JP2023043360A - 吸収器ユニット、熱交換ユニット、及び吸収式冷凍機 - Google Patents

吸収器ユニット、熱交換ユニット、及び吸収式冷凍機 Download PDF

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Abstract

【課題】溶液を用いて複数の段階で溶液に気相冷媒を吸収させるときに、各段階において不凝縮ガスを含むガスを効率的に抽気する。【解決手段】吸収器ユニット1は、第一容器11aと、第一伝熱管群12aと、第一供給器13aと、第二容器11bと、第二伝熱管群12bと、第二供給器13bと、貯留部14と、ポンプ15とを備えている。貯留部14は、第二容器11bの内部において、第三溶液を貯留する。吸収器ユニット1は、エジェクタ16と、第一抽気路17aと、第二抽気路17bとを備える。エジェクタ16は、第三溶液を駆動流として用いることによって第一容器11aから不凝縮ガスを含む第一ガスを抽気する。第一抽気路17aは、第一容器11aとエジェクタ16とに接続されている。第二抽気路17bは、第二容器11bの内部に存在する不凝縮ガスを含む第二ガスを第一容器11aの内部に導く。【選択図】図1

Description

本開示は、吸収器ユニット、熱交換ユニット、及び吸収式冷凍機に関する。
特許文献1には、器内ガス抽気手段を備えた吸収式冷凍装置が記載されている。この吸収式冷凍装置は、発生器と、凝縮器と、蒸発器と、吸収器と、溶液ポンプと、器内ガス抽気手段と、水素ガス処理手段と、冷媒溶液供給手段とを備える。発生器は、冷媒と吸収剤が溶存した希冷媒溶液を加熱して濃縮冷媒溶液と冷媒蒸気とに分離する。凝縮器は、発生器からの冷媒蒸気を冷却して凝縮させる。吸収器は、冷媒蒸気を濃縮冷媒溶液に吸収させる。溶液ポンプは、冷媒蒸気を吸収済みの希冷媒溶液を吸収器から発生器に圧送する。器内ガス抽気手段は、溶液ポンプで圧送された希冷媒溶液を駆動流体とするエゼクターを用いて吸収器から器内ガスを抽気する。水素ガス処理手段は、器内ガス抽気手段にて抽気された器内ガスを気液分離部にて冷媒溶液から分離し、分離された器内ガス中の水素ガスを酸化反応部にて酸化処理する。これにより、水素ガス発生による装置内の圧力上昇が防止され、吸収式冷凍装置の能力低下が防止される。
特開2008-261569号公報
本開示は、複数の段階で溶液に気相冷媒を吸収させるときに、各段階において不凝縮ガスを含むガスを効率的に抽気する観点から有利な吸収器ユニットを提供する。
本開示における吸収器ユニットは、
第一容器と、
前記第一容器の内部に配置され、冷却水の流路を内部に有する第一伝熱管群と、
前記第一伝熱管群に向かって第一溶液を供給する第一供給器と、
第二容器と、
前記第二容器の内部に配置され、冷却水の流路を内部に有する第二伝熱管群と、
前記第二伝熱管群に向かって第二溶液を供給する第二供給器と、
前記第二容器の内部において、前記第二溶液が気相冷媒を吸収することによって生成され、前記第二溶液の溶質濃度よりも低い溶質濃度を有する第三溶液を貯留する貯留部と、
前記貯留部に貯留された前記第三溶液を圧送するポンプと、
前記ポンプによって圧送された前記第三溶液を駆動流として用いることによって前記第一容器から不凝縮ガスを含む第一ガスを抽気するエジェクタと、
前記第一容器と前記エジェクタとに接続され、前記第一ガスを前記エジェクタに導く第一抽気路と、
前記第一容器と前記第二容器とに接続され、前記第二容器の内部に存在する不凝縮ガスを含む第二ガスを前記第一容器の内部に導く第二抽気路と、を備える。
本開示における吸収器ユニットによれば、第二容器の内部に存在する不凝縮ガスを含む第二ガスは第二抽気路を通って第一容器の内部に導かれ、第一容器から不凝縮ガスを含む第一ガスは第一抽気路を通ってエジェクタに導かれる。このため、第一容器及び第二容器の内部に存在する不凝縮ガスを含むガスを効率的に抽気できる。
実施の形態1における熱交換ユニットの概要図 実施の形態1におけるエジェクタの概要図 実施の形態1における熱交換ユニットの一例を示す図 実施の形態2における熱交換ユニットの概要図 実施の形態2における熱交換ユニットの概要図 実施の形態3における吸収式冷凍機の概要図
(本開示の基礎となった知見等)
発明者らが本開示に想到するに至った当時、ハロゲン化塩の溶液等の溶液を吸収液とする吸収式冷凍機では、溶液と機器を構成する部材に含まれる鉄とが化学反応して水素ガス等の不凝縮ガスが発生する状況であった。そのため、当該業界では、不凝縮ガスの発生に伴って吸収器の伝熱性能が大幅に低下して冷凍能力が低下するということを課題として、真空ポンプ及び抽気エジェクタを用いて不凝縮ガスを含むガスを抽気する設計がなされることが一般的であった。特に、製造コスト及び信頼性の観点から、安価に作製でき、かつ、可動部を持たない抽気エジェクタを用いて不凝縮ガスを含むガスを抽気することが一般的であった。そうした状況下において、発明者らは、吸収式冷凍機において複数の段階で溶液に気相冷媒を吸収させる場合、各段階において不凝縮ガスを含むガスを効率的に抽気することが難しいという課題があることを発見した。例えば、エジェクタを用いて各段階における不凝縮ガスを含むガスを同時に抽気する場合、低圧の段階における不凝縮ガスを抽気できない。なぜなら、エジェクタの内部の圧力が低圧の段階の圧力と高圧の段階の圧力の中間の圧力になるからである。このため、各段階において不凝縮ガスを含むガスを効率的に抽気することが難しい。本発明者らは、その課題を解決するために本開示の主題を構成するに至った。
そこで、本開示は、複数の段階で溶液に気相冷媒を吸収させるときに、各段階において不凝縮ガスを含むガスを効率的に抽気する観点から有利な吸収器ユニットを提供する。
