JP2023045015A - 容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】本明細書では、容器において、ノズル部材の取り付けに要する時間や労力を低減することが可能な技術を提供する。【解決手段】本明細書が開示する容器は、貫通孔を有する壁面を備える容器本体と、容器本体の貫通孔に取り付けられるノズル部材と、シール部材と、係止部材を備える。ノズル部材は、パイプ部と、フランジ部と、係止部を備える。シール部材は、壁面の第1面と、壁面の第1面に対向するフランジ部の面であるフランジ面の間に配置されている。係止部材は、第1係止部材と、第2係止部材を備えており、それぞれの端部が係合した係合状態とすることが可能である。壁面の第2面と係止部の係止面の間に係止部材を差し込んで係止部材を係合状態とすることで、係止部材が容器本体とノズル部材に取り付けられる。係止部材が容器本体とノズル部材に取り付けられた時に、シール部材は壁面の第1面とフランジ部のフランジ面によって押圧される。【選択図】図6
Description
本明細書で開示する技術は、容器に関する。
特許文献1には、貫通孔を有する壁面を備える容器本体と、前記容器本体の前記貫通孔に取り付けられるノズル部材と、前記容器本体と前記ノズル部材の間を封止するシール部材と、前記ノズル部材を前記容器本体に対して係止する係止部材を備える容器が開示されている。前記ノズル部材は、前記壁面の一方側から他方側まで前記貫通孔を貫通するパイプ部を備えている。前記係止部材は、一方の端部と他方の端部が係合した係合状態とすることが可能である。前記壁面と前記係止部材の間に前記シール部材を挟み込んだ状態で、前記係止部材を係合状態とすることで、前記係止部材が前記容器本体と前記ノズル部材に取り付けられる。前記係止部材が前記容器本体と前記ノズル部材に取り付けられた時に、前記シール部材が、前記壁面と前記係止部材によって押圧される。
特許文献1の容器では、ノズル部材の取り付けを行う者は、係止部材を取り付ける際に、シール部材の押圧状態を維持するために、自ら係止部材をシール部材に向けて押圧しながら、係止部材を係合状態とする必要があった。このため、特許文献1の容器では、ノズル部材の取り付けに要する時間や労力が過大となっていた。本明細書では、容器において、ノズル部材の取り付けに要する時間や労力を低減することが可能な技術を提供する。
本明細書が開示する容器は、貫通孔を有する壁面を備える容器本体と、前記容器本体の前記貫通孔に取り付けられるノズル部材と、前記容器本体と前記ノズル部材の間を封止するシール部材と、前記ノズル部材を前記容器本体に対して係止する係止部材を備えていてもよい。前記ノズル部材は、前記壁面の一方側から他方側まで前記貫通孔を貫通するパイプ部と、前記壁面の前記一方側で前記パイプ部から径方向外側に突出しており、前記貫通孔よりも大きな外形形状を有するフランジ部と、前記壁面の前記他方側で前記パイプ部に設けられた係止部を備えていてもよい。前記シール部材は、前記壁面の前記一方側の面である第1面と、前記壁面の前記第1面に対向する前記フランジ部の面であるフランジ面の間に配置されていてもよい。前記係止部材は、第1係止部材と、第2係止部材を備えていてもよい。前記第1係止部材の一方の端部は、前記第2係止部材の一方の端部に回動軸周りに回動可能に連結されていてもよい。前記係止部材は、前記第1係止部材の他方の端部と、前記第2係止部材の他方の端部が係合した係合状態とすることが可能であってもよい。前記壁面の前記他方側の面である第2面と、前記係止部の前記貫通孔の方を向いた面である係止面の間に、前記係止部材を差し込んで、前記係止部材を係合状態とすることで、前記係止部材が前記容器本体と前記ノズル部材に取り付けられてもよい。前記係止部材が前記容器本体と前記ノズル部材に取り付けられた時に、前記シール部材は、前記壁面の前記第1面と前記フランジ部の前記フランジ面によって押圧されてもよい。
上記の構成によれば、係止部材を第2面と係止面の間に差し込むことで、ノズル部材の全体が壁面の一方側から他方側に向けて押し出されて、シール部材が第1面とフランジ面によって押圧される。この状態から、係止部材を係合状態とすることで、ノズル部材の容器本体への取り付けが完了する。上記の構成によれば、ノズル部材の取り付けを行う者は、係止部材を取り付ける際に、シール部材の押圧状態を維持するために、自ら係止部材をシール部材に向けて押圧しながら、係止部材を係合状態とする必要がない。上記の構成によれば、容器において、ノズル部材の取り付けに要する時間や労力を低減することができる。
本発明の代表的かつ非限定的な具体例について、図面を参照して以下に詳細に説明する。この詳細な説明は、本発明の好ましい例を実施するための詳細を当業者に示すことを単純に意図しており、本発明の範囲を限定することを意図したものではない。また、開示された追加的な特徴ならびに発明は、さらに改善された容器を提供するために、他の特徴や発明とは別に、又は共に用いることができる。
また、以下の詳細な説明で開示される特徴や工程の組み合わせは、最も広い意味において本発明を実施する際に必須のものではなく、特に本発明の代表的な具体例を説明するためにのみ記載されるものである。さらに、以下の代表的な具体例の様々な特徴、ならびに、特許請求の範囲に記載されるものの様々な特徴は、本発明の追加的かつ有用な実施形態を提供するにあたって、ここに記載される具体例のとおりに、あるいは列挙された順番のとおりに組合せなければならないものではない。
本明細書及び/又は特許請求の範囲に記載された全ての特徴は、実施例及び/又は特許請求の範囲に記載された特徴の構成とは別に、出願当初の開示ならびに特許請求の範囲に記載された特定事項に対する限定として、個別に、かつ互いに独立して開示されることを意図するものである。さらに、全ての数値範囲及びグループ又は集団に関する記載は、出願当初の開示ならびに特許請求の範囲に記載された特定事項に対する限定として、それらの中間の構成を開示する意図を持ってなされている。
1つまたはそれ以上の実施形態において、前記壁面の前記一方側は、前記容器本体の内側であってもよい。前記壁面の前記他方側は、前記容器本体の外側であってもよい。
係止部材の取り付けを容器本体の内側で行う必要があると、特に容器本体の壁面が大きい場合、作業に要する時間や労力が過大となる。上記の構成によれば、係止部材の取り付けは、容器本体の外側からの作業のみで完了する。上記の構成によれば、容器において、ノズル部材の取り付けに要する時間や労力をさらに低減することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、前記係止部は、前記パイプ部から径方向外側に突出するフランジ状に形成されていてもよい。前記第1係止部材は、前記パイプ部の外周面の一部に沿って延びる第1内周面を備えていてもよい。前記第2係止部材は、前記パイプ部の外周面の残部に沿って延びる第2内周面を備えていてもよい。前記係止部材が前記容器本体と前記ノズル部材に取り付けられた時に、前記係止部の径方向外側端部は、前記第1内周面および前記第2内周面よりも径方向外側に位置していてもよい。前記第1係止部材は、前記第1内周面から前記係止面に近づく方向に向かうにつれて、前記第1内周面の径方向外側に傾斜した第1テーパ面を有していてもよい。前記第2係止部材は、前記第2内周面から前記係止面に近づく方向に向かうにつれて、前記第2内周面の径方向外側に傾斜した第2テーパ面を有していてもよい。
