JP2023043019A - レンズ装置、撮像装置、およびレンズ装置の製造方法 - Google Patents

レンズ装置、撮像装置、およびレンズ装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】、例えば、光学性能の点で有利なレンズ装置を提供する。【解決手段】レンズ装置(100)は、レンズ群(8)を保持し、カムフォロア(12)を有する移動筒(9)と、カムフォロアが係合するカム(6a)が形成されたカム筒(6)と、カム筒が嵌合する固定筒(1)と、光軸の方向に沿って延び、カムフォロアが係合する第1の直進案内(7d)が形成された直進案内部材(7)と、固定筒と直進案内部材との相対位置を調整可能な調整部(7e、7f、14)とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、レンズ装置、撮像装置、およびレンズ装置の製造方法に関する。
固定筒の内側で回転筒を回転することで、それらにそれぞれ設けられた直進案内(ガイド)およびカムに係合する複数のカムフォロアを備えた移動鏡筒が進退するレンズ装置が知られている。しかし、このようなレンズ装置では、固定筒と回転筒との間の嵌合ガタと、カムフォロアと直進案内またはカムとの間のガタとが存在する。固定筒に対する回転筒の偏芯(偏心)状態が嵌合ガタ内で変化すると、直進案内とカムとの重なる位置が各カムフォロワで異なり、移動群の姿勢に変化が生じうる。また、カムフォロアと直進案内およびカムとの間にガタが存在すると、カムフォロアが直進案内およびカムに対して変位し、移動群の姿勢に変化が生じうる。
特許文献1には、固定筒と回転筒との間に偏芯リングを設け、固定筒の中心軸と回転筒の中心軸とを一致させるレンズ鏡筒が開示されている。
特開2011-203466号公報
特許文献1に開示されたレンズ鏡筒では、固定筒と回転筒との間の嵌合ガタに起因する光学性能の変化は低減することができる。しかし、カムフォロアと直進案内およびカムとの間のガタに起因する光学性能の変化は低減することができない。
本発明は、例えば、光学性能の点で有利なレンズ装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面としてのレンズ装置は、レンズ群を保持し、カムフォロアを有する移動筒と、前記カムフォロアが係合するカムが形成されたカム筒と、前記カム筒が嵌合する固定筒と、光軸の方向に沿って延び、前記カムフォロアが係合する第1の直進案内が形成された直進案内部材と、前記固定筒と前記直進案内部材との相対位置を調整可能な調整部とを有する。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施形態において説明される。
本発明によれば、例えば、光学性能の点で有利なレンズ装置を提供することができる。
第1の実施形態におけるレンズ装置の部分断面図である。 第1の実施形態におけるレンズ装置の要部側面図である。 第1の実施形態における第1のカムフォロアの位置変化の説明図である。 第1の実施形態における第1のカムフォロアの位置変化の説明図である。 第1の実施形態における光学性能の変化を抑制する調整方法の説明図である。 第1の実施形態における光学性能の変化を抑制する調整方法の説明図である。 第2の実施形態におけるレンズ装置の部分断面図である。 各実施形態における撮像装置の概略図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施形態)
まず、図1および図2を参照して、本発明の第1の実施形態におけるレンズ装置100を説明する。図1は、レンズ装置100の部分断面図である。図2は、レンズ装置100の要部側面図であり、固定筒1よりも外周側の構造を全て省略し、直進案内部材7を示している。各図において、左側が被写体側、右側が撮像面側である。
レンズ装置100は、不図示のマウントが固定筒1に固定され、固定筒1の被写体側にはカム筒押さえリング2が固定されている。固定筒1の外周部にはフォーカス操作リング3およびズーム操作リング4が嵌合し、光軸回りに滑らかに回動可能な状態に保持される。フォーカス操作リング3は、不図示の連結ピンを介して不図示のオスヘリコイドに伝達され、不図示のオスヘリコイドに保持された焦点調節光学系である不図示の光学素子の光軸X-X方向の移動に変換される。
