JP2023042821A - 詰め替え用パウチ - Google Patents

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Abstract

【課題】詰め替え用パウチにおいて、詰め替え先の容器との接続が容易で、かつ内容物の詰め替えが安定している、詰め替え用パウチを提供することを課題とする。【解決手段】内容物を内部に収納可能で、開封ののち内容物を注ぎ出して、他の容器に詰め替えることのできる、詰め替え用パウチであって、プラスチックフィルムまたは紙を含むシート材を製袋してなるパウチ本体と、プラスチックフィルムまたは紙を含むシート材からなる注出補助部材とからなり、パウチ本体と注出補助部材とは、連続して詰め替え用パウチを構成し、密封されており、パウチ本体に収納された内容物は、注出補助部材を経由して、その先端部に形成される開口部から、注出可能であって、注出補助部材は、その先端の開口部に向かって、先細りの漏斗形状になっていることを特徴とする、詰め替え用パウチである。【選択図】図1

Description

本発明は、包装容器のうちパウチに関するものである。特に内部に液体、顆粒、粉体などの内容物を収納可能で、別の容器に詰め替えることができる、詰め替え用パウチに関するものである。
環境意識の高まりを背景に、プラスチックボトルやガラスボトルの使い捨てをやめ、内容物を詰め替えて利用する方法が、洗剤やトイレタリーなどの分野では、すでに広く用いられている。
例えば、シート材をシールするなどして製袋された、詰め替え用パウチにおいて、注出口を形成し、パウチ内部に収納された内容物を、注出して詰め替えるものが知られている。
例えば特許文献1には、粉末状の内容物を対象として、別容器に詰め替えるための詰め替え用パウチの提案がなされているが、詰め替え用パウチと詰め替え先容器との間の隙間などの不具合によって、外部に飛散する粉体をパウチ本体で詰め替え先のボトル覆うことのみが主眼となっており、詰め替え用パウチと詰め替え先パウチとの接続や、詰め替え作業の安定性を改善するものではなかった。
特許第4967448号公報
本発明はかかる状況に鑑みてなされたものであり、詰め替え用パウチにおいて、詰め替え先の容器との接続が容易で、かつ内容物の詰め替えが安定している、詰め替え用パウチを提供することを課題とする。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、
内容物を内部に収納可能で、開封ののち内容物を注ぎ出して、他の容器に詰め替えることのできる、詰め替え用パウチであって、
詰め替え用パウチはプラスチックフィルムまたは紙を含むシート材を製袋してなるパウチ本体と、プラスチックフィルムまたは紙を含むシート材からなる注出補助部材とからなり、
パウチ本体と注出補助部材とは、連続して詰め替え用パウチを構成し、密封されており、
パウチ本体に収納された内容物は、注出補助部材を経由して、その先端部に形成される開口部から、注出可能であって、
注出補助部材は、その先端の開口部に向かって、先細りの漏斗形状になっていることを特徴とする、詰め替え用パウチである。
また、請求項2に記載の発明は、
前記注出補助部材の先端の開口部は、注出補助部材が折りたたまれて平坦になった状態において、補助部材の根本から先端に向かう中心線に対して、直角方向の直線でカットし
た形状に形成されることを特徴とする、請求項1に記載の詰め替え用パウチである。
また、請求項3に記載の発明は、
前記注出補助部材は、開口部を設けて先細りの漏斗形状に膨らんだ時に、その中心線を含む断面において、片側5度~20度の角度で先細りになっていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の詰め替え用パウチである。
また請求項4に記載の発明は、
前記詰め替え用パウチを構成するシート材は、ガスバリア層を含んでなることを特徴とする、請求項1~請求項3のいずれかに記載の詰め替え用パウチである。
本発明によれば、詰め替え用パウチにおいて、詰め替え先の容器との接続が容易で、かつ内容物の詰め替えが安定している、詰め替え用パウチを提供することが可能である。
特に詰め替え用パウチが、プラスチックフィルムまたは紙を含むシート材から構成されていることによって、このパウチは、可撓性を有しており、廃棄物の減容化にも効果的であり、焼却も容易で、環境適合型の容器と位置付けることができる。
