JP2021113654A - シェルアンドチューブ式熱交換器及び冷凍サイクル装置 - Google Patents

シェルアンドチューブ式熱交換器及び冷凍サイクル装置 Download PDF

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Abstract

【課題】優れた伝熱性能を有するシェルアンドチューブ式熱交換器を提供する。【解決手段】本開示のシェルアンドチューブ式熱交換器は、シェル21と、シェル21の内部に配置され、第1流体が順番に流れるように直列に接続された複数の伝熱管群22a,22b及び22cと、シェル21の内部に配置され、複数の伝熱管群22a,22b及び22cに向けて第2流体を噴霧する複数の噴霧ユニット24a,24b及び24cと、を備えている。伝熱管群22a,22b及び22cと噴霧ユニット24a,24b及び24cとが交互に現れるように複数の伝熱管群22a,22b及び22c及び複数の噴霧ユニット24a,24b及び24cが鉛直方向に配列されている。鉛直方向の下側に位置する伝熱管群における管ピッチは、鉛直方向の上側に位置する伝熱管群における管ピッチよりも広い。【選択図】図2

Description

本開示は、シェルアンドチューブ式熱交換器及び冷凍サイクル装置に関する。
冷媒を凝縮又は蒸発させるための熱交換器として、シェルアンドチューブ式熱交換器が知られている。シェルアンドチューブ式熱交換器は、伝熱管に向けて冷媒を噴霧するように構成されていることがある。
図7は、特許文献1(図21)に記載された従来のシェルアンドチューブ式の蒸発器2を示している。蒸発器2は、シェル11、複数のチューブ15及び複数のスプレー14を有する。冷媒液12は、シェル11の底部に設けられた液溜め17に貯留されており、冷媒ポンプ18によって汲み上げられ、スプレー14を介してチューブ15に向けて噴霧される。冷媒液12は、チューブ15の表面に付着して液膜16を形成する。冷媒液12とチューブ15を流れる冷水とが熱交換することによって、冷媒液12が蒸発し、冷水が冷却される。
特開2000−230760号公報
図7に示す従来のシェルアンドチューブ式の蒸発器2には、伝熱性能の観点において改善の余地が残されている。
本開示は、優れた伝熱性能を有するシェルアンドチューブ式熱交換器を提供する。
本開示のシェルアンドチューブ式熱交換器は、
シェルと、
前記シェルの内部に配置され、第1流体が順番に流れるように直列に接続された複数の伝熱管群と、
前記シェルの内部に配置され、前記複数の伝熱管群に向けて第2流体を噴霧する複数の噴霧ユニットと、
を備え、
前記伝熱管群と前記噴霧ユニットとが交互に現れるように前記複数の伝熱管群及び前記複数の噴霧ユニットが鉛直方向に配列され、
鉛直方向の下側に位置する前記伝熱管群における管ピッチは、鉛直方向の上側に位置する前記伝熱管群における管ピッチよりも広い。
本開示の冷凍サイクル装置は、
上記本開示のシェルアンドチューブ式熱交換器と、
前記シェルアンドチューブ式熱交換器に接続された圧縮機と、
を備えている。
本開示によれば、優れた伝熱性能を有するシェルアンドチューブ式熱交換器を提供できる。
本開示の実施の形態における冷凍サイクル装置の構成図 II-II線に沿った蒸発器の縦断面図 図2に示す蒸発器に使用された伝熱管の断面図 伝熱管及び噴霧ノズルの位置関係を示す模式的な側面図 一定の管ピッチを有する蒸発器における冷媒の状態を模式的に示す図 本実施の形態の蒸発器における冷媒の状態を模式的に示す図 従来のシェルアンドチューブ式の蒸発器の断面図
(本開示の基礎となった知見等)
