にバッテリ4からの電源が常時供給されていることから、エンジンを切った状態でも装置本体2を使用することは可能である。
1 車載情報処理装置、2装置本体、3 クレードル、4 バッテリ、5 カーオディオ装置、6 キースイッチボックス、7 キー、10 筐体、11 液晶モニタ、13 コネクタ、14 係合部、20 装着空間部、21 コネクタ、24 制御部、25 ロック機構、26 ロック解除機構、28 第1のロック部材、29 第2のロック部材、33 イジェクトボタン、34 アクセサリ電源端子、35 駆動カム、36 ロック解除モータ、37 モータ制御部、39 アクセサリ電源検出部、40 ロック解除スイッチ
Claims (2)
- 持ち運び使用される装置本体を車内に設置したクレードルに着脱自在としてなり、装着した状態においてそれぞれに相対して設けたコネクタ部が結合される車載情報処理装置において、
上記クレードルに、装着された上記装置本体側の係合部と相対係合することによりこの装置本体を装着空間部内に装着した状態でロックするロック部材を有するロック機構と、アクセサリ電源と接続されて上記係合部と係合した上記ロック部材を駆動して上記ロック機構による上記装置本体のロック状態を解除するたロック解除機構とが備えられ、
上記ロック解除機構が、アクセサリ電源のオン状態において駆動されて上記装置本体の取外し操作を行わせることを特徴とする車載情報処理装置。 - 上記装置本体が、制御処理部と、情報記憶部と、無線送受信部と、モニタとを備える携帯型情報処理装置であることを特徴とする請求項1に記載の車載情報処理装置。
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