JP2023043714A - 情報生成装置、情報生成方法及び情報生成プログラム - Google Patents

情報生成装置、情報生成方法及び情報生成プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】工事現場にある資材の原価管理を適正に行う。【解決手段】本実施形態では、情報生成装置は、制御部を備え、工事現場に移動された資材の品名、数量及び単価を含む第一データを生成する第一データ生成手段と、前記資材の金額を前記第一データに含まれる品名の資材の数量及び単価に基づいて算出し、当該資材を工事現場の在庫とした借方科目を設定して当該金額を仕訳した第一仕訳情報を生成する第一仕訳情報生成手段と、前記工事現場で使用された前記資材の品名、数量及び単価を含む第二データを生成する第二データ生成手段と、使用された前記資材の金額を前記第二データに含まれる品名の資材の数量及び単価に基づいて算出し、当該資材を未成工事支出金とした借方科目を設定して当該金額を仕訳した第二仕訳情報を生成する第二仕訳情報生成手段と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、情報生成装置、情報生成方法及び情報生成プログラムに関する。
建設業等の工事に係る分野で原価管理を行う発明として、例えば特許文献1に開示された情報生成装置がある。この情報生成装置は、工事に対して入庫された資機材について原価情報を生成し、原価情報毎に貯蔵品に関する借方勘定科目及び所定の原価科目に対応する貸方勘定科目が設定された仕訳情報を生成する。また、この情報生成装置は、工事に対して出庫する資機材について原価情報を生成し、原価情報毎に所定の原価科目に対応する借方勘定科目及び貯蔵品に関する貸方勘定科目が設定された仕訳情報を生成する。
特開2021-51475号公報
建設等の工事では、工事現場に資材を搬送した場合、工事現場の資材が未使用の資材も含めて未成工事支出金として原価計上されてしまうと、正しい原価管理ができなくなる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、工事現場にある資材の原価管理を適正に行うことができる情報生成装置、情報生成方法及び情報生成プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る情報生成装置は、制御部を備える情報生成装置であって、工事現場に移動された資材の品名、数量及び単価を含む第一データを生成する第一データ生成手段と、前記資材の金額を前記第一データに含まれる品名の資材の数量及び単価に基づいて算出し、当該資材を工事現場の在庫とした借方科目を設定して当該金額を仕訳した第一仕訳情報を生成する第一仕訳情報生成手段と、前記工事現場で使用された前記資材の品名、数量及び単価を含む第二データを生成する第二データ生成手段と、使用された前記資材の金額を前記第二データに含まれる品名の資材の数量及び単価に基づいて算出し、当該資材を未成工事支出金とした借方科目を設定して当該金額を仕訳した第二仕訳情報を生成する第二仕訳情報生成手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る情報生成装置において、前記第一仕訳情報生成手段は、前記工事現場への前記資材の供給元に応じて前記資材の貸方科目を設定してもよい。
また、本発明に係る情報生成方法は、制御部を備える情報生成装置の前記制御部で実行される情報生成方法であって、工事現場に移動された資材の品名、数量及び単価を含む第一データを生成する第一データ生成ステップと、前記資材の金額を前記第一データに含まれる品名の資材の数量及び単価に基づいて算出し、当該資材を工事現場の在庫とした借方科目を設定して当該金額を仕訳した第一仕訳情報を生成する第一仕訳情報生成ステップと、前記工事現場で使用された前記資材の品名、数量及び単価を含む第二データを生成する第二データ生成ステップと、使用された前記資材の金額を前記第二データに含まれる品名の資材の数量及び単価に基づいて算出し、当該資材を未成工事支出金とした借方科目を設定して当該金額を仕訳した第二仕訳情報を生成する第二仕訳情報生成ステップと、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る情報生成プログラムは、コンピュータに、工事現場に移動された資材の品名、数量及び単価を含む第一データを生成する第一データ生成ステップと、前記資材の金額を前記第一データに含まれる品名の資材の数量及び単価に基づいて算出し、当該資材を工事現場の在庫とした借方科目を設定して当該金額を仕訳した第一仕訳情報を生成する第一仕訳情報生成ステップと、前記工事現場で使用された前記資材の品名、数量及び単価を含む第二データを生成する第二データ生成ステップと、使用された前記資材の金額を前記第二データに含まれる品名の資材の数量及び単価に基づいて算出し、当該資材を未成工事支出金とした借方科目を設定して当該金額を仕訳した第二仕訳情報を生成する第二仕訳情報生成ステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、工事現場にある資材の原価管理を適正に行うことができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る業務支援装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、実施形態に係る商品マスタ、工事種類マスタ、取引区分別商品別科目マスタ、プロジェクト原価科目区分マスタ、及びプロジェクト原価科目区分内訳マスタの一例を示す図である。 図3は、実施形態に係る契約データの一例を示す図である。 図4は、実施形態に係る仕入データ、在庫データ、仕訳情報の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る移動処理データ、移動データ、在庫データ及び仕訳情報の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る表示画面の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係る移動処理データ、移動データ、在庫データ及び仕訳情報の一例を示す図である。 図8は、実施形態に係る仕訳情報の一例を示す図である。 図9は、実施形態に係る仕入データと仕訳情報の一例を示す図である。 図10は、実施形態に係る表示画面の一例を示す図である。 図11は、実施形態に係る移動処理データ、移動データ及び仕訳情報の一例を示す図である。