以下、図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が必要以上に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
(実施の形態1)
以下、図1、図2、及び図3を用いて、実施の形態1を説明する。添付の図面においてZ軸正方向が重力方向である。X軸、Y軸、及びZ軸は、互いに直交している。
[1-1.構成]
図1は、実施の形態1における熱交換ユニット5aの概要図である。図1において、熱交換ユニット5aは、吸収器ユニット1と、蒸発器ユニット2と、第一蒸気流路31aと、第二蒸気流路31bとを備えている。蒸発器ユニット2は気相冷媒を生成する。吸収器ユニット1は、蒸発器ユニット2で生成された気相冷媒を吸収する。第一蒸気流路31a及び第二蒸気流路31bは、蒸発器ユニット2で生成された気相冷媒を吸収器ユニット1へ導く。
吸収器ユニット1は、第一吸収器10aと、第二吸収器10bとを備えている。第一吸収器10aは、第一容器11aと、第一伝熱管群12aと、第一供給器13aとを備えている。第二吸収器10bは、第二容器11bと、第二伝熱管群12bと、第二供給器13bとを備えている。重力方向において、第一吸収器10aは上段に配置され、第二吸収器10bは下段に配置されている。第一伝熱管群12aは、第一容器11aの内部に配置されている。第一伝熱管群12aは、その内部に冷却水の流路を有する。第二伝熱管群12bは、第二容器11bの内部に配置されている。第二伝熱管群12bは、その内部に冷却水の流路を有する。第一伝熱管群12a及び第二伝熱管群12bのそれぞれは、例えば、複数段及び複数列に配列された複数の伝熱管を含む。
第一供給器13aは、第一伝熱管群12aに向かって第一溶液を供給する。第一供給器13aは、例えば、第一溶液を貯留するトレイを備え、そのトレイに貯留された第一溶液を第一伝熱管群12aに向かって滴下する。第二供給器13bは、第二伝熱管群12bに向かって第二溶液を供給する。第二溶液は、第一溶液が第一伝熱管群12aを流下することによって得られる。第二供給器13bは、例えば、第二溶液を貯留するトレイを備え、そのトレイに貯留された第二溶液を第二伝熱管群12bに向かって滴下する。
蒸発器ユニット2は、第一蒸発器20aと、第二蒸発器20bとを備えている。第二蒸発器20bは、第一蒸発器20aにおける圧力よりも高い圧力で気相冷媒を生成する。重力方向において、第一蒸発器20aは上段に配置され、第二蒸発器20bは下段に配置されている。第一蒸発器20aは、第三伝熱管群22aと、第三供給器23aとを備えている。第二蒸発器20bは、第四伝熱管群22bと、第四供給器23bとを備えている。第三伝熱管群22a及び第四伝熱管群22bのそれぞれは、例えば、複数段及び複数列に配列された複数の伝熱管を含む。
熱交換ユニット5aにおいて、第一蒸発器20aで生成された気相冷媒は、第一吸収器10aで吸収される。換言すると、第一溶液は、第一容器11aの内部において、第一蒸発器20aで生成された気相冷媒を吸収する。第二蒸発器20bで生成された気相冷媒は、第二吸収器10bで吸収される。換言すると、第二溶液は、第二容器11bの内部において、第二蒸発器20bで生成された気相冷媒を吸収する。熱交換ユニット5aにおいて、第二溶液は、第一吸収器10aから排出され、第二吸収器10bに導かれる。
吸収器ユニット1は、貯留部(第一貯留部)14を備えている。貯留部14は、第二容器11bの内部において、第三溶液を貯留する。第三溶液は、第二溶液が気相冷媒を吸収することによって生成され、第二溶液の溶質濃度よりも低い溶質濃度を有する。
吸収器ユニット1は、ポンプ15を備えている。ポンプ15は、貯留部14に貯留された第三溶液を圧送する。ポンプ15は、例えば、速度型のキャンドポンプである。
吸収器ユニット1は、第一抽気路17aを備えている。第一抽気路17aは、不凝縮ガスを含む第一ガスを抽気するための経路である。不凝縮ガスは、例えば、水素ガスである。第一抽気路17aは、第一入口17jを有する。第一入口17jは、例えば、第一伝熱管群12aにおける伝熱管同士の間に配置されている。第一入口17jは、例えば、第一伝熱管群12aにおいて、重力方向に最も上に位置する伝熱管の上端と重力方向に最も下に位置する伝熱管の下端との間に位置する。第一入口17jは、例えば、第一伝熱管群12aにおいて、重力方向に最も上に位置する伝熱管の下端と重力方向に最も下に位置する伝熱管の上端との間に位置していてもよい。第一入口17jは、例えば、第一伝熱管群12aにおいて、重力方向及び伝熱管の長手方向に垂直な方向(Y軸方向)における両端に位置する伝熱管の最外端同士の間に位置する。第一入口17jは、第一伝熱管群12aにおいて、Y軸方向における両端に位置する伝熱管の最内端同士の間に位置していてもよい。第一入口17jは、例えば、第一容器11aの内部において、重力方向における第一伝熱管群12aの中心より上方に配置されている。第一入口17jは、第一容器11aの内部において、重力方向における第一伝熱管群12aの中心に配置されていてもよいし、その中心より下方に配置されていてもよい。