指標線環5は、フォーカス操作リング3とズーム操作リング4との間に固定され、フォーカス操作リング3の光軸X-X方向の位置を規制する。指標線環5の外周部には、フォーカス操作リング3に刻印されたフォーカス指標に相対する指標線が配設されている。固定筒1には、溝1a、1b、1cが、被写体側から見て頂点位置を溝1aとして、時計周り方向に溝1b、1c(図5および図6参照)と120度等分に設けられている。
直進案内部材7(7a、7b、7c)は、光軸方向に延在し、一本の直進ガイド溝(第1の直進案内)7dを有する。直進案内部材7は、被写体側から見て頂点位置を直進案内部材7aとして、時計周り方向に直進案内部材7b、7c(図5および図6参照)とし、溝1a、1b、1cにそれぞれ固定される。固定筒1には、第1のカムフォロア12は係合せず第2のカムフォロア13が係合する直進ガイド溝(第2の直進案内)1dが、溝1a、1b、1cの中心に位置するように形成されている。
固定筒1の内側には、カム筒6が固定筒1に対して嵌合している。カム筒6は、カム筒押さえリング2により光軸X-X方向の位置が規制され、固定筒1に対して回動可能に保持されている。カム筒6の周方向には、3本のカム(カム溝)6aおよび3本のカム(カム溝)6bが形成されている。カム筒6の内側には、変倍光学系である第1の光学素子(レンズ群)8を保持する第1の移動筒(移動筒)9、および第2の光学素子10を保持する第2の移動筒11が配置されている。
第1のカムフォロア(カムフォロア)12(12a、12b、12c)は、被写体側から見て頂点位置を第1のカムフォロア12aとして、時計周り方向に第1のカムフォロア12b、12cとし、第1の移動筒9の外周部に固定される。第1のカムフォロア12a、12b、12cは、直進ガイド溝7dおよびカム6aに摺動可能に係合している。
第2のカムフォロア13(13a、13b、13c)は、被写体側から見て頂点位置を第2のカムフォロア13aとして、時計周り方向に第2のカムフォロア13b、13cとし、第1の移動筒9の外周部に固定される。第2のカムフォロア13は、第1のカムフォロア12とは高さが異なり、直進ガイド溝1dおよびカム6bに摺動可能に係合している。
また、カム筒6に固定された不図示の連結ピンは、ズーム操作リング4の不図示の係合穴に係合している。ズーム操作リング4には、ズーム指標が刻印されており、固定筒1の外周部にはズーム指標に相対する指標線が配設されている。
溝1a、1b、1cの両端には直進案内部材7を固定するための固定用のネジ穴が設けられている。直進案内部材7は、直進案内部材7の両端に設けられた長穴7eを介して、第1のネジ(固定部材)14で溝1a、1b、1cに固定される。直進案内部材7は、光軸X-X方向に溝1a、1b、1cに嵌合し規制され、周方向には隙間が設けられている。また、直進案内部材7の両端には第1の調整穴(開口)7fが設けられている。そして、径方向から第1の調整穴7fとカム筒押さえリング2に設けられた第2の調整穴2aに不図示の工具を挿入し、固定筒1に対して図2中の矢印Bの方向(周方向)に直進案内部材7の位置を調整する。
以上の構成により、所定の焦点距離となるようにズーム操作リング4を回転操作すると、不図示の連結ピンを介して固定筒1に嵌合するカム筒6が光軸周りに回転し、直進ガイド溝7dとカム6aとが重なる位置に第1のカムフォロア12が移動する。同様に、直進ガイド溝1dとカム6bとが重なる位置に第2のカムフォロア13が移動する。その結果、第1の光学素子8および第2の光学素子10の位置を光軸X-X方向に連続的に変更することができる。
ここで、図3および図4を参照して、部品間のガタによる第1のカムフォロア12の動き方について説明する。なお、動き方の一例の説明とするため、図3および図4では、第1のカムフォロア12a、12b、12cを第1のカムフォロア12と表記している。
図3は、固定筒1とカム筒6との間の嵌合ガタによる第1のカムフォロアの位置変化の説明図である。図3では、固定筒1とカム筒6との間の嵌合ガタによりカム筒6が偏心することで、直進ガイド溝7dとカム6aの位置関係が変化したときに第1のカムフォロア12が光軸X-X方向に移動する様子を示している。ここで、第1のカムフォロア12と直進ガイド溝7dまたはカム6aとの間のガタは無く、固定筒1とカム筒6との間の嵌合ガタが存在するものとする。このとき、固定筒1とカム筒6との間の嵌合ガタの分だけ固定筒1に対してカム筒6が自重により偏芯する。