以下に、本発明に係る情報生成装置、情報生成方法及び情報生成プログラムの実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。
[1.構成]
本実施形態にかかる情報生成装置の一例である業務支援装置の構成の一例について、図1を参照して説明する。図1は、実施形態にかかる業務支援装置の一例を示すブロック図である。
業務支援装置100は、建設業における原価管理や仕訳を支援する装置である。業務支援装置100は、例えば、建設業を行う建設業者の事業所に設置される。
業務支援装置100は、例えば、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。ただし、業務支援装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
業務支援装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。業務支援装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、業務支援装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等であり、業務支援装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有する。
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力手段としての出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、及びマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
記憶部106には、各種のデータベース、テーブルおよびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。記憶部106には、例えば、商品マスタ106a、工事種類マスタ106b、取引区分別商品別科目マスタ106c、プロジェクト原価科目区分マスタ106d、及びプロジェクト原価科目区分内訳マスタ106eが格納されている。また、記憶部106には、契約データ106f、仕入データ106g、在庫データ106h、移動処理データ106i、及び移動データ106jが格納されている。なお、記憶部106に格納されるマスタやデータは、例えばサーバ200に格納され、制御部102が処理するマスタやデータは、サーバ200から取得してもよい。
図2は、商品マスタ106a、工事種類マスタ106b、取引区分別商品別科目マスタ106c、プロジェクト原価科目区分マスタ106d、及びプロジェクト原価科目区分内訳マスタ106eの一例を示す図である。商品マスタ106aは、例えば建設工事などの工事で使用される資材に関する情報を資材単位で管理するためのマスタであり、例えば、資材の商品コード、資材の商品名、プロジェクト原価科目区分を含む。工事種類マスタ106bは、工事に関する契約を管理するマスタであり、工事種類コード、工事種類名及び事業区分を含む。取引区分別商品別科目マスタ106cは、資材の取引に応じた勘定科目を管理するマスタであり、入力区分、取引区分、商品コード、及び勘定科目を含む。プロジェクト原価科目区分マスタ106dは、工事に関する勘定科目を管理するマスタであり、プロジェクト原価科目区分、プロジェクト原価科目区分名及び勘定科目を含む。プロジェクト原価科目区分内訳マスタ106eは、工事に関する資材の勘定科目を管理するマスタであり、プロジェクト原価科目区分、事業区分及び勘定科目を含む。
契約データ106fは、建設業者が請け負った工事の契約に関する情報を管理するデータである。契約データ106fは、PJ番号、契約番号、契約行番号、工事種類及び契約名を含む。
仕入データ106gは、建設業者が請け負った工事で使用される資材に関する情報を管理するデータである。仕入データ106gは、仕入番号、仕入行番号、仕入区分、商品、数量、単価、金額、PJ番号、契約番号、契約行番号を含む。
在庫データ106hは、工事で使用される資材の在庫を管理するデータである。在庫データ106hは、倉庫、商品、数量を含む。
移動処理データ106iは、工事で使用される資材の移動元と移動先を管理するデータである。移動処理データ106iは、移動処理番号、移動処理行番号、移動処理区分、商品、数量、単価、金額、移動番号1、移動番号2、移動元(倉庫、PJ番号、契約番号、契約行番号)、移動先(倉庫、PJ番号、契約番号、契約行番号)を含む。
移動データ106jは、工事で使用される資材の移動を管理するデータである。移動データ106jは、移動番号、移動行番号、移動区分、倉庫、商品、数量、単価、金額、PJ番号、契約番号及び契約行番号を含む。
制御部102は、業務支援装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラムや各種の処理手順等を規定したプログラム、所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。制御部102は、機能概念的に、第一データ生成部102a、第一仕訳情報生成部102b、第二データ生成部102c、及び第二仕訳情報生成部102dを備えている。
