JP2023041382A - 支柱の建込み方法 - Google Patents

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【課題】 施工時における人力による調整を容易化できるようにして工事費を低減できるようにした支柱の建込み方法を創出することを課題とする。【解決手段】 独立基礎工法における支柱の建込み方法であって、所定の深さの長溝3Aを掘削し、長溝3Aの底部3aに基礎栗石11を敷設する第1工程と、基礎栗石11の上に第1コンクリート12を打設し、設置面12Aを平滑に仕上げて硬化させる第2工程と、設置面12A上に支柱1を建てるための建て込み位置を決定すると共に、建て込み位置にモルタル13を介してベースプレート20を固定する第3工程と、ベースプレート20の設置部21上に支柱1を仮固定する第4工程と、支柱1の下端部の周囲に第2コンクリート14を打設して支柱1を固定する第5工程と、を有し、第3工程において、測量手段を用いてベースプレート20の位置を調整し、設置面12A上にベースプレート20を設置する工程を有する構成とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、支柱の建込み方法に関する。
防風柵、防雪柵、飛砂防止柵、目隠しフェンス等の柵類を、建築物の脇、道路の路肩、グランド周り等に設置する場合、これら柵類を構成するH鋼、丸パイプ等からなる長尺状の支柱を所定の位置に正確に建てる必要がある。
支柱の建込み方法として、例えば十文字に配置した所定長の一対のH鋼材を主体として形成された基礎鋼材12の交差部分に、柱17の底部に設けたフランジ19の四隅をボルト20で螺子固定することにより、柱17を建て込む施工法が知られている(特許文献1参照)。
特開2002-309587号公報
しかし、上記特許文献1に記載では、施工時にレベラー22を用いて基礎鋼材(支柱)12を調整しながら建て込む必要があるが、一対のH鋼材を主体として構成される基礎鋼材12は重量物であるため、基礎鋼材12をクレーン等の重機で吊りながら施工する必要があり、基礎鋼材12の位置、高さ、向き、傾き等をプラスマイナス10mmの精度の位置決め調整を行いながら正確に建て込むには熟練を要し、時間もかかることから工事費を低減しにくいという問題がある。
本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく、施工時における人力による位置決め調整を容易化して支柱を高精度で建て込むことを可能にすると共に工事費を低減できるようにした支柱の建込み方法を創出することを課題とする。
上記課題を解決するための手段のうち、第1の主たる手段は、
連続布基礎工法における支柱の建込み方法であって、
所定の深さの長溝を掘削し、長溝の底部に基礎栗石を敷設する第1工程と、
基礎栗石の上に所厚みの第1コンクリートを打設し、その表面である設置面を平滑に仕上げて硬化させる第2工程と、
第1コンクリートの硬化後、設置面上に支柱を建てるための建て込み位置を決定すると共に、建て込み位置にモルタルを介してベースプレートを固定する第3工程と、
ベースプレートの設置部上に支柱を垂直に建てた状態で仮固定する第4工程と、
長溝内で且つ支柱の下端部の周囲に第2コンクリートを打設して支柱を固定する第5工程と、を有し、
第3工程において、測量手段を用いてベースプレートの位置を調整し、設置面上にベースプレートを設置する工程を有することを特徴とする、と云うものである。
また上記課題を解決するための手段のうち、第2の主たる手段は、
独立基礎工法における支柱の建込み方法であって
所定の深さの縦穴を掘削し、縦穴の底部に基礎栗石を敷設する第1工程と、
基礎栗石の上に、天面部に凹部が形成されたプレキャストコンクリート製の基礎ブロックを重機で吊りながら設置する第2工程と、
基礎ブロックの凹部の設置面上にモルタルを介してベースプレートを固定する第3工程と、
ベースプレートの設置部上に支柱を垂直に建てた状態で仮固定する第4工程と、
凹部内で且つ支柱の下端部の周囲にコンクリートを流し込んで支柱を固定する第5工程と、を有し、
第3工程において、測量手段を用いてベースプレートの位置を調整し、設置面上にベースプレートを設置する工程を有することを特徴とする、と云うものである。
本発明の、第1及び第2の主たる手段では、支柱を支持する部材として比較的小型軽量で扱いやすいベースプレートを採用したことにより、支柱の建て込み時の調整を容易化することが可能となる。