上記の構成によれば、係止部材を第2面と係止面の間に差し込む際、係止部材のテーパ面に係止部が当接する。テーパ面に当接した係止部はテーパ面に沿って第2面から係止面に向かう方向に押し出される。上記の構成によれば、係止部材の差し込み操作をスムーズに行うことができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、前記第1係止部材および前記第2係止部材の少なくとも一方は、前記回動軸に沿う方向に突出しており、前記回動軸を中心とする円弧面を有する突出部を備えていてもよい。前記係止部は、前記突出部を摺動可能に受け入れる凹部を備えていてもよい。
ノズル部材と係止部材は別部品であるため、ノズル部材の取り付け作業中に係止部材が落下するおそれがある。上記の構成によれば、ノズル部材が係止部材の突出部を受け入れる凹部を備えているため、ノズル部材の取り付け作業中における係止部材の落下が防止されている。
1つまたはそれ以上の実施形態において、前記ノズル部材は、前記パイプ部の外周面から径方向外側に突出しており、前記パイプ部の中心軸に沿う方向に延びる係合凸部をさらに備えていてもよい。前記貫通孔は、前記係合凸部に対応する係合凹部を備えていてもよい。前記ノズル部材を前記貫通孔に取り付けた時に、前記係合凸部は前記係合凹部に篏合してもよい。
ノズル部材が貫通孔に対して回転可能に取り付けられていると、ノズル部材が回転することによってシール部材における封止性能の低下を招くおそれがある。上記の構成によれば、係合凸部と係合凹部の嵌合により、ノズル部材が貫通孔に対して回転することが禁止される。上記の構成によれば、シール部材における封止性能の低下を防止することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、前記係止部材は、前記係止部材が前記容器本体と前記ノズル部材に取り付けられた状態において、前記係止部材を前記係合状態から、前記第1係止部材の他方の端部と、前記第2係止部材の他方の端部が係合解除された係合解除状態に切換可能であってもよい。
容器の実用性を考慮すると、容器の用途に応じてノズル部材を異なる種類のものに付け替えたい場合がある。上記の構成によれば、ノズル部材に取り付けられた係止部材の係合状態を解除して、係止部材を取り外すことで、ノズル部材を容器本体から取り外すことができる。上記の構成によれば、容器の用途に応じてノズル部材を異なる種類のものに付け替えることができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、前記係止部材は、前記第1係止部材と前記第2係止部材を前記回動軸周りに回動可能に連結するシャフト部材と、前記壁面の前記他方側で前記パイプ部に着脱可能なキャップ部材と、前記キャップ部材を保持するキャップ保持部材と、前記シャフト部材と前記キャップ保持部材を接続するコード部材をさらに備えていてもよい。前記シャフト部材と、前記キャップ保持部材と、前記コード部材は、継ぎ目なく一体的に形成されていてもよい。
例えば容器の内容物を輸送する場合などには、ノズル部材を通じた内容物の排出を一時的に停止するために、ノズル部材にキャップ部材を取り付けることが考えられる。この場合、キャップ部材をノズル部材から取り外した際に、キャップ部材を紛失するおそれがある。上記の構成によれば、キャップ部材は、ノズル部材から取り外した場合でも、係止部材によって保持されている。上記の構成によれば、キャップ部材の紛失を防止することができる。
(実施例)
図1に示すように、本実施例の運搬車500は、容器2と、ハンドルユニット506と、バッテリボックス508と、車台フレーム510と、前輪ユニット512と、後輪ユニット514を備えている。車台フレーム510は、容器2を保持している。車台フレーム510は、前輪ユニット512と後輪ユニット514を支持している。ユーザは、運搬車500の後方に立って、ハンドルユニット506を把持して手押し操作することで、運搬車500を移動させることができる。
図1に示すように、本実施例の運搬車500は、容器2と、ハンドルユニット506と、バッテリボックス508と、車台フレーム510と、前輪ユニット512と、後輪ユニット514を備えている。車台フレーム510は、容器2を保持している。車台フレーム510は、前輪ユニット512と後輪ユニット514を支持している。ユーザは、運搬車500の後方に立って、ハンドルユニット506を把持して手押し操作することで、運搬車500を移動させることができる。
図2に示すように、前輪ユニット512は、右前輪540と、左前輪542と、モータ550と、モータ550に接続するギヤボックス552を備えている。右前輪540と左前輪542は、それぞれ、ギヤボックス552に接続している。このため、モータ550を駆動させることで、右前輪540および左前輪542を順方向または逆方向に回転させることができる。モータ550は、例えば、ブラシレスDCモータである。モータ550は、図示しない電力ケーブルを介して、バッテリボックス508に接続されている。モータ550には、バッテリボックス508が備えるバッテリパック(図示せず)から電力が供給される。
図3に示すように、後輪ユニット514は、右側キャスター560と、左側キャスター562を備えている。右側キャスター560と左側キャスター562は、それぞれ、車台フレーム510(図1参照)に支持されている。右側キャスター560は右後輪566を備えている。右側キャスター560において、右後輪566の回転軸は、上下方向周りに回動可能に設けられている。左側キャスター562は左後輪568を備えている。左側キャスター562において、左後輪568の回転軸は、上下方向周りに回動可能に設けられている。このため、ユーザは手押し操作により後輪ユニット514の進行方向を容易に変化させることができる。
図1に示すように、ハンドルユニット506は、右側ハンドル518と、左側ハンドル520を備えている。右側ハンドル518は操作レバー572を備えている。ユーザが操作レバー572を押し上げ操作すると、バッテリパック(図示せず)からモータ550への電力の供給が開始され、モータ550の駆動が開始される。操作レバー572がユーザによって押し上げ操作されていない状態では、モータ550への電力は供給されず、モータ550は停止した状態となっている。左側ハンドル520は、ブレーキレバー549を備えている。ユーザがブレーキレバー549を押し上げ操作すると、右前輪540および左前輪542にそれぞれブレーキがかけられる。ブレーキレバー549がユーザによって押し上げ操作されていない状態では、右前輪540および左前輪542のブレーキは操作解除されている。
(容器2)
図1に示すように、容器2は、バケット4と、バケット4の内容物を排出するための排出部200を備える。
図1に示すように、容器2は、バケット4と、バケット4の内容物を排出するための排出部200を備える。
(バケット4)
図4に示すように、バケット4は、上方に開口した箱型形状を有している。バケット4は、前側壁面42の下側において貫通孔40を有する。バケット4の下側壁面44は、前側において窪み部440を備える。貫通孔40は、窪み部440前方の前側壁面42に設けられているため、貫通孔40の一部は、下側壁面44の内側面44aよりも下方に位置する。貫通孔40が設けられている前側壁面42は、厚さd1を有する。本実施例では、厚さd1は7.5mmである。本実施例では、貫通孔40の孔径は41.2mmである。
図4に示すように、バケット4は、上方に開口した箱型形状を有している。バケット4は、前側壁面42の下側において貫通孔40を有する。バケット4の下側壁面44は、前側において窪み部440を備える。貫通孔40は、窪み部440前方の前側壁面42に設けられているため、貫通孔40の一部は、下側壁面44の内側面44aよりも下方に位置する。貫通孔40が設けられている前側壁面42は、厚さd1を有する。本実施例では、厚さd1は7.5mmである。本実施例では、貫通孔40の孔径は41.2mmである。