吸収器ユニット1は、第二抽気路17bを備えている。第二抽気路17bは、第一容器11aと第二容器11bとに接続され、第二容器11bの内部に存在する不凝縮ガスを含む第二ガスを第一容器11aの内部に導く。換言すると、第二抽気路17bは、第一吸収器10aの気相冷媒で満たされた空間と第二吸収器10bの気相冷媒で満たされた空間とを連通させる。第二抽気路17bは、第二入口17kを有する。第二入口17kは、例えば、第二伝熱管群12bにおける伝熱管同士の間に配置されている。第二入口17kは、例えば、第二伝熱管群12bにおいて、重力方向に最も上に位置する伝熱管の下端と重力方向に最も下に位置する伝熱管の上端との間に位置していてもよい。第二入口17kは、例えば、第二伝熱管群12bにおいて、Y軸方向における両端に位置する伝熱管の最外端同士の間に位置する。第二入口17kは、第二伝熱管群12bにおいて、Y軸方向における両端に位置する伝熱管の最内端同士の間に位置していてもよい。第二入口17kは、例えば、第二容器11bの内部において、重力方向における第二伝熱管群12bの中心より上方に配置されている。第二入口17kは、第二容器11bの内部において、重力方向における第二伝熱管群12bの中心に配置されていてもよいし、その中心より下方に配置されていてもよい。
吸収器ユニット1は、エジェクタ16を備えている。第一抽気路17aは、第一容器11aとエジェクタ16とに接続されており、第一ガスをエジェクタ16に導く。エジェクタ16は、ポンプ15によって圧送された第三溶液を駆動流として用いることによって第一容器11aから第一ガスを抽気する。
図2は、エジェクタ16の概要図である。図2において、破線の矢印は第三溶液の流れを示し、一点鎖線の矢印は第一ガスの流れを示す。エジェクタ16には、供給経路18a及び戻し路18bが接続されている。供給経路18a及び戻し路18bは、貯留部14に接続されている。図2に示す通り、貯留部14に貯留された第三溶液は、ポンプ15によって圧送され、供給経路18aを通ってエジェクタ16に供給される。エジェクタ16は、例えば、オリフィス16aと、混合部16bと、貯留部(第二貯留部)16sとを備えている。エジェクタ16に供給された第三溶液は、オリフィス16aを通過することによって混合部16bにおいて噴射されて噴流Jが形成され、貯留部16sに貯留される。これにより、噴流Jの動圧及び貯留部16sに貯留された第三溶液の液面の乱れより混合部16bに負圧が生じる。その結果、第一ガスが第一抽気路17aを通って第一容器10aの内部の不凝縮ガスが吸引される。貯留部16sに貯留された第三溶液は、戻し路18bを通って貯留部16sに戻される。
図3は、実施の形態1における熱交換ユニット5aの一例を示す。この例において、熱交換ユニット5aは、冷却水入口12c及び冷却水出口12dを有する。加えて、熱交換ユニット5aは、第一カバー10m及び第二カバー10nを備えている。第一カバー10mの内部は2つの仕切りによって3つの空間に分かれている。第二カバー10nの内部は1つの仕切りによって2つの空間に分かれている。冷却水は、冷却水入口12cから第一カバー10mの内部の最下の空間に供給され、第二伝熱管群12bの一部の伝熱管の内部に供給される。冷却水は、一部の伝熱管の内部をX軸正方向に流れ、第二カバー10nの内部の下方の空間に導かれる。この空間において冷却水の流れ方向が反転し、冷却水は、第二伝熱管群12bの別の伝熱管の内部をX軸負方向に流れ、第一カバー10mの内部の中央の空間に導かれる。この空間において、冷却水の流れ方向が反転し、冷却水は、第一伝熱管群12aの一部の伝熱管の内部をX軸正方向に流れ、第二カバー10nの内部の上方の空間に導かれる。この空間において、冷却水の流れ方向が反転し、冷却水は、第一伝熱管群12aの別の伝熱管の内部をX軸負方向に流れ、第一カバー10mの内部の最上の空間に導かれる。その後、冷却水は、冷却水出口12dを通って熱交換ユニット5aの外部に導かれる。
図3に示す通り、熱交換ユニット5aにおいて第二抽気路17bの出口17nは、第一伝熱管群12aの伝熱管の長手方向(X軸方向)に延びる管の先端に形成されている。このような構成によれば、第二抽気路17bは、第一容器11aの内部において、第一伝熱管群12aに含まれる伝熱管の長手方向及び重力方向に平行な面(XZ平面)に沿って第二ガスを吐出させうる。第二抽気路17bは、XZ平面以外の平面に沿って第二ガスを吐出させるように構成されていてもよい。
第二抽気路17bの出口17nは、例えば、第一容器11aの内部において、重力方向における第一伝熱管群12aの中心より下方に位置する。このため、第二ガスは、重力方向における第一伝熱管群12aの中心より下方で吐出される。出口17nは、例えば、第一容器11aの内部において第一伝熱管群12aの最下部より下方に位置している。第二抽気路17bの出口17nは、第一容器11aの内部において、重力方向における第一伝熱管群12aの中心に位置していてもよいし、その中心の上方に位置していてもよい。
熱交換ユニット5aの内部には、冷媒及び吸収液が充填されている。冷媒は、例えば、ハイドロフルオロカーボン(HFC)等のフロン系冷媒又は水及びアンモニア等の自然冷媒である。また、吸収液は、例えば、臭化リチウム水溶液又はイオン流体である。
蒸発器ユニット2における第一蒸発器20a及び第二蒸発器20bのそれぞれは、例えば、シェルアンドチューブ熱交換器である。例えば、水等の常温(20℃±15℃)での飽和蒸気圧が負圧である冷媒が用いられる場合、満液式のシェルアンドチューブ熱交換器では、液相冷媒の水位ヘッドが蒸発圧力に及ぼす影響が大きくなりやすい。このため、水等の冷媒が用いられる場合に、第一蒸発器20a及び第二蒸発器20bのそれぞれが噴霧式又は散布式のシェルアンドチューブ熱交換器であることが有利である。散布方式として、噴霧ノズルが採用されてもよい。
吸収器ユニット1における第一吸収器10a及び第二吸収器10bのそれぞれは、シェルアンドチューブ熱交換器である。吸収液を供給する方式としては、例えば、散布式が採用されうる。