また注出補助部材が、その先端の開口部に向かって、先細りの漏斗形状になっていることによって、詰め替え先の容器の開口部への差し込み、接続が容易になり、また詰め替え用パウチの内容物の、詰め替え先の容器の開口部に向かっての円滑で安定したフローを実現することが可能なる。したがって、詰め替え時間の短縮が可能である。
また、特に請求項2に記載の発明によれば、注出補助部材の先端の開口部は、注出補助部材が折りたたまれて平坦になった状態において、補助部材の根本から先端に向かう中心線に対して、直角方向の直線でカットした形状に形成されることによって、この部分が先細りの漏斗形状に膨らんだ時に、その開口部の切り口は、折りたたまれた際の折りたたみ線の下端部が持ち上がる形になって立体形状になり、詰め替え先の容器の開口部への差し込み、接続がより容易になる。
また、特に請求項3に記載の発明によれば、注出補助部材が、開口部を設けて先細りの漏斗形状に膨らんだ時に、その中心線を含む縦方向の断面において、片側5度~20度の角度で先細りになっていることによって、詰め替え先の容器の開口部への差し込み、接続がより容易になり、また詰め替え用パウチの内容物の、詰め替え先の容器の開口部に向かっての円滑でより安定したフローを実現することが可能なる。したがって、詰め替え時間のさらなる短縮が可能である。
また、特に請求項4に記載の発明によれば、詰め替え用パウチを構成するシート材が、ガスバリア層を含んでいることによって、内容物が外部の湿度や酸素などの環境条件によって受ける変質や劣化を防止することが可能になり、内容物の長期保存性の向上に効果的である。
図1は、本発明に係る詰め替え用パウチの一実施態様を説明するための、平面(一部透視)模式図である。 図2は、本発明に係る詰め替え用パウチの一実施態様において、注ぎ出しの状態を説明するための、平面(一部透視)模式図である。 図3は、本発明に係る詰め替え用パウチの一実施態様において、注出補助部材についてより詳細に説明するための、斜視模式図である。 図4は、詰め替え用パウチの、実際の詰め替え作業に際しての内容物のフローを説明するための、従来の詰め替え方式とその内容物のフローを説明するための、部分断面模式図である。 図5は、本発明に係る詰め替え用パウチの一実施態様において、実際の詰め替え作業に際しての、内容物のフローの改善された状態を説明するための、部分断面模式図である。
以下、本発明による詰め替え用パウチに関して、図1~図5を参照しながら、更に詳しい説明を加える。ただし本発明は、ここに示す例にのみ限定されるものではない。本発明は、請求項によって特定されるものである。
図1は、本発明に係る詰め替え用パウチの一実施態様を説明するための、平面(一部透視)模式図である。
本発明は、詰め替え用パウチ(100)に関するものであって、例えば液体や粉体などの流動性を有する内容物(30)を内部に収納可能で、開封して後他の容器に詰め替えることのできる、詰め替え用パウチ(100)である。
その構成は、プラスチックフィルムまたは紙を含むシート材を製袋してなるパウチ本体(10)と、プラスチックフィルムまたは紙を含むシート材からなる注出補助部材(20)とからなる。
したがって、本発明による詰め替え用パウチ(100)は可撓性を有しており、内容物を充填する前は、折りたたんで平坦な形状であって、内容物を充填したのちには体積が膨張する。内容物の注出が終わってからは、再び平坦な形状に折りたたむことができるため、例えば廃棄物の減容化にも効果的である。
ここでいう内容物(30)は、例えば液体であったり、顆粒あるいは粉体であったりして、流動性を有する物質が対象となる。具体的には、洗剤やシャンプーなどの液状のバストイレタリー用品や、顆粒状、粉体の調味料、食品などがこれにあたる。
したがって、パウチ本体(10)および注出補助部材(20)は、紙あるいはプラスチックフィルムなどを材料としたシートから選択して用いることができる。シート材は積層体として構成することも可能であり、紙とプラスチックフィルムの複合材として構成することも可能である。特に紙を複合材として構成する場合には、一般にプラスチックフィルム単体に比べて剛性が高く、形状保持性に優れており、例えば注出補助部材(20)に好適に用いることができる。
また、例えば内容物(30)が液体であればプラスチックフィルムなどの耐水性を有する材料が、少なくとも内容物(30)との接触面に配置されることが必要であり、シート材の層構成は、内容物や用途に応じて、適宜選択して組み合わせることができる。