図5に示すように、貫通孔40および窪み部440は、バケット4の左右方向の中央近傍に設けられている。下側壁面44の内側面44aは、左端および右端のそれぞれから左右方向の中央に向かって下方に傾斜している。このため、バケット4の内容物が貫通孔40に導かれやすくなっている。貫通孔40は、上側において、後述するノズル部材8の係合凸部860(図7参照)が嵌合する係合凹部400を備える。
(排出部200)
図6に示すように、排出部200は、バケット4の貫通孔40に設けられている。排出部200は、シール部材6と、ノズル部材8と、係止部材10を備える。ノズル部材8は、貫通孔40に取り付けられている。シール部材6は、バケット4の内側で、バケット4とノズル部材8の間を封止している。係止部材10は、ノズル部材8をバケット4に対して係止している。図6に示す状態では、ノズル部材8の中心軸は貫通孔40の孔軸であるX軸と一致している。以下の説明では、X軸が延びる方向をX軸方向とし、X軸方向のうち、バケット4の内側から外側に向かう方向を第1方向とし、バケット4の外側から内側に向かう方向を第2方向とする。本実施例では、容器2が運搬車500に取り付けられた状態において、X軸は水平面に対して、後方から前方へ向かうにつれて上方から下方へ向かうように傾斜している。本実施例では、X軸の水平面に対する傾斜角度は11°である。
図6に示すように、排出部200は、バケット4の貫通孔40に設けられている。排出部200は、シール部材6と、ノズル部材8と、係止部材10を備える。ノズル部材8は、貫通孔40に取り付けられている。シール部材6は、バケット4の内側で、バケット4とノズル部材8の間を封止している。係止部材10は、ノズル部材8をバケット4に対して係止している。図6に示す状態では、ノズル部材8の中心軸は貫通孔40の孔軸であるX軸と一致している。以下の説明では、X軸が延びる方向をX軸方向とし、X軸方向のうち、バケット4の内側から外側に向かう方向を第1方向とし、バケット4の外側から内側に向かう方向を第2方向とする。本実施例では、容器2が運搬車500に取り付けられた状態において、X軸は水平面に対して、後方から前方へ向かうにつれて上方から下方へ向かうように傾斜している。本実施例では、X軸の水平面に対する傾斜角度は11°である。
(ノズル部材8)
図7に示すように、ノズル部材8は、パイプ部80と、第1フランジ部82と、シール設置部84と、嵌合部86と、第2フランジ部88を備える。図6に示すように、ノズル部材8の内周部分は中空となっており、第1方向側の端部と第2方向側の端部が連通している。
図7に示すように、ノズル部材8は、パイプ部80と、第1フランジ部82と、シール設置部84と、嵌合部86と、第2フランジ部88を備える。図6に示すように、ノズル部材8の内周部分は中空となっており、第1方向側の端部と第2方向側の端部が連通している。
図7に示すように、パイプ部80は、X軸方向に延びている。パイプ部80は、略円筒形状を有する第1パイプ部80aと、第1パイプ部80aの第2方向側の端部から第2方向に向かって拡径する略円錐台形状を有する第2パイプ部80bを備えている。本実施例では、第1パイプ部80aの外径は32mmである。第1パイプ部80aの第1方向側の端部近傍の外周面には、Oリング800が設けられている。第1パイプ部80aの内周面には、雌ネジ8aが形成されている。
第1フランジ部82は、ノズル部材8の第2方向側の端部において、第2パイプ部80bから径方向外側に突出して設けられている。第1フランジ部82は、第1方向を向いた第1フランジ面82aを備える。第1フランジ面82aの外径は、貫通孔40の孔径よりも大きい。本実施例では、第1フランジ部82(第1フランジ面82a)の外径は53mmである。
シール設置部84は、第1フランジ部82よりも第1方向側で、第2パイプ部80bから径方向外側に突出して設けられている。本実施例では、シール設置部84の外径は44mmである。
嵌合部86は、シール設置部84よりも第1方向側で、第2パイプ部80bから径方向外側に突出して設けられている。嵌合部86の外径は、貫通孔40の孔径よりもわずかに小さい。本実施例では、嵌合部86の外径は40.9mmである。嵌合部86の上部には、貫通孔40の係合凹部400(図5参照)に嵌合する係合凸部860が設けられている。係合凸部860は、嵌合部86の外周面から径方向外側に突出しており、X軸方向に沿って延びている。係合凸部860の上面は、シール設置部84の外周面と略同一面上にあり、シール設置部84に接続している。
第2フランジ部88は、第1パイプ部80aから径方向外側に突出して設けられている。第2フランジ部88は、Oリング800よりも第2方向に離間し、かつ嵌合部86よりも第1方向に離間した位置に設けられている。第2フランジ部88は、第2方向を向いた第2フランジ面88aを備える。第2フランジ面88aの外径は、貫通孔40の孔径よりもわずかに小さい。本実施例では、第2フランジ部88(第2フランジ面88a)の外径は41mmである。第2フランジ部88の上部には、凹部880が形成されている。凹部880は、パイプ部80の周方向において、係合凸部860と略同一の位置に設けられている。本実施例では、第1フランジ面82aと第2フランジ面88aの間のX軸方向における距離d2は22.5mmである。
(シール部材6)
図8に示すように、シール部材6は、円環状に形成されている。シール部材6は、耐油性、耐水性を有し、弾性変形が可能な弾性材料、例えば合成ゴムや熱可塑性エラストマ等からなる。シール部材6は、第1方向側において第1シール部61を備えており、第2方向側において第2シール部62を備えている。シール部材6は、X軸方向において、厚さd3を有する。本実施例では、厚さd3は6.5mmである。シール部材6の内径は、ノズル部材8のシール設置部84(図7参照)の外径と略一致している。シール部材6は、シール設置部84に設置された状態で、ノズル部材8に取り付けられる。本実施例では、シール部材6の内径は、44.2mmである。シール部材6の外径は、貫通孔40の孔径よりも大きい。本実施例では、シール部材6の外径は、53mmである。
図8に示すように、シール部材6は、円環状に形成されている。シール部材6は、耐油性、耐水性を有し、弾性変形が可能な弾性材料、例えば合成ゴムや熱可塑性エラストマ等からなる。シール部材6は、第1方向側において第1シール部61を備えており、第2方向側において第2シール部62を備えている。シール部材6は、X軸方向において、厚さd3を有する。本実施例では、厚さd3は6.5mmである。シール部材6の内径は、ノズル部材8のシール設置部84(図7参照)の外径と略一致している。シール部材6は、シール設置部84に設置された状態で、ノズル部材8に取り付けられる。本実施例では、シール部材6の内径は、44.2mmである。シール部材6の外径は、貫通孔40の孔径よりも大きい。本実施例では、シール部材6の外径は、53mmである。
図9に示すように、本実施例では、シール部材6は前側壁面42の内側面42aと第1フランジ部82の第1フランジ面82aとの間で押圧された状態(押圧状態)で用いられる。押圧状態では、第1シール部61は前側壁面42の内側面42aに当接している。押圧状態では、第2シール部62は第1フランジ部82の第1フランジ面82aに当接している。押圧状態におけるシール部材6は、第1シール部61および第2シール部62によって、前側壁面42と第1フランジ部82の間の隙間を封止する。押圧状態におけるシール部材6は、容器2の内容物である液体(水やオイル等)や粉状物が前側壁面42と第1フランジ部82の間の隙間から貫通孔40を介して容器2の外部へ漏出することを防止する。