第一データ生成手段としての第一データ生成部102aは、工事現場に移動された資材の品名、数量及び単価を含む第一データとして、仕入データ106g及び移動データ106jを生成する。
第一仕訳情報生成手段としての第一仕訳情報生成部102bは、仕入データ106g又は移動データ106jに基づいて、第一仕訳情報として後述する仕訳情報502や仕訳情報507を生成する。
第二データ生成手段としての第二データ生成部102cは、工事現場に移動されて使用された資材の品名、数量及び単価を含む第二データとして、移動処理データ106i及び移動データ106jを生成する。
第二仕訳情報生成手段としての第二仕訳情報生成部102d、移動データ106jに基づいて、第二仕訳情報として後述する仕訳情報503や仕訳情報508を生成する。
[2.処理の具体例]
ここでは、業務支援装置100で実行される処理の具体例について、図3から図11を参照して説明する。なお、以下の説明においては、建設業者が工事の請負契約を交わし、当該工事について建設業者の倉庫から工事現場に資材を投入する場合に業務支援装置100が行う処理と、倉庫を介さずに工事現場に資材を直接投入する場合に業務支援装置100が行う処理について説明する。
まず、建設業者の倉庫から工事現場に資材を投入する場合に業務支援装置100が行う処理について説明する。オペレーターは、建設業者が工事の請負契約を交わした場合、交わした請負契約を管理するための契約データ106fを、入力装置112を操作して生成する。
例えば、オペレーターが、入力装置112を操作し、モニタ114に表示される工事の請負契約を登録するための画面で請負契約の契約名を登録すると、業務支援装置100は、図3に示すように、契約名「○○工事契約」、工事種類「工事」、PJ番号「PJ00000001」、契約番号「PJJUC00001」、契約行番号「001」を契約データ106fの1行目に格納する。契約データ106fの1行目のデータは、登録される請負契約に対応したデータである。説明の便宜上、契約データ106fの1行目のデータを、工事管理用の契約と称する場合がある。契約データ106fの1行目のPJ番号「PJ00000001」は、登録される請負契約に一意に定められた番号である。契約データ106fの1行目の契約番号「PJJUC00001」は、工事管理用の契約に一意に定められた番号である。
また、業務支援装置100は、契約名「○○工事契約(現場在庫管理)」、工事種類「現場在庫」、PJ番号「PJ00000001」、契約番号「PJJUC00002」、契約行番号「001」を契約データ106fの2行目に格納する。契約データ106fの2行目のデータは、請負契約に係る工事で使用する資材の現場在庫の管理に用いられるデータである。説明の便宜上、契約データ106fの2行目のデータを、現場在庫管理用の契約と称する場合がある。契約番号「PJJUC00002」は、現場在庫管理用の契約に一意に定められた番号である。
請負契約に係る工事について、倉庫から工事現場に資材を投入する場合、オペレーターは、工事で使用するための資材を業務支援装置100に登録し、仕入データ106gと、在庫データ106hを生成する。具体的には、オペレーターは、資材を建設業者の倉庫から工事現場に投入する場合、入力装置112を操作し、モニタ114に表示される工事で使用する資材を登録するための画面において、仕入区分として「倉庫仕入」を指定し、資材が保管される倉庫の倉庫名、資材の商品名、数量、単価を入力する。
例えば、仕入区分として「倉庫仕入」が指定され、倉庫名として「倉庫A」、商品名として「資材A」、数量として「500」、単価として「100円」が入力された場合、業務支援装置100は、図4に示すように、仕入番号「SII0000001」、仕入行番号「001」、仕入区分「倉庫仕入」、商品「資材A」、数量「500」、単価「100」、金額「50,000」を仕入データ106gに格納する。なお、金額「50,000」は、数量「500」と単価「100」を乗じて算出される。また、業務支援装置100は、倉庫「倉庫A」、商品「資材A」、数量「500」を対応付けて在庫データ106hに格納する。また、仕入区分として「倉庫仕入」が指定され、倉庫名として「倉庫A」、商品名として「資材B」、数量として「500」、単価として「200円」が入力された場合、業務支援装置100は、図4に示すように、仕入番号「SII0000001」、仕入行番号「002」、仕入区分「倉庫仕入」、商品「資材B」、数量「500」、単価「200」、金額「100,000」を仕入データ106gに格納する。なお、金額「100,000」は、数量「500」と単価「200」を乗じて算出される。また、業務支援装置100は、倉庫「倉庫A」、商品「資材B」、数量「500」を対応付けて在庫データ106hに格納する。なお、この時点では、資材A及び資材Bについて使用される工事が決まっていないため、仕入データ106gのPJ番号、契約番号、契約行番号は、未登録となる。
ここで、「○○工事契約」についての仕訳の操作をオペレーターが業務支援装置100で行うと、業務支援装置100は、この時点において仕入データ106gにPJ番号及び契約番号が含まれていないため、商品マスタ106aと取引区分別商品別科目マスタ106cを参照して借方科目を決定する。
例えば、業務支援装置100は、仕入データ106gの1行目から、商品「資材A」で商品マスタ106aを参照して「資材A」の商品コード「S001」を取得し、入力区分「仕入」、1行目の取引区分「倉庫仕入」、取得した商品コード「S001」で取引区分別商品別科目マスタ106cを参照して勘定科目「材料(在庫)」を取得する。また、業務支援装置100は、仕入データ106gの2行目から、商品「資材B」で商品マスタ106aを参照して「資材B」の商品コード「S002」を取得し、入力区分「仕入」、2行目の取引区分「倉庫仕入」、取得した商品コード「S002」で取引区分別商品別科目マスタ106cを参照して勘定科目「材料(在庫)」を取得する。業務支援装置100は、仕入データ106gと取得した勘定科目に基づいて図4に示す仕訳情報501を生成する。