また本発明の他の手段は、上記いずれの手段に、ベースプレートを、プレートの上下の面に凹状に陥没形成されて成る設置部を備えたコンクリート製の部材、又は金属製のプレート上に複数のガイド片又はガイドピンを立設させると共に複数のガイド片又はガイドピンで囲まれた部分の内側に設置部を備える構成とした、との手段を加えたものである。
上記手段では、支柱の下端を設置部に配置することで支柱の横ずれを防止することができ、またモルタルを設置部に配置することでベースプレートとの付着性を向上させることができる。
また本発明の他の手段は、上記手段に、プレートが、コンクリート製、金属製、合成樹脂製(プラスチック製)、セラミック製又は石材製とした、との手段を加えたものである。
上記手段では、ベースプレートを簡単且つ安価に構成することができる。
本発明では、支柱を支えるベースプレートを採用することにより、支柱の位置、高さ、向き、傾き等を高精度に設置することができる。
また支柱の建て込みスピードを速めることで施工時間の短縮を図ることができるため、結果として工事費を低減することができる。
本発明の第1実施形態として連続布基礎工法における支柱の建込み方法を示し、(a)は支柱が使用された防風柵の縦断面図、(b)は(a)のI-I線における平面図である。 図1(a)をII矢視方向から見た部分拡大図である。 ベースプレートの第1実施例を示し、(a)はベースプレートの斜視図、(b)は(a)の縦断面図である。 ベースプレートの第2実施例を示す斜視図である。 ベースプレートの第3実施例を示し、(a)はベースプレートの縦断面図、(b)は平面図である。 ベースプレートの第4実施例を示し、(a)はベースプレートの斜視図、(b)は縦断面図、(c)は平面図である。 本発明の第2実施形態として、独立基礎工法における支柱の建込み方法を示し、(a)は支柱が使用された防風柵の縦断面図、(b)は(a)のVII-VII線における平面図である。 図7(a)の部分拡大図である。 図7(b)の部分拡大図である。 基礎ブロックの一例を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
本発明は、例えば防風柵、防雪柵、飛砂防止柵、目隠しフェンス等の柵類、あるいは看板などを建てるときに用いられる支柱の建込み方法に関するものである。支柱としてはH鋼材や管鋼材(丸パイプ)などを使用することが可能であり、以下においてはH鋼材を使用する場合を示して説明するが、支柱がH鋼材に限られないことは勿論である。
(1)連続布基礎工法における支柱の建込み方法(第1実施形態)
最初に、本発明の第1実施形態として、連続布基礎工法における支柱の建込み方法について、支柱を防風柵に用いた場合について図1乃至図3を用いて説明する。
図1は本発明の第1実施形態として連続布基礎工法における支柱の建込み方法を示し、(a)は支柱が使用された防風柵の縦断面図、(b)は(a)のI-I線における平面図、図2は図1(a)をII矢視方向から見た部分拡大図である。また図3はベースプレートの第1実施例を示し、(a)はベースプレートの斜視図、(b)は(a)の縦断面図、図4はベースプレートの第2実施例を示す斜視図、図5はベースプレートの第3実施例を示し、(a)はベースプレートの縦断面図、(b)は平面図、図6はベースプレートの第4実施例を示し、(a)はベースプレートの斜視図、(b)は縦断面図、(c)は平面図である。
第1実施形態に示す防風柵は、複数の支柱1を一定の間隔Lで建て込むと共に、隣接する支柱1と支柱1との間に複数の防風板2を高さ方向に縦積みすることにより形成されている。防風柵は、防風板2の端部を、支柱1を形成するH鋼の対向フランジ1a間に図示しないスペーサーを用いて嵌め込むことにより縦積みされて構成され、支柱1の間隔、上下、左右及び前後方向における建て込み位置、向き及び傾き等の精度を±10mmの範囲内に収めることが求められる。
連続布基礎工法を用いた支柱の建込み方法では、最初に支柱1の施工予定地の地面GLに所定の幅D及び深さDを有して長手方向に延びる長溝3Aを掘削し、長溝3Aの底部3aに基礎栗石11を敷設する(第1工程)。なお、長溝3Aの内面には土留用の型枠4を設置する。
次に、基礎栗石11の上に所定厚みの第1コンクリート12を打設し、その表面である設置面12Aを平滑に仕上げて硬化させる(第2工程)。
第1コンクリート12の硬化後、設置面12A上に支柱1を建てるための建て込み位置を±100mm以内の精度で決定すると共に、この建て込み位置にモルタル13を敷設すると共に、このモルタル13の上面にベースプレート20を±100mm以内の精度で正確に設置し固定する(第3工程)。例えばレベル、トランシット又はトータルステーション等(以下「レベル等」という)の測量手段を使用し、ベースプレート20の水平方向の位置、高さ方向の位置、向き及び傾き等についての調整を行いながら第1コンクリート12の設置面12A上にベースプレート20を高精度に設置する。