また、製袋の方法に特段の制約を設けるものではないが、例えばシート材の表面に熱可塑性樹脂を配置する場合には、この層をシーラント層として、シーラント層同士を対向させて、シールして接着させ、パウチに製袋することができる。シール方法には例えばヒートシールを用いることが可能である。
図1に示す例において、パウチ本体(10)はプラスチックフィルムを基材とする積層体で構成した例であって、積層体はパウチ本体(20)の最内層側にシーラント層を有し
て、シーラント層同士を対向させて、ヒートシールしてシール部(11)で縁辺を密封して製袋した例である。
詰め替え作業に際しては、注出補助部材(20)の先端部に開口部を設けるが、開口部は開封予定線(21)に沿って、この部分を切り裂いて形成することができる。
図2は、本発明に係る詰め替え用パウチの一実施態様において、注ぎ出しの状態を説明するための平面(一部透視)模式図である。
本発明による詰め替え用パウチ(100)において、パウチ本体(10)と注出補助部材(20)とは、連続している。すなわち詰め替え用パウチ(100)は密封されており、パウチ本体(10)に収納された内容物(30)は、注出補助部材(20)を経由して、その先端部に形成される開口部(22)から、注出可能である。
図2に示すように、この詰め替えのための注出作業は、詰め替え用パウチ(100)を天地逆さにして行うことができる。また、これに先立って、注出補助部材(20)の先端に開口部(22)を設ける。
開口部(22)の形成は、注出補助部材(20)の先端部に設けた、開封予定線(21)に沿ってシート材を切り裂いて行なうことができる。例えば刃物を用いて先端部を切り取ることも可能であり、あるいは開封予定線(21)に沿って易開封機構を設けておき、手指で切り裂いて開口部(22)を設けるのでもよい。
易開封機構は、注出補助部材(20)を構成するシート材に、部分的な脆弱部を設けるものであるが、易開封機構の形成方法については、特段の制約を設けるものではない。例えば刃物やレーザーを用いた、ハーフカットによるものでもよく、切込みとプラスチックフィルムの分子配向性を用いたものの組み合わせであってもよく、適宜選択することができる。
また開封予定線(21)を、印刷手法などを用いて外側から見える面に表示しておくことも可能であって、表示がある場合には、開口部(22)の形成作業にとって利便性が高い。
また、本発明による詰め替え用パウチ(100)は、注出補助部材(20)が、その先端の開口部(22)に向かって、先細りの漏斗形状になっていることを特徴とするものである。
したがって、注出補助部材(20)には、先端部に向かって、折りたたみ線(27)と垂線(23)の間に、先細り角度(θ)を設けている。
すなわち注出補助部材(20)が、その先端の開口部(22)に向かって、先細りの漏斗形状になっていることによって、詰め替え先の容器の開口部への差し込み、接続が容易になる。
同時に詰め替え用パウチ(100)に収納された内容物(30)の、詰め替え先の容器の開口部に向かっての、円滑で安定したフローを実現することが可能なる。その結果、詰め替え時間の短縮が可能となる。
注出補助部材(20)の先端の開口部(22)は、注出補助部材(20)が折りたたみ線(27)で折りたたまれて平坦になった状態において、注出補助部材(20)の根本か
ら先端に向かう中心線(24)に対して、直角方向の直線(25)でカットした形状に形成することができる。カットされた先端部(26)は、注出補助部材(20)から分離、除去される。
図3は、本発明に係る詰め替え用パウチの一実施態様において、注出補助部材についてより詳細に説明するための、斜視模式図である。
本発明による詰め替え用パウチ(100)は、注出補助部材(20)が、内容物(30)の注ぎ出しに際して、先端に開口部(22)を設けて、先細りの漏斗形状に膨らんだ時に、その中心線を含む断面において、片側5度~20度の角度で先細りになっていることを特徴とする。
すなわち、図3に示す例において、先細りの漏斗形状に膨らんだ注出補助部材(20)の中心線(29)を含むA-B線で下方にカットした断面において、垂線C-Dと注出補助部材(20)の表面との夾角(θ2)が設けてあり、特に夾角(θ)が、
5度<夾角(θ)<20度
の範囲であるとき、詰め替え先の容器の開口部への差し込み、接続がより容易になり、また詰め替え用パウチ(100)の内容物(30)の、詰め替え先の容器の開口部に向かっての、円滑でより安定したフローを実現することが可能となり、より好ましい詰め替え用パウチ(100)を実現することができる。
なお、図2についての説明で述べたように、注出補助部材(20)には、折りたたまれて平坦になった状態において、先端部に向かって、先細り角度(θ)を設けている。