図3では、カム筒6の偏芯によるカム6aと第1のカムフォロア12の動きとして、ガタが0のときの設計位置を二点鎖線、カム筒6の偏芯後の位置を実線でそれぞれ示している。ここで、カム6aは矢印Cの方向に偏芯する。カム6aが偏芯すると、第1のカムフォロア12も矢印Cの方向へ移動しようとするが、直進ガイド溝7dにより矢印Cの方向への移動は規制される。よって、第1のカムフォロア12は、カム6aに沿って矢印Dの方向に移動する。
次に、図4を参照して、第1のカムフォロア12と直進ガイド溝7dまたはカム6aとの間のガタに起因する光学性能の変化について説明する。図4は、第1のカムフォロア12と、直進ガイド溝7dまたはカム6aとの当たり方による第1のカムフォロア12の位置変化の説明図である。図4では、第1のカムフォロア12と直進ガイド溝7dまたはカム6aとのガタの分だけ、カム6aに対して第1のカムフォロア12の当たる位置が変化する様子を示している。ここで、固定筒1とカム筒6との間の嵌合ガタは無く、第1のカムフォロア12と直進ガイド溝7dまたはカム6aとの間のガタが存在する。
固定筒1とカム筒6との間の嵌合ガタが0のとき、カム筒6は偏芯しないため、カム6aの位置は変化しない。図4では、第1のカムフォロア12の動きとして、ガタが0の設計値の第1のカムフォロア12を二点鎖線で示し、設計値よりも径が小さくガタが生じる第1のカムフォロア12を実線で示している。第1のカムフォロア12は、第1の移動筒9の重心によるモーメントでカム6aの被写体側に押し付けられているため、カム6aは図4に示されるように矢印Eの方向に移動する。
次に、図5および図6を参照して、固定筒1とカム筒6との間のガタ、および第1のカムフォロア12と直進ガイド溝7dまたはカム6aの間のガタのそれぞれに起因する光学性能の変化の両方を抑制するための調整方法の一例を説明する。
図5(a)~(c)は、光学性能の変化を抑制する調整方法の説明図である。図5(a)は、直進案内部材7を位置調整する前の、図1中の矢印Aの方向から見た第1の移動筒9を示している。図5(a)において、矢印Fは第1のカムフォロア12bの軸方向を示し、矢印Gは第1のカムフォロア12cの軸方向を示している。図5(b)、(c)は、矢印F、Gの方向から見た第1のカムフォロア12b、12cの拡大図を示している。図5(b)、(c)中の点線の円は、理想的な第1のカムフォロア12の位置を示している。
実際には、固定筒1とカム筒6との間の嵌合ガタの分だけカム筒6が自重方向に移動し、直進ガイド溝7dとカム6aとの重なる位置がずれる。また、第1のカムフォロア12と直進ガイド溝7dまたはカム6aとの間のガタにより、第1のカムフォロア12は自重方向に移動する。つまり、図5(a)に示されるように第1のカムフォロア12bは被写体側へ、図5(c)に示されるように第1のカムフォロア12cは撮像面側へずれた位置で保持されるため、第1の移動筒9全体として姿勢変化が生じる。
次に、図6(a)~(c)を参照して、第1の移動筒9の姿勢の調整方法について説明する。図6(a)は、直進案内部材7を調整した後の図1中の矢印Aの方向から見た第1の移動筒9を示している。図6(a)において、矢印Fは第1のカムフォロア12bの軸方向を示し、矢印Gは第1のカムフォロア12cの軸方向を示している。図6(b)、(c)は、矢印F、Gの方向から見た第1のカムフォロア12b、12cの拡大図を示している。図6(b)、(c)中の点線の円は、理想的な第1のカムフォロア12の位置を示す。
ここで、理想的な位置からずれている第1のカムフォロア12が係合している直進案内部材7bを、図6(a)に示されるように矢印H、Iの方向へ移動させる。第1のカムフォロア12b、12cはカム6aに沿って矢印J、Kの方向に移動し、第1のカムフォロア12b、12cの中心と理想的な第1のカムフォロア12の中心とが略一致する。
このように、部品間のガタによる第1のカムフォロア12の移動に対して直進案内部材7の位置調整を行うことで、第1のカムフォロア12を理想的な位置とすることができる。このため、光学性能の変化を抑制することが可能となる。第1のカムフォロア12の移動方向は、第1のカムフォロア12の位相、レンズ装置の重心位置や姿勢などの条件に応じて異なり、第1のカムフォロア12ごとに直進案内部材7の調整方向および調整量を変更することで種々の組み合わせに対応可能である。