シェルアンドチューブ式熱交換器の性能を高めるための手段として、シェルの内部における伝熱管の実装密度を上げることが挙げられる。実装密度を上げすぎると、隣り合う伝熱管の間に液相冷媒がトラップされる可能性がある。液相冷媒がトラップされると、有効な伝熱面積が減少し、シェルアンドチューブ式熱交換器の伝熱性能も低下する。
そこで、本開示は、シェルアンドチューブ式熱交換器の伝熱性能を向上させるための技術を提供する。
以下、図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。ただし、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、又は、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が必要以上に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
(実施の形態)
以下、図1から図6を用いて、実施の形態を説明する。
[1−1.冷凍サイクル装置の構成]
図1は、シェルアンドチューブ式熱交換器を用いた冷凍サイクル装置の構成を示している。冷凍サイクル装置100は、蒸発器101、圧縮機102、凝縮器103、流量弁104及び流路110aから110dを備えている。蒸発器101の出口は流路110aによって圧縮機102の入口に接続されている。圧縮機102の出口は流路110bによって凝縮器103の入口に接続されている。凝縮器103の出口は、流路110cによって流量弁104の入口に接続されている。流量弁104の出口は流路110dによって蒸発器101の入口に接続されている。流路110a及び110bは蒸気経路である。流路110c及び流路110dは液経路である。各経路は、例えば、少なくとも1つの金属製の配管で構成されている。
蒸発器101は、後述するように、シェルアンドチューブ式熱交換器によって構成されている。
圧縮機102は、遠心圧縮機などの速度型圧縮機であってもよく、スクロール圧縮機などの容積型圧縮機であってもよい。
凝縮器103の型式は特に限定されない。プレート式熱交換器、シェルアンドチューブ式熱交換器などの熱交換器が凝縮器103に使用されうる。
冷凍サイクル装置100は、例えば、業務用又は家庭用の空気調和装置である。蒸発器101で冷却された熱媒体が回路105を通じて室内に供給され、室内の冷房に使用される。あるいは、凝縮器103で加熱された熱媒体が回路106を通じて室内に供給され、室内の暖房に利用される。熱媒体は、例えば、水である。ただし、冷凍サイクル装置100は空気調和装置に限定されず、チラー、蓄熱装置など他の装置であってもよい。
回路105は、蒸発器101に熱媒体を循環させる回路である。回路106は、凝縮器103に熱媒体を循環させる回路である。回路105及び回路106は、外気から隔離された密閉回路であってもよい。
熱媒体は、回路105及び回路106のそれぞれを流れる第1流体である。熱媒体は水に限定されず、オイル、ブラインなどの液体であってもよく、空気などの気体であってもよい。回路105の熱媒体の組成が回路106の熱媒体の組成と異なっていてもよい。
[1−2.冷凍サイクル装置の動作]
圧縮機102を起動すると、蒸発器101において冷媒が加熱されて蒸発する。これにより、気相冷媒が生成される。気相冷媒は圧縮機102に吸入されて圧縮される。圧縮された気相冷媒は圧縮機102から凝縮器103に供給される。気相冷媒は凝縮器103で冷却されて凝縮及び液化する。これにより、液相冷媒が生成される。液相冷媒は、流量弁104を経由して凝縮器103から蒸発器101に戻される。
冷媒の種類は特に限定されない。冷媒としては、フロン冷媒、低GWP(Global Warming Potential)冷媒、自然冷媒などが挙げられる。フロン冷媒としては、HCFC(hydrochlorofluorocarbon)及びHFC(hydrofluorocarbon)が挙げられる。低GWP冷媒としては、HFO−1234yf及び水が挙げられる。自然冷媒としては、二酸化炭素及び水が挙げられる。