また、図2において示すように、注出補助部材(20)の先端の開口部(22)は、注出補助部材(20)が、折りたたみ線(27)で折りたたまれて平坦になった状態において、注出補助部材(20)の根本から先端に向かう中心線(24)に対して、直角方向の直線(25)でカットした形状に形成することができる。カットされた先端部(26)は、注出補助部材(20)から分離、除去される。
その結果、図3において示すように、先細りの漏斗形状に膨らんだ注出補助部材(20)の開口部(22)は、平面に折りたたまれた際の折りたたみ線(27)の下端部(28)が持ち上がる形になって、注出補助部材(20)の開口部(22)は、平面ではなく立体的な形状となって、詰め替え先の容器の開口部への差し込み、接続がより容易になる。
図4は、詰め替え用パウチの、実際の詰め替え作業に際しての内容物のフローを説明するための、従来の詰め替え方式とその内容物のフローを説明するための、部分断面模式図である。
従来の詰め替え用のパウチにおいては、詰め替えのための開口部は、円筒形(1)の先端部であって、詰め替え先容器(40)の開口部に差し込んで、内容物(30)の詰め替えを行うものである。
しかしながら、この差し込みの作業も容易ではなく、困難を伴うものであり、内容物のフローも、特に詰め替え先の容器の開口部が図4に示す例の形状である場合には、円筒形(1)との間に隘路が生じて、フローが妨げられるなどの恐れがあった。
図5は、本発明に係る詰め替え用パウチの一実施態様において、実際の詰め替え作業に際しての、内容物のフローの改善された状態を説明するための、部分断面模式図である。
本発明による詰め替え用パウチ(100)においては、詰め替え先の容器(40)の開口部に差し込む注出補助部材(20)は先細りの漏斗形状に膨らんだ状態であって、差し込みの作業を、容易にかつ安定的に行うことができる。
加えて、先細りの漏斗状になっていることによって、詰め替え先の容器(40)の開口部との間隔も、図4に示す円筒形の例に比べて広くなっており、内容物(30)のフローも改善されていることが図5に示す例からも見て取れる。
特に注出補助部材(20)が、開口部を設けて先細りの漏斗形状に膨らんだ時に、その中心線を含む縦方向の断面において、片側5度~20度の角度で先細りになっている場合には、詰め替え先の容器(40)の開口部への差し込み、接続がより容易になり、また詰め替え用パウチ(100)の内容物(30)の、詰め替え先の容器(40)の開口部に向かっての円滑で、より安定したフローを実現することが可能なる。
なお、図5に示す例においては、詰め替え先の容器(40)の開口部には、三角錐のパーツが設けられている例であり、このような場合には注出補助部材(20)の開口部(22)を、大きく開いて円形にしてから、差し込み、接続しなくても、注出補助部材(20)の開口部(22)を少し開いて押し込むことによって、三角錐のパーツによって、差し込み、開口、接続を容易に行うことができる。
このようにして、本発明によれば、詰め替え用パウチ(100)において、詰め替え先の容器との接続が容易で、かつ内容物の詰め替えが安定している、詰め替え用パウチを実現することが可能である。
ここで、本発明に係る詰め替え用パウチ(100)に関して、その材料構成について説明を加える。前述のように詰め替え用パウチ(100)はプラスチックフィルムまたは紙を含むシート材を製袋してなるパウチ本体(10)と、プラスチックフィルムまたは紙を含むシート材からなる注出補助部材(20)とからなる。
したがって、例えば耐水性など内容物に対する適合性を考慮すれば、プラスチックフィルム単体や積層体でもよく、プラスチックと紙の積層体でもよい。また、製袋するためのシーラント層を設けて、シーラント層同士を相対させて重ね、シールするなどして製袋することが可能である。
シーラント層の材質としては、熱可塑性樹脂のうちポリオレフィン系樹脂が一般的に使用され、具体的には、低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)、中密度ポリエチレン樹脂(MDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)を使用することができる。
また、エチレン-酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン-αオレフィン共重合体、エチレン-メタアクリル酸樹脂共重合体などのエチレン系樹脂や、ポリエチレンとポリブテンのブレンド樹脂や、ホモポリプロピレン樹脂(PP)、プロピレン-エチレンランダム共重合体、プロピレン-エチレンブロック共重合体、プロピレン-αオレフィン共重合体などのポリプロピレン系樹脂等を使用することができる。