また、第1の移動筒9に固定された第1のカムフォロア12とは高さの異なる第2のカムフォロア13を、第2の移動筒11に固定する。これにより、第2の移動筒11は、第2のカムフォロア13とカム6aと直進ガイド溝1dによって姿勢が決定される。このため、第2の移動筒11の姿勢には影響を与えずに、第1の移動筒9の姿勢を調整することができる。また、第1の移動筒9の2箇所に第1のカムフォロア12を固定し、1箇所には第2のカムフォロア13を固定することで、直進案内部材7の位置調整によって移動しない第2のカムフォロア13を基準に調整可能とし、調整作業を容易にすることができる。
なお本実施形態では、固定筒1の内周面にカム筒6が嵌合し回動するように構成されているが、これに限定されるものではなく、固定筒1の外周面にカム筒6が嵌合し回動するように構成しても良い。また本実施形態は、ズーミング光学系に適用されているが、これに限定されるものではなく、フォーカス光学系にも適用可能である。また本実施形態では、第1の移動筒9に第1のカムフォロア12を、第2の移動筒11に第2のカムフォロア13をそれぞれ固定しているが、調整対象となる光学素子の光学性能の変化の大きさ等に応じて組み合わせを変更しても良い。
(第2の実施形態)
次に、図7を参照して、本発明の第2の実施形態におけるレンズ装置100aについて説明する。図7は、レンズ装置100aの部分断面図であり、直進案内部材(直進案内部)27を示している。なお本実施形態では、説明を簡単にするために、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付し、相違する点のみを説明する。
本実施形態の直進案内部材27は、全ての直進ガイド溝7dを有する一体の筒状の部品であり、第1のカムフォロア12の軸方向に偏芯調整を行うためのセットビス(ビス)15が設けられている。また直進案内部材27は、カム筒押さえリング2に第2のネジ16により固定されている。セットビス15は、第1のカムフォロア12a、12b、12cと同じ位相と、その180度反対側に全部で6箇所設けられている。なお、本実施形態におけるその他の形状、およびズーミング動作は、第1の実施形態と同様である。
セットビス15を操作することで、直進案内部材27は、固定筒21に対して第1のカムフォロア12の軸方向に移動する。このとき、調整するセットビス15と同じ位相の第1のカムフォロア12は、周方向の位置が変化しない。このため、調整するセットビス15と同じ位相の第1のカムフォロア12は、調整するセットビス15とは別の位相の第1のカムフォロア12に対する基準とすることができる。なお、他の第1のカムフォロア12は、直進案内部材27の移動により案内溝との位置関係が変化し、カム6aの傾きに応じて移動する。
このように、直進案内部材27の調整方向を第1のカムフォロア12の軸方向に指定することで、一度の調整作業で二つの第1のカムフォロア12と案内溝の関係を変えることができる。第1の移動筒9の姿勢に応じて直進案内部材27の位置調整を行うことで、固定筒1とカム筒6との間の嵌合ガタ、および第1のカムフォロア12と案内溝の間のガタに起因する光学性能の変化の両方を抑制することが可能となる。
なお本実施形態では、固定筒21の内周面にカム筒6が嵌合し回動するように構成されているが、これに限定されるものではなく、固定筒21の外周面にカム筒6が嵌合し回動するように構成しても良い。また本実施形態は、ズーミング光学系に適用されるが、これに限定されるものではなく、フォーカス光学系にも適用可能である。また本実施形態では、第1のカムフォロア12を軸方向に調整するが、第1のカムフォロア12の位相や第1の移動筒9の重心位置に応じて自重方向に調整しても良い。
各実施形態において、レンズ装置は、カム6aが形成されたカム筒6と、光軸の方向に沿って延び、カムフォロアが係合する第1の直進案内(直進ガイド溝7d)が形成された直進案内部材7と、固定筒と直進案内部材との相対位置を調整可能な調整部とを有する。
好ましくは、カム筒が光軸の周りに回転することにより光軸の方向において移動筒(第1の移動筒9)が移動する。また好ましくは、調整部は、固定筒と直進案内部材との相対位置を光軸の周りの方向において調整可能である。
好ましくは、調整部は、直進案内部材に長穴7eが形成され、長穴を介して直進案内部材を固定筒に固定する固定部材(第1のネジ14)を含む。より好ましくは、調整部は、固定筒に対する直進案内部材の位置を調整するための開口(第1の調整穴7f)が形成されている。