冷媒は、常温での飽和蒸気圧が負圧の物質を主成分として含む冷媒であってもよい。このような冷媒としては、水、アルコール又はエーテルを主成分として含む冷媒が挙げられる。「主成分」とは、質量比で最も多く含まれた成分を意味する。「負圧」は、絶対圧で大気圧よりも低い圧力を意味する。「常温」は、日本工業規格(JIS Z8703)によれば、20℃±15℃の範囲内の温度を意味する。
冷媒は、第1流体である熱媒体と熱交換するべき第2流体の一例である。
[1−3.蒸発器の構成]
図2は、II-II線に沿った蒸発器101の縦断面図である。図2に示すように、蒸発器101は、シェルアンドチューブ式熱交換器で構成されている。蒸発器101は、シェル21、複数の伝熱管群22aから22c、複数の噴霧ユニット24aから24c、循環回路25及び循環ポンプ26を備えている。複数の伝熱管群22aから22c、及び、複数の噴霧ユニット24aから24cは、シェル21の内部に配置されている。蒸発器101において冷媒を効率的に蒸発させることによって冷凍サイクルの効率(COP)が向上しうる。
複数の伝熱管群22a,22b及び22cは、第1伝熱管群22a、第2伝熱管群22b及び第3伝熱管群22cを有する。第1伝熱管群22a、第2伝熱管群22b及び第3伝熱管群22cは、鉛直方向に配列されている。図2において、鉛直方向は、Z軸に平行な方向である。
複数の伝熱管群22a,22b及び22cのそれぞれは、複数の伝熱管22及び1対のヘッダー23を含む。複数の伝熱管群22a,22b及び22cのそれぞれにおいて、複数の伝熱管22は、互いに平行に配列されている。ヘッダー23とは別の手段によって複数の伝熱管22が束ねられていてもよい。
伝熱管22は、多穴かつ扁平形状の伝熱管である。伝熱管22の入口から出口に向かって熱媒体が流れる。複数の伝熱管群22a,22b及び22cのそれぞれにおいて、平坦な伝熱面が鉛直方向に平行となるように複数の伝熱管22がヘッダー23とヘッダー23との間に配列されている。
扁平形状を有する伝熱管22をシェルアンドチューブ式熱交換器に使用すると、シェル21の内部における伝熱管22の実装密度を高めることができるので、シェルアンドチューブ式熱交換器の単位体積あたりの伝熱面積を増加させるのに有利である。つまり、扁平形状を有する伝熱管22を使用することは、シェルアンドチューブ式熱交換器の小型化に有利である。
伝熱管22の材料としては、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレスなどの金属材料が挙げられる。
図3は、伝熱管22の断面を示している。伝熱管22は、1対の平坦な伝熱面22pを有するように、管状の外壁41と複数の隔壁42とによって構成されている。外壁41と隔壁42とによって囲まれた空間が熱媒体の流路43である。外壁41及び隔壁43は、それぞれ、薄板によって構成されている。薄板の厚さは、例えば、0.5mmから0.8mmの範囲にある。流路43は、例えば、四角形の断面形状を有する。伝熱管22の断面において、流路43の一辺は、例えば、0.5mmから3mmの範囲にある。流路43は、円形、三角形などの他の形状の断面を有していてもよい。流路43の内壁面に微細な溝又はフィンを形成して表面積を増大させてもよい。