次に、契約名「○○工事契約」である工事について、倉庫Aから資材A及び資材Bを工事現場へ送った場合、オペレーターは、入力装置112を操作して資材Aと資材Bの移動を業務支援装置100に登録する。ここで、オペレーターは、入力装置112を操作し、モニタ114に表示される資材の移動を登録するための画面で工事の契約名、資材の移動処理区分、工事で使用するために倉庫から移動する資材の商品名、移動する資材の数量を入力する。
例えば、オペレーターが、契約名として「○○工事契約」、移動処理区分として「現場投入」、商品名として「資材A」、数量として「100」を入力装置112で入力すると、業務支援装置100は、図5に示すように、移動処理番号「IDS0000001」、移動処理行番号「001」、移動処理区分「現場投入」、商品「資材A」、数量「100」、単価「100」、金額「10,000」、移動番号1「IDO0000001」を移動処理データ106iに格納する。また、倉庫Aから100個の資材Aが移動するため、業務支援装置100は、在庫データ106hにおいて、商品「資材A」の数量を「400」に更新する。また、業務支援装置100は、移動処理データ106iの移動元のカラムの1行目を、資材が保管されていた「倉庫A」に更新する。また、業務支援装置100は、入力された契約名「○○工事契約」で契約データ106fを参照してPJ番号「PJ00000001」と、契約番号「PJJUC00002」を取得し、取得したPJ番号と契約番号を、移動処理データ106iの移動先のカラムの1行目のPJ番号のカラムと契約番号のカラムに格納する。
また、オペレーターが、契約名として「○○工事契約」、移動処理区分として「現場投入」、商品名として「資材B」、数量として「200」を入力すると、業務支援装置100は、図5に示すように、移動処理番号「IDS0000001」、移動処理行番号「002」、移動処理区分「現場投入」、商品「資材B」、数量「200」、単価「200」、金額「40,000」、移動番号「IDO0000001」を移動処理データ106iに格納する。また、倉庫Aから200個の資材Bが移動するため、業務支援装置100は、在庫データ106hにおいて、商品「資材B」の数量を「300」に更新する。また、業務支援装置100は、移動処理データ106iの移動元のカラムの2行目を、資材が保管されていた「倉庫A」に更新する。また、業務支援装置100は、入力された契約名「○○工事契約」で契約データ106fを参照してPJ番号「PJ00000001」と、契約番号「PJJUC00002」を取得し、取得したPJ番号と契約番号を移動処理データ106iの移動先のカラムの2行目のPJ番号のカラムと契約番号のカラムに格納する。
なお、業務支援装置100は、移動処理データ106iの移動番号1と移動番号2を、オペレーターが指定した移動処理区分によって定める。業務支援装置100は、移動処理区分として「現場投入」が指定された場合、一つの伝票に対して一つの移動番号を定め、移動番号1のカラムを同一の移動番号で更新し、更新した移動番号1に対して移動元である倉庫から移動先である在庫管理用の契約に資材を移動する仕訳生成用の移動データ106jを生成する。上述したように、移動処理区分で「現場投入」が入力された場合、ここで業務支援装置100は、図5に示す移動データ106jを生成する。
ここで、「○○工事契約」について仕訳の操作をオペレーターが業務支援装置100で行うと、業務支援装置100は、まず貸方科目を決定する。例えば、業務支援装置100は、移動データ106jの1行目から、商品「資材A」で商品マスタ106aを参照して「資材A」の商品コード「S001」を取得し、入力区分「移動」、取引区分「契約投入」、取得した商品コード「S001」で取引区分別商品別科目マスタ106cを参照して勘定科目「材料(在庫)」を取得する。また、業務支援装置100は、移動データ106jの2行目から、商品「資材B」で商品マスタ106aを参照して「資材B」の商品コード「S002」を取得し、入力区分「移動」、取引区分「契約投入」、取得した商品コード「S002」で取引区分別商品別科目マスタ106cを参照して勘定科目「材料(在庫)」を取得する。
次に業務支援装置100は、借方科目を決定する。例えば、業務支援装置100は、移動データ106jの1行目から、商品「資材A」で商品マスタ106aを参照して「資材A」のプロジェクト原価科目区分「G001」を取得する。業務支援装置100は、移動データ106jの1行目から契約番号「PJJUC00002」で契約データ106fを参照して工事種類「現場在庫」を取得し、取得した工事種類「現場在庫」で工事種類マスタ106bを参照して事業区分「Z002」を取得する。業務支援装置100は、取得したプロジェクト原価科目区分「G001」と取得した事業区分「Z002」でプロジェクト原価科目区分内訳マスタ106eを参照して勘定科目「材料(現場在庫)」を決定する。
また、業務支援装置100は、移動データ106jの2行目から、商品「資材B」で商品マスタ106aを参照して「資材B」のプロジェクト原価科目区分「G002」を取得する。業務支援装置100は、移動データ106jの2行目から契約番号「PJJUC00002」で契約データ106fを参照して工事種類「現場在庫」を取得し、取得した工事種類で工事種類マスタ106bを参照して事業区分「Z002」を取得する。業務支援装置100は、取得したプロジェクト原価科目区分「G002」と取得した事業区分「Z002」でプロジェクト原価科目区分内訳マスタ106eを参照して勘定科目「材料(現場在庫)」を決定する。業務支援装置100は、移動データ106jと取得した勘定科目に基づいて図5に示す仕訳情報502を生成する。