(係止部材10)
図10に示すように、係止部材10は、第1アーム部材110と、第2アーム部材120と、シャフト部材150と、コード部材160と、キャップ保持部材162と、キャップ部材170(図14参照)を備える。シャフト部材150と、コード部材160と、キャップ保持部材162は、継ぎ目なく一体的に形成されている。シャフト部材150は、略円筒形状に形成されている。キャップ保持部材162は、略円環形状に形成されている。コード部材160は、一端がシャフト部材150に接続しており、他端がキャップ保持部材162に接続している。第1アーム部材110と第2アーム部材120は、それぞれシャフト部材150を摺動可能に保持する連結孔112、122を備えている。第1アーム部材110と第2アーム部材120は、シャフト部材150を介して、シャフト部材150の長手方向(以下ではY軸方向ともいう)周りに相対的に回動可能に連結される。係止部材10は、第1アーム部材110と第2アーム部材120を相対的に回動させることで、開閉動作を行うことができる。
図10に示すように、係止部材10は、第1アーム部材110と、第2アーム部材120と、シャフト部材150と、コード部材160と、キャップ保持部材162と、キャップ部材170(図14参照)を備える。シャフト部材150と、コード部材160と、キャップ保持部材162は、継ぎ目なく一体的に形成されている。シャフト部材150は、略円筒形状に形成されている。キャップ保持部材162は、略円環形状に形成されている。コード部材160は、一端がシャフト部材150に接続しており、他端がキャップ保持部材162に接続している。第1アーム部材110と第2アーム部材120は、それぞれシャフト部材150を摺動可能に保持する連結孔112、122を備えている。第1アーム部材110と第2アーム部材120は、シャフト部材150を介して、シャフト部材150の長手方向(以下ではY軸方向ともいう)周りに相対的に回動可能に連結される。係止部材10は、第1アーム部材110と第2アーム部材120を相対的に回動させることで、開閉動作を行うことができる。
ここで、第1アーム部材110と第2アーム部材120は同一形状を有しており、互いにY軸方向において反対向きとなって配置されている。このため、第1アーム部材110をY軸方向の一方の側から見て行う以下の説明は、第2アーム部材120をY軸方向の他方の側から見た場合にも適用されることに留意されたい。同様に、第2アーム部材120をY軸方向の一方の側から見て行う以下の説明は、第1アーム部材110をY軸方向の他方の側から見た場合にも適用されることに留意されたい。
図11に示すように、第1アーム部材110は、第1連結孔112と、第1係合部114と、第1突出部116を備える。第1連結孔112および第1突出部116は、第1アーム部材110の一端に設けられている。第1突出部116は、Y軸に沿って突出しており、Y軸を中心とする第1円弧面116aを備える。第1円弧面116aの外径は、ノズル部材8の凹部880(図7参照)の曲率半径よりも小さい。このため、第1突出部116は、凹部880に摺動可能に受け入れられる。本実施例では、第1円弧面116aの外径は5.6mmである。第1係合部114は、第1アーム部材110の他端に設けられている。第1係合部114は、第1爪部114aと、第1段付き部114bを有する。
同様に、第2アーム部材120は、第2連結孔122と、第2係合部124と、第2突出部126を備える。第2連結孔122および第2突出部126は、第2アーム部材120の一端に設けられている。第2突出部126は、Y軸に沿って突出しており、Y軸を中心とする第2円弧面126aを備える。第2突出部126は、係止部材10を前側壁面42の外側面42b(図4参照)と第2フランジ部88の第2フランジ面88a(図7参照)の間に取り付ける際、係合凹部400に受け入れられる。本実施例では、第2円弧面126aの外径は5.6mmである。第2係合部124は、第2アーム部材120の他端に設けられている。第2係合部124は、第2爪部124aと、第2段付き部124bを有する。
図12に示すように、第1アーム部材110は、第1内周面110aを備える。第1内周面110aは、ノズル部材8の第1パイプ部80aの外周面の略半周分に沿って延びている。第1内周面110aの内径は、第2フランジ面88aの外径より小さい。本実施例では、第1内周面110aの内径は32.2mmである。第1アーム部材110は、Y軸方向の一方の側において、第1対向面110bと、第1テーパ面110cをさらに備える。第1対向面110bは、Y軸に垂直な面に形成されている。第1テーパ面110cは、第1内周面110aと第1対向面110bに接続しており、第1内周面110aから第1対向面110bに近づく方向に向かうにつれて第1内周面110aの径方向外側に傾斜している。
同様に、第2アーム部材120は、第2内周面120aを備える。第2内周面120aは、ノズル部材8の第1パイプ部80aの外周面の略半周分に沿って延びている。第2内周面120aの内径は、第2フランジ面88aの外径より小さい。本実施例では、第2内周面120aの内径は32.2mmである。第2アーム部材120は、Y軸方向の一方の側において、第2対向面120bと、第2テーパ面120cをさらに備える。第2対向面120bは、Y軸に垂直な面に形成されている。第2テーパ面120cは、第2内周面120aと第2対向面120bに接続しており、第2内周面120aから第2対向面120bに近づく方向に向かうにつれて第2内周面120aの径方向外側に傾斜している。
図12に示すように、第1アーム部材110の第1係合部114と第2アーム部材120の第2係合部124が互いに係合した状態(係合状態)では、第1内周面110aと第2内周面120aは、略同一の円筒面上にある。係合状態では、第1テーパ面110cと第2テーパ面120cは、略同一のテーパ面上にある。
図13に示すように、第1アーム部材110は、Y軸方向の他方の側において、第2アーム部材120の第2対向面120bに相当する第3対向面130bをさらに備える。第2アーム部材120は、Y軸方向の他方の側において、第1アーム部材110の第1対向面110bに相当する第4対向面140bをさらに備える。第1対向面110bと第2対向面120bは略面一になっている。第3対向面130bと第4対向面140bは略面一になっている。本実施例では、第1対向面110bおよび第2対向面120bと、第3対向面130bおよび第4対向面140bの間のY軸方向の距離d4は10.1mmである。
係合状態では、第1係合部114と第2係合部124の係合により係止部材10の開閉動作が禁止されている。係合状態では、第1段付き部114bが第2爪部124aに当接することによって、係止部材10の外周面に第1の隙間114cが確保されている。同様に、係合状態では、第2段付き部124bが第1爪部114aに当接することによって、係止部材10の外周面に第2の隙間124cが確保されている。
なお、図示しないが、第1アーム部材110は、Y軸方向の他方の側において、第2テーパ面120cに相当するテーパ面をさらに備える。第2アーム部材120は、Y軸方向の他方の側において、第1テーパ面110cに相当するテーパ面をさらに備える。
図14に示すように、キャップ部材170は、溝部172と、螺合部174と、内壁176を備える。
溝部172は、キャップ部材170の外側面において環状に設けられている。溝部172には、溝部172に沿って摺動可能にキャップ保持部材162が取り付けられている。すなわち、キャップ保持部材162は、キャップ部材170を回転可能に保持している。