シーラント層の形成には、押出機などを用いて溶融した樹脂を製膜して、積層体上に層形成することができる。あるいは、あらかじめフィルムの状態に製膜してある材料を、ラミネートによって積層することによって、シート材の表面にシーラント層を形成することも可能である。
例えば、図1に示す例にあるように、パウチ本体(10)の周縁部のシール部(11)
は、シーラント層同士が対向するよう配置され、シールされて密封されている。
また、底部(12)において、パウチ本体(10)と、折り込みつき底シート材(13)とは、シール部(11)で、シーラント層同士が対向するよう配置され、シールされて密封されており、折り込みつき底シート材(13)が内容物の充填によって、折り込みが開いて拡張して、底面を形成して詰め替え用パウチ(100)は自立可能になる。
シート材を構成することのできるプラスチックフィルムは、高分子樹脂組成物からなるフィルムであって、たとえばポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン等)、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等)、ポリアミド(ナイロンー6、ナイロンー66等)、ポリイミドなどが使用でき、用途に応じて適宜選択される。特にポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートをプラスチックフィルム基材とする場合は、フィルム強度と価格においてより好ましい。
またプラスチックフィルムは、接着剤層等を介して他の層と積層して積層体とすることができる。積層体の層構成やその材料、厚さなどは、詰め替え用パウチ(100)に要求される要求品質によって、適宜設計することができる。
例えば、詰め替え用パウチを(100)構成するシート材の積層体中に、内容物の長期保存性の向上を目的として、酸素や水蒸気の透過率を大幅に抑制するガスバリア層を設けることが可能である。
すなわち、ガスバリア層を含んでいることによって、内容物(30)が湿度や酸素などの環境条件によって受ける、変質や劣化を防止することが可能になり、内容物(30)の長期保存性の向上に効果的である。
たとえば、アルミニウムなどの金属箔はガスバリア層として極めて有効である。しかしながら、電子レンジでの加熱が想定される用途には、高周波によるスパークなどが発生するために不適当である。或いは、パウチ本体(10)に光学的透明性が求められる用途には不向きである。
そのような場合には、プラスチックフィルムの表面に無機化合物からなるガスバリア層を設けて構成されるガスバリアフィルムを用いることができる。
ガスバリアフィルムの場合には、用いられるプラスチックフィルムは、たとえばポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン等)、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等)、ポリアミド(ナイロンー6、ナイロンー66等)、ポリイミドなどが使用できる。特にポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートをプラスチックフィルム基材とする場合は、フィルム強度と価格においてより好ましい。
ガスバリアフィルムの場合、ガスバリア層は無機化合物の蒸着層、コーティング層で構成することができ、プラスチックフィルムにアンカーコートを設けた後、蒸着層、コーティング層を順次設ける。
ガスバリアフィルムのアンカーコート層には、例えばウレタンアクリレートを用いることができる。アンカーコート層の形成には、樹脂を溶媒に溶解した塗料をグラビアコーティングなど印刷手法を応用したコーティング方法を用いるほか、一般に知られているコーティング方法を用いて塗膜を形成することができる。
蒸着層を形成する方法としては,SiOやAlOなどの無機化合物を真空蒸着法を用いて、アンカーコート層を設けたプラスチックフィルム上にコーティングし、真空蒸着法による無機化合物層を形成することができる。ちなみに蒸着層の厚みは15nm~30nmが良い。