第一伝熱管群12a、第二伝熱管群12b、第三伝熱管群22a、及び第四伝熱管群22bのそれぞれにおいて、複数の伝熱管は、例えば、互いに平行に配置されており、重力方向に複数段をなしている。第一伝熱管群12a、第二伝熱管群12b、第三伝熱管群22a、及び第四伝熱管群22bのそれぞれにおいて、複数の伝熱管は、例えば、伝熱管の長手方向(X軸方向)に垂直な平面(ZY平面)において正方格子、長方形格子、又は平行四辺形格子をなすように配置されている。伝熱管は、例えば、銅又はステンレス製の管である。伝熱管の内面又は外面には溝が形成されていてもよい。複数の伝熱管は、伝熱管の長手方向(X軸方向)に垂直な平面(ZY平面)において正方格子、長方形格子、又は平行四辺形格子を変則的になすように配置されていてもよい。
第一蒸発器20aは、第三供給器23aを備えている。第三供給器23aは、第三伝熱管群22aに向かって液相冷媒を供給する。第三供給器23aは、例えば、液相冷媒を貯留するトレイを備えており、そのトレイに貯留された液相冷媒が第三伝熱管群22aに向かって滴下される。第二蒸発器20bは、第四供給器23bを備えている。第四供給器23bは、第四伝熱管群22bに向かって液相冷媒を供給する。第四供給器23bは、例えば、液相冷媒を貯留するトレイを備えており、そのトレイに貯留された液相冷媒が第四伝熱管群22bに向かって滴下される。
第一容器11a及び第二容器11bのそれぞれは、例えば、断熱性及び耐圧性を有する容器である。第一容器11a及び第二容器11bのそれぞれにおいて、第一容器11a及び第二容器11bの内部の気相冷媒は大気圧の空気等の外気から隔離されている。
第一容器11aの内部には、第三伝熱管群22a及び第三供給器23aが配置されている。第二容器11bの内部には、第四伝熱管群22b及び第四供給器23bが配置されている。第二容器11bにおいて、第四伝熱管群22bの下方には液相冷媒が貯留されている。
第一蒸気流路31aは、第一蒸発器20aで発生した気相冷媒を第一吸収器10aへ導く流路である。第二蒸気流路31bは、第二蒸発器20bで発生した気相冷媒を第二吸収器10bへ導く流路である。第一蒸気流路31a及び第二蒸気流路31bのそれぞれを形成する部材は、断熱性及び耐圧性を有する鉄等の金属を含む材料によって構成されている。
熱交換ユニット5aは、例えば、循環路24、冷媒ポンプ25、及び冷媒供給路29を備えている。冷媒供給路29は、蒸発器ユニット2に液相冷媒を供給するための経路である。冷媒供給路29は、断熱性及び耐圧性を有する配管によって形成されている。循環路24は、第二蒸発器20bに貯留された液相冷媒を循環させるための経路である。冷媒ポンプ25は、循環路24に配置されている。第二蒸発器20bに貯留された液相冷媒は、冷媒ポンプ25の作動により圧送され、循環路24を通って第一蒸発器20aの第三供給器23aに導かれる。冷媒ポンプ25は、例えば、速度型のキャンドポンプである。
熱交換ユニット5aは、例えば、溶液供給路19を備えている。溶液供給路19は、吸収器ユニット1に第一溶液を供給するための経路である。第一溶液は、溶液供給路19を通って第一供給器13aに導かれる。溶液供給路19は、断熱性及び耐圧性を有する配管によって形成されている。
熱交換ユニット5aは、第一エリミネータ32a及び第二エリミネータ32bを備えている。第一エリミネータ32a及び第二エリミネータ32bは、蒸発器ユニット2の液相冷媒の液滴が気相冷媒の流れに引きずられて吸収器ユニット1に運ばれることを抑制する気液分離機構である。第一エリミネータ32a及び第二エリミネータ32bのそれぞれは、例えば、プレス加工されたステンレス板を溶接することによって作製されている。第一エリミネータ32aは、例えば、第一蒸気流路31aに配置されている。第二エリミネータ32bは、例えば、第二蒸気流路31bに配置されている。
熱交換ユニット5aは、例えば、溶液排出路18cを備えている。溶液排出路18cは、吸収器ユニット1から第三溶液を排出するための経路である。溶液排出路18cは、断熱性及び耐圧性を有する配管によって形成されている。溶液排出路18cの一端は、供給経路18aに接続されている。ポンプ15によって圧送された第三溶液の一部は、溶液排出路18cを通って吸収器ユニット1の外部に導かれる。
[1-2.動作]
以上のように構成された熱交換ユニット5aについて、以下その動作、作用を説明する。
図1に基づいて、熱交換ユニット5aの動作を説明する。熱交換ユニット5aが夜間等の所定の期間に放置された場合、熱交換ユニット5aの内部の温度は、ほぼ室温に等しく均一である。加えて、熱交換ユニット5aの内部の圧力も均一になっている。例えば、室温が26℃である場合、熱交換ユニット5aの内部の温度もほぼ26℃で均一である。
熱交換ユニット5aの使用時に、第三伝熱管群22a及び第四伝熱管群22bの伝熱管の内部には、熱交換ユニット5aの外部から熱を吸熱した水等の熱媒体が流れている。この熱媒体は、例えば、第四伝熱管群22bに12.5℃で流入する。第四伝熱管群22bを通過した熱媒体は、第三伝熱管群22aに導かれる。第一伝熱管群12a及び第二伝熱管群12bの伝熱管の内部には、熱交換ユニット5aの外部に熱を放熱した水等の冷却水が流れている。この冷却水は、例えば、第二伝熱管群12bに32℃で流入する。第二伝熱管群12bを通過した冷却水は、第一伝熱管群12aに導かれる。