次に、契約名「○○工事契約」である工事について、工事現場へ送られた資材A及び資材Bを工事現場で使用した場合、オペレーターは、入力装置112を操作して資材Aと資材Bの移動を業務支援装置100に登録する。なお、資材の工事現場での使用を登録するための画面では、仕入データ106gの仕入区分が「倉庫仕入」である場合、移動処理データ106iに基づいて、例えば、資材の移動元の在庫を表示する図6に示す表示画面601がモニタ114で表示され、工事現場において使用されていない資材の在庫を確認することができる。
ここで、オペレーターは、入力装置112を操作し、モニタ114に表示される資材の移動を登録するための画面で工事の契約名、資材の移動処理区分、工事で使用する資材の商品名、移動する資材の数量を入力する。例えば、オペレーターが、契約名として「○○工事契約」、移動処理区分として「原価投入」、商品名として「資材A」、数量として「50」を入力すると、業務支援装置100は、図7に示すように、移動処理データ106iで移動処理行番号「001」のレコードを、移動処理区分「原価投入」、数量「50」、金額「5,000」、移動番号1「IDO0000002」、移動番号2「IDO0000003」に更新する。また、業務支援装置100は、入力された契約名「○○工事契約」に係る契約データ106fで現場在庫管理用の契約のデータを参照してPJ番号「PJ00000001」と、契約番号「PJJUC00002」を取得し、取得したPJ番号と契約番号を、移動処理データ106iの移動元のカラムの1行目のPJ番号のカラムと契約番号のカラムに格納する。また、業務支援装置100は、入力された契約名「○○工事契約」に係る契約データ106fで工事管理用の契約のデータを参照してPJ番号「PJ00000001」と、契約番号「PJJUC00001」を取得し、取得したPJ番号と契約番号を移動処理データ106iの移動先のカラムの1行目のPJ番号のカラムと契約番号のカラムに格納する。
また、オペレーターが、契約名として「○○工事契約」、移動処理区分として「原価投入」、商品名として「資材B」、数量として「100」を入力すると、業務支援装置100は、図7に示すように、移動処理データ106iで移動処理行番号「002」のレコードを、移動処理区分「原価投入」、数量「100」、金額「20,000」、移動番号1「IDO0000004」、移動番号2「IDO0000005」に更新する。また、業務支援装置100は、入力された契約名「○○工事契約」に係る契約データ106fで現場在庫管理用の契約のデータを参照してPJ番号「PJ00000001」と、契約番号「PJJUC00002」を取得し、取得したPJ番号と契約番号を移動処理データ106iの移動元のカラムの2行目のPJ番号のカラムと契約番号のカラムに格納する。また、業務支援装置100は、入力された契約名「○○工事契約」に係る契約データ106fで工事管理用の契約のデータを参照してPJ番号「PJ00000001」と、契約番号「PJJUC00001」を取得し、取得したPJ番号と契約番号を、移動処理データ106iの移動先のカラムの2行目のPJ番号のカラムと契約番号のカラムに格納する。
なお、業務支援装置100は、移動処理データ106iの移動番号1と移動番号2を、オペレーターが指定した移動処理区分によって定める。業務支援装置100は、移動処理区分として「原価投入」が指定された場合、一つの伝票に対して二つの移動番号を定め、一方を移動番号1のカラムに格納し、他方を移動番号2のカラムに格納する。
業務支援装置100は、図7に示すように、更新した移動番号1に対して移動元契約からダミー倉庫へ資材を移動する仕訳生成用のデータと、更新した移動番号2に対してダミー倉庫から移動先契約へ資材を移動する仕訳生成用のデータを含む移動データ106jを生成する。
ここで、「○○工事契約」について仕訳の操作をオペレーターが業務支援装置100で行うと、業務支援装置100は、まず貸方科目を決定する。例えば、業務支援装置100は、移動データ106jの1行目から、商品「資材A」で商品マスタ106aを参照して「資材A」の商品コード「S001」を取得し、入力区分「移動」、取引区分「契約投入」、取得した商品コード「S001」で取引区分別商品別科目マスタ106cを参照して勘定科目「材料(在庫)」を取得する。また、業務支援装置100は、移動データ106jの2行目から、商品「資材A」で商品マスタ106aを参照して「資材A」の商品コード「S001」を取得し、入力区分「移動」、取引区分「契約投入」、取得した商品コード「S001」で取引区分別商品別科目マスタ106cを参照して勘定科目「材料(在庫)」を取得する。
業務支援装置100は、移動データ106jの3行目から、商品「資材B」で商品マスタ106aを参照して「資材B」の商品コード「S002」を取得し、入力区分「移動」、取引区分「契約投入」、取得した商品コード「S002」で取引区分別商品別科目マスタ106cを参照して勘定科目「材料(在庫)」を取得する。また、業務支援装置100は、移動データ106jの4行目から、商品「資材B」で商品マスタ106aを参照して「資材B」の商品コード「S002」を取得し、入力区分「移動」、取引区分「契約投入」、取得した商品コード「S002」で取引区分別商品別科目マスタ106cを参照して勘定科目「材料(在庫)」を取得する。
次に業務支援装置100は、借方科目を決定する。業務支援装置100は、移動データ106jの1行目から、商品「資材A」で商品マスタ106aを参照して「資材A」のプロジェクト原価科目区分「G001」を取得する。業務支援装置100は、移動データ106jの1行目から契約番号「PJJUC00002」で契約データ106fを参照して工事種類「現場在庫」を取得し、取得した工事種類で工事種類マスタ106bを参照して事業区分「Z002」を取得する。業務支援装置100は、取得したプロジェクト原価科目区分「G001」と取得した事業区分「Z002」でプロジェクト原価科目区分内訳マスタ106eを参照して勘定科目「材料(現場在庫)」を決定する。