複数の伝熱管群22a,22b及び22cは、例えば、鉛直方向の上側に位置する伝熱管群から鉛直方向の下側に位置する伝熱管群へと熱媒体が順番に流れるように直列に接続されている。本実施の形態では、第1伝熱管群22a、第2伝熱管群22b及び第3伝熱管群22cは、熱媒体がこの順番に流れるように直列に接続されている。第1伝熱管群22aは、接続管29によって第2伝熱管群22bに接続されている。第2伝熱管群22bは、接続管29によって第3伝熱管群22cに接続されている。第1伝熱管群22aのヘッダー23に回路105の一端が接続されている。回路105の一端が接続されたヘッダー23は、複数の伝熱管群22a,22b及び22cの入口をなす。第3伝熱管群22cのヘッダー23に回路105の他端が接続されている。回路105の他端が接続されたヘッダー23は、複数の伝熱管群22a,22b及び22cの出口をなす。熱媒体の流れ方向において、第1伝熱管群22aは、第2伝熱管群22bよりも上流側に位置している。熱媒体の流れ方向において、第2伝熱管群22bは、第3伝熱管群22cよりも上流側に位置している。
ただし、熱媒体は、第3伝熱管群22c、第2伝熱管群22b及び第1伝熱管群22aをこの順番に流れてもよい。つまり、複数の伝熱管群22a,22b及び22cにおける熱媒体の出口と入口とが逆であってもよい。
複数の噴霧ユニット24a,24b及び24cは、複数の伝熱管群22a,22b及び22cに向けて液相冷媒を噴霧する役割を担う。複数の噴霧ユニット24a,24b及び24cは、第1噴霧ユニット24a、第2噴霧ユニット24b及び第3噴霧ユニット24cを有する。複数の伝熱管群22a,22b及び22cと同じように、第1噴霧ユニット24a、第2噴霧ユニット24b及び第3噴霧ユニット24cも鉛直方向(Z軸に平行な方向)に配列されている。
複数の噴霧ユニット24a,24b及び24cのそれぞれは、複数の噴霧ノズル24を含む。本実施の形態では、噴霧ユニット24a,24b及び24cのそれぞれは、水平方向に平行な面内にマトリクス状に配置された複数の噴霧ノズル24を含む。第1噴霧ユニット24aにおける複数の噴霧ノズル24の配列は、第2噴霧ユニット24bにおける複数の噴霧ノズル24の配列に等しい。第1噴霧ユニット24aにおける複数の噴霧ノズル24の配列は、第3噴霧ユニット24cにおける複数の噴霧ノズル24の配列に等しい。つまり、複数の噴霧ユニット24a,24b及び24cのそれぞれにおいて、複数の噴霧ノズル24は、同一のパターンで配列されている。このような構成は、蒸発器101のコスト及び生産性に優れている。複数の噴霧ユニット24a,24b及び24cのそれぞれには、同一の噴霧ノズル24が使用されうる。「同一」の語句は、設計上の構造及び設計上の特性が同一であることを意味する。
ただし、噴霧ノズル24の配列は、噴霧ユニット24a,24b及び24cのそれぞれにおいて異なっていてもよい。複数の噴霧ノズル24は、互いに異なる設計上の構造及び設計上の特性を有していてもよい。
図4は、伝熱管22及び噴霧ノズル24の位置関係を示す模式的な側面図である。図4において、ヘッダー23は省略されている。本実施の形態では、伝熱面22pが鉛直方向に平行となるように、複数の伝熱管群22a,22b及び22cのそれぞれにおいて、複数の伝熱管22が水平方向に配列されている。図4では、Y軸に平行な方向が複数の伝熱管22の配列方向である。
噴霧ユニット24a,24b及び24cのそれぞれにおいて、噴霧ノズル24は、鉛直方向の上側から伝熱管22に向かって液相冷媒を噴霧するように配置されている。噴霧ノズル24は、複数の伝熱管22の上面に向かい合っており、複数の伝熱管22に向かって液相冷媒を放射状に噴霧する。冷媒のミストは、伝熱管22と伝熱管22との間の空間に入り、伝熱管22の表面22pにおいて加熱される。