熱交換ユニット5aの運転開始時に、冷媒供給路29を通って液相冷媒が第一蒸発器20aに供給される。第一蒸発器20aに供給される液相冷媒の温度は、26℃程度である。第一蒸発器20aに供給された液相冷媒は、第三供給器23aのトレイから第三伝熱管群22aに向かって滴下される。滴下された液相冷媒は、第三伝熱管群22aの伝熱管の外面を流下し、第一蒸発器20aの内部に貯留される。第一蒸発器20aに貯留された液相冷媒は、第二蒸発器20bに導かれ、第四供給器23bのトレイから第四伝熱管群22bに向かって滴下される。滴下された液相冷媒は、第四伝熱管群22bの伝熱管の外面を流下し、第二蒸発器20bの内部に貯留される。第二蒸発器20bの内部に貯留された液相冷媒は、冷媒ポンプ25の作動により循環路24を通って第一蒸発器20aの内部に導かれる。熱交換ユニット5aが定格負荷で運転されている場合、冷媒ポンプ25によって循環する液相冷媒の流量は、例えば30リットル(L)/分程度である。第三供給器23aのトレイから滴下される液相冷媒の流量も冷媒ポンプ25によって循環する液相冷媒の流量と同じ流量である。
次に、溶液供給路19を通って第一溶液が第一吸収器10aに供給される。第一吸収器10aに供給される第一溶液の温度は50℃であり、第一溶液の溶質濃度は63重量%程度であり、第一容液の流量は16リットル/分程度である。第一吸収器10aに供給された第一溶液は、第一供給器13aのトレイから第一伝熱管群12aに向かって滴下される。滴下された第一溶液は第一伝熱管群12aの伝熱管の外面を流下し、第二溶液が第一吸収器10aの下部に貯留される。第一吸収器10aの下部に貯留された第二溶液は、第二吸収器10bに導かれ、第二供給器13bのトレイから第二伝熱管群12bに向かって滴下される。第二供給器13bのトレイから滴下される第二溶液の温度は35℃であり、第二溶液の溶質濃度は63重量%程度であり、第二溶液の流量は16リットル/分程度である。滴下された第二溶液は、第二伝熱管群12bの伝熱管の外面を流下することによって第三溶液に変化し、第三溶液が第二吸収器10bの下部に貯留され、貯留部14が形成される。貯留部14に貯留された第三溶液は、ポンプ15の作動により溶液排出路18cを通って熱交換ユニット5aの外部に排出される。第二吸収器10bから排出される第三溶液の温度は33℃である。
第一溶液は、第一伝熱管群12aの伝熱管の外面を流下するときに第一蒸発器20aの内部に存在する気相冷媒を吸収する。加えて、第二溶液は、第二伝熱管群12bの伝熱管の外面を流下するときに第二蒸発器20bの内部に存在する気相冷媒を吸収する。第一溶液及び第二溶液が気相冷媒を吸収することによってそれらの溶液の温度は上昇する。同時に第一伝熱管群12a及び第二伝熱管群12bの伝熱管の内部を流れる冷却水によってそれらの溶液は冷却され、過冷却吸収が連続的に起こる。これにより、吸収器ユニット1及び蒸発器ユニット2の内部の圧力は低下する。吸収器ユニット1及び蒸発器ユニット2の内部の圧力の低下に伴い、第三伝熱管群22a及び第四伝熱管群22bの伝熱管の外面を流下する液相冷媒が蒸発する。液相冷媒の蒸発により液相冷媒の温度が低下する。同時に第三伝熱管群22a及び第四伝熱管群22bの伝熱管の内部を流れる熱媒体によって液相冷媒が加熱されるので、液相冷媒の蒸発が連続的に起こる。これにより、吸収器ユニット1及び蒸発器ユニット2の内部の圧力が所定の圧力に保たれ、定常状態となる。例えば、定常状態における第一蒸発器20aの液相冷媒の温度は7℃程度であり、第二蒸発器20bの液相冷媒の温度は9.75℃程度である。例えば、定常状態において、第一吸収器10aに供給される第一溶液の温度は50℃であり、第一溶液の溶質濃度は63重量%程度であり、第一溶液の流量は17リットル/分程度である。例えば、定常状態において、第二吸収器10bに供給される第二溶液の温度は45℃であり、第二溶液の溶質濃度は60重量%程度であり、第二溶液の流量は16リットル/分程度である。例えば、定常状態において、第二吸収器10bから排出される第三溶液の温度は36℃であり、第三溶液の溶質濃度は57重量%程度であり、第三溶液の流量は16リットル/分程度である。例えば、定常状態において、第一吸収器10aにおける圧力は1.0kPa程度であり、第二吸収器10bにおける圧力は13kPa程度である。
次に、図2に基づいて、エジェクタ16、第一抽気路17a、及び第二抽気路17bの動作について説明する。
図2に示す通り、貯留部14に貯留された第三溶液は、ポンプ15の作動により供給経路18aを通ってエジェクタ16に供給される。エジェクタ16に供給された第三溶液は、オリフィス16aによって噴流Jとして混合部16bに噴射され、貯留部16sに貯留される。これにより、噴流Jの動圧及び貯留部16sに貯留された液面の乱れによって混合部16bに負圧が生じる。その結果、第一容器11aの内部に存在する不凝縮ガスを含む第一ガスが第一抽気路17aを通って吸引される。混合部16bにおける圧力は、0.995kPa程度であり、第一吸収器10aにおける圧力1.0kPaに対して0.005kPa程度低い。
第二抽気路17bは、第一吸収器10aの内部と第二吸収器10bの内部とを連通させるように第一容器11a及び第二容器11bに接続されている。このため、第二吸収器10bにおける圧力13kPaと第一吸収器10aにおける圧力1.0kPaとの差圧に起因する流速で、第二容器11bの内部に存在する不凝縮ガスを含む第二ガスが第二抽気路17bを通過する。これにより、第二吸収器10bから第一吸収器10aに第二ガスが送られる。第二抽気路17bにおける第二ガスの流速は、約200m/秒程度の速い流れになりうる。第二抽気路17bは、例えば、3mm程度の内径の管によって形成されている。加えて、第二吸収器10bの気相冷媒の密度は0.00851kg/m3と非常に小さい。このため、第二抽気路17bにおける気相冷媒の質量流量は1.32×10-5kg/秒程度であり、第二抽気路17bにおける気相冷媒の流れは、冷凍能力に換算して31W以下であり、0.05Pa程度の均圧作用を生じさせる。これらは、熱交換ユニット5aを備えた吸収式冷凍機の冷凍能力及び第二吸収器10bにおける圧力と第一吸収器10aにおける圧力との差圧に対して無視できるレベルである。