業務支援装置100は、移動データ106jの3行目から、商品「資材B」で商品マスタ106aを参照して「資材B」のプロジェクト原価科目区分「G002」を取得する。業務支援装置100は、移動データ106jの3行目から契約番号「PJJUC00002」で契約データ106fを参照して工事種類「現場在庫」を取得し、取得した工事種類で工事種類マスタ106bを参照して事業区分「Z002」を取得する。業務支援装置100は、取得したプロジェクト原価科目区分「G002」と取得した事業区分「Z002」でプロジェクト原価科目区分内訳マスタ106eを参照して勘定科目「材料(現場在庫)」を決定する。
業務支援装置100は、移動データ106jの2行目から、商品「資材A」で商品マスタ106aを参照して「資材A」のプロジェクト原価科目区分「G001」を取得する。業務支援装置100は、移動データ106jの2行目から契約番号「PJJUC00001」で契約データ106fを参照して工事種類「工事」を取得し、取得した工事種類で工事種類マスタ106bを参照して事業区分「Z001」を取得する。業務支援装置100は、取得したプロジェクト原価科目区分「G001」と取得した事業区分「Z001」でプロジェクト原価科目区分内訳マスタ106eを参照する。ここで、プロジェクト原価科目区分内訳マスタ106eには、プロジェクト原価科目区分「G001」と事業区分「Z001」の組み合わせがないため、プロジェクト原価科目区分「G001」でプロジェクト原価科目区分マスタ106dを参照して勘定科目「未成工事支出金」を決定する。
業務支援装置100は、移動データ106jの4行目から、商品「資材B」で商品マスタ106aを参照して「資材B」のプロジェクト原価科目区分「G002」を取得する。業務支援装置100は、移動データ106jの4行目から契約番号「PJJUC00001」で契約データ106fを参照して工事種類「工事」を取得し、取得した工事種類で工事種類マスタ106bを参照して事業区分「Z001」を取得する。業務支援装置100は、取得したプロジェクト原価科目区分「G002」と取得した事業区分「Z001」でプロジェクト原価科目区分内訳マスタ106eを参照する。ここで、プロジェクト原価科目区分内訳マスタ106eには、プロジェクト原価科目区分「G002」と事業区分「Z001」の組み合わせがないため、プロジェクト原価科目区分「G002」でプロジェクト原価科目区分マスタ106dを参照して勘定科目「未成工事支出金」を決定する。
業務支援装置100は、移動データ106jと取得した勘定科目に基づいて図7に示す仕訳情報503を生成する。具体的には、業務支援装置100は、移動データ106jの1行目(1明細目)と3行目(3明細目)に基づいて、取得した勘定科目「材料(在庫)」及び勘定科目「材料(現場在庫)」で図8に示す仕訳情報504を生成し、仕訳情報504の貸借を反転して仕訳情報505を生成する。また、業務支援装置100は、移動データ106jの2行目(2明細目)と4行目(4明細目)に基づいて、取得した勘定科目「材料(在庫)」及び勘定科目「未成工事支出金」で図8に示す仕訳情報506を生成する。業務支援装置100は、仕訳情報505と仕訳情報506を合わせて材料(在庫)の金額を相殺して仕訳情報503を生成する。
次に、倉庫を介さずに工事現場に資材を直接投入する場合に業務支援装置100が行う処理について説明する。オペレーターは、建設業者が工事の請負契約を交わした場合、交わした請負契約を管理するための契約データ106fを、入力装置112を操作して生成する。ここでは、建設業者の倉庫から工事現場に資材を投入する場合と同様に、図3に示す契約データ106fが生成される。
請負契約に係る工事について、倉庫を介さずに工事現場に資材を直接投入する場合、オペレーターは、工事で使用するための資材を業務支援装置100に登録し、仕入データ106gを生成する。具体的には、オペレーターは、資材を工事現場に資材を直接投入する場合、入力装置112を操作し、モニタ114に表示される工事で使用する資材を登録するための画面において、工事名を指定し、仕入区分として「現場直接仕入」を指定し、投入する資材の商品名、数量、単価を入力する。
例えば、工事名として「○○工事契約」が指定され、仕入区分として「現場直接仕入」が指定され、商品名として「資材A」、数量として「500」、単価として「100円」が入力された場合、業務支援装置100は、図9に示すように、仕入番号「SII0000001」、仕入行番号「001」、仕入区分「現場直送仕入」、商品「資材A」、数量「500」、単価「100」、金額「50,000」を仕入データ106gに格納する。なお、金額「50,000」は、数量「500」と単価「100」を乗じて算出される。
また、工事名として「○○工事契約」が指定され、仕入区分として「現場直接仕入」が指定され、商品名として「資材B」、数量として「500」、単価として「200円」が入力された場合、業務支援装置100は、図9に示すように、仕入番号「SII0000001」、仕入行番号「002」、仕入区分「現場直接仕入」、商品「資材B」、数量「500」、単価「200」、金額「100,000」を仕入データ106gに格納する。なお、金額「100,000」は、数量「500」と単価「200」を乗じて算出される。なお、業務支援装置100は、仕入データ106gのPJ番号と契約番号については、工事名「○○工事契約」により契約データ106fを参照してPJ番号と契約番号を取得し、取得した番号を格納する。
ここで、「○○工事契約」について仕訳の操作をオペレーターが業務支援装置100で行うと、業務支援装置100は、仕入データ106gにPJ番号と契約番号が格納されている場合、商品マスタ106a、工事種類マスタ106b、プロジェクト原価科目区分マスタ106d及びプロジェクト原価科目区分内訳マスタ106eを参照して借方科目を決定する。