本実施の形態において、複数の伝熱管群22a,22b及び22cは、互いに異なる構造を有している。詳細には、複数の伝熱管群22a,22b及び22cのそれぞれにおける複数の伝熱管22の配列が互いに異なる。第2伝熱管群22bにおける管ピッチは、第1伝熱管群22aにおける管ピッチよりも広い。第3伝熱管群22cにおける管ピッチは、第2伝熱管群22bにおける管ピッチよりも広い。つまり、鉛直方向の下側に位置する伝熱管群における管ピッチは、鉛直方向の上側に位置する伝熱管群における管ピッチよりも広い。例えば、第1伝熱管群22aにおける管ピッチが8mmであり、第2伝熱管群22bにおける管ピッチが9mmであり、第3伝熱管群22cにおける管ピッチが10mmである。「管ピッチ」とは、互いに隣り合う伝熱管22の伝熱面22pと伝熱面22pとの間隔Lを意味する。
また、第1伝熱管群22aに含まれた伝熱管22の数は、第2伝熱管群22bに含まれた伝熱管22の数よりも多い。第2伝熱管群22bに含まれた伝熱管22の数は、第3伝熱管群22cに含まれた伝熱管22の数よりも多い。つまり、鉛直方向の上側に位置する伝熱管群に含まれた伝熱管22の数は、鉛直方向の下側に位置する伝熱管群に含まれた伝熱管22の数よりも多い。
図2に示すように、伝熱管群と噴霧ユニットとが交互に現れるように、複数の伝熱管群22aから22c及び複数の噴霧ユニット24aから24cが鉛直方向に配列されている。本実施の形態では、第1噴霧ユニット24a、第1伝熱管群22a、第2噴霧ユニット24b、第2伝熱管群22b、第3噴霧ユニット24c及び第3伝熱管群22cが鉛直方向の上側からこの順番で配置されている。第1伝熱管群22aと第1噴霧ユニット24aとが対をなしている。第2伝熱管群22bと第2噴霧ユニット24bとが対をなしている。第3伝熱管群22cと第3噴霧ユニット24cとが対をなしている。複数の噴霧ユニット24a,24b及び24cは、鉛直方向の下側に向かって冷媒を噴霧する。
シェル21は、その底部に液相冷媒を貯留するように構成されている。循環回路25は、シェル21の底部と噴霧ノズル24のそれぞれとを接続している。循環回路25に循環ポンプ26が配置されている。循環ポンプ26の働きにより、シェル21の底部に貯留された液相冷媒が循環回路25を通じて噴霧ノズル24に供給される。このような構成によれば、液相冷媒の回収が容易であるとともに、噴霧ノズル24に液相冷媒を供給するためのエネルギー消費を抑えることができる。
本実施の形態において、シェル21は矩形の断面形状を有しているが、円形の断面形状を有してもよい。シェル21は、耐圧容器であってもよい。
シェル21には、流入管27及び排出管28が設けられている。流入管27は、シェル21の内部に冷媒を導く流路である。排出管28は、複数の伝熱管群22a,22b及び22cの表面で蒸発した冷媒をシェル21の外部に導く流路である。流入管27及び排出管28には、それぞれ、流路110d及び流路110aが接続されうる。
本実施の形態において、熱媒体の流れ方向の最も上流側に位置する伝熱管群は、複数の伝熱管群22a,22b及び22cの中で排出管28から最も近い位置に配置されている。第1伝熱管群22aは、熱媒体の流れ方向の最も上流側に位置する伝熱管群であり、かつ、複数の伝熱管群22a,22b及び22cの中で排出管28から最も近い位置に配置されている。第1伝熱管群22aにおいて発生する気相冷媒の量は、第2伝熱管群22bにおいて発生する気相冷媒の量よりも多い。第2伝熱管群22bにおいて発生する気相冷媒の量は、第3伝熱管群22cにおいて発生する気相冷媒の量よりも多い。第1伝熱管群22aにおいて発生する気相冷媒の量は、複数の伝熱管群22a,22b及び22cの中で最も多い。そのため、第1伝熱管群22aが排出管28の近傍に位置している場合、よりスムーズに蒸発器101の外部に気相冷媒を導くことができる。「量」の語句は、単位時間あたりの量を意味する。
本実施の形態において、排出管28は、シェル21の上部に設けられている。そのため、液相冷媒がシェル21の外部に排出されにくい。