[1-3.効果等]
以上のように、本実施形態において、吸収器ユニット1は、第一容器11aと、第一伝熱管群12aと、第一供給器13aと、第二容器11bと、第二伝熱管群12bと、第二供給器13bと、貯留部14と、ポンプ15とを備えている。第一伝熱管群12aは、第一容器11aの内部に配置され、冷却水の流路を内部に有する。第一供給器13aは、第一伝熱管群12aに向かって第一溶液を供給する。第二伝熱管群12bは、第二容器11bの内部に配置され、冷却水の流路を内部に有する。第二供給器13bは、第二伝熱管群12bに向かって第二溶液を供給する。貯留部14は、第二容器11bの内部において、第三溶液を貯留する。第三溶液は、第二溶液が気相冷媒を吸収することによって生成され、第二溶液の溶質濃度よりも低い溶質濃度を有する。ポンプ15は、貯留部14に貯留された第三溶液を圧送する。吸収器ユニット1は、エジェクタ16と、第一抽気路17aと、第二抽気路17bとをさらに備えている。エジェクタ16は、ポンプ15によって圧送された第三溶液を駆動流として用いることによって第一容器11aから不凝縮ガスを含む第一ガスを抽気する。第一抽気路17aは、第一容器11aとエジェクタ16とに接続され、第一ガスをエジェクタ16に導く。第二抽気路17bは、第一容器11aと第二容器11bとに接続され、第二容器11bの内部に存在する不凝縮ガスを含む第二ガスを第一容器11aの内部に導く。
これにより、第二容器11bの内部に存在する不凝縮ガスを含む第二ガスは第二抽気路17bを通って第一容器11aの内部に導かれ、第一容器11aから不凝縮ガスを含む第一ガスが第一抽気路17aを通ってエジェクタ16に導かれる。エジェクタ16の混合部16bにおける圧力が第二吸収器10bにおける圧力と第一吸収器10aにおける圧力との中間の圧力となることを抑制でき、混合部16bにおける圧力を第一吸収器10aにおける圧力より低くできる。例えば、第一吸収器10aにおける圧力が1.0kPaの場合、混合部16bにおける圧力は0.995kPa程度になる。このため、吸収器ユニット1において、第一容器11a及び第二容器11bの内部に存在する不凝縮ガスを含むガスを効率的に抽気できる。
本実施の形態のように、第二抽気路17bは、第一容器11aの内部において、第一伝熱管群12aに含まれる伝熱管の長手方向及び重力方向に平行な面に沿って第二ガスを吐出させてもよい。これにより、第二抽気路17bから吐出される第二ガスによって第一伝熱管群12aの伝熱管の外面を流下する第一溶液が吹き飛ばされにくい。このため、第一伝熱管群12aの伝熱管の外面を第一溶液が流下しやすい。
本実施の形態のように、第二抽気路17bは、第一容器11aの内部において、重力方向における第一伝熱管群12aの中心より下方で第二ガスを吐出させてもよい。これにより、第二抽気路17bからの第二ガスの吐出が気相冷媒の流れを乱しにくく、第一吸収器10aの性能に及ぼす影響が小さくなりやすい。
本実施の形態のように、第一抽気路17aは、第一容器11aの内部において、重力方向における第一伝熱管群12aの中心より上方に配置された第一入口17jを有していてもよい。これにより、不凝縮ガスが第一抽気路17aに導かれやすい。なぜなら、重力方向における第一伝熱管群12aの中心より上方において第一溶液に吸収される気相冷媒の量が多く、重力方向における第一伝熱管群12aの中心より上方に向かってガスの流れが生じやすいからである。
本実施の形態のように、第二抽気路17bは、第二容器11bの内部において、重力方向における第二伝熱管群12bの中心より上方に配置された第二入口17kを有していてもよい。これにより、不凝縮ガスが第二抽気路17bに導かれやすい。なぜなら、重力方向における第二伝熱管群12bの中心より上方において第二溶液に吸収される気相冷媒の量が多く、重力方向における第二伝熱管群12bの中心より上方に向かってガスの流れが生じやすいからである。
本実施の形態のように、熱交換ユニット5aは、吸収器ユニット1と、第一蒸発器20aと、第二蒸発器20bとを備えていてもよい。第二蒸発器20bは、第一蒸発器20aにおける圧力よりも高い圧力で気相冷媒を生成する。熱交換ユニット5aにおいて、第一溶液は、第一容器11aの内部において、第一蒸発器20aで生成された気相冷媒を吸収する。加えて、第二溶液は、第二容器11bの内部において、第二蒸発器20bで生成された気相冷媒を吸収する。
(実施の形態2)
以下、図4及び図5を用いて、実施の形態2を説明する。
[2-1.構成]
図4及び図5は、実施の形態2における熱交換ユニット5bの概要図である。熱交換ユニット5bは、特に説明する部分を除き熱交換ユニット5aと同様に構成されている。熱交換ユニット5aの構成要素と同一又は対応する熱交換ユニット5bの構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。熱交換ユニット5aに関する説明は、技術的に矛盾しない限り、熱交換ユニット5bにもあてはまる。
図4及び図5に示す通り、熱交換ユニット5bは、熱交換器40を備えている。熱交換器40は、第一伝熱管群12a及び第二伝熱管群12bの少なくとも1つに向かって流れる冷却水と、エジェクタ16に向かって流れる第三溶液とを熱交換させる。
熱交換ユニット5bは、例えば、上流路12p及び下流路12qを備えている。上流路12pは、冷却水入口12cに接続された流路から分岐して熱交換器40に接続されている。これにより、第一伝熱管群12a及び第二伝熱管群12bの少なくとも1つに向かって流れる冷却水が熱交換器40に導かれる。下流路12qは、熱交換器40と、冷却水出口12dから熱交換ユニット5bの外部に延びる冷却水流路とに接続されている。これにより、熱交換器40を通過した冷却水が冷却水出口12dを通過した冷却水とともに熱交換ユニット5bの外部に導かれる。