螺合部174は円筒状に形成されており、外周面に雄ネジ174aを備える。図15に示すように、雄ネジ174aは、第1パイプ部80aの雌ネジ8aに対応して設けられている。このため、キャップ部材170は、第1方向側から第1パイプ部80aに螺合することで、第1パイプ部80aの先端に着脱可能に取り付けられる。
図15に示すように、内壁176の内径は、第1パイプ部80aの外径よりもわずかに大きい。本実施例では、内壁176の内径は32.3mmである。キャップ部材170が第1パイプ部80aに螺合して取り付けられた状態(閉栓状態)では、Oリング800は、内壁176の内周面に当接する。閉栓状態では、Oリング800によって、第1パイプ部80aとキャップ部材170の間の隙間が封止されている。このため、閉栓状態では、容器2の内容物である液体(水やオイル等)や粉状物がパイプ部80を通じて第1パイプ部80aとキャップ部材170の間の隙間から漏出することが防止されている。
(ノズル部材8の取り付け作業)
図16に示すように、ノズル部材8をバケット4に取り付ける際には、まず、シール設置部84(図7参照)にシール部材6(図8参照)を設置した状態のノズル部材8をバケット4の内側から貫通孔40に挿入する。図16に示す状態では、ノズル部材8は、貫通孔40を貫通している。第2フランジ部88は、前側壁面42よりも外側に位置している。嵌合部86の係合凸部860は、貫通孔40の係合凹部400に嵌合している。このため、ノズル部材8の凹部880は、上方向を向いた状態に位置決めされている。
図16に示すように、ノズル部材8をバケット4に取り付ける際には、まず、シール設置部84(図7参照)にシール部材6(図8参照)を設置した状態のノズル部材8をバケット4の内側から貫通孔40に挿入する。図16に示す状態では、ノズル部材8は、貫通孔40を貫通している。第2フランジ部88は、前側壁面42よりも外側に位置している。嵌合部86の係合凸部860は、貫通孔40の係合凹部400に嵌合している。このため、ノズル部材8の凹部880は、上方向を向いた状態に位置決めされている。
図16に示す状態とした後、図17に示すように、前側壁面42の外側面42bと第2フランジ部88の第2フランジ面88aの間において、係合解除状態の係止部材10をノズル部材8の上方に載置する。図17に示す状態では、係止部材10は、第1テーパ面110cおよび第2テーパ面120cにおいて第2フランジ部88に当接している。係止部材10の第1突出部116は、第2フランジ部88の凹部880に受け入れられている。このため、係止部材10は、ノズル部材8に摺動可能に保持されている。ここで、係止部材10を閉じるように第1アーム部材110および第2アーム部材120を相対的に回動させることで、係止部材10は外側面42bと第2フランジ面88aの間に差し込まれていく。
図18に示すように、係止部材10が差し込まれると、第2フランジ部88は、係止部材10の第1テーパ面110cおよび第2テーパ面120cによって第1方向に押し出される。第2フランジ部88が第1方向に押し出されると、ノズル部材8の全体が第1方向に押し出されて、第1フランジ部82も第1方向に押し出される。第1フランジ部82が第1方向に押し出されると、シール部材6は前側壁面42の内側面42aと第1フランジ部82の第1フランジ面82aによって押圧される。このため、図17に示す状態から係止部材10を閉じる操作によって、シール部材6を押圧状態にすることができる。
図17に示す状態から係止部材10を閉じて係合状態とすることで、図19に示すように、ノズル部材8の取り付け作業が完了した状態(取付完了状態)となる。取付完了状態では、係止部材10の第1対向面110bおよび第2対向面120bと、第2フランジ部88の第2フランジ面88aは当接している。取付完了状態では、係止部材10の第3対向面130bおよび第4対向面140bと、前側壁面42の外側面42bは当接している。取付完了状態では、係止部材10はシール部材6の押圧状態を維持しながらノズル部材8をバケット4に対して固定している。
なお、図13に示すように、容器2のユーザは、係合状態の係止部材10における第1の隙間114cまたは第2の隙間124cにマイナスドライバー等を挿し込んで第1係合部114と第2係合部124をY軸方向に互いに離反させることで、係合状態を解除することができる。このため、図19に示すように、係止部材10が外側面42bと第2フランジ面88aの間において係合状態となって取り付けられた場合であっても、係止部材10の係合解除をすることが可能となっている。
(変形例)
上記の実施例では、容器2が上方に開口した箱型形状を有しており、運搬車500に備えられている構成について説明した。別の実施例では、容器2は箱型形状を有していなくてもよく、運搬車500に備えられていなくてもよい。例えば、容器2は、上方に開口した円柱形状を有していてもよい。あるいは、容器2は、密閉容器であってもよい。
上記の実施例では、容器2が上方に開口した箱型形状を有しており、運搬車500に備えられている構成について説明した。別の実施例では、容器2は箱型形状を有していなくてもよく、運搬車500に備えられていなくてもよい。例えば、容器2は、上方に開口した円柱形状を有していてもよい。あるいは、容器2は、密閉容器であってもよい。
上記の実施例では、ノズル部材8を取り付けるための貫通孔40が前側壁面42に設けられている構成について説明した。別の実施例では、貫通孔40は前側壁面42以外の壁面に設けられていてもよい。例えば、貫通孔40は下側壁面44に設けられていてもよい。
上記の実施例では、貫通孔40が、係合凹部400を備えており、ノズル部材8の嵌合部86が、貫通孔40の係合凹部400に嵌合する係合凸部860を備えている構成について説明した。別の実施例では、貫通孔40は、係合凹部400を備えていなくてもよい。嵌合部86は、貫通孔40の係合凹部400に嵌合する係合凸部860を備えていなくてもよい。
上記の実施例では、第1アーム部材110と第2アーム部材120が同一形状を有しており、第1内周面110aが第1パイプ部80aの外周面の略半周分に沿って延びており、第2内周面120aが第1パイプ部80aの外周面の略半周分に沿って延びている構成について説明した。別の実施例では、第1アーム部材110と第2アーム部材120は同一形状を有していなくてもよく、第1内周面110aは第1パイプ部80aの外周面の略半周分に沿って延びていなくてもよく、第2内周面120aは第1パイプ部80aの外周面の略半周分に沿って延びていなくてもよい。例えば、第1内周面110aは第1パイプ部80aの外周面の4分の3周分に沿って延びていてもよく、第2内周面120aは第1パイプ部80aの外周面の4分の1周分に沿って延びていてもよい。
上記の実施例では、第1アーム部材110が、第1内周面110aと第1対向面110bに接続する第1テーパ面110cを備えており、第2アーム部材120が、第2内周面120aと第2対向面120bに接続する第2テーパ面120cを備えており、第1アーム部材110が、第2テーパ面120cに相当するテーパ面をさらに備えており、第2アーム部材120が、第1テーパ面110cに相当するテーパ面をさらに備えている構成について説明した。別の実施例では、第1アーム部材110および第2アーム部材120は、いずれのテーパ面も備えていなくてもよい。すなわち、第1内周面110aと第1対向面110bは、互いに垂直に接続していてもよい。第1内周面110aと第3対向面130bは、互いに垂直に接続していてもよい。第2内周面120aと第2対向面120bは、互いに垂直に接続していてもよい。第2内周面120aと第4対向面140bは、互いに垂直に接続していてもよい。この場合、ノズル部材8の取り付け作業を行う者は、図16に示す状態とした後、ノズル部材8をバケット4に対して第1方向側に引っ張りながら、外側面42bと第2フランジ面88aの間に係止部材10を差し込んでもよい。