[1−4.動作]
以上のように構成された蒸発器101について、以下その動作及び作用を説明する。
循環ポンプ26を起動すると、液相冷媒がシェル21の底部から噴霧ユニット24a,24b及び24cに供給される。液相冷媒は、噴霧ユニット24a,24b及び24cのそれぞれから伝熱管群22a,22b及び22cのそれぞれの伝熱管22の平坦な伝熱面22pに平行に噴霧される。熱媒体は、第1伝熱管群22aに流入し、第1伝熱管群22aを流れたのち、接続管29を通じて第2伝熱管群22bに流入する。熱媒体は、第2伝熱管群22bを流れたのち、接続管29を通じて第3伝熱管群22cに流入する。伝熱管群22a,22b及び22cに熱媒体を流しながら伝熱管群22a,22b及び22cに向けて液相冷媒を噴霧すれば、伝熱管群22a,22b及び22cにおいて熱媒体と液相冷媒との熱交換が行われ、冷媒が蒸発して気相冷媒が生成される。
伝熱管22として扁平形状の伝熱管を用いるとともに、伝熱面22pに平行に冷媒を噴霧することによって、伝熱管群22a,22b及び22cにおける死水域を減らすことができる。そのため、本実施の形態のように、冷媒を一方向にのみ噴霧する場合にも、十分な伝熱面積を確保することができる。「死水域」は、伝熱管22の表面の一部であって、冷媒のミストが接触しにくい部分を意味する。噴霧ノズル24からの距離が増えれば増えるほど、伝熱管22の表面に死水域が生じやすい。
図5は、一定の管ピッチを有するシェルアンドチューブ式の蒸発器における冷媒の状態を模式的に示している。図5に示すように、上から下に向かって冷媒を噴霧したとき、第1噴霧ユニット(図示せず)から噴霧された冷媒は、第1伝熱管群202aの伝熱管202の表面で蒸発する。第1噴霧ユニットから噴霧された冷媒の一部は、未蒸発のまま第1伝熱管群202aを通過し、第2噴霧ユニット(図示せず)から噴霧された冷媒とともに第2伝熱管群202bに流入する。未蒸発のまま第1伝熱管群202aを通過した冷媒は、第2伝熱管群202bの伝熱管202の表面で凝集し、ミストの状態から液滴の状態へと変化する。冷媒の液滴は、第2噴霧ユニット(図示せず)から噴霧された冷媒のミストと合体して更に成長する。冷媒の液滴が十分な大きさまで成長すると、冷媒の液滴は、隣り合う伝熱管202の間にブリッジを形成してトラップされる。同じ作用によって、第2伝熱管群202bを通過した未蒸発の冷媒は、第3伝熱管群202cの伝熱管202の表面で凝集する。これにより、第3伝熱管群202cにおいて、より多くの液相冷媒のブリッジが形成され、より多くの液相冷媒が伝熱管202と伝熱管202との間にトラップされる。液相冷媒のブリッジは、液膜の厚さの増加に伴う熱抵抗の増加により、熱交換を阻害する。
図6は、本実施の形態の蒸発器101における冷媒の状態を模式的に示している。第1噴霧ユニット24aから噴霧された冷媒は、第1伝熱管群22aの伝熱管22の表面で蒸発する。第1噴霧ユニット24aから噴霧された冷媒の一部は、未蒸発のまま第1伝熱管群22aを通過し、第2噴霧ユニット24bから噴霧された冷媒ミストとともに第2伝熱管群22bに流入する。このとき、未蒸発のまま第1伝熱管群22aを通過した冷媒は、第2伝熱管群22bの伝熱管22の表面で凝集し、ミストの状態から液滴の状態へと変化する。しかし、第2伝熱管群22bにおける管ピッチが第1伝熱管群22aにおける管ピッチよりも広いので、冷媒の液滴は、第2伝熱管群22bにおいて、隣り合う伝熱管22の間にブリッジを形成しにくい。冷媒の液滴は、第2伝熱管群22bにトラップされず、第2伝熱管群22bを通過する。第2噴霧ユニット24bから噴霧された冷媒は、ミスト状態で第2伝熱管群22bの伝熱管22に接触して蒸発する。未蒸発の冷媒は、第2伝熱管群22bを通過し、第3伝熱管群22cの伝熱管22の表面で更に凝集する。しかし、第3伝熱管群22cにおける管ピッチが第2伝熱管群22bにおける管ピッチよりも広いので、冷媒の液滴は、第3伝熱管群22cにおいて、隣り合う伝熱管22の間にブリッジを形成しにくい。第3噴霧ユニット24cから噴霧された冷媒は、ミストの状態で第3伝熱管群22cの伝熱管22の表面に接触して蒸発する。