熱交換器40は、冷却水と第三溶液とを熱交換させることができる限り、特定の熱交換器に限定されない。熱交換器40は、例えば、ステンレス製のブレージングプレート式熱交換器であってもよく、二重管熱交換器であってもよい。
[2-2.動作]
以上のように構成された熱交換ユニット5bについて、以下その動作、作用を説明する。熱交換ユニット5bが低外気温下において部分負荷域で運転されている場合、第一伝熱管群12a及び第二伝熱管群12bの伝熱管の内部に流入する冷却水の温度は低くなる。加えて、第一吸収器10aに供給される第一溶液の溶質濃度が低くなり、第一溶液の流量も低下する。例えば、熱交換ユニット5bが25%負荷程度で運転されている場合、第一伝熱管群12a及び第二伝熱管群12bの伝熱管の内部を外気に放熱した水等の冷却水が流れており、この冷却水は、例えば、第二伝熱管群12bに18℃で流入する。加えて、第一吸収器10aに供給される第一溶液の温度は27℃であり、第一溶液の溶質濃度は48.3重量%程度であり、第一溶液の流量は4リットル/分程度である。第一吸収器10aに供給された第一溶液は、第一供給器13aのトレイから第一伝熱管群12aに向かって滴下される。滴下された第一溶液は第一伝熱管群12aの伝熱管の外面を流下して、第二溶液が第一吸収器10aの下部に貯留される。第一吸収器10aの下部に貯留された第二溶液は、第二吸収器10bに導かれ、第二供給器13bのトレイから第二伝熱管群12bに向かって滴下される。第二供給器13bのトレイから滴下される第二溶液の温度は21℃であり、第二溶液の溶質濃度は48.3質量%であり、第二溶液の流量は4リットル/分程度である。滴下された第二溶液は第二伝熱管群12bの伝熱管の外面を流下して、第三溶液が貯留部14に貯留される。貯留部14に貯留された第三溶液は、ポンプ15の作動により溶液排出路18cを通って熱交換ユニット5bの外部に排出される。第二吸収器10bから排出される第三溶液の温度は19℃である。
第一溶液は、第一伝熱管群12aの伝熱管の外面を流下するときに第一蒸発器20aの内部に存在する気相冷媒を吸収する。加えて、第二溶液は、第二伝熱管群12bの伝熱管の外面を流下するときに第二蒸発器20bの内部に存在する気相冷媒を吸収する。第一溶液及び第二溶液が気相冷媒を吸収することによってそれらの溶液の温度は上昇する。同時に第一伝熱管群12a及び第二伝熱管群12bの伝熱管の内部を流れる冷却水によってそれらの溶液は冷却され、過冷却吸収が連続的に起こる。これにより、吸収器ユニット1及び蒸発器ユニット2の内部の圧力は低下する。吸収器ユニット1及び蒸発器ユニット2の内部の圧力の低下に伴い、第三伝熱管群22a及び第四伝熱管群22bの伝熱管の外面を流下する液相冷媒が蒸発する。液相冷媒の蒸発により液相冷媒の温度が低下する。同時に第三伝熱管群22a及び第四伝熱管群22bの伝熱管の内部を流れる熱媒体によって液相冷媒が加熱されるので、液相冷媒の蒸発が連続的に起こる。これにより、吸収器ユニット1及び蒸発器ユニット2の内部の圧力が所定の圧力に保たれ、定常状態となる。例えば、定常状態における第一蒸発器20aの液相冷媒の温度は7℃程度であり、第二蒸発器20bの液相冷媒の温度は8.4℃程度である。例えば、定常状態において、第一吸収器10aに供給される第一溶液の温度は27℃であり、第一溶液の溶質濃度は48.3重量%程度であり、第一溶液の流量は4リットル/分程度である。例えば、定常状態において、第二吸収器10bに供給される第二溶液の温度は22.5℃であり、第二溶液の溶質濃度は45.4重量%程度であり、第二溶液の流量は4リットル/分程度である。例えば、定常状態において、第二吸収器10bから排出される第三溶液の温度は19.9℃であり、第三溶液の溶質濃度は43重量%程度であり、第三溶液の流量は4リットル/分程度である。例えば、定常状態において、第一吸収器10aにおける圧力は1.0kPa程度であり、第二吸収器10bにおける圧力は1.05kPa程度である。
次に、図2に基づいて、エジェクタ16、第一抽気路17a、及び第二抽気路17bの動作について説明する。
熱交換ユニット5bが25%負荷程度の部分負荷で運転されている場合、エジェクタ16に供給される第三溶液の流量が減少する。例えば、熱交換ユニット5bが25%負荷程度で運転されている場合、第三溶液の流量も定格条件における第三溶液の流量の25%程度になる。このような条件下における噴流Jの速度は定格条件における噴流Jの速度の25%になる。このため、このような条件下における、エジェクタ16の混合部16bにおいて、第三溶液の噴流Jの動圧及び貯留部16sの第三溶液の液面の乱れにより生じる負圧は、0.3Pa程度まで減少する。負荷が100%であり、かつ、第三溶液の流量が100%である定格条件において混合部16bで発生する負圧は5Pa程度である。0.3Pa程度の負圧は、5Pa程度の負圧の6.3%程度である。一方、エジェクタ16に供給される第三溶液の温度は、18℃程度まで冷却されることによって第三溶液の飽和圧力は0.93kPaまで低下する。これにより、エジェクタ16の混合部16bの圧力0.9297kPa(=0.93kPa-0.0003kPa)と第一吸収器10aの内部の圧力1.0kPaとの差は、70.3Paになる。その結果、第一吸収器10aの内部から第一抽気路17aを通って不凝縮ガスを含む第一ガスが抽気される。
[2-3.効果等]