上記の実施例では、第1アーム部材110が、第1突出部116を備えており、第2アーム部材120が、第2突出部126を備えており、ノズル部材8の第2フランジ部88が、第1突出部116および第2突出部126を受け入れる凹部880を備えている構成について説明した。別の実施例では、第1アーム部材110は、第1突出部116を備えていなくてもよい。第2アーム部材120は、第2突出部126を備えていなくてもよい。第2フランジ部88は、凹部880を備えていなくてもよい。
上記の実施例では、係合状態の係止部材10において、第1係合部114と第2係合部124の間に第1の隙間114cおよび第2の隙間124cが形成されており、係止部材10が外側面42bと第2フランジ面88aの間において係合状態となって取り付けられた場合であっても、係止部材10の係合解除をすることが可能となっている構成について説明した。別の実施例では、係合状態の係止部材10において、第1係合部114と第2係合部124の間に隙間が形成されていなくてもよい。係止部材10が外側面42bと第2フランジ面88aの間において係合状態となって取り付けられた場合には、係止部材10の係合解除をすることが不可能であってもよい。
上記の実施例では、シャフト部材150と、コード部材160と、キャップ保持部材162が、継ぎ目なく一体的に形成されており、これらとは別部材であるキャップ部材170が、キャップ保持部材162によって回転可能に保持されている構成について説明した。別の実施例では、シャフト部材150と、コード部材160と、キャップ保持部材162と、キャップ部材170が、継ぎ目なく一体的に形成されていてもよい。
上記の実施例では、第1フランジ部82がバケット4の内側に位置し、第1方向側において第1フランジ面82aを備えており、第2フランジ部88がバケット4の外側に位置し、第2方向側において第2フランジ面88aを備えており、シール部材6が内側面42aと第1フランジ面82aの間に配置されており、係止部材10を外側面42bと第2フランジ面88aの間に差し込んで係合状態とすることで、ノズル部材8の取り付けが完了する構成について説明した。別の実施例では、第1フランジ部82はバケット4の外側に位置し、第2方向側において第1フランジ面82aを備えていてもよく、第2フランジ部88はバケット4の内側に位置し、第1方向側において第2フランジ面88aを備えていてもよく、シール部材6は外側面42bと第1フランジ面82aの間に配置されていてもよく、係止部材10を内側面42aと第2フランジ面88aの間に差し込んで係合状態とすることで、ノズル部材8の取り付けが完了してもよい。
(対応関係)
1つまたはそれ以上の実施形態において、容器2は、貫通孔40を有する前側壁面42を備えるバケット4(容器本体の例)と、バケット4の貫通孔40に取り付けられるノズル部材8と、バケット4とノズル部材8の間を封止するシール部材6と、ノズル部材8をバケット4に対して係止する係止部材10を備えている。ノズル部材8は、前側壁面42の内側(一方側の例)から外側(他方側の例)まで貫通孔40を貫通するパイプ部80と、前側壁面42の内側でパイプ部80(第2パイプ部80b)から径方向外側に突出しており、貫通孔40よりも大きな外形形状を有する第1フランジ部82と、前側壁面42の外側でパイプ部80(第1パイプ部80a)に設けられた第2フランジ部88(係止部の例)を備えている。シール部材6は、前側壁面42の内側の面である内側面42a(第1面の例)と、前側壁面42の内側面42aに対向する第1フランジ部82の面である第1フランジ面82aの間に配置されている。係止部材10は、第1アーム部材110(第1係止部材の例)と、第2アーム部材120(第2係止部材の例)を備えている。第1アーム部材110の一方の端部は、第2アーム部材120の一方の端部にY軸(回動軸の例)周りに回動可能に連結されている。係止部材10は、第1アーム部材110の他方の端部と、第2アーム部材120の他方の端部が係合した係合状態とすることが可能である。前側壁面42の外側の面である外側面42b(第2面の例)と、第2フランジ部88の貫通孔40の方を向いた面である第2フランジ面88a(係止面の例)の間に、係止部材10を差し込んで、係止部材10を係合状態とすることで、係止部材10がバケット4とノズル部材8に取り付けられる。係止部材10がバケット4とノズル部材8に取り付けられた時に、シール部材6は、前側壁面42の内側面42aと第1フランジ部82の第1フランジ面82aによって押圧される。
1つまたはそれ以上の実施形態において、容器2は、貫通孔40を有する前側壁面42を備えるバケット4(容器本体の例)と、バケット4の貫通孔40に取り付けられるノズル部材8と、バケット4とノズル部材8の間を封止するシール部材6と、ノズル部材8をバケット4に対して係止する係止部材10を備えている。ノズル部材8は、前側壁面42の内側(一方側の例)から外側(他方側の例)まで貫通孔40を貫通するパイプ部80と、前側壁面42の内側でパイプ部80(第2パイプ部80b)から径方向外側に突出しており、貫通孔40よりも大きな外形形状を有する第1フランジ部82と、前側壁面42の外側でパイプ部80(第1パイプ部80a)に設けられた第2フランジ部88(係止部の例)を備えている。シール部材6は、前側壁面42の内側の面である内側面42a(第1面の例)と、前側壁面42の内側面42aに対向する第1フランジ部82の面である第1フランジ面82aの間に配置されている。係止部材10は、第1アーム部材110(第1係止部材の例)と、第2アーム部材120(第2係止部材の例)を備えている。第1アーム部材110の一方の端部は、第2アーム部材120の一方の端部にY軸(回動軸の例)周りに回動可能に連結されている。係止部材10は、第1アーム部材110の他方の端部と、第2アーム部材120の他方の端部が係合した係合状態とすることが可能である。前側壁面42の外側の面である外側面42b(第2面の例)と、第2フランジ部88の貫通孔40の方を向いた面である第2フランジ面88a(係止面の例)の間に、係止部材10を差し込んで、係止部材10を係合状態とすることで、係止部材10がバケット4とノズル部材8に取り付けられる。係止部材10がバケット4とノズル部材8に取り付けられた時に、シール部材6は、前側壁面42の内側面42aと第1フランジ部82の第1フランジ面82aによって押圧される。
上記の構成によれば、係止部材10を外側面42bと第2フランジ面88aの間に差し込むことで、ノズル部材8の全体が前側壁面42の内側から外側に向けて押し出されて、シール部材6が内側面42aと第1フランジ面82aによって押圧される。この状態から、係止部材10を係合状態とすることで、ノズル部材8のバケット4への取り付けが完了する。上記の構成によれば、ノズル部材8の取り付けを行う者は、係止部材10を取り付ける際に、シール部材6の押圧状態を維持するために、自ら係止部材10をシール部材6に向けて押圧しながら、係止部材10を係合状態とする必要がない。上記の構成によれば、容器2において、ノズル部材8の取り付けに要する時間や労力を低減することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、前側壁面42の内側は、バケット4の内側である。前側壁面42の外側は、バケット4の外側である。