以上に説明した通り、本実施の形態によれば、鉛直方向の下側に位置する伝熱管群おいて、冷媒の液滴がブリッジを形成することに起因する有効伝熱面積の減少を抑制できる。その結果、蒸発器101は、優れた伝熱性能を発揮する。本実施の形態の蒸発器101を用いた冷凍サイクル装置の効率も向上する。
伝熱管202の数が減ったとしても、熱媒体の流速が向上するため、及び、有効伝熱面積が十分に確保されるため、鉛直方向の下側に位置する伝熱管群の能力は向上する。
[1−5.効果等]
以上のように、本実施の形態において、鉛直方向の下側に位置する伝熱管群における管ピッチは、鉛直方向の上側に位置する伝熱管群における管ピッチよりも広い。
このような構成によれば、上側の噴霧ユニットから噴霧された冷媒の一部が未蒸発のまま下側の伝熱管群に到達して大きい液滴に成長したとしても、冷媒の液滴が隣り合う伝熱管の間にブリッジを形成しにくく、トラップされにくい。これにより、シェルアンドチューブ式熱交換器の有効伝熱面積を増加させることができる。その結果、優れたシェルアンドチューブ式熱交換器は、伝熱性能を発揮する。本実施の形態のシェルアンドチューブ式熱交換器を用いた冷凍サイクル装置の効率も向上する。
本実施の形態において、複数の伝熱管群は、鉛直方向の上側に位置する伝熱管群から鉛直方向の下側に位置する伝熱管群へと第1流体が順番に流れるように直列に接続されていてもよい。このような構成によれば、冷媒をより効率的に蒸発させることができる。特に、鉛直方向の最も上側に位置する伝熱管群から排出管までの距離が短いとき、よりスムーズにシェルアンドチューブ式熱交換器の外部に気相冷媒を導くことができる。
本実施の形態において、鉛直方向の上側に位置する伝熱管群に含まれた伝熱管の数は、鉛直方向の下側に位置する伝熱管群に含まれた伝熱管の数よりも多くてもよい。このような構成によれば、隣り合う伝熱管の間に冷媒がよりブリッジを形成しにくい。
本実施の形態において、複数の伝熱管群のそれぞれは、互いに平行に配列された扁平形状の複数の伝熱管を含んでいてもよい。扁平形状を有する伝熱管をシェルアンドチューブ式熱交換器に使用すると、シェルの内部における伝熱管の実装密度を高めることができる。伝熱管が扁平形状を有している場合、伝熱管と伝熱管との間の流路に液相冷媒のブリッジが生じやすい。そのため、扁平形状を有する伝熱管を用いたシェルアンドチューブ式熱交換器に本開示の技術が特に有効である。
本実施の形態の冷凍サイクル装置は、本実施の形態のシェルアンドチューブ式熱交換器と、シェルアンドチューブ式熱交換器に接続された圧縮機とを備えている。シェルアンドチューブ式熱交換器は、蒸発器に使用されてもよく、凝縮器に使用されてもよい。本実施の形態のシェルアンドチューブ式熱交換器を使用することによって、冷凍サイクル装置の効率を向上させることができる。
(他の実施の形態)
本開示のシェルアンドチューブ式熱交換器は、伝熱管群を2つのみ有していてもよく、4つ以上の伝熱管群を有していてもよい。
複数の噴霧ユニット24a,24b及び24cのそれぞれは、噴霧ノズル24を1つのみ有していてもよい。
伝熱管は、アスペクト比の大きい扁平形状の伝熱管に限定されず、円形又は楕円形の断面を有する伝熱管であってもよい。