以上のように、本実施の形態においては、吸収器ユニット1bは、熱交換器40をさらに備えている。熱交換器40は、第一伝熱管群12a及び第二伝熱管群12bの少なくとも1つに向かって流れる冷却水と、エジェクタ16に向かって流れる第三溶液とを熱交換させる。これにより、熱交換器40において第三溶液が冷却されてエジェクタ16に供給され、エジェクタ16における圧力が低くなりやすい。このため、部分負荷条件等のエジェクタ16に生じる負圧が小さい条件でも、第一吸収器10aから不凝縮ガスを含む第一ガスを抽気できる。
(実施の形態3)
以下、図6を用いて、実施の形態3を説明する。
[3-1.構成]
図6に示す通り、吸収式冷凍機100は、例えば、熱交換ユニット5aを備えている。吸収式冷凍機100は、例えば、再生器80及び凝縮器90をさらに備えている。吸収式冷凍機100は、例えば、一重効用サイクルの吸収式冷凍機である。吸収式冷凍機100は、二重効用サイクル又は三重効用サイクルの吸収式冷凍機であってもよい。再生器80の熱源としてガスバーナーを使用したとき、吸収式冷凍機100は、ガス式チラーでありうる。
[3-2.動作]
以上のように構成された、吸収式冷凍機100について、以下その動作、作用を説明する。吸収器ユニット1aに貯留された第三溶液は、溶液排出路18cを通過して再生器80に導かれる。再生器80において加熱により溶液の溶質の濃度が高められる。溶質の濃度が高められて第一溶液が調製され、第一溶液は、溶液供給路19を通って吸収器ユニット1に導かれる。一方、再生器80における溶液の加熱により気相冷媒が発生する。この気相冷媒は、凝縮器90に導かれ、凝縮器90において冷却されて凝縮し、液相冷媒が生成される。液相冷媒は、例えば、減圧された後、冷媒供給路29を通って蒸発器ユニット2に導かれる。
[3-3.効果]
以上のように、本実施の形態においては、吸収式冷凍機100は、熱交換ユニット5aを備えている。これにより、第一容器11a及び第二容器11bの内部に存在する不凝縮ガスを含むガスを効率的に抽気できる。このため、吸収式冷凍機100の冷凍能力が低下しにくい。
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1、2、及び3を説明した。しかし、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。
本開示は、ビルのセントラル空調機及びプロセス冷却用のチラー等に適応された吸収式冷凍機に適用可能である。
1 吸収器ユニット
5a、5b 熱交換ユニット
11a 第一容器
11b 第二容器
12a 第一伝熱管群
12b 第二伝熱管群
13a 第一供給器
13b 第二供給器
14 貯留部
15 ポンプ
16 エジェクタ
17a 第一抽気路
17b 第二抽気路
17j 第一入口
17k 第二入口
20a 第一蒸発器
20b 第二蒸発器
40 熱交換器
100 吸収式冷凍機

Claims (8)

  1. 第一容器と、
    前記第一容器の内部に配置され、冷却水の流路を内部に有する第一伝熱管群と、
    前記第一伝熱管群に向かって第一溶液を供給する第一供給器と、
    第二容器と、
    前記第二容器の内部に配置され、冷却水の流路を内部に有する第二伝熱管群と、
    前記第二伝熱管群に向かって第二溶液を供給する第二供給器と、
    前記第二容器の内部において、前記第二溶液が気相冷媒を吸収することによって生成され、前記第二溶液の溶質濃度よりも低い溶質濃度を有する第三溶液を貯留する貯留部と、
    前記貯留部に貯留された前記第三溶液を圧送するポンプと、
    前記ポンプによって圧送された前記第三溶液を駆動流として用いることによって前記第一容器から不凝縮ガスを含む第一ガスを抽気するエジェクタと、
    前記第一容器と前記エジェクタとに接続され、前記第一ガスを前記エジェクタに導く第一抽気路と、
    前記第一容器と前記第二容器とに接続され、前記第二容器の内部に存在する不凝縮ガスを含む第二ガスを前記第一容器の内部に導く第二抽気路と、を備えた、
    吸収器ユニット。
  2. 前記第二抽気路は、前記第一容器の内部において、前記第一伝熱管群に含まれる伝熱管の長手方向及び重力方向に平行な面に沿って前記第二ガスを吐出させる、請求項1に記載の吸収器ユニット。
  3. 前記第二抽気路は、前記第一容器の内部において、重力方向における前記第一伝熱管群の中心より下方で前記第二ガスを吐出させる、請求項1又は2に記載の吸収器ユニット。
  4. 前記第一抽気路は、前記第一容器の内部において、重力方向における前記第一伝熱管群の中心より上方に配置された第一入口を有する、請求項1から3のいずれか1項に記載の吸収器ユニット。
  5. 前記第二抽気路は、前記第二容器の内部において、重力方向における前記第二伝熱管群の中心より上方に配置された第二入口を有する、請求項1から4のいずれか1項に記載の吸収器ユニット。
  6. 前記第一伝熱管群及び前記第二伝熱管群の少なくとも1つに向かって流れる前記冷却水と、前記エジェクタに向かって流れる前記第三溶液とを熱交換させる熱交換器をさらに備えた、請求項1から5のいずれか1項に吸収器ユニット。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の吸収器ユニットと、
    第一蒸発器と、
    前記第一蒸発器における圧力よりも高い圧力で気相冷媒を生成する第二蒸発器と、を備え、
    前記第一溶液は、前記第一容器の内部において、前記第一蒸発器で生成された気相冷媒を吸収し、
    前記第二溶液は、前記第二容器の内部において、前記第二蒸発器で生成された気相冷媒を吸収する、
    熱交換ユニット。
  8. 請求項7に記載の熱交換ユニットを備えた、吸収式冷凍機。
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