例えば、業務支援装置100は、仕入データ106gの1行目から、商品「資材A」で商品マスタ106aを参照して「資材A」のプロジェクト原価科目区分「G001」を取得する。また、業務支援装置100は、仕入データ106gの1行目から、PJ番号「PJ00000001」と契約番号「PJJUC00002」で契約データ106fを参照して工事種類「現場在庫」を取得し、取得した工事種類で工事種類マスタ106bを参照して事業区分「Z002」を取得する。次に業務支援装置100は、取得したプロジェクト原価科目区分「G001」と、取得した事業区分「Z002」でプロジェクト原価科目区分内訳マスタ106eを参照して勘定科目「材料(現場在庫)」を取得する。
業務支援装置100は、仕入データ106gの2行目から、商品「資材B」で商品マスタ106aを参照して「資材B」のプロジェクト原価科目区分「G002」を取得する。また、業務支援装置100は、仕入データ106gの2行目から、PJ番号「PJ00000001」と契約番号「PJJUC00002」で契約データ106fを参照して工事種類「現場在庫」を取得し、取得した工事種類で工事種類マスタ106bを参照して事業区分「Z002」を取得する。次に業務支援装置100は、取得したプロジェクト原価科目区分「G002」と、事業区分「Z002」でプロジェクト原価科目区分内訳マスタ106eを参照して勘定科目「材料(現場在庫)」を取得する。業務支援装置100は、仕入データ106gと取得した勘定科目に基づいて図9に示す仕訳情報507を生成する。
次に、契約名「○○工事契約」である工事について、工事現場へ送られた資材A及び資材Bを工事現場で使用した場合、オペレーターは、入力装置112を操作して資材Aと資材Bの移動を業務支援装置100に登録する。なお、資材の工事現場での使用を登録するための画面では、仕入データ106gの仕入区分が「現場直送仕入」である場合、仕入データ106gに基づいて、例えば、資材の移動元の在庫を表示する図10に示す表示画面602がモニタ114表示され、工事現場において使用されていない資材の在庫を確認することができる。
ここで、オペレーターは、入力装置112を操作し、モニタ114に表示される資材の移動を登録するための画面で工事の契約名、資材の移動処理区分、工事で使用する資材の商品名、移動する資材の数量を入力する。例えば、オペレーターが、契約名として「○○工事契約」、移動処理区分として「原価投入」、商品名として「資材A」、数量として「50」を入力すると、業務支援装置100は、図11に示すように、移動処理データ106iで移動処理行番号「001」のレコードを、移動処理区分「原価投入」、数量「50」、金額「5,000」、移動番号1「IDO0000001」、移動番号2「IDO0000002」に更新する。また、業務支援装置100は、入力された契約名「○○工事契約」に係る契約データ106fで現場在庫管理用の契約のデータを参照してPJ番号「PJ00000001」と、契約番号「PJJUC00002」を取得し、取得したPJ番号と契約番号を移動処理データ106iの移動元のカラムの1行目のPJ番号のカラムと契約番号のカラムに格納する。また、業務支援装置100は、入力された契約名「○○工事契約」に係る契約データ106fで工事管理用の契約のデータを参照してPJ番号「PJ00000001」と、契約番号「PJJUC00001」を取得し、取得したPJ番号と契約番号を移動処理データ106iの移動先のカラムの1行目のPJ番号のカラムと契約番号のカラムに格納する。
また、オペレーターが、契約名として「○○工事契約」、移動処理区分として「原価投入」、商品名として「資材B」、数量として「100」を入力すると、業務支援装置100は、図11に示すように、移動処理データ106iで移動処理行番号「002」のレコードを、移動処理区分「原価投入」、数量「100」、金額「20,000」、移動番号1「IDO0000003」、移動番号2「IDO0000004」で更新する。また、業務支援装置100は、入力された契約名「○○工事契約」に係る契約データ106fで現場在庫管理用の契約のデータを参照してPJ番号「PJ00000001」と、契約番号「PJJUC00002」を取得し、取得したPJ番号と契約番号を移動処理データ106iの移動元のカラムの2行目のPJ番号のカラムと契約番号のカラムに格納する。また、業務支援装置100は、入力された契約名「○○工事契約」に係る契約データ106fで工事管理用の契約のデータを参照してPJ番号「PJ00000001」と、契約番号「PJJUC00001」を取得し、取得したPJ番号と契約番号を移動処理データ106iの移動先のカラムの2行目のPJ番号のカラムと契約番号のカラムに格納する。
業務支援装置100は、図11に示すように、更新した移動番号1に対して移動元契約からダミー倉庫へ資材を移動する仕訳生成用のデータと、更新した移動番号2に対してダミー倉庫から移動先契約へ資材を移動する仕訳生成用のデータを含む移動データ106jを生成する。
ここで、「○○工事契約」について仕訳の操作をオペレーターが業務支援装置100で行うと、業務支援装置100は、倉庫から工事現場に資材を投入した場合と同様に貸方科目と借方科目を決定し、移動データ106jと取得した貸方科目及び借方科目に基づいて図11に示す仕訳情報508を生成する。仕訳情報508の生成は、倉庫から工事現場に資材を投入した場合と同様であるため、その説明を省略する。
[3.実施形態の効果]
実施形態の業務支援装置100によれば、工事現場に投入した資材を、現場の在庫として扱い、工事現場で資材を使用すると、現場の在庫から未成工事支出金として原価計上することができる。また、工事現場の資材が未使用の資材も含めて未成工事支出金としてしまうと、工事現場の在庫の管理が適正にできなくなるが、業務支援装置100によれば、工事現場において工事に使用されていない資材の数を知ることができ、資材の在庫管理を適正に行うことができる。
[4.国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)への貢献]