好ましくは、調整部は、直進案内部材をカムフォロアの軸の方向に移動させて固定筒に対する直進案内部材の偏芯調整が可能である。より好ましくは、調整部は、偏芯調整を行うためのビス(セットビス15)を含む。
また各実施形態において、レンズ装置の製造方法は、移動筒とカム筒と固定筒とを組み立てるステップと、カムと第1の直進案内との相対位置を調整するステップとを有する。
各実施形態によれば、例えば、固定筒とカム筒との間の嵌合ガタおよびカムフォロアと案内溝との間のガタの両方に起因する光学性能の変化を抑制する点で有利なレンズ装置、撮像装置、およびレンズ装置の製造方法を提供することができる。
また、図8に示されるように、各実施形態のレンズ装置100(100a)と、レンズ装置100により形成された像を撮る撮像素子201を含むカメラ装置(撮像装置本体)200とを有する撮像装置300を構成することができる。これにより、各実施形態の効果を奏する撮像装置300を実現することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1 固定筒
6 カム筒
6a カム
7 直進案内部材
7d 直進ガイド溝(第1の直進案内)
8 第1の光学素子(レンズ群)
9 第1の移動筒(移動筒)
12 第1のカムフォロア(カムフォロア)
100 レンズ装置

Claims (11)

  1. レンズ群を保持し、カムフォロアを有する移動筒と、
    前記カムフォロアが係合するカムが形成されたカム筒と、
    前記カム筒が嵌合する固定筒と、
    光軸の方向に沿って延び、前記カムフォロアが係合する第1の直進案内が形成された直進案内部材と、
    前記固定筒と前記直進案内部材との相対位置を調整可能な調整部とを有することを特徴とするレンズ装置。
  2. 前記カム筒が前記光軸の周りに回転することにより前記光軸の方向において前記移動筒が移動することを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
  3. 前記固定筒は、第2の直進案内が形成され、
    前記カムフォロアは、第1のカムフォロアと第2のカムフォロアとを含み、
    前記第1の直進案内には、前記第1のカムフォロアが係合し、
    前記第2の直進案内には、前記第2のカムフォロアが係合することを特徴とする請求項1または2に記載のレンズ装置。
  4. 前記調整部は、前記固定筒と前記直進案内部材との相対位置を前記光軸の周りの方向において調整可能であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のレンズ装置。
  5. 前記直進案内部材は、前記固定筒に固定されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のレンズ装置。
  6. 前記調整部は、
    前記直進案内部材に長穴が形成され、
    前記長穴を介して前記直進案内部材を前記固定筒に固定する固定部材を含むことを特徴とする請求項5に記載のレンズ装置。
  7. 前記調整部は、前記固定筒に対する前記直進案内部材の位置を調整するための開口が形成されていることを特徴とする請求項6に記載のレンズ装置。
  8. 前記調整部は、前記直進案内部材を前記カムフォロアの軸の方向に移動させて前記固定筒に対する前記直進案内部材の偏芯調整が可能であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のレンズ装置。
  9. 前記調整部は、前記偏芯調整を行うためのビスを含むことを特徴とする請求項8に記載のレンズ装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれか一項に記載のレンズ装置と、
    前記レンズ装置により形成された像を撮る撮像素子とを有することを特徴とする撮像装置。
  11. レンズ群を保持し、カムフォロアを有する移動筒と、前記カムフォロアが係合するカムが形成されたカム筒と、前記カム筒が嵌合する固定筒と、光軸の方向に沿って延び、前記カムフォロアが係合する第1の直進案内が形成された直進案内部材とを有するレンズ装置の製造方法であって、
    前記移動筒と前記カム筒と前記固定筒と直進案内部材とを互いに組み付けるステップと、
    前記固定筒と前記直進案内部材との相対位置を調整するステップとを有することを特徴とする製造方法。
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