係止部材10の取り付けをバケット4の内側で行う必要があると、特にバケット4の前側壁面42が大きい場合、作業に要する時間や労力が過大となる。上記の構成によれば、係止部材10の取り付けは、バケット4の外側からの作業のみで完了する。上記の構成によれば、容器2において、ノズル部材8の取り付けに要する時間や労力をさらに低減することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、第2フランジ部88は、パイプ部80(第1パイプ部80a)から径方向外側に突出するフランジ状に形成されている。第1アーム部材110は、パイプ部80(第1パイプ部80a)の外周面の略半周分(一部の例)に沿って延びる第1内周面110aを備えている。第2アーム部材120は、パイプ部80(第1パイプ部80a)の外周面の略半周分(残部の例)に沿って延びる第2内周面120aを備えている。係止部材10がバケット4とノズル部材8に取り付けられた時に、第2フランジ部88の径方向外側端部は、第1内周面110aおよび第2内周面120aよりも径方向外側に位置している。第1アーム部材110は、第1内周面110aから第2フランジ面88aに近づく方向に向かうにつれて、第1内周面110aの径方向外側に傾斜した第1テーパ面110c(または、第1テーパ面110cに相当する第2アーム部材120のテーパ面)を有している。第2アーム部材120は、第2内周面120aから第2フランジ面88aに近づく方向に向かうにつれて、第2内周面120aの径方向外側に傾斜した第2テーパ面120c(または、第2テーパ面120cに相当する第1アーム部材110のテーパ面)を有している。
上記の構成によれば、係止部材10を外側面42bと第2フランジ面88aの間に差し込む際、第1テーパ面110cおよび第2テーパ面120c(または、第1テーパ面110cおよび第2テーパ面120cに相当するテーパ面)(係止部材のテーパ面の例)に第2フランジ部88が当接する。第1テーパ面110cおよび第2テーパ面120c(または、第1テーパ面110cおよび第2テーパ面120cに相当するテーパ面)に当接した第2フランジ部88は第1テーパ面110cおよび第2テーパ面120c(または、第1テーパ面110cおよび第2テーパ面120cに相当するテーパ面)に沿って外側面42bから第2フランジ面88aに向かう第1方向に押し出される。上記の構成によれば、係止部材10の差し込み操作をスムーズに行うことができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、第1アーム部材110(または第2アーム部材120)(第1係止部材および第2係止部材の少なくとも一方の例)は、Y軸に沿う方向に突出しており、Y軸を中心とする第1円弧面116a(または、第2円弧面126a)を有する第1突出部116(または、第2突出部126)を備えている。第2フランジ部88は、第1突出部116(または、第2突出部126)を摺動可能に受け入れる凹部880を備えている。
ノズル部材8と係止部材10は別部品であるため、ノズル部材8の取り付け作業中に係止部材10が落下するおそれがある。上記の構成によれば、ノズル部材8が係止部材10の第1突出部116(または、第2突出部126)を受け入れる凹部880を備えているため、ノズル部材8の取り付け作業中における係止部材10の落下が防止されている。
1つまたはそれ以上の実施形態において、ノズル部材8は、パイプ部80(第2パイプ部80b)の外周面から径方向外側に突出しており、X軸方向に沿って延びる(パイプ部の中心軸に沿う方向に延びる例)係合凸部860をさらに備えている。貫通孔40は、係合凸部860に対応する係合凹部400を備えている。ノズル部材8を貫通孔40に取り付けた時に、係合凸部860は係合凹部400に篏合している。
ノズル部材8が貫通孔40に対して回転可能に取り付けられていると、ノズル部材8が回転することによってシール部材6における封止性能の低下を招くおそれがある。上記の構成によれば、係合凸部860と係合凹部400の嵌合により、ノズル部材8が貫通孔40に対して回転することが禁止されている。上記の構成によれば、シール部材6における封止性能の低下を防止することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、係止部材10は、係止部材10がバケット4とノズル部材8に取り付けられた状態において、係止部材10を係合状態から、第1アーム部材110の他方の端部と、第2アーム部材120の他方の端部が係合解除された係合解除状態に切換可能である。
容器2の実用性を考慮すると、容器2の用途に応じてノズル部材8を異なる種類のものに付け替えたい場合がある。上記の構成によれば、ノズル部材8に取り付けられた係止部材10の係合状態を解除して、係止部材10を取り外すことで、ノズル部材8をバケット4から取り外すことができる。上記の構成によれば、容器2の用途に応じてノズル部材8を異なる種類のものに付け替えることができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、係止部材10は、第1アーム部材110と第2アーム部材120をY軸周りに回動可能に連結するシャフト部材150と、前側壁面42の外側でパイプ部80(第1パイプ部80a)に着脱可能なキャップ部材170と、キャップ部材170を保持するキャップ保持部材162と、シャフト部材150とキャップ保持部材162を接続するコード部材160をさらに備えている。シャフト部材150と、キャップ保持部材162と、コード部材160は、継ぎ目なく一体的に形成されている。
例えば容器2の内容物を輸送する場合などには、ノズル部材8を通じた内容物の排出を一時的に停止するために、ノズル部材8にキャップ部材170を取り付けることが考えられる。この場合、キャップ部材170をノズル部材8から取り外した際に、キャップ部材170を紛失するおそれがある。上記の構成によれば、キャップ部材170は、ノズル部材8から取り外した場合でも、係止部材10によって保持されている。上記の構成によれば、キャップ部材170の紛失を防止することができる。
2 :容器
4 :バケット
6 :シール部材
8 :ノズル部材
8a :雌ネジ
10 :係止部材
40 :貫通孔
42 :前側壁面
42a :前側壁面の内側面
42b :前側壁面の外側面
44 :下側壁面
44a :下側壁面の内側面
61 :第1シール部
62 :第2シール部
80 :パイプ部
82 :第1フランジ部
82a :第1フランジ面
84 :シール設置部
86 :嵌合部
88 :第2フランジ部
88a :第2フランジ面
110 :第1アーム部材
110a :第1内周面
110b :第1対向面
110c :第1テーパ面
112 :第1連結孔
114 :第1係合部
114a :第1爪部
114b :第1段付き部
114c :第1の隙間
116 :第1突出部
116a :第1円弧面
120 :第2アーム部材
120a :第2内周面
120b :第2対向面
120c :第2テーパ面
122 :第2連結孔
124 :第2係合部
124a :第2爪部
124b :第2段付き部
124c :第2の隙間
126 :第2突出部
126a :第2円弧面
130b :第3対向面
140b :第4対向面
150 :シャフト部材
160 :コード部材
162 :キャップ保持部材
170 :キャップ部材
172 :溝部
174 :螺合部
174a :雄ネジ
176 :内壁
200 :排出部
400 :係合凹部
440 :窪み部
500 :運搬車
506 :ハンドルユニット
508 :バッテリボックス
510 :車台フレーム