ここで、支柱1(H鋼材)の縦横の寸法が例えば100mm×100mmの場合にあっては、例えば図3にベースプレートの第1実施例として示すベースプレート20を採用することができる。図3に示すベースプレート20は、縦200mm、横200mm(面積0.04m)、高さ60mmからなるプレート22を有し、プレート22の上面及び下面の中央に深さ20mm程度の深さで凹状に陥没形成されて成る設置部21が夫々形成されたコンクリート製の部材であり、このような設置部21の縦横寸法はH鋼材からなる支柱1の下端を若干の隙間余裕を有して収容できる程度の大きさを有して形成されている。
この構成では、ベースプレート20の上面側では、支柱1の下端が凹状に陥没形成された設置部21内に配置されるため、支柱1の横ずれを防止することができる。またベースプレート20の下面側では、第1コンクリート12の設置面12Aにモルタル13を敷設し、その上にベースプレート20をセットする際に、下面側の設置部21内にモルタル13が入り込み、ベースプレート20とモルタル13との付着性を高めることができるため、ベースプレート20の横ずれを防止することができる。
またベースプレート20は、例えば図4にベースプレートの第2実施例として示すように、厚さ数mmからなる金属製(鉄板など)のプレート22上の四辺に、複数(本実施例では4ケ)の帯状のガイド片23を溶接等で夫々立設させた構成とすることもできる。プレート22の上面で且つ複数のガイド片23で囲まれた部分の内側が設置部21であり、設置部21は支柱1の下端を収容できる程度の大きさを有して形成されている。例えばベースプレート20は板厚3.2mm、縦横寸法200mm×200mm(面積0.04m)であり、ガイド片23の板厚は2.3mm、幅寸法は150mm、高さが30mmを有して構成される。第2実施例に示すベースプレート20では、支柱1の下端が複数のガイド片23で囲まれた設置部21内に配置されるため、支柱1の横ずれを防止することができる。
更に図5にベースプレートの第3実施例として示すベースプレート20は、上記第2実施例同様であるが、ベースプレート20を構成するプレート22の下面側に、上面側同様の複数のガイド片23を設けた構成である。第3実施例に示すベースプレート20では、ベースプレート20の上面側では、上記第1実施例同様に支柱1の下端が複数のガイド片23で囲まれた設置部21内に配置されるため、支柱1の横ずれを防止することができる。またベースプレート20の下面側では、第1コンクリート12の設置面12Aにモルタル13を敷設し、この上にベースプレート20をセットする際、モルタル13が複数のガイド片23で囲まれた設置部21内に入り込み、ベースプレート20とモルタル13との付着性を高めることができるため、ベースプレート20の横ずれを防止することができる。
また更に図6にベースプレートの第4実施例として示すベースプレート20は、厚さ数mmからなる金属製(鉄板など)のプレート22の上面及び下面で且つ四辺に沿う位置に、丸鋼などから成る複数(本実施例では8本)の棒状のガイドピン24を溶接等により垂設すると共に、設置部21を複数のガイドピン24の内側に配置した構成である。ベースプレート20は例えば板厚3.2mm、縦横寸法200mm×200mm(面積0.04m)であり、ガイドピン24は外径10mm、高さ10mmとすることができる。
第4実施例に示すベースプレート20では、上記同様に、上面側では支柱1の下端が複数のガイドピン24で囲まれた設置部21内に配置されるため、支柱1の横ずれを防止することができる。また下面側では、第1コンクリート12の設置面12Aにモルタル13を敷設し、この上にベースプレート20をセットする際、モルタル13が複数のガイドピン24で囲まれた設置部21内に入り込み、ベースプレート20とモルタル13との付着性を高めることができるため、ベースプレート20の横ずれを防止することができる。
上記のようなベースプレート20を用いた支柱1の建て込み方法では、いずれのベースプレート20も後述する基礎ブロック30に比較して小型且つ軽量であり、作業員の人力のみで微調整作業を行うことが可能であるため、ベースプレート20を第1コンクリート12の設置面12A上に高精度且つ短時間で設置することができる。