鉛直方向の下側に位置する伝熱管群における管ピッチが鉛直方向の上側に位置する前記伝熱管群における管ピッチよりも広ければ、下記のような構成も許容される。すなわち、第2伝熱管群22bにおける管ピッチは、第3伝熱管群22cにおける管ピッチに等しく、第1伝熱管群22aにおける管ピッチよりも広くてもよい。あるいは、第2伝熱管群22bにおける管ピッチは、第1伝熱管群22aにおける管ピッチに等しく、第3伝熱管群22cにおける管ピッチよりも狭くてもよい。このような構成によっても、図5及び図6を参照して説明した効果が得られる。ただし、有効伝熱面積の減少を抑制する効果の観点において、図2及び図6に示す構成は有利である。
第2伝熱管群22bに含まれた伝熱管の数は、第1伝熱管群22aに含まれた伝熱管の数に等しく、第3伝熱管群22cに含まれた伝熱管の数よりも多くてもよい。あるいは、第2伝熱管群22bに含まれた伝熱管の数は、第3伝熱管群22cに含まれた伝熱管の数に等しく、第1伝熱管群22aに含まれた伝熱管の数よりも少なくてもよい。
複数の伝熱管群22a,22b及び22cのそれぞれにおいて、伝熱管22は、複数列(例えば、上下2列)で設けられていてもよく、1列のみ設けられていてもよい。
本明細書に開示されたシェルアンドチューブ式熱交換器は、業務用エアコンなどの空気調和装置に特に有用である。シェルアンドチューブ式熱交換器は、蒸発器のみならず、凝縮器として使用されてもよい。本明細書に開示された冷凍サイクル装置は、空気調和装置に限定されず、吸収式冷凍機、チラー、蓄熱装置などの他の装置であってもよい。
21 シェル
22 伝熱管
22a 第1伝熱管群
22b 第2伝熱管群
22c 第3伝熱管群
23 ヘッダー
24 噴霧ノズル
24a 第1噴霧ユニット
24b 第2噴霧ユニット
24c 第3噴霧ユニット
25 循環回路
26 循環ポンプ
27 流入管
28 排出管
29 接続管
100 冷凍サイクル装置
101 蒸発器
102 圧縮機
103 凝縮器
104 流量弁
105,106 回路
110a,110b,110c,110d 流路

Claims (5)

  1. シェルと、
    前記シェルの内部に配置され、第1流体が順番に流れるように直列に接続された複数の伝熱管群と、
    前記シェルの内部に配置され、前記複数の伝熱管群に向けて第2流体を噴霧する複数の噴霧ユニットと、
    を備え、
    前記伝熱管群と前記噴霧ユニットとが交互に現れるように前記複数の伝熱管群及び前記複数の噴霧ユニットが鉛直方向に配列され、
    鉛直方向の下側に位置する前記伝熱管群における管ピッチは、鉛直方向の上側に位置する前記伝熱管群における管ピッチよりも広い、
    シェルアンドチューブ式熱交換器。
  2. 前記複数の伝熱管群は、鉛直方向の上側に位置する前記伝熱管群から鉛直方向の下側に位置する前記伝熱管群へと前記第1流体が順番に流れるように直列に接続されている、
    請求項1に記載のシェルアンドチューブ式熱交換器。
  3. 鉛直方向の上側に位置する前記伝熱管群に含まれた伝熱管の数は、鉛直方向の下側に位置する前記伝熱管群に含まれた伝熱管の数よりも多い、
    請求項1又は2に記載のシェルアンドチューブ式熱交換器。
  4. 前記複数の伝熱管群のそれぞれは、互いに平行に配列された扁平形状の複数の伝熱管を含む、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のシェルアンドチューブ式熱交換器。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のシェルアンドチューブ式熱交換器と、
    前記シェルアンドチューブ式熱交換器に接続された圧縮機と、
    を備えた、冷凍サイクル装置。
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