本実施形態により、業務効率化や企業の適切な経営判断を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標8及び9に貢献することが可能となる。
また、本実施形態により、廃棄ロス削減や、ペーパレス・電子化を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標12、13及び15に貢献することが可能となる。
また、本実施形態により、統制、ガバナンス強化に寄与することができるので、SDGsの目標16に貢献することが可能となる。
[5.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、業務支援装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、業務支援装置100が備える処理機能、特に制御部102にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて業務支援装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部102を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、業務支援装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部106に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、業務支援装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、業務支援装置100は、当該情報処理装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
さらに、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能付加に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
本発明は、建設業において有用である。
100 業務支援装置
102 制御部
102a 第一データ生成部
102b 第一仕訳情報生成部
102c 第二データ生成部
102d 第二仕訳情報生成部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 商品マスタ
106b 工事種類マスタ
106c 取引区分別商品別科目マスタ
106d プロジェクト原価科目区分マスタ
106e プロジェクト原価科目区分内訳マスタ
106f 契約データ
106g 仕入データ
106h 在庫データ
106i 移動処理データ
106j 移動データ
108 入出力インターフェース部
112 入力装置(キーボード)
114 出力装置(モニタ)
200 サーバ
300 ネットワーク
501~508 仕訳情報
601、602 表示画面

Claims (4)

  1. 制御部を備える情報生成装置であって、
    工事現場に移動された資材の品名、数量及び単価を含む第一データを生成する第一データ生成手段と、
    前記資材の金額を前記第一データに含まれる品名の資材の数量及び単価に基づいて算出し、当該資材を工事現場の在庫とした借方科目を設定して当該金額を仕訳した第一仕訳情報を生成する第一仕訳情報生成手段と、
    前記工事現場で使用された前記資材の品名、数量及び単価を含む第二データを生成する第二データ生成手段と、
    使用された前記資材の金額を前記第二データに含まれる品名の資材の数量及び単価に基づいて算出し、当該資材を未成工事支出金とした借方科目を設定して当該金額を仕訳した第二仕訳情報を生成する第二仕訳情報生成手段と、
    を備える情報生成装置。
  2. 前記第一仕訳情報生成手段は、前記工事現場への前記資材の供給元に応じて前記資材の貸方科目を設定する
    請求項1に記載の情報生成装置。
  3. 制御部を備える情報生成装置の前記制御部で実行される情報生成方法であって、
    工事現場に移動された資材の品名、数量及び単価を含む第一データを生成する第一データ生成ステップと、
    前記資材の金額を前記第一データに含まれる品名の資材の数量及び単価に基づいて算出し、当該資材を工事現場の在庫とした借方科目を設定して当該金額を仕訳した第一仕訳情報を生成する第一仕訳情報生成ステップと、
    前記工事現場で使用された前記資材の品名、数量及び単価を含む第二データを生成する第二データ生成ステップと、
    使用された前記資材の金額を前記第二データに含まれる品名の資材の数量及び単価に基づいて算出し、当該資材を未成工事支出金とした借方科目を設定して当該金額を仕訳した第二仕訳情報を生成する第二仕訳情報生成ステップと、
    を備えることを特徴とする情報生成方法。
  4. コンピュータに、
    工事現場に移動された資材の品名、数量及び単価を含む第一データを生成する第一データ生成ステップと、
    前記資材の金額を前記第一データに含まれる品名の資材の数量及び単価に基づいて算出し、当該資材を工事現場の在庫とした借方科目を設定して当該金額を仕訳した第一仕訳情報を生成する第一仕訳情報生成ステップと、
    前記工事現場で使用された前記資材の品名、数量及び単価を含む第二データを生成する第二データ生成ステップと、
    使用された前記資材の金額を前記第二データに含まれる品名の資材の数量及び単価に基づいて算出し、当該資材を未成工事支出金とした借方科目を設定して当該金額を仕訳した第二仕訳情報を生成する第二仕訳情報生成ステップと、
    を実行させることを特徴とする情報生成プログラム。
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