コーティング層を形成する方法としては、水溶性高分子と、(a)一種以上のアルコキシドまたはその加水分解物、または両者、あるいは(b)塩化錫の、少なくともいずれかひとつを含む水溶液あるいは水/アルコール混合水溶液を主剤とするコーティング剤をフィルム上に塗布し、加熱乾燥してコーティング法による無機化合物層を形成しコーティング層とすることができる。このときコーティング剤にはシランモノマーを添加しておくことによってアンカーコート層との密着の向上を図ることができる。
無機化合物層は真空蒸着法による塗膜のみでもガスバリア性を有するが、コーティング法による無機化合物層であるコーティング層を真空蒸着法による無機化合物層である蒸着層に重ねて形成し、ガスバリア層とすることができる。
これら2層の複合により、真空蒸着法による無機化合物層とコーティング法による無機化合物層との界面に両層の反応層を生じるか、或いはコーティング法による無機化合物層が真空蒸着法による無機化合物層に生じるピンホール、クラック、粒界などの欠陥あるいは微細孔を充填、補強することで、緻密構造が形成される。
そのため、ガスバリアフィルムとしてより高いガスバリア性、耐湿性、耐水性を実現するとともに、外力による変形に耐えられる可撓性を有するため、包装材料としての適性も具備することができる。
またガスバリア層として、たとえばSiOを用いる場合にはその被膜は光学的に透明であるために、内容物をパウチの外側から目で見ることが可能である。これらは、用途、要求品質によって適宜使い分けをすればよい。
必要に応じて、商品としてのイメージアップや、内容物についての必要な情報表示や意匠性の向上を目的として、詰め替え用パウチ(100)の外側から見える層に印刷層を設けることができる。印刷層は詰め替え用パウチ(100)の最外層に設けるのでも構わない。
ここで、印刷方法、および印刷インキには、とくに制約を設けるものではないが、既知の印刷方法の中からプラスチックフィルムまたは紙への印刷適性、色調などの意匠性、密着性、内容物が食品の場合には安全性、などを考慮すれば適宜選択してよい。
たとえば、グラビア印刷法、オフセット印刷法、グラビアオフセット印刷法、フレキソ印刷法、シルクスクリーン印刷法、インクジェット印刷法などの既知の印刷方法から選択して用いることができる。中でもグラビア印刷法は、生産性、プラスチックフィルムまたは紙への印刷適性、および絵柄の高精細度において好ましく用いることができる。
このようにして、本発明によれば、詰め替え用パウチ(100)において、詰め替え先の容器との接続が容易で、かつ内容物の詰め替えが安定している、詰め替え用パウチを提供することが可能である。
1・・・円筒形
10・・・パウチ本体
11・・・シール部
20・・・注出補助部材
21・・・開封予定線
22・・・開口部
23・・・垂線
24・・・中心線
25・・・直線
26・・・先端部
27・・・折りたたみ線
28・・・下端部
29・・・中心線
30・・・内容物
40・・・詰め替え先の容器
100・・・詰め替え用パウチ
θ1・・・先細り角度
θ2・・・夾角

Claims (4)

  1. 内容物を内部に収納可能で、開封ののち内容物を注ぎ出して、他の容器に詰め替えることのできる、詰め替え用パウチであって、
    詰め替え用パウチはプラスチックフィルムまたは紙を含むシート材を製袋してなるパウチ本体と、プラスチックフィルムまたは紙を含むシート材からなる注出補助部材とからなり、
    パウチ本体と注出補助部材とは、連続して詰め替え用パウチを構成し、密封されており、
    パウチ本体に収納された内容物は、注出補助部材を経由して、その先端部に形成される開口部から、注出可能であって、
    注出補助部材は、その先端の開口部に向かって、先細りの漏斗形状になっていることを特徴とする、詰め替え用パウチ。
  2. 前記注出補助部材の先端の開口部は、注出補助部材が折りたたまれて平坦になった状態において、補助部材の根本から先端に向かう中心線に対して、直角方向の直線でカットした形状に形成されることを特徴とする、請求項1に記載の詰め替え用パウチ。
  3. 前記注出補助部材は、開口部を設けて先細りの漏斗形状に膨らんだ時に、その中心線を含む断面において、片側5度~20度の角度で先細りになっていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の詰め替え用パウチ。
  4. 前記詰め替え用パウチを構成するシート材は、ガスバリア層を含んでなることを特徴とする、請求項1~請求項3のいずれかに記載の詰め替え用パウチ。
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