512 :前輪ユニット
514 :後輪ユニット
518 :右側ハンドル
520 :左側ハンドル
540 :右前輪
542 :左前輪
549 :ブレーキレバー
550 :モータ
552 :ギヤボックス
560 :右側キャスター
562 :左側キャスター
566 :右後輪
568 :左後輪
572 :操作レバー
800 :Oリング
860 :係合凸部
880 :凹部
4 :バケット
6 :シール部材
8 :ノズル部材
8a :雌ネジ
10 :係止部材
40 :貫通孔
42 :前側壁面
42a :前側壁面の内側面
42b :前側壁面の外側面
44 :下側壁面
44a :下側壁面の内側面
61 :第1シール部
62 :第2シール部
80 :パイプ部
82 :第1フランジ部
82a :第1フランジ面
84 :シール設置部
86 :嵌合部
88 :第2フランジ部
88a :第2フランジ面
110 :第1アーム部材
110a :第1内周面
110b :第1対向面
110c :第1テーパ面
112 :第1連結孔
114 :第1係合部
114a :第1爪部
114b :第1段付き部
114c :第1の隙間
116 :第1突出部
116a :第1円弧面
120 :第2アーム部材
120a :第2内周面
120b :第2対向面
120c :第2テーパ面
122 :第2連結孔
124 :第2係合部
124a :第2爪部
124b :第2段付き部
124c :第2の隙間
126 :第2突出部
126a :第2円弧面
130b :第3対向面
140b :第4対向面
150 :シャフト部材
160 :コード部材
162 :キャップ保持部材
170 :キャップ部材
172 :溝部
174 :螺合部
174a :雄ネジ
176 :内壁
200 :排出部
400 :係合凹部
440 :窪み部
500 :運搬車
506 :ハンドルユニット
508 :バッテリボックス
510 :車台フレーム
512 :前輪ユニット
514 :後輪ユニット
518 :右側ハンドル
520 :左側ハンドル
540 :右前輪
542 :左前輪
549 :ブレーキレバー
550 :モータ
552 :ギヤボックス
560 :右側キャスター
562 :左側キャスター
566 :右後輪
568 :左後輪
572 :操作レバー
800 :Oリング
860 :係合凸部
880 :凹部
Claims (7)
- 貫通孔を有する壁面を備える容器本体と、
前記容器本体の前記貫通孔に取り付けられるノズル部材と、
前記容器本体と前記ノズル部材の間を封止するシール部材と、
前記ノズル部材を前記容器本体に対して係止する係止部材を備えており、
前記ノズル部材は、前記壁面の一方側から他方側まで前記貫通孔を貫通するパイプ部と、前記壁面の前記一方側で前記パイプ部から径方向外側に突出しており、前記貫通孔よりも大きな外形形状を有するフランジ部と、前記壁面の前記他方側で前記パイプ部に設けられた係止部を備えており、
前記シール部材は、前記壁面の前記一方側の面である第1面と、前記壁面の前記第1面に対向する前記フランジ部の面であるフランジ面の間に配置されており、
前記係止部材は、第1係止部材と、第2係止部材を備えており、
前記第1係止部材の一方の端部は、前記第2係止部材の一方の端部に回動軸周りに回動可能に連結されており、
前記係止部材は、前記第1係止部材の他方の端部と、前記第2係止部材の他方の端部が係合した係合状態とすることが可能であり、
前記壁面の前記他方側の面である第2面と、前記係止部の前記貫通孔の方を向いた面である係止面の間に、前記係止部材を差し込んで、前記係止部材を係合状態とすることで、前記係止部材が前記容器本体と前記ノズル部材に取り付けられ、
前記係止部材が前記容器本体と前記ノズル部材に取り付けられた時に、前記シール部材が、前記壁面の前記第1面と前記フランジ部の前記フランジ面によって押圧される、容器。 - 前記壁面の前記一方側が、前記容器本体の内側であって、
前記壁面の前記他方側が、前記容器本体の外側である、請求項1の容器。 - 前記係止部が、前記パイプ部から径方向外側に突出するフランジ状に形成されており、
前記第1係止部材が、前記パイプ部の外周面の一部に沿って延びる第1内周面を備えており、
前記第2係止部材が、前記パイプ部の外周面の残部に沿って延びる第2内周面を備えており、
前記係止部材が前記容器本体と前記ノズル部材に取り付けられた時に、前記係止部の径方向外側端部は、前記第1内周面および前記第2内周面よりも径方向外側に位置しており、
前記第1係止部材が、前記第1内周面から前記係止面に近づく方向に向かうにつれて、前記第1内周面の径方向外側に傾斜した第1テーパ面を有しており、
前記第2係止部材が、前記第2内周面から前記係止面に近づく方向に向かうにつれて、前記第2内周面の径方向外側に傾斜した第2テーパ面を有する、請求項1または2の容器。 - 前記第1係止部材および前記第2係止部材の少なくとも一方が、前記回動軸に沿う方向に突出しており、前記回動軸を中心とする円弧面を有する突出部を備えており、
前記係止部が、前記突出部を摺動可能に受け入れる凹部を備えている、請求項1から3の何れか一項の容器。 - 前記ノズル部材が、前記パイプ部の外周面から径方向外側に突出しており、前記パイプ部の中心軸に沿う方向に延びる係合凸部をさらに備えており、
前記貫通孔が、前記係合凸部に対応する係合凹部を備えており、
前記ノズル部材を前記貫通孔に取り付けた時に、前記係合凸部が前記係合凹部に篏合する、請求項1から4の何れか一項の容器。 - 前記係止部材が、前記係止部材が前記容器本体と前記ノズル部材に取り付けられた状態において、前記係止部材を前記係合状態から、前記第1係止部材の他方の端部と、前記第2係止部材の他方の端部が係合解除された係合解除状態に切換可能である、請求項1から5の何れか一項の容器。
- 前記係止部材が、
前記第1係止部材と前記第2係止部材を前記回動軸周りに回動可能に連結するシャフト部材と、
前記壁面の前記他方側で前記パイプ部の先端に着脱可能なキャップ部材と、
前記キャップ部材を保持するキャップ保持部材と、
前記シャフト部材と前記キャップ保持部材を接続するコード部材をさらに備えており、
前記シャフト部材と、前記キャップ保持部材と、前記コード部材が、継ぎ目なく一体的に形成されている、請求項1から6の何れか一項の容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021153186A JP2023045015A (ja) | 2021-09-21 | 2021-09-21 | 容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021153186A JP2023045015A (ja) | 2021-09-21 | 2021-09-21 | 容器 |
Publications (1)
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---|---|
JP2023045015A true JP2023045015A (ja) | 2023-04-03 |
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Family Applications (1)
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JP2021153186A Pending JP2023045015A (ja) | 2021-09-21 | 2021-09-21 | 容器 |
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