モルタル13が硬化した後、支柱1をベースプレート20に垂直に建てる作業を行う。この作業は、重量が軽い支柱1の場合には作業員による人力で建てることが可能であるが、重量が重い支柱1の場合には図示しないクレーン等に重機で吊りながら行う(第4工程)。
この際、支柱1の水平方向における位置、高さ方向における位置、向き及び傾き等の調整についてはレベル等の測量測手段を使用して行うが、ベースプレート20が既に微調整済みであるため、簡単に調整して施工することができる。
最後に、いずれのベースプレート20を使用した場合にあっても支柱1の下端をベースプレート20の設置部21上に載置して建て込み、仮の筋交いなどを取り付けて支柱1が動かないように仮固定する。
そして、このよう作業を建て込む複数の支柱1毎に行った後、各支柱1の下端部周囲を包み込むように第2コンクリート14を長溝3A内に打設し、各支柱1を固定して埋め戻す(第5工程)。
第2コンクリート14が完全に硬化して支柱1の建て込みが完了した後、各支柱1と各支柱1との間に複数の防風板2を高さ方向に縦積みすることにより、図1(a)に示すような防風柵が完成する。
(2)独立基礎工法における支柱の建込み方法(第2実施形態)
次に本発明の第2実施形態として、独立基礎工法における支柱の建て込み方法について説明する。
図7は本発明の第2実施形態として、独立基礎工法における支柱の建込み方法を示し、(a)は支柱が使用された防風柵の縦断面図、(b)は(a)のVII-VII線における平面図、図8は図7(a)の部分拡大図、図9は図7(b)の部分拡大図、図10は基礎ブロックの一例を示す斜視図である。なお、第2実施例では上記図5に示したベースプレート20を使用している。
図7乃至図9に示すように、本発明の第2実施形態では、上記第1実施形態同様に、最初に支柱1の施工予定地の地面GLに基礎ブロック30が入る大きさ及び深さの縦穴3Bを掘削(床堀)し、この縦穴3Bの底部3aに基礎栗石11を敷設する(第1工程)。
次に、基礎ブロック30を図示しないクレーン等の重機で吊りながら縦穴3B内の基礎栗石11の上に設置する(第2工程)。基礎ブロック30は大型且つ重く取り扱いが容易ではないため、クレーン等の重機による吊り込み作業での設置精度は±100mm程度が許容される。図10に示すように、基礎ブロック30は、例えば直方体形状から成るプレキャストコンクリート製のブロックであり、その上側の天面部には凹部31が陥没形成され、凹部31の底面に設けられた設置面32は平滑に仕上げられている。なお、第2実施形態に用いられる示す基礎ブロック30は、例えば縦横の幅d=500mm(面積0.25m)、高さd=600mmの大きさの直方体形状で形成され、凹部31は深さ300mmを有して形成されているが、この大きさに限るものではない。
続いて、第1実施例同様にベースプレート20を、基礎ブロック30に形成されている凹部31の設置面32上にモルタル13を敷設すると共に、このモルタル13の上面にベースプレート20を、例えばレベル等の測量手段を使用し、ベースプレート20の位置、高さ、向き及び傾きを微調整しながら作業員の人力のみで基礎ブロック30の凹部31内に高精度に設置する(第3工程)。この場合の基礎ブロック30に対するベースプレート20の設置精度は、上述の基礎ブロック30の設置時よりも高精度となる±10mm以内とする。ベースプレート20は基礎ブロック30よりも小型且つ軽量で取り扱いが簡単であることから、容易に設置することが可能である。
なお、第2実施形態においては上面及び下面の両方にガイド片23を備えたベースプレート20(図5参照)を用いて説明しているが、その他のベースプレート20(図3、図4又は図6参照)であっても良いことは勿論である。
モルタル13が硬化した後、第1実施例同様に、支柱1を図示しないクレーン等の重機で吊りながらベースプレート20に垂直に建て込む作業をレベル等の測量手段を使用しながら行う(第4工程)が、ベースプレート20は既に微調整済みであるため、簡単に調整して支柱1を施工することができる。
最後に、いずれのベースプレート20を使用した場合にあっても支柱1の下端を設置部21上に載置し、仮の筋交いなどを取り付けて垂直に建て込んだ支柱1が動かないように仮固定する。
そして、このような作業を建て込む複数の支柱1毎に行った後、各支柱1の下端部周囲を包み込むように第2コンクリート15を凹部31内に打設し、各支柱1を固定して埋め戻す(第5工程)。なお、必要に応じて縦穴3Bを掘削した際に出土した土を埋め戻す作業を行う。
更に、第2コンクリート14が完全に硬化して支柱1の建て込みが完了した後、各支柱1と各支柱1との間に複数の防風板2を高さ方向に縦積みすることにより、図7(a)に示すような防風柵が完成する。
このように第2実施形態においては、支柱1の建て込む際の調整として、クレーン等の重機を使用しながら重量物から成る基礎ブロック30を縦穴3B内に高精度に設置しなければならない場合に比較し、低い精度で設置可能な基礎ブロック30の内部に小型で軽いベースプレート20を作業員の人力のみで高精度に設置することで可能となるため、支柱1の建て込みを簡単且つ短時間で行うことが可能となり、結果としては工事費を低減することができる。
以上、実施例に沿って本発明の構成とその作用効果について説明したが、本発明の実施の形態は上記実施例に限定されるものではない。
例えば、上記第1及び第2実施形態では、ベースプレート20をコンクリート製の場合と金属製の場合を示して説明したが、その他例えば合成樹脂製(プラスチック製)、セラミック製、石材製など他の材料で形成される構成であってもよい。
また上記第2実施形態では、基礎ブロック30として直方体形状から成るプレキャストコンクリート製のブロックを示して説明したが、基礎ブロック30の形状はこれに限られるものではなく、その他例えば円柱形状又は三角柱形状、五角柱形状、六角柱形状などの多角柱形状であってもよい。
本発明は、柵用又は看板用の支柱の建て込み方法の分野における用途展開を更に広い領域で図ることができる。
1 : 支柱
1a : 対向フランジ
2 : 防風板
3A : 長溝
3B : 縦穴
3a : 底部
4 : 型枠
11 : 基礎栗石
12 : 第1コンクリート
13 : モルタル
14 : 第2コンクリート
15 : コンクリート
20 : ベースプレート(基礎板)
21 : 設置部
22 : プレート
23 : ガイド片
30 : 基礎ブロック
31 : 凹部
32 : 設置面
GL : 地面

Claims (4)

  1. 連続布基礎工法における支柱の建込み方法であって、
    所定の深さの長溝(3A)を掘削し、該長溝(3A)の底部(3a)に基礎栗石(11)を敷設する第1工程と、
    該基礎栗石(11)の上に所厚みの第1コンクリート(12)を打設し、その表面である設置面(12A)を平滑に仕上げて硬化させる第2工程と、
    該第1コンクリート(12)の硬化後、前記設置面(12A)上に支柱(1)を建てるための建て込み位置を決定すると共に、該建て込み位置にモルタル(13)を介してベースプレート(20)を固定する第3工程と、
    該ベースプレート(20)の設置部(21)上に支柱(1)を垂直に建てた状態で仮固定する第4工程と、
    前記長溝(3A)内で且つ前記支柱(1)の下端部の周囲に第2コンクリート(14)を打設して前記支柱(1)を固定する第5工程と、を有し、
    前記第3工程において、測量手段を用いて前記ベースプレート(20)の位置を調整し、前記設置面(12A)上に前記ベースプレート(20)を設置する工程を有することを特徴とする支柱の建て込み方法。
  2. 独立基礎工法における支柱の建込み方法であって
    所定の深さの縦穴(3B)を掘削し、該縦穴(3B)の底部(3a)に基礎栗石(11)を敷設する第1工程と、
    該基礎栗石(11)の上に、天面部に凹部(31)が形成されたプレキャストコンクリート製の基礎ブロック(30)を重機で吊りながら設置する第2工程と、
    該基礎ブロック(30)の凹部(31)の設置面(32)上にモルタル(13)を介してベースプレート(20)を固定する第3工程と、
    該ベースプレート(20)の設置部(21)上に支柱(1)を垂直に建てた状態で仮固定する第4工程と、
    前記凹部(31)内で且つ前記支柱(1)の下端部の周囲にコンクリート(15)を流し込んで前記支柱(1)を固定する第5工程と、を有し、
    前記第3工程において、測量手段を用いて前記ベースプレート(20)の位置を調整し、前記設置面(32)上に前記ベースプレート(20)を設置する工程を有することを特徴とする支柱の建て込み方法。
  3. ベースプレート(20)を、プレート(22)の上下の面に凹状に陥没形成されて成る設置部(21)を備えたコンクリート製の部材、又は金属製のプレート(22)上に複数のガイド片(23)又はガイドピン(24)を立設させると共に前記複数のガイド片(23)又はガイドピン(24)で囲まれた部分の内側に設置部(21)を備える構成とした請求項1又は2記載の支柱の建て込み方法。
  4. プレート(22)が、コンクリート製、金属製、合成樹脂製(プラスチック製)、セラミック製又は石材製とした請求項3記載の支柱の建て込み方法。
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